JP2018152705A - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018152705A
JP2018152705A JP2017047203A JP2017047203A JP2018152705A JP 2018152705 A JP2018152705 A JP 2018152705A JP 2017047203 A JP2017047203 A JP 2017047203A JP 2017047203 A JP2017047203 A JP 2017047203A JP 2018152705 A JP2018152705 A JP 2018152705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
resolution
image
output
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017047203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6812858B2 (ja
Inventor
実 秋山
Minoru Akiyama
実 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2017047203A priority Critical patent/JP6812858B2/ja
Publication of JP2018152705A publication Critical patent/JP2018152705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6812858B2 publication Critical patent/JP6812858B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Character Input (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】画像全体を認識処理に必要な一律の解像度で読み取る場合と比較して、画像読取処理の処理結果として出力する画像データのデータ量を抑えつつ、画像に対する認識処理に適した画像データを出力する。【解決手段】出力手段11は、読取対象である原稿の読取結果として、原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置およびプログラムに関する。
読み取られた文書画像のセキュリティを確保するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、スキャナが出力するイメージデータの中から文字掲載部分を特定して文字認識処理を行い、認識した文字データを基に文書処理の可否を判断することが記載されている。また、特許文献2にはボックス内の文書に対し、文書画像にOCRをかけてテキストを抽出し、レイアウトあるいはテキスト内容から個人情報の存在を判断し、個人情報が存在すれば文書識別情報とともに警告を通知することが記載されている。また、特許文献3には、画像データのOCRを行い、文字欄の外に社外秘などの文字列が記載されているかに応じて処理制御を行うことが記載されている。
また、文書画像の一部の領域に対して文字認識を行う方法が提案されている。例えば特許文献4には、実際にスキャンした画像と予め設定したOCR領域の位置ズレに誤認識を補正することが記載されている。特許文献5には、帳票類の画像を電子保存する際にOCR等を行うことが記載されている。特許文献6には、文字認識位置が定義されたテンプレートを用いて文字認識することが記載されている。
特開2006−279545号公報 特開2007−48053号公報 特許第6000844号公報 特開2008−40598号公報 特開2008−293353号公報 特開2015−164021号公報
ところで、読み取られた画像データに対し文字認識などの認識処理を行うためには、画像データの解像度が或る程度高い必要がある。
本発明は、画像全体を認識処理に必要な一律の解像度で読み取る場合と比較して、画像読取処理の処理結果として出力する画像データのデータ量を抑えつつ画像に対する認識処理に適した画像データを出力することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、読取対象である原稿の読取結果として、該原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、該原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって該第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記出力手段は、画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力するとともに、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換し、変換された画像データを出力することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、請求項2に記載の構成において、ユーザによる前記第1の解像度の指定を受け付ける受付手段を更に有し、前記出力手段は、前記ユーザにより指定された第1の解像度が前記第2の解像度よりも低い場合、前記画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力するとともに、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換し、変換された画像データを出力することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像処理装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記部分画像データに対し、文字認識処理および画像認識処理の少なくともいずれかを含む認識処理を行う認識処理手段を更に有することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像処理装置は、請求項4に記載の構成において、前記認識処理手段は、前記認識処理により前記部分画像データから画像データに対する処理を許可または禁止する条件を示す情報である条件情報を取得し、前記画像データに対し前記条件情報の示す条件に対応する出力制御を行う出力制御手段を更に有することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る画像処理装置は、請求項5に記載の構成において、前記出力制御手段は、前記取得された条件情報の示す条件が開示を制限するものである場合、前記画像データの出力を制限することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像処理装置は、請求項5に記載の構成において、前記出力制御手段は、前記取得された条件情報の示す条件が開示を許可するものである場合、前記画像データの出力を許可することを特徴とする。
本発明の請求項8に係る画像処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記出力手段は、前記画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力する処理と、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換する処理とを並行して行うことを特徴とする。
本発明の請求項9に係るプログラムは、コンピュータに、読取対象である原稿の読取結果として、該原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、該原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって該第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力するステップを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1および9に係る発明によれば、画像読取処理の処理結果として出力する画像データのデータ量を抑えつつ、画像に対する認識処理に適した解像度の画像データを出力することができる。
請求項2に係る発明によれば、画像読取処理の処理結果として出力する画像データのデータ量を抑えつつ、画像に対する認識処理に適した画像データを出力することができる。
請求項3に係る発明によれば、ユーザにより指定された解像度が画像に対する認識処理に適した解像度よりも低い場合であっても、画像読取処理の処理結果として出力する画像データのデータ量を抑えつつ画像に対する認識処理に適した解像度の画像データを出力することができる。
請求項4に係る発明によれば、画像データのデータ量を抑えつつ、文字認識処理および画像認識処理の少なくともいずれかを含む認識処理に適した解像度の画像データを出力することができる。
請求項5に係る発明によれば、出力される画像データのデータ量を抑えつつ、画像に含まれる認識情報に応じた出力制御を行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、出力される画像データのデータ量を抑えつつ、画像に含まれる条件情報に沿った出力制限を行うことができる。
請求項7に係る発明によれば、出力される画像データのデータ量を抑えつつ、画像に含まれる条件情報に沿った出力許可を行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、認識処理と出力処理とが並行して実行されない場合に比べて、処理時間を短縮することができる。
システムの構成を示す図 画像処理装置の機能構成を示す図 画像処理装置のハードウェア構成を示す図 原稿の一例を示す図 UI部に表示される画面の一例を示す図 画像処理装置が行う処理の流れを示すフローチャート プロセッサが行う処理の流れを示すフローチャート 開示条件の一例を示す図 UI部に表示される画面の一例を示す図 出力される画像の一例を示す図 開示条件の一例を示す図 UI部に表示される画面の一例を示す図 出力される画像の一例を示す図
[1]構成
図1は、本実施形態に係るシステム1の構成を示すブロック図である。システム1は画像処理装置10とサーバ20とを備える。画像処理装置10は、媒体に画像を形成する画像形成処理や、媒体に形成された画像を読み取る画像読取処理などの画像処理を行う。画像処理装置10は通信回線2によりサーバ20に接続されている。通信回線2は、例えばインターネットや移動体通信網、電話回線、LAN(local Area Network)などのうちの少なくとも1つを含む。サーバ20はストレージサービスなどの各種サービスを提供する。
図2は画像処理装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置10は、出力手段11と、認識処理手段12と、出力制御手段13と、前処理手段14と、受付手段15とを有する。出力手段11は、読取対象である原稿の読取結果として、該原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、該原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力する。
この実施形態において、出力手段11による画像データおよび/または部分画像データの出力には、画像処理装置10の外部の装置(例えばサーバ20、外部記憶装置、など)への出力が含まれるとともに、装置内部のメモリへの出力が含まれる。
認識処理手段12は、部分画像データに対し、文字認識処理および画像認識処理の少なくともいずれかを含む認識処理を行う。この実施形態において、画像認識処理は、画像を解析して画像に含まれる対象物の形状や属性を、パターン照合などを行うことにより認識する処理である。画像認識処理は、例えば、2次元バーコードの読取処理、顔認識処理、顔認証処理である。出力制御手段13は、認識処理手段12による認識処理により取得された条件情報に対応する出力制御を行う。前処理手段14は、部分画像データに対し、エッジ強調処理、単色への色変換処理、2値化処理、白エリア検知処理および白エリア除去処理の少なくともいずれかひとつを含む前処理を施す。この実施形態において、白エリアは、白色等の単色の領域(すなわち、文字や画像が含まれない背景領域)である。受付手段15は、ユーザによる第1の解像度の指定を受け付ける。
図3は画像処理装置10のハードウェア構成を例示する図である。図において、メモリ151は各種データを記憶する。プロセッサ152はメモリ151に記憶されているプログラムに従いデータ処理を行う。通信IF153は外部の装置とネットワークを介したデータ通信を行うインターフェイスである。UI部154は例えばタッチスクリーンとキーとを備える。画像形成部155は電子写真方式で用紙などの媒体に画像を形成する。画像読取部156(画像読取装置の一例)は原稿(媒体)の画像を光学的に読み取る。画像処理部157は、例えばDSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)を備え、各種の画像処理を実行する。給紙部158は画像形成部155に用紙などの媒体を供給する。
この例で、メモリ151に記憶されているプログラムをプロセッサ152または画像処理部157が実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているプロセッサ152または画像処理部157は、出力手段11、認識処理手段12、出力制御手段13、前処理手段14および受付手段15の例である。
[2]動作
まず、ユーザは、UI部154を用いて自身に割り当てられたユーザIDを入力するとともに、画像読取処理を指示する操作を行う。この指示において、読取処理に係る解像度や、出力先(例えば、ストレージサーバ)がユーザにより指定されてもよい。UI部154は操作された内容に応じた情報を出力し、プロセッサ152は、ユーザIDを例えばサーバ20に問い合わせるなどしてユーザ認証を行う。サーバ20は予め記憶されたユーザ管理データベースにユーザIDが登録されているかに応じてユーザ認証を行い、結果を画像処理装置10に通知する。認証に成功した場合、プロセッサ152はUI部154から出力された情報に従って画像読取処理を開始する。まず、プロセッサ152は、原稿において開示条件の配置を指定するための画面をUI部154に表示する。なお、ユーザ認証に失敗した場合、画像処理装置10はその旨を示すメッセージをUI部154に表示してもよい。
図4は、画像読取の対象となる原稿の一例を示す図である。図4の原稿の例では、領域A1に開示条件が記されている。この実施形態において、開示条件は、原稿に画像形成されている文書(以下、単に「文書」という)の開示を制限する情報である。開示条件は、例えば開示レベル、開示範囲、指定期間、作成日が用いられる。図4の例では、開示条件として「開示範囲:営業部」、「指定期間:2年間」、「作成責任者:富士太郎」、「作成日:2016.11.11」が記されている。
図5は、UI部154に表示される画面S1の一例を示す図である。画面S1には、スキャンされる媒体における開示条件の位置をユーザが指定するための画面が表示される。図5の画面S1には、例えば、「開示条件が配置されている位置を指定してください」といったメッセージが表示されてもよい。
ユーザは、原稿に開示条件が含まれている場合、その開示条件の位置(領域)を指定する操作を行う。図5の例では、開示条件が記されている位置として、ユーザが原稿の四隅を指定した例が示されている。なお、ユーザによって指定される領域の数は、1つであってもよく、複数であってもよい。ユーザによって位置が指定されると、プロセッサ152は、指定された位置を示す情報(以下「配置情報」という)をメモリ151に記憶させる。
図6は画像処理装置10が行う処理の流れを示すフローチャートである。ステップS101において、プロセッサ152は、画像読取部156に画像の読取を指示する。画像読取部156は、プロセッサ152の指示に従って原稿の画像を読み取る。
このとき、画像読取部156は、ユーザによって指定された解像度が、予め定められた解像度(例えば、400dpi)よりも低い場合、ユーザによって指定された解像度(第1の解像度)ではなく、予め定められた解像度(第2の解像度)で画像読取を行って画像データを生成する。例えば、予め定められた解像度が400dpiであり、ユーザが解像度を200dpiと指定した場合、画像読取部156は、400dpiで画像読取を行う。一方、ユーザによって指定された解像度が予め定められた解像度以上である場合、画像読取部156は、ユーザによって指定された解像度で画像読取を行い、指定された解像度の画像データを生成する。
この実施形態において、予め定められた解像度(第2の解像度)は、後述する認識処理(文字認識処理など)において許容される解像度(認識処理において認識が成功すると想定される解像度)(例えば400dpi)である。
ステップS102において、画像処理部157は、画像読取部156によって生成された画像データに対し、例えば傾き補正、シェーディング補正などの補正処理を行う。ステップS103において、画像処理部157は、画像データに対し各種のフィルタ処理を施す。なお、これらの補正処理やフィルタ処理は既存の画像処理装置で行われる処理である。
ステップS104において、画像処理部157は、ユーザにより指定された配置情報の示す領域を抽出し、抽出した領域の画像を表す部分画像データを生成する。この処理により、ユーザにより開示条件の領域として指定された領域の部分画像データが抽出される。以下の説明では、説明の便宜上、ユーザにより指定された領域の画像を表すデータを「部分画像データ」と呼ぶ。また、読み取られた原稿全体の画像を表すデータを「画像データ」と呼ぶ。
画像処理部157は、抽出された部分画像データに対し前処理(ステップS105乃至S107の処理)を施す。この実施形態において、前処理とは、後述する認識処理の認識精度を上げるための処理であり、例えば、エッジ強調処理、色変換処理、2値化処理、白エリア検知処理、白エリア除去処理を含む。まず、ステップS105において、画像処理部157は、部分画像データに対しエッジ強調処理を施す。また、画像処理部157は、画像読取部156の画像読取により得られたRGB色空間の画像データを予め定められたルックアップテーブル(LUT)を用いて均等色空間の1つであるL*a*b空間の画像データに変換する色変換処理を行う。次いで、ステップS106において、画像処理部157は、部分画像データに対し2値化処理を行う。
ステップS107において、画像処理部157は、部分画像データに対し、白エリアの検知処理および除去処理を行う。この実施形態では、白エリアは文字認識の際に不要なエリアとなるため、除去される。ステップS108において、画像処理部157は、白エリアの除去処理が施された部分画像データをメモリ151に出力(記憶)する。このように、この実施形態では、配置情報により指定された領域の部分画像データに対し、文字領域に適した画像処理(ステップS105乃至S107の処理)が施され、画像処理が施された部分画像データがメモリ151に格納される。
メモリ151に格納された部分画像データは、プロセッサ152が認識処理を行う際に用いられる。この実施形態において、認識処理は、文字や画像(例えば、2次元バーコード)などを認識する処理であり、例えば文字認識処理および画像認識処理の少なくともいずれかを含む。
図7は、プロセッサ152が行う処理の流れを示すフローチャートである。ステップS201において、プロセッサ152は、メモリ151に格納された部分画像データに対して認識処理を施し、部分画像データから条件情報を取得する。この例で、プロセッサ152は、部分画像データに対しOCRなどの文字認識処理を施し、部分画像データから条件情報を取得する。
この実施形態において、条件情報は、画像データの処理を許可または禁止する条件を示す情報である。条件情報は、例えば、画像データが表す文書の開示条件(開示レベル、開示範囲、指定期間、作成日、など)を示す情報や、出力先のデバイスやメモリを示す情報、出力タイミングを示す情報を含む。なお、プロセッサ152による図7のステップS201の処理と、画像処理部157によるステップS109乃至S112の処理とは並列に実行される。
図6の説明に戻る。画像処理部157は、部分画像データに対し上述したステップS105乃至S108の処理を施すとともに、原稿の画像を表す画像データに対しステップS109乃至S112の処理を施す。なお、ステップS105乃至S108の一連の処理と、ステップS109乃至S112の一連の処理とは、並列に実行されてもよい。
ステップS109において、画像処理部157は、画像データの解像度を、第2の解像度(例えば、400dpi)から第1の解像度(例えば、200dpi)に変換する。ステップS110において、画像処理部157は、解像度が変換された画像データ(RGB色空間の画像データ)を予め定められたルックアップテーブル(LUT)を用いて均等色空間の1つであるL*a*b空間の画像データに変換する。ステップS111において、画像処理部157は、画像データを圧縮する。ステップS112において、画像処理部157は、圧縮した画像データをメモリ151に出力(記憶)する。これにより、メモリ151には、第1の解像度(例えば200dpi)の画像データが記憶される。
一方、プロセッサ152は、図7のステップS202において、メモリ151に記憶された画像データに対し、取得された条件情報に対応する出力制御を行う。具体的には、この実施形態では、プロセッサ152は、部分画像データから開示条件を表す開示条件情報を取得し、取得された開示条件情報の示す条件が文書の開示を制限するものである場合、画像データの出力を制限する。一方、取得された開示条件情報の示す条件が開示を許可するものである場合、プロセッサ152は画像データの出力を許可する。
この実施形態では、プロセッサ152は、開示レベル、開示範囲、ユーザID、デバイス情報、指定期間、作成日、スキャンした日時などの開示条件に従って画像データの出力制御を行う。この出力制御においては、予め定められたデータベースが参照されてもよい。このデータベースは、サーバ20に設けられていてもよい。
図8は、開示条件の一例を示す図である。図8の例では、原稿に記された開示レベルが「Internal Use Only」であり、開示範囲が「営業部」である場合が示されている。また、この例では、ユーザIDにより識別されるユーザが○○部の所属でなく、画像処理装置10の設置場所が○○部でないものとする。この場合、プロセッサ152は、ユーザにより入力されたユーザIDにより識別されるユーザが、「営業部」に属しているかをサーバ20に問い合わせる。サーバ20は、画像処理装置10から受信される情報に従って、ユーザIDにより識別されるユーザが「営業部」に属しているかを、予め定められたユーザ管理データベースを検索して判定する。そのユーザが「営業部」に属している場合、開示が許可されていると判定される。一方、そのユーザが「営業部」に属していない場合、開示が禁止されていると判定される。サーバ20は判定結果を画像処理装置10に通知する。
画像処理装置10のプロセッサ152は、サーバ20から受信されるデータに従って、原稿の開示が許可されているかを判定する。許可されていると判定された場合、プロセッサ152は、メモリ151に記憶された画像データを、ユーザにより指定された出力先(例えば、ストレージサーバ)または予め定められた出力先に出力する処理を行う。一方、開示が許可されていないと判定された場合、プロセッサ152は、その旨を示すメッセージをUI部154に表示させたり、その旨を示すメッセージを媒体に形成する画像形成処理を行ったりして、その旨を示す情報を出力する。
図9は、UI部154に表示される画面の一例を示す図であり、図10は、メッセージが画像形成された媒体の一例を示す図である。図9の例では、「スキャン禁止 開示範囲外です」というメッセージがUI部154に表示される。図10の例では、「スキャン禁止 開示範囲外です」というメッセージが媒体に画像形成される。媒体に形成される画像は、図10に例示されるように、メモリ151に記憶された画像データにグレースケールの矩形画像が重畳された画像であってもよい。
図11は、開示条件の他の例を示す図である。図11の例では、原稿に記された指定期間が「2年間」であり、取得された作成日が「2016.11.11」である場合が記されている。また、この例では、画像読取が指示された日時が開示期限を過ぎている場合を想定する。この場合、まず、プロセッサ152は、現在の日時が作成日から2年以上経過しているかを判定する。2年以上経過している場合、開示期限が過ぎていると判定される。一方、経過していない場合、開示期限が過ぎていないと判定される。
プロセッサ152は、開示期限が過ぎていないと判定された場合、メモリ151に記憶された開示データを、ユーザにより指定された出力先(例えば、ストレージサーバ)または予め定められた出力先に出力する処理を行う。一方、開示期限が過ぎていると判定された場合、プロセッサ152は、その旨を示すメッセージをUI部154に表示させたり、その旨を示すメッセージを媒体に形成する画像形成処理を行ったりして、その旨を示す情報を出力する。
図12は、UI部154に表示される画面の一例を示す図であり、図13は、メッセージが画像形成された媒体の一例を示す図である。図12の例では、「スキャン禁止 開示期限を過ぎています」というメッセージがUI部154に表示される。図13の例では、「スキャン禁止 開示期限を過ぎています」というメッセージが媒体に画像形成される。ユーザは、UI部154に表示される画面や、媒体に形成された画像を確認することで、自身が画像読取を指示した文書の開示が制限されていることを把握する。
ところで、一般に、OCRなどの文字認識処理を行うためには、対象となる画像データの解像度が300〜400dpiであることが好ましい。特に、開示レベル、開示範囲などの開示条件を示す文字は小さいフォントで記されていることが多く、これらの文字列を認識して開示の可否を判定するためには、ある程度高い解像度(例えば400dpi以上)のものが必要となる。しかし、一般に、画像読取処理においては、ファイルサイズなどが考慮され、150〜200dpiの画像データが生成される場合がある。また、ユーザによって読取画像の解像度が設定されることにより、文字認識に適した解像度の画像データとならない場合がある。
また、社内文書などの原稿は、予め定められたテンプレートで作成される場合があり、開示範囲などの開示条件が記される位置はテンプレート毎に定まっている。この実施形態では、ユーザによって開示条件が記されていると指定された領域の部分画像データを、認識処理に適した解像度(第2の解像度)でメモリ151に格納し、原稿全体の画像を表す画像データは、第2の解像度よりも低い第1の解像度でメモリ151に格納する。これにより、原稿全体を第2の解像度で読み取った画像データをメモリ151に格納する場合に比べて、画像読取の読取結果である画像データのデータ量が小さくなる。また、認識処理の処理対象とする領域が一部分になるため、認識処理および認識結果を用いた出力制御処理に係る時間が短縮される。
[3]変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態および以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
(1)上述の実施形態では、プロセッサ152は、部分画像データに対して文字認識処理を行ったが、部分画像データに対して施される認識処理は、文字認識処理に限られない。例えば、プロセッサ152は、2次元バーコードを読み取る認識処理を行ってもよい。この場合も、認識処理に先立って部分画像データに対してエッジ強調処理などの前処理が施されることにより、認識処理における認識の精度が向上する。
(2)上述の実施形態では、プロセッサ152は、ユーザによって指定された領域の画像から認識処理により開示条件を取得し、取得された開示条件に対応する出力制御を行った。出力制御の方法は上述した実施形態で示されたものに限られない。例えば、プロセッサ152は、認識処理により出力先を制限する条件情報を取得し、取得した条件情報によって特定される出力先に画像データを出力してもよい。
(3)上述の実施形態では、プロセッサ152による認識処理と、画像処理部157による図6のステップS109乃至S112の処理とが並行して実行されたが、これらの処理が並行して実行されなくてもよい。また、上述の実施形態では、認識処理を実行するプロセッサ152と異なるプロセッサ(画像処理部157)が図6のステップS109乃至S112の処理を実行したが、ひとつのプロセッサがこれらの処理を実行する構成であってもよい。
(4)上述の実施形態では、認識処理に先立って、部分画像データに対しエッジ強調処理などの前処理が施されたが、前処理が施されなくてもよい。また、前処理は上述した実施形態で示したものに限られない。認識処理の精度を高くするための他の処理が施されてもよい。
(5)上述の実施形態では、開示条件が記された領域をユーザがUI部154を用いて指定したが、領域を特定する方法は上述した実施形態で示されたものに限られない。例えば、認識処理の対象として抽出する領域が予め定められていてもよい。また、セキュリティの管理者または管理部門の担当者等によって開示条件の位置の指定が予め行われ、指定された位置を示す情報が配置情報として用いられてもよい。
(6)上述の実施形態において、画像データの出力が許可されていないと判定された場合に、プロセッサ152が、その旨を示す情報を出力するとともに、読み取られた原稿の作成責任者に対応する連絡先に、原稿が読み取られた旨を示す情報を送信してもよい。この場合、例えば、開示範囲として読み取られた情報が「営業部」である場合、プロセッサ152が、「営業部」の担当者として予め登録されているユーザのメールアドレスを用いて電子メールを送信してもよい。
(7)上述の実施形態では、図6に示される各処理を画像処理部157が実行し、図7に示される各処理をプロセッサ152が実行した。各処理を実行する主体は、上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、図6の各処理および図7の各処理を、画像処理部157が実行してもよい。
(8)上述した実施形態において、画像処理装置10のプロセッサ152または画像処理部157により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、これらのプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…システム、2…通信回線、10…画像処理装置、11…出力手段、12…認識処理手段、13…出力制御手段、14…前処理手段、15…受付手段、20…サーバ。

Claims (9)

  1. 読取対象である原稿の読取結果として、該原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、該原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって該第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力する出力手段
    を有する画像処理装置。
  2. 前記出力手段は、画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力するとともに、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換し、変換された画像データを出力する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ユーザによる前記第1の解像度の指定を受け付ける受付手段
    を更に有し、
    前記出力手段は、前記ユーザにより指定された第1の解像度が前記第2の解像度よりも低い場合、前記画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力するとともに、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換し、変換された画像データを出力する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記部分画像データに対し、文字認識処理および画像認識処理の少なくともいずれかを含む認識処理を行う認識処理手段
    を更に有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記認識処理手段は、前記認識処理により前記部分画像データから画像データに対する処理を許可または禁止する条件を示す情報である条件情報を取得し、
    前記画像データに対し前記条件情報の示す条件に対応する出力制御を行う出力制御手段
    を更に有する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記取得された条件情報の示す条件が開示を制限するものである場合、前記画像データの出力を制限する
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力制御手段は、前記取得された条件情報の示す条件が開示を許可するものである場合、前記画像データの出力を許可する
    請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記出力手段は、前記画像読取装置により前記第2の解像度で読み取られた画像データから前記部分画像データを抽出して出力する処理と、前記読み取られた画像データの解像度を前記第2の解像度から前記第1の解像度に変換する処理とを並行して行う
    請求項2に記載の画像処理装置。
  9. コンピュータに、
    読取対象である原稿の読取結果として、該原稿の画像を表す第1の解像度の画像データと、該原稿に含まれる領域の画像を表す部分画像データであって該第1の解像度よりも高い第2の解像度の部分画像データとを出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
JP2017047203A 2017-03-13 2017-03-13 画像処理装置およびプログラム Active JP6812858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047203A JP6812858B2 (ja) 2017-03-13 2017-03-13 画像処理装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017047203A JP6812858B2 (ja) 2017-03-13 2017-03-13 画像処理装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018152705A true JP2018152705A (ja) 2018-09-27
JP6812858B2 JP6812858B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=63680666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017047203A Active JP6812858B2 (ja) 2017-03-13 2017-03-13 画像処理装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6812858B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203403A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2004297195A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Minolta Co Ltd 画像データ送信装置
JP2008288686A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP2012191368A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Sharp Corp 画像処理装置及びその操作方法
JP2015231219A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11203403A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2004297195A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Minolta Co Ltd 画像データ送信装置
JP2008288686A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像処理システム及び画像処理プログラム
JP2012191368A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Sharp Corp 画像処理装置及びその操作方法
JP2015231219A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6812858B2 (ja) 2021-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7551753B2 (en) Image processing apparatus and method therefor
US8590775B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer readable storage medium
US8427674B2 (en) Information processing apparatus with template control of process flow in a print device
JP5046750B2 (ja) 二次元コードを含む原稿のアクセス制御を行う画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
EP2264995B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program
US20050276519A1 (en) Image processing apparatus, control method therefor, and program
CN101729727B (zh) 图像处理装置及其控制方法和信息处理装置及其控制方法
US20060008113A1 (en) Image processing system and image processing method
US7596271B2 (en) Image processing system and image processing method
US7421124B2 (en) Image processing system and image processing method
US20070153303A1 (en) Image processing device, image processing method, image processing system, and information recording medium
US8713648B2 (en) Information processing apparatus capable of authentication processing with improved user convenience, control program for information processing apparatus, and recording medium having control program for information processing apparatus recorded thereon
JP2008154106A (ja) 秘匿処理方法,画像処理装置および画像形成装置
JP5178490B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
JP4582200B2 (ja) 画像処理装置、画像変換方法、およびコンピュータプログラム
JP2008283586A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体
JP2006048523A (ja) 画像処理システム及びその画像改ざん鑑定方法、並びに制御プログラム
JP5004828B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体
JP2009027243A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6812858B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
US9179032B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP2019153919A (ja) 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2010287178A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、複合機、画像処理方法、プログラム、記録媒体
US20220407981A1 (en) Image output device, image output system, and image outputting method
JP2019212950A (ja) 情報処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6812858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350