JP2018169331A - 圧力センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力及び温度の両方が検出可能であると共にウェハレベルパッケージとして構成されたセンサチップを備えた圧力センサにおいて、圧力測定精度と温度応答性とを両立させること。
【解決手段】モールド樹脂部140は、柱状の中間部141と、中間部141の一端側の一端部142と、中間部141において一端部142とは反対側の他端部143と、を有している。また、モールド樹脂部140は、センサチップ150のうちダイヤフラム157が露出するように、一端部142にセンサチップ150を封止している。一端部142は、中間部141の延設方向に沿った軸144に対して傾斜した状態で中間部141に接続されている。センサチップ150は、受圧面160がポッティング樹脂部130側に向けられていると共に、受圧面160が軸144に対して垂直に配置された状態で一端部142に封止されている。
【選択図】図1
【解決手段】モールド樹脂部140は、柱状の中間部141と、中間部141の一端側の一端部142と、中間部141において一端部142とは反対側の他端部143と、を有している。また、モールド樹脂部140は、センサチップ150のうちダイヤフラム157が露出するように、一端部142にセンサチップ150を封止している。一端部142は、中間部141の延設方向に沿った軸144に対して傾斜した状態で中間部141に接続されている。センサチップ150は、受圧面160がポッティング樹脂部130側に向けられていると共に、受圧面160が軸144に対して垂直に配置された状態で一端部142に封止されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、測定対象の圧力及び温度を検出可能に構成された圧力センサに関する。
従来より、温度センサと圧力センサとを備えた複合センサが、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、圧力センサは本体部に設けられ、温度センサは本体部から突出した温度アームの先端部に設けられた構成が提案されている。本体部は、圧力センサに通じる圧力導入通路を有している。
上記従来の技術では、圧力センサと温度センサとが別体の構成になっている。そこで、圧力センサと温度センサとをウェハレベルパッケージとして一体的に構成することが考えられる。この場合、圧力センサ及び温度センサは平面構造を持つ1つのセンサチップとして構成される。したがって、複合センサは1つのセンサチップを備えた構成となる。また、センサチップは、例えば平面部分である表面が配管の肉厚部に差し込まれる方向に平行になるように複合センサに組み付けられる。
ここで、複合センサが配管に固定される場合、センサチップの一部が配管の中空部に突き出すように構成される。しかし、センサチップは平面構造を持つため、配管内に配置される向きによっては、配管に流れる流体からセンサチップが動圧の影響を受け、圧力測定精度が低下してしまうという問題がある。
これに対し、センサチップが配管内の肉厚部側に位置するように複合センサを構成することが考えられる。これにより、センサチップが流体の動圧の影響を受けにくくなり、流体の静圧を測定できるようになると考えられる。しかし、センサチップが流体の流れの中心から外れた位置に配置されるので、流体の流れが淀む場合や、流体が液体の場合に流体に気泡が含まれる場合では、流体の温度がセンサチップに伝わりにくくなり、温度応答性が低下しまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、圧力及び温度の両方が検出可能であると共にウェハレベルパッケージとして構成されたセンサチップを備えた圧力センサにおいて、圧力測定精度と温度応答性とを両立させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、圧力センサは、ウェハレベルパッケージとして複数の層(151〜155)が積層されて構成された板状の積層基板(156)と、複数の層のうちの一つに形成されていると共に測定対象の圧力が印加されるダイヤフラム(157)と、ダイヤフラムに設けられた圧力検出部(158)と積層基板に設けられた温度検出部(158)と、を有し、ダイヤフラムの歪みに応じた圧力信号を圧力検出部から出力する一方、積層基板が測定対象から受ける熱に応じた温度信号を温度検出部から出力するセンサチップ(150)と、
圧力センサは柱状の中間部(141)と、中間部の一端側の一端部(142)と、中間部において一端部とは反対側の他端部(143)と、を有し、センサチップのうち圧力検出部及び温度検出部に対応する部分が露出するように、一端部にセンサチップを封止したモールド樹脂部(140)を備えている。
圧力センサは柱状の中間部(141)と、中間部の一端側の一端部(142)と、中間部において一端部とは反対側の他端部(143)と、を有し、センサチップのうち圧力検出部及び温度検出部に対応する部分が露出するように、一端部にセンサチップを封止したモールド樹脂部(140)を備えている。
圧力センサは、モールド樹脂部の他端部を保持し、取付対象である配管(200)の肉厚部(210)に固定されることでモールド樹脂部の一端部を配管の内部に位置させる保持部(110、120、130)を備えている。
そして、センサチップは、ダイヤフラムの受圧面(160)が、中間部の延設方向に沿った軸(144)に対して傾斜した状態で一端部に固定されている。
これによると、センサチップが配管の内部に配置されたとき、受圧面が配管内の流体の流れに対して傾斜しているので、受圧面が流体から受ける動圧の影響を低減することができる。したがって、センサチップの圧力測定精度を確保することができる。
また、複数のゲージ抵抗が配置されたダイヤフラムが配管の中央部に配置されるので、流体の熱が複数のゲージ抵抗に伝わりやすくなる。したがって、センサチップの温度応答性を確保することができる。
以上により、ウェハレベルパッケージとして構成されたセンサチップを備えた圧力センサにおいて、圧力測定精度と温度応答性とを両立させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る圧力センサは、測定対象の圧力及び温度の両方を検出可能に構成されたものである。圧力センサは配管に固定され、配管内の測定対象の圧力及び温度を検出する。測定対象は、例えばオイルである。
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る圧力センサは、測定対象の圧力及び温度の両方を検出可能に構成されたものである。圧力センサは配管に固定され、配管内の測定対象の圧力及び温度を検出する。測定対象は、例えばオイルである。
図1に示されるように、圧力センサ100は、ハウジング110、成形樹脂部120、ポッティング樹脂部130、モールド樹脂部140、及びセンサチップ150を備えている。
ハウジング110は、SUS等の金属材料が切削等により加工された中空形状のケースである。ハウジング110の一端側の外周面には、取付対象である配管200にネジ結合可能な雄ネジ部111が形成されている。ハウジング110の一端側には貫通孔112が形成され、この貫通孔112はハウジング110の他端側に形成された開口部113に連通している。ハウジング110の開口部113は周壁114に囲まれることで構成されている。ハウジング110は、配管200の肉厚部210に設けられた貫通ネジ穴220に固定される。
成形樹脂部120は、圧力センサ100と外部装置とを電気的に接続するためのコネクタを構成する部分である。成形樹脂部120は、例えばPPS等の樹脂材料で形成されており、一端側がハウジング110の開口部113に固定される固定部121として形成され、他端側がコネクタ部122として形成されている。
また、成形樹脂部120は、ピン状のターミナル123がインサート成形により一体成形されている。ターミナル123の一端側は固定部121に封止され、他端側はコネクタ部122の内側に露出するように成形樹脂部120にインサート成形されている。さらに、成形樹脂部120は、モールド樹脂部140の他端部143を封止してモールド樹脂部140の他端部143を保持している。
そして、成形樹脂部120は、固定部121がOリング124を介してハウジング110の開口部113に嵌め込まれた状態で、ハウジング110の周壁114の端部が当該固定部121を押さえるようかしめ固定されている。
ポッティング樹脂部130は、例えばエポキシ樹脂等の樹脂材料で形成されており、成形樹脂部120の固定部121に設けられた凹部125に充填されている。ポッティング樹脂部130は、測定対象であるオイルからモールド樹脂部140の他端部143やターミナル123の接合部等をシール・保護する役割を果たす。
モールド樹脂部140は、センサチップ150を保持する部品である。モールド樹脂部140は、柱状の中間部141と、中間部141の一端側の一端部142と、中間部141において一端部142とは反対側の他端部143と、を有している。モールド樹脂部140は、一端部142にセンサチップ150を封止している。
中間部141と他端部143とは一直線状に連結されている。一方、一端部142は、中間部141の延設方向に沿った軸144に対して傾斜した状態で中間部141に接続されている。本実施形態では、中間部141と一端部142とは直角に連結されている。
また、モールド樹脂部140は、リードフレーム145の一部、回路チップ146、及びチップコンデンサ147を封止している。
リードフレーム145は、センサチップ150、回路チップ146、及びチップコンデンサ147が実装されるベースとなる部品である。リードフレーム145の一端側はL字状に折り曲げられていると共にモールド樹脂部140の一端部142に封止されている。リードフレーム145の中間部分は中間部141に封止され、他端側の一部は他端部143に封止されている。
また、リードフレーム145の他端側の先端部分は、モールド樹脂部140の他端部143から突出していると共に、ターミナル123の一端側に接続されている。なお、リードフレーム145は、複数に分割されていても良い。この場合、ボンディングワイヤによって電気的接続を行えば良い。
回路チップ146は、メモリ等の半導体集積回路が形成されたICチップである。回路チップ146は、半導体基板等を用いて形成されている。回路チップ146は、センサチップ150への電源(定電流)の供給、センサチップ150から圧力信号及び温度信号を入力し、予め設定された信号処理値に基づいて各信号の信号処理を行う。信号処理値とは、各信号の信号値を増幅や演算等するための調整値である。回路チップ146は、図示しないボンディングワイヤによってリードフレーム145を介してセンサチップ150やチップコンデンサ147等と電気的に接続されている。
チップコンデンサ147は、例えば、ターミナル123を介して圧力センサ100の内部に侵入するノイズを除去するための電子部品である。
センサチップ150は、測定対象の圧力及び温度を検出する電子部品である。センサチップ150は、例えば銀ペースト等でリードフレーム145に実装されている。
図2に示されるように、センサチップ150は、複数の層151〜155が積層されて構成された板状の積層基板156を有して構成されている。複数の層151〜155は、ウェハレベルパッケージとして複数のウェハが積層され、半導体プロセス等で加工された後、センサチップ150毎にダイシングカットされる。
複数の層151〜155は、第1層151、第2層152、第3層153、第4層154、及び第5層155が積層されて構成されている。例えば、第1層151、第2層152、及び第3層153によってSOI基板が構成され、第4層154及び第5層155によってキャップ基板が構成されている。
第2層152及び第3層153は、薄肉状のダイヤフラム157として構成されている。第3層153は例えばシリコン等の半導体層であり、複数のゲージ抵抗158が形成されている。各ゲージ抵抗158は、第3層153に対するイオン注入により形成された拡散抵抗である。各ゲージ抵抗158はダイヤフラム157の上に形成された薄膜抵抗として構成されていても良い。なお、第3層153には、各ゲージ抵抗158に接続された図示しない配線部やパッド等も形成されている。
各ゲージ抵抗158は、ダイヤフラム157の歪みに応じて抵抗値が変化する抵抗素子である。また、各ゲージ抵抗158は温度に応じて抵抗値が変化する素子である。各ゲージ抵抗158は、ホイートストンブリッジ回路を構成するように電気的に接続されている。ホイートストンブリッジ回路は、回路チップ146から定電流の電源が供給される。これにより、各ゲージ抵抗158のピエゾ抵抗効果を利用して、ダイヤフラム157の歪みや温度に応じた電圧をセンサ信号として検出することができる。
具体的には、センサチップ150は、ダイヤフラム157の歪みに応じた複数のゲージ抵抗158の抵抗変化をホイートストンブリッジ回路の中点電圧の変化として検出し、当該中点電圧を圧力信号として出力する。一方、センサチップ150は、積層基板156が測定対象から受ける熱に応じた複数のゲージ抵抗158の抵抗変化をホイートストンブリッジ回路のブリッジ電圧として検出し、当該ブリッジ電圧を温度信号として出力する。
したがって、本実施形態では、各ゲージ抵抗158は、圧力検出部及び温度検出部の両方の機能を有すると言える。なお、センサチップ150は、圧力検出部及び温度検出部に対応した部分が露出するように、モールド樹脂部140に封止されている。
また、第1層151は、ダイヤフラム157のうち各ゲージ抵抗158が設けられたセンシング領域に対応する開口部159を有する。これにより、ダイヤフラム157のセンシング領域が第1層151の開口部159に露出する。測定対象の圧力は、この開口部159に露出するダイヤフラム157の受圧面160に印加される。
一方、第4層154及び第5層155は、ダイヤフラム157のセンシング領域に対応した部分が凹んだ凹部161を有する。この凹部161は、第3層153、第4層154、及び第5層155が積層されることで密閉された空間部162を構成している。空間部162は、例えば真空室になっている。したがって、センサチップ150によって測定される圧力は絶対圧である。
なお、第1層151は例えば半導体基板であり、第2層152及び第4層154は例えば絶縁層である。第5層155は、半導体基板やガラス基板等で構成されている。
図3に示されるように、センサチップ150は、ダイヤフラム157が露出するようにモールド樹脂部140の一端部142に封止されている。本実施形態では、一端部142に受圧面160を露出させる開口部142aと第5層155のうちダイヤフラム157に対応する部分を露出させる開口部142bとが設けられている。これにより、測定対象の圧力は開口部142aを介してダイヤフラム157の受圧面160に印加される。また、各開口部142a、142bを介して測定対象の温度が各ゲージ抵抗158に伝わる。
ここで、センサチップ150は、ダイヤフラム157の受圧面160が、中間部141の延設方向に沿った軸144に対して傾斜した状態で一端部142に固定されている。本実施形態では、受圧面160は、軸144に対して垂直に配置されている。これによると、ハウジング110が配管200の貫通ネジ穴220に固定されることで、モールド樹脂部140の一端部142を配管200の内部に位置する際に、受圧面160が測定対象の流れに対して常に平行に配置される。このため、受圧面160が測定対象から受ける動圧の影響を最小限にすることができる。
また、ハウジング110は配管200の貫通ネジ穴220に固定されるが、ハウジング110の回転停止位置にかかわらず、受圧面160は測定対象の流れに常に平行に配置される。このため、配管200に対して圧力センサ100の取付方法や取付構造が限定されることはない。センサチップ150が配管200内の中央部に突き出して配置されるので、ディフューザー等の構造が不要であり、センサチップ150への気泡の噛みこみ等の懸念も無い。
さらに、センサチップ150は、受圧面160がポッティング樹脂部130側に向けられた状態で一端部142に封止されている。これにより、モールド樹脂部140を成形樹脂部120やハウジング110に組み付ける際や圧力センサ100の運搬時に、ダイヤフラム157を保護することができる。したがって、ダイヤフラム157の破損を防止することができる。
圧力センサ100の製造方法としては、まず、モールド樹脂部140を製造し、モールド樹脂部140及びターミナル123を接合した後、成形金型で成形樹脂部120を樹脂成型する。さらに、成形樹脂部120の凹部125にポッティング樹脂部130を充填する。続いて、ハウジング110を用意し、モールド樹脂部140をハウジング110の貫通孔112に通し、Oリング124を咬ませて成形樹脂部120の固定部121をハウジング110の開口部159に配置する。そして、ハウジング110の周壁114の端部で固定部121をかしめ固定する。こうして、圧力センサ100が完成する。
以上説明したように、本実施形態では、センサチップ150が配管200の内部に配置されたとき、受圧面160が配管200内の流体の流れに対して傾斜して配置される。このため、センサチップ150の受圧面160が流体から受ける動圧の影響を低減させることができる。また、圧力センサ100が配管200に固定された際に、センサチップ150を配管200の中央部に配置される。このため、流体の熱をセンサチップ150の各ゲージ抵抗158に伝えやすくすることができる。したがって、以上により、センサチップ150がウェハレベルパッケージとして形成された構成において、圧力測定精度と温度応答性とを両立させることができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ハウジング110、成形樹脂部120、及びポッティング樹脂部130が特許請求の範囲の「保持部」に対応する。また、複数のゲージ抵抗158が特許請求の範囲の「圧力検出部」及び「温度検出部」に対応する。
変形例として、図4に示されるように、モールド樹脂部140の一端部142は軸144に対して鈍角をなすように中間部141に接続されていても良い。一方、図5に示されるように、モールド樹脂部140の一端部142は軸144に対して鋭角をなすように中間部141に接続されていても良い。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図6に示されるように、モールド樹脂部140は、一端部142、中間部141、及び他端部143が柱状に一体的に構成されている。
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図6に示されるように、モールド樹脂部140は、一端部142、中間部141、及び他端部143が柱状に一体的に構成されている。
また、センサチップ150は、受圧面160が一端部142において中間部141とは反対側の端面148に露出するように、一端部142に封止されている。本実施形態では、一端部142に開口部142cが設けられ、この開口部142cを介してセンサチップ150の受圧面160が一端部142の端面148に露出している。このように、モールド樹脂部140は、断面L字状の形状ではなく、棒状の形状に構成されていても良い。
変形例として、センサチップ150の受圧面160は軸144に対して垂直ではなく、図4や図5と同様に傾斜した状態で一端部142に封止されていても良い。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された圧力センサ100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、センサチップ150の構成は5つの層151〜155に限られず、ウェハレベルパッケージとして構成されていれば層の数は適宜変更しても構わない。
上記各実施形態で示された圧力センサ100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、センサチップ150の構成は5つの層151〜155に限られず、ウェハレベルパッケージとして構成されていれば層の数は適宜変更しても構わない。
また、上記各実施形態では、複数のゲージ抵抗158が圧力と温度の両方を検出するように構成されているが、圧力を検出する素子と温度を検出する素子とは別々に構成されていても良い。つまり、圧力検出部と温度検出部とがセンサチップ150に別々に設けられていても良い。
さらに、図4及び図5に示されたモールド樹脂部140の一端部142の形状は一例であり、センサチップ150の傾きを維持できれば外形は他の形状でも良い。
100 圧力センサ、110 ハウジング、120 成形樹脂部、130 ポッティング樹脂部、140 モールド樹脂部、141 中間部、142 一端部、143 他端部、144 軸、150 センサチップ、151〜155 層、156 積層基板、157 ダイヤフラム、158 ゲージ抵抗、160 受圧面、200 配管、210 肉厚部
Claims (4)
- ウェハレベルパッケージとして複数の層(151〜155)が積層されて構成された板状の積層基板(156)と、前記複数の層のうちの一つに形成されていると共に測定対象の圧力が印加されるダイヤフラム(157)と、前記ダイヤフラムに設けられた圧力検出部(158)と前記積層基板に設けられた温度検出部(158)と、を有し、前記ダイヤフラムの歪みに応じた圧力信号を前記圧力検出部から出力する一方、前記積層基板が測定対象から受ける熱に応じた温度信号を前記温度検出部から出力するセンサチップ(150)と、
柱状の中間部(141)と、前記中間部の一端側の一端部(142)と、前記中間部において前記一端部とは反対側の他端部(143)と、を有し、前記センサチップのうち前記圧力検出部及び前記温度検出部に対応する部分が露出するように、前記一端部に前記センサチップを封止したモールド樹脂部(140)と、
前記モールド樹脂部の前記他端部を保持し、取付対象である配管(200)の肉厚部(210)に固定されることで前記モールド樹脂部の前記一端部を前記配管の内部に位置させる保持部(110、120、130)と、
を備え、
前記センサチップは、前記ダイヤフラムの受圧面(160)が、前記中間部の延設方向に沿った軸(144)に対して傾斜した状態で前記一端部に固定されている圧力センサ。 - 前記受圧面は、前記軸に対して垂直に配置されている請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記一端部は、前記軸に対して傾斜した状態で前記中間部に接続されており、
前記センサチップは、前記受圧面が前記保持部側に向けられた状態で前記一端部に封止されている請求項1または2に記載の圧力センサ。 - 前記一端部、前記中間部、及び前記他端部は、柱状に一体的に構成されており、
前記センサチップは、前記受圧面が前記一端部において前記中間部とは反対側の端面(148)に露出するように、前記一端部に封止されている請求項1または2に記載の圧力センサ。
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