JP2018152667A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masabumi Kamei
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Abstract

【課題】 原稿読取ガラスに生じる結露を防止する。
【解決手段】 画像形成装置100は、原稿読取ガラス110,114と、原稿読取ガラスに接触する接触部611、612を備え、外部電源161から電力を受けて原稿読取ガラスを加熱する加熱装置601と、外部電源から電力を受けて画像形成装置を駆動する駆動手段406と、外部電源から駆動手段への電力の供給と遮断を切り替える第一の切替手段106と、外部電源から加熱装置への電力の供給と遮断を切り替える第二の切替手段203と、第一の切替手段により外部電源から駆動手段へ電力が供給されているときに第二の切替手段により外部電源から加熱装置への電力の供給を遮断させ、第一の切替手段により外部電源から駆動手段への電力の供給が遮断されているときに第二の切替手段により外部電源から加熱装置へ電力を供給させるように、第二の切替手段を制御する切替制御手段117と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、原稿読取ガラスを加熱する加熱装置を有する画像形成装置に関する。
従来、FAX、複写機、MFP等の画像読取機能を有する画像形成装置においては、地域、シーズンによって生じる夜間及び朝方の冷え込みと、オフィスの始業開始後の空調設備による急激な室温上昇と言った環境変化により結露が発生することがある。結露の発生を防止するオプションとして、画像形成装置に加熱装置が取り付けられる。市場流通パーツとしての加熱装置は、市場におけるサービスマンの判断またはユーザの要望に従って出庫され、ユーザ先で画像形成装置に取り付けられる。しかし、従来の加熱装置を画像形成装置に取り付けたとしても、画像読取装置の原稿読取ガラスまたは光学素子に結露が生じ、画像を正常に読み取れないことがある。
特許文献1は、原稿読取ガラスの下方において移動可能に配置された第一スキャナ、第二スキャナおよび結露防止用の加熱装置が設けられた画像形成装置を開示している。第一スキャナは、光源および第一ミラーを有する。第二スキャナは、第二ミラーおよび第三ミラーを有する。加熱装置は、ホームポジションにある第一スキャナおよび第二スキャナの近傍下方に配置されている。加熱装置により発生する上昇気流は、最も先に第一スキャナおよび第二スキャナの温度を上昇させるので、第一スキャナおよび第二スキャナ以外の部分が暖まっていない場合でも、結露の発生を防止することができる。
特開平10―319822号公報
しかし、夜間に低温・高湿度になる場所に設置された画像形成装置の内部へ、早朝の空調制御により急激に温度が上昇した室内空気が流入すると、原稿読取ガラスや光学素子の表面に結露が生じることがある。結露は、原稿の搬送不良および画像の読取不良を生じさせる。そこで、画像形成装置に加熱装置を装着することにより結露の発生を防止しているが、加熱装置により発生する空気の対流のみでは、原稿読取ガラスや光学素子を十分に加熱することができないことがある。また、加熱装置の加熱量を大きくすると、加熱装置の消費電力が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、加熱装置が原稿読取ガラスに接触して原稿読取ガラスを加熱することにより結露を防止することができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態による画像形成装置は、
原稿読取ガラスと、
前記原稿読取ガラスを介して原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取器と、
前記画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記原稿読取ガラスに接触する接触部を備え、外部電源から供給される電力を受けて前記原稿読取ガラスを加熱する加熱装置と、
前記加熱装置の前記接触部が前記原稿読取ガラスに接触するように、前記加熱装置が着脱可能に装着される装着部と、
前記外部電源から供給される電力を受けて前記画像形成装置を駆動するための駆動電流を生成する駆動手段と、
前記外部電源から前記駆動手段への電力の供給と遮断を切り替える第一の切替手段と、
前記外部電源から前記加熱装置への電力の供給と遮断を切り替える第二の切替手段と、
前記第一の切替手段により前記外部電源から前記駆動手段へ電力が供給されているときに前記第二の切替手段により前記外部電源から前記加熱装置への電力の供給を遮断させ、前記第一の切替手段により前記外部電源から前記駆動手段への電力の供給が遮断されているときに前記第二の切替手段により前記外部電源から前記加熱装置へ電力を供給させるように、前記第二の切替手段を制御する切替制御手段と、
を備える。
本発明によれば、加熱装置が原稿読取ガラスに接触して原稿読取ガラスを加熱することにより結露を防止することができる。
背面側から見た画像形成装置の斜視図。 画像読取器を示す図。 基板のブロック図。 飽和水蒸気圧線を示す図。 画像読取装置および加熱装置の斜視図。 加熱装置が装着される装着部の拡大図。 画像形成装置の制御システムのブロック図。 加熱装置の結線を示すブロック図。 DC−DC電源および加熱装置への電力供給のタイミングチャート。 画像読取装置に装着された加熱装置の斜視図。 参考例の加熱装置が装着された画像読取装置の斜視図。 参考例の加熱装置の温度特性を示す図。
(画像形成装置)
以下、図1を用いて、本実施形態による画像形成装置100を説明する。図1は、背面側から見た画像形成装置100の斜視図である。画像形成装置100は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)101、画像読取装置102及び自動原稿給送装置103を備えている。図1は、画像読取装置102を説明するために自動原稿給送装置103が画像読取装置102から取り外された状態を示している。自動原稿給送装置103は、実際には、画像読取装置102に対して開閉可能に装着されている。装置本体101には、電源スイッチとしての本体メインスイッチ(以下、本体メインSWという)106、リレーボード116、システムコントローラ(切替制御手段)117および本体電源装置118が設けられている。装置本体101には、紙などの記録媒体に電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成部(プリンタ部)160および操作部161が設けられている。装置本体101は、商用電源から電力が供給されて動作する。操作部161には、ソフトスイッチ(以下、ソフトSWという)123が設けられている。自動原稿給送装置103は、画像の読み取りのために給送される原稿が載置される原稿トレイ113と、読み取られた原稿が排出される排出トレイ109が設けられている。
画像読取装置102は、筐体140、プラテンガラス114、流し読みガラス110、駆動モータ112、ホームポジション(以下、HPという)センサ129、原稿走査手段としての画像読取器115および読取コントローラ128が設けられている。画像読取装置102は、また、読取コントローラ128へ所定の電圧を供給するために入力電圧を所定の電圧へ変換するDC−DC電源(直流入力直流出力電源)210が設けられている。プラテンガラス114上には、副走査方向に延在する原稿サイズ指標板124が設けられている。筐体140は、プラテンガラス114および流し読みガラス110とともに閉塞空間を形成する。画像読取器115は、筐体140、プラテンガラス114および流し読みガラス110により画定される空間内に収納される。
(画像読取器)
画像読取装置102は、上部開口が原稿読取ガラスとしてのプラテンガラス114及び流し読みガラス110により閉じられて内部に閉鎖空間を形成する筐体140を有する。本実施形態においては、原稿読取ガラスとしてプラテンガラス114及び流し読みガラス110が設けられているが、原稿読取ガラスとしてプラテンガラス114のみ、または、原稿読取ガラスとして流し読みガラス110のみが設けられていてもよい。筐体140の閉鎖空間の中には、画像読取器115が配置されている。画像読取器115は、プラテンガラス114及び流し読みガラス110の下方で副走査方向に移動可能に配置されている。画像読取器115は、プラテンガラス114または流し読みガラス110を介して原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。固定読み取りモードにおいては、画像読取器115は、副走査方向に移動しながらプラテンガラス114の上に載置された原稿の画像を読み取り画像データを生成する。流し読みモードにおいては、画像読取器115は、流し読みガラス110の下方の読取位置に位置して、自動原稿給送装置103により搬送される原稿の画像を読み取り画像データを生成する。プラテンガラス114上に載置された原稿の画像を読み取るときに、画像読取器115は、駆動モータ112により副走査方向に移動させられながら原稿の画像を読み取る。駆動モータ112は、パルスモータであり、1駆動パルス当たりの画像読取器115の移動距離は、予め求められ、ROM(不図示)に保存されている。画像読取器115には、HPセンサ129を遮光するフラグ130が設けられている。HPセンサ129がフラグ130を検出することにより、画像読取器115の初期位置が検出される。読取コントローラ128に搭載されたCPU(不図示)は、ROM(不図示)に保存された制御プログラムをRAM(不図示)に展開し、画像読取器115の位置を制御する。CPU(不図示)は、HPセンサ129がフラグ130を検出することにより、原点リセットする。CPU(不図示)は、初期位置の検出結果と、制御クロック数と、駆動モータ112の駆動パルスとから、副走査方向における画像読取器115の位置を算出する。
図2は、画像読取器115を示す図である。図2(a)は、基板1001の側から見た画像読取器115の斜視図である。図2(b)は、光電変換手段としての光電変換素子1010が見えるように描いた画像読取器115の斜視図である。図2(c)は、画像読取器115の断面図である。画像読取器115は、原稿を照明する照明手段1014と、光電変換素子1010と、原稿からの反射光を光電変換素子1010上に結像させる光学手段1011とを有する。照明手段1014は、主走査方向に列状に配列された複数のLED素子(光源)1006、LED素子1006から出射された光を原稿へ照射させる導光体1007と、基板1001と、光電変換素子1010と、反射鏡1008とを有する。光電変換素子1010は、基板1001に実装されている。光学手段1011は、画像読取器115の筐体1015の内部に配置されている。光学手段1011は、複数のミラー51、52、53、54とレンズ55を組み合わせて形成された縮小光学系からなる。
導光体1007は、LED素子1006から出射された照明光を斜め上方と水平方向の2方向に分けて出射する。水平方向へ出射された照明光は、導光体1007に対向して配置された反射鏡1008により、斜め上方へ反射される。導光体1007により斜め上方へ照射された光と、反射鏡1008により斜め上方へ反射された光は、ほぼ同じ光量で、原稿面の同一走査位置を照明する。照明手段1014は、切り貼り原稿等の段差の影を消すように原稿を照明する。照明手段1014により照明された原稿からの反射光は、光学手段1011により光学的に縮小され、光電変換素子1010上に結像される。
画像読取器115は、摺動可能なフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)1003により読取コントローラ128に接続されている。FFC1003は、コネクタ1002により画像読取器115の基板1001に接続されている。基板1001には、LEDドライバIC1012およびアナログフロントエンド(以下、AFEという)1013が設けられている。読取コントローラ128は、FFC1003を介して基板1001へ電力(直流)を供給する。基板1001は、電線1005により照明手段1014のLED素子1006に接続されている。電線1005は、コネクタ1004により基板1001に接続されている。
図3は、基板1001のブロック図である。AFE1013は、読取コントローラ128からFFC1003を介してシリアル信号1103を受信する。AFE1013は、シリアル信号1103に基づいて光電変換素子1010を制御する。AFE1013は、シリアル信号1103に基づいてLEDドライバIC1012に対して、LED素子1006の光量の設定と、点灯および消灯の制御を実行する。LEDドライバIC1012は、設定された光量に相当する定電流制御された電流値1100をコネクタ1004および電線1005を介して照明手段1014へ供給する。照明手段1014は、設定された光量で原稿を照明する。照明手段1014の点灯および消灯は、LEDドライバIC1012により制御される。原稿からの反射光は、光学手段1011を介して光電変換素子1010により受光される。光電変換素子1010は、反射光をアナログ電気信号1101へ変換し、アナログ電気信号1101をAFE1013へ出力する。AFE1013は、アナログ電気信号1101をA/D変換によりデジタル信号としてのビデオ信号(画像データ)1102へ変換する。ビデオ信号1102は、FFC1003を介して読取コントローラ128へ送信される。読取コントローラ128は、ビデオ信号1102を装置本体101のシステムコントローラ117へ送信する。システムコントローラ117は、ビデオ信号1102に基づいて、画像形成部160により記録媒体へ画像を形成させる。
(装置本体)
図1に示すように、電力用電線である商用電源ケーブル(以下、コードという)104の一端部には、商用電源162(図7)のコンセントに差し込まれる差込プラグ104aが設けられている。コード104の他端部は、装置本体101の本体電源装置118の受入口(インレット)105に接続されている。本体電源装置118には、環境スイッチ(以下、環境SWという)122が設けられている。環境SW122は、使用者の要望に応じて選択に装着される部品(以下、アプリケーションという)が画像形成装置100に装着されたときにON状態にされる。本実施形態における加熱装置601は、使用者の要望に応じて画像読取装置102に着脱可能に装着されるアプリケーションである。加熱装置601は、プラテンガラス114および流し読みガラス110を加熱する。環境SW122は、加熱装置601が画像読取装置102に装着されたときにON状態にされる。環境SW122がON状態にされることにより、本体電源装置118は、リレーボード116を介して加熱装置601へ電流を供給可能な状態にされる。加熱装置601への電流供給のON/OFF制御は、システムコントローラ117により制御されるリレーボード116により実行される。
本体電源装置118は、本体メインSW106およびソフトSW123に電気的に接続されている。本体電源装置118は、電気ケーブル119によりシステムコントローラ117に電気的に接続されている。本体電源装置118は、商用電源-リレーボード間給電ケーブル(以下、電源ケーブルという)121およびDC電源-リレーボード間給電ケーブル(以下、電源ケーブルという)125によりリレーボード116に電気的に接続されている。システムコントローラ117は、アプリケーション電源制御信号線(以下、信号線という)120および画像読取装置電源制御信号線(以下、信号線という)212によりリレーボード116に電気的に接続されている。リレーボード116は、商用電源中継ケーブル(以下、電源ケーブルという)127、中継コネクタ107および電源ケーブル416を介して画像読取装置102の加熱装置601に接続されている。リレーボード116は、また、DC電源中継ケーブル(以下、電源ケーブルという)126、中継コネクタ107および電源ケーブル416を介して画像読取装置102のDC−DC電源210に接続されている。装置本体101の中継コネクタ107からの電源ケーブル416は、画像読取装置102に設けられた給電口108を通して画像読取装置102の内部へ導かれている。
(結露の説明)
図4を用いて、空気中に気化可能な水蒸気量を説明する。図4は、飽和水蒸気圧線を示す図である。横軸は、温度(℃)を示す。縦軸は、水蒸気圧(mmHg)を示す。飽和水蒸気圧線303は、各温度に於ける相対湿度100%の状態をプロットした線となっている。例えば、ポイント304は、温度28℃における相対湿度80%を示している。ポイント304の空気の温度がポイント306の露点温度307へ低下すると、空気の相対湿度は、100%に到達する。空気の温度が更に下がると結露発生する。
このような結露発生現象を画像形成装置100に当てはめて考える。夜間、本体メインSW106がOFFされた状況下で外気温度が下がると、画像形成装置100の内部温度も低下する。翌朝、冷え切った画像読取装置102の筐体、ガラスおよびレンズ表面は、例えば、温度領域308内の温度まで低下する。画像読取装置102の筐体、ガラスおよびレンズ表面が低温状態で、朝、オフィスの始業前にオフィスの空調制御がONされて、室温が例えばポイント309に示す温度22℃、相対湿度50%へ急速に調整されるとする。ポイント309の空気の露点温度は、ポイント310に示す約12℃である。筐体、ガラスおよびレンズ表面の温度は、露点温度12℃より低いので、画像読取装置102内へ流れ込んだ空気は、筐体、ガラスおよびレンズ表面近傍にて順次水滴化して結露が発生する。即ち、オフィスの空調制御に伴って暖まった室内空気が画像読取装置102内へ流入すると、室内空気と冷え切った筐体、ガラスおよびレンズ表面との温度差が大きいために、結露が発生する。
本実施形態においては、結露の発生を防止るために、筐体、ガラスおよびレンズ表面の温度を予め露点温度より高く維持する。このため、夜間に本体メインSW106がOFFされる動作に連動するトグル動作で加熱装置601をONする。加熱装置601により、筐体、ガラスおよびレンズ表面を加熱する。朝、本体メインSW106がONされる動作に連動するトグル動作で加熱装置601をOFFする。本体メインSW106がONされると、画像読取装置102内の発熱源の自己発熱によって露点温度12℃より高い筐体、ガラスおよびレンズ表面の温度を維持することがきる。
(加熱装置)
図5および図6を用いて、本実施形態の加熱装置601を説明する。加熱装置601は、画像読取装置102の流し読みガラス110およびプラテンガラス114の内側の結露、複数のミラーとレンズを組み合わせて形成された縮小光学系からなる光学手段1011の表面に生じる結露を抑制するためのサービスパーツである。サービスパーツとは、市場にてサービスマンが後付け作業を行う部品である。図5は、画像読取装置102および加熱装置601の斜視図である。図5(a)は、加熱装置601が装着された画像読取装置102の斜視図である。図5(b)は、加熱装置601の斜視図である。図6は、加熱装置601が装着される装着部150の拡大図である。図6(a)は、画像読取装置102の装着部150に装着された加熱装置601の拡大図である。図6(b)は、画像読取装置102の装着部150から取り外された加熱装置601の拡大図である。加熱装置601は、画像読取装置102の装着部150に着脱可能である。
加熱装置601は、発熱体としての電熱線(発熱部)803と、電熱線803を保持する保持部602と、第一の挿入部611と、第二の挿入部612とを有する。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、金属製の板状部材であるが、金属に限定されるものではなく、熱伝導性のよい材料で形成されていればよい。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、弾性(ばね性)を有するようにL字形状に折り曲げられている折り曲げ部である。なお、本実施形態において、L字形状に折り曲げられている折り曲げ部という表現は、図5(b)に示すようにV字形状(楔形状)に折り返された折り返し部を含む。第一の挿入部611と第二の挿入部612は、互いに分離されていてもよいが、一体の挿入部として構成されていてもよい。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、保持部602に取り付けられて、保持部602により保持されている。保持部602は、アルミ板などの基材で形成されている。図5(b)の点線で示すように、電熱線803は、保持部602の裏面に引き回されている。なお、電熱線803は、保持部602の裏面ではなく保持部602の側面に引き回されて保持部602と第一の挿入部611および第二の挿入部612との間に挟まれるように設けられていてもよい。電熱線803は、第一の挿入部611および第二の挿入部612を加熱するように構成されていればよい。
加熱装置601には、給電線604が取り付けられている。給電線604の一端部は、電熱線803に接続され、他端部は、コネクタ804に接続されている。コネクタ804は、電源ケーブル416を介して中継コネクタ107に接続されている。商用電源162(図7)からの電力は、環境SW122、リレーボード116、電源ケーブル127、中継コネクタ107、コネクタ804および給電線604を介して加熱装置601の電熱線803へ供給される。商用電源162(図7)から電源ケーブル127を介して加熱装置601へ電力を供給することにより、電熱線803は、発熱する。加熱装置601には、温度サーミスタ(温度検出器)802が設けられている。温度サーミスタ802は、加熱装置601の温度が所定の温度以上になった場合、商用電源162(図7)からの電力の供給を遮断する。温度サーミスタ802は、自己復帰タイプであり、規定値に対して温度が下がれば自動的に復帰し、電熱線803は、再び発熱する。
画像読取装置102の筐体140の上部には、金属製の上フレーム141が設けられている。上フレーム141は、プラテンガラス114および流し読みガラス110を支持する支持部である。プラテンガラス114上に載置された原稿の画像を画像読取器115により所定の条件で読み取るために、画像読取器115に対する原稿の画像面の高さが主走査方向および副走査方向において均等であるとよい。そこで、画像読取装置102を工場内で組み立てる工程において、間隔保持部材としてのスペーサ806を用いてプラテンガラス114および流し読みガラス110の面の高さが調整される。
加熱装置601は、図5(a)の矢印606で示す方向に画像読取装置102の背面(後ろ側)から挿入される。加熱装置601の第一の挿入部611は、上フレーム141とプラテンガラス114の間でスペーサ806により形成される隙間に挿入される折り曲げ部である。第一の挿入部611は、上フレーム141とプラテンガラス114の間の隙間にスライド移動可能に挿入される。プラテンガラス114の上面には、原稿サイズ指標板124が設けられている。第一の挿入部611は、原稿サイズ指標板124の下でプラテンガラスの下面に接触して設けられている。加熱装置601の第二の挿入部612は、上フレーム141と流し読みガラス110の間でスペーサ806により形成される隙間に挿入される折り曲げ部である。第二の挿入部612は、上フレーム141と流し読みガラス110の間の隙間にスライド移動可能に挿入される。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、プラテンガラス114の内面および流し読みガラス110の内面にそれぞれ所定の接触圧力で接触するように、バネ性(弾性)を有する。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、プラテンガラス114の内面および流し読みガラス110の内面に接触する接触部である。第一の挿入部611および第二の挿入部612は、鉄の熱伝導率(83.5)よりも低い熱伝導率(0.55−0.75)を有するガラスから成るプラテンガラス114および流し読みガラス110に直接に接触する。よって、結露防止のための加熱装置601の消費電力を低く抑えることができる。上フレーム141には、画像読取器115の移動に影響を及ぼさない範囲で一段低く形成された凹部142が設けられている。加熱装置601は、凹部142に固定される。画像読取装置102上に配置される自動原稿給送装置103が加熱装置601により過度に加熱されることがないように、加熱装置601を凹部142に配置して加熱装置601と自動原稿給送装置103との間に断熱層としての空間を設けている。
図6(a)に示すように、流し読みガラス110の下面には、接地部材801が設けられている。流し読みガラス110は、自動原稿給送装置103により搬送された原稿が流し読みガラス110の上面と接触しながら搬送されるので、摩擦により流し読みガラス110の表面が帯電してしまい、原稿が張り付くなどの搬送制御を妨げる現象を生じることがある。そこで、流し読みガラス110の表面は、導電コーティング材料で覆われて流し読みガラス110の表面上に導電膜が形成されている。導電膜は、流し読みガラス110に設けられた接地部材801に電気的に接続されている。流し読みガラス110の表面に帯電した電荷は、導電膜および接地部材801を介して画像読取装置102の上フレーム141へ流れ、流し読みガラス110の除電効果が向上される。加熱装置601を画像読取装置102に装着するときに、加熱装置601が接地部材801に干渉すると、流し読みガラス110の表面の電荷の除電効果が損なわれることがある。従って、加熱装置601は、接地部材801に干渉しないように画像読取装置102に装着される。加熱装置601の第二の挿入部612は、接地部材801に接触しないように流し読みガラス110の下面に接触して設けられている。
画像読取器115の内部には、複数のミラー51、52、53、54とレンズ55を組み合わせて形成された縮小光学系を有する光学手段1011が設けられている。複数のミラー51、52、53、54とレンズ55が冷えた状態において温かく高湿度の空気が画像読取器115の中へ流れ込むと、ミラー51、52、53、54の表面およびレンズ55の表面に結露が生じる。そこで、本実施形態の加熱装置601は、流し読みガラス110の内面およびプラテンガラス114の内面を直接に暖めることにより、光学手段1011を上方から少しずつ暖め、光学手段1011を温かい空気層(空気膜)で覆う。流し読みガラス110およびプラテンガラス114の直下に位置する画像読取器115は、流し読みガラス110およびプラテンガラス114を間接的な加熱手段として緩やかに暖められる。光学手段1011の上方に形成される温かい空気層は、画像形成装置100の周囲の温かく高湿度の空気が画像読取器115の内部に入り込むことを防止する機能を発揮する。
(制御システム)
次に、図7を用いて、本実施形態による画像形成装置100の制御システム300を説明する。図7は、画像形成装置100の制御システム300のブロック図である。自動原稿給送装置103は、原稿センサ208、駆動モータ211および原稿給送ドライバ207を備えている。原稿センサ208は、原稿トレイ113上に載置される原稿を検出する原稿センサ、搬送路上を搬送される原稿を検出する原稿センサなどを含む。駆動モータ211は、原稿を給送する給送モータ、搬送モータ、リードモータなどを含む。原稿給送ドライバ207は、原稿センサ208の検出信号に基づいて駆動モータ211を制御する。
(本体電源装置)
装置本体101に設けられた本体電源装置118は、ノイズフィルタ201、常夜電源(副電源)202、非常夜電源としてのAC‐DC電源(主電源)406および環境SW122が設けられている。ノイズフィルタ201は、外部電源である商用電源162のコンセントからコード104および受入部105を介して装置本体101の本体電源装置118へ供給される電流に含まれるノイズ成分を除去する。ノイズフィルタ201は、また、装置本体101に起因するノイズ成分が商用電源162へ流れることを防止する。
((AC−DC電源))
AC−DC電源406は、商用電源162から供給される電力から画像形成装置100を駆動するための直流(駆動電流)を生成する。AC−DC電源406は、商用電源162から供給される交流を直流へ変換し、非常夜電源ケーブル(以下、電源ケーブルという)205を介して直流(駆動電流)をシステムコントローラ117へ供給する。商用電源162からAC−DC電源406への交流の供給のON/OFF制御は、本体メインSW106により行われる。本体メインSW(第一の切替手段)106は、商用電源162からAC−DC電源406への電力の供給と遮断を切り替える。本体メインSW106がON状態にあるとき、AC−DC電源406からシステムコントローラ117への直流の供給のON/OFF制御は、ソフトSW123により行われる。本体メインSW106がOFF状態にあるとき、AC−DC電源406からシステムコントローラ117への直流の供給は、停止される。本体メインSW106がOFF状態にあるとき、装置本体101による消費電力は、本体電源装置118のロス分を差し引けば、実質的に0Wである。非常夜電源としてのAC−DC電源406は、画像形成装置100が省電力モード(スリープモード)であるときには、電力供給対象としてのシステムコントローラ117へ電力を供給しない。省電力モードは、システム制御上最低限必要な部分のみへ電力(直流)を供給して画像形成装置100の電力消費を低減するためのモードである。
((常夜電源))
常夜電源202は、コード104の差込プラグ104aが商用電源162のコンセントに差し込まれると、画像形成装置100が省電力モードであるか否かに拘らず常夜電源ケーブル204を介してシステムコントローラ117へ直流を供給する。
((環境SW))
環境SW122は、加熱装置601への商用電源の供給をON/OFFするためのON/OFF手段として機能する。環境SW122がON状態にあるとき、本体電源装置118は、商用電源162からノイズフィルタ201を介して加熱装置601へ電流を供給可能な状態にある。環境SW122がOFF状態にあるとき、本体電源装置118は、加熱装置601へ電流を供給できない。環境SW122が予めON状態にされることにより、本体メインSW106による加熱装置601への電流の供給のON/OFF制御が可能になる。サービスマンは、市場においてサービスパーツである加熱装置601を画像読取装置102に装着したときに、環境SW122をON状態にする。環境SW122がON状態にされると、本体メインSW106のON/OFFに反転して商用電源162から加熱装置601への電流の供給がOFF/ONするトグル制御が可能になる。AC−DC電源406からシステムコントローラ117への直流の供給が本体メインSW106またはソフトSW123によりOFF状態にされると、リレーボード116を介して商用電源162から加熱装置601へ電流が供給される。
((ソフトSW))
ソフトSW123は、ユーザインタフェースとしての操作部161(図1)上に設けられている。ソフトSW123は、画像形成装置100のモードを省電力モードへ移行するとき、および省電力モードから復帰させるときに使用者により操作される。ソフトSW123は、システムコントローラ117により制御される。常夜電源202からシステムコントローラ117へ電流が供給されると、システムコントローラ117は、ソフトSW123を有効にする。ソフトSW123は、本体メインSW106がON状態であるときに機能する。ソフトSW123の情報は、通信線131を介してシステムコントローラ117へ送られる。システムコントローラ117は、ソフトSW123の情報に基づいて画像形成装置100の省電力モードのON/OFF制御を行う。本体メインSW106がON状態であり、ソフトSW123により画像形成装置100のモードを省電力モードへ移行する操作が行われると、ソフトSW123の情報が通信線131を介してシステムコントローラ117へ伝達される。システムコントローラ117は、ソフトSW123の情報に基づいて制御信号を、信号線212を介してリレーボード116のDC電源用リレー206および213へ送信する。システムコントローラ117は、DC電源用リレー206、213のON/OFF制御を行うことにより、AC−DC電源406から画像読取装置102へ供給される直流のON/OFFを制御して、画像読取装置102の省電力モードのON/OFF制御を行う。また、システムコントローラ117は、ソフトSW123の情報を本体電源装置118へ送る。AC−DC電源406から電源ケーブル205を介してシステムコントローラ117へ供給される直流は、ソフトSW123の情報に基づいてON/OFF制御される。省電力モードでは、本体電源装置118のAC−DC電源406からシステムコントローラ117への直流の供給が停止される。省電力モードにおいて、常夜電源202は、システムコントローラ117に含まれるファクシミリ受信部、プリントアウト命令受信部およびリレーボード制御部へ直流を供給する。省電力モードにおいて、システムコントローラ117のその他の機能部(負荷)は、無給電状態である。図1に示す本体電源装置118とシステムコントローラ117を接続する電気ケーブル119は、常夜電源ケーブル204、電源ケーブル205および通信線131を含む。
((リレーボード))
リレーボード116は、商用電源用リレー203と、DC電源用リレー206および213を実装している。システムコントローラ117のリレーボード制御部は、本体メインSW106のON/OFF状態に拘らず、常夜電源202から常夜電源ケーブル204を介して直流が供給される。リレーボード制御部は、信号線120を介して制御信号により商用電源用リレー203を制御し、信号線212を介して制御信号によりDC電源用リレー206および213を制御する。環境SW122がOFF状態にあるとき、商用電源162の交流は、商用電源用リレー203へ供給されない。環境SW122がON状態にあるとき、商用電源162の交流は、電源ケーブル121を介して商用電源用リレー203へ供給される。商用電源用リレー203(第二の接続手段)は、受入部105から電流が供給される第三の端子203aと、第三の端子203aに電気的に接続状態(ON状態)または非接続状態(OFF状態)にされる第四の端子203bとを有する。商用電源用リレー(第二の切替手段)203は、商用電源162から加熱装置601への電力の供給と遮断を切り替える。商用電源用リレー203は、電源ケーブル127を介して加熱装置601へ供給される交流のON/OFF制御を行う。システムコントローラ(切替制御手段)117は、本体メインSW106のON/OFFの切り替えに従って加熱装置601への交流の停止/供給をトグル動作で切り替えるように商用電源用リレー203を制御する。商用電源用リレー203は、本体メインSW106がON状態からOFF状態へ切り替えられると、商用電源162の交流を加熱装置601へ供給する。商用電源用リレー203は、本体メインSW106がOFF状態からON状態へ切り替えられると、加熱装置601への交流の供給を停止する。加熱装置601は、本体メインSW106がOFF状態にあるとき、画像読取装置102の内部を加熱する。
本体メインSW106がON状態にあるとき、AC−DC電源406の直流は、電源ケーブル125を介してDC電源用リレー206および213へ供給される。DC電源用リレー206および213は、画像読取装置102へ電源ケーブル126を介して供給される直流のON/OFF制御を行う。システムコントローラ117のリレーボード制御部は、ソフトSW123の情報に基づいて制御信号を生成する。DC電源用リレー206および213は、システムコントローラ117から信号線212を介してリレーボード116へ送信される制御信号に従ってON/OFF制御される。画像形成装置100が省電力モードに設定されている場合、DC電源用リレー206および213は、画像読取装置102への直流の供給を停止する。画像形成装置100が省電力モードに設定されていない場合、DC電源用リレー206および213は、AC‐DC電源406から電源ケーブル125を介して供給される直流を、画像読取装置102へ供給する。リレーボード116からの直流は、電源ケーブル126、中継コネクタ107および電源ケーブル416を介して画像読取装置102のDC‐DC電源210へ供給される。DC‐DC電源210は、画像読取装置102の内部で必要とされる各種DC電源を生成する。DC‐DC電源210から読取コントローラ128へ直流が供給されると、画像読取装置102が起動する。本実施形態においては、読取コントローラ128は、DC‐DC電源210と異なる基板上に設けられているが両方を同一基板上に設けてもよい。読取コントローラ128は、原稿給送ドライバ207に電気的に接続され、原稿給送ドライバ207による原稿の給送を制御する。また、読取コントローラ128は、光電変換素子1010を含む画像読取器115、駆動モータ112等の負荷を制御して原稿の画像の読取制御を行う。駆動モータ112は、AC‐DC電源406からDC‐DC電源210および読取コントローラ128を介して供給される駆動電流により駆動されて、画像読取器115を副走査方向に移動させる。
(給電回路)
次に、図8を用いて、装置本体101から画像読取装置102への商用電源とDC電源の給電回路の概略を説明する。図8は、加熱装置601の結線を示すブロック図である。商用電源162は、AC100Vであり、ホット側402と、ニュートラル側403を有する。画像形成装置100のコード104の差込プラグ104aが商用電源162のコンセントへ差し込まれると、商用電源162から常夜電源202へ電力が供給される。常夜電源202は、本体メインSW106およびソフトSW123のON/OFFに拘わらず電力をシステムコントローラ117へ供給する。本体メインSW106は、両切りスイッチである。本体メインSW(第一の接続手段)106は、受入部105から電流が供給される第一の端子106aと、第一の端子106aに電気的に接続状態(ON状態)または非接続状態(OFF状態)にされる第二の端子106bとを有する。本体メインSW106がONされると、AC‐DC電源(駆動手段)406は、画像形成装置100を駆動するために、商用電源162からの交流(一次側の電源)を直流(二次側の電源)へ変換する。AC‐DC電源406の出力は、例えば、24V、GND_24、12V、GND_12である。
環境SW122は、本体電源装置118の近傍に配置されている。市場においてサービスマンが画像読取装置102に加熱装置601を装着した後、サービスマンは、環境SW122をONする。環境SW122がONされると、商用電源162から加熱装置601への電力の供給が可能な状態になる。商用電源162から加熱装置601への電力の供給の制御は、リレーボード116上の商用電源用リレー203を用いて実行される。例えば、本体メインSW106がONされた場合、常夜電源202とAC−DC電源406から電力が出力される。システムコントローラ117に設けられた検出回路(不図示)は、AC−DC電源406から電力が供給されている状態を検出し、検出結果をリレーボード116へ信号線120を介して送信する。AC−DC電源406から電力が供給されている場合、リレーボード116は、商用電源用リレー203をOFFにし、商用電源162から加熱装置601への電力の供給を停止する。一方、本体メインSW106がOFFされると、AC−DC電源406からの電力の供給が停止される。検出回路(不図示)は、AC−DC電源406からの電力の供給が停止されている状態を検出し、検出結果をリレーボード116へ信号線120を介して送信する。AC−DC電源406から電力が供給されていない場合、リレーボード116は、商用電源用リレー203をONにし、商用電源162から加熱装置601へ電力を供給する。
画像読取装置102は、中継コネクタ107を介して装置本体101と電気的に接続される。画像読取装置102は、電源ケーブル416を有する。電源ケーブル416は、電源ケーブル127と電源ケーブル126を含む。電源ケーブル416は、中継コネクタ107に接続されることにより、商用電源162からの交流とAC−DC電源406からの直流を画像読取装置102へ供給する。画像読取装置102のDC−DC電源210は、電源ケーブル126を介してAC−DC電源406から12Vの直流(駆動電流)および24Vの直流(駆動電流)の供給を受ける。AC−DC電源406からDC−DC電源210への12Vの直流および24Vの直流の供給は、リレーボード116のDC電源用リレー213および206によりON/OFF制御される。DC電源用リレー213および206は、システムコントローラ117から信号線212を介して送信される制御信号により制御される。システムコントローラ117によるDC電源用リレー213および206の制御は、本体メインSW106がON状態である場合に行われる。
(加熱装置の装着およびON/OFF制御)
図9を用いて、画像読取装置102への加熱装置601の装着および加熱装置601への電力供給のON/OFF制御のタイミングを説明する。図9は、DC−DC電源210および加熱装置601への電力供給のタイミングチャートである。画像形成装置100のコード104の差込プラグ104aが商用電源162のコンセントに差し込まれると、常夜電源202は、常夜電源ケーブル204を介してシステムコントローラ117へ直流を供給する。常夜電源202は、画像形成装置100のシステム制御上必要最低限の電力をシステムコントローラ117へ供給する。本体メインSW106がONされると、本体電源装置118のAC−DC電源406がONされ、AC−DC電源406から電源ケーブル205を介してシステムコントローラ117へ直流(駆動電流)が供給される。システムコントローラ117の起動が完了した後、ソフトSW123がONされる。ソフトSW123がONされると、画像形成装置100の全体へ電力が供給され、画像読取装置102のDC−DC電源210がONされる。この時、加熱装置601は、まだ、画像読取装置102に装着されておらず、環境SW122は、OFF状態である。
加熱装置601を画像読取装置102へ装着するために、サービスマンがソフトSW123をOFFすると、画像読取装置102のDC−DC電源210がOFFされる。この状態では、常夜電源202のみがシステムコントローラ117へ電力を供給している。その後、サービスマンは、本体メインSW106をOFFし、商用電源162のコンセントからコード104の差込プラグ104aを抜く。コンセントから差込プラグ104aが抜かれると、画像形成装置100の全システムへの電力供給が停止する。サービスマンは、加熱装置601を画像読取装置102へ装着し、環境SW122をONし、差込プラグ104aをコンセントへ差し込む。差込プラグ104aをコンセントへ差し込むことにより、常夜電源202がONされ、システムコントローラ117へ直流が供給される。環境SW122がONで、本体メインSW106がOFFであるので、システムコントローラ117は、加熱装置用電源としての商用電源用リレー203をONにする。これによって、商用電源162から加熱装置601へ交流が供給される。加熱装置601へ商用電源162の交流が供給されることにより、加熱装置601がプラテンガラス114および流し読みガラス110を加熱し、画像読取装置102は、結露防止モードになる。
その後、使用者が本体メインSW106をONすると、トグル動作により商用電源用リレー203がOFFされ、加熱装置601への電力の供給が停止される。また、本体メインSW106がONされると、AC−DC電源406からシステムコントローラ117へ直流が供給されソフトSW123がONされる。ソフトSW123がONされると、画像読取装置102のDC−DC電源210がONされるとともに、画像形成装置100の全体へ電力が供給される。その後、ソフトSW123がOFFされて画像形成装置100が省電力モードへ移行されると、常夜電源202からシステムコントローラ117への電力供給を除いて画像形成装置100への電力供給が停止される。しかし、本体メインSW106がON状態であるので、加熱装置601へ電力は供給されない。次に、ソフトSW123がONされると、画像読取装置102のDC−DC電源210がONされるとともに画像形成装置100の全体へ電力が供給され、画像形成装置100は、画像形成の待機状態になる。
その後、本体メインSW106がOFFされると、トグル動作により加熱装置601がONされ、画像読取装置102は、結露防止モードになる。結露防止モードにおいては、常夜電源202からシステムコントローラ117への給電と、商用電源162から加熱装置601への給電のみが行われる。なお、画像形成装置100が、一年を通して加熱装置601を必要とする気候条件の地に設置されることは稀である。例えば、朝晩の冷え込みの激しい環境または季節(シーズン)において加熱装置601が機能すれば、結露防止効果を奏することができる。そこで、本実施形態においては、環境SW122のON/OFFを切り替えることにより加熱装置601の有効/無効の設定を切り替えることができる。本実施形態のように、商用電源162と商用電源用リレー203との間に、加熱装置601を選択的に発熱させる発熱スイッチとしての環境SW122を設けることにより、加熱装置601を取り外すことなく不必要な電力消費を回避することができる。
本実施形態によれば、加熱装置601が原稿読取ガラス(流し読みガラス110および/またはプラテンガラス114)に接触して加熱するので結露を防止することができる。原稿読取ガラスおよび光学手段に結露が発生することを防止することにより、結像、原稿読取、シェーディング補正の精度の低下を防止することができる。また、加熱装置601が原稿読取ガラスに接触して原稿読取ガラスを加熱するので、加熱装置601の消費電力は、従来の加熱装置に比べて低減される。
(加熱装置の変形例)
次に、図10を参照して、別の実施形態による加熱装置1601を説明する。図10は、画像読取装置102に装着された加熱装置1601の斜視図である。加熱装置1601において、図6(a)に示す加熱装置601と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。加熱装置1601は、熱伝導シート(熱伝導部材)1201および1202、第一の挿入部1611および第二の挿入部1612を有する。第一の挿入部1611および第二の挿入部1612は、平板状またはシート状に形成されている。第一の挿入部1611および第二の挿入部1612は、金属製の板状部材であるとよいが、金属に限定されるものではなく、熱伝導性のよい材料で形成されていればよい。第一の挿入部1611と第二の挿入部1612は、互いに分離されていてもよいが、一体の挿入部として構成されていてもよい。第一の挿入部1611および第二の挿入部1612は、保持部602に取り付けられて、保持部602により保持されている。第一の挿入部1611は、上フレーム141とプラテンガラス114の間の隙間に挿入されている。第一の挿入部1611の上面には、熱伝導シート1201が配置されている。熱伝導シート1201の上面は、プラテンガラス114の内面に接触している。熱伝導シート1201は、プラテンガラス114の内面に接触する接触部である。第一の挿入部1611と熱伝導シート1201は、上フレーム141とプラテンガラス114の間に挟まれている。熱伝導シート1201は、プラテンガラス114の内面に貼り付けられていてもよいし、または、第一の挿入部1611に貼り付けられていてもよい。あるいは、熱伝導シート1201は、加熱装置1601を装着部150に装着した後に、プラテンガラス114と第一の挿入部1611との間に挿入されてもよい。保持部602に設けられた電熱線803により発生した熱は、第一の挿入部1611と熱伝導シート1201を介してプラテンガラス114の内面へ効率よく伝達される。第二の挿入部1612は、上フレーム141と流し読みガラス110の間の隙間に挿入されている。第二の挿入部1612の上面には、熱伝導シート1202が配置されている。熱伝導シート1202の上面は、流し読みガラス110の内面に接触している。熱伝導シート1202は、流し読みガラス110の内面に接触する接触部である。第二の挿入部1612と熱伝導シート1202は、上フレーム141と流し読みガラス110の間に挟まれている。熱伝導シート1202は、流し読みガラス110の内面に貼り付けられていてもよいし、または、第二の挿入部1612に貼り付けられていてもよい。あるいは、熱伝導シート1202は、加熱装置1601を装着部150に装着した後に、流し読みガラス110と第二の挿入部1612との間に挿入されてもよい。熱伝導シート1202は、流し読みガラス110の電荷を除去するための接地部材801に干渉しないように配置されている。保持部602に設けられた電熱線803により発生した熱は、第二の挿入部1612と熱伝導シート1202を介して流し読みガラス110の内面へ効率よく伝達される。なお、第一の挿入部1611および第二の挿入部1612を省略して熱伝導シート1201および1202を直接に保持部602に結合してもよい。その場合、電熱線803により発生した熱は、熱伝導シート1201および1202を介してプラテンガラス114および流し読みガラス110の内面へ効率よく伝達される。
本実施形態によれば、加熱装置1601が原稿読取ガラス(流し読みガラス110および/またはプラテンガラス114)に接触して加熱するので結露を防止することができる。なお、熱伝導シート1201および1202などの熱伝導部材を介在部材と解釈した場合、加熱装置1601は、原稿読取ガラス(流し読みガラス110および/またはプラテンガラス114)の内面に間接的に接触しているともいえる。原稿読取ガラスおよび光学手段に結露が発生することを防止することにより、結像、原稿読取、シェーディング補正の精度の低下を防止することができる。また、加熱装置1601が原稿読取ガラスに接触して原稿読取ガラスを加熱するので、加熱装置1601の消費電力は、従来の加熱装置に比べて低減される。
(参考例の加熱装置)
本実施形態による加熱装置601および1601は、原稿読取ガラスに直接に接触する接触部を有するので、少ない消費電力で原稿読取ガラスを効率的に加熱することができる。これに対して、以下に説明する参考例の加熱装置111は、原稿読取ガラスから離れて下方に配置され、主に空気の対流により原稿読取ガラスを加熱する。図11および図12を用いて、参考例の加熱装置111を説明する。図11は、参考例の加熱装置111が装着された画像読取装置102の斜視図である。図11において、本実施形態の画像読取装置102と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。参考例の加熱装置111は、同様の構造および同様の性能を有する二つの100V用の加熱装置111aおよび111bを含む。加熱装置111aおよび111bは、画像読取装置102の金属製の底板フレーム143に取り付けられている。加熱装置111aは、画像読取装置102の後ろ側で流し読みガラス110側のプラテンガラス114の下方に配置されている。加熱装置111bは、画像読取装置102の後ろ側で流し読みガラス110と反対の側のプラテンガラス114の下方に配置されている。
以下、加熱装置111aおよび111bが組み込まれた画像読取装置102における温度測定結果を説明する。加熱装置111aおよび111bは、発熱体として概ね10Wの消費電力のセメント抵抗を有する。表1は、加熱装置111へ供給される交流(AC)を変更して消費電力を変更した場合の加熱装置111の表面温度の測定結果を示す。加熱装置111の表面温度は、2つの加熱装置111aおよび111bの平均値である。温度上昇Δtは、消費電力6W時を基準として表されている。
Figure 2018152667
表1から分かるように、加熱装置111の表面温度は、印加する消費電力の増加に従って上昇する。しかし、加熱装置111の表面温度の温度上昇Δtと比較して、画像読取装置102の内部温度の実際の温度上昇はかなり低い。加熱装置111aおよび111bが取り付けられている金属製の底板フレーム143は、加熱装置111aおよび111bと比べて面積が非常に広いので、底板フレーム143の温度分布が均一になるまでに時間がかかる。例えば、加熱開始から3時間後に、加熱装置111aの取り付け部の近傍における底板フレーム143の温度は、36.9℃であり、加熱装置111bの取り付け部の近傍における底板フレーム143の温度は、37.85℃である。これらの温度は、4つの電力(6W、8.3W、12.8W、13.3W)の平均である。加熱装置111aの取り付け部の近傍における温度のバラツキは、3.7℃である。加熱装置111bの取り付け部の近傍における温度のバラツキは、4.7℃である。温度変化が6℃以上である箇所は、流し読みガラス110の部分504、プラテンガラス114の部分505および部分506と、加熱装置111aの上部雰囲気と、加熱装置111bの上部雰囲気である。加熱装置111の表面温度の上昇により効率よく暖められる箇所は、加熱装置111の発熱により生じる上昇気流501、502および503により暖められる流し読みガラス110の部分504、プラテンガラス114の部分505および506の3カ所である。上昇気流501、502および503により暖められる流し読みガラス110およびプラテンガラス114の温度勾配の測定結果は次の通りである。流し読みガラス110の部分507の奥側と手前側の温度差は、4℃である。プラテンガラス114の部分508の奥側と手前側の温度差は、6.5℃である。プラテンガラス114の部分509の奥側と手前側の温度差は、7.7℃である。画像読取装置102の金属製の底板フレーム143の部分510の奥側と手前側の温度差は、4.4℃である。底板フレーム143の部分511の奥側と手前側の温度差は、5.1℃である。熱源近傍を中心に温められ、時間を掛けて温度勾配が少なくなっていく様な暖まり方をする。画像読取装置102の内部雰囲気温度は、約39.2℃±3℃である。一方、画像読取装置102の周囲の温度は、概ね27℃である。加熱装置111により、画像読取装置102の内部雰囲気温度は、周囲の温度に対して約12℃上昇している。
(参考例と本実施形態との比較)
参考例の加熱装置111による温度上昇の測定結果から、参考例の加熱装置111においても、概ね結露の発生を防止できる。しかし、温度および湿度の条件によっては、参考例の加熱装置111では結露の発生を防止できないことがある。結露が発生する場所は、図11(a)に示す部分504、部分505および部分506の内面と、図11(b)に示す画像読取器115内のミラー51、52、53、54(図2(c))の表面である。ここで、結露の発生条件は、一般的に、次の3つである。湿度が高い(条件I)。表面温度が低い(条件II)。風通しがよくない(条件III)。
画像読取装置102の金属製の筐体は、主に、ガラスより比熱が小さい鉄でできているので、ガラスと比べて、暖まり易く冷め易い性質を有している。よって、画像読取装置102が低温・高湿度の環境下に長時間放置されると、金属製の筐体の表面は、とても冷たくなる。流し読みガラス110とプラテンガラス114の表面も、同様に、冷たくなる。しかし、流し読みガラス110とプラテンガラス114は、鉄よりも比熱が大きく、また、原稿を押圧する場合の強度を得るために厚さが4mmあるので熱容量も大きい。従って、流し読みガラス110とプラテンガラス114の表面温度は、金属製の筐体の表面温度に比べて冷めにくい。参考例の加熱装置111は、画像読取装置102の内部空気温度を上昇させる間接的加熱方式である。本実施形態の加熱装置601、1601は、プラテンガラス114と流し読みガラス110の内面に接触して直接暖める接触式加熱方式である。ガラスの比熱は鉄より大きいので、流し読みガラス110とプラテンガラス114を、底板フレーム143に取り付けられた加熱装置111の上昇気流により暖めるより直接接触により暖めるほうが有利である。本実施形態の加熱装置601、1601によれば、結露が発生する箇所の表面温度を高く維持することにより結露の発生を防止することができる。また、結露が発生する箇所に直接に接触して加熱することにより、加熱装置601、1601の消費電力を参考例の加熱装置111に比べて低くすることができる。
本実施形態による加熱装置601、1601によれば、画像読取装置102の金属製の底板フレーム143に配置された参考例の加熱装置111のように、温かい空気が下から上へ上昇する熱対流は起こり難い。その代り、流し読みガラス110,プラテンガラス114を蓋として徐々に温かい空気層が降りて来る様な温度変化が生じる。画像読取装置102に於いては、本体電源装置118のON/OFF制御とトグル動作で加熱装置601、1601へ商用電源162から電力が供給される。画像読取装置102が十分冷えた状態で室温および湿度が急激に変化すると、温かく高湿度の空気が給電口108を介して画像読取装置102の内部へ流入する。しかし、流し読みガラス110およびプラテンガラス114の内面は、加熱装置601、1601により温かい空気で満たされているので、給電口108から流入する温かく高湿度の空気は、流し読みガラス110およびプラテンガラス114へ到達しにくい。よって、結露の発生が防止される。例えば、給電口108から流入する温かく高湿度の空気は、流し読みガラス110およびプラテンガラス114へ到達したとしても、ガラス面の温度が外気温度よりも高いので、結露の発生は防止される。
図12は、参考例の加熱装置111の温度特性を示す図である。図12は、加熱装置111の消費電力(W)に対する温度上昇(℃)の関係を示す特性グラフを示している。横軸は、加熱装置111の消費電力(W)を表す。縦軸は、加熱装置111の温度上昇を表す。温度上昇の実測値の曲線703は、上述した表1の特性の換算温度32.5℃を0℃としてプロットされている。近似直線704は、原点を通る様に0℃換算されている。参考例の10Wの加熱装置111では、結露の発生を防止するために、流し読みガラス110およびプラテンガラス114の内面を約12℃上昇させる。流し読みガラス110およびプラテンガラス114の内面に接触して直接に加熱する本実施形態の加熱装置601、1601は、図12に示す特性グラフから、20℃〜40℃の温度上昇に相当する2W〜4Wの消費電力を有すればよい。本実施形態の加熱装置601、1601によれば、参考例の加熱装置111に比べて消費電力を低減することができる。
本実施形態によれば、加熱装置601、1601が原稿読取ガラス(流し読みガラス110および/またはプラテンガラス114)に接触して加熱するので結露を防止することができる。加熱装置601,1601が原稿読取ガラスに接触して原稿読取ガラスを加熱するので、加熱装置601,1601の消費電力は、従来の加熱装置に比べて低減される。
100・・・画像形成装置
110・・・流し読みガラス(原稿読取ガラス)
114・・・プラテンガラス(原稿読取ガラス)
115・・・画像読取器
160・・・画像形成部
601、1601・・・加熱装置
611・・・第一の挿入部(接触部)
612・・・第二の挿入部(接触部)
162・・商用電源(外部電源)
150・・・装着部
406・・・AC‐DC電源(駆動手段)
106・・・本体メインSW(第一の切替手段)
203・・・商用電源用リレー(第二の切替手段)
117・・・システムコントローラ(切替制御手段)
1201、1202・・・熱伝導シート(接触部)

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    原稿読取ガラスと、
    前記原稿読取ガラスを介して原稿の画像を読み取り、画像データを生成する画像読取器と、
    前記画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記原稿読取ガラスに接触する接触部を備え、外部電源から供給される電力を受けて前記原稿読取ガラスを加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置の前記接触部が前記原稿読取ガラスに接触するように、前記加熱装置が着脱可能に装着される装着部と、
    前記外部電源から供給される電力を受けて前記画像形成装置を駆動するための駆動電流を生成する駆動手段と、
    前記外部電源から前記駆動手段への電力の供給と遮断を切り替える第一の切替手段と、
    前記外部電源から前記加熱装置への電力の供給と遮断を切り替える第二の切替手段と、
    前記第一の切替手段により前記外部電源から前記駆動手段へ電力が供給されているときに前記第二の切替手段により前記外部電源から前記加熱装置への電力の供給を遮断させ、前記第一の切替手段により前記外部電源から前記駆動手段への電力の供給が遮断されているときに前記第二の切替手段により前記外部電源から前記加熱装置へ電力を供給させるように、前記第二の切替手段を制御する切替制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記画像読取器は、前記加熱装置により加熱される前記原稿読取ガラスの下方に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像読取器が収納される筐体を更に備え、
    前記加熱装置の前記接触部は、前記筐体と前記原稿読取ガラスとの間の隙間に挿入される挿入部を有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記挿入部は弾性を有し、前記挿入部の前記弾性により前記挿入部が前記原稿読取ガラスに所定の接触圧力で接触する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱装置の前記接触部は、前記挿入部と前記原稿読取ガラスとの間に配置される熱伝導部材を更に有する請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記筐体は、上部開口が設けられており、
    前記画像読取器は、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を前記原稿読取ガラスの上に載置された原稿へ照射する導光体と、光電変換素子と、前記原稿からの反射光を前記光電変換素子へ導く複数のミラーおよびレンズを有する光学手段と、を備え、
    前記画像読取器は、前記原稿読取ガラスにより前記上部開口が閉じられた前記筐体の内部の空間に配置されている請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記原稿読取ガラスは、原稿が載置されるプラテンガラスを含み、
    前記画像形成装置は、前記画像読取器により前記プラテンガラスの上に載置された原稿の画像を読み取るために前記画像読取器を移動させる駆動モータを更に備え、
    前記駆動手段は、前記駆動モータへ前記駆動電流を供給する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記プラテンガラスの上面に原稿サイズ指標板を更に備え、
    前記加熱装置の前記接触部は、前記原稿サイズ指標板の下で前記プラテンガラスの下面に接触している請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記原稿読取ガラスは、流し読みガラスを含み、
    前記画像形成装置は、前記画像読取器により原稿の画像を読み取るために前記流し読みガラスの上に原稿を搬送する自動原稿給送装置を更に備え、
    前記駆動手段は、前記自動原稿給送装置へ前記駆動電流を供給する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記流し読みガラスの下面に接地部材を更に備え、
    前記加熱装置の前記接触部は、前記接地部材に接触しないように前記流し読みガラスの下面に接触している請求項9に記載の画像形成装置。
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