JP2018156512A - 制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】プログラマブルロジックコントローラを備えた制御システムの稼動状態のもとで既存の伝送路から新たな伝送路への切り替えを容易に行えると共に新たな伝送路への切り替え後のオプションモジュールの実装制限を回避する。【解決手段】制御システム10において、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)1〜3のCPUモジュール11は切り替え部111,削除部112を実装する。切り替え部111は、旧伝送路16,新伝送路17のIFモジュール12の実装が認識された状態で旧伝送路16のIFモジュール12に割当てられていたデータエリアのデータを新伝送路17のIFモジュール12に割当てられたデータエリアに供して新伝送路17のIFモジュール12を起動させる。削除部112は、新伝送路17のIFモジュール12が起動すると旧伝送路16のIFモジュール12に対するデータエリアの割当てを削除する。【選択図】図1
Description
本発明は冗長化されたプログラマブルロジックコントローラ(以下、PLC)を備えた制御システムの伝送路の切り替え技術に関する。
モジュール型のPLCを備えた制御システムは、同一構成の優先系と待機系のCPUモジュールを備えることによりPLCの冗長化が図られている(特許文献1等)。この冗長化されたPLCは伝送路を介して他の複数の冗長化されたPLCとデータ通信可能に接続されている。さらに、この制御システムの一つのPLCにはプログラミングアンドデバッグツール(以下、PADT)が接続される。
従来の制御システムは、既存の伝送路(以下、旧伝送路)を他の伝送路(以下、新伝送路)に切り替える際、PADTを用いて例えば以下のS001〜S010の手順で行われる。
S001:新伝送路(オプション番号#2)の通信インターフェースモジュール(以下、IFモジュール#2)が設定されたシステム設定プログラムを作成する。
S002:IFモジュール#2の設定用オプションプログラムを作成する。
S003:IFモジュール#2が送信する自局の表示データ、ステータスデータのアプリケーションのデータエリアを設定する。
S004:IFモジュール#2が送信する他局の表示データ、ステータスデータのアプリケーションのデータエリアを設定する。
S005:IFモジュール#2が送信する自局の制御指令データのアプリケーションのデータエリアを設定する。
S006:IFモジュール#2の自局の表示データ、ステータスデータのデータが使用されるアプリケーションを作成する。
S007:IFモジュール#2の他局の表示データ、ステータスデータのデータが使用されるアプリケーションを作成する。
S008:IFモジュール#2の自局の制御指令データのデータがセットされるアプリケーションを作成する。
S009:PLC1の動作モードを停止状態に変更した後、IFモジュール#2が追加されたシステム設定プログラム、オプションプログラム及びアプリケーションプログラムをPLCのCPUモジュールに送信する。
S010:PLCの動作モードを稼動状態に変更する。
以上述べた切り替え後のIFモジュールのデータエリアは、図5(b)に例示の新伝送路17のIFモジュール(オプション番号♯2)データエリアのように、同図(a)に例示のオプション番号#1の旧伝送路16のIFモジュール#1のデータエリアとは別のエリアに追加される。
従来の伝送路の切り替え作業は、アプリケーションの変更作業が多くなることに加えて、アプリケーションのデータエリアも新伝送路用に新たに設定する必要があるので、新伝送路に切り替えられた制御システムはデータエリアの空きエリアが減少する。
また、旧伝送路から新伝送路に完全に切り替わった段階で旧伝送路のオプション番号を削除する過程は、アプリケーションの変更という新たな過程を生み出し、伝送路の切り替え作業工程が煩雑化するので、実際には行われない。そのため、オプション番号#1は実際に使用されないが、システム上においては、オプションモジュールの実装数としてカウントされるので、新たに追加できるオプションモジュールの実装が制限される。例えば、オプションモジュールを最大4つ実装できるシステムにおいては、新たに追加できるオプションモジュールの実装数は実質的には最大2つに制限される。また、オプションモジュールが最大7つ実装できるシステムにおいては、新たに追加できるオプションモジュールの実装数は実質的には最大5つに制限される。
本発明は、上記の事情に鑑み、プログラマブルロジックコントローラを備えた制御システムの稼動状態のもとで既存の伝送路から新たな伝送路への切り替えを容易に行えると共に新たな伝送路への切り替え後のオプションモジュールの実装制限を回避する。
そこで、本発明の一態様は、プログラマブルロジックコントローラを備えた制御システムであって、前記コントローラのCPUモジュールは、前記制御システムの既存の伝送路の通信インターフェースモジュールと当該既存の伝送路に代わる新たな伝送路の通信インターフェースモジュールとが実装された状態で当該既存の伝送路の通信インターフェースモジュールに割当てられていたデータエリアのデータを当該新たな通信インターフェースモジュールに割当てられたデータエリアに供して当該新たな通信インターフェースモジュールを起動させる切り替え部と、前記新たな通信インターフェースモジュールが起動すると前記既存の通信インターフェースモジュールに対して割り当てられていたデータエリアを削除する削除部とを備える。
前記CPUモジュールの一態様は、前記既存の通信インターフェースモジュールのデバイスドライバに基づき前記新たな通信インターフェースモジュールを起動させるデバイスドライバを作成するドライバ作成部をさらに備える。
前記CPUモジュールの一態様は、前記新たな通信インターフェースモジュールの実装が認識されると前記作成されたデバイスドライバを当該新たな通信インターフェースモジュールに送信するドライバ供給部をさらに備える。
前記コントローラの一態様は、複数のプログラマブルロジックコントローラにより冗長化されている。
以上の発明によればプログラマブルロジックコントローラを備えた制御システムの稼動状態のもとで既存の伝送路から新たな伝送路への切り替えを容易に行えると共に新たな伝送路への切り替え後のオプションモジュールの実装制限を回避できる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[本実施形態の概要]
図1に例示された制御システム10は、旧伝送路(既存の伝送路)16(旧オプション番号#1)が新伝送路17(新オプション番号#1)への切り替えにあたり予め旧伝送路16と新伝送路17とが共存した状態で構築されている。そして、新伝送路17が正常に機能していると判断された場合に、新伝送路17への切り替えを完了させる。
図1に例示された制御システム10は、旧伝送路(既存の伝送路)16(旧オプション番号#1)が新伝送路17(新オプション番号#1)への切り替えにあたり予め旧伝送路16と新伝送路17とが共存した状態で構築されている。そして、新伝送路17が正常に機能していると判断された場合に、新伝送路17への切り替えを完了させる。
すなわち、先ず、旧伝送路16と新伝送路17とを共存させるために、PADT19によってアプリケーションが変更される。PADT19はHUB18を介して制御システム10における常用のPLCと通信可能に接続される。
前記更新されたアプリケーションは制御システム10の稼動状態(オンライン)のもとでPADT19からPLC1〜3に送信される。但し、変更されたファイルの内容のうち新伝送路17のIFモジュール(通信インターフェースモジュール)12から受信した他局の表示データ,ステータスデータ並びに制御指令データのアプリケーションデータエリアの展開は実行されない。
旧伝送路16と新伝送路17とが共存した状態でPLC1〜3の新伝送路17のIFモジュール12が正常に動作していることが確認されると、「旧伝送路16から新伝送路17への切り替え」の指令がPADT19からPLC1〜3に送信される。この指令を受けたPLC1〜3は旧伝送路16を新伝送路17に切り替える。
そして、PLC1〜3は旧伝送路(オプション番号なし)16からのデータ送信を停止して新伝送路17からデータを送信する。また、PLC1〜3は、旧伝送路16からのデータ受信を停止する一方で新伝送路17からデータを受信してアプリケーションのデータエリアに展開する。
その後、旧伝送路16からそのIFモジュール12のケーブルが取り外される共にPLC1のベースユニットから当該IFモジュール12が撤去されて旧伝送路16から新伝送路17へのリプレースが完了する。
[本実施形態の制御システムの構成例]
本実施形態の制御システム10を構成するPLC1〜3は所謂モジュール型のプログラマブルロジックコントローラの態様を成す。すなわち、PLC1〜3は、プログラムの演算処理を行うCPUモジュール11と周知の通信プロトコルに準拠したバスインターフェースモジュールに例示されるIFモジュール12の他にオプションモジュール13を実装する。
本実施形態の制御システム10を構成するPLC1〜3は所謂モジュール型のプログラマブルロジックコントローラの態様を成す。すなわち、PLC1〜3は、プログラムの演算処理を行うCPUモジュール11と周知の通信プロトコルに準拠したバスインターフェースモジュールに例示されるIFモジュール12の他にオプションモジュール13を実装する。
CPUモジュール11は、中央演算部、揮発性及び揮発性の記憶部等のハードウェア資源とOS,アプリケーション等のソフトウェア資源との協働により、図2に示した切り替え部111、削除部112、ドライバ作成部113及びドライバ供給部114を実装する。
切り替え部111は、旧伝送路16,新伝送路17のIFモジュール12の実装が認識された状態で旧伝送路16のIFモジュール12に割当てられていたデータエリアのデータを新伝送路17のIFモジュール12に割当てられたデータエリアに供して新伝送路17のIFモジュール12を起動させる。
削除部112は、新伝送路17のIFモジュール12が起動すると旧伝送路16のIFモジュール12に対するデータエリアの割当てを削除する。
ドライバ作成部113は、旧伝送路16のIFモジュール12のデバイスドライバに基づき新伝送路17のIFモジュール12を起動させるデバイスドライバを作成する。
ドライバ供給部114は、新伝送路17のIFモジュール12の実装が認識されると前記作成されたデバイスドライバを新伝送路17のIFモジュール12に送信する。
オプションモジュール13としては、電源モジュール(基本ベース用モジュール,増設ベース用モジュール等)、入力モジュール(AC入出力モジュール,DC入出力モジュール等)、出力モジュール(接点出力モジュール,トライアック出力モジュール,トランジスタ出力モジュール等)、特殊モジュール(A/D変換モジュール,D/C変換モジュール等)に例示される周知のオプションモジュールが挙げられる。
CPUモジュール11、IFモジュール12、オプションモジュール13は、同一のPLC1〜3のベースユニット上においてバス14を介して互いに伝送可能に接続される。そして、PLC1〜3の記憶領域には、CPUモジュール11、IFモジュール12、オプションモジュール13に対するデータエリアが割当てられている。
また、図1に示したようにPLC1〜3は二重化ケーブル15を介してもう一つの他のPLC1〜3と伝送可能に各々接続されて冗長化されている。さらに、このPLC1〜3と他のPLC1〜3は旧伝送路16または新伝送路17を介して互いにデータ伝送可能に接続されている。そして、常用のPLC1〜3にはHUB18を介してPADT19が接続される。
[本実施形態の動作の説明]
図1を参照しながら制御システム10において旧伝送路16から新伝送路17にリプレースする具体的な手順(1)〜(4)について説明する。
図1を参照しながら制御システム10において旧伝送路16から新伝送路17にリプレースする具体的な手順(1)〜(4)について説明する。
(1)PADT19による制御システム10の設定変更
PADT19は新伝送路17のIFモジュール12をシステム設定ファイルの構成情報に追加する。システム設定ファイルに例えば「新伝送路17のIFモジュール12は、追加されたものであって、旧伝送路16のIFモジュール12のリプレース用である」旨の情報が追加される。この情報に基づき、旧伝送路16のIFモジュール12のオプションプログラム並びにアプリケーションのデータエリアは、新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムファイル並びにアプリケーションのデータエリアとして利用されることになる。以上の処理が制御システム10のPLC1〜3に対して実行される。
PADT19は新伝送路17のIFモジュール12をシステム設定ファイルの構成情報に追加する。システム設定ファイルに例えば「新伝送路17のIFモジュール12は、追加されたものであって、旧伝送路16のIFモジュール12のリプレース用である」旨の情報が追加される。この情報に基づき、旧伝送路16のIFモジュール12のオプションプログラム並びにアプリケーションのデータエリアは、新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムファイル並びにアプリケーションのデータエリアとして利用されることになる。以上の処理が制御システム10のPLC1〜3に対して実行される。
(2)システム設定ファイルの送信
PLC1〜3の動作モードが稼動状態のもと前記変更されたシステム設定ファイルがPADT18からPLC1〜3に送信される。このシステム設定ファイルを受信したPLC1〜3のCPUモジュール11は、前記追加された情報を認識して以下の処理を実行する。
PLC1〜3の動作モードが稼動状態のもと前記変更されたシステム設定ファイルがPADT18からPLC1〜3に送信される。このシステム設定ファイルを受信したPLC1〜3のCPUモジュール11は、前記追加された情報を認識して以下の処理を実行する。
・CPUモジュール11は、ドライバ供給部114として機能して、旧伝送路16のIFモジュール12のオプションプログラムに基づき新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムを作成する。尚、このオプションプログラムには、ドライバ作成部113によって旧伝送路16のIFモジュール12のデバイスドライバに基づき作成された新伝送路17のIFモジュール12を起動させるためのデバイスドライバも含まれる。
・PLC1〜3のベースユニットへの新伝送路17のIFモジュール12の実装を待機する。
・前記待機の間、PLC1〜3のCPUモジュール11は新伝送路17のIFモジュール12関連の異常を出力しないようにする。
(3)新伝送路17のIFモジュール12の実装
PLC1〜3のベースユニットに新伝送路17のIFモジュール12が実装される。PLC1〜3のCPUモジュール11は、ベースユニットのバス14を介して新伝送路17のIFモジュール12の実装を認識すると、ドライバ供給部114として機能する。ドライバ供給部114は、旧伝送路16のIFモジュール12に基づき作成された新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムを新伝送路17のIFモジュール12に送信する。前記作成されたデバイスドライバを新伝送路17のIFモジュール12に送信する。このオプションプログラムを受信した新伝送路17のIFモジュール12は、当該オプションプログラムの設定で起動できる一方で、自局からのコマンド送信と他局からのコマンド受信を実行しないようにできる。
PLC1〜3のベースユニットに新伝送路17のIFモジュール12が実装される。PLC1〜3のCPUモジュール11は、ベースユニットのバス14を介して新伝送路17のIFモジュール12の実装を認識すると、ドライバ供給部114として機能する。ドライバ供給部114は、旧伝送路16のIFモジュール12に基づき作成された新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムを新伝送路17のIFモジュール12に送信する。前記作成されたデバイスドライバを新伝送路17のIFモジュール12に送信する。このオプションプログラムを受信した新伝送路17のIFモジュール12は、当該オプションプログラムの設定で起動できる一方で、自局からのコマンド送信と他局からのコマンド受信を実行しないようにできる。
(4)旧伝送路16のIFモジュール12の停止と新伝送路17のIFモジュール12の起動
全てのPLC1〜3にて新伝送路17の実装が完了すると、PADT19は旧伝送路16から新伝送路17への切り替え指令を個々のPLC1〜3に送信する。当該指令を受けた個々のPLC1〜3は、旧伝送路16から新伝送路17に切り替える。
全てのPLC1〜3にて新伝送路17の実装が完了すると、PADT19は旧伝送路16から新伝送路17への切り替え指令を個々のPLC1〜3に送信する。当該指令を受けた個々のPLC1〜3は、旧伝送路16から新伝送路17に切り替える。
以下、図3を参照しながら制御システム10におけるPLC1〜3による旧伝送路16から新伝送路17への切り替え手順S1〜S10について説明する。
S1:PLC1のCPUモジュール11は、PADT19から旧伝送路停止指令コマンドを受信する。
S2:PLC1のCPUモジュール11は、前記旧伝送路停止指令コマンドをPLC1の旧伝送路16のIFモジュール12(旧オプション#1)に送信する。
S3:旧伝送路16のIFモジュール12は、前記旧伝送路停止指令コマンドを受信すると、コマンドの送信並びに受信を停止状態にし、次いで、旧伝送路停止了解リプライをPLC1のCPUモジュール11に返信する。
S4:PLC1のCPUモジュール11は、前記旧伝送路停止了解リプライを受信すると、コマンドの送信並びに受信を停止状態にし、次いで、旧伝送路停止了解リプライをPADT19に返信する。
S5:PADT19は、新伝送路起動指令コマンドをPLC1のCPUモジュール11に送信する。
S6:PLC1のCPUモジュール11は、前記新伝送路起動指令コマンドを新伝送路17のIFモジュール12(新オプション#1)に送信する。
S7:新伝送路17のIFモジュール12は、前記新伝送路起動指令コマンドを受信すると、コマンドの送信並びに受信を開始状態にし、次いで、新伝送路起動了解リプライをPLC1のCPUモジュール11に返信する。
S8:PLC1のCPUモジュール11は、新伝送路17のIFモジュール12から新伝送路起動指令コマンド了解リプライを受信すると、コマンドの送信並びに受信を開始状態にし、次いで、新伝送路起動了解リプライをPADT19に返信する。
S9:PLC1のCPUモジュール11は、図4に例示したような、アプリケーションデータエリアの切り替えを行い、旧伝送路16のIFモジュール12が使用していたデータエリアを新伝送路17のIFモジュール12が使用できるように切り替える。
具体的にはCPUモジュール11は切り替え部111,削除部112として機能する。
すなわち、切り替え部111は、旧伝送路16のIFモジュール12に割当てられていたデータエリアのデータを新伝送路17のIFモジュール12に割当てられたデータエリアに供して新伝送路17のIFモジュール12を起動させる。新伝送路17のIFモジュール12は、予めドライバ供給部114から供されている新伝送路17のIFモジュール12のオプションプログラムに基づき起動する。
次いで、削除部112は、新伝送路17のIFモジュール12が起動すると旧伝送路16のIFモジュール12に対するデータエリアの割当てを削除する。
以上のように、制御システム10において、図4に例示したように、旧伝送路16に対するオプション番号の割当てが解消するので、旧伝送路16に対するデータエリアの割当て番号は「オプション番号なし」となり、データエリアが使用されない状態となる。
S10:旧伝送路16(オプション番号なし)から旧伝送路16のIFモジュール12(オプション番号なし)のケーブルが取り外され、次いで、PLC1のベースユニットから旧伝送路16のIFモジュール12(オプション番号なし)が撤去される。
以上のS1〜S10の処理がPLC2,PLC3についても実行されて、制御システム10における旧伝送路16から新伝送路17へのリプレースが完了する。
[本実施形態の効果]
以上のように本実施形態の制御システム10によれば旧伝送路16と新伝送路17とが共存する制御システム10の稼動状態のもとで旧伝送路16から新伝送路17への切り替えを容易に行える。
以上のように本実施形態の制御システム10によれば旧伝送路16と新伝送路17とが共存する制御システム10の稼動状態のもとで旧伝送路16から新伝送路17への切り替えを容易に行える。
また、新伝送路17への切り替えにあたり、PADT19によって制御システム10の設定情報において新伝送路17のIFモジュール12は旧伝送路16のIFモジュール12のリプレース用である旨の情報を追加すれば、新伝送路17への切り替えが可能なアプリケーションプログラムが作成される。
特に、新伝送路17のIFモジュール12を起動させるデバイスドライバは旧伝送路16のIFモジュール12のデバイスドライバに基づき作成されるので、PLC1〜3に実装された後の新伝送路17のIFモジュール12が効率よく起動する。
そして、新伝送路17のIFモジュール12の実装が認識されると前記作成されたデバイスドライバが新伝送路17のIFモジュール12に送信されるので、新伝送路17のIFモジュール12への切り替え作業効率が高まる。
また、旧伝送路16から新伝送路17に切り替えた後、アプリケーションのデータエリアも旧伝送路16から新伝送路17に切り替えられる。すなわち、旧伝送路16のIFモジュール12に割当てられていたデータエリアのデータは新伝送路17のIFモジュール12に割当てられたデータエリアに供されて新伝送路17のIFモジュール12が起動する。新伝送路17のIFモジュール12が起動すると旧伝送路16のIFモジュール12に対するデータエリアの割当てが削除される。したがって、図4に例示したように新伝送路17に切り替えられた制御システム10において旧伝送路16に対する割当て番号は「オプション番号なし」となり旧伝送路16に対するオプション番号の割当てが解消される。よって、新たなデータエリアを追加することなく旧伝送路16から新伝送路17への切り替えが可能となる。さらに、この切り替えの後にラダープログラム等の新たなアプリケーションの追加を要することなく従来のアプリケーションのままで伝送を継続できる。
以上のように、複数のオプションモジュールを追加実装可能な冗長化されたPLCシステムにおいて、当該システムの稼動状態のもとで伝送路がリプレースされても、オプションモジュールの最大追加実装数を確保できるので、当該システムの拡張性を維持できる。
尚、制御システム10のPLC1〜3は各々2つのPLCによって冗長化されているがこの態様に限定することなく3つ以上のPLCによって冗長化されたPLCを有する制御システムにおいても本発明のCPUモジュールの機能を適用できることは明らかである。また、単一のPLCを備えた制御システムにおいても本発明のCPUモジュールの機能を適用できることも明らかである。
1〜3…PLC(プログラマブルロジックコントローラ)
10…制御システム
11…CPUモジュール、111…切り替え部、112…削除部、113…ドライバ作成部、114…ドライバ供給部
12…IFモジュール(通信インターフェースモジュール)
13…オプションモジュール
14…バス
15…二重ケーブル
16…旧伝送路(既存の伝送路)
17…新伝送路
10…制御システム
11…CPUモジュール、111…切り替え部、112…削除部、113…ドライバ作成部、114…ドライバ供給部
12…IFモジュール(通信インターフェースモジュール)
13…オプションモジュール
14…バス
15…二重ケーブル
16…旧伝送路(既存の伝送路)
17…新伝送路
Claims (4)
- プログラマブルロジックコントローラを備えた制御システムであって、
前記コントローラのCPUモジュールは、
前記制御システムの既存の伝送路の通信インターフェースモジュールと当該既存の伝送路に代わる新たな伝送路の通信インターフェースモジュールとが実装された状態で当該既存の伝送路の通信インターフェースモジュールに割当てられていたデータエリアのデータを当該新たな通信インターフェースモジュールに割当てられたデータエリアに供して当該新たな通信インターフェースモジュールを起動させる切り替え部と、
前記新たな通信インターフェースモジュールが起動すると前記既存の通信インターフェースモジュールに対して割り当てられていたデータエリアを削除する削除部と
を備えたことを特徴とする制御システム。 - 前記CPUモジュールは、
前記既存の通信インターフェースモジュールのデバイスドライバに基づき前記新たな通信インターフェースモジュールを起動させるデバイスドライバを作成するドライバ作成部
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記CPUモジュールは、
前記新たな通信インターフェースモジュールの実装が認識されると前記作成されたデバイスドライバを当該新たな通信インターフェースモジュールに送信するドライバ供給部
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の制御システム。 - 前記コントローラは、複数のプログラマブルロジックコントローラにより冗長化されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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