JP2018165399A - 高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法 - Google Patents

高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを適切に判定することができる高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法を提供すること。
【解決手段】高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置において、高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測手段と、温度分布計測手段によって計測された温度分布の情報に基づいて、主成分分析を行う主成分分析手段と、主成分分析手段による主成分分析によって求められた主成分分析値に基づいて、温度分布が正常であるかを判定する判定手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法に関する。
従来、高炉の炉内状況(以下、炉況という。)を監視し、適切な操業条件に変更して高炉の操業を行うことが知られている(特許文献1など)。そのため、高炉の炉況状態の異常を早期に的確に把握することは重要である。高炉は円筒形の炉であるため、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れが発生した場合には、出銑状態の円周方向のばらつきによる操業状態悪化などが発生する場合がある。そのため、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを早期に検知することは、重要な異常検知対象の一つである。
従来、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを検知する方法として、高炉内の原料装入面直上の温度分布を計測して行うものが知られており、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れがある場合には、原料装入面直上の温度分布の偏りや乱れとして表われる。そのため、計測した原料装入面直上の温度分布を可視化し画面表示することによって、その温度分布の可視化情報に基づいて、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを作業者が把握可能となる。
特開2005−272880号公報
新井、山本、架谷、化学工学論文集、1989年、第15巻、第6号、p.1073-1075
しかしながら、画面表示された温度分布の可視化情報を、作業者が常時監視するのは実質的に困難である。また、画面表示された温度分布の可視化情報から、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れの判定を作業者が行うと、その判定基準が属人的となるため判定結果にばらつきが生じてしまい、常時適切な判定ができないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを適切に判定することができる高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置であって、高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測手段と、前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報に基づいて、主成分分析を行う主成分分析手段と、前記主成分分析手段による主成分分析によって求められた主成分分析値に基づいて、前記温度分布が正常であるかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、上記の発明において、前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報を蓄積する温度分布情報蓄積手段を備えており、前記主成分分析手段は、前記温度分布情報蓄積手段に蓄積された温度分布情報に基づいて、主成分分析を行うことを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、上記の発明において、前記判定手段は、前記温度分布の乱れを検知するために、前記主成分分析値として第2主成分値以降の主成分値を用いることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、上記の発明において、前記判定手段は、前記原料装入面直上の温度上昇を検知するために、前記主成分分析値として第1主成分値を用いることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、上記の発明において、前記温度分布計測手段は、30[s]以内で前記原料装入面直上の全域にわたる温度分布の計測が完了可能であることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、上記の発明において、前記温度分布計測手段は、高炉炉頂部に設けられた複数の音波送受信手段のうち1つの音波送受信手段から音波を送信し、相異なる音波送受信手段で前記音波を受信して、前記音波を送信した時点から各音波送受信手段で受信するまでの前記音波の各音波伝搬経路における音波伝搬時間の計測を、全ての音波送受信手段で実施し、前記音波伝搬時間に基づいて高炉炉頂部の温度分布を計測することを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定装置は、高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置であって、高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測手段と、前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報に基づいて、主成分分析を行う主成分分析手段と、前記主成分分析手段による主成分分析によって求められた主成分分析値に基づいて、炉況状態が正常であるかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉の操業方法は、上記の発明の高炉炉況状態判定装置によって判定された高炉の炉況状態に応じて、操業条件を変更することを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定方法であって、高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測ステップと、前記温度分布計測ステップで得られた温度分布情報に基づいて主成分分析を行う主成分分析ステップと、前記主成分分析ステップで求めた主成分分析値に基づいて、前記温度分布が正常であるかを判定する温度分布異常判定ステップと、を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、上記の発明において、前記温度分布計測ステップの後段に該温度分布計測ステップで得られた温度分布情報を蓄積する温度分布情報蓄積ステップを有しており、前記主成分分析ステップでは、前記温度分布情報蓄積ステップで蓄積された温度分布情報に基づいて、主成分分析を行うことを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、上記の発明において、前記温度分布計測ステップでは、高炉炉頂部に設けられた複数の音波送受信手段のうち1つの音波送受信手段から音波を送信し、相異なる音波送受信手段で前記音波を受信して、前記音波を送信した時点から各音波送受信手段で受信するまでの前記音波の各音波伝搬経路における音波伝搬時間の計測を、全ての音波送受信手段で実施し、前記音波伝搬時間に基づいて高炉炉頂部の温度分布を計測することを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、上記の発明において、前記温度分布計測ステップで計測された温度分布情報は、高炉炉頂における半径方向の中間部の温度分布情報であることを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、上記の発明において、前記主成分分析ステップで求めた主成分分析値を蓄積する主成分分析値蓄積ステップと、原料が前記高炉に装入される繰り返し単位を1チャージとして、前記主成分分析値蓄積ステップで複数のチャージを含む時間にわたって蓄積された主成分分析値の平均値を算出する主成分分析値平均化ステップと、を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る高炉炉況状態判定方法は、高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定方法であって、高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測して得られた温度分布情報に基づいて主成分分析を行い、その主成分分析によって求めた主成分分析値に基づいて、炉況状態が正常であるかを判定することを特徴するものである。
本発明に係る高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法は、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを適切に判定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る高炉炉況状態判定装置のブロック図である。 図2は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法の一例を示したフローチャートである。 図3は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法の他例を示したフローチャートである。 図4は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法で温度計測データの使用する範囲を示した図である。 図5(a)は、正常時における原料装入面直上の温度分布を示す図である。図5(b)は、原料装入面直上の温度分布が正常時におけるQ統計量の計算結果を示す図である。 図6(a)は、外周部の温度のみが上昇したときにおける原料装入面直上の温度分布を示す図である。図6(b)は、外周部の温度のみが上昇したときにおけるQ統計量の計算結果を示す図である。 図7(a)は、高炉円周方向で温度分布に乱れが発生したときにおける原料装入面直上の温度分布を示す図である。図7(b)は、原料装入面直上の高炉円周方向で温度分布に乱れが発生したときにおけるQ統計量の計算結果を示す図である。 図8は、高炉炉頂部の半径方向における中間部の温度分布データを用いて主成分分析を行った結果を示すグラフである。 図9は、音波を用いた温度分布計測装置として、高炉炉頂部の内部に向けて10個のマイク/スピーカー素子を円周方向に沿って設置した場合を示した図である。 図10は、音速分布を元にした温度の求め方の説明に用いる図である。
以下に、本発明を適用した高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置、高炉の操業方法、及び、高炉炉況状態判定方法の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
実施形態に係る高炉炉況状態判定装置1は、図1に示すように、鉄鉱石を原料として銑鉄を生産する高炉の内部において、高炉の頂部から装入された原料からなる層の最上面である原料装入面の直上にある空間の温度分布(ここでは例えばガス温度分布であり、以下、単に原料装入面直上の温度分布という。)を計測する温度分布計測センサ2と、温度分布計測センサ2からの計測値である温度分布データ(温度分布情報)を収集し蓄積するデータ収集装置3と、データ収集装置3に蓄積された温度分布データに基づいて、温度分布データの主成分値の計算を行う主成分分析装置4と、主成分分析装置4による主成分値の計算結果に基づいて、正常判定を行う判定装置5と、判定装置5の判定結果をオペレータに提示する報知装置6と、によって構成されている。
なお、高炉内への原料装入タイミングの間隔に対して、温度分布計測センサ2による原料装入面直上の全域にわたる温度分布の計測が完了するまでの時間が遅すぎると、計測された温度分布に偏りや乱れが発生している異常判定となる可能性が高くなるおそれがある。そのため、温度分布計測センサ2は、30[s]以内で原料装入面直上の全域にわたる温度分布の計測が完了するものであり、温度分布計測センサ2からのリアルタイムの温度分布データをデータ収集装置3で収集し蓄積する。
主成分分析装置4は、データ収集装置3に蓄積された温度分布データに基づいて、主成分分析を行って主成分分析値を計算する。判定装置5は、主成分分析装置4によって計算された主成分分析値であるリアルタイムにおける温度分布データの第2主成分以降の主成分値と、安定期における温度分布データから予め計算した第2主成分以降の主成分値との比率を指標として、その指標が予め設定された閾値を超えていないか判断する。なお、前記「安定期」とは、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りが発生していない期間のことである。そして、判定装置5は、前記指標が前記閾値以下であると判断したら、前記温度分布が正常であると判定、すなわち、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れが発生していないと判定、すなわち、炉況状態が正常であると判定する。一方、前記指標が前記閾値を超えていると判断したら、前記温度分布が異常であると判定、すなわち、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れが発生したと判定、すなわち、炉況状態が異常であると判定して、その旨を報知装置6によって警報を鳴らすなどしてオペレータに知らせる。
このように、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れが発生したことを報知装置6からの警報によって知ったオペレータは、例えば、高炉円周方向において原料をどのように装入するかなどを予め複数設定している装入物制御パターンを変更するなどして、高炉円周方向における原料装入や反応の偏りや乱れを抑制するように、高炉の操業条件を変更する。
なお、安定期における温度分布データの中に、温度分布の同心円度の乱れの許容度の「限界」の変化が含まれている場合には、判定装置5が用いる前記閾値を「1」とすればよい。
ここで、高炉内の原料の装入状態が良好な状態では、装入バッチ毎の原料装入面直上の温度分布は高炉円周方向で大きな差がない状態、言い換えると、同心円上で差が小さい温度分布を保ちながら、ガス温度に比べて温度が低い原料が装入されたときに、温度が全体的にある範囲で上下する。そのため、原料装入状態が良好な状態における温度分布データに対して主成分分析を適用すると、その第1主成分値に高炉円周方向で均一な状態で全体的に上下の変化が現れることを本願発明者らは見出した。逆に言うと、この第1主成分値以外の主成分値、つまり、主成分分析値の第2主成分値以降の主成分値に、高炉円周方向均一状態を保ったまま変化する以外の変化、つまり高炉円周方向で同心円状の温度変化以外の乱れの温度変化が現れる。原料装入状態が良好な状態では、この第2主成分値以降の主成分値(高炉円周方向均一状態を保ったままでの上下変動以外の変動)は小さく、ある程度範囲に収まる。そのため、本発明では、この原料装入状態が良好な状態を安定データとして、この安定データに対して、第1主成分値(T統計量)、及び、第2主成分値以降の主成分値(Q統計量)の比率によって異常判定を行う、本実施形態に係る高炉炉況状態判定装置1を提案した。また、本実施形態に係る高炉炉況状態判定装置1では、主成分分析装置4が多変量統計的プロセス管理(MSPC)に基づいて、第1主成分値(T統計量)、及び、第2主成分値以降の主成分値(Q統計量)を計算している。
ここで、多変量統計的プロセス管理とは、管理したい変数間の相関関係を考慮した周知の解析方法である。多変量統計的プロセス管理では、平均的挙動を示す指標であるT統計量と、乱れ度合(外れ度)を示すばらつき指標であるQ統計量とを同時に監視する。例えば、T統計量とQ統計量とのうちいずれか一方が管理限界である閾値を超えた場合に異常と判定する。
また、本実施形態における多変量統計的プロセス管理では、多変量解析である主成分分析を利用している。主成分分析とは、データの特徴抽出及び次元圧縮を目的とする多変量解析である。主成分分析では、データを最もよく表現できる方向に第1主成分を設定し、その第1主成分と直交する空間内で、第1主成分では表現できないデータの変動を最もよく表現できる方向に第2主成分を設定する。この手順で次々と主成分を設定していく。データを最もよく表現できる方向とは、主成分得点の分散が最大となる方向である。主成分得点とは、主成分軸上の座標、すなわち主成分が張る空間(直線)へデータを射影した値である。すなわち、主成分分析とは、複数の要因を総合的に取扱い、主成分を用いて総合的指標を表現する手法といえる。
多変量統計的プロセス管理と主成分分析とは、数式で表現できる。主成分分析は、下記(1)式〜(4)式のように表現できる。多変量統計的プロセス管理は、下記(5)式及び(6)式のように表現できる。
主成分分析について説明すると、まず、データ行列Xを下記(1)式とする。
Figure 2018165399
ただし、Rは採用する主成分の数、Nはサンプル数、Pは変数の数である。
データ行列Xの特異値分解を、下記(2)式のように表すこととする。
Figure 2018165399
ただし、上記(2)式中、Uは直交行列、Sは対角行列、Vは直交行列である。
対角行列Sの対角要素には、特異値sが降順に並んでいる。また、第r主成分は、負荷量行列Vの第r列vで与えられる。このとき、第R主成分得点Tは、下記(3)式のように表される。
Figure 2018165399
また、主成分と直交する残差は、下記(4)式のように表される。
Figure 2018165399
多変量統計的プロセス管理では、上記(3)式及び(4)式に基づいて、平均的挙動を示す指標としてのT統計量は、下記(5)式のように表される。
Figure 2018165399
ただし、tは第r主成分得点である。T統計量は原点からの距離に対応している。
また、乱れ度合(外れ度)を示すばらつき指標としてのQ統計量は、下記(6)式のように表される。
Figure 2018165399
次に、本実施形態に係る高炉炉況状態判定方法について説明する。図2は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法の一例を示したフローチャートである。図2に示した本実施形態に係る高炉炉況状態判定方法においては、温度分布計測ステップ(ステップS1)と、主成分分析ステップ(ステップS2)と、温度分布異常判定ステップ(ステップS3)と、を有している。
図2に示した本実施形態に係る高炉炉況状態判定方法においては、上述した図1に示めされた鉄鉱石を原料として銑鉄を生産する高炉の内部において、原料装入面直上の温度分布を計測する(ステップS1)。次に、温度分布計測ステップ(ステップS1)で計測された温度分布データ(温度分布情報)に基づいて、温度分布データの主成分値の計算を行う主成分分析を行う(ステップS2)。そして、正常時の高炉炉頂温度分布データD1と、主成分分析ステップ(ステップS2)で計算した主成分値の計算結果とに基づいて、温度分布が正常であるか否かの判定を行う(ステップS3)。
図3は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法の他例を示したフローチャートである。図3に示した本実施形態に係る高炉炉況状態判定方法においては、温度分布計測ステップ(ステップS11)と、温度分布データ蓄積ステップ(ステップS12)と、主成分分析ステップ(ステップS13)と、温度分布異常判定ステップ(ステップS14)と、を有している。
図3に示した本実施形態に係る高炉炉況状態判定方法では、まず、原料装入面直上の温度分布を計測する(ステップS11)。次に、温度分布計測ステップ(ステップS11)で得られた温度分布データを蓄積する(ステップS12)。そして、温度分布データ蓄積ステップ(ステップS12)で蓄積された温度分布データに基づいて、温度分布データの主成分分析を行う(ステップS13)。このように、温度分布計測ステップ(ステップS11)の後段に、温度分布計測ステップ(ステップS11)で計測された温度分布データを蓄積する温度分布データ蓄積ステップ(ステップS12)を設けて、温度分布データ蓄積ステップ(ステップS12)を経て主成分分析ステップ(ステップS13)を実行することは、後で解析を行う場合などに適している。そして、正常時の高炉炉頂温度分布データD11と、主成分分析ステップ(ステップS13)で計算した主成分値の計算結果とに基づいて、温度分布が正常であるか否かの判定を行う(ステップS14)。
高炉においては、装入された原料の分布状況によって、原料が炉内へ降下した際に、炉況の良否が大きく左右される。したがって、挿入された原料の分布(装入物分布)を精度よく制御するため、原料種や原料の粒度などによって、炉内の旋回シュートの傾動角や旋回数や装入する向き(半径方向で内側から外側、または、半径方向で外側から内側)などを予め決定し、装入する。ところが、原料はそれぞれ粒径や形状にバラつきがあるため、狙った場所へ、狙った分布で装入しても、一部が崩れて分布が乱れる(原料の流れ込み)場合がある。特に、高炉の外周よりも少し内側の部分の分布を作りこむために、複雑な装入を行うことがある。本願発明者らは、こうした場合、炉内内側に原料が崩れることがあり、原料が崩れ残った部分から高温のガスが上昇してくることを発見した。また、このような状況が継続すると、炉況が悪化することがわかった。
図4は、実施形態に係る高炉炉況状態判定方法で温度計測データの使用する範囲を示した図である。図4に示すように、高炉炉頂部10の径方向において外周側よりも内側の領域の温度分布データに対して主成分分析を適用することによって、装入物分布の流れ込みを検知し、炉況を把握することが可能である。こうした原料が流動化した状況は、高炉炉頂部10の径方向において中心Oから半径rの3/4の距離よりも内側であって中心Oから半径rの1/4の距離よりも外側の範囲である図中斜線で示した中間部MAで顕著である。そのため、本実施形態に係る高炉炉況状態判定方向においては、中間部MAに含まれる温度分布データを選択して主成分分析を実行する。装入物分布を変更した際に、こうした温度分布の乱れが生じる場合があり、新たな装入物分布制御が正しく実施できているかどうかを判定するために、温度分布データに基づいた主成分分析計算を用いることが可能である。
なお、原料装入は異なる原料を交互に捲いて行われるが、その繰り返し単位を1チャージと呼ぶことにする。原料が装入され、炉内を経て溶銑となり出銑孔から出銑されるまでおおよそ8時間程度であるという高炉操業の時定数から考えると、炉況と対比するためには、おおよそ15分から20分程度で行われる装入の1チャージよりも長い複数のチャージにわたって、主成分分析計算結果を平均化するのがよいと考えられる。
[実施例1]
次に、実際の原料装入面直上の温度分布計測データを用いた、本発明の第1の実施例について説明する。なお、本実施例では、温度分布計測センサ2が、高炉内の原料装入面直上の温度分布を、サンプリング周期10[s]で計測した温度分布計測データを用いている。また、本実施例では、Q統計量の異常判定の閾値を「1」とし、閾値1を超えたら異常であると判定する。図5(a)は、正常時における原料装入面直上の温度分布を示す図である。図5(b)は、原料装入面直上の温度分布が正常時におけるQ統計量の計算結果を示す図である。図6(a)は、外周部の温度のみが上昇したときにおける原料装入面直上の温度分布を示す図である。図6(b)は、外周部の温度のみが上昇したときにおけるQ統計量の計算結果を示す図である。図7(a)は、高炉円周方向で温度分布に乱れが発生したときにおける原料装入面直上の温度分布を示す図である。図7(b)は、原料装入面直上の高炉円周方向で温度分布に乱れが発生したときにおけるQ統計量の計算結果を示す図である。
図5(a)、図6(a)及び図7(a)に示す温度分布に対して、Q統計量値(本実施例では第2主成分値以降のデータ)及びT統計量値(第1主成分値)の計算を行っている。また、図5(b)、図6(b)及び図7(b)では、Q統計量値及びT統計量値をグラフで示しており、各グラフの一番右の値(図中の矢印で示す個所)が計算結果である。
図5(a)に示す温度分布状態では、原料装入面直上の高炉円周方向の温度が、ある程度均一であり、また各部の温度分布状態も正常時データに近いため、図5(b)に示すように、Q統計量値及びT統計量値が共に小さい。
図6(a)に示す温度分布状態では、原料装入面直上の外周部の温度が上昇してきたため、図6(b)に示すようにT統計量値が上昇している。また、図6(a)に示すように、原料装入面直上の外周部の温度と外周部以外の温度とにばらつきが発生しているため、図6(b)に示すように、Q統計量値もやや上昇している。しかしながら、原料装入面直上の高炉円周方向で温度分布のばらつきは大きくなっていないため、Q統計量値は異常判定の閾値1を超えていない。
図7(a)に示す温度分布状態では、原料装入面直上の高炉円周方向で温度分布が大きく乱れており、図7(b)に示すように、Q統計量値のみが大きく変動し、異常判定の閾値1を超えている。このように、原料装入面直上の温度分布データに対してQ統計量値を計算する手法を適用し、そのQ統計量値に適切な閾値を設けることによって、原料装入面直上の高炉円周方向で温度分布の乱れ(温度均一度の乱れ)の検知が可能となる。
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図8は、高炉炉頂部10の半径方向における中間部MAの温度分布データを用いて主成分分析を行った結果を示すグラフである。なお、図8には、高炉炉頂部10の径方向における中心Oからの距離が半径rの1/4〜1/2の範囲の温度分布データを利用した場合のQ統計量(図8中の内側)、及び、中心Oからの距離が半径rの1/2〜3/4の範囲の温度分布データを利用した場合のQ統計量(図8中の外側)のそれぞれの時間変化を示した。なお、温度分布データは、異常状況の見通しがよくなるように、30分間の平均値を計算した。また、30分間では、2チャージの原料が装入された。
図8からわかるように、Q統計量は、装入物分布を変更した時点Pの前後で大きく変化している。Q統計量は正常状態からのかい離の程度を示す指標であるから、この場合は、装入物分布が不安定化したと判断することが可能である。また、図8から、中間部MAにおける外側の範囲の温度分布データを利用して計算したQ統計量のほうが、中間部MAにおける内側の範囲の温度分布データを利用して計算したQ統計量よりも変化が大きいことがわかる。
このように、装入物分布変更後にQ統計量が増大した場合には、炉況が悪化したという判定をすることが可能であり、装入物分布を元に戻すなどして、早期に安定化を図るための指標として活用することが可能である。
[音響トモグラフィーを用いた温度分布計測装置]
本実施例で用いる原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測センサ2としては、音波を用いた温度分布計測装置(音響トモグラフィーを用いた温度分布計測装置)を用いることが可能である。
図9は、音波を用いた温度分布計測装置として、高炉炉頂部10の内部に向けて10個のマイク/スピーカー素子20a〜20jを円周方向に沿って設置した場合を示した図である。本実施形態においては、図9に示すように、高炉炉頂部10の内部に向けて、音波送受信手段であるマイク兼スピーカーとなる10個のマイク/スピーカー素子20a〜20j(マイク/スピーカー素子20a〜20jを特に区別しない場合には、マイク/スピーカー素子20という。)を円周方向に沿って設置している。そして、マイク/スピーカー素子20a〜20jのうちの1つである、例えば、マイク/スピーカー素子20aのスピーカーから音波を送信し、残りのマイク/スピーカー素子20b〜20jの各マイクで前記音波を受信し、前記音波を送信した時点から各マイクで受信するまでの前記音波の各音波伝搬経路における音波伝搬時間を計測する。そして、全てのマイク/スピーカー素子20a〜20jのスピーカーから順次音波を送信し、前述したようにして全てのマイク/スピーカー素子20a〜20jについて音波伝搬時間を計測し、その計測した音波伝搬時間に基づいて、原料装入面直上の温度分布を計測する。
ここで、マイク/スピーカー素子20のスピーカーから発せられた音波は、高炉炉頂部10内の空間を伝搬していくが、音速は媒質となる気体の温度との間に、下記(7)式の関係がある。
Figure 2018165399
ただし、Tは音波伝播経路上の平均温度、Cは音速、Rは気体定数、γは比熱比、Mは気体の分子量である。
なお、上記(7)式における音速Cは、音波を発信したマイク/スピーカー素子20のスピーカーから、残りのマイク/スピーカー素子20の各マイクまでの距離は既知であるから、スピーカーから音波を発信してマイクで音波を受信するまでの時間を計測することによって求めることができる。これにより、上記(7)式に示した関係から、音波を発信したマイク/スピーカー素子20のスピーカーから、残りのマイク/スピーカー素子20の各マイクへの音波伝搬経路上の平均温度を計算することができる。
次に、温度の求め方について説明する。温度分布は、音速分布を元に、例えば以下の方法によって計算される。
図10に示すように、音波伝搬経路が互いに平行となる一対のマイク/スピーカー素子20のスピーカーとマイクとの組を考える。スピーカーからr軸に垂直なs軸方向へ音波信号を送受信する。また、高炉炉頂部10に設定されたxy軸(原点は炉心と一致)のx軸とr軸とのなす角をθとすると、高炉炉頂部10のある点の極座標を(R,θ)と表すことができる。そして、音速分布をf(x,y)とすると、スピーカーで取得される投影データg(r,θ)は音波伝搬時間の分布であり、下記(8)式で表される。
Figure 2018165399
ここで、上記(8)式において、下記(9)式とおけば、下記(10)式のように表すことができる。
Figure 2018165399
Figure 2018165399
上記(10)式は、X線CTと同じ形であり、CTのアルゴリズムによって音速分布を再構成することが可能である。
そして、音波伝搬経路が互いに平行となる一対のマイク/スピーカー素子20のスピーカーとマイクとの他の組についてθを変化させて、g(r,θ)を計算することによって高精度化される。具体的な方法としては、例えば、非特許文献1に記載されているような二次元フーリエ変換法などの適用が可能である。
1 高炉炉況状態判定装置
2 温度分布計測センサ
3 データ収集装置
4 主成分分析装置
5 判定装置
6 報知装置

Claims (14)

  1. 高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置であって、
    高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測手段と、
    前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報に基づいて、主成分分析を行う主成分分析手段と、
    前記主成分分析手段による主成分分析によって求められた主成分分析値に基づいて、前記温度分布が正常であるかを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  2. 請求項1に記載の高炉炉況状態判定装置において、
    前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報を蓄積する温度分布情報蓄積手段を備えており、
    前記主成分分析手段は、前記温度分布情報蓄積手段に蓄積された温度分布情報に基づいて、主成分分析を行うことを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  3. 請求項1または2に記載の高炉炉況状態判定装置において、
    前記判定手段は、前記温度分布の乱れを検知するために、前記主成分分析値として第2主成分値以降の主成分値を用いることを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  4. 請求項1または2に記載の高炉炉況状態判定装置において、
    前記判定手段は、前記原料装入面直上の温度上昇を検知するために、前記主成分分析値として第1主成分値を用いることを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の高炉炉況状態判定装置において、
    前記温度分布計測手段は、30[s]以内で前記原料装入面直上の全域にわたる温度分布の計測が完了可能であることを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の高炉炉況状態判定装置において、
    前記温度分布計測手段は、高炉炉頂部に設けられた複数の音波送受信手段のうち1つの音波送受信手段から音波を送信し、相異なる音波送受信手段で前記音波を受信して、前記音波を送信した時点から各音波送受信手段で受信するまでの前記音波の各音波伝搬経路における音波伝搬時間の計測を、全ての音波送受信手段で実施し、前記音波伝搬時間に基づいて高炉炉頂部の温度分布を計測することを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  7. 高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定装置であって、
    高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測手段と、
    前記温度分布計測手段によって計測された前記温度分布の情報に基づいて、主成分分析を行う主成分分析手段と、
    前記主成分分析手段による主成分分析によって求められた主成分分析値に基づいて、炉況状態が正常であるかを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする高炉炉況状態判定装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の高炉炉況状態判定装置によって判定された高炉の炉況状態に応じて、操業条件を変更することを特徴とする高炉の操業方法。
  9. 高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定方法であって、
    高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測する温度分布計測ステップと、
    前記温度分布計測ステップで得られた温度分布情報に基づいて主成分分析を行う主成分分析ステップと、
    前記主成分分析ステップで求めた主成分分析値に基づいて、前記温度分布が正常であるかを判定する温度分布異常判定ステップと、
    を有することを特徴とする高炉炉況状態判定方法。
  10. 請求項9に記載の高炉炉況状態判定方法において、
    前記温度分布計測ステップの後段に該温度分布計測ステップで得られた温度分布情報を蓄積する温度分布情報蓄積ステップを有しており、
    前記主成分分析ステップでは、前記温度分布情報蓄積ステップで蓄積された温度分布情報に基づいて、主成分分析を行うことを特徴とする高炉炉況状態判定方法。
  11. 請求項9または10に記載の高炉炉況状態判定方法において、
    前記温度分布計測ステップでは、高炉炉頂部に設けられた複数の音波送受信手段のうち1つの音波送受信手段から音波を送信し、相異なる音波送受信手段で前記音波を受信して、前記音波を送信した時点から各音波送受信手段で受信するまでの前記音波の各音波伝搬経路における音波伝搬時間の計測を、全ての音波送受信手段で実施し、前記音波伝搬時間に基づいて高炉炉頂部の温度分布を計測することを特徴とする高炉炉況状態判定方法。
  12. 請求項9乃至11のいずれか1つに記載の高炉炉況状態判定方法において、
    前記温度分布計測ステップで計測された温度分布情報は、高炉炉頂における半径方向の中間部の温度分布情報であることを特徴とする高炉炉況状態判定方法。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1つに記載の高炉炉況状態判定方法において、
    前記主成分分析ステップで求めた主成分分析値を蓄積する主成分分析値蓄積ステップと、
    原料が前記高炉に装入される繰り返し単位を1チャージとして、前記主成分分析値蓄積ステップで複数のチャージを含む時間にわたって蓄積された主成分分析値の平均値を算出する主成分分析値平均化ステップと、
    を有することを特徴とする高炉炉況状態判定方法。
  14. 高炉の炉況状態を判定する高炉炉況状態判定方法であって、
    高炉内における原料装入面直上の温度分布を計測して得られた温度分布情報に基づいて主成分分析を行い、その主成分分析によって求めた主成分分析値に基づいて、炉況状態が正常であるかを判定することを特徴する高炉炉況状態判定方法。
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