JP5915596B2 - 異常監視方法および異常監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製鉄転炉設備の傾動軸受の異常の有無を監視する異常監視方法および異常監視装置に関する。
従来、回転機械に発生する振動を測定して監視することにより、回転機械の異常の有無を監視する技術が知られている。例えば特許文献1,2には、測定した振動の大きさなどを所定の単位系で表した有次元パラメータにより回転機械の異常を検知する振動監視技術が開示されている。また、特許文献3には、音響の振幅を計測するAE(Acoustic Emission)法により低速回転機械の異常を検知する低速回転診断技術が開示されている。また、特許文献4,5には、有次元パラメータに加え、測定した振動の波形の特徴を無単位で表した無次元パラメータを活用することにより、回転機械の異常を検知する技術が開示されている。
特開2009−116420号公報 特開2009−115481号公報 特許第5143863号公報 特開2008−58191号公報 特許第4312477号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載の有次元パラメータによる振動監視技術は、回転速度が200rpm以下では異常検知の精度が低下するため、製鉄転炉設備の傾動軸受のような回転速度が1rpm程度の低速回転機械には適用できない。
特許文献3に記載の技術は、回転速度が0.25rpm以下の超低速回転機械を対象としているものの、異常を検知するまでに7回転以上の測定を必要としている。これに対し、転炉の傾動軸の回転は200度程度と1回転未満であるため、この技術を転炉の傾動軸受の異常検知に適用することはできない。
特許文献4,5に記載の技術は、活用するパラメータの種類が多く、異常検知に寄与す
るパラメータの検証が不十分といわざるを得ない。また、外乱を含んだままの振動データから主成分分析法により状態評価指数を算出して評価しているため、この状態評価指数が外乱により顕著に変化してしまい信頼性に欠ける。そのため、この技術は実用化が困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低速かつ1回転未満の回転機械である製鉄転炉設備の傾動軸受の異常を検知できる異常監視方法および異常監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る異常監視方法は、製鉄転炉設備において炉体を回転させる傾動軸の軸受の異常を検知する異常監視方法であって、炉体からスラグが排滓された後、炉体が直立するまで空鍋状態で回転する炉体において計測された軸受の振動信号を収集する計測信号収集ステップと、前記振動信号に基づいて前記軸受の異常を検知する異常検知ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る異常監視方法は、上記発明において、前記計測信号収集ステップは、炉体からスラグが排滓されてから6〜10秒計測された軸受の振動信号を収集することを特徴とする。
また、本発明に係る異常監視方法は、上記発明において、前記異常検知ステップは、前記振動信号に基づいて、振動速度の速度ピーク値、振動加速度の加速度ピーク値、加速度RMS値、前記軸受の外輪傷周波数成分値、前記軸受の内輪傷周波数成分値、前記軸受の転動体傷周波数成分値、振動速度の歪み度、および振動速度の尖り度のうちの1つ以上のパラメータを算出するパラメータ算出ステップと、前記パラメータ算出ステップで算出されたパラメータを監視して異常を検知する検知ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る異常監視方法は、上記発明において、前記異常検知ステップは、前記パラメータ算出ステップで算出されたパラメータのうちの1つ以上のパラメータに基づいて主成分分析法により統合パラメータ値を算出する統合パラメータ値算出ステップと、前記パラメータ値算出ステップで算出された統合パラメータ値を監視して異常を検知する統合パラメータ値監視ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る異常監視装置は、製鉄転炉設備において炉体を回転させる傾動軸の軸受の異常を検知する異常監視装置であって、炉体からスラグが排滓された後、炉体が直立するまで空鍋状態で回転する炉体において計測された軸受の振動信号を収集する計測信号収集手段と、前記振動信号に基づいて前記軸受の異常を検知する異常検知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低速かつ1回転未満の回転機械である製鉄転炉設備の傾動軸受の異常を検知することができる。
図1は、本発明の一実施形態が適用される製鉄転炉設備の概略構成を示す模式図である。 図2は、製鉄転炉設備における各操業プロセスでの炉体の傾動状態を模式的に示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る異常監視装置の概略構成を示す模式図である。 図4は、本実施形態の異常監視処理手順を示すフローチャートである。 図5は、一般的な軸受の主要諸元を示す図である。 図6は、軸受の損傷のない炉体における各種パラメータの算出結果を例示する図である。 図7は、軸受の損傷がない炉体における出鋼時の傾動軸の振動速度波形と振動加速度波形とを例示する図である。 図8は、軸受の損傷がない炉体における排滓時の傾動軸の振動速度波形と振動加速度波形とを例示する図である。 図9−1は、軸受の損傷がある炉体についての出鋼時のVEL−PとVEL−Rとを例示する図である。 図9−2は、軸受の損傷がある炉体についての排滓時のVEL−PとVEL−Rとを例示する図である。 図9−3は、軸受の損傷がある炉体についての出鋼時のACC−PとACC−Rとを例示する図である。 図9−4は、軸受の損傷がある炉体についての排滓時のACC−PとACC−Rとを例示する図である。 図10−1は、正常な炉体についての出鋼時のVEL−PとVEL−Rとを例示する図である。 図10−2は、正常な炉体についての排滓時のVEL−PとVEL−Rとを例示する図である。 図10−3は、正常な炉体についての出鋼時のACC−PとACC−Rとを例示する図である。 図10−4は、正常な炉体についての排滓時のACC−PとACC−Rとを例示する図である。 図11は、軸受の損傷がある炉体と正常な炉体とにおける出鋼時のVEL−Pを例示する図である。 図12は、軸受の損傷がある炉体と正常な炉体とにおける排滓時のVEL−Pを例示する図である。 図13は、軸受の損傷がある炉体と正常な炉体とにおける排滓時のVEL−β2(尖り度)を例示する図である。 図14は、軸受の損傷がある炉体と正常な炉体とにおける排滓時のACC−fo,ACC−fi,ACC−fbを例示する図である。 図15は、軸受の損傷がある炉体と正常な炉体とにおける排滓時のVEL−β2,ACC−fo,ACC−fiによる統合パラメータ値を例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である異常監視装置および異常監視処理を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[製鉄転炉設備]
まず、図1および図2を参照して本実施の形態で対象とする製鉄転炉設備について説明する。図1は、製鉄転炉設備の概略構成を示す模式図である。また、図2は、製鉄転炉設備における各操業プロセスでの炉体の傾動状態を模式的に示した説明図である。図1に示すように、製鉄転炉設備は、炉体1と、この炉体1の外周に設けられたトラニオンリング2と、このトラニオンリング2を介して炉体1を傾動(回転)可能に支持する傾動軸3とを備えている。図2に示すように、製鉄転炉設備では、炉体1を低速で回転させながら、スクラップや溶銑を装入(P2,P3)したり、溶鋼を出鋼(P5)したり、スラグを排滓(P7)したりする。本実施の形態の異常監視処理は、回転する炉体1を支持する軸受4の振動を計測し、軸受4の損傷を検知するものである。本実施の形態では、図1に示すように、炉体1の傾動軸3の駆動側の軸受4に配設された振動センサ12により計測され収集された振動信号に基づいて、異常監視装置が後述する異常監視処理によって軸受4の異常を検知する。本実施の形態では、振動センサ12は東側/西側(図2の表面側/裏面側)の2箇所に設置されている。
ここで、振動センサ12による振動の計測時間について説明する。本実施の形態では、スラグが排滓(P7)された後から炉体1が直立(P1)するまでの空鍋状態で、軸受4の振動を計測する。これにより、炉体1のトラニオンリング2への衝撃や、300tにも及ぶ炉体1の内容物の移動や揺動、接触などによる外乱振動を排除できる。なお、スラグが排滓(P7)されてから炉体1が直立(P1)するまでの回転(回転速度約1rpm)に要する時間は、おおむね10秒である。10秒を超えると炉体1が直立した後に停止状態になる。そのため本実施の形態では、炉体1の停止状態での振動を計測しないよう、振動の計測時間を最長でも10秒程度で、炉体1が直立する直前までとする。なお、回転速度1rpm程度である場合に、軸受4に外輪傷や内輪傷があれば、その振動信号の周期が3秒程度となることから、異常検知の精度維持に必要な2周期分以上の振動信号を収集するためにも、炉体1が直立する直前までの範囲内で振動の計測時間を約6〜10秒とする。
[異常監視装置の構成]
次に、図3を参照して、本実施の形態の異常監視装置の概略構成について説明する。図3に示すように、異常監視装置10は、信号変換器13と、記録信号再生装置14と、表示装置15と、印刷装置16と、データベース(以下、DB)20と、各構成部を制御する制御部11と、を備える。
信号変換器13は、振動センサ12からの振動信号を電荷信号から電圧信号などに変換する。記録信号再生装置14は、記録媒体に記録されている振動信号を再生する。なお、記録媒体には、例えば、振動センサ12からの振動信号がデータ収集PCなどにより収集され記録されている。表示装置15および印刷装置16は、制御部11からの情報を出力する。
制御部11は、処理プログラムを実行するCPUなどを用いて実現され、前述した異常監視装置10の各構成部を制御する。この制御部11は、入出力制御部110と、波形読込部111と、FFT処理部112と、パラメータ算出部113と、主成分分析部114と、統合パラメータ値算出部115と、良否判定処理部116と、判定結果処理部117と、を有する。制御部11は、入出力制御部110を介して入力された振動信号に基づいて後述する異常監視処理を実行し、入出力制御部110を介して処理結果を出力する。
データベース20は、更新記憶可能なフラッシュメモリ等のROMやRAMといった各種ICメモリ、内蔵あるいはデータ通信端子で接続されたハードディスク、CD−ROMなどの情報記憶媒体およびその読取装置等によって実現される。このデータベース20は、初期状態データベース(DB)21、測定値データベース(DB)22、および基準値データベース(DB)23を有し、後述する異常監視処理を行うために用いる各種データを記憶する。初期状態DB21は、回転機械(炉体1の軸受4)の正常状態において算出された各種パラメータ値などを記憶する。測定値DB22は、回転機械の現状において算出された各種パラメータ値などを記憶する。基準値DB23は、回転機械の良否を判定するための基準値を記憶する。なおDB20は、LANやインターネットなどの電気通信回線を介して制御部11と通信する構成としてもよい。
[異常監視処理]
次に、異常監視装置10による異常監視処理手順について説明する。本実施の形態の異常監視処理では、後述するように、軸受4の振動信号に基づいて、限定された軸受4の異常を検知可能なパラメータを算出して監視し、また、算出されたパラメータに基づいて、現状の正常状態からの乖離度合いを表す状態評価指標を算出して監視する。図4のフローチャートは、例えば、操作者による開始の指示入力があったタイミングで開始となり、異常監視処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、波形読込部111が、振動センサ12または記録信号再生装置14から、回転機械の初期状態(正常状態)における振動信号の振動波形を読み込む。ここで、波形読込部111は振動加速度波形ならびに振動速度波形を読み込むように構成してもよい。また、波形読込部111は、振動加速度波形を読み込んだ後、その信号を積分して振動速度波形を算出するように構成してもよい。また、波形読込部111は、振動信号を振動センサ12から直接に、あるいは記録信号再生装置14から読み込んでいるが、この形態に限定されず、例えば図示しない電気通信回線を介して遠隔から振動信号を読み取るように構成してもよい。これにより、ステップS1の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、FFT処理部112が、波形読込部111により読み込まれた振動信号の周波数分析を実行し、周波数毎の成分値(波形データ)を算出する。なお、ステップS1、S2の処理に関して、波形読込部111およびFFT処理部112を制御部11の内部に設けず外部の装置を用いて構成し、その処理結果を制御部11に入力するようにしてもよい。これにより、ステップS2の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、パラメータ算出部113が、ステップS2の処理で算出された波形データに基づいて、測定した振動の大きさなどを所定の単位系で表した有次元パラメータと、測定した振動の波形の特徴を無単位で表した無次元パラメータとを算出する。本実施の形態では、後述するように、軸受の異常を検知可能な6つの有次元パラメータと2つの無次元パラメータとに限定して算出する。これにより、ステップS3の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、主成分分析部114が、ステップS3の処理で算出された正常状態にある回転機械(本実施の形態では炉体1の傾動軸3の軸受4)の振動信号の有次元パラメータ、無次元パラメータのうちの一部または全部を対象として、後述するように主成分分析を行って、固有ベクトルを求める。これにより、ステップS4の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、統合パラメータ値算出部115が、ステップS4の処理の対象のパラメータおよび固有ベクトルに基づいて、後述する統合パラメータ値Sを算出する。後述するように、この統合パラメータ値Sは、回転機械の異常を判定するための状態評価指標である。これにより、ステップS5の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS6の処理に進む。
ステップS6の処理では、制御部11が、ステップS5の処理で求められた統合パラメータ値Sを、正常状態における基準データとして、初期状態DB21に記憶する。なお、ステップS6までの処理により、正常状態における回転機械の基準データが作成される。その後、ステップS7の処理に移行するにあたっては、現状の回転機械について測定された振動信号に基づいて、パラメータ算出部113が、各種パラメータを算出し、主成分分析部114が、初期状態DB21に記憶されている初期状態の固有ベクトルに基づいて主成分を算出し、統合パラメータ値算出部115が、算出された主成分に基づいて統合パラメータ値Sを算出する。算出された主成分と統合パラメータ値Sとは、測定値DB22に記憶される。これにより、ステップS6の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS7の処理に進む。
ステップS7の処理では、良否判定処理部116が、算出されたパラメータおよび統合パラメータ値Sに基づいて回転機械の良否(異常の有無)を判定する。すなわち、測定値DB22に記憶された現状のパラメータおよび統合パラメータ値Sを、初期状態DB21に記憶された初期状態のパラメータおよび統合パラメータ値Sと対比させ、例えば、初期状態よりもd1倍になれば注意、d2(d2>d1)倍になれば異常、d1倍未満であれば良と判定する。判定基準としてのd1、d2は、予め基準値DB23に格納されている値が用いられる。これにより、ステップS7の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理では、判定結果処理部117が、ステップS7の処理における判定結果を表示装置15あるいは印刷装置16に出力する。これにより、ステップS8の処理は完了し、異常監視処理は、ステップS9の処理に進む。
ステップS9の処理では、制御部11が、判定結果などを適当な記憶部に保存する。これにより、ステップS9の処理は完了し、一連の異常監視処理は終了する。
[パラメータ]
具体的に、ステップS3の処理では、以下の6つの有次元パラメータと2つの無次元パラメータとが算出される。
(1)有次元パラメータ
(1−1)振動速度
a.速度ピーク値:VEL−P
VEL−Pとは、測定した振動速度波形の振幅値xiの内、|xi|の大きなものから数えた上位5%の|xi|の平均値を意味する。
(1−2)振動加速度
b.加速度ピーク値:ACC−P
ACC−Pとは、測定した振動加速度波形の振幅値xiの内、|xi|の大きなものから数えた上位5%の|xi|の平均値を意味する。
c.加速度RMS値:ACC−R
ACC−R(以下、xrms)は、以下の式(1)により算出される。
Figure 0005915596
d.周波数成分値:ACC−fo(外輪傷周波数成分)
ACC−fo(以下、fo)は、以下の式(2)により算出される。
Figure 0005915596
e.周波数成分値:ACC−fi(内輪傷周波数成分)
ACC−fi(以下、fi)は、以下の式(3)により算出される。
Figure 0005915596
f.周波数成分値:ACC−fb(転動体傷周波数成分)
ACC−fb(以下、fb)は、以下の式(4)により算出される。
Figure 0005915596
ここで、軸受の主要諸元については、fr:軸(内輪)の回転周波数(Hz)、D:軸受のピッチ円直径(mm)、d:転動体の直径(mm)、α:接触角(度)、z:転動体の数としている(図5参照)。また、回転周波数frは、N:回転数[rpm]を用いて以下の式(5)により算出される。
Figure 0005915596
(2)無次元パラメータ
(2−1)振動速度
a.スキューネス(歪み度)β1:VEL−β1
VEL−β1(以下、β1)は、振動波形がゼロ点を中心にしていかに非対称となっているかを示すパラメータであり、以下の式(6)により算出される。なお、摩耗系の異常が発生すると、振動波形が非対称となり、歪み度VEL−β1が増大する。
Figure 0005915596
b.クートシス(尖り度)β2:VEL−β2
VEL−β2(以下、β2)は、振動波形がゼロ点を中心にしていかに尖っているかを示すパラメータであって、以下の式(7)により算出される。尖り度VEL−β2は、転がり軸受や歯車装置の異常診断に有効なパラメータである。
Figure 0005915596
[主成分分析]
次に、ステップS4の処理における主成分分析部114による有次元パラメータ、無次元パラメータのうちの一部または全部を対象とした主成分分析手順について説明する。
ある設備の正常状態下で上述の手順により収集されたm個のパラメータを要素とするn組の兆候パラメータYp=(Y1,Y2,Y3,・・・,Ym)のデータからなる行列Y0を以下の式(8)で定義する。
Figure 0005915596
次に、この行列Y0の列方向、すなわち縦方向の行列要素に対して以下の式(9)を用いて演算を行い、yiを算出する。
Figure 0005915596
この演算を列毎に行うことによって、以下の式(10)のように、標準化された兆候パラメータを要素とする新たなデータ行列Yを求める。
Figure 0005915596
この行列Yは、列毎に平均値=0、分散=1に変換された行列である。そこで、このデータ行列Yから相関行列Rを算出すると以下の式(11)が成立する。
Figure 0005915596
ここで、rijは2つの列の相関係数である。すなわち、以下の式(12)が成立する。
Figure 0005915596
次に、以下の式(13)を満たす相関行列Rの固有値λを求める。
Figure 0005915596
ここで求められた固有値をλ,・・・,λ(ただし、λ>λ>・・・>λ)とする。これらのn個の固有値に対する固有ベクトルa(i=1,・・・,n)を次式(14)のように定義する。
Figure 0005915596
そうするとそれぞれの固有ベクトルに対して次の式(15)が成立する。
Figure 0005915596
この式(15)に基づいて、ai1,ai2,・・・,aimを求める。ただし、この係数は以下の式(16)を充たす値である。
Figure 0005915596
この手順を繰り返して、それぞれの固有値λ,・・・,λに対する固有ベクトルa,a,・・・,aを求めることができる。そしてこれらのn個の固有ベクトルと標準化された兆候パラメータ(y,y,・・・,y)とを組み合わせることで、以下の式(17)のように主成分Z,Z,・・・,Zを表すことができる。
Figure 0005915596
ここで、Zを第1主成分、Zを第2主成分、Zを第n主成分と呼ぶ。
[統合パラメータ値(状態監視指標)]
次に、ステップS5の処理では、以下の手順で統合パラメータ値Sが算出される。
前述の正常状態下で求められた主成分Z(母集団)は、正規分布に従うと仮定する。この母集団から独立に取り出されたn個の標本で構成される統計量χは、次式(18)に示すように、自由度n−1のカイ2乗分布に従う。
Figure 0005915596
ここで、母集団から取り出したn個の標本をX,X,・・・,Xとすると、標本分散sは次の式(19)で表される。
Figure 0005915596
また、主成分Zの母分散σは固有値λに等しいことから、次式(20)が成立する。
Figure 0005915596
これらの関係を整理すると以下の式(21)となり、標準化されたX値の偏差平方和は、自由度nー1のカイ2乗分布に従う。
Figure 0005915596
ここで、上記式(21)のXを主成分Zに置き換えると、次式(22)が成立する。
Figure 0005915596
次に、正常状態下におけるデータの主成分Zが1−αの確率で入る領域は、以下の式(23)で表される。
Figure 0005915596
よって、正常状態の状態確定領域は次の式(24)を満たす範囲となる。
Figure 0005915596
たとえば、有意水準α=0.05、自由度φ=3の場合には、次式(25)が成立する。
Figure 0005915596
現状のデータがこの正常状態確定領域に入ったときは正常、領域外のときは異常と判定できる。そこで、現状のデータの正常状態からの変化量を監視するために、以下の式(26)で表される状態量Sを統合パラメータ値として定義する。
Figure 0005915596
この状態量Sは劣化の程度(測定データが初期状態の正常なデータからどれだけ乖離しているか)を表すものであって、1以下となる領域が正常状態確定領域であり、大きくなれば異常状態と判定できる。すなわち、この状態量Sは、回転機械の良否を判定するための普遍的な状態監視指標と言える。ステップS5の処理では、上記の式(26)によってパラメータの一部または全部を集約した状態量Sを統合パラメータ値とする。そして、異常監視装置10は、この統合パラメータ値を監視することにより、設備の状態監視を行う。すなわち、ステップS7の処理では、所定の判定周期で、現状の状態量Sとしての統合パラメータ値が正常確定領域に入っているか否かを確認し、初期状態の統合パラメータ値と対比させることにより、異常の有無を判定することができる。
以上、説明したように、本実施の形態の異常監視装置10による異常監視処理によれば、空鍋の状態で振動を計測するので、振動信号から炉体1のトラニオンリング2への衝撃や炉体内容物の移動や揺動、接触などによる外乱振動が排除され、微小な軸受の異常を検知できる。また、振動の計測時間を約6〜10秒としたことから、軸受の外輪や内輪に異常があれば軸受コロの周期性を見出せるので、軸受の異常を検知できる。また、軸受傷周期成分値(有次元パラメータ)を限定して監視するので、直接的に軸受の外輪、内輪、ボール(転動体)などの異常を検知できる。また、振動波形の特徴を捉える無次元パラメータを尖り度などに限定して監視することにより、振動ピーク頻度に基づいて精度よく軸受の異常を検知できる。さらに、本実施形態によれば、上記のように限定されたパラメータのうちの複数を統合して、計測データがどれだけ初期の正常データから乖離しているかを表す状態評価指標を算出して監視することにより、各パラメータの変化が顕著に反映され測定データがどれだけ初期の正常データから乖離しているかが精度よく数値で表されるので、早期に軸受の異常の兆候を検知できる。
上記実施の形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、仕様などに応じて種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは上記記載から自明である。例えば、上記実施の形態では駆動側の軸受の振動信号に基づいているが、従動側の軸受の振動信号に基づいた処理でもよい。また、上記実施の形態のパラメータの全てを監視対象とする必要はなく、設備によって一部を選定して監視してもよい。また、統合パラメータ値を算出する際のパラメータの組み合わせは、特に限定されない。
[実施例]
軸受の損傷が判明している炉体aと、軸受の損傷がなく正常な炉体bとについて、傾動軸の軸受の振動を複数回測定し、各回の振動信号に基づいて各種パラメータを算出した。
[振動の計測時間]
図6は、正常な炉体bについて各種パラメータを算出した結果を例示する図である。図6に示すように、内輪傷、外輪傷の周期Ti(=1000/fi),To(=1000/fo)は、回転速度1.3[rpm]でそれぞれ2151.9ms,2487.8msであった。この内輪傷、外輪傷の周期Ti,Toは、回転速度1.0[rpm]では3秒程度となり、10秒で異常検知の精度の維持に必要な2〜3周期分の振動信号を収集できることがわかる。このとき、内輪傷、外輪傷より周期の長い転動体傷の周期Tb(=1000/fb)も、回転速度1.3[rpm]で6787.3msであり、回転速度1.0[rpm]では10秒弱となることから、10秒で転動体傷による1周期分以上の振動信号を収集できることがわかる。これにより、計測時間を10秒程度で炉体が直立する直前までとすることが妥当であることがわかる。
[振動の計測タイミング]
図7は、軸受の損傷がない正常な炉体bにおける出鋼時の振動速度波形と振動加速度波形を例示する図である。また図8は、同じ炉体bにおける排滓時の振動速度波形と振動加速度波形を例示する図である。図7に示すように、対象の炉体bは正常であるにもかかわらず、出鋼時の波形には乱れが生じている。このことから、出鋼時の振動信号によれば、外乱振動の影響を抑止できずに異常を誤検知する可能性があることがわかる。一方、図8に示すように、排滓時(空鍋状態)の波形は定常的であり、外乱の影響を抑止できることがわかる。
[有次元パラメータ]
図9−1〜図9−4は、軸受の損傷が判明している炉体aについて、東側/西側の2箇所の振動センサ12で計測された振動信号に基づいて算出された各種有次元パラメータを例示する図である。なお、各図の横軸は、ある計測日における振動信号の計測回数を示す。図9−1は出鋼時のVEL−PとVEL−Rとを示す。図9−2は排滓時のVEL−PとVEL−R(速度RMS値)とを示す。図9−3は出鋼時のACC−PとACC−Rとを示す。図9−4は、排滓時のACC−PとACC−Rとを示す。図9−1と図9−2とを比較すると、排滓時にVEL−Pが大きな値となっていることがわかる。一方、出鋼時と排滓時とでVEL−Rの有意な変動は見られない。また、図9−3と図9−4とを比較すると、排滓時にACC−PとACC−Rとが大きな値となっていることがわかる。これらの結果より、排滓時のVEL−P,ACC−P,ACC−Rで異常を検知できることがわかる一方、VEL−Rでは異常を検知できないことがわかる。そのため本実施の形態の異常監視処理にはVEL−Rは採用しない。
図10−1〜図10−4は、正常な炉体bについて、東側/西側の2箇所の振動センサ12で計測された振動信号に基づいて算出された各種有次元パラメータを例示する図である。なお、各図の横軸は、ある計測日における振動信号の計測回数を示す。図10−1は出鋼時のVEL−PとVEL−Rとを示す。図10−2は排滓時のVEL−PとVEL−R(速度RMS値)とを示す。図10−3は出鋼時のACC−PとACC−Rとを示す。図10−4は、排滓時のACC−PとACC−Rとを示す。図10−1と図10−2とを比較すると、出鋼時にVEL−Pが大きな値となっている。また、図10−3と図10−4とを比較すると、出鋼時/排滓時のいずれもACC−PとACC−Rとが大きな値となっているが、出鋼時と排滓時とで有意な違いは見られない。これらの結果より、異常を誤検知する可能性があることがわかる。なお、出鋼時にVEL−P,ACC−P,ACC−Rが大きな値となっているのは、傾動時の内容物などによる衝撃を検知しているものと考えられ、外乱振動を排除できないことがわかる。
図11は、軸受の損傷がある炉体aと正常な炉体bとにおける出鋼時のVEL−Pを例示する図である。また、図12は、軸受の損傷がある炉体aと正常な炉体bとにおける排滓時のVEL−Pを例示する図である。なお、各図の横軸は、ある計測日における振動信号の計測回数を示す。図12に示すように、排滓時には、軸受の損傷がある炉体aのVEL−P(平均0.6mm/s)が正常な炉体bでのVEL−P(平均0.3mm/s)の約2倍となっている。これにより、排滓時のVEL−Pにより異常を検知可能であることがわかる。一方、図11および図12に示すように、正常な炉体bで、VEL−Pが出鋼時には平均6.5mm/sとなり、軸受の損傷がある炉体aでの排滓時の平均0.6mm/sに比べて約10倍の大きな値となる。これは、出鋼時の傾動に伴う炉体の下部支持装置がトラニオンリングに衝突するためと推定され、出鋼時には外乱振動を排除できないことがわかる。
[無次元パラメータ]
図13は、軸受の損傷がある炉体aと正常な炉体bとにおける排滓時のVEL−β2(尖り度)を例示する図である。また、図14は、軸受の損傷がある炉体aと正常な炉体bとにおける排滓時のACC−fo,ACC−fi,ACC−fbを例示した図である。なお、各図の横軸は、ある計測日における振動信号の計測回数を示す。図13に示すように、正常な炉体bの排滓時のVEL−β2の平均値が3.9であるのに対し、軸受の損傷がある炉体aにおいて、排滓時のVEL−β2の平均値が12.4,最大値が28と大きな値となり、異常を検知できることがわかる。一方、図14に示すように、軸受の損傷がある炉体a、正常な炉体bともに、排滓時のACC−fo,ACC−fi,ACC−fbは小さい。このことから、軸受の内輪、外輪、転動体ともに決定的な傷には至っていないものと考えられる。
[統合パラメータ]
図15は、軸受の損傷がある炉体aと正常な炉体bとについて、排滓時のVEL−β2、ACC−fo,ACC−fiを用いて算出された統合パラメータ値を例示する図である。なお、統合パラメータ値は、ある計測日に計測された振動信号に基づいて、3ヶ月ごとに算出された。図15の横軸は、算出回数を示す。すなわち、算出2回目とは、算出1回目の3ヵ月後の計測日を意味する。また、各回の縦軸の値は、ある計測日に計測された7回の振動信号に基づいて算出された7つの統合パラメータ値の平均値と範囲とを示す。図15に示すように、初回の算出時の統合パラメータ値は初期状態での統合パラメータ値であり、炉体a、炉体bについて同一値となる。一方、軸受の損傷がある炉体aにおいて、算出回数を追って統合パラメータ値が大きくなる。このように、統合パラメータ値には各パラメータ(VEL−β2、ACC−fo,ACC−fi)の変化が顕著に反映される。このように、複数のパラメータを統合した1つの状態評価指標を監視することにより、早期に軸受の異常を検知できることがわかる。
1 炉体
2 トラニオンリング
3 傾動軸
4 軸受
10 異常監視装置
11 制御部
110 入出力制御部
111 波形読込部
112 FFT処理部
113 パラメータ算出部
114 主成分分析部
115 統合パラメータ値算出部
116 良否判定処理部
117 判定結果処理部
12 振動センサ
13 信号変換器
14 記録信号再生装置
15 表示装置
16 印刷装置
20 データベース(DB)
21 初期状態データベース
22 測定値データベース
23 基準値データベース

Claims (4)

  1. 製鉄転炉設備において炉体を回転させる傾動軸の軸受の異常を検知する異常監視方法であって、
    炉体からスラグが排滓された後、炉体が直立するまで空鍋状態で回転する炉体において計測された軸受の振動信号を収集する計測信号収集ステップと、
    前記振動信号に基づいて前記軸受の異常を検知する異常検知ステップと、を含み、
    前記計測信号収集ステップは、炉体からスラグが排滓されてから6〜10秒計測された軸受の振動信号を収集することを特徴とする異常監視方法。
  2. 前記異常検知ステップは、前記振動信号に基づいて、振動速度の速度ピーク値、振動加速度の加速度ピーク値、加速度RMS値、前記軸受の外輪傷周波数成分値、前記軸受の内輪傷周波数成分値、前記軸受の転動体傷周波数成分値、振動速度の歪み度、および振動速度の尖り度のうちの1つ以上のパラメータを算出するパラメータ算出ステップと、
    前記パラメータ算出ステップで算出されたパラメータを監視して異常を検知するパラメータ監視ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の異常監視方法。
  3. 前記異常検知ステップは、前記パラメータ算出ステップで算出されたパラメータのうちの1つ以上のパラメータに基づいて主成分分析法により統合パラメータ値を算出する統合パラメータ値算出ステップと、
    前記パラメータ値算出ステップで算出された統合パラメータ値を監視して異常を検知する統合パラメータ値監視ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の異常監視方法。
  4. 製鉄転炉設備において炉体を回転させる傾動軸の軸受の異常を検知する異常監視装置であって、
    炉体からスラグが排滓された後、炉体が直立するまで空鍋状態で回転する炉体において計測された軸受の振動信号を収集する計測信号収集手段と、
    前記振動信号に基づいて前記軸受の異常を検知する異常検知手段と、を備え、
    前記計測信号収集手段は、炉体からスラグが排滓されてから6〜10秒計測された軸受の振動信号を収集することを特徴とする異常監視装置。
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