JP2018155890A - 鍵盤装置および鍵盤楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝達レールとハンマーレールの少なくとも一方のレールを良好に支持することができる鍵盤装置および鍵盤楽器を提供する。【解決手段】鍵盤装置1は、切欠き部24、25を有して鍵支持軸であるバランスピン4a、4bに支持された複数の鍵2と、これら複数の鍵2それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材10を鍵2の配列方向に沿って保持する伝達支持レール14と、鍵2の切欠き部24に対応して配置されて伝達支持レールを支持する伝達支持柱17と、複数の鍵2それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材10の回転に応じて回転し、鍵2にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材11を鍵2の配列方向に沿って保持するハンマー支持レール15と、鍵2の切欠き部25に対応して配置されてハンマー支持レール15を支持するハンマー支持柱18と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、ピアノなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器に関する。
例えば、ピアノなどの鍵盤装置においては、特許文献1に記載されているように、鍵の押鍵操作によって回転するウイペンと、このウイペンの回転動作に応じて駆動されるジャックと、このジャックによって駆動されて弦を打撃するハンマー部材とを備え、これらが複数の鍵それぞれに対応して配列された状態でベース部材上に支持されるようにしたものが知られている。
特開2002−258835号公報
この種の鍵盤装置は、複数の鍵それぞれに対応して配列される複数のウイペンを保持するウイペンレールと、複数の鍵それぞれに対応して配列される複数のハンマー部材を保持するハンマーレールと、を備えている。これらウイペンレールとハンマーレールとは、その各両端部がレール支持部材によってベース部材の上方に支持されるようになっている。
この場合、レール支持部材は、複数の鍵が配列された両側に位置するベース部材上に固定される固定部と、この固定部上に一体に設けられてウイペンレールの端部が取り付けられるウイペンレール取付部と、固定部上に一体に設けられてハンマーレールの端部が取り付けられるハンマーレール取付部と、を備えている。
しかしながら、このような鍵盤装置では、複数の鍵が配列された両側に位置するベース部材上に固定されたレール支持部材によって、ウイペンレールの両端部とハンマーレールの両端部とを支持する構造であるから、良好に支持することができるが、よりコンパクトな鍵盤装置においても良好に支持したいというニーズがある。
この発明が解決しようとする課題は、伝達レールとハンマーレールとの少なくとも一方のレールを良好に支持することができる鍵盤装置およびそれを備えた鍵盤楽器を提供することである。
この発明は、切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材を前記鍵の配列方向に沿って保持する伝達レールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記伝達レールを支持する伝達支持柱と、を備えることを特徴とする鍵盤装置である。
また、この発明は、切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材の回転に応じて回転し、前記鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材を前記鍵の配列方向に沿って保持するハンマーレールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記ハンマーレールを支持するハンマー支持柱と、を備えることを特徴とする鍵盤装置である。
この発明によれば、伝達レールとハンマーレールとの少なくとも一方のレールを良好に支持することができる。
この発明を適用した電子鍵盤楽器の鍵盤装置を示した断面図である。 図1に示された鍵盤装置において複数の鍵が配列されたベース板上に伝達支持柱とハンマー支持柱とを取り付けた状態を示した要部の断面図である。 図2に示された鍵盤装置を示した平面図である。 図1に示された鍵盤装置を前側から見た主要部の正面図である。 図3に示された鍵盤装置において、伝達支持柱とハンマー支持柱とが配置される箇所の各鍵の要部を示し、(a)は伝達支持柱が配置される第1切欠き部を示した拡大平面図、(b)はハンマー支持柱が配置される第2切欠き部を示した拡大平面図である。 図1に示された伝達部材および伝達保持部材の各一部を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのB−B矢視における要部の拡大断面図である。 図1に示された伝達部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はそのC−C矢視における拡大断面図である。 図1に示されたハンマー部材およびハンマー保持部材の各一部を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのD−D矢視における要部の拡大断面図である。 図1に示されたハンマー部材を示し、(a)はその拡大側面図、(b)はその拡大平面図である。 この発明を適用した鍵盤装置の変形例を示した断面図である。
以下、図1〜図9を参照して、この発明を適用した電子鍵盤楽器の一実施形態について説明する。
この電子鍵盤楽器は、図1に示すように、鍵盤装置1を備えている。この鍵盤装置1は、楽器ケース(図示せず)内に組み込まれるものである。この鍵盤装置1は、並列に配列された複数の鍵2と、これら複数の鍵2の押鍵操作に応じて各鍵2それぞれにアクション荷重を付与するアクション機構3と、を備えている。
複数の鍵2は、図1〜図3に示すように、白鍵2aおよび黒鍵2bを有し、これら白鍵2aおよび黒鍵2bが例えば88個並列に配列されている。これら複数の鍵2は、その前後方向(図2では左右方向)におけるほぼ中間部がそれぞれ鍵支持軸であるバランスピン4a、4bによって上下方向に回転可能に支持され、この状態でベース板5上に並列に配列されている。
この場合、白鍵2aと黒鍵2bとは、図1〜図3に示すように、その前後方向の長さが異なり、白鍵2aの長さが黒鍵2bの長さよりも長く形成されている。これに伴って、白鍵2aは、鍵支持軸であるバランスピン4aによって上下方向に回転可能に支持されている。また、黒鍵2bは、鍵支持軸であるバランスピン4bによって上下方向に回転可能に支持されている。
また、ベース板5上には、図1および図2に示すように、複数の鍵2の各前端部(図2では右端部)の各下面がそれぞれ接離可能に当接する白鍵2a用のクッション材6と黒鍵2b用のクッション材(図示せず)が鍵2の配列方向に沿って設けられている。このベース板5上には、複数の鍵2の各後端部(図2では左端部)の各下面がそれぞれ接離可能に当接するクッション材7が鍵2の配列方向に沿って設けられている。
これにより、複数の鍵2は、図1および図2に示すように、前部側のクッション材6と後部側のクッション材7とによって、各鍵ストロークが設定されている。さらに、このベース板5上には、複数の鍵2がその配列方向に横振れするのを防ぐための白鍵2a用のガイドピン8と黒鍵2b用のガイドピン(図示せず)がそれぞれ起立して設けられている。
アクション機構3は、図1に示すように、複数の鍵2の押鍵操作に応じてそれぞれ上下方向に回転する複数の伝達部材10と、これら複数の伝達部材10の各回転動作に応じてそれぞれ上下方向に回転して複数の鍵2それぞれにアクション荷重を付与する複数のハンマー部材11と、を備えている。この場合、複数の鍵2は、複数の伝達部材10の各重量によって、バランスピン4a、4bを中心に反時計回りに回転し、各鍵2それぞれを初期位置に押し上げて、各鍵2に初期荷重が付与されるようになっている。
また、このアクション機構3は、図1に示すように、複数の伝達部材10をそれぞれ回転自在に保持する複数の伝達保持部材12と、複数のハンマー部材11をそれぞれ回転自在に保持する複数のハンマー保持部材13と、を備えている。複数の伝達保持部材12は、鍵2の配列方向に沿って配置された伝達支持レール14上に取り付けられている。また、複数のハンマー保持部材13は、鍵2の配列方向に沿って配置されたハンマー支持レール15上に取り付けられている。
これら伝達支持レール14およびハンマー支持レール15は、図1および図3に示すように、その各両端部がレール支持部材16に支持されて、複数の鍵2の上方に配置されている。このレール支持部材16は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、ベース板5上に取り付けられる取付部16aと、この取付部16a上に一体に形成されたブリッジ部16bと、を有している。
これにより、レール支持部材16は、図1および図3に示すように、取付部16aが鍵2の配列方向における両側に位置するベース板5上に取り付けられることにより、ブリッジ部16bが鍵2の上方に突出した状態で、複数の鍵2の後部側に配置されるようになっている。この場合、ブリッジ部16bの後端下部、つまり取付部16aの後側上部(図1では左側上部)には、伝達支持レール14を支持する伝達レール支持部16cが設けられている。
また、このブリッジ部16bの前側上部(図1では右側上部)には、図1に示すように、ハンマー支持レール15を支持するハンマーレール支持部16dが設けられている。さらに、ブリッジ部16bの後側上部(図1では左側上部)には、ストッパレール支持部16eが設けられており、ブリッジ部16bの上部には、基板レール支持部16fが設けられている。
この場合、伝達支持レール14は、図1〜図3に示すように、鍵2の配列方向の全長における予め定められた複数個所が伝達支持柱17によって支持されている。また、ハンマー支持レール15は、伝達支持柱17と同様、鍵2の配列方向の全長における予め定められた複数個所がハンマー支持柱18によって支持されている。
この場合、複数の鍵2は、図3および図4に示すように、全体で例えば88個配列されている。これに応じて、複数の伝達支持柱17と複数のハンマー支持柱18とは、例えば20個の鍵2ごとに位置する各3箇所における各鍵2間に位置した状態で、ベース板5上に起立して取り付けられている。
すなわち、複数の伝達支持柱17それぞれは、図1および図2に示すように、円柱状に形成され、その上下方向の長さが、ベース板5の上面から伝達支持レール14の下面までの長さ、つまりレール支持部材16の伝達レール支持部16cの上端部に対応する長さになっている。また、これら複数の伝達支持柱17それぞれは、その外径が鍵2の配列方向における鍵2の長さ(横幅)よりも短く形成されている。
この伝達支持柱17は、図1および図2に示すように、その上端部を伝達支持レール14に固定する上部伝達締結部20と、下端部をベース板5に固定する下部伝達締結部21と、を備えている。上部伝達締結部20は、伝達支持柱17の上端部に設けられたねじ穴20aと、伝達支持レール14の後端部の取付部に設けられた取付孔14aを通して伝達支持柱17のねじ穴20aに螺合するビス20bと、を備えている。
また、下部伝達締結部21は、図1および図2に示すように、伝達支持柱17の下端部に設けられたねじ穴21aと、ベース板5に設けられた段付きの取付孔5aを通して伝達支持柱17のねじ穴21aに螺合するビス21bと、を備えている。この場合、段付きの取付孔5aは、その下部側が大径孔部に形成され、上部側が小径孔部に形成され、ビス21bが下側から挿入されて伝達支持柱17のねじ穴21aに螺合した際に、ビス21bの頭部が大径孔部内に配置されるようになっている。
これにより、複数の伝達支持柱17は、図1および図2に示すように、その各下端部のねじ穴21aに各ビス21bが螺着することによってベース板5上に起立して取り付けられた際に、その各上端部が伝達支持レール14の下面に配置され、この状態で各上端部のねじ穴20aに各ビス20bが伝達支持レール14の各取付孔14aを通して螺着するようになっている。
このため、複数の伝達支持柱17は、図1および図2に示すように、鍵2の配列方向の両側にそれぞれ配置された各レール支持部材16の伝達レール支持部16cに架け渡された伝達支持レール14における鍵2の配列方向の予め定められた複数個所(3箇所)を支持するようになっている。
一方、複数のハンマー支持柱18それぞれは、図1および図2に示すように、伝達支持柱17と同様、円柱状に形成され、その上下方向の長さが、ベース板5の上面からハンマー支持レール15の下面までの長さ、つまりレール支持部材16のハンマーレール支持部16dの上端部に対応する長さになっている。また、これら複数のハンマー支持柱18それぞれは、その外径が鍵2の配列方向における鍵2の長さ(横幅)よりも短く形成されている。
このハンマー支持柱18は、図1および図2に示すように、その上端部をハンマー支持レール15に固定する上部ハンマー締結部22と、下端部をベース板5に固定する下部ハンマー締結部23と、を備えている。上部ハンマー締結部22は、ハンマー支持柱18の上端部に設けられたねじ穴22aと、ハンマー支持レール15に設けられた取付孔15aを通してハンマー支持柱18のねじ穴22aに螺合するビス22bと、を備えている。
また、下部ハンマー締結部23は、図1に示すように、ハンマー支持柱18の下端部に設けられたねじ穴23aと、ベース板5に設けられた段付きの取付孔5bを通してハンマー支持柱18のねじ穴23aに螺合するビス23bと、を備えている。この場合、段付きの取付孔5bは、その下部側が大径孔部に形成され、上部側が小径孔部に形成され、ビス23bが下側から挿入されてハンマー支持柱18のねじ穴23aに螺合した際に、ビス23bの頭部が大径孔部内に配置されるようになっている。
これにより、複数のハンマー支持柱18は、図1に示すように、その各下端部のねじ穴23aに各ビス23bが螺着することによってベース板5上に起立して取り付けられた際に、その各上端部がハンマー支持レール15の下面に配置され、この状態で各上端部のねじ穴22aに各ビス22bがハンマー支持レール15の各取付孔15aを通して螺着するようになっている。
このため、複数のハンマー支持柱18は、図1および図2に示すように、鍵2の配列方向の両側にそれぞれ配置された各レール支持部材16のハンマーレール支持部16dに架け渡されたハンマー支持レール15における鍵2の配列方向の予め定められた複数個所(3箇所)を支持するようになっている。
この場合、複数の伝達支持柱17と複数のハンマー支持柱18とのそれぞれは、図3〜図5に示すように、その各下部側が鍵2の配列方向における複数箇所(3箇所)に位置して互いに隣接する鍵2の間に配置されている。すなわち、互いに隣接する鍵2の各対向面には、伝達支持柱17それぞれを配置させるための一対の第1切欠き部24が設けられていると共に、ハンマー支持柱18それぞれを配置させるための一対の第2切欠き部25が設けられている。
一対の第1切欠き部24は、図3および図5に示すように、伝達支持柱17が配置される箇所において互いに隣接する鍵2の各後端部に、伝達支持柱17の半径よりも少し大きく食込んだ形状で、伝達支持柱17が位置する箇所から鍵2の各後端に亘って互いに対応して設けられている。これにより、一対の第1切欠き部24は、これらの間に伝達支持柱17の下部が配置された際に、互いに対向する各第1切欠き部24の対向面が伝達支持柱17に接触しないように設けられている。
また、一対の第2切欠き部25は、図3〜図5に示すように、ハンマー支持柱18が配置される箇所において互いに隣接する鍵2の各中間部附近に、ハンマー支持柱18の半径よりも少し大きく食込んだ形状で互いに対応してほぼ楕円形状をなすように設けられている。これにより、一対の第2切欠き部25は、これらの間にハンマー支持柱18の下部が配置された際に、互いに対向する各第2切欠き部25の対向面がハンマー支持柱18に接触しないように設けられている。
このため、複数の鍵2それぞれは、図3に示すように、その長手方向、つまり鍵2の配列方向と直交する方向に全て直線的な形状で真直ぐに形成されている。この場合、複数の鍵2は、複数の伝達支持柱17と複数のハンマー支持柱18とが配置される箇所の各鍵2、例えば20個目ごとに位置して隣接する各鍵2に第1切欠き部24と第2切欠き部25とを設けることにより、1ブロック(例えば1オクターブ)ごとに鍵2の交換が可能となるようになっている。
ところで、伝達支持レール14は、図1に示すように、帯板の両側部をその長手方向に沿って下側に向けて折り曲げた形状に形成され、その長手方向の長さが複数の鍵2の配列方向の全長に亘る長さになっている。この伝達支持レール14は、鍵2の配列方向における両側部がレール支持部材16の各伝達レール支持部16c上に取り付けられた状態で、鍵2の配列方向における複数箇所が複数の伝達支持柱17によって支持されている。
この伝達支持レール14上には、図1に示すように、複数の伝達保持部材12および複数のストッパ支持部26が鍵2の配列方向に沿って取り付けられている。この場合、複数のストッパ支持部26は、金属板からなり、両側のレール支持部材16と複数の伝達支持柱17とに対応する伝達支持レール14上の5箇所に、複数の伝達保持部材12の上方に突出した状態で取り付けられている。
伝達保持部材12は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図6(a)および図6(b)に示すように、本体板12a上に複数の軸支持部12bが例えば10個程度の各鍵2に対した状態で鍵2の配列方向に沿って一体に設けられている。この軸支持部12bは、伝達部材10が回転自在に取り付けられて伝達部材10の横触れを防ぐようになっている。
すなわち、軸支持部12bは、図6(a)および図6(b)に示すように、一対のガイド壁12cと、これら一対のガイド壁12c間に設けられた伝達保持軸12dと、を有している。一対のガイド壁12cは、伝達保持部材12の本体板12a上の後端部(図4(a)では左端部)に、複数の伝達部材10それぞれの各両側部と対応して設けられている。
これら一対のガイド壁12cは、図6(a)に示すように、伝達部材10の後述する伝達嵌合部28を両側から摺動可能に挟んだ状態で、伝達部材10の伝達嵌合部28を回転可能にガイドするガイド部になっている。伝達保持軸12dは、図6(b)に示すように、ほぼ丸棒状をなし、その外周面の両側が切り欠かれていることにより、断面形状が非円形状に形成されている。
また、この伝達保持部材12は、図6(a)および図6(b)に示すように、梱包輸送時に伝達部材10の横触れを規制する規制部12eを有している。この規制部12eは、伝達保持部材12の本体板12aの前部(図6(a)では右側部)上に各伝達部材10と対応して設けられ一対の規制壁である。この規制部12eは、伝達部材10の後側下部を挟んだ状態で、伝達部材10を回転可能にガイドするほか、梱包輸送時に伝達部材10の横振れを規制するようになっている。
伝達部材10は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図1および図7に示すように、鍵2の押鍵操作に応じて上下方向に回転してハンマー部材11を上下方向に回転させる伝達本体部27と、この伝達本体部27に一体に形成されて伝達保持部材12の伝達保持軸12dに回転自在に取り付けられる伝達嵌合部28と、を有している。
伝達本体部27は、図1および図7に示すように、ほぼワッフル形状に形成されている。すなわち、この伝達本体部27は、厚みの薄い縦板部27aと、この縦板部27aの外周部および両側面にほぼ格子状に設けられた複数のリブ部27bと、を有し、これらがワッフル形状に形成されている。この場合、伝達本体部27は、縦板部27aの形状や厚みおよび複数のリブ部27bの形成密度によって、伝達部材10の重量が調整されるようになっている。
また、この伝達部材10は、図7(a)および図7(b)に示すように、その伝達本体部27の縦板部27aの厚みが薄く形成されていても、複数のリブ部27bによって強度が確保されている共に、合成樹脂で成形する際に、複数のリブ部27bによって縦板部27aにヒケが発生するのを防ぐようになっている。
伝達嵌合部28は、図1および図7に示すように、全体が逆C字形状に形成され、伝達本体部27の後端部に後方に突出して設けられている。すなわち、この伝達嵌合部28は、図6および図7に示すように、鍵2の配列方向の厚みが軸支持部12bの一対のガイド壁12c間の長さとほぼ同じ長さで設けられて、一対のガイド壁12c間に摺動可能に挿入されるようになっている。
また、この伝達嵌合部28は、図7(a)に示すように、その中心部に伝達保持部材12の伝達保持軸12dが嵌合する嵌合孔28aが設けられ、この嵌合孔28aの周囲における一部、つまり嵌合孔28aの周囲における後部に伝達保持軸12dが挿脱可能に挿入される挿入口28bが設けられ、この挿入口28bを通して伝達保持軸12dが嵌合孔28aに挿入されることにより、伝達保持軸12dに回転可能に取り付けられるようになっている。
また、この伝達部材10の伝達本体部27は、図1および図7に示すように、その下部が鍵2の上面に向けて突出して設けられている。この伝達本体部27の下端部には、伝達フェルト30が設けられている。この伝達フェルト30は、鍵2の後側上部に設けられたキャプスタン31が下側から当接するようになっている。
これにより、伝達部材10は、図1に示すように、鍵2が押鍵された際に、伝達フェルト30に下側から当接する鍵2のキャプスタン31によって押し上げられて、伝達保持軸12dを中心に反時計回りに回転するようになっている。また、伝達部材10の伝達本体部27は、その前端上部が後端上部よりも高く設けられ、これにより上辺部が後部下がり(図1では左下がり)に傾斜するようになっている。
この伝達本体部27の前端上部には、図1および図7に示すように、支持部27dが上方に向けて突出して設けられている。すなわち、この支持部27dは、後述するハンマー部材11に当接することなく、ハンマー部材11の側面に沿って上下方向に移動するようになっている。また、この支持部27dの側面には、後述する連動制御部32の連動突起部32aが設けられている。
一方、ハンマー支持レール15は、図1に示すように、伝達支持レール14と同様、帯板の両側部をその長手方向に沿って下側に向けて折り曲げた形状に形成され、その長手方向の長さが複数の鍵2の配列方向の全長に亘る長さで設けられている。このハンマー支持レール15は、鍵2の配列方向における両側部がレール支持部材16の各ハンマーレール支持部16d上に取り付けられた状態で、鍵2の配列方向における複数箇所が複数のハンマー支持柱18によって支持されている。
このハンマー支持レール15上には、図1および図8に示すように、複数のハンマー保持部材13が鍵2の配列方向に沿って取り付けられている。ハンマー保持部材13は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、上方が開放されたレール状の本体板13aの後端部に軸支持部13bが例えば10個程度の各鍵2に対した状態で鍵2の配列方向に沿って一体に設けられている。この軸支持部13bは、ハンマー部材11が回転自在に取り付けられて、ハンマー部材11の横振れを防ぐようになっている。
すなわち、この軸支持部13bは、図8(a)および図8(b)に示すように、一対のガイド壁13cと、これら一対のガイド壁13c間にそれぞれ設けられたハンマー保持軸13dと、を有している。一対のガイド壁13cは、本体板13aの後端部(図8(b)では左端部)に、複数のハンマー部材11それぞれの各両側部と対応して設けられている。
これら一対のガイド壁13cは、図8(a)および図8(b)に示すように、ハンマー部材11の後述するハンマー嵌合部35を両側から摺動可能に挟んだ状態で、ハンマー部材11のハンマー嵌合部35を回転可能にガイドするガイド部になっている。ハンマー保持軸13dは、図8(b)に示すように、ほぼ丸棒状をなし、伝達保持軸12dと同様、その外周面の両側が切り欠かれていることにより、断面形状が非円形状に形成されている。
ハンマー部材11は、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂からなり、図1および図9に示すように、ハンマーヘッド33とハンマーアーム34とを有し、これらが一体に設けられている。この場合、ハンマー部材11は、図9(a)〜図9(d)に示すように、後述する上限ストッパ40に当接するストッパ当接部38が設けられている。
ハンマーヘッド33は、図1および図9に示すように、杓子形状の縦板部33aを有し、その外周部およびその両側面に複数のリブ部33bが設けられている。ハンマーヘッド33は、杓子形状の縦板部33aの形状および複数のリブ部33bの形成密度によって、ハンマー部材11の重量が調整されるようになっている。
ハンマーアーム34は、図1および図9に示すように、前後方向の長さが伝達部材10とほぼ同じ長さの横板部34aを有し、その外周部および両側面にリブ部34bが設けられている。このハンマーアーム34の前端部(図7では右端部)には、ハンマー保持部材13に回転自在に取り付けられるハンマー嵌合部35が設けられている。
このハンマー嵌合部35は、図9(a)に示すように、伝達嵌合部28と同様、全体がC字形状に形成され、ハンマーアーム34の前端部に前方に突出して形成されている。すなわち、このハンマー嵌合部35は、鍵2の配列方向の厚みが一対のガイド壁13c間とほぼ同じ長さで設けられて、一対のガイド壁13c間に摺動可能に挿入されるようになっている。
また、このハンマー嵌合部35は、図9に示すように、その中心にハンマー保持部材13のハンマー保持軸13dが嵌合する嵌合孔35aが設けられ、この嵌合孔35aの周囲における一部、つまり嵌合孔35aの周囲における前部にハンマー保持軸13dが挿脱可能に挿入される挿入口35bが設けられ、この挿入口35bを通してハンマー保持軸13dが嵌合孔35aに挿入されることにより、ハンマー保持軸13dに回転可能に取り付けられるようになっている。
また、ハンマーアーム34の前端下部には、図1および図9に示すように、取付部34cが下方に向けて突出して設けられている。すなわち、この取付部34cは、伝達部材10の支持部27dの側面に対面し、この状態で支持部27dの側面に沿って上下方向に移動するようになっている。また、この取付部34cには、後述する連動制御部32の連動突起部32aが挿入する連動孔32bが設けられている。
また、このハンマーアーム34は、図1に示すように、その後端下部が下限ストッパ36に上方から当接することにより、初期位置である下限位置に規制されるように構成されている。すなわち、この下限ストッパ36は、フェルトなどのクッション材で形成されている。
この下限ストッパ36は、図1に示すように、伝達支持レール14上に設けられた複数のストッパ支持部26に支持された下限ストッパレール37上に取り付けられている。これにより、ハンマー部材11は、ハンマーアーム34の後端下部が下限ストッパ36に上方から当接することにより、後部下がりに傾斜した状態で、初期位置に位置規制されるようになっている。
また、このハンマーアーム34は、図1および図9に示すように、鍵2が押鍵操作された際に、ハンマーアーム34の後端上部に設けられたストッパ当接部38が上限ストッパ40に下方から当接することにより、上限位置が規制されるようになっている。この上限ストッパ40は、下限ストッパ36と同様、フェルトなどのクッション材で形成され、両側のレール支持部材16の各ストッパレール支持部16eに架け渡された上限ストッパレール41の下面に取り付けられている。
これにより、ハンマー部材11は、図1に示すように、ハンマーアーム34がハンマー保持部材13のハンマー保持軸13dを中心に時計回りに回転した際に、ハンマーアーム34の後端上部に設けられたストッパ当接部38が上限ストッパ40に下方から当接することにより、上限位置が規制されるようになっている。この場合、上限ストッパレール41は、金属製の帯板を断面ほぼ逆L字状に折り曲げたものであり、複数の鍵2の配列方向における全長に亘って配置されている。
一方、ハンマーアーム34の前端上部には、図1および図9に示すように、スイッチ押圧部42が設けられている。このハンマーアーム34のスイッチ押圧部42に対応する上方には、スイッチ基板43が一対の基板支持レール44によって配置されている。これら一対の基板支持レール44は、それぞれ断面がL字形状に形成された長板であり、鍵2の配列方向の全長に亘る長さで設けられている。
これら一対の基板支持レール44は、図1に示すように、その各水平部が両側のレール支持部材16の各基板レール支持部16f上に所定間隔離れた状態で取り付けられている。スイッチ基板43は、複数に分割されている。すなわち、この実施形態では、スイッチ基板43が、例えば4つに分割されて20個程度の各鍵2に対応する長さで、一対の基板支持レール44上に取り付けられている。
これらスイッチ基板43の下面には、図1に示すように、ゴムスイッチ45がそれぞれ設けられている。このゴムスイッチ45は、鍵2の配列方向に長いゴムシートに逆ドーム状の膨出部45aが複数のハンマーアーム34の各スイッチ押圧部42にそれぞれ対応して設けられている。この膨出部45aの内部には、スイッチ基板43の下面に設けられた複数の固定接点(図示せず)に接離可能に接触する複数の可動接点(図示せず)が、ハンマーアーム34の前後方向に沿って設けられている。
これにより、ゴムスイッチ45は、図1に示すように、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸13dを中心に時計回りに回転して、ハンマーアーム34のスイッチ押圧部42によって下側から押圧された際に、逆ドーム状の膨出部45aが弾性変形して、複数の可動接点が時間をもって順次、複数の固定接点に接触することにより、鍵2の押鍵強さに応じたスイッチ信号を出力するようになっている。そして、このスイッチ信号は、音源部43aに供給され、鍵2の押鍵強さに応じた楽音が生成される。
ところで、連動制御部32は、図1、図7および図9に示すように、伝達部材10の支持部27dに設けられた連動突起部32aと、ハンマー部材11の取付部34cに設けられて連動突起部32aが挿入する連動孔32bと、を有している。これにより、連動制御部32は、連動突起部32aと連動孔32bとによって押鍵操作された鍵2に対応する伝達部材10の回転動作に伴ってハンマー部材11を回転動作させるようになっている。
次に、このような電子鍵盤楽器の鍵盤装置1の作用について説明する。
この鍵盤装置1では、鍵2が押鍵操作されていない初期状態のときに、伝達部材10がその自重で伝達保持部12の伝達保持軸12dを中心に時計回りに回転して、伝達本体部27の下面に設けられた伝達フェルト30が鍵2のキャプスタン31に上方から当接する。
このときには、伝達部材10の重量、つまり伝達本体部27の縦板部27aの形状や厚みおよび複数のリブ部27bの形成密度によって設定されている重量が鍵2のキャプスタン31に上方から加わる。これにより、鍵2が伝達部材10によって押されてバランスピン4a、4bを中心に反時計回りに回転し、鍵2の後端部がクッション材7に当接して、鍵2が初期位置に規制されると共に、伝達部材10も初期位置に規制されている。
また、このときには、ハンマー部材11がその自重でハンマー保持部13のハンマー保持軸13dを中心に反時計回りに回転して、ハンマーアーム34が下限ストッパ36に当接して下限位置に位置規制されている。この状態では、ハンマー部材11のスイッチ押圧部42がスイッチ基板43のゴムスイッチ45から下側に離れた位置に配置される。このため、ゴムスイッチ45は、その膨出部45aが膨張した自由状態になり、複数の可動接点42bが固定接点(図示せず)から離れることにより、オフ状態になっている。
次に、このような状態の鍵2を押鍵操作して演奏する場合について説明する。
この場合には、鍵2が押鍵操されると、鍵2がバランスピン4a、4bを中心に図1において時計回りに回転し、鍵2のキャプスタン31が伝達部材10を押し上げる。このときには、伝達部材10の重量である伝達本体部27の縦板部27aの形状や厚みおよび複数のリブ部27bの形成密度によって設定されている重量が、鍵2に初期荷重として付与される。
これにより、伝達部材10がその自重に抗して伝達保持部材12の伝達保持軸12dを中心に図1において反時計回りに回転する。すると、伝達部材10の回転動作が連動制御部32によってハンマー部材11に伝達され、ハンマー部材11がその自重に抗して押上げられる。すなわち、伝達部材10が図1において反時計回りに回転すると、この伝達部材10の回転に伴って連動突起部32aが連動孔32bの内周面に当接した状態で連動孔32bを押し上げる。
これにより、ハンマー部材11がハンマー保持部材13のハンマー保持軸13dを中心に図1において時計回りに回転して、鍵2にアクション荷重を付与する。すなわち、ハンマー部材11がハンマー保持軸13dを中心に図1において時計回りに回転する際には、ハンマー部材11の慣性モーメントによって鍵2にアクション荷重が付与される。この場合、ハンマーアーム34は、図1に示すように、鍵2の前後方向の長さが伝達部材10とほぼ同じ長さに形成され、このハンマーアーム34の後端部にハンマーヘッド33が設けられている。
この状態で、ハンマーアーム34のハンマー嵌合部35がハンマー保持軸13dに回転可能に取り付けられているので、ハンマー部材11がハンマー保持軸13dを中心に時計回りに回転する際には、ハンマー部材11に慣性モーメントが発生する。この慣性モーメントによる負荷が連動制御部32および伝達部材10を介して鍵2にアクション荷重として付与される。これにより、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感が得られる。
このようにハンマー部材11がハンマー保持軸13dを中心に時計回りに回転すると、図1に示すように、ハンマーアーム34のスイッチ押圧部42がスイッチ基板43に設けられたゴムスイッチ45の逆ドーム状の膨出部45aを下側から押圧する。これにより、逆ドーム状の膨出部45aが弾性変形して、膨出部45a内の複数の可動接点が時間間隔をもって順次、複数の固定接点に接触する。
このときには、押鍵された鍵2に応じたスイッチ信号が音源部43aに供給され、この音源部43aで楽音データが生成され、この生成された楽音データに基づいて発音部としてのスピーカ(図示せず)から楽音を発生する。そして、ハンマー部材11がハンマー保持軸13dを中心に更に時計回りに回転すると、ハンマーアーム34が上限ストッパ40に下側から当接して、ハンマー部材11の回転が規制されて停止する。
この後、鍵2が初期位置に戻る離鍵動作(復帰動作)を開始する際には、連動制御部32の連動突起部32aが連動孔32bに挿入されて、ハンマー部材11と伝達部材10とが連結された状態で、ハンマー部材11がその自重で反時計回りに回転して初期位置に戻ると共に、伝達部材10がその自重で時計回りに回転して初期位置に戻る。このときには、伝達部材10の伝達フェルト30が鍵2のキャプスタン31を押し下げて、鍵2を反時計回りに回転させる。これにより、鍵2が初期位置に戻る。
このように、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1によれば、切欠き部24を有する鍵2および鍵支持軸であるバランスピン4a、4bに支持された鍵2の少なくとも一つを含む複数の鍵2と、これら複数の鍵2それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材10を鍵2の配列方向に沿って保持する伝達支持レール14と、鍵2の切欠き部24に配置されて伝達支持レール14を支持する伝達支持柱17と、を備えることにより、鍵2の配列方向における伝達支持レール14の長さが長くても、伝達支持レール14の撓みを防いで、伝達支持レール14を確実にかつ良好に支持することができる。
すなわち、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、複数の伝達支持柱17によって鍵2の配列方向における伝達支持レール14の所定箇所を支持することができるので、鍵2の配列方向における伝達支持レール14の長さが長くても、伝達支持レール14を確実にかつ良好に支持することができ、これにより伝達支持レール14の撓みを防いで、複数の伝達部材10の回転動作に伴う伝達支持レール14の振動を防ぐことができる。
また、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1によれば、切欠き部25を有する鍵2および鍵支持軸であるバランスピン4a、4bに支持された鍵2の少なくとも一つを含む複数の鍵2と、これら複数の鍵2それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材10の回転に応じて回転し、鍵2にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材11を鍵2の配列方向に沿って保持するハンマー支持レール15と、鍵2の切欠き部25に対応して配置されてハンマー支持レール15を支持するハンマー支持柱18と、を備えることにより、鍵2の配列方向におけるハンマー支持レール15の長さが長くても、ハンマー支持レール15の撓みを防いで、ハンマー支持レール15を確実にかつ良好に支持することができる。
すなわち、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、複数のハンマー支持柱18によって鍵2の配列方向におけるハンマー支持レール15の所定箇所を支持することができるので、鍵2の配列方向におけるハンマー支持レール15の長さが長くても、ハンマー支持レール15を確実にかつ良好に支持することができ、これによりハンマー支持レール15の撓みを防いで、複数のハンマー部材11の回転動作に伴うハンマー支持レール15の振動を防ぐことができる。
この場合、複数の伝達支持柱17それぞれは、その上端部を伝達支持レール14に固定する上部伝達締結部20と、下端部を複数の鍵2がバランスピン4a、4bによって配列されるベース板5に固定する下部伝達締結部21と、を備えているので、伝達支持柱17の上端部を上部伝達締結部20によって伝達支持レール14に確実に固定することができると共に、伝達支持柱17の下端部を下部伝達締結部21によってベース板5に確実に固定することができる。
すなわち、上部伝達締結部20は、伝達支持柱17の上端部に設けられたねじ穴20aと、伝達支持レール14の取付孔14aを通して伝達支持柱17のねじ穴20aに螺合するビス20bと、を備えているので、伝達支持レール14の取付孔14aを通してビス20bを伝達支持柱17のねじ穴20aに螺着させて締め付けることにより、伝達支持柱17の上端部に伝達支持レール14を確実にかつ強固に固定させることができる。
また、下部伝達締結部21は、伝達支持柱17の下端部に設けられたねじ穴21aと、ベース板5に設けられた段付きの取付孔5aを通して伝達支持柱17のねじ穴21aに螺合するビス21bと、を備えているので、ベース板5の取付孔5aを通してビス21bを伝達支持柱17のねじ穴21aに螺着させて締め付けることにより、伝達支持柱17の下端部をベース板5に確実にかつ強固に固定することができる。
一方、複数のハンマー支持柱18それぞれは、その上端部をハンマー支持レール15に固定する上部ハンマー締結部22と、下端部をベース板5に固定する下部ハンマー締結部23と、を備えているので、ハンマー支持柱18の上端部を上部ハンマー締結部22によってハンマー支持レール15に確実に固定することができると共に、ハンマー支持柱18の下端部を下部ハンマー締結部23によってベース板5に確実に固定することができる。
すなわち、上部ハンマー締結部22は、ハンマー支持柱18の上端部に設けられたねじ穴22aと、ハンマー支持レール15の取付孔15aを通してハンマー支持柱18のねじ穴22aに螺合するビス22bと、を備えているので、ハンマー支持レール15の取付孔15aを通してビス22bをハンマー支持柱18のねじ穴22aに螺着させて締め付けることにより、ハンマー支持柱18の上端部にハンマー支持レール15を確実にかつ強固に固定させることができる。
また、下部ハンマー締結部23は、ハンマー支持柱18の下端部に設けられたねじ穴23aと、ベース板5に設けられた段付きの取付孔5bを通してハンマー支持柱18のねじ穴23aに螺合するビス23bと、を備えているので、ベース板5の取付孔5bを通してビス23bをハンマー支持柱18のねじ穴23aに螺着させて締め付けることにより、ハンマー支持柱18の下端部をベース板5に確実にかつ強固に固定することができる。
また、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、複数の伝達支持柱17が、伝達支持レール14の両端部を除いて、鍵2の配列方向における複数箇所に設けられているので、伝達支持レール14の長さが長くても、伝達支持レール14を確実に支持することができる。例えば、鍵2が88個並列に配列されている場合、20個の鍵2ごとに位置する複数箇所に伝達支持柱17を設けることにより、伝達支持レール14を確実にかつ強固に支持することができる。
この場合、伝達支持レール14の両端部は、鍵2の配列方向におけるベース板5の両側部にそれぞれ取り付けられたレール支持部材16に支持されていることにより、この両側のレール支持部材16によって伝達支持レール14の両端部を確実に固定することができるので、複数の伝達支持柱17が丸棒状に形成されていても、伝達支持レール14を確実に支持することができる。
また、複数のハンマー支持柱18は、ハンマー支持レール15の両端部を除いて、前記鍵の配列方向における複数箇所に設けられているので、ハンマー支持レール15の長さが長くても、ハンマー支持レール15を確実に支持することができる。この場合にも、例えば、鍵2が88個並列に配列されている場合、20個の鍵2ごとに位置する複数箇所にハンマー支持柱18を設けることにより、ハンマー支持レール15を確実にかつ強固に支持することができる。
この場合にも、ハンマー支持レール15の両端部は、鍵2の配列方向におけるベース板5の両側部にそれぞれ取り付けられたレール支持部材16に支持されていることにより、この両側のレール支持部材16によってハンマー支持レール15の両端部を確実に固定することができるので、複数のハンマー支持柱18が丸棒状に形成されていても、ハンマー支持レール15を確実に支持することができる。
また、この電子鍵盤楽器の鍵盤装置1では、伝達支持柱17とハンマー支持柱18との各外径が鍵2の配列方向における鍵2の長さ(横幅)よりも短く形成されていることにより、鍵2を曲げたり切断したりせずに、複数の伝達支持柱17と複数のハンマー支持柱18との各下部側を、鍵2の配列方向における複数箇所に位置して互いに隣接する鍵2の第1、第2の切欠き部24、25に配置させることができ、これにより複数の鍵2をコンパクトに配列させることができるので、鍵盤装置1全体のコンパクト化を図ることができる。
すなわち、鍵2の第1切欠き部24は、伝達支持柱17が位置する箇所で隣接する鍵2の対向面に互いに対応して設けられていることにより、この第1切欠き部24内に伝達支持柱17を良好に配置させることができる。また、鍵2の第2切欠き部25は、ハンマー支持柱18が位置する箇所で隣接する鍵2の対向面に互いに対応して設けられていることにより、この第2切欠き部25内にハンマー支持柱18を良好に配置させることができる。
この場合、伝達支持柱17が配置される各鍵2の第1切欠き部24は、互いに隣接する鍵2の各後端部に、伝達支持柱17の半径よりも少し大きく食込んだ形状で、伝達支持柱17が位置する箇所から鍵2の各後端に亘って互いに対応して設けられていることにより、この第1切欠き部24の間に伝達支持柱17の下部が配置された際に、第1切欠き部24の対向面が伝達支持柱17に接触しないようにすることができるので、鍵2を円滑にかつ良好に押鍵操作させることができる。
同様に、ハンマー支持柱18が配置される各鍵2の第2切欠き部25は、互いに隣接する鍵2の各中間部附近に、ハンマー支持柱18の半径よりも少し大きく食込んだ形状で互いに対応してほぼ楕円形状をなすように設けられていることにより、第2切欠き部25の間にハンマー支持柱18の下部が配置された際に、第2切欠き部25の対向面がハンマー支持柱18に接触しないようにすることができるので、鍵2を円滑にかつ良好に押鍵操作させることができる。
さらに、この鍵盤装置1では、複数の鍵2の全てがその配列方向と直交する方向に直線的な形状で真直ぐに形成されていることにより、例えば、鍵2が88個並列に配列されている場合、20個の鍵2ごとに位置して隣接する鍵2のみに第1切欠き部24と第2切欠き部25とを設けるだけで良いので、20個の鍵2を一度にベース板5に組み付けることができるので、組立作業性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、ハンマー支持柱18を鍵支持軸であるバランスピン4a、4bと別に設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば図10に示す変形例のように、黒鍵2bのバランスピン4bにハンマー支持柱50を一体に設けても良い。すなわち、このハンマー支持柱50は、バランスピン4bが鍵2の上方に長く突出して設けられ、その上端部に上部ハンマー締結部51が設けられた構造になっている。
この場合、ハンマー支持柱50は、図10に示すように、バランスピン4bがベース板5に固定されて鍵2を上下方向に回転可能に支持した状態で、鍵2の上方に延びてハンマー支持柱50の上端部がハンマー支持レール15の下面に配置されるようになっている。また、このハンマー支持柱50の上部ハンマー締結部51は、ハンマー支持柱50の上端部に設けられてハンマー支持レール15の取付孔15bに挿入するねじ部51aと、このねじ部51aに螺合するナット51bと、を備えている。
これにより、上部ハンマー締結部51は、図10に示すように、バランスピン4bがベース板5に固定されて鍵2を上下方向に回転可能に支持した状態で、ねじ部51aをハンマー支持レール15の取付孔15bに下側から挿入させて上方に突出させ、この突出したねじ部51aにナット51bを螺合させて締め付けることにより、ハンマー支持柱50の上端部にハンマー支持レール15を固定するようになっている。
このような鍵盤装置1では、上述した実施形態と同様の作用効果があるほか、黒鍵2bのバランスピン4bにハンマー支持柱50を一体に設けた構造であるから、部品点数を削減することができると共に、組立作業の簡素化を図ることができると共に、上部ハンマー締結部51によってハンマー支持柱50の上端部にハンマー支持レール15を確実に固定することができる。
すなわち、上部ハンマー締結部51は、ハンマー支持柱50の上端部に設けられてハンマー支持レール15の取付孔15bに挿入するねじ部51aと、このねじ部51aに螺合するナット51bと、を備えているので、ハンマー支持レール15の取付孔15bにハンマー支持柱50のねじ部51aを挿入させて突出させ、この突出したねじ部51aにナット51bを螺着させて締め付けることにより、ハンマー支持柱18の上端部にハンマー支持レール15を確実にかつ強固に固定させることができる。
なお、上述した変形例では、黒鍵2bのバランスピン4bにハンマー支持柱50を一体に設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば白鍵2aのバランスピン4aにハンマー支持柱50を一体に設けた構造であっても良く、またこれに限らず、白鍵2aのバランスピン4aと黒鍵2bのバランスピン4bとの一方に伝達支持柱17を一体に設けても良い。
また、上述した実施形態では、伝達支持柱17の上部伝達締結部20と下部伝達締結部21、およびハンマー支持柱18の上部ハンマー締結部22と下部ハンマー締結部23とが、ねじ穴20a〜23aとビス20b〜23bとを備えている場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば上述した変形例の上部ハンマー締結部51と同様、ねじ部とナットとを備えた構造であっても良い。
さらに、上述した実施形態では、隣接する鍵2の対向面に伝達支持柱17が配置される第1切欠き部24とハンマー支持柱18が配置される第2切欠き部25とを設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば鍵2に伝達支持柱17が配置される第1貫通孔とハンマー支持柱18が配置される第2貫通孔とを設けた構造であっても良い。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材を前記鍵の配列方向に沿って保持する伝達レールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記伝達レールを支持する伝達支持柱と、を備えることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項2に記載の発明は、切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材の回転に応じて回転し、前記鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材を前記鍵の配列方向に沿って保持するハンマーレールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記ハンマーレールを支持するハンマー支持柱と、を備えることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項3に記載の発明は、切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材を前記鍵の配列方向に沿って保持する伝達レールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記伝達レールを支持する伝達支持柱と、前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材の回転に応じて回転し、前記鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材を前記鍵の配列方向に沿って保持するハンマーレールと、前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記ハンマーレールを支持するハンマー支持柱と、を備えることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鍵盤装置において、前記複数の伝達支持柱それぞれは、その上端部を前記伝達レールに固定する上部伝達締結部と、下端部を前記鍵が前記鍵支持軸によって配列されるベース部材に固定する下部伝達締結部と、を備えており、前記複数のハンマー支持柱それぞれは、その上端部を前記ハンマーレールに固定する上部ハンマー締結部と、下端部を前記ベース部材に固定する下部ハンマー締結部と、を備えていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の鍵盤装置において、前記伝達レールは、その両端部がレール支持部材に支持され、前記複数の伝達支持柱は、前記伝達レールの前記両端部を除いて、前記鍵の配列方向における複数箇所に設けられており、前記ハンマーレールは、その両端部が前記レール支持部材に支持され、前記複数のハンマー支持柱は、前記ハンマーレールの前記両端部を除いて、前記鍵の配列方向における複数箇所に設けられていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とは、その各外径が前記鍵の配列方向における前記鍵の長さよりも短く形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記鍵の前記切欠き部は、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とが位置する箇所で隣接する前記鍵の対向面に互いに対応して設けられて、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とが配置されることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記複数の伝達支持柱と前記複数のハンマー支持柱とのいずれか一方は、前記鍵を支持する前記鍵支持軸に設けられていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記複数の鍵は、その配列方向と直交する方向に全て直線的な形状で形成されていることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載された鍵盤装置と、
前記鍵盤装置の前記鍵の操作に応じて楽音を発生させる発音部と、
を備えていることを特徴とする鍵盤楽器である。
1 鍵盤装置
2 鍵
3 アクション機構
4a、4b バランスピン(鍵支持軸)
5 ベース板
10 伝達部材
11 ハンマー部材
12 伝達保持部材
13 ハンマー保持部材
14 伝達支持レール
15 ハンマー支持レール
16 レール支持部材
17 伝達支持柱
18、50 ハンマー支持柱
20 上部伝達締結部
20a、21a ねじ穴
20b、21b ビス
21 下部伝達締結部
22、51 上部ハンマー締結部
22a、23a ねじ穴
22b、23b ビス
23 下部ハンマー締結部
24 第1切欠き部
25 第2切欠き部
43a 発音部
51a ねじ部
51b ナット

Claims (10)

  1. 切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、
    前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材を前記鍵の配列方向に沿って保持する伝達レールと、
    前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記伝達レールを支持する伝達支持柱と、
    を備えることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、
    前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材の回転に応じて回転し、前記鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材を前記鍵の配列方向に沿って保持するハンマーレールと、
    前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記ハンマーレールを支持するハンマー支持柱と、
    を備えることを特徴とする鍵盤装置。
  3. 切欠き部を有する鍵、孔を有する鍵及び鍵支持軸に支持された鍵の少なくとも一つを含む複数の鍵と、
    前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材を前記鍵の配列方向に沿って保持する伝達レールと、
    前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記伝達レールを支持する伝達支持柱と、
    前記複数の鍵それぞれの押鍵操作に応じて回転する複数の伝達部材の回転に応じて回転し、前記鍵にアクション荷重を付与する複数のハンマー部材を前記鍵の配列方向に沿って保持するハンマーレールと、
    前記鍵の前記切欠き部、前記鍵の前記孔及び前記鍵支持軸の少なくとも一つに対応して配置されて前記ハンマーレールを支持するハンマー支持柱と、
    を備えることを特徴とする鍵盤装置。
  4. 請求項3に記載の鍵盤装置において、前記複数の伝達支持柱それぞれは、その上端部を前記伝達レールに固定する上部伝達締結部と、下端部を前記鍵が前記鍵支持軸によって配列されるベース部材に固定する下部伝達締結部と、を備えており、
    前記複数のハンマー支持柱それぞれは、その上端部を前記ハンマーレールに固定する上部ハンマー締結部と、下端部を前記ベース部材に固定する下部ハンマー締結部と、を備えていることを特徴とする鍵盤装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の鍵盤装置において、前記伝達レールは、その両端部がレール支持部材に支持され、前記複数の伝達支持柱は、前記伝達レールの前記両端部を除いて、前記鍵の配列方向における複数箇所に設けられており、
    前記ハンマーレールは、その両端部が前記レール支持部材に支持され、前記複数のハンマー支持柱は、前記ハンマーレールの前記両端部を除いて、前記鍵の配列方向における複数箇所に設けられていることを特徴とする鍵盤装置。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とは、その各外径が前記鍵の配列方向における前記鍵の長さよりも短く形成されていることを特徴とする鍵盤装置。
  7. 請求項3〜請求項6のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記鍵の前記切欠き部は、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とが位置する箇所で隣接する前記鍵の対向面に互いに対応して設けられて、前記伝達支持柱と前記ハンマー支持柱とが配置されることを特徴とする鍵盤装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記複数の伝達支持柱と前記複数のハンマー支持柱とのいずれか一方は、前記鍵を支持する前記鍵支持軸に設けられていることを特徴とする鍵盤装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の鍵盤装置において、前記複数の鍵は、その配列方向と直交する方向に全て直線的な形状で形成されていることを特徴とする鍵盤装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載された鍵盤装置と、
    前記鍵盤装置の前記鍵の操作に応じて楽音を発生させる発音部と、
    を備えていることを特徴とする鍵盤楽器。

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