JP2018154602A - アルコールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】排水中の水−アルコール水溶液中のアルコール濃度を著しく低減させることができる、アルコール製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】アルコール及び水を含有する混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する第1分離工程、及び第1分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する第2分離工程、を有し、上記アルコール透過型膜分離装置は、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコールの製造方法。【選択図】図1
Description
本発明は、アルコールの製造方法に関し、特には、排水中の水−アルコール水溶液中のアルコール濃度を著しく低減させることができる、アルコール製造方法に関する。
従来、水−アルコール水溶液を水とアルコールに分離する方法として、PSA法やゼオライトを利用した膜脱水法が提案されている。膜脱水法は、PSA法に比し、一層の省エネルギー性に優れると共に、通常の含水アルコールより低い濃度で含水アルコールを処理対象とすることが出来る利点があるとされている(非特許文献1)。
上記膜脱水法では、水透過型膜分離装置により分離された水溶液のうち、所定の基準のアルコール濃度を下回った水溶液は排水として処理される。一方で、所定の基準のアルコール濃度を超える水溶液は、排水として処理することができない。そのため、蒸留塔へ循環供給され、アルコール再濃縮プロセスに供することにより(特許文献1)、又は凝縮器、透過トラップを経て回収されることにより(特許文献2)、アルコール含有量の低減が図られている。
化学工学第1巻第12号第812〜816頁(2007年)
上記特許文献1又は2に開示された方法は、プロダクツとしてのアルコール純度を十分に高めることができる一方、透過した、又は、脱着した水には依然としてアルコールが含まれており、そのまま排水できない場合があった。本発明は、上記課題を解決するものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、水透過型膜分離装置を透過した透過液を更にアルコール透過型膜分離装置に透過させることで、混合液中のアルコール濃度を排水として容易に処理できるレベルまで低減できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の概要は、以下のとおりである。
(1)アルコール及び水を含有する混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する第1分離工程、及び
第1分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する第2分離工程、を有し、
上記アルコール透過型膜分離装置は、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコールの製造方法。
(2)上記水透過型膜分離装置が、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が5以
上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体である、(1)に記載のアルコールの製造方法。
(3)第2分離工程により分離された水を排出する排水工程、を更に含む(1)又は(2)に記載のアルコールの製造方法。
(4)第2分離工程の膜透過液が第1分離工程に供給される、(1)〜(3)のいずれかに記載のアルコールの製造方法。
(5)蒸留塔により、水−アルコール混合液を濃縮する濃縮工程を有し、第2分離工程の膜透過液が蒸留塔に供給される、(1)〜(3)のいずれかに記載のアルコールの製造方法。
(6)上記アルコールがエタノールである、(1)〜(5)のいずれか1項に記載のアルコールの製造方法。
(7)水透過型膜分離装置、及びセラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコール透過型膜分離装置を含む、水−アルコール分離システム。
(1)アルコール及び水を含有する混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する第1分離工程、及び
第1分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する第2分離工程、を有し、
上記アルコール透過型膜分離装置は、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコールの製造方法。
(2)上記水透過型膜分離装置が、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が5以
上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体である、(1)に記載のアルコールの製造方法。
(3)第2分離工程により分離された水を排出する排水工程、を更に含む(1)又は(2)に記載のアルコールの製造方法。
(4)第2分離工程の膜透過液が第1分離工程に供給される、(1)〜(3)のいずれかに記載のアルコールの製造方法。
(5)蒸留塔により、水−アルコール混合液を濃縮する濃縮工程を有し、第2分離工程の膜透過液が蒸留塔に供給される、(1)〜(3)のいずれかに記載のアルコールの製造方法。
(6)上記アルコールがエタノールである、(1)〜(5)のいずれか1項に記載のアルコールの製造方法。
(7)水透過型膜分離装置、及びセラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコール透過型膜分離装置を含む、水−アルコール分離システム。
本発明により、水−アルコール水溶液中のアルコール含有量低減効果が改善された、アルコール製造方法を提供することができる。
以下、本発明をより詳細に説明するが、本発明は具体的な実施態様にのみ限定されない。
本発明の実施形態に係るアルコールの製造方法は、アルコール及び水を含有する混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する第1分離工程、及び第1分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する第2分離工程を有する。そして、アルコール透過型膜分離装置は、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体である。
本実施形態における第一分離工程は、水−アルコール混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する。上記水−アルコール混合液は液相であるか気相であるかを問わない。
水透過型膜分離装置は既知の水透過型膜分離装置であればよい。当該水透過型膜分離装置に用いられる分離膜として、典型的には、ゼオライト膜が挙げられるが、ポリイミド膜などの高分子膜、ゼオライト膜などが挙げられ、その形状も特定されるものではなく、平板状、管状、ハニカム状、モノリス、中空糸状のいずれであってもよい。
分離膜の一例としてゼオライト膜について詳細に説明する。
ゼオライト膜は通常脱水機能を有し、分子の大きさによって対象となる物質を分離する性質および、分子と膜との親和性の違いによって分離する性質をもった膜である。この形状は特定されるものではなく、平板状、管状、ハニカム状、モノリス、中空糸状のいずれであってもよい。
ゼオライト膜は通常脱水機能を有し、分子の大きさによって対象となる物質を分離する性質および、分子と膜との親和性の違いによって分離する性質をもった膜である。この形状は特定されるものではなく、平板状、管状、ハニカム状、モノリス、中空糸状のいずれであってもよい。
具体的には、透析膜、精密ろ過膜、限外ろ過膜、ナノろ過膜、逆浸透膜、正浸透膜、を
はじめとする高分子膜にゼオライトを添加したmixedmatrix membrane(以下MMM)、ゼオライト膜などが挙げられる。
ゼオライトを含む膜中のゼオライトの含有量は、通常0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.4重量%以上、特に好ましくは1重量%以上、通常100重量%以下である。ゼオライトを含む膜中のゼオライトの含有量がこの範囲にあるとき、ゼオライトの分子篩による分離、親和性の違いによる分離が可能になる。
はじめとする高分子膜にゼオライトを添加したmixedmatrix membrane(以下MMM)、ゼオライト膜などが挙げられる。
ゼオライトを含む膜中のゼオライトの含有量は、通常0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上、より好ましくは0.4重量%以上、特に好ましくは1重量%以上、通常100重量%以下である。ゼオライトを含む膜中のゼオライトの含有量がこの範囲にあるとき、ゼオライトの分子篩による分離、親和性の違いによる分離が可能になる。
ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比は、好ましくは5以上、より好ましくは8以上、さらに好ましくは10以上、特に好ましくは12以上であり、好ましくは2000以下、より好ましくは1000以下、さらに好ましくは500以下、特に好ましくは100以下、最も好ましくは50未満である。SiO2/Al2O3モル比が下限未満では耐久性が低下する傾向があり、上限を超えると疎水性が強すぎるため、透過流束が小さくなる傾向がある。また、SiO2/Al2O3モル比が上記範囲にあるとき、ゼオライト膜が緻密に生成しうるため好ましく、更に生成したゼオライトが強い親水性を示し、有機物を含有する混合物中から親水性の化合物、特に水を選択的に透過することができる点で好ましい。
なお、ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が50以上の場合、水よりもアルコールを選択的に透過するようになるため、脱水を主目的とした本装置では、上記モル比が50未満であることが好ましい。
なお、ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が50以上の場合、水よりもアルコールを選択的に透過するようになるため、脱水を主目的とした本装置では、上記モル比が50未満であることが好ましい。
また、ゼオライトの構造等については、下記詳述するゼオライト膜におけるものと同様であり、好ましいものもまた同様である。
本発明では、分離性能の点から、ナノろ過膜、逆浸透膜、ゼオライト膜、MMMを使用することが好ましく、さらに耐久性の点からゼオライト膜を使用することが好ましい。
本発明において、ゼオライト膜は、ゼオライトが単独で膜となったものでも、ゼオライトの粉末をポリマーなどのバインダー中に分散させて膜の形状にしたものでも、各種支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体でもよい。それらの中で、多孔質支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体が特に好ましく、中でも膜が実質的にゼオライトのみからなるものであることが好ましい。
本発明では、分離性能の点から、ナノろ過膜、逆浸透膜、ゼオライト膜、MMMを使用することが好ましく、さらに耐久性の点からゼオライト膜を使用することが好ましい。
本発明において、ゼオライト膜は、ゼオライトが単独で膜となったものでも、ゼオライトの粉末をポリマーなどのバインダー中に分散させて膜の形状にしたものでも、各種支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体でもよい。それらの中で、多孔質支持体上にゼオライトを膜状に固着させたゼオライト膜複合体が特に好ましく、中でも膜が実質的にゼオライトのみからなるものであることが好ましい。
ゼオライト膜複合体を構成する多孔質支持体としては、その表面などにゼオライトを膜状に結晶化できるような化学的安定性があり、無機の多孔質よりなる支持体(無機多孔質支持体)が好ましく、例えば、シリカ、α−アルミナ、γ−アルミナ、ムライト、ジルコニア、チタニア、イットリア、窒化珪素、炭化珪素などのセラミックス焼結体(セラッミクス支持体)、鉄、ブロンズ、ステンレス等の焼結金属や、ガラス、カーボン成型体などが挙げられるが、これらのうち、セラミックス支持体が好ましい。
セラミックス支持体としては、上記の通り、具体的には、例えば、シリカ、α−アルミナ、γ−アルミナ、ムライト、ジルコニア、チタニア、イットリア、窒化珪素、炭化珪素などを含むセラミックス焼結体(セラミックス支持体)が挙げられるが、それらの中で、アルミナ、シリカ、ムライトのうち少なくとも1種を含むセラミックス支持体が好ましい。
多孔質支持体の形状は、アルコール飲料から効率的にアルコールを分離できるものであれば特に制限されず、例えば、平板状、管状(例えば、円筒管状、角筒管状)、ハニカム状(例えば円筒状、円柱状や角柱状の孔が多数存在するハニカム状)、モノリスなどが挙げられる。中でも、特に管状支持体が好ましく、特に円筒管状支持体が好ましい。
多孔質支持体の平均厚さ(肉厚)は、通常0.1mm以上、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上、特に好ましくは0.7mm以上であり、通常7mm以下、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
多孔質支持体の平均厚さ(肉厚)は、通常0.1mm以上、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.5mm以上、特に好ましくは0.7mm以上であり、通常7mm以下、好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
多孔質支持体の気孔率は、通常20%以上、好ましくは25%以上、より好ましくは30%以上であり、通常70%以下、好ましくは60%以下、より好ましくは50%以下である。
多孔質支持体が円筒管である場合、円筒管の外径は通常3mm以上、好ましくは5.5mm以上、より好ましくは9.5mm以上、特に好ましくは11mm以上であり、通常51mm以下、好ましくは31mm以下、より好ましくは21mm以下、さらに好ましくは17mm以下、特に好ましくは15mm以下である。
このような多孔質支持体上にゼオライト膜を形成させて、ゼオライト膜複合体を得る。
ゼオライト膜を構成する成分としては、ゼオライト以外にシリカ、アルミナなどの無機バインダー、ポリマーなどの有機化合物、あるいは下記詳述するようなゼオライト表面を修飾するSi原子を含む材料(シリル化剤)またはその反応物などを必要に応じ含んでいてもよい。また、本発明におけるゼオライト膜は、一部アモルファス成分などを含んでいてもよい。尚、ゼオライトとしては、アルミノリン酸塩、シリコアルモノフォスフェイト、アルミノ珪酸塩、ケイ酸塩であるものが好ましく、アルミノ珪酸塩、ケイ酸塩が特に好ましい。
多孔質支持体が円筒管である場合、円筒管の外径は通常3mm以上、好ましくは5.5mm以上、より好ましくは9.5mm以上、特に好ましくは11mm以上であり、通常51mm以下、好ましくは31mm以下、より好ましくは21mm以下、さらに好ましくは17mm以下、特に好ましくは15mm以下である。
このような多孔質支持体上にゼオライト膜を形成させて、ゼオライト膜複合体を得る。
ゼオライト膜を構成する成分としては、ゼオライト以外にシリカ、アルミナなどの無機バインダー、ポリマーなどの有機化合物、あるいは下記詳述するようなゼオライト表面を修飾するSi原子を含む材料(シリル化剤)またはその反応物などを必要に応じ含んでいてもよい。また、本発明におけるゼオライト膜は、一部アモルファス成分などを含んでいてもよい。尚、ゼオライトとしては、アルミノリン酸塩、シリコアルモノフォスフェイト、アルミノ珪酸塩、ケイ酸塩であるものが好ましく、アルミノ珪酸塩、ケイ酸塩が特に好ましい。
ゼオライト膜の厚さは特に制限されないが、通常0.1μm以上、好ましくは0.6μm以上、より好ましくは1.0μm以上であり、通常100μm以下、好ましくは60μm以下、より好ましくは20μm以下の範囲である。膜厚が大きすぎると透過量が低下する傾向があり、小さすぎると選択性が低下したり、膜強度が低下したりする傾向がある。
ゼオライトの粒子径は特に限定されないが、小さすぎると粒界が大きくなるなどして透過選択性などを低下させる傾向がある。それゆえ、通常30nm以上、好ましくは50nm以上、より好ましくは100nm以上であり、上限は膜の厚さ以下である。さらに、ゼオライトの粒子径が膜の厚さと同じである場合が特に好ましい。
ゼオライトの粒子径は特に限定されないが、小さすぎると粒界が大きくなるなどして透過選択性などを低下させる傾向がある。それゆえ、通常30nm以上、好ましくは50nm以上、より好ましくは100nm以上であり、上限は膜の厚さ以下である。さらに、ゼオライトの粒子径が膜の厚さと同じである場合が特に好ましい。
粒子径の測定方法については特に限定されないが、一例をあげれば、SEMによるゼオライト膜表面の観察やSEMによるゼオライト膜断面の観察、TEMによるゼオライト膜の観察などによって測定することができる。
ゼオライト膜自体のSiO2/Al2O3モル比は、好ましくは5以上、より好ましくは8以上、さらに好ましくは10以上、特に好ましくは12以上であり、好ましくは2000以下、より好ましくは1000以下、さらに好ましくは500以下、特に好ましくは100以下、最も好ましくは50以下である。ゼオライト膜のSiO2/Al2O3モル比がこの範囲にあるとき、ゼオライト膜が緻密に生成しうるため好ましく、更に生成したゼオライトが強い親水性を示し、有機物を含有する混合物中から親水性の化合物、特に水を選択的に透過することができる点で好ましい。
ゼオライト膜自体のSiO2/Al2O3モル比は、好ましくは5以上、より好ましくは8以上、さらに好ましくは10以上、特に好ましくは12以上であり、好ましくは2000以下、より好ましくは1000以下、さらに好ましくは500以下、特に好ましくは100以下、最も好ましくは50以下である。ゼオライト膜のSiO2/Al2O3モル比がこの範囲にあるとき、ゼオライト膜が緻密に生成しうるため好ましく、更に生成したゼオライトが強い親水性を示し、有機物を含有する混合物中から親水性の化合物、特に水を選択的に透過することができる点で好ましい。
ゼオライト膜自体のSiO2/Al2O3モル比は、走査型電子顕微鏡−エネルギー分散型X線分光法(SEM−EDX)により得られた数値である。SEM−EDXにおいて、X線の加速電圧を10kV程度として測定することにより、数ミクロンの膜のみの情報を得ることができる。ゼオライト膜は均一に形成されているので、この測定により、膜自体のSiO2/Al2O3モル比を求めることができる。
ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトは、酸素12員環以下、酸素6員環以上の細孔構造を有するゼオライトを含むものが好ましく、酸素12員環以下、8員環以上の細孔構造を有するゼオライトを含むものがより好ましく、酸素12員環以下、酸素10員環以上の細孔構造を有するゼオライトを含むものが特に好ましい。
ここでいう酸素n員環を有するゼオライトのnの値は、ゼオライト骨格を形成する酸素とT元素(骨格を構成する酸素以外の元素)で構成される細孔の中で最も酸素の数が大きいものを示す。例えば、MOR型ゼオライトのように酸素12員環と8員環の細孔が存在
する場合は、酸素12員環のゼオライトとみなす。
ここでいう酸素n員環を有するゼオライトのnの値は、ゼオライト骨格を形成する酸素とT元素(骨格を構成する酸素以外の元素)で構成される細孔の中で最も酸素の数が大きいものを示す。例えば、MOR型ゼオライトのように酸素12員環と8員環の細孔が存在
する場合は、酸素12員環のゼオライトとみなす。
酸素12員環以下、酸素6員環以上の細孔構造を有するゼオライトとしては、例えば、AEI、AEL、AFI、AFG、ANA、ATO、BEA、BRE、CAS、CDO、CHA、CON、DDR、DOH、EAB、EPI、ERI、ESV、EUO、FAR、FAU、FER、FRA、HEU、GIS、GIU、GME、GOO、ITE、KFI、LEV、LIO、LOS、LTA、LTL、LTN、MAR、MEP、MER、MEL、MFI、MON、MOR、MSO、MTF、MTN、MTW、MWW、NON、NES、OFF、PAU、PHI、RHO、RTE、RTH、RUT、SGT、SOD、STI、STT、TOL、TON、TSC、UFI、VNI、WEI、YUGなどが挙げられる。
これらのうち、酸素12員環以下、酸素8員環以上の細孔構造を有するゼオライトとしては、例えば、AEI、AEL、AFI、ANA、ATO、BEA、BRE、CAS、CDO、CHA、CON、DDR、EAB、EPI、ERI、ESV、EUO、FER、FAU、HEU、GIS、GME、GOO、ITE、KFI、LEV、LTA、LTL、MER、MEL、MOR、MTW、MFI、MON、MTF、MWW、NES、OFF、PAU、PHI、RHO、RTE、RTH、STI、STT、TON、TSC、UFI、VNI、WEI、YUGなどが挙げられる。
さらに、酸素12員環以下、酸素10員環以上の細孔構造を有するゼオライトとしては、例えば、AEL、AFI、ATO、BEA、EPI、EUO、FER、FAU、HEU、GME、LTL、MOR、MTW、MEL、MFI、MWW、NES、OFF、STI、TON、WEIなどが挙げられる。
なお、本明細書において、ゼオライトの構造は、上記のとおり、International Zeolite Association(IZA)が定めるゼオライトの構造を規定するコードで示す。
なお、本明細書において、ゼオライトの構造は、上記のとおり、International Zeolite Association(IZA)が定めるゼオライトの構造を規定するコードで示す。
ここでいう酸素n員環を有するゼオライトのnの値は、ゼオライト骨格を形成する酸素とT元素で構成される細孔の中で最も酸素の数が大きいものを示す。例えば、MOR型ゼオライトのように酸素12員環と8員環の細孔が存在する場合は、酸素12員環のゼオライトとみなす。
また、ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトのフレームワーク密度(T/1000Å3)は特に制限されないが、通常25以下、好ましくは20以下、より好ましくは18以下であり、通常10以上、好ましくは11以上、より好ましくは12以上である。
フレームワーク密度とは、ゼオライトの1000Å3あたりの、骨格を構成する酸素以外の元素(T元素)の数を意味し、この値はゼオライトの構造により決まる。なおフレームワーク密度とゼオライトとの構造の関係はATLASOF ZEOLITEFRAMEWORK TYPESSixth RevisedEdition 2007ELSEVIERに示されている。
フレームワーク密度とは、ゼオライトの1000Å3あたりの、骨格を構成する酸素以外の元素(T元素)の数を意味し、この値はゼオライトの構造により決まる。なおフレームワーク密度とゼオライトとの構造の関係はATLASOF ZEOLITEFRAMEWORK TYPESSixth RevisedEdition 2007ELSEVIERに示されている。
フレームワーク密度が、上記下限以上であることにより、ゼオライトの構造が脆弱となることを避け、ゼオライト膜の耐久性が高くなり、種々の用途に適用しやすくなる。また、フレームワーク密度が上記上限以下であることにより、ゼオライト中の物質の拡散が妨げられることなく、ゼオライト膜の透過流束が高くなる傾向にあり、経済的に有利である。
本発明において、ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトの好ましい構造は、AEL、AFI、ATO、BEA、EPI、EUO、FER、FAU、HEU、GME、LTL、MOR、MTW、MEL、MFI、MWW、NES、OFF、STI、TON、WEI
であり、より好ましい構造は、BEA、EUO、FER、FAU、MOR、MTW、MEL、MFI、MWW、NESであり、さらに好ましい構造は、BEA、FAU、MOR、MEL、MFIであり、最も好ましい構造はMFIである。これらの構造の中でも、ほとんどアルミが含まれていない、いわゆるシリカライトが特に望ましい。シリカライトは一般的にはMFI型である。
であり、より好ましい構造は、BEA、EUO、FER、FAU、MOR、MTW、MEL、MFI、MWW、NESであり、さらに好ましい構造は、BEA、FAU、MOR、MEL、MFIであり、最も好ましい構造はMFIである。これらの構造の中でも、ほとんどアルミが含まれていない、いわゆるシリカライトが特に望ましい。シリカライトは一般的にはMFI型である。
本実施形態における第一分離工程は、ゼオライト膜複合体の多孔質支持体側又はゼオライト膜側に、水−アルコール混合液を接触させ、その反対側を水−アルコール混合液が接触している側の水分圧よりも低い水分圧とすることによって、水−アルコール混合液から水を選択的に透過させる。
第一分離工程への供給液中のアルコール濃度は通常10重量%以上、好ましくは50重量%以上、より好ましくは80重量%以上、特に好ましくは85重量%以上であり、通常99.99重量%以下、好ましくは99.9重量%以下、より好ましくは99重量%以下、特に好ましくは95重量%以下である。この範囲の上限を上回るとき、水とアルコールの透過が同程度となるので、アルコール濃度を低下させることができず、本目的を果たせない場合がある。
本実施形態において第一分離工程は、パーベーパレーション(浸透気化法、PV法)法またはベーパーパーミエーション(蒸気透過法、VP法)法が採用されるが、エネルギー効率の点からパーベーパレーション(浸透気化法、PV法)法を採用することがより好ましい。
PV法では、ゼオライト膜に供給液を接触させて水を透過させる。すなわち、この方式は、透過気化法または浸透気化法とも呼ばれ、供給液を、ゼオライト膜を介して蒸発させ、その際、水を透過させることにより、膜透過液のアルコールを低減化する。供給液は気化熱で冷却されるため、必要に応じてそれを補うための加熱手段が必要となる。
VP法では、供給液を膜へ供給する前に全ての溶液を蒸発する必要があるので、消費熱量が大きい。しかし、透過時に潜熱を必要としないため、中間加熱器などは不要である。メリットとしては、重質分や汚れの影響を比較的クリアにできることで、長期運転に対するリスクが低減されることがある。
本実施形態における水−アルコール混合液中のアルコールは、特に制限されないが、通常メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、n−オクタノール等が挙げられ、好ましくはエタノールが挙げられる。
本実施形態における第二分離工程は、第一分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する。上記水溶液は液相であるか気相であるかを問わない。
第一分離工程で濃縮されたアルコールは、プロダクツとして供給される。一方、膜透過液には一定濃度のアルコールが含まれ、そのまま排出できない場合がある。
第一分離工程で濃縮されたアルコールは、プロダクツとして供給される。一方、膜透過液には一定濃度のアルコールが含まれ、そのまま排出できない場合がある。
アルコール透過型膜分離装置は、ゼオライト膜を有するものであればよい。当該ゼオライト膜は、以下の相違点を除き、先に説明したゼオライト膜の説明が援用される。
アルコール透過型膜分離装置に用いられるゼオライトのSiO2/Al2O3モル比は、通常50以上、好ましくは100以上、より好ましくは200以上、さらに好ましくは300以上であり、通常10000以下である。ゼオライトのSiO2/Al2O3モル
比がこの範囲にあるとき、疎水性に優れかつ耐酸性、耐水性も優れ、エタノールを選択的に透過させることによる低アルコール飲料の製造に好適に用いられる。
比がこの範囲にあるとき、疎水性に優れかつ耐酸性、耐水性も優れ、エタノールを選択的に透過させることによる低アルコール飲料の製造に好適に用いられる。
また、ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトのフレームワーク密度(T/1000Å3)は特に制限されないが、通常18以下、好ましくは17以下、より好ましくは16以下、特に好ましくは15以下であり、通常10以上、好ましくは14以上である。
本発明において、ゼオライト膜を構成する主たるゼオライトの好ましい構造は、AEI、AEL、AFG、ANA、BRE、CAS、CDO、CHA、DAC、DDR、DOH、EAB、EPI、ESV、EUO、FAR、FRA、FER、GIS、GIU、GOO、HEU、IMF、ITE、ITH、KFI、LEV、LIO、LOS、LTA、LTN、MAR、MEP、MER、MEL、MFI、MFS、MON、MSO、MTF、MTN、MTT、MWW、NAT、NES、NON、PAU、PHI、RHO、RRO、RTE、RTH、RUT、SGT、SOD、STF、STI、STT、TER、TOL、TON、TSC、TUN、UFI、VNI、VSV、WEI、YUG、より好ましくは、AEI、CHA、KFI、LEV、LTA、PAU、RHO、RTH、UFI、さらに好ましくは、CHA、LEV、LTA、UFI、特に好ましくはCHAまたはLTAである。
第一分離工程の膜透過液中のアルコール濃度は通常3重量%以上、好ましくは1重量%以上、より好ましくは0.1重量%以上、特に好ましくは0.01重量%以上であり、通常90重量%以下である。
第二分離工程の膜透過液中のアルコール濃度は通常1重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは0.01重量%以下である。
第二分離工程の膜透過液中のアルコール濃度は通常1重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは0.01重量%以下である。
本実施形態において、第二分離工程は、上記第一分離工程と同様にパーベーパレーション(浸透気化法、PV法)法またはベーパーパーミエーション(蒸気透過法、VP法)法が採用される。エネルギー効率の点からパーベーパレーション(浸透気化法、PV法)法を採用することがより好ましい。一方、装置を簡便なものとするには、ベーパーパーミエーション(蒸気透過法、VP法)法を採用することが好ましい。
本実施形態において、第一分離工程、第二分離工程以外の工程を含んでもよい。例えば、第二分離工程で用いられるアルコール透過型膜分離装置により分離された水を排出する排水工程を導入してもよい。排水中のアルコール濃度は通常1重量%以下である。
また、本実施形態において、第二分離工程の膜透過液は、第一分離工程に供給してもよく、又は、分離工程に先立って実行され得る濃縮工程で用いられる蒸留塔に供給してもよい。この供給された膜透過液は、再度の分離工程を経ることで更にアルコール濃度が低減される。
また、本実施形態において、濃縮工程に先立って、アルコール発酵原料を発酵させ、水−アルコール混合物を得る発酵工程を導入してもよい。さらに、本実施形態において、アルコール発酵原料を発酵させやすいように粉砕する粉砕工程を導入してもよい。
用いられる原料は、セルロースを含む原料であり、サトウキビ、テンサイなどの糖質原料;サツマイモ、ジャガイモなどの芋類、トウモロコシ、麦、米などの穀類などのでんぷん質原料;古紙や建築廃材などの繊維質原料;などがあげられる。
用いられる原料は、セルロースを含む原料であり、サトウキビ、テンサイなどの糖質原料;サツマイモ、ジャガイモなどの芋類、トウモロコシ、麦、米などの穀類などのでんぷん質原料;古紙や建築廃材などの繊維質原料;などがあげられる。
さらに、本実施形態において、上記濃縮工程に供給される水−アルコール混合液のアルコール濃度が低い場合には、濃縮工程に先立って、水−アルコール混合液をもろみ塔に供給し、アルコール濃度を高めてもよい。
本発明の別の実施形態であるアルコール製造システムは、少なくとも、水透過型膜分離装置、及びセラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコール透過型膜分離装置を含むアルコール製造システムである。
以下、図を用いて具体的な実施形態について説明するが、本発明は以下説明する具体的な実施形態にのみ限定されるものではない。
以下、図を用いて具体的な実施形態について説明するが、本発明は以下説明する具体的な実施形態にのみ限定されるものではない。
図1に、本発明の実施形態のアルコール製造方法に係るフローを示す。
このフローにおいて、フローに投入される液体は蒸留塔に導入されて濃縮された水−アルコール混合液である。この濃縮された水−アルコール混合液は、第一分離工程に用いられる水透過型膜分離装置に供給され、水溶液とアルコールに分離される。このアルコールは、アルコール濃度が高く、プロダクツとして供給され、水溶液は、第二分離工程に用いられるアルコール透過型膜分離装置に供給され、水とアルコールに分離される。この水は、アルコール濃度が低いため排水処理され、アルコールは、第一分離工程で用いられる水透過化型膜分離装置に再供給される。この再供給により、アルコールの再利用を図り、最終的なプロダクツの量を増大させることが可能となる。
このフローにおいて、フローに投入される液体は蒸留塔に導入されて濃縮された水−アルコール混合液である。この濃縮された水−アルコール混合液は、第一分離工程に用いられる水透過型膜分離装置に供給され、水溶液とアルコールに分離される。このアルコールは、アルコール濃度が高く、プロダクツとして供給され、水溶液は、第二分離工程に用いられるアルコール透過型膜分離装置に供給され、水とアルコールに分離される。この水は、アルコール濃度が低いため排水処理され、アルコールは、第一分離工程で用いられる水透過化型膜分離装置に再供給される。この再供給により、アルコールの再利用を図り、最終的なプロダクツの量を増大させることが可能となる。
なお、水透過型膜分離装置およびアルコール透過型膜分離装置の駆動は、真空方式、窒素、乾燥空気等を透過室に供給するスイープガス方式のいずれを採用してもよい。また、それぞれの装置の設置個数は、条件により適宜選択され、図示したように1基の場合もあれば、2基以上使用されることもある。さらに、水−アルコール混合液を装置に供給する前に、水−アルコール混合液中の固形物を除去するためのフィルターを設けてもよい。
図2に、本発明の別の実施形態のアルコール製造方法に係るフローを示す。
このフローにおいて、第二分離工程で用いられるアルコール透過型膜分離装置により分離された水を、濃縮工程に用いられる蒸留塔に再供給する形態である。この形態では、第二分離工程のみではアルコール濃度が高く排出処理できない場合に、排水処理に用いられる透過トラップのような設備を増設することなく、アルコール濃度の低減を図ることができる。
このフローにおいて、第二分離工程で用いられるアルコール透過型膜分離装置により分離された水を、濃縮工程に用いられる蒸留塔に再供給する形態である。この形態では、第二分離工程のみではアルコール濃度が高く排出処理できない場合に、排水処理に用いられる透過トラップのような設備を増設することなく、アルコール濃度の低減を図ることができる。
1 蒸留塔
2 水透過型膜分離装置
3 アルコール透過型膜分離装置
2 水透過型膜分離装置
3 アルコール透過型膜分離装置
Claims (7)
- アルコール及び水を含有する混合液を水透過型膜分離装置に導入し、水溶液とアルコールを分離する第1分離工程、及び
第1分離工程の膜透過液をアルコール透過型膜分離装置に導入し、水とアルコールを分離する第2分離工程、を有し、
アルコール透過型膜分離装置は、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコールの製造方法。 - 水透過型膜分離装置が、セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が5以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体である、請求項1に記載のアルコールの製造方法。
- 第2分離工程により分離された水を排出する排水工程、を更に含む請求項1又は2に記載のアルコールの製造方法。
- 第2分離工程の膜透過液が第1分離工程に供給される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアルコールの製造方法。
- 蒸留塔により、水−アルコール混合液を濃縮する濃縮工程を有し、第2分離工程の膜透過液が蒸留塔に供給される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアルコールの製造方法。
- アルコールがエタノールである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアルコールの製造方法。
- 水透過型膜分離装置、及び
セラミック管上にSiO2/Al2O3モル比が50以上のゼオライト結晶からなるゼオライト膜を備えたゼオライト膜−セラミック管複合体であるアルコール透過型膜分離装置を含む、水−アルコール分離システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017054537A JP2018154602A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | アルコールの製造方法 |
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