JP2018161081A - 細胞観察装置および細胞観察方法 - Google Patents

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Sanzo Moriwaki
三造 森脇
小久保 正彦
Masahiko Kokubo
正彦 小久保
寛志 荻
Hiroshi Ogi
寛志 荻
恭子 伊東
Kyoko Ito
恭子 伊東
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Abstract

【課題】細胞観察装置において、明視野下で高いコントラストの細胞画像を取得する技術を提供する。【解決手段】この細胞観察装置1は、撮影位置Pに配置された細胞の画像を撮像する撮像装置である。細胞観察装置1は、照明部20と、撮像光学系30と、撮像部40とを有する。照明部20は、光源21と照明光学系22とを有し、撮影位置Pに配置された細胞92に照明光を照射する。撮像光学系30は、撮影位置Pと撮像部40との間に配置される。撮像部40は、撮影位置Pに配置された細胞を撮像する。照明光学系22の開口数NAと撮像光学系30の開口数NAとの比であるコヒーレンスファクターσは、0.5以下である。撮像部40は、白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯における細胞92の像を撮像する。これにより、撮像部40が細胞92により分散した光を撮像しない。したがって、コントラストの高い細胞画像を取得できる。【選択図】図1

Description

本発明は、細胞観察装置および細胞観察方法に関する。
医療や生物化学の分野では、観察対象である細胞の撮像を行う。観察用の容器内に収容された細胞を観察する際、透明な細胞はその特徴を観察するのが困難な場合がある。そこで、従来、細胞の視認性を高めるため、染料を用いた細胞の染色が行われている。しかしながら、染色を行うと細胞がダメージを負うという問題がある。このため、無染色で細胞の視認性を高める必要がある。従来の明視野における細胞の撮像方法は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の撮像方法では、撮像系の焦点距離を合焦点からずらすことにより、コントラストの向上を図っている。
特開2008−20498号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像方法では、視野内に形状の異なる複数種類の細胞がある場合、細胞同士が重なり合っている場合、または細胞が密集して配置される場合などでは、観察に十分なコントラストを得ることが難しい場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、明視野において高いコントラストの細胞画像を取得する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、撮影位置に配置された細胞の画像を撮像する撮像装置であって、光源と照明光学系とを有し、前記細胞に照明光を照射する照明部と、前記撮影位置に配置された前記細胞を撮像する撮像部と、前記撮影位置と前記撮像部との間に配置される撮像光学系と、を備え、前記照明光学系の開口数NAと前記撮像光学系の開口数NAとの比であるコヒーレンスファクターσが0.6以下であり、白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯における前記細胞の像を撮像する。
本願の第2発明は、第1発明の撮像装置であって、前記コヒーレンスファクターσが0.4以下である。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の撮像装置であって、前記照明部は、前記細胞に対して、前記狭波長帯の前記照明光を照射する。
本願の第4発明は、第3発明の撮像装置であって、前記照明光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む。
本願の第5発明は、第3発明の撮像装置であって、前記光源は、前記狭波長帯の光を出射するレーザ光源である。
本願の第6発明は、第1発明または第2発明の撮像装置であって、前記撮像光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む。
本願の第7発明は、第1発明ないし第6発明のいずれか撮像装置であって、前記狭波長帯は、その半値幅が150ナノメートル以下である。
本願の第8発明は、第7発明の撮像装置であって、前記狭波長帯は、その半値幅が100ナノメートル以下である。
本願の第9発明は、第1発明ないし第8発明のいずれかの撮像装置であって、前記撮像光学系は、前記撮像部による前記細胞の撮像時に、合焦点位置から光軸に沿って所定の距離ずれた位置を焦点位置とする。
本願の第10発明は、撮影位置に配置された細胞の画像を撮像する撮像方法であって、a)前記細胞に照明光を照射する工程と、b)白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯において、前記工程a)により前記照明光が照射された前記細胞の像を撮像部が撮影する工程と、を備え、前記工程b)において、光源と前記細胞との間に介在する照明光学系の開口数NAと前記細胞と前記撮像部との間に介在する撮像光学系の開口数NAとの比であるコヒーレンスファクターσが0.6以下である。
本願の第11発明は、請求項10に記載の撮像方法であって、前記コヒーレンスファクターσが0.4以下である。
本願の第12発明は、第10発明または第11発明の撮像方法であって、前記工程a)において、前記細胞に対して、前記狭波長帯の前記照明光を照射する。
本願の第13発明は、第12発明の撮像方法であって、前記光源は、前記狭波長帯よりも広い波長帯域の光を出射し、前記照明光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む。
本願の第14発明は、第12発明の撮像方法であって、前記光源は、前記狭波長帯の光を出射するレーザ光源である。
本願の第15発明は、第10発明または第11発明の撮像方法であって、前記撮像光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含み、前記工程b)において、前記撮像部は、前記バンドパスフィルタを介して前記細胞の像を撮影する。
本願の第16発明は、第10発明ないし第15発明のいずれかの撮像方法であって、前記狭波長帯は、その半値幅が150ナノメートル以下である。
本願の第17発明は、第16発明の撮像方法であって、前記狭波長帯は、その半値幅が100ナノメートル以下である。
本願の第18発明は、第10発明ないし第17発明のいずれかの撮像方法であって、前記工程b)において、前記撮像部は、合焦点位置から光軸に沿って所定の距離ずれた位置を焦点位置として前記細胞の像を撮影する。
本願の第1発明から第18発明によれば、細胞による分散が生じにくい狭波長帯の光のみを撮像部が撮像する。したがって、コントラストの高い細胞画像を取得できる。
本願の第2発明および第10発明によれば、コントラストがより向上する。
本願の第3発明ないし第5発明、および第11発明および第14発明によれば、狭波長帯の照明光を細胞に照射することにより、撮像部での画像の取得に必要ない光が細胞に照射されない。細胞に必要最低限の照明光のみが照射されることにより、照明光に起因する細胞へのダメージを必要最低限とできる。
本願の第6発明および第15発明によれば、照明部側の設計変更を行うことなく、狭波長帯における細胞の画像を撮像できる。
本願の第7発明、第8発明、第16発明および第17発明によれば、よりコントラストの高い細胞画像を取得できる。
本願の第9発明および第18発明によれば、よりコントラストの高い細胞画像を取得できる。
第1実施形態に係る細胞観察装置の概略図である。 第1実施形態に係る培養容器の斜視図である。 第1実施形態に係る細胞観察装置における観察画像の例を示した図である。 細胞における白色光の屈折の様子を示した概念図である。 細胞における狭帯域光の屈折の様子を示した概念図である。 第1実施形態に係る細胞観察装置における観察画像の例を示した図である。 第1実施形態に係る細胞観察装置における観察画像の例を示した図である。 焦点位置と細胞の見え方との関係を模式的に示した図である。 第2実施形態に係る細胞観察装置の概略図である。 第3実施形態に係る細胞観察装置の概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.細胞観察装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る細胞観察装置1の構成を示した概略図である。本実施形態の細胞観察装置1は、撮影位置Pに配置された培養容器9内に保持された細胞の画像を取得する装置である。図2は、培養容器9の斜視図である。
培養容器9は、複数の窪部900を有するウェルプレートである。複数の窪部900は、二次元的に規則的に配列されている。また、各窪部900は、光透過性の底部を有する。培養容器9は、各窪部900内に、培養液91を収容するとともに、観察対象である細胞92を培養液91内に保持する。各窪部900の内部において細胞92を培養することにより、窪部900の底部に沿って細胞92が培養される。以下では、培養容器9と、培養容器9内の培養液91および細胞92を併せて試料90と称する。なお、培養容器9は、ウェルプレートに代えて、ガラスや樹脂等で形成された光透過性のシャーレであってもよい。
図1に示すように、細胞観察装置1は、照明部20と、撮像光学系30と、撮像部40とを有する。照明部20、撮像光学系30および撮像部40は、装置本体(図示せず)に支持される。
照明部20は、光源21と、照明光学系22とを含む。照明部20は、撮影位置Pの上方に配置される。照明部20は、細胞92の撮影時に、撮影対象となる試料90に対して上側から照明光を照射する。
本実施形態の光源21は、ハロゲンランプである。このため、光源21は、白色光を出射する。
照明光学系22は、バンドパスフィルタ50と、コレクタレンズ221、視野絞り222、開口絞り223、およびコンデンサレンズ224とを有する。光源21から出射された照明光は、コレクタレンズ221、視野絞り222、バンドパスフィルタ50、開口絞り223およびコンデンサレンズ224を順に通過した後、試料90に照射される。
バンドパスフィルタ50は、所定の狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタである。バンドパスフィルタ50は、広い波長帯を有する光源21からの白色光のうち、所定の狭波長帯の照明光のみを通過させる。照明光学系22がバンドパスフィルタ50を含むことにより、照明部20は、試料90に対して、狭波長帯の照明光を照射する。バンドパスフィルタ50には、例えば、誘電体多層膜フィルタ、フィルタガラス、または、液晶チューナブルフィルタなどが用いられる。
コレクタレンズ221は、光源21から出射された照明光の向きを調整するレンズである。視野絞り222は、撮影位置Pにおける照明領域を調節する。開口絞り223は、照明光学系22の開口数NAを調整する。コンデンサレンズ224は、照明光を集光させる。
撮像光学系30は、撮影位置Pと撮像部40との間に配置される。撮像光学系30は、対物レンズ31、開口絞り32、結像レンズ33、ビームスプリッター34および接眼レンズ35を有する。対物レンズ31は、観察対象を拡大して像を映し出すためのレンズである。開口絞り32は、撮像光学系30の開口数NAを調整する。結像レンズ33は、撮像部40の受光面および接眼レンズ35に撮像対象物の像を結像させる。ビームスプリッター34は、結像レンズ33を通過した光を撮像部40側と接眼レンズ35側とに分岐させる。
照明部20により照射され、試料90を透過した光は、対物レンズ31、開口絞り32および結像レンズ33を介して進む。そして、ビームスプリッター34において接眼レンズ35へと向かう光と、撮像部40へと向かう光とに分かれる。ビームスプリッター34は、接眼レンズ35へ向かう光と撮像部40へ向かう光との比率を、切り替え可能であってもよい。接眼レンズ35は、結像位置350よりもビームスプリッター34から離れた位置に配置される。接眼レンズ35は、観察者が観察を行う際に覗くレンズである。対物レンズ31で拡大した像を接眼レンズ35でさらに拡大して観察できる。
なお、図1において、照明光学系22および撮像光学系30を構成する各部は、光軸に沿って一列に配列されている。しかしながら、照明光学系22および撮像光学系30における光路は、反射鏡等によって折り返されても良い。
撮像部40は、受光面に結像した試料90の二次元画像を、デジタル画像データとして取得する。すなわち、撮像部40は、撮影位置Pに配置された細胞92を撮像する。撮像部40には、例えば、CCDカメラや、CMOSカメラが用いられる。撮像部40で細胞92の画像を撮像する場合には、まず、照明部20を駆動させて、細胞92を含む試料90に照明光を照射する。そして、照明光が照射された細胞92の像を撮像部が撮影する。
この細胞観察装置1では、照明部20が、上述したバンドパスフィルタ50によって、白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯の照明光を試料90へ照射する。このため、撮像部40は、狭波長帯における細胞92の像を撮像する。狭波長帯域の具体的な値や、その効果については、後述する。
また、本実施形態では、照明部20が試料90の上方から照明光を照射し、撮像部40が試料90の下方からの映像を撮像する。しかしながら、本発明の細胞観察装置は、このような構造に限られない。照明部20が試料90の下方から照明光を照射し、撮像部40が試料の上方からの映像を撮像してもよい。
<1−2.観察条件について>
次に、細胞観察装置1における細胞92の観察時における各条件について説明する。この細胞観察装置1では、無染色の細胞92を観察することを想定している。一般的に細胞は無色透明に近いため、無染色状態の細胞を明視野下で観察しようとすると、その構成要素の輪郭を特定しにくい。しかしながら、染色を行うと細胞にダメージを与えるため、細胞を生きたまま観察したり、細胞の経時変化を中長期的に観察したりすることが困難である。このため、本発明では、細胞観察装置1におけるコヒーレンスファクターσおよび観察波長帯域の条件を特定することにより、透明に近い細胞を高コントラストで観察できる。
初めに、コヒーレンスファクターσの条件について、図3を参照しつつ説明する。図3は、コヒーレンスファクターσの値を変化させて撮像部40が取得した画像を示した図である。
コヒーレンスファクターσは、照明光学系22の開口数NAと、撮像光学系30の開口数NAとの比である。具体的には、コヒーレンスファクターσは、照明光学系22の開口数NAを撮像光学系30の開口数NAで割った値である。コヒーレンスファクターσを小さくすることにより、撮像部40で取得できる画像のコントラストを向上できる。
図3には、コヒーレンスファクターσの値をσ=1.00、σ=0.83、σ=0.58、σ=0.36、σ=0.26、およびσ=0.14とした場合の細胞92の画像の例が示されている。図3の例の細胞92は、細胞体921と、細胞体921から突出した突起922と、細胞体921の内部の微細構造923とを有する。なお、このときのバンドパスフィルタ50の中心波長は550nmであり、半値幅は39nmである。したがって、細胞92に照射される狭波長帯の照明光の中心波長は550nm、半値幅は39nmである。
図3に示すように、コヒーレンスファクターσの値が小さくなるにつれ、細胞92の画像のコントラストが向上する。特に、σ=0.83の場合にはぼやけていた細胞体921の輪郭が、σ=0.58の場合にははっきりと視認できる。また、σ=0.83の場合には視認が困難な突起922の輪郭や、細胞体921の微細構造923の輪郭の存在を、σ=0.58の場合には視認できる。このように、コヒーレンスファクターσの値をσ=0.6以下とすることにより、明視野において透明な細胞92の各部を視認できる程度まで、画像のコントラストを向上できる。
また、σ=0.58の場合にはぼやけていた突起922の輪郭や、細胞体921の微細構造923の輪郭を、σ=0.36の場合には視認できる。このように、コヒーレンスファクターσの値をσ=0.4以下とすることにより、明視野において透明な細胞92の各部をより鮮明に視認できる程度まで、画像のコントラストをより向上できる。
σ=0.26の場合には、σ=0.36の場合と同様、細胞体921の輪郭を鮮明に視認できる。また、σ=0.26の場合には、σ=0.36の場合よりもさらに画像のコントラストが向上する。一方、σ=0.14の場合では、σ=0.26の場合と比べて明らかな視認性およびコントラストの向上は見られなかった。
次に、観察波長帯域の条件について、図4ないし図6を参照しつつ説明する。図4は、細胞92における白色光の屈折の様子を示した概念図である。図5は、細胞92における狭帯域光の屈折の様子を示した概念図である。図6は、照明光の波長帯域の半値幅を変化させて撮像部40が取得した画像を示した図である。図6の例の細胞92は、細胞体921と、細胞体921から突出した突起922とを有する。
図4に示すように、細胞92に対して白色光L1を照射すると、細胞体921の表面や、核924の表面などの箇所で屈折が生じる。白色光L1は屈折箇所において、その波長成分によって屈折角が異なる。このため、図4中に概念的に示した様に、白色光L1の短波長成分L11、中波長成分L12、および長波長成分L13は、それぞれ、異なる方向へと偏向して進行する。このように、細胞92の各部で発生する色収差が原因となって、細胞92の画像の視認性が低下するおそれがある。
このため、図5に示すように、細胞92に対して白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯の狭帯域光L2を照射した場合、白色光L1を照射した場合と比べて、屈折箇所における偏向角度が小さい。したがって、屈折箇所において、狭帯域光L2はほぼ同一方向へと進行する。すなわち、細胞92における照明光の拡がりが抑制される。その結果、細胞92の画像の視認性が低下するのが抑制される。
図6には、バンドパスフィルタ50を使用しない場合と、バンドパスフィルタ50の半値幅を153nm、124nm、および10nmとした場合との細胞92の画像の例が示されている。バンドパスフィルタ50の半値幅が小さいほど、バンドパスフィルタ50を通過した照明光の波長帯域は小さくなる。図6の例の細胞92は、細胞体921と、細胞体921から突出した突起922とを有する。なお、この時のコヒーレンスファクターσの値はσ=0.26であり、バンドパスフィルタ50の中心波長は550nmである。
図6に示すように、バンドパスフィルタ50を使用しない白色光における画像と比べて、バンドパスフィルタ50を使用した狭波長帯における3つの画像では、細胞92の各部を視認しやすい。特に、白色光における画像では、細胞体921から延びる突起922を視認するのが困難であるのに対し、狭波長帯における3つの画像では、突起922を視認できる。このように、狭波長帯における細胞92の像を撮像することにより、コントラストが高い画像を得ることができる。このように、バンドパスフィルタ50が介在することにより、細胞92による拡がりが生じにくい狭波長帯の光のみを撮像部40が撮像する。したがって、コントラストの高い細胞画像を取得できる。
また、図6に示すように、狭波長帯における3つの画像を比較すると、狭波長帯の半値幅が小さくなるにつれ、画像のコントラストが向上する。特に、半値幅が124nmの場合には、半値幅が153nmの場合と比べて、突起922の輪郭の視認性が大きく向上している。このように、狭波長帯の半値幅は、150nm以下であることが好ましい。一方、半値幅が10nmの場合には、半値幅124nmの場合と比べて、突起922の輪郭の視認性がさらに向上する。したがって、狭波長帯の半値幅は、100nm以下であることがより好ましい。すなわち、狭波長帯の半値幅を150nm以下や、100nm以下とすることにより、よりコントラストの高い細胞画像を取得できる。
この細胞観察装置1では、上記のように、撮像部40が狭波長帯における細胞92の画像を取得できる。撮像部40が狭波長帯における細胞92の画像を取得するためには、大きく分けて2つの方法がある。1つは、本実施形態のように、細胞92に照射する照明光の波長帯域を狭波長帯にする方法である。もう1つは、狭波長帯よりも広い波長帯域を有する照明光を細胞92に照射し、細胞92と撮像部40との間にバンドパスフィルタを配置することで、撮像部40の撮像素子に到達する光を狭波長帯の光に限定する方法である。本実施形態では、狭波長帯の照明光を細胞92に照射することにより、撮像部40での画像の取得に必要ない光が細胞92に照射されない。細胞92に必要最低限の照明光のみが照射されることにより、照明光に起因する細胞92へのダメージを必要最低限とすることができる。したがって、光によるダメージを受けやすい種類の細胞92を観察する場合、当該方法が有用である。
また、本実施形態のように、照明部20、撮像光学系30および撮像部40を含む光路上にバンドパスフィルタ50を配置する方法では、バンドパスフィルタ50を変更することにより、狭波長帯の中心波長や半値幅等の条件を容易に変更できる。このため、細胞92の種類に応じてバンドパスフィルタ50を変更することで、細胞92の種類毎に最適な条件で画像を取得できる。
続いて、観察波長帯域の他の条件について、図7を参照しつつ説明する。図7は、照明光の波長帯域の中心値を変化させて撮像部40が取得した画像を示した図である。図7の例の細胞92は、細胞体921と、細胞体921から突出した突起922と、細胞体921の内部の微細構造923とを有する。図7には、バンドパスフィルタ50の中心波長を613nm、半値幅を14nmとした場合と、バンドパスフィルタ50の中心波長を552nm、半値幅を18nmとした場合と、バンドパスフィルタ50の中心波長を448nm、半値幅を14nmとした場合とが示されている。なお、この時のコヒーレンスファクターσの値はσ=0.26である。
図7に示すように、中心波長が短くなるにつれ、画像のコントラストが高く、細胞92の輪郭の視認性が向上する。中心波長が552nmの場合には、中心波長が613nmの場合と比べて、細胞体921および突起922の輪郭や微細構造923を視認しやすい。このように、狭波長帯の中心波長は、600nm以下であることが好ましい。
また、中心波長が448nmの場合、中心波長が552nmの場合と比べて、突起922の輪郭や微細構造923をさらに視認しやすい。しかしながら、中心波長が448nmの場合、細胞体921の輪郭が強調されすぎているようにも見える。このように、細胞体921のような大きさの構造を観察する場合、狭波長帯の中心波長を552nmとするのが好ましい。一方、突起922や微細構造923のような微細な構造を観察する場合、狭波長帯の中心波長を448nmとするのが好ましい。したがって、観察目的に応じて狭波長帯の中心波長を選択することにより、より適切な観察画像を取得できる。
最後に、焦点位置の条件について、図8を参照しつつ説明する。図8は、白色光での明視野観察における焦点位置と細胞92の見え方との関係を模式的に示した図である。図8中に模式的に示したように、細胞92は透明であるため、撮像光学系30の焦点位置を細胞92に合わせた合焦点位置とすると、撮像部40により取得された画像において、細胞内部と細胞外部との輝度は近似する。このため、合焦点位置では、細胞92が視認しにくくなる。
撮像光学系30の焦点位置を合焦点位置から近距離方向(撮像部40側)へとずらすと、細胞内部が細胞外部よりも白く見える。そして、撮像光学系30の焦点位置を合焦点位置から一定距離近距離方向へずらした第1位置において、エッジの強さが極大値をとる。このため、第1位置において、細胞92および細胞92の各部の視認性が高くなる。撮像光学系30の焦点位置を第1位置よりもさらに近距離方向へずらすと、画像がぼけて、エッジが弱くなり、細胞92の視認性が低下する。
一方、撮像光学系30の焦点距離を合焦点位置から遠距離方向(照明部20側)へとずらすと、細胞内部が細胞外部よりも黒く見える。そして、撮像光学系30の焦点位置を合焦点位置から一定距離遠距離方向へずらした第2位置において、エッジの強さが極大値をとる。このため、第2位置において、細胞92および細胞92の各部の視認性が高くなる。撮像光学系30の焦点位置を第2位置よりもさらに遠距離方向へずらすと、画像がぼけて、エッジが弱くなり、細胞92の視認性が低下する。
このように、白色光での明視野観察においては、撮像光学系30の焦点位置は、合焦点位置から一定距離ずらした第1位置または第2位置とすることが好ましい。これにより、より高いコントラストの画像を取得できる。狭波長帯における観察においても、狭波長帯の中心波長および半値幅、光学系のコヒーレンスファクターσ等の条件によっては、白色光での明視野観察と同様である場合がある。すなわち、狭波長帯における観察においても、条件によっては、撮像光学系30の焦点位置を合焦点位置から一定距離ずらした位置とすることが好ましい場合がある。なお、合焦点位置から第1位置または第2位置までの距離は、細胞92の種類毎に予め決めた所定の距離であってもよい。また、合焦点位置から第1位置または第2位置までの距離は、観察しながら調整して決定してもよい。
<2.第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る細胞観察装置1Aの構成を示した概略図である。図9に示すように、細胞観察装置1Aは、照明部20Aと、撮像光学系30Aと、撮像部40Aとを有する。
照明部20Aは、光源21Aと、照明光学系22Aとを含む。本実施形態の光源21Aは、白色光よりも波長帯域が狭い狭波長帯の光を出射するレーザ光源またはLED光源である。照明光学系22Aは、コレクタレンズ221A、視野絞り222A、開口絞り223A、およびコンデンサレンズ224Aを有する。光源21Aから出射された照明光は、コレクタレンズ221A、視野絞り222A、開口絞り223Aおよびコンデンサレンズ224Aを順に通過した後、撮影位置Pに配置された試料90Aに照射される。試料90Aには、細胞が含まれる。
撮像光学系30Aは、対物レンズ31A、開口絞り32A、および結像レンズ33Aを有する。照明部20Aにより照射され、試料90Aを通過した光は、対物レンズ31A、開口絞り32Aおよび結像レンズ33を介して撮像部40Aの受光面へ到達する。そして、撮像部40Aは、受光面に結像した試料90Aの二次元画像を、デジタル画像データとして取得する。
この細胞観察装置1Aでは、光源21Aが狭波長帯の光を出射する。このため、照明部20Aが波長帯域を調整するためのバンドパスフィルタを有することなく、照明部20Aが、白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯の照明光を試料90Aへ照射できる。これにより、撮像部40Aは、狭波長帯における細胞の画像を撮像する。
また、この観察装置1Aは、観察者が直接観察を行うための接眼レンズを有していない。このように、観察者は、撮像部40Aの取得した画像のみにより試料90Aの観察を行うものであってもよい。
<3.第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係る細胞観察装置1Bの構成を示した概略図である。図10に示すように、細胞観察装置1Bは、照明部20Bと、撮像光学系30Bと、撮像部40Bとを有する。
照明部20Bは、光源21Bと、照明光学系22Bとを含む。本実施形態の光源21Bは、白色光を出射するハロゲンランプである。照明光学系22Bは、コレクタレンズ221B、視野絞り222B、開口絞り223B、およびコンデンサレンズ224Bを有する。光源21Bから出射された照明光は、コレクタレンズ221B、視野絞り222B、開口絞り223Bおよびコンデンサレンズ224Bを順に通過した後、撮影位置Pに配置された試料90Bに照射される。このため、試料90Bには、白色光が照射される。試料90Bには、細胞が含まれる。
撮像光学系30Bは、バンドパスフィルタ50B、対物レンズ31B、開口絞り32B、および結像レンズ33Bを有する。照明部20Bにより照射され、試料90Bを通過した光は、対物レンズ31B、開口絞り32B、バンドパスフィルタ50Bおよび結像レンズ33Bを介して撮像部40Bの受光面へ到達する。
バンドパスフィルタ50Bは、所定の狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタである。バンドパスフィルタ50Bは、広い波長帯を有する試料90Bを通過した白色光のうち、所定の狭波長帯の光のみを通過させる。撮像光学系30Bがバンドパスフィルタ50Bを含むことにより、撮像部40Bには、狭波長帯の光のみが到達する。そして、撮像部40Bは、受光面に結像した試料90Bの二次元画像を、デジタル画像データとして取得する。
この細胞観察装置1Bでは、照明部20Bではなく、撮像光学系30Bがバンドパスフィルタ50Bを有する。これにより、照明部20B側の設計変更を行うことなく、狭波長帯における細胞の画像を撮像できる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
照明光学系および撮像光学系の構成は、上記の実施形態と異なっていてもよい。例えば、照明光学系および撮像光学系が、他の要素を有していてもよいし、上記の実施形態に含まれる要素が省略されていてもよい。また、照明光学系または撮像光学系におけるバンドパスフィルタの位置は、上記の実施形態と異なっていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1,1A,1B 細胞観察装置
9 培養容器
20,20A,20B 照明部
21,21A,21B 光源
22,22A,22B 照明光学系
30,30A,30B 撮像光学系
40,40A,40B 撮像部
50,50B バンドパスフィルタ
90,90A,90B 試料
92 細胞

Claims (18)

  1. 撮影位置に配置された細胞の画像を撮像する撮像装置であって、
    光源と照明光学系とを有し、前記細胞に照明光を照射する照明部と、
    前記撮影位置に配置された前記細胞を撮像する撮像部と、
    前記撮影位置と前記撮像部との間に配置される撮像光学系と、
    を備え、
    前記照明光学系の開口数NAと前記撮像光学系の開口数NAとの比であるコヒーレンスファクターσが0.6以下であり、
    白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯における前記細胞の像を撮像する、撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記コヒーレンスファクターσが0.4以下である、撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記照明部は、前記細胞に対して、前記狭波長帯の前記照明光を照射する、撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置であって、
    前記照明光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む、撮像装置。
  5. 請求項3に記載の撮像装置であって、
    前記光源は、前記狭波長帯の光を出射するレーザ光源である、撮像装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記撮像光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む、撮像装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の撮像装置であって、
    前記狭波長帯は、その半値幅が150ナノメートル以下である、撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置であって、
    前記狭波長帯は、その半値幅が100ナノメートル以下である、撮像装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の撮像装置であって、
    前記撮像光学系は、前記撮像部による前記細胞の撮像時に、合焦点位置から光軸に沿って所定の距離ずれた位置を焦点位置とする、撮像装置。
  10. 撮影位置に配置された細胞の画像を撮像する撮像方法であって、
    a)前記細胞に照明光を照射する工程と、
    b)白色光よりも波長帯域が小さい狭波長帯において、前記工程a)により前記照明光が照射された前記細胞の像を撮像部が撮影する工程と、
    を備え、
    前記工程b)において、光源と前記細胞との間に介在する照明光学系の開口数NAと前記細胞と前記撮像部との間に介在する撮像光学系の開口数NAとの比であるコヒーレンスファクターσが0.6以下である、撮像方法。
  11. 請求項10に記載の撮像方法であって、
    前記コヒーレンスファクターσが0.4以下である、撮像方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載の撮像方法であって、
    前記工程a)において、前記細胞に対して、前記狭波長帯の前記照明光を照射する、撮像方法。
  13. 請求項12に記載の撮像方法であって、
    前記光源は、前記狭波長帯よりも広い波長帯域の光を出射し、
    前記照明光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含む、撮像方法。
  14. 請求項12に記載の撮像方法であって、
    前記光源は、前記狭波長帯の光を出射するレーザ光源である、撮像方法。
  15. 請求項10または請求項11に記載の撮像方法であって、
    前記撮像光学系は、前記狭波長帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを含み、
    前記工程b)において、前記撮像部は、前記バンドパスフィルタを介して前記細胞の像を撮影する、撮像方法。
  16. 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の撮像方法であって、
    前記狭波長帯は、その半値幅が150ナノメートル以下である、撮像方法。
  17. 請求項16に記載の撮像方法であって、
    前記狭波長帯は、その半値幅が100ナノメートル以下である、撮像方法。
  18. 請求項10ないし請求項17のいずれかに記載の撮像方法であって、
    前記工程b)において、前記撮像部は、合焦点位置から光軸に沿って所定の距離ずれた位置を焦点位置として前記細胞の像を撮影する、撮像方法。
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