JP2018157329A - 音響通信のための装置および方法 - Google Patents

音響通信のための装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 劣悪な環境においても送信情報を音響信号に埋め込んで伝達することを可能にする。【解決手段】 情報送信装置1において、埋め込み部13は、同一の送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで出力し、送信部14は、埋め込み部13から出力される音響信号を送信する。その際、埋め込み部13は、所定周期毎に、送信情報を音響信号に埋め込む通常埋め込み処理と送信情報を反転して音響信号に埋め込む反転埋め込み処理を交互に繰り返す。情報受信装置2において、受信部21は、音響信号を継続して受信し、抽出部23は、音響信号から送信情報を抽出する処理を抽出に成功するまで繰り返す。【選択図】図1

Description

この発明は、音響信号に送信情報を埋め込んで伝達する装置および方法に関する。
近距離通信等のための一手段として、音響通信がある。従来の音響通信システムでは、例えば特許文献1に開示されているように、音響信号において複数の周波数成分に変調処理を施すことにより送信情報の各ビットを埋め込み、かつ、音響信号を時間軸方向に沿って区切った複数の区間について各ビットの埋め込みを行うことにより音響信号に対する送信情報の埋め込みを行っていた。
特開2014−29406号公報
ところで、硬い床や壁に囲まれた閉空間や天井の高い大空間において音響通信を行った場合、音響通信は音のフェージング(反射)や残響の影響を受ける。このため、上述した従来の音響通信システムでは、受信装置が送信情報の埋め込まれた全ての時間区間の音響信号を受信し終える前に音響信号の受信に失敗する可能性が高く、受信が困難になる問題があった。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、劣悪な環境においても送信情報を音響信号に埋め込んで伝達することを可能にする技術的手段を提供することを目的とする。
この発明は、同一の送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで出力する埋め込み手段と、前記埋め込み手段により出力される音響信号を送信する送信手段とを具備することを特徴とする情報送信装置を提供する。
また、この発明は、音響信号を継続して受信する受信手段と、前記受信手段により受信される音響信号から送信情報を抽出する抽出処理を抽出に成功するまで繰り返す抽出手段とを具備することを特徴とする情報受信装置を提供する。
この発明によれば、情報送信装置は同一の送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで送信し、情報受信装置は抽出に成功するまで音響信号の受信と音響信号からの送信情報の抽出を繰り返すので、劣悪な環境においても、送信情報を音響信号に埋め込んで伝達することができる。
この発明の第1実施形態である音響通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態において実行される埋め込み処理を説明するタイムチャートである。 同実施形態における1ビット分の埋め込み処理を説明する図である。 同実施形態における抽出処理を説明する図である。 同実施形態における情報送信装置の動作を示すフローチャートである。 同実施形態における情報受信装置の動作を示すフローチャートである。 同実施形態の効果を示す図である。 この発明の第2実施形態である音響通信システムにおける埋め込み処理を説明する図である。 同実施形態における情報送信装置と情報受信装置の動作を説明する図である。 この発明の他の実施形態における情報受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1はこの発明の第1実施形態である音響通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において、音響通信システムは、情報送信装置1と、情報受信装置2とを有する。本実施形態による音響通信システムは、商業施設や公共空間において、情報送信装置1が案内放送の音響信号に同一の送信情報を繰り返し埋め込んで送信(放音)し、情報受信装置2が音響信号を受信して音響信号から送信情報を抽出する処理を繰り返すものである。
図1に示すように、情報送信装置1は、音響信号生成部11と、送信情報生成部12と、埋め込み部13と、送信部14と、スピーカ等からなる放音部15とを有する。音響信号生成部11は、案内放送の音響信号を生成する手段である。送信情報生成部12は、案内放送の音声に埋め込む所定ビット数の送信情報を生成する手段である。ここで、音響信号生成部11および送信情報生成部12は、記憶媒体から音響信号や送信情報を読み出すことにより音響信号や送信情報を生成する装置であってもよいし、通信手段により外部から音響信号や送信情報を受信することにより音響信号や送信情報を生成する装置であってもよい。
埋め込み部13は、音響信号生成部11により生成される音響信号に対し、送信情報生成部12が生成した送信情報を繰り返し埋め込んで出力する埋め込み手段である。送信部14は、埋め込み部13から出力される音響信号を放音部15から送信(放音)する送信手段である。
情報受信装置2は、例えばスマートフォンである。この情報受信装置2は、受信部21と、マイクロフォン等からなる収音部22と、抽出部23と、制御部24とを有する。受信部21は、音響信号を継続的に受信する受信手段である。具体的には、受信部21は、情報送信装置1の放音部15から放音される音を収音部22により収音し、収音部22から得られる音響信号を受信する。抽出部23は、受信部21により得られる音響信号から送信情報を抽出する抽出処理を一定時間間隔で抽出に成功するまで繰り返す抽出手段である。制御部24は、抽出部23により抽出された送信情報に基づく情報受信装置の制御を行う手段である。なお、送信情報に基づく情報受信装置の制御には、送信情報により特定される情報を図示しない記憶部に記憶された情報の中から検索する処理等が含まれる。
次に情報送信装置1の埋め込み部13の詳細について説明する。図2は埋め込み部13により行われる埋め込み処理を説明するタイムチャートである。図2において、横軸は時間、縦軸は周波数、横軸および縦軸と直交する軸は信号強度を示している。本実施形態における埋め込み部13は、埋め込み態様を変化させつつ送信情報を構成する所定数のビットを音響信号に繰り返し埋め込む。
さらに詳述すると、埋め込み部13は、所定数の周波数対FkおよびFk’(k=1、2、…、i、…)における音響信号の信号強度の強弱関係を送信情報を構成する所定数のビットに応じて調整する埋め込み処理を所定周期T毎に実行する。
図3は1ビット分の埋め込み処理を説明する図である。この図3に示すように、周波数対FiおよびFi’に対応付けられた送信情報のビットが“0”である場合、埋め込み部13は、周波数Fiでの信号強度A(Fi)と周波数Fi’での信号強度A(Fi’)との関係がA(Fi)<A(Fi’)となるように各周波数での信号強度を所定周期Tに亙って調整する。また、周波数対FiおよびFi’に対応付けられた送信情報のビットが“1”である場合、埋め込み部13は、周波数Fiでの信号強度A(Fi)と周波数Fi’での信号強度A(Fi’)との関係がA(Fi)>A(Fi’)となるように各周波数での信号強度を所定周期Tに亙って調整する。
このような信号強度の調整を行うための方法には、各種の方法が考えられるが、例えば送信情報のビットが“0”である場合は、周波数Fi’のサイン波を所定周期Tに亙って音響信号に付加し、送信情報のビットが“1”である場合は、周波数Fiのサイン波を所定周期Tに亙って音響信号に付加してもよい。埋め込み部13は、このような埋め込み処理を送信情報を構成する各ビットに対応付けられた各周波数対について実行する。この送信情報の埋め込みを行う音響信号の周波数帯域は、高周波の非可聴帯域が好ましい。
また、埋め込み部13は、このような送信情報を構成する各ビットについての音響信号への埋め込み処理を所定周期T毎に埋め込み態様を変化させつつ繰り返し実行する。具体的には、埋め込み部13は、図2に示すように、送信情報を構成する各ビットをそのまま音響信号に埋め込む通常埋め込み処理と、送信情報を構成する各ビットを反転した各ビットを音響信号に埋め込む反転埋め込み処理とを所定周期T毎に交互に繰り返す。
ここで、音響信号に埋め込まれる送信情報は、ペイロード部と、ヘッダ部と、フッタ部とを含む。そして、フッタ部は、ペイロード部の誤り検出のために生成されたCRC等の誤り検出部号を含む。情報受信装置2において、通常埋め込み処理により得られた音響信号から送信情報を抽出し、その送信情報に含まれている誤り検出符号を用いてペイロード部の検査を行うと、通常は検査に合格することとなる。しかし、情報受信装置2において、反転埋め込み処理により得られた音響信号から送信情報を抽出し、その送信情報に含まれている誤り検出符号を用いてペイロード部の検査を行うと、検査は不合格になるはずである。そこで、本実施形態において情報受信装置2では、音響信号から抽出した送信情報のペイロード部について誤り検出符号を用いた検査を行うことにより、当該送信情報が通常埋め込み処理により音響信号に埋め込まれたものであるか、反転埋め込み処理により音響信号に埋め込まれたものであるかを判別するようにしている。
本実施形態において、各周波数対FiおよびFi’の周波数差は10Hz程度である。このように周波数対FiおよびFi’の周波数差を10Hz程度にするのは次の理由による。情報受信装置2での抽出処理において音響信号から送信情報を安定して抽出するためには、送信情報が埋め込まれていない状態での周波数対FiおよびFi’における信号強度波形の相関が強い方が望ましい。そして、情報受信装置2において音響信号における周波数対FiおよびFi’での信号強度は、放音部15の周波数特性に依存する。従って、情報受信装置2において音響信号における周波数対FiおよびFi’の信号強度波形の相関を強くするためには、周波数対FiおよびFi’の周波数差が小さい方が望ましい。しかしながら、周波数対FiおよびFi’の周波数差が小さいと、例えばユーザが情報受信装置2を歩きながら使用する場合等に、情報受信装置2においてドップラーシフトの影響により周波数Fiと周波数Fi’が接近し、周波数Fiでの信号強度と周波数Fi’での信号強度を分離して検出するのが困難になる。そこで、本実施形態では、情報受信装置2において音響信号から送信情報を安定して抽出することができ、かつ、ドップラーシフトの影響を受忍可能なレベルに低減することができるように、周波数対FiおよびFi’の周波数差を10Hz程度にしているのである。
以上が埋め込み部13の詳細である。
次に情報受信装置2の抽出部23の詳細について説明する。図4は抽出部23が実行する1ビット分の抽出処理の内容を示す図である。1ビットの抽出処理では、受信部21が受信した音響信号において、周波数FiおよびFi’での各信号強度を所定周期毎に順次サンプリングする。このサンプリングの周期は、上述した埋め込み処理の周期Tの1/2以下であればよいが、図4の例では周期をT/2としている。抽出処理におけるサンプリングの周期を埋め込み処理の周期Tの1/2以下にするのは、そのようなサンプリング周期であれば、埋め込み処理の周期と同期していなくても、抽出処理でのサンプリングにおいて、音響信号に埋め込まれたビットの反転タイミングの前後の音響信号の信号強度をサンプリングし損なうことがないからである。
そして、1ビットの抽出処理では、サンプリングを行う都度、今回サンプリングした周波数FiおよびFi’での各信号強度A(Fi)およびA(Fi’)と、2周期(2×T/2=T)前にサンプリングした各信号強度との差分を各々求め、各差分を示す時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)を各々生成する。このようにすることで、今回サンプリングした信号強度と時間Tだけ前にサンプリングした信号強度が共通に含むノイズ成分(すなわち、DCノイズ成分)が除去された時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)が得られる。
また、1ビットの抽出処理では、2つの時間差動信号の差分を示す周波数差動信号DDA=DA(Fi)−DA(Fi’)を生成する。この周波数差動信号DDAは、周波数Fiに対応した時間差動信号DA(Fi)と周波数Fi’に対応した時間差動信号DA(Fi’)とに共通に含まれたノイズ成分が除去された信号となり、時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)の各々の2倍の振幅を持った信号となる。ここで、時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)に共通に含まれたノイズ成分とは、具体的には送信情報が埋め込まれていない状態での周波数FiおよびFi’における音響信号の信号強度波形である。この周波数FiおよびFi’における音響信号の信号強度波形は、周波数FiおよびFi’の周波数差が小さくなるほど、相関が強くなる。従って、高いSN比を実現するためには、周波数FiおよびFi’の周波数差が小さいことが好ましい。
抽出部23は、例えば周波数差動信号DDAの極性反転に基づいて、音響信号に埋め込まれたビットを抽出する。具体的には、抽出部23は、周波数差動信号DDAの正から負への極性反転タイミングを、音響信号に埋め込まれたビットの“1”から“0”への変化タイミングとし、周波数差動信号DDAの負から正への極性反転タイミングを、音響信号に埋め込まれたビットの“0”から“1”への反転タイミングとみなして、音響信号からビットを抽出する。抽出部23は、このような抽出処理を送信情報を構成する各ビットに対応付けられた各周波数対について実行する。
ところで、上述したように情報送信装置1の埋め込み部13では、所定周期T毎に通常埋め込み処理と反転埋め込み処理とを交互に繰り返す。従って、抽出部23では、送信情報を構成する各ビットと、送信情報を構成する各ビットを反転した各ビットが交互に得られる。
そこで、本実施形態において、情報受信装置2の抽出部23は、音響信号から送信情報を抽出する都度、その誤り検出符号を用いたペイロード部の検査を行う。抽出部23は、ペイロード部の検査に合格するまで音響信号から送信情報を抽出する抽出処理を繰り返し、検査に合格したとき、抽出に成功したとみなして、その抽出した送信情報を制御部24に送り、抽出処理を終了する。
以上が抽出部23の詳細である。
図5は本実施形態による情報送信装置1の動作を示すフローチャートである。また、図6は本実施形態による情報受信装置2の動作を示すフローチャートである。以下、これらの図を参照し、本実施形態の動作を説明する。
情報送信装置1は、図示しない操作手段の操作等に応じて情報送信の動作を開始すると、図5に示すように、終了指示が与えられてステップS13の判断結果が「YES」になるまでの間、埋め込み部13による埋め込み処理(ステップS11)および送信部14による送信処理(ステップS12)を繰り返す。
埋め込み処理(ステップS11)では、音響信号生成部11により生成される音響信号に対し、送信情報生成部12が生成した所定数のビットからなる送信情報を所定周期Tに亙って埋め込む。具体的には、送信情報を構成する各ビットに対応付けられた各周波数対における音響信号の信号強度の強弱関係を各ビットに応じた強弱関係に調整する。また、埋め込み処理(ステップS11)では、所定周期T毎に通常埋め込み処理と反転埋め込み処理とを交互に繰り返す。
送信処理(ステップS12)では、埋め込み処理(ステップS11)により送信情報が埋め込まれた音響信号を放音部15から放音する。
一方、情報受信装置2は、図示しない操作手段の操作等に応じて情報受信の動作を開始すると、図6に示すように、抽出部23が音響信号から送信情報を抽出することに成功してステップS23の判断結果が「YES」になるまでの間、受信部21による音響信号の受信処理(ステップS21)および抽出部23による抽出処理(ステップS22)を繰り返す。
受信処理(ステップS21)では、受信部21が収音部22により情報送信装置1からの音響信号を取得する。
抽出処理(ステップS22)において、抽出部23は、送信情報の各ビットに対応付けられた各周波数対について、受信処理(ステップS21)により得られた音響信号の信号強度を所定周期T/2毎にサンプリングし、所定周期Tだけ前にサンプリングした信号強度との差分を算出することにより、時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)を生成する。また、抽出部23は、所定周期T/2毎に、送信情報の各ビットに対応付けられた各周波数対について、時間差動信号間の差分を検出し、周波数差動信号DDA=DA(Fi)−DA(Fi’)を生成する。そして、抽出部23は、各周波数対についての周波数差動信号DDA=DA(Fi)−DA(Fi’)から音響信号に埋め込まれた送信情報のビットを抽出し、抽出した送信情報におけるペイロード部を誤り検出符号を用いて検査する。
この検査が合格になると、抽出部23による抽出処理は成功したとみなされ、ステップS23の判断結果が「YES」となって情報受信装置2の情報受信処理が終了となる。
以上のように本実施形態によれば、情報送信装置1は同じ送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで送信し、情報受信装置2は抽出が成功するまで音響信号を受信して送信情報を音響信号から抽出する処理を繰り返す。このため、音のフェージングや残響の影響を受けやすい劣悪な通信環境においても、通信環境が良好になる一瞬に情報受信装置2が音響信号の受信および送信情報の抽出に成功する可能性が高い。従って、劣悪な環境下でも、送信情報を音響信号に埋め込んで情報送信装置1から情報受信装置2に伝達することができる。
また、本実施形態によれば、例えばユーザが歩行しながら情報受信装置2を使用している場合において、歩行中はドップラーシフトの影響により音響信号が正常に受信されない可能性があるが、ユーザが歩行を一瞬停止したような場合に、その一瞬の間に音響信号が正常に受信され、音響信号から送信情報が正常に抽出される可能性が高い。従って、本実施形態によれば、情報受信装置2を携帯して歩行するユーザに対しても、送信情報を音響信号に埋め込んで伝達することができる。
また、本実施形態によれば、情報送信装置1の埋め込み部13は、通常埋め込み処理と反転埋め込み処理を交互に繰り返す。従って、情報受信装置2の抽出部23は、受信した音響信号において一定周期隔てたタイミングでの信号強度に基づいてDC成分の除去された時間差動信号を取得し、この時間差動信号から送信情報を抽出することができる。従って、高いSN比での音響通信を実現することができる。
また、本実施形態によれば、情報送信装置1の埋め込み部13は、音響信号における2つの周波数での信号強度の強弱関係を送信情報に応じて調整し、音響信号を送信する。そして、情報受信装置2の抽出部23は、2つの周波数に対応した上記時間差動信号から周波数差動信号を取得し、音響信号における2つの周波数の周波数成分に共通に含まれるノイズが除去された周波数差動信号を取得することができる。この周波数差動信号は、埋め込み部13が送信情報に基づいて調整した音響信号の2つの周波数での信号強度の強弱関係を忠実に反映した信号となる。従って、本実施形態によれば、さらにSN比での音響通信を実現することができる。
また、環境によっては、特定周波数のノイズが定常的に発生するような場合がある。本実施形態では、そのような状況でも送信情報を音響信号に埋め込んで送信し、情報受信装置に受信および送信情報の抽出を行わせることができる。
図7はこの効果を説明する図である。この例では、情報受信装置2の周囲の環境において、あるビットに対応した周波数対FiおよびFi’のうち周波数Fi’と同一周波数のサイン波のノイズが定常的に発生しており、このノイズの重畳した音響信号が情報受信装置2により受信されている。このため、抽出部23の抽出処理では、周波数Fi’における時間差動信号DA(Fi’)が常時0となる。しかしながら、音響信号に周波数Fiのノイズは重畳していないので、音響信号から正常な波形の時間差動信号DA(Fi)が生成される。この場合、時間差動信号DA(Fi)およびDA(Fi’)から得られる周波数差動信号DDA=DA(Fi)−DA(Fi’)の振幅は、時間差動信号DA(Fi)の振幅の2倍にはならない。しかしながら、周波数差動信号DDAの極性の反転タイミングに基づいて、送信情報のビットの反転タイミングを求めることに支障が生じることはない。従って、本実施形態によれば、特定周波数のサイン波のノイズが定常的に発生する環境下においても、送信情報を音響信号に埋め込んで送信し、情報受信装置に受信および送信情報の抽出を行わせることができる。
<第2実施形態>
音響通信では、フェージングによって急に特定の周波数の信号が大きく減衰することが頻繁に発生する。この発明の第2実施形態による音響通信システムは、このようなフェージングへの対応を行うため、上記第1実施形態に対し、周波数ダイバーシチの機能を追加したものである。
図8は本実施形態における情報送信装置1の埋め込み部13により行われる埋め込み処理を説明するタイムチャートである。前掲図2と同様、図8において、横軸は時間、縦軸は周波数、横軸および縦軸と直交する軸は信号強度を示している。
本実施形態における埋め込み部13は、周波数軸上において、帯域Aに属する所定数の周波数対における信号強度の強弱関係を調整することにより送信情報を構成する所定数のビットを音響信号に埋め込み、帯域Aと異なる帯域Bに属する所定数の周波数対における信号強度の強弱関係を調整することにより同じ送信情報を構成する所定数のビットを音響信号に埋め込む。図8には帯域Aに属する周波数対FaおよびFa’と、帯域Bに属する周波数対FbおよびFb’とが示されている。これらの周波数対FaおよびFa’と周波数対FbおよびFb’は、送信情報における同じビットを伝送する2つの伝送チャネルとなる。帯域Aと帯域Bは、周波数軸上において離れていることが好ましい。帯域Aと帯域Bとが周波数軸上において離れている場合、両帯域間で音響信号の相関が低くなるからである。
図9は本実施形態における情報送信装置1および情報受信装置2の動作を示す図である。この図では、周波数対FaおよびFa’を利用した送信情報のビットの伝送の様子と、周波数対FbおよびFb’を利用した送信情報の同じビットの伝送の様子と、両伝送を利用した周波数ダイバーシチの処理内容が示されている。
送信対象であるビットが“0”である場合、埋め込み部13は、音響信号において、周波数対FaおよびFa’に対応した信号強度の強弱関係をA(Fa)<A(Fa’)に調整し、同様に周波数対FbおよびFb’に対応した信号強度の強弱関係をA(Fb)<A(Fb’)に調整する。
この音響信号は、情報送信装置1から放音される。放音された音響信号は情報受信装置2まで伝送される過程において、ノイズや反射の影響を受ける。
情報受信装置2の抽出部23では、周波数対FaおよびFa’についての第1および第2の時間差動信号DA(Fa)およびDA(Fa’)と、周波数対FbおよびFb’についての第1および第2の時間差動振動DA(Fb)およびDA(Fb’)とが音響信号から生成される。そして、抽出部23では、これらの時間差動信号からビットの“0”/“1”が判定される。この周波数差動信号の生成処理が本実施形態と上記第1実施形態との相違点である。
本実施形態では、帯域Aに属する周波数Faに対応した第1の時間差動信号DA(Fa)から取得される絶対値と、帯域Bに属する周波数Fbに対応した第1の時間差動信号DA(Fb)から取得される絶対値とを比較し、大きい方を選択して第1の最大絶対値とする。また、帯域Aに属する周波数Fa’に対応した第2の時間差動信号DA(Fa’)から取得される絶対値と、帯域Bに属する周波数Fb’に対応した第2の時間差動信号DA(Fb’)から取得される絶対値とを比較し、大きい方を選択して第2の最大絶対値とする。そして、第1の最大絶対値の取得された時間差動信号が第2の最大絶対値の取得された時間差動信号よりも大きければ、送信されたビットを“1”と判定し、第2の最大絶対値の取得された時間差動信号が第1の最大絶対値の取得された時間差動信号よりも大きければ、送信されたビットを“0”と判定する。
図9に示す例では、第1の時間差動信号DA(Fa)の絶対値よりも、第1の時間差動信号DA(Fb)の絶対値の方が大きいので、時間差動信号DA(Fb)の絶対値が第1の最大絶対値となる。また、第2の時間差動信号DA(Fa’)の絶対値の方が第2の時間差動信号DA(Fb’)の絶対値よりも大きいので、時間差動信号DA(Fa’)の絶対値が第2の最大絶対値となる。そして、第1の最大絶対値の取得された時間差動信号DA(Fb)よりも第2の最大絶対値の取得された時間差動信号DA(Fa’)の方が大きいので、送信されたビットは“0”と判定される。このような処理が帯域Aに属する各周波数対および帯域Bに属する各周波数対について実行され、送信情報を構成する各ビットが得られる。
そして、上記第1実施形態と同様、抽出された各ビットについて誤り検出符号を用いた検査結果が合格になることにより、抽出が成功したとみなされ、受信処理が終了する。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によれば、1つのビットを2組の周波数対からなる2つの伝送チャネルを介して伝送するので、フェージングの発生する通信環境においても、情報受信装置2において音響信号の受信および送信情報の抽出が成功する確率を高めることができるという効果が得られる。また、本実施形態によれば、広帯域のノイズが発生する通信環境においても、高いロバスト性を維持することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の第1および第2実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記第1および第2実施形態において、抽出部23が音響信号から時間差動信号を生成する際、時間差動信号の反転時の波形を鈍らせるフェード処理を行い、情報受信装置2において可聴ノイズの発生を抑制してもよい。この場合、フェード処理のフェード時間(時間差動信号の反転の所要時間)は、発生する可聴ノイズの大きさに基づいて定めればよく、10ミリ秒もあれば十分である。
(2)上記第1および第2実施形態において、送信情報の音響信号への埋め込みを行う周期Tは、音響通信を行う環境に応じて、0.1秒から数秒程度の間で任意に設定すればよい。
(3)上記第1および第2実施形態では、周波数差動信号あるいは時間差動信号の極性反転タイミングを利用して、送信情報のビットの判定を行ったが、周波数差動信号あるいは時間差動信号を随時サンプリングして送信情報のビットの判定を行うようにしてもよい。すなわち、ビットの埋め込まれた複数の周波数対について、周波数差動信号あるいは時間差動信号を随時サンプリングしてビット判定を行い、このビット判定の都度、判定したビットについて誤り検出符号を用いた検査を行い、検査に合格した場合に送信情報の抽出に成功したと判定するのである。
(4)上記第1実施形態では、図6のステップS23において、音響信号から抽出した送信情報のビットについて誤り検出符号を用いた検査を行い、この検査に合格した場合に抽出に成功したとみなし、抽出処理を終了した。しかし、そのようにする代わりに、情報受信装置が図10に示す処理を行うようにしてもよい。図10において、ステップS21〜S23までの処理は前掲図6と同様である。この態様では、ステップS23において誤り検出符号を用いた検査が不合格になった場合に、音響信号から抽出した送信情報の全ビットを反転して(ステップS24)、誤り検出符号を用いた検査を実施する(ステップS25)。そして、この検査に不合格になった場合は、再度、音響信号の受信(ステップS21)および送信情報の抽出(ステップS22)を行い、検査に合格した場合は、抽出に成功したとみなし(ステップS25=YES)、抽出処理を終了するのである。この態様によれば、送信情報の抽出に成功するまでの所要時間を短くすることができる。上記第2実施形態についても同様である。
(5)上記第2実施形態では、各々1つの周波数対からなる2つの伝送チャネルを介して1ビットを伝送したが、3以上の伝送チャネルを介して1ビットを伝送する周波数ダイバーシチを行ってもよい。この場合、抽出部23では、同一ビットが埋め込まれる複数の周波数対について、当該周波数対を構成する2つの周波数における所定周期毎の信号強度の差分を示す第1および第2の時間差動信号を生成する。そして、各周波数対について第1の時間差動信号の第1の最大絶対値と、第2の時間差動信号の第2の最大絶対値とを取得し、第1の最大絶対値の取得された時間差動信号と第2の最大絶対値の取得された時間差動信号との大小関係に基づいて、音響信号に埋め込まれたビットを抽出すればよい。
1……情報送信装置、11……音響信号生成部、12……送信情報生成部、13……埋め込み部、14……送信部、15……放音部、2……情報受信装置、21……受信部、22……収音部、23……抽出部、24……制御部。

Claims (11)

  1. 同一の送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで出力する埋め込み手段と、
    前記埋め込み手段により出力される音響信号を送信する送信手段と
    を具備することを特徴とする情報送信装置。
  2. 前記埋め込み手段は、前記音響信号における2つの周波数での信号強度の強弱関係を前記送信情報に応じて調整することを特徴とする請求項1に記載の情報送信装置。
  3. 前記埋め込み手段は、前記2つの周波数からなる周波数対を複数対利用して複数ビットの送信情報を前記音響信号に埋め込むことを特徴とする請求項2に記載の情報送信装置。
  4. 前記埋め込み手段は、前記2つの周波数からなる周波数対を複数対利用し、前記送信情報における同一のビットを前記音響信号に埋め込むことを特徴とする請求項2に記載の情報送信装置。
  5. 前記埋め込み手段は、埋め込み態様を変えつつ前記送信情報を前記音響信号に繰り返し埋め込むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の情報送信装置。
  6. 前記埋め込み手段は、前記送信情報を前記音響信号に埋め込む通常埋め込み処理と前記送信情報を反転させて前記音響信号に埋め込む反転埋め込み処理とを交互に繰り返すことを特徴とする請求項5に記載の情報送信装置。
  7. 音響信号を継続して受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信される音響信号から送信情報を抽出する抽出処理を抽出に成功するまで繰り返す抽出手段と
    を具備することを特徴とする情報受信装置。
  8. 前記抽出手段は、
    前記音響信号から2つの周波数における所定周期毎の信号強度の差分を示す第1および第2の時間差動信号を生成し、前記第1および第2の時間差動信号の差分を示す周波数差動信号を生成し、前記周波数差動信号に基づいて前記送信情報を抽出することを特徴とする請求項7に記載の情報受信装置。
  9. 前記抽出手段は、
    複数の周波数対について、当該周波数対を構成する2つの周波数における所定周期毎の信号強度の差分を示す第1および第2の時間差動信号を生成し、
    前記複数の周波数対の各々について生成した前記第1の時間差動信号の第1の最大絶対値と、前記第2の時間差動信号の第2の最大絶対値とを取得し、前記第1の最大絶対値の取得された時間差動信号と前記第2の最大絶対値の取得された時間差動信号との大小関係に基づいて、前記送信情報を抽出することを特徴とする請求項7に記載の情報受信装置。
  10. 同一の送信情報を音響信号に繰り返し埋め込んで出力する埋め込み過程と、
    前記埋め込み過程により出力された音響信号を送信する送信過程と
    を具備することを特徴とする情報送信方法。
  11. 音響信号を継続して受信する受信過程と、
    前記受信手段により受信される音響信号から送信情報を抽出する抽出処理を抽出に成功するまで繰り返す抽出手段と
    を具備することを特徴とする情報受信方法。
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