JP2018170589A - アンテナ装置、及び、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナエレメント同士の結合を低減したアンテナ装置、及び、電子機器を提供する。【解決手段】アンテナ装置は、端辺から内部の第1点まで伸延し、端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、第1給電点と第1開放端とを有し、第1給電点は、スリットに対してスリットと端辺とで囲まれる領域とは反対側において第1面の近傍に配置され、第1給電点から第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、第1開放端まで伸延する第1アンテナエレメントと、第2給電点と第2開放端とを有し、第2給電点は、スリットに対してスリットと端辺とで囲まれる領域において第1面の近傍に配置され、第2給電点から第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、第2開放端まで伸延し、第2開放端側でスリットと交叉する、第2アンテナエレメントとを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、アンテナ装置、及び、電子機器に関する。
従来より、車両に搭載される車載アンテナ装置であって、水平方向に所定の長さを有する基板と、前記基板における前記水平方向の両端にそれぞれ設けられた垂直偏波のアンテナとを含む車載アンテナ装置がある。
前記基板上に形成された導体パターンであって、前記各アンテナ毎に形成され、該各アンテナの地板として機能する地板パターンと、前記基板上に形成された導体パターンであって、前記各地板パターンの間に形成され、前記各アンテナの双方に対し、水平偏波の無給電素子として機能する中間パターンとをさらに含む。
前記各アンテナの受信信号のうち少なくとも一方の位相を変化させることにより該各受信信号の位相差を制御する位相制御手段と、前記位相制御手段による前記位相差の制御後の前記各受信信号を合成する合成手段とをさらに含む。
各地板と回路グランドとは、基板の両側に形成された各スリットによって約2/3ほどが分離されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−255133号公報
ところで、従来のアンテナ装置は、水平方向の両端にそれぞれ設けられた垂直偏波のアンテナ(アンテナエレメント)は、基板の両端に配置されて十分に離れているため、アンテナエレメント同士の結合は問題になっていない。
例えば、複数のアンテナエレメントを配置するスペースに制約がある場合には、アンテナエレメント同士の結合を低減することが課題になる。
そこで、アンテナエレメント同士の結合を低減したアンテナ装置、及び、電子機器を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、端辺と、第1面と、前記端辺に設けられるスリット開放端から平面視で内部の第1点まで伸延し、前記第1点で折れ曲がって前記端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、第1給電点と第1開放端とを有する第1アンテナエレメントであって、前記第1給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域とは反対側において前記第1面の近傍に配置され、前記第1給電点から前記第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、前記第1折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第1開放端まで伸延する、第1アンテナエレメントと、第2給電点と第2開放端とを有する第2アンテナエレメントであって、前記第2給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域において前記第1面の近傍に配置され、前記第2給電点から前記第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、前記第2折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第2開放端まで伸延し、平面視で前記第2開放端側で前記スリットと交叉する、第2アンテナエレメントとを含む。
アンテナエレメント同士の結合を低減したアンテナ装置、及び、電子機器を提供することができる。
実施の形態1のアンテナ装置を含むタブレットコンピュータ500の正面側を示す斜視図である。 タブレットコンピュータ500の配線基板505を示す図である。 実施の形態1のアンテナ装置100を示す斜視図である。 実施の形態1のアンテナ装置100を示す平面図である。 図3の一部を拡大して示す図である。 図5に拡大して示す部分の側面を示す図である。 アンテナ装置100のシミュレーションモデルの各パラメータを示す図である。 図7に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。 グランドプレーン50、スリット55、枠部56、アンテナエレメント110及び120の電流分布を示す図である。 実施の形態2のアンテナ装置200を示す斜視図である。 図10の一部を拡大して示す平面図である。 アンテナ装置200のシミュレーションモデルの各パラメータを示す図である。 図12に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。 実施の形態2の変形例によるアンテナ装置200Aを示す図である。 実施の形態2の変形例によるアンテナ装置200Bを示す図である。 実施の形態3のアンテナ装置300を示す斜視図である。 実施の形態3のアンテナ装置300を示す平面図である。 図16の一部を拡大して示す斜視図である。 図18に拡大して示す部分を示す平面図である。 アンテナ装置300のシミュレーションモデルの各パラメータを示す図である。 図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。 図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数と反射係数の周波数特性を示す図である。 図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120のトータル効率の周波数特性を示す図である。
以下、本発明のアンテナ装置、及び、電子機器を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1のアンテナ装置を含むタブレットコンピュータ500の正面側を示す斜視図である。タブレットコンピュータ500は、実施の形態1のアンテナ装置を含む電子機器の一例である。
タブレットコンピュータ500の筐体500Aには、正面側にタッチパネル501及びディスプレイパネル502が配設され、タッチパネル501の下側には、ホームボタン503とスイッチ504が配設される。タッチパネル501は、ディスプレイパネル502の表面側に設けられている。
なお、実施の形態1のアンテナ装置を含む電子機器は、タブレットコンピュータ500に限られず、スマートフォン端末機、携帯電話端末機、又はゲーム機等であってもよい。
図2は、タブレットコンピュータ500の配線基板505を示す図である。
配線基板505は、筐体500A(図1参照)の内部に配設される。配線基板505には、DUP(Duplexer)510、LNA(Low Noise Amplifier)/PA(Power Amplifier)520、変調/復調器530、及びCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)チップ540が実装される。
また、配線基板505のDUP510、LNA/PA520、変調/復調器530、及びCPUチップ540が実装される面とは反対側の面には、実施の形態1のアンテナ装置100が配設される。アンテナ装置100の詳細な構成については後述するため、図2では、アンテナ装置100の位置を破線で示す。
DUP510、LNA/PA520、変調/復調器530、及びCPUチップ540は、配線565を介して接続されている。
DUP510は、配線560A、560Bから図示しないビアを経て配線基板505の反対側に設けられる同軸ケーブル570A、570Bを介してアンテナ装置100の2つのアンテナエレメントに接続されており、送信又は受信の切り替えを行う。DUP510は、フィルタとしての機能を有するため、アンテナ装置100が複数の周波数の信号を受信した場合に、それぞれの周波数の信号を内部で分離することができる。
LNA/PA520は、送信波及び受信波の電力の増幅を行う。変調/復調器530は、送信波の変調と受信波の復調を行う。CPUチップ540は、タブレットコンピュータ500の通信処理を行う通信用プロセッサとしての機能と、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプロセッサとしての機能とを有する。なお、CPUチップ540は、送信するデータ又は受信したデータ等を格納する内部メモリを有する。
なお、配線560A、560B、565は、例えば、配線基板505の表面の銅箔をパターニングすることによって形成される。また、図2では図示を省くが、アンテナ装置100とDUP510との間には、インピーダンス特性を調整するための整合回路が設けられる。
図3及び図4は、実施の形態1のアンテナ装置100を示す斜視図及び平面図である。図5は、図3の一部を拡大して示す図であり、図6は、図5に拡大して示す部分の側面を示す図である。
アンテナ装置100は、グランドプレーン50、アンテナエレメント110、120、整合回路130A、130Bを含む。アンテナ装置100は、通信機能を有するタブレットコンピュータ500(図1参照)に設けられる。
グランドプレーン50は、接地電位に保持される金属層であり、頂点51、52、53、54を有する矩形状の金属層である。グランドプレーン50は、接地板又は地板として取り扱うことができるものである。
グランドプレーン50は、例えば、FR−4(Flame Retardant type 4)規格の配線基板505(図2参照)の表面、裏面、又は内層に配置される金属層である。ここでは、一例として、グランドプレーン50は、配線基板505のDUP510、LNA/PA520、変調/復調器530、CPUチップ540、配線560A、560B、565が配置される面とは反対側の面に設けられている。
図1では、頂点51と52の間、頂点53と54の間、及び、頂点54と51の間がそれぞれ直線状の端辺であるグランドプレーン50を示すが、例えば、アンテナ装置100を含む電子機器の筐体の内部形状等に合わせて、凹凸が設けられていることによって直線状ではない場合があり得る。なお、以下では、グランドプレーン50の頂点52と53の間の辺を端辺50Aと称す。
また、グランドプレーン50は、スリット55と枠部56を含む。グランドプレーン50の表面50BのZ軸正方向側には、アンテナエレメント110、120が設けられている。表面50Bは、第1面の一例である。
スリット55は、開放端55A、折り曲げ部55B、及び端部55Cを有する平面視でL字型のスリットである。スリット55は、端辺50Aに設けられた開放端55Aから、X軸負方向側の折り曲げ部55Bまで伸延し、折り曲げ部55BでY軸正方向に折り曲げられ、端部55Cまで伸延している。開放端55AのY軸方向の位置は、端辺50Aのほぼ中央である。開放端55Aは、スリット開放端の一例であり、折り曲げ部55Bは第1点の一例であり、端部55Cは第2点の一例である。
スリット55は、グランドプレーン50から、開放端55Aから折り曲げ部55Bを経て端部までのL字型の部分を切り欠いた切り欠き部である。このようなスリット55は、例えば、配線基板505のグランドプレーン50をエッチング処理等を用いたパターニングを行うことによって作製することができる。
枠部56は、グランドプレーン50の端辺50AからX軸正方向側に突出するように設けられている。枠部56は、接続端56A、折り曲げ部56B、56C、及び接続端56Dを有する。枠部56は、グランドプレーン50と同様にグランド電位に保持される。
枠部56は、接続端56Aで端辺50Aに接続され、接続端56Aから折り曲げ部56BまでX軸正方向側に伸延し、折り曲げ部56BでY軸負方向側に折り曲げられて折り曲げ部56Bから折り曲げ部56Cまで伸延し、折り曲げ部56CでX軸負方向側に折り曲げられて、折り曲げ部56Cから接続端56Dまで伸延している。接続端56Dは端辺50Aに接続されている。枠部56は、グランドプレーン50の端辺50AからX軸正方向側に突出する枠状の金属部材である。
枠部56は、突出金属部材の一例であり、接続端56Aは第1端部の一例であり、折り曲げ部56B、56Cは、それぞれ、第3折り曲げ部、第4折り曲げ部の一例であり、接続端56Dは第2端部の一例である。また、接続端56Aと折り曲げ部56Bとの間の区間は第1区間の一例であり、折り曲げ部56B、56Cの間の区間は第2区間の一例であり、折り曲げ部56Cと接続端56Dとの間の区間は第3区間の一例である。
なお、スリット55は、アンテナエレメント120と結合して一体的に動作するものであるため、開放端55Aから折り曲げ部55Bを経て端部55C至る長さは、通信周波数における波長の1/4波長に設定される。
また、枠部56は、端辺50Aとで形成される矩形状のループがアンテナエレメント120と結合して一体的に動作するため、ループの長さが通信周波数における波長の1波長に設定される。
また、アンテナエレメント120の帯域を拡げるために、スリット55の長さを1/4波長よりも短くするとともに、枠部56と端辺50Aとで形成されるループの長さを1波長よりも長くしてもよい。また、これとは逆に、アンテナエレメント120の帯域を拡げるために、スリット55の長さを1/4波長よりも長くするとともに、枠部56と端辺50Aとで形成されるループの長さを1波長よりも短くしてもよい。
アンテナエレメント110は、給電点111、折り曲げ部112、及び開放端113を有し、グランドプレーン50の表面50Bの近傍に配置される。アンテナエレメント110は、逆L型のアンテナエレメントであり、第1アンテナエレメントの一例である。アンテナエレメント110は、例えば、筐体500A(図1参照)の内面に固定されている。
給電点111は、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間のX軸負方向側において、グランドプレーン50の表面50Bから離間して、表面50Bの近傍に設けられている。
給電点111には、整合回路130Aを介して同軸ケーブル570Aが接続されている。給電点111は、整合回路130Aを介して、同軸ケーブル570A(図2参照)の芯線に接続され、給電される。
アンテナエレメント110は、給電点111からZ軸正方向側に伸延し、折り曲げ部112でY軸負方向側に折り曲げられ、折り曲げ部112から開放端113まで伸延している。折り曲げ部112と開放端113との間の区間は、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間に沿っており、平行に配置されている。
また、折り曲げ部112と開放端113との間の区間のグランドプレーン50の表面50Bからの高さ(Z軸方向の距離)は一定である。開放端113の平面視での位置は、一例として、スリット55の折り曲げ部55B及び開放端55AよりもY軸負方向側である。
折り曲げ部112は、第1折り曲げ部の一例であり、折り曲げ部112のグランドプレーン50の表面50Bからの高さは、第1高さ位置の一例であり、開放端113は第1開放端の一例である。
このようなアンテナエレメント110は、スリット55に対してスリット55と端辺50Aとで囲まれる領域とは反対側において、グランドプレーン50の表面50Bの近傍に配置される。
アンテナエレメント110の給電点111から折り曲げ部112を経て開放端113に至るまでの長さは、整合回路130Aによる波長の短縮効果を含めて、通信周波数における波長の電気長(λ)の1/4に設定されている。
アンテナエレメント120は、給電点121、折り曲げ部122、及び開放端123を有し、グランドプレーン50の表面50Bの近傍に配置される。アンテナエレメント120は、逆L型のアンテナエレメントであり、第2アンテナエレメントの一例である。アンテナエレメント120は、例えば、筐体500A(図1参照)の内面に固定されている。
給電点121は、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間のX軸正方向側に設けられている。給電点121には、整合回路130Bを介して同軸ケーブル570Bが接続されている。給電点121の位置は、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間のX軸方向の幅の中心を通る軸(Y軸に平行な軸)を対称軸として、給電点111と線対称になる位置である。給電点121は、整合回路130Bを介して、同軸ケーブル570B(図2参照)に接続され、給電される。
アンテナエレメント120は、給電点121からZ軸正方向側に伸延し、折り曲げ部122でY軸負方向側に折り曲げられ、折り曲げ部122から開放端123まで伸延している。折り曲げ部122と開放端123との間の区間は、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間に沿っており、平行に配置されている。
また、折り曲げ部122と開放端123との間の区間のグランドプレーン50の表面50Bからの高さ(Z軸方向の距離)は一定である。折り曲げ部122の高さは、折り曲げ部112の高さと等しい。
開放端123の平面視での位置は、一例として、スリット55の折り曲げ部55B及び開放端55AよりもY軸負方向側である。このため、アンテナエレメント120の開放端123側の部分は、スリット55の開放端55Aと折り曲げ部55Bとの間の区間と交叉している。なお、開放端123のY軸方向における位置は、開放端113のY軸方向における位置と等しい。
このように、アンテナエレメント120の開放端123側の部分をスリット55と交叉させるのは、アンテナエレメント120とスリット55とを結合させて、アンテナエレメント120とアンテナエレメント110との結合を低減させるためである。
折り曲げ部122は、第2折り曲げ部の一例であり、折り曲げ部122のグランドプレーン50の表面50Bからの高さは、第2高さ位置の一例であり、開放端123は第2開放端の一例である。
このようなアンテナエレメント120は、スリット55に対してスリット55と端辺50Aとで囲まれる領域において、グランドプレーン50の表面50Bの近傍に配置される。
アンテナエレメント120の給電点121から折り曲げ部122を経て開放端123に至るまでの長さは、整合回路130Bによる波長の短縮効果を含めて、通信周波数における波長の電気長(λ)の1/4に設定されている。
整合回路130Aは、給電点111と同軸ケーブル570Aとグランドプレーン50との間に接続されている。整合回路130Aは、インダクタ及び/又はキャパシタを有し、給電点111と同軸ケーブル570A及びグランドプレーン50との間のインピーダンス整合を取るために設けられている。
整合回路130Bは、給電点121と同軸ケーブル570Bとグランドプレーン50との間に接続されている。整合回路130Bは、インダクタ及び/又はキャパシタを有し、給電点111と同軸ケーブル570B及びグランドプレーン50との間のインピーダンス整合を取るために設けられている。
なお、各部の寸法は、一例として、次の通りである。ここに示す寸法は、アンテナエレメント110及び120で3.5GHzでの通信を行うことを前提としたものである。
図4に示すように、スリット55の折り曲げ部55Bから端部55Cまでの長さは、18.5mmである。端辺50Aからスリット55の端部55CのX軸負方向側の端までの間隔は、6mmである。枠部56の接続端56Aから折り曲げ部56Bまでの長さは5mmである。枠部56の折り曲げ部56BのY軸正方向側の端から、アンテナエレメント120の給電点121までのY軸方向の間隔は、6.5mmである。
アンテナエレメント110と120のX軸方向の幅の中心同士の間隔は、5mmである。スリット55の開放端55Aと折り曲げ部55Bとの間の区間のY軸負方向側の端からアンテナエレメント120の開放端123までのY軸方向の長さは、1.0mmである。また、図6に示すように、アンテナエレメント120のグランドプレーン50の表面50Bからの高さは、1.5mmである。
図7は、アンテナ装置100のシミュレーションモデルの各パラメータを示す図である。図7では、グランドプレーン50、アンテナエレメント110及び120を簡略化して1つのブロックとして示す。ポート1、2は、それぞれ、給電点111、121である。また、図7では、整合回路130A、130Bのインダクタを示す。また、波源61、62は、給電点111、121(ポート1、2)に高周波電力を供給する高周波源であり、内部インピーダンスは、ともに50Ωである。
また、シミュレーションモデルでは、グランドプレーン50は、端部50Aを除く3辺の方向(X軸負方向、Y軸正方向、Y軸負方向)に無限に伸延するものであることを条件にした。また、グランドプレーン50、アンテナエレメント110及び120等の導体は、完全導体とした。
整合回路130Aは、給電点111と波源61との間に直列に挿入されるインダクタンス(0.35nH)と、給電点111と波源61との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるインダクタンス(1nH)とを有するように設定した。
また、整合回路130Bは、給電点121と波源62との間に直列に挿入されるインダクタンス(2nH)と、給電点121と波源62との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるインダクタンス(2.2nH)とを有するように設定した。
図8は、図7に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。アンテナエレメント110及び120の結合係数は、S21パラメータである。
図8では、横軸に周波数、縦軸にS21パラメータの値(真値)を示す。また、ここでは比較用に、スリット55及び枠部56を有しないシミュレーションモデルにおけるアンテナエレメント110及び120の結合係数も求めた。なお、一例として、アンテナエレメント110及び120の通信周波数(共振周波数)は、3.5GHzである。
図8に示すように、実線で示すスリット55及び枠部56を有するシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数は、3.5GHzで約0.06であり、破線で示すスリット55及び枠部56を有しないシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数が約0.87であった。このことから、グランドプレーン50にスリット55及び枠部56を設けるとともに、グランドプレーン50の端辺50Aと枠部56とで矩形状のループを形成することにより、結合係数が大幅に低減されることが分かった。
すなわち、アンテナエレメント120と結合するスリット55及び枠部56を設けることにより、隣接して配置されるアンテナエレメント110及び120の結合係数を大幅に低減できることが分かった。
図9は、グランドプレーン50、スリット55、枠部56、アンテナエレメント110及び120の電流分布を示す図である。この電流分布は、電磁界シミュレーションにおいて、アンテナエレメント110に給電を行わずに、アンテナエレメント120のみに給電を行う条件で求めたものである。
図9(A)と(B)では、3.5GHzの高周波の位相が互いに異なるタイミングでの電流分布を示す。矢印が濃いほど電流密度が高く、矢印が薄いほど電流密度が低いことを表す。また、給電点111、121をポート1、2として示す。
図9(A)では、アンテナエレメント120とスリット55とが一体となって動作して、電流が流れていることが分かる。また、スリット55の開放端55Aで電流密度が低く、端部55Cで電流密度が高くなっていることが分かる。このことから、スリット55は、通信周波数における波長の1/4波長の共振が生じていることが分かる。また、枠部56にも電流が流れていることが確認できる。
また、図9(B)では、破線で囲む部分を見て分かるように、アンテナエレメント120の給電点121側と、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bと、枠部56の接続端56D及び折り曲げ部56Cとで電流密度が高くなっていることが分かる。また、アンテナエレメント110には、殆ど電流が流れていないことが分かる。
このことから、アンテナエレメント110と120との結合は低減され、枠部56にも電流が流れていることが確認できる。枠部56と端辺50Aとで形成される矩形状のループには、通信周波数における波長の1波長の共振が生じていることが確認できる。また、アンテナエレメント110は、アンテナエレメント120とは独立的に単独で動作することを確認できる。
以上、実施の形態1によれば、グランドプレーン50の端辺50AからL字型に形成されるスリット55を設け、スリット55の両側にそれぞれアンテナエレメント110、120を配置し、アンテナエレメント120の開放端123側をスリット55と交叉させることにより、隣接して配置されるアンテナエレメント110、120の結合を低減することができる。
従って、アンテナエレメント110、120同士の結合を低減したアンテナ装置100、及び、電子機器500を提供することができる。アンテナエレメント110、120は、例えば、MIMO(Multi-Input Multi-Output)形式の通信に用いることができる。
また、グランドプレーン50に枠部56を設けることにより、端辺50Aと枠部56で形成される矩形状のループに電流が流れ、これによりアンテナエレメント120に多くの電流が流れるようにすることができる。このことによってもアンテナエレメント110、120同士の結合を低減できる。
電子機器500のように、アンテナエレメント110、120を配置するスペースに制約がある場合には、アンテナエレメント110、120を隣接して配置することが、電子機器500の筐体500Aの内部のスペースを様々な部品に割り当てる上で効率的である。
また、アンテナエレメント110、120を隣接して配置できれば、DUP510(図2参照)から同軸ケーブル570A、570Bで給電する際に、同軸ケーブル570A、570Bの長さを短くすることができる。例えば、2つのアンテナエレメントがグランドプレーン50のX軸正方向側の端部と、X軸負方向側の端部とに配置されている場合には、アンテナエレメント同士の結合は低くなるが、それぞれのアンテナエレメントに接続する同軸ケーブルの長さは長くなる。
アンテナ装置100は、アンテナエレメント110、120を隣接して配置しつつ、間にスリット55を設け、アンテナエレメント120の開放端123側をスリット55と交叉させることにより、アンテナエレメント110及び120の結合を低減し、スペースの利用効率の改善、及び、同軸ケーブル570A、570Bの長さの短縮化と引き回しの簡略化とを実現することができる。
また、以上では、グランドプレーン50に2つのアンテナエレメント110、120を設ける形態について説明したが、例えば、グランドプレーン50のY軸正方向側の端部と、Y軸負方向側の端部とに、それぞれアンテナエレメントを設けてもよい。このようにすれば、アンテナ装置100は、4つのアンテナエレメントを含むことになり、例えば、4×4のMIMO形式の通信を実現することができる。グランドプレーン50のY軸正方向側及びY軸負方向側の端部に配設される2つアンテナエレメントと、アンテナエレメント110、120とは、十分に離れているため、結合の問題は生じないものと考えられる。
なお、以上では、アンテナエレメント110、120が逆L型である形態について説明したが、アンテナエレメント110、120が逆F型であってもよい。
また、以上では、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bがスリット55の端部55CよりもY軸正方向側に位置する形態について説明した。しかしながら、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bと、スリット55の端部55CとはY軸方向において等しい位置にあってもよく、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bがスリット55の端部55CよりもY軸負方向側に位置してもよい。
また、以上では、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bがアンテナエレメント120の給電点121よりもY軸正方向側に位置する形態について説明した。しかしながら、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bと、給電点121とはY軸方向において等しい位置にあってもよく、枠部56の接続端56A及び折り曲げ部56Bが給電点121よりもY軸負方向側に位置してもよい。
また、枠部56の折り曲げ部56C及び接続端56DのY軸方向における位置は、図3及び図4に示す位置よりも開放端55Aに近い位置にあってもよい。また、アンテナエレメント110と120のY軸方向における位置は、ずれていてもよい。
また、以上では、Y軸方向において、給電点111がスリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間にある形態について説明したが、給電点111は、スリット55の折り曲げ部55BよりもY軸正方向側に位置してもよい。同様に、Y軸方向において、給電点121は、スリット55の折り曲げ部55BよりもY軸正方向側に位置してもよい。
<実施の形態2>
図10は、実施の形態2のアンテナ装置200を示す斜視図である。図11は、図10の一部を拡大して示す平面図である。
アンテナ装置200は、グランドプレーン250、アンテナエレメント110、120、整合回路130A、130Bを含む。アンテナ装置200は、実施の形態1のアンテナ装置100のグランドプレーン50をグランドプレーン250に置き換えたものである。グランドプレーン250は、実施の形態1のグランドプレーン50から枠部56を取り除いたものである。その他の構成は、実施の形態1のアンテナ装置100と同様であるため、同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、各部の寸法は、一例として、次の通りである。ここに示す寸法は、アンテナエレメント110及び120で3.5GHzでの通信を行うことを前提としたものである。
スリット55の折り曲げ部55Bから端部55Cまでの長さは、24.5mmである。スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の区間のX軸負方向側の端から端辺50Aまでの間隔は、6mmである。端辺50Aからアンテナエレメント120の折り曲げ部122と開放端123との間の区間のX軸正方向側の端までの間隔は、2mmである。その他の長さ、間隔は、実施の形態1と同様である。
図12は、アンテナ装置200のシミュレーションモデルの各パラメータを示す図である。図12では、グランドプレーン250、アンテナエレメント110及び120を簡略化して1つのブロックとして示す。その他は図7と同様である。
整合回路130Aは、給電点111と波源61との間に直列に挿入されるインダクタンス(0.92nH)と、給電点111と波源61との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるインダクタンス(0.43nH)とを有するように設定した。
また、整合回路130Bは、給電点121と波源62との間に直列に挿入されるインダクタンス(1.79nH)と、給電点121と波源62との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるインダクタンス(0.49nH)とを有するように設定した。
図13は、図12に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。アンテナエレメント110及び120の結合係数は、S21パラメータである。
図13では、横軸に周波数、縦軸にS21パラメータの値(真値)を示す。また、ここでは比較用に、スリット55を有しないシミュレーションモデルにおけるアンテナエレメント110及び120の結合係数も求めた。なお、一例として、アンテナエレメント110及び120の通信周波数(共振周波数)は、3.5GHzである。
図13に示すように、実線で示すスリット55を有するシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数は、3.5GHzで約0.35であり、破線で示すスリット55を有しないシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数が約0.87であった。
このことから、枠部56を有しないグランドプレーン250にスリット55を設けることにより、結合係数が大幅に低減されることが分かった。枠部56を有する実施の形態1のグランドプレーン50を含むシミュレーションモデルに比べると、アンテナエレメント110及び120の結合の低減度合は、少し少ないが、アンテナエレメント110及び120の結合は、十分に低下されることが分かった。
以上、実施の形態2によれば、グランドプレーン250の端辺50AからL字型に形成されるスリット55を設け、スリット55の両側にそれぞれアンテナエレメント110、120を配置し、アンテナエレメント120の開放端123側をスリット55と交叉させることにより、隣接して配置されるアンテナエレメント110、120の結合を低減することができる。
従って、アンテナエレメント110、120同士の結合を低減したアンテナ装置200、及び、電子機器500を提供することができる。
また、アンテナ装置200は、実施の形態1のアンテナ装置100と同様に、アンテナエレメント110、120を隣接して配置しつつ、間にスリット55を設け、アンテナエレメント120の開放端123側をスリット55と交叉させることにより、アンテナエレメント110及び120の結合を低減し、スペースの利用効率の改善、及び、同軸ケーブル570A、570Bの長さの短縮化と引き回しの簡略化とを実現することができる。
また、以上では、アンテナエレメント110、120がスリット55の両側に設けられ、かつ、アンテナエレメント110、120が隣接して互いに平行に設けられる形態について説明したが、次のように配置を変えてもよい。
図14及び図15は、実施の形態2の変形例によるアンテナ装置200A及び200Bを示す図である。
図14に示すアンテナ装置200Aは、図10に示すアンテナ装置200のアンテナエレメント110をアンテナエレメント110Aに変えたものである。アンテナエレメント110Aは、スリット55の開放端55Aと折り曲げ部55Bとの間の区間よりもY軸負方向側に設けられている。
アンテナエレメント110Aは、アンテナエレメント120とX軸方向における位置が等しくなるように配置されており、給電点111及び折り曲げ部112はY軸正方向側に位置し、開放端113は、Y軸負方向側に位置する。アンテナエレメント110Aは、スリット55に対してスリット55と端辺50Aとで囲まれる領域とは反対側に設けられている。
このようなアンテナ装置200Aにおいても、アンテナエレメント120はスリット55と結合されているため、アンテナエレメント110A及び120の結合は、図10に示すアンテナ装置200と同様に低減される。
なお、タブレットコンピュータ500の筐体500Aの内部のスペース等の関係で、図10に示すアンテナ装置200のアンテナエレメント110のようにアンテナエレメント120の隣にアンテナエレメント110Aを配置できない場合には、このような配置が有効的である。
また、図15に示すアンテナ装置200Bは、図10に示すアンテナ装置200のアンテナエレメント110をアンテナエレメント110Bに変えたものである。アンテナエレメント110Bは、図10に示すアンテナエレメント110の角度を変えたものである。
このようなアンテナ装置200Bにおいても、アンテナエレメント120はスリット55と結合されているため、アンテナエレメント110B及び120の結合は、図10に示すアンテナ装置200と同様に低減される。
なお、タブレットコンピュータ500の筐体500Aの内部のスペース等の関係で、アンテナエレメント110Bを図10に示すアンテナ装置200のアンテナエレメント110のようにアンテナエレメント120と平行に配置できない場合には、このような配置が有効的である。
<実施の形態3>
図16及び図17は、実施の形態3のアンテナ装置300を示す斜視図及び平面図である。図18は、図16の一部を拡大して示す斜視図であり、図19は、図18に拡大して示す部分を示す平面図である。
アンテナ装置300は、グランドプレーン350、アンテナエレメント110、120、整合回路130A、130B、及び金属プレート330を含む。アンテナ装置300は、通信機能を有するタブレットコンピュータ500(図1参照)に設けられる。
実施の形態300のアンテナ装置300は、実施の形態100のアンテナ装置100のグランドプレーン50をグランドプレーン350に置き換え、グランドプレーン350の周囲に金属プレート330を取り付けたものである。
なお、グランドプレーン350は、実施の形態2のグランドプレーン250と同様であり、実施の形態1のグランドプレーン50から枠部56を取り除いた構成を有する。グランドプレーン350のY軸負方向側の表面50B側には、バッテリ360が配置されている。その他の構成は、実施の形態1、2のアンテナ装置100、200と同様である。同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
金属プレート330は、グランドプレーン350の周囲を囲む矩形環状の金属板である。金属プレート330は、X軸方向及びY軸方向に薄く、Z軸方向に所定の幅を有する。金属プレート330は、18個の接続部331によってグランドプレーン350の周囲に接続されている。このため、金属プレート330は、グランド電位に保持される。金属プレート330は、一部又は全体が筐体500A(図1参照)の側面に表出していてもよい。
18個の接続部331のうち、スリット55の開放端55Aに最も近い2つの接続部331を接続部331A、331Bと称す。接続部331Aは、開放端55AのY軸正方向側に位置し、接続部331Bは、開放端55AのY軸負方向側に位置する。
金属プレート330のうち、接続部331A及び331Bの間の区間は、図3及び図4に示す枠部56と同様の構成を有する。このため、アンテナ装置300は、実施の形態1のアンテナ装置100と同様に、金属プレート330のうち、接続部331A及び331Bの間の区間に電流が流れ、また、スリット55とアンテナエレメント120とが結合する。金属プレート330のうち、少なくとも、接続部331A及び331Bの間の区間は、突出金属部材の一例である。
なお、各部の寸法は、一例として、次の通りである。ここに示す寸法は、アンテナエレメント110及び120で3.5GHzでの通信を行うことを前提としたものである。
アンテナエレメント110の給電点111から折り曲げ部112を経て開放端113までの長さは、15mmであり、X軸方向の幅は2mm、グランドプレーン350の表面50Bからの高さは1.5mmである。スリット55の幅は2mmである。筐体500A(図1参照)は、X軸方向の長さが75.4mm、Y軸方向の長さが156mm、Z軸方向の厚さが7.7mmであり、比誘電率は3である。
また、図19に示すように、アンテナエレメント110、120のX軸方向の間隔は、3mmであり、スリット55の開放端55Aと折り曲げ部55Bとの間の長さは、6mmであり、スリット55の折り曲げ部55Bと端部55Cとの間の長さは、17mmである。また、スリット55の開放端55Aと折り曲げ部55Bとの間の区間のY軸方向側の端と、アンテナエレメント110の開放端113とのY軸方向の長さは、1mmである。また、金属プレート330の接続部331と331Aとの間の区間の長さは30mmである。
図20は、アンテナ装置300のシミュレーションモデル100の各パラメータを示す図である。図20では、グランドプレーン350、アンテナエレメント110及び120を簡略化して1つのブロックとして示す。ポート1、2は、それぞれ、給電点111、121である。また、図20では、整合回路130A、130Bのインダクタ、キャパシタを示す。その他は図7と同様である。
整合回路130Aは、給電点111と波源61との間に直列に挿入されるインダクタンス(0.7nH)と、給電点111と波源61との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるインダクタンス(0.4nH)とを有するように設定した。
また、整合回路130Bは、給電点121と波源62との間に直列に挿入されるインダクタンス(3.6nH)と、給電点121と波源62との間から分岐してグランドプレーン50との間に挿入されるキャパシタ(0.3pF)とを有するように設定した。
図21は、図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数の周波数特性を示す図である。アンテナエレメント110及び120の結合係数は、S21パラメータである。
図21では、横軸に周波数、縦軸にS21パラメータの値(dB)を示す。また、ここでは比較用に、スリット55を有しないシミュレーションモデルにおけるアンテナエレメント110及び120の結合係数も求めた。なお、一例として、アンテナエレメント110及び120の通信周波数(共振周波数)は、3.5GHzである。
図21に示すように、実線で示すスリット55を有するシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数は、3.5GHzで約−26.5dBであり、破線で示すスリット55を有しないシミュレーションモデルのアンテナエレメント110及び120の結合係数が約−4dBであった。このことから、グランドプレーン350にスリット55を設けることにより、結合係数が大幅に低減されることが分かった。
すなわち、アンテナエレメント120と結合するスリット55を設けるとともに、端辺50Aと、金属プレート330のうち、接続部331A及び331Bの間の区間とで矩形状のループを形成することにより、隣接して配置されるアンテナエレメント110及び120の結合係数を大幅に低減できることが分かった。
図22は、図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120の結合係数と反射係数の周波数特性を示す図である。アンテナエレメント110及び120の結合係数は、S21パラメータであり、反射係数は、S11、S22パラメータである。
21パラメータは、3.5GHzで約−24dBであり、アンテナエレメント110及び120の結合の低さを確認できた。また、S11、S22パラメータは、3.5GHzで約−22.5dB、約−30dBであり、アンテナエレメント110及び120の反射の少なさを確認できた。
図23は、図20に示すシミュレーションモデルで得たアンテナエレメント110及び120のトータル効率の周波数特性を示す図である。
アンテナエレメント110のトータル効率は、3.5GHzで約−1.5dBであり、アンテナエレメント120のトータル効率は、3.5GHzで約−1.2dBであり、両方とも良好な値が得られた。
以上、実施の形態3によれば、グランドプレーン350の端辺50AからL字型に形成されるスリット55を設け、スリット55の両側にそれぞれアンテナエレメント110、120を配置し、アンテナエレメント120の開放端123側をスリット55と交叉させることにより、隣接して配置されるアンテナエレメント110、120の結合を低減することができる。
従って、アンテナエレメント110、120同士の結合を低減したアンテナ装置100、及び、電子機器500を提供することができる。
また、グランドプレーン350に金属プレート330を設けることにより、端辺50Aと、金属プレート330のうち接続部331A及び331Bの間の区間とで形成される矩形状のループに電流が流れ、これによりアンテナエレメント120に多くの電流が流れるようにすることができる。このことによってもアンテナエレメント110、120同士の結合を低減できる。
また、アンテナエレメント110、120のそれぞれの反射係数も十分に低く良好な値であり、トータル効率も良好な値が得られた。従って、アンテナエレメント110、120の結合を低減しつつ、アンテナエレメント110、120が良好な放射特性を有するアンテナ装置300を提供することができる。
なお、以上では、金属プレート330がグランドプレーン350の周囲を囲む矩形環状の部材である形態について説明した。しかしながら、金属プレート330は、グランドプレーン350の周囲において分割されていてもよく、一部がアンテナエレメントとして、あるいは、アンテナエレメントの一部として機能する構成であってもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置、及び、電子機器について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
端辺と、第1面と、前記端辺に設けられるスリット開放端から平面視で内部の第1点まで伸延し、前記第1点で折れ曲がって前記端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、
第1給電点と第1開放端とを有する第1アンテナエレメントであって、前記第1給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域とは反対側において前記第1面の近傍に配置され、前記第1給電点から前記第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、前記第1折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第1開放端まで伸延する、第1アンテナエレメントと、
第2給電点と第2開放端とを有する第2アンテナエレメントであって、前記第2給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域において前記第1面の近傍に配置され、前記第2給電点から前記第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、前記第2折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第2開放端まで伸延し、平面視で前記第2開放端側で前記スリットと交叉する、第2アンテナエレメントと
を含む、アンテナ装置。
(付記2)
前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントとは、前記スリットの前記第1点と前記第2点との間の区間に沿って配置され、
前記第2アンテナエレメントの前記第2開放端側の部分は、前記スリットの前記スリット開放端と前記第1点との間の区間と交叉する、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記第1給電点と前記第2給電点とは、前記スリットの前記第1点と前記第2点との間の区間を挟んで隣り合って配置されており、
前記第1高さ位置と前記第2高さ位置は等しく、
前記第1アンテナエレメントの前記第1折り曲げ部から前記第1開放端までの区間と、前記第2アンテナエレメントの前記第2折り曲げ部から前記第2開放端までの区間とは、平行である、付記1又は2記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記端辺の前記スリット開放端に対する第1側及び第2側にそれぞれ接続される第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部と前記第2端部との間で前記端辺よりも突出して設けられる突出金属部材をさらに含む、付記1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記突出金属部材は、前記端辺から離間する方向に前記第1端部から第3折り曲げ部まで伸延する第1区間と、前記第3折り曲げ部で前記端辺に沿って折り曲げられて第4折り曲げ部まで伸延する第2区間と、前記第4折り曲げ部で前記端辺に向かって折り曲げられて前記第2端部まで伸延する第3区間とを有する、付記4記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記端辺と前記突出金属部材とで形成されるループの長さは、前記第2アンテナエレメントの通信周波数における波長の電気長よりも長い、又は、短い、付記4又は5記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記スリットの前記スリット開放端から前記第1点を経た前記第2点までの長さは、前記第2アンテナエレメントの通信周波数における波長の電気長の1/4の長さよりも長い、又は、短い、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記第1アンテナエレメント及び前記第2アンテナエレメントは、逆L型又は逆F型のアンテナエレメントである、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記9)
筐体と、
前記筐体に配設されるアンテナ装置と
を含み、
前記アンテナ装置は、
端辺と、第1面と、前記端辺に設けられるスリット開放端から平面視で内部の第1点まで伸延し、前記第1点で折れ曲がって前記端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、
第1給電点と第1開放端とを有する第1アンテナエレメントであって、前記第1給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域とは反対側において前記第1面の近傍に配置され、前記第1給電点から前記第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、前記第1折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第1開放端まで伸延する、第1アンテナエレメントと、
第2給電点と第2開放端とを有する第2アンテナエレメントであって、前記第2給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域において前記第1面の近傍に配置され、前記第2給電点から前記第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、前記第2折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第2開放端まで伸延し、平面視で前記第2開放端側で前記スリットと交叉する、第2アンテナエレメントと
を有する、電子機器。
50 グランドプレーン
50A 端辺
50B 表面
55 スリット
55A 開放端
55B 折り曲げ部
55C 端部
56 枠部
56A 接続端
56B、56C 折り曲げ部
56D 接続端
100、100A、100B アンテナ装置
110、110A、110B アンテナエレメント
111 給電点
112 折り曲げ部
113 開放端
120 アンテナエレメント
121 給電点
122 折り曲げ部
123 開放端
130A、130B 整合回路
200 アンテナ装置
250 グランドプレーン
300 アンテナ装置
330 金属プレート
331、331A、331B 接続部
350 グランドプレーン
500 タブレットコンピュータ
500A 筐体
501 タッチパネル
502 ディスプレイパネル
503 ホームボタン
504 スイッチ
505 配線基板
510 DUP
520 LNA/PA
530 変調/復調器
540 CPUチップ
565 配線
560A、560B 配線
570A、570B 同軸ケーブル

Claims (8)

  1. 端辺と、第1面と、前記端辺に設けられるスリット開放端から平面視で内部の第1点まで伸延し、前記第1点で折れ曲がって前記端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、
    第1給電点と第1開放端とを有する第1アンテナエレメントであって、前記第1給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域とは反対側において前記第1面の近傍に配置され、前記第1給電点から前記第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、前記第1折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第1開放端まで伸延する、第1アンテナエレメントと、
    第2給電点と第2開放端とを有する第2アンテナエレメントであって、前記第2給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域において前記第1面の近傍に配置され、前記第2給電点から前記第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、前記第2折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第2開放端まで伸延し、平面視で前記第2開放端側で前記スリットと交叉する、第2アンテナエレメントと
    を含む、アンテナ装置。
  2. 前記第1アンテナエレメントと前記第2アンテナエレメントとは、前記スリットの前記第1点と前記第2点との間の区間に沿って配置され、
    前記第2アンテナエレメントの前記第2開放端側の部分は、前記スリットの前記スリット開放端と前記第1点との間の区間と交叉する、請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1給電点と前記第2給電点とは、前記スリットの前記第1点と前記第2点との間の区間を挟んで隣り合って配置されており、
    前記第1高さ位置と前記第2高さ位置は等しく、
    前記第1アンテナエレメントの前記第1折り曲げ部から前記第1開放端までの区間と、前記第2アンテナエレメントの前記第2折り曲げ部から前記第2開放端までの区間とは、平行である、請求項1又は2記載のアンテナ装置。
  4. 前記端辺の前記スリット開放端に対する第1側及び第2側にそれぞれ接続される第1端部及び第2端部を有し、前記第1端部と前記第2端部との間で前記端辺よりも突出して設けられる突出金属部材をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  5. 前記突出金属部材は、前記端辺から離間する方向に前記第1端部から第3折り曲げ部まで伸延する第1区間と、前記第3折り曲げ部で前記端辺に沿って折り曲げられて第4折り曲げ部まで伸延する第2区間と、前記第4折り曲げ部で前記端辺に向かって折り曲げられて前記第2端部まで伸延する第3区間とを有する、請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 前記端辺と前記突出金属部材とで形成されるループの長さは、前記第2アンテナエレメントの通信周波数における波長の電気長よりも長い、又は、短い、請求項4又は5記載のアンテナ装置。
  7. 前記スリットの前記スリット開放端から前記第1点を経た前記第2点までの長さは、前記第2アンテナエレメントの通信周波数における波長の電気長の1/4の長さよりも長い、又は、短い、請求項1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  8. 筐体と、
    前記筐体に配設されるアンテナ装置と
    を含み、
    前記アンテナ装置は、
    端辺と、第1面と、前記端辺に設けられるスリット開放端から平面視で内部の第1点まで伸延し、前記第1点で折れ曲がって前記端辺に沿って第2点まで伸延するスリットとを有するグランドプレーンと、
    第1給電点と第1開放端とを有する第1アンテナエレメントであって、前記第1給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域とは反対側において前記第1面の近傍に配置され、前記第1給電点から前記第1面に対する第1高さ位置の第1折り曲げ部まで伸延し、前記第1折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第1開放端まで伸延する、第1アンテナエレメントと、
    第2給電点と第2開放端とを有する第2アンテナエレメントであって、前記第2給電点は、平面視で前記スリットに対して前記スリットと前記端辺とで囲まれる領域において前記第1面の近傍に配置され、前記第2給電点から前記第1面に対する第2高さ位置の第2折り曲げ部まで伸延し、前記第2折り曲げ部で前記スリットに沿う方向に折り曲げられて前記第2開放端まで伸延し、平面視で前記第2開放端側で前記スリットと交叉する、第2アンテナエレメントと
    を有する、電子機器。
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