JP2018165412A - 織物の製造方法 - Google Patents
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Description
b=a×(1+c/100)+d1+d2 ・・・(1)
5≦d2≦8・・・(2)
a(mm):織物の製品幅
c(%):織り縮み率
d1(mm):織物の織機給糸側の房耳長さ
d2(mm):反給糸側の房耳長さ
b(mm):緯糸測長量
b=a×(1+c/100)+d1+d2 ・・・(1)
5≦d2≦8・・・(2)
a(mm):織物の製品幅
c(%):織り縮み率
d1(mm):織物の織機給糸側の房耳長さ
d2(mm):反給糸側の房耳長さ
b(mm):緯糸測長量
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度135本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは6.0)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1658mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと何ら変わらず安定して耳がしまっていた。また染色通過性はテンターでのピン外れなどもなく、得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物と差がないものであった。反給糸側の房耳長さはバンド径を調整しては、少量製織し、房耳長さを金尺で測定して5mmであることを確認した。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度135本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは6.0)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを8mmとするよう緯糸測長量を1661mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと何ら変わらず安定して耳がしまっていた。また染色通過性は、一部の房耳が織物の地側に折れて、テンターの通過性が不安定になることがあったが大きな問題無く、得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物と差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度110本/インチ(2.54cm)、緯糸密度76本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは6.0)。製織に際しては、設計筬入れ幅1675mmに対し、織り縮み率4.7%、織り上げ幅1600mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1685mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと何ら変わらず安定して耳がしまっていた。また染色通過性はテンターでのピン外れなどもなく、得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物と差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸としてポリエステルからなる167dtexの仮撚り加工糸、緯糸としてして、ポリエステル、綿からなる45番手の混紡糸の双糸を使用して、経糸密度132本/インチ(2.54cm)、緯糸密度54本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に総繊度56dtex、単糸本数24本のポリエステル丸断面延伸糸のマルチフィラメント糸のレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは4.7)。製織に際しては、設計筬入れ幅1642mmに対し、織り縮み率3.9%、織り上げ幅1580mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1652mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと何ら変わらず安定して耳がしまっていた。また染色通過性はテンターでのピン外れなどもなく、得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物と差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸としてポリエステルからなる167dtexの仮撚り加工糸、緯糸としてして、ポリエステル、綿からなる45番手の混紡糸の双糸(262dtex)を使用して、経糸密度132本/インチ(2.54cm)、緯糸密度54本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは11.9)。製織に際しては、設計筬入れ幅1642mmに対し、織り縮み率3.9%、織り上げ幅1580mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1652mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと比較すると、やや耳の締まりが緩い部分が見られたが、大きな問題ではなかった。また染色通過性はテンターでのピンのかかりが不安定になるのが見られる瞬間があったが、特に通過性に大きな問題はなかった。得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物よりやや耳組織が緩い部分はあったが品位に大きな差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸としてポリエステルからなる167dtexの仮撚り加工糸、緯糸としてして、ポリエステル、綿からなる34番手(174dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度132本/インチ(2.54cm)、緯糸密度54本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは7.9)。製織に際しては、設計筬入れ幅1642mmに対し、織り縮み率3.9%、織り上げ幅1580mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1652mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと比較すると、やや耳の締まりが緩い部分が見られたが、大きな問題ではなかった。また染色通過性はテンターでのピンのかかりが不安定になるのが見られる瞬間があったが、特に通過性に大きな問題はなかった。得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物よりやや耳組織が緩い部分はあったが品位に大きな差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸、緯糸としてポリエステル、綿からなる34番手(174dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度136本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は2/1ツイル組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは7.9)。製織に際しては、設計筬入れ幅1642mmに対し、織り縮み率3.4%、織り上げ幅1588mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1652mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと比較すると、やや耳の締まりが緩い部分が見られたが、大きな問題ではなかった。また染色通過性はテンターでのピンのかかりが不安定になるのが見られる瞬間があったが、特に通過性に大きな問題はなかった。得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物よりやや耳組織が緩い部分はあったが品位に大きな差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる20番手(295dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度108本/インチ(2.54cm)、緯糸密度56本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは13.4)。製織に際しては、設計筬入れ幅1602mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1566mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを5mmとするよう緯糸測長量を1612mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと比較すると、やや耳の締まりが緩い部分が見られたが、大きな問題ではなかった。また染色通過性はテンターでのピンのかかりが不安定になるのが見られる瞬間があったが、特に通過性に大きな問題はなかった。得られた染色加工後の織物も通常のエアージェット製織で得られる織物よりやや耳組織が緩い部分はあったが品位に大きな差がないものであった。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度135本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは6.0)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御しながら、レノ糸で緯糸を把持してもじり耳を形成し、反給糸側の房耳長さを10mmとするよう緯糸測長量を1663mmになるよう緯糸測長装置のバンド径を調整して紡績糸織物を製織したところ、耳品位は通常のキャッチコードで緯糸に張力を付与したものと何ら変わらず安定して耳がしまっていた。しかし、染色工程で地側に房耳が中折れし、テンターでの工程通過不良が発生した。反給糸側の房耳長さは実施例1と同様に確認した。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度135本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側の耳部に22dtexのナイロンモノフィラメントのレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは6.0)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御したところ、製織開始と同時に反給糸側でレノ糸が緯糸を把持することができず、もじり耳の形成が不可のため、耳崩れとなり、製織不可能であった。製織できたと仮定した場合の計算上の房耳長さは3mmとなる。
エアージェット織機を用い、経糸・緯糸として、ポリエステル、綿からなる45番手(131dtex)の混紡糸を使用して、経糸密度135本/インチ(2.54cm)、緯糸密度72本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側のレノ糸は総繊度84dtex、単糸本数36本のポリエステルマルチフィラメント仮撚り加工糸のレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは1.6)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御したところ、製織開始と同時に反給糸側でレノ糸が緯糸を把持することができず、もじり耳の形成が不可のため、耳崩れとなり、製織不可能であった。
エアージェット織機を用い、経糸としてポリエステルからなる167dtexの仮撚り加工糸、緯糸としてして、ポリエステル、綿からなる45番手の混紡糸の双糸(262dtex)を使用して、経糸密度132本/インチ(2.54cm)、緯糸密度54本/インチ(2.54cm)、組織は平組織で製織した。給糸側の房耳長さは5mmであった。経糸の反給糸側のレノ糸は総繊度110dtex、単糸本数48本のポリエステルマルチフィラメント仮撚り加工糸のレノ糸を配した(レノ糸のトータル繊度Aに対する織物の緯糸のトータル繊度Bの繊度比B/Aは2.4)。製織に際しては、設計筬入れ幅1648mmに対し、織り縮み率3.8%、織り上げ幅1588mmとなるように制御したところ、製織開始と同時に反給糸側でレノ糸が緯糸を把持することができず、もじり耳の形成が不可のため、耳崩れとなり、製織不可能であった。
Claims (4)
- 織機として緯糸測量装置を備えたエアージェット織機を用い、緯打ちを行い製織する織物の製造方法であって、経糸の反給糸側の耳部にレノ糸を配し、緯糸としてレノ糸のトータル繊度A(dtex)に対する緯糸のトータル繊度B(dtex)の比(B/A)が3.0以上である紡績糸を用い、前記緯糸測長装置で測定される織物の緯糸長さである緯糸測長量を下記式(1)および(2)を満たすように制御して製織する織物の製造方法。
b=a×(1+c/100)+d1+d2 ・・・(1)
5≦d2≦8・・・(2)
a(mm):織物の製品幅
c(%):織り縮み率
d1(mm):織物の織機給糸側の房耳長さ
d2(mm):反給糸側の房耳長さ
b(mm):緯糸測長量 - 経糸の反給糸側の耳部に配したレノ糸で緯糸を把持する請求項1記載の織物の製造方法。
- 緯打ちの際、反給糸側の耳部に配したレノ糸と緯糸の先端でもじり耳を形成する請求項1または2に記載の織物の製造方法。
- レノ糸はマルチフィラメントまたはモノフィラメントである請求項1〜3のいずれかに記載の織物の製造方法。
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JP2017062518A JP6926586B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 織物の製造方法 |
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JP2017062518A JP6926586B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 織物の製造方法 |
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JP2018165412A true JP2018165412A (ja) | 2018-10-25 |
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JP2017062518A Active JP6926586B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 織物の製造方法 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002212856A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Toyobo Co Ltd | 高密度織物 |
WO2014051049A1 (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 東レ株式会社 | 織物とその製造方法 |
-
2017
- 2017-03-28 JP JP2017062518A patent/JP6926586B2/ja active Active
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JP2002212856A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Toyobo Co Ltd | 高密度織物 |
WO2014051049A1 (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-03 | 東レ株式会社 | 織物とその製造方法 |
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