JP2018163449A - 放送型自動従属監視装置、観測方法およびプログラム - Google Patents
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Description
一方、二次監視レーダであるSSR(Secondary Surveillance Radar)では、地上に設置されたSSR機器と航空機との間で通信を行う。この通信を用いて、SSR機器は、航空機の目標検出を行うと同時に、航空機を識別するための航空機識別情報を取得する。
航空管制運用においては、航空機の識別情報としてモードAコードが用いられることから、現在の航空管制環境下においてはADS−Bの情報を利用することが困難であるという問題点がある。
また、特許文献1に記載された技術においても、ADS−B信号を検査するだけのものであって、モードAコードを取得することができないという同様の課題が存在する。
このように、上述した技術においては、航空管制運用に制限がかかってしまうという問題点がある。
目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する第1の取得部と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する第2の取得部と、
前記第1の取得部が取得した情報と、前記第2の取得部が取得した情報とを統合して出力する統合部とを有する。
また、本発明の観測方法は、
目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する処理と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する処理と、
前記取得したモードSアドレスと、前記目標物識別情報と、前記目標物位置情報と、前記モードAコード情報とを統合して出力する処理とを行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する手順と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する手順と、
前記取得しモードSアドレスと、前記目標物識別情報と、前記目標物位置情報と、前記モードAコード情報とを統合して出力する出力する手順とを実行させる。
(第1の実施の形態)
第2の取得部120は、外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコードの情報と、目標物のモードSアドレスとを取得する。
統合部130は、第1の取得部110が取得した情報と、第2の取得部120が取得した情報とを統合して出力する。
すると、統合部130は、第1の取得部110が取得した情報と、第2の取得部120が取得した情報とを統合して出力する(ステップS3)。
(第2の実施の形態)
航空機301は、一般的な航空機であって、ADS−B装置101が観測する目標物である。
SSR受信機201は、SSR装置であって、ATCRBS(Air Traffic Control Radar Beacon System)運用をしている二次レーダ機器である。SSR受信機201は、航空機301の目標検出を行った結果の目標検出情報と、航空機301のモードAのコード情報と、可能であれば航空機301のモードSのアドレスとを受信する。ここで、モードAは、一括処理を行うモードである。また、モードSは、航空機301について個別に処理を行うモードである。これらのモードは、一般的な航空管制システムにおいて使用されているもので良い。なお、目標検出情報は、航空機301の位置を示す目標物位置情報を含む。
航空管制システム401は、航空機の運航等を、監視、制御するシステムである。
ADS−B装置101は、航空機301のモードSアドレスと、航空機301を識別するために、航空機301固有に付与された識別情報である目標物識別情報と、航空機301の位置を示す目標物位置情報とを取得する。
第1の取得部111は、航空機301のモードSのアドレスと、航空機301を識別するために、航空機301固有に付与された識別情報である目標物識別情報(ACID)と、航空機301の位置を示す目標物位置情報とを取得する。
第2の取得部121は、SSR受信機201が受信した、航空機301の目標検出を行った結果の目標検出情報と、航空機301のモードAのコード情報と、可能な場合はモードSのアドレスと取得する。ここで、目標検出情報は、航空機301の位置を示す目標物位置情報を含む。
統合部131は、第1の取得部111が取得した情報と、第2の取得部121が取得した情報とを統合して出力する。具体的には、統合部131は、第1の取得部111が取得した目標物位置情報と、第2の取得部121が取得した目標検出情報との照合、もしくは第1の取得部111が取得したモードSのアドレスと、第2の取得部121が取得したモードSのアドレスとの照合を行い、その照合の結果に基づいて、第1の取得部111が取得した入力情報と第2の取得部121が取得した入力情報とを統合する。統合部131は、統合した情報を航空管制システム401へ出力する。統合した情報は、目標検出情報または目標物位置情報、モードAのコード情報、モードSのアドレスおよび目標物識別情報である。
すると、統合部131は、第1の取得部111が取得した目標物位置情報と、第2の取得部121が取得した目標検出情報との照合、もしくは第1の取得部111が取得した航空機301のモードSのアドレスと、第2の取得部121が取得した航空機301のモードSのアドレスとの照合を行い、互いに一致したかどうかを判定する(ステップS13)。
統合部131は、第1の取得部111が取得した目標物位置情報と、第2の取得部121が取得した目標検出情報に含まれる目標物位置情報とが一致したと判定した場合、そのときに第1の取得部111および第2の取得部121が取得した情報を統合する(ステップS14)。または、統合部131は、第1の取得部111が取得した航空機301のモードSのアドレスと、第2の取得部121が取得した航空機301のモードSのアドレスとが一致したと判定した場合、そのときに第1の取得部111および第2の取得部121が取得した情報を統合する。
(他の実施の形態)
SSRは、地上装置が航空機に対して質問電波を放射し、航空機が1090MHzの周波数の電波で応答を返す機構を用いて目標検出を行う。ここで、ADS−Bが使用する電波の周波数も同じ1090MHzであることから、ADS−B装置は自らの構成に無いSSRと航空機との通信を傍受することが可能である。このように、自らの構成に無い他のSSRからの電波をADS−B空中線部が受信することにより動作することを可能とすることで、SSRを削減することができる。
101 ADS−B装置
110,111 第1の取得部
120,121 第2の取得部
130,131 統合部
201 SSR受信機
301 航空機
401 航空管制システム
Claims (5)
- 目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する第1の取得部と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する第2の取得部と、
前記第1の取得部が取得した情報と、前記第2の取得部が取得した情報とを統合して出力する統合部とを有する放送型自動従属監視装置。 - 請求項1に記載の放送型自動従属監視装置において、
前記統合部は、前記第1の取得部が取得したモードSアドレスと、前記第2の取得部が取得したモードSアドレスとを照合し、互いに一致した前記アドレスを取得したときに前記第1の取得部および前記第2の取得部が取得した情報を統合する放送型自動従属監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の放送型自動従属監視装置において、
前記モードSは、前記目標物について個別に処理を行うモードであり、前記モードAは、一括処理を行うモードである放送型自動従属監視装置。 - 目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する処理と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する処理と、
前記取得したモードSアドレスと、前記目標物識別情報と、前記目標物位置情報と、モードAコード情報のアドレスとを統合して出力する処理とを行う監視方法。 - コンピュータに、
目標物のモードSアドレスと、前記目標物を識別するための目標物識別情報と、前記目標物の位置を示す目標物位置情報とを取得する手順と、
外部に接続された二次レーダ機器が受信した、目標物のモードAコード情報と、前記目標物のモードSアドレスとを取得する手順と、
前記取得したモードSアドレスと、前記目標物識別情報と、前記目標物位置情報と、モードAコード情報とを統合して出力する出力する手順とを実行させるためのプログラム。
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JP2008130047A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toshiba Corp | Ads−b検査装置 |
JP2008146450A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Toshiba Corp | Ads−b地上局 |
JP2010286352A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Toshiba Corp | モードs二次監視レーダおよび航空機監視方法 |
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