JP2018169000A - 金属環付きcvjブーツ及びその製造方法 - Google Patents

金属環付きcvjブーツ及びその製造方法 Download PDF

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一輝 山崎
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Abstract

【課題】ブーツプロテクターを装着せずに金属環とベロー部の直接接触による傷付き防止を図る。【解決手段】弾性体製のベロー部1と金属環2とを備え、ベロー部1の一方の端部3がシャフトに固定されると共に他方の端部4が金属環2に固定され、金属環2の他方の端部5がジョイントの外周面に固定される金属環付きCVJブーツにおいて、金属環2には、ジョイントに作動角が付いた際に、少なくともベロー部1と接触する危険がある部位7に発泡プラスチック層8を形成するようにしている。発泡プラスチック層8の形成は、好ましくは、発泡プラスチック原料を塗布または吹きつけてから、金属環2上で発泡させることである。【選択図】図1

Description

本発明は、CVJブーツ及びその製造方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、金属環かしめタイプのCVJブーツ(本明細書では金属環付きCVJブーツと呼ぶ)及びその製造方法に関するものである。
金属環付きプロペラシャフト用CVJブーツにおいては、図2に示すように、プロペラシャフト101に高角度が付いた際に、ゴム又は樹脂で形成されたベロー部102と金属部103とが直接接触することがある。このことがベロー部102の損傷及び早期摩耗の主原因となっている。
そこで、図3に示すように、金属環103にゴム又は樹脂で形成したブーツプロテクター104を装着して、オーバーアングルによる金属環103とベロー部102との直接接触を防止することで、ベロー部102の損傷及び早期摩耗を抑制することが提案されている(特許文献1)。
実開平02−102022号公報
しかしながら、ブーツプロテクター104は、金属環103に対し一点一葉の構成であるため、金属環103のサイズ、形状が変更された場合には、その都度新たに開発する必要があり、汎用性もなく他製品へ適用することもできない。また、部品点数も増えてしまう問題を伴う。
そこで、本発明は、ブーツプロテクターを装着せずに金属環とベロー部の直接接触による傷付き防止を図ることができるプロペラシャフト用CVJブーツ及びその製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、弾性体製のベロー部と金属環とを備え、ベロー部の一方の端部がシャフトに固定されると共に他方の端部が金属環に固定され、金属環の他方の端部がジョイントの外周面に固定される金属環付きCVJブーツにおいて、金属環には、ジョイントに作動角が付いた際に、少なくともベロー部と接触する危険がある部位に発泡プラスチック層を形成するようにしている。
また、請求項3記載の発明は、弾性体製のベロー部と金属環とを備え、ベロー部の一方の端部がシャフトに固定されると共に、他方の端部が金属環に固定され、金属環の他方の端部がジョイント外周面に固定される金属環付きCVJブーツの製造方法において、金属環には、ジョイントに作動角が付いた際に、少なくともベロー部と接触する危険がある部位に発泡ポリウレタンを塗布または吹きつけてから、金属環上で発泡させることにより発泡プラスチック層を形成するようにしている。
請求項1記載の金属環付きCVJブーツによれば、発泡プラスチック層がクッションとなることでオーバーアングルによる金属環とベロー部の直接接触を避けベロー部側の傷付きを防止することができる。
また、本発明の金属環付きCVJブーツによれば、別部材としてのブーツプロテクターを削減することができるので、部品点数の低減が図れる。同時に、従来のものより簡易な構造であると共に、ブーツプロテクターが不要であるため、金属環のサイズや形状等を変更した場合にも、その都度ブーツプロテクターの新規開発を必要とせず、直ちに対応できる。
また、本発明の金属環付きCVJブーツ製造方法によれば、ベロー部と接触する危険がある金属環の部位に発泡プラスチック原料を塗布あるいは吹きつけてから、金属環の上で発泡させることにより発泡プラスチック層を形成するので、金属環の形状や大きさに関係なく発泡プラスチック層が必要な範囲に必要量だけ容易に形成することができる。そして、大きさや形状が異なる金属環毎の別部材としてのブーツプロテクターを用意する必要がないので、金属環の形状変更に対して即応できると共に部品点数の低減が図れる。
本発明の金属環付きCVJブーツの一実施形態を示す中央縦断半截断面図である。 従来の金属環付きプロペラシャフト用CVJブーツにおけるオーバーアングル状態を示す説明図である。 従来のブーツプロテクターを装着した金属環付きCVJブーツを示す中央縦断半截断面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明の金属環付きCVJブーツの実施形態の一例を示す。
この実施形態にかかる金属環付きCVJブーツは、例えばU字状に湾曲した屈曲部を有するゴム等の弾性体製のベロー部1と、図示していないジョイントの外側継手部材に装着される金属環2とを備え、ベロー部1の一方の端部3がシャフト(図示省略)に固定されると共に他方の端部4が金属環2に固定され、さらに金属環2の他方の端部5がジョイントの外側継手部材の外周面に固定されることによって、ベロー部1をシャフトと金属環2との間で固定し、ジョイントを密封するように覆ってグリースを封止するように設けられている。
金属環2とベロー部1の他端部4との接合は、例えば金属環2のベロー部1側の端部に先端が内径側に折り返されて成るクリップ状の凹部6が設けられ、この凹部6に玉状に膨大したベロー部1の他端部4を嵌め込んでからかしめることで固定されている。
金属環2には、ジョイントに作動角(特に高角度)が付いた際に、少なくともベロー部1と接触する危険がある部位7に柔らかくて緩衝作用のある発泡プラスチック層8が形成されている。
ここで、発泡プラスチック層8を形成する範囲は、少なくともベロー部1が金属環2に接触する虞がある部位7あるいはそれを含む領域であれば足り、ベロー部1が金属環2に接触する虞がある部位7に制限されるものではない。換言すれば、発泡プラスチック層8は、少なくとも金属環2のベロー部1と接触する危険がある部位7に形成されれば足りるが、金属環2のベロー部1と接触する危険がある部位7の外にまで形成しても良いし、場合によっては金属環2の外周面(大気側に対向する面)全域に形成されても良い。発泡プラスチック層8を形成する範囲を、金属環2とベロー部1とが直接接触・干渉する部位7のみに限る場合には、無用に発泡プラスチック層8を形成しないことでのコスト削減を図り得るので好ましい。
発泡プラスチック層8としては、例えば軟質プラスチックフォームあるいは半硬質プラスチックフォームの使用が好ましく、より好ましくは軟質プラスチックフォームの使用である。ここで、軟質プラスチックフォームとしては、ポリウレタン(PUR)を原料とする軟質ポリウレタンフォーム、ポリ塩化ビニル(PVC)を原料とする軟質ポリ塩化ビニルフォーム、ラバーフォームなどが挙げられるが、なかでも気泡が連通し、柔らかくて緩衝作用のある軟質ポリウレタンフォームの使用が好ましい。なお、半硬質プラスチックフォームとしては、ポリエチレン(PE)を原料とするポリエチレンフォーム、ポリ塩化ビニルフォームなどが挙げられる。
本実施形態の場合、発泡プラスチック層8は、軟質ポリウレタンフォームによって構成されている。この軟質ポリウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートとを主成分として、それに発泡剤、制泡剤、触媒、着色剤などを必要に応じて混合した混合原液を、金属環2の外周面に塗布または吹きつけてから金属環2の上で発泡させるようにして、金属環2の外周面上の必要な箇所に必要な量の発泡層を形成するようにしている。
ここで、発泡ポリウレタン層8を形成する手法としては、特定の手法に限定されるものではないが、好ましくは金属環2の表面に発泡ポリウレタン原液を刷毛などで塗布しあるいはスプレーなどで吹き付け、その後金属環2の表面でウレタンを発泡させて発泡層を形成することである。この場合、金属環2の形状や大きさに関係なく発泡プラスチック層8が必要な範囲に必要量だけ容易に形成することができる。そして、別部材としてのブーツプロテクターを用意する必要がないので、金属環2の形状変更に対して即応できると共に部品点数の低減が図れる。
以上のように構成された金属環付きCVJブーツによれば、金属環2の大気側の面に発泡ポリウレタン層8が形成されているので、プロペラシャフトに高角度がついた際に、発泡ポリウレタン層8とベロー部1とが接触し、金属環2がベロー部1に直接接触してベロー部1の損傷及び早期摩耗を抑制できる。
また、金属環2の大気側のベロー部1が金属環2に接触する虞がある部位7の面に発泡ポリウレタン原料をスプレーで吹き付けたり、あるいははけ等により塗布してから金属環2の表面で発泡させることで、金属環2のサイズ、形状に関係なく発泡ポリウレタン層8を形成することができるようになり、部品点数の低減も図れる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、発泡プラスチック層8の形成は、金属環2の表面で発泡させるようにしているが、これに特に限られず、例えば、発泡プラスチックのスラブ例えば発泡ポリウレタンスラブから予め所望長さ、厚み、幅の板状に切り出された発泡ポリウレタンを接着剤などで金属環の表面に貼着することで、または発泡プラスチックシート例えば発泡ポリウレタンシートなどの緩衝性に優れるシート材を接着剤などで金属環の表面に貼着することで発泡プラスチック層を形成するようにしても良い。
1 ベロー部
2 金属環
3 ベロー部の一方の端部(小径固定部)
4 ベロー部の他方の端部
5 金属環の他方の端部(大径固定部)
6 金属環の一方の端部(クリップ状の凹部)
7 ジョイントに作動角が付いた際にベロー部と接触する危険がある金属環の部位
8 発泡プラスチック層(発泡ポリウレタン層)

Claims (4)

  1. 弾性体製のベロー部と金属環とを備え、前記ベロー部の一方の端部がシャフトに固定されると共に他方の端部が前記金属環に固定され、前記金属環の他方の端部がジョイントの外周面に固定される金属環付きCVJブーツにおいて、
    前記金属環には、前記ジョイントに作動角が付いた際に、少なくとも前記ベロー部と接触する危険がある部位に発泡プラスチック層が形成されていることを特徴とする金属環付きCVJブーツ。
  2. 前記発泡プラスチック層は発泡ポリウレタン層であることを特徴とする請求項1記載の金属環付きCVJブーツ。
  3. 弾性体製のベロー部と金属環とを備え、前記ベロー部の一方の端部がシャフトに固定されると共に、他方の端部が前記金属環に固定され、前記金属環の他方の端部がジョイント外周面に固定される金属環付きCVJブーツの製造方法において、
    前記金属環には、前記ジョイントに作動角が付いた際に、少なくとも前記ベロー部と接触する危険がある部位に発泡プラスチック原料を塗布または吹きつけてから、前記金属環上で発泡させることにより前記発泡プラスチック層を形成することを特徴とする金属環付きCVJブーツの製造方法。
  4. 前記発泡プラスチック層は発泡ポリウレタン層であることを特徴とする請求項3記載の金属環付きCVJブーツの製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102022U (ja) * 1989-01-31 1990-08-14
JPH03112130U (ja) * 1990-02-28 1991-11-15
JP2011037951A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Tosoh Corp ポリウレタンフォーム製造用の発泡性添加剤、及びそれを用いた硬質ポリウレタンフォームの製造方法

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