JP2018171195A - 乗物用シート - Google Patents

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章三 園田
Shozo Sonoda
章三 園田
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Abstract

【課題】足載せの表裏両面にパッド材を適切に設定できるようにすること。
【解決手段】シートバックの背裏部に後倒し状に展開されて使用される後席用のオットマン10(足載せ)が設けられたシートである。オットマン10が、強度部材となる平板状のパネルフレーム11と、パネルフレーム11の表裏両面に積層状に設けられて外部荷重を弾性的に受け止めるパッド材12と、を有する。パネルフレーム11の面内方向の中間部に面内方向の外周部から離れた形で板厚方向に貫通する貫通孔11Bが形成されている。パネルフレーム11が上記の貫通孔11Bを通ってパッド材12が表裏両面に一体的に積層される形に発泡成形されたインサートフレームとして構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートバックの背裏部に後倒し状に展開されて使用される後席用の足載せが設けられた乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、シートバックの背裏部に、同背裏部から後倒し状に展開されて使用される後席用の足載せが設けられた構成が知られている(特許文献1)。上述した足載せは、その不使用時には、上述したシートバックの背裏部に形成された凹部内に収められてシートバックの背裏部から張り出さない状態に保持されるようになっている。
特許第5138256号
上記従来技術では、足載せの表裏両面に感触を和らげるためのパッド材を設定しようとすると、内部のフレーム材の嵩張りにより足載せ全体の厚みが大きくなってしまう共にパッド材のフレーム材に対する組み付けがしづらくなってしまう。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、足載せの表裏両面にパッド材を適切に設定できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックの背裏部に後倒し状に展開されて使用される後席用の足載せが設けられた乗物用シートである。足載せが、強度部材となる平板状のパネルフレームと、パネルフレームの表裏両面に積層状に設けられて外部荷重を弾性的に受け止めるパッド材と、を有する。パネルフレームの面内方向の中間部に面内方向の外周部から離れた形で板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている。パネルフレームが貫通孔を通ってパッド材が表裏両面に一体的に積層される形に発泡成形されたインサートフレームとして構成されている。
この第1の発明によれば、足載せの強度部材を平板状のパネルフレームにより構成しつつも、パネルフレームの中間部に設けた貫通孔を通してパッド材をパネルフレームの表裏両面の面内方向の広い範囲に亘って適切に行き渡らせた状態に成形することができる。したがって、足載せを過度に厚肉化することなくその表裏両面にパッド材を簡便かつ適切に一体化させた状態に組み付けることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 オットマン単体の平面図である。 オットマン単体の側面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図2のV-V線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《シート1の概略構成について》
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の左右方向を指し、「シート高さ方向」と示す場合には、シート1の上下方向を指し、「シート前後方向」と示す場合には、シート1の前後方向を指すものとする。
本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の前側座席として構成されており、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、不図示のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されている。また、シートクッション3は、車両のフロアに対して、図示しない左右一対のスライドレールを間に介してシート前後方向の位置を調節することができる状態に連結されている。
上述したシートバック2の背裏部には、不図示の後側座席の着座者が後倒し状に展開させて使用することのできる略平板形状のオットマン10が設けられている。ここで、上述したオットマン10が本発明の「足載せ」に相当する。上述したオットマン10は、上述したシートバック2の背裏部から後倒し状に展開されることにより、上述した不図示の後側座席に座る着座者の左右の下腿部から踵にかけての部分を上側から載せて面状に下支えすることのできる後傾姿勢へと切り換えられるようになっている(図1の実線状態)。
また、上述したオットマン10は、その不使用時には、上述したシートバック2の背裏部に前起し状に跳ね上げられることにより、シートバック2の背裏部に重ね合わされたコンパクトな形に格納されるようになっている(図1の仮想線状態)。上述したオットマン10は、図2〜図5に示すように、その内部骨格を成す金属製平板状のパネルフレーム11と、パネルフレーム11の表裏両面に跨って積層状に設けられて外部荷重を弾性的に受け止める発泡ウレタン製のパッド材12と、パッド材12の外表面全体に被覆されたファブリック製のカバー材13と、を有する。
上述したパネルフレーム11は、上述したオットマン10の外周縁を残す面内方向の略全域に亘って広く面を延ばす平板形状に形成されている。そして、図2に示すように、上述したパネルフレーム11には、その外周縁を残す面内方向の中間領域の広い範囲に亘って、正円形状に刳り貫かれた複数の貫通孔11Bが形成されている。また、上述したパネルフレーム11の前面側の左右両サイドの下端側部位には、それぞれ、図1で上述したシート1への取り付け部材となる取付アーム11Aが一体的に延び出す形に溶接されている。上述した各取付アーム11Aは、それぞれ、図3に示すように、上述したパネルフレーム11の前面に被覆されるパッド材12やカバー材13を突き抜けて、図1で上述したシート1の関係する各箇所に取り付けられている。上記取り付けにより、オットマン10が、上述した各取付アーム11Aを介して、シート1に対して起倒回転による展開格納が可能な状態に取り付けられた状態とされている。
パッド材12は、その発泡成形時に上述したパネルフレーム11がその成形型内にセットされてパネルフレーム11と一体的に発泡成形された一体発泡材として構成されている。詳しくは、上述したパッド材12は、その発泡成形時に上述したカバー材13もその成形型内の成形面に合わされた形にセットされて、カバー材13の中にウレタン原料が注入されて発泡成形されることで、カバー材13とも一体的に発泡成形された一体発泡材として構成されている。
上記パッド材12は、上記のようにパネルフレーム11とカバー材13とに一体発泡工法によって一体化された状態に成形されていることにより、カバー材13の取り付けによるテンションによってパネルフレーム11に位置固定される構成と比べて、高い形状出しの自由度と安定した位置固定と良好な弾性とを発揮可能な構成とされている。詳しくは、上述したパッド材12は、次のようにパネルフレーム11に対してその表裏両面の面内方向の広い範囲に亘ってウレタン原料を隈なく行き渡らせた状態となって成形されている。
すなわち、上述したパッド材12は、その成形型内にパネルフレーム11がセットされて一体的に発泡成形される際、パネルフレーム11の外周縁を残す中間領域に複数の貫通孔11Bが形成されていることにより、その成形型内に注入されたウレタン原料が、パネルフレーム11の外周を通る他、各貫通孔11Bを通ってその表裏両面の面内方向の広い範囲に亘って行き渡らされて、成形型内に隈なく行き渡らされた状態に発泡成形されるようになっている(図4〜図5参照)。
そして、上記のようにパネルフレーム11の中間領域にパッド材12の流通を良くすることのできる貫通孔11Bが複数形成されていることにより、パネルフレーム11の構造強度を過度に低下させることなくパネルフレーム11の軽量化を適切に図ることができる。詳しくは、上述したパネルフレーム11に対して各貫通孔11Bが外周縁に開口する形ではなく外周縁から離れた中間領域に形成されていることから、パネルフレーム11の外周縁の構造強度を過度に低下させないようにすることができる。また、各貫通孔11Bがパネルフレーム11の外周縁に開口する形とはなっていないことから、パネルフレーム11の外周縁に各貫通孔11Bの開口によるエッジを立たせない構成とすることもできる。
上述したオットマン10は、上述したようにパッド材12がパネルフレーム11の表裏両面に対して面内方向の広い範囲に亘って隈なく行き渡らされた状態に一体成形されていることにより、オットマン10が後倒し状に展開されて使用される時にも、オットマン10がシートバック2の背裏部に重ね合わされた状態に格納される時にも、使用者が触れうる部分をパッド材12により覆われた軟らかい構成にすることができる。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートバック(シートバック2)の背裏部に後倒し状に展開されて使用される後席用の足載せ(オットマン10)が設けられた乗物用シート(シート1)である。足載せ(オットマン10)が、強度部材となる平板状のパネルフレーム(パネルフレーム11)と、パネルフレーム(パネルフレーム11)の表裏両面に積層状に設けられて外部荷重を弾性的に受け止めるパッド材(パッド材12)と、を有する。パネルフレーム(パネルフレーム11)の面内方向の中間部に面内方向の外周部から離れた形で板厚方向に貫通する貫通孔(貫通孔11B)が形成されている。パネルフレーム(パネルフレーム11)が貫通孔(貫通孔11B)を通ってパッド材(パッド材12)が表裏両面に一体的に積層される形に発泡成形されたインサートフレームとして構成されている。
このような構成とされていることにより、足載せ(オットマン10)の強度部材を平板状のパネルフレーム(パネルフレーム11)により構成しつつも、パネルフレーム(パネルフレーム11)の中間部に設けた貫通孔(貫通孔11B)を通してパッド材(パッド材12)をパネルフレーム(パネルフレーム11)の表裏両面の面内方向の広い範囲に亘って適切に行き渡らせた状態に成形することができる。したがって、足載せ(オットマン10)を過度に厚肉化することなくその表裏両面にパッド材(パッド材12)を簡便かつ適切に一体化させた状態に組み付けることができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートは、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、足載せは、上記実施例で示したような着座者の下腿部を載せるオットマンの他、特開2008−239013号公報等の文献に開示されるような着座者の足先を載せるフットレストであってもよい。
また、パネルフレームは、金属製の他、樹脂製または複合材から成るものであってもよい。また、パネルフレームに形成される貫通孔は、1つであっても複数であっても良く、その孔の形状も正円形状の他、三角形や四角形等の多角形状から成るものであってもよい。また、その他の異形状から成るものであってもよく、長孔状に延びて形成されるものであってもよい。また、パッド材は、その外表面に被せられるカバー材が、別途、後から被せ付けられる構成であってもよい。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
10 オットマン(足載せ)
11 パネルフレーム
11A 取付アーム
11B 貫通孔
12 パッド材
13 カバー材

Claims (1)

  1. シートバックの背裏部に後倒し状に展開されて使用される後席用の足載せが設けられた乗物用シートであって、
    前記足載せが、
    強度部材となる平板状のパネルフレームと、
    該パネルフレームの表裏両面に積層状に設けられて外部荷重を弾性的に受け止めるパッド材と、を有し、
    前記パネルフレームの面内方向の中間部に面内方向の外周部から離れた形で板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、前記パネルフレームが前記貫通孔を通って前記パッド材が表裏両面に一体的に積層される形に発泡成形されたインサートフレームとして構成されている乗物用シート。
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