JP7325378B2 - 放音装置、音形成プログラムおよび音形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放音装置、音形成プログラムおよび音形成方法に関する。
放音装置として特許文献1に記載の技術が知られている。同文献の放音装置は、情報を原音信号(同文献では、「音響信号」)に繰り返し埋め込み、透かし音を形成する。
特開2018-157329号公報
ところで、情報を埋め込むベースとなる原音信号は、放送の目的によって様々である。原音信号に、無音部があると、その無音部には情報を埋め込むことが出来ない。この場合、単位時間に伝達できる情報量が少なくなる。そこで、透かし音に埋め込められる情報量を増大できる放音装置、音形成プログラムおよび音形成方法を提供する。
(1)上記課題を解決する放音装置は、透かし音を形成する音形成部と、少なくとも前記透かし音を放音する放音部とを備え、前記音形成部は、原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工部と、前記音加工部によって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込部とを備える。この構成によれば、原音信号において無音部を少なくできるため、透かし音に埋め込められる情報量を増大できる。
(2)上記放音装置において、前記音加工部は、前記原音信号の全体にわたって付加音を重畳する。この構成によれば、簡単に加工音信号を形成できる。
(3)上記放音装置において、前記音加工部は、前記原音信号の無音部の少なくとも一部に付加音を重畳する。この構成によれば、原音信号の変更部分を少なくでき、音質の劣化を抑制できる。
(4)上記放音装置において、前記音加工部は、前記放音部の周囲の暗騒音の大きさに応じて、前記原音信号に加える前記付加音の強度を大きくする。この構成によれば、暗騒音が大きい場合、埋込情報を取り出し易くできる。また、暗騒音が小さい場合、付加音の強度が小さいため、透かし音を聞き取り易くできる。
(5)上記放音装置において、前記付加音は、低周波数から高周波数にわたって強度が平坦である音、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次増大する音、および、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次減少する音、のいずれか1つである。この構成によれば、加工音信号において、付加音を目立たなくすることが出来る。
(6)上記放音装置において、前記付加音は、ノイズ音である。この構成によれば、簡単に透かし音を形成できる。
(7)上記放音装置において、前記付加音は、無音部がない音楽である。この構成によれば、違和感が少ない透かし音を形成できる。
(8)上記放音装置において、前記原音信号は音声を含み、前記音加工部は、前記無音部の直前の母音の音声時間を長くする。この構成によれば、雑音が少ない透かし音を形成できる。
(9)上記課題を解決する音形成プログラムは、コンピュータに透かし音を形成させる音形成プログラムであって、原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工ステップと、前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込ステップと、を含む。この構成によれば、原音信号において無音部を少なくできるため、透かし音において、原音信号に埋め込められる情報量を増大できる。
(10)上記課題を解決する音形成方法は、透かし音を形成する音形成方法であって、原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工ステップと、前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込ステップと、を含む。この構成によれば、原音信号において無音部を少なくできるため、透かし音において、原音信号に埋め込められる情報量を増大できる。
放音装置、音形成プログラムおよび音形成方法によれば、透かし音に埋め込められる情報量を増大できる。
放音装置を含む音響通信システムの一例の模式図。 機器としての携帯端末の模式図。 原音信号の波形の模式図。 第1例の加工音信号の波形の模式図。 第2例の加工音信号の波形の模式図。 放音装置の変形例の模式図。 第3例の加工音信号の波形の模式図。
図1~図7を参照して、放音装置について説明する。図1は、放音装置を含む音響通信システムの一例である。
放音装置10は、少なくとも透かし音を放音する。好ましくは、放音装置10は、非透かし音を放音する。透かし音は、情報が埋め込まれている音である。非透かし音は、情報が埋め込まれていない音である。放音装置10の具体例として、放送装置が含まれる。放音装置10は、例えば、駅のホーム、駅構内、地下街、公共施設、および、店舗に設置される。透かし音は、受信装置を備えた機器21によって受信される。機器21の例として、サイネージ31、携帯端末35、照明、等が挙げられる。
放音装置10の他の例として、インターホン、音声または機械音を発する家電、音声または機械音を発する産業機器が挙げられる。インターホンが放音する透かし音を受信する機器の例として、照明が挙げられる。家電が放音する透かし音を受信する機器の例として、携帯端末が挙げられる。
図1に示されるように、機器21は、受信装置22と、抽出装置23と、制御装置24と、動作部25とを備える。
受信装置22は、少なくとも透かし音を受信する。例えば、受信装置22は、マイクロホンによって構成される。受信装置22は、動作部25の近くに配置されてもよく、動作部25から離れた場所に配置されてもよい。受信装置22は、少なくとも放音装置10から出される音を受音できる場所に配置される。受信装置22は、受信した音を抽出装置23に出力する。
抽出装置23は、透かし音から埋込情報を抽出する。抽出装置23は、埋め込み方法に対応する方法によって透かし音から埋込情報を抽出する。抽出装置23は、埋込情報を抽出するとき、埋め込み時に使用された拡散符号と同じ拡散符号を使用する。拡散符号は、公開されてもよいし、また、秘匿管理されてもよい。拡散符号は、抽出装置23の記憶部に記憶されていることが好ましい。抽出装置23は、透かし音から埋込情報を抽出する計算プログラムと、計算プログラムを実行するプロセッサと、計算プログラムおよび拡散符号を記憶する記憶媒体とによって構成される。例えば、プロセッサは、MPU(Micro-Processing Unit)またはCPU(Central Processing Unit)である。抽出装置23は、埋込情報の抽出に特化した回路によって構成されてもよい。抽出装置23は、埋込情報を抽出するとき、抽出した埋込情報を制御装置24に出力する。
制御装置24は、埋込情報に対応づけられる制御信号を動作部25に出力する。制御装置24は、複数の制御信号を記憶する。制御信号は、制御装置24の制御対象である動作部25を所定の動作態様で動作させるための指令信号である。
図1を参照して、機器21の一例としてサイネージ31を説明する。サイネージ31は、受信装置22と、抽出装置23と、制御装置24と、動作部25としての表示部32とを備える。表示部32は、制御装置24から出される制御信号に基づいて動作し、制御信号に応じた情報を表示画面に表示する。
図2を参照して、機器21の他の例として携帯端末35を説明する。携帯端末35は、受信装置22と、抽出装置23と、制御装置24と、動作部25としての表示部36を備える。制御装置24は、ネットワークN上のサーバ39に記憶されているテーブルを参照して、埋込情報に対応づけられる制御信号を特定し、特定した制御信号を表示部36に出力する。表示部36は、制御装置24から出される制御信号に基づいて動作し、制御信号に応じた情報を表示画面に表示する。
放音装置10は、音形成部11と、音出力部12と、放音部13とを備える。
放音装置10は、音をデジタル信号またはアナログ信号として記憶する記憶部16を有することが好ましい。記憶部16は、透かし音、原音信号SA、および、非透かし音を記憶する。非透かし音の例として、音楽、アナウンス、警報音、および、放送番組が挙げられる。音出力部12は、音形成部11によって形成された透かし音、または、記憶部16に蓄積されている非透かし音を放音部13に出力する。放音部13は、少なくとも透かし音を空間に放音する。放音部13は、非透かし音を放音してもよい。放音部13は、スピーカとして構成される。
音形成部11は、透かし音を形成する。音形成部11は、音加工部14と、埋込部15とを備える。透かし音は、機器21に所定動作を行わせるために形成される。本実施形態では、放音装置10からサイネージ31および携帯端末35に情報を伝達するために、放音装置10から透かし音が放音される。
音加工部14は、原音信号SAの無音部NSが少なくなるように原音信号SAを加工する。
原音信号SAは、機器21の受信装置22が受信できる音であれば、どのような音であってもよい。好ましくは、原音信号SAは、人に伝えられる情報を含む音である。例えば、原音信号SAは、音楽、アナウンス、警報音、および、放送番組が挙げられる。音楽、アナウンス、警報音、および、放送番組は、多くの場合、無音部NSを有する(図3参照)。無音部NSは、原音信号SAにおいて、埋め込み情報を埋め込んだ場合に受信装置22によって埋め込み情報を取り出すことが出来ない程度に音の強度が低い部分を示す。
埋込部15は、音加工部14によって形成される加工音信号SBにおいて無音部NS以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって透かし音を形成する。一例では、埋込部15は、加工音信号SBにおいて、一定の間隔で同一の埋込情報を繰り返し埋め込む。他の例では、埋込部15は、加工音信号SBにおいて、一定の間隔で第1埋込情報を繰り返し埋め込み、所定期間をあけて、一定の間隔で第2埋込情報を繰り返し埋め込む。埋込情報は、「0」と「1」から構成されるデジタル信号であってもよい。埋込情報の埋め込み方法は限定されない。例えば、エコー拡散法、またはスペクトラム拡散法によって、拡散符号を使用して埋込情報が原音信号SAに埋め込まれる。
図3~図7を参照して、原音信号SAの加工について、いくつかの例を説明する。図3は、原音信号SAの一例である。図3に示される原音信号SAは、無音部NSを有する。図4、図5、および図7に示される加工音信号SBは、図3に示される原音信号SAに基づいて形成されたものである。
図4を参照して、第1例の原音信号SAの加工例を説明する。
音加工部14は、原音信号SAの無音部NSの少なくとも一部に付加音SCを重畳する。この例では、付加音SCは、ノイズ音NZである。一例では、音加工部14は、原音信号SAにおいて、無音部NSのみに付加音SCを加える。他の例では、音加工部14は、原音信号SAにおいて、音が存在する有音部と無音部NSとの間の境界を跨ぐように付加音SCを加える。これらの例では、有音部に加えられるノイズが少ないため、原音信号SAの劣化が小さい。
図5を参照して、第2例の原音信号SAの加工例を説明する。
音加工部14は、原音信号SAの全体にわたって付加音SCを重畳する。この例では、付加音SCは、ノイズ音NZである。音加工部14によって形成される加工音信号SBは、無音部NSを有しない。このため、加工音信号SBにおいて、等間隔に埋込情報を埋め込むことが出来る。
原音信号SAに加えられる付加音SCの強度を大きくすると、無音部NSにおける付加音SCに埋め込められる埋込情報を取り出し易くなるが、音質が低下し、人にとって耳障りの悪い音になる。一方で、周囲の暗騒音が大きい場合、原音信号SAに加えられる付加音SCの強度が大きくても、人にとって付加音SCが気になり難い。このようなことから、第1例および第2例において、放音部13の周囲の暗騒音の大きさに応じて、原音信号SAに加える付加音SCの強度を大きくしてもよい。
例えば、図6に示されるように、放音装置10は、さらに、収音部41と、収音部41が収集した音を分析する分析部42とを備えてもよい。収音部41は、1または複数のマイクロホンによって構成される。分析部42は、放音装置10が音を放音していない期間において収音部41によって取得された暗騒音に基づいて、単位時間あたりにおける暗騒音の平均値を算出する。音加工部14は、暗騒音の平均値の大きさに応じて、原音信号SAに加える付加音SCの強度を大きくする。
付加音SCの態様として、次の例が挙げられる。付加音SCは、低周波数から高周波数にわたって強度が平坦である音であってもよい。付加音SCは、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次増大する音であってもよい。付加音SCは、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次減少する音であってもよい。具体的には、付加音SCとして、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、およびブラウニアンノイズが使用される。
第1例および第2例において、付加音SCは、無音部NSがない音楽であってもよい。一例として、弦楽器の音を含む音楽、シンセサイザーによって形成される音楽、自然音を合成した音楽が使用できる。付加音SCは、自然音であってもよい。自然音として、渓流の音、海の波の音、葉のざわめきの音、虫の羽根の音、雑踏の音、動物または鳥の鳴き声、または、これらの合成音が挙げられる。付加音SCは、これらに限定されない。付加音SCは、電気回路によって形成される電子音であってもよいし、機械の振動音であってもよい。
図7を参照して、第3例の原音信号SAの加工例を説明する。
第3例では、原音信号SAとして音声が使用される。音声の例として、アナウンス、ガイダンス、歌詞のある音楽(歌謡曲、オペラ)が挙げられる。音加工部14は、無音部NSの直前の母音の音声時間を長くする。母音を長くすることによって、音声を殆ど変質させずに、無音部NSを短くできる。母音を延ばした長音部SEは、徐々に減衰させることが好ましい。
本実施形態の作用を説明する。
実用上、透かし音の長さには制限がある。例えば、アナウンスや警報音の長さは、数秒~数十秒である。また、携帯端末で透かし音を受信する場合、携帯端末の使用態様から、受信時間は、数秒~数十秒である。このように、音の長さが実用上で制限される。このようなことから、透かし音に埋め込むことが出来る情報量も制限される。本技術では、原音信号SAの加工によって、原音信号SAにおいて無音部NSを少なくする。そして、無音部NSが少なくなった加工音信号SBに埋込情報を埋め込む。これによって、透かし音に埋め込められる情報量の増大を図ることができる。
本実施形態の効果を説明する。
(1)放音装置10において、音形成部11は、音加工部14と、埋込部15とを備える。音加工部14は、原音信号SAの無音部NSが少なくなるように原音信号SAを加工する。この構成によれば、原音信号SAにおいて無音部NSを少なくできるため、透かし音に埋め込められる情報量を増大できる。
(2)音加工部14は、原音信号SAの全体にわたって付加音SCを重畳する。この構成によれば、簡単に加工音信号SBを形成できる。
(3)音加工部14は、原音信号SAの無音部NSの少なくとも一部に付加音SCを重畳する。この構成によれば、原音信号SAの変更部分を少なくでき、音質の劣化を抑制できる。
(4)音加工部14は、放音部13の周囲の暗騒音の大きさに応じて、原音信号SAに加える付加音SCの強度を大きくする。この構成によれば、暗騒音が大きい場合、元々無音部NSであった部分の付加音SCの強度を大きくできるため、元々無音部NSであった部分の付加音SCに埋め込められている埋込情報を取り出し易くできる。また、暗騒音が小さい場合、付加音の強度が小さいため、透かし音を聞き取り易くできる。
(5)付加音SCは、低周波数から高周波数にわたって強度が平坦である音、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次増大する音、および、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次減少する音、のいずれか1つである。この構成によれば、加工音信号SBにおいて、付加音SCを目立たなくすることが出来る。
(6)付加音SCは、ノイズ音NZであってもよい。この構成によれば、簡単に透かし音を形成できる。
(7)付加音SCは、無音部NSがない音楽であってもよい。この構成によれば、違和感が少ない透かし音を形成できる。
(8)音加工部14は、原音信号SAは音声を含み、無音部NSの直前の母音の音声時間を長くする。この構成によれば、雑音が少ない透かし音を形成できる。
<その他の実施形態>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・音形成プログラムによって透かし音を形成してもよい。
音形成プログラムは、コンピュータに透かし音を形成させるプログラムとして構成される。音形成プログラムは、音加工ステップと、埋込ステップとを含む。音加工ステップは、原音信号SAの無音部NSが少なくなるように原音信号SAを加工する。埋込ステップは、音加工ステップによって形成される加工音信号SBにおいて無音部NS以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって透かし音を形成する。この構成によれば、原音信号SAにおいて無音部NSを少なくできるため、透かし音において、原音信号SAに埋め込められる情報量を増大できる。
・次の音形成方法によって透かし音を形成してもよい。
音形成方法は、音加工ステップと、埋込ステップとを含む。音加工ステップは、原音信号SAの無音部NSが少なくなるように原音信号SAを加工する。埋込ステップは、音加工ステップによって形成される加工音信号SBにおいて無音部NS以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって透かし音を形成する。この構成によれば、原音信号SAにおいて無音部NSを少なくできるため、透かし音において、原音信号SAに埋め込められる情報量を増大できる。
NS…無音部
NZ…ノイズ音
SA…原音信号
SB…加工音信号
SC…付加音
10…放音装置
11…音形成部
13…放音部
14…音加工部
15…埋込部

Claims (8)

  1. 透かし音を形成する音形成部と、少なくとも前記透かし音を放音する放音部とを備え、
    前記音形成部は、原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工部と、前記音加工部によって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込部とを備え、
    前記音加工部は、前記原音信号の全体にわたって、または、前記原音信号の無音部の少なくとも一部に、付加音を重畳し、
    前記付加音は、無音部がない音楽である
    放音装置。
  2. 前記音加工部は、前記放音部の周囲の暗騒音の大きさに応じて、前記原音信号に加える前記付加音の強度を大きくする
    請求項1に記載の放音装置。
  3. 前記付加音は、低周波数から高周波数にわたって強度が平坦である音、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次増大する音、および、低周波数から高周波数にむかって強度が漸次減少する音、のいずれか1つである
    請求項1または2に記載の放音装置。
  4. 透かし音を形成する音形成部と、少なくとも前記透かし音を放音する放音部とを備え、
    前記音形成部は、原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工部と、前記音加工部によって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込部とを備え、
    前記原音信号は音声を含み、
    前記音加工部は、前記無音部の直前の母音の音声時間を長くする
    放音装置。
  5. コンピュータに透かし音を形成させる音形成プログラムであって、
    前記コンピュータに原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工させる音加工ステップと、前記コンピュータに前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成させる埋込ステップと、を含み、
    前記音加工ステップにおいて、前記コンピュータに、前記原音信号の全体にわたって、または、前記原音信号の無音部の少なくとも一部に、付加音を重畳させ、
    前記付加音は、無音部がない音楽である
    音形成プログラム。
  6. コンピュータに透かし音を形成させる音形成プログラムであって、
    前記コンピュータに原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工させる音加工ステップと、前記コンピュータに前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成させる埋込ステップと、を含み、
    前記原音信号は音声を含み、
    前記音加工ステップでは、前記コンピュータに、前記無音部の直前の母音の音声時間を長くするように、前記原音信号を加工させる、
    音形成プログラム。
  7. 透かし音を形成する音形成方法であって、
    原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工ステップと、前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込ステップと、を含む
    前記音加工ステップにおいて、前記原音信号の全体にわたって、または、前記原音信号の無音部の少なくとも一部に、付加音を重畳し、
    前記付加音は、無音部がない音楽である
    音形成方法。
  8. 透かし音を形成する音形成方法であって、
    原音信号の無音部が少なくなるように前記原音信号を加工する音加工ステップと、前記音加工ステップによって形成される加工音信号において無音部以外の部分の少なくとも一部に埋込情報を埋め込むことによって前記透かし音を形成する埋込ステップと、を含み、
    前記原音信号は音声を含み、
    前記音加工ステップにおいて、前記無音部の直前の母音の音声時間を長くする、
    音形成方法。
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