JP2018170085A - 移動体用照明装置のハウジング - Google Patents

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正紘 平岡
Masahiro Hiraoka
正紘 平岡
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Abstract

【課題】移動体用照明装置において移動体の揺れや振動に起因する音の発生を低減する。【解決手段】移動体用照明装置のハウジング2は、移動体の壁面に固定される本体部4と、本体部にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられたカバー部6と、を備える。また、ハウジングは、可撓性を有するワイヤ21、ワイヤガイド22、ワイヤエンド23、規制部24とを備える。ワイヤは、基端部が本体部及びカバー部のうち一方に回動可能に連結され、ワイヤガイドは、本体部及びカバー部のうち他方に固定され、ガイド孔を備える。ワイヤエンドは、ガイド孔に挿通されたワイヤの先端部に設けられ、カバー部の開閉動作に伴って、カバー部が開位置にあるときの下限位置Lと、カバー部が閉位置にあるときの上限位置Uとの間を移動可能である。規制部は、上限位置Uにあるワイヤエンドに当接することにより、ワイヤエンドのワイヤの軸方向と直交する方向への移動を規制する。【選択図】図2

Description

本開示は、車両(自動車、バス、鉄道車両等を含む)、航空機、船舶等に用いられる照明装置のハウジングに関する。以下、車両、航空機、船舶等を「移動体」と称する。
特許文献1は、蛍光ランプの交換を、中反射板を仮吊した状態で行う照明装置を開示している。中反射板は、使用状態では、器具本体に取り付けられ、仮吊状態では、器具本体に連結された仮吊紐によって器具本体の下方に仮吊される。
特開2011−86440号公報
ところで、上記従来の照明装置を移動体に設置した場合、移動体の揺れや振動が照明装置に伝わり、仮吊紐が照明装置内における周辺の壁等に当たって音を生じさせるおそれがあった。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、移動体用照明装置において移動体の揺れや振動に起因する音の発生を低減することにある。
本開示の態様にかかる移動体用照明装置のハウジングは、移動体の壁面に固定される本体部と、本体部にヒンジを介して開閉可能に取り付けられたカバー部と、を備えたハウジングである。該ハウジングは、可撓性を有する線状部材と、ガイド部と、エンド部と、規制部とを備える。線状部材は、基端部が本体部及びカバー部のうち一方に回動可能に連結され、ガイド部は、本体部及びカバー部のうち他方に固定され、線状部材をガイドするガイド孔を備える。エンド部は、ガイド孔に挿通された線状部材の先端部に設けられ、ガイド孔を通過不能な形状または大きさを有する。エンド部は、カバー部の開閉動作に伴って、カバー部が開位置にあるときの第1位置と、カバー部が閉位置にあるときの第2位置との間を移動可能である。規制部は、第2位置にあるエンド部に当接することにより、エンド部の線状部材の軸方向と直交する方向への移動を規制する。
本開示によれば、移動体用照明装置において移動体の揺れや振動に起因する音の発生を低減することができる。
本開示の実施形態にかかる照明装置の二面図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 第1実施形態にかかるカバー部の開閉動作を説明する図である。(a)〜(c)は、それぞれカバー部が開位置、中間位置、閉位置にある状態を示す。 第1実施形態にかかるワイヤガイド及びエンドガイドの構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 第2実施形態にかかるカバー部の開閉動作を説明する図である。(a)〜(c)は、それぞれカバー部が開位置、中間位置、閉位置にある状態を示す。 第2実施形態にかかる押さえ部材の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 第3実施形態にかかる受け部材の構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 第4実施形態にかかる磁石の配置図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示のいくつかの実施形態にかかる移動体用照明装置について説明する。なお、「上」「下」「前」「後」など方向を表す用語は、各部の位置関係を説明するために便宜上定めたものであり、実際の装置の取り付け姿勢等を限定するものではない。
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態にかかる照明装置1について、図1乃至図3を参照して説明する。照明装置1は、例えば、鉄道車両等の移動体における居住空間の照明に利用でき、該居住空間の壁面等に設置することができる。
照明装置1は、図1に示すように、ハウジング2とランプ3とを備える。ランプ3は、発光ダイオード(LED)を光源とする電球である。なお、ランプ3の種類は、特に限定されず、白熱灯等を使用することもできる。
ハウジング2は、図1及び図2に示すように、移動体の壁面に固定される本体部4と、本体部4にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられたカバー部6と、を備える。
本体部4は、枠材7と、反射板8と、ソケット9とを備える。枠材7は、前面視において、略矩形形状を有し、中央部に上下方向に長い開口を有している。枠材7は、例えば、壁面上に設けられた取付面に、背面7aを合わせた状態で、ねじ等の取付具により固定される。反射板8は、ランプ3の光を前方に反射するための板状部材であり、枠材7の開口を枠材7の背面7a側から覆うように枠材7に固定されている。ソケット9は、反射板8の前方かつ上方の位置に下向きの姿勢で取り付けられている。ソケット9の背面には、ソケット9にねじ込まれたランプ3に電力を供給するための端子台10が設けられている。取付面及び壁面には、枠材7の開口と対応する位置に孔が設けられており、この孔を介して電源ケーブルが端子台10に接続される。
カバー部6は、ソケット9の上方及び前方を覆うソケットカバー11と、ソケットカバー11の下方に設けられ、ランプ3の前方及び下方を覆うグローブ部12とを備える。グローブ部12は、透明ガラス製であり、ランプ3及び反射板8からの光を透過させる。ソケットカバー11及びグローブ部12の周縁部は、枠材13に固定されている。枠材13は、本体部4の枠材7に対応する形状に形成されている。枠材13の下端部は、ヒンジ5を介して本体部4の枠材7の下端部に回動可能に支持されている。枠材13の上端部には、上方に突出する取付片13aが設けられている。取付片13aは、ボルト等の締結具13bにより、本体部4の枠材7の上端部に締結される。
カバー部6は、図2に示すように、ヒンジ5の軸を回動中心として、開位置(図2(a))と閉位置(図2(c))との間を回動可能である。開位置では、カバー部6は、本体部4に対して(或いは閉位置のカバー部6に対して)略90°の角度をなす。この開位置では、本体部4を壁面に固定したまま、ソケット9の取付・取り外しやランプ3の交換等を行うことが可能になる。開位置と閉位置との間で、カバー部6は中間位置をとる。図2(b)に示す中間位置では、カバー部6は、本体部4に対して(或いは閉位置のカバー部6に対して)略45°の角度をなす。
ハウジング2は、カバー部6を開位置で支持する支持機構20を備える。支持機構20は、図2及び図3に示すように、ワイヤ21と、ガイド部であるワイヤガイド22と、エンド部であるワイヤエンド23と、規制部であるエンドガイド24とを備える。
ワイヤ21は、可撓性を有する線状部材であり、ワイヤ21の軸方向と直交する方向に弾性的に曲げ変形可能である。ワイヤ21には、鋼索など、金属製の針金をより合わせて索状にしたものを使用することができる。ワイヤ21の材料は、特に限定されず、合成樹脂、炭素繊維、ガラス繊維などを含んでもよい。ワイヤ21の基端部は、連結ピン21aを介してカバー部6に、ヒンジ5の軸と平行な軸周りに回動可能に連結されている。
ワイヤガイド22は、図2及び図3に示すように、本体部4に固定された、例えば金属または樹脂製の部材であり、ワイヤ21をガイドするガイド孔22aを備えている。ガイド孔22aには、ワイヤ21が挿通されている。ガイド孔22aは、円形断面を有し、ガイド孔22aの下端は、下方に向けて開口している。ガイド孔22aの下端開口は、ハウジング2の側面視において、連結ピン21aよりもヒンジ5から離れた位置に配置されている。なお、ガイド孔22aの断面形状は、特に限定されず、スロット状などであってもよい。
ワイヤエンド23は、図2及び図3に示すように、ワイヤ21の先端部に一体成形された、或いはカシメ加工、鋳造、溶接等により固定された、例えば金属または樹脂製の部材である。ワイヤエンド23は、ガイド孔22aを通過不能な形状または大きさを有している。本実施形態では、ワイヤエンド23は、略球形状であり、ガイド孔22aの内径より大きな外径を有している。なお、ワイヤエンド23の形状は、特に限定されず、例えば、円柱状、角柱状、ワイヤ21の軸方向に長軸を有する回転楕円体状などであってもよい。
エンドガイド24は、図3に示すように、ワイヤガイド22から上方に延びる、例えば金属または樹脂製の筒状部材である。エンドガイド24は、その内部に、下端がガイド孔22aに連通する連通孔24aを有する。連通孔24aには、ワイヤエンド23が遊嵌状態で収容されている。連通孔24aの内側面とワイヤエンド23との間には、微小なクリアランスが設けられており、ワイヤエンド23は、連通孔24aの内側面に摺接しつつ連通孔24aに沿って移動することができる。連通孔24aの断面形状は、円形の他、矩形等の多角形であってもよく、ワイヤエンド23の外形形状に応じて適宜選択することができる。例えば、断面形状が円形であるワイヤエンド23に対して、連通孔24aの断面形状を矩形としてもよい。これにより摺動面積を減少させて、ワイヤエンド23の摺動抵抗を軽減することができる。
支持機構20のワイヤ21は、カバー部6の開閉動作に伴い、ガイド孔22aに挿通された状態のまま、ガイド孔22a内を軸方向に沿って移動することができる。ワイヤ21は、適度な剛性を備えているので、先端部側に向かう力を連結ピン21aから付与されることで、ガイド孔22aの内側面に摺接しつつ、ガイド孔22a内を上方に進行することができる。
ワイヤエンド23は、カバー部6の開閉動作に伴うワイヤ21の移動により、図3に示すように、下限位置L(第1位置)と上限位置U(第2位置)との間を移動することができる。ワイヤエンド23は、カバー部6が開位置にあるとき下限位置Lにあり、カバー部6が閉位置にあるとき上限位置Uにある。カバー部6が開位置と閉位置との間に位置するときは、ワイヤエンド23は、下限位置Lと上限位置Uとの間において、カバー部6の本体部4に対する角度に応じた位置をとる。ワイヤエンド23は、下限位置Lで、ワイヤガイド22のガイド孔22aの上端開口の周縁部に当接する。これにより、ワイヤエンド23の下限位置Lより下方への移動が規制され、ワイヤ21が抜け止めされる。
ワイヤエンド23は、エンドガイド24の連通孔24a内を、下限位置Lから上限位置Uまで遊嵌状態のまま摺動可能である。上限位置Uにおいてワイヤエンド23は、エンドガイド24に当接しており、これにより、ワイヤエンド23のワイヤ21の軸方向と直交する方向への移動(以下、ワイヤエンド23の横移動とも称する)が規制される。
以下、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、カバー部6が閉位置にあるときに、エンドガイド24がワイヤエンド23に当接して、ワイヤエンド23の横移動を規制する。これにより、ワイヤ21の先端部の振動(揺れ)が抑制され、本体部4から移動体の揺れや振動が照明装置1に伝わった場合でも、ワイヤエンド23と他の部材等との衝突やそれによる音の発生を低減することができる。
また、本実施形態では、ワイヤエンド23が略球形状をしており、ワイヤエンド23が上限位置Uと下限位置Lとの間を移動する際に引っ掛かりにくくなるので、ワイヤ21が滑らかに移動できる。
さらに、本実施形態では、ガイド孔22aが、連結ピン21aよりもヒンジ5から離れた位置に設けられている。このため、カバー部6が開位置にあるときに、ガイド孔22aの下端開口においてワイヤ21の軸方向とガイド孔22aの軸方向とのなす角度が45度以下になり、カバー部6を閉じる際のワイヤ21のガイド孔22aへの進入がスムーズになる。
また、本実施形態では、ワイヤエンド23が、連通孔24aに、下限位置Lから上限位置Uまで遊嵌状態のまま摺動可能に収容されている。このため、ワイヤエンド23が下限位置Lから上限位置Uまでスムーズに移動できる。
<第2実施形態>
次に、図4及び図5を参照して、第2実施形態について説明する。なお、上記実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図4に示すように、エンドガイド24Aが第1実施形態のエンドガイド24より短く、上限位置Uにあるワイヤエンド23がエンドガイド24Aの外(連通孔24aの上端より上方)に位置するようになっている。また、本実施形態では、規制部である押さえ部材25がカバー部6に設けられており、押さえ部材25と本体部4の一部との間で、上限位置Uにあるワイヤエンド23を挟持するようになっている。
図4及び図5に示すように、押さえ部材25は、カバー部6の枠材13の、ワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置に、ブラケット26を介して、挟持面25aを本体部4側に向けた姿勢で固定されている。
押さえ部材25は、図4(c)及び図5に示すように、カバー部6が閉位置にあるときに、本体部4の反射板8の一部と挟持面25aとで、上限位置Uにあるワイヤエンド23を挟持する。これにより、押さえ部材25は、上限位置Uにあるワイヤエンド23の横移動を規制する。なお、押さえ部材25とともにワイヤエンド23を狭持する本体部4側の部材は、特に限定されず、枠材7自体や枠材7に固定したブラケットなどであってもよい。
押さえ部材25は、ウレタンフォームなどの発泡体から構成することができる。発泡体以外の押さえ部材25の材料の例としては、合成樹脂、ゴム、バネなど他の弾性体が挙げられる。
本実施形態では、カバー部6が閉位置にあるときに、押さえ部材25がワイヤエンド23に当接して、ワイヤエンド23の横移動を規制する。このため、第1実施形態と同様に、移動体の揺れや振動が照明装置1に伝わった場合の音の発生を低減することができる。
また、本実施形態では、上限位置Uにあるワイヤエンド23にエンドガイド24Aを当接させる必要がないので、第1実施形態のエンドガイド24よりも、ワイヤエンド23に作用する摺動抵抗を小さくすることができる。これにより、より小径のワイヤ21を採用することが可能になる。
さらに、本実施形態では、エンドガイド24Aの長さを短くすることができるので、グローブ部12の外部から見たときに、エンドガイド24Aを目立たなくすることができ、照明装置1の外観品質を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、図6を参照して、第3実施形態について説明する。なお、上記実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
上記第2実施形態では、上限位置Uにあるワイヤエンド23を、カバー部6側に設けた押さえ部材25と本体部4の一部との間で挟持する。これに対し、本実施形態では、本体部4側に設けた規制部である受け部材27により、上限位置Uへ上昇してきたワイヤエンド23を受け止める。他の構成は、第2実施形態と同様であるので説明を省略する。
図6に示すように、受け部材27は、本体部4におけるワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置に、ブラケット28を介して、受け面27aを下向きにした姿勢で固定されている。受け部材27は、押さえ部材25と同様の材料から構成することができる。
カバー部6が閉位置にあるとき、上限位置Uにあるワイヤエンド23は、ワイヤ21からワイヤ21の軸方向上向きの力を受けて、受け部材27の受け面27aに押し付けられる。受け面27aは、ワイヤエンド23からの押圧力を受けて凹曲面状に変形し、ワイヤエンド23の横移動を拘束する。なお、受け面27aの形状は、平面状に限らず、傾斜面状、谷状、凹曲面状などであってもよい。
本実施形態では、カバー部6が閉位置にあるときに、受け部材27がワイヤエンド23に当接して、ワイヤエンド23の横移動を規制する。このため、第1及び第2実施形態と同様に、移動体の揺れや振動が照明装置1に伝わった場合の音の発生を低減することができる。
また、本実施形態では、ワイヤガイド22が固定された本体部4側に、受け部材27が設けられている。このため、例えば、ヒンジ5のガタ(軸挿入部のあそび)が比較的大きい場合は、受け部材27とワイヤエンド23との位置合わせが、押さえ部材25とワイヤエンド23との位置合わせよりも容易になる。
<第4実施形態>
次に、図7を参照して、第4実施形態について説明する。なお、上記実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、弾性体の変形や弾性力ではなく、磁石の吸着力を用いてワイヤエンド23の移動を規制する。すなわち、本実施形態は、押さえ部材25及び受け部材27の代わりに規制部である磁石29が設けられている点で、第2及び第3実施形態と異なる。他の構成は、第2または第3実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態のワイヤエンド23は、鉄などの磁性体からなる。また、図7に示すように、本体部4の反射板8におけるワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置には、例えばフェライト磁石などの磁石29が埋め込まれている。磁石29は、その前面において、上限位置Uにあるワイヤエンド23を吸着し、これにより、ワイヤエンド23の横移動を規制する。なお、磁石29の下端の高さ位置は、上限位置Uにあるワイヤエンド23の下端より高くすることができる。これにより、上限位置Uまでのワイヤエンド23の上方移動を妨げないようにすることができる。なお、反射板8の材料は、少なくとも磁石29の磁場の及ぶ範囲に、例えばアルミ等の非磁性体を採用することで、ワイヤエンド23の移動をよりスムーズにすることができる。
本実施形態では、カバー部6が閉位置にあるときに、磁石29がワイヤエンド23に吸着して、ワイヤエンド23の横移動を規制する。このため、第1乃至第3実施形態と同様に、移動体の揺れや振動が照明装置1に伝わった場合の音の発生を低減することができる。
また、本実施形態では、ワイヤガイド22が固定された本体部4側に、磁石29が設けられている。このため、例えば、ヒンジ5のガタ(軸挿入部のあそび)が比較的大きい場合でも、ワイヤエンド23と磁石29との位置合わせが容易になる。
さらに、磁石29は、本体部4の一部品に埋め込まれている。このため、グローブ部12の外部から見たときに、磁石29を目立たなくすることができ、照明装置1の外観品質を高めることができる。
なお、磁石29の位置は、上限位置Uにあるワイヤエンド23を吸着できる位置であれば、特に限定されない。例えば、カバー部6の枠材13における、ワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置に磁石29を固定してもよい。
以上、本開示のいくつかの実施形態について説明したが、これらは本開示の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎない。本開示の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、上記実施形態では、ワイヤ21の基端部をカバー部6側に連結し、ワイヤガイド22を本体部4側に設けたが、ワイヤ21の基端部を本体部4側に連結し、ワイヤガイド22をカバー部6側に設けてもよい。この場合、エンドガイド24や受け部材27は、カバー部6側に設けられ、押さえ部材25は、本体部4側に設けられる。
また、上記実施形態を組み合わせて適用することも可能である。ある実施形態では、ワイヤエンド23を磁性体製とし、エンドガイド24におけるワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置に磁石29を設けることができる。これにより、上限位置Uにおけるワイヤエンド23をより確実に捕捉し、エンドガイド24内におけるワイヤエンド23の移動をより確実に拘束することができる。
別のある実施形態では、エンドガイド24におけるワイヤエンド23の上限位置Uと対応する位置に受け部材27を設けることができる。また、別のある実施形態では、エンドガイド24の側面に開口を設けて、エンドガイド24と押さえ部材25とで上限位置Uにあるワイヤエンド23を挟持するように構成することができる。これにより、上限位置Uにおけるワイヤエンド23のエンドガイド24内の移動をより一層確実に拘束することができる。
さらに別の実施形態では、ワイヤエンド23を磁性体製とし、押さえ部材25または受け部材27に磁石29を組み込むことができる。これにより、押さえ部材25または受け部材27によるワイヤエンド23の保持力を高めることができる。また、別のある実施形態では、押さえ部材25と受け部材27とを併用することができる。
以上、説明した通り、本開示の実施形態にかかる移動体用照明装置1のハウジング2は、移動体の壁面に固定される本体部4と、本体部4にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられたカバー部6と、を備える。また、ハウジング2は、可撓性を有する線状部材としてのワイヤ21と、ガイド部としてのワイヤガイド22と、エンド部としてのワイヤエンド23と、規制部とを備える。ワイヤ21は、基端部が本体部4及びカバー部6のうち一方に回動可能に連結され、ワイヤガイド22は、本体部4及びカバー部6のうち他方に固定され、ワイヤ21をガイドするガイド孔22aを備える。ワイヤエンド23は、ガイド孔22aに挿通されたワイヤ21の先端部に設けられ、ガイド孔22aを通過不能な形状または大きさを有する。ワイヤエンド23は、カバー部6の開閉動作に伴って、カバー部6が開位置にあるときの下限位置L(第1位置)と、カバー部6が閉位置にあるときの上限位置U(第2位置)との間を移動可能である。規制部は、上限位置Uにあるワイヤエンド23に当接することにより、ワイヤエンド23のワイヤ21の軸方向と直交する方向への移動を規制する。
ワイヤエンド23は、略球形状を有している。また、ガイド孔22aは、ワイヤ21の基端部とカバー部6との連結点である連結ピン21aよりも、ヒンジ5から離れた位置に設けられている。
規制部は、ガイド孔22aに連通する連通孔24aを含んでもよい。ワイヤエンド23は、連通孔24aに、下限位置Lから上限位置Uまで遊嵌状態で摺動可能に収容される。
規制部は、本体部4及びカバー部6のうち一方における、上限位置Uに対応する位置に固定された第1弾性体としての押さえ部材25を含んでもよい。押さえ部材25は、カバー部6が閉位置にあるとき、本体部4及びカバー部6のうち他方の一部と、上限位置Uにあるワイヤエンド23を挟持する。
規制部は、本体部4及びカバー部6のうち他方における、上限位置Uに対応する位置に固定された第2弾性体としての受け部材27を含んでもよい。カバー部6が閉位置にあるとき、上限位置Uにあるワイヤエンド23は、ワイヤ21の軸方向の力をワイヤ21から受けて、受け部材27に押し付けられる。
規制部は、本体部4またはカバー部6における、上限位置Uに対応する位置に固定された磁石29を含んでもよい。磁石29は、磁性体であるワイヤエンド23を上限位置Uにおいて吸着する。
1 移動体用照明装置
2 ハウジング
4 本体部
6 カバー部
21 ワイヤ(線状部材)
21a 連結ピン(連結点)
22 ワイヤガイド(ガイド部)
23 ワイヤエンド(エンド部)
24 エンドガイド(規制部)
24a 連通孔
25 押さえ部材(第1弾性体、規制部)
27 受け部材(第2弾性体、規制部)
29 磁石(規制部)
L 下限位置(第1位置)
U 上限位置(第2位置)

Claims (7)

  1. 移動体の壁面に固定される本体部と、
    前記本体部にヒンジを介して開閉可能に取り付けられたカバー部と、
    基端部が前記本体部及びカバー部のうち一方に回動可能に連結された、可撓性を有する線状部材と、
    前記本体部及びカバー部のうち他方に固定され、前記線状部材をガイドするガイド孔を備えたガイド部と、
    前記ガイド孔に挿通された前記線状部材の先端部に設けられ、前記ガイド孔を通過不能な形状または大きさを有し、前記カバー部の開閉動作に伴って、前記カバー部が開位置にあるときの第1位置と、前記カバー部が閉位置にあるときの第2位置との間を移動可能であるエンド部と、
    前記第2位置にあるエンド部に当接することにより、前記エンド部の前記線状部材の軸方向と直交する方向への移動を規制する規制部と、
    を備えた移動体用照明装置のハウジング。
  2. 前記エンド部は、略球形状を有している、請求項1に記載の移動体用照明装置のハウジング。
  3. 前記ガイド孔は、前記線状部材の基端部と前記カバー部との連結点よりも、前記ヒンジから離れた位置に設けられている、請求項1または2に記載の移動体用照明装置のハウジング。
  4. 前記規制部は、前記ガイド孔に連通する連通孔を有し、
    前記エンド部は、前記連通孔に、前記第1位置から前記第2位置まで遊嵌状態で摺動可能に収容されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の移動体用照明装置のハウジング。
  5. 前記規制部は、前記本体部及びカバー部のうち一方における、前記第2位置に対応する位置に固定された第1弾性体からなり、
    前記第1弾性体は、前記カバー部が閉位置にあるとき、前記本体部及びカバー部のうち他方の一部と、前記第2位置にある前記エンド部を挟持する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動体用照明装置のハウジング。
  6. 前記規制部は、前記本体部及びカバー部のうち他方における、前記第2位置に対応する位置に固定された第2弾性体からなり、
    前記カバー部が閉位置にあるとき、前記第2位置にある前記エンド部は、前記線状部材の軸方向の力を前記線状部材から受けて、前記第2弾性体に押し付けられる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の移動体用照明装置のハウジング。
  7. 前記エンド部は、磁性体からなり、
    前記規制部は、前記本体部または前記カバー部における、前記第2位置に対応する位置に固定された、前記第2位置において前記磁性体を吸着する磁石である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の移動体用照明装置のハウジング。
JP2017064482A 2017-03-29 2017-03-29 移動体用照明装置のハウジング Pending JP2018170085A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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