JP2018153033A - 充放電装置 - Google Patents

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晋吾 小山
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Abstract

【課題】接続される車両の車種または状態によらず、車両の接続を検出する。
【解決手段】充放電装置(1)は、充放電コネクタ接続確認線(32d)の途中に配置された抵抗素子(103)に対して並列に接続され、抵抗素子よりもコネクタ側の部位(X)の電位変動を検出するトランジスタ(51)と、抵抗素子に対して並列に接続され、トランジスタに印加される電圧を制限するツェナーダイオード(52)と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、充放電装置に関する。
近年、廃棄ガスによる環境負荷が大きい内燃機関を用いた自動車に代わって、電力により駆動する電気自動車(EV:Electric Vehicle)が普及し始めている。電気自動車には、走行時に用いられる電力を蓄える大容量の蓄電池が搭載されている。
電気自動車は、充放電装置から蓄電池に対する充放電が行われる。充放電装置は、コネクタを電気自動車に設けられる充電口に接続し、電気自動車に搭載された蓄電池に対する充放電を行う。このような充放電装置の一例が、特許文献1および2に開示されている。
特許文献1の充放電装置では、コネクタが充電口に接続されたことを検出する接続検出器が、コネクタが充電口に接続されたときに車両電源に接続される充放電コネクタ接続確認線に接続されている。これにより、リレーをオンしてCAN(Controller Area Network)通信を行うことなく、電気自動車との接続確認を、電気自動車側だけでなく、充放電装置側において行うことができる。
しかしながら、特許文献1では、接続検出器がフォトカプラで実現されているため、以下の問題が生じる可能性がある。
フォトカプラによっては、充放電コネクタ接続確認線で許容される範囲の順電流を流せないものもある。そのため、充放電コネクタ接続確認線に採用できるフォトカプラの選択肢が少なくなるという問題点が生じる可能性がある。
また、充放電コネクタ接続確認線の途中にフォトカプラを配置した場合、フォトカプラにおいて電圧降下が生じ、充放電コネクタ接続確認線に流れる電流が減少してしまう。その結果、電気自動車側に設けられた接続検出用のフォトカプラ(h)が正常に動作せず、電気自動車側で行われる接続確認の動作が正常に行われない可能性がある。
そこで、特許文献2の充放電装置では、接続検出器としてのフォトカプラに代えて、充放電コネクタ接続確認線の途中に配置された抵抗素子に対して並列に接続検知部(具体的には比較器)を接続している。そのため、前記接続確認を充放電装置側で行えるとともに、電気自動車側の動作に及ぼす影響を低減することができる。
特許第5693776号公報(2015年2月13日登録) 特開2017−5963号公報(2017年1月5日公開)
電気自動車には様々な車種があり、車種によって車両電源の電圧値が異なる場合がある。そのため、充放電装置に接続される車種によって、前記抵抗素子に印加される電圧値に変動が生じる可能性がある。また、車両電源の電圧値は、電気自動車の状態(新車か否か)によっても変動する可能性がある。
しかしながら、特許文献2の充放電装置は、車両電源の電圧値が車種によって変動する可能性については考慮されていない。そのため、特許文献2の充放電装置では、接続される電気自動車の車種または状態によっては、接続検知部が破損してしまう可能性、または電気自動車の接続を検出できない可能性がある。
本発明の一態様は、接続される車両の車種または状態によらず、車両の接続を検出することが可能な充放電装置を実現することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る充放電装置は、蓄電池を搭載する車両の充電口に接続されるコネクタを備え、前記コネクタを前記充電口に接続することにより、前記蓄電池に対する充放電を行う充放電装置であって、前記コネクタが前記充電口に接続されたときに前記車両側の電源電圧が供給される接続確認線と、前記接続確認線の途中に配置された抵抗素子に対して並列に接続され、前記抵抗素子よりも前記コネクタ側の部位の電位変動を検出する電位変動検出素子と、前記抵抗素子に対して並列に接続され、前記電位変動検出素子に印加される電圧を制限する電圧制限素子と、を備える。
前記の構成によれば、充放電装置は、電位変動検出素子によって前記部位の電位変動が検出されることにより、コネクタが充電口に接続されたことを検出することができる。
また、電位変動検出素子と同様、抵抗素子に対して並列に電圧制限素子が接続されているので、電位変動検出素子に印加される電圧を、電位変動検出素子が許容する電圧(許容電圧)以下に制限することができる。そのため、前記電位変動に応じて前記許容電圧より大きい電圧が生じても、当該電圧がそのまま電気変動検出素子に印加され、電気変動検出素子が破損してしまうことを防止することができる。
したがって、本願の充放電装置は、接続される車両の車種または状態によらず、車両の接続を検出することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置では、前記電圧制限素子は、ツェナーダイオードであることが好ましい。
前記の構成によれば、電圧制限素子を実用的な素子で実現することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置では、前記電位変動検出素子は、前記電位変動に応じたスイッチング動作を行うトランジスタであることが好ましい。
一般に、比較器は、駆動電源を必要とする。そのため、スイッチング素子として比較器を用いた場合、駆動電源を必要としないトランジスタを用いた場合よりも回路規模が大きくなってしまう。また、比較器は、トランジスタと比較し高額である。
前記の構成によれば、車両との接続を検出するための部材としてトランジスタを用いることにより、特許文献2のように比較器を用いた場合に比べ、当該部材を簡易な構成で、かつ低廉に実現することができる。
また、前記部材として特許文献1のようにフォトカプラを接続確認線に接続した場合には、接続確認線において比較的大きな電圧降下が生じ、車両側での充放電装置との接続確認において影響が生じる可能性がある。
一方、前記部材として、オン状態にするための電流(電圧)が小さくて良いトランジスタを用いた場合には、前記のような電圧降下が生じない。そのため、車両側での充放電装置との接続確認に影響が生じることを防止することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置は、前記電位変動検出素子に接続され、前記電位変動検出素子が前記電位変動を検出したことを、前記充放電装置を制御する制御部に伝達する絶縁素子を備えることが好ましい。
前記の構成によれば、電位変動検出素子の検出結果を、制御部に絶縁入力することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置では、前記絶縁素子は、フォトカプラ、リレー、またはデジタルアイソレータであることが好ましい。
フォトカプラおよびリレーの場合、絶縁素子を実用的な素子で実現することができる。素子の寿命の観点から、絶縁素子として、リレーよりもフォトカプラを用いることが好ましい。また、デジタルアイソレータの場合、絶縁素子の更なる長寿命化を図ることが可能となる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置は、充放電準備動作の開始を示す開始電位を前記車両に対して伝達するための通信開始線を備え、前記制御部は、前記電位変動検出素子によって前記電位変動が検出され、前記コネクタが前記充電口に接続されたと判定した場合に、前記通信開始線の途中に配置されたリレーをオンすることが好ましい。
前記リレーをオンして開始電位を車両へ伝達することにより、充放電準備処理が開始される。前記の構成によれば、ユーザ操作に依らず前記リレーをオンすることができる。そのため、充放電装置は、自動的に充放電準備処理を開始することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置では、前記制御部は、前記コネクタが前記充電口にロックされた場合、または前記充放電装置と前記車両とのCAN通信が開始した場合には、前記電位変動検出素子の検出結果の如何にかかわらず、前記コネクタが前記充電口に接続されているものと判定することが好ましい。
前記の構成によれば、たとえ前記検出結果が接続状態の解除を示すものであったとしても、当該検出結果に従って接続状態を解除することは無い。したがって、コネクタのロックが解除されるまで、コネクタと充電口との接続状態を維持することができる。
さらに、本発明の一態様に係る充放電装置では、前記制御部は、前記電位変動検出素子によって前記電位変動が検出され、前記コネクタが前記充電口に接続されたと判定した場合には、前記充放電装置の設定に従って、前記蓄電池の充放電を制御することが好ましい。
前記の構成によれば、充放電装置の設定に従って、蓄電池の充放電を行うことが可能となる。
本発明の一態様によれば、車両との接続確認を精度良く行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る充放電装置の概略構成を示すブロック図である。 コネクタと充電口との間のインターフェース構成を示す概略図である。 絶縁素子の構成を示す回路図である。 制御部の構成を示すブロック図である。
以下図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。以下の図面において、同一の部分には同一の符号を付している。
本実施形態は、充放電装置と、この充放電装置により充放電される車両とからなるシステムに関するものである。本実施形態において、車両は電気自動車である。
本実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
<充放電システムの概要>
図1は、本実施形態に係る充放電装置1の概略構成を示すブロック図である。充放電装置1は、充放電装置本体10と、コネクタ20と、ケーブル30と、を備えている。図1に示すように、コネクタ20が車両(電気自動車)40の充電口41に接続されることにより、車両40に搭載された蓄電池(図示省略)の充放電が行われる。充放電装置1は、公共施設や民間事業者の施設内や、一般住宅やマンションの駐車場等に設置される。
なお、充放電装置1は、車両40の蓄電池への充電を行うとともに、車両40の蓄電池を放電し、車両40から家庭等の施設への給電を行うもの(V2H(Vehicle to Home)システム)である。
充放電装置本体10は、車両40に搭載された蓄電池を充放電するためのものである。充放電装置本体10は、例えば、商用電力系統(図示省略)に接続されており、商用電力系統から供給される電力を用いて車両40の蓄電池を充電する。
コネクタ20は、車両40の充電口41に接続されるものである。コネクタ20は、車両40の蓄電池の充放電時、車両40の充電口41にロックされて充電口41から外れない機構を有している。この機構によるロックは、充放電装置1の充放電動作の停止により、解除される。
ケーブル30は、一端が充放電装置本体10に接続され、他端にコネクタ20が設けられている。ケーブル30には、動力線31、アナログ線32及びCAN信号線33が含まれている。
動力線31は、車両40の蓄電池を充放電するために、充放電装置本体10からコネクタ20に、及びコネクタ20から充放電装置本体10に電力を供給するものである。
アナログ線32及びCAN信号線33は、車両40の蓄電池を充放電する際、充放電装置本体10とコネクタ20との間でやり取りされる各種の信号を送受信するものである。
<充放電システムの詳細>
図2は、車両40の充電口41に充放電装置1のコネクタ20が接続された場合における、コネクタ20と充電口41との間のインターフェース構成を示す概略図である。図2に示したインターフェース構成のうち公知の構成及びその動作については詳細な説明を省略する。以下では、充放電装置1の特徴部分を説明するために参照すべき個所を中心に説明することとする。
図2に示すように、充放電装置1側には、リレー(d1)101、リレー(d2)102、抵抗素子(R1)103、フォトカプラ(j)104及びCAN回路105が設けられている。
また、充放電装置1には、上述のアナログ線32として、充放電コネクタ12V線32a、第1作業開始停止線32b(通信開始線)、第2作業開始停止線32c、充放電コネクタ接続確認線32d(接続確認線)、作動許可禁止線32e及び接地線32fが設けられている。
充放電コネクタ接続確認線32dは、コネクタ20が充電口41に接続されたときに車両40側の電源電圧(車両12V(VB))が供給される導線であり、充放電装置1及び車両40の双方で相手機器との接続を確認することが可能な導線である。充放電コネクタ接続確認線32dの途中には、抵抗素子(R1)103が配置されている。また、第1作業開始停止線32bは、充放電準備動作の開始を示す開始電位(VA)を車両40に対して伝達するための導線であり、その途中にはリレー(d1)101が配置されている。
車両40側には、車両コンタクタ201、フォトカプラ(f)202、フォトカプラ(g)203、フォトカプラ(h)204、フォトカプラ(k)205、CAN回路206及び抵抗素子(R4)207が設けられている。なお、抵抗素子(R4)207が設けられていない構成であっても構わない。
また、車両40には、動力線31に接続される正電位側ライン31a’及び負電位側ライン31b’が、車両側の動力線として設けられている。また、アナログ線32の各線に接続される、充放電コネクタ12V線32a’、第1作業開始停止線32b’、第2作業開始停止線32c’、充放電コネクタ接続確認線32d’、作動許可禁止線32e’及び接地線32f’が、車両側のアナログ線として設けられている。さらに、CAN信号線33に接続されるCAN信号線33’が設けられている。
なお、充放電コネクタ12V線32a・32a’は、選択的に付加されるオプション機能構成300に含まれるものである。補助蓄電池301は、車両40のシステム駆動等に用いられる、周知の補機バッテリであり、車両40の走行時に用いられる電力を蓄える大容量の蓄電池とは別途、車両40に搭載されるものである。車両12V(VB)は、例えば補助蓄電池301から供給される。また、スイッチ302は通常オンされており、例えば停電時に、補助蓄電池301に蓄えられた電力が充放電コネクタ12V線32a・32a’を介して充放電装置1側に供給される。なお、回り込み防止回路303は、充放電装置12V(VA)から充放電コネクタ12V線32a・32a’を介して車両40に電力が供給されてしまうことを防止するための回路である。
(接続検出部50)
さらに、充放電装置1は、図2に示すように、コネクタ20と充電口41との接続を検出するための接続検出部50を備えている。接続検出部50は、トランジスタ51(電位変動検出素子)、ツェナーダイオード52(電圧制限素子)、抵抗素子53及びダイオード54を備える。
トランジスタ51は、充電口41へのコネクタ20の接続前後における、充放電コネクタ接続確認線32dの部位Xに発生する電位変動を検出する。なお、充放電コネクタ接続確認線32dに発生する電位は、FG(フレームグランド)(接地電位)を基準とする電位である。
トランジスタ51は、抵抗素子(R1)103に対して並列に接続されている。具体的には、トランジスタ51はバイポーラトランジスタであり、トランジスタ51のベースが、抵抗素子(R1)103に対して充放電コネクタ接続確認線32dのコネクタ20側(部位X)に接続され、エミッタが抵抗素子(R1)103に対して充放電コネクタ接続確認線32dのFG側に接続されている。また、トランジスタ51のコレクタは、絶縁素子60を介して制御部70に接続されている。
トランジスタ51は、ベースに印加されるベース電圧に応じてオン/オフする。換言すれば、トランジスタ51は、前記電位変動に応じたスイッチング動作を行うスイッチング素子として機能する。
具体的には、コネクタ20が充電口41に接続されていない状態では、充放電コネクタ接続確認線32dの部位Xに発生している電位はFGである。このとき、トランジスタ51はオフ状態である。
一方、コネクタ20が充電口41に接続されると、車両12V(VB)が充放電コネクタ接続確認線32d・32d’に印加され、部位Xの電位はFGから所定の電位へと変動する。この電位変動に伴うベース電圧がベースに印加されることにより、トランジスタ51はオン状態となる。その結果、コレクタ−エミッタ間に電流が流れ、絶縁素子60を介して、制御部70に、トランジスタ51のオン状態(FGから所定の電位への変動を検出したことを示す電位変動検出信号)が伝達される。これにより、制御部70は、トランジスタ51がオフ状態からオン状態に切り替わったことを特定し、コネクタ20が充電口41に接続されたと判定することができる。
なお、トランジスタ51は、前記スイッチング素子としての機能を有していればよく、FET(Field Effect Transistor)等で実現されてもよい。
ツェナーダイオード52は、抵抗素子(R1)103に対して並列に接続されている。換言すれば、トランジスタ51のベース−エミッタ間に接続されている。そして、ツェナーダイオード52は、コネクタ20が充電口41に接続されたときにトランジスタ51に印加される電圧(ベース電圧)を制限する機能を有する。
上述したように、充放電装置1に接続される車両40の車種によっては、車両電源の電圧値(車両40側の電源電圧)が異なる場合がある。本例では、補助蓄電池301から供給される電圧値は12Vであるが、13〜14Vのものも存在する。また、充放電コネクタ接続確認線32d・32d’に対して最大電流値のみが規定されている場合もある。したがって、充放電装置1に接続される車種によっては、想定されている以上の電圧が、充放電コネクタ接続確認線32d・32d’に印加される可能性がある。また、前記電圧値は、車両40の状態によっても変動する可能性がある。
このように比較的高い電圧がトランジスタ51に印加されると、抵抗素子(R1)103の両端の電位差およびベース電圧が大きくなる。そのため、ツェナーダイオード52が接続されていない場合には、トランジスタ51が破損してしまう可能性がある。
トランジスタ51とともにツェナーダイオード52を設けることにより、トランジスタ51が正常に動作する範囲を超えないようにベース電圧を制限することができるので、トランジスタ51が破損してしまうことを防止することができる。したがって、充放電装置1は、接続される車両40の車種または状態によらず、車両40の接続を検出することができる。
なお、特許文献2のように接続検知部として比較器が設けられている場合であっても、ツェナーダイオード52のような電圧制限素子が接続されていない場合には、抵抗素子(R1)103の両端の電位差が大きくなり、比較器が誤動作してしまう可能性がある。そのため、車両用の充放電装置側に、コネクタが充電口に接続されたことを検出するための部材を備える場合、電圧制限素子をあわせて備え持つことは、当該部材の破損防止において特に重要である。
その他、部位Xとベースとの間には、抵抗素子53およびダイオード54が配置されている。
抵抗素子53は、トランジスタ51に流れる電流を制御することで、トランジスタ51に印加されるベース電圧を制限し、トランジスタ51を保護する。抵抗素子53の抵抗値は、トランジスタ51をオンするのに十分なベース電圧の値(比較的小さな値)を与える程度の大きさに設定されていればよい。抵抗素子(R1)103の抵抗値も、同様に設定されてもよい。
ダイオード54は、ベース側から充放電コネクタ接続確認線32dへと電流が流れてしまうことを防止する。
(絶縁素子60)
絶縁素子60は、トランジスタ51が前記電位変動を検出したことを、制御部70に伝達する。換言すれば、絶縁素子60は、トランジスタ51から出力された電位変動検出信号を、制御部70に絶縁入力する機能を有する。このように、絶縁素子60は、接続検出部50のように、コネクタ20が充電口41に接続されたことを検出するための機能を有していない。つまり、絶縁素子60は、接続検出部50に含まれる構成ではなく、接続検出部50とは別部材である。
図3は、絶縁素子60の一例を示す図であり、(a)はフォトカプラ60aによって、(b)はリレー60bによって、(c)は絶縁アンプ60cによって絶縁素子60が実現されている例を示す。なお、図3の(a)〜(c)においては、接続検出部50の構成を簡略化し、トランジスタ51のみを図示している。
図3の(a)〜(c)に示すように、トランジスタ51のコレクタ側に、フォトカプラ60aの発光ダイオード、リレー60bのコイル、及び絶縁アンプ60cの入力側がそれぞれ接続されている。そして、フォトカプラ60aの受光素子、リレー60bのスイッチング素子、および絶縁アンプ60cの出力側がそれぞれ、制御部70に接続されている。
絶縁素子60としては、実用性を考慮すれば、フォトカプラ60aまたはリレー60bが用いられることが好ましい。リレー60bは機械的な構造を有するため、耐久性を考慮すれば、リレー60bよりもフォトカプラ60aが絶縁素子60として用いられることが好ましい。なお、更なる耐久性の向上を考慮すれば、フォトカプラ60aに代えてデジタルアイソレータ(図示省略)が絶縁素子60として用いられてもよい。
(制御部70)
制御部70は、例えば充放電装置本体10に備えられ、充放電装置1の充放電制御を行う。図4に示すように、制御部70は、判定部71、リレー制御部72及び状態制御部73を備える。図4は、制御部70の構成を示すブロック図である。図4においては、接続検出部50と制御部70との間に接続されている絶縁素子60の図示を省略している。
トランジスタ51によって前記電位変動が検出された場合、トランジスタ51は電位変動検出信号を制御部70に出力する。判定部71は、電位変動検出信号の入力を受けて、充電口41がコネクタ20に接続されたと判定する。
ここで、車両40によっては、フォトカプラ(h)204によって充放電装置1との接続を確認した後に、充放電コネクタ接続確認線32dと充放電コネクタ接続確認線32d’との接続を遮断するものもある。車両40側によって当該接続が遮断された場合、充放電コネクタ接続確認線32dの部位Xが所定の電位からFGへと変動するため、トランジスタ51はオフ状態となり、判定部71への電位変動検出信号の入力が遮断される。この結果を受けて、コネクタ20と充電口41との接続状態が解除されたと判定部71が判定してしまうと、車両40との充放電が行えなくなってしまう。
そこで、判定部71は、前記接続状態と判定した後にコネクタロックがかかると、それ以後はコネクタロックが解除されるまでは、トランジスタ51の検出結果の如何にかかわらず、前記接続状態が維持されているものと判定する。換言すれば、判定部71は、コネクタロックが解除されるまでは、電位変動検出信号の入力の有無にかかわらず(トランジスタ51がオフ状態になったとしても)、コネクタ20が充電口41に接続されていると判定する。
これにより、判定部71において、トランジスタ51がオフ状態となったことに基づいて前記接続状態を解除するという誤判定が生じることを防止することができる。そのため、充放電装置1は、コネクタロックが解除されるまで前記接続状態を維持することができる。
また、判定部71は、前記接続状態と判定した後にCAN通信が確立した場合に、トランジスタ51の検出結果の如何にかかわらず、前記接続状態が維持されていると判定しても良い。コネクタロック後またはCAN通信確立後であれば、コネクタ20が充電口41に接続された状態であることは明らかだからである。
リレー制御部72は、判定部71によって前記接続状態であると判定された場合に、リレー(d1)101をオンする。これにより、ユーザによるスタートボタンの押下に代えて、充放電準備処理に移行することができる。制御部70は、リレー(d1)101がオンされると、所定のシーケンスに従って、充放電準備処理を実行する。
状態制御部73は、判定部71によって前記接続状態であると判定された場合に、充放電準備完了後の、車両40の蓄電池に対する充放電を制御する。具体的には、状態制御部73は、充放電準備処理が完了したと判定すると、充放電装置1の設定に従って、前記蓄電池を充電する充電モード、前記蓄電池を放電する放電モード、または、コネクタロックは解除せずに車両40との通信を中断する待機モードへと移行する。待機モードの場合、例えば、前記通信の中断から所定時間経過後に、前記蓄電池の充電または放電を開始させる。
なお、制御部70は、充放電装置1の制御部であって、絶縁素子60を介して接続検出部50と接続される構成であるものとして説明した。しかし、これに限らず、制御部70の機能を、充放電装置1とは異なる外部装置が有していてもよい。この場合、接続検出部50の検出結果は、有線または無線通信によって外部装置に出力される。
〔ソフトウェアによる実現例〕
充放電装置1の制御ブロック(特に判定部71、リレー制御部72及び状態制御部73)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、充放電装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔付記事項〕
本実施形態が対象とする車両40は、電気自動車に限定されず、プラグイン・ハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、または燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 充放電装置、10 充放電装置本体、20 コネクタ、30 ケーブル、31 動力線、31a’ 正電位側ライン、31b’ 負電位側ライン、32 アナログ線、32a・32a’ 充放電コネクタ12V線、32b 第1作業開始停止線(通信開始線)、32b’ 第1作業開始停止線、32c・32c’ 第2作業開始停止線、32d 充放電コネクタ接続確認線(接続確認線)、32d’ 充放電コネクタ接続確認線、32e・32e’ 作動許可禁止線、32f・32f’ 接地線、33・33’ CAN信号線、40 車両、41 充電口、50 接続検出部、51 トランジスタ(電位変動検出素子)、52 ツェナーダイオード(電圧制限素子)、53 抵抗素子、54 ダイオード、60 絶縁素子、60a フォトカプラ(絶縁素子)、60b リレー(絶縁素子)、60c 絶縁アンプ(絶縁素子)、70 制御部、71 判定部、72 リレー制御部、73 状態制御部、101 リレー(d1)、102 リレー(d2)、103 抵抗素子(R1)、104 フォトカプラ(j)、201 車両コンタクタ、202 フォトカプラ(f)、203 フォトカプラ(g)、204 フォトカプラ(h)、205 フォトカプラ(k)、105・206 CAN回路、207 抵抗素子(R4)、300 オプション機能構成、301 補助蓄電池、302 スイッチ、303 回り込み防止回路

Claims (8)

  1. 蓄電池を搭載する車両の充電口に接続されるコネクタを備え、前記コネクタを前記充電口に接続することにより、前記蓄電池に対する充放電を行う充放電装置であって、
    前記コネクタが前記充電口に接続されたときに前記車両側の電源電圧が供給される接続確認線と、
    前記接続確認線の途中に配置された抵抗素子に対して並列に接続され、前記抵抗素子よりも前記コネクタ側の部位の電位変動を検出する電位変動検出素子と、
    前記抵抗素子に対して並列に接続され、前記電位変動検出素子に印加される電圧を制限する電圧制限素子と、を備えることを特徴とする充放電装置。
  2. 前記電圧制限素子は、ツェナーダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の充放電装置。
  3. 前記電位変動検出素子は、前記電位変動に応じたスイッチング動作を行うトランジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の充放電装置。
  4. 前記電位変動検出素子に接続され、前記電位変動検出素子が前記電位変動を検出したことを、前記充放電装置を制御する制御部に伝達する絶縁素子を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の充放電装置。
  5. 前記絶縁素子は、フォトカプラ、リレー、またはデジタルアイソレータであることを特徴とする請求項4に記載の充放電装置。
  6. 充放電準備動作の開始を示す開始電位を前記車両に対して伝達するための通信開始線を備え、
    前記制御部は、前記電位変動検出素子によって前記電位変動が検出され、前記コネクタが前記充電口に接続されたと判定した場合に、前記通信開始線の途中に配置されたリレーをオンすることを特徴とする請求項4または5に記載の充放電装置。
  7. 前記制御部は、前記コネクタが前記充電口にロックされた場合、または前記充放電装置と前記車両とのCAN通信が開始した場合には、前記電位変動検出素子の検出結果の如何にかかわらず、前記コネクタが前記充電口に接続されているものと判定することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の充放電装置。
  8. 前記制御部は、前記電位変動検出素子によって前記電位変動が検出され、前記コネクタが前記充電口に接続されたと判定した場合には、前記充放電装置の設定に従って、前記蓄電池の充放電を制御することを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の充放電装置。
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