JP2018162160A - パーツフィーダ - Google Patents

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Yoshitaka Aoyama
好高 青山
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Abstract

【課題】パーツフィーダにおいて、受け箱や収容ボックスの配置をコンパクトにするとともに、部品の移動と受け箱や収容ボックスの配置を有機的に組み合わせて、良好な部品挙動を確保すること。【解決手段】円形の振動式ボウル9に螺旋形の部品搬送板12が形成され、部品搬送板12上に余剰の部品1を落下させる落下孔19が形成され、落下した部品1を受け入れる受け箱20が設けられ、異形部品5を通過させる選別通過孔23が壁板16、17に設けられ、選別通過孔23を通過した異形部品1を受け入れる収容ボックス24が設けられ、収容ボックス24は、受け箱20の上側の位置において、受け箱20に重複またはほぼ重複した位置に配置してある。【選択図】図3

Description

この発明は、パーツフィーダにおいて、複数の部品収容箱の配置に関している。
実願昭57−64169号(実開昭58−166886号)のマイクロフィルムには、パーツフィーダにおいて、高さの低い異形プロジェクションナットを選別して排出する排出口と、この排出口に連なる受け箱が記載されている。同様のことは、特開2001−106332号公報にも記載されている。
実願昭57−64169号(実開昭58−166886号)のマイクロフィルム 特開2001−106332号公報
上記特許文献には、パーツフィーダにおいて、高さの低い異形部品を排出して受け箱に収容することは記載されているが、これらの各部材をコンパクトにまとめてより小型化されたパーツフィーダを求めることに関しては、特別な技術的配慮は何もなされていない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、パーツフィーダにおける受け箱や収容ボックスなどの部品収容箱の配置をコンパクトにするとともに、部品の移動と部品収容箱を有機的に組み合わせて、良好な部品挙動を確保することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
円形の振動式ボウルの内側に螺旋形の部品搬送板が形成され、
部品搬送板上の余剰の部品を落下させる落下孔が、部品搬送板に形成され、
落下孔から落下した部品を受け入れる受け箱が設けられ、
部品に混入した異形部品を通過させる選別通過孔が、部品搬送板の外周側に起立している壁板に設けられ、
選別通過孔を通過した異形部品を受け入れる収容ボックスが設けられ、
収容ボックスは、受け箱の上側の位置において、受け箱に重複またはほぼ重複した位置に配置してあることを特徴とするパーツフィーダである。
上記構成によって、落下孔から落下した部品を受け入れる受け箱の上側に、壁板の選別通過孔を通過した異形部品を受け入れる収容ボックスが配置され、受け箱に対して、収容ボックスが重複またはほぼ重複した位置に配置されている。このように受け箱と収容ボックスが上下に重なったような位置関係となっている。
したがって、振動式ボウルの直径方向で見た収容ボックスの配置が、受け箱の外周部からわずかに突出するだけの領域に収まって、構造的にコンパクト化され、パーツフィーダ全体の小型化に効果的である。
収容ボックスは、起立姿勢で配置されているとともに、選別通過孔が形成された壁板に取り付けられ、受け箱は、落下孔から落下した部品を受け入れる機能を果たす存在とされている。換言すると、収容ボックスに向かう異形部品はほぼ水平方向に移動し、受け箱に向かう正常な部品は下方向に移動する。これにより、収容ボックスを受け箱の上側に配置することが簡単にしかも確実に達成され、異形部品や正常な部品の移動方向に適合した態様で、受け箱と収容ボックスの配置が実現する。
パーツフィーダの平面図である。 パーツフィーダの概略を示す外観図である。 図1の各断面を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。 部品の側面図である。
つぎに、本発明のパーツフィーダを実施するための形態を説明する。
図1〜図5は、本発明の実施例を示す。
最初に、部品について説明する。
本パーツフィーダで扱われる部品としては、ボルト、ナット、ワッシャなど、種々なものがあるが、ここでは正常部品としてドームナット、異形部品としてプロジェクションナットである。以下の説明において、プロジェクションナットを単にボルトと表現する場合もある。
図5(A)に示すように、正常部品であるドームナット1は、六角形のナット部2と、それと一体の球形のドーム部3と、120度間隔で形成された溶着用突起4によって構成されている。図示していないが、ねじ孔の中心軸線が符号O−Oで示されている。ナット部2の高さ寸法が6mm、ナット部2の角部間寸法が14mm、ドームナット1の全高が13mmである。
一方、異形部品であるプロジェクションナット5は、四角い本体部6と、下面側の四隅に形成された溶着用突起7によって構成されている。ドームナット1のナット部2の角部間寸法と、プロジェクション5の本体部6の角部間寸法は同じである。また、ナット部2と本体部6の高さは、ナット部2の方がわずかに高く、その差は、符号dで示されている。
つぎに、パーツフィーダの主要構造を説明する。
パーツフィーダは、符号100で示され、図2に示すように、支持台8上に固定されている。円形の振動式ボウル9と、その下側に配置した起振部10によって構成されている。
円形の底板11から渦巻き状の部品搬送板12が開始箇所13から始まり、螺旋形状を描きながら緩やかに上昇している。部品搬送板12が2周弱伸びた箇所が部品搬送板12の終端部であり、ここに送出管14が接続されている。部品は、反時計方向に回りながら部品搬送板12上を移送される。
振動式ボウル9の下側に配置されている起振部10は、振動式ボウル9に対して、円周方向と上下方向の振動を付与し、それによって合成された推進力が部品に付与され、これによって部品搬送板12上を上ってゆく。このようにして移送されてきた正常部品であるドームナット1は、送出管14を通過して、つぎの搬送手段15に移送され、目的箇所へ供給される。搬送手段15の代表的なものとして、直進フィーダが挙げられる。
つぎに、部品搬送板の断面形状を説明する。
図1のA−A断面は図3(A)図に、B−B断面は図3(B)図に、C−C断面は図3(C)図に示され、このように順次、図1の各断面線や矢視線に対応する断面図が図3(A)〜(I)に示されている。
断面Aの箇所は、部品搬送板12の開始箇所13から、1/4周位旋回した箇所なので、外側の部品搬送板12の高さ位置は、図3(A)に示すように、比較的低くなっている。図3(A)に示すように、底板11、低い側の部品搬送板12、高い側の部品搬送板12が階段状に形成され、高い側の部品搬送板12の外側に外壁板16が起立した状態で設けてある。各部品搬送板12には、外周側が低くなった傾斜が付与され、それによって部品は部品搬送板12の外周側へ寄せ付けられて、内壁板17や外壁板16を擦りながら移動する。上記傾斜は、符号θで表されている。
内壁板17は、低い側の部品搬送板12の外側に起立している板部材であり、前記外壁板16と内壁板17を総称して、「壁板」と呼称している。本実施例において後述する選別通過孔は、外壁板16、内壁板17のいずれに設けてもよく、後述の収容ボックスも外壁板16の外側面、内壁板17の外側面のいずれに取り付けてもよい。この実施例では収容ボックスは、外壁板16の外側面に取り付けられている。
断面Bの箇所は、部品搬送板12の開始箇所13から、1周半位進行した箇所なので、外側の部品搬送板12の高さ位置は、図3(B)に示すように、ほぼ最も高い位置になっている。断面Bの辺りまで移送されてきたドームナット1の個数が過剰であったりすると、後述の通過規制部材の正常な機能に支障をきたす恐れがあるので、余剰のドームナット1を落下孔19から転落させるようになっている。落下孔19は、外壁板16から内側方向に離れた箇所に開けてあり、ボウルの円形方向に沿った細長い円弧型になっている。ドームナット1の個数が過剰でないときには、落下孔19の外側を通過して行く。
落下孔19から落下したドームナット1は、受け箱20で受止められ、そこに一時貯留されたり、底板11の箇所へ戻されたりするようになっている。そのために、受け箱20の底板21に底板11側が低くなる傾斜が付与してあるとともに、内壁板17に戻り孔22が設けてある。受け箱20は、その内側の端縁部が溶接などの結合方法で底板11に結合してある。黒く塗りつぶした箇所が溶接部28である。
受け箱20は、送出管14と重複する箇所まで円弧方向に伸ばしてあり、それによって後述の通過規制部材や選別通過孔や収容ボックスなどとの構造的関連が付与されている。受け箱20は、両端に端板18を有しており、これらは図示していないが、内壁板17に溶接してある。
断面Cの箇所は、部品搬送板12の開始箇所13から、1周と3/4位進行した箇所なので、部品搬送板12の高さ位置は、図3(C)に示すように、ほぼ最も高い位置になっている。ドームナット1を扱う工程の近くに、上述のような寸法のプロジェクションナット5を扱う工程が存在すると、床などに転がっているナット5を、作業者が拾って振動式ボウル9へ誤って戻し入れることがある。このようなナット5が、異形部品である。
異形のナット5を除去するために、細長くて四角い選別通過孔23が外壁板16の下側に開けてある。選別通過孔23における選別動作は、図3(F)に示されている。すなわち、選別通過孔23の空間高さが、ナット5の高さよりも高く、ドームナット1の全高よりも低く設定してある。あるいは、ドームナット1が倒れているときのナット部2の角部間寸法よりも低く設定してある。このような高さ設定によって選別機能が果たされている。
また、選別通過孔23の搬送方向の長さは、図3(H)に示すように、わずかな移送距離の間にナット5の通過を果たすのに必要な長さとされ、ここでは、ナット5の幅の3倍である。
異形で異常とされるナット5が選別通過孔23を通過したら、再び振動式ボウル9内に戻らないようにすることが重要である。そのために、収容ボックス24が外壁板16の外側面に溶接してあり、図3(H)に示すように、選別通過孔23を通じてのみ部品搬送板12と連通している。収容ボックス24は、出口のない状態にしてあり、その底板25は部品搬送板12と同方向に傾斜している。そのため、選別通過孔23を通過したナット5は収容ボックス24の外側に片寄った状態になり、部品搬送板12へ戻ることはない。
断面Dの箇所は、外壁板16の高さ以外はB断面の箇所と同じである。異なっているのは、収容ボックス24の直ぐ隣の箇所の外壁板16に切欠き部26を設けて、外壁板16の高さを低くしてある。異常な姿勢で移動してきたドームナット1は、傾斜角θによって低い切欠き部26を乗り越えて、受け箱20に転落する。
振動式ボウル9の直径方向における受け箱20の幅W1は、切欠き部26からの転落空間27を確保したり、落下孔19から大量のドームナット1が落下したりした場合に備えて、十分な量のドームナット1を貯留できる寸法に設定してある。ドームナット1の中心軸線O−Oがほぼ鉛直方向となった正常な起立姿勢のときには、切欠き部26から転落することがなく、正常姿勢で後述の通過規制部材の通過孔に向かう。
つぎに、収容ボックスの配置について説明する。
収容ボックス24は、異形部品であるナット5を封じ込める役割を果たしている。C断面の箇所で見られるように、収容ボックス24は、受け箱20の上側において振動式ボウル9の直径方向に張り出した状態で配置され、収容ボックス24の幅寸法W2は、受け箱20の幅寸法W1とほぼ重複している。つまり、収容ボックス24と受け箱20との幅寸法が、上下方向で見てほぼ重複した状態で収容ボックス24と受け箱20が配置してある。
ここでは、収容ボックス24の方が受け箱20よりも外側に少し突き出ているが、収容ボックス24の外側部と受け箱20の外側部を上下方向で一致させたり、収容ボックス24の外側部を受け箱20の外側部よりも内側に配置したりすることも可能である。収容ボックス24と受け箱20の位置関係が上述のとおりでるから、特許請求の範囲の記載では、「収容ボックスは、受け箱の上側の位置において、受け箱に重複またはほぼ重複した位置に配置してある」という表現をしている。
収容ボックス24の外側部と受け箱20の外側部を上下方向で一致させたり、収容ボックス24の外側部を受け箱20の外側部よりも内側に配置したりした状態が、「重複」なる表現に相当している。また、図3(C)に示すように、収容ボックス24が受け箱20から少し外側に突き出ている状態が、「ほぼ重複」なる表現に相当している。収容ボックス24の突出長さが、図3(C)や後述の(E)において示すW3である。
つぎに、通過規制部材、送出管、収容ボックスなどについて説明する。
通過規制部材、送出管、収容ボックスなどの集約構造は、図3(I)図、(E)図、(G)図、(H)図などに示されている。
送出管14は、鋼板をコ字型に成型した管部材29を、開放側を下向きにして部品搬送板12の外周側に溶接して形成されている。送出管14の空間形状は矩形であり、ドームナット1が、ナット部2が下側になった起立状態で通過できるようになっている。
送出管14の入口部に、正常部品であるドームナット1を、その中心軸線O−Oがほぼ鉛直方向となった正常な起立姿勢で通過させ、中心軸線O−Oが横倒しになった異常姿勢のときには通過させない、通過規制部材30が配置してある。具体的には、通過規制部材30が送出管14の開口端に溶接してある。また、通過規制部材30は、正規のドームナット1よりも一回り大きなドームナットが混入した場合にも、通過を禁止する。
通過規制部材30は、四角い厚板で構成され、図3(G)に示すように、ドームナット1の外形形状に適合した通過孔31が形成してある。この通過孔31は、ナット部2が通過するナット通過部32と、ドーム部3が通過するドーム通過部33によって構成されている。ドームナット1が(G)図に示した正常な起立姿勢であるときには、通過孔31の通過が許容されるが、中心軸線O−Oが倒れたような横向きナット姿勢であるときには、通過孔31の内縁にひっかかって通過が禁止される。
ドームナット1のナット部2の寸法と、ナット5の本体部6の寸法は前述のとおり同じであるから、異形部品であるナット5が通過孔31のナット通過部32を通過してしまうことになる。
E断面の箇所における管部材29にも選別通過孔が形成されている。この構成は、前述のC断面の箇所のものと同じである。よって、この選別通過孔には、前述のものと同じ番号23が付してある。選別通過孔23は、管部材29に開けられているが、具体的には、管部材29の壁板34に設けてある。I断面の箇所におけるH断面形状は、通過規制部材30の存在以外は、先のC断面の箇所におけるH断面形状と同じである。
C断面の箇所における収容ボックスと同じ収容ボックスが、管部材29に溶接で取り付けられている。よって、このE断面の箇所における収容ボックスにも同じ番号24が付してある。(H)図や(I)図に示すように、通過規制部材30の直ぐ傍に選別通過孔23が配置してある。この選別通過孔23は、管部材29の壁板34に開口させてある。壁板34に収容ボックス24が溶接してあり、選別通過孔23は収容ボックス24の内部空間に連通している。
選別通過孔23が通過規制部材30の直ぐ傍に配置してあるというのは、選別通過孔23が通過規制部材30と隣り合った最短距離の位置に配置されていることを意味している。このように配置された選別通過孔23に連通した状態で、収容ボックス23が管部材29に溶接してある。
このように、通過規制部材30が管部材29(送出管14)の開口端、すなわち送出管14の入口部に溶接されていること、通過規制部材30に隣接させて通過規制部材30の直ぐ傍に、選別通過孔23が管部材29の壁板34に開口させた状態で配置してあること、選別通過孔23に連通する収容ボックス24が壁板34に溶接してあること等によって、通過規制部材30、選別通過孔23、収容ボックス24が集約構造部を形成した状態で配置されている。
つぎに、部品の移動挙動について説明する。
底板11上に待機しているドームナット1や異形のナット5は、搬送振動によって開始箇所13から部品搬送板12上を反時計方向に移動する。B断面の箇所付近まで移動してきて、この辺りにおけるドームナット1の個数が過剰であると、ドームナット1は部品搬送板12の幅いっぱいになって、過剰分は落下孔19から受け箱20に落下する。受け箱20に入ったドームナット1は、戻り孔22からボウル内に戻される。また、異形のナット5が落下孔19から落下したときには、ドームナット1と一緒に戻り孔22から振動式ボウル9内に戻される。
さらに、外壁板16に沿ってC断面の箇所へ移動してくると、ドームナット1はその中心軸線O−Oが横向きであっても選別通過孔23を潜り抜けることなく移送されてゆくが、異形のナット5が紛れ込んでいると、ナット5は選別通過孔23を潜り抜けて収容ボックス24内に封じ込められる。中心軸線O−Oが横向きになったドームナット1は、D断面の箇所で低くなった切欠き部26を乗り越えて、転落空間27を経て受け箱20へ転落する。そして、戻り孔22から底板11側へ戻される。
換言すると、収容ボックスに向かう異形部品はほぼ水平方向に移動し、受け箱に向かう正常な部品は下方向に移動する。このような移動の方向性と、収容ボックスや受け箱の配置が有機的に関連づけられている。
上述のようにして、中心軸線O−Oが起立状態になったドームナット1だけが正しい起立姿勢で通過規制部材30に向かい、ここで通過孔31を潜り抜けて、正規の姿勢の状態で搬送手段(直進フィーダ15)へ移行してゆく。
C断面の箇所において、ナット5が起立(ねじ孔の軸線が横倒しの姿勢)したりしていると、そこの選別通過孔23を通過することなく、そのままの姿勢で切欠き部26に沿って移送される。この移送の途上で搬送振動など何らかの外力が作用してナット5は寝た姿勢(ねじ孔の軸線が起立した姿勢)になると、ナット5はそのまま通過孔31のナット通過部32を通過する。この通過した異形のナット5は、通過規制部材30に隣接している選別通過孔23を通過して、収容ボックス24内に収容され、封じ込められる。
図4は、他の変形事例を示す。
これは、C断面の箇所に採用されているもので、選別通過孔23を潜り抜けて収容ボックス24内に入ったナット5を、部品箱35に集める形式である。そのために収容ボックス24の外周側には、開放部36が形成され、選別通過孔23を通過したプロジェクションナット5は、開放部36から部品箱35内に落下し、そこに貯留される。
このような形式にすることによって、多数のナット5が振動式ボウル9内に投入されたときには、振動式ボウル9の振動速度を高めて、不要なナット5を短時間で部品箱35へ回収する。
以上に説明した実施例の作用効果は、つぎのとおりである。
上記構成によって、落下孔19から落下したドームナット1を受け入れる受け箱20の上側に、壁板(外壁板16)の選別通過孔23を通過した異形のナット5を受け入れる収容ボックス24が配置され、受け箱20に対して、収容ボックス24がほぼ重複した位置に配置されている。つまり、振動式ボウル24の外側部が少しだけ受け箱20から外側に突き出ている。このように受け箱20と収容ボックス24が上下に重なったような位置関係となっている。
したがって、振動式ボウル9の直径方向で見た収容ボックス24の配置が、受け箱20の外周部からわずかに突出するだけの領域に収まって、構造的にコンパクト化され、パーツフィーダ100全体の小型化に効果的である。
収容ボックス24は、起立姿勢で配置されているとともに、選別通過孔23が形成された壁板(外壁板16)の外側面に溶接され、受け箱20は、落下孔19から落下したドームナット1を受け入れる機能を果たす存在とされている。換言すると、収容ボックス24に向かうナット5はほぼ水平方向に移動し、受け箱20に向かう正常なドームナット1は下方向に移動する。これにより、収容ボックス24を受け箱20の上側に配置することが簡単にしかも確実に達成され、異形ナット5や正常なドームナット1の移動方向に適合した態様で、受け箱20と収容ボックス24の配置が実現する。
外壁板16または内壁板17によって形成される壁板に、選別通過孔23が形成され、壁板の外側面に収容ボックス24が取り付けられている。一方、内壁板17に形成された戻り孔22に連通する受け箱20が、振動式ボウル9の底板11に溶接してある。このように壁板の選別通過孔23を潜り抜けた異形部品を受け入れる収容ボックス24が、戻り孔22に連通する受け箱20の上側に配置してある。つまり、ほぼ水平方向に移動する異形部品を受け入れる収容ボックス24が上側に配置され、ほぼ上下方向に落下する部品を受け入れる受け箱20が下側に配置してある。
このように異形部品の水平方向移動が上側で行われ、下方への部品移動が下側で行われるような受け箱20と収容ボックス24の配置であるから、部品の移動方向に適応した受け箱20と収容ボックス24の配置がなされる。したがって、受け箱20と収容ボックス24の配置が、部品の移動方向に適応し、受け箱20や収容ボックス24への部品の受け入れが良好になされる。異形部品の横移動は上方で行われ、部品の下方移動は下方に向けて行われる。
受け箱20は、振動式ボウル9の底板11に溶接され、収容ボックス24は、壁板の外側面に溶接されている。このように、受け箱20は、低い箇所に位置する底板11に溶接され、収容ボックス24は、起立した形態となっている壁板の外側面に溶接されている。このため、受け箱20を低い箇所に取り付け配置をすることと、収容ボックス24を高い箇所に取り付け配置をすることが、良好な位置関係を保ちながら、簡単にしかも確実に達成することができる。
上述のように、本発明のパーツフィーダによれば、受け箱や収容ボックスなどの部品収容箱の配置をコンパクトにするとともに、部品の移動と部品収容箱を有機的に組み合わせて、良好な部品挙動を確保する。したがって、自動車の車体組立工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
1 ドームナット
2 ナット部
3 ドーム部
4 溶着用突起
5 プロジェクションナット
6 本体部
7 溶着用突起
9 振動式ボウル
11 底板
12 部品搬送板
14 送出管
16 外壁板
17 内壁板
19 落下孔
20 受け箱
21 底板
22 戻り孔
23 選別通過孔
24 収容ボックス
25 底板
26 切欠き部
28 溶接部
W1 受け箱の幅寸法
W2 収容ボックスの幅寸法
29 管部材
30 通過規制部材
31 通過孔
34 壁板
35 部品箱
36 開放部
100 パーツフィーダ
O−O 中心軸線

Claims (1)

  1. 円形の振動式ボウルの内側に螺旋形の部品搬送板が形成され、
    部品搬送板上の余剰の部品を落下させる落下孔が、部品搬送板に形成され、
    落下孔から落下した部品を受け入れる受け箱が設けられ、
    部品に混入した異形部品を通過させる選別通過孔が、部品搬送板の外周側に起立している壁板に設けられ、
    選別通過孔を通過した異形部品を受け入れる収容ボックスが設けられ、
    収容ボックスは、受け箱の上側の位置において、受け箱に重複またはほぼ重複した位置に配置してあることを特徴とするパーツフィーダ。
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