JP2018154219A - ハイブリッド車両及びその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018154219A
JP2018154219A JP2017052183A JP2017052183A JP2018154219A JP 2018154219 A JP2018154219 A JP 2018154219A JP 2017052183 A JP2017052183 A JP 2017052183A JP 2017052183 A JP2017052183 A JP 2017052183A JP 2018154219 A JP2018154219 A JP 2018154219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
motor
clutch
charge capacity
motor generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017052183A
Other languages
English (en)
Inventor
治雄 鈴木
Haruo Suzuki
治雄 鈴木
亮 森本
Akira Morimoto
亮 森本
洋紀 瀬戸
Hiroki Seto
洋紀 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2017052183A priority Critical patent/JP2018154219A/ja
Publication of JP2018154219A publication Critical patent/JP2018154219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

【課題】エンジンを停止させたモーター走行により加速している時におけるモータージェネレーターによるエンジン始動に起因するショックの発生と減速との両方を抑制することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供する。【解決手段】モーター走行により加速していて、SOC値Xが第一充電容量Hになった場合は、回転数Rが第一変速回転数Cになったときに、制御装置70により、モータークラッチ15を断状態にしてから、トランスミッション30を目標変速段に変速する制御を行うと同時に、エンジンクラッチ14を接状態にして、モータージェネレーター21によりエンジン10をクランキングして再始動する制御を行い、変速する制御と再始動する制御との両方の制御が完了した後にモータークラッチ15を接状態にする構成にした。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両及びその制御方法に関する。
近年、燃費向上及び環境対策などの観点から、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両(以下「HEV」という。)が注目されている。このHEVにおいては、車両の加速時や発進時には、モータージェネレーターによる駆動力のアシストが行われる一方で、慣性走行時や制動時にはモータージェネレーターによる回生発電が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−238105号公報
このHEVでは、エンジンを停止してモータージェネレーターのみを駆動力とするモーター走行により加速している時に、バッテリーの充電容量が低下するとモータージェネレーターによりエンジンを始動する必要がある。モータージェネレーターをクラッチにより駆動力の伝達経路に接続した状態で、モータージェネレーターによりエンジンを始動しようとすると、モータージェネレーターの回転数が高いことに起因してショックが生じる。一方で、そのショックを抑制するためにモータージェネレーターをクラッチにより駆動力の伝達経路から切り離してからエンジンを始動しようとすると、エンジンの始動のためのクラッチの切り離しと変速のためのクラッチの切り離しとが頻発するおそれがある。クラッチの切り離しによる駆動源の消失はHEVが減速する要因となる。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンを停止させたモーター走行により加速している時におけるモータージェネレーターによるエンジン始動に起因するショックの発生と減速との両方を抑制することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両は、エンジンクラッチを介して接続されたエンジン及びモータージェネレーターと、前記モータージェネレーターにモータークラッチを介してインプットシャフトが接続されたトランスミッションと、前記モータージェネレーターに電気的に接続するバッテリーと、を備えたハイブリット車両において、前記トランスミッションの変速に関する回転数を取得する回転数取得装置と、前記バッテリーの充電容量を取得する充電容量取得装置と、この回転数取得装置、この充電容量取得装置、前記エンジン、前記モータージェネレーター、前記エンジンクラッチ、前記モータークラッチ、及び前記トランスミッションに接続された制御装置とを備え、前記エンジンが停止している一方で前記モータージェネレーターが前記バッテリーからの給電により回転駆動し、かつ前記エンジンクラッチが断状態で前記モータークラッチが接状態であるモーター走行により加速していて、前記充電容量取得装置が取得した前記充電容量が予め設定された第一充電容量になった場合は、前記回転数取得装置が取得した前記回転数が設定した第一変速回転数になったときに、前記制御装置により、前記モータークラッチを断状態にしてから、前記トランスミッションを目標変速段に変速する制御を行うと同時に、前記エンジンクラッチを接状態にして、前記モータージェネレーターにより前記エンジンをクランキングして再始動する制御を行い、前記変速する制御と前記再始動する制御との両方の制御が完了した後に前記モータークラッチを接状態にする構成にしたことを特徴とする。
また、上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両の制御方法は、エンジンクラッチを介して接続されたエンジン及びモータージェネレーターと、前記モータージェネレーターにモータークラッチを介してインプットシャフトが接続されたトランスミッションと、前記モータージェネレーターに電気的に接続するバッテリーと、を備えたハイブリット車両の制御方法において、前記エンジンが停止している一方で前記モータージェネレーターが前記バッテリーからの給電により回転駆動し、かつ前記エンジンクラッチが断状態で前記モータークラッチが接状態であるモーター走行により加速している場合は、前記バッテリーの充電容量を取得し、取得したその充電容量が予め設定した第一充電容量になったか否かを判定し、前記充電容量が前記第一充電容量になったと判定した場合は、前記トランスミッションの変速に関する回転数が予め設定した第一変速回転数になったときに、前記モータークラッチを断状態にし、前記トランスミッションを目標変速段に変速すると同時に、前記エンジンクラッチを接状態にしてから前記モータージェネレーターにより前記エンジンをクランキングして再始動し、前記トランスミッションの変速と前記エンジンの再始動が完了した後に前記モータークラッチを接状態にすることを特徴とする。
本発明によれば、エンジンを停止させたモーター走行時において、バッテリーの充電状態が低くなりエンジンを再始動する場合には、トランスミッションの変速段を変速するタイミングでエンジンを再始動する。つまり、トランスミッションの変速とエンジンの始動とを同時に行って、トランスミッションを変速する際のモータークラッチを断状態にするタイミングで、モータージェネレーターによりエンジンをクランキングする。それ故、モータージェネレーターの回転数をクランキングに適した回転数にできると共に、駆動源が切り離される頻度を低減することができる。これにより、エンジン始動時のショックの発生とハイブリッド車両の減速との両方を抑制することができる。
本発明の実施形態からなるハイブリッド車両及びその制御方法の構成図である。 本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。 図2のAの続きを説明するフロー図である。 図2のBの続きを説明するフロー図である。 図3のC、図4のDの続きを説明するフロー図である。 図3のフロー図における時間経過を説明する説明図である。 図4のフロー図における時間経過を説明する説明図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態からなるハイブリッド車両を示す。
このハイブリッド車両(以下「HEV」という。)は、普通乗用車又はバスやトラックなどの大型自動車であり、エンジン10、モータージェネレーター21及びトランスミッション30と、運転状態に応じて車両を複合的に制御するハイブリッドシステム20と、ECU等からなる制御装置70とを主に備えている。
エンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では4個)の気
筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、クランクシャフト13が回転駆動される。このエンジン10には、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが用いられる。クランクシャフト13の一端は、エンジンクラッチ14(例えば、湿式多板クラッチなど)を介してモータージェネレーター21の回転軸22の一端に接続されている。
モータージェネレーター21には、発電運転が可能な永久磁石式の交流同期モーターが用いられている。このモータージェネレーター21の回転軸22の他端は、モータークラッチ15(例えば、湿式多板クラッチなど)を通じて、トランスミッション30のインプットシャフト31に接続されている。このモータージェネレーター21は、エンジン本体11を始動するスターターモーター(図示せず)の代わりに、クランキングを行う機能も有している。
トランスミッション30には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMT又はATが用いられている。このトランスミッション30における変速操作は、変速段制御装置であるTCM71により制御される。変速操作は、TCM71が検出したインプットシャフト31の回転数(車速に相当)が予め設定された変速回転数Cになったときに自動的に開始される。この変速操作の際には、1回の変速ごとにモータークラッチ15が断接されて、エンジン10及びモータージェネレーター21とトランスミッション30とが切り離され、又は結合される。
トランスミッション30で変速された回転動力は、アウトプットシャフト32に接続されたプロペラシャフト33を通じてデファレンシャル34に伝達され、後輪である一対の駆動輪35にそれぞれ駆動力として分配される。
ハイブリッドシステム20は、モータージェネレーター21と、そのモータージェネレーター21に電気的に接続するインバーター23、高電圧バッテリー24、DC/DCコンバーター25及び低電圧バッテリー26とを有している。
高電圧バッテリー24としては、リチウムイオンバッテリーやニッケル水素バッテリーなどが好ましく例示される。また、低電圧バッテリー26には鉛バッテリーが用いられる。
DC/DCコンバーター25は、高電圧バッテリー24と低電圧バッテリー26との間における充放電の方向及び出力電圧を制御する機能を有している。また、低電圧バッテリー26は、各種の車両電装品27に電力を供給する。
このハイブリッドシステム20における種々のパラメータ、例えば、電流値、電圧値やSOCなどは、BMS28により検出される。
これらのエンジン10及びハイブリッドシステム20は、制御装置70により制御される。具体的には、HEVの発進時や加速時には、ハイブリッドシステム20は高電圧バッテリー24から電力を供給されたモータージェネレーター21により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動・減速時においては、モータージェネレーター21による回生発電を行い、プロペラシャフト33等に発生する余剰の運動エネルギーを電力に変換して高電圧バッテリー24を充電する。
また、このHEVは、エンジンクラッチ14を断状態、かつモータークラッチ15を接状態にすることで、モータージェネレーター21のみを駆動源とするモーター走行が可能となる。通常、このモーター走行時には、エンジン10は停止される。
このようなHEVの制御方法を、制御装置70の機能として図2〜図7に基づいて以下に説明する。なお、制御装置70は、信号線(一点鎖線で示す)を通じて、エンジン10、モータージェネレーター21、BMS28やTCM71などの各部と接続している。また、TCM71は、図示しないセンサを用いてトランスミッション30の変速に関する回転数として、インプットシャフト31の回転数Rを取得している。
以下の制御方法は、HEVがモーター走行により加速している場合に行われる。モーター走行は、エンジン10が停止している一方でモータージェネレーター21が高電圧バッテリー24からの給電により回転駆動し、かつエンジンクラッチ14が断状態でモータークラッチ15が接状態である。なお、加速している場合は、アクセル開度センサ53で取得したアクセルペダル50の踏み込み量であるアクセル開度Aが「ゼロ」よりも大きい状態が維持された場合である。
図2に例示するように、制御装置70は、BMS28を通じて高電圧バッテリー24のSOC値Xを取得する(S10)。次いで、制御装置70は、そのSOC値Xを予め設定された第一充電容量H及び第二充電容量Lと比較する(S20、S30)。再始動充電容量、即時再始動充電容量としては、高電圧バッテリー24の低下によりモータージェネレーター21を停止してエンジン10を始動することが判定可能な値に設定されていればよい。この実施形態では、再始動充電容量と即時再始動充電容量として、第一充電容量H及び第二充電容量Lの二つの値を用いている。これらの第一充電容量H及び第二充電容量Lは、HEVの仕様により決定される。第一充電容量Hは第二充電容量Lよりも大きい値に設定される。例えば、第一充電容量Hとしては、モーター走行を継続するとHEVのハイブリッドシステム20が十分に機能する限界を下回るおそれのある値を基に設定される。また、第二充電容量Lとしては、モータージェネレーター21のみでHEVへの要求出力Dを賄えないおそれがある値を基に設定される。
制御装置70は、SOC値Xが第一充電容量H以上であるときは、トランスミッション30においてシフトアップの変速操作要求があるか否かを判定する。具体的に、制御装置70は、TCM71を通じて検出したインプットシャフト31の回転数Rを予め設定された第一変速回転数Cと比較する(S40)。第一変速回転数Cは、トランスミッション30の各変速段に対してHEVの速度Vとアクセル開度Aとに基づいて設定されているシフトマップから読み出している。
次いで、制御装置70は、回転数Rが第一変速回転数C以上であるときに、モータークラッチ15を断状態にして(S50)、TCM71を通じてトランスミッション30に通常のシフトアップの変速操作を開始させる(S60)。そして、制御装置70は、変速操作の終了後にモータークラッチ15を接状態にする(S70)。
つまり、SOC値Xが第一充電容量H以上であるときは、高電圧バッテリー24から給電して回転駆動させたモータージェネレーター21によりHEVを駆動するモーター走行を継続する。
図3に例示するように、制御装置70は、SOC値Xが第二充電容量L以上かつ第一充電容量H未満の範囲であるときは、インプットシャフト31の回転数Rが第一変速回転数C以上であるときに(S110)、モータークラッチ15を断状態にする(S120)。
次いで、制御装置70は、並列処理にて変速する制御と再始動する制御とを同時に処理する。具体的に、制御装置70は、TCM71を通じてトランスミッション30に通常のシフトアップの変速操作を開始させる(S130)。それと同時に、制御装置70は、エ
ンジンクラッチ14を接状態にして(S140)、高電圧バッテリー24から給電して回転駆動させたモータージェネレーター21を用いて、エンジン本体11をクランキングしてエンジン10を再始動する(S150)。
なお、モータージェネレーター21によりエンジン本体11をクランキングしてエンジン10を再始動する場合に、モータージェネレーター21の回転数をエンジンクラッチ14を接状態にする前に低くすることが好ましく、一旦「ゼロ」にすることがより好ましい。このように、モータージェネレーター21によりエンジン10を再始動する場合は、エンジン10を再始動する前にモータージェネレーター21の回転数を低くすることで、エンジン再始動時のショックの低減には有利になる。
そして、制御装置70は、変速操作及びエンジン10の再始動の両方の終了後にモータークラッチ15を接状態にする(S160)。
図2に例示するように、制御装置70は、SOC値Xが第二充電容量L未満であるときは、第一変速回転数Cよりも低い第二変速回転数Bを設定する(S170)。第二変速回転数Bは、第一変速回転数Cよりも低い回転数に設定される。
図4に例示するように、制御装置70は、インプットシャフト31の回転数Rが第二変速回転数B以上であるときに(S180)、モータークラッチ15を断状態にする(S120)。
次いで、制御装置70は、並列処理にて変速する制御と再始動する制御とを同時に処理する。具体的に、制御装置70は、TCM71を通じてトランスミッション30にシフトアップの変速操作を早期のタイミングで開始させる(S130)。それと同時に、制御装置70は、エンジンクラッチ14を接状態にして(S140)、高電圧バッテリー24から給電して回転駆動させたモータージェネレーター21を用いて、エンジン本体11をクランキングしてエンジン10を再始動する(S150)。
そして、制御装置70は、変速操作及びエンジン10の再始動の両方の終了後にモータークラッチ15を接状態にする(S160)。
図5に例示するように、制御装置70は、HEVに対するドライバーの要求出力Dと、その時点でのエンジン10の最大出力値Eとを比較して(S210)、要求出力Dが最大出力値E以下である場合には、モータージェネレーター21を停止して(S220)、エンジン10のみでHEVを駆動する。一方、要求出力Dが最大出力値E超である場合には、一時的にモータージェネレーター21を用いて(S230)、最大出力値Eを補完するようにHEVを更に駆動する。
要求出力Dは、HEVの速度Vとアクセル開度Aとに基づいている。エンジン10の再始動後のモータージェネレーター21の出力値Mは、要求出力Dと最大出力値Eとの差分であればよい。例えば、最大出力値Eが徐々に大きくなる場合に、出力値Mを除々に小さくしてもよい。
図6に例示するように、制御装置70は、時間t1でSOC値Xが第一充電容量Hを下回ったときに、直ぐにエンジン10の再始動を行わない。制御装置70は、エンジン10の再始動を、時間t1から、回転数Rが変速回転数C以上になりトランスミッション30における変速操作のためのモータークラッチ15を断状態にする時間t2までの間で禁止する。時間t2でモータークラッチ15を断状態にしてからトランスミッション30の変速操作と同時にエンジンクラッチ14を接状態にしてモータージェネレーター21により
エンジン10のクランキングを開始する。時間t3でトランスミッション30の変速操作とエンジン10の再始動が完了してモータークラッチ15を接状態にする。時間t3の時点で、要求出力Dがエンジン10の最大出力値E以下になり、モータージェネレーター21を停止して、モーター走行からエンジン走行への切り替えが完了する。
図7に例示するように、制御装置70は、時間t1でSOC値Xが第二充電容量Lを下回ったときに、第一変速回転数Cよりも低い回転数の第二変速回転数Bを設定する。回転数Rが第一変速回転数C以上になる時間t2よりも早い時間t4で回転数Rが第二変速回転数B以上になる。時間t4でモータークラッチ15を断状態にしてからトランスミッション30の変速操作と同時にエンジンクラッチ14を接状態にしてモータージェネレーター21によりエンジン10のクランキングを開始する。時間t5でトランスミッション30の変速操作とエンジン10の再始動が完了してモータークラッチ15を接状態にする。時間t5の時点で、要求出力Dがエンジン10の最大出力値Eよりも大きく、モータージェネレーター21を用いてその不足分を補完する。時間t6でエンジン10により要求出力Dを賄うことが可能になり、モータージェネレーター21を停止して、モーター走行からエンジン走行への切り替えが完了する。
このように、エンジン10を停止させたモーター走行時において、高電圧バッテリー24の充電状態が低くなりエンジン10を再始動する場合には、トランスミッション30の変速段を変速するタイミングでエンジン10を再始動する。つまり、トランスミッション30の変速とエンジン10の始動とを同時に行って、トランスミッション30を変速する際のモータークラッチ15を断状態にするタイミングで、モータージェネレーター21によりエンジン10をクランキングする。それ故、モータージェネレーター21の回転数をクランキングに適した回転数にできると共に、モータークラッチ15が切り離される頻度を低減することができる。これにより、モーター走行におけるエンジン始動時のショックの発生とHEVの減速との両方を抑制することができる。
また、高電圧バッテリー24のSOCを二段階に分けて判定することで、早期にモーター走行からエンジン走行へ切り替えが必要な場合を特定することができる。そして、早期にモーター走行からエンジン走行への切り替えが必要な場合は、トランスミッション30での変速操作を通常よりも早いタイミングで開始するようにしたので、高電圧バッテリー24の過放電を抑制しつつ、エンジン10の再始動に起因するショックの発生を抑制することができるのである。
また、再始動したエンジン10により要求出力Dを賄えない場合には、モータージェネレーター21を用いて不足分を補完するようにしたので、変速する制御と再始動する制御との両方の制御の完了後にモータークラッチ15を接状態にしたときのショックの発生を更に抑制することができる。
特に、モーター走行からエンジン走行への切り替えの際のエンジン10の再始動をトランスミッション30の変速操作の最中に行うことで、短時間のエンジン10の再始動における出力不足の解消には有利になる。
既述した実施形態で、トランスミッション30の変速に関する回転数としてインプットシャフト31の回転数Rを例示した。この変速に関する回転数としては、HEVの速度なども例示できる。従って、回転数取得装置としては、HEVの速度を取得する装置を用いてもよい。
第二変速回転数Bは、シフトマップなどにより変速段ごとに設定された第一変速回転数Cよりも低い回転数であればよく、例えば、モーター走行により加速している場合は、S
OC値Xが第二充電容量Lを下回ったときの回転数に設定してもよい。つまり、SOC値Xが第二充電容量Lを下回ったときに、変速する制御と再始動する制御とが行われてもよい。
10 エンジン
14 エンジンクラッチ
15 モータークラッチ
20 ハイブリッドシステム
21 モータージェネレーター
24 高電圧バッテリー
28 BMS
30 トランスミッション
70 制御装置
71 TCM

Claims (4)

  1. エンジンクラッチを介して接続されたエンジン及びモータージェネレーターと、前記モータージェネレーターにモータークラッチを介してインプットシャフトが接続されたトランスミッションと、前記モータージェネレーターに電気的に接続するバッテリーと、を備えたハイブリット車両において、
    前記トランスミッションの変速に関する回転数を取得する回転数取得装置と、前記バッテリーの充電容量を取得する充電容量取得装置と、この回転数取得装置、この充電容量取得装置、前記エンジン、前記モータージェネレーター、前記エンジンクラッチ、前記モータークラッチ、及び前記トランスミッションに接続された制御装置とを備え、
    前記エンジンが停止している一方で前記モータージェネレーターが前記バッテリーからの給電により回転駆動し、かつ前記エンジンクラッチが断状態で前記モータークラッチが接状態であるモーター走行により加速していて、前記充電容量取得装置が取得した前記充電容量が予め設定された第一充電容量になった場合は、
    前記回転数取得装置が取得した前記回転数が設定した第一変速回転数になったときに、前記制御装置により、前記モータークラッチを断状態にしてから、前記トランスミッションを目標変速段に変速する制御を行うと同時に、前記エンジンクラッチを接状態にして、前記モータージェネレーターにより前記エンジンをクランキングして再始動する制御を行い、前記変速する制御と前記再始動する制御との両方の制御が完了した後に前記モータークラッチを接状態にする構成にしたことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記充電容量が前記第一充電容量よりも低い第二充電容量になった場合は、前記制御装置により、前記第一変速回転数よりも低い第二変速回転数を設定し、前記回転数が設定したその第二変速回転数になったときに、前記モータークラッチを断状態にしてから、前記変速する制御と前記再始動する制御との両方の制御を行う構成にした請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記変速する制御と前記再始動する制御との両方の制御が完了した後に前記モータークラッチを接状態したときの前記エンジンの出力が当該ハイブリット車両に要求された要求出力未満のときは、前記制御装置により、前記エンジンの出力と前記要求出力との差分を前記モータージェネレーターの出力で補完する構成にした請求項1又は2に記載のハイブリッド車両。
  4. エンジンクラッチを介して接続されたエンジン及びモータージェネレーターと、前記モータージェネレーターにモータークラッチを介してインプットシャフトが接続されたトランスミッションと、前記モータージェネレーターに電気的に接続するバッテリーと、を備えたハイブリット車両の制御方法において、
    前記エンジンが停止している一方で前記モータージェネレーターが前記バッテリーからの給電により回転駆動し、かつ前記エンジンクラッチが断状態で前記モータークラッチが接状態であるモーター走行により加速している場合は、
    前記バッテリーの充電容量を取得し、
    取得したその充電容量が予め設定した再始動充電容量になったか否かを判定し、
    前記充電容量が前記再始動充電容量になったと判定した場合は、前記トランスミッションの変速に関する回転数が予め設定した変速回転数になったときに、前記モータークラッチを断状態にし、
    前記トランスミッションを目標変速段に変速すると同時に、前記エンジンクラッチを接状態にしてから前記モータージェネレーターにより前記エンジンをクランキングして再始動し、
    前記トランスミッションの変速と前記エンジンの再始動が完了した後に前記モータークラッチを接状態にすることを特徴とするハイブリット車両の制御方法。
JP2017052183A 2017-03-17 2017-03-17 ハイブリッド車両及びその制御方法 Pending JP2018154219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052183A JP2018154219A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 ハイブリッド車両及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052183A JP2018154219A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 ハイブリッド車両及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018154219A true JP2018154219A (ja) 2018-10-04

Family

ID=63717224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052183A Pending JP2018154219A (ja) 2017-03-17 2017-03-17 ハイブリッド車両及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018154219A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109910870A (zh) * 2019-03-07 2019-06-21 福建中维动力科技股份有限公司 一种重型卡车的混合动力系统以及控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109910870A (zh) * 2019-03-07 2019-06-21 福建中维动力科技股份有限公司 一种重型卡车的混合动力系统以及控制方法
CN109910870B (zh) * 2019-03-07 2020-10-16 福建中维动力科技股份有限公司 一种重型卡车的混合动力系统以及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11738630B2 (en) Vehicle in-wheel drive motor and a body side drive motor
JP5899666B2 (ja) ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
JP3712910B2 (ja) 車両の変速機制御装置
JP5370584B2 (ja) ハイブリッド車両
JP6620134B2 (ja) ハイブリッド車両
CN106256627B (zh) 用于在混合动力车辆中控制发动机启动时间的方法和装置
JP6733288B2 (ja) ハイブリッド車両
US10513253B2 (en) Shift control device and shift control method for hybrid vehicle
KR101490922B1 (ko) 하이브리드 자동차의 배터리 방전 파워 제한시 주행모드 변환 방법 및 시스템
WO2017090630A1 (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2014117006A (ja) 電動車両およびその制御方法
JPWO2012101802A1 (ja) 車両および車両用制御方法
JP2013180696A (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2018154219A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2007236109A (ja) 電気自動車の制御装置
JP5954859B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2013124083A (ja) ハイブリッド電気自動車の制御装置
KR101013879B1 (ko) 하이브리드 차량의 제동 제어 방법
JP2017178005A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2018069947A (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP2018203080A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
WO2017094841A1 (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2017217943A (ja) ハイブリッド車両
JP2017100574A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法
JP2017177881A (ja) ハイブリッド車両及びその制御方法