JP2018156708A - 記憶装置およびメモリコントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 向上されたデータ読み出し精度が可能なメモリコントローラを提供する。
【解決手段】 一実施形態によるメモリコントローラは、直列接続された複数のセルトランジスタと、複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、第1データラッチと、第2データラッチと、を備える記憶装置に、複数のワード線の1つに正の電圧を印加する第1指示を送信するように構成されている。メモリコントローラは、さらに、第1指示の送信後に記憶装置からのデータの出力を指示する第2指示を送信する前に、第2指示と異なりかつ第1データラッチから第2データラッチへのデータへのコピーを指示する第3指示と異なる第4指示を送信する、ように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 一実施形態によるメモリコントローラは、直列接続された複数のセルトランジスタと、複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、第1データラッチと、第2データラッチと、を備える記憶装置に、複数のワード線の1つに正の電圧を印加する第1指示を送信するように構成されている。メモリコントローラは、さらに、第1指示の送信後に記憶装置からのデータの出力を指示する第2指示を送信する前に、第2指示と異なりかつ第1データラッチから第2データラッチへのデータへのコピーを指示する第3指示と異なる第4指示を送信する、ように構成されている。
【選択図】 図1
Description
実施形態は、概して記憶装置およびメモリコントローラに関する。
3次元に配列されたメモリセルを含んだ記憶装置が知られている。
向上されたデータ読み出し精度が可能な記憶装置およびメモリコントローラを提供しようとするものである。
一実施形態によるメモリコントローラは、直列接続された複数のセルトランジスタと、複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、第1データラッチと、第2データラッチと、を備える記憶装置に、複数のワード線の1つに正の電圧を印加する第1指示を送信するように構成されている。メモリコントローラは、さらに、第1指示の送信後に記憶装置からのデータの出力を指示する第2指示を送信する前に、第2指示と異なりかつ第1データラッチから第2データラッチへのデータへのコピーを指示する第3指示と異なる第4指示を送信する、ように構成されている。
以下に実施形態が図面を参照して記述される。以下の記述において、略同一の機能および構成を有する構成要素は同一符号を付され、繰り返しの説明は省略される場合がある。図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なり得る。ある実施形態についての記述はすべて、明示的にまたは自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。
各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。このため、各機能ブロックがこれらのいずれでもあることが明確となるように、概してそれらの機能の観点から記述される。各機能ブロックが、以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。
実施形態の方法のフローにおけるいずれのステップも、例示の順序に限定されず、そうでないと示されない限り、例示の順序とは異なる順序でおよび(または)別のステップと並行して起こることが可能である。
本明細書および特許請求の範囲において、ある第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的または常時あるいは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
(第1実施形態)
<1−1.構造(構成)>
図1は、第1実施形態の記憶装置(半導体記憶装置)1と関連する要素を示す。図1に示されるように、記憶装置1は、メモリコントローラ2により制御される。メモリコントローラ2は、ホスト装置3から命令を受け取り、受け取られた命令に基づいて記憶装置1を制御する。
<1−1.構造(構成)>
図1は、第1実施形態の記憶装置(半導体記憶装置)1と関連する要素を示す。図1に示されるように、記憶装置1は、メモリコントローラ2により制御される。メモリコントローラ2は、ホスト装置3から命令を受け取り、受け取られた命令に基づいて記憶装置1を制御する。
メモリコントローラ2は、ホストインターフェイス21、CPU(central processing unit)22、RAM(random access memory)23、ROM(read only memory)24、メモリインターフェイス25、WLバイアスコントローラ26、タイマ27、および温度センサ28を含む。ROM24に保持されかつRAM23上にロードされたファームウェア(プログラム)がCPU22によって実行されることによって、メモリコントローラ2は種々の動作、およびホストインターフェイス21ならびにメモリインターフェイス25の機能の一部、WLバイアスコントローラ26の機能の一部または全部を実行する。RAM23は、さらに、データを一時的に保持し、バッファおよびキャッシュとしての機能を有する。データは、記憶装置1に書き込まれるデータ、記憶装置1から読み出されたデータ、ホスト装置3から受け取られたデータ、ホスト装置3に送信されるデータ、および管理データを含む。
ホストインターフェイス21は、バスを介してホスト装置3と接続され、メモリコントローラ2とホスト装置3との通信を司る。メモリインターフェイス25は、記憶装置1と接続され、メモリコントローラ2と記憶装置1との通信を司る。WLバイアスコントローラ26は、記憶装置1中のワード線WL(図示せず)の電圧を制御するための処理を制御する。タイマ27は、任意の時間間隔で始動からの経過時間を計測し、経過時間を出力することができる。温度センサ28は、温度センサ28の位置での温度を計測し、現在の温度を示す情報(温度情報)を保持する。
図2は、第1実施形態の記憶装置1の機能ブロックを示す。図2に示されるように、記憶装置1は、メモリセルアレイ(セルアレイ)10、入出力回路11、入出力制御回路12、シーケンサ(制御回路)13、電位生成回路14、ドライバ15、センスアンプ16、カラムデコーダ17、データラッチセット18、およびロウデコーダ19等の要素を含む。
セルアレイ10は複数のメモリブロック(ブロック)BLK(BLK0、BLK1、…)を含む。ブロックBLKは、例えばデータの消去単位であり、各ブロックBLK中のデータは一括して消去される。1つのブロックBLKより小さい単位(例えばブロックBLKの半分)でデータが消去されてもよい。
各ブロックBLKは複数のストリングユニットSU(SU0、SU1、…)の集合である。各ストリングユニットSUは複数のNANDストリング(ストリング)STR(STR0、STR1、…)(図示せず)の集合である。ストリングSTRは、複数のメモリセルトランジスタ(セルトランジスタ)MTを含む。
入出力回路11および入出力制御回路12は、NANDバスを介して、メモリコントローラ2と接続されている。NANDバスは、信号 ̄CE、CLE、ALE、 ̄WE、 ̄RE、 ̄WP、信号DQ(DQ0〜DQ7)、およびデータストローブ信号DQSならびに ̄DQSを伝送する。本明細書において、信号の名称の前の記「 ̄」は、記号 ̄のない名称の信号の反転論理を示し、信号がローレベルの場合にアサートされていることを意味する。
入出力回路11は、信号DQを受け取り、信号DQを送信する。入出力回路11は、また、データストローブ信号DQSならびに ̄DQSを受け取り、データストローブ信号DQSならびに ̄DQSを送信する。入出力制御回路12は、メモリコントローラ2から種々の制御信号を受け取り、制御信号に基づいて、入出力回路11を制御する。制御信号は、信号 ̄CE、CLE、ALE、 ̄WE、 ̄RE、 ̄WP、およびデータストローブ信号DQSならびに ̄DQSを含む。
信号DQ(DQ0〜DQ7)は、例えば8ビットの幅を有し、データの実体であり、コマンド(CMD)、書き込みデータまたは読み出しデータ(DAT)、アドレス信号(ADD)、ステータスデータ(STA)等を含む。
アサートされている信号 ̄CEは、記憶装置1をイネーブルにする。アサートされている信号CLEは、この信号CLEと並行して記憶装置1に入力される信号DQがコマンドCMDであることを記憶装置1に通知する。アサートされている信号ALEは、この信号ALEと並行して記憶装置1に入力される信号DQがアドレス信号ADDであることを記憶装置1に通知する。アサートされている信号 ̄WEは、この信号 ̄WEと並行して記憶装置1に入力される信号DQを記憶装置1に記憶させることを指示する。アサートされている信号 ̄REは、記憶装置1に信号DQを出力することを指示する。アサートされている信号 ̄WPは、データ書き込みおよび消去の禁止を記憶装置1に指示する。信号RY/ ̄BYは、記憶装置1がレディー状態であるか、ビジー状態であるかを示し、ローレベルによってビジー状態を示す。記憶装置1は、レディー状態においてメモリコントローラ2からの命令を受け付け、ビジー状態においてメモリコントローラ2からの命令を受け付けない。
メモリコントローラ2から記憶装置1に向かう信号DQSおよび ̄DQSは、信号DQを出力するタイミングを記憶装置1に指示する。記憶装置1からメモリコントローラ2に向かう信号DQSおよび ̄DQSは、信号DQを出力するタイミングをメモリコントローラ2に通知する。
シーケンサ13は、入出力回路11からコマンドCMDおよびアドレス信号ADDを受け取り、コマンドCMDおよびアドレス信号ADDに基づいて、電位生成回路14、ドライバ15、センスアンプ16、およびカラムデコーダ17を制御する。
電位生成回路14は、記憶装置1の外部から電源電位を受け取り、電源電位から複数の電位(電圧)を生成する。生成された電位は、ドライバ15およびセンスアンプ16等の要素に供給される。種々の電位の印加により、記憶装置1中の種々の要素および配線に電圧が印加される。ドライバ15は、電位生成回路14によって生成された電位を受け取り、受け取られた電位のうちの選択されたものをロウデコーダ19に供給する。
ロウデコーダ19は、ドライバ15から種々の電位を受け取り、入出力回路11からアドレス信号ADDを受け取り、受け取られたアドレス信号ADDに基づいて1つのブロックBLKを選択し、選択されたブロックBLKにドライバ15からの電位を転送する。
センスアンプ16は、セルトランジスタMTの状態をセンスし、センスされた状態に基づいて読み出しデータを生成し、また、書き込みデータをセルトランジスタMTに転送する。
データラッチセット18は、入出力回路11からの書き込みデータDATを保持し、書き込みデータDATをセンスアンプ16に供給する。また、データラッチセット18は、センスアンプ16から読み出しデータDATを受け取り、カラムデコーダ17の制御に従って、読み出しデータDATを入出力回路11に供給する。カラムデコーダ17は、アドレス信号ADDに基づいて、データラッチセット18を制御する。
<1−1−1.ブロック>
図3は、セルアレイ10の一部の要素および接続の例を示し、1つのブロックBLK0の要素および接続、ならびに関連する要素を示す。複数の(例えば全ての)ブロックBLKは、みな図3に示される要素および接続を含む。
図3は、セルアレイ10の一部の要素および接続の例を示し、1つのブロックBLK0の要素および接続、ならびに関連する要素を示す。複数の(例えば全ての)ブロックBLKは、みな図3に示される要素および接続を含む。
1つのブロックBLKは、複数のストリングユニットSU0〜SU3を含む。1つのブロックBLKが1つのストリングユニットSUのみを含んでいてもよい。
m(mは自然数)本のビット線BL0〜BLm−1の各々は、各ブロックBLKにおいて、ストリングユニットSU0〜SU3の各々からの1つのストリングSTRと接続されている。
各ストリングSTRは、1つの選択ゲートトランジスタST、複数(例えば8つ)のメモリセルトランジスタMT、および1つの選択ゲートトランジスタDT(DT0〜DT3)を含む。トランジスタST、MT、およびDTは、この順で、ソース線CELSRCと1つのビット線BLとの間に直列に接続されている。セルトランジスタMTは、制御ゲート電極(ワード線WL)、および周囲から絶縁された電荷蓄積層を含み、電荷蓄積層中の電荷の量に基づいてデータを不揮発に保持することができる。
相違する複数のビット線BLとそれぞれ接続された複数のストリングSTRは1つのストリングユニットSUを構成する。各ストリングユニットSUにおいて、セルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲート電極(ゲート)は、ワード線WL0〜WL7とそれぞれ接続されている。さらに、各ブロックBLKにおいて、相違するストリングユニットSU中の同じアドレスのワード線WLも相互に接続されている。1つのストリングユニットSU中でワード線WLを共有するセルトランジスタMTの組は、セルユニットCUと称される。
トランジスタDT0〜DT3はストリングユニットSU0〜SU3にそれぞれ属する。各α=0〜3の各々の場合について、ストリングユニットSUαの複数のストリングSTRの各々のトランジスタDTαのゲートは選択ゲート線SGDLαに接続されている。トランジスタSTのゲートは、選択ゲート線SGSLに接続されている。
各ブロックBLKは、図4に示される構造を有する。図4に示されるように、ストリングユニットSUは基板sub上に設けられている。基板subは、xy面に沿って広がり、表面の領域においてp型のウェルpwを含む。各ストリングユニットSUは、x軸に沿って並ぶ複数のストリングSTRを含む。各ストリングSTRは、半導体の柱(ピラー)PLを含む。柱PLは、z軸に沿って延び、下端においてウェルpwと接し、トランジスタMT、DT、およびSTのチャネルが形成されるチャネル領域およびボディとして機能する。柱PLの上端は、導電性のプラグCPPを介して導電体CTと接続されている。導電体CTはy軸に沿って延び、1つのビット線BLとして機能し、x軸上で別の座標に位置する導電体CTと間隔を有する。柱PLの側面はトンネル絶縁体(層)ITにより覆われている。トンネル絶縁体ITは、ウェルpw上にも位置する。トンネル絶縁体ITの側面は、電荷蓄積層CAにより覆われている。電荷蓄積層CAは、絶縁性または導電性であり、側面をブロック絶縁体(層)IBにより覆われている。
各ストリングユニットSUにおいて、ウェルpwの上方に、1つの導電体CS、複数(例えば8つ)の導電体CW、および複数(例えば3つ)の導電体CDが設けられている。複数の導電体CSが設けられていてもよい。導電体CS、CW、およびCDは、この順で間隔を有してz軸に沿って並び、x軸に沿って延び、ブロック絶縁体IBと接している。導電体CSは、また、ウェルpwの表面とともにトンネル絶縁体ITを挟む。導電体CS、CW、およびCDは、それぞれ、選択ゲート線SGSL、ワード線WL0〜WL7、および選択ゲート線SGDLとして機能する。各ストリングユニットSUにおいて、導電体CS、CW、およびCDは、このストリングユニットSU中の全ての柱PLの側面上のブロック絶縁体IBと内部において接している。
柱PL、トンネル絶縁体IT、電荷蓄積層CA、およびブロック絶縁体IBのうちの導電体CS、CW、およびCDと交わる部分は、それぞれ選択ゲートトランジスタST、セルトランジスタMT、および選択ゲートトランジスタDTとして機能する。柱PLを共有しかつz軸に沿って並ぶトランジスタST、MT、およびDTは、1つのストリングSTRを構成する。
ウェルpwの表面内の領域には、p+型不純物の拡散層Dpが設けられている。拡散層Dpは、導電性のプラグCPWを介して、導電体CCWと接続されている。プラグCPWは、xz面に沿って広がる。
ウェルpwの表面の領域内には、n+型不純物の拡散層Dnがさらに設けられている。拡散層Dnは、導電性のプラグCPSを介して、導電体CCSと接続されている。導電体CCWは、ソース線CELSRCとして機能する。
基板sub上で、導電体CS、CW、CD、CCS、およびCCW、ならびにプラグCPSおよびCPWが設けられていない領域は、絶縁体IIL1を設けられている。
<1−1−2.セルトランジスタ>
図5を参照して、セルトランジスタMTについて記述される。記憶装置1は、1つのセルトランジスタMTにおいて2ビット以上のデータを保持することができる。図5は、プログラムの結果、1セルトランジスタ当たり3ビットのデータを保持するセルトランジスタMTの閾値電圧の分布を示す。各セルトランジスタMTの閾値電圧は、保持されるデータに応じた値を有する。セルトランジスタMT当たり3ビットの記憶の場合、各セルトランジスタMTは、8つの閾値電圧のうちのいずれかを有し得る。8つの閾値電圧は、“111” データ、“110”データ、“100”データ、“000”データ、“010”データ、“011”データ、“001”データ、および“101”データをそれぞれ保持している状態である。
図5を参照して、セルトランジスタMTについて記述される。記憶装置1は、1つのセルトランジスタMTにおいて2ビット以上のデータを保持することができる。図5は、プログラムの結果、1セルトランジスタ当たり3ビットのデータを保持するセルトランジスタMTの閾値電圧の分布を示す。各セルトランジスタMTの閾値電圧は、保持されるデータに応じた値を有する。セルトランジスタMT当たり3ビットの記憶の場合、各セルトランジスタMTは、8つの閾値電圧のうちのいずれかを有し得る。8つの閾値電圧は、“111” データ、“110”データ、“100”データ、“000”データ、“010”データ、“011”データ、“001”データ、および“101”データをそれぞれ保持している状態である。
ある同じ3ビットデータを保持する複数のセルトランジスタMTであっても、セルトランジスタMTの特性のばらつき等に起因して、互いに相違する閾値電圧を有し得る。このため、ある同じデータを保持する複数のトランジスタMTの閾値電圧は1つの分布を形成する。分布はEr、A、B、C、D、E、F、およびGレベルと称される。
読み出し対象のセルトランジスタMTによって保持されているデータの判別のために、当該セルトランジスタMTの閾値電圧が属するレベルが判断される。レベルの判断のために、読み出し電圧VA、VB、VC、VD、VE、VF、およびVGが用いられる。以下、電圧VA、VB、VC、VD、VE、VF、およびVGを含め、レベルの判断ために読み出し対象のセルトランジスタMTに印加されるある値の電圧は、読み出し電圧VCGRと称される場合がある。
読み出し対象のセルトランジスタMTの閾値電圧がある読み出し電圧VCGRを超えているか否かが、このセルトランジスタMTの閾値電圧が属するレベルの判定に用いられる。読み出し電圧VCGR以上の閾値電圧を有するセルトランジスタMTは、制御ゲート電極において読み出し電圧VCGRを受け取ってもオフを維持する。一方、読み出し電圧VCG未満の閾値電圧を有するセルトランジスタMTは、制御ゲート電極において読み出し電圧VCGRを受け取っていると、オンしている。電圧VREADは、非読み出し対象のセルユニットCUのセルトランジスタMTのワード線WLに印加され、いずれのレベルにあるセルトランジスタMTの閾値電圧より高い。
1つのセルユニットCUのセルトランジスタMTのある同じ位置のビットのデータの組は、1つのページを構成する。
<1−1−3.ロウデコーダ>
図6は、第1実施形態のロウデコーダ20、ドライバ15、および関連する機能ブロックの要素および接続の例を示す。図6に示されるように、電位生成回路14は、電位VPGM、VPASS、VCGR、およびVREAD等の電位を生成し、これらをドライバ15に供給する。
図6は、第1実施形態のロウデコーダ20、ドライバ15、および関連する機能ブロックの要素および接続の例を示す。図6に示されるように、電位生成回路14は、電位VPGM、VPASS、VCGR、およびVREAD等の電位を生成し、これらをドライバ15に供給する。
ドライバ15は、ドライバSGDdrv0〜SGDdrv3、ドライバSGSdrv、およびドライバCGdrv0〜CGdrv7を含む。ドライバSGDdrv0〜SGDdrv3、SGSdrv、およびCGdrv0〜CGdrv7は、電位生成回路14から種々の電位を受け取る。ドライバSGDdrv0〜SGDdrv3、SGSdrv、およびCGdrv0〜CGdrv7は、受け取られた電位を、それぞれ、配線SGD0〜SGD3、SGS、およびCG0〜CG7に供給する。
各β(βは0または自然数)について、配線SGD0〜SGD3、SGS、およびCG0〜CG7は、それぞれ、対応する1つのトランジスタXFRβを介して、ブロックBLKβの選択ゲート線SGDL0〜SGDL3およびSGSL、ならびにワード線WL0〜WL7に接続されている。各βについて、トランジスタXFRβは、ゲートにおいて、ブロックデコーダ19aβから、ブロック選択線BSLβ上で信号を受け取る。ブロックデコーダ19a(19a0〜19aβ)は、ロウデコーダ19に含まれており、ブロックアドレス信号を受け取る。ブロックアドレス信号は、アドレス信号ADDの一部である。ブロックアドレス信号ADDによって、1つのブロックデコーダ19aが選択され、選択されたブロックデコーダ19aβが、アサートされている信号をトランジスタXFRβに供給する。この結果、選択されたブロックBLKβのみの選択ゲート線SGDL0〜SGDL3およびSGSL、ならびにワード線WL0〜WL7が、ドライバ15からの電位を受け取る。
<1−2.動作>
図7は、第1実施形態のメモリコントローラおよび記憶装置の動作のフローを示す。図7に示されるように、メモリコントローラ2は、通常状態に移行する(ステップS1)。通常状態は、例えばメモリコントローラ2が外部から電源供給を受けていて、何らかの動作を行える間の、メモリコントローラ2の状態を指し、また、メモリコントローラ2が記憶装置1にアクセス可能な状態および(または)記憶装置1がメモリコントローラ2からのアクセスを受け付ける状態であり得る。
図7は、第1実施形態のメモリコントローラおよび記憶装置の動作のフローを示す。図7に示されるように、メモリコントローラ2は、通常状態に移行する(ステップS1)。通常状態は、例えばメモリコントローラ2が外部から電源供給を受けていて、何らかの動作を行える間の、メモリコントローラ2の状態を指し、また、メモリコントローラ2が記憶装置1にアクセス可能な状態および(または)記憶装置1がメモリコントローラ2からのアクセスを受け付ける状態であり得る。
図7に示されるように、メモリコントローラ2は、任意の動作または振る舞いを行う(ステップS2)。任意の動作または振る舞いは、メモリコントローラ2が通常状態の間に行い得るあらゆる動作または振る舞いを含み、例えば、ホスト装置3とのあらゆる通信、および記憶装置1とのあらゆる通信を含む。記憶装置1との通信は、例えば記憶装置1へのコマンドまたはデータの送信、記憶装置1からのデータの受信を含む。また、任意の動作または振る舞いは、メモリコントローラ2がホスト装置3および記憶装置1と何らの通信も行わない状態を含む。そのような状態は、例えばメモリコントローラ2中で何らかの処理が行われている状態、およびメモリコントローラ2が何らの処理も行わずに待機している状態を含む。
ステップS3において、WLバイアスコントローラ26は、後述のステップS6で行われるWLバイアスの始動条件が満たされているかを判断するための情報を参照する。情報は、メモリコントローラ2が利用可能な種々の情報のうち、WLバイアスコントローラ26によって採用されている始動条件に基づいて選択されたものである。
始動条件が満たされていない(ステップS4のNo分岐)場合、フローはステップS2に戻る。すなわち、メモリコントローラ2が通常状態の間に任意の動作または振る舞いを行いながら、WLバイアスコントローラ26は監視を行い、監視の間にステップS3のように情報を参照する。
ステップS4で始動条件が満たされている場合(Yes分岐)、WLバイアスコントローラ26は記憶装置1にWLバイアスを指示する(ステップS5)。記憶装置1は、指示を受け取ると、WLバイアスを行う(ステップS6)。WLバイアスは、ある1または複数のワード線WLに正の電圧を印加する動作を指す。WLバイアスの詳細は、後述される。記憶装置1が通常状態にある限り、フローはステップS2に戻る。
次に、図8〜図11を参照して、始動条件のいくつかの例が記述される。
始動条件の第1例は、ある時間の経過である。図8は、第1実施形態での始動条件の第1例についてのWLバイアスの始動のタイミングを示す。図8に示されるように、WLバイアスコントローラ26は、ある時間tWLBの経過の度にWLバイアスを記憶装置1に指示する。したがって、始動条件の第1例では、WLバイアスコントローラ26は、ステップS3において、前回のWLバイアスの指示(ステップS6の実行)からの経過時間をタイマ27を使用して参照する。そのために、WLバイアスコントローラ26は、ステップS3において、タイマ27によって示される経過時間を含む情報をタイマ27から取得する。または、タイマ27が予め設定された経過時間が経過したときにWLバイアスコントローラ26に供給してもよい、第1例では、WLバイアスコントローラ26は、ステップS6の実行の度に、タイマ27をリセットする。
ステップS3の任意の動作がメモリコントローラ2の待機状態の持続を含む場合、ステップS4の始動条件の充足はメモリコントローラ2がある時点から待機状態のままある時間が経過したことを指す。
始動条件の第2例は、記憶装置1でのデータの読み出しまたはデータ消去(あるいはデータ書き込み)の回数が基準値に達したことである。図9は、第1実施形態での始動条件の第2例についてのWLバイアスの始動のタイミングを示す。WLバイアスコントローラ26は、RAM23において図9に示される表(回数表)を保持し、すなわち、図9に形式で互いに関連付けられた値(データ)の組を保持する。図9に示されるように、各ブロックアドレスについての読み出し回数および(または)消去(あるいは書き込み)回数を保持する。WLバイアスコントローラ26は、各ブロックBLK中のセルトランジスタMTがアクセスされる度に当該ブロックBLKについての対応する読み出し回数および(または)消去(書き込み)回数を1増分する。具体的には、WLバイアスコントローラ26は、あるブロックBLKx(xは0または自然数)中のいずれかのセルユニットCUからデータが読み出されると、ブロックBLKxについての読み出し回数R(R0、R1、…)を1増分する。同様に、WLバイアスコントローラ26は、ブロックBLKxのデータが消去されると、ブロックBLKxについての消去回数E(E0、E1、…)を1増分する。または、消去回数に代えて書き込み回数が計数されてもよい。この場合、WLバイアスコントローラ26は、例えばブロックBLKx中のいずれかのセルユニットCUにデータが書き込まれると、ブロックBLKxについての書き込み回数を1増分する。以下、消去回数または書き込み回数は、消去/書き込み回数と称される。
図9に示されるように、ある時点でブロックBLKxについての読み出し回数はRxである。この状態で、ブロックBLKxのセルユニットCUからデータが読み出される。すると、WLバイアスコントローラ26は、ブロックBLKxについての読み出し回数を(Rx)+1に増分する。いずれかのブロックBLKについての読み出し回数が基準値Ref1を超えることが、WLバイアスの始動条件である。そして、回数(Rx)+1は、基準値Ref1を超えている。よって、WLバイアスコントローラ26は、WLバイアスを記憶装置1に指示する。
第2例において複数のブロックBLKの組(ブロックセット)ごとに、読み出し(または消去/書き込み)回数が管理されてもよい。この場合、WLバイアスコントローラ26は、ブロックBLKxのセルユニットCUからデータが読み出されると、ブロックBLKxを含むブロックセットについての読み出し回数を1増分する。同様に、WLバイアスコントローラ26は、ブロックBLKxのデータが消去されると、ブロックBLKxを含むブロックセットについての消去/書き込み回数を1増分する。
始動条件の第3例は、温度が基準値を超えたことである。図10は、第1実施形態での始動条件の第3例についてのWLバイアスの始動のタイミングを示す。図10に示されるように、WLバイアスコントローラ26は、ある時間tTLの経過の度に温度を知得する。温度は温度センサ28から取得され、WLバイアスコントローラ26は時間tTLごとに温度センサ28によって保持されている温度情報を温度センサ28から取得して、現在の温度を知得する。温度Tが基準値Ref2を超えることがWLバイアスの始動条件である。時刻t1およびt2で知得された温度が温度T1であり、温度T1はRef2以下であり、このため、WLバイアスコントローラ26は、時刻t1およびt2においてWLバイアスの指示を行わない。一方、時刻t3での温度がT2であり、温度T2はRef2超である。このため、WLバイアスコントローラ26は、時刻t4から、WLバイアスを記憶装置1に指示する。
始動条件の第4例は、温度変化が基準値を超えたことである。図11は、第1実施形態での始動条件の第4例のケースについてのWLバイアスの始動のタイミングを示す。図11に示されるように、WLバイアスコントローラ26は、始動条件の第4例についての記述と同様にして時間tTLの経過ごとに温度を知得する。図11の例では、時刻t11、t12、t13、…において、温度T1、T2、T3、…がそれぞれ知得される。WLバイアスコントローラ26は、温度を知得するごとに、当該知得された温度Tw(wは自然数)と前回知得された温度Tw−1との差ΔTwを算出する。WLバイアスコントローラ26は、各差ΔT(ΔT2、ΔT3、ΔT4、…)の絶対値|ΔT|を基準値Ref3と比較する。差|ΔT|が基準値Ref3を超えることがWLバイアスの始動条件であり、差|ΔT3|は基準値Ref3を超えている。このため、WLバイアスコントローラ26は、時刻t13aからWLバイアスを記憶装置1に指示する。
始動条件の第1〜第4例の2つ以上が組み合わせられてもよい。
次に、図12〜図14を参照して、WLバイアスのいくつかの例が記述される。
WLバイアス指示の第1例は、単レベル読み出しを利用する。図12は、第1実施形態でのWLバイアスの第1例の間の信号DQの第1例を示す。メモリコントローラ2は、WLバイアスの指示として、単レベル読み出しを記憶装置1に指示する。単レベル読み出しは、読み出し対象のセルトランジスタMTが1つの読み出し電圧VCGR超の閾値電圧を有するか否かに基づいた当該セルトランジスタMTからのデータ読み出しを指す。単レベル読み出しは、複数レベル読み出しと対照的である。複数レベル読み出しは、2ビット以上のデータを保持するセルトランジスタMTのいずれかのビットでのデータの読み出しを指す。単レベル読み出しは、典型的には、2つのレベルのいずれかに属するようにデータを書き込まれたセルトランジスタMTからのデータ読み出しに使用される。メモリコントローラ2は、セルトランジスタMTがいくつのレベルを使用して書き込まれたか(すなわち、セルトランジスタMTに何ビットのデータが書き込まれたか)に関わらず、単レベル読み出しを使用してWLバイアスを行う。
図12に示されるように、単レベル読み出しの指示のために、メモリコントローラ2は、例えば、コマンドXXh、コマンド00h、アドレス信号ADD、およびコマンド30hを順に記憶装置1に送信する。アドレス信号ADDは、1または複数または全てのブロックBLKを指定する。複数のブロックBLKは、例えばアドレスの連続する複数のブロックBLKである。また、アドレス信号ADDは、任意の1つのワード線WLを指定する。さらに、アドレス信号ADDは、任意の1つのストリングユニットSUを指定することが可能であり、任意の複数のストリングユニットSUを指定することも可能である。
WLバイアスの第1例(単レベル読み出し使用)が始動条件の第1例(一定時間経過)と組合せられた場合で、かつ1つの単レベル読み出し指示が1ブロックBLKまたは複数ブロックBLKを指定する場合、メモリコントローラ2は、WLバイアスの対象のブロックのアドレスをWLバイアスの指示の度にインクリメントする。こうして、メモリコントローラ2は、全ブロックをWLバイアスの対象として選択することが可能である。
WLバイアスの第1例が始動条件の第2例(読み出し、または消去/書き込み回数が基準値越え)と組み合わせられた場合、1つの単レベル読み出し指示は、基準値Ref1を超えた読み出し(または消去/書き込み)回数の計数対象のブロックBLKまたは当該ブロックBLKを含むブロックセットを指定することが可能である。
WLバイアスの第1例が始動条件の第3または第4例(温度、または温度上昇あるいは下降が基準値越え)と組み合わせられた場合、1つのWLバイアス指示は全ブロックBLKを指定することが可能である。
記憶装置1が単レベル読み出し指示のコマンド30hを受け取ると、シーケンサ13は指定された1または複数のブロックBLKに対して単レベル読み出しを行う。記憶装置1は、単レベル読み出しの間の時間tRに亘って、ビジー信号を出力する。図13は、第1実施形態の単レベル読み出しの間の記憶装置1のいくつかの配線の電圧を時間に沿って示す。図13に示されるように、シーケンサ13は、時刻t21から、ビット線BLの電圧を電圧VBLにする。電圧VBLは、電圧VSSより高い。
シーケンサ13は、時刻t21から、ソース線CELSRCの電圧を電圧VCELSRCにする。電圧VCELSRCは電圧VSSより高く、電圧VBLより低い。
シーケンサ13は、時刻t21から、選択(指定)されたストリングユニットSUv(vは自然数)の選択ゲート線SGDLvおよび選択ゲート線SGSLを電圧VSGにする。電圧VSGは、選択ゲートトランジスタDTおよびSTをオンさせる大きさを有する。非選択のストリングユニットSUの選択ゲート線SGDLは電圧VSSに維持される。
シーケンサ13は、選択されたワード線WLおよび非選択のワード線WLの電圧をそれぞれ電圧VCGRおよび電圧VREADにする。
単レベル読み出しによって、選択ワード線WLと接続されたセルトランジスタMTの電圧に応じたデータが、センスアンプ16によってデータラッチセット18に読み出される。しかしながら、通常のデータ読み出しでは、1つのブロックBLKおよび1つのストリングユニットSU、1つのセルユニットCUが選択されて、選択されたセルユニットCUのデータが読み出されるのに対して、本実施形態のようなアドレス指定を伴う単レベル読み出しでは、複数のブロックBLK、および(または)複数のストリングユニットSUが選択され得る。したがって、読み出されるデータは、セルトランジスタMTに保持されているデータを正しく反映しない。
図12に戻る。通常の読み出しでは、メモリコントローラ2は、時間tRの経過後にレディー信号を受け取り始めると、信号 ̄REを点線により示されるように複数回繰り返しイネーブルにする。すなわち、メモリコントローラ2からデータ読み出しの指示に応答してセルトランジスタMTから読み出されたデータは、あるデータラッチセット18中のある第1型データラッチを経て、データラッチセット18中の入出力用データラッチに保持されて出力されることが可能な状態に至る。そして、入出力用データラッチ中のデータが、信号 ̄REのイネーブルに応答して、部分(Data)ごとに、記憶装置1から出力され、メモリコントローラ2に到達する(点線の波形により示されている)。しかしながら、WLバイアスのための単レベル読み出しでは、メモリコントローラ2は、信号 ̄REをイネーブルにしない。よって、データは記憶装置1から出力されない。代わりに、次の任意のコマンドZZhがメモリコントローラ2から記憶装置1に送信される。
WLバイアスのための単レベル読み出しで入出力用データラッチに到達したデータは、記憶装置1から出力される必要はない。このため、コマンドZZは、読み出しコマンドであることが可能である。一方、第1実施形態と異なりデータの読み出しのための読み出し指示に、通常、信号 ̄REのイネーブルおよびそれに伴う記憶装置1からのデータの出力が後続する。データ読み出し指示に、信号 ̄REのイネーブルおよびそれに伴う記憶装置1からのデータの出力無しに、別のデータ読み出し指示が後続すると、最初のデータ読み出しで、入出力用データラッチ中のデータが上書きされて失われてしまうからである。したがって、一般に、WLバイアスのための読み出しでない場合、すなわち記憶装置1からのデータの取得を目的とする読み出し指示には、信号 ̄REが後続し、また、キャッシュリードを除くセルアレイ10へのアクセスを伴う指示は後続しない。キャッシュリードは、第1型データラッチ中のデータの入出力用データラッチへのコピー、およびセルアレイ10から第1型データラッチへのデータの読み出しを指示する。一方、記憶装置1は、単レベル読み出しの指示と、後続する任意の指示を受け取り得る。同様に、メモリコントローラ2は、単レベル読み出しの指示と、後続の任意の指示を記憶装置1に送信し得る。
WLバイアス指示のために、複数レベル読み出し指示が使用されてもよい。具体的には、1セルトランジスタMT当たり2ビット以上のデータを記憶するセルトランジスタMTを含んだセルユニットCUのいずれかのページからの読み出しの指示が使用され得る。
WLバイアスの第1例の単レベル読み出しは、専用コマンドによって指示されてもよい。図14は、第1実施形態でのWLバイアスの第1例の間の信号DQの第2例を示す。図14に示されるように、メモリコントローラ2は、WLバイアス指示として、コマンドZ1h、アドレス信号ADD、コマンド1Zhを記憶装置1に送信する。アドレス信号ADDについては、図12を参照してなされた記述が当てはまる。記憶装置1がコマンド1Zhを受け取ると、シーケンサ13は指定されたブロックBLKに対して図13を参照して記述されたのと同様にして単レベル読み出しを行う。記憶装置1は、単レベル読み出しの間の時間tWLBに亘って、ビジー信号を出力する。
WLバイアスの第2例は、ワード線WLへの電圧の単なる印加を含む。WLバイアスの第2例は、図14の専用コマンドによって指示されることが可能である。記憶装置1がコマンド1Zhを受け取ると、シーケンサ13は、指定されたブロックBLKの1または複数または全てのワード線WLにバイアス電圧VWLBを印加する。電圧VWLBは、記憶装置1の他の動作において、ワード線WLに印加される種々の電圧のいずれかであることが可能である。具体的には、メモリコントローラ2は、WLバイアスにおいて、1または複数または全てのワード線WLに電圧VPASSを印加する。電圧VPASSは、記憶装置1でのデータ書き込みにおいて使用され、非選択のワード線WLに印加され、電圧VSSより高く、電圧VPGMより低い。電圧VPGMは、選択ワード線WLに印加される電圧である。電圧VWLBが電圧VPGMより低い理由は、電圧VPGMの印加によって、意図せぬデータ書き込み、すなわちセルトランジスタMTの閾値電圧の意図せぬ上昇を避けることである。専用コマンドにより始動されるワード線WLへの電圧の印加の間、他の配線(例えば、選択ゲート線SGDL、SGSL)は、任意の電圧を受け取ることが可能である。
または、シーケンサ13は、コマンド1Zhを受け取ると、指定されたブロックBLKの1または複数または全てのワード線WLに電圧VCUを印加する。電圧VCUは以下の大きさを有する。図15に示されるように、データ読み出し(またはデータ書き込み)において、ワード線WLの電圧は、電圧VREAD(または電圧VPASSあるいはVGPM)から電圧VSSに戻された後、点線のように電圧VSSを維持せずに意図せず上昇することがある。この上昇したときのワード線WLの電圧と同じまたは類似の電圧が電圧VCUである。電圧VCUは、記憶装置1の種々の要素(配線、導電体、半導体等)の寸法や、配線に印加される電圧に基づく。
<1−3.利点(効果)>
第1実施形態によれば、記憶装置1からのデータ読み出しの信頼性が向上されることが可能である。詳細は、以下の通りである。
第1実施形態によれば、記憶装置1からのデータ読み出しの信頼性が向上されることが可能である。詳細は、以下の通りである。
第1実施形態の記憶装置1のような三次元構造の記憶装置では、セルトランジスタMTのチャネル領域は、二次元構造の記憶装置とは対照的に、基板に直接接続されていない。代わりに、チャネル領域は、選択ゲートトランジスタDTおよびSTを介してそれぞれビット線BLおよび基板subと接続されている。このため、チャネル領域に位置する電荷は、二次元構造での場合のように基板subへ自由に移動できず、選択ゲートトランジスタDTおよび(または)STを介してビット線BLおよび(または)基板subへ移動するしかない。このため、選択ゲートトランジスタDTおよび(または)STがオンしていないと、チャネル領域の電荷は、チャネル領域に留まる。
このような残存電荷により、チャネル領域は、図16に示されるように、意図されている電圧を維持できない可能性がある。図16は、セルアレイへのアクセスの間のいくつかの配線の電圧の例を示し、記憶装置1に第1実施形態が適用されない場合の例を示す。図16に示されるように、時刻t200において、セルアレイ10へのアクセスのための配線への電圧の印加によりワード線WLと当該ワード線WLと対向するチャネル領域に大きな電位差がついている。この状態で時刻t200においてワード線WLの電圧が電圧VSSに戻されると、ワード線WLとチャネル領域とのカップリングにより、チャネル領域の電圧は負に低下する。このとき、二次元構造のようにチャネル領域の電荷が基板へと移動できるのであれば、チャネル領域の電圧は電圧VSSに保たれることが可能である。しかしながら、上記のように三次元構造では、チャネル領域の電荷は移動を制限されており、チャネル領域に留まり、負へ低下した電圧が維持される。チャネル領域の残存電荷がリークにより基板subおよび(または)ビット線BLへと移動すると、チャネル領域の電圧が電圧VSSへと戻る。すると、チャネル領域とカップリングしているワード線WLの電圧が、上昇したチャネル領域の電圧によって上昇し、意図せずに電圧VSSより高い電圧となる。このようなチャネル領域とのカップリングによって上昇したワード線WLの電圧は、リーク電流によって徐々に低下する。
このようなチャネル領域とのカップリングに起因したワード線WLの電圧の意図せぬ上昇(以下、カップリング上昇と称される)および下降は、当該ワード線WLと接続されたセルトランジスタMTの閾値電圧に影響する。すなわち、データ読み出しの時に種々の配線に印加される電圧は、ワード線WLの電圧がカップリング上昇している状態またはワード線WLの電圧がカップリング上昇していない場合の一方に合わせて最適化されている。このため、データ読み出しの間の各配線の電圧によって、図17に示されるように、セルトランジスタMTから正しいデータが読み出されない場合がある。横軸は、あるデータ読み出しから次のデータ読み出しまでの間隔をログスケールで示す。図17に示されるように、配線に印加される電圧がワード線WLの電圧のカップリング上昇していない場合に合わせられているため、初期状態で電圧がカップリング上昇している場合、フェイルビット数(ある任意の大きさの読み出しデータ中の誤りビット数)は高い。一方、初期状態で電圧のカップリング上昇なしの場合、フェイルビット数は低い。ところが、次の読み出しまでの間隔が長いと、初期状態でカップリング上昇していたワード線WLの電圧が低下し、これに合わせてフェイルビット数が増加する。
このような問題は、ワード線WLの電圧のカップリング上昇を打ち消すことによって、解消されることが理論上は可能である。しかしながら、ワード線WLの電圧のカップリング上昇による影響は、セルトランジスタMTが属するレベルに基づいて、均一ではない。より低いレベルにあるセルトランジスタMTは、より高い閾値電圧を有すると誤って判断され得、他方、より高いレベルにあるセルトランジスタMTはより低い閾値電圧を有すると誤って判断され得る。このため、ワード線WLの電圧のカップリング上昇を単に打ち消すように補正して、ワード線WLの電圧のカップリング上昇が対処されるということができない。
第1実施形態のメモリコントローラ2は、データ読み出しでない間にワード線WLの電圧をバイアスする。バイアスされたワード線WLは、カップリング上昇によって電圧が上昇した状態のように、電圧VSSより高い電圧を有する。このため、ワード線WLのセルユニットCUからデータの読み出しは、ワード線WLの電圧がカップリング上昇した状態に類似の状態で行われる。よって、セルユニットCUからの誤読み出しが抑制されることが可能である。
特に、始動条件の第1例のように定期的にWLバイアスが行われれば、データ読み出しは、ほとんどの場合、ワード線WLがバイアスされた状態で行われることになる。この結果、図18に示されるように、フェイルビット数は低く抑制される。横軸は、あるデータ読み出しから次のデータ読み出しまでの間隔を示す。図18から分かりかつ図17を参照して記述されたように、WLバイアスがない場合、あるデータ読み出しから次のデータ読み出しまでの間隔が長いほど、フェイルビット数が多い。一方、始動条件の第1例のように定期的にWLバイアスが行われることにより、ワード線WLは、カップリング上昇した状態と類似の状態に維持される。この結果、フェイルビット数は、データ読み出し間隔が長くても低く抑制され、ワード線WLの電圧のカップリング上昇が固定された状態の場合のフェイルビット数に近い。
WLバイアスが行われる間隔は、例えば、最初のデータ読み出しから、図17の初期状態でワード線WLの電圧のカップリング上昇なしのフェイルビット数が大きく増加し始めるまでのデータ読み出し間隔より短いことが可能である。このことに基づいて、例えば、WLバイアスの間隔は、10[a.u.]とされることが可能である。図18の定期的WLバイアスありの結果は、10[a.u.]間隔のWLバイアスの例に基づく。
また、一般に電流のリークは温度に依存し、リーク電流の特性は上昇したワード線WLの電圧の低下の仕方に影響し得、ワード線WLの電圧の低下の仕方はデータ読み出しの精度に影響し得る。このため、記憶装置1が使用される平均的な温度範囲を超える温度は、リーク電流に大きく影響し、ひいてはデータ読み出しの精度に大きく影響し得る。そこで、始動条件の第3例のように記憶装置1が記憶装置1の使用される平均的な温度範囲を超える温度にあるとWLバイアスが行われる。こうすることによって、平均的温度範囲外にある場合の記憶装置1からのデータ読み出しの精度が改善されることが可能である。
同様に、温度が大きく変動すると、変動の前後でリーク電流の変動の振る舞いは大きく相違し得る。そこで、始動条件の第4例のように記憶装置1の温度変化がある基準値を超えた場合、WLバイアスが行われる。こうすることによって、温度が大きく変化した場合に、変化後の記憶装置1からのデータ読み出しの精度が改善されることが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態は、WLバイアスコントローラ26が含まれる要素の点で、第1実施形態と異なる。
第2実施形態は、WLバイアスコントローラ26が含まれる要素の点で、第1実施形態と異なる。
図19は、第2実施形態の記憶装置の機能ブロックを示す。第2実施形態において、メモリコントローラ2は、第1実施形態のものと同じ機能ブロックを有することが可能である。または、メモリコントローラ2は、WLバイアスコントローラ26、タイマ27、および温度センサ28の1つまたは複数または全てを含んでいなくてもよい。
図19に示されるように、シーケンサ13は、温度センサ31、タイマ32、RAM33、およびWLバイアスコントローラ34を含む。温度センサ31およびタイマ32は、メモリコントローラ2中の温度センサ28およびタイマ27とそれぞれ同じ機能を有する。RAM33は、メモリコントローラ2中のRAM23が有する機能のうち、WLバイアスに関する情報(例えば、図9に示される回数表)を保持する。
WLバイアスコントローラ34は、メモリコントローラ2中のWLバイアスコントローラ26に類似の機能を有し、記憶装置1中に位置することに基づく違いを除いて、WLバイアスコントローラ26と同じ機能を有する。すなわち、WLバイアスコントローラ34は、メモリコントローラ2からの指示に基づかずに、WLバイアスの始動条件を検査し、始動条件が満たされると、電位生成回路14、ドライバ15、およびロウデコーダ19等の要素を制御して、第1実施形態において記述されたのと同様にWLバイアスを行う。
図20は、第2実施形態の記憶装置の動作のフローを示す。図20のフローは、記憶装置1がメモリコントローラ2から受け取った指示(コマンド)に基づく処理を行っていない間に生じる。
図20に示されるように、記憶装置1は、例えばメモリコントローラ2から電源の供給を受け始める(ステップS11)。次いで記憶装置1は、パワーオンリードを行う(ステップS12)。パワーオンリードは、セルアレイ10からの記憶装置1の動作に必要なパラメータの値の読み出し、および読み出された値のシーケンサ13中のレジスタ(図示せず)への設定を含む。記憶装置1は、パワーオンリードの後、メモリコントローラ2からの指示(コマンド)を受け付ける。
記憶装置1は、任意の動作または振る舞いを行う(ステップS13)。任意の動作または振る舞いは、第1実施形態において図7を参照して記述されたのと同様に、例えばメモリコントローラ2からの指示に基づく処理の実行、および待機を含む。ステップS14において、WLバイアスコントローラ34は、後述のステップS16で行われるWLバイアスの始動条件が満たされているかを判断するための情報を参照する。情報は、WLバイアスコントローラ34が利用可能な種々の情報のうち、WLバイアスコントローラ34によって採用されている始動条件に基づいて選択されたものであり、第1実施形態でのものと同じである。
WLバイアスコントローラ34は、始動条件が満たされているかを判断する(ステップS15)。始動条件が満たされていない(ステップS15のNo分岐)場合、フローはステップS13に戻る。ステップS15で始動条件が満たされている場合、WLバイアスコントローラ34はWLバイアスを行う(ステップS16)。WLバイアスの詳細は、第1実施形態の記述が当てはまる。
第2実施形態によれば、記憶装置1は、第1実施形態と同じく、WLバイアスを行う。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、WLバイアスの始動条件の判断の方法に関し、第2実施形態の詳細に関する。
第3実施形態は、WLバイアスの始動条件の判断の方法に関し、第2実施形態の詳細に関する。
<3−1.構造(構成)>
図21は、第3実施形態の記憶装置1の機能ブロックの一部を示す。第3実施形態の記憶装置1は、第2実施形態の記憶装置1と同じ機能ブロックを含み、さらに、図21に示される機能ブロックを含む。
図21は、第3実施形態の記憶装置1の機能ブロックの一部を示す。第3実施形態の記憶装置1は、第2実施形態の記憶装置1と同じ機能ブロックを含み、さらに、図21に示される機能ブロックを含む。
図21に示されるように、WLバイアスコントローラ34は、複数の検知部41(41_0、41_1、…)、およびバイアス制御回路42を含む。各検知部41は、図22および図23にそれぞれ示されるように、1つのブロックBLKに対して、または複数のブロックBLKの組に対して設けられる。
図21に戻る。検知部41は、みな、同じ要素および接続を有する。各検知部41は、検知回路411および容量素子412を含む。各検知部41は、ノード1N(1N0、1N1、…)において、セルアレイ10へのアクセス(データ読み出し、データ書き込み、またはデータ消去を含む動作)の間にアクセスの詳細に基づく電圧(例えば電圧VREAD、またはVCGR)をワード線WLに印加したときから当該ワード線WLへの電圧の印加が停止した(例えば電圧VSSに戻された)ときまでに電圧を印加されるノードと接続されている。具体的には、ノード1Nは、当該ノード1Nが設けられる対象の1つのブロックBLKのためのブロック選択線BSL(BLS0、BLS1、…)と接続される。または、各ノード1Nは、当該ノード1Nが設けられる対象の複数のブロックBLKのいずれか1つのブロックBLKのためのブロック選択線BSLy(yは自然数)と接続される。各検知部41_0、41_1、…は、それぞれ検知信号DS0、DS1、…を出力する。
バイアス制御回路42は、各検知部41から検知信号DS(DS0、DS1、…)を受け取り、電位生成回路14、ドライバ15、およびロウデコーダ19等の要素を制御して、WLバイアスを行う。
各検知部41の容量素子412は、図24に示されるように、セルアレイ10内に設けられていてもよい。
図25は、第3実施形態の1つの検知部41の詳細の第1例を示す。図25に示されるように、検知回路411は、オペアンプOP1を含み、検知部41はn型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)Tr4を含む。オペアンプOP1は、反転入力において基準電圧Vref(基準値)を受け取り、信号DSを出力する。オペアンプOPはまた、非反転入力においてノードNDと接続され、ノードNDは容量素子412およびトランジスタTr4の第1端と接続されている。トランジスタTr4は、第2端において電圧VCCのノードと接続されている。電圧VCCは、記憶装置1の内部電源電圧である。トランジスタTr4のゲートは、ノード1Nである。
図26は、第3実施形態の1つの検知部41の詳細の第2例を示す。図26に示されるように、検知回路411は、p型のMOSFET Tr1、n型のMOSFET Tr2、抵抗素子R1およびR2、ならびにインバータ回路IV1を含み、検知部41はトランジスタTr4を含む。トランジスタTr1の第1端(一端)は電圧VCCのノードと接続されており、トランジスタTr1の第2端(他端)は抵抗素子R1を介して接地されている。トランジスタTr1は、ゲートにおいて、ノードNDと接続され、ノードNDは容量素子412およびトランジスタTr4の第1端と接続されている。トランジスタTr4は、第2端において電圧VCCのノードと接続されている。トランジスタTr4のゲートは、ノード1Nである。
抵抗素子R2は、第1端において電圧VCCのノードと接続され、第2端においてトランジスタTr2の第1端と接続されている。トランジスタTr2は、第2端において接地され、ゲートにおいてトランジスタTr1と抵抗素子R1とが接続されているノードと接続されている。トランジスタTr2の第2端は、さらにインバータ回路IV1に入力される。インバータ回路IV1は信号DSを出力する。
図27は、第3実施形態の容量素子412の構造の第1例を示し、記憶装置1のyz面に沿った断面を示し、図4の一部を含む。図27に示されるように、容量素子412は、基板sub上の絶縁体412a、絶縁体412a上の導電体412b、基板subのうちの絶縁体412aの下方の部分412cを含む。容量素子412は、部分412cを一方の電極として、導電体412bを他方の電極として用いて、電荷を蓄積する。導電体412bは、上面において、プラグCPS、導電体CCS、プラグCPP、および導電体CT等の要素を介して、ノードND(図25または図26を参照)に接続されている。
図28は、第3実施形態の容量素子412の構造の第2例を示し、記憶装置1のyz面に沿った断面の一部を示し、図4の一部を含む。図28に示されるように、導電体CTの層の上方の層中の導電体CL1、絶縁体I、導電体CL2により容量素子412が形成される。絶縁体Iは導電体CL1の上面上に位置し、導電体CL2は絶縁体Iの上面上に位置する。導電体CL2は、導電性のプラグCP1および導電体CL3等の要素を介して、ノードND(図25または図26を参照)に接続されている。
図29は、第3実施形態の容量素子412の構造の第3例を示し、記憶装置1のyz面に沿った断面の一部を示し、図4の一部を含む。第3例は、図24の例に対応する。図29に示されるように、柱PL1が設けられる。柱PL1は、セルトランジスタMTの一部を構成する柱PLと同じ構造および特徴を有する。柱PL1は、底面において、基板sub上の絶縁体412eの上面上に設けられている。基板subのうちの絶縁体412eの下方の部分412d、絶縁体412e、柱PL1のうちの絶縁体412eの上方の部分412fは、容量素子412を形成する。柱PL1の上面は、プラグCPPおよび導電体CT等の要素を介して、ノードND(図25または図26を参照)に接続されている。
<3−2.動作>
図25の例では、記憶装置1へのアクセスにより、アクセスされるブロックBLKのための1つの検知部41において、トランジスタTr4がオンし、ノードNDが電圧VCCのノードによって充電される。ノードNDは、当該ノードNDが設けられている対象の(当該ノードNDに対応する)ブロックBLKがアクセスされている間、充電された電圧を有している。当該ノードNDに対応するブロックBLKがアクセスされている間、ノードNDの電圧の上昇によって、容量素子412が充電される。ノードNDに対応するブロックBLKへのアクセスの終了とともに、ノードNDの充電、ひいては容量素子412の充電は停止し、ノードNの電圧は低下し始める。ノード1Nの電圧が、基準電圧Vrefを下回ると、オペアンプOP1はローレベルの信号DSを出力する。バイアス制御回路42は、ローレベルの信号DSを受け取ると、当該信号DSの出力元の検知部41が設けられた対象のブロックBLKに対してWLバイアスを行う。
図25の例では、記憶装置1へのアクセスにより、アクセスされるブロックBLKのための1つの検知部41において、トランジスタTr4がオンし、ノードNDが電圧VCCのノードによって充電される。ノードNDは、当該ノードNDが設けられている対象の(当該ノードNDに対応する)ブロックBLKがアクセスされている間、充電された電圧を有している。当該ノードNDに対応するブロックBLKがアクセスされている間、ノードNDの電圧の上昇によって、容量素子412が充電される。ノードNDに対応するブロックBLKへのアクセスの終了とともに、ノードNDの充電、ひいては容量素子412の充電は停止し、ノードNの電圧は低下し始める。ノード1Nの電圧が、基準電圧Vrefを下回ると、オペアンプOP1はローレベルの信号DSを出力する。バイアス制御回路42は、ローレベルの信号DSを受け取ると、当該信号DSの出力元の検知部41が設けられた対象のブロックBLKに対してWLバイアスを行う。
また、WLバイアスによっても対応するブロックBLKがアクセスされるので、容量素子412はWLバイアスによって充電される。そして、容量素子412の放電によって、ノード1Nの電圧が、基準電圧Vref以下に低下すると、再度対応するブロックに対してWLバイアスが行われる。こうして、定期的に繰り返しWLバイアスが行われる。
図26の例でも同様の図25の例と同様の動作が起こる。図25を参照して記述されたのと同様に、ノード1Nは、当該ノード1Nが設けられている対象のブロックBLKがアクセスされている間、充電され、ひいては、容量素子412が充電される。ノード1Nに対応するブロックBLKへのアクセスの終了とともに、ノード1Nの電圧は低下し始める。ノード1Nの電圧が、トランジスタTr1をオンさせる大きさ(基準値)以下に低下すると、信号DSはローレベルとなる。バイアス制御回路42は、ローレベルの信号DSを受け取ると、WLバイアスを行う。
<3−3.利点(効果)>
第3実施形態によれば、各検知部41は、ノード1Nにおいて、対応するブロックBLKがアクセスされている間上昇される電圧を有するノード1Nと接続され、かつ容量素子412と接続されている。このため、対応するブロックBLKがアクセスされると容量素子412が充電され、アクセスの終了とともに容量素子412は放電を開始し、これに伴ってノード1Nの電圧も低下する。ノード1Nの電圧が基準値以下に低下すると、バイアス制御回路42は検知部41が対応するブロックBLKに対して、第1実施形態で記述されたのと同様にWLバイアスを行う。容量素子412の放電に伴うノード1Nの電圧の低下は、対応するブロックBLKへのアクセス終了からの経過時間と相関し、ブロックBLKへのアクセスの終了からある時間が経過するとWLバイアスが行われる。このため、定期的なWLバイアスによって、WLバイアスされたワード線WLの電圧は、カップリング上昇した状態に類似の状態に定期的に戻される。よって、データの読み出しは、ワード線WLの電圧は上昇した状態で行われる。このため、第1実施形態、特に始動条件の第1例によって得られるのと同じ利点を得られる。
第3実施形態によれば、各検知部41は、ノード1Nにおいて、対応するブロックBLKがアクセスされている間上昇される電圧を有するノード1Nと接続され、かつ容量素子412と接続されている。このため、対応するブロックBLKがアクセスされると容量素子412が充電され、アクセスの終了とともに容量素子412は放電を開始し、これに伴ってノード1Nの電圧も低下する。ノード1Nの電圧が基準値以下に低下すると、バイアス制御回路42は検知部41が対応するブロックBLKに対して、第1実施形態で記述されたのと同様にWLバイアスを行う。容量素子412の放電に伴うノード1Nの電圧の低下は、対応するブロックBLKへのアクセス終了からの経過時間と相関し、ブロックBLKへのアクセスの終了からある時間が経過するとWLバイアスが行われる。このため、定期的なWLバイアスによって、WLバイアスされたワード線WLの電圧は、カップリング上昇した状態に類似の状態に定期的に戻される。よって、データの読み出しは、ワード線WLの電圧は上昇した状態で行われる。このため、第1実施形態、特に始動条件の第1例によって得られるのと同じ利点を得られる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、WLバイアスの始動の方法に関し、第2実施形態の詳細に関する。
第4実施形態は、WLバイアスの始動の方法に関し、第2実施形態の詳細に関する。
<4−1.構造(構成)>
図30は、第4実施形態の記憶装置1の機能ブロックの一部を示す。第4実施形態の記憶装置1は、第2実施形態の記憶装置1と同じ機能ブロックを含み、さらに、図30に示される機能ブロックを含む。図30は、図21(第3実施形態の機能ブロックを示す図)に類似する。検知部41は、みな、同じ要素および接続を有する。図30に示されるように、各検知部41のノード1Nは、1つのブロックBLKに、具体的には後述のようにブロックBLK中のあるノードと接続されている。また、各検知部41は、ノード2N(2N0、2N1、…)において、バイアス制御回路42と接続されている。ノード2Nは、対応する信号OPSEL(OPSEL1、OPSEL2、…)を伝送する。
図30は、第4実施形態の記憶装置1の機能ブロックの一部を示す。第4実施形態の記憶装置1は、第2実施形態の記憶装置1と同じ機能ブロックを含み、さらに、図30に示される機能ブロックを含む。図30は、図21(第3実施形態の機能ブロックを示す図)に類似する。検知部41は、みな、同じ要素および接続を有する。図30に示されるように、各検知部41のノード1Nは、1つのブロックBLKに、具体的には後述のようにブロックBLK中のあるノードと接続されている。また、各検知部41は、ノード2N(2N0、2N1、…)において、バイアス制御回路42と接続されている。ノード2Nは、対応する信号OPSEL(OPSEL1、OPSEL2、…)を伝送する。
各検知部41は、第3実施形態と同様に、1つのブロック(図22を参照)または複数のブロックの組(図23を参照)に対して設けられている。
図31は、第4実施形態の1つの検知部41の詳細の第1例を示す。図31に示されるように、検知部41は、オペアンプOP2およびn型のMOSFET Tr10を含む。オペアンプOP2は、反転入力において基準電圧Vrefを受け取り、非反転入力においてトランジスタTr10の第1端と接続されており、信号DSを出力する。トランジスタTr10のゲートはノード2Nであり、トランジスタTr10はゲートにおいてバイアス制御回路42から信号OPSELを受け取る。トランジスタTr10の第2端は、ノード1Nであり、検知部41が設けられる対象のブロックBLKのいずれかのワード線WLz(zは0または自然数)と接続されている。接続されるワード線WLzは、ブロックBLK中のいずれのワード線WLであってもよい。
図32は、第4実施形態の1つの検知部41の詳細の第2例を示す。図32に示されるように、検知部41は、p型のMOSFET Tr11およびTr13、n型のMOSFET Tr10およびTr12、抵抗素子R11およびR12、ならびにインバータ回路IV11およびIV12を含む。トランジスタTr10の第1端は、図31でのオペアンプに代えて、トランジスタTr11のゲートと接続されている。
トランジスタTr13およびTr11は電圧VCCのノードと抵抗素子R11の第1端との間に直列に接続されている。抵抗素子R11の第1端は、トランジスタTr11の一端に接続されるとともに、トランジスタTr12のゲートに接続されている。抵抗素子R11の第2端は接地されている。トランジスタTr13は、ゲートにおいて、インバータ回路IV12の入力と接続されており、インバータ回路IV12はノード2Nと接続されている。抵抗素子R12は、電圧VCCのノードとトランジスタTr12の第1端の間に直列に接続されている。トランジスタTr12の第1端は、抵抗素子R12の一端に接続されるとともに、インバータ回路IV11の入力に接続されている。トランジスタTr12の第2端は接地されている。インバータ回路IV11は、信号DSを出力する。
<4−2.動作>
検知部41は、ハイレベルの対応する信号OPSELを受け取ると、イネーブルとされ、トランジスタTr10がオンする。図31の例では、イネーブルとされると、ノード1Nの電圧がオペアンプOP2の非反転入力端子に伝達される。オペアンプOP2は、非反転入力端子の電圧が基準電圧Vref(基準値)超であると、ハイレベルの信号DSを出力し、非反転入力端子の電圧が基準電圧Vref以下であると、ローレベルの信号DSを出力する。
検知部41は、ハイレベルの対応する信号OPSELを受け取ると、イネーブルとされ、トランジスタTr10がオンする。図31の例では、イネーブルとされると、ノード1Nの電圧がオペアンプOP2の非反転入力端子に伝達される。オペアンプOP2は、非反転入力端子の電圧が基準電圧Vref(基準値)超であると、ハイレベルの信号DSを出力し、非反転入力端子の電圧が基準電圧Vref以下であると、ローレベルの信号DSを出力する。
図32の例でも図31の例と同様の動作が起こる。トランジスタTr10がオンして、ノード1Nの電圧がトランジスタTr11のゲートに伝達される。検知部41は、ノード1Nの電圧がトランジスタTr11をオンさせないほどに高いと、ハイレベルの信号DSを出力し、トランジスタTr11のゲートの電圧がトランジスタTr11をオンさせる大きさ(基準値)以下であると、ローレベルの信号DSを出力する。
図33は、第4実施形態の記憶装置1の動作のフローを示す。図33のフローは、記憶装置1がブロックBLKx中のセルユニットCUyからの読み出しの指示を受け取ったことにより開始する(ステップS21)。指示が記憶装置1によって受け取られると、シーケンサ13は、ブロックBLKx用の検知部41の信号OPSELをハイレベルにして、検知部41をイネーブルにする(ステップS22)。
検知部41は、ノード1Nの電圧が、基準電圧Vref以下であるかを判断する(ステップS23)。ノード1Nの電圧が基準電圧Vref以下である場合(ステップS23のYes分岐)、ブロックBLKx中のワード線WLが、上昇した状態になく、低下していると判断される。このため、WLバイアス制御回路42はブロックBLKxに対してWLバイアスを行う(ステップS24)。WLバイアスは、第1実施形態においてなされた記述が当てはまる。ステップS25において、シーケンサ13は、セルユニットCUyからデータを読み出す。
ノード1Nの電圧が基準電圧Vref以下でない場合(ステップS23のNo分岐)、これは、ブロックBLKx中のワード線WLは、上昇した状態であると判断される。このため、WLバイアス制御回路42はブロックBLKxに対してWLバイアスを行わず、すなわち、フローはステップS25に移行する。
<4−3.利点(効果)>
第4実施形態によれば、検知部41は、記憶装置1がブロックBLKx中のセルユニットCUyからの読み出しを指示されると、ブロックBLKx中のワード線WLのうち当該検知部41と接続されたワード線WLの電圧を基準値と比較する。電圧比較対象のワード線WLの電圧が基準値以下を超えていれば、シーケンサ13は、ブロックBLKxに対してWLバイアスを行う。このため、WLバイアスによって、WLバイアスされたワード線WLの電圧、カップリング上昇した状態に類似の状態に戻される。そして、セルユニットCUが属するブロックBLKのワード線WLが上昇した状態でセルユニットCUからのデータが読み出される。よって、第1実施形態で得られるのと同じ利点を得られる。
第4実施形態によれば、検知部41は、記憶装置1がブロックBLKx中のセルユニットCUyからの読み出しを指示されると、ブロックBLKx中のワード線WLのうち当該検知部41と接続されたワード線WLの電圧を基準値と比較する。電圧比較対象のワード線WLの電圧が基準値以下を超えていれば、シーケンサ13は、ブロックBLKxに対してWLバイアスを行う。このため、WLバイアスによって、WLバイアスされたワード線WLの電圧、カップリング上昇した状態に類似の状態に戻される。そして、セルユニットCUが属するブロックBLKのワード線WLが上昇した状態でセルユニットCUからのデータが読み出される。よって、第1実施形態で得られるのと同じ利点を得られる。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第1実施形態と第4実施形態の組合せの構成に関する。
第5実施形態は、第1実施形態と第4実施形態の組合せの構成に関する。
第5実施形態のメモリコントローラ2は、第1実施形態のメモリコントローラ2と同じ機能ブロックを含み、第5実施形態の記憶装置1は第4実施形態の記憶装置1と同じ機能ブロックを含む。ただし、第5実施形態では、記憶装置1、特にシーケンサ13は、以下に記述される動作を行えるように構成されている。また、記憶装置1は、k+1(kは自然数)の検知部41_0〜41_kを含む。
図34は、第5実施形態の記憶装置1の動作のフローを示す。図34は、第1実施形態の図7のフローのステップS6のサブフローであり、始動条件の第1例が適用された場合のステップS6のサブフローである。具体的には、ステップS4で始動条件が満たされると、すなわち最後のWLバイアス指示から時間tWLBが経過すると、メモリコントローラ2は、ステップS5でWLバイアスを記憶装置1に指示する。WLバイアス指示が記憶装置1によって受け取られると、シーケンサ13は、複数(例えば全て)の検知部41を順にイネーブルにし、各検知部41の結果に基づいて当該検知部41が設けられた対象の1または複数のブロックBLKに対してWLバイアスを行う。そのための具体例が図34を参照して記述される。
ステップS5はステップSS61に継続する。ステップSS61において、シーケンサ13は、パラメータiをi=0にする。ステップSS62において、シーケンサ13は、検知部41_iのための信号OPSELiをハイレベルにして検知部41_iをイネーブルにする。ステップSS63において、検知部41_iは、第4実施形態で記述されたのと同様にして、検知部41_iが設けられた対象の1または全てのブロックBLKに対してWLバイアスを行う。
ステップSS64において、シーケンサ13は、パラメータiがkであるかを判断する。i≠kであれば(ステップSS64のNo分岐)、シーケンサ13は、ステップSS65においてi=i+1とし、ステップSS62に戻る。一方、i=kであれば(ステップSS64のYes分岐)、フローは、ステップS7に移行する。
第5実施形態によれば、第1実施形態と同じく、WLバイアスが行われる。このため、第1実施形態と同じ利点、特に始動条件の第1例が適用された場合の利点と同じ利点を得られる。また、第5実施形態によれば、第4実施形態のようにデータ読み出し指示のときのWLバイアスの必要性の判断および必要な場合のWLの実行が行われないので、データ読み出し指示の受信に応答して行われる処理が第4実施形態での場合よりも早く完了する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…記憶装置、2…メモリコントローラ、10…メモリセルアレイ、11…入出力回路、12…入出力制御回路、13…シーケンサ、14…電位生成回路、15…ドライバ、16…センスアンプ、17…カラムデコーダ、18…データラッチセット、19…ロウデコーダ。
Claims (20)
- 直列接続された複数のセルトランジスタと、前記複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、第1データラッチと、第2データラッチと、を備える記憶装置に、前記複数のワード線の1つに正の電圧を印加する第1指示を送信し、
前記第1指示の送信後に前記記憶装置からのデータの出力を指示する第2指示を送信する前に、前記第2指示と異なりかつ前記第1データラッチから前記第2データラッチへのデータへのコピーを指示する第3指示と異なる第4指示を送信する、
ように構成されているメモリコントローラ。 - 前記第1指示は、前記複数のセルトランジスタの1つからのデータの読み出しを指示する、
請求項1のメモリコントローラ。 - 前記第1指示を第1期間の経過の度に前記記憶装置に送信するようにさらに構成されている、
請求項1のメモリコントローラ。 - 検出された温度が基準値を超えると、前記第1指示を前記記憶装置に送信するようにさらに構成された、
請求項1のメモリコントローラ。 - 第1温度の検出の後に検出された第2温度が、前記第1温度と基準値を超える差を有すると、前記第1指示を前記記憶装置に送信するようにさらに構成された、
請求項1のメモリコントローラ。 - 直列接続された複数のセルトランジスタと、
前記複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、
コントローラと、
を備える記憶装置であって、
前記コントローラは、前記複数のセルトランジスタに書き込まれるデータを伴わない第1指示に応答して、前記複数のワード線の少なくとも1つに第1電圧を印加するように構成されており、
前記第1電圧は、前記複数のセルトランジスタのうちの第1セルトランジスタへのデータの書き込みのときに前記第1セルトランジスタと接続されたワード線に印加される第2電圧より低い、
記憶装置。 - 前記第1電圧は、前記第1セルトランジスタへのデータの書き込みのときに前記複数のセルトランジスタのうちの前記第1セルトランジスタと異なる第2セルトランジスタと接続されたワード線に印加される電圧である、
請求項6の記憶装置。 - 前記記憶装置は、ビット線と接続された第1トランジスタと、ソース線と接続された第2トランジスタと、をさらに備え、
前記複数のセルトランジスタは前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に直列接続されており、
前記コントローラは、前記第1指示に応答して、前記複数のワード線のいずれにも前記第2電圧を印加することなく、前記複数のワード線の1つに前記第1電圧を印加するようにさらに構成されている、
請求項6の記憶装置。 - 複数のセルトランジスタと、
前記複数のセルトランジスタのそれぞれのゲートとそれぞれ接続された複数のワード線と、
コントローラと、
を備える記憶装置であって、
前記コントローラは、前記記憶装置の外部から前記複数のセルトランジスタの1つへのアクセスの指示を受け取った後、第1条件が満たされると前記記憶装置の外部からコマンドを受け取ることなく前記複数のワード線の1つに正の第1電圧を印加することを含む第1処理を実行する、ように構成されている、
記憶装置。 - 前記第1電圧は、前記複数のセルトランジスタのうちの第1セルトランジスタからデータを読み出す間に前記第1セルトランジスタと接続されたワード線に印加される電圧である、
請求項9の記憶装置。 - 第1期間の経過の度に前記第1処理を実行するようにさらに構成されている、
請求項9の記憶装置。 - 検出された温度が基準値を超えると、前記第1処理を実行するようにさらに構成されている、
請求項9の記憶装置。 - 第1温度の検出の後に検出された第2温度が、前記第1温度と第1基準値を超える差を有すると、前記第1処理を実行するようにさらに構成されている、
請求項9の記憶装置。 - セルトランジスタと、
ワード線と、
前記セルトランジスタがアクセスされている間に上昇する電圧を有する第1ノードと接続された第1端を有する容量素子と、
コントローラと、
を備える記憶装置であって、
前記コントローラは、前記容量素子の第1端の電圧が基準値を下回ると、前記記憶装置の外部からの指示を受け取ることなく前記ワード線に電圧を印加するように構成されている、
記憶装置。 - 前記セルトランジスタは、前記ワード線と同じブロックに含まれている、
請求項14の記憶装置。 - 前記セルトランジスタは、前記ワード線と異なるブロックに含まれている、
請求項14の記憶装置。 - セルトランジスタと、
前記セルトランジスタと接続された第1ワード線と、
第2ワード線と、
前記第2ワード線と接続され、前記第2ワード線の電圧が基準値を下回ると、第1信号を出力するように構成されている、検知回路と、
前記第1信号を受け取ると、前記第1ワード線に電圧を印加するコントローラと、
を備える記憶装置。 - 前記検知回路は、前記セルトランジスタからのデータの読み出しの指示が前記記憶装置によって受け取られると、前記第2ワード線の電圧を前記基準値と比較する、ようにさらに構成されている、
請求項17の記憶装置。 - 前記第1ワード線は前記第2ワード線である、
請求項17の記憶装置。 - 前記第1ワード線は前記第2ワード線と異なり、
前記第1ワード線および前記第2ワード線は、同じブロックに含まれている、
請求項17の記憶装置。
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