JP2018166701A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の興趣を向上させる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機は、制御基板501と基板ケース1551とを備えている。基板ケース1551は、制御基板501を内包する。基板ケース1551は、光透過性を有する。制御基板501には、遊技の制御に使用される記憶内容を格納するROM502が装着されている。また、制御基板501には、ROM502とは異なる複数の電子部品798が設けられている。基板ケース1551には、シール部542,1560,1561が貼り付けられている。シール部542,1560,1561には、印刷部797,1563,1571が印刷されている。シール部542,1560,1561は、複数の電子部品798の少なくとも一部を跨いで配置されている。【選択図】図15

Description

本発明は、制御基板を収納する基板ケースを有する遊技機に関する。
従来、遊技機の制御基板を収納する基板ケースは、ケース部材を2つ組み合わせて構成されている。制御基板は、これらケース部材の制御基板収納部を組み合わせて形成される収納空間内に収納される(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−167124号公報
しかしながら、従来の遊技機では、例えば、制御基板又は基板ケース等に対する不正行為が行われる可能性が残っており、遊技者の興趣が低下する可能性があった。
本発明の目的は、遊技者の興趣を向上させる遊技機を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
[適用例1]
本発明に係る遊技機(1,1701)は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する、光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段と、前記ケース部に貼り付けられ、光透過性を有する素材で形成されたシール部(542,1560,1561)と、前記シール部に印刷された印刷部(797,1563,1571)と、前記制御基板に実装され、前記記憶手段とは異なる複数の電子部品(798)とを備え、前記シール部は、前記ケース部において前記複数の電子部品の少なくとも一部を跨いで配置されていることを要旨とする。
[適用例2]
適用例1の遊技機において、前記印刷部は、有色の複数の領域(1575)を備え、前記シール部は、前記複数の領域同士の間に設けられ、前記電子部品を覗くための覗き部(1574)を備えたことを要旨とする。
[適用例3]
適用例1及び適用例2の遊技機は、前記ケース部に設けられ、識別表示(520)が表示された部位である識別表示部(1390)を備え、前記識別表示は、前記識別表示部を形成する部材の内部に形成されたことを要旨とする。
本発明では、遊技者の興趣を向上させることができる。
外枠10、遊技盤ユニット12、及び内枠14が開いた状態の遊技機1の斜視図である。 遊技盤ユニット12の背面図である。 遊技盤ユニット12の分解斜視図である。 組立体2の(a)斜視図、(b)背面図、(c)右側面図である。 組立体2の分解斜視図である。 台座20に基板ケース3を組み付ける様子を示した左側面図である。 基板ケース3の(a)斜視図、(b)背面図、(c)右側面図である。 基板ケース3の分解斜視図である。 外ケース45と内ケース40を組み合わせた封止体4の(a)背面図、(b)正面図である。 変形例に係る基板ケース1003の外ケース45における、図7のA−A線に相当する位置の矢視方向断面図である。 変形例に係る基板ケース1103の外ケース45における、図7のA−A線に相当する位置の矢視方向断面図である。 変形例に係る基板ケース1203の外ケース45における、図7のA−A線に相当する位置の矢視方向断面図である。 変形例に係る基板ケース1303の背面図である。 基板ケース1303の外ケース45における図13のB−B線矢視方向断面図である。 変形例に係る基板ケース1551の背面図である。 シール部1561がROM502の装着箇所と重なる角度から見た、シール部1561及びROM502を示す図である。 実施形態イのパチンコ遊技機を示す概略正面図である。 実施形態イのパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 実施形態イのパチンコ遊技機の概略構成を示すブロック図である。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行されるスイッチ処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される第1始動口スイッチ処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される第2始動口スイッチ処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行されるゲートスイッチ処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される特別図柄処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される大当り判定処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される変動パターン選択処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される停止中処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される普通図柄処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される電動チューリップ処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される大入賞口開放制御処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される遊技状態設定処理を示すフローチャートである。 実施形態イの主制御基板のメインCPUによって実行される状態通知処理を示すフローチャートである。 実施形態イの表示器の正面図である。 実施形態イの表示器の背面図である。 実施形態イの表示器の断面を示す概略図である。 実施形態イの表示器を分解した状態で断面を示す概略図である。 実施形態イの表示器を分解して示す概略斜視図である。 実施形態イの表示用基板の正面図である。 実施形態イの表示用基板の背面図である。 実施形態イのカバー部材の背面図である。 実施形態イの表示器の回路を示す説明図である。 実施形態ロの表示器を示す説明図である。 実施形態ロの被覆部材と識別手段との関係を示す説明図である。 遊技状態表示の例を示す説明図である。 実施形態ロの表示器の正面図である。 実施形態ロの表示器の背面図である。 実施形態ロの表示器の断面を示す概略図である。 実施形態ロの表示器を分解した状態で断面を示す概略図である。 実施形態ロの表示器を分解して示す概略斜視図である。 実施形態ロの表示用基板の正面図である。 実施形態ロのカバー部材の背面図である。 実施形態ロの表示器の回路を示す説明図である。 実施形態ロの表示器の別例の回路を示す説明図である。 実施形態ハの表示器を正面から示す概略斜視図である。 実施形態ハの表示器を背面から示す概略斜視図である。 実施形態ハの表示器の説明図である。
以下に本発明の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。図1〜図9を参照し、遊技機1(パチンコ機)について説明する。
以下の説明において、図1に示す遊技盤ユニット12の一方側であって、遊技場内に設置された島の内側に向かう方向を、遊技機1の後方向とする。また、遊技盤ユニット12の他方側であって遊技者に向かう方向を、遊技機1の前方向とする。また、図2に示す遊技盤ユニット12の背面図における紙面右方向、左方向、上方向、下方向を、夫々、遊技機1の右方向、左方向、上方向、下方向とする。
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、外枠10と、遊技盤ユニット12と、内枠14とを備えている。外枠10は、遊技場内に設置された島に直接取り付けられる。外枠10は上下方向が左右方向より長い略長方形状に形成されている。遊技盤ユニット12と内枠14は、外枠10の一方の縦辺の近傍で外枠10に対して回動可能に支持されている。
図1〜図3に示すように、遊技盤ユニット12は、主に、ベース枠体121と、遊技盤122と、画像表示装置123と、図示しないランプ中継基板と、背面カバー124とを備えている。
遊技盤ユニット12は、ベース枠体121が外枠10に対して回動可能に取り付けられることによって、外枠10に回動可能に取り付けられている。遊技盤ユニット12は、ベース枠体121に、遊技盤122、画像表示装置123、ランプ中継基板、背面カバー124などが組み付けられることによって構成されている。
具体的には、ベース枠体121の前側に、遊技盤122が取り付けられ、ベース枠体121の後側に、画像表示装置123、ランプ中継基板、背面カバー124などが組み付けられている。
ベース枠体121及び遊技盤122には、画像表示装置123を後側に取り付けたとき、画像表示装置123が備える図示しない液晶画面が、前側から見えるようにするため、図示しない開口部が形成されている。
遊技盤122には、遊技球が流下する遊技領域が形成されている。遊技盤122は、遊技領域が表面側を向くようにベース枠体121に取り付けられる。
図2及び図3に示すように、画像表示装置123は、ベース枠体121の後側に取り付けられる。画像表示装置123は、ベース枠体121の開口部を塞ぐように配置される。また、ランプ中継基板は、ベース枠体121の後側に取り付けられる。背面カバー124は、画像表示装置123やランプ中継基板を含む画像表示ユニットの背面の一部を覆っている。
遊技盤ユニット12の後側には、後述する組立体2が組み付けられる。組立体2は、画像表示ユニットが背面カバー124で覆われる部分の下方で、ベース枠体121に対し組み付けられる。
図1に示すように、内枠14には、ガラス板を嵌め込む嵌込空間141が形成されている。このため、遊技機1を組み立てると、嵌込空間141に嵌め込まれたガラス板を介して、遊技盤ユニット12の遊技盤上に設定された遊技領域を前側から見ることができる。また、内枠14の前側には、操作ハンドル142や電飾ランプ143等が設けられている。
組立体2について説明する。図3〜図5に示すように、組立体2は、台座20と、基板ケース3と、保護カバー23とを備えている。台座20は、遊技盤ユニット12(図3参照)の後側に基板ケース3を取り付けるために用いられる部品である。図5に示すように、台座20は、左右方向に沿った2辺が上下方向に沿った2辺より長尺な略長方形状に形成されており、下辺の左右両端近傍に一対の軸部21を備え、上辺の左右方向中央に板状フック22を備えている。軸部21は、軸方向が左右方向に一致するものである。
基板ケース3には、各軸部21に係合させる一対のフック部49が設けられている。一対のフック部49は、後述する外ケース45の下辺に設けられている。フック部49は、前側に向かって凸なU字状に形成されている。
図6に示すように、基板ケース3を台座20に取り付けるときは、フック部49が背面側に向かって凸となる状態に、基板ケース3を配置する。するとフック部49が軸部21に係合可能な状態となるので、基板ケース3を台座20に近づけて、各フック部49を各軸部21に係合させる。
そして、フック部49が軸部21に係合したら、基板ケース3を、軸部21を中心に左側面視反時計回り(図6中の符号ハの矢印の方向)に回転させ、基板ケース3を台座20に重ね合わせる。図4に示すように、このとき、台座20の上辺に備えられている板状フック22が基板ケース3の上辺に設けられた窪み3aに引っ掛かる。そのため、基板ケース3は、フック部49と軸部21との係合と、板状フック22と基板ケース3との係合とにより、台座20に固定される。
図4及び図5に示すように、その後、保護カバー23を基板ケース3に取り付ける。保護カバー23は、フック部49を含む基板ケース3の下部部分を覆う。このようにして組立体2は組み立てられるとともに遊技盤ユニット12の後側に添設される。
制御基板501及び基板ケース3について説明する。図5に示すように、遊技を制御する制御基板501は、基板ケース3内に収納される。制御基板501には、ROM502が装着されている。また、制御基板501には、ROM502とは異なる複数の電子部品595が実装されている。複数の電子部品595は、IC、抵抗、コネクタ、コンデンサ、及びコイル等の種々の電子部品を含む。また、図7(b)に示すように、制御基板501には、複数のコネクタ771,772,773,774,775,776が実装されている。なお、複数のコネクタ771〜776は、図7(b)に記載しており、その他の図においては図示を省略している場合がある。
ROM502は、遊技の制御に使用される記憶内容を格納している。また、ROM502は、遊技の結果に影響を与える記憶内容を格納している。複数のコネクタ771〜776は、制御基板501の下部において、左から右側に向けて順に並んでいる。複数のコネクタ771〜776は、基板ケース3の外ケース45の下部に設けられた6個の開口部779の内側に配置されている。
複数のコネクタ771〜776のうち、複数のコネクタ774,775を、検出信号コネクタ774,775という。検出信号コネクタ774,775には、遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口検出スイッチ1902、第1始動口検出スイッチ1904、第2始動口検出スイッチ1905、大入賞口検出スイッチ1906(図19参照)のうちの少なくとも一部からの信号が入力される。本実施形態では、検出信号コネクタ774,775には、遊技球が入賞したことを検出する一般入賞口検出スイッチ1902、第1始動口検出スイッチ1904、第2始動口検出スイッチ1905、大入賞口検出スイッチ1906(図19参照)の全ての信号が入力されるとする。検出信号コネクタ774,775は、他のコネクタ771,772,773,776とは異なる色である。本実施形態では、検出信号コネクタ774,775は、蛍光色であり、その他のコネクタ771,772,773,776は、蛍光色とは異なる色である。
ROM502は、上下左右に延びる板状の本体部580と複数の第一信号ピン582とを備えている。第一信号ピン582は、ROM502と制御基板501との間の信号を伝達する信号ピンである。第一信号ピン582は、基板ケース3を介して視認可能に配置されている。詳細には、第一信号ピン582は、ROM502の本体部580の上方及び下方に延び、制御基板501と電気的に接続されている。このため、第一信号ピン582は、基板ケース3を介して前方から視認可能である。
複数の電子部品595の夫々に設けられ、信号ピンを第二信号ピン583(図5参照)という。第二信号ピン583は、複数の電子部品595の夫々と、制御基板501との間の信号を伝達する。なお、信号は、デジタル信号に限らず、アナログ信号も含む。基板ケース3を介して視認可能に配置されている。詳細には、第二信号ピン583は、各電子部品から上方、下方、左方、右方、又は前方に延び、制御基板501と電気的に接続されている。このため、第二信号ピン583は、基板ケース3を介して視認可能である。
図5に示すように、基板ケース3は、制御基板501及びROM502を視認可能で且つ接触困難に収納する箱形のケースである。また、基板ケース3は、制御基板501に実装された複数のコネクタ771〜776(図7(b)参照)を視認可能に制御基板501を内包する。基板ケース3は、例えば、透明なプラスチック等の光透過性を有する部材で形成されている。
基板ケース3は、制御基板501を内包する複数の部材511、及び封印シール7を切断する切断部材6を備えている。複数の部材511は、内ケース40、外ケース45、及びキャップ8を含む。内ケース40は、外ケース45と組み合わされることで、制御基板501を内包する内包部581を形成する。外ケース45は、基板ケース3において、ROM502側である後側に設けられている。内ケース40は、基板ケース3において、ROM502側とは反対側である前側に設けられている。尚、図4(c)においては、透明な基板ケース3に内包された制御基板501に設けられた電気部品のうち、ROM502のみを図示しており、他の電気部品は図示を省略している(図9(a)等も同様)。
図8に示すように、各ケース40,45は、制御基板501(図5参照)を収納する制御基板収納部41,46と、後述する封止基礎部5(図9参照)を構成する封止部51,56とを備えている。制御基板収納部41,46は、略長方形状に形成された板部42,47と、これら板部42,47の周囲縁部から突設され、各板部42,47の一方側の面を囲うフランジ部43,48とを有する形状に形成されている。
また、図5に示すように、内ケース40の板部42の左部には、制御基板501側である後方に向かって延びる円筒部565が設けられている。円筒部565には、前後方向に延びる孔部566が形成されている。孔部566の内側には、ねじ山が形成されている。制御基板501において、円筒部565に対向する位置には、孔部567が設けられている。
制御基板501は、内ケース40に固定される。より詳細には、内ケース40の円筒部565の後方に、制御基板501の孔部567が配置される。ビス769(図7参照)の軸部が、制御基板501の後側から、孔部567を介して、円筒部565の孔部566に挿入される。円筒部565の孔部567に形成されたねじ山に、ビス769(図7(b)参照)の軸部に設けられたねじ山が、組み合わせられる。これによって、ビス769の頭部と円筒部565の後面との間に制御基板501が挟まれ、制御基板501が内ケース40に固定された状態となる。すなわち、制御基板501は、内ケース40側にビス止めされる。
図8に示すように、制御基板収納部41のフランジ部43のうち、板部42の長尺な2辺に沿って板部42から突設されている部分(以下「雄部」という)には、L字状に形成された引掛溝430がそれぞれ3つずつ形成されている。
一方、制御基板収納部46のフランジ部48のうち、板部47の長尺な2辺に沿って板部47から突設されている部分は(以下「雌部」という)、二重壁状に形成されており、二重壁を形成する壁と壁との間に、制御基板収納部41の雄部を挿入可能な挿入溝部480が設けられている。また、各挿入溝部480には、引掛片481が形成されている。
制御基板501がビス769によってビス止めされた内ケース40と、外ケース45とが組み合わせられる場合、フランジ部43の雄部がフランジ部48の雌部に挿入される。そして、制御基板収納部41,46が、左右方向に沿った図8中の矢印αの方向に互いにスライドされる。すると、雄部に設けられた引掛溝430が引掛片481に係合するので、内ケース40と外ケース45とは、矢印αとは逆方向に互いに移動しない限り、外れないように組み合わされる。
このように組み合わされると、制御基板収納部41,46は、内部に外部から遮蔽された箱形の内包部581を形成する。内包部581には、制御基板501(図5参照)が収納された状態となる。このため、制御基板501及びROM502等が不正に交換等される可能性を抑制できる。
制御基板501は、制御基板収納部41,46が組み合わされる前に、制御基板収納部46の内側に取り付けられる。このとき制御基板501上に実装されているICなどが、制御基板収納部46の板部47に対向するように取り付けられる。これは、板部47も透明なプラスチックで形成されているので、制御基板501が基板ケース3内に収納されても、制御基板501上に実装されたROM502等の電子部品が不正に交換されていないか、板部47を介して外部から確認できるようにするためである。図2に示すように、本実施形態では、基板ケース3を備える組立体2を遊技盤ユニット12に取り付けると、遊技機1の背面側から外ケース45を通して、基板ケース3内の制御基板501に実装された電子部品を視認することができる。
図8に示すように、各ケース40,45の右端部には、封止部51,56が設けられている。図9に示すように、ケース40,45には、封止部51,56の上方に、第一ネジ止片91、第二ネジ止片96が設けられている。
制御基板収納部41,46をスライドさせて組み合わせると、これらを組み合わせた封止体4の長手方向の端部に封止部51,56によって封止基礎部5が形成される。
図7に示すように、封止基礎部5にかぶせて封止体4にキャップ8を取り付けると、封止体4の長手方向の端部には、第一ネジ止片91、第二ネジ止片96に加えて、キャップ8が備える第三ネジ止片98が重なり、ネジ止め用のネジ止部9を構成する。
図8に示すように、封止部51,56は、制御基板収納部41,46の右端部から右方に突設されている。封止部51,56は、左右方向に沿った高さが同じ高さであり、上下方向の幅が同じ幅に形成されている。
各封止部51,56には、左右方向に沿って長尺な溝部512,562が形成されている。封止部56には、左右方向に沿って平行な2つの溝部562が、所定間隔離して形成され、封止部51には、左右方向に沿って、1つの溝部512が形成されている。
図9に示すように、上記のようにケース40,45が組み合わされると、封止部51,56は、組み合わされた制御基板収納部41,46の右部に、封止基礎部5を形成する。
封止基礎部5においては、封止部51,56が一定間隔を開けて平行に配置され、封止部51,56が互いに対向する面の間に挿抜空間5a(図9参照)が形成される。
図8に示すように、封印シール7は、基板ケース3を封印する手段として用いられるものであり、認証資格を有した組織等によって発行された真正品であることを証明するものである。
封印シール7は、切断性を考慮し、紙などの切断し易い材料の一方の面に接着面が設けられたものであり、複数の切目が形成されている。図示しないが、封印シール7には、例えば、ホログラム及びQRコード(登録商標)等が印刷されている。また、封印シール7には、「開封禁止」の文字も印刷されている。
切断部材6は、基礎部60と、一対の摘部61と、切断部64とを有する形状に形成されている。切断部材6の基礎となる基礎部60は、略長方形状に形成されている。基礎部60の長尺な2辺のうち、一方には、切断部64が形成されている。切断部64は、基礎部60の先端が刃状に形成された部位である。摘部61は、基礎部60の長手方向両端に設けられ、全体に「く」の字に折り曲げられた形状に形成されている。摘部61の左端部を、遊端部61aという。
キャップ8は、封止基礎部5にかぶせて封止基礎部5全体を覆うことができる大きさに形成されており、封止基礎部5に対して着脱可能に形成されている。
キャップ8は、封止基礎部5を覆う椀状に形成された箱部80と、箱部80の長手方向の一端側に形成された第三ネジ止片98とを備えている。箱部80の内側面には、キャップ8を封止基礎部5に取り付けたときに、挿抜空間5aに挿入された切断部材6の摘部61の遊端部61aが引っ掛かる位置に、突起82が設けられている。また、箱部80の内側面には、溝部86が形成されている。
切断部材6は、封止基礎部5の挿抜空間5a(図9参照)に挿入される。その後、封印シール7が貼り付けられる。さらに、キャップ8を封止基礎部5にかぶせると、溝部86が、挿抜空間5aに挿入された切断部材6の一部に嵌る。また、突起82が切断部材6の摘部61の遊端部61aと係合する。
図7に示すように、上述したように、キャップ8を封止基礎部5にかぶせると、第三ネジ止片98が、内ケース40の第一ネジ止片91と,外ケース45の第二ネジ止片96とが組み合わされたものに重なり、ネジ止め用のネジ止部9を構成する。ネジ止部9にカシメ部材30を打ち込まれると、内ケース40、外ケース45、キャップ8が互いに固定される。
基板ケース3の封印を解くときは、カシメ部材30が取り外されるとともに、キャップ8が封止基礎部5から取り外される。基板ケース3の封印が不正に解かれる時も同様である。
切断部材6とキャップ8とは一体化している。このため、キャップ8を封止基礎部5から取り外されると、同時に切断部材6も封止基礎部5から取り外される。すると、切断部64等により、封印シール7には回復不能な傷が付けられる。
識別表示520について説明する。図5に示すように、識別表示520は、制御基板501、ROM502、内ケース40、外ケース45、及びキャップ8に付されている。識別表示520は、遊技機1に関する情報が含まれる表示である。以下の説明においては、制御基板501に設けられた識別表示520を、識別表示521といい、ROM502に設けられた識別表示520を、識別表示522という。外ケース45に設けられた識別表示520を、識別表示523といい、内ケース40に設けられた識別表示520を、識別表示524という。キャップ8に設けられた識別表示520を、識別表示525という。
図5に示すように、識別表示521は、制御基板501の背面の上部に、シルク印刷によって表示されている。識別表示521は、特定の情報を表示するための情報識別部である。識別表示522は、ROM502に、刻印によって添付されている。識別表示522は、特定の情報を表示するための情報識別部である。基板ケース3に付された識別表示523、524,525は、特定の情報を表示するための情報識別部である。識別表示524は、内ケース40の前面の右上部に、内ケース40を製造する金型による刻印によって形成されている(図9参照)。識別表示525は、キャップ8の背面に、キャップ8を製造する金型による刻印によって形成されている。識別表示523の表示態様については後述する。
識別表示521〜525は互いに関連しており、少なくとも同じ識別表示529を含む。本実施形態では、一例として、識別表示521は、「ABCD01」の文字列であり、識別表示522は、「ABCD02」の文字列である。識別表示523は、「ABCD03」の文字列であり、識別表示524は、「ABCD04」の文字列である。識別表示525は、「ABCD05」の文字列である。識別表示521〜525において同じ識別表示529は、「ABCD」である。識別表示529は、例えば、メーカ名及び機種名等に対応した表示である。本実施形態では、一例として、「ABCD」のうち、「AB」はメーカ名を表し、「CD」は機種名を表すとする。
なお、識別表示521〜525において、メーカ名を「ABCD」に含まれる「AB」で表示するではなく、図15の識別表示1595,1596における「AA社」のように、メーカ名そのものを表示してもよい。また、機種名を「ABCD」に含まれる「CD」で表示するではなく、図15の識別表示1595,1596における「CRあいう」のように、機種名そのものを表示してもよい。また、識別表示521〜525に、図15の識別表示1595,1596における型式「GH101」のように、型式が表示されてもよい。この場合、識別表示521〜525において同じ識別表示は、機種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」となる。
以下の説明では、外ケース45において、基板ケース3の内側を形成する面を内面532という。外ケース45において、基板ケース3の外側を形成する面を外面531という。図4(c)、図7(c)、及び図9に示すように、外面531には、位置表示部541が設けられている。位置表示部541は、識別表示523を付与する位置を表示する部位である。位置表示部541は、基板ケース3において、ROM502に重なる部位とは異なる部位に設けられている。より詳細には、位置表示部541は、後側から見た場合に矩形状であり、外ケース45の右下部に設けられている。ROM502は、後側から見た場合に、位置表示部541より左側に設けられている。位置表示部541は、前側に向かって凹んだ凹部である。
図7(b)に示すように、位置表示部541には、光透過性を有する素材で成されたシール部542が貼り付けられている。本実施形態ではシール部542は、一例として透明であるとする。シール部542には、印刷部797が印刷されている。本実施形態では、一例として、印刷部797は、識別表示523である。シール部542に、識別表示523が印刷されていることによって、位置表示部541に識別表示523が付された状態となる。シール部542は、基板ケース3において複数の電子部品595の少なくとも一部を跨いで配置されている。言い換えると、シール部542は、後方から見た場合に、基板ケース3において複数の電子部品595に重なる状態で配置されている。なお、図7(b)には、複数の電子部品595のうちの一部を図示しており、実際には、他の電子部品(図5参照)も存在する。外ケース45の識別表示523は、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されている。本実施形態では、外ケース45に付された識別表示523によりROM502の装着箇所が視認性を阻害されない。なお、後述する変形例におけるシール部1561(図16参照)の場合と同様に、基板ケース3が所定の角度にある場合に、識別表示523が、ROM502の装着箇所と重なってもよい。本実施形態では、外ケース45に付された識別表示523によりROM502の装着箇所が視認性を阻害されない。
以上のように、本実施形態における遊技機1が形成される。本実施形態では、制御基板501を内包する基板ケース3が設けられている。図4、図5、図7、及び図9に示すように、基板ケース3には、識別表示523を付与する位置を表示する部位である位置表示部541が設けられている。このため、位置表示部541が設けられていない場合に比べ、検査者は、基板ケース3に付された識別表示523を容易に確認することができる。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、遊技機1の製造時においては、位置表示部541が設けられていない場合に比べて、製造者が、識別表示520を付与する位置を把握し易い。このため、例えばシール部542が使用され、製造者によって識別表示523が付与される場合に、複数の遊技機1の間で、異なる位置に識別表示523が付与される可能性を低減できる。このため、位置表示部541が設けられていない場合に比べて、検査者は、基板ケース3に付された識別表示523を容易に確認することができる。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、位置表示部541は、基板ケース3の外面531に形成され、識別表示520を位置決めするため凹部である。凹部である位置表示部541が設けられているので、例えば、基板ケース3の平面に印刷等によって位置表示部541が表示される場合に比べて、検査者が位置表示部541の位置を、把握し易い。よって、検査者は、基板ケース3に付された識別表示523を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、製造者は、凹部である位置表示部541に沿って識別表示520を位置決めすることができる。このため、製造者は、遊技機1を量産する場合において、複数の遊技機1間で同じ位置に識別表示520を付することができる。複数の遊技機1間で同じ位置に識別表示520が付されるので、検査者は、識別表示520を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、位置表示部541は、基板ケース3においてROM502に重なる部位とは異なる部位に設けられている。この場合、位置表示部541に付される識別表示523とROM502が重なる可能性を低減できる。このため、検査者が、識別表示523とROM502との両方を同時に確認することができる。よって、例えば、不正行為によってROM502が入れ替えられたことを容易に発見することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、基板ケース3に添付された情報識別部である識別表示523と、ROM502に添付された情報識別部である識別表示522とは、少なくとも同じ識別表示529を含む。また、外ケース45に付された識別表示523は、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されている。また、本実施形態では、外ケース45に付された識別表示523によってROM502の装着箇所の視認性を阻害されることはない。外ケース45に付された識別表示523は、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されているので、検査者は、同じ識別表示529が付されたROM502と、基板ケース3とを確認し、不正行為が行われていないことを容易に確認することができる。また、不正行為によって、例えば、ROM502が、他のROMに入れ替えられた場合でも、ROM502と基板ケース3に付された識別表示529が同じであるか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、基板ケース3に添付された情報識別部である識別表示523と、ROM502に添付された情報識別部である識別表示522と、制御基板501に表示された情報識別部である識別表示521とは、少なくとも同じ識別表示529(本実施形態では「ABCD」の文字列)を含む。このため、検査者は、同じ識別表示529が付された制御基板501、ROM502、及び基板ケース3を確認し、不正行為が行われていないことを容易に確認することができる。また、不正行為によって、制御基板501及びROM502の少なくとも一方が、他の制御基板501及びROM502に入れ替えられた場合でも、制御基板501、ROM502、及び基板ケース3に付された識別表示529が同じであるか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
基板ケース3は、複数のコネクタ771〜776を視認可能に、制御基板501を内包する。複数のコネクタ771〜776が視認可能であるので、例えば、制御基板501とは異なる機器がコネクタ771〜776に接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、検出信号コネクタ774,775が蛍光色であるので、蛍光色でない場合に比べて、検査者が視認しやすくなる。このため、例えば、制御基板501とは異なる機器が検出信号コネクタ774,775に接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、検出信号コネクタ774,775は、複数設けられている。このため、検出信号コネクタが1つである場合に比べて、検出信号コネクタ774,775を検査者が確認しやすい。このため、例えば、制御基板501とは異なる機器が検出信号コネクタ774,775に接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、ROM502が備える第一信号ピン582は基板ケース3を介して視認可能に配置されている。第一信号ピン582が視認可能であるので、例えば、制御基板501とは異なる機器が第一信号ピン582に対して接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。このため、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、複数の電子部品595が備える第二信号ピン583は、基板ケース3を介して視認可能に配置されている。第二信号ピン583が視認可能であるので、例えば、制御基板501とは異なる機器が第二信号ピン583に対して接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。このため、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、制御基板501は、内ケース40側に、ビス769(図7(b)参照)によってビス止めされている。このため、ビス止めされていない場合に比べて、制御基板501を不正に交換し難い。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、外ケース45と内ケース40とは、互いにスライドされて組み合わせられる。このため、不正行為をしようとする者が、外ケース45と内ケース40とを分離するために、単に外ケース45と内ケース40とを引き離そうとしても、外ケース45と内ケース40が分離され難い。よって、制御基板501を不正に交換し難い。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
尚、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。以下の各変形例において、上記実施形態の構成に対応する構成は、同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
位置表示部541が凹部であったが、これに限定されない。例えば、位置表示部541が凸部であってもよい。図10は、基板ケース3の変形例に係る基板ケース1003の外ケース45において、図7に示すA−A線の位置における矢方向断面を示している。図10に示すように、基板ケース1003の位置表示部541は、外ケース45の外面531に形成された凸部であり、後側に突出している。位置表示部541には、シール部542によって識別表示523が付されている。
また、位置表示部541は、外面531に設けられていたが、これに限定されない。例えば、位置表示部541が、内面532に設けられてもよい。図11は、基板ケース3の変形例に係る基板ケース1103の外ケース45において、図7に示すA−A線の位置における矢方向断面を示している。図11に示すように、基板ケース1103の位置表示部541は、基板ケース1103の内面532に形成された凹部であり、後側に凹んでいる。位置表示部541には、シール部542によって識別表示523が付されている。尚、識別表示523は、シール部542の後側に印刷されている。このため、検査者は、基板ケース1103の後側から、透明な外ケース45を介して、識別表示523を確認することができる。
図12は、基板ケース3の変形例に係る基板ケース1203の外ケース45において、図7に示すA−A線の位置における矢方向断面を示している。図12に示すように、基板ケース1203の位置表示部541は、基板ケース1203の内面532に形成された凸部であり、前側に突出している。位置表示部541には、シール部542によって識別表示523が付されている。尚、識別表示523は、シール部542の後側に印刷されている。このため、検査者は、基板ケース1203の後側から、透明な外ケース45を介して、識別表示523を確認することができる。
以上のように、位置表示部541は、基板ケース3の内面532又は外面531に形成され、識別表示520を位置決めするための凸部又は凹部である。凸部及び凹部である位置表示部541が設けられているので、例えば、基板ケース3の平面に印刷等によって位置表示部541が表示される場合に比べて、検査者が識別表示520の位置を、把握し易い。よって、検査者は、基板ケース3に付された識別表示520を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、製造者は、凸部又は凹部である位置表示部541に沿って識別表示520を位置決めすることができる。このため、製造者は、遊技機1を量産する場合において、複数の遊技機1間で同じ位置に識別表示520を付することができる。複数の遊技機1間で同じ位置に識別表示520が付されるので、検査者は、識別表示520を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、制御基板501を内包する複数の部材511は、外ケース45、内ケース40、及びキャップ8のうち、一部を含まなくてもよい。また、複数の部材511は、外ケース45、内ケース40、及びキャップ8とは異なる部材をさらに含んでいてもよい。
また、制御基板501、ROM502、及び複数の部材511に識別表示520が付されていたが、これに限定されない。例えば、制御基板501と複数の部材511とのうち、少なくとも2つに、関連した識別表示520が付されてもよい。例えば、複数の部材511に含まれるキャップ8に識別表示525が付されなくてもよい。また、複数の部材511に含まれる内ケース40に識別表示524が付されなくてもよい。また、複数の部材511に含まれる外ケース45に識別表示523が付されなくてもよい。検査者は、制御基板501と複数の部材511とのうち、少なくとも2つに付された識別表示520を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、制御基板501が、他の制御基板に入れ替えられた場合でも、制御基板501と複数の部材511とのうち、少なくとも2つに付された識別表示520が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、識別表示520は、制御基板501、外ケース45、及び内ケース40のうち、少なくとも2つに付されてもよい。この場合、検査者は、制御基板501、外ケース45、及び内ケース40のうち、少なくとも2つに付された識別表示520を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、制御基板501が他の制御基板に入れ替えられた場合でも、制御基板501、外ケース45、及び内ケース40のうちのうち、少なくとも2つに付された識別表示520が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、識別表示520は、少なくとも外ケース45とROM502とに付されてもよい。この場合、検査者は、少なくとも外ケース45とROM502に付された識別表示520を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、ROM502が他のROMに入れ替えられた場合でも、少なくとも外ケース45とROM502に付された識別表示520が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、識別表示520は、互いに関連していればよい。例えば、識別表示520は、全て同じ識別表示(例えば、全て「ABCD01」等)でもよい。また、識別表示520が夫々異なる表示でもよく、同じ識別表示529が含まれなくてもよい。検査者が確認できる態様であれば、識別表示520の記載内容は限定されない。また、識別表示520は文字列でなくてもよい。例えば、識別表示520は、種々のマークであってもよい。また、識別表示520が付される態様は限定されない。例えば、識別表示521だけでなく、識別表示521〜525が全てシール部に印刷されて付与されてもよい。また、該シール部は透明でなくてもよい。また、識別表示523〜525が全て基板ケース3を製造する金型によって刻印されてもよい。
また、識別表示520は、基板ケース3の素材の内部に形成されていてもよい。以下、図13及び図14を参照し、該変形例について説明する。図13及び図14に示す基板ケース1303は、基板ケース3の変形例である。基板ケース1303において、識別表示523が表示された部位を識別表示部1390という。また、識別表示部1390より外側の部位を、外側部位1391という。図14に示すように、識別表示部1390は、外側部位1391より後側に突出している。このため、識別表示部1390の厚みL1は、外側部位1391の厚みL2よりも大きい。
識別表示523は、識別表示部1390を形成する部材(本実施形態では、外ケース45の素材)の内部に形成されている。識別表示523は、識別表示部1390において厚み方向(前後方向)の複数(本実施形態では4つ)の階層1381,1382,1383,1384に分割されて設けられている。
識別表示523の「A」の文字1371は、階層1381に形成されている。「B」の文字1372は、階層1382に形成されている。「C」の文字1373は、階層1383に形成されている。「D」の文字1374は、階層1384に形成されている。「0」の文字1375は、階層1382に形成されている。「3」の文字1376は、階層1383に形成されている。
尚、識別表示523を、識別表示部1390を形成する部材の内部に形成する方法は限定されない。例えば、3Dレーザ彫刻によって、識別表示523が形成されてもよい。3Dレーザ彫刻とは、レーザを集光させ、基板ケース3の素材の内部に、例えば100ミクロンの微細なクラックを、例えば0.08mm〜0.016mmの間隔で形成する技術である。該クラックを複数形成することで、基板ケース3の内部に識別表示523が形成される。
本実施形態では、識別表示523は、識別表示部1390を形成する部材の内部に形成されている。このため、例えば、識別表示523の全体が基板ケース3の外面531又は内面532に形成されている場合に比べて、識別表示523が除去され難い。よって、不正行為の発生が抑制できる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。また、不正によって識別表示523が除去された場合には、基板ケース1303に傷が形成される。このため、検査者が容易に不正行為を発見できる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、識別表示523は、識別表示部1390において厚み方向の複数の階層1381〜1384に分割されて設けられている。このため、一層のみに識別表示523が形成されている場合に比べて、識別表示523が除去され難い。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、基板ケース1303において、識別表示部1390の厚みL1は、外側部位1391の厚みL2より大きい。この場合、L1がL2以下の場合に比べて、不正者が識別表示520を除去しようとした場合に、基板ケース3をより深く削る必要がある。このため、基板ケース1303に傷が生じやすい。このため、検査者が容易に不正行為を発見できる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
尚、識別表示523が、識別表示部1390において厚み方向の複数の階層1381〜1384に分割されていなくてもよい。例えば、一層のみに識別表示523が形成されてもよい。また、識別表示部1390の厚みL1は、外側部位1391の厚みL2以下でもよい。また、識別表示523について説明したが、識別表示524,525等、基板ケース1303に設けられる識別表示520についても同様に、基板ケース1303の内部に形成されてもよい。
上記実施形態において、基板ケース1303は、本発明の「ケース部」の一例である。
また、基板ケース3には、シール部542等以外にも種々のシールが添付されてもよい。また、シール部542等の種々のシールに設けられる印刷部(例えば、印刷部797)に表示される内容は限定されない。例えば、図15に示す変形例に係る基板ケース1551には、シール部542に加え、シール部1560及びシール部1561が貼り付けられている。なお、図15において、上記実施形態と同様の構成の部材は、同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
シール部1560は、基板ケース3の外ケース45の左右方向中央部の上部に貼り付けられている。シール部1561は、基板ケース3の外ケース45の左上部に貼り付けられている。シール部1560,1561は、光透過性を有する素材で形成されており、本実施形態では、一例として、透明であるとする。シール部1560,1561は、夫々、複数の電子部品595(図5参照)を跨いで配置されている。なお、図15においては、シール部1560,1561の前側に位置する複数の電子部品595(図5参照)等、種々の電子部品の図示は省略している。
シール部1560には、印刷部1571が印刷されている。印刷部1571は、複数の領域1575を備えている。印刷部1571は、有色であり、本実施形態では、一例として白色の下地を有する。複数の領域1757は、コード部1572、情報表示部1573、及び記載領域1570を含む。シール部1560は、印刷部1571、コード部1572、情報表示部1573、及び記載領域1570が、ROM502と重ならない位置となるように、設けられている。
コード部1572は、シール部1560の左上部に設けられている。コード部1572は、所定の情報を含む。コード部1572は、他の機器によって情報が読み取られる部位であり、例えば、矩形状の有色(本実施形態では白色)の領域に、QRコード(登録商標)、バーコード等が黒色で印刷されている。本実施形態では、一例として、コード部1572は、QRコード(登録商標)を含む。
コード部1572は、例えば、遊技機1とは異なる機器(以下、「他機器」という。)に記憶された、制御基板501の納入先を示す情報と紐付けられている。例えば、情報携帯端末等に備えられたカメラによってコード部1572に含まれる情報であるURL(Uniform Resource Locator)が読み取られる。情報携帯端末は、該URLを使用し、ネットワークを介して他機器にアクセスする。他機器にアクセスした結果、情報携帯端末に表示される情報には、制御基板501の納入先(例えば、遊技機1が納入された店舗名)、及び、遊技機1が廃棄されたか否か等の情報が含まれている。これによって検査者は、制御基板501の納入先を示す情報、及び遊技機1が廃棄されたか否か等の情報を容易に確認することができる。
情報表示部1573には、種々の情報が含まれる。情報表示部1573は、例えば、識別表示529と同様の情報が含まれてもよい。本実施形態では、一例として、情報表示部1573には、矩形状の有色(本実施形態では白色)の領域に、「EF001」の文字列が印刷されている。該文字列は、一例として、制御基板501の管理番号である。該管理番号によって、検査者は、メーカが保有している管理番号に紐づいた情報から、遊技機1の納入先、遊技機1が廃棄されたか否か等の情報を調べることができる。なお、情報表示部1573の文字列は、メーカ名、機種名、型式等に対応する情報を含んでもよい。また、情報表示部1573が有する矩形状の領域と、コード部1572が有する矩形状の流域とは、左右方向において繋がっている。
記載領域1570は、一例として、上下方向に3行、左右方向に2列の計6個設けられている。記載領域1570は、矩形状の有色(本実施形態では白色)の下地によって印刷されている。左上の記載領域1570の上方には、「開封者」と黒色で印刷されている。右上の記載領域1570の上方には、「開封年月日」と黒色で印刷されている。左上の記載領域1570の左方には、丸1と印刷されている。左側の上下方向中央の記載領域1570の左方には、丸2と印刷されている。左下の記載領域1570の左方には、丸3と印刷されている。
例えば、検査者は、基板ケース3を開封した場合に、検査者の名前を左側の記載領域1570に記載し、基板ケース3を開封した年月日を、右側の記載領域1570に記載する。なお、検査者は、記載領域1570に、制御基板501に不正が行われたか否かを確認した年月日等を記載してもよい。
シール部1560は、電子部品798を覗くための覗き部1574を備えている。覗き部1574は、複数の領域1575同士の間に設けられている。覗き部1574は、光透過性を有する。本実施形態では、覗き部1574は、シール部1560における印刷されていない部分によって形成されており、透明である。本実施形態においては、上下方向3行の記載領域1570の間に、左右方向に延びる覗き部1574が設けられている。また、左右に並んだコード部1572及び情報表示部1573と、上側の2つ記載領域1570との間に、左右方向に延びる覗き部1574が設けられている。左右方向2列の記載領域1570の間に、上下方向に延びる覗き部1574が設けられている。
また、シール部1561は、特定の情報を表示するための情報識別部である。例えば、特定の情報としてとして、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つが印刷される。本実施形態では、一例として、機種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」が印刷されている。本実施形態では、これらの情報が印刷された部位を印刷部1563ともいう。また、シール部1561に表示される特定の情報を識別表示1595という。本実施形態では、識別表示1595は、機種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」である。
また、ROM502には、シール部1562が貼り付けられている。シール部1562は、ROM502の識別表示523「ABCD02」の左側に貼り付けられている。シール部1562は、特定の情報を表示するための情報識別部である。例えば、特定の情報としてとして、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つが印刷される。本実施形態では、一例として、シール部1562には、所定の情報として、機種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」が印刷されている。また、シール部1562に表示される特定の情報を識別表示1596という。本実施形態では、識別表示1595は、機種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」である。
また、シール部1561とシール部1562は、少なくとも同じ識別表示1595,1596を含んで表示される。本実施形態においては、識別表示1595,1596における種名「CRあいう」、型式「GH101」、及びメーカ名「AA社」が全て同じであるが、一部が同じであればよい。
なお、識別表示1595,1596は、基板ケース3とROM502に付されているが、他の部材に付されてもよい。例えば、制御基板501に、識別表示1595,1596と同じ識別表示を含んで表示されてもよい。
以上のように、本変形例に係る基板ケース1551及び制御基板501等が形成される。本実施形態では、シール部542,1560,1561が複数の電子部品595(図5参照)の少なくとも一部を跨いで配置されるので、例えば、シール部542,1560,1561と電子部品595との位置関係を確認することで、検査者は、制御基板501に不正が行われたか否かを判断できる。このため、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、領域1575が設けられているので、検査者は、領域1575(より詳細には、記載領域1570)に、検査者の名前、及び、基板ケース3を開封した年月日を記載することができる。また、検査者は、制御基板501に不正が行われたか否かを確認した日付等を、領域1575に記載することもできる。また、領域1575の間に覗き部1574が設けられているので、領域1575のみが設けられている場合に比べて、領域1575が目立ちやすい。このため、領域1575に記載された文字等を検査者が確認し易くなる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、覗き部1574が設けられているので、検査者は、覗き部1574を介して、電子部品798を確認することができる。よって、覗き部1574が設けられていない場合に比べて、検査者は、電子部品798に対して不正が行われたか否かを容易に確認できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、コード部1572がROM502と重ならない位置に設けられている。このため、検査者はROM502を容易に確認することができる。このため、検査者は、ROM502を確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、コード部1572は、遊技機1とは異なる機器に記憶された、制御基板501の納入先を示す情報と紐付けられている。これによって、検査者は、コード部1572を使用して、制御基板501の納入先を示す情報を容易に確認することができる。このため、検査者は、納入先の情報を確認し、納入先の異なる制御基板501が装着される不正が行われたか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、ROM502にシール部1562が貼り付けられ、シール部1562に所定の情報が表示されている。このため、検査者は、シール部1562を確認することで、ROM502が入れ替えられる不正を容易に確認することができる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、シール部1561に、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つが印刷されているので、検査者は、容易に、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つを把握することができる。よって、検査者は、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つを確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。故に、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
なお、ROM502の形状は限定されない。上記実施形態におけるROM502は、図7に示すように、上下左右に延びる板状の本体部580を有している。しかし、本体部580が、前後左右に延びてもよい。この場合、第一信号ピンは、前方に延び、制御基板501と電気的に接続されてもよい。また、本体部580が前後左右に延びる場合、シール部1591に表示された所定の情報は、本体部580の上面又は下面に表示されてもよい。
また、シール部542,1560,1561に表示される各種の情報は、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されればよい。例えば、図16は、シール部1561及びROM502を、後斜め上方から見た図である。図16においては、シール部1561及びROM502以外の部材の図示は省略している。この場合、シール部1561に表示される情報が、ROM502の装着箇所に重なっている。すなわち、図16は、シール部1561に表示される情報が、ROM502の装着箇所を視認し難くなる角度から見た図である。しかし、図15に示すように、後側から見た場合には、ROM502の装着箇所を視認できる。すなわち、図15は、シール部1561に表示される情報が、ROM502の装着箇所を視認できる角度から見た図である。このように、シール部1561に表示される情報は、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示される。なお、シール部1561を例にして説明したが、他のシール部542,1560に表示される各種情報(例えば、識別表示523の情報)が、ROM502の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されればよい。
また、従来、複数のLEDが設けられた特別図柄表示器を備える弾球遊技機が知られている。また、このような弾球遊技機において、各種類の大当りに対応する特別図柄表示器のLEDの点灯パターンを不規則なものとすることで、特別図柄表示器の表示内容から大当りが生じたか否かを判別し難くすることも提案されている(例えば、特開2013−99682号公報)。
しかしながら、従来、特別図柄表示器では、基板に形成された孔部に端子を差し込んで半田付けするスルーホール実装によりLEDが基板に取り付けられていた。このため、LEDを基板から取り外し、再度基板に取り付けることが可能であり、不正行為の対象となることで、遊技の興趣が損なわれるおそれがある。そこで、上記の課題を解決するために、以下の実施形態のように、遊技の興趣を向上させてもよい。
<実施形態イ>
[パチンコ遊技機1701の構成]
図17を用いて、遊技機1701の概略構成について説明する。図17は、本実施形態の遊技機1701の概略正面図である。遊技機1701は、遊技者の発射操作に基づいて遊技球を発射させ、特定の入賞装置に遊技球が入賞すると、その入賞に基づいて所定数の遊技球を遊技者に払い出すよう構成されたパチンコ遊技機である。なお、本実施形態の遊技機1701は、1種タイプと呼ばれるパチンコ遊技機である。
図17に示すように、遊技機1701は、入賞や判定に関する役物等が設けられた遊技盤1710と、遊技盤1710を囲む枠部材1711とを備えている。なお、遊技盤1710の詳細構成は、図17では不図示(空白)としており、別途、図18を用いて後述する。
枠部材1711は、遊技盤1710の盤面と所定の間隔を隔てて平行配置された透明なガラス板を支持するいわゆるガラス枠である。枠部材1711が支持するガラス板と遊技盤1710とによって、遊技球が流下可能な遊技領域1712が形成されている。
枠部材1711は、その上部中央に、演出などで発光する枠ランプ1713を有している。枠ランプ1713の左右両側には、スピーカ1714が設けられている。また、枠部材1711は、その下部が遊技者側へ突出した構成となっており、その突出部分の上面に、円形の演出ボタン1715が設けられている。演出ボタン1715の左側手前には、4つの押しボタンからなる演出キー1716が設けられている。さらに、演出ボタン1715の奥側には、遊技球を発射装置(不図示)へ案内する皿1717が設けられている。枠部材1711は、その右側下部に、ハンドル1718を有している。ハンドル1718には、レバー1719が回転可能に取り付けられている。また、ハンドル1718には、レバー1719の回転にかかわらず一時的に遊技球の発射を停止させるための停止ボタン1720が設けられている。
図18を用いて、遊技機1701における略中央部に配置される遊技盤1710の具体的構成を説明する。図18に示すように、遊技盤1710は、板状の板部材1800に遊技釘や各種役物等を配することで構成されており、その中央に、液晶表示装置1801を有している。また、遊技盤1710は、入賞や判定に関する役物として、第1始動装置1802、第2始動装置1803、電動チューリップ1804、2つのゲート1805、大入賞装置1806、4つの一般入賞装置1807、及び、表示手段としての表示器1808を有している。
また、表示器1808に加え、遊技領域1712内に表示手段としてサブ表示器1820を設けても良い。サブ表示器1820は、例えば、遊技領域1712における右側に内レール1810bに沿って配された遊技球の誘導部材1819の下方に配されていても良い。
遊技盤1710は、演出用の可動(電動)役物(ギミック)として、第1中央可動役物1811、第2中央可動役物1812、右下側可動役物1813、左下側可動役物1814、右中側可動役物1815、左中側可動役物1816、右上側可動役物1817、及び、左上側可動役物1818を有している。これら各可動役物1811〜1818は、それぞれ、ステッピングモータによって個別に駆動される。また、ステッピングモータによる各可動役物1811〜1818の駆動は、それぞれ、後述するようにランプ制御基板1940(図19参照)により制御される。
第1始動装置1802は、液晶表示装置1801の下方で遊技盤1710の左右中央に設けられている。第1始動装置1802の下方に、第2始動装置1803が設けられている。また、第2始動装置1803に近接して、普通電動役物としての電動チューリップ1804が設けられている。ゲート1805は、遊技盤1710の右側下部及び左側上部にそれぞれ1つずつ設けられている。液晶表示装置1801の下方右寄りに、大入賞装置1806が設けられている。4つの一般入賞装置1807のうちの3つは遊技盤1710の左側下部に設けられ、残りの1つは遊技盤1710の右側下部に設けられている。なお、遊技盤1710の最下部には、入賞しなかった遊技球を排出する排出装置1809が設けられている。
図17及び図18に示したような構成により、遊技者がハンドル1718を握ってレバー1719を時計方向に回転させると、皿1717に貯められた遊技球が発射装置(不図示)へと案内され、レバー1719の回転角度に応じた打球力で遊技領域1712へ向けて発射される。発射装置により発射された遊技球は、遊技盤1710の左端側に設けられた外レール1810a及び内レール1810bの間を上昇し、やがて遊技領域1712内の上部へ到達する。遊技領域1712内の上部へ到達した遊技球は、その後、遊技領域1712内を落下する。このとき、遊技球は、遊技領域1712に設けられた複数の釘や風車等に接触することでその移動方向を変化させながら(予測不能に)遊技盤1710の盤上を落下する。なお、上述したように遊技球の発射は、遊技者が停止ボタン1720を操作することによって一時的に停止される。
遊技者がレバー1719を回転操作することよって遊技球を発射させる際、遊技者がハンドル1718のレバー1719を小さい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「左打ち」を行うと、遊技球が相対的に弱い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、図18の波線矢印Aに例示されるように遊技領域1712における左側領域を流下する。一方、遊技者がレバー1719を大きい回転角で回転させた状態を維持するいわゆる「右打ち」を行うと、遊技球が相対的に強い打球力で打ち出される。この場合、遊技球は、図18の波線矢印Bに例示されるように遊技領域1712における右側領域を流下する。したがって、右側のゲート1805や大入賞装置1806へ入賞させる際は「右打ち」が必要となってくる。
第1始動装置1802は、常時開放されている始動装置である。この第1始動装置1802には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ1904(図19参照)が設けられている。この第1始動口検出スイッチ1904により遊技球の入球が検出されることによって入賞すると、遊技者にとって有利な大当り遊技を実行するか否かが判定されてその判定結果が表示器1808(又はサブ表示器1820)に表示されると共に、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
第2始動装置1803は、電動チューリップ1804が作動しているときだけ開放される始動装置である。この第2始動装置1803には、遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチ1905(図19参照)が設けられている。この第2始動口検出スイッチ1905により遊技球の入球が検出されることによって入賞すると、上記第1始動装置1802と同様に、遊技者にとって有利な大当り遊技を実行するか否かが判定されてその判定結果が表示器1808(又はサブ表示器1820)に表示されると共に、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお、以下の説明では、第1始動装置1802への入賞を条件として実行される判定を「第1特別図柄判定」ということとし、第2始動装置1803への入賞を条件として実行される判定を「第2特別図柄判定」ということとし、これらの判定を総称して「特別図柄判定」ということとする。
大入賞装置1806は、特別図柄判定の結果に応じて開放される。この大入賞装置1806の開口部には、大入賞装置1806を開閉するプレートが設けられている。大入賞装置1806は、通常はこのプレートによって閉塞されている。これに対して、特別図柄判定の判定結果が「大当り」であることを示す所定の大当り図柄が表示器1808(又はサブ表示器1820)に停止表示された場合、すなわち大当りが発生した場合、上記プレートを作動させて大入賞装置1806を開放する大当り遊技が実行される。このため、遊技者は、大当り遊技中に右打ちを行うことで、大当り遊技が行われていないときに比べてより多くの賞球を得ることができる。
電動チューリップ1804は、第2始動装置1803に近接配置されており、第2始動装置1803における遊技球が入球する開口部を閉塞又は開放するための1つのプレートを有している。この電動チューリップ1804は、プレートが第2始動装置1803の開口部を開放する開姿勢(図18参照)と、第2始動装置1803の開口部を閉塞する閉姿勢(不図示)とに姿勢変化可能に構成されている。
第2始動装置1803は、通常は電動チューリップ1804によって閉塞されている。これに対して、遊技球がゲート1805を通過すると、賞球の払い出しは行われないものの、第2始動装置1803を開放するか否かが判定される。ここで、第2始動装置1803を開放すると判定された場合、電動チューリップ1804のプレートが規定時間開姿勢を維持した後に閉姿勢に戻る動作が規定回数だけ繰り返される。このように、第2始動装置1803は、電動チューリップ1804が作動していないとき(つまりプレートが閉姿勢のとき)には遊技球が通過し難い状態であるのに対して、電動チューリップ1804が作動する(つまりプレートが開姿勢になる)と遊技球が通過し易い状態となる。なお、以下の説明では、ゲート1805への遊技球の入賞を条件として実行される判定を「普通図柄判定」と呼ぶものとする。
4つの一般入賞装置1807は、第1始動装置1802と同様に常時開放されており、遊技球の入賞によって所定個数の賞球がある入賞装置である。なお、第1始動装置1802等とは異なり、一般入賞装置1807に遊技球が入賞しても判定が行われることはない。
演出用のギミックとしての各可動役物1811〜1818は、遊技者に様々な期待感を与えるために駆動される役物であり、それぞれ、遊技の進行状況等に応じて予め決められた駆動パターンで駆動される。図18には、各可動役物1811〜1818がいずれも駆動開始前の初期位置に位置している状態が示されている。
第1中央可動役物1811は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から上方向へと駆動される。第2中央可動役物1812は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から下方向へと駆動される。
右下側可動役物1813は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から左方向へと駆動される。左下側可動役物1814は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から右方向へと駆動される。
右中側可動役物1815は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から左方向へと駆動される。左中側可動役物1816は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から右方向へと駆動される。
右上側可動役物1817は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から左斜め下方向へと駆動される。左上側可動役物1818は、所定の駆動タイミングで、図18に示した初期位置から右斜め下方向へと駆動される。
[表示器1808及びサブ表示器1820の概要]
図34は、表示器1808の正面図の一例である。本実施形態では、表示器1808は、遊技領域1712の左下に外レール1810aに隣接して配されているが、これに限定されることは無く、様々な位置に配置することができる。
表示器1808は、主に特別図柄判定や普通図柄判定に関する情報(換言すれば、遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報)を表示するものである。より詳しくは、表示器1808は、第1,第2特別図柄表示器3400,3410、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422、大当りラウンド数表示器3430、普通図柄表示器3440、及び、普通図柄保留表示器3441として構成することができる。なお、これらの表示器の詳細については、後述する。
また、サブ表示器1820も、遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示するものであり、同様にして、第1,第2特別図柄表示器、第1,第2特別図柄保留表示器、確変表示器、時短表示器、右打ち表示器、大当りラウンド数表示器、普通図柄表示器、及び、普通図柄保留表示器として構成することができる。
表示器1808及びサブ表示器1820の双方が搭載される場合であれば、上述した表示器3400〜3441としての機能の各々が、表示器1808及びサブ表示器1820のいずれかに割り当てられる。また、表示器1808又はサブ表示器1820の一方が搭載される場合であれば、搭載された表示器1808又はサブ表示器1820が、上述した表示器3400〜3441としての機能を全て備えることになる。
[表示器1808の詳細]
図34に示すように、表示器1808は、2列に並んだ複数のLED3445を有している。表示器1808のみで遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示する場合には、これらのLED3445は、第1,第2特別図柄表示器3400,3410、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422、大当りラウンド数表示器3430、普通図柄表示器3440、及び、普通図柄保留表示器3441を構成する。LED3445は、レール1810a,1810bにより形成される遊技球の発射通路に沿って、並列に2列に並べられた状態で配置されている(図18参照)。なお、LED3445の配置は、これに限らず、各LED3445は遊技球の発射通路に沿って1列に並べられていても良いし、3列以上の列をなして並べられていても良く、発射通路と関係なく配列されていても良い。
図36−1及び図36−2に示すように、表示器1808は、複数のLED3445が表面実装された表示用基板3600と、この表示用基板3600の前側を少なくとも覆うカバー部材3602と、表示用基板3600の後側に配置された保護部材3604とを備えている。表示器1808は、カバー部材3602と保護部材3604との間に配置される表示用基板3600が遊技盤1710の盤面に沿うように立て姿勢で設置される。そして、表示器1808は、カバー部材3602及び保護部材3604によって、表示用基板3600に対して外側からアクセス困難又はアクセスできないよう構成されている。表示器1808は、遊技盤1710を構成する板部材1800に形成された取付開口(不図示)に嵌め合わせて該板部材1800に取り付けられ、遊技盤1710の前側に前面が臨んで、遊技者からLED3445の光が視認可能になっている。また、表示器1808は、その背面が遊技盤1710(板部材1800)の裏側に臨み、裏側に臨むように設けられた後述するコネクタ3500(図35)に対して、遊技盤1710の裏側からアクセス可能となっている。
表示器1808は、該表示器1808の外殻を構成するカバー部材3602又は保護部材3604をねじ止めや接着やその他の方法で固定して、遊技盤1710に取り付けられる。ここで、表示器1808は、接着等によって遊技盤1710に対して、取り外し困難、再組み立て困難、又は遊技盤1710から取り外した際に表示器1808及び遊技盤1710の何れかに痕跡が残る構成で取り付けても良い。換言すれば、表示器1808と遊技盤1710との取り付け構造は、遊技盤1710または表示器1808を破壊することなく取り外しが困難な構成、取り外しによって遊技盤1710または表示器1808が破壊または変形等することで元のように組み立てることが不可能な構成、取り外しによって遊技盤1710または表示器1808が破壊または変形等することで、遊技盤1710または表示器1808に取り外しの痕跡が残る構成の少なくとも1つにしてもよい。
図38に示すように、表示用基板3600は、遊技者の臨む面となる前面に、複数のLED3445が設けられたプリント基板であり、各LED3445から前側へ向けて光を照射可能になっている。LED3445は、該LED3445のリードをプリント基板の穴に固定するスルーホール実装ではなく、表示用基板3600に表面実装されている。表示用基板3600は、LED3445の発光素子とこの発光素子を表示用基板3600に固定するはんだとが表示用基板3600における同じ前面にある。すなわち、表示用基板3600は、その後面にLED3445を回路に接続するためのリードが突出することはなく、LED3445を固定するためのはんだが後面に配置されない。本実施形態では、複数のLED3445が表示用基板3600の上側領域に上下2列に並べて配置されている。LED3445としては、フルカラーおよび単色の何れを用いてもよく、複数のLEDをフルカラーと単色とを組み合わせて構成してもよい。また、LED3445としては、表面実装可能であれば、チップ型あるいは砲弾型等の何れを用いることができるが、スペースを小さくできる利点からチップ型が望ましい。表示用基板3600は、後述する主制御基板1900(図19:本実施形態)または演出制御基板1920(図19)などの制御手段の制御下に、複数のLED3445の点灯、消灯、点滅などの状態が制御され、点灯、消灯、点滅などの状態やこれらの組み合わせや状態変化などによって、遊技者に付与される利益に関する情報を表示するようになっている。
このように、LED3445を表示用基板3600に表面実装することで、表示用基板3600におけるLED3445の配置スペースを小さくすることができ、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。また、LED3445を表示用基板3600に表面実装することで、軽量化が可能となると共に、故障を低減させることができる。また、LED3445を表示用基板3600の前面に表面実装することで、LED3445の実装によって表示用基板3600の後面にスルーホール実装のような影響を与えない。従って、表示用基板3600は、前面において複数のLED3445が実装された実装領域に対応する後面に、他の電子部品を配置することが可能となり、表示用基板3600の後面を有効に用いることができ、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。
LED3445は、発光素子が表示用基板3600の表面から突出するように配置される構成(図36−1:本実施形態)や、表示用基板3600の表面から突出しないように埋め込まれる構成の何れであってもよい。表示用基板3600は、複数のLED3445が実装される前面領域に、白色等の光を反射し易い反射部を設けてもよく、あるいは、当該前面領域に、黒色等の光を反射し難い吸収部を設けてもよい。LED3445の発光素子が表示用基板3600の表面から突出する場合は、発光素子の周りに反射部を設けることで、LED3445から照射した光を反射部で反射して効率よく利用できる。また、LED3445の発光素子が表示用基板3600に埋め込まれる場合は、発光素子の周りに吸収部を設けることで、吸収部によってLED3445から照射した光が表示用基板3600の前面で拡散することを防止することができる。
図38は、表示器1808のみにより遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示する場合の、表示用基板3600を表面側から見た正面図である。第1特別図柄表示器3400は、上列右側6個のLED3445で構成され、第2特別図柄表示器3410は、上列中6個のLED3445で構成される。第1特別図柄保留表示器3401は、第1特別図柄表示器3400と第2特別図柄表示器3410との間に配置された2個のLED3445で構成され、第2特別図柄保留表示器3411は、第2特別図柄表示器3410の右側2個のLED3445で構成される。第2特別図柄保留表示器3411の右側には、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422の順で、これらを構成するLED3445が1個ずつ並べて配置されている。また、大当りラウンド数表示器3430は、下列左側8個のLED3445で構成され、普通図柄表示器3440は、大当りラウンド数表示器3430の右側3個のLED3445で構成され、普通図柄保留表示器3441は、下列右側から2個のLED3445で構成される。なお、複数のLED3445による表示器3400,3401,3410,3411,3420,3421,3422,3430,3440,3441の構成は本実施形態に限定されるものではない。
図39に示すように、表示用基板3600には、LED3445が実装された表面と反対側の後面にコネクタ3500が設けられており、コネクタ3500に接続されたハーネス(不図示)を介して、表示器1808(LED3445)と主制御基板1900とが電気的に接続される。コネクタ3500は、ハーネスの端部に設けられたプラグが着脱可能な所謂ジャックであり、オス型端子形状およびメス型端子形状の何れであってもよい。コネクタ3500は、該コネクタ3500のリードをプリント基板の穴に固定するスルーホール実装でもよいが、本実施形態では表示用基板3600の後面に表面実装されている。また、コネクタ3500は、ハーネスの端部に設けられたプラグが差し込まれるコネクタ開口が後方(本実施形態)または上下左右向きの何れかに開口している。このように、コネクタ3500の本体とこのコネクタ3500を表示用基板3600に固定するはんだとが表示用基板3600における同じ後面にある。すなわち、表示用基板3600は、その前面にコネクタ3500を回路に接続するためのリードが突出することはなく、コネクタ3500を固定するためのはんだが前面に配置されない。このように、コネクタ3500を表示用基板3600に表面実装することで、表示用基板3600におけるコネクタ3500の配置スペースを小さくすることができ、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。
コネクタ3500は、表示用基板3600の後面において、表示用基板3600の表面に実装された複数のLED3445の実装領域に対応する位置に配置されている。すなわち、複数のLED3445の実装領域とコネクタ3500とは、表示用基板3600を表裏に挟んで重なっている。このように、コネクタ3500を表示用基板3600の後面に表面実装することで、コネクタ3500の実装によって表示用基板3600の前面にスルーホール実装のような影響を与えない。従って、表示用基板3600は、前面において複数のLED3445が実装された実装領域に対応する後面に、コネクタ3500を配置することが可能となり、表示用基板3600の前面および後面を有効に用いて、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。
図39に示すように、表示用基板3600の後面には、電流制限手段としての抵抗3900が実装されており、本実施形態では複数の抵抗3900がコネクタ3500と重ならない位置に並べて配置されている。また、抵抗3900は、該抵抗3900のリードをプリント基板の穴に固定するスルーホール実装でもよいが、本実施形態では表示用基板3600に表面実装されている。表示用基板3600は、抵抗3900とこの抵抗3900を表示用基板3600に固定するはんだとが表示用基板3600における同じ後面にある。すなわち、表示用基板3600は、その前面に抵抗3900を回路に接続するためのリードが突出することはなく、抵抗3900を固定するためのはんだが前面に配置されない。本実施形態では、複数の抵抗3900が表示用基板3600の上側領域に並べて配置されている。図41に示すように、抵抗3900は、表示用基板3600の回路において、コネクタ3500と複数のLED3445との間に配置され、複数のLED3445に流れる電流を所定値以下になるように制限することで、各LED3445に過大電流が流れることを防止している。
このように、表示用基板3600に抵抗3900を実装することで、仮に抵抗3445が故障した場合であっても表示器1808を交換することで対応することができ、メンテナンスが容易になる。表示器1808の交換は、簡単に行うことができるので、遊技の休止期間を短くして、遊技の興趣を損なうことを回避できる。また、抵抗3900を表示用基板3600に表面実装することで、表示用基板3600における抵抗3900の配置スペースを小さくすることができ、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。
抵抗3900は、表示用基板3600の後面において、表示用基板3600の前面に実装された複数のLED3445の実装領域に対応する位置に配置してもよい。この場合、複数のLED3445の実装領域と複数の抵抗3900の実装領域とが、表示用基板3600を前後に挟んで全部が重なる構成または一部重なる構成の何れであってもよい。このように、抵抗3900を表示用基板3600の後面に表面実装することで、抵抗3900の実装によって表示用基板3600の前面にスルーホール実装のような影響を与えない。従って、表示用基板3600は、前面において複数のLED3445が実装された実装領域に対応する後面に、抵抗3900を配置することが可能となり、表示用基板3600の前面および後面を有効に用いて、表示用基板3600をよりコンパクトにすることができる。なお、複数のLED3445の実装領域と複数の抵抗3900の実装領域とが、表示用基板3600を表裏に挟んで重ならないようにしてもよい。
図36−1および図36−2に示すように、カバー部材3602は、表示用基板3600の表面に実装されたLED3445のそれぞれに対応した窓3606が形成された前カバー部3608と、前カバー部3608の周縁に後側へ立ち上がるように形成された横カバー部3610とを備えている。カバー部材3602は、前カバー部3608と横カバー部3610とにより、後方へ開口する箱状に形成され、前カバー部3608と横カバー部3610とに囲われる内側領域に、表示用基板3600を収納可能になっている。そして、表示用基板3600をカバー部材3602の内側領域に収納した際には、表示用基板3600が横カバー部3610の開放端(後端)よりも前カバー部3608側(前側)に位置して、表示用基板3600全体がカバー部材3602の内側領域に収納される。換言すると、カバー部材3602は、表示用基板3600におけるLED3445が実装される前面を前カバー部3608で覆うと共に、表示用基板3600の周面を横カバー部3610で覆い、カバー部材3602の存在により表示用基板3600の前面および周面に外部からアクセス困難になっている。本実施形態のカバー部材3602は、内側領域が表示用基板3600の外縁の一部に合わせて形成され、内側領域に表示用基板3600を収納した際に、横カバー部3610内面に表示用基板3600の周面が接することで、表示用基板3600を位置ずれしないように保持可能となっている。
このように、表示用基板3600は、カバー部材3602に収納された状態で配置されるので、前側又は横側から表示用基板3600へのアクセスを困難にし、表示用基板3600への不正行為を防止することができる。また、表示用基板3600を取り外そうとしても、前述したように表示用基板3600へのアクセスが困難であることから、表示用基板3600をカバー部材3602から取り外すことを困難にできる。
図36−1および図40に示すように、カバー部材3602には、LED3445に対応して前カバー部3608を前後に貫通する窓3606が、前カバー部3608に形成された窓画成部3612によって画成されている。窓3606は、複数のLED3445のそれぞれに対応して設けても(本実施形態)、複数のLED3445のうち、2以上の所定数のLED3445に対応するように設けてもよい。窓3606は、四角形(本実施形態)等の多角形や円形などの形状で、対応するLED3445の外形よりも大きく形成されて、対応する1個または複数のLED3445全体が内側に入るようになっている。カバー部材3602において窓3606は2列に並べられて形成されており、表示用基板3600の前側を覆った状態でカバー部材3602が配置されると、各窓3606が各LED3445に対応する位置に配置されて、各窓3606に臨む各LED3445の点灯等の状態を窓3606を介して視認可能となっている。
図36−1および図40に示すように、カバー部材3602は、前カバー部3608を前後に貫通すると共にLED3445に対応して形成される窓3606を区画し、窓3606に対応するLED3445の状態を窓3606毎に区別可能に構成した窓画成部3612を有している。窓画成部3612は、前カバー部3608から後方へ突出する筒状に形成される構成(本実施形態)や、前カバー部3608におけるLED3445の実装領域前側に対応する部位を肉厚に形成する構成などにより設けられている。なお、窓画成部3612を筒状体で構成する場合は、窓画成部3612が互いに離れて独立していても、隣り合う窓画成部3612同士の一部が一体化していてもよい。前側に臨む窓3606の前側開口と対応のLED3445に対面する窓3606の後側開口との間は、窓画成部3612によって、例えば横カバー部3610や表示用基板3600の板厚以上のある程度長い距離が設けられ、窓画成部3612がLED3445から照射された光を導く導光部として機能し、光が拡散してしまうことを防止している。換言すると、前カバー部3608と表示用基板3600の前面との間に隙間をあける構成や、前カバー部3608の前面におけるLED3445に対応する部位を前側へ突出させるように構成しても、窓3606を画成する窓画成部3612によって、LED3445の光をもれなく前側へ導くことができる。
図36−1に示すように、カバー部材3602は、窓画成部3612が表示用基板3600の前面に対面するように表示用基板3600と組み合わせられ、表示用基板3600の前面に実装されたLED3445の全周を窓画成部3612によって個別に囲んでいる。本実施形態では、筒状に形成された窓画成部3612の後端が表示用基板3600の前面に接して、隣り合うLED3445の間が窓画成部3612によって区画されている。なお、カバー部材3602と表示用基板3600とは、カバー部材3602の窓画成部3612と表示用基板3600の前面とが接するだけで、前カバー部3608の後面と表示用基板3600の表面との間に隙間があくように、基本的に構成されている。このように、窓3606に対応するLED3445は、窓3606を画成する窓画成部3612に囲われているので、LED3445から照射された光が拡散することなく、窓3606を介してLED3445の状態をより識別し易くすることができる。また、窓画成部3612の後端が表示用基板3600の前面に接して、前カバー部3608と表示用基板3600との隙間を塞いでいるので、当該隙間から光がとなりの窓3606に漏れることを防止でき、LED3445の状態を明確に区別できる。しかも、窓3606から不正具を侵入させても窓画成部3612によって窓3606の中だけで不正具を遮断することができ、不正行為をより適切に防止するこができる。なお、窓画成部3612の後端(後面)と表示用基板3600の前面との間に、わずかな隙間があくように対面させてもよい。
図40に示すように、カバー部材3602は、前カバー部3608の後面から後方へ突出する突起状の位置合わせ部4000を備えている。位置合わせ部4000は、表示用基板3600の前面に対面する窓画成部3612の後面よりも後側へ突出するように窓画成部3612と一体的に形成されている。位置合わせ部4000は、表示用基板3600に形成された基板孔3800(図38)に嵌まって、カバー部材3602に対して表示用基板3600を位置合わせ可能に構成されている。カバー部材3602には、複数の位置合わせ部4000が前カバー部3608の後面において互いに離間して分散配置されている。なお、複数の位置合わせ部4000のうち、窓画成部3612と離して形成されたものがあってもよい。各位置合わせ部4000は、円柱状に形成されている。位置合わせ部4000は、窓画成部3612の後面よりも後方へ突出するものの、その後端が横カバー部3610の後端よりも前側に位置し、カバー部材3602の内側に収納されている。
表示用基板3600は、板厚方向に貫通して形成された基板孔3800を備え、円柱状の位置合わせ部4000に合わせて基板孔3800も円形で形成されている。また、基板孔3800は、位置合わせ部4000の外形と同じまたはわずかに大きい開口寸法に設定されている。位置合わせ部4000と基板孔3800とは、数や位置などが対応するように設けられ、位置合わせ部4000を基板孔3800に嵌め合わせて、カバー部材3602の内側領域において表示用基板3600の相対的な位置を規定している。従って、カバー部材3602と表示用基板3600とは、位置合わせ部4000と基板孔3800との嵌合によって、互いに上下左右に位置決めした状態で組み付けられる。
このように、カバー部材3602と表示用基板3600とは、位置合わせ部4000と基板孔3800との嵌合によって、互いに位置決めした状態で組み付けられているので、LED3445とこれに対応する窓3606とをずれなく整合させることができ、LED3445の状態をより好適に識別できる。また、位置合わせ部4000は、窓画成部3612と一体的に形成されて窓画成部3612により補強されているので、窓画成部3612より後方に突出する構成としても、位置合わせ部4000の破損や変形などを回避できる。位置合わせ部4000は、窓画成部3612と一体的に形成することで、その突出寸法を短くすることもでき、位置合わせ部4000の破損や変形などをより好適に回避できる。
図39に示すように、表示用基板3600は、コネクタ3500を挟む配置で形成された複数の基板孔3800を備えている。カバー部材3602には、表示用基板3600に実装されたコネクタ3500を挟む配置で、複数の基板孔3800のそれぞれに対応して位置合わせ部4000が設けられている。より具体的には、表示用基板3600は、コネクタ3500を左右(本実施形態)、上下あるいは斜め方向に挟んで対称な位置関係で配置された対をなす基板孔3800を有し、この対をなす基板孔3800のそれぞれに対応してカバー部材3602に、対をなす位置合わせ部4000が設けられる。このように、表示器1808には、位置合わせ部4000とこれが嵌まる基板孔3800とによる位置合わせ構造が、コネクタ3500の片側の領域だけに偏在するのではなく、コネクタ3500を挟む両側の領域に分散して設けられている。
表示器1808には、位置合わせ部4000とこれが嵌まる基板孔3800とによるカバー部材3602と表示用基板3600との位置合わせ構造が、コネクタ3500を挟む両側の領域に分散して設けられている。コネクタ3500は、ハーネスのプラグの着脱に際して力が加わる部分であるが、コネクタ3500を挟んで配置された位置合わせ構造により表示用基板3600のずれを防止することができる。
図37に示すように、保護部材3604は、板状であり、表示用基板3600の後面から突出するコネクタ3500に合わせて、表裏方向に貫通するコネクタ開口3700が形成されている。コネクタ開口3700は、コネクタ3500の外形に合わせて形成され、コネクタ開口3700に通したコネクタ3500との間に大きな隙間があかないようになっている。保護部材3604は、カバー部材3602に収納された表示用基板3600の後面の少なくとも一部を外部から表示用基板3600の後面にアクセス困難なように覆った状態で、カバー部材3602(本実施形態)又は表示用基板3600に取り付けられる。保護部材3604は、カバー部材3602の内側に嵌め合わせて配置され、同じくカバー部材3602の内側に収納された表示用基板3600の後側に配置される。本実施形態の保護部材3604は、横カバー部3610で画成されるカバー部材3602の内側領域に合わせた外形形状で形成されている。カバー部材3602の内側領域に保護部材3604を収納した際には、横カバー-部3610内面に保護部材3604の周面が接して、保護部材3604が上下左右に位置ずれしないように保持される。そして、保護部材3604をカバー部材3602の内側領域に収納した際には、保護部材3604の後面が横カバー部3610の開放端(後端)と揃う位置または該開放端よりも前カバー部3608側(前側)に配置されて、保護部材3604全体がカバー部材3602の内側領域に収納される。
このように、表示用基板3600は、保護部材3604によって後側が覆われているので、表示用基板3600に対して後方からアクセスが困難となり、表示用基板3600に対する不正行為を防止できる。また、保護部材3604の存在により表示用基板3600をカバー部材3602から取り外し難くすることができる。ここで、保護部材3604は、カバー部材3602の内側領域に収納されているので、カバー部材3602に邪魔されて保護部材3604自体を取り外すことが難しくなっている。
図36−1に示すように、カバー部材3602と保護部材3604とは、凹凸による嵌合構造で組み付けられ、組み付けた後は、互いに取り外し困難、再組み立て困難、又は、分解した際にカバー部材3602及び保護部材3604の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成されている。嵌合構造は、カバー部材3602及び保護部材3604の一方(本実施形態では保護部材3604)に設けられた爪状の係合部3614を、該カバー部材3602及び該保護部材3604の他方(本実施形態ではカバー部材3602)に設けられた係合受部3616に嵌め込んで、係合部3614と係合受部3616との引っ掛かりによりカバー部材3602及び保護部材3604を一体化している。嵌合構造は、カバー部材3602及び保護部材3604に互いに対応させて複数箇所設けられており、カバー部材3602及び保護部材3604において表示用基板3600を挟んで対向する辺に分散して設けられている。
図36−1及び図36−2に示すように、カバー部材3602には、横カバー部3610に係合受部3616が設けられている。係合受部3616は、横カバー部3610に貫通して形成された係合開口における後側の開口縁を形成するように、横カバー部3610の開放端側に設けられている。横カバー部3610は、係合開口より前側部分を外方へ開口する凹状にして板厚を薄く形成すると共に、当該凹部の開口側に亘って係合受部3616が架設されている。すなわち、本実施形態では、係合受部3616が横カバー部3610の板厚よりも薄い板厚で、内側が凹むように設けられ、係合部3614が嵌め込み易くなっている。
図36−1及び図36−2に示すように、保護部材3604には、外縁から該保護部材3604の板面に沿って突出する係合部3614が設けられている。係合部3614の幅と係合受部3616(係合開口)の幅とは、ほぼ同じに設定されると共に、係合部3614の前後方向の厚さと係合開口の前後方向の寸法とは、ほぼ同じに設定され、係合部3614を係合受部3616に嵌め合わせた際に、係合開口の開口縁に係合部3614が当たって位置決めされる。係合部3614は、前面が突出端に向かうにつれて後方へ傾く弧状又は平坦等の傾斜面になっており、後面が保護部材3604の後面に沿う平面になっている。換言すると、係合部3614は、前面が係合受部3616に対して斜めに交差するように延在し、後面が係合受部3616に対して直交または直交に近い関係で交差するように延在している。これにより、係合部3614を係合受部3616に嵌めるときは、係合受部3616に当たる係合部3614の前面の傾斜によってカバー部材3602を押し広げるように弾性変形させて、係合受部3616を乗り越えて係合部3614を係合開口に嵌め込み易くできる。そして、係合開口に係合部3614が嵌まると、係合受部3616に引っ掛かって係合部3614の後方移動が阻まれる。ここで、係合部3614と係合受部3616とが嵌まった際には、係合部3614の後面と係合受部3616とが平行する関係で対面して引っ掛かるので、係合部3614を係合受部3616に嵌めるときのように係合部3614によりカバー部材3602が押し広げられるように案内されない。従って、係合受部3616に係合部3614を嵌め込むことで、保護部材3604をカバー部材3602から取り外すことが実質的にできない。
このように、係合部3614と係合受部3616との嵌合構造によれば、カバー部材3602から保護部材3604を取り外すことが困難となり、保護部材3604で表示用基板3600を保護して、表示用基板3600に対する不正行為を防止できる。また、係合部3614又は係合受部3616を破壊して、保護部材3604をカバー部材3602から無理矢理取り外した場合には、カバー部材3602に係合受部3616を破壊した痕跡が残り、保護部材3604に係合部3614を破壊した痕跡が残ることになり、不正行為があったことの発見が容易になる。更に、保護部材3604をカバー部材3602から無理矢理取り外した場合には、係合部3614又は係合受部3616の少なくとも一方が壊れることで、再度保護部材3604をカバー部材3602に取り付けることができず、再組み立て困難となる。
本実施形態の表示器1808は、カバー部材3602と保護部材3604とが取り外し困難、再組み立て困難および取り外し痕跡が残るように構成されている。これにより、カバー部材3602と保護部材3604との間に挟まれて配置された表示用基板3600が、カバー部材3602から実質的に取り外し困難、カバー部材3602に対して再組み立て困難およびカバー部材3602に取り外し痕跡が残るようになっている。このような構成によって、表示用基板3600に対する不正行為を防止できると共に、仮に不正行為があったとしても容易に発見することができる。
図36−1および図36−2に示すように、カバー部材3602の前側には、複数のLED3445の発光態様を個別又は2以上のLED3445の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段3620が配置されている。識別手段3620は、窓3606の前側に設けられ、光を透過可能である又は透過する光に影響を与える第1領域としての透過部3622と、透過部3622の周りに設けられ、透過部3622よりも光を透過し難い第2領域としての遮蔽部3624とを備えている。また、識別手段3620は、遮蔽部3624に表示され、2以上のLED3445の発光態様を組み合わせとして示す組み合わせ領域3626(図34)を備えていてもよい。本実施形態の識別手段3620は、シート状に形成されており、カバー部材3602の前面に取り付けられている。識別手段3620は、カバー部材3602における窓3606が開口する前面領域に合わせた形状で形成することがよく、本実施形態ではカバー部材3602の前面全体を覆うように識別手段3620が形成されている。なお、本実施形態では、識別手段3620とカバー部材3602とが接着されているが、識別手段3620の大きさやカバー部材3602への取り付け方法などはこれに限られない。
本実施形態の透過部3622は、カバー部材3602の窓3606の前側に位置して、当該窓3606に対応するLED3445から照射された光が透過可能であると共に透過する光に影響を与えるようになっている。透過部3622は、窓3606の表側開口全体を覆うように設けられ、窓3606の前側にある透過部3622によって、窓3606の開口および窓3606の内側に配置されるLED3445が前側から直接視認できないようにしてある。ここで、「光に影響を与える」とは、例えば、半透明とすることでLED3445を視認しにくくする態様や、色つきとすることで、LED3445から照射した光を着色する態様や、光を拡散してLED3445から照射された光を大きく見せる態様や、光を収束してLED3445から照射された光を小さく見せる態様や、これらを組み合わせた態様などを指し、本実施形態では、白色半透明の透過部3622によって光を拡散している。透過部3622は、カバー部材3602の前面に取り付けられるシートの一部として構成され、カバー部材3602に設けられた複数の窓3606に合わせた配置で、複数の透過部3622が識別手段3620に設けられている。すなわち、識別手段3620には、窓3606に合わせた四角形状で透過部3622が、窓3606と同じ大きさで形成されており、透過部3622によって窓3606の前側開口が塞がれる。
このように窓3606の前側が透過部3622で塞がれているので、表示器1808の前側から表示用基板3600に表面実装されたLED3445をアクセスすることを困難にすることができる。すなわち、カバー部材3602の内側まで貫通する窓3606を介して表示用基板3600に対して不正行為が行われることを透過部3622により防止することができる。しかも、透過部3622によってLED3445から照射された光を調節することができるので、LED3445の状態がより識別し易くなり、また隣り合うLED3445の状態を区別し易くなる。
透過部3622の周りには、窓3606を覆う透過部3622よりも光が通り難く構成された遮蔽部3624が設けられている。換言すると、カバー部材3602の前側において、窓3606を囲むように遮蔽部3624が配置されている。遮蔽部3624は、透過部3622の全周を囲むように設けられ、本実施形態では識別手段3620をなす1枚のシートにおいて透過部3622以外の部位を構成している。遮蔽部3624は、カバー部材3602の前カバー部3608の前面において窓3606以外の領域に重なるように配置され、窓3606の内側にかからないようにしてある。遮蔽部3624は、黒色などの幅広い波長の光を吸収する色や、紺色などの寒色等、明るさの度合いが低い(光をよく吸収する)暗色で構成されており、透過部3622の色と異なっている。
このように、透過部3622の周りに光が透過困難な遮蔽部3624が設けられているので、透過部3622を判り易くすることができ、透過部3622を介して認識されるLED3445の状況がより判別し易くなる。また、仮に窓3606と透過部3622が位置ずれした場合であっても、窓3606が直接視認できないのでずれていることが判り難い。しかも、窓3606に透過部3622がかかっていれば、遮蔽部3624に囲われた透過部3622が光るので、LED3445の識別への影響が少なくすることができる。
なお、遮蔽部3624は、透過部3622の同一のシートに設定する構成に限らず、カバー部材3602の前カバー部3608の前面自体を遮蔽部3624として設定して、シートの透明な部分を介してあるいは遮蔽部3624の前側にシートを配置しないことで、遮蔽部3624が前側に現れる構成など、その他の構成であってもよい。
図34に示すように、組み合わせ領域3626は、遮蔽部3624に表示された枠線(本実施形態)などからなる区画標識3628によって区画されている。区画標識3628は、複数の透過部3622を取り囲むように表示され、区画標識3628に囲まれた組み合わせ領域3626が、他の領域と区別して認識させ得るようになっている。例えば、第1,第2特別図柄表示器3400,3410、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422、大当りラウンド数表示器3430、普通図柄表示器3440、及び、普通図柄保留表示器3441において、これらのうちで複数のLED3445(透過部3622)で表示器を構成するものについて、表示器に対応する透過部3622のグループを区画標識3628で囲って、表示器毎に対応する組み合わせ領域3626を形成する。なお、区画標識3628は、枠線の態様に限らず、文字を付すことや組み合わせ領域3626内の色を変えるなど、その他、他の領域と区別されていることを認識させ得る構成であればよい。
図34に示すように、具体的には、上列左側6個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、第1特別図柄表示器3400に対応する組み合わせ領域3626を表示する。上列中6個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、第2特別図柄表示器3410に対応する組み合わせ領域3626を表示する。第1特別図柄表示器3400と第2特別図柄表示器3410との間に配置された2個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、第1特別図柄保留表示器3401に対応する組み合わせ領域3626を表示する。第2特別図柄表示器3410の右側2個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、第2特別図柄保留表示器3411に対応する組み合わせ領域3626を表示する。また、下列左側8個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、大当りラウンド数表示器3430に対応する組み合わせ領域3626を表示する。大当りラウンド数表示器3430の右側3個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、普通図柄表示器3440に対応する組み合わせ領域3626を表示する。下列右側から2個のLED3445に対応する透過部3622を区画標識3628で囲んで、普通図柄保留表示器3441に対応する組み合わせ領域3626を表示する。
このように、組み合わせ領域3626を表示することで、領域内にあるLED3445の状態が関連付けられて認識されることになり、遊技者にLED3445の組み合わせによる情報を認識させやすくすることができる。
図36−2に示すように、識別手段3620は、光を透過し易い第1層3630と、カバー部材3602における窓3606以外の領域前側に第1層3630に重ねて配置されて、第1層3630よりも光を透過し難い第2層3632とを有するシート状である。換言すると、透過部3622に対応する部分は、光を透過する第1層3630だけで構成され、光が透過困難な遮蔽部3624に対応する部分は、第1層3630と第2層3632との積層部で構成されている。積層部は、第2層3632があるので、全体として光が透過困難になっており、遮蔽部3624から光が透過するのを阻んでいる。ここで、積層部において、第1層3630は、カバー部材3602側(後側)に配置され、第2層3632が前側(表側)に配置されている。識別手段3620は、例えば、第1層3630からなるシートに、塗装や印刷等で第2層3632を積層することで得られ、透過部3622と遮蔽部3624との間に視認できるほどの段差はない。
表示器1808は、遊技盤1710の板部材1800に取り付けた際に、後面のコネクタ3500が遊技盤1710の後側に露出するようになっている。表示器1808は、板部材1800に取り付けた状態で、コネクタ3500に対してハーネスを着脱することができ、使い勝手がよい。
カバー部材3602としては、前カバー部3608、横カバー部3610、窓画成部3612、係合受部3616および位置合わせ部4000などの各部が、一体的に形成された熱可塑性樹脂などの合成樹脂からなる成形品を用いられている。また、保護部材3604としては、係合部3614などの各部が、一体的に形成された熱可塑性樹脂などの合成樹脂からなる成形品を用いられている。
なお、表面がカバー部材3602で覆われた状態で表示用基板3600をカバー部材3602に溶着や接着等することで、表示用基板3600を、カバー部材3602に対して、取り外し困難、再組み立て困難又は取り外し痕跡が残る状態で取り付けてもよい。
次に、第1,第2特別図柄表示器3400,3410、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422、大当りラウンド数表示器3430、普通図柄表示器3440、及び、普通図柄保留表示器3441について詳しく説明する。
第1特別図柄表示器3400は、第1特別図柄判定が行われると、図柄を変動表示してから第1特別図柄判定の判定結果を示す停止図柄を停止表示することによって第1特別図柄判定の判定結果を報知する。この第1特別図柄表示器3400には、第1特別図柄判定の結果が「大当り」であることを示す大当り図柄、又は第1特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
第2特別図柄表示器3410は、第2特別図柄判定が行われると、図柄を変動表示してから第2特別図柄判定の判定結果を示す停止図柄を停止表示することによって第2特別図柄判定の判定結果を報知する。この第2特別図柄表示器3410には、第2特別図柄判定の結果が「大当り」であることを示す大当り図柄、又は第2特別図柄判定の結果がハズレであることを示すハズレ図柄が停止表示される。
第1,第2特別図柄表示器3400,3410は、それぞれ、一列に並ぶ6つのLED3445から構成されており、停止表示される図柄に応じて、各LED3445が点灯或いは消灯される。ところで、第1特別図柄判定に係る図柄の変動表示や大当り遊技などが行われている最中に、第1始動装置1802に新たに遊技球が入賞した場合は、この入賞を契機とする第1特別図柄判定及び図柄の変動表示を即座に実行することができない。そこで、本実施形態における遊技機1701は、第1始動装置1802に遊技球が入賞しても即座に第1特別図柄判定を実行できない場合には第1特別図柄判定の権利が保留されるように構成されている。第1特別図柄保留表示器3401は、このようにして保留された第1特別図柄判定の保留数を表示する。
同様に、第2特別図柄判定に係る図柄の変動表示や大当り遊技などが行われている最中に、第2始動装置1803に新たに遊技球が入賞した場合も、この入賞を契機とする第2特別図柄判定及び図柄の変動表示を即座に実行することができない。そこで、本実施形態における遊技機1701は、第2始動装置1803に遊技球が入賞しても即座に第2特別図柄判定を実行できない場合には第2特別図柄判定の権利が保留されるように構成されている。第2特別図柄保留表示器3411は、このようにして保留された第2特別図柄判定の保留数を表示する。
なお、本実施形態では、第1,第2特別図柄判定に対応して、それぞれ、最大で4個の保留を行うことができる。また、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411は、それぞれ、隣接する2つのLED3445から構成されている。そして、保留数が0個の場合には、2つのLED3445が消灯した状態となり、保留数が1個の場合には、向かって右側のLED3445が点灯し、左側のLED3445が消灯した状態となり、保留数が2個の場合には、2つのLED3445が点灯した状態となる。また、保留数が3個の場合には、向かって右側のLED3445が点滅し、左側のLED3445が点灯した状態となり、保留数が4個の場合には、2つのLED3445が点滅した状態となる。
普通図柄表示器3440は、普通図柄判定が行われると、図柄を変動表示してから普通図柄判定の判定結果を示す停止図柄を停止表示することによって普通図柄判定の判定結果を報知する。なお、例えば普通図柄表示器3440における図柄の変動表示中など、遊技球がゲート1805を通過しても普通図柄判定及び普通図柄判定に係る図柄の変動表示を即座に実行できない場合には、普通図柄判定の権利が保留される。普通図柄保留表示器3441は、このようして保留された普通図柄判定の保留数を表示する。
なお、普通図柄表示器3440は、一列に並ぶ3つのLED3445から構成されており、停止図柄に応じて、各LED3445が点灯或いは消灯される。また、本実施形態では、普通図柄判定について最大で4個の保留を行うことができる。
普通図柄保留表示器3441は、隣接する2つのLED3445から構成されており、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411と同様、保留数が0個の場合には、2つのLED3445が消灯した状態となり、保留数が1個の場合には、向かって右側のLED3445が点灯し、左側のLED3445が消灯した状態となり、保留数が2個の場合には、2つのLED3445が点灯した状態となる。また、保留数が3個の場合には、向かって右側のLED3445が点滅し、左側のLED3445が点灯した状態となり、保留数が4個の場合には、2つのLED3445が点滅した状態となる。
なお、以下の説明では、第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410に表示される図柄を「特別図柄」と呼び、普通図柄表示器3440に表示される図柄を「普通図柄」と呼ぶものとする。
また、本実施形態では、大当りの判定に関する状態として「通常遊技状態」と「確変遊技状態」とが設けられている。「通常遊技状態」というのは、特別図柄判定において大当
りとなる確率が相対的に低い遊技状態をいい、「確変遊技状態」というのは、該確率が相対的に高い遊技状態をいう。
確変表示器3420は、遊技機1701の大当りの判定に関する状態を示すものであり、1つのLED3445から構成されている。そして、「通常遊技状態」である場合には、該LED3445が消灯された状態となり、「確変遊技状態」である場合には、該LED3445が点灯された状態となる。
また、本実施形態では、第2始動装置1803に近接して配置された電動チューリップ1804に関する状態として「非時短遊技状態」と「時短遊技状態」とが設けられている。なお、上述した大当りの判定に関する状態(通常遊技状態、確変遊技状態)と電動チューリップ1804に関する状態(非時短遊技状態、時短遊技状態)とは、それぞれの状態を関連させることもでき、独立させることもできる。
本実施形態において「非時短遊技状態」というのは、普通図柄判定における普通図柄の変動時間が12秒と長く設定され、かつ、当たりに当選した際の第2始動装置1803の開放制御時間が0.2秒と短く設定された遊技状態をいう。つまり、ゲート1805を遊技球が通過すると、普通図柄の抽選が行われて、普通図柄表示器3440において普通図柄の変動表示が行われるが、普通図柄は変動表示が開始されてから12秒後に停止表示する。そして、抽選結果が当たりであった場合には、普通図柄の停止表示後に、電動チューリップ1804の作動により第2始動装置1803が約0.2秒間開放される。
これに対して「時短遊技状態」というのは、普通図柄判定における普通図柄の変動時間が3秒と、「非時短遊技状態」よりも短く設定され、かつ、当たりに当選した際の第2始動装置1803の開放制御時間が3.5秒と、「非時短遊技状態」よりも長く設定された遊技状態をいう。さらに、「非時短遊技状態」においては普通図柄判定において当たりに当選する確率が1/65536に設定され、「時短遊技状態」においては普通図柄判定において当たりに当選する確率が65535/65536に設定される。
時短表示器3421は、電動チューリップ1804に関する状態を示すものであり、1つのLED3445から構成されている。そして、「非時短遊技状態」である場合には、該LED3445が消灯された状態となり、「時短遊技状態」である場合には、該LED3445が点灯された状態となる。
また、上述したように、本実施形態では、大当り遊技中は、大入賞装置1806への入賞を発生させるために右打ちが必要となるが、それ以外の場合には、第1始動装置1802への入賞を発生させるため、左打ちが必要となる。
右打ち表示器3422は、右打ちと左打ちのどちらを行うべきかを示すものであり、1つのLED3445から構成されている。そして、左打ちが必要となっている場合には、該LED3445が消灯された状態となり、右打ちが必要となっている場合には、該LED3445が点灯された状態となる。
また、詳細は後述するが、本実施形態では、大当り遊技は、複数のラウンドから構成されている。大当りラウンド数表示器3430は、大当り遊技のラウンドを示すものであり、8つのLED3445から構成されている。そして、大当り遊技中は、現在のラウンドに応じて、各LED3445が点灯或いは消灯される。
サブ表示器1820は、後述する実施形態ハの表示部5100と同様の構成を有しており、一例として10個のLEDを備えている。
[遊技機1701の内部構成]
図19は、遊技機1701のブロック図である。遊技機1701は、主制御基板1900、払出制御基板1910、演出制御基板1920、画像制御基板1930、ランプ制御基板1940、発射制御基板1950、及び電源基板1960を備えている。
主制御基板1900は、遊技機の基本動作を制御する。主制御基板1900は、ワンチップマイコン1901を備えており、ワンチップマイコン1901は、メインCPU1901a、メインROM1901bおよびメインRAM1901cを含んでいる。また、主制御基板1900は、主制御用の入力ポート及び出力ポート(いずれも不図示)を備えている。
この主制御用の入力ポートには、一般入賞装置1807に遊技球が入球したことを検知する一般入賞口検出スイッチ1902、ゲート1805に遊技球が入球したことを検知するゲート検出スイッチ1903、第1始動装置1802に遊技球が入球したことを検知する第1始動口検出スイッチ1904、第2始動装置1803に遊技球が入球したことを検知する第2始動口検出スイッチ1905、大入賞装置1806に遊技球が入球したことを検知する大入賞口検出スイッチ1906、及び、払出制御基板1910が接続されている。この主制御用の入力ポートによって、各種信号が主制御基板1900に入力される。
また、主制御用の出力ポートには、第2始動装置1803に近接配置された電動チューリップ1804のプレートを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド1907、大入賞装置1806を開閉するプレートを動作させる大入賞口開閉ソレノイド1908、表示器1808及びサブ表示器1820の双方又は一方、外部情報信号を出力する遊技情報出力端子板1909、払出制御基板1910、及び、演出制御基板1920が接続されている。この主制御用の出力ポートによって、各種信号が出力される。
なお、表示器1808及びサブ表示器1820の双方又は一方は、既述の通り、第1,第2特別図柄表示器3400,3410、第1,第2特別図柄保留表示器3401,3411、確変表示器3420、時短表示器3421、右打ち表示器3422、大当りラウンド数表示器3430、普通図柄表示器3440、普通図柄保留表示器3441を有しており、これら各表示器3400〜3441がそれぞれ主制御用の出力ポートに接続されている。
遊技情報出力端子板1909は、主制御基板1900において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板1909は主制御基板1900と配線接続され、遊技情報出力端子板1909には、遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
主制御基板1900のワンチップマイコン1901において、メインCPU1901aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づき、メインROM1901bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。
また、メインROM1901bには、遊技制御用のプログラムや各種遊技に必要なテーブルが記憶されている。例えば、大当り抽選に参照される大当り判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル、特別図柄の変動パターンを決定する変動パターン決定テーブル等が記憶されている。なお、ここに挙げたテーブルは一部に過ぎず、図示しないテーブルが多数設けられている。
さらにまた、メインRAM1901cは、メインCPU1901aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有している。例えば、メインRAM1901cには、普通図柄判定の保留数、普通図柄乱数、特別図柄の保留数、ラウンド数R、大入賞装置への入球数、確変遊技フラグ、時短遊技フラグなどが記憶される。なお、ここに挙げたものの他にも、多数の情報が記憶される。
払出制御基板1910は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板1910は、図示しない払出CPU、払出ROM、払出RAMから構成されるワンチップマイコンを備えており、主制御基板1900に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPUは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計測スイッチ1911、扉開放スイッチ1912、及び、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROMに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板1900に送信する。また、払出制御基板1910の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ1913が接続されている。払出CPUは、主制御基板1900から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROMから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ1913を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAMは、払出CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板1920は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板1920は、サブCPU1920a、サブROM1920b、サブRAM1920cを備えており、主制御基板1900に対して、当該主制御基板1900から演出制御基板1920への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU1920aは、主制御基板1900から送信されたコマンド、演出ボタン検出スイッチ1921、演出キー検出スイッチ1922、及び、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM1920bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを画像制御基板1930やランプ制御基板1940へ送信する。サブRAM1920cは、サブCPU1920aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
例えば、演出制御基板1920におけるサブCPU1920aは、主制御基板1900から特別図柄の変動態様を示す変動パターン指定コマンドを受信すると、受信した変動パターン指定コマンドの内容を解析して、液晶表示装置1801、音声出力装置1931、演出用駆動装置1941、演出用照明装置1942に所定の演出を実行させるためのデータを生成し、これら各データを画像制御基板1930やランプ制御基板1940へ送信する。
演出制御基板1920のサブROM1920bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。例えば、主制御基板1900から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する装飾図柄の組み合わせを決定するための装飾図柄決定テーブル等がサブROM1920bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
演出制御基板1920のサブRAM1920cは、複数の記憶領域を有している。これらの記憶領域には、遊技状態、演出モード、演出パターン、装飾図柄、計数カウンタ、発射操作情報等が記憶される。なお、この他にも多数の情報が記憶される。
画像制御基板1930は、液晶表示装置1801の画像表示制御を行うための図示しな
い画像CPU、制御ROM、制御RAM、CGROM、VRAM、VDPと、音声CPU、音声ROM、及び、音声RAMを備えている。この画像制御基板1930は、演出制御基板1920に双方向通信可能に接続されており、その出力側に液晶表示装置1801および音声出力装置1931が接続されている。
画像CPUは、演出制御基板1920から受信したコマンドに基づいて、VDPに所定の画像を表示させる制御を行う。制御RAMは、画像CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、制御ROMから読み出されたデータを一時的に記憶するものである。また、制御ROMには、画像CPUの制御処理のプログラムや、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターン、アニメシーン情報などが記憶されている。
CGROMには、液晶表示装置1801に表示される装飾図柄や背景等の画像データが多数格納されており、画像CPUが演出制御基板1920から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、CGROMに格納された所定の画像データをVRAMに展開させ、VRAMに展開された画像データを液晶表示装置1801に表示させる制御を行う。
また、音声ROMには、音声出力装置1931から出力するための音声のデータが多数格納されており、音声CPUは、演出制御基板1920から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、音声出力装置1931における音声出力制御を行う。
ランプ制御基板1940は、遊技盤1710に設けられた不図示の盤ランプを点灯制御したり、枠部材1711に設けられた枠ランプ1713を制御したりする。また、ランプ制御基板1940は、演出用駆動装置1941を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。このランプ制御基板1940は、演出制御基板1920に接続されており、演出制御基板1920から送信されたデータに基づいて、上記の各制御を行うこととなる。
発射制御基板1950は、タッチセンサ1951からのタッチ信号を入力するとともに、発射ボリューム1952から供給された電圧に基づいて、発射用ソレノイド1953や玉送りソレノイド1954に対する通電制御を行う。
タッチセンサ1951は、遊技者がハンドル1718に触れたことによる静電容量の変化を利用した静電容量型の近接スイッチから構成され、遊技者がハンドル1718に触れたことを検知すると、発射制御基板1950に発射用ソレノイド1953の通電を許可するタッチ信号を出力する。
発射ボリューム1952は、可変抵抗器から構成され、その発射ボリューム1952に印加された定電圧(例えば5V)を可変抵抗器により分圧して、分圧した電圧を発射制御基板1950へ供給する。
ここで、発射用ソレノイド1953の回転速度は、発射制御基板1950に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間に発射される遊技球の個数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、1個の遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
なお、タッチセンサ1951からのタッチ信号及び発射ボリューム1952からの電圧
信号は、演出制御基板1920へ入力されるようになっている。これにより、演出制御基板1920において遊技球の発射を検出可能となる。
電源基板1960は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機1701内の各部に電源電圧を供給する。具体的には、電源基板1960は、主制御基板1900、払出制御基板1910、演出制御基板1920、発射制御基板1950へ電源電圧を供給する。また、電源基板1960は、遊技機1701内に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板1900に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU1901aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU1901aは動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
[主制御基板の処理]
図20を用いて、主制御基板1900において実行されるタイマ割込み処理について説明する。ここで、図20は、主制御基板1900において実行されるタイマ割込み処理の一例を示すフローチャートである。主制御基板1900は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図20に例示されている一連の処理を一定時間(例えば4ミリ秒)毎に繰り返し実行する。なお、図20以降のフローチャートに基づいて説明する主制御基板1900の処理は、メインROM1901bに記憶されているプログラムに基づいてメインCPU1901aが実行するものである。
まず、S2601では、乱数更新処理を実行する。この処理は、大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数、及び普通図柄乱数の各種乱数値を更新するものである。これらの乱数値は、この処理が行われる毎に「1」加算される。なお、各乱数値は、予め設定された最大値に達した後は「0」に戻される。
S2602では、スイッチ処理を行う。この処理は、各スイッチからの検知信号が入力された場合に実行されるものである。なお、スイッチ処理の詳細については後述する。
S2603では、特別図柄処理を行う。この処理は、第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410に特別図柄を変動表示させてから特別図柄判定の結果を示す停止図柄を停止表示させる処理等を含む。なお、特別図柄処理の詳細については後述する。
S2604では、普通図柄処理を行う。この処理は、普通図柄判定を実行し、普通図柄表示器3440に普通図柄を変動表示させてから普通図柄判定の結果を示す普通図柄を停止表示させる処理等を含む。この普通図柄処理の詳細については後述する。
S2605では、電動チューリップ処理を行う。この処理は、普通図柄判定を行った結果、第2始動装置1803を開放すると判定した場合に、電動チューリップ1804を作動させるものである。電動チューリップ処理の詳細については後述する。
S2606では、大入賞口開放制御処理を行う。この処理は、S2603において大当りであると判定した場合、大入賞口開閉ソレノイド1908を制御して大入賞装置1806を開放するものである。大入賞口開放制御処理の詳細については後述する。
S2607では、賞球処理を実行する。この処理は、遊技球の入賞に応じた賞球の払い出しを制御するものである。
S2608では、状態通知処理を実行する。この処理は、普通図柄判定及び特別図柄判定の保留数及び遊技状態に基づいて、非稼働状態にある可能性を通知するものである。状態通知処理の詳細については、後述する。
S2609では、送信処理を実行する。この処理は、S2607以前の処理ステップにおいてメインRAM1901cにセット(格納)された各種コマンドや演出内容を決定するために必要な情報を演出制御基板1920に送信するものである。
[スイッチ処理]
図21は、図20のS2602におけるスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS2701では、第1始動口スイッチ処理を実行する。この処理は、第1始動口検出スイッチ1904からの検知信号の入力の有無を監視して、S2601の処理によって適宜更新される各種乱数(大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数)について、第1始動口検出スイッチ1904からの検知信号が入力された時点の値を取得するものである。第1始動口スイッチ処理についてはさらに後述する。
続くS2702では、第2始動口スイッチ処理を実行する。この処理は、第2始動口検出スイッチ1905からの検知信号の入力の有無を監視して、S2601の処理によって適宜更新される各種乱数(大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数)について、第2始動口検出スイッチ1905からの検知信号が入力された時点の値を取得するものである。第2始動口スイッチ処理についてはさらに後述する。
次のS2703では、ゲートスイッチ処理を実行する。この処理は、ゲート検出スイッチ1903からの検知信号の入力の有無を監視して、S2601の処理によって適宜更新される普通図柄乱数について、ゲート検出スイッチ1903からの検知信号が入力された時点の値を取得するものである。ゲートスイッチ処理についてはさらに後述する。
[第1始動口スイッチ処理]
図22は、図21のS2701における第1始動口スイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS2801では、第1始動口検出スイッチ1904が「ON」になったか否かを判定する。この処理は、第1始動口検出スイッチ1904からの検知信号(第1始動口検出スイッチ1904が「ON」になったことを示すON信号)が入力されたか否かに基づいて、第1始動口検出スイッチ1904が「ON」になったか否かを判定するものである。ここで第1始動口検出スイッチ1904が「ON」になったと判定した場合(S2801:YES)、S2802へ移行する。一方、第1始動口検出スイッチ1904が「ON」になっていないと判定した場合(S2801:NO)、以降の処理を実行せず、第1始動口スイッチ処理を終了する。
S2802では、保留数U1が最大保留数Umax1未満であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている第1特別図柄判定の保留数U1が、予めメインROM1901bに記憶されている第1特別図柄判定の最大保留数Umax1(本実施形態では「4」)未満であるか否かを判定するものである。ここで、保留数U1が最大保留数Umax1未満であると判定した場合(S2802:YES)、S2803へ移行する。一方、保留数U1が最大保留数Umax1以上であると判定した場合(S2802:NO)、以降の処理を実行せず、第1始動口スイッチ処理を終了する。
S2803では、保留数U1の値を「1」加算した値に更新する。
S2804〜S2807では、各種乱数を取得する。この処理は、第1特別図柄判定に使用する取得情報として、大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を取得し、これらの乱数を対応付けてメインRAM1901cに格納するものである。
S2808では、第1特別図柄判定が保留されたことを通知する保留コマンドをメインRAM1901cにセットする。この保留コマンドは、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
[第2始動口スイッチ処理]
図23は、図21のS2702における第2始動口スイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。第2始動口スイッチ処理は、上述した第1始動口スイッチ処理と同様のものである。
最初のS2901では、第2始動口検出スイッチ1905が「ON」になったか否かを判定する。この処理は、第2始動口検出スイッチ1905からの検知信号(第2始動口検出スイッチ1905が「ON」になったことを示すON信号)が入力されたか否かに基づいて、第2始動口検出スイッチ1905が「ON」になったか否かを判定するものである。ここで第2始動口検出スイッチ1905が「ON」になったと判定した場合(S2901:YES)、S2902へ移行する。一方、第2始動口検出スイッチ1905が「ON」になっていないと判定した場合(S2901:NO)、以降の処理を実行せず、第2始動口スイッチ処理を終了する。
S2902では、保留数U2が最大保留数Umax2未満であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている第2特別図柄判定の保留数U2が、予めメインROM1901bに記憶されている第2特別図柄判定の最大保留数Umax2(本実施形態では「4」)未満であるか否かを判定するものである。ここで、保留数U2が最大保留数Umax2未満であると判定した場合(S2902:YES)、S2903へ移行する。一方、保留数U2が最大保留数Umax2以上であると判定した場合(S2902:NO)、以降の処理を実行せず、第2始動口スイッチ処理を終了する。
S2903では、保留数U2の値を「1」加算した値に更新する。
S2904〜S2907では、各種乱数を取得する。この処理は、第2特別図柄判定に使用する取得情報として、大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を取得し、これらの乱数を対応付けてメインRAM1901cに格納するものである。
S2908では、第2特別図柄判定が保留されたことを通知する保留コマンドをメインRAM1901cにセットする。この保留コマンドは、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
[ゲートスイッチ処理]
図24は、図21のS2703におけるゲートスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3001では、ゲート検出スイッチ1903が「ON」となったか否かを判定する。この処理は、ゲート検出スイッチ1903からの検知信号(ゲート検出スイッチ1903が「ON」になったことを示すON信号)が入力されたか否かに基づいて、ゲート検出スイッチ1903が「ON」になったか否かを判定するものである。ここでゲート検出スイッチ1903が「ON」になったと判定した場合(S3001:YES)、S3002へ移行する。一方、ゲート検出スイッチ1903が「ON」になっていないと判定した場合(S3001:NO)、以降の処理を実行せず、ゲートスイッチ処理を終了する。
S3002では、保留数Tが最大保留数Tmax未満であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている普通図柄判定の保留数Tが、メインROM1901bに予め記憶されている普通図柄判定の最大保留数Tmax(例えば「4」)未満であるか否かを判定するものである。ここで保留数Tが最大保留数Tmax未満であると判定した場合(S3002:YES)、S3003へ移行する。一方、保留数Tが最大保留数Tmax以上であると判定した場合(S3002:NO)、以降の処理を実行せず、ゲートスイッチ処理を終了する。
S3003では、保留数Tを「1」加算した値に更新する。続くS3004では、普通図柄判定に使用される普通図柄乱数を取得して、メインRAM1901cに格納する。
[特別図柄処理]
図25を用いて、主制御基板1900によって実行される特別図柄処理の詳細について説明する。図25は、図20のS2603の特別図柄処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3101では、大当り遊技中であるか否かを判定する。大当り遊技中である場合には、メインRAM1901cに記憶される大当り遊技フラグが「ON」にされる。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている大当り遊技フラグが「ON」に設定されているか否かを判定するものである。ここで大当り遊技中であると判定された場合(S3101:YES)、以降の処理を実行せず、特別図柄処理を終了する。一方、大当り遊技中でないと判定された場合(S3101:NO)、S3102へ移行する。
S3102では、特別図柄の変動表示中であるか否かを判定する。ここで特別図柄の変動表示中でないと判定した場合(S3102:NO)、S3103へ移行する。一方、特別図柄の変動表示中であると判定した場合(S3102:YES)、S3111へ移行する。
S3103では、第1特別図柄判定の保留数U1又は第2特別図柄判定の保留数U2が「1」以上であるか否かを判定する。ここで保留数U1,U2のうち少なくとも一方が「1」以上であると判定された場合(S3103:YES)、S3104へ移行する。一方、保留数U1,U2がいずれも「0」であると判定された場合(S3103:NO)、以降の処理を実行せず、特別図柄処理を終了する。
S3104では、第1特別図柄判定の保留数U1又は第2特別図柄判定の保留数U2を「1」減算した値に更新する。ここでは、第2特別図柄判定の保留数U2から優先して減算し、第2特別図柄判定の保留数U2が「0」である場合、第1特別図柄判定の保留数U1を減算する。
S3105では、記憶領域のシフト処理を行う。この処理は、メインRAM1901cの記憶領域に対するシフト処理を実行するものである。具体的には、S3104で減算した第1又は第2特別図柄判定の大当り乱数、大当り用図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数について、保留記憶領域に最初に格納されたもの(最も古いもの)を判定用記憶領域にシフトさせ、残りのものを判定用記憶領域側にシフトさせる。
S3106では、大当り判定処理を実行する。この処理は、判定用記憶領域に記憶されている乱数に基づいて、大当り判定処理を実行するものである。この大当り判定処理が実行されることによって、大当り及びハズレのいずれであるかが判定され、その判定結果を示す停止図柄の設定情報がメインRAM1901cにセットされる。そして、大当りであると判定された場合には大当りの種類が決定される(大当りの種類により、大当り遊技のラウンド数や、大当り遊技後に確変遊技状態や時短遊技状態に移行するか否かが決まる)。大当り判定処理の詳細については後述する。
S3107では、変動パターン選択処理を実行する。具体的には、メインROM1901bに予め記憶されている変動パターンテーブルを参照して、S3106における大当り判定の判定結果、メインRAM1901cにセットされた停止図柄の種類、現在の遊技状態、特別図柄判定の保留数U1,U2、大当り乱数と一緒に判定用記憶領域に記憶されているリーチ乱数及び変動パターン乱数に基づいて、特別図柄の変動パターンを選択する。このS3107の処理が行われることによって、リーチ有り演出を行うか、或いはリーチ無し演出を行うかも併せて決定される。変動パターン選択処理の詳細については後述する。
S3108では、変動開始コマンドをセットする。この処理は、S3106の処理で設定した図柄の設定情報、この図柄の設定情報が第1特別図柄判定に係るものであるか或いは第2特別図柄判定に係るものであるかを示す情報、S3107の処理で設定した変動パターンの設定情報、リーチ有り演出とリーチ無し演出のどちらの演出を行うかを示す情報、遊技機1701の遊技状態に関する情報等を含む変動開始コマンドをメインRAM1901cにセットするものである。この変動開始コマンドは、特別図柄の変動表示に伴う変動演出の開始を指示するコマンドであって、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
これに対して、演出制御基板1920は、主制御基板1900から受信した変動開始コマンドを解析することによって、特別図柄判定の結果を特定し、リーチ有り演出とリーチ無し演出のどちらを行う必要があるのかを判定し、特別図柄が変動表示される変動時間を取得し、遊技機1701の遊技状態を特定する。そして、第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410における特別図柄の変動表示に伴って、液晶表示装置1801にどのようなパターンで装飾図柄を変動表示させるか、音声出力装置1931からどのような音を出力するか、枠ランプ1713をどのような発光パターンで発光させるか等を決定し、決定した内容の演出を画像制御基板1930及びランプ制御基板1940に実行させる。
S3109では、変動表示を開始する。この処理は、S3108の処理でセットした変動開始コマンドに含まれている設定情報に基づいて、特別図柄の変動表示を開始するものである。なお、この特別図柄の変動表示は、第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410を用いて行われる。
S3110では、変動時間の計測を開始する。この処理は、変動表示を開始してからの経過時間である変動時間の計測を開始するものである。
次のS3111では、変動時間が経過したか否かを判定する。この処理は、S3110における変動時間の計測開始から、S3107の処理によって選択された変動パターンに対応する変動時間が経過したか否かを判定するものである。ここで、変動時間が経過していないと判定された場合(S3111:NO)、以降の処理を実行せず、特別図柄処理を終了する。一方、変動時間が経過したと判定された場合(S3111:YES)、S3112へ移行する。
S3112では、図柄確定コマンドをセットする。この処理は、第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410に特別図柄判定の判定結果を示す停止図柄が停止表示されることを通知する図柄確定コマンドをメインRAM1901cにセットするものである。図柄確定コマンドは、S2609における送信処理によって演出制御基板1920に送信される。これにより、液晶表示装置1801に変動表示されていた装飾図柄を特別図柄判定の判定結果を示す態様で停止表示させる処理等が行われることになる。
S3113では、変動表示を終了する。この処理は、S3109の処理で開始した特別図柄の変動表示を終了するものである。その際、S3106の処理で設定した停止図柄(大当り図柄又はハズレ図柄)を、特別図柄を変動表示していた第1,第2特別図柄表示器3400,3410に停止表示させる。具体的には、第1特別図柄表示器3400において特別図柄が変動表示されていた場合には第1特別図柄表示器3400に大当り図柄又はハズレ図柄を停止表示させ、第2特別図柄表示器3410において特別図柄が変動表示されていた場合には第2特別図柄表示器3410に大当り図柄又はハズレ図柄を停止表示させる。
S3114では、計測した変動時間をリセットする。この処理は、S3110の処理で計測を開始した変動時間をリセットするものである。
続くS3115では、停止中処理を実行する。この処理は、大当りである場合に大当り遊技を開始させる処理等を含む。停止中処理の詳細については後述する。
[大当り判定処理]
図26は、図25のS3106における大当り判定処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3201では、大当り判定を行う。ここで、第1始動装置1802への入賞に係る大当り判定を実行する場合、メインROM1901bに予め記憶されている第1特別図柄の大当り判定テーブルを用いる。一方、第2始動装置1803への入賞に係る大当り判定を実行する場合、メインROM1901bに予め記憶されている第2特別図柄の大当り判定テーブルを用いる。
第1特別図柄及び第2特別図柄の大当り判定テーブルには、大当り乱数が記述されている。そこで、判定用記憶領域に記憶されている大当り乱数が、第1特別図柄又は第2特別図柄の大当り判定テーブルに記述されている乱数値と一致するか否かで大当りを判定する。一致しない場合はハズレと判定する。このとき、一例として、遊技状態が通常遊技状態である場合、0〜598の乱数のうち、大当り乱数は「7」又は「8」のいずれかであり、遊技状態が確変遊技状態である場合、大当り乱数は「7」〜「26」のいずれかである。
続くS3202では、大当りであるか否かを判定する。この処理は、3201の判定結果に基づき、大当りであるか否かを判定するものである。ここで大当りであると判定された場合(S3202:YES)、S3203へ移行する。一方、大当りでないと判定された場合(S3202:NO)、すなわちハズレである場合には、S3205にてハズレに対応する停止図柄をセットし、大当り判定処理を終了する。
S3203では、大当りの種類を決定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている大当りにおける図柄判定テーブルを用い、大当りの種類を決定するものである。ここでは、判定用記憶領域に記憶されている大当り用図柄乱数に基づき、確変大当りか通常大当りかを決定する。
S3204では、大当り図柄をセットする。この処理は、S3203の処理で決定した大当りの種類に応じた大当り図柄を設定情報としてメインRAM1901cにセットするものである。これにより、上述したS3113の処理の際、ここでセットされた大当り図柄が第1特別図柄表示器3400又は第2特別図柄表示器3410に停止図柄として停止
表示されて、大当り遊技が実行されることになる。S3204の処理終了後、大当り判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図27は、図25のS3107における変動パターン選択処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3301では、大当りか否かを判定する。この処理は、図26のS3201における大当り判定に基づくものである。ここで大当りであると判定された場合(S3301:YES)、S3302へ移行する。一方、大当りでないと判定された場合(S3301:NO)、すなわちハズレである場合には、S3305へ移行する。
S3302では、確変大当りであるか否かを判定する。この処理は、図26のS3203にて決定される大当りの種類に基づくものである。ここで確変大当りであると判定された場合(S3302:YES)、S3303にて確変大当り用の変動パターンテーブルをセットし、その後、S3309へ移行する。一方、確変大当りでないと判定された場合(S3302:NO)、すなわち通常大当りである場合には、S3304にて通常大当り用の変動パターンテーブルをセットし、その後、S3309へ移行する。
大当りでないと判定された場合に移行するS3305では、遊技状態及び保留球数を判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている時短遊技フラグに基づいて、現在の遊技状態が時短遊技状態であるか非時短遊技状態であるかを判定するものである。また、現在の特別図柄判定の保留数を判定するものである。これにより対応する変動パターンテーブルが絞り込まれる。
S3306では、リーチであるか否かを判定する。この処理は、ハズレである場合、遊技者に対して大当りを期待させるためのリーチ演出を行うか否かを判定するものである。具体的には、判定用記憶領域に記憶されているリーチ乱数が、変動パターンテーブルに記述されているリーチ乱数と一致するか否かを判定する。ここでリーチであると判定された場合(S3306:YES)、S3307へ移行する。一方、リーチでないと判定された場合(S3306:NO)、S3308へ移行する。
S3307では、リーチ用の変動パターンテーブルをセットする。この処理は、S3305で判定された遊技状態及び保留球数に基づいて、リーチ用の変動パターンテーブルをメインROM1901bから読み出し、メインRAM1901cにセットするものである。その後、S3309へ移行する。
S3308では、リーチなしの変動パターンテーブルをセットする。この処理は、S3305で判定された遊技状態及び保留球数に基づいて、リーチなしの変動パターンテーブルをメインROM1901bから読み出し、メインRAM1901cにセットするものである。その後、S3309へ移行する。
S3309では、変動パターン乱数判定処理を行う。この処理は、S3303、S3304、S3307、又は、S3308の処理でセットされた変動パターンテーブルを用いて変動パターン乱数の判定を行うものである。具体的には、メインRAM1901cにセットされた変動パターンテーブルを参照して、判定用記憶領域に記憶されている変動パターン乱数に対応する変動パターンを選択する。このS3309の処理が行われることにより、特別図柄の変動パターン(変動時間)が決定されることとなる。
S3310では、変動パターンをセットする。この処理は、S3309にて選択した変動パターンを設定情報としてメインRAM1901cにセットするものである。変動パターンの設定情報は、大当り判定処理によって設定された図柄と共に、図25中のS3108の処理でセットされる変動開始コマンドに含まれ、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
[停止中処理]
図28は、図25中のS3115における停止中処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3401では、大当りか否かを判定する。この処理は、図26のS3201の判定結果に基づいて、大当りであるか否かを判定するものである。ここで大当りであると判定された場合(S3401:YES)、S3402にて大当り遊技フラグを「ON」に設定し、その後、S3403へ移行する。一方、大当りでないと判定された場合(S3401:NO)、S3406へ移行する。
S3403では、時短遊技フラグが「ON」であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている時短遊技フラグが「ON」に設定されているか否かを判定するものである。時短遊技フラグは、遊技機1701の遊技状態が時短遊技状態であるか否かを示すフラグであり、通常遊技状態から時短遊技状態に移行する際に「ON」に設定され、時短遊技状態から通常遊技状態に戻される際に「OFF」に設定される。ここで時短遊技フラグが「ON」に設定されていると判定された場合(S3403:YES)、S3404にて時短遊技フラグを「OFF」に設定し、その後、S3405へ移行する。一方、時短遊技フラグが「ON」に設定されていないと判定された場合(S3403:NO)、すなわち時短遊技フラグが「OFF」に設定されている場合には、S3404の処理を実行せず、S3405へ移行する。
S3405では、メインRAM1901cに、オープニングコマンドをセットする。オープニングとは、大当り遊技が開始されてから最初に大入賞装置1806が開放され始めるまでの期間をいう。オープニングコマンドは、これらのオープニングが開始されることを通知するためのコマンドであり、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
S3401にて大当りでないと判定された場合に移行するS3406では、確変遊技フラグが「ON」であるか否かを判定する。確変遊技フラグは、メインRAM1901cに記憶されるものであり、確変遊技状態となっている場合に「ON」とされ、通常遊技状態となっている場合に「OFF」とされる。ここで確変遊技フラグが「ON」となっていると判定された場合(S3406:YES)、以降の処理を実行せず、停止中処理を終了する。一方、確変遊技フラグが「OFF」となっていると判定された場合(S3406:NO)、S3407へ移行する。
S3407では、時短遊技フラグが「ON」であるか否かを判定する。時短遊技フラグは、メインRAM1901cに記憶されるものであり、時短遊技状態となっている場合に「ON」とされ、非時短遊技状態となっている場合に「OFF」とされる。ここで時短遊技フラグが「ON」となっていると判定された場合(S3407:YES)、S3408へ移行する。一方、時短遊技フラグが「OFF」となっていると判定された場合(S3407:NO)、以降の処理を実行せず、停止中処理を終了する。
S3408では、時短変動回数Wから「1」を減じ、時短変動回数Wを更新する。時短変動回数Wは、メインRAM1901cに記憶される。
S3409では、時短変動回数Wが「0」であるか否かを判定する。ここでW=0であると判定された場合(S3409:YES)、S3410にて時短遊技フラグを「OFF」とし、その後、停止中処理を終了する。一方、W≠0である場合(S3409:NO)、S3410の処理を実行せず、停止中処理を終了する。
[普通図柄処理]
図29は、図20のS2604における普通図柄処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3501では、補助遊技フラグが「ON」であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている補助遊技フラグが「ON」に設定されているか否かを判定するものである。補助遊技フラグは、電動チューリップ1804が規定時間だけ開姿勢を維持した後に閉姿勢に戻る動作を規定回数行う補助遊技中であるか否かを示すフラグであり、補助遊技中は「ON」に設定され、補助遊技中でないときは「OFF」に設定される。ここで補助遊技フラグが「ON」に設定されていると判定された場合(S3501:YES)、以降の処理を実行せず、普通図柄処理を終了する。この場合、S2605の電動チューリップ処理へ移ることになる。一方、補助遊技フラグが「ON」でないと判定された場合(S3501:NO)、すなわち補助遊技フラグが「OFF」に設定されている場合には、S3502へ移行する。
S3502では、普通図柄が変動中であるか否かを判定する。この処理は、普通図柄表示器3440における変動表示が行われているか否かを判定するものである。ここで普通図柄が変動中でないと判定された場合(S3502:NO)、S3503へ移行する。一方、普通図柄が変動中であると判定された場合(S3502:YES)、S3514へ移行する。
普通図柄が変動中である場合に移行するS3503では、普通図柄判定の保留数Tが「1」以上であるか否かを判定する。ここで保留数Tが「1」以上であると判定された場合(S3503:YES)、S3504へ移行する。一方、保留数Tが「1」以上でないと判定された場合(S3503:NO)、すなわち保留数Tが「0」である場合には、以降の処理を実行せず、普通図柄処理を終了する。
S3504では、保留数Tを「1」減算した値に更新する。そして、S3505にて、当り乱数判定処理を行う。この処理は、図24のS3004にてメインRAM1901cに記憶された普通図柄乱数の中で最も古い普通図柄乱数が、予めメインROM1901bに記憶されている普通図柄判定に係る当選値のいずれかと一致するか否かを判定するものである。
S3506では、当りであるか否かを判定する。この処理は、S3505の判定結果に基づいて、普通図柄判定の判定結果が当りであるか否かを判定するものである。ここで当りであると判定された場合(S3506:YES)、S3507にて当り図柄をメインRAM1901cにセットし、その後、S3509へ移行する。一方、当りでないと判定された場合(S3506:NO)、すなわちハズレである場合には、S3508にてハズレ図柄をメインRAM1901cにセットし、その後、S3509へ移行する。
S3509では、通常遊技状態であるか否かを判定する。この処理は、時短遊技フラグが「ON」に設定されているか否かに基づいて、遊技機1701の現在の遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定するものである。ここで通常遊技状態であると判定された場合(S3509:YES)、S3510にて普通図柄変動時間を12秒にセットし、その後、S3512へ移行する。一方、通常遊技状態でないと判定された場合(S3509:NO)、すなわち時短遊技状態である場合には、S3511にて普通図柄変動時間を3秒にセットし、その後、S3512へ移行する。普通図柄変動時間は、普通図柄表示器3440に普通図柄を変動表示させる時間である。ここでセットされた普通図柄変動時間は、メインRAM1901cに一時的に記憶される。
S3512では、普通図柄表示器3440による普通図柄の変動を開始する。そして、S3513では、その変動表示開始からの経過時間の計測を開始する。一方、普通図柄が変動中でない場合に移行するS3514では、普通図柄の変動を終了させるか否かを判定する。具体的には、S3513の処理によって計測を開始した経過時間が、S3510又はS3511でセットした普通図柄変動時間に達したか否かに基づいて、普通図柄の変動表示を終了させるか否かを判定する。ここで普通図柄の変動を終了させると判定された場合(S3514:YES)、S3515にて普通図柄表示器3440における普通図柄の変動表示を終了させ当たり図柄又はハズレ図柄を停止表示させて、その後、S3516へ移行する。一方、普通図柄の変動を終了させないと判定された場合(S3514:NO)、以降の処理を実行せず、普通図柄処理を終了する。
S3516では、経過時間をリセットする。この処理は、S3513の処理で計測を開始した経過時間をリセットするものである。
S3517では、S3506と同様、普通図柄判定の判定結果が当りであるか否かを判定する。ここで当りであると判定された場合(S3517:YES)、S3518に補助遊技フラグを「ON」に設定し、その後、普通図柄処理を終了する。一方、当りでないと判定された場合(S3517:NO)、S3518の処理を実行せず、普通図柄処理を終了する。
[電動チューリップ処理]
図30は、図20のS2605における電動チューリップ処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3601では、補助遊技フラグが「ON」になっているか否かを判定する。ここで補助遊技フラグが「ON」になっていると判定された場合(S3601:YES)、S3602へ移行する。一方、補助遊技フラグが「ON」になっていないと判定された場合(S3601:NO)、すなわち補助遊技フラグが「OFF」になっている場合には、以降の処理を実行せず、電動チューリップ処理を終了する。
S3602では、電動チューリップ1804が動作中であるか否かを判定する。ここで電動チューリップ1804が動作中であると判定された場合(S3602:YES)、S3607へ移行する。一方、電動チューリップ1804が動作中でないと判定された場合(S3602:NO)、S3603へ移行する。
S3603では、通常遊技状態であるか否かを判定する。この処理は、図29のS3509と同様のものである。ここで通常遊技状態であると判定された場合(S3603:YES)、S3604にて動作パターンをセットし、その後、S3606へ移行する。S3604では、電動チューリップ1804の動作パターンとして、第2始動装置1803を0.1秒間開放する動作を2回行う動作パターンをメインRAM1901cにセットする。これにより、合計0.2秒間の開放が実現される。一方、通常遊技状態でないと判定された場合(S3603:NO)、すなわち時短遊技状態である場合には、S3605にて動作パターンをセットし、その後、S3606へ移行する。S3605では、電動チューリップ1804の動作パターンとして、第2始動装置1803を0.5秒間開放する動作を7回行う動作パターンをメインRAM1901cにセットする。これにより、3.5秒間の開放が実現される。
S3606では、電動チューリップ1804の動作を開始する。この処理は、S3604又はS3605でセットした動作パターンで、電動チューリップ1804の動作を開始させるものである。
S3607では、動作が完了したか否かを判定する。ここで電動チューリップ1804の動作が完了したと判定された場合(S3607:YES)、S3608にて補助遊技フラグを「OFF」に設定し、その後、電動チューリップ処理を終了する。これにより、補助遊技が終了する。一方、電動チューリップ1804の動作が完了していないと判定された場合(S3607:NO)、S3608の処理を実行せず、電動チューリップ処理を終了する。
[大入賞口開放制御処理]
図31は、図20のS2606における大入賞口開放制御処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3701では、大当り遊技フラグが「ON」に設定されているか否かを判定する。ここで大当り遊技フラグが「ON」に設定されていると判定された場合(S3701:YES)、S3702へ移行する。一方、大当り遊技フラグが「ON」に設定されていないと判定された場合(S3701:NO)、すなわち大当り遊技フラグが「OFF」に設定されている場合には、以降の処理を実行せず、大入賞口開放制御処理を終了する。
S3702では、オープニング中であるか否かを判定する。例えばS3405の処理によって大当り遊技に係るオープニングコマンドをセットしてからの経過時間が所定のオープニング時間に達したか否かに基づいて、大当り遊技のオープニング中であるか否かを判定するという具合である。ここでオープニング中であると判定された場合(S3702:YES)、S3703へ移行する。一方、オープニング中でないと判定された場合(S3702:NO)、S3711へ移行する。
S3703では、オープニング時間が経過したか否かを判定する。ここでオープニング時間が経過したと判定された場合(S3703:YES)、S3704へ移行する。一方、オープニング時間が経過していないと判定された場合(S3703:NO)、以降の処理を実行せず、大入賞口開放制御処理を終了する。
S3704では、動作パターンを設定する。この処理は、ラウンド上限数Rmax(例えば、「15」又は「8」)や動作パターンを決定してメインRAM1901cに格納するものである。S3704の処理によって、ラウンドと次のラウンドとの間のインターバル時間、最終ラウンド終了後のエンディング時間等の大当り遊技に関する各種時間も併せて設定される。
S3705では、大入賞装置1806への遊技球の入賞数Yを「0」としてリセットする。続くS3706では、メインRAM1901cに記憶される大当り中のラウンド数Rを「1」加算した値に更新する。ラウンド数Rは、大当り開始前は「0」に設定されており、S3706の処理が実行される毎に「1」加算される。
S3707では、大入賞口の開放制御を開始する。続くS3708では、S3707の開放制御が開始されてからの経過時間である開放時間の計測を開始する。次のS3709では、ラウンド開始コマンドをセットする。この処理は、ラウンド遊技が開始されたことを通知するラウンド開始コマンドをメインRAM1901cにセットするものである。S3709の処理終了後、S3716へ移行する。
オープニング中でないと判定された場合に移行するS3711では、エンディング中であるか否かを判定する。この処理は、例えばメインRAM1901cに記憶されている現在の状態が大当り遊技におけるどの時点であるかを示す情報に基づいて、最終ラウンド終了直後のエンディング中であるか否かを判定するものである。ここでエンディング中であると判定された場合(S3711:YES)、S3724へ移行する。一方、エンディング中でないと判定された場合(S3711:NO)、S3712へ移行する。
S3712では、インターバル中であるか否かを判定する。この処理は、例えばメインRAM1901cに記憶されている現在の状態が大当り遊技におけるどの時点であるかを示す情報に基づいて、インターバル中(ラウンドと次のラウンドとの間)であるか否かを判定するものである。ここでインターバル中であると判定した場合(S3712:YES)、S3713へ移行する。一方、インターバル中でないと判定した場合(S3712:NO)、S3714へ移行する。
S3713では、インターバル時間が経過したか否かを判定する。この処理は、前回のラウンド終了時に大入賞装置1806が閉塞してから、S3704の処理によって設定されたインターバル時間が経過したか否かを判定するものである。ここでインターバル時間が経過したと判定された場合(S3713:YES)、次のラウンドを開始するタイミングになっているため、S3704へ移行する。一方、インターバル時間が経過していないと判定された場合(S3713:NO)、以降の処理を実行せず、大入賞口開放制御処理を終了する。
S3714では、大入賞口検出スイッチ1906が「ON」になったか否かを判定する。大入賞口検出スイッチ1906は、大入賞口への遊技球の入賞を検出するスイッチである。この処理は、ラウンド中に大入賞口検出スイッチ1906からの検知信号の入力の有無に基づいて、大入賞口検出スイッチ1906が「ON」になったか否かを判定するものである。ここで大入賞口検出スイッチ1906が「ON」になったと判定された場合(S3714:YES)、大入賞装置1806に1個の遊技球が入賞したと判断して、S3715にて遊技球の入賞数Yを「1」加算した値に更新し、その後、S3716へ移行する。一方、大入賞口検出スイッチ1906が「ON」になっていないと判定された場合(S3714:NO)、S3715の処理を実行せず、S3716へ移行する。
S3716では、規定開放時間が経過したか否かを判定する。この処理は、大入賞装置1806の開放開始から規定開放時間が経過したか否かを判定するものである。具体的には、S3708の処理によって計測が開始された開放時間が、予めメインROM1901bに記憶されている規定開放時間(本実施形態では29秒)に達したか否かを判定する。ここで規定開放時間が経過したと判定された場合(S3716:YES)、S3717の処理を実行せず、S3718へ移行する。一方、規定開放時間が経過していないと判定された場合(S3716:NO)、S3717へ移行する。
S3717では、入賞数Yが入賞上限数Ymaxとなったか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶されている今回のラウンドにおける遊技球の入賞数Yが、予めメインROM1901bに記憶されている大入賞装置1806の閉塞タイミングを規定する最大入賞数Ymax(例えば「9」)と一致するか否かを判定するものである。ここでY=Ymaxである場合(S3717:YES)、S3718へ移行する。一方、Y≠Ymaxである場合(S3717:NO)、以降の処理を実行せず、大入賞口開放制御処理を終了する。
S3718では、大入賞装置1806の開放制御を終了する。これにより、大入賞装置1806が閉塞される。
S3719では、ラウンド数Rがラウンド上限数Rmaxとなったか否かを判定する。
ここでR=Rmaxである場合(S3719:YES)、S3721へ移行する。一方、R≠Rmaxである場合(S3719:NO)、S3720にてインターバル時間の計測を開始し、その後、大入賞口開放制御処理を終了する。S3720の処理は、次のラウンドの開始タイミングを制御するために、大入賞装置1806が閉塞されてからの経過時間であるインターバル時間の計測を開始するものである。このインターバル時間は、S3713の処理に使用される。
S3721では、エンディング時間の計測を開始する。そして、S3722では、ラウンド数Rを「0」としてリセットする。さらに、S3723では、エンディングコマンドをメインRAM1901cにセットする。このエンディングコマンドは、大入賞装置1806の最後の開放が終了したことを通知するコマンドであり、S2609の送信処理によって演出制御基板1920に送信される。
S3724では、エンディング時間が経過したか否かを判定する。この処理は、S3721の処理によって計測を開始したエンディング時間が、S3704の処理によって設定された設定エンディング時間に達したか否かを判定するものである。ここでエンディング時間が経過したと判定された場合(S3724:YES)、S3725へ移行する。一方、エンディング時間が経過していないと判定された場合(S3724:NO)、以降の処理を実行せず、大入賞口開放制御処理を終了する。
S3725では、遊技状態設定処理を実行する。遊技状態設定処理は、大当り遊技終了後の遊技機1701の遊技状態を設定するものである。遊技状態設定処理の詳細については後述する。
S3726では大当り遊技フラグを「OFF」し、その後、大入賞口開放制御処理を終了する。大当り遊技フラグを「OFF」にすることで、大当り遊技が終了することになる。
[遊技状態設定処理]
図32は、図31のS3725における遊技状態設定処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3801では、大当り図柄に基づいて確変の有無を判定する。この処理は、図26のS3204にてセットされる大当り図柄に基づくものである。
S3802では、S3801の判定結果に基づき、確変大当りであるか否かを判定する。ここで確変大当りであると判定された場合(S3802:YES)、S3803へ移行する。一方、確変大当りでないと判定された場合(S3802:NO)、すなわち通常大当りである場合には、S3805へ移行する。
S3803では、確変遊技フラグを「ON」にする。確変遊技フラグは、メインRAM1901cに記憶されるものであり、確変遊技状態となっている場合に「ON」とされ、通常遊技状態となっている場合に「OFF」とされる。
S3804では、時短遊技フラグを「ON」にする。時短遊技フラグは、メインRAM1901cに記憶されるものであり、時短遊技状態となっている場合に「ON」とされ、非時短遊技状態となっている場合に「OFF」とされる。S3804の処理終了後、遊技状態設定処理を終了する。
確変大当りでないと判定された場合に移行するS3805では、確変遊技フラグを「OFF」にする。
S3806では、時短遊技フラグを「ON」とし、S3807で、時短変動回数Wに「100」をセットする。これにより、低確率状態における遊技球の減少を抑えた遊技(いわゆる時短遊技)が100回付与される。S3807の処理終了後、遊技状態設定処理を終了する。
[状態通知処理]
図33は、図20のS2608における状態通知処理の詳細を示すフローチャートである。
最初のS3901では、保留数が「0」となっているか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶される普通図柄判定の保留数T、特別図柄判定の保留数U1,U2が共に「0」となっているか否かを判定するものである。保留数が「0」である場合には、非稼働状態である可能性が高いためである。ここで保留数が「0」であると判定された場合(S3901:YES)、S3902へ移行する。一方、保留数が「0」でない場合(S3901:NO)、S3906にて稼働コマンドをセットして、状態通知処理を終了する。稼働コマンドは、遊技機1701が稼働状態にあることを示すコマンドであり、図20のS2609にて演出制御基板1920へ送信される。
S3902では、変動中でないか否かを判断する。この処理は、普通図柄又は特別図柄が変動中でないことを判断するものである。変動中でない場合には、非稼働状態である可能性が高いためである。ここで変動中でないと判断された場合(S3902:YES)、S3903へ移行する。一方、変動中であると判断された場合(S3902:NO)、S3606にて稼働コマンドをセットして、状態通知処理を終了する。
S3903では、確変遊技フラグが「OFF」となっているか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶される確変遊技フラグが「OFF」、すなわち通常遊技状態であるか否かを判定するものである。確変遊技状態の場合には非稼働状態である可能性が低い。ここで確変遊技フラグが「OFF」であると判定された場合(S3903:YES)、S3904へ移行する。一方、確変遊技フラグが「ON」であると判定された場合(S3903:NO)、S3906にて稼働コマンドをセットし、状態通知処理を終了する。
S3904では、時短遊技フラグが「OFF」であるか否かを判定する。この処理は、メインRAM1901cに記憶される時短遊技フラグが「OFF」、すなわち非時短遊技状態であるか否かを判定するものである。時短遊技状態の場合には非稼働状態である可能性が低い。ここで時短遊技フラグが「OFF」であると判定された場合(S3904:YES)、S3905にて非稼働コマンドをセットし、その後、状態通知処理を終了する。一方、時短遊技フラグが「ON」であると判定された場合(S3904:NO)、S3906にて稼働コマンドをセットし、状態通知処理を終了する。
なお、非稼働コマンドは、遊技機1701が非稼働状態にある可能性が高いことを示すコマンドである。S3905にてセットされた非稼働コマンドは、図20のS2609にて演出制御基板1920へ送信される。
<実施形態ロ>
表示器1808は、前述した実施形態イに代えて、以下に説明する実施形態ロのように構成してもよい。なお、実施形態ロの表示器1808特有の構成について主に説明し、実施形態イと同様の構成については説明を基本的に省略する。
実施形態ロの表示器1808は、2列に並んだ複数のLED4345を有している。表示器1808のみで遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示する場合には、これらのLED4345は、第1,第2特別図柄表示器4300,4310、第1,第2特別図柄保留表示器4301,4311、確変表示器4320、時短表示器4321、右打ち表示器4322、大当りラウンド数表示器4330、普通図柄表示器4340、及び、普通図柄保留表示器4341を構成する。LED4345は、レール1810a,1810bにより形成される遊技球の発射経路に沿って、並列に2列に並べられた状態で配置されている。なお、LED4345の配置は、これに限らず、各LED4345は遊技球の発射通路に沿って1列に並べられていても良いし、3列以上の列をなして並べられていても良く、発射通路と関係なく配列されていても良い。
図42−1に示すように、表示器1808は、遊技盤1710に設置される被覆部材4200の後側に配置され、前側が被覆部材4200によって覆われている。被覆部材4200は、遊技盤1710の前側における前後領域を塞ぐ又は埋めるように機能する部材であり、前面を構成する板部とこの板部の外周縁から後方へ延出する壁部とからなる後方へ開口する箱状になっている(図42−2)。ここで、「前後領域」とは、板部材1800の前側に遊技球が通る遊技領域1712を設けるためにできる領域であり、この前後領域にレール1810a,1810b、遊技釘、始動装置1802,1803の入賞口、ゲート1805など部品が配置される。被覆部材4200は、前面がレール1810a,1810bの前端と略同一になるように配置されて、本実施形態のように外レール1810a(遊技領域1712)の外側に配置するときは盤面飾りを兼ねることがある。なお、表示器1808を遊技領域1712の内側に配置する場合は、始動装置1802,1803や大入賞装置など、遊技領域1712に設置される遊技部品の一部を被覆部材4200で構成していてもよい。
被覆部材4200は、表示器1808の前側を覆う部分が透明又は半透明等であること、あるいは表示器1808の窓4506などに対応して開口があることで、前側から窓4506を介してLED4345の状態を視認可能に構成される。被覆部材4200は、遊技盤1710の板部材1800に対して、ねじ止め等により交換可能に取り付けられている。表示器1808は、被覆部材4200の内側に収納されるように、被覆部材4200に取り付けられる。この際に、表示器1808は、その背面が遊技盤1710(板部材1800)の裏側に臨み、裏側に臨むように設けられた後述するコネクタ4400(図44)に対して、遊技盤1710の裏側からアクセス可能となる。このように、被覆部材4200は、表示器1808が取り付いた状態で板部材1800に着脱することができ、表示器1808の交換や機種の変更などに応じて、被覆部材4200を簡単に交換可能である。
表示器1808は、被覆部材4200で覆われているので、外部からよりアクセスが行い難くなっている。仮に、不正行為が行われた場合であっても、表示用基板4500に到達するまでの時間をかせぐことができ、不正を一層行い難くすることができる。
本実施形態の表示器1808は、ねじ止め等により被覆部材4200に対して着脱可能に取り付けられている。従って、被覆部材4200を板部材1800から取り外すことで、表示器1808が故障等した際に簡単に交換することができる。なお、表示器1808は、接着等によって被覆部材4200に対して、取り外し困難、再組み立て困難、又は被覆部材4200から取り外した際に表示器1808及び被覆部材4200の何れかに痕跡が残る構成で取り付けても良い。換言すれば、表示器1808と被覆部材4200との取り付け構造は、被覆部材4200または表示器1808を破壊することなく取り外しが困難な構成、取り外しによって被覆部材4200または表示器1808が破壊または変形等することで元のように組み立てることが不可能な構成、取り外しによって被覆部材4200または表示器1808が破壊または変形等することで、被覆部材4200または表示器1808に取り外しの痕跡が残る構成の少なくとも1つにしてもよい。
図45−1、図45−2、および図46に示すように、表示器1808は、複数のLED4345が表面実装された表示用基板4500と、この表示用基板4500の前側を少なくともを覆うカバー部材4502とを備えている。表示器1808は、カバー部材4502の後側に配置される表示用基板4500が遊技盤1710の盤面に沿うように立て姿勢で設置される。そして、表示器1808は、カバー部材4502によって、表示用基板4500の前面に対して外側からアクセス困難又はアクセスできないよう構成されている。表示器1808は、被覆部材4200に取り付けられ、被覆部材4200を介して、遊技者からLED4345の光が視認可能になっている。また、表示器1808は、その背面が遊技盤1710(板部材1800)の裏側に臨み、裏側に臨むように設けられたコネクタ4400(図44)に対して、遊技盤1710の裏側からアクセス可能となっている。
図47に示すように、表示用基板4500は、実施形態イと同様の構成であり、表示器1808のみにより遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示する場合である。第1特別図柄表示器4300は、上列左側6個のLED4345で構成され、第2特別図柄表示器4310は、上列中6個のLED4345で構成される。第1特別図柄保留表示器4301は、第1特別図柄表示器4300と第2特別図柄表示器4310との間に配置された2個のLED4345で構成され、第2特別図柄保留表示器4311は、第2特別図柄表示器4310の右側2個のLED4345で構成される。第2特別図柄保留表示器4311の右側には、確変表示器4320、時短表示器4321、右打ち表示器4322の順で、これらを構成するLED4345が1個ずつ並べて配置されている。また、大当りラウンド数表示器4330は、下列左側8個のLED4345で構成され、普通図柄表示器4340は、大当りラウンド数表示器4330の右側3個のLED4345で構成され、普通図柄保留表示器4341は、下列右側から2個のLED4345で構成される。
図49および図50に示すように、本実施形態では、複数のLED4345に流れる電流を制御するための電流制限手段4900,5000が主制御基板1900側に設けられている。なお、表示器1808が演出制御基板1920と電気的に接続される構成であれば、電流制限手段4900,5000を演出制御基板1920に設けてもよい。図49に示すように、電流制限手段としての抵抗4900を主制御基板1900に実装し、複数のLED3445に流れる電流を所定値以下になるように制限することで、各LED3445に過大電流が流れることを防止している。抵抗4900は、該抵抗4900のリードをプリント基板の穴に固定するスルーホール実装でもよいが、主制御基板1900に表面実装してもよい。これにより、主制御基板1900は、抵抗4900の実装面と反対側に抵抗4900を回路に接続するためのリードが突出することはなく、実装面と反対面を有効利用できる。
抵抗4900は、主制御基板1900の電気部品が実装された一面と反対側の他面に、電気部品の実装領域と対応する位置に配置してもよい。この場合、複数の抵抗4900の実装領域と電子部品の実装領域とが、主制御基板1900を前後に挟んで全部が重なる構成または一部重なる構成の何れであってもよい。抵抗4900を主制御基板1900の一面に表面実装することで、抵抗4900の実装によって表示用基板3600の前面にスルーホール実装のような影響を与えない。このように、主制御基板1900の両面を有効に用いて、主制御基板1900をよりコンパクトにすることができる。
図50に示すように、電流制限手段5000を主制御基板1900においてドライバとして設けてもよい。電流制限手段5000は、複数のLED3445に流れる電流を所定値以下になるように制限することで、各LED3445に過大電流が流れることを防止している。このように、電流制限手段4900,5000を主制御基板1900側に設けることで、表示用基板4500の抵抗を無し又は少なくできるので、表示用基板4500をよりコンパクトにすることができ、表示器1808の小型化が可能となる。
図43、図45−1、および図45−2に示すように、カバー部材4502は、表示用基板4500の表面に実装されたLED4345のそれぞれに対応した窓4506が形成された前カバー部4508と、前カバー部4508の周縁に後側へ立ち上がるように形成された横カバー部4510とを備えている。カバー部材4502は、前カバー部4508と横カバー部4510とにより、後方へ開口する箱状に形成され、前カバー部4508と横カバー部4510とに囲われる内側領域に、表示用基板4500を収納可能になっている。そして、表示用基板4500をカバー部材4502の内側領域に収納した際には、表示用基板4500が横カバー部4510の開放端(後端)と揃う位置(本実施形態)又は当該開放端よりも前カバー部4508側(前側)に位置して、表示用基板4500全体がカバー部材4502の内側領域に収納される。換言すると、カバー部材4502は、表示用基板4500におけるLED4345が実装される前面を前カバー部4508で覆うと共に、表示用基板4500の周面を横カバー部4510で覆い、カバー部材4502の存在により表示用基板4500の前面および周面に外部からアクセス困難になっている。本実施形態のカバー部材4502は、内側領域が表示用基板4500の外縁の一部に合わせて形成され、内側領域に表示用基板4500を収納した際に、横カバー部4510内面に表示用基板4500の周面が接することで、表示用基板4500を位置ずれしないように保持可能となっている。
このように、表示用基板4500は、カバー部材4502に収納された状態で配置されるので、前側又は横側から表示用基板4500へのアクセスを困難にし、表示用基板4500への不正行為を防止することができる。また、表示用基板4500を取り外そうとしても、前述したように表示用基板4500へのアクセスが困難であることから、表示用基板4500をカバー部材4502から取り外すことを困難にできる。
図45−1および図48に示すように、カバー部材4502には、LED4345に対応して前カバー部4508を前後に貫通する窓4506が、前カバー部4508に形成された窓画成部4512によって画成されている。窓4506は、複数のLED4345のそれぞれに対応して設けても(本実施形態)、複数のLED4345のうち、2以上の所定数のLED4345に対応するように設けてもよい。窓4506は、四角形(本実施形態)等の多角形や円形などの形状で、対応するLED4345の外形よりも大きく形成
されて、対応する1個または複数のLED4345全体が内側に入るようになっている。カバー部材4502において窓4506は2列に並べられて形成されており、表示用基板4500の前側を覆った状態でカバー部材4502が配置されると、各窓4506が各LED4345に対応する位置に配置されて、各窓4506に臨む各LED4345の点灯等の状態を窓4506を介して視認可能となっている。なお、窓画成部4512の構成は実施形態イと同様である。
図48に示すように、カバー部材4502は、前カバー部4508の後面から後方へ突出する位置合わせ部4800を備えている。位置合わせ部4800は、表示用基板4500の前面に対面する窓画成部4512の後面よりも後側へ突出するように、窓画成部4512と一体的に形成されている。位置合わせ部4800は、表示用基板4500に形成された基板孔4700(図47)に嵌まって、カバー部材4502に対して表示用基板4500を位置合わせ可能に構成されている。カバー部材4502には、複数の位置合わせ部4800が前カバー部4508の後面において互いに離間して分散配置されている。なお、複数の位置合わせ部4800のうち、窓画成部4512と離して形成されたものがあってもよい。各位置合わせ部4800は、円柱状に形成されている。位置合わせ部4800は、窓画成部4512の後面よりも後方へ突出すると共に、その後端が横カバー部4510の後端よりも後方に位置し、カバー部材4502から突出している。
表示用基板4500は、板厚方向に貫通して形成された基板孔4700を備え、円柱状の位置合わせ部4800に合わせて基板孔4700も円形で形成されている。また、基板孔4700は、位置合わせ部4800の外形と同じまたはわずかに大きい開口寸法に設定されている。位置合わせ部4800と基板孔4700とは、数や位置などが対応するように設けられ、位置合わせ部4800を基板孔4700に嵌め合わせて、カバー部材4502の内側領域において表示用基板4500の相対的な位置を規定している。従って、カバー部材4502と表示用基板4500とは、位置合わせ部4800と基板孔4700との嵌合によって、互いに上下左右に位置決めした状態で組み付けられる。なお、位置合わせ部4800とコネクタ4400との位置関係は実施形態イと同様である。
このように、カバー部材4502と表示用基板4500とは、位置合わせ部4800と基板孔4700との嵌合によって、互いに位置決めした状態で組み付けられているので、LED4345とこれに対応する窓4506とをずれなく整合させることができ、LED4345の状態をより好適に識別できる。また、位置合わせ部4800は、窓画成部4512と一体的に形成されて窓画成部4512により補強されているので、窓画成部4512より後方に突出する構成としても、位置合わせ部4800の破損や変形などを回避できる。位置合わせ部4800は、窓画成部4512と一体的に形成することで、その突出寸法を短くすることもでき、位置合わせ部4800の破損や変形などをより好適に回避できる。
図45−1に示すように、カバー部材4502と表示用基板4500とは、位置合わせ部4800を溶融させて表示用基板4500と係合させる係合構造によって組み付けられ、組み付けた後は、互いに取り外し困難、再組み立て困難、又は、分解した際にカバー部材4502及び表示用基板4500の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成されている。具体的には、位置合わせ部4800と基板孔4700とを嵌め合わせた際に、表示用基板4500の後面から突出する位置合わせ部4800の先端を溶融して、基板孔4700よりも大きくなるようにつぶすことで、位置合わせ部4800の先端に掛止部4800aを形成している。表示用基板4500は、窓画成部4512の後端と位置合わせ部4800の掛止部4800aとの間に挟まれて、カバー部材4502に対して固定される。
このように、前述した係合構造によれば、カバー部材4502から表示用基板4500を取り外すことが困難となり、カバー部材4502で表示用基板4500を保護して、表示用基板4500に対する不正行為を防止できる。また、掛止部4800aを破壊して、表示用基板4500をカバー部材4502から無理矢理取り外した場合には、カバー部材4502に掛止部4800aの破壊した痕跡が残り、不正行為があったことの発見が容易になる。更に、表示用基板4500をカバー部材4502から無理矢理取り外した場合には、掛止部4800aが壊れることで、表示用基板4500をカバー部材4502に再度取り付けることができず、再組み立て困難となる。
図45−1および図45−2に示すように、カバー部材4502の前側には、複数のLED4345の発光態様を個別又は2以上のLED4345の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段4520が配置されている。識別手段4520は、カバー部材4502だけ、被覆部材4200だけ、又は、カバー部材4502と被覆部材4200とに分散して設けるなど、LED4345またはLED4345による表示と関連付けた配置であればよい。また、識別手段4520は、カバー部材4502又は被覆部材4200において前面又は後面に取り付けられる構成や、カバー部材4502又は被覆部材4200の内部に設けられる構成など、何れであってもよい。本実施形態の識別手段4520
は、カバー部材4502の前面に設けられた第1識別部4522と、被覆部材4200の前面に設けられた第2識別部4524とを備え、第1識別部4522の前側に第2識別部4524が重なるように配置されている。また図42−1に示すように、識別手段4520は、被覆部材4200の前面に第2識別部4524とは別に設けられた第3識別部4202を備えている。
図45−1に示すように、第1識別部4522は、窓4506の前側に設けられ、光を透過可能である又は透過する光に影響を与える第1領域としての透過部4526と、透過部4526の周りに設けられ、透過部4526よりも光を透過し難い第2領域としての遮蔽部4528とを備えている。本実施形態の第1識別部4522は、シート状に形成されており、カバー部材4502の前面に取り付けられている。第1識別部4522は、カバー部材4502における窓4506が開口する前面領域に合わせた形状で形成することがよく、本実施形態ではカバー部材4502の前面全体を覆うように第1識別部4522が形成されている。なお、本実施形態では、第1識別部4522とカバー部材4502とが第1識別部4522に設けられた粘着層により接着されているが、第1識別部4522の大きさやカバー部材4502への取り付け方法などはこれに限られない。なお、第1識別部4522には、実施形態イと同様に、2以上のLED4345の発光態様を組み合わせとして示す組み合わせ領域を備えていてもよい。
透過部4526は、カバー部材4502の窓4506の前側に位置して、当該窓4506に対応するLED4345から照射された光を透過可能である。透過部4526は、窓4506の表側開口全体を覆うように設けられ、窓4506の前側にある透過部4526によって、窓4506の前側開口が覆われている。透過部4526は、透明に構成してもよく、また透過する光に影響を与えるように構成して、窓4506の内側に配置されるLED3445が前側から直接視認できないようにしてもよい。ここで、「光に影響を与える」とは、例えば、半透明とすることでLED4345を視認しにくくする態様や、色つきとすることで、LED4345から照射した光を着色する態様や、光を拡散してLED4345から照射された光を大きく見せる態様や、光を収束してLED4345から照射された光を小さく見せる態様や、これらを組み合わせた態様などを指し、本実施形態では、白色半透明の透過部4526によって光を拡散している。透過部4526は、カバー部材4502の前面に取り付けられるシートの一部として構成され、カバー部材4502に設けられた複数の窓4506に合わせた配置で、複数の透過部4526が第1識別部4522に設けられている。すなわち、第1識別部4522には、窓4506に合わせた四角形状で透過部4526が、窓4506と同じ大きさで形成されており、透過部4526によって窓4506の前側開口が隙間なく塞がれる。
このように窓4506の前側が透過部4526で覆われているので、表示器1808の前側から表示用基板4500に表面実装されたLED4345をアクセスすることを困難にすることができる。すなわち、カバー部材4502の内側まで貫通する窓4506を介して表示用基板4500に対して不正行為が行われることを透過部4526により防止することができる。しかも、透過部4526によってLED4345から照射された光を調節することができるので、LED4345の状態がより識別し易くなり、また隣り合うLED4345の状態を区別し易くなる。
透過部4526の周りには、窓4506を覆う透過部4526よりも光が通り難く構成された遮蔽部4528が設けられている。換言すると、カバー部材4502の前側において、窓4506を囲むように遮蔽部4528が配置されている。遮蔽部4528は、透過部4526の全周を囲むように設けられ、本実施形態では第1識別部4522をなす1枚のシートにおいて透過部4526以外の部位を構成している。遮蔽部4528は、カバー部材4502の前カバー部4508の前面において窓4506以外の領域に重なるように
配置され、窓4506の内側にかからないようにしてある。遮蔽部4528は、黒色などの幅広い波長の光を吸収する色や、紺色などの寒色等、明るさの度合いが低い(光をよく吸収する)暗色で構成されており、透過部4526の色と異なっている。
このように、透過部4526の周りに光が透過困難な遮蔽部4528が設けられているので、透過部4526を判り易くすることができ、透過部4526を介して認識されるLED4345の状況がより判別し易くなる。また、仮に窓4506と透過部4526が位置ずれした場合であっても、窓4506が直接視認できないのでずれていることが判り難い。しかも、窓4506に透過部4526がかかっていれば、遮蔽部4528に囲われた透過部4526が光るので、LED4345の識別への影響が少なくすることができる。
なお、遮蔽部4528は、透過部4526の同一のシートに設定する構成に限らず、カバー部材4502の前カバー部4508の前面自体を遮蔽部4528として設定して、シートの透明な部分を介してあるいは遮蔽部4528の前側にシートを配置しないことで、遮蔽部4528が前側に現れる構成など、その他の構成であってもよい。
図45−2に示すように、第1識別部4522は、光を透過し易い第1層4530と、カバー部材4502における窓4506以外の領域前側に第1層4530に重ねて配置されて、第1層4530よりも光を透過し難い第2層4531とを有するシート状である。換言すると、透過部4526に対応する部分は、光を透過する第1層4530だけで構成され、光が透過困難な遮蔽部4528に対応する部分は、第1層4530と第2層4531との積層部で構成されている。積層部は、第2層4531があるので、積層方向(厚み方向)に光が透過困難になっており、遮蔽部4528から光が透過するのを阻んでいる。ここで、積層部において、第1層4530は、カバー部材4502側(後側)に配置され、第2層4531が前側(表側)に配置されている。第1識別部4522は、例えば、第1層4530からなるシートに、塗装や印刷等で第2層4531を積層することで得られ、透過部4526と遮蔽部4528との間に視認できるほどの段差はない。
このように第1識別部4522を構成することで、仮に窓4506と透過部4526が位置ずれした場合であっても、第1層4530で透過部4526に光を導くことができ、遮蔽部4528に囲われた透過部4526が光るので、LED4345の識別への影響が少なくすることができる。しかも、遮蔽部4528に対応する部分では、第1層4530に入射した光が前側の第2層4531で阻まれて前側へ漏れないので、透過部4526を明確に判別できる。
図45−1および図45−2に示すように、第2識別部4524は、窓4506の前側に位置して、被覆部材4200に取り付けられている。第2識別部4524は、窓4506の前側に設けられ、光を透過可能である又は透過する光に影響を与える第1領域としての通光部4532と、通光部4532の周りに設けられ、通光部4532よりも光を透過し難い第2領域としての遮光部4534とを備えている。また、第2識別部4524は、遮光部4534に表示され、2以上のLED4345の発光態様を組み合わせとして示す組み合わせ領域4204を備えていてもよい。本実施形態の第2識別部4524は、シート状に形成されており、被覆部材4200の前面に取り付けられている。第2識別部4524は、複数の窓4506の範囲に合わせて形成されて、1つの第2識別部4524によって複数の窓4506の前側が覆われている。なお、本実施形態では、第2識別部4524と被覆部材4200とが第2識別部4524の粘着層により接着されているが、第2識別部4524の大きさや被覆部材4200への取り付け方法などはこれに限られない。
本実施形態の通光部4532は、カバー部材4502の窓4506の前側に位置して、
当該窓4506に対応するLED4345から照射された光が透過可能である又は透過する光に影響を与えるようになっている。通光部4532は、窓4506の表側開口全体を少なくとも覆うように設けられ、窓4506の前側にある通光部4532によって、窓4506を介してLED4345の状態が視認可能にしてある。本実施形態の通光部4532は、透明に構成されると共に、複数の窓4506に対応する範囲で形成されている。なお、通光部4532は、第1識別部4522の透過部4526と同様に、透過する光に影響を与えるように構成してもよい。そして、通光部4532によってLED4345から照射された光を調節することで、LED4345の状態をより識別し易くなり、また隣り合うLED4345の状態を区別し易くなる。
通光部4532の周りには、窓4506を覆う通光部4532よりも光が通り難く構成された遮光部4534が設けられている。換言すると、カバー部材4502の前側において、窓4506を囲むように遮光部4534が配置されている。遮光部4534は、通光部4532の全周を囲むように設けられ、本実施形態では第2識別部4524をなす1枚のシートにおいて通光部4532以外の部位を構成している。遮光部4534は、カバー部材4502の前側において窓4506以外の領域に重なるように配置され、窓4506の内側にかからないようにしてある。遮光部4534は、黒色などの幅広い波長の光を吸収する色や、紺色などの寒色等、明るさの度合いが低い(光をよく吸収する)暗色で構成されており、通光部4532の色と異なっている。
このように、通光部4532の周りに光が透過困難な遮光部4534が設けられているので、通光部4532を判り易くすることができ、通光部4532を介して認識されるLED4345の状況がより判別し易くなる。また、仮に窓4506と通光部4532が位置ずれした場合であっても、ずれていることを判り難くできる。
なお、遮光部4534は、通光部4532の同一のシートに設定する構成に限らず、被覆部材4200において窓4506の前側に対応する部分前面を遮光部4534として設定して、シートの透明な部分を介してあるいは遮光部4534の前側にシートを配置しないことで、遮光部4534が前側に現れる構成など、その他の構成であってもよい。被覆部材4200に窓4506に対応して開口を設け、この開口を第2識別部4524(通光部4532及び/又は遮光部4534)で塞ぐ構成であってもよい。
組み合わせ領域4204は、遮光部4534に表示された枠線(本実施形態)などからなる区画標識4206によって区画されている。区画標識4206は、複数の通光部4532を取り囲むように表示され、区画標識4206に囲まれた組み合わせ領域4204が、他の領域と区別して認識させ得るようになっている。例えば、第1,第2特別図柄表示器4300,4310、第1,第2特別図柄保留表示器4301,4311、確変表示器4320、時短表示器4321、右打ち表示器4322、大当りラウンド数表示器4330、普通図柄表示器4340、及び、普通図柄保留表示器4341において、これらのうちで複数のLED4345(透過部4526又は通光部4532)で表示器を構成するものについて、表示器に対応するLED4345(透過部4526又は通光部4532)のグループを区画標識4206で囲って、表示器毎に対応する組み合わせ領域4204を形成する。なお、区画標識4206は、枠線の態様に限らず、文字を付すことや組み合わせ領域4204内の色を変えるなど、その他、他の領域と区別されていることを認識させ得る構成であればよい。
具体的には、上列左側6個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、第1特別図柄表示器4300に対応する組み合わせ領域4204を表示する。上列中6個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、第2特別図柄表示器4310に対応する組み合わせ領域4204を表示する。第1特別図柄表示器4300と
第2特別図柄表示器4310との間に配置された2個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、第1特別図柄保留表示器4301に対応する組み合わせ領域4204を表示する。第2特別図柄表示器4310の右側2個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、第2特別図柄保留表示器4311に対応する組み合わせ領域4204を表示する。また、下列左側8個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、大当りラウンド数表示器4330に対応する組み合わせ領域4204を表示する。大当りラウンド数表示器4330の右側3個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、普通図柄表示器4340に対応する組み合わせ領域4204を表示する。下列右側から2個のLED4345に対応するように区画標識4206で囲んで、普通図柄保留表示器4341に対応する組み合わせ領域4204を表示する。
このように、組み合わせ領域4204を表示することで、領域内にあるLED4345の状態が関連付けられて認識されることになり、遊技者にLED4345の組み合わせによる情報を認識させやすくすることができる。
図45−2に示すように、第2識別部4524は、光を透過し易い第1層4536と、窓4506に対応する領域以外に、第1層4536の前側に重ねて配置されて、第1層4536よりも光を透過し難い第2層4538とを有するシート状である。換言すると、窓4506に対応する通光部4532は、光を透過する第1層4536だけで構成され、光が透過困難な遮光部4534に対応する部分は、第1層4536と第2層4538との積層部で構成されている。積層部は、第2層4538があるので、全体として光が透過困難になっており、遮光部4534から光が透過するのを阻んでいる。ここで、積層部において、第1層4536は、後側に配置され、第2層4538が前側(表側)に配置されている。第2識別部4524は、例えば、第1層4536からなるシートに、塗装や印刷等で第2層4538を積層することで得られ、通光部4532と遮光部4534との間に視認できるほどの段差はない。
第3識別部4202は、各種情報が表示される領域であり、本実施形態では、第2識別部4524と同様に、被覆部材4200に取り付けられている。第3識別部4202は、シート状に形成されて、被覆部材4200の前面において第2識別部4524と異なる位置(本実施形態では上側)に配置されている。第3識別部4202は表示された情報が、遊技者から視認可能になっている。なお、本実施形態では、第3識別部4202と被覆部材4200とが第3識別部4202の粘着層により接着されているが、第3識別部4202の大きさや被覆部材4200への取り付け方法などはこれに限られない。また、第3識別部4202で表示する情報を、第2識別部4524又は第1識別部4522に表示して、あるいは識別手段4520と別に表示して、第3識別部4202を省略してもよい。
このように、第3識別部4202を設けることで、表示できる情報が多くなり、表示器1808で表示される情報をより判り易くすることができる。また情報毎に切り分けて複数の識別部4202,4522,4524に振り分けて表示することで、機種変更時などの変更に際して柔軟な対応ができる。
識別部4202,4522,4524(識別手段4520)は、その周面を保護部4208(図42−2)で覆うように構成してもよい。本実施形態では、被覆部材4200の前面に保護部4208が設けられ、被覆部材4200の前面に取り付けられた第2識別部4524の周面、および被覆部材4200の前面に取り付けられた第3識別部4202の周面をそれぞれ、保護部4208で覆っている。具体的には、保護部4208は、識別部4202,4524の取り付け位置に対応して当該識別部4202,4524の形状に合わせて形成された凹部において、前後方向に延在する壁で構成されている。また、被覆部材4200の凹部は、識別部4202,4524の厚み程度の深さであり、該凹部に嵌め込んで取り付けた識別部4202,4524の周面に保護部4208が対面すると共に、識別部4202,4524の全周を保護部4208で囲んでいる。
このように識別部4202,4524の周面を保護部4208で覆うことで、保護部4208で識別部4202,4524へ対するアクセスを困難にすることができ、周面を爪などで引っ掛けて識別部4202,4524を取り外すことを防止できる。従って、識別部4202,4524を張り替える、あるいは識別部4202,4524を取り外して表示用基板4500にアクセスするような不正行為を防止することができる。また、保護部4208を基準として識別部4202,4524を被覆部材4200に取り付けることで、識別部4202,4524を位置合わせすることができる。特に窓4506の前側に重なる第2識別部4524をずれなく配置することができるので、LED4345の状態をより適切に判別可能となる。
なお、本実施形態では、識別部4202,4524の全周に対応して保護部4208を設けたが、保護部4208を識別部4202,4522,4524(識別手段4520)における周面の一部に対応して設ける構成であってもよい。
識別手段4520で表示する情報としては、表示器1808により表示される、遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報(説明において遊技状態情報と云う場合もある)を補助又は説明などする遊技状態表示や、機種名などの固有情報を示す固有表示、遊技機1701の確率(例えば、1/399など)、遊技機1701の確変の割合(例えば、80/
100など)や、大当りのラウンド数(例えば、16R、4Rなど)などのスペック情報を示すスペック表示などを、単体または組み合わせて表示するとよい。なお、これらの表示は、印刷やその他、遊技者が視認可能な方法で記載されている。
例えば、遊技状態表示としては、前述した実施形態のように、区画標識4206で囲われる組み合わせ領域4204を形成することで、組み合わせ領域4204内にある複数のLED4345の状態を組み合わせとして関連付けて認識させ、複数のLED4345の組み合わせによって表示される遊技状態情報を識別し易く補助する構成としてもよい。
図42−3は、大当りラウンド数表示器4330に対応して適用される遊技状態表示の例を示す説明であり、実施形態ロと同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。例えば図42−3(a)に示すように、遊技状態表示4210としては、大当りラウンド数表示器4330の脇に対応する位置等、大当りラウンド数表示器4330と対応していることが判る位置に、大当りラウンド数表示器4330を模式的に表した絵柄で、ラウンド毎のLED4345の表示態様とラウンド数を記載する構成であってもよい。図42−3(a)の遊技状態表示4210は、大当りラウンド数表示器4330の複数のLED4345の組み合わせによって表示される遊技状態情報(ラウンド数)を説明するものである。従って、図42−3(a)の遊技状態表示4210を参照することで、大当りラウンド数表示器4330で示されている遊技状態情報(ラウンド数)を識別し易くすることができる。
また、遊技状態表示4210としては、数字や記号などの標識をLED4345に対応して該LED4345の脇に対応する位置(図42−3(b))又は前側に配置(図42−3(c))することで、当該標識によって、LED4345の状態を組み合わせとして関連付けて認識させるよう補助する構成や、LED4345の状態を説明する構成としてもよい。なお、前記標識は、色や形状の相違などであってもよい。
識別手段4520は、窓4506の前側に対応する構成として、カバー部材4502に設けられる第1識別部4522と、被覆部材4200に設けられる第2識別部4524とに分けている。2つの識別部4522,4524に識別手段4520に求められる機能を振り分けて設定することができるので、それぞれの識別部4522,4524の構成を簡単にすることができる。また、2つの識別部4522,4524に識別手段4520に求められる機能を振り分けて設定することで、LED4345の状態をより明確に区別可能になると共に、LED4345の状態をより判り易くすることができる。しかも、第1識別部4522と第2識別部4524とを重ねて配置することで、2つの識別部4522,4524の重なりによって、1つのシートでは難しい相乗効果が得られる。
被覆部材4200は、遊技盤1710に交換可能に取り付けられているので、機種変更などに際して、被覆部材4200を遊技盤1710から取り外して交換すれば、被覆部材4200に設けられた識別部4202,4524を含めて簡単に交換することができる。固有表示やスペック表示を被覆部材4200で行う構成とすれば、被覆部材4200を交換することで、別の機種に対応できる。また、第1識別部4522は、カバー部材4502に設けられているので、被覆部材4200の交換により影響を受けない。
<実施形態ハ>
本実施形態では、実施形態ハの表示器1808の構成が異なっている。そこで、本実施形態の表示器1808特有の構成について説明し、他の実施形態と同様の構成については説明を割愛する。
本実施形態では、表示器1808は、1又は複数の表示部から構成されている。図51は、表示部5100を正面側から見た斜視図である。また、図52は、表示部5100を底部側から見た斜視図である。
表示部5100は、カバー部材5110と、表面に10個のLEDが表面実装された表示用基板5200等から構成されている。カバー部材5110は、当該カバー部材5110の底部をなす板状の台座部5130と、台座部5130から突出した三角柱状の突出部5120とから構成されている。突出部5120の側面の角部は面取りがなされており、表示部5100は、突出部5120の頂部が遊技者に対面した状態で配される。
突出部5120には、その突出方向に沿って当該突出部5120を貫通する窓としての導光用孔部5140が10個形成されている。また、カバー部材5110の台座部5130は、その表面を覆った状態で表示用基板5200に取り付けられ、各導光用孔部5140は、表示用基板5200の表面に表面実装されたLEDに対応する位置に配される。これにより、突出部5120の頂部側から、導光用孔部5140を介して各LEDの点灯状態を視認することが可能となる。
一方、表示用基板5200の裏面には、表面に表面実装されたLEDに配線されたコネクタ5210が設けられており(図52参照)、コネクタ5210を介して、該LEDと主制御基板1900とが接続される。
そして、表示用基板5200は、カバー部材5110の台座部5130に溶着されており、これにより、表示用基板5200は、カバー部材5110に対し、取り外し困難、再組み立て困難、および分解した際にカバー部材5110又は表示用基板5200に痕跡が残る状態で取り付けられる。
なお、表示用基板5200のカバー部材5110(台座部5130)への取り付け方法は、これに限定されることは無く、例えば、カシメや接着剤等を用いて取り付けることで、カバー部材5110に対し、取り外し困難、再組み立て困難、および分解した際にカバー部材5110又は表示用基板5200に痕跡が残る状態で取り付けられていても良い。
また、突出部5120の形状は、三角柱状に限らず、円柱状や四角柱状等、様々な形状とすることが考えられる。また、本実施形態では、一例として、表示用基板5200には10個のLEDが表面実装されており、カバー部材5110には、各LEDに対応する10個の導光用孔部5140が形成されているが、これに限らず、1又は複数のLED及び導光用孔部を設けることが考えられる。
そして、表示器1808は、1又は複数の表示部5100から構成され、実施形態イと同様、遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報が表示される。図53は、表示器1808を、一例として4つの表示部5100により構成した場合の各表示部5100の正面図である。これらの表示部5100は、実施形態イと同様、遊技領域1712の左下に外レール1810aに隣接してまとめて配置しても良いし、遊技領域1712の周辺に別々に配置しても良い。
図53(A)の表示部5100は、4個のLEDから構成される第1特別図柄保留表示器5300と、6個のLEDから構成される第1特別図柄表示器5310として構成される。
また、図53(B)の表示部5100は、4個のLEDから構成される第2特別図柄保留表示器5320と、6個のLEDから構成される第2特別図柄表示器5330として構成される。
また、図53(C)の表示部5100は、4個のLEDから構成される普通図柄保留表示器5340と、3個のLEDから構成される普通図柄表示器5350と、1個のLEDから構成される確変表示器5360,時短表示器5370,右打ち表示器5380として構成される。
また、図53(D)の表示部5100は、10個のLEDから構成される大当りラウンド数表示器5390として構成される。無論、これらは表示器1808の構成の一例であり、これに限らず、1又は複数の表示部5100により表示器1808を構成することが考えられる。また、複数の表示部5100により、特別図柄保留表示器や、特別図柄表示器や、普通図柄保留表示器や、普通図柄表示器や、大当りラウンド数表示器等を構成することも考えられる。
<他の実施形態>
以上、本発明は、上述した実施形態になんら限定されるものではなく、その技術範囲を逸脱しない限り、種々なる形態で実施可能である。
前述した実施形態では、表示器(表示手段)において遊技状態情報を表示する手段として、LEDを例示したが、これに限らず、有機EL、その他の発光体を用いてもよい。なお、発光体としては、表面実装可能であることが、コンパクト化等の観点から望ましい。
表示用基板は、板状に限らず、表示器(表示手段)において遊技状態情報を表示する手段としての前述した発光体が実装されたものであればよい。そして、表示器(表示手段)において、発光体が実装されると共に発光体の回路が設けられる構成を、発光手段ということもできる。
前述した実施形態では、表示器(表示手段)のカバー部材を被覆部材で覆う構成を例示したが、遊技盤に設けられる被覆部材を表示器のカバー部材として用いてもよい。また、表
示器(表示手段)のカバー部材を被覆部材としても用いてもよい。表示用基板(発光手段)の前側を少なくとも覆って該表示用基板(発光手段)を保護する構成を、被覆部材およびカバー部材の両方、あるいは被覆部材およびカバー部材の一方を指して、カバー手段として捉えることができる。
前述した実施形態では、表示器(表示手段)に対応して、表示器(表示手段)のLEDの状態により表示される遊技状態情報の識別を助ける識別手段を設ける例を説明したが、これに限られない。例えば、表示器(表示手段)に対応又は隣接して、遊技状態情報と直接関係が薄い、前述した固有表示やスペック表示などを表示する情報表示部を設けてもよく、また、この情報表示部によって、表示器(表示手段)の前側や窓の前側を覆う構成であってもよい。このように、識別手段に前述した固有表示やスペック表示などを表示する態様に代えてまたは加えて、情報表示部を備えていてもよい。
識別手段は、複数のLEDの発光態様を個別又は2以上のLEDの発光態様の組み合わせとして識別させ得るよう構成することに限らず、表示器(表示手段)に対応して、表示器(表示手段)のLEDの状態により表示される遊技状態情報の識別を補助する構成であればよい。識別の態様としては、LEDに対応して標識等を設けてLEDの状態の意味を把握しやすくする情報補助態様や、光を透過する第1領域と光を透過し難い第2領域との関係のように、LEDの状態を判別し易く(視認し易く)する態様など、これらの単体又は組み合わせた判別補助態様が含まれる。特に情報補助態様を区別して、情報補助手段といい、判別補助態様を区別して、判別補助手段ということもできる。
表示器(表示手段)において、窓の前側に配置される構成としては、前述した識別手段に限らず、例えば窓を覆うように配置されて、窓を介した不正行為を防止する防護手段であってもよい。例えば、識別手段には加えて、透明等の光透過可能なシートからなる防護手段を、カバー部材や被覆部材や識別手段自体に重ねて設ける、あるいは識別手段に代えて、透明等の光透過可能なシートからなる防護手段を、カバー部材や被覆部材に設けることができる。
表示器(表示手段)は、主制御基板や演出制御基板等の制御手段に接続され、制御手段からの信号に応じて、複数の発光体の個々又は組み合わせの表示態様により、遊技者に付与される利益に関する情報(特別図柄、大当り遊技のラウンド数:遊技状態情報)を表示するものであるともいえる。表示器(表示手段)は、図柄変動期間において、複数の発光体が所定パターンで点灯・消灯を繰り返し、図柄変動の終了後すぐ又は所定期間後のタイミングで、複数の発光体のうち、予め定められたパターンに対応する発光体を点灯・消灯させることで、個々の発光体による表示、あるいは複数の発光体による組み合わせ表示を行い、これらの表示を複数のパターンで行うことができる。
被覆部材に印刷などにより直接又は間接的(前述の識別手段等)に表示される表示態様と、表示器(表示手段)における、各特別図柄、保留記憶数、大当り遊技のラウンド数などの配置及び/又は制御との両方、または片方を変更することで、表示器(表示手段)を別の機種で共通利用してもよい。
表示器(表示手段)は、遊技盤の遊技領域の前面(セル画位置)と発射レールの高さ方向との間の前後領域(ガラス側位置)に設置することができ、遊技盤前面に配置されたガラスを介して視認できる範囲であれば遊技領域内(入賞装置やセンター役物の所定空間を利用した前後領域)、又は遊技領域形成部(遊技球が流下可能な遊技領域を形成する部材(レールでも樹脂によるものでもよい。)、又は遊技領域外(外レールの外側)に設置することができる。同様に、これらの位置に被覆部材を設置してもよい。
具体的には、例えば、実施形態の遊技機は、1種タイプのパチンコ遊技機として構成されているが、これに限らず、前述した実施形態の表示器を、様々なタイプのパチンコ遊技機に搭載することができる。
また、例えば、前述した実施形態において、表示器を演出制御基板に接続し、演出制御基板が、主制御基板から取得した情報に基づき、表示器により遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示する構成としても良い。
また、回胴式遊技機において各種抽選やリールの制御等を行うメイン制御基板に接続された表示器として、前述した実施形態の表示器と同様の構成を有する表示器を設け、該表示器により、回胴式遊技機での遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示しても良い。表面にLEDが表面実装された表示用基板の裏面を、回胴式遊技機の筐体等に溶着等により取り外し困難、再組み立て困難又は分解した際に痕跡が残る状態で取り付けると共に、該表示用基板の表面を覆うカバー部材を設けても良い。そして、該表示器により、回胴式遊技機での遊技にて遊技者に付与される利益に関する情報を表示しても良い。
◇[発明A]
発明Aの遊技機(1,1701)は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する、光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段と、前記ケース部に貼り付けられ、光透過性を有する素材で形成されたシール部(542,1560,1561)と、前記シール部に印刷された印刷部(797,1563,1571)と、前記制御基板に実装され、前記記憶手段とは異なる複数の電子部品(798)とを備え、前記シール部は、前記ケース部において前記複数の電子部品の少なくとも一部を跨いで配置されていることを要旨とする。
この場合、シール部が複数の電子部品の少なくとも一部を跨いで配置されるので、例えば、シール部と電子部品との位置関係を確認することで、検査者は、制御基板に不正が行われたか否かを判断できる。このため、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Aの遊技機において、前記印刷部は、有色の複数の領域(1575)を備え、前記シール部は、前記複数の領域同士の間に設けられ、前記電子部品を覗くための覗き部(1574)を備えたことを要旨とする。
この場合、覗き部が設けられているので、検査者は、覗き部を介して、電子部品を確認することができる。よって、覗き部が設けられていない場合に比べて、検査者は、電子部品に対して不正が行われたか否かを容易に確認できる。故に、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。また、有色の複数の領域が設けられているので、例えば、検査者の名前、及び、基板ケース3を開封した年月日を記載することができる。また、検査者は、領域に、制御基板に不正が行われたか否かを確認した日付等を記載することもできる。また、領域の間に覗き部が設けられているので、領域のみが設けられている場合に比べて、領域が目立ちやすい。このため、領域に記載された文字等を検査者が確認し易くなる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Aの遊技機は、前記ケース部に設けられ、識別表示(520)が表示された部位である識別表示部(1390)を備え、前記識別表示は、前記識別表示部を形成する部材の内部に形成されたことを要旨とする。
この場合、例えば、識別表示がケース部の外面又は内面に形成されている場合に比べて、識別表示が除去され難い。このため、不正行為の発生が抑制できる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。また、不正によって識別表示が除去された場合には、ケース部に傷が形成される。故に、検査者が容易に不正行為を発見できる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
発明Aの遊技機において、前記識別表示は、前記識別表示部において厚み方向の複数の階層(1381,1382,1383,1384)に分割されて設けられることを要旨とする。
この場合、一層のみに識別表示が形成されている場合に比べて、識別表示が除去され難い。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
発明Aの遊技機における前記ケース部において、前記識別表示部の厚みは、前記識別表示部より外側の部位(1391)の厚みより大きいことを要旨とする。
ケース部において、識別表示部の厚みが、識別表示部より外側の部位の厚み以下の場合に比べて、不正者が識別表示を除去しようとした場合に、ケース部をより深く削る必要がある。このため、ケース部に傷が生じやすい。このため、検査者が容易に不正行為を発見できる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明B]
発明Bの遊技機(1,1701)は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記ケース部に設けられ、識別表示(520)を付与する位置を表示する部位である位置表示部(541)とを備えたことを要旨とする。
この場合、位置表示部が設けられていない場合に比べ、検査者は、ケース部に付された識別表示を容易に確認することができる。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、遊技機の製造時においては、位置表示部が設けられていない場合に比べて、製造者が、識別表示を付与する位置を把握し易い。このため、製造者によって識別表示が付与される場合に、複数の遊技機の間で、異なる位置に識別表示が付与される可能性を低減できる。このため、位置表示部が設けられていない場合に比べて、検査者は、ケース部に付された識別表示を容易に確認することができる。よって、不正行為の発生を抑制することができる。故に、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Bの遊技機において、前記位置表示部は、前記ケース部の内面(532)又は外面(531)に形成され、前記識別表示を位置決めするための凸部又は凹部であることを要旨とする。
この場合、凸部及び凹部が設けられているので、例えば、ケース部の平面に印刷等によって位置表示部が表示される場合に比べて、検査者が識別表示の位置を、把握し易い。よって、検査者は、ケース部に付された識別表示を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。また、製造者は、凸部又は凹部に沿って識別表示を位置決めすることができる。このため、製造者は、遊技機を量産する場合において、複数の遊技機間で同じ位置に識別表示を付することができる。複数の遊技機間で同じ位置に識別表示が付されるので、検査者は、識別表示を容易に確認することができる。故に、不正行為の発生を抑制することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Bの遊技機は、前記制御基板に設けられた遊技の結果に影響を与える記憶内容が格納された記憶手段(502)を備え、前記位置表示部は、前記ケース部において前記記憶手段に重なる部位とは異なる部位に設けられたことを要旨とする。
この場合、位置表示部に付される識別表示と記憶手段が重なる可能性を低減できる。よって、検査者が、識別表示と記憶手段との両方を同時に確認することができる。よって、例えば、不正行為によって記憶手段が入れ替えられたことを容易に発見することができる。このため、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明C]
発明Cの遊技機(1,1701)は、遊技を制御する制御基板(501)と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段(502)と、前記記憶手段を視認可能で且つ接触困難に収納する透過性の収納部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記収納部に添付され特定の情報を表示するための第1情報識別部(523,1561)と、前記記憶手段に添付され特定の情報を表示するための第2情報識別部(524,1562)と、を備え、前記第1、2情報識別部は、少なくとも同じ識別表示(529,1595,1596)を含んで表示され、前記第1情報識別部は、前記記憶手段の装着箇所が視認できる角度を有するように表示されることを要旨とする。
この場合、検査者は、同じ識別表示が表示された記憶手段と、収納部とを確認し、不正行為が行われていないことを容易に確認することができる。また、不正行為によって、例えば、記憶手段が、他の記憶手段に入れ替えられた場合でも、記憶手段と収納部に付された識別表示が同じであるか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Cの遊技機は、前記制御基板に表示され特定の情報を表示するための第3情報識別部(501)を備え、前記第1,2,3情報識別部は、少なくとも同じ前記識別表示を含んで表示されることを要旨とする。
この場合、検査者は、同じ識別表示が表示された制御基板、記憶手段、及び収納部を確認し、不正行為が行われていないことを容易に確認することができる。また、不正行為によって、制御基板及び記憶手段の少なくとも一方が、他の制御基板及び記憶手段に入れ替えられた場合でも、制御基板、記憶手段、及び収納部に付された識別表示が同じであるか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明D]
発明Dの遊技機(1,1701)は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する複数の部材(511)を含むケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)とを備え、前記制御基板と前記複数の部材とのうち、少なくとも2つには、関連した識別表示(520)が付されていることを要旨とする。
この場合、検査者は、制御基板と複数の部材のうち、少なくとも2つに付された識別表示を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、制御基板が他の制御基板に入れ替えられた場合でも、制御基板と複数の部材とのうち、少なくとも2つに付された識別表示が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Dの遊技機は、前記複数の部材は、第一部材(45)と、前記第一部材と組み合わされることで前記制御基板を内包する内包部を形成する第二部材(40)とを備え、前記識別表示は、前記制御基板、前記第一部材、及び前記第二部材のうち、少なくとも2つに付されていることを要旨とする。
この場合、検査者は、制御基板、第一部材、及び第二部材のうち、少なくとも2つに付された識別表示を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、制御基板が他の制御基板に入れ替えられた場合でも、制御基板、第一部材、及び第二部材のうちのうち、少なくとも2つに付された識別表示が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Dの遊技機は、前記制御基板に設けられた遊技の結果に影響を与える記憶内容が格納された記憶手段(502)を備え、少なくとも前記第一部材と前記記憶手段とには、前記識別表示が付されていることを要旨とする。
この場合、検査者は、少なくとも第一部材と記憶手段とに付された識別表示を確認し、不正行為が行われか否かを容易に確認することができる。例えば、不正行為によって、記憶手段が、他の記憶手段に入れ替えられた場合でも、少なくとも第一部材と記憶手段とに付された識別表示が関連しているか否かを判断することで、検査者は、容易に不正行為が行われたことを確認できる。このため、不正行為の発生を抑制することができる。よって、遊技者が安心して遊技することができ、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明E]
発明Eの遊技機は、制御基板(501)と、前記制御基板(501)に実装された複数のコネクタ(771,772,773,774,775,776)と、前記複数のコネクタを視認可能に、前記制御基板を内包するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)とを備えたことをを要旨とする
この場合、複数のコネクタが視認可能であるので、例えば、制御基板とは異なる機器がコネクタに接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。よって、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Eの遊技機は、遊技球が入賞したことを検出する検出部(1902,1904,1905,1906)と、前記複数のコネクタ(771,772,773,774,775,776)に含まれ、前記検出部からの信号が入力される検出信号コネクタ(774,775)とを備え、前記検出信号コネクタは、蛍光色であることを要旨とする。
この場合、検出信号コネクタが蛍光色であるので、蛍光色でない場合に比べて、検査者が視認しやすくなる。このため、例えば、制御基板とは異なる機器が検出信号コネクタに接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Eの遊技機は、前記検出信号コネクタ(774,775)は、複数設けられていることを要旨とする。
この場合、検出信号コネクタが1つである場合に比べて、検出信号コネクタを検査者が確認しやすい。このため、例えば、制御基板とは異なる機器が検出信号コネクタに接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明F]
発明Fの遊技機は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段(502)と、前記記憶手段に設けられ、前記記憶手段と前記制御基板との間の信号を伝達する信号ピンである第一信号ピン(582)とを備え、前記第一信号ピンは、前記ケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)を介して視認可能に配置されたことを要旨とする。
この場合、第一信号ピンが視認可能であるので、例えば、制御基板とは異なる機器が第一信号ピンに対して接続される不正が行われているか否かを容易に判断あできる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Fの遊技機は、前記制御基板(501)に設けられ、前記記憶手段(502)とは異なる複数の電子部品(595)と、前記複数の電子部品の夫々に設けられ、信号を伝達する信号ピンである第二信号ピン(583)とを備え、前記複数の電子部品の前記第二信号ピンは、前記ケース部を介して視認可能に配置されたことを要旨とする。
この場合、第二信号ピンが視認可能であるので、例えば、制御基板とは異なる機器が第二信号ピンに対して接続される不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明G]
発明Gの遊技機は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する光透過性を有するケース部と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段(502)と、前記ケース部において前記記憶手段側に設けられた第一部材(45)と、前記ケース部において、前記記憶手段側とは反対側に設けられた第二部材(40)とを備え、前記制御基板は、前記第二部材側にビス止めされていることを要旨とする。
この場合、第二部材側にビス止めされているので、ビス止めされていない場合に比べて、制御基板を不正に交換し難い。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Gの遊技機において、前記第一部材(45)と前記第二部材(40)とは、互いにスライドされて組み合わせられることを要旨とする。
この場合、スライドされて組み合わせられるので、不正行為をしようとする者が、第一部材と第二部材とを分離するために、単に第一部材と第二部材とを引き離そうとしても、第一部材と第二部材とが分離され難い。よって、制御基板を不正に交換し難い。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明H]
発明Hの遊技機は、制御基板(501)と、前記制御基板(501)を内包する光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板(501)に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段(502)と、前記記憶手段(502)に貼り付けられ、所定の情報が表示されたシール部(1591)とを備えたことを要旨とする。
この場合、記憶手段にシール部が貼り付けられ、シール部に所定の情報が表示されている。このため、検査者は、シール部を確認することで、記憶手段が入れ替えられる不正を容易に確認することができる。よって、不正が行われる可能性を低減でき、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
発明Hの遊技機は、前記シール部には、前記所定の情報として、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つが印刷されていることを要旨とする。
この場合、シール部に、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つが印刷されているので、検査者は、容易に、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つを把握することができる。よって、検査者は、機種名、型式、メーカ名のうちの少なくとも1つを確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。故に、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明I]
発明Iの遊技機は、制御基板(501)と、前記制御基板(501)を内包する光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板(501)に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段(502)と、前記ケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)に貼り付けられ、所定の情報を含むコード(1572)が印刷された印刷されたシール部(1560)とを備え、前記シール部は、前記コードが前記記憶手段と重ならない位置に設けられたことを要旨とする。
この場合、コードが前記記憶手段と重ならない位置に設けられているので、検査者は記憶手段を容易に確認することができる。このため、検査者は、記憶手段を確認し、不正が行われているか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
また、発明Iの遊技機は、前記コード(1572)は、前記遊技機とは異なる機器に記憶された、前記制御基板の納入先を示す情報と紐付けられていることを要旨とする。
この場合、検査者は、コードを使用して、制御基板の納入先を示す情報を容易に確認することができる。このため、検査者は、納入先の情報を確認し、納入先の異なる制御基板が装着される不正が行われたか否かを容易に判断できる。よって、遊技者が安心して遊技できる。故に、遊技者の興趣が向上する。
◆[発明J−1]
発明J−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に配置され、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記識別手段(3620,4520)は、前記窓(3606,4506,5140)の前側に設けられ、光を透過可能である又は透過する光に影響を与える第1領域(3622,4526,4532)と、前記第1領域(3622,4526,4532)の周りに設けられ、前記第1領域(3622,4526,4532)よりも光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)と、前記第2領域(3624,4528,4534)に表示され、2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様を組み合わせとして示す組み合わせ領域(3626,4204)と、を備え、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明J−2]
発明J−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に配置され、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記識別手段(3620,4520)は、前記窓(3606,4506,5140)の前側に設けられ、光を透過可能である又は透過する光に影響を与える第1領域(3622,4526,4532)と、前記第1領域(3622,4526,4532)の周りに設けられ、前記第1領域(3622,4526,4532)よりも光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)と、前記第2領域(3624,4528,4534)に表示され、2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様を組み合わせとして示す組み合わせ領域(3626,4204)と、を備え、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明K−1]
発明K−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)の後側に配置して、前記被覆部材(4200)に取り付けられ、
前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側には、前記窓(3606,4506,5140)の前側に配置される第1領域(3622,4526,4532)を囲んで、光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)が設けられると共に、前記第1領域(3622,4526,4532)を介して前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を識別可能な識別手段(3620,4520)が配置され、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明K−2]
発明K−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)の後側に配置して、前記被覆部材(4200)に取り付けられ、
前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側には、前記窓(3606,4506,5140)の前側に配置される第1領域(3622,4526,4532)を囲んで、光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)が設けられると共に、前記第1領域(3622,4526,4532)を介して前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を識別可能な識別手段(3620,4520)が配置され、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明L−1]
発明L−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記表示用基板(3600,4500,5200)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面及び前記表示用基板(3600,4500,5200)周面が前記カバー部材(3602,4502,5110)の内側に収納され、
前記カバー部材(3602,4502,5110)に収納された前記表示用基板(3600,4500,5200)後面を覆う保護部材(3604)が、前記カバー部材(3602,4502,5110)又は前記表示用基板(3600,4500,5200)に取り付けられ、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明L−2]
発明L−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記表示用基板(3600,4500,5200)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面及び前記表示用基板(3600,4500,5200)周面が前記カバー部材(3602,4502,5110)の内側に収納され、
前記カバー部材(3602,4502,5110)に収納された前記表示用基板(3600,4500,5200)後面を覆う保護部材(3604)が、前記カバー部材(3602,4502,5110)又は前記表示用基板(3600,4500,5200)に取り付けられ、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明M−1]
発明M−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記窓画成部(3612,4512)が前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に対面するように前記表示用基板(3600,4500,5200)と組み合わせられ、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に実装された前記LED(3445,4345)の全周を前記窓画成部(3612,4512)によって個別に囲い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面に前記窓(3606,4506,5140)を覆うように取り付けられ、前記LED(3445,4345)の発光態様を前記窓(3606,4506,5140)毎に識別させ得る識別手段(3620,4520)を有し、
前記識別手段(3620,4520)は、光を透過し易い第1層(3630,4530,4536)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)における前記窓(3606,4506,5140)以外の領域前側に前記第1層(3630,4530,4536)に重ねて配置されて、前記第1層(3630,4530,4536)よりも光を透過し難い第2層(3632,4531,4538)とを有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明M−2]
発明M−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記窓画成部(3612,4512)が前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に対面するように前記表示用基板(3600,4500,5200)と組み合わせられ、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に実装された前記LED(3445,4345)の全周を前記窓画成部(3612,4512)によって個別に囲い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面に前記窓(3606,4506,5140)を覆うように取り付けられ、前記LED(3445,4345)の発光態様を前記窓(3606,4506,5140)毎に識別させ得る識別手段(3620,4520)を有し、
前記識別手段(3620,4520)は、光を透過し易い第1層(3630,4530,4536)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)における前記窓(3606,4506,5140)以外の領域前側に前記第1層(3630,4530,4536)に重ねて配置されて、前記第1層(3630,4530,4536)よりも光を透過し難い第2層(3632,4531,4538)とを有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明N−1]
発明N−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)に交換可能に取り付けられて前記遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に位置して前記被覆部材(4200)に設けられ、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明N−2]
発明N−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)に交換可能に取り付けられて前記遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に位置して前記被覆部材(4200)に設けられ、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明O−1]
発明O−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)に取り付けられて前記遊技盤(1710前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記被覆部材(4200)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に位置して前記被覆部材(4200)前面に取り付けられ、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)と、
前記被覆部材(4200)の前面に設けられ、前記被覆部材(4200)前面に取り付けられた前記識別手段(3620,4520)の周面を覆う保護部(4208)と、を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明O−2]
発明O−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1701)の遊技盤(1710)に取り付けられて前記遊技盤(1710前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記被覆部材(4200)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側に位置して前記被覆部材(4200)前面に取り付けられ、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得る識別手段(3620,4520)と、
前記被覆部材(4200)の前面に設けられ、前記被覆部材(4200)前面に取り付けられた前記識別手段(3620,4520)の周面を覆う保護部(4208)と、を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明P−1]
発明P−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)に取り付けられて前記遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面に設けられた第1識別部(4522)と、前記被覆部材(4200)に設けられた第2識別部(4524)とを有する識別手段(4520)によって、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得るように構成され、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明P−2]
発明P−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記遊技機(1,1701)の遊技盤(1710)に取り付けられて前記遊技盤(1710)前側の前後領域を埋める被覆部材(4200)によって、前記カバー部材(3602,4502,5110)の前側を覆い、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面に設けられた第1識別部(4522)と、前記被覆部材(4200)に設けられた第2識別部(4524)とを有する識別手段(4520)によって、前記複数のLED(3445,4345)の発光態様を個別又は2以上の前記LED(3445,4345)の発光態様の組み合わせとして識別させ得るように構成され、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明Q−1]
発明Q−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面には、前記カバー部材(3602,4502,5110)前面における前記窓(3606,4506,5140)が開口する領域形状に合わせて形成された識別手段(3620,4520)が取り付けられ、
前記識別手段(3620,4520)には、前記窓(3606,4506,5140)の前側に配置される第1領域(3622,4526,4532)を囲んで、光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)が設けられると共に、前記第1領域(3622,4526,4532)を介して前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を識別可能であり、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明Q−2]
発明Q−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)前面には、前記カバー部材(3602,4502,5110)前面における前記窓(3606,4506,5140)が開口する領域形状に合わせて形成された識別手段(3620,4520)が取り付けられ、
前記識別手段(3620,4520)には、前記窓(3606,4506,5140)の前側に配置される第1領域(3622,4526,4532)を囲んで、光を透過し難い第2領域(3624,4528,4534)が設けられると共に、前記第1領域(3622,4526,4532)を介して前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を識別可能であり、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明R−1]
発明R−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)に収納された前記表示用基板(3600,4500,5200)後面を覆う保護部材(3604)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の一方に設けられた係合部(3614)を、前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の他方に設けられた係合受部(3616)に嵌めて組み合わせられて、互いに取り外し困難、再組み立て困難、又は、分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明R−2]
発明R−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記カバー部材(3602,4502,5110)に収納された前記表示用基板(3600,4500,5200)後面を覆う保護部材(3604)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の一方に設けられた係合部(3614)を、前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の他方に設けられた係合受部(3616)に嵌めて組み合わせられて、互いに取り外し困難、再組み立て困難、又は、分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記保護部材(3604)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明S−1]
発明S−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)と、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に対面する前記窓画成部(3612,4512)後面よりも後側へ突出するように前記窓画成部(3612,4512)と一体的に形成されて、前記表示用基板(3600,4500,5200)に形成された基板孔(3800,4700)に嵌まって、前記カバー部材(3602,4502,5110)に対して前記表示用基板(3600,4500,5200)を位置合わせ可能な位置合わせ部(4000,4800)と、を備え、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明S−2]
発明S−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)と、前記表示用基板(3600,4500,5200)前面に対面する前記窓画成部(3612,4512)後面よりも後側へ突出するように前記窓画成部(3612,4512)と一体的に形成されて、前記表示用基板(3600,4500,5200)に形成された基板孔(3800,4700)に嵌まって、前記カバー部材(3602,4502,5110)に対して前記表示用基板(3600,4500,5200)を位置合わせ可能な位置合わせ部(4000,4800)と、を備え、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明T−1]
発明T−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記表示用基板(3600,4500,5200)に表面実装され、前記複数のLED(3445,4345)に供給される電流を制御するための電流制限手段(3900)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを特徴とする。
◆[発明T−2]
発明T−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、前記表示用基板(3600,4500,5200)に表面実装され、前記複数のLED(3445,4345)に供給される電流を制御するための電流制限手段(3900)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明U−1]
発明U−1の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)に接続され、前記主制御手段(1900)からの信号に応じて、特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかをLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記主制御手段(1900)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)に表面実装された前記複数のLED(3445,4345)に供給される電流を制御するための電流制限手段(4900,5000)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
◆[発明U−2]
発明U−2の遊技機(1,1701)では、
遊技の進行を制御する主制御手段(1900)と、前記主制御手段(1900)から取得した特別図柄、特別図柄に対応する抽選についての保留記憶数、大当り遊技のラウンド数、普通図柄、普通図柄に対応する抽選についての保留記憶数のうちのいずれかに関する情報に基づき演出を行う演出制御手段(1920)と、前記演出制御手段(1920)に接続され、前記演出制御手段(1920)からの信号に応じて前記情報をLED(3445,4345)により表示する表示手段(1808,1820)とを備える遊技機であって、
前記表示手段(1808,1820)は、複数の前記LED(3445,4345)が表面実装された表示用基板(3600,4500,5200)と、前記複数のLED(3445,4345)が実装された前記表示用基板(3600,4500,5200)前面を覆うカバー部材(3602,4502,5110)と、を備え、
前記カバー部材(3602,4502,5110)は、前記カバー部材(3602,4502,5110)を前後に貫通すると共に前記LED(3445,4345)に対応して形成される窓(3606,4506,5140)を区画し、前記窓(3606,4506,5140)に対応する前記LED(3445,4345)の状態を前記窓(3606,4506,5140)毎に区別可能に構成した窓画成部(3612,4512)を有し、
前記演出制御手段(1920)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)に表面実装された前記複数のLED(3445,4345)に供給される電流を制御するための電流制限手段(4900,5000)を有し、
前記表示手段(1808,1820)は、前記表示用基板(3600,4500,5200)が前記カバー部材(3602,4502,5110)から取り外し困難、前記表示用基板(3600,4500,5200)と前記カバー部材(3602,4502,5110)とが再組み立て困難、又は、該表示手段(1808,1820)を分解した際に前記カバー部材(3602,4502,5110)及び前記表示用基板(3600,4500,5200)の何れかに取り外しの痕跡が残るように構成したことを要旨とする。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
1 遊技機
3,1003,1103,1203,1303,1551 基板ケース
8 キャップ
40 内ケース
45 外ケース
501 制御基板
502 ROM
511 複数の部材
520,521,522,524,525,529 識別表示
531 外面
532 内面
541 位置表示部
542,1560,1561 シール部
581 内包部
798 電子部品798
797,1563,1571 印刷部
1381,1382,1383,1384 階層
1390 識別表示部
1391 外側部位
1575 領域
1574 覗き部
[適用例1]
本発明に係る遊技機(1,1701)は、制御基板(501)と、前記制御基板を内包する、光透過性を有するケース部(3,1003,1103,1203,1303,1551)と、前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段と、前記ケース部に貼り付けられ、光透過性を有する素材で形成されたシール部(1560)と、前記シール部に印刷された印刷部(1571)と、前記制御基板に実装され、前記記憶手段とは異なる複数の電子部品(798)とを備え、前記印刷部は、前記シール部における光透過性を低下させた領域である複数の有色領域(1575)を有し、前記シール部は、前記複数の有色領域のうちの第1有色領域(1575)と前記第1有色領域とは異なる第2有色領域(1575)との間で所定の文字が付されていない部分であって、前記ケース部に内包されている前記複数の電子部品を覗くための覗き部(1574)を有することを要旨とする。
[適用例2]
適用例1の遊技機において、前記シール部は、前記ケース部において内包されている前記複数の電子部品の少なくとも一部に重なるように配置されていることを要旨とする。
[適用例3]
適用例1及び適用例2の遊技機は、前記ケース部に設けられ、識別表示(520)が表示された部位である識別表示部(1390)を備え、前記識別表示は、前記識別表示部を形成する部材の内部に形成されたことを要旨とする。

Claims (3)

  1. 制御基板と、
    前記制御基板を内包する、光透過性を有するケース部と、
    前記制御基板に装着され遊技の制御に使用される記憶内容を格納する記憶手段と、
    前記ケース部に貼り付けられ、光透過性を有する素材で形成されたシール部と、
    前記シール部に印刷された印刷部と、
    前記制御基板に実装され、前記記憶手段とは異なる複数の電子部品と
    を備え、
    前記シール部は、前記ケース部において前記複数の電子部品の少なくとも一部を跨いで配置されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記印刷部は、有色の複数の領域を備え、
    前記シール部は、前記複数の領域同士の間に設けられ、前記電子部品を覗くための覗き部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ケース部に設けられ、識別表示が表示された部位である識別表示部を備え、
    前記識別表示は、前記識別表示部を形成する部材の内部に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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