JP2021122093A - 放送制御装置、放送システム、及び放送制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2に示す放送制御装置10は、オフィスや商業施設等の施設100内に配されたスピーカー20に接続される。放送制御装置10は、外部の天気情報提供装置30より天気情報(所定時間後の天気予報及び現在の天気)を取得する。天気情報は、雨、晴れ、曇り、雪、雷雨等の情報を示す。放送制御装置10は、取得する天気情報の変化に応じた音又は音楽(非言語音)を選択し、選択した音又は音楽をスピーカー20より出力させる。
1−1−1.放送システム1
図1に示す放送システム1は、放送制御装置10と、複数のスピーカー20とを備える。放送制御装置10は、LANやWAN等を介して各スピーカー20と通信可能に接続され、放送用の音声信号を各スピーカー20に送信する。なお、各スピーカー20からは、常時、BGM(音楽、鳥のさえずり音等の効果音を含む)が出力されていてもよい。
各スピーカー20は、施設100内に複数設置される。スピーカー20は、放送制御装置10に接続され、放送制御装置10からの指令に応じて、音や音楽を出力する。例えば、図9に示すように、スピーカー20は、IPアドレスを有するネットワーク接続部21と、D/A変換部22と、アンプ23とを有する。放送制御装置10により再生される音信号は、IPアドレスを有するスピーカー20のネットワーク接続部21で受信され、D/A変換部22を介してアナログ信号に変換され、アンプ23を介して音として出力される。
放送制御装置10は、天気情報提供装置30に、LANやWAN、及び/又はインターネットを介して通信可能に接続される。
図2に示すように、放送制御装置10(放送制御装置の一例)は、制御部11、RAM12、ROM14、記憶部13、及び通信部17を備える。
図4を参照しながら、主に図2に示す放送制御装置10の動作について説明する。なお、各スピーカー20からは、常時、天気情報とは関係のないBGM(第2非言語音の一例)が流れていてもよい。後述する天気情報に応じた音は、BGMに重ねて出力されてもよいし、BGMを止めて出力されてもよい。
天気判定部112により、取得された天気予報が、先に記憶部13に記憶された天気予報から変化したかどうかが判定される(S102)。例えば、図5に示すように、現在の時刻が10時であるとすると、取得された天気予報は「曇り」である。一方、先に取得された(9時30分に取得された)天気予報も「曇り」である。この場合、天気判定部112により「変化なし」と判定される(S102のNo)。
天気判定部112により、取得された現在の天気が、先に記憶部13に記憶された現在の天気から変化したかどうかが判定される(S107)。例えば、図5に示すように、現在の時刻が10時であるとすると、取得される現在の天気は「曇り」である。一方、前回取得された(9時に取得された)天気も「曇り」である。この場合、天気判定部112により「変化なし」と判定され(S107のNo)、処理を終了する。
上記実施形態に係る放送制御装置10は、施設100に配置された複数のスピーカー20からの音声出力を制御する放送制御装置であって、施設100内又はその周辺の天気情報を所定時間毎に取得し、取得した天気を判定し、判定された天気に応じた非言語音をスピーカー20から出力する。天気の変化を継続的に観測して、時系列的に放送する音を変化させるこれにより、施設100内の利用者に対し、放送を通じて、外部環境の変化を音でさりげなく伝える情報の可聴化を実現することができる。また、外部環境の変化を音でさりげなく伝える情報の可聴化を実現することにより、施設の利用者の集中を妨げることがない。
放送制御装置10は、上述した天気情報に加え或いは代えて、その他の天気情報、例えば、気温情報や湿度情報に応じた音ファイルを再生、出力してもよい。気温情報の場合、例えば、所定温度以上(例えば、30℃以上)や所定温度未満(例えば、0℃未満)で注意を促すための、これらの情報に対応する音ファイルを再生し、出力してもよい。同様に、湿度についても、所定湿度以上(例えば、60%以上)や所定湿度未満(例えば、40%未満)の場合、これらの情報に対応する音ファイルを再生し、出力してもよい。
図6から図8を参照して、実施形態2に係る放送制御装置210及び放送制御装置210を含む放送システム2の構成及びその動作について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その具体的な説明は省略する。
図6に示す放送システム2は、放送制御装置210と、複数のスピーカー20とを備える。放送制御装置210は、実施形態1と同様に、LANやWAN等を介して各スピーカー20と通信可能に接続され、放送用の音声信号を各スピーカー20に送信する。放送制御装置210は更に、施設100内に配置される複数のカメラ60に接続される。カメラ60は、施設100内の対象空間(例えば、施設100の入口、駐車場、会計レジ周辺等)に設置され、同空間を撮像する。
図8を参照しながら、主に図6に示す放送制御装置210の動作について説明する。なお、各スピーカー20からは、常時、混雑度とは関係のないBGM(第2非言語音の一例)が流れていてもよい。後述する混雑度に応じた音は、BGMに重ねて出力されてもよいし、BGMを止めて出力されてもよい。
上記実施形態に係る放送制御装置210においては、実施の形態1に係る放送制御装置10の特徴に加えて、施設100の利用者に対して、放送を通じて、例えば店舗における店内や駐車場等の混雑度の変化をさりげなく伝えることによって、接遇に活用することができる。
上記実施形態において、放送制御装置210は、カメラの映像に加えて或いは代えて、施設100内に配されたマイク(図示省略)から取得する音声により混雑度を判定してもよい。例えば、マイクから取得された騒音レベルに応じて混雑度のレベルを判定し、判定したレベルに応じた音ファイルを選択し、再生するようにしてもよい。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、各実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
10 :放送制御装置
11 :制御部
12 :RAM
13 :記憶部
14 :ROM
17 :通信部
20 :スピーカー
21 :ネットワーク接続部
22 :D/A変換部
23 :アンプ
30 :天気情報提供装置
60 :カメラ
100 :施設
111 :天気情報取得部
112 :天気判定部
113 :音声出力制御部
131 :対応テーブル
132 :音ファイル
133 :天気情報
201 :制御部
210 :放送制御装置
211 :カメラ映像取得部
212 :混雑度判定部
213 :音声出力制御部
231 :対応テーブル
232 :音ファイル
Claims (9)
- 施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御装置であって、
前記施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得する環境情報取得部と、
前記環境を判定する環境判定部と、
判定された前記環境に応じた第1非言語音を前記スピーカーから出力する音声出力制御部と、
を備える、放送制御装置。 - 前記音声出力制御部は、前記環境判定部が前記環境の変化があったと判定したとき、又は前記環境判定部が前記環境の変化を予測したとき、前記非言語音を前記スピーカーから出力する、
請求項1に記載の放送制御装置。 - 前記音声出力制御部は、前記第1非言語音を前記スピーカーから出力する際に、当該スピーカーから前記環境の変化に関係のない第2非言語音が出力されている場合、前記第2非言語音に重ねて前記第1非言語音を出力する、
請求項1又は2に記載の放送制御装置。 - 前記音声出力制御部は、前記第2非言語音の音量、音調、及びテンポの少なくとも一つを変更することにより、前記第1非言語音を生成する、
請求項3に記載の放送制御装置。 - 前記環境は、前記施設又はその周辺の天気、気温、湿度、風速又は前記施設内の混雑度の少なくとも一つである、
請求項1から4のいずれかに記載の放送制御装置。 - 前記環境は天気であって、
前記環境判定部が同じ前記天気の変化があることを連続して予測した場合であって、前記音声出力制御部が先の予測時に前記第1非言語音を出力した場合、後の予測時には前記第1非言語音を出力しない、
請求項1から5のいずれかに記載の放送制御装置。 - 前記環境は天気であって、
前記環境判定部は、所定時間後の天気を予測し、
現在の天気と前記所定時間後の天気とが同じでない場合のみ、前記音声出力部は、
前記第1非言語音を出力する、
請求項1から6のいずれかに記載の放送制御装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の放送制御装置と、
前記放送制御装置からの指令に応じて前記第1非言語音を出力する複数のスピーカーと、
を備える、放送システム。 - 施設に配置された複数のスピーカーからの音声出力を制御する放送制御方法であって、
前記施設内又はその周辺の環境を示す環境情報を所定時間毎に取得すること、
前記環境を判定すること、及び
判定された前記環境に応じた第1非言語音を前記スピーカーから出力すること、
を含む、放送制御方法。
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