JP2018167808A - 充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバー - Google Patents

充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバー Download PDF

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礼兼 吉澤
佐々木 浩二
Koji Sasaki
浩二 佐々木
直紀 井出
Naoki Ide
直紀 井出
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Abstract

【課題】部品点数の削減を図ることが可能な充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバーを提供できる。
【解決手段】充電ポート用カバー5は、リッド3と充電ポート部13との間に形成される開放部分の前方側を覆う中央本体部50と、中央本体部50の車幅方向における両端にそれぞれ設けられ開放部分の側方を覆う第1及び第2の側部51,52と、を有し、第1及び第2の側部51,52は、車体1の充電ポート部13の内側に設けられた第1及び第2支持ブラケット81,82に対して回転可能に支持される第1及び第2被支持部510,520をそれぞれ有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバーに関する。
従来の技術として、車両への装着状態において、リッドの前側の開放部分を覆う前面部と、リッドの側方の開放部分を覆う側面部と、前面部の車幅方向中央部の裏面に配置された壁状のロック機構部と、を備えた充電ポート用カバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
充電ポート用カバーは、ロック機構部から下方に突出したカバー側ストライカを有し、このカバー側ストライカは、ロック機構部に対して回転可能に支持された保持ブラケットと、保持ブラケットに取り付けられたストライカ本体とからなる。リッドに装着した充電ポートを閉じるときに、ストライカ本体が車体側の開口端に当接するため、ストライカ本体が開口端を避けるように保持ブラケットが後方側へ回転するように構成されている。これにより、充電ポート用カバーを完全に閉じることができる。
特許5530889号
しかし、特許文献1に記載の充電ポート用カバーでは、ロック機構部に対してカバー側ストライカを回転可能な構成とするために、保持ブラケットをロック機構部とは別に設ける必要があり、これが部品点数の増加の要因となっていた。
そこで、本発明は、部品点数の削減を図ることが可能な充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバーを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、車体に形成された充電ポート部に対して開閉可能なリッドが開いている状態で、前記リッドと前記充電ポート部との間に形成される開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーの取付構造であって、前記車体の前記充電ポート用カバーを支持する支持部が設けられ、前記充電ポート用カバーには、前記支持部に対して、前記リッドの回転方向に沿った方向に回転可能に支持される被支持部が設けられている、充電ポート用カバーの取付構造を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、車体に形成された充電ポート部を開閉可能なリッドが開いた状態で、前記充電ポート部と前記リッドとの間に形成された開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーの取付方法であって、前記充電ポート用カバーは、前記車体に設けられた支持部に対して回転可能に支持される被支持部を有し、前記リッドが開いた状態で、前記充電ポート用カバーの前記被支持部を前記車体の前記支持部に対して前記リッドの回転方向と平行な方向に沿って回転させて、前記充電ポート用カバーを前記車体に対して固定する第1行程と、前記リッドを閉じて、前記リッドと前記充電ポート用カバーとを固定する第2行程と、を有している、充電ポート用カバーの取付方法を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、車体に形成された充電ポート部を開閉するリッドが開いた状態で、前記リッドと前記充電ポート部との間に形成された開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーであって、前記充電ポート用カバーは、前記車体に設けられた支持部に対して、前記リッドの回転方向に沿った方向に回転可能に支持される被支持部を有している、充電ポート用カバーを提供する。
本発明によれば、部品点数の削減を図ることが可能な充電ポート用カバーの取付構造、充電ポート用カバーの取付方法、及び充電ポート用カバーを提供できる。
本実施の形態に係る車体に設けられた充電ポートを示す斜視図である。 充電ポート用カバーを車体に装着した状態の外観図である。 充電ポート用カバーの構成を示す全体斜視図であり、(a)は、正面側から見た状態を示し、(b)は、下面側から見た状態を示している。 本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の構成を示す平面図であり、(a)は、上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は背面図であり、(d)は左側面図である。 充電ポート用カバーの分解斜視図である。 (a)〜(c)は、充電ポート用カバーの取付方法の各工程を模式的に説明した概略図である。 第1被支持部及び第1支持ブラケットの要部拡大図である。 ロック機構の動作を説明するための説明図であり、(a)はロック機構のアンロック状態を示し、(b)はロック機構が作動可能な準備状態を示し、(c)はロック機構のロック状態を示している。 変形例に係る充電ポート用カバーの被支持部及び車体の支持ブラケットを示している。
[実施の形態]
以下、本実施の形態に係る充電ポート用カバーについて、図1乃至図8を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では電気自動車を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されず、例えばプラグインハイブリッド車にも適用可能である。
図1は、本実施の形態に係る車体に設けられた充電ポートを示す斜視図であり、リッドが開いた状態を示している。図2は、本実施の形態に係る充電ポート用カバーを車体に装着した状態における外観図を示している。この充電ポート用カバーは、車両の充電中の第三者による充電コネクタを引き抜く等のいたずら又は充電コネクタの盗難を防止するために用いられるものである。
図1及び図2に示すように、車体1の前端側には車幅方向に沿ってバンパー11が配置されており、バンパー11の後方側にはエンジンルームを覆うフード12が配置されている。フード12の前端側の車幅方向の中央部には、充電コネクタを接続するためのポートが設けられた充電ポート部13が形成されており、この充電ポート部13にはヒンジ4を介して開閉可能なリッド3が配置されている。
図1に示すように、充電ポート部13の奥には、充電ポート用枠部14が配置されており、この充電ポート用枠部14内における車両右側(図1に向かって左側)に急速充電ポート15が配置され、車両左側(図1に向かって右側)に通常充電ポート16が配置されている。充電ポート部13内の充電ポート用枠部14の車幅方向の左右側には、充電ポート用カバー5を支持する支持部としての第1及び第2支持ブラケット81,82がそれぞれ配置されている。
充電ポート用枠部14の車両前端側の底面17には、リッド3の裏面(リッド3の閉状態で充電ポート部13と対向する面)から突出して設けられたリッド側ストライカ33を挿入するためのストライカ挿入口17aが形成されている。
リッド3を閉じると、リッド側ストライカ33がストライカ挿入口17aに挿入されて、当該ストライカ挿入口17aのさらに奥側(車体内部側)に配置されたリッドロック装置6(後述する図3参照)によってロックされる。
図2に示すように、充電ポート用カバー5の装着状態においては、リッド3の前縁部30と充電ポート部13との間の開放部分と、リッド3の側縁部31,32と充電ポート部13との間における開放部分が覆われている。充電ポート用カバー5は、リッド3と充電ポート部13との間に形成される開放部分の前方側を覆う中央本体部50と、中央本体部50の車幅方向における両端側にそれぞれ設けられて前記開放部分の側方を覆う第1及び第2の側部51,52(図2では第2の側部52のみ示す)と、を有している。車両を充電する際には、充電ポート用カバー5の中央本体部50に形成された切り欠き50cから図略の充電ガンに接続された充電ケーブルが引き出される。
次に、充電ポート用カバー5の構成について図3乃至図6を参照して説明する。
図3は、本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の構成を示す全体斜視図であり、(a)は、正面側から見た状態を示し、(b)は、下面側から見た状態を示している。図4は、本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の構成を示す平面図であり、(a)は、上面図であり、(b)は正面図であり、(c)は背面図であり、(d)は左側面図である。図5は、充電ポート用カバー5の分解斜視図である。図3(a)では、説明の便宜上、第1支持ブラケット81のみ示している。図4においては、図4(a)にのみ第1及び第2支持ブラケット81,82を示している。
図3及び図4に示すように、充電ポート用カバー5は、前述した中央本体部50と、車体1の第1及び第2支持ブラケット81,82に対して回転可能に支持される第1及び第2の側部51,52を有している。第1及び第2の側部51,52は、中央本体部50に対して、ヒンジ56を介して開閉可能に取り付けられている。充電ポート用カバー5を収納する際には、第1及び第2の側部51,52を内側に折りたたむことにより、収納時のコンパクト化が可能である。
中央本体部50の下部には、カバー側ストライカ55を取り付けるためのストライカ固定部540bが設けられている。カバー側ストライカ55は、ストライカ固定部540bに対して一対のボルト57,57によって固定されている。
第1の側部51には、その内側の面から車両後方側側(中央本体部50の裏面側)に向かって延在して形成され、車体1の第1支持ブラケット81に支持される第1被支持部510が設けられている。第2の側部52には、その内側の面から車両後方側側(中央本体部50の裏面側)に向かって延在して形成され、車体1の第2支持ブラケット82に支持される第1被支持部510が設けられている。なお、本実施の形態では、第1及び第2支持ブラケット81,82は開放部分100側に開口した箱状であり、車体1の充電ポート部13内に埋め込まれている(図1参照)。
図4(d)に示すように、第1被支持部510の先端部は、リッド3の回転軸O(後述の図6参照)方向と平行な方向の回転軸O(図6参照)を有する支点部510aとして形成されており、回転軸O方向と平行な方向に沿ってみた形状が略円形状である。また、第1被支持部510には、第1支持ブラケット81に設けられた突起811b(後述する図7参照)に係合する凹溝510bが形成されている。本実施の形態では、凹溝510bが側面視において下方に開口した略コの字状である。
第2被支持部520についても同様であり、第2被支持部520の先端部がリッド3の回転軸O方向と平行な方向の回転軸Oを有する支点部520aとして形成されており、回転軸O方向と平行な方向に沿ってみた形状が略円形状である。また、第2被支持部520には、第2支持ブラケット82に設けられた突起(不図示)に係合する凹溝520bが形成されている。凹溝520bが側面視において下方に開口した略コの字状である。
図5に示すように、中央本体部50は、車両前方側に配置された前方カバー53と、車両後方側に配置された後方カバー54とからなる。前方カバー53及び後方カバー54には、充電ケーブルを挿通するための切り欠き53a,54aがそれぞれ形成されている。これらの切り欠き53a、54aが重なり合って、中央本体部50の切り欠き50cをなしている。
後方カバー54の車幅方向の中央部には、リッド3のリッド側ストライカ33が挿通するストライカ挿通溝540aが形成されている。
充電ポート用カバー5は、リッド3のリッド側ストライカ33を中央本体部50に対してロックしたロック状態と、リッド側ストライカ33が中央本体部50から開放されたアンロック状態とを切替可能なロック機構7を備えている。ロック機構7は、前方カバー53と後方カバー54との間に挟まれて配置され、後方カバー54に形成されたロック機構収容部540に収容されている。ロック機構収容部540と、ストライカ挿通溝540aとは連通している。
ロック機構7は、リッド側ストライカ33を拘束する拘束位置と、リッド側ストライカ33を解放した解放位置との間を所定の角度範囲で回転するフックレバー71と、フックレバー71を解放位置から拘束位置の方向に付勢する第1のコイルばね721と、中央本体部50の底面50bから突出するように設けられた突出部731を有し、中央本体部50に対して位置が異なる突出位置と引込位置との間を変位可能に配置された解除レバー73と、解除レバー73を引込位置から突出位置の方向に付勢する第2のコイルばね722と、を有している。ロック機構7の各構成及び動作については後述する。
次に、充電ポート用カバー5の取付方法について、図6及び図7を参照して説明する。本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の取付方法は、リッド3が開いた状態において充電ポート用カバー5の第1及び第2の側部51,52を車体1に対して回転させながら充電ポート用カバー5を車体1に対して固定する第1行程と、第1行程の後に、リッド3を閉じてリッド3と充電ポート用カバー5とを固定する第2行程と、を有している。
図6は、充電ポート用カバー5を車体1に取り付ける際の取付方法の各工程を示しており、(a)は取り付け前の準備工程を示し、(b)は第1行程を示し、(c)は第2行程を示す。図7は、第1被支持部510及び第1支持ブラケット81の要部拡大図である。なお、図7及び図8では、説明の便宜上、第1及び第2被支持部510,520のうち、第1被支持部510のみを図示し、第1及び第2支持ブラケット81,82のうち第1支持ブラケット81のみを図示している。
充電ポート用カバー5を取り付ける際には、図6(a)に示すように、リッド3が開いた状態で、充電ポート用カバー5の第1及び第2の被支持部510,520(図6では、第1被支持部510のみ示す)を、車体1の第1支持ブラケット81に近づける。そして、図6(b)に示すように、第1被支持部510の支点部510aを第1支持ブラケット81に設けられた被係止部としての収容室810に侵入させ、支点部510aを支点としてリッド3の回転方向と平行な方向に沿って充電ポート用カバー5を回転させる。つまり、第1及び第2の側部51,52がリッド3の回転軸Oと平行な方向の回転軸Oを中心として回転すると共に、カバー側ストライカ55をストライカ挿入口17aに挿入し、カバー側ストライカ55をリッドロック装置6のラッチ61に噛み合わせ、リッドロック装置6の作動により、カバー側ストライカ55がロックされる。これにより、充電ポート用カバー5が車体1に対して固定されて、第1行程が完了する。
また、図7に示すように、第1支持ブラケット81は、開放部分100(図1に示す)側に開口した開口部81aを有し、当該開口部が第1被支持部510の支点部510aを挿入するための挿入口として形成されている。第1被支持部510の支点部510aの外周面510cは、第1支持ブラケット81における収容室810の底面810a、上面810c、及び下面810bにそれぞれ接触している。これにより、第1被支持部510の支点部510aが第1支持ブラケット81に十分に支持されて、充電ポート用カバー5を車体1に対して安定的に回転させることが可能である。
また、支点部510aの外周面510cは、充電ポート用カバー5を車体1に対して回転させる際における第1支持ブラケット81の収容室810の内面(底面810a、下面810b、上面810c)と摺動する摺動面として形成され、当該摺動面が円弧状に形成されている。第2被支持部520及び第2支持ブラケット82についても同様である。
ここで、上述した、収容室810の下面810bは車体1のフード12の面に沿って形成されてリッド3の閉状態でリッド3の裏面と対向する面であり、上面810cはリッド3の裏面と同方向を指向して下面810bと対向する面であり、底面810aは下面810b及び上面810cの間に挟まれて支点部510aの外周面510cと対向する面である。
次に、図6(c)に示すように、リッド3を閉方向に移動させて、リッド3のリッド側ストライカ33を充電ポート用カバー5の上部に配置されたストライカ挿通溝540a(図3及び4に示す)に挿通し、リッドロック装置6のラッチ61に噛み合わせてロックする。これにより、第2行程が完了し、充電ポート用カバー5の取り付けが完了する。なお、リッドロック装置6はいわゆる公知のフードロック装置であればよく、その態様はこれに限定されるものではない。なお、図6では車体に固定されたベース60と、ベース60に取り付けられたラッチ61のみを図示している。
一方、充電ポート用カバー5と取り外す際には、基本的に図6で説明した内容と逆の動作になる。より詳細に述べると、充電ポート用カバー5を取り外す際には、まず、車室内に設けられた図略のオープンレバーを操作してリッドロック装置6のアンロック操作を行う。そうすると、リッドロック装置6のカバー側ストライカ55に対するロックが解除され、ロック機構7が作動して自動的にリッド側ストライカ33に対するロックが解除される。これにより、充電ポート用カバー5が取り外せる状態となる。この際、図7に示すように、第1被支持部510の凹溝510bには、第1支持ブラケット81に設けられた傾斜部811の傾斜面811aから突出した突起811bが係合している。これにより、充電ポート用カバー5の車体1に対するロックが解除されても、充電ポート用カバー5が自重で自然落下することが防止されている。
次に、ロック機構7の構成について図8を参照して詳細に説明する。
図8は、充電ポート用カバー5を車体1に取り付ける際におけるロック機構7の動作を説明するための説明図であり、(a)は充電ポート用カバー5を車体1に取り付ける際のロック機構7のアンロック状態を示し、(b)はロック機構7が作動可能な準備状態を示し、(c)はロック機構7のロック状態を示している。
図8(a)に示すように、フックレバー71は、ストライカ挿通溝540aに挿通したリッド側ストライカ33と係合する鉤部710を有している。フックレバー71は、解除レバー73の上部に位置する支持部730を中心として回転可能に支持されており、解除レバー73に対して相対回転可能である。また、フックレバー71と解除レバー73とは、第1のコイルばね721によって連結されており、フックレバー71は解除レバー73に対して時計回り方向に相対回転する方向の付勢力を常時受けるように構成されている。なお、図8(a)ではフックレバー71が拘束位置で、かつ、解除レバー73が突出位置にある状態であり、図8(b)ではフックレバー71が解放位置で、かつ、解除レバー73が引込位置にある状態を示している。図8(c)では、拘束位置にあるフックレバー71を二点鎖線で示している。
解除レバー73は、後方カバー54に設けられた略円形状の回転部541を中心に回転可能に支持され、後方カバー54に対して相対回転可能である。また、解除レバー73は、第2のコイルばね722によって後方カバー54に連結されており、反時計回り方向の付勢力を常時受けている。また、解除レバー73は、下方に突出するように設けられた突出部731を有し、車体1のバンパー11に接触したときに引込位置から突出位置に変位するように構成されている。
次に、ロック機構7の動作について充電ポート用カバー5を車体に取り付けるときの取付方法と共に、図6及び図8を参照して説明する。
図6(b)及び図8(a)に示すように、充電ポート用カバー5を車体1にロックする場合には、充電ポート用カバー5を回転させてカバー側ストライカ55をリッドロック装置6のラッチ61に係合させる。なお、この状態においては、解除レバー73が第2のコイルばね722の付勢力を受けて突出位置に保持されていると共に、フックレバー71が解放位置に保持されたアンロック状態である。
図8(b)に示すように、カバー側ストライカ55がラッチ61と噛み合うとカバー側ストライカ55が拘束されて、充電ポート用カバー5が車体1に対して固定される。そして、図6(c)に示すように、リッド3を閉じてリッド側ストライカ33を後方カバー54のストライカ挿通溝540aに挿通してフックレバー71の鉤部710と係合させる。そうすると、フックレバー71が、第1のコイルばね721の付勢力に抗して、拘束位置から解放位置の方向(反時計回り方向)に所定の角度だけ回転され、リッド側ストライカ33がさらにストライカ挿通溝540aの奥に侵入する。この際、解除レバー73は、突出部731の先端部がバンパー11に接触することで反時計回り方向の回転が規制されているので、フックレバー71は解除レバー73に対して相対回転することになる。その後、フックレバー71は第1のコイルばね721の付勢力によって、解放位置から拘束位置の方向(時計回り方向)に回転して、拘束位置に復帰する。これにより、ロック機構7のロック動作が完了する。
一方、充電ポート用カバー5を取り外す際におけるロック機構7のアンロック動作について説明する。まず、リッドロック装置6のアンロック操作に伴ってリッドロック装置6のラッチ61が支持ピン610を中心として反時計回り方向に回転し、カバー側ストライカ55を解放されて充電ポート用カバー5の車体1に対するロックが解除される。
そして、ラッチ61の回転力によって充電ポート用カバー5全体が上方に持ち上げられるので、解除レバー73の突出部731が車体1のバンパー11から離れて、解除レバー73が反時計回り方向の回転規制が解除される。そうすると、図8(a)に示すように、解除レバー73が第2のコイルばね722の付勢力を受けて引込位置から突出位置に位置すると共に、フックレバー71が解除レバー73と共に拘束位置から解放位置の方向(反時計回り方向)に回転するため、リッド側ストライカ33が解放され、リッド3の充電ポート用カバー5に対するロックが解除される。これにより、ロック機構7のアンロック動作が完了する。
(実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、以下の作用及び効果を得ることができる。
(1)本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の取付構造は、車体1に形成された充電ポート部13に対して開閉可能なリッド3が開いている状態で、リッド3と充電ポート部13との間に形成される開放部分100を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバー5の取付構造であって、車体1の充電ポート用カバー5を支持する支持部として第1及び第2支持ブラケット81,82が設けられ、充電ポート用カバー5には、支持部としての第1及び第2支持ブラケット81,82に対して、リッド3の回転軸O方向に沿った方向に回転可能に支持される被支持部510,520が設けられている。これにより、充電ポート用カバー5を車体1に対して回転させながら固定することができるので、特許文献1に記載の充電ポート用カバーの取付構造のように、リッドの回転軌跡による制約あるいはヒンジ構造に起因した制約を受けることがない。すなわち、特許文献1に記載されたような、リッド閉時における充電ポート用カバーと車体との干渉という問題が生じないので、保持ブラケットと車体が接触したときに保持ブラケットを回転させる機構を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることが可能である。
(2)実施の形態に係る充電ポート用カバー5の取付方法は、リッド3が開いた状態で、充電ポート用カバー5の第1及び第2の側部51,52を車体1に対して回転させながら充電ポート用カバー5を車体に対して固定する第1行程と、リッド3を閉じてリッド3と充電ポート用カバー5とを固定する第2行程と、を有している。これにより、リッド3に取り付けてから車体1側に固定する場合に比較して、リッド3の回転軌跡の制限を受けることがないので、部品点数の削減を図ることが可能である。より詳細に述べると、特許文献1に記載の充電ポート用カバーを取り付ける際には、充電ポート用カバーがリッドに装着された状態でリッドを閉じて車体に固定するので、ヒンジ構造の制約及びリッドの回転軌跡の制約を受けてカバー側ストライカと車体のバンパーとの干渉を考慮し、保持ブラケットを回転させる逃げ機構を構成する必要がある。しかし、本実施の形態に係る取付方法では、充電ポート用カバー5をまず車体1側に固定してからリッド3を閉じる手順なので、上述した保持ブラケットを回転させる機構が不要となり、部品点数の削減を図ることができる。
(3)第1被支持部510には、リッド3の回転軸O方向と平行な方向の回転軸Oを有する支点部510aを有し、支点部510aが第1支持ブラケット81の被係止部としての収容室810の内面に係止しているので、充電ポート用カバー5を車体1に対して回転させる際に取り外れることなく、確実に車体1に対して固定することが可能である。つまり、取り付け作業効率の向上に寄与している。
(4)第1被支持部510の支点部510aの第1支持ブラケット81の収容室810の内面と摺動する面が円弧状であるので、充電ポート用カバー5を車体1に対して円滑に回転させることができる。つまり、充電ポート用カバー5の取り付け作業性が向上する。
[変形例]
次に、本実施の形態に係る充電ポート用カバー5の変形例について図9を参照して説明する。変形例に係る充電ポート用カバー5は、その被支持部の支点部及び車体の支持ブラケットの形状が、本実施の形態と異なる他は同様の構成である。
図9は、変形例に係る充電ポート用カバー5の第1被支持部512と車体1の第1支持ブラケット81Aの支持構造を示した図であり、(a)が第1被支持部512の外観を示した斜視図であり、(b)が第1被支持部512及び第1支持ブラケット81Aを示した平面図である。なお、図9においては、第2被支持部520及び第2支持ブラケット82については、第1被支持部512及び第1支持ブラケット81Aと構成が同様であるため、その説明を省略する。
図9(a)に示すように、第1被支持部512の支点部512aは、リッド3の回転軸Oと平行な方向の回転軸Oを有し、第1の側部51の内側側面から回転軸O方向に突出した突起形状である。図9(b)に示すように、車体1の第1支持ブラケット81Aには、第1被支持部512の支点部512aが嵌合する嵌合穴810Aが形成されている。嵌合穴810Aは、側面視が周方向の一部が開口したC字状であり、当該開口から第1被支持部512の支点部512aを侵入させて嵌合させる。これによっても、第1の側部51が車体1に対して回動可能に支持されるので、本実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本変形例では、第1の側部51の第1被支持部512に突起形状の支点部512aを、車体1の第1支持ブラケット81A側に設けられた嵌合穴810Aに嵌合する構造であったが、嵌合する関係性が逆であってもよい。つまり、第1被支持部512側に嵌合穴810Aに相当する穴を設け、第1支持ブラケット81A側に当該穴に嵌合する突起を設けてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…車体
3…リッド
4…ヒンジ
5…充電ポート用カバー
6…リッドロック装置
7…ロック機構
13…充電ポート部
50…中央本体部
51…第1の側部
52…第2の側部
55…カバー側ストライカ
81,81A…第1支持ブラケット
82…第2支持ブラケット
510,512…第1被支持部
510a,520a…支点部
510b,520b…凹溝
510c…外周面
520…第2被支持部

Claims (5)

  1. 車体に形成された充電ポート部に対して開閉可能なリッドが開いている状態で、前記リッドと前記充電ポート部との間に形成される開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーの取付構造であって、
    前記車体の前記充電ポート用カバーを支持する支持部が設けられ、
    前記充電ポート用カバーには、前記支持部に対して、前記リッドの回転方向に沿った方向に回転可能に支持される被支持部が設けられている、
    充電ポート用カバーの取付構造。
  2. 前記充電ポート用カバーは、前記開放部分の前方側を覆う本体部と、前記本体部の車幅方向の両端に設けられて前記開放部分の側方側を覆う第1及び第2の側部と、を有し、
    前記被支持部が前記第1及び第2の側部にそれぞれ設けられている、
    請求項1に記載の充電ポート用カバーの取付構造。
  3. 車体に形成された充電ポート部を開閉可能なリッドが開いた状態で、前記充電ポート部と前記リッドとの間に形成された開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーの取付方法であって、
    前記充電ポート用カバーは、前記車体に設けられた支持部に対して回転可能に支持される被支持部を有し、
    前記リッドが開いた状態で、前記充電ポート用カバーの前記被支持部を前記車体の前記支持部に対して前記リッドの回転方向と平行な方向に沿って回転させて、前記充電ポート用カバーを前記車体に対して固定する第1行程と、
    前記リッドを閉じて、前記リッドと前記充電ポート用カバーとを固定する第2行程と、を有している、
    充電ポート用カバーの取付方法。
  4. 前記充電ポート用カバーは、前記開放部分の前方側を覆う本体部と、前記本体部の車幅方向の両端に設けられて前記開放部分の側方側を覆う第1及び第2の側部と、を有し、
    前記第1行程では、前記第1及び第2の側部に設けられた前記被支持部を、前記車体の前記支持部に係止させながら回転させる、
    請求項3に記載の充電ポート用カバーの取付方法。
  5. 車体に形成された充電ポート部を開閉するリッドが開いた状態で、前記リッドと前記充電ポート部との間に形成された開放部分を覆うように着脱可能に装着される充電ポート用カバーであって、
    前記充電ポート用カバーは、前記車体に設けられた支持部に対して、前記リッドの回転方向に沿った方向に回転可能に支持される被支持部を有している、
    充電ポート用カバー。
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