JP2018164019A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、簡便な部品で構成される光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置の提供を目的とする。
(1)上記課題を解決するために、本発明に係る光サブアセンブリは、半導体光素子が搭載されるとともに、前記半導体光素子が発する熱を外部へ放熱する、第1部品と、前記第1部品と互いに接して、ボックス型のハウジングとなる、第2部品と、前記半導体光素子と光学的に接合する、レセプタクル端子と、を備え、前記第2部品は、前記半導体光素子と前記レセプタクル端子との間を伝送する光を透過させるための窓構造を備え、前記レセプタクル端子は、前記窓構造の外側に、融着固定される、ことを特徴とする。
(6)上記(4)又は(5)に記載の光サブアセンブリであって、前記ボックス型のハウジングは開口部を有し、該開口部を貫いて配置されるとともに、前記集積回路に電気的に接続される、配線基板を、さらに備え、前記配線基板が、前記ボックス型のハウジングを貫通して配置することにより、前記ボックス型のハウジングは、気密封止されなくてもよい。
本発明により、簡便な部品で構成される光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置が提供される。
エンクロージャー119は、その側面(外部の光ファイバとの接続側の側面)に、窓117(窓構造)を備える。そして、光サブアセンブリ101は、半導体光素子113と光学的に接合するレセプタクル端子118をさらに備える。エンクロージャー119に備えられる窓117により、半導体光素子113とレセプタクル端子118との間を伝送する光を通過させることができる。レセプタクル端子118は、SUSで形成されており、窓117の外側に、YAG溶接などにより、融着固定される。融着固定することでエンクロージャー119とレセプタクル端子118は光軸調整後の軸ずれの発生を抑えることができる。また、レセプタクル端子118は、外部の光ファイバ(図示せず)と、例えばフェルールにより光学的に接続される。半導体光素子113が受光素子である場合、光ファイバよりレセプタクル端子118の内部を伝送する光(光信号)が、レセプタクル端子118より出射される。かかる光は、窓117を通過し、ボックス型のハウジングの内部を伝送し、レンズ114により集光され、半導体光素子113へ入射する。半導体光素子113が発光素子である場合、半導体光素子113より出射される光(光信号)は、レンズにより集光され、窓117を通過し、レセプタクル端子118へ入射する。かかる光は、レセプタクル端子118の内部を伝送し、光ファイバへ出射される。
当該実施形態に係る光サブアセンブリ101の製造方法は以下の通りである。第1に、上記の部品をすべて用意する。第2に、ベース111に、複数の部品を搭載する。ここで、複数の部品は、制御用集積回路112と、半導体光素子113と、レンズ114と、配線基板115と、である。レンズ114の配置は、半導体光素子113を駆動させた状態で行い、最適となる位置になるようにアクティブ調芯を行って固定される。第3に、半導体光素子113と制御用集積回路112と、制御用集積回路112と配線基板115と、をそれぞれ、ワイヤ116A,116Bを介して接続させる。第4に、複数の部品が搭載されるベース111と、エンクロージャー119と、を接着材により固定する。第5に、半導体光素子113が受光素子である場合は、外部の光ファイバに発光素子(何らかの光源)を接続し、発光素子を駆動させて、半導体光素子113が受光する感度が最大となるように(又は、十分に高い値となるように)、レセプタクル端子118を光軸調整し、その後、YAG溶接により融着して固定する。半導体光素子113からレンズ114までの光軸は上述のようにベース111上にて固定される。ベース111とエンクロージャー119の窓117までの光軸は、ベース111とエンクロージャー119の接着により固定される。この時、ベース111とエンクロージャー119との接着は広い領域で行われているために、光軸固定後に軸ずれする恐れは低い。次に、窓117とレセプタクル端子118との固定は融着にて行われる。ここを接着剤で固定することも可能だが、固定面積も小さく、接着剤の経年変化などにより光軸がずれる恐れがある。そのため、経年変化が小さい融着による固定が好ましい。本実施形態では融着させるためにエンクロージャー119およびレセプタクル端子118の材料はSUSとしている。SUSの代わりにベース111と同じ放熱性に優れるCuWで形成する場合、融着することができない。逆に、ベース111をSUSとすると放熱性が十分ではなく、本発明の課題を解決することができない。
従って、本実施形態ではベース111には放熱性を重視してCuWを用い、エンクロージャー118は放熱性より融着性(光軸のずれ防止)を重視してSUSとしている。
従って、本実施形態ではベース111には放熱性を重視してCuWを用い、エンクロージャー118は放熱性より融着性(光軸のずれ防止)を重視してSUSとしている。
以上、本発明の実施形態に係る光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置について説明した。上記実施形態では、ベース111は、板形状を有するとしたが、前面と両側の側面を含む形状であれば、これに限定されることはない。制御用集積回路112の複数の端子と半導体光素子113の複数の端子とを接続させる複数のワイヤ116Aの長さを短くするために、ベース111は、制御用集積回路112が搭載される第1上面と、半導体光素子113が搭載される第2上面と、を含む階段形状を有していてもよい。ここでは、第1上面は第2上面より底面より高い位置となっている。この場合、エンクロージャー119の形状は、ベース111の形状に合わせて決定される。また、ベース111とエンクロージャー119との接続面も、ベース111の両側の側面すべてである必要はなく、例えば、第1上面の両側の縁から下方に延伸する部分のみであってもよい。また、制御用集積回路はOSAの外部に配置して構わない。本発明は、本発明の効果を奏する光サブアセンブリに広く適用することができる。
Claims (9)
- 半導体光素子が搭載されるとともに、前記半導体光素子が発する熱を外部へ放熱する、第1部品と、
前記第1部品と互いに接して、ボックス型のハウジングとなる、第2部品と、
前記半導体光素子と光学的に接合する、レセプタクル端子と、を備え、
前記第2部品は、前記半導体光素子と前記レセプタクル端子との間を伝送する光を透過させるための窓構造を備え、前記レセプタクル端子は、前記窓構造の外側に、融着固定される、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1に記載の光サブアセンブリであって、
前記第1部品の材料と、前記第2部品の材料とは、異なっている、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1又は2に記載の光サブアセンブリであって、
前記第1部品の材料の熱伝導率は、前記第2部品の材料の熱伝導率より、高い、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の光サブアセンブリであって、
前記第1部品には、前記半導体光素子を制御する集積回路がさらに搭載され、
前記第1部品は、前記集積回路が発する熱を外部に放熱する、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1乃至4に記載の光サブアセンブリであって、
前記第1部品は、前面と両側の側面を含む形状を有し、
前記第1部品は、前記前面と前記両側の側面とが、前記第2部品の内壁とが接着剤を介して接して固定される、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項4又は5に記載の光サブアセンブリであって、
前記ボックス型のハウジングは開口部を有し、該開口部を貫いて配置されるとともに、前記集積回路に電気的に接続される、配線基板を、さらに備え、
前記配線基板が、前記ボックス型のハウジングを貫通して配置することにより、前記ボックス型のハウジングは、気密封止されない、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の光サブアセンブリであって、
前記配線基板と前記開口部との隙間が樹脂によって充填される、
ことを特徴とする、光サブアセンブリ。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の光サブアセンブリ、を備える、光モジュール。
- 請求項8に記載の光モジュールが搭載される、光伝送装置。
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