JP2018163534A - 回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】回答者が回答しやすいメディアを考慮して、回答者に回答を要求する。【解決手段】回答制御サーバ1は、回答端末4の回答者識別子と、複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データ13を記憶する記憶装置10と、回答要求端末3から回答要求を受信する回答要求登録手段21と、回答要求端末3からの回答要求に対して回答を送信していない回答端末4について、回答者データ13を参照して、回答端末4に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、回答端末4に回答要求を通知する通知手段22と、回答端末4から回答を受信すると、回答者データ13を更新する回答受信手段23を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、回答を要求する回答要求端末と、回答を送信する回答端末と、回答要求端末から回答要求を受信して、回答端末に回答要求を通知する回答制御サーバと、回答制御サーバが回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラムに関する。
出欠確認やアンケートなどにおいて、メールや電話などで回答を得る仕組みが知られている(例えば特許文献1および非特許文献1参照)。特許文献1に記載の方法では、一度回答を要求した後、回答を得られない端末に対しては、予め設定された日時に再度回答を要求することが開示されている。これらのシステムにおいては、回答要求者が所定のメディアを指定して、各回答者に対して指定されたメディアで回答要求を送信する。
NTTコミュニケーションズ株式会社、"Biz安否確認/一斉通報 "、[online]、NTTコミュニケーションズ株式会社、[平成29年3月21日検索]、インターネット〈URL:http://www.ntt.com/business/services/application/risk_management/anpi/service01.html〉
従来の回答を得る仕組みでは、回答者のメディアの利用状況が考慮されることなく、回答要求が送信される。従って、回答者による利用頻度の低いメディアが用いられた場合、回答者による回答が遅れる、または、回答が得られない場合が考えられる。
従って本発明の目的は、回答者が回答しやすいメディアを考慮して、回答者に回答を要求する回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、回答を要求する回答要求端末と、回答を送信する回答端末と、回答要求端末から回答要求を受信して、回答端末に回答要求を通知する回答制御サーバと、回答制御サーバが回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムに関する。本発明の第1の特徴に係る回答制御システムにおいて、回答要求端末は、回答制御サーバに、回答要求を送信し、回答端末は、回答制御サーバから、通知サーバ群のいずれかのサーバを介して、回答要求が通知されると、回答を送信する。回答制御サーバは、回答端末の回答者識別子と、複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを記憶する記憶装置と、回答要求端末から回答要求を受信する回答要求登録手段と、回答要求端末からの回答要求に対して回答を送信していない回答端末について、回答者データを参照して、回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、回答端末に回答要求を通知する通知手段と、回答端末から回答を受信すると、回答者データを更新する回答受信手段を備え。
本発明の第2の特徴は、回答を要求する回答要求端末と、回答を送信する回答端末と、回答要求端末から回答要求を受信して、回答端末に回答要求を通知する回答制御サーバと、回答制御サーバが回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムに用いられる回答制御サーバに関する。本発明の第2の特徴に係る回答制御サーバは、回答端末の回答者識別子と、複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを記憶する記憶装置と、回答要求端末から回答要求を受信する回答要求登録手段と、回答要求端末からの回答要求に対して回答を送信していない回答端末について、回答者データを参照して、回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、回答端末に回答要求を通知する通知手段と、回答端末から回答を受信すると、回答者データを更新する回答受信手段を備える。
回答者データにおいて、実績は、複数のメディアそれぞれについて、メディアでの通知に対して回答者が回答した頻度と、回答に要した時間の平均であって、回答受信手段は、回答端末から回答を受信する直前に、回答要求を送信したメディアと、回答要求を送信してから回答を受信するまでに要した時間に基づいて、実績を更新しても良い。
通知手段は、回答者データを参照して、各回答者に回答要求を送信するメディアの比率を決定し、決定されたメディアの比率に基づいて、回答要求を通知する際のメディアを決定しても良い。
回答端末から回答を受信すると、回答を回答要求端末に送信する回答報告手段をさらに備えても良い。
本発明の第3の特徴は、回答を要求する回答要求端末と、回答を送信する回答端末と、回答要求端末から回答要求を受信して、回答端末に回答要求を通知する回答制御サーバと、回答制御サーバが回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムに用いられる回答制御方法に関する。本発明の第3の特徴に係る回答制御方法は、回答要求端末が、回答制御サーバに、回答要求を送信するステップと、回答制御サーバが、回答要求端末から回答要求を受信するステップと、回答制御サーバが、回答要求端末からの回答要求に対して回答を送信していない回答端末について、回答端末の回答者識別子と、複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを参照して、回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、回答端末に回答要求を通知するステップと、回答端末は、回答制御サーバから、通知サーバ群のいずれかのサーバを介して、回答要求が通知されると、回答を送信するステップと、回答制御サーバが、回答端末から回答を受信すると、回答者データを更新するステップを備える。
本発明の第4の特徴は、コンピュータに本発明の第2の特徴に記載の回答制御サーバとして機能させるための回答制御プログラムに関する。
本発明によれば、回答者が回答しやすいメディアを考慮して、回答者に回答を要求する回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(回答制御システム)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る回答制御システム9を説明する。回答制御システム9は、回答制御サーバ1、通知サーバ群2、回答要求端末3、回答端末4a、4b、4cおよびアプリケーション提供サーバ7を備える。本発明の実施の形態において、回答端末4a、4b、4cを特に区別しない場合、単に回答端末4と表記する場合がある。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る回答制御システム9を説明する。回答制御システム9は、回答制御サーバ1、通知サーバ群2、回答要求端末3、回答端末4a、4b、4cおよびアプリケーション提供サーバ7を備える。本発明の実施の形態において、回答端末4a、4b、4cを特に区別しない場合、単に回答端末4と表記する場合がある。
回答制御サーバ1は、通知サーバ群2から所定のロジックで選択したサーバを介して、回答要求端末3が送信した回答要求を回答端末4に送信し、回答端末4から得た回答を、回答要求端末3に返す。
通知サーバ群2は、回答制御サーバ1が回答要求を回答端末4に送信する際に用いるサーバ群である。通知サーバ群2は、メールサーバ2a、チャットサーバ2b、呼制御サーバ2cなどの各コンピュータを備える。通知サーバ群2には、SNS(Social Networking Service)サーバなどであって、回答端末4と接続することが可能な他のメディアのサーバを含んでも良い。
アプリケーション提供サーバ7は、回答要求端末3に、回答制御サーバ1に接続するために用いるアプリケーションを提供する。
回答要求端末3は、回答要求者が用いる端末であって、回答制御サーバ1に、回答要求を送信するとともに、回答制御サーバ1から、回答を受信する。回答要求端末3は、所定のアプリケーションを用いて、回答制御サーバ1に接続して回答要求を入力しても良い。或いは、回答要求端末3は、ウェブページを介して、回答制御サーバ1に接続して回答要求を入力しても良い。
回答端末4は、回答者が用いる端末であって、回答制御サーバ1から、通知サーバ群2のいずれかのサーバを介して、回答要求が通知されると、回答を送信する。各回答端末4は、図1に示すように、各回答者を識別する回答者ID(回答者識別子)が対応づけられるとともに、各メディアで各回答者を識別するためのメールアドレス、チャットアカウント、電話番号などが対応づけられる。
回答要求端末3および回答端末4は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、電話機などの装置である。回答要求端末3は、一人の回答要求者または回答者に対して、1台の装置である場合に限らず、複数台の装置であっても良い。例えば、ある回答者がメールやチャットで回答する場合、コンピュータで回答し、一方、電話を通知で回答する場合、固定電話を通じて回答するようなケースが想定される。このようなケースにおいて、この回答者の回答端末は、少なくとも2台の装置によって構成される。回答要求端末3および回答端末4は、回答要求者および回答者が用いるメディアによって、適切な装置によって構成される。
(回答制御方法)
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る回答制御方法を説明する。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る回答制御方法を説明する。
まずステップS1において回答要求端末3が回答制御サーバ1に回答要求を送信する。回答要求端末3が回答制御サーバ1に送信する回答要求は、回答要求する要求名、回答要求の本文、リマインド間隔、回答期限、回答者識別子などを含む。回答制御サーバ1は、回答要求端末3から回答要求を受信すると、ステップS2において、受信した回答要求に基づいて、要求識別子を採番して、後述の回答要求リストデータ11を更新する。回答要求リストデータ11を更新すると、ステップS3において回答制御サーバ1は、回答要求端末3に回答要求登録が完了した旨を返信する。
回答制御サーバ1は、回答要求端末3から受信した回答要求に従って、ステップS4において、各回答者に対して回答を要求するメディアを決定する。ステップS5およびS6において回答制御サーバ1は、決定したメディアを介して、回答端末4に回答要求を送信する。ここで図2に示すように、メールを通じて回答要求を送信すると決定された場合、ステップS9において回答制御サーバ1は、回答者のメールアドレスを宛先に指定したメールを、メールサーバ2aに送信する。メールサーバ2aは、回答制御サーバ1からメールを受信すると、ステップS10において、回答者のメールアドレスを宛先にしたメールを送信し、回答端末4がメールを受信する。
ステップS7において回答制御サーバ1は、回答端末4からの回答を待機し、回答がない場合、ステップS8において、リマインダのためのメディアを決定する。ここで、電話を通じて回答要求を送信すると決定された場合、回答制御サーバ1は、回答者の電話番号を発信先に指定して、呼制御サーバ2cに発信する。呼制御サーバ2cは、回答制御サーバ1からの発信を検知すると、回答者の電話番号を発信先にして発信し、回答端末4に着信する。回答端末4が受話器を取ると、回答端末4および回答制御サーバ1間で呼が成立し、回答制御サーバ1は、呼において、回答要求の音声メッセージを流し、回答端末4に回答を促す。
なお、チャットを通じて回答要求を送信すると決定された場合、回答制御サーバ1は、回答者のチャットアカウントを指定して、チャットサーバ2bに回答要求のメッセージを送信する。チャットサーバ2bは、回答制御サーバ1から回答要求のメッセージを受信すると、回答者のチャットアカウントに回答要求のメッセージを送信し、回答端末4に回答要求のメッセージが送信される。
ステップS11において回答制御サーバ1は、回答端末4からの回答を待機し、ステップS12において、回答が得られた場合、ステップS13において回答制御サーバ1は、回答要求端末3に回答を報告する。ここで回答要求において複数の回答端末4が指定されている場合、回答制御サーバ1は、回答端末4から回答が得られる度に、回答要求端末に回答を報告しても良いし、すべての回答端末4から回答を得られた後に、回答要求端末3に回答を報告しても良い。
(回答制御サーバ)
図3を参照して回答制御サーバ1を説明する。回答制御サーバ1は、記憶装置10、処理装置20および通信制御装置30を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが所定の処理を実行するための回答制御プログラムを実行することにより、図3に示す各機能が実現される。
図3を参照して回答制御サーバ1を説明する。回答制御サーバ1は、記憶装置10、処理装置20および通信制御装置30を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが所定の処理を実行するための回答制御プログラムを実行することにより、図3に示す各機能が実現される。
記憶装置10は、回答制御プログラムを記憶するとともに、回答要求リストデータ11、状況データ12、回答者データ13および評価データ14を記憶する。
回答要求リストデータ11は、回答要求端末3から受信した回答要求を記憶する。回答要求リストデータ11は、図4に示すように、回答要求を識別する要求識別子、回答要求する要求名、回答要求の本文、リマインド間隔、回答期限、回答者識別子などが対応づけられたデータである。回答要求リストデータ11は、回答制御サーバ1が、回答要求端末3から回答要求を受信する度に更新される。
状況データ12は、回答要求を各回答端末4に通知して、回答端末4からの回答状況を記憶する。状況データ12は、図5に示すように、要求識別子、回答者識別子、回答要求メディア、回答状況を対応づける。状況データ12は、回答端末4から回答を得られた場合、その回答内容を対応づけても良い。
図5に示す状況データ12において、要求識別子“XXX”について、回答者識別子“aaa”に対して、“電話”で回答要求をしたところ、“回答がなかった”ことが示されている。また要求識別子“XXX”について、回答者識別子“bbb”に対して、“メール”で回答要求をしたところ、“回答があった”ことが示されている。要求識別子“YYY”について、回答者識別子“ccc”に対して、“チャット”で回答要求をしたところ、“回答がなかった”ことが示されている。
状況データ12は、回答制御サーバ1が、回答端末4に回答要求を送信する度に、回答状況に「回答なし(false)」が設定されたレコードが挿入され、さらに回答を受信する度に回答状況が、「回答あり(true)」に更新される。
回答者データ13は、回答者が過去に回答した実績を記憶する。回答者データ13は、回答端末4の回答者識別子と、複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける。実績は、複数のメディアそれぞれについて、メディアでの通知に対して回答者が回答した頻度と、回答に要した時間の平均などである。
回答者データ13は、図6に示すように、回答者識別子“aaa”について、メール、チャットおよび電話の各メディアについて、アカウント(または電話番号)が対応づけられる。さらに回答者データ13は、メール、チャットおよび電話の各メディアについて、過去の実績が対応づけられる。過去の実績は、各メディアでの回答確率、回答時間、回答回数および通知回数などである。回答者データ13は、回答制御サーバ1が、回答端末4から回答を受信する度に更新される。
評価データ14は、回答者に回答要求を通知する際に用いるメディアを決定するために参照される。評価データ14は、図7に示すように、各メディアについて、レベルが対応づけられており、各メディアおよび各レベルにおいて、回答が得られるまでの時間とその期待度とが対応づけられる。
処理装置20は、回答要求登録手段21、通知手段22、回答受信手段23および回答報告手段24を備える。
回答要求登録手段21は、回答要求端末3から回答要求を受信すると、要求識別子を採番して、回答要求リストデータ11を更新する。
通知手段22は、回答要求端末3からの回答要求に対して回答を送信していない回答端末4について、回答者データ13を参照して、回答端末4に回答要求を通知する際のメディアを決定する。通知手段22は、回答者データ13を参照して、各回答者に回答要求を送信するメディアの比率を決定し、決定されたメディアの比率に基づいて、回答要求を通知する際のメディアを決定する。通知手段22は、決定されたメディアのサーバを経由して、回答端末4に回答要求を通知する。
通知手段22は、回答要求を受信した直後、具体的には最初の回答要求の送信においては、回答要求リストデータ11指定されたすべての回答端末4に対して、回答要求を送信する。通知手段22は、回答要求リストデータ11のリマインド間隔で、リマインドを送信する。このとき通知手段22は、状況データ12を参照して、回答を受信していない回答端末4に対して、回答要求を送信する。
通知手段22は、回答端末4に回答要求を送信する際、状況データ12を更新する。通知手段22は、要求識別子、回答者識別子、回答要求メディア、回答状況として「回答なし(false)」を対応づけたレコードを状況データ12に挿入する。この回答状況は、この回答端末から回答が得られた際に、「回答なし(false)」から「回答あり(true)」に更新される。
通知手段22が、回答要求を送信するメディアを決定する方法を説明する。通知手段22は、各回答者の過去の回答実績から、回答者が回答する期待度の高いメディアを決定して、期待度の高いメディアから優先的に用いて、回答要求を送信する。
各メディアの期待度は、例えば、回答確率と回答時間に応じて算出される。
回答確率は、各メディアについて、回答を得るまでに回答要求を通知した回数に基づく指標である。例えば、メールについて通算の回答数/リマインド数が2/10の場合、メールでの期待度は、0.2(20%)となる。
回答時間は、回答要求から回答が得られるまでの通算平均時間に基づく指標である。回答時間に基づく期待値は、評価データ14を参照して換算される。例えば、メールで回答要求した場合に120時間以内に回答であれば、期待度は1.0となり、360時間時間以内に回答があれば、期待度は0.7となる。図7に示すように、期待度は、メディアの特定に応じて、適宜設定され、同一メディアにおいて、回答時間を要するほど低くなる。
通知手段22は、各回答者について、所定のメディアの回答確率の期待値と、所定のメディアの回答時間の期待値とを加算して、所定のメディアの期待度を算出し、各回答者に対して、各メディアの期待度に応じた回数で回答要求を通知する。
例えば図8に示すように、回答者識別子“aaa”について、メールでの期待度が“0.5”で、チャットでの期待度が“1.0”で、電話での期待度が“2.0”の場合を説明する。回答制御サーバ1は、この回答者に対して、メールサーバ2a、チャットサーバ2bおよび呼制御サーバ2cに対して、1:2:4の割合で、回答要求を送信する。
メールサーバ2aを介して通知する場合、通知手段22は、回答者のメールアドレスを宛先とするメールを、メールサーバ2aに送信する。このときメール本文には、回答要求端末3から入力された回答要求本文と、回答を入力するためのウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)が設定される。
チャットサーバ2bを介して通知する場合、通知手段22は、回答者のチャットアカウントに対して、回答要求端末3から入力された回答要求本文と、回答を入力するためのウェブサイトのURLが設定されたメッセージを、チャットサーバ2bを介して送信する。
メールまたはチャットを介して回答要求を通知する際に設定されるURLは、回答制御サーバ1のURLであっても良いし、回答制御サーバ1に接続するウェブサーバ(図示せず)のURLであっても良い。回答制御サーバ1が、回答を取得可能であれば、どのようなURLであっても良い。
呼制御サーバ2cを介して通知する場合、通知手段22は、回答要求端末3から入力された回答要求本文を、TTS(Text to Speech)機能を用いてテキストデータから音声データへ変換する。通知手段22は、回答端末4と呼が確立されると、音声データを再生して、回答者に回答要求を通知する。
呼制御サーバ2cを介して通知した場合、DTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)を用いて、回答者は回答する。例えば、音声データにおいて、「出席であれば、「1」を、欠席であれば「2」を押してください」と指示を流す。回答者は、この音声データに従って、出席する場合「1」を押し、欠席する場合「2」を押して、回答を回答制御サーバ1に通知する。
回答受信手段23は、回答端末4から回答を受信すると、回答者データ13を更新する。回答受信手段23は、状況データ12を参照して、この回答端末4に、直近で回答要求を送信したメディアを特定する。回答受信手段23は、回答端末4から回答を受信する直前に、回答要求を送信したメディアと、回答要求を送信してから回答を受信するまでに要した時間に基づいて、回答者データ13の実績を更新する。回答受信手段23は、さらに、この回答端末4に、直近で回答要求を送信したメディアについて、状況データ12の回答状況を「回答あり(true)」に更新する。
回答報告手段24は、回答端末4から回答を受信すると、回答を回答要求端末3に送信する。回答要求において複数の回答端末4が指定されている場合、回答制御サーバ1は、回答端末4から回答が得られる度に、回答要求端末3に回答を報告しても良いし、すべての回答端末4から回答を得られた後に、回答要求端末3に回答を報告しても良い。
図9を参照して、本発明の実施の形態に係る回答制御サーバ1の処理を説明する。回答制御サーバ1は、まずステップS101において、処理を区別する。図9に示す処理においては、所定の回答要求に対して全ての回答端末4から回答が得られた後に、回答要求端末3に回答を報告する場合を説明する。
回答制御サーバ1が、回答要求端末3から回答要求を受信した場合、ステップS111に進む、回答制御サーバ1は、ステップS111において、回答要求端末3から受信した回答要求を回答要求リストデータ11に登録し、ステップS112において、回答要求端末3に登録が完了した旨を返信する。ステップS113ないしステップS115において、各回答者について、通知処理を行う。通知処理については、後に図10を参照して説明する。
回答制御サーバ1の内部タイマ等で、リマインド時刻に到達することが検知されると、ステップS121ないしステップS123において、各回答者について、通知処理を行う。通知処理については、後に図10を参照して説明する。
回答制御サーバ1が回答端末4から回答を受信すると、ステップS131に進む。ステップS131において回答制御サーバ1は、受信した回答に対応する回答要求に対して、状況データ12を更新する。ここで回答状況を、「回答なし(false)」から「回答あり(true)」に更新する。
さらにステップS132において回答制御サーバ1は、回答者データ13を更新する。回答制御サーバ1は、回答端末4に直近で送信したメディアについて、回答者データ13の実績を更新する。
ステップS133において、回答要求に対して、全ての回答者から回答が得られたか否かを判定する。全ての回答者から回答を得られていない場合、ステップS101に戻り、引き続きリマインドおよび回答の待機を行う。一方、回答要求に対して、全ての回答者から回答が得られた場合、ステップS134において、回答要求端末3に対して回答を報告して処理を終了する。
図10を参照して、ステップS114およびステップS122の通知処理を説明する。図10に示す処理は、所定の回答要求における所定の回答者に回答を要求する場合の処理である。
まずステップS201ないしステップS205において、回答制御サーバ1は、各メディアについての期待値を算出する。ステップS202において、回答制御サーバ1は、回答者データ13から所定のメディアについての回答確率を取得し、回答確率期待値を算出する。ステップS203において、回答制御サーバ1は、回答者データ13から所定のメディアについての回答時間を取得し、評価データ14を参照して、回答時間期待値に変換する。ステップS204において、回答制御サーバ1は、ステップS202で算出した回答確率期待値と、ステップS203で算出した回答時間期待値を加算して、当該メディアの期待値を算出する。各メディアのメディアが算出されると、ステップS206に進む。
ステップS206において回答制御サーバ1は、各メディアの期待値の比率と、既に通知に用いたメディア種別から、今回の通知に用いるメディアを決定する。例えば図8に示すようにメールサーバ2a、チャットサーバ2bおよび呼制御サーバ2cに対して、1:2:4の割合で、回答要求を送信する予定であって、それぞれ、1回、1回、3回の割合で既に回答要求を送信している場合を考える。この場合、回答制御サーバ1は、チャットサーバ2bまたは呼制御サーバ2cを経由して、回答要求を送信すると決定する。
ステップS207において回答制御サーバ1は、ステップS206で決定したメディアを経由して、回答要求を送信する。
ここで、最初の回答要求送信時(図9のステップS114)と、2回目以降の回答要求送信時(図9のステップS122)で、異なる処理が実行されても良い。最初の回答要求送信時は、ステップS201ないしステップS208の全ての処理が実行され、2回目以降の回答要求送信時は、ステップS201ないしステップS205が割愛され、ステップS206ないしステップS208が実行されても良い。最初の回答要求送信時に、各メディアの期待値の割合を保存し、2回目以降の回答要求送信時は、最初の回答要求送信時に記憶した各メディアの期待値を参照して、通知に用いるメディアを決定しても良い。
このような本発明の実施の形態に係る回答制御サーバ1によれば、各回答者が回答しやすいメディアを介して優先的に回答要求を送信することができるので、回答者からの回答効率を向上させることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態に記載した回答制御サーバは、図3に示すように一つのハードウエア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウエア上に構成されても良い。また、既存の情報処理システム上に実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 回答制御サーバ
2 通知サーバ群
2a メールサーバ
2b チャットサーバ
2c 呼制御サーバ
3 回答要求端末
4 回答端末
7 アプリケーション提供サーバ
8 通信ネットワーク
9 回答制御システム
10 記憶装置
11 回答要求リストデータ
12 状況データ
13 回答者データ
14 評価データ
20 処理装置
21 回答要求登録手段
22 通知手段
23 回答受信手段
24 回答報告手段
30 通信制御装置
2 通知サーバ群
2a メールサーバ
2b チャットサーバ
2c 呼制御サーバ
3 回答要求端末
4 回答端末
7 アプリケーション提供サーバ
8 通信ネットワーク
9 回答制御システム
10 記憶装置
11 回答要求リストデータ
12 状況データ
13 回答者データ
14 評価データ
20 処理装置
21 回答要求登録手段
22 通知手段
23 回答受信手段
24 回答報告手段
30 通信制御装置
Claims (7)
- 回答を要求する回答要求端末と、前記回答を送信する回答端末と、前記回答要求端末から回答要求を受信して、前記回答端末に前記回答要求を通知する回答制御サーバと、前記回答制御サーバが前記回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムであって、
前記回答要求端末は、前記回答制御サーバに、回答要求を送信し、
前記回答端末は、前記回答制御サーバから、前記通知サーバ群のいずれかのサーバを介して、回答要求が通知されると、前記回答を送信し、
前記回答制御サーバは、
前記回答端末の回答者識別子と、前記複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを記憶する記憶装置と、
前記回答要求端末から回答要求を受信する回答要求登録手段と、
前記回答要求端末からの前記回答要求に対して前記回答を送信していない前記回答端末について、前記回答者データを参照して、前記回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、前記回答端末に前記回答要求を通知する通知手段と、
前記回答端末から回答を受信すると、前記回答者データを更新する回答受信手段
を備えることを特徴とする回答制御システム。 - 回答を要求する回答要求端末と、前記回答を送信する回答端末と、前記回答要求端末から回答要求を受信して、前記回答端末に前記回答要求を通知する回答制御サーバと、前記回答制御サーバが前記回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムに用いられる回答制御サーバであって、
前記回答端末の回答者識別子と、前記複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを記憶する記憶装置と、
前記回答要求端末から回答要求を受信する回答要求登録手段と、
前記回答要求端末からの前記回答要求に対して前記回答を送信していない前記回答端末について、前記回答者データを参照して、前記回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、前記回答端末に前記回答要求を通知する通知手段と、
前記回答端末から回答を受信すると、前記回答者データを更新する回答受信手段
を備えることを特徴とする回答制御サーバ。 - 前記回答者データにおいて、前記実績は、
前記複数のメディアそれぞれについて、前記メディアでの通知に対して前記回答者が回答した頻度と、前記回答に要した時間の平均であって、
前記回答受信手段は、前記回答端末から前記回答を受信する直前に、前記回答要求を送信したメディアと、前記回答要求を送信してから前記回答を受信するまでに要した時間に基づいて、前記実績を更新する
ことを特徴とする請求項2に記載の回答制御サーバ。 - 前記通知手段は、前記回答者データを参照して、各回答者に回答要求を送信するメディアの比率を決定し、前記決定されたメディアの比率に基づいて、前記回答要求を通知する際のメディアを決定する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の回答制御サーバ。 - 前記回答端末から回答を受信すると、前記回答を前記回答要求端末に送信する回答報告手段
をさらに備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の回答制御サーバ。 - 回答を要求する回答要求端末と、前記回答を送信する回答端末と、前記回答要求端末から回答要求を受信して、前記回答端末に前記回答要求を通知する回答制御サーバと、前記回答制御サーバが前記回答端末に回答要求を通知する際に用いる複数のメディアのサーバを有する通知サーバ群とを備える回答制御システムに用いられる回答制御方法であって、
前記回答要求端末が、前記回答制御サーバに、回答要求を送信するステップと、
前記回答制御サーバが、前記回答要求端末から回答要求を受信するステップと、
前記回答制御サーバが、前記回答要求端末からの前記回答要求に対して前記回答を送信していない前記回答端末について、前記回答端末の回答者識別子と、前記複数のメディアのそれぞれの通知に対して回答者が回答した実績を対応づける回答者データを参照して、前記回答端末に回答要求を通知する際のメディアを決定して、決定されたメディアのサーバを経由して、前記回答端末に前記回答要求を通知するステップと、
前記回答端末は、前記回答制御サーバから、前記通知サーバ群のいずれかのサーバを介して、回答要求が通知されると、前記回答を送信するステップと、
前記回答制御サーバが、前記回答端末から回答を受信すると、前記回答者データを更新するステップ
を備えることを特徴とする回答制御方法。 - コンピュータに、請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の回答制御サーバとして機能させるための回答制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017060483A JP2018163534A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017060483A JP2018163534A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018163534A true JP2018163534A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63860179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017060483A Pending JP2018163534A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 回答制御システム、回答制御サーバ、回答制御方法および回答制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018163534A (ja) |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017060483A patent/JP2018163534A/ja active Pending
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