JP2018165112A - キャスター構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回軸の後方に車軸を有する旋回キャスターを有する構造において、左右に設けられたタイヤの向きを揃えることで、安定した走行を可能にしたキャスター構造を提供する。【解決手段】車体10の左右に設けられる旋回キャスター2を、鉛直軸を中心に回転する旋回軸33を有する旋回部3と、その旋回部3に取り付けられ、前記タイヤ20の回転力を用いて車軸55を前記旋回軸33の前後方向に移動させる車軸移動部4とを備えて構成する。そして、左右の旋回キャスター2を支持する支持ロッド21の前方側に、連結ロッド8を設ける。この連結ロッド8は車軸ガイド41にヒンジ81を介して連結されており、旋回軸33やヒンジ81を用いて台形リンクを構成するようにしておく。【選択図】図1

Description

本発明は、旋回機能を有するキャスターの構造に関するものであり、より詳しくは、凹凸を有する地面でも安定してタイヤの向きを揃えられるようにしたキャスター構造に関するものである。
一般的な旋回キャスターの構造について図7に示す。図7において、符号91は、車体の下面などに取り付けられる旋回部であり、鉛直軸を中心として360°回転する旋回軸92を有するものである。また、符号93は、フォークであり、その旋回軸92とタイヤ94とを偏芯した状態で連結するものである。また、符号94は、タイヤであって、旋回軸92に対して偏芯した車軸95に取り付けられるものである。このような旋回キャスターを用いて車体を前進させる場合、旋回軸92の後方に車軸95を位置させ、旋回軸92にタイヤ94を追従させるようにして移動させる(図7上図)。一方、そこから後進方向に車体を移動させる場合は、図7下図に示すように、フォーク93とともにタイヤを180度反転させ、タイヤ94を旋回軸92に追従させるように車体を移動させるようにしている。
しかしながら、このような構成では、車体を直進方向から後進方向に移動させる場合、タイヤ94やフォーク93を180度反転させる必要があるため、その反転途中に車体が意図しない方向に向いてしまう可能性がある。
そこで、このようなタイヤを反転させることなく車軸を旋回軸の反対側に移動させるようにした旋回キャスターの構造が提案されている(特許文献1)。この旋回キャスターは、鉛直軸回りの旋回軸を有する旋回部と、タイヤの前進・後進回転に伴って車軸を旋回軸の後方に移動させる車軸移動部とを備えるようにしたものである。このような構成によれば、タイヤやフォークを180度反転させる必要がないため、直進方向から後進方向に移動する際に、車体が意図しない方向に向いてしまうことがなくなる。
特許第4610700号公報
しかしながら、このような構成においても、次のような問題がある。
すなわち、このような旋回キャスターを取り付けた車体を牽引車で牽引させる場合、地面に凹凸などがあると、それぞれの旋回キャスターのタイヤが異なる方向を向いてしまう場合がある。
また、左右の旋回キャスターのタイヤの方向を同じ角度を向くようにすると、車体が旋回する際に、左右のタイヤの回転半径の相違からスラスト荷重を生じさせてしまうことになる。
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたもので、左右に設けられた旋回キャスターのタイヤの向きを揃えることで、安定した走行を可能にしたキャスター構造を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、牽引力に基づいて旋回する左右の旋回キャスターを設けてなるキャスター構造において、それぞれの旋回キャスターを、鉛直軸を中心に回転する旋回軸を有する旋回部と、当該旋回部に取り付けられ、タイヤの前進および後進時の回転力を用いて車軸を前記旋回軸の前後方向に移動させる車軸移動部と、を備えて構成し、さらに、前記左右の車軸移動部をヒンジを介して連結する連結ロッドを設けるようにしたものである。
このように構成すれば、タイヤを180度反転させることなく車軸を旋回軸の後方に移動させて旋回させることができるとともに、連結ロッドを用いて左右のタイヤの向きを揃えることができるため、凹凸がある地面においても走行安定性を確保することができるようになる。
また、このような発明において、前記連結ロッドの左右のヒンジと、左右に設けられた左右の旋回軸とで台形リンクを構成するようにする。
このように構成すれば、旋回時に左右のタイヤの角度を、内輪用と外輪用の角度に変えることができるようになる。
さらに、前記連結ロッドを、前記旋回軸よりも牽引力の作用方向側に設けるようにする。
このように構成すれば、牽引車などを用いて牽引する際に、前記台形リンクを用いて、左右のタイヤの軸芯を旋回中心側が焦点となるように設定することができるため、スラスト荷重の発生を防止することができるようになる。
本発明によれば、牽引力に基づいて旋回する左右の旋回キャスターを設けてなるキャスター構造において、それぞれの旋回キャスターを、鉛直軸を中心に回転する旋回軸を有する旋回部と、当該旋回部に取り付けられ、タイヤの前進および後進時の回転力を用いて車軸を前記旋回軸の前後方向に移動させる車軸移動部と、を備えて構成し、さらに、前記左右の車軸移動部をヒンジを介して連結する連結ロッドを設けるようにしたので、タイヤを180度反転させることなく車軸を旋回軸の後方に移動させて旋回させることができ、また、連結ロッドを用いて左右のタイヤの向きを揃えることができるため、凹凸がある地面においても走行安定性を確保することができるようになる。
本発明の一実施の形態を示すキャスター構造を示す図 同形態における旋回キャスターの分解斜視図 同形態における前進時のラチェット部と車軸の状態を示す図 同形態における後進時のラチェット部と車軸の状態を示す図 同形態における連結ロッドを後方に付けた際の旋回状態を示す図 同形態における連結ロッドを前方に付けた際の旋回状態を示す図 従来例の一般的な旋回キャスターを示す図
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態におけるキャスター構造1は、図1に示すように、車体10(図5など参照)の左右に旋回キャスター2を有するものであって、前進時には前方の牽引車(図示せず)からの牽引力を用いて旋回キャスター2をその方向に追従させ、後進時には、タイヤ20を180度反転させることなく旋回軸33に追従させるように車軸55を反対側に移動させるようにしたものである。そして、特徴的に、それぞれの旋回キャスター2の間を連結ロッド8を介して連結し、これによって、前進時や後進時に、それぞれの旋回キャスター2のタイヤ20の方向を揃えて、走行安定性を確保できるようにしたものである。以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお、このキャスター構造1が適用される車体10としては、前方の牽引車によって牽引されるものであって、例えば、トラクターに牽引される農作業機や、自動車などに牽引される被牽引車などとして適用される。また、説明の関係上、牽引車で牽引される方向を前方として説明する。
まず、このキャスター構造1を構成する左右の旋回キャスター2は、図2に示すように、鉛直軸回りの旋回軸33を有する旋回部3と、その旋回軸33に対して車軸55を進行方向に対して前後方向に移動させる車軸移動部4などを備えて構成されている。そして、このような車軸移動部4を用いることによって、従来のようにタイヤ20を180度反転させることなくタイヤ20を旋回軸33に追従させるように構成されている。
この旋回キャスター2の旋回部3は、左右の旋回キャスター2を架橋する支持ロッド21の両端側に設けられており、上下に対向するように設けられた上側軸受部31や下側軸受部32の中央に軸挿入穴35を設け、そこに上下方向から一定の隙間をもって旋回軸33を挿入できるようになっている。この軸挿入穴35に挿入される旋回軸33の先端部分には雄ねじ部34が形成されており、車軸移動部4を構成する車軸ガイド41の中央に設けられた上下のネジ穴42に挿入して固定できるようになっている。そして、このように旋回軸33を車軸ガイド41のネジ穴42に挿入して固定することにより、軸挿入穴35に挿入された旋回軸33の中心を軸として車軸移動部4を鉛直軸回りに旋回できるようにしている。
一方、この旋回部3に取り付けられる車軸移動部4は、タイヤ20の回転力を用いて車軸55を旋回軸33の前後方向に移動させるようにしたものであって、タイヤ20と平行なガイド面43を有する車軸ガイド41と、その車軸ガイド41に沿って前後方向にスライドできるように構成された車軸支持部材5と、その車軸支持部材5の車軸55をタイヤ20の回転力に伴って前後方向に移動させるラチェット部6などを有するように構成されている。
このうち、車軸ガイド41は、タイヤ20と平行なガイド面43と、その上下に対向する平行な溝44を形成するように設けられている。そして、その溝44とガイド面43に沿って車軸支持部材5のガイドプレート51を前後方向にスライドさせるようにしている。
このガイドプレート51の前後両端には、車軸ガイド41の溝44に沿ってスムーズに移動できるようにするために、上下方向に突出するピン52を設けており、そのピン52の先端にベアリング53などを取り付けることで溝44の内部での摩擦を低減させるようにしている。
また、このガイド面43には、前後方向に沿った長穴45が設けられる。この長穴45は、旋回軸33に対して車軸55を偏芯させる際に、車軸ガイド41を前後方向にスライドさせる偏芯距離を設定するようにしたものであって、ボルト54をガイドプレート51の背面側に取り付け、これを長穴45の内側に当接させる。これにより、長穴45の範囲内で車軸55が移動できるようになり、車軸55が旋回軸33の後方に位置することによって前進時における旋回が可能になり、また、逆に、車軸55が旋回軸33の前方に位置することによって、後進時における旋回が可能となる。
ラチェット部6は、この車軸55を長穴45に沿って強制的に移動させるようにしたものであって、タイヤ20の回転力を用いて車軸55を旋回軸33の前後方向に移動させるように構成されている。このラチェット部6は、図2から図4に示すように、車軸ガイド41の上面に、それぞれの先端部62(図3、図4参照)を対向させた前後一対の回動可能な爪部61と、その爪部61の先端部62に当接可能な突起71を有する回転プレート7とを設けて構成されている。この爪部61は、車軸ガイド41の上面に設けられた支点63を中心にそれぞれの先端部62を上下動させるようになっており、一方、回転プレート7はタイヤ20と一体的に回転するようになっている。また、この回転プレート7の表面には、複数の突起71が同心円上に設けられており、タイヤ20を前進させることで、図3に示すように、回転プレート7をその方向に回転させ、その回転プレート7の突起71を前方側の爪部61の先端部62に当接させる(図3上図)。このとき、突起71が爪部61の先端部62に当たることによって、そこで回転プレート7の動きが規制され、図3下図に示すように、車軸55が車軸ガイド41の長穴45に沿って後方に逃げるように移動する。これにより、車軸55が旋回軸33を超えて後方に移動することになる。この位置では、回転プレート7の突起71は後方の爪部61の下面64を撫でるように接触するため、継続してタイヤ20を回転させることが可能となる。逆に、この状態から車体10を後進させると、図4上図に示すように、タイヤ20が逆方向に回転し、これに伴って回転プレート7も同方向に回転する。すると、その回転プレート7に設けられた突起71が後方の爪部61の先端部62に当たり、その回転力を逃すように車軸55が長穴45に沿って前方側に移動する(図4下図)。そして、長穴45の前方側に車軸55を移動させた状態で、その突起71を前方の爪部61の下面64に撫でるように接触させ、タイヤ20の回転が長穴45の前方でのみ許容される。これにより、前進時には旋回軸33の後方に車軸55を位置させて旋回を許容することができるとともに、後進時には旋回軸33の前方に車軸55を位置させて、旋回を許容することができる。
ところで、このように車軸55を前後に移動させることにより、タイヤ20を180度反転させることが不要になり、後進直後における方向性を安定させることができるが、地面に凹凸がある場合、左右の旋回キャスター2がそれぞれ異なる方向を向いてしまう場合がある。そこで、本実施の形態では、図1に示すように、左右の車軸移動部4をヒンジ81を介して連結ロッド8で連結し、これによって左右の旋回キャスター2のタイヤ20の向きを揃えられるようにしている。なお、従来例である図7に示すような旋回キャスターの構造では、このような連結ロッド8を設けると、タイヤ94を反転させることが不可能になるため、本実施の形態のように車軸55のみを前後方向に移動させる構造においてのみ、このような連結ロッド8を設けることが可能となる。
この連結ロッド8を取り付ける場合、図1に示すように、左右の車軸移動部4の車軸ガイド41にヒンジ81を介して取り付けられる。このとき、その連結ロッド8は支持ロッド21よりも前方側に平行に設けるようにしておき、左右の旋回軸33、および、左右のヒンジ81によってリンク機構を構成するようにしておく。この左右のヒンジ81の距離は左右の旋回軸33の距離よりも短くなっており、これによって左右の旋回軸33とヒンジ81とによって台形リンクを構成する。
なお、この台形リンクを構成する場合、連結ロッド8を支持ロッド21よりも後方に設けるようにすると、左右方向への旋回時に、台形リンクが図5に示すように変形する。これによってタイヤ20の角度がそれぞれ異なるように変化するが、このとき、図5の矢印に示す方向に旋回する場合、内側のタイヤ20の角度が進行方向に対して小さくなり、外側のタイヤ20の角度が進行方向に対して大きくなる。このため、タイヤ20の軸芯は旋回中心側と反対側に焦点が結ばれることになり、スラスト荷重が発生する。そこで、この実施の形態では、図6に示すように、連結ロッド8を支持ロッド21よりも牽引力の作用する方向側(前方)に設けるようにしている。このように構成することにより、車体10を旋回する際、内側のタイヤ20の角度が大きくなり、また、外側のタイヤ20の角度が小さくなる。これにより、タイヤ20の軸芯が旋回中心側に焦点を結ぶようになり、スラスト荷重が発生しにくくなる。
次に、このように構成されたキャスター構造1を有する車体10を牽引しながら旋回する場合、および、前後方向への方向転換する場合の動作について説明する。
まず、牽引車を用いて車体10を前方に移動させる場合、車体10のタイヤ20は牽引車に牽引される方向に回転する。すると、図3に示すように、そのタイヤ20の回転に伴って回転プレート7が回転し、その表面に設けられた突起71が前方の爪部61の先端部62に当たる。すると、回転プレート7がこれから逃げるように車軸55を後方に移動する。これにより、車軸55が旋回軸33の後方に位置することになり、前進時に牽引方向に従ってタイヤ20を追従させることができるようになる。
このとき、車体10が図6の下図に示す方向に旋回しようとすると、タイヤ20が牽引方向に追従して旋回軸33を中心に旋回するようになる。このとき、左右の旋回キャスター2に連結された連結ロッド8により、同じ方向に旋回キャスター2のタイヤ20の向きが揃えられるようになる。しかも、支持ロッド21の旋回軸33や連結ロッド8のヒンジ81で台形リンクを構成するようにしているので、旋回方向の内側のタイヤ20の角度を大きく変化させることができるとともに、旋回方向外側のタイヤ20の角度を小さく変化させることができ、タイヤ20の軸芯を旋回中心側に焦点を結ぶようにすることができる。これにより、スラスト荷重の発生を防止することができる。
一方、このように前進している状態から、後進方向に方向転換する際、牽引車によって牽引力を後方に作用させる。すると、タイヤ20が後進方向に回転し、これに伴って、回転プレート7も後進方向に回転する。すると、図4に示すように、回転プレート7の突起71が後方の爪部61の先端部62に当たり、回転プレート7がこれから逃げるように前方側に移動する。そして、車軸55を旋回軸33の前方に位置させた状態でタイヤ20を回転させるようにする。これにより、従来例である図7に示すようにタイヤ94を180度反転させることなく、車軸55を旋回軸33に対して前後方向に入れ替えることで、前進・後進への方向転換時における方向安定性と、凹凸を有する地面を走行する際における走行安定性を確保することができるようになる。
そして、このように後方移動時に車体10を旋回させる際、同様に、台形リンクを用いて旋回方向内側のタイヤ20の角度を大きくするとともに、旋回方向外側のタイヤ20の角度を小さくする。これにより、タイヤ20の軸芯が旋回中心側に焦点を結ぶようになるため、スラスト荷重の発生を防止することができるようになる。
このように上記実施の形態によれば、牽引力に基づいて旋回する左右の旋回キャスター2を設けてなるキャスター構造1において、それぞれの旋回キャスター2を、鉛直軸を中心に回転する旋回軸33を有する旋回部3と、当該旋回部3に取り付けられ、タイヤ20の前進および後進時の回転力を用いて車軸を前記旋回軸33の前後方向に移動させる車軸移動部4と、を備えて構成し、さらに、前記左右の車軸移動部4をヒンジ81を介して連結する連結ロッド8を設けるようにしたので、タイヤ20を180度反転させることなく車軸55を旋回軸33の後方に移動させて旋回させることができ、また、連結ロッド8を用いて左右のタイヤ20の向きを揃えることができるため、凹凸がある地面においても走行安定性を確保することができるようになる。
また、前記連結ロッド8の左右のヒンジ81と、左右に設けられた左右の旋回軸33とで台形リンクを構成するようにしたので、旋回時に左右のタイヤ20の角度を、内輪用と外輪用の角度に変えることができるようになる。
さらに、前記連結ロッド8を、前記旋回軸33よりも牽引力の作用方向側に設けるようにしたので、左右のタイヤ20の軸芯を旋回中心側が焦点となるように結ばせることができ、スラスト荷重の発生を防止することができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、トラクターや自動車などの牽引車を用いて車体10を牽引する場合を例に挙げて説明したが、人手を用いて車体10を牽引する場合、もしくは、押す場合についても同様の構造を適用することができる。なお、このような車体10を押す場合は、連結ロッド8は支持ロッド21の後方側に設けて台形リンクを構成するようにしておく。
また、上記実施の形態では、左右の旋回キャスター2を支持ロッド21で連結するようにしたが、これに限らず、車体10のフレームやプレートなどに旋回キャスター2をそれぞれ取り付けるようにしてもよい。この場合において、そのフレームやプレート、旋回軸33、車軸ガイド41、ヒンジ81、連結ロッド8で台形リンクを構成することになる。
さらに、上記実施の形態では、爪部61に回転プレート7の突起71を当てて車軸55を移動させるようにしたが、これ以外にもタイヤ20の回転力を用いて車軸55を前後方向に移動させるような機構において連結ロッド8で左右の旋回キャスター2を連結させるようにしてもよい。
1・・・キャスター構造
2・・・旋回キャスター(20タイヤ、21支持ロッド)
3・・・旋回部(31上側軸受部、32下側軸受部、33旋回軸、34雄ねじ部)
4・・・車軸移動部(41車軸ガイド、42ネジ穴、43ガイド面、44溝、45長穴)
5・・・車軸支持部材(51ガイドプレート、52ピン、53ベアリング、54ボルト、55車軸)
6・・・ラチェット部(61爪部、62先端部、63支点、64下面)
7・・・回転プレート(71突起)
8・・・連結ロッド(81ヒンジ)
10・・・車体

Claims (3)

  1. 牽引力に基づいて旋回する左右の旋回キャスターを設けてなるキャスター構造において、
    それぞれの旋回キャスターを、
    鉛直軸を中心に回転する旋回軸を有する旋回部と、
    当該旋回部に取り付けられ、タイヤの前進および後進時の回転力を用いて車軸を前記旋回軸の前後方向に移動させる車軸移動部と、を備えて構成し、さらに、
    前記左右の車軸移動部をヒンジを介して連結する連結ロッドを設けるようにしたことを特徴とするキャスター構造。
  2. 前記連結ロッドの左右のヒンジと、左右に設けられた左右の旋回軸とで台形リンクを構成するようにした請求項1に記載のキャスター構造。
  3. 前記連結ロッドを、前記旋回軸よりも牽引力の作用方向側に設けるようにした請求項2に記載のキャスター構造。
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