JP2018158388A - 回転関節部のカバー装置 - Google Patents
回転関節部のカバー装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018158388A JP2018158388A JP2015162344A JP2015162344A JP2018158388A JP 2018158388 A JP2018158388 A JP 2018158388A JP 2015162344 A JP2015162344 A JP 2015162344A JP 2015162344 A JP2015162344 A JP 2015162344A JP 2018158388 A JP2018158388 A JP 2018158388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- movable
- covers
- movable cover
- joint portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J19/00—Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
【課題】塵埃の進入防止及び安全性確保とともにカバー装置を回転関節部から取り外すことなくカバー内部への容易なアプローチを実現すること。【解決手段】カバー装置12は、前方のリンクと後方のリンクとの間を接続する回転関節部J2をカバーし、前方のリンクに固定される前方カバー124と、後方のリンクに固定される後方カバー121と、前方カバーと後方カバーとの間に配置され、回転関節部の回転軸と同軸で回転自在に軸支される複数の可動カバー122,123とを具備し、前方カバー、後方カバー及び可動カバーは回転関節部を同方向から跨いで被覆するよう鞍形形状をなし、回転関節部の回転にともなって前方カバーはそれに隣り合う可動カバーに、可動カバーはそれに後方で隣り合う可動カバーに、可動カバーは後方カバーに順次収納され引き出されるよう入れ子構造に構成される。【選択図】 図4
Description
本発明の実施形態は回転関節部をカバーするカバー装置に関する。
回転関節部のカバー装置は、回転関節部への塵埃の進入を防止し、また安全性向上を目的として例えばロボット装置の回転関節部を被覆するように装着される。従来は回転関節カバーの多くがジャバラ構造であった。ジャバラ構造の凹凸構造は、その凹部に汚れがたまりやすく、また回転関節の回転にともなって凹部が狭広することから安全性を高い水準で確保することが難しいものであった。さらにカバー内部の回転関節部にメンテナンス等のためにアプローチするときにはカバー装置それ自体を回転関節部から取り外す必要があった。
目的は、回転関節部への塵埃の進入防止及び安全性確保というカバー装置としての本来的な目的を果たしながらカバー装置を回転関節部から取り外すことなくカバー内部への容易なアプローチを実現する回転関節部のカバー装置を提供することにある。
本実施形態に係るカバー装置は、前方のリンクと後方のリンクとの間を接続する回転関節部をカバーし、前記前方のリンクに固定される前方カバーと、前記後方のリンクに固定される後方カバーと、前記前方カバーと前記後方カバーとの間に配置され、前記回転関節部の回転軸と同軸で回転自在に軸支される複数の可動カバーとを具備し、前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部を同方向から跨いで被覆するよう鞍形形状をなし、前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部の回転にともなって前記前方カバーはそれに隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーはそれに後方で隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーは前記後方カバーに順次収納され引き出されるよう入れ子構造に構成されることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るカバー装置を説明する。本実施形態に係るカバー装置は、前方のリンクと後方のリンクとの間を接続する回転関節部をカバーするために構成される。本実施形態に係るカバー装置は、典型的にはロボット装置のアーム機構の回転関節部に取り付けられる。しかし本実施形態に係るカバー装置の適用は、ロボット装置のアーム機構の回転関節部には限定されない。例えば本実施形態に係るカバー装置は、パワーショベルやクレーンの関節部にも適用され得る。ここでは本実施形態に係るカバー装置では、ロボット装置のアーム機構の回転関節部に取り付けられるものとして説明する。
図1は、本実施形態に係るカバー装置が適用されるロボット装置のアーム機構の外観斜視図である。ロボットアーム機構は、本体フレーム10と本体フレーム10に接続されるアーム部2とアーム部2の先端に取り付けられる手首部4とを有する。手首部4は、手首カバー14にその全体が覆われている。手首カバー14に、関節部J4,J5,J6を駆動するアクチュエータやその制御ドライバ等が内蔵されている。手首部4には図示しないアダプタが設けられている。例えば、アダプタは後述の第6回転軸RA6の回転部に設けられる。手首部4に設けられたアダプタには、ハンド装置3が取り付けられる。
ロボットアーム機構は、複数、ここでは6つの関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6を有する。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は本体フレーム10から順番に配設される。一般的に、第1、第2、第3関節部J1,J2,J3は根元3軸と呼ばれ、第4、第5、第6関節部J4,J5,J6はハンド装置3の姿勢を変化させる手首3軸と呼ばれる。手首部4は第4、第5、第6関節部J4,J5,J6を有する。根元3軸を構成する関節部J1,J2,J3の少なくとも一つは直動伸縮関節である。ここでは第3関節部J3が直動伸縮関節部、特に伸縮距離の比較的長い関節部として構成される。アーム部2は直動伸縮関節部J3(第3関節部J3)の伸縮部分を表している。
第1関節部J1は基台面に対して例えば垂直に支持される第1回転軸RA1を中心としたねじり関節である。第2関節部J2は第1回転軸RA1に対して垂直に配置される第2回転軸RA2を中心とした曲げ関節である。第3関節部J3は、第2回転軸RA2に対して垂直に配置される第3軸(移動軸)RA3に沿って直線的にアーム部2が伸縮する関節である。
第4関節部J4は、第4回転軸RA4を中心としたねじり関節である。第4回転軸RA4は、第3移動軸RA3と略一致する。第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を中心とした曲げ関節である。第6関節部J6は第4回転軸RA4に対して直交し、第5回転軸RA5に対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした曲げ関節である。
本体カバー11は、本体フレーム10を覆う円筒状体のカバーである。本体カバー11は、その円筒の中心軸が第1関節部J1の第1回転軸RA1に一致するように設けられている。例えば、第1関節部J1は図示しない固定台に取り付けられる。その場合、第1関節部J1が回転するとき、アーム部2は本体フレーム10の軸回転とともに左右に旋回する。なお、本体フレーム10が接地面に固定されていてもよい。その場合、本体フレーム10とは独立してアーム部2が旋回する構造に設けられる。
第2関節部J2を覆うカバー装置12は、鞍形形状を有する複数のカバー121,122,123,124が入れ子構造に組み合わされてなる。後方カバー121は第1関節部J1の回転部に、その前方カバー124は第3関節部J3の射出部30にそれぞれ取り付けられている。前方カバー124と後方カバー121との間に配置されるカバー122,123は、第2関節部J2の第2回転軸RA2と同軸の回転軸を中心として回転自在に軸支されている。第2関節部J2が回動するとき、アーム部2は第2回転軸RA2を中心に垂直方向に回動、つまり起伏動作をする。ロボットアーム機構の直動伸縮関節部J3(第3関節部J3)を構成するアーム部2の後部はその収縮により本体カバー11とカバー装置12との連通する中空構造の内部に収納される。
第4関節部J4は、アーム部2の伸縮方向に沿ったアーム中心軸、つまり第3関節部J3の第3移動軸RA3に典型的には接する第4回転軸RA4を有するねじり関節である。第4関節部J4が回転すると、手首部4及び手首部4に取り付けられたハンド装置3は第4回転軸RA4を中心に回転する。第5関節部J5は、第4関節部J4の第4回転軸RA4に対して直交する第5回転軸RA5を有する曲げ関節部である。第5関節部J5が回転すると、第5関節部J5から先端にかけてハンド装置3とともに上下(第5回転軸RA5を中心に垂直方向)に回動する。第6関節部J6は、第4関節部J4の第4回転軸RA4に直交し、第5関節部J5の第5回転軸RA5に垂直な第6回転軸RA6を有する曲げ関節である。第6関節部J6が回転すると、ハンド装置3は左右に旋回する。
上記の通り手首部4のアダプタに取り付けられたハンド装置3は、第1、第2、第3関節部J1、J2、J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4、J5、J6により任意姿勢に配置される。特に第3関節部J3のアーム部2の伸縮距離の長さは、本体カバー11の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にハンド装置3を到達させることを可能にする。第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮機構により実現される直線的な伸縮動作とその伸縮距離の長さとが特徴的である。
図2は、図1のロボットアーム機構の内部構造を示す斜視図である。直動伸縮機構はアーム部2と射出部30とを有する。アーム部2は第1連結コマ列21と第2連結コマ列22とを有する。第1連結コマ列21は複数の第1連結コマ23からなる。第1連結コマ23は略平板形に構成される。前後の第1連結コマ23は、互いの端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。第1連結コマ列21は内側や外側に自在に屈曲できる。
第2連結コマ列22は複数の第2連結コマ24からなる。第2連結コマ24は横断面コ字形状の短溝状体に構成される。前後の第2連結コマ24は、互いの底面端部箇所においてピンにより屈曲自在に列状に連結される。第2連結コマ列22は内側に屈曲できる。第2連結コマ24の断面はコ字形状であるので、第2連結コマ列22は、隣り合う第2連結コマ24の側板同士が衝突して、外側には屈曲しない。なお、第1、第2連結コマ23、24の第2回転軸RA2に向いた面を内面、その反対側の面を外面というものとする。第1連結コマ列21のうち先頭の第1連結コマ23と、第2連結コマ列22のうち先頭の第2連結コマ24とは結合コマ27により接続される。例えば、結合コマ27は第2連結コマ24と第1連結コマ23とを合成した形状を有している。
射出部30は、複数の上部ローラ31と複数の下部ローラ32とが角筒形状のフレーム35に支持されてなる。例えば、複数の上部ローラ31は第1連結コマ23の長さと略等価な間隔を隔ててアーム中心軸に沿って配列される。同様に、複数の下部ローラ32は第2連結コマ24の長さと略等価な間隔を隔ててアーム中心軸に沿って配列される。射出部30の後方には、ガイドローラ40とドライブギア50とが第1連結コマ列21を挟んで対向するように設けられる。ドライブギア50は図示しない減速器を介してステッピングモータ330に接続される。第1連結コマ23の内面には連結方向に沿ってリニアギアが形成されている。複数の第1連結コマ23が直線状に整列されたときに互いのリニアギアは直線状につながって、長いリニアギアを構成する。ドライブギア50は、直線状のリニアギアにかみ合わされる。直線状につながったリニアギアはドライブギア50とともにラックアンドピニオン機構を構成する。
アーム伸長時、モータ55が駆動し、ドライブギア50が順回転すると、第1連結コマ列21はガイドローラ40により、アーム中心軸と平行な姿勢となって、上部ローラ31と下部ローラ32との間に誘導される。第1連結コマ列21の移動に伴い、第2連結コマ列22は射出部30の後方に配置された図示しないガイドレールにより射出部30の上部ローラ31と下部ローラ32との間に誘導される。上部ローラ31と下部ローラ32との間に誘導された第1、第2連結コマ列21、22は互いに押圧される。これにより、第1、第2連結コマ列21、22による柱状体が構成される。射出部30は、第1、第2連結コマ列21、22を接合して柱状体を構成するとともに、その柱状体を上下左右に支持する。第1、第2連結コマ列21、22の接合による柱状体が射出部30により堅持されることで、第1、第2連結コマ列21、22の接合状態が保持される。第1、第2連結コマ列21、22の接合状態が維持されているとき、第1、第2連結コマ列21、22の屈曲は互いに拘束される。それにより第1、第2連結コマ列21、22は、一定の剛性を備えた柱状体を構成する。柱状体とは、第2連結コマ列22に第1連結コマ列21が接合されてなる柱状の棒体を言う。この柱状体は第2連結コマ24が第1連結コマ23とともに全体として様々な断面形状の筒状体に構成される。筒状体とは上下左右が天板、底板及び両側板で囲まれ、前端部と後端部とが開放された形状として定義される。第1、第2連結コマ列21、22の接合による柱状体は、結合コマ27が始端となって、第3移動軸RA3に沿って直線的に射出部30の前方の開口から外に向かって送り出される。
アーム収縮時、モータ55が駆動し、ドライブギア50が逆回転されると、ドライブギア50と係合している第1連結コマ列21がカバー装置12を通り本体カバー11内に引き戻される。引き戻された柱状体は射出部30後方で分離される。例えば、柱状体を構成する第1連結コマ列21はガイドローラ40とドライブギア50とに挟まれ、柱状体を構成する第2連結コマ列22は重力により下方に引かれ、それにより第2連結コマ列22と第1連結コマ列21とは互いに離反される。離反された第1、第2連結コマ列21,22はそれぞれ屈曲可能な状態に復帰する。収納に際しては、射出部30から、本体カバー11の内部の収納部に第2連結コマ列22は内側に屈曲されて搬送され、第1連結コマ列21も第2連結コマ列22と同じ方向(内側)に屈曲されて搬送される。第1連結コマ列21は第2連結コマ列22に略平行な状態で格納される。
図3は、図1のロボットアーム機構を図記号表現により示す図である。ロボットアーム機構において、根元3軸を構成する第1関節部J1と第2関節部J2と第3関節部J3とにより3つの位置自由度が実現される。また、手首3軸を構成する第4関節部J4と第5関節部J5と第6関節部J6とにより3つの姿勢自由度が実現される。
ロボット座標系Σbは第1関節部J1の第1回転軸RA1上の任意位置を原点とした座標系である。ロボット座標系Σbにおいて、直交3軸(Xb、Yb,Zb)が規定されている。Zb軸は第1回転軸RA1に平行な軸である。Xb軸とYb軸とは互いに直交し、且つZb軸に直交する軸である。手先座標系Σhは、手首部4に取り付けられたハンド装置3の任意位置(手先基準点)を原点とした座標系である。例えば、ハンド装置3が2指ハンドのとき、手先基準点(以下、単に手先という。)の位置は2指先間中央位置に規定される。手先座標系Σhにおいて、直交3軸(Xh、Yh,Zh)が規定されている。Zh軸は第6回転軸RA6に平行な軸である。Xh軸とYh軸とは互いに直交し、且つZh軸に直交する軸である。例えば、Xh軸は、ハンド装置3の前後方向に平行な軸である。手先姿勢とは、手先座標系Σhのロボット座標系Σbに対する直交3軸各々周りの回転角(Xh軸周りの回転角(ヨウ角)α、Yh軸周りの回転角(ピッチ角)β、Zh軸周りの回転角(ロール角)γとして与えられる。
第1関節部J1は、回転軸RA1を中心としたねじり関節として構成されている。回転軸RA1は第1関節部J1の固定部が設置される基台の基準面BPに垂直に配置される。
第2関節部J2は回転軸RA2を中心とした曲げ関節として構成される。第2関節部J2の回転軸RA2は空間座標系上のXb軸に平行に設けられる。第2関節部J2の回転軸RA2は第1関節部J1の回転軸RA1に対して垂直な向きに設けられる。さらに第2関節部J2は、第1関節部J1に対して、第1回転軸RA1の方向(Zb軸方向)と第1回転軸RA1に垂直なYb軸方向との2方向に関してオフセットされる。第2関節部J2が第1関節部J1に対して上記2方向にオフセットされるように、第2関節部J2は、第1関節部J1の回転部に対して固定される。第1関節部J1に第2関節部J2を接続する仮想的なアームロッド部分(リンク部分)は、先端が直角に曲がった2つの鈎形状体が組み合わされたクランク形状を有している。
第3関節部J3は移動軸RA3を中心とした直動伸縮関節として構成される。第3関節部J3の移動軸RA3は第2関節部J2の回転軸RA2に対して垂直な向きに設けられる。第2関節部J2の回転角がゼロ度、つまりアーム部2の起伏角がゼロ度であってアーム部2が水平な基準姿勢においては、第3関節部J3の移動軸RA3は、第2関節部J2の回転軸RA2とともに第1関節部J1の回転軸RA1にも垂直な方向に設けられる。空間座標系上では、第3関節部J3の移動軸RA3はXb軸及びZb軸に対して垂直なYb軸に平行に設けられる。さらに、第3関節部J3は、第2関節部J2に対して、その回転軸RA2の方向(Yb軸方向)と、移動軸RA3に直交するZb軸の方向との2方向に関してオフセットされる。第3関節部J3が第2関節部J2に対して上記2方向にオフセットされるように、例えば、第3関節部J3の射出部30は第2関節部J2に対して固定される。第2関節部J2に第3関節部J3を接続する仮想的なアームロッド部分(リンク部分)は、先端が垂直に曲がった鈎形状体を有している。
第4関節部J4は回転軸RA4を中心としたねじり関節として構成される。第4関節部J4の回転軸RA4は第3関節部J3の移動軸RA3に略一致するよう配置される。
第5関節部J5は回転軸RA5を中心とした曲げ関節として構成される。第5関節部J5の回転軸RA5は第3関節部J3の移動軸RA3及び第4関節部J4の回転軸RA4に略直交するよう配置される。
第6関節部J6は回転軸RA6を中心としたねじり関節として構成される。第6関節部J6の回転軸RA6は第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交するよう配置される。第6関節部J6は手先効果器としてのハンド装置3を左右に旋回するために設けられている。なお、第6関節部J6は、その回転軸RA6が第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交する曲げ関節として構成されてもよい。
第5関節部J5は回転軸RA5を中心とした曲げ関節として構成される。第5関節部J5の回転軸RA5は第3関節部J3の移動軸RA3及び第4関節部J4の回転軸RA4に略直交するよう配置される。
第6関節部J6は回転軸RA6を中心としたねじり関節として構成される。第6関節部J6の回転軸RA6は第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交するよう配置される。第6関節部J6は手先効果器としてのハンド装置3を左右に旋回するために設けられている。なお、第6関節部J6は、その回転軸RA6が第4関節部J4の回転軸RA4及び第5関節部J5の回転軸RA5に略直交する曲げ関節として構成されてもよい。
このように複数の関節部J1−J6の根元3軸のうちの一つの曲げ関節部を直動伸縮関節部に換装し、第1関節部J1に対して第2関節部J2を2方向にオフセットさせ、第2関節部J2に対して第3関節部J3を2方向にオフセットさせることにより、本実施形態に係るロボット装置のロボットアーム機構は、特異点姿勢を構造上解消している。
図4は、図1のカバー装置12を示す側面図である。カバー装置12は回転関節部としての第2関節部J2を覆う。カバー装置12は第2関節部J2内部への塵埃の進入防止及び第2関節部J2の回転による作業員の指等が挟まれる危険性を低減することともに、カバー装置12を関節部J2から取り外すことなくカバー内部の関節部J2への容易なアプローチを実現する。
カバー装置12は複数、ここでは4つのカバー121,122,123,124を有する。4つのカバー121,122,123,124は鞍形形状に成形されている。カバー121,122,123,124は、第2関節部J2をその回転軸RA2に垂直な側方から跨いだ状態で第2関節部J2に装着される。4つのカバー121,122,123、124のうち前方カバー124は第2関節部J2の前方部分を覆うカバーと第3関節部J3の後方部分(付け根部分)を覆うカバーとを兼ねるために前方部分301と後方部分300とから構成されている。前方カバー124の後方部分300は、第2関節部J2の前方部分を覆う鞍形に形成される。前方カバー124の後方部分300は、第2関節部J2の回転軸RA2を中心とした少なくとも60度の中心角の扇状の側面形状を有する。前方カバー124の前方部分301は、第3関節部J3の後方の付け根部分(射出部30)を覆う円筒形に形成される。前方カバー124はその後方部分300から形状の異なる前方部分301にかけて緩やかに連続する形状を備える。前方カバー124はその前方部分301において第3関節部J3の射出部30のフレームに固定されている。
後方カバー121は第2関節部J2の後方部分を覆う鞍形を成すカバーと、第2関節部J2と第1関節部J1との間のリンクを覆うカバーとを兼ねるために前方部分100と後方部分101とから構成されている。後方カバー121の前方部分100は、第2関節部J2の後方部分を覆う鞍形に形成される。後方カバー121の前方部分100は、第2関節部J2の回転軸RA2を中心とした少なくとも60度の中心角の扇状の側面形状を有する。後方カバー121の後方部分101は、第2関節部J2と第1関節部J1との間のリンクを覆う円筒形に形成される。後方カバー121はその前方部分100から形状の異なる後方部分101にかけて緩やかに連続する形状を備える。後方カバー121はその後端において例えば第1関節部J1の回転台座112に固定されている。
前方のカバー124と後方のカバー121との間の複数、ここでは2つの可動カバー122,123は、第2関節部J2の回転軸RA2を中心とした少なくとも60度の中心角の扇状の側面形状を有する。可動カバー122,123は扇中心を回転軸として回転自在に軸支される。可動カバー122,123の回転軸は、第2関節部J2の第2回転軸RA2に一致される。
4つのカバー121,122,123,124は、入れ子構造に構成されている。具体的には、後方カバー121の前方部分100、可動カバー122,123、前方カバー124の後方部分300はともに側面が扇形形状をなしており、その半径が相違する。後方カバー121は、隣り合う可動カバー(第2可動カバー)122よりも半径が大きく、第2可動カバー122は、その前方で隣り合う可動カバー(第1可動カバー)123よりも半径が大きく、第1可動カバー123は、その前方で隣り合う前方カバー124よりも半径が大きく成形されている。これにより、前方カバー124は、隣り合う可動カバー(第1可動カバー)123に収納されることができる。第1可動カバー123はそれに後方で隣り合う可動カバー(第2可動カバー)122に前方カバー124とともに収納されることができる。第2可動カバー122はそれに後方で隣り合う後方カバー121に前方カバー124及び第1可動カバー123とともに収納されることができる。後方カバー121に3つのカバー122,123,124を収納させた状態がカバー装置12が最も縮んだ状態である。
図5は、図4のカバー装置12を構成する4つのカバー121,122,123,124を示す斜視図である。前方カバー124は主に第2関節部J2の回転部分を覆う後方部分300と主に第3関節部J3の付け根部分(射出部30)を覆う前方部分301とからなる。前方カバー124の後方部分300は、断面U字で側面扇形の鞍形形状に成形されている。その後方部分300に連続する前方カバー124の前方部分301は第3関節部J3の射出部30を覆うために筒状体に成形される。前方カバー124の後方部分300と前方部分301とは一体成形される。
前方カバー124の後方部分300は、同形状、同サイズの2つの側板1242,1243が外周板1241で平行に連結されてなる。側板1242,1243は、第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした扇形に形成される。この扇形の中心角は、第2関節部J2の可動範囲、つまりアーム部2の起伏角と、カバー枚数とで決められる。アーム部2の起伏角が例えば180度であり、カバー枚数が4枚であるとき、扇形の中心角は少なくとも60度(=180度/(4−1))に設定される。それによりカバー121,122,123,124は、均等に第2関節部J2を覆うことができる。
外周板1241は、側板1242,1243の外周に沿って円弧状に、つまり第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした円弧状に湾曲した形状に成形される。外周板1241の円弧角は、側板1242,1243の扇角と同じ角度、すなわち少なくとも60度である。外周板1241の内径は、第2関節部J2を覆うために第2関節部J2の最大径より若干大きい。外周板1241の外径はその内径より厚みだけ長い。側板1242,1243の半径は外周板1241の外径と同じである。
側板1242,1243は、第2関節部J2の最大幅より若干大きい距離を隔てられる。外周板1241は、側板1242,1243の当該間隔に側板1242,1243の厚さを加えた長さの幅を有する。
第1可動カバー123は同形状、同サイズの2つの側板1232,1233が、外周板1231で平行に連結されて成る。側板1232,1233は、第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした扇形に形成される。側板1232,1233の扇角は、前方カバー124の後方部分300と同じ角度、すなわち少なくとも60度である。側板1232,1233の半径は、前方カバー124の後方部分300の半径より長い。外周板1231は、側板1232,1233の外周に沿って円弧状に、つまり第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした円弧状に湾曲した形状に成形される。外周板1231の内径は前方カバー124の後方部分300の外径より若干長い。側板1232,1233の間隔は、前方カバー124の後方部分300の幅より若干長い。それにより第1可動カバー123に前方カバー124の後方部分300を収納することができる。側板1232,1233の扇中心部分にはそれぞれ軸受け部1234,1235が形成されている。軸受け部1234、1235各々には第1可動カバー123を第2回転軸RA2と同軸で軸支するためのシャフト孔が形成されている。
第2可動カバー122は同形状、同サイズの2つの側板1222,1223が、外周板1221で平行に連結されて成る。側板1222,1223は、第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした扇形に形成される。側板1222,1223の扇角は、第1可動カバー123の側板1232,1233と同じ角度、すなわち少なくとも60度である。側板1222,1223の半径は、第1可動カバー123の側板1232,1233の半径より長い。外周板1221は、側板1222,1223の外周に沿って円弧状に、つまり第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした円弧状に湾曲した形状に成形される。外周板1221の内径は第1可動カバー123の外周板1231の外径より若干長い。側板1222,1223の間隔は、第1可動カバー123の幅より若干長い。それにより第2可動カバー122に第1可動カバー123を収納することができる。側板1222,1223の扇中心部分にはそれぞれ軸受け部1224,1225が形成されている。
後方カバー121は、主に第2関節部J2の回転部分を覆う前方部分100と主に第1、第2関節部J1、J2の間のフレームを覆う後方部分101とからなる。後方カバー121の前方部分100は、断面U字で側面扇形の鞍形形状に成形されている。その前方部分100に連続する後方部分101は第1、第2関節部J1、J2の間のフレームを覆うために円筒状体に成形される。後方カバー121の前後部分100,101は一体成形される。
後方カバー121の前方部分100は、同形状、同サイズの2つの側板1212,1213が外周板1211で平行に連結されてなる。側板1212,1213は、第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした扇形に形成される。この扇形の中心角は他のカバー122,123,124のそれと同じ角度、すなわち少なくとも60度に設定される。
外周板1211は、側板1212,1213の外周に沿って円弧状に、つまり第2関節部J2の回転中心軸RA2を中心とした円弧状に湾曲した形状に成形される。外周板1211の内径は、第2可動カバー122の外周板1221の外径より若干大きい。側板1212,1213の半径は外周板1211の外径と同じである。
側板1212,1213の間隔は、第2可動カバー122の幅より若干長い。それにより後方カバー121の前方部分100に第2可動カバー122を収納することができる。
なお、4つのカバー121,122,123,124各々の扇角は必ずしも同一でなくてもよい。後方カバー121に残りのカバー122,123,124が収納できればよく、後方カバー121の外周板1211の円弧角に対して、残りのカバー122,123,124各々の外周板1221,1231,1241の円弧角が小さければよい。
図6(a)は、アーム部2を上方に起こしたときのカバー装置12を示す側面図である。図6(b)は、アーム部2の水平姿勢時のカバー装置12を示す側面図である。図6(c)は、アーム部2を下方に伏せたときのカバー装置12を示す側面図である。アーム部2が下向きになるよう第2関節部J2が順回転をするときそれに従動してカバー装置12のカバー121からカバー124,123,122が順番に引き出される。アーム部2が上向きになるよう第2関節部J2が逆回転をするときそれに従動してカバー装置12のカバー121にカバー124,123,122が順番に収納される。
前方カバー124の外周板1241の後端外面には突起部1248が設けられている。第1可動カバー123の外周板1231の前端内面には当接部1238が設けられている。突起部1248と当接部1238と(併せて、係合部と称する)は、第2関節部J2が順方向に所定角度を回転したときに、突起部1248が当接部1238に当接するための位置に前方カバー124と第1可動カバー123とにそれぞれ設けられている。具体的には、突起部1248は前方カバー124の外周板1241の後端の表面部分に設けられている。突起部1248の長さは、例えば、外周板1241の厚みよりも短い。当接部1238は第1可動カバー123の外周板1231の先端の裏面部分に設けられている。当接部1238の長さは、例えば、外周板1231の厚みよりも短い。なお、突起部1248は前方カバー124の側板1242,1243の外面に設けられ、当接部1238は第1可動カバー123の側板1232,1233の内面に設けられてもよい。
アーム部2が最も上向きの状態から下向きに伏動をするとき、つまりカバー装置12が最も縮んだ状態から第2関節部J2が順方向に回転するとき、前方カバー124の後方部分301がアーム部2とともに第1可動カバー123に収納された状態から少しずつ引き出される。アーム部2が最も上向きの状態から60度回転した時、前方カバー124の後端の突起部1248が第1可動カバー123の先端の当接部1238に当接する。アーム部2が60度以上回転するとき、前方カバー124に従動して第1可動カバー123が第2可動カバー122から少しづつ引き出される。さらにアーム部2が最も上向きの状態から120度回転した時、第1可動カバー123に従動して第2可動カバー122が後方カバー121から引き出されていく。
前方カバー124と第1可動カバー123との間は係合部(突起部1248、当接部1238)で係合させて、その機械的当接により前方カバー124に従動して第1可動カバー123を回転させ引き出すように構造していたが、第1、第2可動カバー123,122の間は機械的に係合する係合部は設けられていない。第1、第2可動カバー123,122は互いに引張バネ(引きバネともいう)127で接続されている。典型的には引張バネ127の一端は第1可動カバー123の側板外面に取り付けられ、引張バネ127の他端は第2可動カバー123の側板内面に取り付けられる。しかし引張バネ127の一端は第1可動カバー123の外周板外面に取り付けられ、引張バネ127の他端は第2可動カバー123の外周板内面に取り付けられてもよい。
第2可動カバー122は、引張バネ127の収縮力により第1可動カバー123と共に、アーム部2の回転に従動して回転する。この構造により第1、第2可動カバー123,122を引張バネ127に抗って例えば手動で互いに逆方向に回転させることで、第1、第2可動カバー123,122を離反させてその間を開放させることができ、その間から第1、第2可動カバー123,122の内部の第2関節部J2等を視認しアプローチする事ができる。
第2可動カバー122は、後方カバー121に引張バネ126で接続されている。典型的には引張バネ126の一端は第2可動カバー122の側板外面に取り付けられ、引張バネ126の他端は後方カバー121の側板内面に取り付けられる。しかし引張バネ126の一端は第2可動カバー122の外周板外面に取り付けられ、引張バネ126の他端は後方カバー121の外周板内面に取り付けられてもよい。
引張バネ126のバネ定数は、第1、第2可動カバー123、122を接続する引張バネ127のバネ定数と等価である。引張バネ126の自由長は、第1、第2可動カバー123、122を接続する引張バネ127の自由長と等価である。引張バネ127の変位量とそのバネ定数とで決まる荷重と、引張バネ126の変位量とそのバネ定数とで決まる荷重とが等価になる状態を維持しながら、第1、第2可動カバー123,122はともに回転し引き出されていくこととなり、変位量も等価にするために、引張バネ126の両端部は回転中心(RA2)から同距離の位置に固定され、それと同じ距離の位置に引張バネ127の両端部も取り付けられる。
これにより、前方カバー124に従動して、第1可動カバー123と第2可動カバー122とが同角度ずつ回転する。例えばアーム部2の起伏範囲が180度であるとすると、前方カバー124が60度分のカバーを請け負う。残り120度の回転分は、第1可動カバー123と第2可動カバー122とが等分に請け負う。例えばアーム部2が100度回転するとき、前方カバー124が60度分、第1可動カバー123と第2可動カバー122とがそれぞれ20度分ずつ請け負うこととなる。つまり、アーム部2が60度回転するまでは前方カバー124だけが引き出され、アーム部2が60度を超えて回転するとき、60度を超えた角度の1/2分を第1可動カバー123と第2可動カバー122とがそれぞれ請け負いながら同期して回転していく。
アーム部2が最下姿勢まで回転した時、第2可動カバー122が後方カバー121に対して係止するように、第2可動カバー122の外周板1221の後端外面には突起部1228が設けられ、後方カバー121の外周板1221の前端内面には当接部1218が設けられている。なお、突起部1228は第2可動カバー122の側板1222,1223の外面に設けられ、当接部1218は後方カバー121の側板1212,1213の内面に設けられてもよい。
以上説明したように、アーム部2が最上姿勢から最下姿勢に向かって姿勢変化するとき、その順方向の回転に従動して、まず、前方カバー124が第1可動カバー123から引き出される。アーム部2が所定角度(60度)まで回転したときに、前方カバー124の突起部1248が第1可動カバー123の当接部1238に当接する。アーム部2が所定角度(60度)を超えて回転するとき、前方カバー124の突起部1248が第1可動カバー123の当接部1238に当接して第1可動カバー123が引き出されていく。このとき第2可動カバー122は第1可動カバー123と同じ角度を維持しながら後方カバー121から引き出されていく。アーム部2が最大角(180度)まで回転したとき、前方カバー124と第1可動カバー123と第2可動カバー122とが60度分ずつ分担して第2関節部J2を覆う。アーム部2の回転角が限界角度180度に達した時、第2可動カバー122の突起部1228が後方カバー121の当接部1218に当接して第2可動カバー122の引き出し動作が係止する。
また、第2関節部J2が逆方向の回転し、アーム部2が最下姿勢から上方姿勢に姿勢変化するとき、上記と逆の動きとなる。第1可動カバー123と第2可動カバー122とは同じ角度を維持しながら同期回転し、第1可動カバー123は第2可動カバー122に少しずつ収納され、第2可動カバー122は後方カバー121に少しずつ収納されていく。第1可動カバー123が第2可動カバー122に完全に収納され、第2可動カバー122が後方カバー121に完全に収納された以後、つまりアーム部2が最下方に伏せた位置から120度上方に戻った時点で前方カバー124は第1可動カバー123に収納され始める。アーム部2が最上位置に戻った時、カバー装置12は完全に収縮した状態、つまり前方カバー124は第1可動カバー123に完全に収納され、第1可動カバー123が第2可動カバー122に完全に収納され、第2可動カバー122が後方カバー121に完全に収納された状態になる。
前方カバー124と後方カバー121との間に3個以上の可動カバーが装備されている場合であっても同様である。隣り合う可動カバーどうしは同じバネ定数のバネで接続され、さらにそれと同じバネ定数のバネで後方カバー121とそれに隣り合う可動カバーとを接続する。
上述のように引張バネ126のバネ定数と引張バネ127のバネ定数とは等価でなくてもよい。引張バネ126のバネ定数が引張バネ127のバネ定数よりも高くても良い。このとき、アーム部2が最上方に起きた姿勢から最下方に伏せた姿勢に向かって姿勢変化するとき、まず、前方カバー124が第1可動カバー123から引き出される。アーム部2が所定角度(60度)まで回転したときに、前方カバー124の突起部1248が第1可動カバー123の当接部1238に当接する。前方カバー124が第2関節部J2の被覆を担当する角度(60度)を超えてアーム部2が回転するとき、前方カバー124の突起部1248が第1可動カバー123の当接部1238に当接して第1可動カバー123が引き出されていく。このとき引張バネ127の変位量とそのバネ定数とで決まる荷重と、引張バネ126の変位量とそのバネ定数とで決まる荷重とが等価になる状態を維持しながら、第1、第2可動カバー123,122はともに回転し引き出されていくこととなる。例えば引張バネ126のバネ定数が引張バネ127のバネ定数の2倍であるとすると、第1可動カバー123の回転角は第2可動カバー122の回転角の2倍となる状態を維持しながら回転していく。換言すると、前方カバー124が第2関節部J2の被覆を担当する角度(60度)を超えてアーム部2が回転するとき、当該60度を超えたアーム回転角度分のうち1/3を第2可動カバー122が担当し、残りの2/3を第1可動カバー123が担当する。アーム部2の回転に伴って、第2可動カバー122と第1可動カバー123とはともに回転するものの、第1可動カバー123は第2可動カバー122の2倍の角速度で回転し2倍の量が引き出されていく。なお、この場合、第1可動カバー123は第2可動カバー123よりも2倍の扇角で構成する必要がある。例えばアーム可動範囲が180度であるとすると、前方カバー124の後方部分300の扇角が60度とすると、第1可動カバー123は80度の扇角で構成され、第2可動カバー123は40度の扇角で構成される。
もちろん引張バネ126のバネ定数が引張バネ127のバネ定数よりも低くても良い。このときの第1、第2可動カバー123,122の動きは、上述した引張バネ126のバネ定数が引張バネ127のバネ定数よりも高いときの逆になる。引張バネ126のバネ定数が引張バネ127のバネ定数の1/2であるとすると、上述の例とは逆に第2可動カバー122の回転角が第1可動カバー123の回転角の2倍となる状態を維持しながら第1、第2可動カバー123,122がともに回転していく。換言すると、前方カバー124が第2関節部J2の被覆を担当する角度(60度)を超えてアーム部2が回転するとき、当該60度を超えた角度分のうち2/3を第2可動カバー122が担当し、残りの1/3を1/3を第1可動カバー123が担当する。この場合には、第2可動カバー122は第1可動カバー123の2倍の扇角で構成する必要がある。
以上説明したように、カバー装置12は、入れ子構造に構成された4つのカバー121,122,123,124からなる。4つのカバー121,122,123,124各々は鞍形形状に成形されている。隣り合うカバー同士の間のクリアランスを小さくすることで、第2関節部J2の回転に従動して後方カバー121から3つのカバー122,123,124が引き出され、第2関節部J2の全体を覆った状態で、そのカバー表面を蛇腹カバーに比べて滑らかにすることができる。それにより、人の指がカバー装置12に挟まれるリスクを低減でき、ひいては安全性を確保することができる。また、4つのカバー121,122,123,124のうち、可動カバー122,123を互いに引張バネ127で接続することで、カバー装置12を取り付けた状態での、第2関節部J2内部(ロボット装置の内部)へのアプローチを実現する。例えば、アーム部2の伸縮動作に不具合が生じた場合、ユーザはカバー装置12を取り外すことなく、第1、第2可動カバー123,122の間を空け、ロボット装置の内部のドライブギア50の状態を確認でき、例えば、簡易な不具合であれば、その状態で不具合を解消することができ、作業効率を向上することができる。
図7は、図4のカバー装置12の他の構造を示す側面図である。回転関節部J7は前方リンク60と後方リンク80とを接続する。回転関節部J7は、回転軸RA7を中心とする曲げ関節である。回転関節部J7は、カバー装置700により、その全体が覆われる。回転関節部J7の回転軸RA7は、軸カバー70により覆われている。カバー装置700は、回転関節部J7を挟んで対向配置される一対のカバーユニットからなる。典型的には一対のカバーユニットは回転軸RA7と後方リンク80の中心軸とが含まれる面を挟んで対称配置される。一方のカバーユニットは、4つのカバー711,712,713,714が入れ子構造に構成されてなる。他方のカバーユニットは、4つのカバー721,722、723、724が入れ子構造に構成されてなる。一方のカバーユニットの後方のカバー711と、他方のカバーユニットの後方のカバー721とは典型的には一体的に形成される。同様に一方のカバーユニットの前方のカバー714と、他方のカバーユニットの前方のカバー724とは典型的には一体的に形成される。
リンク60とリンク80とを直線状に配列したときの関節角度を0度としたとき、一方のカバーユニットの入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は0度から+180度の範囲を覆い、他方のカバーユニットの入れ子構造に構成された4つのカバー721,722,723,724は0度から−180度の範囲を覆うように構成されている。
4つのカバー711,712,713,714は、それぞれ既出の4つのカバー121,122,123,124と同一に構成されている。また、4つのカバー721,722,723,724も、それぞれ既出の4つのカバー121,122,123,124と同一に構成されている。ここでは、後方カバー711,721の後端には、リンク60を覆うカバー600が接続されている。また、前方カバー714,724の前端にはリンク80を覆うカバー800が接続されている。
回転関節部J7の回転により、リンク80が順方向に回転したとき、入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は伸長され、入れ子構造に構成された4つのカバー721,722,723,724は収縮される。ここでは、引張バネ716,717,726,727には、バネ定数が同一のバネが適用されている。
具体的には、入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は以下のように回転される。前方カバー714が第1可動カバー713から引き出される。リンク80が最も上向きの状態から下向きに所定角度(60度)回転したときに、前方カバー714の後端の突起部7148が第1可動カバー713の先端の当接部7138に当接する。リンク80が所定角度以上回転するとき、前方カバー714に従動して第1可動カバー713が第2可動カバー712から、第2可動カバー712が後方カバー711からそれぞれ少しずつ引き出される。前方カバー714が回転関節部J7の被覆を担当する角度(60度)を超えてリンク80が回転するとき、当該60度を超えたリンク回転角度分の1/2を第1、第2可動カバー713,712がそれぞれ担当する。つまり、リンク80の回転に伴って、第2可動カバー712と第1可動カバー713とはともに同じ角速度で引き出されていく。このように、前方カバー714と第1可動カバー713と第2可動カバー712とが後方カバー711と共に回転関節部J7の一方側を覆う。リンク80が最も下向きの状態(回転角度範囲の下限角度)に達した時、第2可動カバー712の後端の突起部7128が後方カバー711の先端の当接部7118に当接して第2可動カバー712の引き出し動作が係止される。
具体的には、入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は以下のように回転される。前方カバー714が第1可動カバー713から引き出される。リンク80が最も上向きの状態から下向きに所定角度(60度)回転したときに、前方カバー714の後端の突起部7148が第1可動カバー713の先端の当接部7138に当接する。リンク80が所定角度以上回転するとき、前方カバー714に従動して第1可動カバー713が第2可動カバー712から、第2可動カバー712が後方カバー711からそれぞれ少しずつ引き出される。前方カバー714が回転関節部J7の被覆を担当する角度(60度)を超えてリンク80が回転するとき、当該60度を超えたリンク回転角度分の1/2を第1、第2可動カバー713,712がそれぞれ担当する。つまり、リンク80の回転に伴って、第2可動カバー712と第1可動カバー713とはともに同じ角速度で引き出されていく。このように、前方カバー714と第1可動カバー713と第2可動カバー712とが後方カバー711と共に回転関節部J7の一方側を覆う。リンク80が最も下向きの状態(回転角度範囲の下限角度)に達した時、第2可動カバー712の後端の突起部7128が後方カバー711の先端の当接部7118に当接して第2可動カバー712の引き出し動作が係止される。
入れ子構造に構成された4つのカバー721,722,723,724は、上記と逆の動きとなる。つまり、第1可動カバー723と第2可動カバー722とは同じ角度を維持しながら同期回転し、第1可動カバー723は第2可動カバー722に少しずつ収納され、第2可動カバー722は後方カバー721に少しずつ収納されていく。第1可動カバー723が第2可動カバー722に完全に収納され、第2可動カバー722が後方カバー721に完全に収納された以後、前方カバー724は第1可動カバー723に収納され始める。
一方、回転関節部70の回転により、リンク80がリンク60に対して逆方向に回転したとき、入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は収縮され、入れ子構造に構成された4つのカバー721,722,723,724は伸長される。入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714と入れ子構造に構成された4つのカバー721,722,723,724との回転動作は、リンク80がリンク60に対して順方向に回転されたときの、それらと逆の動きとなる。前方カバー724が第1可動カバー723から引き出される。リンク80が最も下向きの状態から上向きに所定角度(60度)回転したときに、前方カバー724の後端の突起部7248が第1可動カバー723の先端の当接部7238に当接する。リンク80が所定角度以上回転するとき、前方カバー724に従動して第1可動カバー723が第2可動カバー722から、第2可動カバー722が後方カバー721からそれぞれ少しずつ引き出される。前方カバー724が回転関節部J7の被覆を担当する角度(60度)を超えてリンク80が回転するとき、当該60度を超えたリンク回転角度分の1/2を第1、第2可動カバー723,722がそれぞれ担当する。つまり、リンク80の回転に伴って、第2可動カバー722と第1可動カバー723とはともに同じ角速度で引き出されていく。このように、前方カバー724と第1可動カバー723と第2可動カバー722とが後方カバー721と共に回転関節部J7の他方側を覆う。リンク80が最も上向きの状態(回転角度範囲の上限角度)に達した時、第2可動カバー722の後端の突起部7228が後方カバー721の先端の当接部7218に当接して第2可動カバー722の引き出し動作が係止される。
入れ子構造に構成された4つのカバー711,712,713,714は、上記と逆の動きとなる。つまり、第1可動カバー713と第2可動カバー712とは同じ角度を維持しながら同期回転し、第1可動カバー713は第2可動カバー712に少しずつ収納され、第2可動カバー712は後方カバー711に少しずつ収納されていく。第1可動カバー713が第2可動カバー712に完全に収納され、第2可動カバー712が後方カバー711に完全に収納された以後、前方カバー714は第1可動カバー713に収納され始める。
回転関節部J7の回転角度範囲は、その上限が収縮したときの4つのカバー711,712,713,714により、その下限が収縮したときの4つのカバー721,722,723,724により、物理的に制限される。例えば、リンク60とリンク80とが直線状に配列されているときの回転関節部J7の角度を0度とした場合、収縮したときの後方カバー711の後端面と前方カバー714の前端面とのなす角度が60度、収縮したときの後方カバー721の後端面と前方カバー724の前端面との間の角度が60度のとき、回転関節部J7の回転角度範囲は、+120度〜−120度に制限される。したがって、カバーの数を増やし、カバー1つあたりの円弧角を小さくすることで、回転角度範囲を拡大できる。
図8は図4のカバー装置の他の構造を示す側面図である。図8に示すように、前方カバー124とそれに隣り合う第1可動カバー123とを引張バネ128で接続してもよい。この場合、図4に示した係合部1238,1248は不要とされる。引張バネ128のバネ定数は、引張バネ126のバネ定数及び引張バネ127のバネ定数と等価である。さらに引張バネ128の自由長は、引張バネ126の自由長及び引張バネ127の自由長と等価である。前方カバー124の後方部分300、第1可動カバー123及び第2可動カバー122は、第2関節部J2を均等にカバーする。つまり、アーム部2が最上姿勢から最下姿勢に向かうよう関節部J2が回転するとき、前方カバー124の後方部分300が第1可動カバー123から引き出されて露出する部分の角度と、第1可動カバー123が第2可動カバー122から引き出されて露出する部分の角度と、第2可動カバー122が後方カバー121から引き出されて露出する部分の角度とは常に等価になる。この状態を維持しながらカバー装置は開閉をする。
この構造でも同様に、第1、第2可動カバー123,122を離反させてその間を開放させることができ、その間から第1、第2可動カバー123,122の内部の第2関節部J2等を視認しアプローチする事ができる。
図9は図4のカバー装置の他の構造を示す側面図である。図9に示すように、可動カバー122,123との間を圧縮バネ(押しバネともいう)147で接続し、後方カバー121とそれに隣り合う可動カバー122との間を圧縮バネ146で接続するようにしてもよい。この場合、第1可動カバー123の外周板1231の後端内面に当接部1239が設けられる。アーム部2が最下姿勢から最上姿勢に向かって起き上がるよう関節部J2が回転するとき、最下姿勢から例えば60度の角度で当接部1239に前方カバー124の外周板1241の後端外面に設けられた突起部1249が当接し、その角度からさらにアーム部2が最上姿勢に向かって起き上がるよう関節部J2が回転するとき、圧縮バネ147が圧縮され、第1可動カバー123が第2可動カバー122に収納されていく。
圧縮バネ146のバネ定数は圧縮バネ147のそれと等価である。さらに圧縮バネ146の自由長もと圧縮バネ147のそれと等価である。圧縮バネ147の自由長は、第2可動カバー122から第1可動カバー123が例えば60度回転分だけ引き出されて露出するときのバネ両端の取り付け位置間の距離と等価である。それにより第1可動カバー123は第2可動カバー122から60度回転分だけ引き出された位置で停止する。一方、圧縮バネ146の自由長も同様であり、後方カバー121から第2可動カバー122が60度回転分だけ引き出されて露出するときのバネ両端の取り付け位置間の距離と等価である。第2可動カバー122は後方カバー121から60度回転分だけ引き出された位置で停止する。
後方カバー121から第2可動カバー122が60度回転分だけ引き出されて露出するときの圧縮バネ146のバネ両端の取り付け位置間の距離が、第2可動カバー122から第1可動カバー123が60度回転分だけ引き出されて露出するときの圧縮バネ147のバネ両端の取り付け位置間の距離に等価になるように、圧縮バネ146,147がそれぞれ取り付けられる。
圧縮バネ147が圧縮され第1可動カバー123が第2可動カバー122に収納されていくとき、圧縮バネ147と圧縮バネ146との荷重が等価になるよう、圧縮バネ147の圧縮長と同じ長さだけ圧縮バネ146も圧縮される。それにより第1可動カバー123が第2可動カバー122に収納される角度と同角度だけ第2可動カバー122が後方カバー121に収納されていく。
この圧縮バネを採用した構造も同様に、第1、第2可動カバー123,122を離反させてその間を開放させることができ、その間から第1、第2可動カバー123,122の内部の第2関節部J2等を視認しアプローチする事ができる。
なお、図9に示す圧縮バネを採用した構造であっても、図8の例と同様に、前方カバー124とそれに隣り合う可動カバー123との間を圧縮バネで接続するようにしてもよい。この圧縮バネは圧縮バネ147及び圧縮バネ146とバネ定数、自由長ともに等価である。当接部1239及び突起部1249は不要である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
12…カバー装置、121…後方カバー、122…第2可動カバー、123…第1可動カバー、124…前方カバー、126,127…引張バネ。
Claims (16)
- 前方のリンクと後方のリンクとの間を接続する回転関節部のカバー装置において、
前記前方のリンクに固定される前方カバーと、
前記後方のリンクに固定される後方カバーと、
前記前方カバーと前記後方カバーとの間に配置され、前記回転関節部の回転軸と同軸で回転自在に軸支される複数の可動カバーとを具備し、
前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部を同方向から跨いで被覆するよう鞍形形状をなし、
前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部の回転にともなって前記前方カバーはそれに隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーはそれに後方で隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーは前記後方カバーに順次収納され引き出されるよう入れ子構造に構成されることを特徴とするカバー装置。 - 前記可動カバーの側面は扇形をなすことを特徴とする請求項1記載のカバー装置。
- 前記可動カバーの側面は同じ中心角、異なる半径に構成されることを特徴とする請求項2記載のカバー装置。
- 前記可動カバーの外周面は前記回転軸を中心とした円弧状に構成さることを特徴とする請求項3記載のカバー装置。
- 前記可動カバーは互いに引張バネで接続されることを特徴とする請求項4記載のカバー装置。
- 前記後方カバーとそれに隣り合う前記可動カバーとは引張バネで接続されることを特徴とする請求項5記載のカバー装置。
- 前記可動カバーどうしを接続する引張バネは、前記後方カバーと前記可動カバーとを接続する引張バネと同じバネ定数であることを特徴とする請求項6記載のカバー装置。
- 前記前方カバーの後端とそれに隣り合う前記可動カバーの前端とは係合部で係合され、前記前方カバーの回転に従動してそれに隣り合う前記可動カバーが回転することを特徴とする請求項6記載のカバー装置。
- 前記前方カバーとそれに隣り合う前記可動カバーとは引張バネで接続されることを特徴とする請求項6記載のカバー装置。
- 前記可動カバーどうしを接続する引張バネ、前記後方カバーと前記可動カバーとを接続する引張バネ及び前記前方カバーと前記可動カバーとを接続する引張バネは同じバネ定数であることを特徴とする請求項9記載のカバー装置。
- 前記可動カバーは互いに引張バネで接続され、前記後方カバーとそれに隣り合う前記可動カバーとは引張バネで接続され、
前記可動カバーどうしを接続する引張バネは、前記後方カバーと前記可動カバーとを接続する引張バネと異なるバネ定数であることを特徴とする請求項1記載のカバー装置。 - 前記可動カバーは互いに圧縮バネで接続されることを特徴とする請求項4記載のカバー装置。
- 前記後方カバーとそれに隣り合う前記可動カバーとは圧縮バネで接続されることを特徴とする請求項12記載のカバー装置。
- 前記可動カバーどうしを接続する圧縮バネは、前記後方カバーと前記可動カバーとを接続する圧縮バネと同じバネ定数であることを特徴とする請求項13記載のカバー装置。
- 前記前方カバーの後端とそれに隣り合う前記可動カバーの後端とは係合部で係合され、前記前方カバーの回転に従動してそれに隣り合う前記可動カバーが回転することを特徴とする請求項14記載のカバー装置。
- 前方のリンクと後方のリンクとの間を接続する回転関節部のカバー装置において、
前記回転関節部を挟んで対向配置される一対のカバーユニットを具備し、
前記一対のカバーユニット各々は、
前記前方のリンクに固定される前方カバーと、
前記後方のリンクに固定される後方カバーと、
前記前方カバーと前記後方カバーとの間に配置され、前記回転関節部の回転軸と同軸で回転自在に軸支される複数の可動カバーとを具備し、
前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部を同方向から跨いで被覆するよう鞍形形状をなし、
前記前方カバー、前記後方カバー及び前記可動カバーは前記回転関節部の回転にともなって前記前方カバーはそれに隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーはそれに後方で隣り合う前記可動カバーに、前記可動カバーは前記後方カバーに順次収納され引き出されるよう入れ子構造に構成され、
前記一対のカバーユニットの一方のカバーユニットの前記前方カバーと他方のカバーユニットの前記前方カバーとは一体化され、前記一方のカバーユニットの前記後方カバーと前記他方のカバーユニットの前記後方カバーとは一体化されることを特徴とするカバー装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162344A JP2018158388A (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 回転関節部のカバー装置 |
PCT/JP2016/073807 WO2017030104A1 (ja) | 2015-08-19 | 2016-08-13 | 回転関節部のカバー装置 |
TW105126239A TW201707899A (zh) | 2015-08-19 | 2016-08-17 | 旋轉關節部之蓋罩裝置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015162344A JP2018158388A (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 回転関節部のカバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018158388A true JP2018158388A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=58050873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015162344A Pending JP2018158388A (ja) | 2015-08-19 | 2015-08-19 | 回転関節部のカバー装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018158388A (ja) |
TW (1) | TW201707899A (ja) |
WO (1) | WO2017030104A1 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61235446A (ja) * | 1985-04-11 | 1986-10-20 | Karupu Kogyo Kk | 産業ロボツト用外被管 |
JP4232376B2 (ja) * | 2002-03-18 | 2009-03-04 | ソニー株式会社 | 脚式移動ロボット |
JP5602057B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 脚式移動ロボット及び揺動構造 |
WO2012007014A1 (en) * | 2010-07-13 | 2012-01-19 | Abdallah Ezzat Abdallah Abozaied | Joint |
JP2013013978A (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-24 | Sony Corp | ロボット装置 |
-
2015
- 2015-08-19 JP JP2015162344A patent/JP2018158388A/ja active Pending
-
2016
- 2016-08-13 WO PCT/JP2016/073807 patent/WO2017030104A1/ja active Application Filing
- 2016-08-17 TW TW105126239A patent/TW201707899A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201707899A (zh) | 2017-03-01 |
WO2017030104A1 (ja) | 2017-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6508704B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP6443875B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2018025725A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP6703091B2 (ja) | 直動伸縮機構及びそれを備えたロボットアーム機構 | |
JP6810053B2 (ja) | 直動伸縮機構 | |
JP6468804B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP2016124069A (ja) | ロボットアーム機構及び直動伸縮機構 | |
JP6734364B2 (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
TW201632322A (zh) | 機械臂機構 | |
WO2016098815A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2016117626A1 (ja) | 連結コマ、直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JPWO2017170303A1 (ja) | ロボットアーム機構及び回転関節装置 | |
JP2016120586A (ja) | ロボットシステム及びロボット装置 | |
WO2017030104A1 (ja) | 回転関節部のカバー装置 | |
WO2018052143A1 (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
WO2016108281A1 (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2016168646A (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
WO2017188407A1 (ja) | 関節機構 | |
WO2017188406A1 (ja) | 回転関節機構 | |
JP2016160964A (ja) | 直動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2017132026A (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP2016160963A (ja) | 曲動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
JP2016160962A (ja) | 曲動伸縮機構及びロボットアーム機構 | |
WO2018025726A1 (ja) | ロボットアーム機構 | |
JP2017001124A (ja) | ロボットアーム機構 |