JP2021122093A - 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法 - Google Patents

放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021122093A
JP2021122093A JP2020014809A JP2020014809A JP2021122093A JP 2021122093 A JP2021122093 A JP 2021122093A JP 2020014809 A JP2020014809 A JP 2020014809A JP 2020014809 A JP2020014809 A JP 2020014809A JP 2021122093 A JP2021122093 A JP 2021122093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather
broadcast control
control device
environment
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020014809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7357561B2 (ja
Inventor
雄三 小川
Yuzo Ogawa
雄三 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Corp filed Critical Toa Corp
Priority to JP2020014809A priority Critical patent/JP7357561B2/ja
Publication of JP2021122093A publication Critical patent/JP2021122093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7357561B2 publication Critical patent/JP7357561B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】施設の利用者に対し、施設内に配置されたスピーカーを通じて環境情報の可聴化を実現する。【解決手段】施設100に配置された複数のスピーカー20からの音声出力を制御する放送制御装置10において、天気情報取得部111は、施設周辺の天気情報を所定時間毎に取得する。天気判定部112は、現在の天気又は所定時間後の天気を判定する。音声出力制御部113は、判定された天気に応じた第1非言語音をスピーカー20から出力する。【選択図】図2

Description

本開示は、屋内放送を行う放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法に関する。
ユーザーが聴きたい音楽を選択する際に、天気情報を取得し、天気情報に応じた音楽を選択して薦めるシステムが知られている(特許文献1、特許文献2を参照)。ユーザーは天気に応じた音楽を聴くことにより、その雰囲気を楽しむことができる。
特開2010−146656号公報 特開2012−14695号公報
ところで、言語ではなく音や音楽を用いて情報を伝達する手法である情報の可聴化(sonification)が知られている。オフィスや商業施設等の施設の音環境においては、施設の利用者が集中力を高めたりリラックス効果を得るためにBGM(音楽、鳥のさえずり音等の効果音を含む)をスピーカーから流すことはよく行われている。
上記従来のシステムでは、天気に応じた音楽を提供することはできても、音楽を通じてユーザーに所定の情報(例えば、天気等の環境)を伝達することは難しい。
上述した観点に鑑み、本開示の目的は、環境情報の可聴化を実現する放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本開示の一の観点によれば、放送制御装置は、施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御装置であって、環境情報取得部と、環境判定部と、音声出力制御部とを備える。環境情報取得部は、施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得する。環境判定部は、環境を判定する。音声出力制御部は、判定された環境に応じた第1非言語音をスピーカーから出力する。
本開示の他の観点によれば、放送システムは、上記放送制御装置と、放送制御装置からの指令に応じて第1非言語音を出力する複数のスピーカーとを備える。
本開示の更に別の観点によれば、放送制御方法は、施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御方法であって、施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得すること、環境を判定すること、及び判定された環境に応じた第1非言語音を前記スピーカーから出力することを含む。
本開示に係る放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法によれば、施設の利用者に対し、施設内に配置されたスピーカーを通じて環境情報の可聴化を実現することが可能である。
図1は、実施形態1に係る放送システムを含むネットワークの全体構成を示す。 図2は、実施形態1に係る放送制御装置の構成を示す。 図3は、実施形態1に係る放送制御装置が扱う天気情報と音ファイルの対応テーブルを示す。 図4は、実施形態1に係る放送制御装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、実施形態1に係る放送制御装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 図6は、実施形態2に係る放送制御装置の構成を示す。 図7は、実施形態2に係る放送制御装置が扱う混雑度と音ファイルの対応テーブルを示す。 図8は、実施形態2に係る放送制御装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、スピーカーの構成例を示す。
1.実施形態1
図1及び図2に示す放送制御装置10は、オフィスや商業施設等の施設100内に配されたスピーカー20に接続される。放送制御装置10は、外部の天気情報提供装置30より天気情報(所定時間後の天気予報及び現在の天気)を取得する。天気情報は、雨、晴れ、曇り、雪、雷雨等の情報を示す。放送制御装置10は、取得する天気情報の変化に応じた音又は音楽(非言語音)を選択し、選択した音又は音楽をスピーカー20より出力させる。
スピーカー20から、現在又は所定時間後に予測される天気情報に応じた音又は音楽を出力することにより、施設100内の利用者に対し、天気の変化をさりげなく伝えることにより、情報の可聴化(sonification)を実現することができる。
なお、本明細書において、「非言語音」とは、メッセージそのものを表現した言語を除く音や音楽を意味する。
以下、放送制御装置10及び放送制御装置10を含む放送システム1の構成及びその動作について説明する。
1−1.構成
1−1−1.放送システム1
図1に示す放送システム1は、放送制御装置10と、複数のスピーカー20とを備える。放送制御装置10は、LANやWAN等を介して各スピーカー20と通信可能に接続され、放送用の音声信号を各スピーカー20に送信する。なお、各スピーカー20からは、常時、BGM(音楽、鳥のさえずり音等の効果音を含む)が出力されていてもよい。
1−1−2.スピーカー20
各スピーカー20は、施設100内に複数設置される。スピーカー20は、放送制御装置10に接続され、放送制御装置10からの指令に応じて、音や音楽を出力する。例えば、図9に示すように、スピーカー20は、IPアドレスを有するネットワーク接続部21と、D/A変換部22と、アンプ23とを有する。放送制御装置10により再生される音信号は、IPアドレスを有するスピーカー20のネットワーク接続部21で受信され、D/A変換部22を介してアナログ信号に変換され、アンプ23を介して音として出力される。
1−1−3.天気情報提供装置30
放送制御装置10は、天気情報提供装置30に、LANやWAN、及び/又はインターネットを介して通信可能に接続される。
天気情報提供装置30は、例えば、気象情報会社やその他情報提供会社が管理するサーバーであり、天気予報や現在の天気を含む情報を提供する。放送制御装置10は、施設100が位置するエリアの天気情報を取得する。
1−1−4.放送制御装置10
図2に示すように、放送制御装置10(放送制御装置の一例)は、制御部11、RAM12、ROM14、記憶部13、及び通信部17を備える。
制御部11は、CPU等を含み、ROM14や記憶部13に記憶されたコンピュータープログラムをRAM12に読み出して実行することにより、放送制御装置10の各機能を実行する。制御部11は、とりわけ、天気情報取得部111、天気判定部112、及び音声出力制御部113の機能を実行する。
天気情報取得部111(環境情報取得部の一例)は、天気情報提供装置30より天気情報を取得する。天気情報(環境情報の一例)は、雨、晴れ、曇り、雪、雷雨等の天気の区別を示す情報である。天気情報は、天気予報や現在の天気を含む。天気予報は、現在から所定時間後の天気を示す。天気情報取得部111は、所定時間毎に天気情報を取得する。例えば、現在の天気は、毎時取得し、天気予報は30分後の天気予報を取得するようにしてもよい。取得した天気情報は、記憶部13に記憶し、更新する。記憶部13においては、時系列に連続して取得された少なくとも2つの天気情報が記憶される。例えば、13時に取得された現在の天気は、12時に取得された現在の天気と共に記憶され、14時に取得された現在の天気は、13時の取得された現在の天気と共に記憶される。同様に、13時に取得された天気予報は、12時30分に取得された天気予報と共に記憶され、13時30分に取得された天気予報は、13時に取得された天気予報と共に記憶される。なお、記憶部13が保持する天気情報は、天気情報の変化を判定するために、時系列に連続して取得された少なくとも2つの天気情報が記憶されていればよく、それ以前に取得された天気情報は消去されてもよい。
天気判定部112(環境判定部の一例)は、取得した天気情報について、先に取得し記憶部13に記憶した天気情報に対して変化したかどうかを判定する。例えば、取得した現在の天気が雨であって、先に記憶部13に記憶した天気が曇りである場合、天気情報が変化したと判定する。また、取得した天気予報が晴れであって、先に記憶部13に記憶した天気予報が雨である場合も、天気情報が変化したと判定する。
音声出力制御部113(音声出力制御部の一例)は、天気判定部112により天気情報が変化したと判定された場合、図3に示す対応テーブル131を参照し、判定された天気情報に対応する音ファイルを選択する。例えば、現在の天気が雨である場合(すなわち、雨以外から雨に変化したことが判定された場合)、音ファイル「rainy.wav」が選択される。天気予報が晴れである場合(すなわち、晴れ以外から晴れに変化したことが判定された場合)、音ファイル「sunny.wav」が選択される。音声出力制御部113は、選択した音ファイルを読み出して再生し、スピーカー20を介して出力する。
記憶部13は、半導体メモリやHDD等により構成され、上述した対応テーブル131、音ファイル132、及び取得した天気情報133を記憶する。なお、記憶部13の一部又は全ては、データベースを含む別の記憶装置として備えられていてもよい。各音ファイル132は、各天気情報に対応する音又は音楽(第1非言語音の一例)を格納する。例えば、音ファイル「rainy.wav」は、「雨」に関連する音楽、「雨」の音や類似する効果音、或いは降雨を録音して生成した音ファイル等であってもよい。
通信部17は、ネットワークに接続するためのインターフェースであり、例えば無線通信用のアンテナや有線で接続可能なネットワークカードである。通信部17は、ネットワークを介してスピーカー20及び天気情報提供装置30に接続される。
1−2.動作
図4を参照しながら、主に図2に示す放送制御装置10の動作について説明する。なお、各スピーカー20からは、常時、天気情報とは関係のないBGM(第2非言語音の一例)が流れていてもよい。後述する天気情報に応じた音は、BGMに重ねて出力されてもよいし、BGMを止めて出力されてもよい。
放送制御装置10の天気情報取得部111により、所定時刻毎に、天気情報が取得される(S101)。天気情報のうち、例えば、天気予報は30分毎、現在の天気は毎時に取得される。
1−2−1.天気予報に応じた音の再生
天気判定部112により、取得された天気予報が、先に記憶部13に記憶された天気予報から変化したかどうかが判定される(S102)。例えば、図5に示すように、現在の時刻が10時であるとすると、取得された天気予報は「曇り」である。一方、先に取得された(9時30分に取得された)天気予報も「曇り」である。この場合、天気判定部112により「変化なし」と判定される(S102のNo)。
一方、図5に示すように、現在の時刻が11時であるとすると、取得された天気予報は「雨」である。一方、先に取得された(10時30分に取得された)天気予報は「曇り」である。この場合、天気判定部112は「変化有り」と判定する(S102のYes)。
次に、天気判定部112により、現在の天気と取得された天気予報とが異なるかどうかが判定される(S103)。同じ場合(S103のNo)は処理を終了し、異なる場合(S103のYes)はステップS104に進む。ここでは、天気予報が出された時点で、すでに天気予報の通りの天気に変化している場合、後述するように現在の天気に応じた音ファイルが別途再生されることから、冗長性を避けるため、音ファイルを再生しない。例えば、図5に示すように、14時の時点での天気予報は「晴れ」であるが、現在の天気はすでに「晴れ」であり、後述するステップS108からS109のプロセスによって、14時に「晴れ」に対応する音ファイルが再生される。
ステップS103において現在の天気と取得された天気予報とが異なる場合は、音声出力制御部113により、対応テーブル131(図3)が参照され、取得された天気予報に応じた音ファイルが選択され(S104)、選択された音ファイルが再生されスピーカー20から出力される(S105)。
一方、取得された天気予報に変化がない場合であっても(S102のNo)、先に音ファイルを再生してから、例えば60分以上経過している場合(S106のYes)は、当該天気予報に応じた音ファイルを選択し、再度再生するようにしてもよい(S104、S105)。ここでは、同じ天気予報の結果が続いた場合であっても、一定時間後には再度音ファイルを再生することにより、利用者に注意を促すことができる。
図5に示す例では、11時の天気予報では、「曇り」から「雨」に変化しており(S102のYes)、現在の天気は「曇り」(≠予報「雨」)であるため(S103のYes)、「雨」に対応する音ファイルである「rainny.wav」が選択され、出力される(S104,105)。11時30分の天気予報では、「雨」のまま変化しておらず(S102のNo)、前回の「雨」の音ファイルの出力から60分経過していないため(S106のNo)、音ファイルは出力しない。12時の天気予報では、「雨」のまま変化していないが(S102のNo)、前回の「雨」の音ファイルの出力から60分経過しているため(S106のYes)、「雨」に対応する音ファイルである「rainny.wav」が選択され、再度出力される(S104,S105)。14時の天気予報では、「雨」から「晴れ」に変化しているが(S102のYes)、現在の天気は「晴れ」(=予報「晴れ」)であるため(S103のNo)、音ファイルは出力しない。
1−2−2.現在の天気に応じた音の再生
天気判定部112により、取得された現在の天気が、先に記憶部13に記憶された現在の天気から変化したかどうかが判定される(S107)。例えば、図5に示すように、現在の時刻が10時であるとすると、取得される現在の天気は「曇り」である。一方、前回取得された(9時に取得された)天気も「曇り」である。この場合、天気判定部112により「変化なし」と判定され(S107のNo)、処理を終了する。
図5に示すように、現在の時刻が14時であるとすると、取得される現在の天気は「晴れ」である。一方、先に取得された(13時に取得された)天気は「雨」である。この場合、天気判定部112は「変化有り」と判定され(S107のYes)、ステップS108に進む。
音声出力制御部113により、対応テーブル131(図3)が参照され、取得された現在の天気に応じた音ファイルが選択され(S108)、選択された音ファイルが再生されスピーカー20から出力される(S109)。例えば、図5に示す例では、14時に「晴れ」に対応する音ファイルである「sunny.wav」が再生される。
放送制御装置10は上述した動作に限定されない。例えば、以下のような変更が可能である。
放送制御装置10は、図4に示すフローチャートのうち、現在の天気に応じた音ファイルの出力(ステップS101、S107〜S109)のみを実行してもよいし、天気予報に応じた音ファイルの出力(ステップS101〜S106)のみを実行してもよい。
放送制御装置10は、図4に示すフローチャートのうち、ステップS106を実行しなくてもよい。この場合、天気予報に変化があったときのみ、天気予報に応じた音ファイルが再生・出力される。
放送制御装置10は、図4に示すフローチャートのうち、ステップS107を実行しなくてもよい。この場合、現在の天気の変化に関係なく、毎時現在の天気に応じた音ファイルが再生、出力される。
放送制御装置10は、所定の天気のときのみ音ファイルを再生、出力するようにしてもよい。例えば、現在の天気又は天気予報が「雨」に変化したときだけ、及び/又は「雨」が止んだときだけ音ファイルを再生、出力する。これにより、利用者にとって影響のある天気情報(例えば、傘が必要、交通機関の遅れの恐れがある等)にフォーカスできるため、効果的な情報の可聴化が期待できる。
放送制御装置10は、現在の天気と天気予報とで異なる音ファイルを使用してもよい。この場合、同じ天気でも、天気予報の場合と現在の天気の場合と異なる音が再生されるため、利用者は当該音が予報なのか現在の天気なのかを感覚的に把握することができる。
1−3.特徴等
上記実施形態に係る放送制御装置10は、施設100に配置された複数のスピーカー20からの音声出力を制御する放送制御装置であって、施設100内又はその周辺の天気情報を所定時間毎に取得し、取得した天気を判定し、判定された天気に応じた非言語音をスピーカー20から出力する。天気の変化を継続的に観測して、時系列的に放送する音を変化させるこれにより、施設100内の利用者に対し、放送を通じて、外部環境の変化を音でさりげなく伝える情報の可聴化を実現することができる。また、外部環境の変化を音でさりげなく伝える情報の可聴化を実現することにより、施設の利用者の集中を妨げることがない。
施設100の利用者は、例えば、ホテルのコンシェルジュのように、お客様に対して接遇する利用者は、仕事の手をとめずにBGMを通じてさりげなく天気の変化を知ることができ、傘の用意等接遇に活用することができる。
更に、当該放送制御装置10は、スピーカー20を含む既存の施設に容易且つコストをかけることなく導入することができる。
また、放送制御装置10により、スピーカー20から流れるBGM(音楽以外の音を含む)を現実世界の環境変化にリンクさせることができ、これにより、ライブ感の高いBGM、飽きないBGM、どんなBGMが流れるか予測できない楽しみ、といった体験価値を提供することができる。
1−4.変形例
放送制御装置10は、上述した天気情報に加え或いは代えて、その他の天気情報、例えば、気温情報や湿度情報に応じた音ファイルを再生、出力してもよい。気温情報の場合、例えば、所定温度以上(例えば、30℃以上)や所定温度未満(例えば、0℃未満)で注意を促すための、これらの情報に対応する音ファイルを再生し、出力してもよい。同様に、湿度についても、所定湿度以上(例えば、60%以上)や所定湿度未満(例えば、40%未満)の場合、これらの情報に対応する音ファイルを再生し、出力してもよい。
また、その他の天気情報として、風速情報を利用し、風速情報に応じた音ファイルを再生、出力してもよい。例えば、風速が所定の風速を上回ったことに応じて音ファイルを再生し、出力してもよい。
2.実施形態2
図6から図8を参照して、実施形態2に係る放送制御装置210及び放送制御装置210を含む放送システム2の構成及びその動作について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その具体的な説明は省略する。
放送制御装置210は、カメラ60から取得する映像に基づいて施設100の混雑度を判定し、混雑度に応じた音又は音楽(非言語音)を選択し、接続されたスピーカー20より出力させる。
スピーカー20から、現在又は予測される混雑状況に応じた音又は音楽を出力することにより、例えば商業施設におけるスタッフに混雑状況をさりげなく伝えて情報の可聴化(sonification)を実現し、接遇に活用することができる。
2−1.構成
図6に示す放送システム2は、放送制御装置210と、複数のスピーカー20とを備える。放送制御装置210は、実施形態1と同様に、LANやWAN等を介して各スピーカー20と通信可能に接続され、放送用の音声信号を各スピーカー20に送信する。放送制御装置210は更に、施設100内に配置される複数のカメラ60に接続される。カメラ60は、施設100内の対象空間(例えば、施設100の入口、駐車場、会計レジ周辺等)に設置され、同空間を撮像する。
放送制御装置210(放送制御装置の一例)は、制御部201、RAM12、ROM14、記憶部13、及び通信部17を備える。
制御部201は、CPU等を含み、ROM14や記憶部13に記憶されたコンピュータープログラムをRAM12に読み出して実行することにより、放送制御装置210の各機能を実行する。制御部201は、とりわけ、カメラ映像取得部211、混雑度判定部212、及び音声出力制御部213の機能を実行する。
カメラ映像取得部211(環境情報取得部の一例)は、カメラ60より対象空間の映像を取得する。なお、映像の取得は、所定時間毎に実行される。
混雑度判定部212(環境判定部の一例)は、取得したカメラ60の映像を解析し、当該対象空間の混雑度を判定する。混雑度(環境情報の一例)は、例えば、取得した映像から人物を認識し、認識された人の数に応じて混雑度のレベルを判定する。
音声出力制御部213(音声出力制御部の一例)は、混雑度判定部212により判定された混雑度のレベルに応じて、図7に示す対応テーブル231を参照し、対応する音ファイルを選択する。例えば、混雑度のレベル1から3に対応する音ファイルが設定される。各音ファイルは、各混雑度のレベルに対応する音又は音楽が含まれる。音声出力制御部213は、選択した音ファイルを読み出して、再生し、スピーカー20から出力する。
記憶部13は、半導体メモリやHDD等により構成され、上述した対応テーブル231及び音ファイル232を記憶する。なお、記憶部13の一部又は全ては、データベースを含む別の記憶装置として備えられていてもよい。各音ファイル232は、混雑を表現する音又は音楽(第1非言語音の一例)が含まれる。
通信部17は、ネットワークに接続するためのインターフェースであり、例えば無線通信用のアンテナや有線で接続可能なネットワークカードである。通信部17は、ネットワークを介してスピーカー20及びカメラ60に接続される。
2−2.動作
図8を参照しながら、主に図6に示す放送制御装置210の動作について説明する。なお、各スピーカー20からは、常時、混雑度とは関係のないBGM(第2非言語音の一例)が流れていてもよい。後述する混雑度に応じた音は、BGMに重ねて出力されてもよいし、BGMを止めて出力されてもよい。
放送制御装置210のカメラ映像取得部211により、所定時間毎に、カメラ60の映像が取得される(S201)。
混雑度判定部212により、取得したカメラ60の映像が解析され(S202)、当該対象空間の混雑度を判定される(S203)。混雑度がレベル1未満の場合(S203のYes)、音ファイルは再生せずに、処理を終了する。混雑度がレベル1以上の場合であって(S203のNo)、混雑度がレベル1である場合(S204のレベル2未満)、音声出力制御部213は、図7の対応テーブル231を参照してレベル1に対応する音ファイル「m0001.wav」を選択する(S205)。混雑度がレベル2である場合(S204のレベル3未満)、音声出力制御部213は、図7の対応テーブル231を参照してレベル2に対応する音ファイル「m0002.wav」を選択する(S206)。混雑度がレベル3である場合(S204のレベル3以上)、音声出力制御部213は、図7の対応テーブル231を参照してレベル3に対応する音ファイル「m0003.wav」を選択する(S207)。音声出力制御部213により選択された音ファイルが再生され、出力される(S208)。
上記放送制御装置210は、図8のフローチャートのステップS204において、前回判定した混雑度から変化がない場合は、音ファイルを選択、再生しないようにしてもよい。
上述した混雑度のレベルは、上述した数よりも多くても少なくてもよい。例えば、混雑しているか否かのいずれかのみを判定してもよいし、4段階以上の混雑度を設けてもよい。
2−3.特徴等
上記実施形態に係る放送制御装置210においては、実施の形態1に係る放送制御装置10の特徴に加えて、施設100の利用者に対して、放送を通じて、例えば店舗における店内や駐車場等の混雑度の変化をさりげなく伝えることによって、接遇に活用することができる。
また、放送制御装置210により、スピーカー20から流れるBGM(音楽以外の音を含む)を現実世界の環境変化にリンクさせることができ、これにより、ライブ感の高いBGM、飽きないBGM、どんなBGMが流れるか予測できない楽しみ、といった体験価値を提供することができる。
2−4.変形例
上記実施形態において、放送制御装置210は、カメラの映像に加えて或いは代えて、施設100内に配されたマイク(図示省略)から取得する音声により混雑度を判定してもよい。例えば、マイクから取得された騒音レベルに応じて混雑度のレベルを判定し、判定したレベルに応じた音ファイルを選択し、再生するようにしてもよい。
3.その他実施形態
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、各実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
(1)上記実施形態1及び2において使用する音ファイル(図3及び図7)は、天気情報や混雑度等の環境の変化に応じた音や音楽に限定されない。例えば、常時スピーカー20から出力されるBGM等の音楽の音量、音調、及びテンポの少なくとも一つを変更することにより生成した音を用いて、環境の変化を可聴化してもよい。
(2)放送制御装置10,210は、アナログ音声信号を入力し出力するIPアドレスを持たないスピーカー(図示省略)に適用してもよい。その場合、放送制御装置10、210は、D/A変換器を介してアンプに接続され、アンプの複数の出力端子に各スピーカーがライン接続される。D/A変換器によりアナログ信号に変換された音声信号は、アンプにより受信され、アンプの出力端子に接続されるスピーカーを介して音が出力される。
(3)放送制御装置10,210の制御部11、201は、所定の機能を実現するように設計された専用の電子回路で構成されるプロセッサを含んでもよい。また、制御部11,201は、CPU以外の、MPU、GPU、DSP、FPGA、ASIC等の種々のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、1つまたは複数のプロセッサで構成してもよい。
(4)図4及び図8に示すフローチャートの処理の実行順序は、必ずしも、上記実施形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えたり、並行して実行されたりすることができる。さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
(5)放送制御装置10,210により実行される放送制御方法、同方法を実行するコンピュータープログラム、及び同コンピュータープログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本開示の範囲に含まれる。コンピュータープログラムは電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して取得されてもよい。
(6)本開示による放送制御装置10,210の一部又は全ては、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。本明細書において、装置とは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味する場合を含み、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。また、全て又は一部の構成要素は、施設100以外の場所に設置されていてもよい。
本開示に係る放送制御装置10,210を含む放送システム1、2は、オフィス、商業施設、病院等あらゆる施設において利用可能である。
1,2 :放送システム
10 :放送制御装置
11 :制御部
12 :RAM
13 :記憶部
14 :ROM
17 :通信部
20 :スピーカー
21 :ネットワーク接続部
22 :D/A変換部
23 :アンプ
30 :天気情報提供装置
60 :カメラ
100 :施設
111 :天気情報取得部
112 :天気判定部
113 :音声出力制御部
131 :対応テーブル
132 :音ファイル
133 :天気情報
201 :制御部
210 :放送制御装置
211 :カメラ映像取得部
212 :混雑度判定部
213 :音声出力制御部
231 :対応テーブル
232 :音ファイル


Claims (9)

  1. 施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御装置であって、
    前記施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得する環境情報取得部と、
    前記環境を判定する環境判定部と、
    判定された前記環境に応じた第1非言語音を前記スピーカーから出力する音声出力制御部と、
    を備える、放送制御装置。
  2. 前記音声出力制御部は、前記環境判定部が前記環境の変化があったと判定したとき、又は前記環境判定部が前記環境の変化を予測したとき、前記非言語音を前記スピーカーから出力する、
    請求項1に記載の放送制御装置。
  3. 前記音声出力制御部は、前記第1非言語音を前記スピーカーから出力する際に、当該スピーカーから前記環境の変化に関係のない第2非言語音が出力されている場合、前記第2非言語音に重ねて前記第1非言語音を出力する、
    請求項1又は2に記載の放送制御装置。
  4. 前記音声出力制御部は、前記第2非言語音の音量、音調、及びテンポの少なくとも一つを変更することにより、前記第1非言語音を生成する、
    請求項3に記載の放送制御装置。
  5. 前記環境は、前記施設又はその周辺の天気、気温、湿度、風速又は前記施設内の混雑度の少なくとも一つである、
    請求項1から4のいずれかに記載の放送制御装置。
  6. 前記環境は天気であって、
    前記環境判定部が同じ前記天気の変化があることを連続して予測した場合であって、前記音声出力制御部が先の予測時に前記第1非言語音を出力した場合、後の予測時には前記第1非言語音を出力しない、
    請求項1から5のいずれかに記載の放送制御装置。
  7. 前記環境は天気であって、
    前記環境判定部は、所定時間後の天気を予測し、
    現在の天気と前記所定時間後の天気とが同じでない場合のみ、前記音声出力部は、
    前記第1非言語音を出力する、
    請求項1から6のいずれかに記載の放送制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の放送制御装置と、
    前記放送制御装置からの指令に応じて前記第1非言語音を出力する複数のスピーカーと、
    を備える、放送システム。
  9. 施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御方法であって、
    前記施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得すること、
    前記環境を判定すること、及び
    判定された前記環境に応じた第1非言語音を前記スピーカーから出力すること、
    を含む、放送制御方法。
JP2020014809A 2020-01-31 2020-01-31 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法 Active JP7357561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020014809A JP7357561B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020014809A JP7357561B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021122093A true JP2021122093A (ja) 2021-08-26
JP7357561B2 JP7357561B2 (ja) 2023-10-06

Family

ID=77364898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020014809A Active JP7357561B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7357561B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230209246A1 (en) * 2021-12-29 2023-06-29 Chicony Electronics Co., Ltd. Camera with accumulated water treatment function and method of treating accumulated water thereof

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247697A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Ad Step:Kk 環境オーディオ放送システムとその放送制御装置
JP2010252152A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
WO2011027646A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 アイシン精機株式会社 運転支援装置
JP2015082808A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 風検出装置
JP2021092930A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 東芝テック株式会社 情報処理装置、曲速度決定システム、及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247697A (ja) * 2001-02-19 2002-08-30 Ad Step:Kk 環境オーディオ放送システムとその放送制御装置
JP2010252152A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Mitsubishi Electric Corp 映像表示装置
WO2011027646A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 アイシン精機株式会社 運転支援装置
JP2015082808A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 トヨタ自動車株式会社 風検出装置
JP2021092930A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 東芝テック株式会社 情報処理装置、曲速度決定システム、及びプログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"お客様に不快な思いをさせない為に、商業施設の時間割をチャイムで管理", SOUND DESIGN FOR OFFICE 公式サイト, [ONLINE], JPN6023008449, 7 February 2018 (2018-02-07), ISSN: 0005108371 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230209246A1 (en) * 2021-12-29 2023-06-29 Chicony Electronics Co., Ltd. Camera with accumulated water treatment function and method of treating accumulated water thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP7357561B2 (ja) 2023-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9344815B2 (en) Method for augmenting hearing
US9736264B2 (en) Personal audio system using processing parameters learned from user feedback
US10275209B2 (en) Sharing of custom audio processing parameters
US20170147281A1 (en) Privacy protection in collective feedforward
US10853025B2 (en) Sharing of custom audio processing parameters
CN108370457A (zh) 烦扰噪声抑制
JP7357561B2 (ja) 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法
WO2016052520A1 (ja) 対話装置
US9355648B2 (en) Voice input/output device, method and programme for preventing howling
US9992536B2 (en) Information provision device, information provision method, and information provision system
US20230353800A1 (en) Cheering support method, cheering support apparatus, and program
JP2009075280A (ja) コンテンツ再生装置
US11138991B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP6984259B2 (ja) 信号処理方法、信号処理装置、および情報提供システム
CN112307161A (zh) 用于播放音频的方法和装置
JP6736196B1 (ja) 音声再生方法、音声再生システム、およびプログラム
JP7389070B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2024047813A1 (ja) 音響情報出力制御装置、方法およびプログラム
JP7159674B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP7210939B2 (ja) 情報提供方法、端末装置の動作方法、配信システムおよびプログラム
JP5610904B2 (ja) 配信デジタル音楽データ再生システム
US11145320B2 (en) Privacy protection in collective feedforward
JP7151707B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP3206607U (ja) カラオケ装置
JP2022139602A (ja) コンテンツ制御システム、配信装置、コンテンツ制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7357561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150