JP2018155871A - 学習支援端末、学習支援サーバ、学習支援システム、学習支援方法、および学習支援プログラム - Google Patents

学習支援端末、学習支援サーバ、学習支援システム、学習支援方法、および学習支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】学習者が苦手としている属性をより正しく判定することこと。【解決手段】学習支援端末は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶部と、複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、学習支援端末、学習支援サーバ、学習支援システム、学習支援方法、および学習支援プログラムに関する。
従来、学習者へ出題した問題に対する解答結果を解析して、学習者の弱点である学習ポイント(例えば、学習分野や単元など)を特定することにより、当該学習者の学習を支援する技術がある。例えば、特許文献1に記載の学習支援装置は、問題と当該問題の属性を示すメタデータ項目(例えば、学習対象に対する能力、解答のテクニックや戦略、および問題のジャンルなど)とを対応付けて記憶しており、メタデータ項目ごとに問題の正答率を算出して正答率の低いメタデータ項目を特定する。そして、特許文献1に記載の学習支援装置は、特定したメタデータ項目に対応付けられた問題が含まれる比率が高い問題群を選択して、学習者が苦手としている属性を有する問題が多く含まれる問題群を学習者へ提供することにより学習支援を行う。
特許第5552717号公報
しかしながら、例えば、ある属性を有する問題を学習者が初めて解答するような場合には、正答率は低くなりやすい。また、例えば、ある属性を有する問題について過去には正答率が高くても、偶発的に正答率が低下することがある。上述したように、特許文献1に記載の学習支援装置は、ある一回の出題に対する解答結果に基づいて学習者が苦手としている属性を特定するため、特定された属性が、本当に学習者が苦手としている属性なのかを正しく判定することができない場合があるという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、学習者が苦手としている属性をより正しく判定することができる学習支援端末、学習支援サーバ、学習支援システム、学習支援方法、および学習支援プログラムを提供する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶部と、1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、を備えることを特徴とする学習支援端末である。
また、本発明の一態様としては、上記の学習支援端末であって、前記つまずきポイント絞り込み部によって絞り込まれた前記つまずきポイントである絞り込み後つまずきポイントが複数存在する場合、複数の前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位決定部を備え、前記つまずきポイント絞り込み部は、前記優先順位決定部によって行われた前記優先順位づけによる優先順位に基づいて前記つまずきポイントの絞り込みを行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、上記の学習支援端末であって、前記優先順位決定部は、前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答が前記解答者にとって初めての前記解答であるか否かを示す情報、前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答者による直近の前記解答結果を示す情報、および前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答者による直近の前記解答の解答時期に基づく情報、のうち少なくとも1つに基づいて重みづけを行うことにより、前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、上記の学習支援端末であって、前記記憶部は、特定の学習項目において出題される問題群に対応づけられた前記つまずきポイントのうち、その少なくとも1つの前記つまずきポイントが、前記特定の学習項目よりも低次の学習段階で取り組まれる小単元に基づく親つまずきポイントとして対応付けられた親つまずきポイント情報を記憶し、前記つまずきポイント絞り込み部は、前記つまずきポイント情報と前記親つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、上記の学習支援端末であって、前記記憶部は、特定の学習項目において出題される問題群に対応づけられる前記つまずきポイントのうち、その少なくとも1つの前記つまずきポイントが、前記特定の学習項目よりも低次の学習段階で取り組まれる小単元に基づく親つまずきポイントとして対応付けられた親つまずきポイント情報を記憶し、前記つまずきポイント絞り込み部は、前記つまずきポイント情報と前記親つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行い、前記優先順位決定部は、前記絞り込み後つまずきポイントが親つまずきポイントであるか否かを示す情報に基づいて重みづけを行うことにより、前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行うことを特徴とする。
また、本発明の一態様としては、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶部と、1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、を備えることを特徴とする学習支援サーバである。
また、本発明の一態様としては、1または複数の学習支援端末と学習支援サーバとを有する学習支援システムであって、前記学習支援端末は、1つまたは複数の問題からなる確認ドリルに含まれる前記問題を表示する表示部と、解答者による操作に基づく前記問題に対する解答を示す情報の入力を受け付ける操作入力部と、前記解答者の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を前記学習支援サーバへ送受信する第1の通信部と、を少なくとも備え、前記学習支援サーバは、前記学習履歴情報を前記学習支援端末へ送受信する第2の通信部、を少なくとも備え、且つ、前記学習支援端末と、前記学習支援サーバと、は、解答者へ出題される複数の前記問題からなる問題群を示す教材情報を記憶する教材情報記憶部と、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報を記憶するつまずきポイント情報記憶部と、前記学習履歴情報を記憶する学習履歴情報記憶部と、1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、前記つまずきポイント情報と、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報と、に基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、を、その少なくともどちらか一方が備えることを特徴とする学習支援システムである。
また、本発明の一態様としては、コンピュータによる学習支援方法であって、記憶部が、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶ステップと、確認ドリル抽出部が、1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出ステップと、つまずきポイント絞り込み部が、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込みステップと、を有することを特徴とする学習支援方法である。
また、本発明の一態様としては、コンピュータに、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶ステップと、1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出ステップと、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込みステップと、を実行させるための学習支援プログラムである。
本発明によれば、学習者が苦手としている属性をより正しく判定することができることができる。
本発明の第1の実施形態に係る学習支援システムの概要を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末に表示される学習画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援システムによって出題される問題のつまずきポイントの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末によるつまずきポイントの絞り込み処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末によるつまずきポイントの絞り込み処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末によるつまずきポイントの絞り込み処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末による優先順位づけ処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る学習支援サーバの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る学習支援端末の機能構成を示すブロック図である。 学習の階層構造の概念の概要を示す概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る学習支援端末によって管理される親つまずきポイントを示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る学習支援システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援システム1の概要を示す概略図である。
本実施形態に係る学習支援システム1は、学習者(以下、「解答者」とも言う)が苦手とする学習ポイントを特定することにより、当該学習者の学習を支援するためのシステムである。なお、本実施形態においては、学習支援システム1は児童(小学生)の学習を支援するシステムであるものとするが、これに限られるものではなく、学習支援システム1は生徒(中学生、高校生)、学生(大学生)、または社会人の学習を支援するシステムであっても構わない。
図1に図示するように、本実施形態に係る学習支援システム1は、複数の学習支援端末10と、学習支援サーバ20と、通信ネットワーク50と、を含んで構成される。複数の学習支援端末10と学習支援サーバ20とは、通信ネットワーク50によって、1対多の関係でそれぞれ通信接続される。なお、本実施形態においては、学習支援端末10は複数台であるものとしたが、これに限られるものではなく、学習支援端末10は1台であっても構わない。
また、以下の説明においては、特定の1台の学習支援端末10と学習支援サーバ20との間で行われる処理について説明をするが、その他の学習支援端末10と学習支援サーバ20との間でも、それぞれ同様に(それぞれの学習支援端末10を利用する解答者による解答結果に応じた)処理を行っているものとする。
学習支援端末10は、通信ネットワーク50を介して、学習支援サーバ20と通信接続する。学習支援端末10は、サーバ機能を有するコンピュータ装置、例えば、汎用コンピュータ、またはパーソナルコンピュータ等を含んで構成される。また、学習支援端末10は、児童が利用するコンピュータ装置、例えば、タブレット型の携帯情報端末、スマートフォン、PDA、またはパーソナルコンピュータ等を含んで構成される。
通信ネットワーク50は、インターネット、各種の閉域網(例えば、専用線、またはVPN(Virtual Private Network;仮想専用ネットワーク))、またはそれらの通信ネットワークの組合せによって構成される。なお、通信ネットワーク50は、有線の通信ネットワークであってもよいし、一部または全部が無線の通信ネットワークであってもよい。
学習支援端末10は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報を記憶している。なお、当該教材情報は、定期的に学習支援サーバ20から学習支援端末10へ、差分データ(あるいは、差し替えデータ)が送信されることにより、アップデートされる。
学習支援端末10は、当該教材情報に含まれる確認ドリルを抽出する。なお、確認ドリルとは、解答者がある学習項目の習熟において必要な1つまたは複数の学習ポイントを理解しているかどうかについての確認のために当該解答者に対して提示される1つまたは複数の問題を含んだ問題群である。なお、抽出される確認ドリルは、学習支援端末10において予め記憶されている1つまたは複数の問題を含んだ所定の問題群を確認ドリルとして抽出し出題する場合や、学習支援端末10において予め記憶されている多数の問題の中からランダムに1つまたは複数の問題を抽出して一纏めにすることによって生成される確認ドリルである場合もある。詳しくは後述する。
学習支援端末10は、抽出した確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を含む学習画面を表示することにより、当該学習支援端末10を利用する解答者に対し当該確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を提示する。
学習支援端末10は、解答者による操作入力を受け付ける。そして、学習支援端末10は、当該操作入力に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対するそれぞれの解答結果を示す解答情報を生成する。
学習支援端末10は、教材情報に含まれる問題群の中のそれぞれの問題に対して、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイント(以下、「つまずきポイント」と言う)を対応付けた情報である、つまずきポイント情報を予め記憶している。学習支援端末10は、生成した解答情報と、つまずきポイント情報と、に基づいて、出題した確認ドリルに含まれる問題に対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントを絞り込む絞り込み処理を行うことにより、解答結果が不正解になる原因となったつまずきポイント(以下、「弱点ポイント」と言う)を特定する。
すなわち、学習支援端末10は、取得した解答情報に基づく解答結果に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントに対し、当該解答結果(解答が正解であるか不正解であるか)に基づいて絞り込みを行うことにより、弱点ポイントを推定する。学習支援端末10は、弱点ポイントと推定されたつまずきポイントが複数存在する場合(1つに絞り込めていない場合)には、当該複数のつまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行い、当該複数のつまずきポイントをさらに絞り込むための問題を教材情報から抽出し、確認ドリルを新たに生成する。
なお、上記の絞り込み処理および優先順位づけ処理の詳細については後述する。
学習支援端末10は、生成した確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を含む学習画面を表示することにより、当該学習支援端末10を利用する解答者に対し当該確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を提示する。そして、学習支援端末10は、解答者による操作入力を受け付ける。学習支援端末10は、当該操作入力に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対するそれぞれの解答結果を示す解答情報を生成する。
学習支援端末10は、生成した解答情報に基づく解答結果に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントに対し、当該解答結果に基づいて絞り込みを行い、弱点ポイントを再び推定する。
このようにして、学習支援端末10は、弱点ポイントとして推定したつまずきポイントが1つに絞り込まれるまで、絞り込み処理を行う。これにより、学習支援端末10は、1つに絞り込まれたつまずきポイントである弱点ポイントを特定する。
学習支援端末10は、解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶している。学習支援端末10は、上記の(今回の確認ドリルにおける)解答結果、絞り込み処理の結果、優先順位づけ処理の結果、および特定した弱点ポイント等に基づいて、学習履歴情報を更新する。
上述した、本実施形態に係る学習支援システム1の機能構成について、以下に更に詳細に説明する。
[学習支援端末10の機能構成]
以下、学習支援端末10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末10の機能構成を示すブロック図である。図示するように、学習支援端末10は、制御部100と、記憶部101と、確認ドリル抽出部102と、つまずきポイント絞り込み部103と、優先順位決定部104と、通信部105と、表示部106と、操作入力部107と、解答情報生成部108と、を含んで構成される。
制御部100は、学習支援端末10の各機能ブロックの動作を制御する。制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含んで構成される。
記憶部101は、学習支援端末10によって行われる各種の処理において用いられるプログラムやデータ等を記憶する。また、記憶部101は、学習支援端末10によって行われる各種の処理において一時的に使用される一時記憶領域としても用いられる。記憶部101は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive;ハードディスクドライブ)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory;イーイーピーロム)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
また、記憶部101は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報1011を記憶している。また、記憶部101は、教材情報1011に含まれる問題群の中のそれぞれの問題に対して、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントを対応付けた情報である、つまずきポイント情報1012を予め記憶している。なお、教材情報1011およびつまずきポイント情報1012のマスター情報である教材情報2011およびつまずきポイント情報2012が、学習支援サーバ20の後述する記憶部201に記憶され随時更新されており、定期的に、学習支援サーバ20から通信ネットワーク50を介して学習支援端末10へ、差分データ(あるいは、差し替えデータ)が送信されることにより、教材情報1011およびつまずきポイント情報1012はアップデートされる。
また、記憶部101は、解答者ごとに、当該解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報1013を予め記憶している。なお、学習履歴情報1013の更新による差分データ(あるいは、差し替えデータ)が、定期的に学習支援端末10から通信ネットワーク50を介して学習支援サーバ20へ送信され、学習支援サーバ20の後述する記憶部201に記憶された学習履歴情報2013がアップデートされる。
確認ドリル抽出部102は、教材情報1011から確認ドリルを抽出する。なお、抽出される確認ドリルは、上述したように、予め教材情報1011に予め含まれている所定の問題群を確認ドリルとして抽出し出題する場合や、教材情報1011に予め含まれている多数の問題の中からランダムに1つまたは複数の問題を適宜抽出することによって生成される確認ドリルである場合もある。
つまずきポイント絞り込み部103は、後述する解答情報生成部108によって生成された解答情報を取得する。つまずきポイント絞り込み部103は、取得した解答情報と、記憶部101に記憶されたつまずきポイント情報1012と、に基づいて、つまずきポイントを絞り込む絞り込み処理を行う。上述したように、つまずきポイント情報1012とは、教材情報1011に含まれる問題群の中のそれぞれの問題と、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイント(つまずきポイント)と、が対応付けられた情報である。
すなわち、つまずきポイント絞り込み部103は、取得した解答情報に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントを、当該解答情報に含まれる解答結果(解答が正解であるか不正解であるか)に基づいて絞り込む絞り込み処理を行う。これにより、解答者の弱点である学習ポイントである弱点ポイントが特定される。
つまずきポイント絞り込み部103は、絞り込み処理によって絞り込まれたつまずきポイントが複数存在する場合(すなわち、つまずきポイントを1つに絞り込めていない場合)には、当該複数のつまずきポイントを示す情報を、後述する優先順位決定部104へ出力する。
優先順位決定部104は、つまずきポイント絞り込み部103による絞り込み処理によって絞り込まれた複数のつまずきポイントを示す情報を取得し、当該複数のつまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。優先順位決定部104は、優先順位づけ処理の結果を示す情報(複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントのそれぞれの優先順位とを示す情報)を、確認ドリル抽出部102へ出力する。
なお、ここでいう優先順位とは、それぞれのつまずきポイントが弱点ポイントである可能性の高さに基づいて設定される順位である。優先順位づけ処理の詳細については、後述する。
そして、確認ドリル抽出部102は、優先順位決定部104から取得した、複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントの優先順位とを示す情報に応じて、記憶部101に記憶された教材情報1011に含まれる問題群の中から1つまたは複数の問題(つまずきポイントの絞り込みをさらに行う上で適切な問題)を抽出する。そして、確認ドリル抽出部102は、抽出した1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを再び生成する。
表示部106は、確認ドリルを示す情報を確認ドリル抽出部102から取得する。そして、表示部106は、取得した情報に基づく確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を含む学習画面を表示する。これにより、学習支援端末10を利用する解答者へ当該問題が提示される。
また、表示部106は、例えば、解答者の弱点ポイントを示す情報をつまずきポイント絞り込み部103から取得し、取得した情報に基づいて弱点ポイントを示す画面を表示する。これにより、解答者は自身の弱点を把握することができる。
表示部106は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、有機EL(Organic Electroluminescence;エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、またはCRT(Cathode Ray Tube;陰極線管)等を含んで構成される。
操作入力部107は、解答者による操作入力を受け付ける。ここで言う操作入力とは、表示部106に表示された問題に対して解答するために行われる解答者の操作に基づく操作入力である。そして、操作入力部107は、受け付けた操作入力を示す情報を、後述する解答情報生成部108へ出力する。
操作入力部107は、解答者からの操作入力を受け付けることができる部材、例えば、キーボード、またはタッチパネル等を含んで構成される。なお、操作入力部107には、マウス、またはポインティングデバイス等がさらに含まれていてもよい。
なお、上記の表示部106と操作入力部107とが、入出力機能を有する1つの部材、例えば、タッチパネル等によって構成されていても構わない。
解答情報生成部108は、操作入力部107から取得した操作入力を示す情報に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対してのそれぞれの解答を示す解答情報を生成する。解答情報生成部108は、生成した解答情報をつまずきポイント絞り込み部103へ出力する。
そして、上記と同様に、つまずきポイント絞り込み部103は、解答情報生成部108から解答情報を取得する。つまずきポイント絞り込み部103は、取得した解答情報に含まれる解答結果に基づいて、当該解答情報に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントをさらに絞り込んで弱点ポイントを特定するため、再びつまずきポイントの絞り込み処理を実行する。
このようにして、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイントが1つになるまで、当該複数のつまずきポイントを絞り込む絞り込み処理を繰り返し実行する。これにより、解答者の苦手とする弱点ポイントが特定される。
通信部105(第1の通信部)は、通信ネットワーク50を介して、1または複数の学習支援サーバ20と通信接続するための通信インターフェースである。
通信部105は、定期的に学習支援サーバ20から通信ネットワーク50を介して、教材情報1011およびつまずきポイント情報1012の差分データ(あるいは、差し替えデータ)を取得する。そして、通信部105は差分データ(あるいは、差し替えデータ)を制御部100へ出力し、制御部100は、当該差分データ(あるいは、差し替えデータ)によって記憶部101に記憶された教材情報1011およびつまずきポイント情報1012をアップデートする。
また、通信部105は、学習履歴情報1013の更新による差分データ(あるいは、差し替えデータ)を、定期的に通信ネットワーク50を介して学習支援サーバ20へ送信する。
[学習支援サーバ20の機能構成]
以下、学習支援サーバ20の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援サーバ20の機能構成を示すブロック図である。図示するように、学習支援サーバ20は、制御部200と、記憶部201と、通信部202と、を含んで構成される。
制御部200は、学習支援サーバ20の各機能ブロックの動作を制御する。制御部200は、例えば、CPUを含んで構成される。
記憶部201は、学習支援サーバ20によって行われる各種の処理において用いられるプログラムやデータ等を記憶する。また、記憶部201は、学習支援サーバ20によって行われる各種の処理において一時的に使用される一時記憶領域としても用いられる。記憶部201は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
また、記憶部201は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報2011を記憶している。また、記憶部201は、教材情報2011に含まれる問題群の中のそれぞれの問題に対して、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントを対応付けた情報である、つまずきポイント情報2012を予め記憶している。なお、教材情報2011およびつまずきポイント情報2012は随時更新がなされており、当該更新による差分データ(あるいは、差し替えデータ)が、定期的に学習支援サーバ20から通信ネットワーク50を介して学習支援端末10へ送信される。
また、記憶部101は、解答者ごとに、当該解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報1013を記憶している。なお、学習履歴情報1013は、定期的に学習支援端末10から通信ネットワーク50を介して学習支援サーバ20へ、差分データ(あるいは、差し替えデータ)が送信されることにより、アップデートされる。
通信部202(第2の通信部)は、通信ネットワーク50を介して、学習支援端末10と通信接続するための通信インターフェースである。
通信部202は、教材情報2011およびつまずきポイント情報2012の更新による差分データ(あるいは、差し替えデータ)を、定期的に通信ネットワーク50を介して学習支援端末10へ送信する。
また、通信部202は、定期的に学習支援端末10から通信ネットワーク50を介して、学習履歴情報2013の差分データ(あるいは、差し替えデータ)を取得する。そして、通信部202は差分データ(あるいは、差し替えデータ)を制御部200へ出力し、制御部200は、当該差分データ(あるいは、差し替えデータ)によって記憶部201に記憶された学習履歴情報2013をアップデートする。
[学習画面の具体例]
以下、学習支援端末10の表示部106に表示される学習画面の具体例について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末10に表示される学習画面の一例を示す図である。
図4に例示する学習画面pic1は、確認ドリルに含まれる、割り算に関する複数の計算問題と、当該計算問題に対する解答を解答者に入力させるための解答入力欄と、を表示する学習画面である。
学習画面pic1の上段には、見出し(例えば、確認ドリルのタイトル)である「わり算の答えを九九でみつける」という文言と、「おわる」と記載されたボタン画像btn1と、が表示されている。
なお、ボタン画像btn1の領域が指定された場合、学習画面pic1の表示が終了する。すなわち、学習画面pic1に表示された問題に対する解答が解答者によってキャンセルされる場合であり、解答情報生成部108による解答情報の生成がなされないまま終了する。なお、ボタン画像btn1の領域の指定は、例えば、ボタン画像btn1の領域にマウスカーソルが位置づけられた状態で、解答者によりマウスのボタンがクリックされることによって行われる。
学習画面pic1の下段には、確認ドリルに含まれる5つの問題の表示領域(領域qa1、領域qa2、・・・、領域qa5)と、「こたえあわせ」と記載されたボタン画像btn2と、「つぎへ」と記載されたボタン画像btn3と、が表示されている。
また、5つの問題の各表示領域(領域qa1、領域qa2、・・・、領域qa5)には、それぞれ、設問番号(「1」、「2」、・・・、または「5」)と、各問題の設問文(「20÷5=」、「35÷5=」、・・・、または「42÷6=」)と、「何の段の九九?」という文言の記載と合わせて表示された文字列入力領域(入力領域fld1−1、入力領域fld1−2、・・・、入力領域fld1−5)と、「こたえは?」という文言の記載と合わせて表示された文字列入力領域(入力領域fld2−1、入力領域fld2−2、・・・、入力領域fld2−5)と、が表示されている。
入力領域fld1−1、入力領域fld1−2、・・・、入力領域fld1−5、および、入力領域fld2−1、入力領域fld2−2、・・・、入力領域fld2−5には、解答者による操作入力により、それぞれの問題に対する解答が入力される。例えば、領域qaに表示された設問番号「1」の問題に対して、解答者が正解である解答を入力するならば、入力領域fld1−1には「5」と入力され、入力領域fld1−2には「4」と入力される。
なお、図4に例示する学習画面pic1においては、入力領域は、いずれも文字列入力領域(例えば、テキストボックス)であるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、問題が、複数の解答選択肢の中から解答を選択する選択式問題である場合には、入力領域は、選択式の入力領域(例えば、ラジオボタンやチェックボックス)であってもよい。
なお、ボタン画像btn2の領域(「こたえあわせ」と記載されたボタン画像)が指定された場合、学習支援端末10の表示部106に表示される画像が、学習画面pic1から、入力された解答がそれぞれ正解であるか不正解であるかを示す情報を含む、答え合わせ後の画面(図示せず)へ切り替わる。
なお、ボタン画像btn3の領域(「つぎへ」と記載されたボタン画像)が指定された場合、例えば、確認ドリルに含まれる問題数が10問である場合には、学習支援端末10の表示部106に表示される画像が、学習画面pic1から、設問番号「6」から設問番号「10」までの問題のそれぞれの表示領域を含む学習画面(図示せず)へ切り替わる。また、ボタン画像btn3の領域が指定された場合、例えば、確認ドリルに含まれる問題数が5問である場合には、学習支援端末10の表示部106に表示される画像が、学習画面pic1から、解答結果確定画面(図示せず)へ切り替わる、なお、解答結果確定画面とは、解答内容を確定させ、確定した解答内容(解答結果)に基づく解答情報を解答情報生成部108に生成させる指示を示す情報を操作入力部107から解答情報生成部108へ出力させるための画面である。
[つまずきポイントの具体例]
以下、学習支援システム1によって出題される問題に対応付けられたつまずきポイントの具体例について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援システム1によって提示される確認ドリルに含まれる問題に対応づけられたつまずきポイントの一例を示す図である。
図示するように、図5に例示する問題は、「719×4=」という掛け算の計算問題であり、筆算を用いて「10066」という解答を解答者に求めさせる問題である。上述したつまずきポイント情報において、このような問題に対して、不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントが予め対応付けられている。図示するように、図5に例示する問題に対しては、9つのつまずきポイント(すなわち、「3位数×2位数の筆算」、「4の段のかけ算」、・・・、「部分積を加えるときに繰り上がり」)が対応付けられている。
つまずきポイント絞り込み部103は、取得した解答情報を参照し、この問題に対する解答結果が不正解である場合、これらの9つのつまずきポイントを、当該学習項目における弱点ポイントとなっているつまずきポイントと推定する。また、例えば、前記9つのつまずきポイントのうち少なくともいずれか1つと同一もしくは別のつまずきポイントが1つ以上対応づけられた別の問題が、1つの確認ドリルの中で続けて出題されることにより、それらの回答結果をも参照することで、当該学習項目において弱点ポイントと推定されているつまずきポイントのうち、どのつまずきポイントが、後述する優先順位づけにおいてより高位に位置づけられるか、より精密に判断することができる。
上述したように、推定したつまずきポイントが複数存在する場合(すなわち、つまずきポイントを1つに絞り込めていない場合)には、優先順位決定部104は、推定されたつまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。優先順位決定部104は、優先順位づけ処理の結果を示す情報(複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントの優先順位を示す情報)を、確認ドリル抽出部102へ出力する。
そして、確認ドリル抽出部102は、優先順位決定部104から取得した、複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントの優先順位を示す情報に応じて、当該複数のつまずきポイントをさらに絞り込む上で適切な1つまたは複数の問題を記憶部101に記憶された教材情報1011から抽出する。そして、確認ドリル抽出部102は、当該1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを再び生成する。
表示部106は、確認ドリルを示す情報を確認ドリル抽出部102から取得する。そして、表示部106は、取得した情報に基づく確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を含む学習画面を表示する。これにより、学習支援端末10を利用する解答者へ当該問題が提示される。
操作入力部107は、解答者による操作入力を受け付ける。ここで言う操作入力とは、表示部106に表示された問題に対して解答するために行われる解答者の操作に基づく操作入力である。そして、操作入力部107は、受け付けた操作入力を示す情報を、後述する解答情報生成部108へ出力する。
解答情報生成部108は、操作入力部107から取得した操作入力を示す情報に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対してのそれぞれの解答を示す解答情報を生成する。解答情報生成部108は、生成した解答情報をつまずきポイント絞り込み部103へ出力する。
そして、上記と同様に、つまずきポイント絞り込み部103は、解答情報生成部108から解答情報を取得する。つまずきポイント絞り込み部103は、取得した解答情報に含まれる解答結果に基づいて、当該解答情報に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントをさらに絞り込む絞り込み処理を行う。
このようにして、つまずきポイント絞り込み部103は、推定したつまずきポイントが1つになるまで、当該複数のつまずきポイントを絞り込む。これにより、不正解の原因となったつまずきポイントである弱点ポイント(すなわち、解答者の苦手とする特定の学習ポイント)が特定される。
[つまずきポイントの絞り込み処理の具体例]
以下、つまずきポイント絞り込み部103によるつまずきポイントの絞り込み処理の3つの具体例について、図面を参照しながら説明する。
図6、図7、または図8は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末10によるつまずきポイントの絞り込み処理の一例を示す図である。
まず、つまずきポイントの絞り込み処理の1つ目の具体例について、図6を参照しながら説明する。
図6は、まず、5つのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))のうち少なくとも1つがそれぞれ対応付けられた、1つまたは複数の問題からなる学習ドリルが解答者に対して提示された場合について示している。なお、図示するように、例えば、つまずきポイント(A)とは「3位数×2位数の筆算」という内容のつまずきポイントであり、つまずきポイント(B)とは「部分積を作るときに繰り上がり」という内容のつまずきポイントである。
図6において、縦方向は、上から下へ向かって時系列を示している。また、図6において、黒丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補である可能性があると推定されたつまずきポイントを表す。また、図6において、白丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補ではないと推定されたつまずきポイントを表す。
まず、図6の一段目は、つまずきポイント絞り込み部103によるつまずきポイント絞り込み処理がまだ一度もなされていない状態を表しており、全てのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))にまだ弱点ポイントの候補である可能性があることから、全て黒丸の状態である。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の学習ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が対応付けられた問題については不正解であり、つまずきポイント(D)、およびつまずきポイント(E)が対応付けられた問題については正解したという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(D)、およびつまずきポイント(E)は弱点ポイントの候補ではないと推定する。これにより、図6の上から2段目に示すように、つまずきポイント(D)、およびつまずきポイント(E)は白丸の状態となる。
このように、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在する場合、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。なお、優先順位づけ処理の詳細については後述する。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が対応付けられた問題によって構成される確認ドリルを生成し、当該確認ドリルが解答者へ提示される。
なお、上記の優先順位づけ処理によって、より弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイントが対応づけられた問題ほど、より多く含まれるように確認ドリルが生成される。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が対応付けられた問題についてはいずれも不正解であったという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)は、引き続き弱点ポイントの候補であるものと推定する。これにより、図6の上から3段目に示すように、引き続き、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が黒丸の状態のままとなる。
上記の通り、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在するため、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)の中で、解答者が一番理解できていない可能性が高いと思われるつまずきポイント(すなわち、上記の優先順位づけ処理の結果、最も弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイント(図6においては、つまずきポイント(C)))を除いた残りのつまずきポイント(図6においては、つまずきポイント(A)およびつまずきポイント(B))、が対応付けられた問題によって構成される学習ドリルを生成し、当該学習ドリルが解答者へ提示される(図6の4段目)。
なお、上記の優先順位づけ処理によって、(最も弱点ポイントである可能性が高い推定されたつまずきポイントを除いたつまずきポイントの中で)より弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイントが対応づけられた問題ほど、より多く含まれるように確認ドリルが生成される。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、いずれも正解である解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)は弱点ポイントの候補ではないと推定する。これにより、図6の上から5段目(最下段)に示すように、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)は白丸の状態となる。これにより、つまずきポイント(C)のみが黒丸の状態となるため、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(C)が弱点ポイントであるとものと判定し、つまずきポイントの絞り込み処理を終了する。
次に、つまずきポイントの絞り込み処理の2つ目の具体例について、図7を参照しながら説明する。
図7も図6と同様に、まず、5つのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))のうち少なくとも1つがそれぞれ対応付けられた、1つまたは複数の問題からなる確認ドリルが解答者に対して提示された場合について示している。
図6と同様に、図7において、縦方向は、上から下へ向かって時系列を示している。また、図7において、黒丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補である可能性があると推定されたつまずきポイントを表す。また、図7において、白丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補ではないと推定されたつまずきポイントを表す。
まず、図7の一段目は、つまずきポイント絞り込み部103によるつまずきポイント絞り込み処理がまだ一度もなされていない状態を表しており、全てのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))にまだ弱点ポイントの候補である可能性があることから、全て黒丸の状態である。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、つまずきポイント(C)、およびつまずきポイント(D)が対応付けられた問題については不正解であり、つまずきポイント(E)が対応付けられた問題については正解したという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(E)は弱点ポイントの候補ではないと推定する。これにより、図7の上から2段目に示すように、つまずきポイント(E)は白丸の状態となる。
このように、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在する場合、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。なお、優先順位づけ処理の詳細については後述する。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が対応付けられた問題によって構成される確認ドリルを生成し、当該確認ドリルが解答者へ提示される。
なお、上記の優先順位づけ処理によって、より弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイントが対応づけられた問題ほど、より多く含まれるように確認ドリルが生成される。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)が対応付けられた問題のいずれも不正解であったという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)は、引き続き弱点ポイントの候補であるものと推定する。また、つまずきポイント(D)については、判定を保留する。これにより、図7の上から3段目に示すように、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)は引き続き黒丸の状態となり、つまずきポイント(D)は保留の状態となる。
上記の通り、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在するため、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)の中で、解答者が一番理解できていない可能性が高いと思われるつまずきポイント(すなわち、上記の優先順位づけ処理の結果、最も弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイント(図7においては、つまずきポイント(A)))が対応付けられた問題によって構成される学習ドリルを生成し、当該学習ドリルが解答者へ提示される(図7の4段目)。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、いずれも不正解である解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)については、判定を保留する。これにより、図7の上から5段目(最下段)に示すように、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C)は保留の状態となる。これにより、つまずきポイント(A)のみが黒丸の状態となるため、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(A)が弱点ポイントであるとものと判定し、つまずきポイントの絞り込み処理を終了する。
次に、つまずきポイントの絞り込み処理の3つ目の具体例について、図8を参照しながら説明する。
図8も図6および図7と同様に、まず、5つのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))のうち少なくとも1つがそれぞれ対応付けられた、1つまたは複数の問題からなる確認ドリルが解答者に対して提示された場合について示している。
図6および図7と同様に、図8において、縦方向は、上から下へ向かって時系列を示している。また、図8において、黒丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補である可能性があると推定されたつまずきポイントを表す。また、図8において、白丸は、解答者の弱点である弱点ポイントの候補ではないと推定されたつまずきポイントを表す。
まず、図8の一段目は、つまずきポイント絞り込み部103によるつまずきポイント絞り込み処理がまだ一度もなされていない状態を表しており、全てのつまずきポイント(つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、・・・、つまずきポイント(E))にまだ弱点ポイントの候補である可能性があることから、全て黒丸の状態である。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、つまずきポイント(C)、およびつまずきポイント(D)が対応付けられた問題については不正解であり、つまずきポイント(E)が対応付けられた問題については正解したという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(E)は弱点ポイントの候補ではないと推定する。これにより、図7の上から2段目に示すように、つまずきポイント(E)は白丸の状態となる。
このように、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在する場合、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。なお、優先順位づけ処理の詳細については後述する。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、任意のつまずきポイント(図8に示す例においては、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)が対応付けられた問題によって構成される確認ドリルを生成し、当該確認ドリルが解答者へ提示される。
なお、上記の優先順位づけ処理によって、より弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイントが対応づけられた問題ほど、より多く含まれるように確認ドリルが生成される。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の確認ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)が対応付けられた問題のいずれも正解であったという解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)は弱点ポイントの候補ではないと推定する。これにより、図8の上から3段目に示すように、つまずきポイント(A)、およびつまずきポイント(B)は白丸の状態となる。
上記の通り、推定した結果として複数のつまずきポイントが存在するため、優先順位決定部104は、当該複数のつまずきポイントを、弱点ポイントである可能性の高さに基づいて優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。
上記の優先順位づけ処理の結果に基づき、次に、確認ドリル抽出部102は、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、つまずきポイント(C)、およびつまずきポイント(D)の中で、解答者が一番理解できていない可能性が高いと思われるつまずきポイント(すなわち、上記の優先順位づけ処理の結果、最も弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイント(図8においては、つまずきポイント(D)))を除いた残りのつまずきポイント(図8においては、つまずきポイント(A)、つまずきポイント(B)、およびつまずきポイント(C))が対応付けられた問題によって構成される確認ドリルを生成し、当該学習ドリルが解答者へ提示される(図8の4段目)。
なお、上記の優先順位づけ処理によって、(最も弱点ポイントである可能性が高い推定されたつまずきポイントを除いたつまずきポイントの中で)より弱点ポイントである可能性が高いと推定されたつまずきポイントが対応づけられた問題ほど、より多く含まれるように確認ドリルが生成される。
つまずきポイント絞り込み部103は、上記の学習ドリルに対する解答情報を取得する。そして、当該解答情報が示す解答結果が、いずれも不正解である解答結果であったものとする。
この場合、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(D)については、判定を保留する。これにより、図8の上から5段目(最下段)に示すように、つまずきポイント(D)は保留の状態となる。これにより、つまずきポイント(C)のみが黒丸の状態となるため、つまずきポイント絞り込み部103は、つまずきポイント(C)が弱点ポイントであるとものと判定し、つまずきポイントの絞り込み処理を終了する。
なお、上述した、絞り込み処理の3つの具体例におけるそれぞれの絞り込みロジックはあくまで例であり、本実施形態に係る学習支援端末10においては任意の絞り込みロジックが適用可能である。
[優先順位づけ処理の具体例]
以下、優先順位決定部104による優先順位づけ処理の具体例について説明する。
例えば、優先順位づけ処理において、優先順位決定部104は、学習履歴情報1013に基づく解答者の過去の学習履歴を参照し、あるつまずきポイントが対応付けられた問題を解くことが当該解答者にとって初めてであることを認識した場合には、当該つまずきポイントが弱点ポイントである可能性はより高いと推定し、優先順位をより高くなるように設定することができる。
なぜならば、初めて遭遇したつまずきポイントについては、過去に複数回遭遇しているその他のつまずきポイントと比べ、相対的に習熟できていない可能性が高いためである。
また、例えば、優先順位づけ処理において、優先順位決定部104は、学習履歴情報1013に基づく解答者の過去の学習履歴を参照し、あるつまずきポイントが対応付けられた問題に対して、当該解答者が直近に正解していることを認識した場合には、当該つまずきポイントが弱点ポイントである可能性はより低いと推定し、優先順位をより低くなるように設定することができる。
なぜならば、解答者が当該つまずきポイントについて正しく理解をしているにもかかわらず、その回だけ偶発的に解答を誤った可能性があるからである。
なお、上述した、優先順位づけ処理は、例えば、下記のような計算式(式(1))によって重み付けがなされて計算される値(S)の大きさによって判定される処理であってもよい。
S=aX+bX+cX+dX+eX・・・(1)
ここで、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に解答することが解答者にとって初めてであるか否かを示す変数である。また、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に対する直近の解答結果を示す変数である。また、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に対して直近に解答した時期を示す変数である。また、Xは、確認ドリルに当該つまずきポイントが対応付けられた問題が含まれる割合を示す変数である、また、Xは、当該つまずきポイントが示す学習ポイントの領域の広さ(例えば、単元に相当するつまずきポイントであるのか、あるいは、小単元に相当するつまずきポイントであるのか等)を示す変数である。
また、a、b、c、d、およびeは、重み付けをするための任意の定数である。例えば、a、b、c、d、およびeは、a>b>c>d>eとなるように設定することができる。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末10による優先順位づけ処理の一例を示す図である。例えば、直近の確認ドリル(図9に示す「ドリル2」)の問題に対する解答結果に基づき、弱点ポイントと推定されているつまずきポイントが「3の段のかけ算」、「2桁のわり算」、「あまり」の3つであるものとする。しかしながら、図示するように、過去に解答した確認ドリル(図9に示す「ドリル1」)の中で「3の段のかけ算」および「2桁のわり算」のつまずきポイントが対応付けられた問題(図9に示す「問題:15÷3=」)に対し、解答者は正解をしている。これにより、優先順位決定部104は、当該つまずきポイントである「3の段のかけ算」もしくは「2桁のわり算」が弱点ポイントである可能性はより低いと推定し、優先順位を、「あまり」のつまずきポイントよりも低く設定することができる。
このように、本実施形態に係る学習支援端末10は、絞り込んだつまずきポイントが弱点ポイントである可能性が高いか低いかについて、過去の学習履歴に基づいて推定し、優先順位を決定する機能を備える。
なお、あるつまずきポイントが対応付けられた問題に対する、解答者の直近の学習履歴だけでなく、当該問題に対する解答者の過去の複数回の学習履歴に基づいて、当該つまずきポイントが弱点ポイントである可能性が高いか低いかを優先順位決定部104が推定し、優先順位を決定するようにしてもよい。
この場合、過去の複数回の学習履歴において正解した割合を優先順位決定部104が計算し、当該割合が所定の値より大きかった場合には、つまずきポイントが弱点ポイントである可能性がより低いと推定し、優先順位がより低くなるように設定する。
なぜならば、解答者が当該つまずきポイントについて概ね正しく理解をしているにもかかわらず、その回については偶発的に解答を誤った可能性があるからである。
なお、上記のように、優先順位決定部104が、過去の複数回の学習履歴に基づいて優先順位づけ処理を行う場合、それぞれの回に対して重みづけをして計算を行うようにしてもよい。例えば、優先順位決定部104は、直近の学習履歴に対しては重みづけを大きくし、より以前の学習履歴になるほど重みづけを小さくして、当該問題に対する解答者の過去の理解度を示す値を計算し、当該理解度を示す値が所定の値より大きかった場合には、つまずきポイントが弱点ポイントである可能性はより低いと推定し、優先順位がより低くなるように設定するようにしてもよい。
なお、重みづけは、例えば、解答者が学習(解答)をしてからの経過時間(解答時期)に応じて設定される(時間がより経過しているほど重みづけが小さくなる)ようにしてもよいし、現在から遡って何回前の学習(解答)であるかに応じて設定される(より古い回であるほど重みづけが小さくなる)ようにしてもよい。
優先順位決定部104は、解答者の過去の学習履歴において、例えば、予め定められた、上記のような、つまずきポイントの優先順位づけの条件のいずれかに、あるつまずきポイントが該当した場合には、当該つまずきポイントが弱点ポイントである可能性はより低いと推定して優先順位をより低く設定し、いずれの条件にも該当しなかった場合には、当該つまずきポイントが弱点ポイントである可能性はより高いと推定して優先順位をより高く設定する。
[学習支援端末10の動作]
以下、学習支援端末10の動作について、図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る学習支援端末10の動作を示すフローチャートである。本フローチャートが示す動作は、学習支援端末10において、確認ドリルの抽出が行われる際に開始する。当該確認ドリルの抽出は、例えば、解答者による確認ドリルの実施要求を示す操作入力を操作入力部107が受け付けた際に行われる。
(ステップS001)確認ドリル抽出部102は、記憶部101に記憶された教材情報1011に含まれる問題群の中から、当該学習項目毎に予め決められた所定の確認ドリルを抽出するか、または予め記憶されている多数の問題の中からランダムに適宜1つ以上の問題を抽出して一纏めにすることによって確認ドリルを生成する。そして、確認ドリル抽出部102は、当該確認ドリルを示す情報を表示部106へ出力する。表示部106は、当該確認ドリルを示す情報に基づく問題を表示する。これにより、確認ドリルが解答者に対して提示される。その後、ステップS002へ進む。
(ステップS002)操作入力部107が、解答者による操作入力を受け付けた場合には、操作入力部107は、受け付けた操作入力を示す情報を、解答情報生成部108へ出力する。なお、ここで言う操作入力とは、表示部106に表示された問題に対して解答するために行われる解答者の操作に基づく操作入力である。そして、解答情報生成部108は、操作入力部107から取得した操作入力を示す情報に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対してのそれぞれの解答を示す解答情報を生成する。そして、解答情報生成部108は、生成した解答情報をつまずきポイント絞り込み部103へ出力する。その後、ステップS003へ進む。
また、操作入力部107が、解答者による操作入力を受け付けていない場合には、ステップS002に留まり、操作入力部107は、引き続き解答者による操作入力を待ち受ける。
(ステップS003)つまずきポイント絞り込み部103は、解答情報生成部108から取得した解答情報と、記憶部101に記憶されたつまずきポイント情報1012と、に基づいて、つまずきポイントを絞り込む絞り込み処理を行う。その後、ステップS004へ進む。
(ステップS004)つまずきポイント絞り込み部103による絞り込み処理により、弱点ポイントである可能性があるつまずきポイントが1つに絞り込まれた場合には、ステップS006へ進む。そうでない場合(すなわち、つまずきポイント絞り込み部103による絞り込み処理により絞り込まれた、弱点ポイントである可能性があるつまずきポイントが複数存在する場合)は、ステップS007へ進む。
(ステップS005)優先順位決定部104は、上記のつまずきポイントの絞り込み処理によって絞り込まれた複数のつまずきポイントと、記憶部101に記憶された学習履歴情報1013に含まれる解答結果に基づくつまずきポイントと、に基づいて、当該複数のつまずきポイントに対し、解答者の実際の弱点を示すつまずきポイントである弱点ポイントである可能性が高いか低いかを推定し、推定結果に基づいて優先順位を決定する優先順位づけ処理を行う。優先順位決定部104は、決定した優先順位を示す情報を、確認ドリル抽出部102へ出力する。その後、ステップS001へ進む。
(ステップS006)確認ドリル抽出部102は、優先順位決定部104から取得した優先順位を示す情報に基づいて、記憶部101に記憶された教材情報1011に含まれる問題群の中から1つまたは複数の問題を抽出する。そして、確認ドリル抽出部102は、抽出した1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを生成する。そして、確認ドリル抽出部102は、当該確認ドリルを示す情報を表示部106へ出力する。表示部106は、当該確認ドリルを示す情報に基づく問題を表示する。これにより、確認ドリルが解答者に対して提示される。その後、ステップS002へ戻る。
(ステップS007)つまずきポイント絞り込み部103は、ステップS003におけるつまずきポイントの絞り込み処理によって1つに絞り込んだつまずきポイントを弱点ポイントであるものとして判定する。その後、ステップS008へ進む。
(ステップS008)つまずきポイント絞り込み部103は、ステップS007における弱点ポイントの判定結果に基づいて、記憶部101に記憶された学習履歴情報1013を更新する。その後、ステップS009へ進む。
(ステップS009)制御部100は、ステップS007において判定された弱点ポイントを克服するためのアドバイス・補強問題を記憶部101から抽出し、表示部106に表示させる。これにより、解答者に対し、当該弱点ポイントに基づく弱点を克服するためのアドバイス・補強問題が提供される。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
上述したように、本実施形態に係る学習支援端末10によれば、弱点ポイントの候補となるつまずきポイントが1つに定まった段階で弱点ポイントの判定の処理が終了し、当該つまずきポイントが弱点ポイントであるものとして、当該弱点ポイントに基づく弱点を克服するためのアドバイス・補強問題が解答者に対して提供される。
但し、学習支援端末10が、つまずきポイントの絞り込み処理を繰り返し、新たな確認ドリルの生成および解答情報の取得を続けても、つまずきポイントが1つに絞り込まれない(複数のままである)場合もありうる。この場合などにおいては、例えば、新たなドリルを生成せずに、絞り込まれた複数のつまずきポイントに対して上述した優先順位づけ処理により優先順位が設定された段階で、一番優先順位が高く設定されたつまずきポイントを弱点ポイントであるものとして判定するようにしてもよい。
なお、上述したアドバイス・補強問題により、解答者に対する弱点ポイントへの補強が行われた後には、解答者が、再度、確認ドリルを解きなおすことができるようにしてもよい。
なお、解答者が、再度確認ドリルを解きなおす段階では、一度補強された弱点ポイントであるつまずきポイントは、完全に解消された(すなわち、図6、図7、または図8における白丸)前提として処理が進められてもよい。すなわち、当該一度補強された弱点ポイントであるつまずきポイントは、当該学習項目における弱点ポイントとなっているつまずきポイントの推定対象から除外されてもよい。また、当該一度補強された弱点ポイントであるつまずきポイント以外のつまずきポイントに対応付けられた問題が優先的に抽出され、確認ドリルが生成されるようにしてもよい。
上記の処理が繰り返されることにより、例えば、図7または図8において「保留」となったつまずきポイントについても、(最初に弱点ポイントであると判定されたつまずきポイントが克服された場合には)順次、弱点ポイントの候補として抽出していくことができる。
なお、上記の処理は、例えば、学習支援端末10の動作処理をより軽くするために、以前のつまずきポイントの絞り込み処理および優先順位づけ処理の結果を利用しようとするものである。そのため、もちろん、解答者が再度確認ドリルを解きなおす段階においては、絞り込み対象である各つまずきポイントが弱点ポイントである可能性に対する評価が完全にフラットな状態(すなわち、最初の確認ドリルに回答する前の状態)に戻されてから、再びつまずきポイントの絞り込みが行われるようにしてもよい。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態に係る学習支援システム1は、つまずきポイントの絞り込み処理や、優先順位づけ処理を、学習支援端末10側で行う構成であったが、第2の実施形態における学習支援システム1は、つまずきポイントの絞り込み処理や、優先順位づけ処理を、学習支援サーバ21側で行う構成である。
[学習支援サーバ21の機能構成]
以下、学習支援サーバ21の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る学習支援サーバ21の機能構成を示すブロック図である。図示するように、学習支援サーバ21は、制御部210と、記憶部211と、確認ドリル抽出部212と、つまずきポイント絞り込み部213と、優先順位決定部214と、通信部215と、を含んで構成される。
制御部210は、学習支援サーバ21の各機能ブロックの動作を制御する。制御部210は、例えば、CPUを含んで構成される。
記憶部211は、学習支援サーバ21によって行われる各種の処理において用いられるプログラムやデータ等を記憶する。また、記憶部211は、学習支援サーバ21によって行われる各種の処理において一時的に使用される一時記憶領域としても用いられる。記憶部211は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
また、記憶部211は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報2111を予め記憶している。また、記憶部211は、教材情報2111に含まれる問題群の中のそれぞれの問題に対して、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントを対応付けた情報である、つまずきポイント情報2112を予め記憶している。また、記憶部211は、解答者ごとに、当該解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報2113を予め記憶している。
確認ドリル抽出部212は、記憶部211に記憶された教材情報2111から確認ドリルを抽出する。なお、抽出される確認ドリルは、予め教材情報2111に予め含まれている所定の確認ドリルである場合や、教材情報2111に予め含まれている多数の問題の中から1つまたは複数の問題を適宜ランダムに抽出することによって生成される確認ドリルである場合もある。
そして、確認ドリル抽出部212は、抽出した確認ドリルを示す情報を後述する通信部215へ出力する。当該確認ドリルを示す情報は、後述する通信部215によって、通信ネットワーク50を介して学習支援端末11へ送信される。
つまずきポイント絞り込み部213は、学習支援端末11から送信された解答情報を、通信部215から取得する。つまずきポイント絞り込み部213は、取得した解答情報と、記憶部211に記憶されたつまずきポイント情報2112と、に基づいて、つまずきポイントを絞り込む絞り込み処理を行う。上述したように、つまずきポイント情報2112とは、教材情報2111に含まれる問題群の中のそれぞれの問題と、当該問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイント(つまずきポイント)と、が対応付けられた情報である。
すなわち、つまずきポイント絞り込み部213は、取得した解答情報に対応する問題にそれぞれ対応付けられた1つまたは複数のつまずきポイントを、当該解答情報に含まれる解答結果(解答が正解であるか不正解であるか)に基づいて絞り込む絞り込み処理を行う。これにより、解答者の弱点である学習ポイントである弱点ポイントが特定される。
つまずきポイント絞り込み部213は、絞り込み処理によって絞り込まれたつまずきポイントが複数存在する場合(すなわち、つまずきポイントを1つに絞り込めていない場合)には、当該複数のつまずきポイントを示す情報を、後述する優先順位決定部214へ出力する。
優先順位決定部214は、つまずきポイント絞り込み部213による絞り込み処理によって絞り込まれた複数のつまずきポイントを取得し、当該複数のつまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行う。優先順位決定部214は、優先順位づけ処理の結果を示す情報(複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントの優先順位を示す情報)を、確認ドリル抽出部212へ出力する。
そして、確認ドリル抽出部212は、優先順位決定部214から取得した、複数のつまずきポイントと当該の複数のつまずきポイントの優先順位を示す情報に応じて、記憶部211に記憶された教材情報2111に含まれる問題群の中から1つまたは複数の問題(つまずきポイントの絞り込みをさらに行う上で適切な問題)を抽出する。そして、確認ドリル抽出部212は、抽出した1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを再び生成し、学習支援端末11へ送信する当該学習ドリルを示す情報を、通信部215へ再び出力する。
そして、上記と同様に、つまずきポイント絞り込み部213は、学習支援端末11から送信され通信部215によって受信された解答情報を、通信部215から取得する。つまずきポイント絞り込み部213は、取得した解答情報に含まれる解答結果に基づいて、当該解答情報に対応する問題にそれぞれ対応付けられた複数のつまずきポイントをさらに絞り込む絞り込み処理を行う。
このようにして、つまずきポイント絞り込み部213は、つまずきポイントが1つになるまで、当該複数のつまずきポイントの絞り込みを行う。これにより、解答者の苦手とする弱点ポイントを特定する。
通信部215は、通信ネットワーク50を介して、1または複数の学習支援端末11と通信接続するための通信インターフェースである。
通信部215は、確認ドリル抽出部212によって生成された確認ドリルを示す情報を確認ドリル抽出部212から取得し、当該確認ドリルを示す情報を、通信ネットワーク50を介して学習支援端末11へ送信する。
また、通信部215は、学習支援端末11から送信された解答情報を、通信ネットワーク50を介して受信し、当該解答情報を、つまずきポイント絞り込み部213へ出力する。
また、通信部215は、例えば、つまずきポイント絞り込み部213によって判定された解答者の弱点ポイントを示す情報を、通信ネットワーク50を介して当該解答者が利用する学習支援端末11へ送信する。これにより、学習支援端末11において解答者の弱点ポイントが表示され、解答者は自身の弱点を把握することができる。
[学習支援端末11の機能構成]
以下、学習支援端末11の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る学習支援端末11の機能構成を示すブロック図である。図示するように、学習支援端末11は、制御部110と、記憶部111と、通信部112と、表示部113と、操作入力部114と、解答情報生成部115と、を含んで構成される。
制御部110は、学習支援端末11の各機能ブロックの動作を制御する。制御部110は、例えば、CPUを含んで構成される。
記憶部111は、学習支援端末11によって行われる各種の処理において用いられるプログラムやデータ等を記憶する。また、記憶部111は、学習支援端末11によって行われる各種の処理において一時的に使用される一時記憶領域としても用いられる。記憶部111は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、EEPROM、RAM、ROM、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
通信部112は、通信ネットワーク50を介して、学習支援サーバ21と通信接続するための通信インターフェースである。
通信部112は、学習支援サーバ21から送信された確認ドリルを示す情報を、通信ネットワーク50を介して受信し、当該確認ドリルを示す情報を、後述する表示部113へ出力する。
また、通信部112は、後述する解答情報生成部115によって生成された解答情報を解答情報生成部115から取得し、当該解答情報を、通信ネットワーク50を介して学習支援サーバ21へ送信する。
また、通信部112は、例えば、学習支援サーバ21から送信された、解答者の弱点ポイントを示す情報を、通信ネットワーク50を介して受信し、当該弱点ポイントを示す情報を、後述する表示部113へ出力する。
表示部113は、確認ドリルを示す情報を通信部112から取得する。そして、表示部113は、取得した情報に基づく確認ドリルに含まれる1つまたは複数の問題を含む学習画面を表示する。これにより、学習支援端末11を利用する解答者へ当該問題が提示される。
また、表示部113は、例えば、解答者の弱点ポイントを示す情報を通信部112から取得し、取得した情報に基づいて弱点ポイントを示す画面を表示する。これにより、解答者は自身の弱点を把握することができる。
表示部113は、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、またはCRT等を含んで構成される。
操作入力部114は、解答者による操作入力を受け付ける。ここで言う操作入力とは、表示部113に表示された問題に対して解答するために行われる解答者の操作に基づく操作入力である。そして、操作入力部114は、受け付けた操作入力を示す情報を、後述する解答情報生成部115へ出力する。
操作入力部114は、解答者からの操作入力を受け付けることができる部材、例えば、キーボード、またはタッチパネル等を含んで構成される。なお、操作入力部114には、マウス、またはポインティングデバイス等がさらに含まれていてもよい。
なお、上記の表示部113と操作入力部114とが、入出力機能を有する1つの部材、例えば、タッチパネル等によって構成されていても構わない。
解答情報生成部115は、操作入力部114から取得した操作入力を示す情報に基づく、表示した1つまたは複数の問題に対してのそれぞれの解答を示す解答情報を生成する。解答情報生成部115は、生成した解答情報を通信部112へ出力する。これにより、当該解答情報は、通信部112により、通信ネットワークを介して学習支援サーバ21へ送信される。
なお、図11および図12に基づく上記第2の実施形態の説明においては、教材情報2111、つまずきポイント情報2112、および学習履歴情報2113を含む記憶部211と、確認ドリル抽出部212と、つまずきポイント絞り込み部213と、優先順位決定部214と、が学習支援サーバ21側にのみ存在するものとしたが、本発明の様態はこれに限られるものではなく、例えば教材情報2111、つまずきポイント情報2112、学習履歴情報2113を含む記憶部211と、確認ドリル抽出部212と、つまずきポイント絞り込み部213と、優先順位決定部214等と、の少なくともいずれか1つの要素が学習支援端末11側に存在しても良く、その場合は、学習支援端末11側に幾らかの動作処理の負荷を負わせる代わりに、学習支援サーバ21側の動作処理の負荷や、学習支援端末11と学習支援サーバ21間で送受信される情報量を軽減することができる。
なお、教材情報2111、つまずきポイント情報2112、および学習履歴情報2113のうち1つまたは全部の情報が、学習支援サーバ21が備える記憶部211に記憶され、それ以外の情報が、学習支援端末11が備える記憶部111に記憶されているような構成であってもよい。すなわち、教材情報2111、つまずきポイント情報2112、および学習履歴情報2113が、それぞれ、学習支援サーバ21が備える記憶部211または学習支援端末11が備える記憶部111の少なくとも一方に記憶されているような構成であればよい。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、つまずきポイントは、より低次の学習段階(例えば、より低い学年での学習時)におけるつまずきポイントとの関連性を有している。第3の実施形態における学習支援端末10の記憶部101に記憶されたつまずきポイント情報1012には、当該関連性を示す親つまずきポイント情報が含まれる。
まず、以下に、学習の階層構造の概念について、図面を参照しながら説明する。
図13は、学習の階層構造の概念の概要を示す概略図である。図示するように、本実施形態における学習は、単元、小単元、および学習項目の3層の階層からなる階層構造によって構成されている。
単元には、1または複数の小単元が対応付けられて設定され、記憶部に記憶されている。例えば、「かけ算」という単元に対し、「かけ算の決まり」という小単元を含む複数の小単元が対応付けられて設定されている。
また、小単元には、1または複数の学習項目が対応付けられて設定され、記憶部に記憶されている。例えば、「かけ算の決まり」という小単元に対し、「分配法則」という学習項目、および「ゼロのかけ算」という学習項目を含む複数の学習項目が対応付けられて設定されている。各単元、各小単元、および各学習項目について、取り組まれる順序は特に厳密に制限されるものでは無いが、一般的に学習は低次の内容から高次の内容に進んでいくため、学校の講義等で取り組まれる順序に準じて、低次から高次の学習段階にかけて取り組まれることが好ましい。
確認ドリル抽出部によって抽出もしくは生成される確認ドリルに含まれる各問題には、1または複数の「つまずきポイント」が対応付けられて設定され、記憶部に記憶されている。更に、確認ドリルに含まれる各問題には、1または複数の「親つまずきポイント」が対応付けて設定されていることがある。「親つまずきポイント」については、後述する。
図13に図示するように、1つの学習項目に対して、予め1つの所定の確認ドリルが対応付けられて設定され、記憶部101に記憶されている。解答者が最初に当該学習項目に取り組む際には、この予め定められた所定の確認ドリルが提示される。この確認ドリルに取り組むことにより、解答者は、各学習項目に対する理解度や、弱点ポイントとなっているつまずきポイントを網羅的に確認することができる。
なお、本実施形態においては、各学習項目に対応付けられた1つの所定の確認ドリルが予め記憶部101に記憶されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、複数の所定の確認ドリルが対応付けられていてもよい。また、解答者が当該学習項目を習熟する上で理解が必要なつまずきポイントを網羅できる確認ドリルであれば、当該確認ドリルに含まれる問題を固定せずに、都度ランダムに問題が抽出されて生成されるような構成であってもよい。
少なくとも、解答者が最初に確認ドリルに回答する前の段階において、当該確認ドリルに含まれる各問題に対応づけられた各つまずきポイントに対しては、弱点ポイントか否かの判断がされていない(すなわち、黒でも白でもない)状態である。解答者により、一度、確認ドリルの問題に対して解答がなされた段階で、各問題に対する解答状況に応じて各つまずきポイントが分類される。一具体的としては、つまずきポイントは、「関連する問題に全問正解しており、弱点ポイントの候補から除外するつまずきポイント」、「関連する問題に正解と不正解とがあるが、弱点ポイントの候補から除外するつまずきポイント」、「今回の解答では弱点か否か判定することが困難であり、弱点ポイントの候補から除外するつまずきポイント」、および「関連する問題が全て不正解であり、弱点ポイントと推定するつまずきポイント」の4つに分類される。
なお、上記のつまずきポイントの分類は一例である。上記の例においては、全問不正解となったつまずきポイントのみを弱点ポイントと推定したが、例えば、不正解の割合等が所定の閾値を超えたつまずきポイントについて、弱点ポイントと推定するようにしてもよく、弱点ポイントと推定されるための基準は適宜設定できる。
この確認ドリルが終了した段階で、「弱点ポイントと推定されるつまずきポイント」が1つである場合、このつまずきポイントが弱点ポイントであるものとして判定され、つまずきポイントの絞り込み処理が終了する。
この確認ドリルが終了した段階で、「弱点ポイントと推定されるつまずきポイント」が複数存在する場合、この複数のつまずきポイントの中での弱点らしさの優先順位づけを行う優先順位づけ処理が行われる。なお、この優先順位は、0または1のように2値で設定されるものではなく、例えば上述した式(1)や後述する式(2)に基づいて計算されるように、傾斜的に設定される。
優先順位決定部104により、弱点ポイントと推定される複数のつまずきポイントの中での弱点らしさの優先順位づけが行われると、確認ドリル抽出部102は、この優先順位に基づき、最も弱点らしきつまずきポイントができるだけ抽出されるように、教材情報1011の中から適切な問題をランダムに抽出して新たな確認ドリルを生成し、当該確認ドリルが解答者へ提示される。
以降、新たな確認ドリルについて、つまずきポイントの絞り込み処理や、優先順位づけ処理が繰り返し行われることにより、弱点ポイントが特定される。但し、前述の実施形態で解説した通り、確認ドリルに複数回取り組んでも弱点ポイントが一つに特定できない場合には、例えば、新たなドリルを生成せずに、絞り込まれた複数のつまずきポイントに対して上述した優先順位づけ処理により優先順位が設定された段階で、一番優先順位が高く設定されたつまずきポイントを弱点ポイントであるものとして判定するようにしてもよい。
なお、新たな確認ドリルの開始時点では、それ以前の確認ドリルによって既に各つまずきポイントが弱点ポイントの候補であるか否かの判定がなされているため、以前の確認ドリルによって弱点ポイントの候補であると判定されたつまずきポイントについてのみ、当該つまずきポイントの更なる絞り込みが行われる。但し、上記の処理は、学習支援端末10の動作処理をより軽くするために行われるものであるが、以前の確認ドリルによる判定の結果を示す情報を用いずにつまずきポイントの更なる絞り込みが行われるような構成であっても構わない。
図13に図示するように、高学年時(例えば、小学校5年生の時)における学習項目毎の確認ドリルに対応付けられるつまずきポイントの中には、低学年時(例えば、小学校4年生の時)における「小単元」の階層に相当するつまずきポイントである「親つまずきポイント」が含まれることがある。これは、解答者の弱点が、低学年時の学習における理解度の低さに起因していることがあるからである。
なお、低学年時の「小単元」の階層を高学年時のつまずきポイント(親つまずきポイント)に設定する理由としては、低学年時の問題に含まれていたつまずきポイントを、そのまま高学年時のつまずきポイントとして対応付けを行うと、学年が上がるに従って問題が高次化することによって、つまずきポイントの数が膨大になってしまい、処理が困難になる場合があるからである。
なお、親つまずきポイントであっても、通常のつまずきポイントであっても、つまずきポイントの絞り込み処理における処理に相違はないが、後述するように、優先順位づけ処理において、親つまずきポイントよりも、通常のつまずきポイントのほうがより優先順位が高くなり易い優先順位の計算ロジックが用いられることにより、相対的に、親つまずきポイントが弱点ポイントであると判定される可能性は、通常のつまずきポイントが弱点ポイントであると判定される可能性よりも低くなる。
なお、親つまずきポイントが弱点ポイントと判定された場合には、当該親つまずきポイントに該当する低学年時の小単元の配下にある各つまずきポイントに対応付けられた問題がランダムに抽出され、確認ドリルが生成される。
なお、親つまずきポイントを、当該親つまずきポイントの構成要素である低学年時の1つまたは複数のつまずきポイントに分解し、当該低学年時の1つまたは複数のつまずきポイントに対する解答者の過去の学習履歴を考慮して、優先順位づけ処理が行われるような構成あってもよい。
なお、図13に基づく上記第3の実績形態の説明では、小学校の高学年時における学習項目毎の確認ドリルに対応付けられるつまずきポイントの中に、低学年時における「小単元」の階層に相当するつまずきポイントである「親つまずきポイント」が含まれる例を解説したが、本発明の態様は必ずしもこれに限られず、一方の小単元が、もう一方の学習項目よりも以前に取り組まれるものであれば「親つまずきポイント」の考え方は適用が可能であり、必ずしもその学習年次が乖離している必要も無い。
なお、上述した、優先順位づけ処理は、例えば、下記のような計算式(式(2))によって重み付けがなされて計算される値(S)の大きさによって判定される処理であってもよい。
S=aX+bX+cX+dX+eX+fX・・・(2)
ここで、Xは、つまずきポイントが親つまずきポイントであるか否かを示す変数である。また、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に解答することが解答者にとって初めてであるか否かを示す変数である。また、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に対する直近の解答結果を示す変数である。また、Xは、当該つまずきポイントが対応付けられた問題に対して直近に解答した時期を示す変数である。また、Xは、学習ドリルに当該つまずきポイントが対応付けられた問題が含まれる割合を示す変数である、また、Xは、当該つまずきポイントが示す学習ポイントの領域の広さ(例えば、単元に相当するつまずきポイントであるのか、あるいは、小単元に相当するつまずきポイントであるのか等)を示す変数である。
また、a、b、c、d、e、およびfは、重み付けをするための任意の定数である。例えば、a、b、c、d、e、およびfは、a>b>c>d>e>fとなるように設定される。
[親つまずきポイントへの置き換えの具体例]
以下に、本実施形態に係る学習支援端末10の優先順位決定部104による、親つまずきポイントへの置き換えの具体例について説明する。
例えば、小学校5年生である解答者が学習ドリルの問題に対して解答した際に絞り込まれたつまずきポイントが、「かけ算の決まり」であったものとする。このとき、(学年が異なることによって)解答者が小学校4年生の時には、「かけ算の決まり」は小単元の1つであり、解答者が過去に回答した問題の中にはつまずきポイントとしての「かけ算の決まり」という概念が存在していないような場合がある。
このような場合であっても、小学校5年生時に取り組む問題のつまずきポイントの1つが小学校4年生に対する小単元(である親つまずきポイント)として対応付けがなされていることによって、絞り込まれたつまずきポイントに対応付けられた低学年時の小単元(すなわち、親つまずきポイント)に適宜読み替えをすることができる。
例えば、小学校5年生のつまずきポイントである「かけ算の決まり」に対して、小学校4年生の小単元である「かけ算の決まり」の各学習項目内で提示される各学習ドリルで抽出される問題に対応づけられた「分配法則」や「ゼロの掛け算」などの各つまずきポイントを対応づける。これにより、小学校5年生におけるつまずきポイントである「かけ算の決まり」を、小学校4年生における小単元「かけ算の決まり」以下の各つまずきポイントに置き換えることができ、小学校4年生の時の学習履歴を参照して、小学校5年生の時のつまずきポイント(すなわち、置き換えられた「かけ算の決まり」の親つまずきポイント)が弱点ポイントであるか否かを判定することが可能になる。
図14は、本発明の第3の実施形態に係る学習支援端末10によって管理される親つまずきポイントを示す図である。
例えば、図14に図示する「ドリル1」の問題において、「かけ算の決まり」のつまずきポイントは、「4の段のかけ算」のつまずきポイントに対して置き換えられた親つまずきポイントである。「4の段のかけ算」の上位概念である「かけ算の決まり」の親つまずきポイントによって弱点ポイントであるか否かを判定することにより、例えば、図14に図示する「ドリルN」の問題において「4の段のかけ算」のつまずきポイントが対応付けられた問題に対して解答者が正解していたとしても、(4の段のかけ算以外の)「かけ算の決まり」のつまずきポイントが弱点ポイントであると判定することも可能になる。
もし、つまずきポイントと低学年時の小単元である親つまずきポイントとが対応付けされていなかったならば、図14に図示する「ドリルN」の問題において「4の段のかけ算」のつまずきポイントが対応付けられた問題に対して解答者が正解していたことにより、単に「4の段のかけ算」のつまずきポイントは弱点ポイントではないと判定されるのみである。
以上、説明したように、本発明の第1乃至第3の実施形態に係る学習支援端末10または学習支援サーバ20は、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、つまずきポイントと問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴情報を記憶している。学習支援端末10または学習支援サーバ20は、まず、確認ドリルに含まれる問題への解答を示す解答情報を取得し、つまずきポイント情報と解答情報とに基づいて、つまずきポイントの絞り込みを行うことにより、弱点ポイントを推定する。弱点ポイントと推定されたつまずきポイントが複数存在する場合(1つに絞り込めていない場合)には、学習支援端末10または学習支援サーバ20は、絞り込み後つまずきポイントと、学習履歴情報等と、に基づいて、当該複数のつまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位づけ処理を行い、当該複数のつまずきポイントをさらに絞り込むための問題を教材情報から抽出し、確認ドリルを新たに生成する。
このように、本発明の第1乃至第3の実施形態に係る学習支援端末10または学習支援サーバ20は、過去の学習履歴に基づいてつまずきポイントを優先順位づけし、絞り込みを行って、弱点ポイントを判定するため、学習者が苦手としている属性(弱点ポイント)を判定する判定精度をより高くすることができる。
なお、上述した学習支援端末10が有する機能の一部が、学習支援サーバ20側に備えられているような構成であってもよい。また、上述した学習支援端末10が記憶している情報の一部が、学習支援サーバ20側で記憶されているような構成であってもよい。
また、上述した学習支援サーバ20が有する機能の一部が、学習支援端末1020側に備えられているような構成であってもよい。また、上述した学習支援サーバ20が記憶している情報の一部が、学習支援端末10側で記憶されているような構成であってもよい。
なお、学習支援端末10は、上述した学習支援サーバ20が有する機能をさらに有する装置、すなわち、上述した学習支援端末10と学習支援サーバ20とが一体化された1つの装置であってもよい。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
なお、上述した実施形態における学習支援端末10および学習支援サーバ20の一部または全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、学習支援端末10および学習支援サーバ20のうち少なくとも一方に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における学習支援端末10および学習支援サーバ20のうち少なくとも一方を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。学習支援端末10および学習支援サーバ20の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1・・・学習支援システム、10・・・学習支援端末、11・・・学習支援端末、20・・・学習支援サーバ、21・・・学習支援サーバ、50・・・通信ネットワーク、100・・・制御部、101・・・記憶部、102・・・確認ドリル抽出部、103・・・つまずきポイント絞り込み部、104・・・優先順位決定部、105・・・通信部、106・・・表示部、107・・・操作入力部、108・・・解答情報生成部、110・・・制御部、111・・・記憶部、112・・・通信部、113・・・表示部、114・・・操作入力部、115・・・解答情報生成部、200・・・制御部、201・・・記憶部、202・・・通信部、210・・・制御部、211・・・記憶部、212・・・確認ドリル抽出部、213・・・つまずきポイント絞り込み部、214・・・優先順位決定部、215・・・通信部、1011・・・教材情報、1012・・・つまずきポイント情報、1013・・・学習履歴情報、2011・・・教材情報、2012・・・つまずきポイント情報、2013・・・学習履歴情報、2111・・・教材情報、2112・・・つまずきポイント情報、2113・・・学習履歴情報

Claims (9)

  1. 解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶部と、
    1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、
    前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、
    を備えることを特徴とする学習支援端末。
  2. 前記つまずきポイント絞り込み部によって絞り込まれた前記つまずきポイントである絞り込み後つまずきポイントが複数存在する場合、複数の前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行う優先順位決定部を備え、
    前記つまずきポイント絞り込み部は、前記優先順位決定部によって行われた前記優先順位づけによる優先順位に基づいて前記つまずきポイントの絞り込みを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の学習支援端末。
  3. 前記優先順位決定部は、前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答が前記解答者にとって初めての前記解答であるか否かを示す情報、前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答者による直近の前記解答結果を示す情報、および前記絞り込み後つまずきポイントに対応付けられた前記問題に対しての前記解答者による直近の前記解答の解答時期に基づく情報、のうち少なくとも1つに基づいて重みづけを行うことにより、前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の学習支援端末。
  4. 前記記憶部は、特定の学習項目において出題される問題群に対応づけられた前記つまずきポイントのうち、その少なくとも1つの前記つまずきポイントが、前記特定の学習項目よりも低次の学習段階で取り組まれる小単元に基づく親つまずきポイントとして対応付けられた親つまずきポイント情報を記憶し、
    前記つまずきポイント絞り込み部は、前記つまずきポイント情報と前記親つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の学習支援端末。
  5. 前記記憶部は、特定の学習項目において出題される問題群に対応づけられる前記つまずきポイントのうち、その少なくとも1つの前記つまずきポイントが、前記特定の学習項目よりも低次の学習段階で取り組まれる小単元に基づく親つまずきポイントとして対応付けられた親つまずきポイント情報を記憶し、
    前記つまずきポイント絞り込み部は、前記つまずきポイント情報と前記親つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行い、
    前記優先順位決定部は、前記絞り込み後つまずきポイントが親つまずきポイントであるか否かを示す情報に基づいて重みづけを行うことにより、前記絞り込み後つまずきポイントの優先順位づけを行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の学習支援端末。
  6. 解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶部と、
    1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、
    前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、
    を備えることを特徴とする学習支援サーバ。
  7. 1または複数の学習支援端末と学習支援サーバとを有する学習支援システムであって、
    前記学習支援端末は、
    1つまたは複数の問題からなる確認ドリルに含まれる前記問題を表示する表示部と、
    解答者による操作に基づく前記問題に対する解答を示す情報の入力を受け付ける操作入力部と、
    前記解答者の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を前記学習支援サーバへ送受信する第1の通信部と、
    を少なくとも備え、
    前記学習支援サーバは、
    前記学習履歴情報を前記学習支援端末へ送受信する第2の通信部、
    を少なくとも備え、
    且つ、前記学習支援端末と、前記学習支援サーバと、は、
    解答者へ出題される複数の前記問題からなる問題群を示す教材情報を記憶する教材情報記憶部と、
    前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報を記憶するつまずきポイント情報記憶部と、
    前記学習履歴情報を記憶する学習履歴情報記憶部と、
    1つまたは複数の問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出部と、
    前記つまずきポイント情報と、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報と、に基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込み部と、
    を、その少なくともどちらか一方が備えることを特徴とする学習支援システム。
  8. コンピュータによる学習支援方法であって、
    記憶部が、解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶ステップと、
    確認ドリル抽出部が、1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出ステップと、
    つまずきポイント絞り込み部が、前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込みステップと、
    を有することを特徴とする学習支援方法。
  9. コンピュータに、
    解答者へ出題される複数の問題からなる問題群を示す教材情報、前記問題への解答が不正解になる原因になりうる学習ポイントを示すつまずきポイントと前記問題とが対応付けられたつまずきポイント情報、および前記解答者の過去の解答結果に基づく学習履歴を示す学習履歴情報を記憶する記憶ステップと、
    1つまたは複数の前記問題からなる確認ドリルを抽出する確認ドリル抽出ステップと、
    前記確認ドリルに含まれる前記問題への特定の前記解答者による前記解答を示す解答情報を取得し、前記つまずきポイント情報と前記解答情報とに基づいて、前記つまずきポイントの絞り込みを行うつまずきポイント絞り込みステップと、
    を実行させるための学習支援プログラム。
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