JP2018172311A - 害虫防除用エアゾール - Google Patents

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雅代 菅野
安芸 誠悦
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Abstract

【課題】害虫を防除するのに有用な害虫防除用エアゾールについて提供する。【解決手段】害虫防除成分、溶剤、および噴射剤を含有する害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、前記噴射用ボタンには噴射用ノズルが取り外し可能に付設されており、かつ、 前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(D1)と出口側の内径(D2)が同じであることを特徴とする害虫防除用エアゾール。【選択図】図1

Description

本発明は害虫を防除するのに有用な害虫防除用エアゾールに関するものである。
ハエ、カ、ゴキブリなどの害虫防除用エアゾールとは主に害虫防除成分を溶剤に溶解し、それを液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)などの噴射剤で耐圧容器に充填した製剤である。該エアゾールは、例えば、大気中や室内空間中に向けて噴霧して使用されるか、害虫へ直接噴霧して使用される。また、害虫の生息場所や侵入場所に噴霧して使用される。
例えば、家屋の床下などでは水が溜まるなどしてコバエ類の発生源となる、あるいはシロアリや種々の害虫の生息場所となる場合がある。このような状況において、床下の通気口などから害虫防除用エアゾールを噴霧する方法が考えられるが、床下の通気口からではエアゾールの噴霧方向を定めにくいために、害虫防除成分が害虫の生息場所まで届かず十分な防除効果が発揮できない場合があった。
特開2008−94769号公報
本発明の目的は、床下などの狭い空間においても、エアゾールから3〜4m離れた場所に生息する害虫に対して正確に噴霧して確実に害虫を防除できるエアゾールを提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意種々の研究を行った結果、特定の範囲にある害虫防除成分、溶剤、噴射剤を組み合わせることにより、本発明を完成させたものである。即ち本発明は、
〔1〕
害虫防除成分、溶剤、および噴射剤を含有する害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、
前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、
前記噴射用ボタンには、噴射用ノズルが取り外し可能に付設されており、かつ、
前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(D1)と出口側の内径(D2)が同じであることを特徴とする害虫防除用エアゾール。
〔2〕
噴射用ノズルの入口側の内径(D1)、及び出口側の内径(D2)が0.8〜1.5mmであり、噴射用ノズルの長さが3cm〜20cmであることを特徴とする〔1〕に記載の害虫防除用エアゾール。
〔3〕
害虫防除成分を0.1〜5重量%、溶剤を3〜60重量%、及び噴射剤を35.0〜96.9重量%含有することを特徴とする〔1〕もしくは〔2〕に記載の害虫防除用エアゾール。
〔4〕
害虫防除成分として、ピレスロイド系化合物、ネオニコチノイド系化合物、幼若ホルモン様化合物、表皮硬化剤(皮膚硬化剤)、キチン合成阻害剤から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
〔5〕
害虫防除成分として、
式(1)
Figure 2018172311

式中、Rはハロゲンまたは水素を表わし、
はハロゲンを表わし、
Xは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
mは1、2または3の数を表わし、その際に置換基Xは同一もしくは相異なることができ、
Yは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
nは1、2、3または4の数を表わし、その際に置換基Yは同一もしくは相異なることができ、
は水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルコキシハロアルキルまたはO-Rを表わし、ここに
Rはハロアルキルまたは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基を表わし、ここに
Zは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、そして
pは1、2、3または4の数を表わし、その際にZは同一もしくは相異なることができ、
はハロゲンまたはハロアルキルを表わし、そして
QはCHまたはNを表わす、
のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分を含有することを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
〔6〕
害虫防除成分として、
式(1)
Figure 2018172311
式中、
はフッ素、塩素または水素を表わし、
はフッ素及び塩素を表わし、
Xは水素を表わし、
mは3の数を表わし、
Yは水素、フッ素及び/または塩素、CFを表わし、
nは1、2、3または4の数を表わし、ここにYが同一もしくは相異なることができ、
は水素、フッ素、塩素、CFまたはORを表わし、ここに
Rは炭素原子1〜3個並びに塩素及び/またはフッ素原子1〜7個を有するハロアルキルまたはハロアルコキシハロアルキルを表わすか、あるいは
Rは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基を表わし、ここに
Zは水素、フッ素及び/または塩素を表わし、
pは1、2、3または4の数を表わし、ここに置換基Zが同一もしくは相異なり、
は炭素原子1〜6個並びにフッ素及び/または塩素原子1〜13個を有するハロアルキルを表わし、そして
QはCHまたはNを表わす、
のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分を含有することを特徴とする〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
〔7〕
前記害虫防除用エアゾールの噴霧粒子の平均粒子径が10μm未満となるような噴射用ノズルが取り外し可能に付設されている噴射用ボタンを備え、噴霧量が1m2当たり10〜15mLになることを特徴とする害虫防除用エアゾール。
〔8〕
〔1〕〜〔7〕のいずれか1項に記載の害虫防除用エアゾールを床下などの狭い空間で害虫の生息場所およびその周辺に散布することにより、害虫を防除することを特徴とする害虫の防除方法。
〔9〕
前記害虫は、シロアリ、または双翅目害虫であることを特徴とする〔8〕に記載の害虫の防除方法。
本発明を用いることにより、匍匐害虫など種々の害虫防除をすることができる。
害虫防除用エアゾールの噴射用ボタンと、噴射用ノズルの断面図である。 害虫防除用エアゾールの噴射用ボタンに噴射用ノズルを接続した断面図である。 床下の見取り図 である。
本発明の害虫防除用エアゾールは、害虫防除成分としてピレスロイド系化合物、ネオニコチノイド系化合物、幼若ホルモン様化合物、キチン合成阻害剤、表皮硬化剤から選ばれる少なくとも1種と、それを溶解希釈するための溶剤とを含むエアゾール原液と、噴射剤としての液化ガスとから構成される。
ここで、ピレスロイド系化合物の例としては、アクリナトリン、アレスリン、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、エンペントリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルフェンプロックス、フルメトリン、フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリン、レスメトリン、シグマ−サイパーメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、アルファシペルメトリン、ゼータシペルメトリン、ラムダシハロトリン、ガンマシハロトリン、フラメトリン、タウフルバリネート、メトフルトリン、プロフルトリン、メパフルトリン、ジメフルトリン、モンフルオロトリン等が挙げられ、
ネオニコチノイド系化合物の例としては、イミダクロプリド、ニテンピラム、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ジノテフラン、及びクロチアニジン等が挙げられ、
幼若ホルモン様化合物の例としては、ピリプロキシフェン等が挙げられ、
表皮硬化剤(皮膚硬化剤)の例としては、シロマジン等が挙げられ、
キチン合成阻害剤の例としては、以下の式に示すような化合物が挙げられる。
式(1)
Figure 2018172311
式中、Rはハロゲンまたは水素を表わし、
はハロゲンを表わし、
Xは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
mは1、2または3の数を表わし、その際に置換基Xは同一もしくは相異なることができ、
Yは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
nは1、2、3または4の数を表わし、その際に置換基Yは同一もしくは相異なることができ、
は水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルコキシハロアルキルまたはO-Rを表わし、ここに
Rはハロアルキルまたは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基を表わし、ここに
Zは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、そして
pは1、2、3または4の数を表わし、その際にZは同一もしくは相異なることができ、
ハロゲンまたはハロアルキルを表わし、そして
QはCHまたはNを表わす、
のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分が挙げられる。
好ましくは
式中、
がフッ素、塩素または水素を表わし、
がフッ素及び塩素を表わし、
Xが水素を表わし、
mが3の数を表わし、
Yが水素、フッ素及び/または塩素、CFを表わし、
nが1、2、3または4の数を表わし、ここにYが同一もしくは相異なることができ、
が水素、フッ素、塩素、CFまたはORを表わし、ここに
Rが炭素原子1〜3個並びに塩素及び/またはフッ素原子1〜7個を有するハロアルキルまたはハロアルコキシハロアルキルを表わすか、或いは
Rは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基を表わし、ここに
Zは水素、フッ素及び/または塩素を表わし、
pは1、2、3または4の数を表わし、ここに置換基Zが同一もしくは相異なり、
は炭素原子1〜6個並びにフッ素及び/または塩素原子1〜13個を有するハロアルキルを表わし、そして
QはCHまたはNを表わす、
のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分が挙げられる。
ベンゾイルウレアは、以下の化合物(1)〜(10)が好ましく、なかでも化合物(3)が特に好ましい。
化合物(1)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=4)であり、Rは塩素である化合物である。
化合物(2)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=1)、フッ素(n=1)、塩素(n=2)であり、(2−フッ素、3−塩素、5−塩素、)であり、Rはフッ素である化合である。
化合物(3)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=1)、塩素(n=1)、CF3(n=2)であり、(2−塩素、3−CF3、5−CF)であり、Rは水素である化合物である。
化合物(4)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=2)、塩素(n=2)であり、(3−塩素、5−塩素)であり、RはOCFCHFである化合物である。
化合物(5)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=2)、塩素(n=2)であり、(2−塩素、5−塩素)であり、RはOCFCHFCFである化合物である。
化合物(6)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=1)、フッ素(n=1)、塩素(n=2)であり、(2−フッ素、3−塩素、5−塩素)であり、RはOCFCHFCFである化合物である。
化合物(7)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=3)、塩素(n=1)であり、(3−塩素)であり、RはOCFCHFOCFである化合物である。
化合物(8)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=2)、塩素(n=2)であり、(3−塩素、5−塩素)であり、RはORであり、
Rは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基の
Zは水素(p=2)、塩素(p=1)であり、(3−塩素)であり、RはCFであり、QはNである化合物である。
化合物(9)は、式(1)のRはフッ素であり、Rはフッ素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=3)、フッ素(n=1)であり、(2−フッ素)であり、RはORであり、
Rは式(2)
Figure 2018172311
の置換されたフェニル基の
Zは水素(p=2)、塩素(p=1)であり、(2−塩素)であり、RはCFであり、QはCHである化合物である。
化合物(10)は、式(1)のRは水素であり、Rは塩素であり、Xは水素(m=3)であり、Yは水素(n=4)であり、RはOCFである化合物である。
これら害虫防除成分の含有量は、防除の対象とする害虫に対して防除効果を発揮する量であればよく、エアゾール原液中に0.1〜5重量%が好ましい。
本発明の溶剤としては、水の他、エタノールやイソプロパノール等の一価アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチルジグリコール等のグリコール系溶剤 およびその誘導体、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の含窒素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤等を挙げることができるが、ブチルジグリコールが好ましい。本発明の溶剤の含有量は3〜60重量%が好ましい。また、溶剤は1種類のみを用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
本発明の噴射剤としては、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、HFO−1234Ze、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気等の圧縮ガスがあげられ、そのうちの1種または2種以上を適宜用いることができるが、LPG又はDMEが好ましい。噴射剤の含有量は35.0〜96.9重量%の範囲内が好ましい。
本発明の害虫防除組成物は、基本的には害虫防除成分、溶剤及び噴射剤により構成されるが、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分を適宜含有していてもよい。例えば、当該他の成分として、前記害虫防除成分以外の合成品あるいは天然由来の害虫防除成分、防除剤、香料、害虫防除成分溶解助剤、などを含有させてもよい。
本発明の害虫防除用エアゾールは、前記害虫防除剤を収容するエアゾール容器に装着された噴射用ボタンに、噴射用ノズルが取り外し可能に付設されていることに特徴を有する。
噴射用ノズルは害虫防除剤を噴出させるためのもので、エアゾール容器から流出した害虫防除剤は、噴射用ノズルに流入し、さらにノズルの流路を通して噴射口から噴出される。そして、噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(D1)と出口側の内径(D2)が同じである。
本発明の害虫防除用エアゾールで用いる噴射用ノズルの具体的な構成としては、噴射用ノズルの入口側の内径(D1)、及び出口側の内径(D2)が0.8〜1.5mmであることが好ましく、さらに、前記噴射用ノズルの長さが3cm〜20cmであることが好ましく、より好ましくは5cm〜15cmである。
本発明の害虫防除用エアゾールは、本発明の害虫防除用エアゾール組成物がエアゾール容器に充填されてなるものである。エアゾール容器としては特に限定はなく、例えば、耐圧容器、エアゾールバルブ、アクチュエーター等を備えた公知のエアゾール容器を用いることができる。
本発明の害虫防除方法は、本発明の害虫防除組成物を、害虫の生息する場所に適用するものである。例えば、本発明の害虫防除組成物を、害虫に対して直接噴霧することを含めて、害虫の生息する場所に噴霧等をすることにより、害虫を防除することができる。
本発明の防除対象となる害虫としては、以下のものが挙げられる。
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリ、タイワンシロアリ、コウシュンシロアリ、サツマシロアリ、ナカジマシロアリ)、カタンシロアリ、コダマシロアリ、クシモトシロアリ、オオシロアリ、コウシュウイエシロアリ、アマミシロアリ、キアシシロアリ、カンモンシロアリ、タカサゴシロアリ、ニトベシロアリ、ムシャシロアリ等のシロアリ類、ヤシリアゲアリ、アミメアリ、イエヒメアリ、ヒメアリ、オオズアリ、トビイロシワアリ、ハキリアリ、アカカミアリ、オオハリアリ、アギトアリ、クロヤマアリ、クロオオアリ、カーペンターアント、トビイロケアリ、ルリアリ、グンタイアリ等のアリ類、トビズムカデ、アオズムカデ等のムカデ類、ゲジ類、ヤケヤスデ、アカヤスデ等のヤスデ類、ヒラタチャタテ等のチャタテムシ類、ジョロウグモ、イエオニグモ、オオヒメグモ、コガネグモ、カバキコマチグモ、セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモ、イエユウレイグモ等のクモ類、タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシ等のシバンムシ類、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、コワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等のゴキブリ類、アオクサカメムシ、ホソヘリカメムシ、オオトゲシラホシカメムシ、トゲシラホシカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、アカスジメクラガメ、アカヒゲホソミドリメクラガメ等のカメムシ類、カマドウマ類、オカダンゴムシ等のダンゴムシ類、ワラジムシ類、セスジユスリカ、ウスイロユスリカ、ハイイロユスリカ、オオユスリカ、アカムシユスリカ等のユスリカ類、及びオオチョウバエ、ホシチョウバエ等のチョウバエ類・コシアキノミバエ、オオキモンノミバエ等のノミバエ類・キイロショウジョウバエ等のショウジョウバエ類等のコバエ類等が挙げられ、特にシロアリ、または双翅目害虫に優れた防除効果が期待できる。
以下に、実施例により、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
本発明化合物(3)0.35gおよびジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトールTMソルベント)(ダウ・ケミカル日本株式会社)9.65gを混合して得たエアゾール原液10.0gを内容積200mLのエアゾール缶 に入れ、噴射剤として液化石油ガス(LPG)104.5gを充填した。取り外し可能に付設されている噴射用ノズルを備えた噴射用ボタンをこのエアゾール缶に取り付けて、本発明の害虫防除用エアゾールを得た。尚、この取り外し可能に付設されている噴射用ノズルの入口側の内径と出口側の内径は同じであり、1.5mmであった。
(実施例2)
本発明化合物(3)0.35gおよびジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトールTMソルベント)(ダウ・ケミカル日本株式会社)9.65gを混合して得たエアゾール原液10.0gを内容積200mLのエアゾール缶に入れ、噴射剤として液化石油ガス(LPG)104.5gを充填した。取り外し可能に付設されている噴射用ノズルを備えた噴射用ボタンをこのエアゾール缶に取り付けて、本発明の害虫防除用エアゾールを得た。尚、この取り外し可能に付設されている噴射用ノズルの入口側の内径と出口側の内径は同じであり、0.9mmであった。
(比較例1)
本発明化合物(3)0.35gおよびジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトールTMソルベント)(ダウ・ケミカル日本株式会社)9.65gを混合して得たエアゾール原液10.0gを内容積200mLのエアゾール缶に入れ、噴射剤として液化石油ガス(LPG)104.5gを充填した。取り外し可能に付設されている噴射用ノズルを備えた噴射用ボタンをこのエアゾール缶に取り付けて、害虫防除用エアゾールを得た。尚、この取り外し可能に付設されている噴射用ノズルの入口側の内径と出口側の内径は同じであり、0.6mmであった。
(試験例1)
図3に示すように、家屋の床下(長さ4m、幅3.4m、図3)の一方の端側に、直径9cmの濾紙を3枚設置した。濾紙を設置した側と反対側の床下通気口から、実施例1、2および比較例1で得られたエアゾールを5秒間噴霧した。噴霧処理24時間後に該濾紙を回収し、直径9cmのシャーレ内に収納し、水分を加えて、イエシロアリ職蟻50頭を放ち、40日後の死亡率を求めた。試験結果を表1に示す。
Figure 2018172311
試験例2
家屋の床下(長さ4m、幅3.4m、図3)の一方の端側に、直径9cmの濾紙を3枚設置した。濾紙を設置した側と反対側の床下通気口から、実施例1、2および比較例1で得られたエアゾールを5秒間噴霧した。噴霧処理24時間後に該濾紙を回収し、プラスチックカップ(底面の直径8cm、上面の直径10cm、高さ4.5cm)内に収納し、水分を加えて、濾紙の一部分が水面から出るように配置した。また、水面に乾燥酵母エビオス粉末(アサヒフードアンドヘルスケア株式会社)約2mgを加えた。次に、これらをナイロンケージ(20cm×20cm×30cm)内に収納し、また、比較として、無処理の濾紙を用いて同様に準備したオオチョウバエ成虫50頭を放虫した。尚、ナイロンケージ内には、1%砂糖水を含浸させた脱脂綿を吊り下げた。その後、3週間後に、2齢以上に成長している幼虫の数を数えた。ただし、その頭数が200頭を超える場合は、200頭とした。
試験結果は、以下の式により、幼虫成長阻害率(%)を求めた。
幼虫成長阻害率(%)=(無処理区の2齢以上の幼虫数 ― 試験区の2齢以上の幼虫数)/無処理区の2齢以上の幼虫数x100
試験結果を表2に示す。
Figure 2018172311
本発明は、床下などの狭い空間においても、エアゾールから3〜4m離れた場所に生息する害虫に対して正確に噴霧して確実に害虫を防除できる。
1. 害虫防除用エアゾール
2. エアゾール容器
3. 噴射用ボタン
4. 噴射用ノズル
5. 噴射用ノズルの入口側
6. 噴射用ノズルの出口側
D1.噴射用ノズルの入口側の内径
D2.噴射用ノズルの出口側の内径

Claims (9)

  1. 害虫防除成分、溶剤、および噴射剤を含有する害虫防除剤を収容したエアゾール容器と、前記エアゾール容器に収容された前記害虫防除剤を噴射するための噴射用ボタンを備えた害虫防除用エアゾールにおいて、前記噴射用ボタンには噴射用ノズルが取り外し可能に付設されており、かつ、 前記噴射用ノズル内における噴射流路の入口側の内径(D1)と出口側の内径(D2)が同じであることを特徴とする害虫防除用エアゾール。
  2. 噴射用ノズルの入口側の内径(D1)及び出口側の内径(D2)が0.8〜1.5mmであり、噴射用ノズルの長さが3cm〜20cmであることを特徴とする請求項1に記載の害虫防除用エアゾール。
  3. 害虫防除成分を0.1〜5重量%、溶剤を3〜60重量%、および噴射剤を35.0〜96.9重量%含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の害虫防除用エアゾール。
  4. 害虫防除成分として、ピレスロイド系化合物、ネオニコチノイド系化合物、幼若ホルモン様化合物、表皮硬化剤(皮膚硬化剤)及び、キチン合成阻害剤から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
  5. 害虫防除成分として、
    式(1)
    Figure 2018172311
    式中、Rはハロゲンまたは水素を表わし、
    はハロゲンを表わし、
    Xは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
    mは1、2または3の数を表わし、その際に置換基Xは同一もしくは相異なることができ、
    Yは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、
    nは1、2、3または4の数を表わし、その際に置換基Yは同一もしくは相異なることができ、
    は水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロアルコキシハロアルキルまたはO-Rを表わし、ここに
    Rはハロアルキルまたは式(2)
    Figure 2018172311
    の置換されたフェニル基を表わし、ここに
    Zは水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシまたはハロアルコキシを表わし、そして
    pは1、2、3または4の数を表わし、その際にZは同一もしくは相異なることができ、
    ハロゲンまたはハロアルキルを表わし、そして
    QはCHまたはNを表わす、
    のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分を含有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
  6. 害虫防除成分として、
    式(1)
    Figure 2018172311

    式中、
    はフッ素、塩素または水素を表わし、
    はフッ素及び塩素を表わし、
    Xは水素を表わし、
    mは3の数を表わし、
    Yは水素、フッ素及び/または塩素、CF3を表わし、
    nは1、2、3または4の数を表わし、ここにYは同一もしくは相異なることができ、
    は水素、フッ素、塩素、CFまたはORを表わし、ここに
    Rは炭素原子1〜3個並びに塩素及び/またはフッ素原子1〜7個を有するハロアルキルまたはハロアルコキシハロアルキルを表わすか、あるいは
    Rは式(2)
    Figure 2018172311
    の置換されたフェニル基を表わし、ここに
    Zは水素、フッ素及び/または塩素を表わし、
    pは1、2、3または4の数を表わし、ここに置換基Zが同一もしくは相異なり、
    は炭素原子1〜6個並びにフッ素及び/または塩素原子1〜13個を有するハロアルキルを表わし、そして
    QはCHまたはNを表わす、
    のベンゾイルウレアから選ばれる少なくとも1種の化合物からなる害虫防除成分を含有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の害虫防除用エアゾール。
  7. 前記害虫防除用エアゾールの噴霧粒子の平均粒子径が10μm未満となるような噴射用ノズルが取り外し可能に付設されている噴射用ボタンを備え、噴霧量が1m当たり10〜15mLになることを特徴とする害虫防除用エアゾール。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の害虫防除用エアゾールを床下などの狭い空間で害虫の生息場所およびその周辺に散布することにより、害虫を防除することを特徴とする害虫の防除方法。
  9. 前記害虫は、シロアリ、または双翅目害虫であることを特徴とする請求項7に記載の害虫の防除方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020111071A1 (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 アース製薬株式会社 匍匐害虫の防除方法および匍匐害虫防除用エアゾール装置

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