JP2015226439A - 電力供給システム及びパワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電源から負荷へ電力を供給する電力供給システムにおいて、自立運転時の電源連携を促進すること。
【解決手段】電力供給システムは、負荷に接続される電力供給ノードと、第1直流電源用の第1パワーコンディショナと、第2直流電源用の第2パワーコンディショナと、を備える。第1パワーコンディショナは、周波数シフト方式の単独運転検出機能を備えており、単独運転を検出した場合に第1直流電源を電力供給ノードから電気的に切り離す。系統連系時、第2パワーコンディショナは、電力供給ノードへ出力する交流電力の電圧周波数を、基準周波数に設定する。自立運転時、第2パワーコンディショナは、その電圧周波数を基準周波数から繰り返し増減させる単独運転検出防止処理を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電源から負荷へ電力を供給する電力供給システム、及びその電力供給を制御するパワーコンディショナに関する。
近年、住宅用の電力供給システムとして、複数の電源の連携により効率的な電力供給を図るものが普及しつつある。複数の電源としては、商用系統の他に、太陽電池、燃料電池、蓄電池といった分散電源が挙げられる。
分散電源を系統に接続するには、パワーコンディショナが必要である。例えば太陽電池用のパワーコンディショナは、太陽電池から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を系統側に出力する。また、パワーコンディショナは、このような電力変換機能だけでなく、電力供給を制御するための様々な機能を搭載している。
パワーコンディショナに搭載される機能の1つとして、「単独運転検出機能」が知られている。系統の停電時、配電線が一時的に系統から切り離され、保守点検が行われる。しかし、分散電源のパワーコンディショナが動作したままであると、太陽電池から配電線に電力が供給されてしまう可能性がある。この状態は「単独運転」と呼ばれ、保守点検者にとって危険な状態である。そのため、パワーコンディショナは、系統側の電圧や周波数の情報に基づいて単独運転の検出処理を行い、また、単独運転を検出した場合には太陽電池を系統側から電気的に切り離す(解列する)。このような保護機能が、単独運転検出機能である。
単独運転検出機能の方式としては、様々なものが提案されている。但し、複数台のパワーコンディショナを同一の配電線に連系させる際に、それら複数台のパワーコンディショナがそれぞれ異なる方式の単独運転検出機能を備えていると、相互干渉が発生して本来の性能が得られない可能性がある。そのため、それぞれのパワーコンディショナが確実に単独運転検出を行うことを確認するための組み合わせ試験が必要となる。しかしながら、パワーコンディショナの台数が多くなると、組み合わせ試験に要する手間と時間は膨大になる。このことは、大規模システムを構築する上で障害となる。
このような背景から、近年、単独運転検出方式の標準化が進められている。具体的には、単独運転検出方式の標準仕様として、非特許文献1に記載の「ステップ注入付周波数フィードバック方式(標準形能動的単独運転検出方式)」が提案されている。ステップ注入付周波数フィードバック方式は、周波数シフト方式の一種であり、単独運転を検出するために、周波数偏差に応じた無効電力を注入することによって周波数シフトを促進する。
特許文献1は、運転モードを系統連系運転モードと自立運転モードとで切り替え可能な、太陽電池用パワーコンディショナを開示している。このパワーコンディショナは、自立運転用コンセントを備えている。系統の停電時、運転モードが自立運転モードに切り替えられると、パワーコンディショナは、開閉器を操作して系統からの切り離しを行う一方、交流電力を自立運転用コンセントに供給する。需要者は、自立運転用コンセントから電力を取得して、電気機器を動作させることができる。
特開2010−259170号公報
日本電機工業会規格 JEM 1498、「ステップ注入付周波数フィードバック方式(太陽光発電用パワーコンディショナの標準形能動的単独運転検出方式);A frequency feedback method with step reactive power injection (Standard active islanding detection scheme of utility−interactive photovoltaic power conditioners)」、日本電機工業会、2012年8月27日。
上述の通り、系統の停電時、分散電源は、パワーコンディショナの単独運転検出機能によって系統から解列する。特許文献1によれば、そのような場合であっても、自立運転モードにより、パワーコンディショナのコンセントから電力を取得することが可能である。しかしながら、近年、自立運転時にも複数の分散電源を連携させて効率的な電力供給を行うことへの期待が高まっている。
本発明の1つの目的は、複数の電源から負荷へ電力を供給する電力供給システムにおいて、自立運転時の電源連携を促進することができる技術を提供することにある。
本発明の1つの観点において、電力供給システムが提供される。その電力供給システムは、負荷に接続される電力供給ノードと、第1直流電源から出力される第1直流電力を第1交流電力に変換し、第1交流電力を電力供給ノードに出力する第1パワーコンディショナと、第2直流電源から出力される第2直流電力を第2交流電力に変換し、第2交流電力を電力供給ノードに出力する第2パワーコンディショナと、を備える。第1パワーコンディショナは、周波数シフト方式の単独運転検出機能を備えており、単独運転を検出した場合に第1直流電源を電力供給ノードから電気的に切り離す。系統連系時、第2パワーコンディショナは、第2交流電力の電圧周波数を、基準周波数に設定する。自立運転時、第2パワーコンディショナは、その電圧周波数を基準周波数から繰り返し増減させる単独運転検出防止処理を実施する。
本発明の他の観点において、直流電源に接続されるパワーコンディショナが提供される。そのパワーコンディショナは、負荷に接続される電力供給ノードと、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、交流電力を電力供給ノードに出力する電力変換装置と、電力変換装置の動作を制御する制御装置と、を備える。電力供給ノードには、周波数シフト方式の単独運転検出機能を備えた他のパワーコンディショナも接続される。系統連系時、制御装置は、交流電力の電圧周波数を、基準周波数に設定する。自立運転時、制御装置は、その電圧周波数を基準周波数から繰り返し増減させる単独運転検出防止処理を実施する。
本発明によれば、複数の電源から宅内負荷へ電力を供給する電力供給システムにおいて、自立運転時の電源連携を促進することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システムのPV−PCSの構成例を示すブロック図である。 図3は、周波数シフト方式の単独運転検出機能を説明するための概念図である。 図4は、ステップ注入付周波数フィードバック方式の単独運転検出機能を説明するためのブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システムのEV−PCSの構成例を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システムのEV−PCSによる自立運転時の単独運転検出防止処理の一例を示すタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システムのEV−PCSによる自立運転時の単独運転検出防止処理に関する構成例を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力供給システム10の構成を概略的に示すブロック図である。電力供給システム10は、例えば住宅に設置され、電気機器等の負荷19に対して電力を供給する。特に、本実施の形態に係る電力供給システム10は、複数の電源を備え、それら複数の電源の連携によって効率的な電力供給を実現する。
図1に示される例において、複数の電源は、系統1、太陽電池100、及び蓄電池200を含んでいる。系統1は、商用の電力系統である。太陽電池100は、太陽光発電により直流電力を生成する直流電源である。蓄電池200は、例えば、電気自動車201に搭載された蓄電池である。但し、蓄電池200は、定置型の蓄電池であってもよい。太陽電池100や蓄電池200は、分散電源と呼ばれる場合もある。
電力供給システム10は、更に、電力供給ノードNP、解列スイッチ5、PV−PCS110、及びEV−PCS210を備えている。
電力供給ノードNPは、負荷19に接続されている。負荷19に対しては、この電力供給ノードNPを通して複数の電源から電力が供給される。
解列スイッチ5は、系統1の停電時に電力供給ノードNPを系統1から切り離す(解列する)ために設けられている。そのために、解列スイッチ5は、系統1と電力供給ノードNPとの間に接続されている。系統1の停電時、解列スイッチ5をOFFすることによって、系統1と電力供給ノードNPとの間の電気的接続を切断することができる。このような解列スイッチ5としては、電磁開閉器が例示される。
PV−PCS110は、太陽電池100(第1直流電源)用のパワーコンディショナ(第1パワーコンディショナ)である。より詳細には、PV−PCS110は、太陽電池100と電力供給ノードNPとの間に接続されている。PV−PCS110は、太陽電池100から出力される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNPに出力する。
更に、PV−PCS110は、単独運転検出機能120を備えている。すなわち、PV−PCS110は、系統1側の電力供給ノードNPの電圧や周波数の情報に基づいて単独運転の検出処理を行う。そして、単独運転を検出した場合、PV−PCS110は、太陽電池100を電力供給ノードNPから電気的に切り離す(解列する)。
単独運転検出機能120の方式は、能動的方式の1つである「周波数シフト方式」である。更に、複数台のパワーコンディショナの連携の観点から言えば、周波数シフト方式の中でも、非特許文献1に記載の「ステップ注入付周波数フィードバック方式(標準形能動的単独運転検出方式)」が好適である。これらの方式の場合、PV−PCS110の単独運転検出機能120は、電力供給ノードNPの電圧周波数が一方向にシフトしていくこと(以下、「一方向周波数シフト」と呼ばれる)に基づいて、単独運転を検出する。尚、周波数シフト方式やステップ注入付周波数フィードバック方式の概要については後述される。
EV−PCS210は、蓄電池200(第2直流電源)用のパワーコンディショナ(第2パワーコンディショナ)であり、蓄電池200に対する充放電を制御する。より詳細には、EV−PCS210は、蓄電池200と電力供給ノードNPとの間に接続されている。EV−PCS210は、電力供給ノードNPに入力された交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を蓄電池200に充電する。また、EV−PCS210は、蓄電池200から放電される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNPに出力する。
本実施の形態によれば、EV−PCS210は、系統1の停電を検出すると、自立運転モードに移行する。そして、自立運転モードにおいて、EV−PCS210は、上記のPV−PCS110の単独運転検出機能120による単独運転検出を妨げるような処理を行う。このような単独運転検出を妨げるような処理は、以下「単独運転検出防止処理」と呼ばれる場合がある。図1に示されるように、本実施の形態に係るEV−PCS210は、単独運転検出防止機能220を搭載しており、自立運転時、その単独運転検出防止機能220が単独運転検出防止処理を実施する。
より詳細には、系統1が停電していない系統連系時、EV−PCS210は、電力供給ノードNPに出力する交流電力の電圧周波数を、系統1の電圧周波数に応じた基準周波数に設定する。一方、自立運転時、EV−PCS210は、電力供給ノードNPに出力する交流電力の電圧周波数を、当該基準周波数から繰り返し増減させる。これが、単独運転検出防止処理である。
すなわち、系統1の停電時、解列スイッチ5がOFFすることにより、電力供給ノードNPは系統1から電気的に切り離される。更に、電力供給ノードNPの電圧周波数は、EV−PCS210の単独運転検出防止機能220によって、時間的に基準周波数から増加したり減少したりする。これは、電力供給ノードNPの電圧周波数が一方向にシフトしていく一方向周波数シフトが発生しないことを意味する。従って、一方向周波数シフトに基づいて単独運転を検出するPV−PCS110の単独運転検出機能120は、単独運転を検出しない。
尚、EV−PCS210は、解列スイッチ5のOFFタイミングと同時かその前に、単独運転検出防止処理を開始することが好適である。これにより、PV−PCS110における単独運転検出を確実に防止することが可能となる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、系統1の停電時に、PV−PCS110における単独運転検出が自動的に防止される。すなわち、太陽電池100の解列が防止される。従って、自立運転時に、太陽電池100によって得られる電力も用いて、負荷19に対する電力供給を行うことが可能となる。言い換えれば、自立運転時、単独運転検出機能120によって制限を受けることなく、分散電源を有効に活用することが可能となる。このことは、自立運転時の分散電源の連携を促進する観点から好適である。
尚、図1で示された例では、分散電源として太陽電池100と蓄電池200の組み合わせが例示されたが、本発明はそれに限定されない。複数の分散電源のそれぞれに対して複数のパワーコンディショナが設けられており、且つ、複数のパワーコンディショナのうち第1パワーコンディショナが単独運転検出機能120を備えている場合に、複数のパワーコンディショナのうち第2パワーコンディショナが単独運転検出防止機能220を備えていればよい。これにより、自立運転時に、分散電源の連携を促進することが可能となる。
以下、図1で示された各構成をより詳しく説明する。
<PV−PCS110及び単独運転検出機能120>
図2は、本実施の形態に係るPV−PCS110の構成例を示すブロック図である。PV−PCS110は、インバータ111、開閉器112、計測回路113、及び制御装置114を備えている。
インバータ111は、太陽電池100から出力される直流電力を交流電力に変換して、交流電力を出力する。開閉器112は、インバータ111の出力端子と電力供給ノードNPとの間に接続されており、インバータ111の出力端子と電力供給ノードNPとの間の電気的接続をON/OFFする。計測回路113は、電力供給ノードNPの電圧やその周波数を計測し、計測した電圧や周波数に関する情報を制御装置114に出力する。制御装置114は、計測回路113から受け取る情報に基づいて、インバータ111の動作を適宜制御することによって、インバータ111からの出力を調整する。
更に、制御装置114は、単独運転検出機能120を備えている。単独運転検出機能120は、計測回路113から受け取る情報に基づいて、単独運転の検出処理を行う。単独運転を検出した場合、単独運転検出機能120は、開閉器112をOFF状態(開状態)に制御することによって、インバータ111や太陽電池100を電力供給ノードNPから電気的に切り離す。また、単独運転検出機能120は、インバータ111の動作を停止させてもよい。
単独運転検出機能120の方式は、例えば能動的方式の1つである「周波数シフト方式」である。図3を参照して、周波数シフト方式の概要を説明する。
図3において、系統周波数fgは、系統1側の電力供給ノードNPの電圧周波数を表す。系統周波数fgは、計測回路113によって得られる情報から算出可能である。一方、出力周波数foutは、インバータ111の出力電圧の周波数を表す。出力周波数foutは、制御装置114によって制御される。
制御装置114の単独運転検出機能120は、系統周波数fgに対して出力周波数foutをシフトさせる。具体的には、単独運転検出機能120は、出力周波数foutを、“fg+0.1Hz”と“fg−0.1Hz”との間で周期的に切り替える。
例えば時刻t1において、出力周波数foutは“fg+0.1Hz”に切り替えられる。系統1が停電していない場合、出力周波数foutがシフトしても、系統周波数fgは大きく変動しない。所定のサイクル内に系統周波数fgが変動しない場合、単独運転検出機能120は、系統周波数fgに対する出力周波数foutのシフト方向を逆転させる。つまり、時刻t2において、出力周波数foutは“fg−0.1Hz”に切り替えらえる。やはり系統周波数fgは変動しないため、所定のサイクル後の時刻t3において、出力周波数foutは“fg+0.1Hz”に切り替えられる。
時刻t3の後、系統1が停電し、単独運転が開始したとする。この場合、出力周波数foutのシフトに追随して、系統周波数fgもシフトする。系統周波数fgのシフトの結果、出力周波数foutは更にシフトする。
時刻t3から所定サイクル後の時刻t4において、単独運転検出機能120は、周波数変化の傾きが閾値を超えていることを検出する。つまり、単独運転検出機能120は、所定のサイクル内に系統周波数fgが変動したことを検出する。この場合、単独運転検出機能120は、系統周波数fgに対する出力周波数foutのシフト方向を、逆転させず、固定する。つまり、出力周波数foutは、“fg+0.1Hz”のまま維持される。
その後、系統周波数fgは、一方向へシフトして行く。このような系統周波数fgの一方向シフトが所定の期間継続した場合、単独運転検出機能120は、単独運転が発生したと判断する(時刻t5)。このように、周波数シフト方式の場合、単独運転検出機能120は、電圧周波数が一方向にシフトしていく一方向周波数シフトに基づいて、単独運転を検出する。
次に、図4を参照して、周波数シフト方式の一種である「ステップ注入付周波数フィードバック方式(非特許文献1参照)」を説明する。ステップ注入付周波数フィードバック方式の単独運転検出機能120は、系統周波数計測部121、周波数フィードバック部122、無効電力ステップ注入部123、電流制御処理部124、及び単独運転検出部125を備えている。尚、これら機能ブロックは、制御装置114がソフトウェアを実行することにより実現される。
系統周波数計測部121は、計測回路113から送られてくる情報に基づき、系統周波数fgの計測処理を行う。
単独運転検出部125は、系統周波数fgの振る舞い(一方向周波数シフト)に基づいて、単独運転を検出する。
電流制御処理部124は、系統周波数fgを基準にして、インバータ111の出力電流の位相を制御する。
ここで、系統1の停電により、系統周波数fgが変動した場合を考える。その変動量は、以下「周波数偏差」と呼ばれる。単独運転状態では、次のような手法により、その周波数偏差を拡大させることができる。すなわち、周波数偏差が正の場合、無効電力を注入し、インバータ111の出力電流の位相を進める制御を行うと、周波数偏差が正方向に更に拡大する。また、周波数偏差が負の場合、無効電力を注入し、インバータ111の出力電流の位相を遅らせる制御を行うと、周波数偏差が負方向に更に拡大する。このようにして周波数偏差を拡大させることにより、単独運転検出部125が単独運転を検出することが可能となる。
このような周波数偏差の拡大のための無効電力の注入量を決定するのが、周波数フィードバック部122(無効電力注入部)である。より詳細には、周波数フィードバック部122は、系統周波数fgの移動平均を算出することにより、周波数偏差を算出する。そして、周波数フィードバック部122は、算出した周波数偏差に応じて、注入する無効電力を演算する。周波数フィードバック部122は、注入する無効電力を周波数偏差に応じて演算し、一方向周波数シフトを促進する機能を提供していると言える。
尚、PV−PCS110の出力と負荷19とがバランスしている場合、系統1と負荷19との間で電流は流れない。このとき、系統1が停電し、単独運転状態となっても、系統周波数fgは変動せず、周波数偏差が生じない。このような場合は、無効電力をステップ状に注入することによって、系統周波数fgの変動を強制的に発生させることができる。
このような無効電力のステップ注入の制御を行うのが、無効電力ステップ注入部123(周波数変化助長機能)である。単独運転時には、系統周波数fg以外にも、高調波電圧等の変化が発生する。そこで、無効電力ステップ注入部123は、計測回路113から送られてくる情報に基づき、高調波電圧等の変化を検出する。高調波電圧等の変化を検出すると、無効電力ステップ注入部123は、系統周波数fgを急変させるために、無効電力をステップ状に注入する制御を行う。系統周波数fgの変動が一旦発生すれば、上述の周波数フィードバック部122によって周波数偏差は拡大する。その結果、単独運転を検出することが可能となる。
<EV−PCS210及び単独運転検出防止機能220>
図5は、本実施の形態に係るEV−PCS210の構成例を示すブロック図である。EV−PCS210は、双方向電力変換装置211及び制御装置212を備えている。
双方向電力変換装置211は、制御装置212からの指示に従い、蓄電池200に対する充放電を制御する。より詳細には、双方向電力変換装置211は、電力供給ノードNPと蓄電池200との間に接続されている。双方向電力変換装置211は、電力供給ノードNPに入力された交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を蓄電池200に充電する。また、双方向電力変換装置211は、蓄電池200から放電される直流電力を交流電力に変換し、得られた交流電力を電力供給ノードNPに出力する。
制御装置212は、双方向電力変換装置211の動作を制御する。例えば、制御装置212は、双方向電力変換装置211に指示して、電力供給ノードNPに出力する交流電力の電圧周波数を制御する。また、制御装置212は、自立運転時に単独運転検出防止処理を実施する単独運転検出防止機能220を備えている。
図6を参照して、単独運転検出防止処理の一例を説明する。図6に示される例において、基準周波数は、系統1の電圧周波数に応じた50Hzであり、基準周期Trefは、その逆数である20msである。系統連系時、制御装置212は、電力供給ノードNPに出力される出力電圧の周期を、この基準周期Trefに設定する。尚、ここでは「周波数」の代わりに「周期」を用いて説明を行うが、「周期」を「周波数」に置き換えても同様である。
自立運転時、制御装置212の単独運転検出防止機能220は、電力供給ノードNPに出力される出力電圧の周期を、基準周期Trefから繰り返し増減させる。例えば図6に示されるように、単独運転検出防止機能220は、出力電圧の周期を、基準周期Trefより長い第1周期TA(=20.05ms)と基準周期Trefより短い第2周期TB(=19.95ms)との間で、周期的に切り替える。言い換えれば、単独運転検出防止機能220は、基準周期Trefに対する出力電圧周期の正負を、周期的に切り替える。図6に示される例では、1周期毎に、出力電圧周期が第1周期TAと第2周期TBとで切り替えられる。
図7は、図6で示された制御を実現するために制御装置212が備える周期指令生成部213の構成例を示すブロック図である。周期指令生成部213は、基準周期出力部214、変動周期出力部215、切り替え部216、及び加算器217を備えている。
基準周期出力部214は、基準周期Trefを出力する。変動周期出力部215は、変動周期として、+50μsと−50μsを周期的に切り替えて出力する。切り替え部216は、解列指令信号PARに応じて、変動周期出力部215から出力される変動周期(+50μsあるいは−50μs)か0μsのいずれか一方を選択して出力する。加算器217は、切り替え部216からの出力を基準周期Trefに加算し、その結果を周期指令として出力する。
解列指令信号PARは、解列スイッチ5をOFFすることを指示する信号である。系統連系時、解列指令信号PARは非活性化されている。この場合、切り替え部216は0μsを選択して出力し、結果として、周期指令は基準周期Trefとなる。一方、系統1の停電が検出されると、解列指令信号PARは活性化される。解列指令信号PARの活性化に応答して、切り替え部216は、変動周期出力部215から出力される変動周期(+50μsあるいは−50μs)を選択して出力する。その結果、周期指令は、第1周期TAと第2周期TBとの間で周期的に切り替わる。
このようにして、単独運転検出防止処理が実現される。また、解列指令信号PARを参照することにより、解列スイッチ5のOFFタイミングと同時かその前に、単独運転検出防止処理を開始することが可能である。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る電力供給システム10の構成を示すブロック図である。この実施の形態2では、上述の実施の形態1で説明された電力供給システム10の1つの実装例を説明する。尚、実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。
太陽光発電部6は、太陽光発電により得られる電力を供給するユニットである。太陽光発電部6は、図2で示された太陽電池100とPV−PCS110を備えている。
燃料電池発電部8は、燃料電池により得られる電力を供給するユニットである。より詳細には、燃料電池発電部8は、燃料電池とパワーコンディショナを備えている。燃料電池は、直流電力を生成、出力する直流電源である。パワーコンディショナは、燃料電池から得られる直流電力を、系統1の周波数及び電圧に応じた交流電力に変換する。燃料電池発電部8のパワーコンディショナは、PV−PCS110と同様の単独運転検出機能を搭載していてもよい。
図8の例では、EV−PCS210は、複数の電源(系統1、太陽光発電部6、燃料電池発電部8、及び蓄電池200)と負荷19に接続され、それら複数の電源から負荷19への電力供給を制御する。言い換えれば、EV−PCS210は、複数の電源の連携を制御する。
尚、図8に示される構成例において、住宅用の分電盤18とEV−PCS210との関係は次の通りである。
住宅用の分電盤18は、複数の負荷19−1〜19−kに対して電力を分配する。より詳細には、分電盤18は、主幹ブレーカー21と分岐ブレーカー20−1〜20−kを備えている。主幹ブレーカー21の一次側は、電力量計2を介して系統1に接続されている。主幹ブレーカー21の二次側は、EV−PCS210を介して、分岐ブレーカー20−1〜20−kの一次側に接続されている。分岐ブレーカー20−1〜20−kのそれぞれの二次側には、複数の負荷19−1〜19−kが接続されている。
このように、本実施の形態に係るEV−PCS210は、分電盤18の主幹ブレーカー21の二次側と分岐ブレーカー20の一次側との間に接続される。そして、EV−PCS210は、分電盤18の主幹ブレーカー21を介して系統1から電力を受け取り、また、分電盤18の分岐ブレーカー20を介して負荷19に対して電力を供給する。
複数の電源の連携を制御する機能を搭載したEV−PCS210が分電盤18とは別の構成として用意されるため、既存の分電盤18の構成を大きく変更する必要はない。既存の分電盤18の主幹ブレーカー21の二次側と分岐ブレーカー20の一次側との間にEV−PCS210を接続するだけで、本実施の形態に係る電力供給システム10を容易に構築することが可能である。また、分電盤18とEV−PCS210との間の接続には2系統の配線が用いられるだけであるため、複雑な施工は不要であり、誤配線の確率も極めて低い。
以下、本実施の形態に係るEV−PCS210の構成をより詳細に説明する。
<EV−PCS210>
EV−PCS210は、系統接続端子T1、電力供給端子T2、PV接続端子T3、FC接続端子T4、及びEV接続端子T5を備えている。これら端子は、EV−PCS210の筐体210aに内設されている。
系統接続端子T1は、系統1に接続される。より詳細には、系統接続端子T1は、分電盤18の主幹ブレーカー21及び電力量計2を介して、系統1に接続される。EV−PCS210は、系統1から供給される電力を、系統接続端子T1を通して受け取る。
電力供給端子T2は、負荷19に接続される。より詳細には、電力供給端子T2は、分電盤18の分岐ブレーカー20−1〜20−kを介して、負荷19−1〜19−kのそれぞれに接続される。EV−PCS210は、負荷19に供給する電力を、電力供給端子T2から出力する。
PV接続端子T3は、太陽光発電部6と接続される。EV−PCS210は、太陽光発電部6から供給される電力を、PV接続端子T3を通して受け取る。
FC接続端子T4は、燃料電池発電部8に接続される。EV−PCS210は、燃料電池発電部8から供給される電力を、FC接続端子T4を通して受け取る。
EV接続端子T5は、蓄電池200と接続される。EV−PCS210は、EV接続端子T5を通して、蓄電池200に対する充放電を行う。
更に、EV−PCS210は、電磁開閉器5a,5b、スイッチ7,9、漏電ブレーカー13、系統電圧監視部16、解列指令部17、変流器14,23,24,25、双方向電力変換装置211、制御装置212、系統接続ノードN1、及び電力供給ノードN2,N3を備えている。これらの構成は、EV−PCS210の筐体210a内に収納されている。
制御装置212は、EV−PCS210の各構成の動作を制御する。制御装置212による制御の詳細は後述される。
系統接続ノードN1は、上述の系統接続端子T1に接続されている。電力供給ノードN2,N3は共に、上述の電力供給端子T2に接続されており、実施の形態1での電力供給ノードNPに相当する。系統1から系統接続端子T1に入力された電力は、それらノードN1,N2,N3を通して、電力供給端子T2から出力される。尚、電力供給ノードN2,N3のうち、電力供給ノードN2が系統接続端子T1側に配置され、電力供給ノードN3が電力供給端子T2側に配置されている。
電磁開閉器5a,5bは、実施の形態1での解列スイッチ5に相当する。尚、解列用に2個の電磁開閉器5a,5bを設けることは、系統連系規程による。これら電磁開閉器5a,5bは、系統接続ノードN1(系統接続端子T1)と電力供給ノードN2(電力供給端子T2)との間に直列に接続されている。電磁開閉器5a,5bは、制御装置212及び解列指令部17によってON/OFF制御され、それにより、系統1からの電力供給をON/OFFする。
具体的には、通常動作時、電磁開閉器5a,5bは、ON状態(閉状態)に制御される。この場合、系統接続ノードN1と電力供給ノードN2とが電気的に接続され、系統1から電力供給ノードN2に電力が供給される。一方、系統1の停電時、電磁開閉器5a,5bは、OFF状態(開状態)に制御される。この場合、系統接続ノードN1と電力供給ノードN2との間の電気的接続が切断され、系統1からの電力供給が遮断される。すなわち、電力供給システム10が解列される。
スイッチ7は、太陽光発電部6からの電力供給をON/OFFするために設けられている。より詳細には、スイッチ7は、PV接続端子T3と電力供給ノードN2との間に接続されている。このスイッチ7は、制御装置212によってON/OFF制御され、それにより、太陽光発電部6からの電力供給をON/OFFする。尚、スイッチ7として、例えば電磁開閉器を用いることができる。
スイッチ9は、燃料電池発電部8からの電力供給をON/OFFするために設けられている。より詳細には、スイッチ9は、FC接続端子T4と電力供給ノードN3との間に接続されている。このスイッチ9は、制御装置212によってON/OFF制御され、それにより、燃料電池発電部8からの電力供給をON/OFFする。尚、スイッチ9として、例えば電磁開閉器を用いることができる。
双方向電力変換装置211は、制御装置212からの指示に従い、蓄電池200に対する充放電を制御する。より詳細には、双方向電力変換装置211は、EV接続端子T5と電力供給ノードN3との間に接続されている。双方向電力変換装置211は、電力供給ノードN3に入力された電力を変換して、蓄電池200に充電する。また、双方向電力変換装置211は、蓄電池200から放電された電力を変換して、電力供給ノードN3に出力する。
漏電ブレーカー13は、双方向電力変換装置211と電力供給ノードN3との間に設けられている。
系統電圧監視部16は、系統1の電圧を監視するために、系統接続ノードN1の電圧を検出する。系統電圧監視部16は、検出した系統接続ノードN1の電圧を示す信号を、制御装置212に出力する。制御装置212は、系統電圧監視部16から受け取る信号に基づいて、系統1の停電を検出することができる。
解列指令部17は、制御装置212からの指示に従い、電磁開閉器5a,5bをON/OFF制御する。例えば、制御装置212は、系統1の停電を検出すると、解列指令部17に指示し、電磁開閉器5a,5bをOFF状態(開状態)にさせる。
変流器23は、系統接続ノードN1と電力供給ノードN2との間を流れる電流を検出する電流センサである。変流器23は、検出した電流を示す信号を、制御装置212に出力する。制御装置212は、変流器23から受け取る信号に基づいて、系統1からの買電電力、あるいは、太陽光発電部6による余剰発電分である売電電力を算出することができる。
変流器24は、スイッチ7から電力供給ノードN2へ流れる電流を検出する電流センサである。変流器24は、検出した電流を示す信号を、制御装置212に出力する。制御装置212は、変流器24から受け取る信号に基づいて、太陽光発電部6による発電電力を算出することができる。
変流器25は、スイッチ9から電力供給ノードN3へ流れる電流を検出する電流センサである。変流器25は、検出した電流を示す信号を、制御装置212に出力する。制御装置212は、変流器25から受け取る信号に基づいて、燃料電池発電部8による発電電力を算出することができる。
変流器14は、電力供給ノードN2,N3間を流れる電流を検出する電流センサである。変流器14は、検出した電流を示す信号を、制御装置212に出力する。制御装置212は、変流器14から受け取る信号に基づいて、燃料電池発電部8や蓄電池200から系統1への逆潮流を検出することができる。そのような逆潮流を検出した場合、制御装置212は、逆潮流が無くなるように、スイッチ9や双方向電力変換装置211を制御する。例えば、制御装置212は、双方向電力変換装置211を制御して、蓄電池200からの放電電力を低下させる。
<通常動作>
次に、系統1が停電していない場合の電力供給システム10の動作を説明する。分電盤18において、主幹ブレーカー21と分岐ブレーカー20−1〜20−kは全てON状態(閉状態)にある。
EV−PCS210において、制御装置212は、解列指令部17を通して、電磁開閉器5a,5bをON(閉状態)にする。また、制御装置212は、スイッチ7をONする。これにより、EV−PCS210は、系統1や太陽光発電部6からの電力を負荷19−1〜19−kに供給する。尚、太陽光発電部6による発電電力が負荷19−1〜19−kによる消費電力を上回った場合、その余剰電力が系統1に逆潮流する。
また、制御装置212は、必要に応じて、スイッチ9をONし、燃料電池発電部8による発電電力を負荷19−1〜19−kに供給する。
また、制御装置212は、双方向電力変換装置211を制御し、必要に応じて、蓄電池200に対する充放電を行う。例えば、負荷19−1〜19−kによる消費電力に対して太陽光発電部6による発電電力が不足している場合、制御装置212は、蓄電池200から放電させてもよい。また、太陽光発電部6による発電電力が負荷19−1〜19−kによる消費電力を上回った場合、制御装置212は、その余剰電力を蓄電池200に充電してもよい。また、電気料金の安い夜間、制御装置212は、系統1から供給される電力を蓄電池200に充電してもよい。
尚、制御装置212は、スイッチや双方向電力変換装置211を適宜制御することによって、燃料電池発電部8や蓄電池200から系統1への逆潮流を防止する。
<自立運転動作>
次に、系統1が停電し、EV−PCS210が自立運転を行う場合を説明する。
制御装置212は、系統電圧監視部16から受け取る信号に基づいて、系統1の停電を検出する。停電を検出すると、制御装置212は、解列指令部17に指示し、電磁開閉器5a,5b(解列スイッチ)をOFF状態(開状態)にさせる。これは、解列スイッチ5をOFFすることに相当する。これにより、系統1と電力供給ノードN2,N3との間の電気的接続が切断され、系統1からの電力供給が遮断される。
更に、制御装置212は、上述の単独運転検出防止機能220により単独運転検出防止処理を実施する。このとき、制御装置212は、解列スイッチ5のOFFタイミングと同時かその前に、単独運転検出防止処理を開始することが好適である。EV−PCS210による単独運転検出防止処理の結果、太陽光発電部6や燃料電池発電部8における単独運転検出が自動的に防止される。従って、自立運転時に、単独運転検出機能によって制限を受けることなく、分散電源を有効に活用することが可能となる。このことは、自立運転時の分散電源の連携を促進する観点から好適である。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 系統、2 電力量計、5 解列スイッチ、5a,5b 電磁開閉器、6 太陽光発電部、7 スイッチ、8 燃料電池発電部、9 スイッチ、10 電力供給システム、13 漏電ブレーカー、14 変流器、16 系統電圧監視部、17 解列指令部、18 分電盤、19,19−1〜19−k 負荷、20,20−1〜20−k 分岐ブレーカー、21 主幹ブレーカー、23 変流器、24 変流器、25 変流器、100 太陽電池、110 PV−PCS、111 インバータ、112 開閉器、113 計測回路、114 制御装置、120 単独運転検出機能、121 系統周波数計測部、122 周波数フィードバック部、123 無効電力ステップ注入部、124 電流制御処理部、125 単独運転検出部、200 蓄電池、201 電気自動車、210 EV−PCS、210a 筐体、211 双方向電力変換装置、212 制御装置、213 周期指令生成部、214 基準周期出力部、215 変動周期出力部、216 切り替え部、217 加算器、220 単独運転検出防止機能、N1 系統接続ノード、N2,N3 電力供給ノード、NP 電力供給ノード、PAR 解列指令信号、T1 系統接続端子、T2 電力供給端子、T3 PV接続端子、T4 FC接続端子、T5 EV接続端子、Tref 基準周期。

Claims (10)

  1. 負荷に接続される電力供給ノードと、
    第1直流電源から出力される第1直流電力を第1交流電力に変換し、前記第1交流電力を前記電力供給ノードに出力する第1パワーコンディショナと、
    第2直流電源から出力される第2直流電力を第2交流電力に変換し、前記第2交流電力を前記電力供給ノードに出力する第2パワーコンディショナと
    を備え、
    前記第1パワーコンディショナは、周波数シフト方式の単独運転検出機能を備えており、単独運転を検出した場合に前記第1直流電源を前記電力供給ノードから電気的に切り離し、
    系統連系時、前記第2パワーコンディショナは、前記第2交流電力の電圧周波数を、基準周波数に設定し、
    自立運転時、前記第2パワーコンディショナは、前記電圧周波数を前記基準周波数から繰り返し増減させる単独運転検出防止処理を実施する
    電力供給システム。
  2. 前記周波数シフト方式は、ステップ注入付周波数フィードバック方式である
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記単独運転検出防止処理において、前記第2パワーコンディショナは、前記基準周波数に対する前記電圧周波数の正負を、周期的に切り替える
    請求項1又は2に記載の電力供給システム。
  4. 系統と前記電力供給ノードとの間に接続された解列スイッチと、
    前記系統の停電時、前記解列スイッチをOFFして前記系統と前記電力供給ノードとの間の電気的接続を切断する制御装置と
    を更に備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  5. 前記制御装置は、前記第2パワーコンディショナに搭載され、前記第2パワーコンディショナの運転を制御する機能も備え、
    前記制御装置は、前記解列スイッチをOFFするタイミングと同時かその前に、前記単独運転検出防止処理を開始する
    請求項4に記載の電力供給システム。
  6. 前記第1直流電源は、太陽電池であり、
    前記第2直流電源は、蓄電池である
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  7. 直流電源に接続されるパワーコンディショナであって、
    負荷に接続される電力供給ノードと、
    前記直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、前記交流電力を前記電力供給ノードに出力する電力変換装置と、
    前記電力変換装置の動作を制御する制御装置と
    を備え、
    前記電力供給ノードには、周波数シフト方式の単独運転検出機能を備えた他のパワーコンディショナも接続され、
    系統連系時、前記制御装置は、前記交流電力の電圧周波数を、基準周波数に設定し、
    自立運転時、前記制御装置は、前記電圧周波数を前記基準周波数から繰り返し増減させる単独運転検出防止処理を実施する
    パワーコンディショナ。
  8. 前記周波数シフト方式は、ステップ注入付周波数フィードバック方式である
    請求項7に記載のパワーコンディショナ。
  9. 前記単独運転検出防止処理において、前記制御装置は、前記基準周波数に対する前記電圧周波数の正負を、周期的に切り替える
    請求項7又は8に記載のパワーコンディショナ。
  10. 系統と前記電力供給ノードとの間に接続された解列スイッチ
    を更に備え、
    前記制御装置は、前記系統の停電時、前記解列スイッチをOFFして前記系統と前記電力供給ノードとの間の電気的接続を切断し、且つ、前記解列スイッチをOFFするタイミングと同時かその前に、前記単独運転検出防止処理を開始する
    請求項7から9のいずれか一項に記載のパワーコンディショナ。
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