JP2018157764A - 簡易型構築物のシート固定用レール - Google Patents

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Abstract

【課題】固定溝の内部に複数の線状スプリングを積み上げ状態で挿入でき、それぞれの線状スプリングの固定溝から脱出を阻止できる簡易型構築物のシート固定用レールを提供すること。【解決手段】シート固定用レール10は、シートの一部と、この一部を固定する線状スプリングとが挿入される固定溝11を有し、固定溝11は、底壁部12と一対の湾曲部13と一対の側壁部14とを含んで形成され、側壁部14は、湾曲部13から固定溝11の内側へ傾きながら延びる第1直線部15と、第1直線部15から固定溝11の内側へ傾きながら延びる第2直線部16と、第2直線部16から固定溝11の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びる第3直線部17と、第3直線部17の先端部に固定溝11の内側へ突出形成された係止部18とを含んで形成され、第2直線部16の傾斜角度R2は、第1直線部15の傾斜角度R1よりも大きい。【選択図】図5

Description

本発明は、簡易型構築物の表面に被せられるシートを固定するために用いられるシート固定用レールに係り、例えば、農業用ハウスや、簡易型倉庫、簡易型車庫等の簡易型構築物に利用することができるものである。
下記の特許文献1には、複数の棒状部材を含む部材により構築される農業用ハウスの表面にシートを固定して被せるために用いられるシート固定用レールが示されている。簡易型構築物となっているこの農業用ハウスの棒状部材に取り付けられるこのシート固定用レールは、シートの一部と、この一部を固定するための波形状又は略波形状の線状スプリングとが挿入される固定溝を有しており、この固定溝は、底壁部と、この底壁部の幅方向両側に外側への湾曲した形状で形成されている一対の湾曲部と、これらの湾曲部から立ち上がっている一対の側壁部とを含んで形成されている。
特開2006−262784号公報
農業用ハウス等の簡易型構築物では、複数枚のシートが重なり合う箇所が生じ、このような箇所に配置されるシート固定用レールの固定溝の内部には、シート枚数と同じ個数の線状スプリングが一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げられた状態で挿入されることになり、このため、それぞれの線状スプリングがシートの緊張力等で固定溝の内部から脱出しないようにする工夫が求められる。
本発明の目的は、固定溝の内部に複数の線状スプリングを一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げた状態で挿入可能となり、それぞれの線状スプリングが固定溝の内部から脱出することを阻止できるようになる簡易型構築物のシート固定用レールを提供するところにある。
本発明に係る簡易型構築物のシート固定用レールは、複数の棒状部材を含む部材により構築されて表面にシートが被せられる簡易型構築物の前記棒状部材に取り付けられ、前記シートの一部と、この一部を固定するための波形状又は略波形状の線状スプリングとが挿入される固定溝を有し、この固定溝が、底壁部と、この底壁部の幅方向両側に外側への湾曲状に形成されている一対の湾曲部と、これらの湾曲部から立ち上がっている一対の側壁部とを含んで形成されている簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記一対の側壁部のそれぞれが、前記湾曲部から前記固定溝の内側へ傾きながら延びていて、前記固定溝に対する傾斜角度が第1角度となっている第1直線部と、この第1直線部から前記固定溝の内側へ傾きながら延びていて、前記固定溝に対する傾斜角度が前記第1角度よりも大きい第2角度となっている第2直線部と、この第2直線部から前記固定溝の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びている第3直線部と、この第3直線部の先端部に前記固定溝の内側へ突出して形成されている係止部と、を含んで形成され、前記固定溝の内部に最多で3個の前記線状スプリングが前記一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げられた状態で挿入可能となっていることを特徴とするものである。
本発明に係る簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、シートの一部を固定するために固定溝の内部に一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げられた状態で挿入される線状スプリングの個数は、最多で第1線状スプリングと第2線状スプリングと第3線状スプリングの3個であり、第1線状スプリングは、湾曲部の箇所又は第1直線部の箇所に挿入され、これらの箇所における第1線状スプリングの脱出方向には、湾曲部から固定溝の内側へ傾きながら延びていて、固定溝に対して傾斜している第1直線部や、第1直線部から固定溝の内側へ傾きながら延びていて、固定溝に対して傾斜している第2直線部が設けられているため、第1線状スプリングがシートの緊張力等で固定溝の内部から脱出することは、第1直線部や第2直線部により阻止される。また、第2線状スプリングは、第1直線部と第2直線部の間の箇所又は第2直線部の箇所に配置され、これらの箇所における第2線状スプリングの脱出方向には、第1直線部から固定溝の内側へ傾きながら延びていて、固定溝に対して傾斜している第2直線部が設けられているため、第2線状スプリングがシートの緊張力等で固定溝の内部から脱出することは、第2直線部により阻止される。さらに、第3線状スプリングは、第2直線部の箇所に配置され、この箇所における第3線状スプリングの脱出方向には、固定溝の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びている第3直線部が設けられているが、この第3直線部の先端部には、固定溝の内側へ突出している係止部が形成されているため、第3線状スプリングがシートの緊張力等で固定溝の内部から脱出することは、係止部により阻止される。
また、本発明に係る簡易型構築物のシート固定用レールでは、第3直線部が、上述のように第2直線部から固定溝の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びており、第1直線部から固定溝の内側へ傾きながら延びている第2直線部の固定溝に対する傾斜角度(第2角度)は、湾曲部から固定溝の内側へ傾きながら延びている第1直線部の固定溝に対する傾斜角度(第1角度)よりも大きくなっているため、前記3個の線状スプリングを収縮変形させて固定溝の内部に挿入する作業を容易に行える。
以上の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、係止部における固定溝の内側への突出寸法と、係止部における底壁部の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法との関係は、任意に設定することができ、その一例として、係止部における固定溝の内側への突出寸法を、係止部における底壁部の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法よりも大きくしてもよい。
これによると、第3線状スプリングが固定溝の内部から脱出することを係止部により一層有効に防止できるとともに、重ねられた3枚のシートを通過させることができる充分に大きなスペースを、係止部と第3線状スプリングとの間に設けることができるようになる。
また、一対の湾曲部のそれぞれの外面を、底壁部の外面よりも外方向へ突出させてもよい。
これによると、本発明に係るシート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付ける際に、一対の湾曲部のそれぞれの外面がこの平坦面に接触するため、このシート固定用レールを平坦面に対して安定させた状態で、棒状部材へのシート固定用レールの取付作業を行えることになる。
また、底壁部の内面には、前記棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部を形成してもよい。
これによると、棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具により、本発明に係るシート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付けることができるようになるとともに、この作業を、止着具の位置合わせ部とした窪み部により簡単かつ容易に行える。
また、このように底壁部の内面に、棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部を形成する場合には、この窪み部を形成するための加工等の理由により、窪み部の位置と対応して底壁部の外面に、外方向へ突出する突起部が形成されてもよい。
このように窪み部の位置と対応して底壁部の外面に、外方向へ突出する突起部が形成されていると、窪み部を位置合わせ部とした止着具により、本発明に係るシート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付ける作業を行う際に、止着具から底壁部に作用する荷重が、突起部を介して棒状部材の平坦面によって受けられるため、この止着具による取付作業を容易に行える。
また、一対の湾曲部のそれぞれの外面を、底壁部の外面よりも外方向へ突出させ、底壁部の内面には、棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部を形成し、この窪み部の位置と対応して底壁部の外面に外方向へ突出する突起部が形成される場合には、この突起部の外方向への突出量と、一対の湾曲部のそれぞれの外面の外方向への突出量とを同じにしてもよい。
これによると、本発明に係るシート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付ける際に、一対の湾曲部のそれぞれの外面と突起部とがこの平坦面に接触するため、このシート固定用レールを平坦面に対して3点支持により安定させた状態にできるとともに、シート固定用レールを窪み部を位置合わせ部とした止着具で棒状部材の平坦面に取り付ける作業を行う際に、止着具から底壁部に作用する荷重が、突起部を介して棒状部材の平坦面によって受けられるため、この取付作業を容易に行える。
また、以上のように一対の湾曲部のそれぞれの外面を、底壁部の外面よりも外方向へ突出させ、底壁部の内面には、棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部を形成し、この窪み部の位置と対応して底壁部の外面に、外方向へ突出する突起部が形成される場合には、この突起部の外方向への突出量を、一対の湾曲部のそれぞれの外面の外方向への突出量よりも小さくしてもよい。
これによると、突起部の外方向への突出量を、一対の湾曲部のそれぞれの外面の外方向への突出量と同じにしなくてもよくなり、これらの突出量についての寸法管理が容易になるため、本発明に係るシート固定用レールの製造を容易に行える。また、シート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付ける作業を行う際において、一対の湾曲部のそれぞれの外面により、シート固定用レールを棒状部材の平坦面に2点支持により安定させて接触させることができるとともに、窪み部を位置合わせ部とした止着具でシート固定用レールを棒状部材の平坦面に取り付けるための作業を行う際には、止着具から底壁部に作用する荷重により、シート固定用レールの底壁部が棒状部材の平坦部側へ弾性突出変形することで、この荷重を突起部を介して棒状部材の平坦面で受けさせることができるため、この取付作業を容易に行える。
なお、止着具の位置合わせ部として利用される窪み部は、底壁部の幅方向と直交するシート固定用レールの長さ方向へ連続する溝として形成されているものでもよく、あるいは、このシート固定用レールの長さ方向に点在している設けられる凹部等でもよい。
また、止着具の位置合わせ部として利用される窪み部を、底壁部の幅方向と直交するシート固定用レールの長さ方向へ連続する溝として形成する場合には、このシート固定用レールを金属板材のロールフォーミング成形や、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形又は引き抜き成形により形成する際に、この成形加工と同時に窪み部を形成できるようになる。
さらに、本発明に係るシート固定用レールは、上述した止着具により棒状部材の平坦面に取り付けることができるが、この止着具以外の部材を用いて棒状部材に取り付けてもよい。
その一例の部材は、間隔をあけて互いに対向する2個の爪部を有していて、棒状部材を抱持するようになっている包持部材であり、この包持部材を用いる場合には、2個の爪部に、本発明に係るシート固定用レールに設けられている一対の側壁部の外面が係止されることにより、このシート固定用レールは、包持部材を介して棒状部材に取り付けられる。
以上説明したことから分かるように、本発明に係るシート固定用レールは、金属板材のロールフォーミング成形により製造でき、また、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形又は引き抜き成形によっても製造できる。
また、本発明に係るシート固定用レールは、複数の棒状部材を含む部材により構築されて表面にシートが被せられる簡易型構築物に適用でき、この簡易型構築物は、例えば、野菜や果実を栽培するための農業用ハウスでもよく、簡易型倉庫でもよく、簡易型車庫でもよい。
本発明によると、固定溝の内部に複数の線状スプリングを一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げた状態で挿入可能となり、それぞれの線状スプリングが固定溝の内部から脱出することを阻止できるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート固定用レールが用いられた簡易型構築物となっている農業用ハウスを示す斜視図であって、シートが被せられる前の状態示す図である。 図2は、農業用ハウスの出入口が設けられている部分を示す図1の一部拡大図である。 図3は、農業用ハウスの地際部分を示す図1の一部拡大図である。 図4は、農業用ハウスの肩部分を示す図1の一部拡大図である。 図5は、シート固定用レールを示す側面図である。 図6は、線状スプリングを示す斜視図である。 図7は、シート固定用レールを棒状部材の平坦面に止着具で取り付ける前を示す側面図である。 図8は、シート固定用レールを棒状部材の平坦面に止着具で取り付けた後を示す側面図である。 図9は、シート固定用レールを棒状部材に取り付けるために用いる包持部材と楔部材を示す斜視図である。 図10は、図2で示す部分に配置され、固定溝に挿入される線状スプリングの個数が1個となっているシート固定用レールについて示す側面図である。 図11は、図3で示す部分に配置され、固定溝に挿入される線状スプリングの個数が2個となっているシート固定用レールについて示す側面図である。 図12は、図4に示す部分に配置され、固定溝に挿入される線状スプリングの個数が3個となっているシート固定用レールについて示す側面図である。 図13は、図5で示されている一対の湾曲部の外面の外方向への突出量と、突起部の外方向への突出量との関係についての別実施形態を示す図7と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の簡易型構築物は、野菜や果実等の農産物を生産するための農業用ハウスであり、図1には、この農業用ハウスの骨組みが示され、この骨組みは、農業用ハウスの表面にシートを被せる前のときの状態で示されている。農業用ハウスの骨組みは、多数の棒状部材1を組み合わせることにより形成され、棒状部材1には、農業用ハウスの出入口2が形成されている正面において、鉛直に立設されている鉛直棒状部材3と、上向きに湾曲したアーチ状となっていて、前後方向に間隔をあけて複数本が並設されているアーチ状棒状部材4と、これらのアーチ状棒状部材4と90度の角度をなして交差配設され、前後方向へ水平に延びている母屋棒状部材5とがあり、母屋棒状部材5は、アーチ状棒状部材4の長さ方向に間隔を開けて複数本設けられている。鉛直棒状部材3は、角パイプ材であり、アーチ状棒状部材4と母屋棒状部材5は、丸パイプ材である。
図2は、図1における農業用ハウスの正面部分Aの拡大図であり、この正面部分Aに配設されている鉛直棒状部材3の平坦面3Aには、止着具であるテックスビス6により、左右方向へ延びるシート固定用レール10が取り付けられている。また、図3は、図1における農業用ハウスの地際部分Bの拡大図であり、図4は、図1における農業用ハウスの肩部分Cの拡大図であり、これらの地際部分Bと肩部分Cには、前後方向に延びるシート固定用レール10が抱持部材7を介してアーチ状棒状部材4に取り付けられている。
以上の正面部分Aと地際部分Bと肩部分Cに配置されているシート固定用レール10は、金属板材をロールフォーミング成形することで製造されたレール素材を所定寸法で切断したものである。これらのシート固定用レール10は、図5に示されているように、後述するシート(図10〜図12を参照)の一部と、この一部を固定するための波形状又は略波形状の線状スプリング(図6を参照)とが挿入される固定溝11を有しており、この固定溝11は、底壁部12と、この底壁部12の幅方向両側に外側への湾曲状に形成されている一対の湾曲部13と、これらの湾曲部13から立ち上がっている一対の側壁部14とにより形成されている。
また、それぞれの側壁部14は、湾曲部13から固定溝11の内側へ傾きながら延びている第1直線部15と、この第1直線部15から固定溝11の内側へ傾きながら延びている第2直線部16と、この第2直線部16から固定溝11の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びている第3直線部17と、この第3直線部17の先端部に固定溝11の内側へ突出して形成されている係止部18とにより形成されている。そして、第1直線部15の固定溝11に対する傾斜角度は、第1角度R1であり、第2直線部16の固定溝11に対する傾斜角度は、第2角度R2であり、この第2角度R2は、第1角度R1よりも大きくなっている。
また、係止部18における固定溝11の内側への突出寸法は、L1であり、係止部18における底壁部12の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法は、L2であり、突出寸法L1は、高さ寸法L2よりも大きくなっている。
また、それぞれの湾曲部13のそれぞれの外面13Aは、底壁部12の外面12Aよりも外方向へ突出している。さらに、底壁部12の内面12Bには、図2で示したテックスビス6を位置合わせするための窪み部19が形成されており、この窪み部19の位置と対応して底壁部12の外面には、外方向へ突出する突起部20が形成され、これらの窪み部19と突起部20は、シート固定用レール10の長さ方向に連続するものとなっている。なお、突起部20は、前述したように金属板材をロールフォーミング成形することでレール素材を製造するときに、このレール素材にV字状又はU字状の溝となって窪み部19が形成されると同時に、このロールフォーミング成形加工により自ずと形成されたものでもよく、あるいは、意図して形成したものでもよい。
図5に示されているように、湾曲部13の外面13Aが底壁部12の外面12Aから外方向へ突出している突出量は、H1であり、突起部20が底壁部12の外面12Aから外方向へ突出している突出量は、H2であり、これらの突出量H1と突出量H2は、同じになっている。したがって、湾曲部13の外面13Aと突起部20は、底壁部12の外面12Aよりも外方向へ同じ寸法分だけ突出している。
図6には、シート固定用レール10の固定溝11に挿入されることにより、この固定溝11に一部が挿入されるシートをシート固定用レール10に固定するための線状スプリング30が示されている。この線状スプリング30は、断面が円形の金属線材を波形状又は略波形状に折り曲げ加工することにより、波形状又は略波形状の凹凸を長さ方向に連続させたものであり、凹凸の方向である幅方向に弾性的に収縮拡張変形可能となっている。このため、幅方向に弾性的に収縮変形させることにより、線状スプリング30をシート固定用レール10の固定溝11に挿入することができ、この挿入後は、弾性的に拡張変形する線状スプリング30が、固定溝11の内部で拡張して一対の側壁部14の内面に密着するようになっている(図10〜図12を参照)。なお、シート固定用レール10の湾曲部13の曲率半径は、線状スプリング30の断面の曲率半径と同じ又は略同じになっている。
図7及び図8には、農業用ハウスの骨組みを形成するための棒状部材1の一つとなっている図2の鉛直棒状部材3にシート固定用レール10を取り付けるための作業が示されている。この鉛直棒状部材3は角パイプ材によるものであるため、鉛直棒状部材3は平坦面3Aの外面を有しており、鉛直棒状部材3にシート固定用レール10を取り付けるためには、最初に、図7に示されているように、この平坦面3Aにシート固定用レール10の底壁部12側を押し当てる。この底壁部12の幅方向両側では、図5で説明したように、2個の湾曲部13の外面13Aが底壁部12の外面12Aから突出量H1で外方向へ突出しており、この突出量H1は、底壁部12の外面12Aに設けられている突起部20の突出量H2と同じであるため、平坦面3Aにシート固定用レール10の底壁部12側を押し当てると、2個の湾曲部13の外面13Aと1個の突起部20が平坦面3Aに接触するため、この平坦面3Aに対してシート固定用レール10は3点支持により接触する。
この後に、図8に示されているように、テックスビス6を、シート固定用レール10の底壁部12の内面12Bに設けられている窪み部19をこのテックスビス6の位置合わせ部にして、この窪み部19に当てるとともに、電動工具等によりテックスビス6を回転させ、底壁部12を貫通させたテックスビス6の軸部を鉛直棒状部材3の平坦面3Aを通過させて、この鉛直棒状部材3の内部に挿入する。これにより、シート固定用レール10は、止着具であるテックスビス6により、鉛直棒状部材3の平坦面3Aに取り付けられる。
このようにシート固定用レール10をテックスビス6で鉛直棒状部材3の平坦面3Aに取り付けるときには、上述したようにシート固定用レール10は平坦面3Aに3点支持により接触していて、平坦面3Aに対してシート固定用レール10が安定しているため、この取付作業を容易に行える。
また、電動工具等によりテックスビス6を回転させ、このテックスビス6の軸部を、シート固定用レール10の底壁部12及び鉛直棒状部材3の平坦面3Aを貫通させて鉛直棒状部材3の内部に挿入させるためには、テックスビス6に底壁部12側への押圧荷重を作用させることになるが、本実施形態では、底壁部12の外面12Aに設けられている突起部20が平坦面3Aに接触しているため、テックスビス6でシート固定用レール10を平坦面3Aに取り付けるための作業を、テックスビス6から底壁部12に作用する押圧荷重が突起部20を介して鉛直棒状部材3の平坦面3Aで受けられながら行えることになり、底壁部12の外面12Aに突起部20が設けられていない場合には、底壁部12が平坦面3A側へ大きく弾性変形することになるため、底壁部12の外面12Aに突起部20を設けることにより、テックスビス6でシート固定用レール10を平坦面3Aに取り付ける作業を容易に行える。
図9は、図3及び図4で示したように、シート固定用レール10をアーチ状棒状部材4に取り付けるために用いる包持部材7を示す。金属板材の打ち抜き、折り曲げで形成されているこの包持部材7は、一対の側面部7Aと、これらの側面部7A同士を繋ぐ上下2個の連結部7Bとを有するものとなっており、これらの連結部7Bには、上下の間隔をあけて2個の爪部7Cが形成されている。一対の側面部7Aによりアーチ状棒状部材4を挟み、上下2個の連結部7Bの間にシート固定用レール10を通し、一対の側面部7Aに形成されている孔部7Dに楔部材8を挿入して打ち込むことにより、図3及び図4に示されているように、包持部材7は、アーチ状棒状部材4を包持してこのアーチ状棒状部材4に取り付けられるとともに、底壁部12の外面12Aがアーチ状棒状部材4に接触したシート固定用レール10は、包持部材7の2個の爪部7Cが一対の側壁部14の外面に係止することにより、包持部材7を介してアーチ状棒状部材4に取り付けられることになる。
図10〜図12には、シート固定用レール10の固定溝11の内部に合成樹脂製のシート41〜45の一部を線状スプリング30により固定したときの状態が示されており、図10は、図2で示した農業用ハウスの正面部分Aに配設されているシート固定用レール10についてであり、図11は、図3で示した農業用ハウスの地際部分Bに配設されているシート固定用レール10についてであり、図12は、図4で示した農業用ハウスの肩部分Cに配設されるシート固定用レール10についてである。
図12に示されているように、本実施形態に係るシート固定用レール10の固定溝11の内部に挿入される線状スプリング30の個数は、一対の側壁部14の立ち上がり方向に積み上げられた状態で、最多で第1線状スプリング30Aと第2線状スプリング30Bと第3線状スプリング30Cの3個となっている。
図10には、農業用ハウスの正面部分Aに配設されたシート固定用レール10の固定溝11の内部に、農業用ハウスの正面全体を覆うように被せられた第1シート41の一部41Aが挿入され、この一部41Aが、固定溝11の内部に挿入された第1線状スプリング30Aにより、シート固定用レール10に固定されている状態が示されている。第1線状スプリング30Aには、第1シート41の緊張力等が作用することがあり、このため、第1線状スプリング30Aには、固定溝11の内部からの脱出力が作用する場合がある。
しかし、第1線状スプリング30Aは、シート固定用レール10の湾曲部13の箇所、又は側壁部14の第1直線部15の箇所に挿入され、これらの箇所における第1線状スプリング30Aの脱出方向には、湾曲部13から固定溝11の内側へ傾きながら延びていて、固定溝に対して傾斜している第1直線部15や、第1直線部15から固定溝11の内側へ傾きながら延びていて、固定溝11に対して傾斜している第2直線部16が設けられているため、第1線状スプリング30Aが第1シート41の緊張力等で固定溝11の内部から脱出することは、第1直線部15や第2直線部16により阻止される。
なお、本実施形態に係るシート固定用レール10では、一対の側壁部14の先端部に設けられた係止部18における固定溝11側の側面18Aは、固定溝11側へ滑らかに湾曲突出した形状となっており、また、係止部18における固定溝11側とは反対側の先端面18Bは、固定溝11の幅方向外側へ延びるにしたがって固定溝11から離れる方向に傾斜しているため、第1線状スプリング30Aで固定溝11に固定されて係止部18の表面で案内される第1シート41には、過度の引張力や荷重等が作用することはなく、この第1シート41が破損等することを防止できるようになっている。
本実施形態に係るシート固定用レール10は、前述したように、金属板材をロールフォーミング成形することで製造したレール素材を所定寸法で切断したものであるため、係止部18は、金属板材がカール加工されることにより形成されている。しかし、本発明に係るシート固定用レールは、アルミ又はアルミ合金の押し出し成形又は引き抜き成形により製造したレール素材を所定寸法で切断したものでもよく、このようにして得られたシート固定用レールでも、上述の側面18A及び先端面18Bを有する係止部18を形成することができる。
図11に示されている農業用ハウスの地際部分Bに配設されているシート固定用レール10の固定溝11の内部には、農業用ハウスが設置されている地面の内部に下部が埋め込まれている第2シート42の上部42Aが挿入されており、この上部42Aが、固定溝11の内部に挿入された第1線状スプリング30Aにより、シート固定用レール10に固定されている。また、固定溝11の内部には、第3シート43の下部43Aも挿入され、この下部43Aは、第1線状スプリング30Aに積み上げられた状態で固定溝11の内部に挿入された第2線状スプリング30Bにより、シート固定用レール10に固定されている。この第2線状スプリング30Bにも、第3シート43に作用する緊張力等により、固定溝11の内部からの脱出力が作用する場合がある。
しかし、第2線状スプリング30Bは、シート固定用レール10の側壁部14における第1直線部15と第2直線部16の間の箇所、又は第2直線部16の箇所に配置され、これらの箇所における第2線状スプリング30Bの脱出方向には、第1直線部15から固定溝11の内側へ傾きながら延びていて、固定溝11に対して傾斜している第2直線部16が設けられているため、第2線状スプリング30Bが第3シート43の緊張力等で固定溝11の内部から脱出することは、第2直線部16により阻止される。
図12に示されている農業用ハウスの肩部分Cに配設されているシート固定用レール10の固定溝11の内部には、図11で示した第3シート43の上部43Bが挿入され、この上部43Bが、固定溝11の内部に挿入された第1線状スプリング30Aにより、シート固定用レール10に固定されている。また、固定溝11の内部には、第3シート43を覆う第4シート44の上部44Aも挿入され、この上部44Aは、第1線状スプリング30Aに積み上げられた状態で固定溝11の内部に挿入された第2線状スプリング30Bにより、シート固定用レール10に固定されている。さらに、固定溝11の内部には、農業用ハウスの棟部から下方へ延びていてこの農業用ハウスの表面に被せられている第5シート45の下部45Aも挿入され、この下部45Aは、第2線状スプリング30Bに積み上げられた状態で固定溝11の内部に挿入された第3線状スプリング30Cにより、シート固定用レール10に固定されている。この第3線状スプリング30Cにも、第5シート45に作用する緊張力等により、固定溝11の内部からの脱出力が作用する場合がある。
この第3線状スプリング30Cは、シート固定用レール10の側壁部14における第2直線部16の箇所に配置され、この箇所における第3線状スプリング30Cの脱出方向には、固定溝11の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びている第3直線部17が設けられているが、この第3直線部17の先端部には、固定溝11の内側へ突出している係止部18が形成されているため、第3線状スプリング30Cが第5シート45の緊張力等で固定溝11の内部から脱出することは、係止部18により阻止される。
以上の説明から分かるように、シート固定用レール10の固定溝11の内部に最多で3個の線状スプリング30A,30B,30Cを側壁部14の立ち上がり方向に積み上げた状態で挿入しても、これらの線状スプリング30A,30B,30Cが固定溝11の内部から脱出することを防止できることになる。
また、3個の線状スプリング30A,30B,30Cをシート固定用レール10の固定溝11の内部に挿入するためには、これらの線状スプリング30A,30B,30Cを幅方向に弾性的に収縮変形させて、シート固定用レール10の一対の側壁部14の先端部に設けられている2個の係止部18の間を通過させなければならないが、本実施形態に係るシート固定用レール10では、図5で説明したように、係止部18が設けられている第3直線部17が、上述のように第2直線部16から固定溝11の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びており、また、第1直線部15から固定溝11の内側へ傾きながら延びている第2直線部16の固定溝11に対する傾斜角度(前記第2角度R2)は、湾曲部13から固定溝11の内側へ傾きながら延びている第1直線部15の固定溝11に対する傾斜角度(前記第1角度R1)よりも大きくなっているため、2個の係止部18の間隔を、幅方向に弾性的に収縮変形させた線状スプリング30A,30B,30Cを通過させることができる大きさにすることができる。
すなわち、係止部18が設けられている第3直線部17を、第2直線部16から固定溝11の内側へ傾きながら延びるものとしたり、第2角度R2を第1角度R1と同じ又はこれよりも小さくした場合には、2個の係止部18の間隔が小さくなってしまうため、これら係止部18の間を、幅方向に弾性的に収縮変形させた線状スプリング30A,30B,30Cが通過することは困難になるが、本実施形態のシート固定用レール10では、このような問題を解決することができる。
さらに、本実施形態に係るシート固定用レール10では、図5で説明したように、係止部18における固定溝11の内側への突出寸法L1は、係止部18における底壁部12の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法L2よりも大きくなっている。このため、第3線状スプリング30Cが固定溝11の内部から脱出するために必要となる係止部18の突出寸法L1を確保しながら、図12に示されているように、重ねられた第3シート43と第4シート44と第5シート45の3枚のシートを通過させることができる充分に大きなスペースを、係止部18と第3線状スプリング30Cとの間に設けることができる。
なお、農業用ハウスの地際部分Bと肩部分Cとの間の表面を覆うように被せられている図11及び図12の第3シート43は、通気性を確保するために全部又は一部がメッシュとなっているメッシュシートである。この第3シート43の上に被せられている第4シート44の上部44Aは、図12で説明したように、農業用ハウスの肩部分Cに配設されているシート固定用レール10の固定溝11に第2線状スプリング30Bで固定されており、この第4シート44の下部は、図1で示す支柱50や昇降手段51等で構成された巻取装置に連結されている。
この巻取装置は、支柱50に配置された昇降手段51がハンドル52の回転操作により支柱50に沿って昇降動し、この昇降動に伴い、昇降手段51に連結された巻取軸53が正逆回転するものである。巻取軸53には、第4シート44の下端部が連結されているため、巻取軸53の正逆回転により、この巻取軸53によって第4シート44の巻き取り、繰り出しが行われ、これにより、天候等に応じて、メッシュシートである第3シート43の一部又は全部を露出させたり、第4シート44により覆うことができる。
図13は、図5で示した一対の湾曲部13のそれぞれの外面13Aの外方向への突出量H1と、突起部20の外方向への突出量H2との関係についての別実施形態を示している。前述した実施形態では、突出量H1と突出量H2は同じであったが、この実施形態では、突出量H2は、突出量H1よりも小さくなっている。
このため、この実施形態によると、シート固定用レール10を製造する際に、一対の湾曲部13のそれぞれの外面13Aの外方向への突出量H1と、突起部20の外方向への突出量H2とを同じにするという寸法管理をしなくてもよくなり、このため、シート固定用レール10の製造が容易になる。
また、シート固定用レール10を鉛直棒状部材3の平坦面3Aに前述したテックスビス6で取り付ける際に、シート固定用レール10の底壁部12側を平坦面3Aに押し当てると、突起部20と平坦面3Aとの間に隙間Sが生じ、一対の湾曲部13のそれぞれの外面13Aが平坦面3Aに接触することで、2点支持によりシート固定用レール10は平坦面3Aに安定して接触する。また、窪み部19を位置合わせ部としたテックスビス6により、シート固定用レール10を鉛直棒状部材3の平坦面3Aに取り付けるときには、テックスビス6から底壁部12に作用する荷重によってこの底壁部12が平坦面3A側へ隙間S分だけ弾性突出変形すると、突起部20は平坦面3Aに接触するため、テックスビス6から底壁部12に作用する荷重は、突起部20を介して平坦面3Aで受けられることになり、このため、シート固定用レール10を平坦面3Aにテックスビス6で取り付ける作業を容易に行える。
本発明は、農業用ハウスや、簡易型倉庫、簡易型車庫等の簡易型構築物の表面に被せられるシートを固定するために利用することができる。
1 棒状部材
3 棒状部材である鉛直棒状部材
3A 平坦面
4 棒状部材であるアーチ状棒状部材
6 止着具であるテックスビス
7 包持部材
10 シート固定用レール
11 固定溝
12 底壁部
12A 外面
12B 内面
13 湾曲部
13A 外面
14 側壁部
15 第1直線部
16 第2直線部
17 第3直線部
18 係止部
19 窪み部
20 突起部
30 線状スプリング
41〜45 シート
R1 第1角度
R2 第2角度
L1 係止部における固定溝の内側への突出寸法
L2 係止部における底壁部の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法
H1 湾曲部の外面の外方向への突出量
H2 突起部の外方向への突出量


Claims (9)

  1. 複数の棒状部材を含む部材により構築されて表面にシートが被せられる簡易型構築物の前記棒状部材に取り付けられ、前記シートの一部と、この一部を固定するための波形状又は略波形状の線状スプリングとが挿入される固定溝を有し、この固定溝が、底壁部と、この底壁部の幅方向両側に外側への湾曲状に形成されている一対の湾曲部と、これらの湾曲部から立ち上がっている一対の側壁部とを含んで形成されている簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、
    前記一対の側壁部のそれぞれが、前記湾曲部から前記固定溝の内側へ傾きながら延びていて、前記固定溝に対する傾斜角度が第1角度となっている第1直線部と、この第1直線部から前記固定溝の内側へ傾きながら延びていて、前記固定溝に対する傾斜角度が前記第1角度よりも大きい第2角度となっている第2直線部と、この第2直線部から前記固定溝の内外への傾斜角度をもたず又は殆どもたずに延びている第3直線部と、この第3直線部の先端部に前記固定溝の内側へ突出して形成されている係止部と、を含んで形成され、前記固定溝の内部に最多で3個の前記線状スプリングが前記一対の側壁部の立ち上がり方向に積み上げられた状態で挿入可能となっていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  2. 請求項1に記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記係止部における前記固定溝の内側への突出寸法は、前記係止部における前記底壁部の幅方向と直交する立ち上がり方向への高さ寸法よりも大きくなっていることを特徴する簡易型構築物のシート固定用レール。
  3. 請求項1又は2に記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記一対の湾曲部のそれぞれの外面は、前記底壁部の外面よりも外方向へ突出していることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記底壁部の内面には、前記棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部が形成されていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  5. 請求項4に記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記窪み部の位置と対応して前記底壁部の外面には、外方向へ突出する突起部が形成されていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  6. 請求項1又は2に記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記一対の湾曲部のそれぞれの外面は、前記底壁部の外面よりも外方向へ突出し、前記底壁部の内面には、前記棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部が形成され、この窪み部の位置と対応して前記底壁部の外面には、外方向へ突出する突起部が形成され、この突起部の外方向への突出量は、前記一対の湾曲部のそれぞれの前記外面の外方向への突出量と同じなっていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  7. 請求項1又は2に記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記一対の湾曲部のそれぞれの外面は、前記底壁部の外面よりも外方向へ突出し、前記底壁部の内面には、前記棒状部材の平坦面を通過してこの棒状部材の内部に挿入される止着具を位置合わせするための窪み部が形成され、この窪み部の位置と対応して前記底壁部の外面には、外方向へ突出する突起部が形成され、この突起部の外方向への突出量は、前記一対の湾曲部のそれぞれの前記外面の外方向への突出量よりも小さくなっていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  8. 請求項4〜7のいずれかに簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、前記窪み部は、前記底壁部の幅方向と直交する長さ方向へ連続する溝となっていることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の簡易型構築物のシート固定用レールにおいて、間隔をあけて互いに対向する2個の爪部を有していて、前記棒状部材を抱持してこの棒状部材に取り付けられる抱持部材の前記2個の爪部に、前記一対の側壁部の外面が係止されることにより、前記棒状部材に取り付けられることを特徴とする簡易型構築物のシート固定用レール。
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