JP2018162686A - スロットルバルブの制御装置 - Google Patents

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慎二 瀧野
Shinji Takino
慎二 瀧野
裕隆 片山
Hirotaka Katayama
裕隆 片山
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Abstract

【課題】スロットルバルブの開度を高精度で調整する。【解決手段】ECU52は、エンジン12に吸入される空気の量を規制するスロットルバルブ36を制御する制御装置であって、エンジン12の充填密度を繰り返し算出する算出手段によって、充填密度を繰り返し算出し、算出された充填密度が閾値を下回るようにスロットルバルブ36の開度を調整する。充填効率の算出にあたっては、吸入空気温を含む複数のパラメータが参照され、これによって、スロットルバルブ36の開度の調整精度を高めることができる。【選択図】図1

Description

この発明は、スロットルバルブの制御装置に関し、特に、内燃機関に吸入される空気の量を規定するスロットルバルブの開度を制御する、制御装置に関する。
この種の制御装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、エンジン回転数がピストンのスカート部の過大応力が問題となる高回転領域に属し、かつ、エンジン出口水温がピストンのスカート部の過大応力が問題となる低温領域に属するときに、上限ガードとなる吸入空気量が決定される。スロットルバルブの開度は、吸入空気量が決定された吸入空気量に制限されるように調整される。これによって、シリンダボア低水温時に、疲労限度線に沿わせる形で最大気筒内圧を抑制することができる。
特開2010−19153号公報
しかし、背景技術では、エンジンの回転数およびエンジンの出口水温から上限ガードとなる吸入空気量が決定されるため、スロットルバルブや過給器(ターボチャージャ)の個体差によっては、吸入空気量が過度に制限され、動力性能が低下するおそれがある。
また、背景技術では、スロットルバルブの開度の調整量が実測結果に基づいて決定されるところ、エンジンの個体差が調整量に反映されず、スロットルバルブの開度の調整精度に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、スロットルバルブの開度の調整精度を高めることができる、制御装置を提供することである。
この発明の制御装置は、内燃機関に吸入される空気の量を規制するスロットルバルブを制御する制御装置であって、内燃機関の充填密度を繰り返し算出する算出手段、および算出手段によって算出された充填密度が閾値を下回るようにスロットルバルブの開度を調整する調整手段を備える。
スロットルバルブの開度は充填効率が閾値を下回るように調整されるところ、充填効率の算出にあたっては、吸入空気温を含む複数のパラメータが参照される。これによって、スロットルバルブの開度の調整精度を高めることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の車両の要部構成の一部を示すブロック図である。 この実施例の車両の要部構成の他の一部を示すブロック図である。 図1に示すECUの動作の一部を示すフロー図である。 (A)は吸入空気温の変化の一例を示す波形図であり、(B)は充填効率の変化の一例を示す波形図であり、(C)はスロットルバルブの開度の変化の一例を示す波形図である。
図1および図2を参照して、この実施例の車両10は、4ストローク型のエンジン(内燃機関)12を動力源として備える。気筒14に設けられた燃焼室16には、吸気バルブ18を介して吸気管32が接続され、排気バルブ20を介して排気管34が接続される。なお、図1では単一の気筒14しか示していないが、エンジン12は複数の気筒14を有する。吸気管32は、吸気バルブ18の上流の位置で各気筒14に分岐する。
吸気管32には、燃焼室16に吸入される空気の圧力を高める単一の過給器38と、バルブモータ42によって開度が調整される単一のスロットルバルブ36と、吸気管32に燃料を噴射するべく各気筒14に割り当てられた燃料噴射装置40とが設けられる。スロットルバルブ36よりも下流でかつ燃料噴射装置40よりも上流の位置(吸気管32の分岐位置)には、空気流量を平準化するためのサージタンク44が設けられる。
なお、燃焼室16に吸入される空気の量は、エアフローメータ48によって測定され、燃焼室16に吸入される空気の温度および圧力はそれぞれ、温度センサ50および吸気圧センサ66によって検知される。
イグニッションキー(図示せず)によってIGオン操作が行われると、ECU52は、エンジン12を始動するべく図2に示すリレー62をオンする。バッテリ64の電力はオン状態のリレー62を介してスタータ66に供給され、スタータ66はバッテリ64の電力によってクランキングを実行する。これによって、エンジン12が始動する。
アイドル状態では、スロットルバルブ36は、アイドル状態を維持できる開度を示すように、バルブモータ42によって調整される。吸入空気量は、スロットルバルブ36によって規定され、燃料噴射装置40の燃料噴射量は、理論空燃比(=14.6)を示す混合気が生成されるように調整される。
この状態からアクセルペダル(図示せず)が踏み込まれると、ECU52は、バルブモータ42を駆動する。スロットルバルブ36はバルブモータ42によって開かれ、これによって、理論空燃比を保ちつつ吸入空気量および燃料噴射装置40の燃料噴射量が増大する。
混合気は、吸気バルブ18が開かれたときに燃焼室16に供給される。供給された混合気は、コンロッド24を介してクランクシャフト26と結合されたピストン22が上死点に達する直前に、点火プラグ30によって点火される。これによって、混合気が燃焼され、爆発が生じる。
混合気を燃焼した後の空気つまり燃焼ガスは、排気バルブ20が開かれたときに燃焼室16から排出され、排気管34およびマフラー(図示せず)を介して車両10の外部に排気される。なお、排気管34を流れる燃焼ガスの一部は過給器38に供給され、これによって過給器38が駆動される。
ピストン22は、混合気の爆発によって上下動し、これによってクランクシャフト26が回転する。クランクシャフト26にはフライホイール28が装着され、クランクシャフト26の回転数つまりエンジン12の回転数のぶれはフライホイール28によって抑制される。また、エンジン12の回転数は、エンジン回転センサ46によって検知される。
クランクシャフト26の回転力は、図2に示すトルクコンバータ54および無段変速機56を介して、ドライブシャフト(図示せず)に伝達される。これによって、車両10が前進または後進する。クランクシャフト26の回転力はまた、ベルト58を介してオルタネータ60の回転軸60sに伝達される。回転軸60sの回転力は電力に変換され、変換された電力はバッテリ64に蓄えられる。
吸入空気温が低いと、空気密度が上昇し、充填効率が増大する。すると、燃焼時に燃焼室16の圧力が増大し、エンジン12が破損してしまうおそれがある。そこで、通常は、エンジン12の回転数と吸入空気温とに基づいてスロットルバルブ36の上限開度を設定し、設定された上限開度を超えない範囲でスロットルバルブ36の開度を調整する。
しかし、スロットルバルブ36の上限開度は、設計段階で設定されるか、或いは一部の実車を対象とする実測によって設定される。この結果、スロットルバルブ36や過給器38の設計のばらつき(個体差)に起因して上限開度が必要以上に抑制され、動力性能が低下するおそれがある。さらに、エンジン12の回転数と吸入空気温とに基づく上限開度の設定は、参照するパラメータの少なさから、スロットルバルブ36の開度の調整精度に限界がある。
そこで、この実施例では、図3に示すフロー図に従うスロットルバルブ制御処理をECU52に実行させるようにしている。なお、このフロー図に対応する制御プログラムは、メモリ52mmに記憶される。
図3を参照して、ステップS1では、エンジン回転センサ46を通してエンジン12の回転数を検出する。ここで、エンジン12の回転数の単位は[rpm]である。ステップS3では検出されたエンジン回転数が閾値THr以上であるか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS15に進む一方、判別結果がYESであればステップS5に進む。
ステップS5では、エアフローメータ48を通して吸入空気量を測定する。ステップS7では、温度センサ50を通して吸入空気温を検出し、検出された吸入空気温に基づいて空気密度を算出する。ここで、吸入空気量の単位は[g/sec]であり、空気密度の単位は[kg/m]である。
ステップS9では、ステップS5およびS7で得られた吸入空気量および吸入空気温を数式1に適用して、エンジン12の充填効率をL−J方式で算出する。
[数式1]
充填効率=吸入空気量/空気密度/1000×ストローク数/2×エンジン回転数/排気量×60×100×1000
なお、数式1に順に出てくる“1000”,“60”,“100”および“1000”はそれぞれ、[g],[sec],[%],[m]を単位とする。また、排気量は、[L]を単位とする。
ステップS11では、こうして算出された充填効率が閾値THc以上であるか否かを判別する。判別結果がYESであればステップS13に進み、判別結果がNOであればステップS15に進む。
スロットルバルブ13では、スロットルバルブ36の開度の制限を要求するべくフラグFLGsvを“1”に設定する。スロットルバルブ15では、スロットルバルブ36の開度の調整を許可するべくフラグFLGsvを“0”に設定する。今回のスロットルバルブ制御処理は、ステップS13またはS15の処理の後に終了する。
図4(A)〜図4(C)を参照して、スロットルバルブ36の開度が一定であれば、吸入空気量およびエンジン12の回転数もまた一定となる。この状況で吸入空気温が徐々に低下すると、充填効率は徐々に上昇する。
ただし、充填効率が閾値THcに達すると、フラグFLGsvが“1”に設定され、吸入空気温の低下に伴ってスロットルバルブ36の開度が徐々に低減される。低減されたスロットルバルブ36の開度は、吸気温度が上昇に転じたときに、徐々に元の開度に戻る。フラグFLGsvは、充填効率が閾値THcを下回った時に“1”から“0”に更新される。
なお、図4(B)に示す閾値THc´は、スロットルバルブ36や過給器38の設計のばらつき(個体差)を想定して低めに設定された閾値である。また、図4(B)および図4(C)に示す一点鎖線は、閾値THc´を参照した場合の充填効率の変化およびスロットルバルブ36の開度の変化を示す。
以上の説明から分かるように、ECU52は、充填密度を繰り返し算出し(S9)、算出された充填密度が閾値THcを下回るようにスロットルバルブ36の開度を調整する(S11~S15)。エンジン12への吸入空気量は、こうして制御されるスロットルバルブ36によって規制される。
充填効率の算出にあたっては、吸入空気温に加えて吸入空気量が参照される。これによって、スロットルバルブ36や過給器38の個体差を排除することができ、スロットルバルブ36の開度を高精度で調整することができる。
また、充填効率については先読みが可能であるため、吸入空気量の応答遅れを考慮してスロットルバルブ36の開度を調整することができる。さらに、充填効率を参照することで、過給圧が制御不能となった場合でも、エンジン12の破損を防止できる。
なお、この実施例ではL−J方式で充填効率を算出しているが、充填効率はD−J方式で算出するようにしてもよい。
10 …車両
12 …エンジン
16 …燃焼室
18 …吸気バルブ
36 …スロットルバルブ
38 …過給器
46 …エンジン回転センサ
48 …エアフローメータ
50 …温度センサ
52 …ECU
66 …吸気圧センサ

Claims (1)

  1. 内燃機関に吸入される空気の量を規制するスロットルバルブを制御する制御装置であって、
    前記内燃機関の充填密度を繰り返し算出する算出手段、および
    前記算出手段によって算出された充填密度が閾値を下回るように前記スロットルバルブの開度を調整する調整手段を備える、制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7384089B2 (ja) 2020-03-25 2023-11-21 トヨタ自動車株式会社 スロットル制御装置

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