JP2018157736A - 電力システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力供給設備の導入に際する設置工事費用を抑制する。【解決手段】電力系統14の電力を、構内配線16を通じて負荷設備18に供給する電力システム100は、構内配線に接続され、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120と、逆接続可能型漏電ブレーカではなく、主接点のオフに応じてトリップコイルへの電力の供給を遮断する遮断スイッチを備えていない、構内配線に接続された逆接続不可の漏電ブレーカ110と、を備える。かかる構成により、主接点がオフになってから単独運転を検出するまでに上昇したトリップコイルの温度が、トリップコイルの上限温度未満となり、電力供給設備の導入に際し、漏電ブレーカの交換を要さない。【選択図】図3

Description

本発明は、需要者構内に電力供給設備を接続可能な電力システムに関する。
需要者は、電力会社からの電気(商用電力)の供給を受けて構内の負荷設備(一般用電気工作物)で電気を使用する。また、太陽光発電設備や燃料電池等、電力供給設備を構内に設け、負荷設備を動作させるとともに電力系統に連系し、余った電力を電力会社に売電することも可能である。
このように、電力供給設備を、構内配線を通じて電力系統に連系する場合、以下の問題が生じうる。すなわち、漏電ブレーカを介して電力系統に接続している場合に、トリップコイルの通電により主接点がオフになり、電力系統からトリップコイルへの電力供給が遮断されても、電力供給設備からトリップコイルへの電力供給が継続していると、トリップコイルが焼損するおそれがあるといった問題である。
また、漏電ブレーカに別途設けられたテストスイッチによって主接点をオフすることもできるが、かかるテストスイッチの操作態様によってはトリップコイルへの電力供給が継続され、やはり、トリップコイルの焼損や発熱によって耐久性が低下するおそれがある。
そこで、電力供給設備を、構内配線を通じて電力系統に連系する場合に、逆接続可能型漏電ブレーカを介して電力系統に接続する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2012−142106号公報
上記のように、電力供給設備を、構内配線を通じて電力系統に連系する場合、トリップコイルの焼損や発熱を回避するために、併せて、漏電ブレーカがオフ状態のとき負荷側に電圧が印加されても故障するおそれのない逆接続可能型漏電ブレーカを採用し、逆接続可能型漏電ブレーカを介して連携するのが望ましい。したがって、構内に新たに電力供給設備を設ける場合、逆接続可能型ではない(逆接続不可の)漏電ブレーカから逆接続可能型漏電ブレーカへの交換が強いられる。しかし、逆接続可能型漏電ブレーカは、逆接続不可の漏電ブレーカに比べ高価である。また、その交換には煩雑な作業が伴う。したがって、電力供給設備の導入に伴う設置工事費用を要するという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑み、電力供給設備の導入に際する設置工事費用の抑制が可能な電力システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、電力系統の電力を、構内配線を通じて負荷設備に供給する本発明の電力システムは、構内配線に接続され、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備と、逆接続可能型漏電ブレーカではなく、主接点のオフに応じてトリップコイルへの電力の供給を遮断する遮断スイッチを備えていない、構内配線に接続された逆接続不可の漏電ブレーカと、を備える。
単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備は、電力系統の周波数偏差に応じて無効電力を注入することで周波数をさらにシフトさせる機能部と、構内配線における電力系統の周波数に応じて単独運転を検出し、電力供給設備から構内配線への電力供給を遮断する単独運転検出部と、を備え、主接点がオフになってから単独運転を検出するまでに上昇したトリップコイルの温度が、トリップコイルの上限温度未満であるとしてもよい。
本発明によれば、電力供給設備の導入に際する設置工事費用の抑制が可能となる。
電力システムの基本的な接続態様を示した説明図である。 比較例としての電力システムを示した説明図である。 単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備の構成を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(電力システム100)
図1は、電力システム100の基本的な接続態様を示した説明図である。電力システム100は、単相3線式(R相、N相、T相)からなる引き込み線12を通じて、電力系統14から電気(商用電力)の供給を受け、構内配線16を通じて、電気エネルギーを消費する負荷設備18に通電する。かかる電力システム100は、低圧受電の需要者単位で構成され、その範囲としては、一般用電気工作物であれば、家屋等に限らず、病院、工場、ホテル、レジャー施設、商業施設、マンションといった建物単位や建物内の一部分であってもよい。
また、電力システム100は、漏電ブレーカ110と、電力供給設備120とを含んで構成される。
(漏電ブレーカ110)
漏電ブレーカ110は、主接点110a、零相変流器110b、漏電検知器110c、トリップコイルスイッチ110d、トリップコイル110eを含んで構成される。
主接点110aは、単相3線式の各相(R相、N相、T相)それぞれの配線をオン状態またはオフ状態とする3つの接点を有している。かかる3つの接点は、オン状態およびオフ状態が連動して切り換わるように構成されている。
零相変流器(ZCT)110bは、主接点110aの二次側において、コイルにR相、N相、T相の3配線を一括して挿通し、3相分の電流を合成した合成電流を出力する。
漏電検知器110cは、電池、または、構内配線16から電力の供給を受けて動作し、零相変流器110bから取得した合成電流に応じて漏電を検知する。そして、漏電検知器110cは、漏電を検知すると、漏電を検知している間、トリップコイルスイッチ110dを励磁してオフ状態をオン状態に切り換える。なお、トリップコイルスイッチ110dとしては、トランジスタやサイリスタといったスイッチング素子や機械式リレー等、通電を制御する様々なデバイスを適用できる。
トリップコイル110eは、主接点110aに対応して構成され、一端がR相の配線に、他端がトリップコイルスイッチ110dを介してT相の配線に接続される。したがって、R相およびT相に電気が供給されている間に、トリップコイルスイッチ110dがオン状態となり、トリップコイル110eに電流が流れると、主接点110aがオン状態からオフ状態に切り換わる。
かかる構成により、漏電検知器110cが漏電を検知すると、主接点110aがオフ状態となり、電力系統14から構内配線16への電力供給を遮断することが可能となる。
(電力供給設備120)
電力供給設備120は、例えば、単相2線式200Vの設備であり、不図示の連系ブレーカを介してR相およびT相の配線に接続され、電力系統14より優先して負荷設備18に電力を供給する。かかる電力供給設備120としては、例えば、太陽光発電機、風力発電機、水力発電機、地熱発電機、太陽熱発電機、大気中熱発電機等の再生可能エネルギー発電設備や、燃料電池、内燃力発電、蓄電池等を用いることができる。
上記のように、電力供給設備120を、構内配線16を通じて電力系統14に連系することで、電力供給設備120により負荷設備18を動作させることができるとともに、余った電力を電力会社に売電することも可能となる。しかし、電力系統14と独立して発電が可能な電力供給設備120を単に構内配線16に接続すると、以下の課題が残る。
すなわち、漏電ブレーカ110を介して電力系統14に接続している場合に、トリップコイル110eの通電により主接点110aがオフ状態になり、電力系統14からトリップコイル110eへの電力供給が遮断されても、一方で、電力供給設備120からトリップコイル110eへの電力供給が継続する。このとき、例えば、200Ω程度の抵抗値を有するトリップコイル110eに200Vの電圧が印加されると、試験基準の3secどころか、1secにも満たないうちにトリップコイル110eの上限温度(E種絶縁)である120℃に到達してしまい、トリップコイル110eが焼損するおそれがある。
そこで、図2に示した比較例のように、電力供給設備120と併せて、遮断スイッチ110fが設けられた逆接続可能型漏電ブレーカ210を採用することが考えられる。なお、遮断スイッチ110fとして、トリップコイルスイッチ110d同様、トランジスタやサイリスタといったスイッチング素子や機械式リレー等、通電を制御する様々なデバイスを適用できる。
遮断スイッチ110fは、主接点110aと連動し、主接点110aがオフ状態となると、それに伴ってオフ状態となり、構内配線16からトリップコイル110eへの電力の供給を遮断する。ここで、漏電検知器110cが漏電を検知すると、主接点110aがオフ状態となり、構内配線16と電力系統14とが遮断され、電力系統14からトリップコイル110eへの電力供給が遮断される。そして、主接点110aがオフ状態となると、遮断スイッチ110fもオフ状態となり、トリップコイル110eの通電がなくなるので焼損を回避できる。
しかし、構内に電力供給設備120を設ける場合に、逆接続可能型漏電ブレーカ210への交換が必ず必要となると、逆接続可能型漏電ブレーカ210自体の費用と、その設置工事費用を要することとなる。
そこで、本実施形態では、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式(新型能動的方式)が搭載された電力供給設備120を採用し、漏電ブレーカ110との最適な組み合わせを提案する。
(単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120)
ところで、電力供給設備120等の発電設備は、(1)公衆感電、(2)機器損傷の発生、(3)消防活動への影響、(4)系統の配電線における事故点探査時における除去作業員の感電等を防止する目的で単独運転を行うことが禁止されている。ここで、単独運転は、事故などにより商用電源から切り離された系統内において、電力供給設備120等の運転によって生ずる電力供給のみで当該系統(需要者外部)に電気が通じている状態を示す。したがって、このような単独運転を防止するために、電力供給設備120では、単独運転を検出する機能(単独運転検出機能)を備え、単独運転状態になった場合には、その旨検知して電力供給設備120を電力系統14から速やかに解列しなければならない。
このような単独運転検出機能としては、複数の方式を採用することができるが、本実施形態では、ステップ注入付周波数フィードバック方式を採用する。単独運転状態の検知および電力系統14からの解列について、他の方式では0.5secや1.0sec要するところ、かかるステップ注入付周波数フィードバック方式では0.2sec以内といったように高速で実行できる。
図3は、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120の構成を説明するための説明図である。単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120は、JEM1498に準拠する電力供給設備120であり、インバータ120aと、解列部120bと、発電部120cとを含んで構成される。また、インバータ120aは、周波数計測部120d、周波数フィードバック部120eと、無効電力ステップ注入部120fと、単独運転検出部120gとを含んで構成される。
インバータ120a内に設けられた周波数計測部120dは、構内配線16を通じて電力系統14の周波数(電力の周波数)を計測する。周波数フィードバック部120eは、単独運転状態になり、周波数計測部120dが計測した周波数に偏差が生じると、構内配線16(単独運転となった系統)に無効電力を注入させ、電力の周波数のシフト量を増大させる。
無効電力ステップ注入部120fは、単独運転状態になった後に、電力供給設備120の発電量と、負荷設備18の電力使用量とがバランスをとっており、周波数の偏差が小さく、無効電力注入のゲインが周波数フィードバック部120eよりも小さい場合に、高調波電圧を監視し、単独運転の兆候をつかんだ際に、ステップ状に無効電力を注入させ、電力の周波数のシフト量を増大させる。
インバータ120aは、周波数フィードバック部120eおよび無効電力ステップ注入部120fの指令に応じ、無効電力を構内配線16に供給することで、単独運転検出部120gに単独運転状態を見極め易くさせる。
単独運転検出部120gは、構内配線16を通じて電力系統14の周波数等を計測し単独運転を判断し、解列部120bを解列して、電源である発電部120cから構内配線16への電力の供給を遮断する。
このようにして、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120では、周波数フィードバック機能と無効電力ステップ注入機能(周波数変化助長機能)により、電力系統14の周波数の偏差に応じた無効電力を注入して周波数を高速にシフトさせ、単独運転の検出タイミングを早めることができる。
(トリップコイル110eの温度)
上述したように、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120が単独運転を検出する時間は、例えば、200msecなので、かかる電力供給設備120を採用した場合、漏電ブレーカ110の主接点110aがオフ状態となってから200msec経過後には、電力供給設備120から構内配線16への電力供給も遮断される。そうすると、200msec後には、トリップコイル110eへ電流が流れなくなる。
したがって、主接点110aがオフ状態になってから電力供給設備120が単独運転を検出するまでに上昇したトリップコイル110eの温度が、トリップコイル110eの上限温度(E種絶縁)未満であれば、トリップコイル110eの焼損および耐久性低下は回避できることとなる。
ここで、単独運転を検出するまでのトリップコイル110eの温度上昇を計算する。ただし、ここでは、単独運転を検出するまでの時間(200msec)に、漏電ブレーカ110の試験基準である3回を乗じた600msecの間、トリップコイル110eに電流が継続して流れたとして計算する。
トリップコイル110eの長さLを30m、トリップコイル110eの材質であるポリウレタン銅線の単位長さあたりの抵抗率rを0.0172Ω・mm/m、ポリウレタン銅線の面積Sを0.00196mm(線径0.05mm)とすると、トリップコイル110eの抵抗Rは、r×L/S=263.3Ωとなる。かかるトリップコイル110eに200Vの電圧Vを印加すると、その単位時間あたりの発熱量qは、V/R=151.9Wとなる。
上述したように、ここでは、電流が600msec流れ続けることを想定しているので、トリップコイル110eの発熱量Qはq×0.6=91.14Jとなる。ここで、トリップコイルの質量Mを4.5g、ポリウレタン銅線の比熱cを0.385J/g・Kとすると、トリップコイル110eの温度上昇ΔTは、Q/(M×c)=52.6℃となる。
かかる試験例では、漏電ブレーカ110内の初期温度が40℃であるとしているので、600msec後のトリップコイル110eの温度Tは、40+ΔT=92.6℃となることがわかる。これは、漏電ブレーカ110の上限温度である120℃未満なので(Q/(M×c)<80℃)、600msecの間、トリップコイル110eに電流が流れ続けたとしてもトリップコイル110eの焼損および耐久性低下を回避可能であることが理解できる。
したがって、逆接続可能型漏電ブレーカ210ではない、すなわち、主接点110aがオフ状態となってもトリップコイル110eへの電力の供給を遮断する遮断スイッチ110fを備えない、逆接続不可の漏電ブレーカ110を、交換することなくそのまま利用したとしても、トリップコイル110eは焼損および耐久性低下しないこととなる。
このように、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120が単独運転を検出するまで比較的時間を要さないという特性を活かし、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120と逆接続不可の漏電ブレーカ110(逆接続可能型ではない漏電ブレーカ)とを組み合わせることで、逆接続可能型漏電ブレーカ210への交換が不要となるので、電力供給設備120の導入に際する設置工事費用の抑制が可能となる。
また、既設の逆接続不可の漏電ブレーカ110に、ステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120を組み合わせることで上記の効果が生じるということは、既に逆接続可能型漏電ブレーカ210が設置されている需要者構内に、ステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120を設置しても同様の効果が得られることとなる。したがって、既設の漏電ブレーカが逆接続不可の漏電ブレーカ110であるか否かに拘わらず、すなわち、いずれが設置されているかを考慮することなく、ステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備120を設置することができる。こうして、既設の漏電ブレーカがいずれであるかに拘わらず、電力供給設備120の導入に際する設置工事費用を抑制しつつ、トリップコイル110eの焼損および耐久性低下を回避することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、トリップコイル110eの長さ、線径、材質等を定義して、600msec後のトリップコイル110eの温度Tが、漏電ブレーカ110の上限温度である120℃未満であること(Q/(M×c)<80℃)を示したが、主接点110aがオフ状態になってから単独運転を検出するまでに上昇したトリップコイル110eの温度Tが、トリップコイル110eの上限温度未満であるという条件さえ満たせば、様々なトリップコイル110eを備える漏電ブレーカ110を対象とすることができる。
本発明は、需要者構内に電力供給設備を接続可能な電力システムに利用することができる。
14 電力系統
16 構内配線
18 負荷設備
100 電力システム
110 漏電ブレーカ
110a 主接点
110e トリップコイル
110f 遮断スイッチ
120 電力供給設備
120e 周波数フィードバック部(機能部)
120f 無効電力ステップ注入部(機能部)

Claims (2)

  1. 電力系統の電力を、構内配線を通じて負荷設備に供給する電力システムであって、
    前記構内配線に接続され、単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備と、
    逆接続可能型漏電ブレーカではなく、主接点のオフに応じてトリップコイルへの電力の供給を遮断する遮断スイッチを備えていない、前記構内配線に接続された逆接続不可の漏電ブレーカと、
    を備える電力システム。
  2. 前記単独運転検出機能としてステップ注入付周波数フィードバック方式が搭載された電力供給設備は、
    前記電力系統の周波数偏差に応じて無効電力を注入することで周波数をさらにシフトさせる機能部と、
    前記構内配線における前記電力系統の周波数に応じて単独運転を検出し、前記電力供給設備から前記構内配線への電力供給を遮断する単独運転検出部と、
    を備え、
    前記主接点がオフになってから前記単独運転を検出するまでに上昇した前記トリップコイルの温度が、前記トリップコイルの上限温度未満である請求項1に記載の電力システム。
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