JP2018155743A - 羽のビートを再現することができるオートマトンを有する計時器 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのメンバーのビートを再現することができるオートマトンを有するコンパクトな計時器を提供する。【解決手段】オートマトン6は、少なくとも1つの第1のメンバー8と少なくとも1つの第2のメンバー10を有し、第1のメンバー8と第2のメンバー10は、ビート運動を再現するように連接している。第1のメンバー8は、XY平面に平行ではない第1の軸のまわりを回転するように設けられ、第2のメンバー10は、第1の軸とは異なる第2の軸のまわりを回転するように設けられ、オートマトン6の駆動機構は、第1及び第2のメンバー8、10のアクチュエート手段を有し、アクチュエート手段は、第1及び第2のメンバー8、10の回転運動を調整するように、第1及び第2のメンバー8、10にそれぞれ非対称的な回転運動をするように回転させるように設けられ、これらの回転運動が組み合わさって第1及び第2のメンバー8、10のビート効果を与える。【選択図】図1

Description

本発明は、表盤と、表盤上に配置されたオートマトンと、及び前記オートマトンの駆動機構とを有する計時器に関する。前記オートマトンは、少なくとも1つを第1のメンバーと少なくとも1つの第2のメンバーを有し、前記第1のメンバーと前記第2のメンバーは、連接しており、これによって、前記メンバーのビート運動を再現する。特に、前記オートマトンは、蝶を表し、前記第1及び第2のメンバーが蝶の本体の両側にて羽を形成することができる。
このような計時器は、例えば、中国実用新案CN202975610に記載されている。蝶の形態のオートマトンは、蝶の本体を形成する長手軸の側方の両側にて連接している2つの対称的な羽を有する。各羽は、自身のための機構によってアクチュエートされ、この機構は、表盤に対して高い位置と低い位置の間にて蝶の本体に対して対称的に振動させるように設けられるロッドを有する。低い位置において、羽が表盤と平行であり羽どうしが180°の角度を形成し、高い位置において、両方の羽が表盤に対して約20°の角度、したがって、羽どうしが140°の角度、を形成するように、羽が配置される。このような羽、そして、その駆動機構の配置は、表盤の上にて特定の高さを利用可能でなければならないという厳しい空間的要件があることを表している。このように、計時器には特定の厚みがなければならない。これは、美的な観点から好ましくないことがわかっている。低い位置にある羽が表盤と平行なときに、計時器を側面側から見た場合、蝶ははっきりとは見えない。また、ダブルロッドシステムを有する駆動機構は、同期させるために製造が複雑になり、また、特に、部品の相対的な摩耗や摩損のために、脆弱な構成となることがある。
本発明は、特に、既知のオートマトン機構の様々な短所を改善することを目的とする。
より正確には、本発明は、コンパクトであり、また、計時器の厚み及び計時器の表盤が占める面積を抑えることができるような、特に、羽のビートを、模するように2つのメンバーのビートを再現することができるオートマトンを有する計時器を提供することを1つの目的とする。
また、本発明は、非常に効率が良く、一定であり小さい瞬間的なトルクを達成することができるような、特に、羽のビートを、模するように2つのメンバーのビートを再現することができるオートマトンを有する計時器を提供することを目的とする。
このために、本発明は、XY平面を定める表盤と、前記表盤上に配置されたオートマトンと、及び前記オートマトンの駆動機構とを有する計時器に関する。前記オートマトンは、少なくとも1つの第1のメンバーと少なくとも1つの第2のメンバーを有し、前記第1のメンバーと前記第2のメンバーは、ビート運動を再現するように連接している。
本発明によると、前記第1のメンバーは、前記XY平面に平行ではない第1の軸のまわりを回転するように設けられ、前記第2のメンバーは、前記第1の軸とは異なる第2の軸のまわりを回転するように設けられ、前記オートマトンの前記駆動機構は、前記第1及び第2のメンバーのアクチュエート手段を有し、前記アクチュエート手段は、前記第1及び第2のメンバーの回転運動を調整するように、前記第1及び第2のメンバーにそれぞれ非対称的な回転運動をするように回転させるように設けられ、これらの回転運動が組み合わさって前記第1及び第2のメンバーのビート効果を与える。
特に好ましい実施形態によると、前記オートマトンは、下側羽、上側羽及び本体を有する蝶を表しており、前記第1のメンバーは、前記第1のメンバーと前記第2のメンバーのうち前記表盤の最も近くに配置されており前記下側羽を表しており、前記第2のメンバーは、前記第1のメンバーと前記第2のメンバーのうち前記表盤から最も遠くに配置されており前記上側羽を表しており、前記第2のメンバーは、蝶の前記本体との前記上側羽の連接を模する基礎部を有する。
この機構によって、好ましいことに、オートマトンのメンバー、特に、蝶の羽、を減少した体積内にて配置することができる。結果的に、本発明によって、特にコンパクトなオートマトンを得ることができ、これによって、計時器の表盤上でオートマトンが占める空間を最適化し、表盤上で利用可能なディスプレー面を害さないことができる。
また、第1及び第2のメンバーの配置、そして、異なる運動によって、生き生きとしたオートマトンを得て、ビートをより現実的にすることができる。
添付の図面を参照しながら例として与えられる本発明の特定の実施形態についての以下の説明を読むことによって、本発明の他の特徴及び利点が明確になるであろう。なお、本発明は実施形態に限定されない。
本発明に係る計時器を上から見た概略図であり、オートマトンが蝶を表しているこの蝶の上側羽は低い位置にある。 蝶の上側羽が低い位置にあるときの本発明に係るオートマトンの駆動機構を上から見た図である。 蝶の上側羽が低い位置にあるときの第1の軸のレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が低い位置にあるときの第2の駆動スタッドのレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が中間位置にある計時器を上から見た概略図である。 蝶の上側羽が中間位置にあるときの本発明に係るオートマトンの駆動機構を上から見た図である。 蝶の上側羽が中間位置にあるときの第1の軸のレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が中間位置にあるとき、特に、第2の駆動スタッドがその角度的経路の中間にある垂直位置に位置しているときの(これに限定されない)、第2の駆動スタッドのレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が高い位置にあるときの計時器を上から見た概略図である。 蝶の上側羽が高い位置にあるときの本発明に係るオートマトンの駆動機構を上から見た図である。 蝶の上側羽が高い位置にあるときの第1の軸のレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が高い位置にあるときの第2の駆動スタッドのレベルにおける当該機構の断面図である。 蝶の上側羽が高い位置にあるときのオートマトンの輪郭の斜視図である。 下側羽の側からのオートマトンの斜視図である。 オートマトンを下から見た斜視図である。 第1のメンバーを担持している第1のメンバーキャリヤの斜視図である。 第2の駆動コンタクトを備えた第2のメンバーキャリヤの斜視図である。 蝶の上側羽が中間位置にあるとき、特に、第2の駆動スタッドがその角度的経路の中間にて垂直位置に位置しているときの(これに限定されない)、第2の軸に沿った機構の断面図である。
本発明は、計時器1に関し、これは、例えば、図1に示すような腕時計であり、表盤2を有しており、この表盤2には、標準的な手法で、時、分、秒又は他の適切な印のような様々な印が表されている。表盤2は、XY平面を定める。
表盤2上には、様々なアニメーションが表現されている。例えば、車4やオートマトン6である。このオートマトン6は、少なくとも1つの第1のメンバー8と少なくとも1つの第2のメンバー10を有しており、第1のメンバー8と第2のメンバー10は連接しており、駆動機構によってビート運動を再現する。ここで説明している例において、オートマトン6は、下側羽、上側羽及び本体12を有する蝶を表しており、第1のメンバー8は、第1のメンバー8と第2のメンバー10のうち表盤2の最も近くに配置されており下側羽を表しており、第2のメンバー10は、第1のメンバー8と第2のメンバー10のうち表盤2から最も遠くに配置されており上側羽を表している。第2のメンバー10は、本体12によって定められる蝶の長手軸に実質的に平行に延在している基礎部14を有しており、これは、蝶の本体12と上側羽の連接を模する。したがって、蝶がその下側羽上に「横たわっている」かのように蝶は表盤上に配置される。図1、5、9、14及び15に示すように、第1のメンバー8ないし下側羽は、第2のメンバー10ないし上側羽によって部分的に隠される。これによって、第1のメンバー8は、実際に実質的に、基礎部16のレベルにおいて連接している、蝶の前側羽の形態である。ここで、蝶は下側の後ろ側羽を有しておらず、これによって、構造を扱いにくくせず、また、当該機構の残りのための空間を解放する。それにもかかわらず、当該機構の他の要素の構成に応じて第1のメンバーを完全に適切に表すことができることは非常に明白である。第2のメンバー10ないし上側羽は、蝶の上側の前側羽と上側の後ろ側羽を再現している形態である。
下でわかるように、下側羽と上側羽は、蝶の羽のビートを再現するように連接しており、蝶の本体12は、表盤2上に固定されているように表されている。
オートマトンが異なるアニメーションを表すことができることは非常に明白である。例えば、羽がメンバー8及び10によって表される異なる昆虫や鳥など、また、ビート運動を発生させる2つの連接しているメンバーを有する人又は他の動物を表すことができる。
特に、図2、3及び18を参照すると、本発明によると、第1のメンバー8は、表盤2のXY平面と平行ではない第1の軸AAのまわりを回転するように設けられる。第2のメンバー10は、第1の軸AAとは異なる第2の軸BBのまわりを回転するように設けられる。
好ましくは、記載された例に示すように、第1の軸AAは、表盤2のXY平面と垂直であり、第2の軸BBは、表盤2のXY平面と平行な平面内に位置している。また、ここで示した特に好ましい実施形態によると、第1の軸AAと第2の軸BBは、本体12の両側にある蝶の羽の構成と同様な構成を得るように第1のメンバー8と第2のメンバー10を配置することができるように互いに対して垂直となり交差する。選ばれたアニメーションの連接しているメンバーの位置に軸AA及びBBの配置を適合させることができることは非常に明白である。第1のメンバー8がまわりを回転する軸AAは、軸AAを有する第1のシャフト18によって作られる。この第1のシャフト18は、第1のメンバー8と一体化されており、計時器のフレーム要素22と中間ブリッジ38(図3、18を参照)の間を回転するようにマウントされる。前記第1のシャフト18の軸方向の運動の制御は、パイプ21によって達成される。このパイプ21は、好ましいことに、前記フレーム22上で駆動される。第2のメンバー10がまわりを回転する軸BBは、第2のシャフト20の軸であり、この第2のシャフト20は、第2のメンバー10と一体化されており、計時器のフレーム22に固定されたモジュール24(図2、13及び18を参照)上で回転するようにマウントされる。モジュール24は、主として、モジュールフレーム23及びモジュールブリッジ25によって構成しており、前記第2のシャフト20は、モジュールフレーム23とモジュールブリッジ25の間の軸BBにしたがって回転するように組み立てられている。前記第2のシャフト20の軸方向の運動の制御は、パイプ29によって達成される。このパイプ29は、好ましいことに、前記第2のシャフト22上で駆動される。これは、空間的要件の理由のために、モジュールフレーム23もモジュールブリッジ25にも、ジュエルベアリング、パイプ又は任意の他の制御手段のような制御手段がないことを前提としている。第2のシャフト20は、好ましいことに、独立して、第2のメンバー10とモジュール24と組み立てられ、第2のメンバーの基礎部14が第2の軸BBと同軸(平行)であるように位置しており、これによって、連接を模する。
また、図2を参照すると、オートマトンの駆動機構は、第1及び第2のメンバー8、10のアクチュエート手段を有する。この第1及び第2のメンバー8、10は、前記第1及び第2のメンバー8、10をそれぞれ非対称的な回転運動にしたがって回転させ、また、前記第1及び第2のメンバー8、10の前記回転運動をこの組み合わせが第1及び第2のメンバー8、10のビート効果を与えるように調整するように設けられる。
特に、第1及び第2のメンバー8、10のアクチュエート手段は、第1の軸AAに垂直な平面内にて第1のメンバー8を回転させて、第2のメンバー10を第2の軸BBのまわりに回転させて、第2のメンバー10を表盤2に対して低い位置と高い位置の間にて振動させるように設けられる。
したがって、第2のメンバー10のみが表盤の上で振動する。このことによって、ムーブメントにおけるオートマトンのメンバーで占められた体積を小さくし、また、コンパクトなオートマトンメンバーを有することが可能になる。特に有利な方法において、第2のメンバー10は、表盤2と、低い位置において、好ましくは20°未満の角度、より好ましくは10°未満の角度を形成するように設けられ、これによって、第2のメンバー10の経路の範囲は、好ましくは40°以下であり、より好ましくは30°以下であり、したがって、高い位置において、表盤2と40°の最大角度を形成する。
同様に、第1のメンバー8は、その経路の範囲が、好ましくは40°未満であり、より好ましくは30°未満であり、これによって、その変位が占める体積が小さくなるように設けられる。
特に図2、14、15及び16を参照すると、第1のメンバー8のアクチュエート手段は、軸AAのまわりを回転するように設けられるレバー26を有し、このレバー26は、レバー26が回転しているときに第1のメンバー8を第1の軸AAのまわりに回転させるように第1のメンバー8と一体化されている。このために、レバー26は、第1の軸AAのまわりを回転するようにマウントされている第1のシャフト18と一体化されており、第1のメンバー8は、第1のシャフト18に固定されている。より正確には、第1のメンバー8は、第1のメンバーキャリヤ32に固定されている。この第1のメンバーキャリヤ32は、レバー26と、より具体的には、第1の軸AAのまわりを回転するようにマウントされている第1のシャフト18と、一体化されている。第1のメンバー8は、その基礎部16によって、接着剤、はんだ付け、溶接、ねじ込みなどによって第1のメンバーキャリヤ32に固定される。好ましくは、第1のメンバーキャリヤ32は、パイプ33を有する。このパイプ33は、軸AAを有する第1のシャフト18内で一体的かつ同心的にマウントされ、正方形頭ねじ35によって固定される。正方形頭ねじを使用することによって、平坦な先端と比較して、第1のメンバーのアセンブリー時に、正方形のねじ回しビットを用いてねじ回しビットと噛み合うリスクを抑えることができる。同様に、第1のメンバーキャリヤ32は、第1のクリップ34を有する。この第1のクリップ34は、パイプ33と一体化されており、パイプ33と垂直に延在しており、この第1のクリップ34の上に第1のメンバー8が置かれている。第1のメンバー8に接する第1のクリップ34の面は、第1のメンバー8に所望の傾きを与えるように傾斜している。第1のメンバー8は、この第1のクリップ34の面に対して、例えば、接着剤、はんだ付け、溶接、ねじ込みなどによって、組み立てることができ、この第1のクリップ34の面は、好ましいことに、その保持を改善するために傾斜している。
時間にわたっての第1のシャフト18における第1のメンバーキャリヤ32のパイプ33の固定を確実にするために、軸AAを有する第1のシャフト18と平行である第1の保持スタッド27が設けられる。この第1の保持スタッド27は、一方ではレバー26と、そして、他方では第1のメンバー8と一体化されている。このために、図15に示すように、第1の保持スタッド27は、その上側端において、第1のクリップ34の端が置かれる肩部36を有し、これによって、第1の保持スタッド27から突き出る上側端が第1のクリップ34の端によってキャッチされる。このアセンブリーによって、第1のクリップ34に特定のフレキシブル性を与えることができ、この第1のクリップ34は可能性のある遊びをいずれもなくし、また、可能な組み立て/分解のサイクルの数の制約なしで、必要であればアセンブリーを分解することができる。第1の保持スタッド27の下端は、レバー26、第1のシャフト18、第1のメンバーキャリヤ32及び第1のメンバー8と一体化されて第1の軸AAのまわりを回転するように、レバー26に一体的に固定される。レバー26と平行であり軸AAに垂直である中間ブリッジ38(図2を参照)には、第1のシャフト18が通り抜け、細長い開口又はギャップ40がある。第1の保持スタッド17が軸AAに対してレバー26とともに回転するときに、前記細長い開口又はギャップ40内を第1の保持スタッド17が自由に動く。
図2、14、15及び17を特に参照すると、第2のメンバー10のアクチュエート手段は、第2の駆動スタッド42を有し、この第2の駆動スタッド42の第1の端は、下に説明するように、第2のメンバー10と一体化されており、第2の駆動スタッド42は、第2のメンバー10を(表盤2に対して)低い位置と高い位置の間にて第2の軸BBのまわりで振動させるように設けられる。このために、第2の駆動スタッド42には、第2の端において球面体44がある。この球面体44は、レバー26の自由端47に設けられたギャップ46における球面式のリンケージによってマウントされるように設けられ、レバー26が第1の軸AAのまわりを回転しているときに前記リンケージ上を球面体44が転がって第2の軸BBのまわりにて第2のメンバー10を振動させる。
この種の伝達機構を用いる場合、以下の2つの理由のためにトルク損失が非常に小さい:
すなわち、第2の駆動スタッド42の振動角度が抑制されており±15°未満であることと、リンケージを構成する部品の間の遊びが小さいおかげで戻しばねがないことである。
より正確には、図17に示すように、第2のメンバー10は、第2のメンバーキャリヤ48上で固定されており、この第2のメンバーキャリヤ48は、一方では第2のシャフト20と、また、他方では第2の駆動スタッド42と、一体化されている。このために、第2のメンバーキャリヤ48は、ソケット49を有し、このソケット49内にて第2のシャフト20が、軸BBにて、例えば、ねじ込みによって、固定されており、また、このソケット49内にて、第2の駆動スタッド42の第1の端が第2のシャフト20に垂直に固定される。したがって、第2のシャフト20がモジュール24上にて第2の軸BBのまわりを第2のメンバーキャリヤ48と一体的に回転するようにマウントされており、また、第2の駆動スタッド42の第2の端が球面式のリンケージによってレバー26内にてマウントされているときに、第1の軸AAのまわりにレバー26が回転することによって、第2の軸BBのまわりの第2のメンバーキャリヤ48の回転が駆動される。
また、第2のメンバーキャリヤ48は、ソケット49と一体化されている第2のクリップ50を有しており、この第2のクリップ50上に第2のメンバー10がマウントされる。このために、第2のメンバー10には、その下側面に、第2のクリップ50に対して相補的な形状の固定具52があり、これは、第2のクリップ50内にて摺動することができ、第2のクリップ50内に収容されるように設けられる。このアセンブリーによって、第2のクリップ50にある程度のフレキシブル性を与え、必要であればこのアセンブリーを分解したり再び組み立てたりすることができる。ソケット49には、第2のメンバー10に所望の傾きを与えるように、傾斜している面がある。また、第2のメンバー10は、この有利なように傾斜している面に対して、例えば、接着剤、はんだ付け、溶接、ねじ込みによって、組み立てて、その保持を改善させることができる。第2のメンバー10は、そのエッジ14が第2のシャフト20と平行であるように第2のクリップ50内にてマウントされる。固定具52は、正方形頭ねじ54によって第2のクリップ50に固定される。正方形頭ねじを使用することによって、平坦な先端と比較して、第2のメンバーの組み立て時に正方形の先端のねじ回しビットを用いてねじ回しビットと噛むリスクを抑えることができる。
また、第2のメンバーキャリヤ48は、釣り合いおもり56を担持している。この釣り合いおもり56には、第2のメンバーキャリヤ48のソケット49の下にて組み立てられたソケットがある。これによって、釣り合いおもり56を第2の駆動スタッド42が通り抜ける。釣り合いおもりの目的は、第2のメンバーキャリヤ48をバランスさせ、また、必然的に発生する振動時や腕時計の向きの変化時に非常に大きいアンバランスが発生することを回避することである。
好ましいことに、レバー26は、計時器の可動部分30の連続的な円運動を交互性の円運動に転換するように設けられる連接棒デバイス28a、28bによってアクチュエートされる。この連接棒デバイスは、当業者に知られており、詳細な説明を必要としない。レバー26が第1のシャフト18の第1の軸AAのまわりを回転し振動するようにする他の任意の機構も用いることができることは非常に明白である。
ここで説明している例において、好ましいことに、2つのメンバー8、10を回転させるために同じレバー26が用いられる。第1及び第2のメンバー8、10の回転駆動のために2つのシステムを設けることができることは非常に明白である。これは、メンバー8、10が独立して回転することを可能にし、また、本例において説明される機構と同様な組み合わさった運動を得るように設けられる。
オートマトン6、そして、車4は、ムーブメントのパワーアキュムレーターとは独立に、自律的なパワーアキュムレーターによってパワー供給されることができる。車4は、車4がアイドル車のピニオン上の針に関連し独立したばねバレルによって駆動することができるかのように駆動され、その速度はレギュレーターによって調整される。好ましいことに、オートマトン6と車4は、計時器のムーブメントとは独立なアクチュエート機構によって、運転され止めることができる。車4は、オートマトン6のアニメーションと同時に自身の動作を開始させる。別の変形態様によると、基礎部の運動とともに連続的に車4を駆動することができる。
可能性のある実施形態の変種の1つによると、このアクチュエート機構は、押しボタンSTOP&GOが設けられた押し竜頭58を有する。これによって、ユーザーによって必要に応じてオートマトンのアクション(GO)と止め(STOP)を行うことができる。また、オートマトンのアクチュエート機構は、カラムを備えた車を有し、これは、戻り防止キャッチばねによって安静位置に位置する。この戻り防止キャッチばねは、一方では、押しボタンによってアクチュエートされるレバーと連係し、また、他方では、連接棒デバイスをブロックするように設けられるブロック用レバーと連係する。アクチュエート機構は、第2のメンバーが低い位置に到達したときに、ブロック用レバーが、止めを優先的にして、困難な点を有する特定の輪郭を有する車を押すとすぐに、オートマトンをロックする。したがって、STOP位置にロックされると、オートマトンの第2のメンバーが低い位置となるまで現在のビートが継続する。
本発明に係るオートマトンの動作は、以下の通りである:
すなわち、止めの際、オートマトンの要素は、図1〜4に示す位置を占める。レバー26は、第1の保持スタッド27が(図2に示すように)ギャップ40の左側に位置しており、第2の駆動スタッド42が蝶の本体から離れていて第2のメンバー10ないし上側羽が表盤に最も近い低い位置にあるかのように、第2の駆動スタッド42が傾いているように位置している。この「低い」位置において、蝶の羽は閉じているように見え、第1のメンバー8ないし下側羽は、第2のメンバー10ないし上側羽のすぐ後ろに現われる。
押しボタンがアクチュエートされると、連接棒デバイス28a、28bは、レバー26が、例えば、ここで説明している例においては時計回りに(これに限定されない)、第1の軸AAのまわりを回転するように解放され、これによって、図5〜8に示すように、第1のメンバー8をその保持スタッド27とともに、そして、第2の駆動スタッド42を、中間位置に駆動する。より正確には、レバー26は、第1のシャフト18と一定的に、ここでは時計回りに、第1の軸AAのまわりを回転し、第1のメンバーキャリヤ32は、メンバー8ないし下側羽、そして、ギャップ40内に配置される第1の保持スタッド27を、担持している。第1の保持スタッド27は、第1のクリップ34に作用することによって、システムを確実にし、第1のメンバーキャリヤのねじが緩むことを避け、任意の可能性のある衝撃や振動をも吸収してスレッドに伝達されないようにすることが可能になる。したがって、第1のメンバー8ないし下側羽は、ここにおいて時計回りに回転して、好ましいことに、図5に示すように、上側羽の後ろに現われる。これと並行して、レバー26の自由端47は、第2の駆動のスタッド42がギャップ46内にて回転するように、球体44によって第2の駆動スタッド42を駆動するように変位する。モジュール24にマウントされたソケット49と一体化された第2の駆動スタッド42のこの回転によって、第2のメンバーキャリヤ48とモジュール24に入り込むそのシャフト20の第2の軸BBのまわりの回転を駆動して、図8に示すように、ソケット49と一体化された釣り合いおもり56が本体12から離れて、第2のメンバー10ないし上側羽が開いて、その自由端が、ここでは表盤から中間位置へと離れる。
レバー26は、連接棒デバイス28a、28bによって駆動されて、ここでは時計回りに、第1の軸AAのまわりを回転し続けて、これによって、図9〜12に示すように、第1のメンバー8をその保持スタッド27と第2の駆動スタッド42によって駆動して、「高い」位置に到達する。
より正確には、レバー26は、第1のシャフト18、第1のメンバーキャリヤ32、メンバー8ないし下側羽、及び第1の保持スタッド27とともに一体的に、ここでは時計回りに、第1の軸AAのまわりを回転し続ける。第1の保持スタッド27は、図10に示すように、その右側に到達するように、ここでは時計回りの方向にギャップ40内へと自由に配置され続ける。したがって、第1のメンバー8ないし下側羽は、ここでは時計回りの方向に、常に回転して、好ましいことに、図9に示すように、上側羽の後ろに再びに現われる。これと並行して、レバー26の自由端47は、その球体44によって再び変位して、第2の駆動スタッド42がギャップ46内へと回転し続けるように第2の駆動スタッド42を駆動する。モジュール24にマウントされたソケット49と一体化された第2の駆動スタッド42のこの回転によって、第2のメンバーキャリヤ48及びモジュール24に入り込むそのシャフト20の第2の軸BBのまわりの回転を再び駆動して、図12に示すように、ソケット49と一体化された釣り合いおもり56が、本体12からより遠くに離れ、第2のメンバー10ないし上側羽がより大きく開き、自由端は「高い」位置に到着するまで表盤2からさらに離れるようになる。サイクルのこの第1の部分は、蝶の羽の「開いている段階」に対応する。これによると、下側羽が上側羽の後ろにて徐々に現われ、上側羽が開き、その外縁が表盤から離れる。
このとき、レバー26は、まだ連接棒デバイス28a、28bによって駆動されており、第1の軸AAのまわりを回転し続けるが、交互性の円運動のために今後は反時計回りの方向に回転する。これによって、上記の運動が逆になって、第1の保持スタッド27をギャップ40の左側にして第2の駆動スタッド42を戻して、ここで再び、釣り合いおもり56が蝶の本体12の最も近くになる。サイクルのこの第2の部分は、蝶の羽の「閉じている段階」に対応する。これによると、下側羽は、上側羽の後ろにて徐々に見えなくなり、上側羽は、低い位置に達するまで表盤に近づいている外側エッジを閉じる。開いている段階と閉じている段階のサイクルは、押しボタンを押すことによってオートマトンを自発的に止めるまで又はオートマトンを駆動するパワーが十分でなくなるまで、蝶の羽のビートの印象を発生させるように、継続的にリンクされる。連接棒デバイスは、蝶の羽の運動に完全に適合しており速度が徐々に進展するようなビートを行っているときに、第1及び第2のメンバーにシヌソイドの形態の速度プロファイルを与えるように設けられる。
第1及び第2メンバー8及び10のポジショニング及び異なる軸のまわりのそれらの非対称的な回転のために、特に羽のビートをシミュレーションするように、2つのメンバーのビートを再現することができる本発明に係るオートマトン機構は、特にコンパクトである。これによって、表盤上で利用可能なままである表面を害さずに、より視覚的なオートマトンを作ることができる。このことは、計時器が腕時計である場合には特に有利である。
また、本発明に係る構造は、オートマトンをアクチュエートさせる機構を可能な限り隠すために開口が制限された表盤を用いることができるようにするために特に有利である。実際に、表盤を通り抜ける要素はメンバーキャリヤのみである。単一のねじを用いる本発明の構造によって、羽がメンバーキャリヤと一体的になったときに、羽の自由度のすべてを阻止することができる。オートマトンは、まず、フレーム22と中間ブリッジ38の間の第1のシャフト18にレバー26を取り付けて、その後に、連接棒デバイス28bとレバー26の間に連接棒デバイス28aを取り付けることによって作られる。上側羽10のない第2のメンバーキャリヤ48が、モジュール24に取り付けられる。そして、表盤2がフレーム22に固定され、表盤には、モジュール24を有する第2のメンバーキャリヤ48と第1のメンバーキャリヤ32が象徴している空間的要件に対応する寸法の隣接する開口がある。そして、下側羽8を備えた第1のメンバーキャリヤ32は、表盤2を見にくくしないように、好ましくは正方形頭ねじであるねじによってレバー26上に設けられた第1のシャフト18に固定されて、最後に、表盤2を見にくくしないように、好ましくは正方形頭ねじであるねじによって上側羽10を第2のメンバーキャリヤ48に固定する。上側羽が下側羽を少なくとも部分的にカバーするようなここで説明している特定の場合の例において、このような組み立ては必要である。
また、本発明に係るオートマトン機構は、非常に良い効率を得ることができ、また、小さく一定な瞬間的に達成されるトルクを有することができる。実際に、本発明に係るオートマトン機構は、噛み合うことによって振動するシステムを含まない。したがって、遊びがなく、結果的に、ガタガタいう揺れがない。第2のメンバーは、アンバランスを釣り合わせる釣り合いおもりによって釣り合わせられる。したがって、特に、腕時計に関連している場合において、オートマトンの部品は、計時器の空間位置の影響を受けやすくはない。また、戻しばねを用いる必要はない。このことによって、伝達に必要なトルクを小さくして、トルクをより一定にすることができる。振動するムーブメントに関連している場合、必要な唯一のトルクは、部品の加速及びそれらの回転軸に対するそれらの慣性に起因しているものである。このパワーは、各振動の際にオートマトンが「ブレーキをかける」ときに発生する。消費される唯一のエネルギーは、ピボット、ギャップなどにおける受動性の摩擦によるものである。レバーと駆動スタッドは、常に、好ましくは、第2のメンバー10の経路の範囲が40°である場合に、70°〜90°、より好ましくは、伝達にとって理想的であるような第2のメンバー10の経路の範囲が30°である場合に、75°〜90°の角度を形成するように動作する。これらの制限された角度における幾何学的な効率は、96〜100%の間で変動し、戻しばねがないために克服される受動性のトルクは非常に小さい。
1 計時器
2 表盤
4 車
6 オートマトン
8 第1のメンバー
10 第2のメンバー
12 本体
14 基礎部
26 レバー
27 第1の保持スタッド
28a、28b 連接棒デバイス
32 第1のメンバーキャリヤ
33 パイプ
34 第1のクリップ
42 第2の駆動スタッド
44 球面体
48 第2のメンバーキャリヤ
50 第2のクリップ
56 釣り合いおもり

Claims (18)

  1. XY平面を定める表盤(2)と、前記表盤(2)の上に配置されたオートマトン(6)と、及び前記オートマトンの駆動機構とを有する計時器であって、
    前記オートマトン(6)は、少なくとも1つの第1のメンバー(8)と少なくとも1つの第2のメンバー(10)を有し、
    前記第1のメンバー(8)と前記第2のメンバー(10)は、ビート運動を再現するように連接しており、
    前記第1のメンバー(8)は、前記XY平面に平行ではない第1の軸(AA)のまわりを回転するように設けられ、
    前記第2のメンバー(10)は、前記第1の軸(AA)とは異なる第2の軸(BB)のまわりを回転するように設けられ、
    前記オートマトン(6)の前記駆動機構は、前記第1及び第2のメンバー(8、10)のアクチュエート手段を有し、
    前記アクチュエート手段は、前記第1及び第2のメンバー(8、10)の回転運動を調整するように、前記第1及び第2のメンバー(8、10)にそれぞれ非対称的な回転運動をするように回転させるように設けられ、
    これらの回転運動が組み合わさって前記第1及び第2のメンバー(8、10)のビート効果を与える
    ことを特徴とする計時器。
  2. 前記第1のメンバー(8)は、前記表盤(2)の最も近くに配置され、
    前記第2のメンバー(10)は、前記表盤(2)から最も遠くに配置され、かつ、連接を模する基礎部(14)を有し、
    前記第1のメンバー(8)は、前記第1の軸(AA)に垂直な平面内にて回転するように設けられ、
    前記第2のメンバー(10)は、前記基礎部(14)と同軸に設けられる第2の軸(BB)のまわりを回転し前記表盤(2)に対して低い位置と高い位置の間にて振動するように設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の計時器。
  3. 前記第2のメンバー(10)は、前記低い位置において、前記表盤(2)に対して20°未満の角度を形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の計時器。
  4. 前記第2のメンバー(10)は、前記低い位置において、前記表盤(2)と10°未満の角度を形成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の計時器。
  5. 前記第1のメンバー(8)の経路の範囲及び前記第2のメンバー(10)の経路の範囲は、40°未満である
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の計時器。
  6. 前記第1のメンバー(8)の経路の範囲及び前記第2のメンバー(10)の経路の範囲は、30°未満である
    ことを特徴とする請求項5に記載の計時器。
  7. 前記第1の軸(AA)は、前記XY平面に垂直であり、
    前記第2の軸(BB)は、前記XY平面と実質的に平行な平面内に位置する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の計時器。
  8. 前記第1の軸(AA)と前記第2の軸(BB)は垂直である
    ことを特徴とする請求項7に記載の計時器。
  9. 前記第1のメンバー(8)の前記アクチュエート手段は、前記第1の軸(AA)のまわりを回転するように設けられたレバー(26)を有し、
    前記レバー(26)は、前記レバー(26)が回転しているときに前記第1のメンバー(8)に前記第1の軸(AA)のまわりに回転させるように前記第1のメンバー(8)と一体化されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の計時器。
  10. 前記第1のメンバー(8)は、前記第1の軸(AA)のまわりを回転するように設けられた第1のメンバーキャリヤ(32)に固定され、
    前記第1のメンバーキャリヤ(32)は、前記レバー(26)と一体化されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の計時器。
  11. 前記第1のメンバーキャリヤ(32)は、前記第1の軸(AA)のまわりを回転し、かつ、レバー(26)と一体化されるように設けられたパイプ(33)と、及び前記第1のメンバー(8)が上に置かれる第1のクリップ(34)とを有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の計時器。
  12. 一方では前記レバー(26)と、そして、他方では前記第1のメンバー(8)と一体化された第1の保持スタッド(27)が設けられる
    ことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の計時器。
  13. 前記第2のメンバー(10)の前記アクチュエート手段は、第2の駆動スタッド(42)を有し、
    この第2の駆動スタッド(42)の第1の端は、前記第2のメンバー(10)と一体化されており、
    前記第2のメンバー(10)を低い位置と高い位置の間にて前記第2の軸(BB)のまわりにて振動させるように設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の計時器。
  14. 前記第2の駆動スタッド(42)は、第2の端にて球面体(44)を有し、
    この球面体(44)は、前記第1の軸(AA)のまわりに前記レバー(26)が回転しているときに前記第2のメンバー(10)を前記第2の軸(BB)のまわりにて振動させるように、球面式のリンケージによって前記レバー(26)にマウントされる
    ことを特徴とする請求項9又は13に記載の計時器。
  15. 前記第2のメンバー(10)は、前記第2の軸(BB)のまわりを回転するようにマウントされており前記第2の駆動スタッド(42)と一体化されている第2のメンバーキャリヤ(48)に固定され、
    前記第2のメンバーキャリヤ(48)は、前記第2のメンバー(10)がマウントされる第2のクリップ(50)を有する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の計時器。
  16. 前記第2のメンバーキャリヤ(48)は、さらに、釣り合いおもり(56)を担持している
    ことを特徴とする請求項15に記載の計時器。
  17. 前記レバー(26)は、当該計時器の可動部分の連続的な円運動を交互性の円運動に転換するように設けられる連接棒デバイス(28a、28b)によってアクチュエートされる
    ことを特徴とする請求項9〜16のいずれかに記載の計時器。
  18. 前記オートマトンは、下側羽、上側羽及び本体(12)を有する蝶を表しており、
    前記第1のメンバー(8)は、前記表盤(2)の最も近くに配置されており前記下側羽を表しており、
    前記第2のメンバー(10)は、前記表盤(2)から最も遠くに配置されており前記上側羽を表しており、
    前記第2のメンバー(10)は、蝶の前記本体(12)との前記上側羽の連接を模する基礎部(14)を有する
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の計時器。
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