JP2018153040A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータコイルを多層化した場合のコイルエンド寸法の小型化を実現する。【解決手段】第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5で形成されたターミナルコイル部は、径方向においてセグメントコイル3のコイルエンドの外径側または内径側、もしくはその両方に配置されており、コイルエンドにおけるセグメントコイル3の径方向の合計層数と軸方向において同じ層数である。【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1がある。特許文献1には、製造コストを低減するとともに、コイルエンド部分の容積を低減して小型化を図ることができる回転電機のステータが開示されている。具体的には、回転電機のステータ1は、内周面に複数のスロット11が形成された筒状のステータコア10と、スロット11に収容される複数のコイルセグメント21と、ステータコア10の端面のいずれか一方においてコイルセグメント21と電気的に接続される複数の第1コイルエンドプレート22,23,24と、ステータコア10の端面のいずれか他方においてコイルセグメント21と電気的に接続される複数の第2コイルエンドプレート25,26,27と、を備え、複数の第1コイルエンドプレート22,23,24のうちの少なくとも1つが、プレート部24aが他のプレート部22a,23aよりも長く形成され、かつ、プレート部24aが折り曲げられて形成された段付部24a1を有している。
特許第5875886号
特許文献1は、コイルセグメントとコイルエンドプレートを電気的に接続することで、コイルエンド寸法の小型化を図っている。しかし、コイルエンドプレートを1層毎に積み重ねる構造であるため、ステータコイルを多層化した場合、コイルエンド寸法の小型化は困難である。
本発明による回転電機は、複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの前記スロットにそれぞれ収納される複数のセグメントコイルとを備えたステータを有するものであって、前記ステータは、径方向において、前記セグメントコイルのコイルエンドの側部に配置されたターミナルコイル部を有し、前記ターミナルコイル部は、前記コイルエンドにおける前記セグメントコイルの径方向の層数と軸方向において同じ層数であって、かつ、径方向において複数層となる複数のターミナルコイルによって形成される。
本発明によれば、ステータコイルを多層化した場合のコイルエンド寸法の小型化が可能である。
本発明の一実施形態に係る回転電機の全体構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る回転電機におけるステータの斜視図である。 同ステータの分解状態を説明する斜視図である。 同ステータにおける結線盤の透視状態を説明する斜視図である。 同ステータにおける結線盤の透視状態を説明する側面図である。 同ステータにおける結線盤の透視状態を説明する正面図である。 第1ターミナルコイルを説明する正面図である。 第1ターミナルコイルを説明する側面図である。 第2ターミナルコイルを説明する正面図である。 第2ターミナルコイルを説明する側面図である。 セグメントコイルを説明する斜視図である。 第1ターミナルコイルとセグメントコイルを接続した状態を説明する斜視図である。 第2ターミナルコイルとセグメントコイルを接続した状態を説明する斜視図である。 第1ターミナルコイルとセグメントコイル、および第2ターミナルコイルとセグメントコイルをそれぞれ接続した状態を説明する斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機におけるモールド前のコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る回転電機におけるモールド後のコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
本実施の形態に係る回転電機は、自動車の駆動源となる主機駆動用の発電電動機や、電動パワーステアリングやエアコンコンプレッサなどを駆動する補機駆動用の電動機などに適用できる。以下、電動パワーステアリングを駆動する補機駆動用の電動機として構成される回転電機を例に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機10の全体構成を示す模式図である。図1では、回転電機10の一部分を断面とすることで、回転電機10の内部を示している。回転電機10は、図1に示すように、ケース20の内部に配設される。回転電機10は、円筒状のハウジング112と、ハウジング112に固定されてステータコア2を有するステータ100と、ステータコア2の内周側において、ステータコア2に対して隙間を介して回転可能に配置されるロータ150と、を備えている。ロータ150は、ロータコア152と、ロータコア152に形成された磁石挿入孔に保持されている永久磁石154と、を有している。
回転電機10は、たとえば、永久磁石内蔵型の三相同期モータである。回転電機10は、ステータコア2に巻回されるステータコイル120に三相交流電流が供給されることで、ロータ150を回転させる電動機として作動する。つまり、回転電機10は、電気エネルギーに基づいて回転トルクを発生する。
ハウジング112に固定されたステータ100は、ハウジング112に設けられたフランジ115がボルト22によりケース20に締結されることで、ケース20内に固定保持されている。ロータ150は、ケース20の軸受け24A,24Bにより支承されるシャフト118に固定されており、ステータコア2の内側において回転可能に保持されている。回転電機10の駆動力は、シャフト118に取り付けられるプーリ(不図示)を介して、不図示の電動パワーステアリングシステムの駆動機構に伝達される。
図2は、本発明の一実施形態に係る回転電機10におけるステータ100の斜視図である。図2に示すように、ステータ100は、結線盤1と、珪素鋼板を積層して形成した円筒状のステータコア2と、エナメル皮膜等で絶縁被覆された導体からなり、ステータコア2が有する複数のスロットにそれぞれ収納された複数のセグメントコイル3とを備える。結線盤1は、エナメル皮膜等で絶縁被覆された導体からなる複数の第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5を有しており、セグメントコイル3と接続される。
図2のステータ100において、ステータコア2の各スロットには、セグメントコイル3が4層分重ねて収納されている。以下では、この4層のセグメントコイル3を内径側(ロータ150側)から順に、第1レイヤー、第2レイヤー、第3レイヤー、第4レイヤーと称する。第1ターミナルコイル4は、各スロットの第1レイヤーのセグメントコイル3と、別のスロットの第2レイヤーのセグメントコイル3とをそれぞれ接続している。第2ターミナルコイル5は、各スロットの第3レイヤーのセグメントコイル3と、別のスロットの第4レイヤーのセグメントコイル3とをそれぞれ接続している。こうしてステータコア2の各スロットにそれぞれ収納された複数のセグメントコイル3が第1ターミナルコイル4または第2ターミナルコイル5とそれぞれ接続されることで、分布巻きによるステータコイル120(図1参照)が形成される。なお、ここではステータコイル120が4層巻きコイルである場合の例を説明したが、他の層数であっても、セグメントコイル3と接続されるターミナルコイルの数を層数に応じて変化させることで、同様にステータコイル120を形成することが可能である。
図3は、ステータ100の分解状態を説明する斜視図である。ステータコア2が有する複数のスロットに4層のセグメントコイル3をそれぞれ挿入し、さらに結線盤1を軸方向でセグメントコイル3に対向させて配置した状態で、双方を電気的に接続することにより、ステータ100が構成される。
図4、図5、図6はそれぞれ、ステータ100における結線盤1の透視状態を説明する斜視図、側面図、正面図である。これらの図では、結線盤1の透視状態として、結線盤1の第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5を除いた部分の図示を省略することで、ステータ100における第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5の配置を分かりやすく示している。図3、図4、図5に示すように、ステータ100の軸方向の端部では、第1ターミナルコイル4の軸方向上層に、第2ターミナルコイル5が配置されている。なお、ステータコア2の各スロットに収納されるセグメントコイル3をさらに多層化することで、前述のようにその層数に応じてターミナルコイルの数がこれより増加した場合は、増加分のターミナルコイルを軸方向にさらに積み重ねることで対応可能である。
図7、図8はそれぞれ、第1ターミナルコイル4を説明する正面図、側面図である。図7に示すように、第1ターミナルコイル4は、中央部に形成された折り返し部4dを起点として両側にそれぞれ開脚された外径側開脚部4c、4eと、外径側開脚部4c、4eからそれぞれ折り曲げられた直線部4b、4fと、直線部4b、4fから同じ向きにそれぞれ折り曲げられた接続端部4a、4gとを有している。
第1ターミナルコイル4がステータコア2のスロットに収納された第1レイヤーおよび第2レイヤーのセグメントコイル3に接続されると、この状態において、第1ターミナルコイル4の外径側開脚部4c、4eは、これらのセグメントコイル3よりもステータ100の外径側に、周方向に沿って開脚した状態で配置される。また、直線部4b、4fは、ステータコア2のスロットの側部において、外径側開脚部4c、4eから接続端部4a、4gへ向かう方向がステータ100の外径側から内径側に向かう方向となるように、ステータ100の径方向に沿った向きで配置される。接続端部4a、4gは、直線部4b、4fからステータ100の円周方向に沿って同じ向きに曲げられた状態となるように配置され、セグメントコイル3にそれぞれ接続される。
ここで図8に示すように、折り返し部4dでは、第1レイヤーから第2レイヤーへの移行を可能にするため、第1ターミナルコイル4が軸方向に折り曲げられている。すなわち、折り返し部4dは、第1レイヤーから第2レイヤーへの移行時に他のターミナルコイルの導体1本分のずれを吸収し、ターミナルコイル同士の干渉を防止する機能を有する。ただし、ターミナルコイル同士が干渉しない条件であれば、導体1本分以上ずれていても問題ないことはもちろんである。
図9、図10はそれぞれ、第2ターミナルコイル5を説明する正面図、側面図である。図9に示すように、第2ターミナルコイル5は、中央部に形成された折り返し部5dを起点として両側にそれぞれ開脚された外径側開脚部5c、5eと、外径側開脚部5c、5eからそれぞれ折り曲げられた直線部5b、5fと、直線部5b、5fから同じ向きにそれぞれ折り曲げられた接続端部5a、5gとを有している。図9に示すように、直線部5b、5fの長さは、図7、図8に示した第1ターミナルコイル4の直線部4b、4cよりも、それぞれ導体2本分だけ短い。これ以外の点では、第2ターミナルコイル5における各部の構造や、第2ターミナルコイル5がステータコア2のスロットに収納された第3レイヤーおよび第4レイヤーのセグメントコイル3に接続されたときの各部の配置は、第1ターミナルコイル4の各部とそれぞれ同様である。
図11は、セグメントコイル3を説明する斜視図である。図11に示すように、セグメントコイル3は、U字形状に折り曲げて形成され、その両端にターミナルコイルとの接続端部3a、3bが形成される。接続端部3a、3bには切り欠きがあり、L字形状の構造を有する。ここで、接続端部3aと接続端部3bは、第1ターミナルコイル4または第2ターミナルコイル5と接続するために、ステータコア2のスロットに収納されたときに軸方向の位置が導体1本分だけずれるように形成されている。なお、ターミナルコイルの折り返し形状に合わせて、接続端部3aと接続端部3bが導体1本分以上ずれていても問題ないことはもちろんである。
図12は、第1ターミナルコイル4とセグメントコイル3を接続した状態を説明する斜視図である。第1ターミナルコイル4の両端すなわち接続端部4a、4g(図7参照)は、ステータコア2の円周方向に複数のスロット、具体的には6つのスロットを跨いで、セグメントコイル3と接続されている。こうして第1ターミナルコイル4を用いることにより、ステータコア2において第1レイヤーのセグメントコイル3と第2レイヤーのセグメントコイル3を接続する際に、周方向に6スロット分の移行が可能となる。すなわち、第1ターミナルコイル4を介して第1レイヤーのセグメントコイル3と第2レイヤーのセグメントコイル3を接続すると、これらのセグメントコイル3がそれぞれ収納された2つのスロットの間には、4つのスロットが存在することになる。なお、第1ターミナルコイル4がセグメントコイル3と接続される際に跨ぐスロット数は6つに限らず、任意のスロット数とすることができる。第1ターミナルコイル4が跨ぐスロット数を1つ、すなわち隣接するスロットのセグメントコイル3同士を第1ターミナルコイル4が接続してもよい。
また、図11で説明したように、セグメントコイル3の各接続端部3a、3bがL字形状となっていることから、図12において、第1ターミナルコイル4の両端に形成された接続端部4a、4gを周方向と軸方向にそれぞれ位置決めすることが可能であり、組み立てが容易となる。
図13は、第2ターミナルコイル5とセグメントコイル3を接続した状態を説明する斜視図である。図12で説明したのと同様に、第2ターミナルコイル5の両端すなわち接続端部5a、5g(図9参照)は、ステータコア2の円周方向に複数のスロット、具体的には6つのスロットを跨いで、セグメントコイル3と接続されている。こうして第2ターミナルコイル5を用いることにより、ステータコア2において第3レイヤーのセグメントコイル3と第4レイヤーのセグメントコイル3を接続する際に、周方向に6スロット分の移行が可能となる。なお、第1ターミナルコイル4と同様に、第2ターミナルコイル5がセグメントコイル3と接続される際に跨ぐスロット数は6つに限らず、任意のスロット数とすることができる。また、セグメントコイル3の各接続端部3a、3bがL字形状となっていることから、第2ターミナルコイル5の両端に形成された接続端部5a、5gを周方向と軸方向にそれぞれ位置決めすることが可能であり、組み立てが容易となる。
図14は、第1ターミナルコイル4とセグメントコイル3、および第2ターミナルコイル5とセグメントコイル3をそれぞれ接続した状態を説明する斜視図である。図14に示すように、第1ターミナルコイル4の軸方向上層に、積み重ねるように第2ターミナルコイル5が配置される。このため、これらのターミナルコイルの各直線部、すなわち第1ターミナルコイル4の直線部4b、4f(図7参照)および第2ターミナルコイル5の直線部5b、5f(図9参照)が、ステータコア2の軸方向に積み重なって配置される。また、これらのターミナルコイルの各接続端部、すなわち第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4g(図7参照)および第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5g(図9参照)は、いずれもステータコア2の円周方向に同じ向きに曲げられてセグメントコイル3とそれぞれ接続されている。
以上説明した第1ターミナルコイル4、第2ターミナルコイル5およびセグメントコイル3の配置状態および接続状態により、ステータコア2の互いに隣接するスロット間で対応するターミナルコイル同士の間に、一定の隙間Gを確保することができる。すなわち、任意のスロットに対応して積層された第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4g(図7参照)および第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5g(図9参照)と、当該スロットに隣接したスロットに対応して積層された第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4gおよび第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5gとの間は、少なくとも一定の隙間G以上離れている。これにより、セグメントコイル3の接続端部3a、3bと、第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4gまたは第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5gとを溶接治具でクランプし、これらを溶接で接続することが可能となる。また、これらの接続端部が径方向に階段状に複数層をなして配置されているため、溶接のトーチを近づけることが容易となる。
図15は、本発明の第1の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。図15では、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5とセグメントコイル3との接続状態を示している。図15に示すように、ステータコア2のスロットに収納された4層のセグメントコイル3の各コイルエンドは、ステータコア2から軸方向にそれぞれ異なる高さで突出しており、ステータコア2の径方向すなわち図の左右方向において、これらのコイルエンドの側部(外径側)に第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5が配置されている。また、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5の各端部(接続端部4a、4bおよび接続端部5a、5b)は、ステータコア2の軸方向すなわち図の上下方向において、異なる位置に積層された状態で、セグメントコイル3にそれぞれ接続されている。これらにより、セグメントコイル3のコイルエンドの側部に第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5が配置され、コイルエンドにおけるセグメントコイル3の径方向の層数と、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5の軸方向の層数とが、同じであることが分かる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、セグメントコイル3の両端にコイルエンドを設けて第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5をそれぞれ接続した場合の例を説明する。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。図16では、セグメントコイル3を直線状の導体片とし、図2、3で説明した結線盤1を2個使用して、この直線状のセグメントコイル3の両端に第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5を接続した状態を示している。これにより、図11で示したU字形状のセグメントコイル3を使用しなくても、分布巻きによるステータコイル120を形成することが可能である。
(第3の実施形態)
次に本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、第1ターミナルコイル4をコイルエンドの内径側に配置した場合の例を説明する。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る回転電機におけるコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。図17では、セグメントコイル3のコイルエンドの外径側に第2ターミナルコイル5を配置し、内径側に第1ターミナルコイル4を配置して、それぞれをセグメントコイル3と接続した状態を示している。このように、コイルエンドの内径側にもターミナルコイルを配置することで、コイルエンド寸法をさらに小型化することが可能である。なお、第1ターミナルコイル4だけでなく、第2ターミナルコイル5もコイルエンドの内径側に配置することで、全てのターミナルコイルを内径側に配置するようにしてもよい。すなわち、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5は、ステータコア2の径方向において、セグメントコイル3のコイルエンドの外径側または内径側、もしくはその両方に配置することが可能である。
(第4の実施形態)
次に本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、ターミナルコイルとセグメントコイル3を接続した後、コイルエンドを樹脂等でモールドした場合の例を説明する。
図18は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機におけるモールド前のコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。図18では、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5を保持部材6で固定した状態を示している。保持部材6は、たとえば樹脂など、第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5を一定の位置関係で保持することが可能であり、かつ十分な強度を有する部材で構成される。この保持部材6と第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5とにより、本実施形態の結線盤1が形成される。
図19は、本発明の第4の実施形態に係る回転電機におけるモールド後のコイルエンドの接続状態を説明する断面概略図である。図19では、図18に示した結線盤1をセグメントコイル3のコイルエンドに配置して、セグメントコイル3と第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5とを接続し、その接続部分の周囲をモールド部材7で固定した状態を示している。モールド部材7は、たとえば樹脂など、セグメントコイル3と第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5との接続部分に密着して成形可能であり、かつ十分な強度を有する部材で構成される。これにより、コイルエンド全体を固定すると共に、接続部分の絶縁を確保することが可能である。
以上説明した本発明の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)回転電機10は、複数のスロットを有するステータコア2と、ステータコア2のスロットにそれぞれ収納される複数のセグメントコイル3とを備えたステータ100を有する。ステータ100は、径方向において、セグメントコイル3のコイルエンドの側部に配置されたターミナルコイル部を有する。このターミナルコイル部は、コイルエンドにおけるセグメントコイル3の径方向の層数と軸方向において同じ層数であって、かつ、径方向において複数層となる複数のターミナルコイル、すなわち第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5によって形成される。このようにしたので、ステータコイルを多層化した場合のコイルエンド寸法の小型化が可能である。
(2)第1ターミナルコイル4および第2ターミナルコイル5で形成されたターミナルコイル部は、径方向においてセグメントコイル3のコイルエンドの外径側または内径側、もしくはその両方に配置されており、コイルエンドにおけるセグメントコイル3の径方向の合計層数と軸方向において同じ層数である。このようにしたので、多層化されたセグメントコイル3をターミナルコイル部でそれぞれ接続しつつ、ターミナルコイル部によってコイルエンド寸法が増大するのを抑止することが可能である。
(3)ターミナルコイル部の両端、すなわち第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4gおよび第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5gは、円周方向に同じ向きで曲げられてセグメントコイル3と接続されている。このようにしたので、ターミナルコイル部とセグメントコイル3を接続する際の作業性を向上することが可能である。
(4)ターミナルコイル部の両端、すなわち第1ターミナルコイル4の接続端部4a、4gおよび第2ターミナルコイル5の接続端部5a、5gは、円周方向に1つまたは複数のスロットを跨いでセグメントコイル3と接続されている。このようにしたので、ターミナルコイル部とセグメントコイル3を用いて、分布巻きによるステータコイル120を形成することが可能である。
なお、以上説明した各実施形態や各種変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 結線盤
2 ステータコア
3 セグメントコイル
4 第1ターミナルコイル
5 第2ターミナルコイル
6 保持部材
7 モールド部材
10 回転電機
100 ステータ
120 ステータコイル
150 ロータ
152 ロータコア

Claims (4)

  1. 複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの前記スロットにそれぞれ収納される複数のセグメントコイルとを備えたステータを有する回転電機であって、
    前記ステータは、径方向において、前記セグメントコイルのコイルエンドの側部に配置されたターミナルコイル部を有し、
    前記ターミナルコイル部は、前記コイルエンドにおける前記セグメントコイルの径方向の層数と軸方向において同じ層数であって、かつ、径方向において複数層となる複数のターミナルコイルによって形成される回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記ターミナルコイル部は、径方向において、前記セグメントコイルのコイルエンドの外径側または内径側、もしくはその両方に配置され、
    前記ターミナルコイル部は、前記コイルエンドにおける前記セグメントコイルの径方向の合計層数と軸方向において同じ層数である回転電機。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機において、
    前記ターミナルコイル部の両端は、円周方向に同じ向きで曲げられて前記セグメントコイルと接続されている回転電機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の回転電機において、
    前記ターミナルコイル部の両端は、円周方向に1つまたは複数の前記スロットを跨いで前記セグメントコイルと接続されている回転電機。
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