JP2018152257A - 発光装置、発光システム、及び発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置、発光システム、及び発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光層に有機層を用いた発光装置の可撓性を向上させつつ、透光性を持たせる。【解決手段】発光装置10は、複数の発光部140、透光領域142、及び貫通部160を有している。発光部140は基板100の第1面100a側に位置しており、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。透光領域142は互いに隣り合う発光部140の間に位置している。貫通部160は、少なくとも一つの透光領域142に位置していて基板100に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置、発光システム、及び発光装置の製造方法に関する。
近年、発光層に有機層を用いた発光装置(以下、有機発光装置と記載)の実用化が進んでいる。有機層は可撓性を有しているため、基板に可撓性を持たせると、有機発光装置は曲げることができる。
特許文献1には、有機発光装置の可撓性を向上させるために、基板の側縁部に切欠きまたは切込みを設けることが記載されている。また特許文献2には、多面体の基体の各面に、この多面体を平面に展開した形状を有する有機ELディスプレイを取り付けることが記載されている。特許文献2には、多面体を平面に展開した形状の一例として、有機ELディスプレイに切込みを設けることが記載されている。
また、特許文献3には、有機層を用いた表示装置に透光性を持たせるために、透光性を有さない電極を画素の一部にのみに設けることが記載されている。
国際公開第2014/065169号 特開2003−323140号公報 特開2011−23336号公報
本発明者は、発光層に有機層を用いた発光装置の可撓性を向上させつつ、透光性を持たせることを検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、発光層に有機層を用いた発光装置の可撓性を向上させつつ、透光性を持たせることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板の第1面側に位置し、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、
互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域と、
少なくとも一つの前記透光領域に位置していて前記基板に設けられた貫通部と、
を備える発光装置である。
請求項12に記載の発明は、曲率を有する基材と、
前記基材の第1面側に位置し、基板と、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域と、少なくとも一つの前記透光領域に位置していて前記基板に設けられた貫通部と、を備える発光装置と、
前記基材及び発光装置を接着する接着層と、を備える発光システムである。
請求項13に記載の発明は、基板の第1面側に、第1電極、有機層、及び第2電極を含む発光部を複数形成するとともに、互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域を形成する工程と、
少なくとも一つの前記透光領域に位置している前記基板に貫通部を形成する工程と、を含む発光装置の製造方法である。
請求項14に記載の発明は、基板の第1面側に位置し、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、
互いに隣り合う前記発光部の間に位置し、前記基板を有さない透光領域と、
を備える発光装置である。
実施形態に係る発光装置の平面図である。 図1のA−A断面図である。 変形例1に係る発光装置の構成を示す断面図である。 変形例2に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図4のA−A断面図である。 図4の変形例を示す平面図である。 図6の変形例を示す断面図である。 変形例3に係る発光装置の構成を示す平面図である。 変形例4に係る発光装置の構成を示す平面図である。 発光装置を用いた発光システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10の平面図である。図2は図1のA−A断面図である。発光装置10は、複数の発光部140、透光領域142、及び貫通部160を有している。発光部140は基板100の第1面100a側に位置しており、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。透光領域142は互いに隣り合う発光部140の間に位置している。貫通部160は、少なくとも一つの透光領域142に位置していて基板100に設けられている。以下、発光装置10について詳細に説明する。
発光装置10は、上記したように複数の発光部140を有している。複数の発光部140は、いずれも線状(例えば直線状)に延在している。本図に示す例において、複数の発光部140は互いに平行に延在している。ただし、ある発光部140の少なくとも一部が、その隣に位置する発光部140と平行でなくてもよい。
発光部140は、基板100を用いて形成されている。発光部140は例えばボトムエミッション型であり、基板100の第2面100b側から光を放射する。ただし、発光部140はトップエミッション型や両面発光型であってもよい。
基板100は、例えばガラスや透光性の樹脂などの透光性の材料で形成されている。基板は、例えば矩形などの多角形であるが、他の形状(例えば円形)であってもよい。基板100は可撓性を有している。基板100が可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。特にガラスを有する基板100に可撓性を持たせる場合、基板100の厚さは、例えば200μm以下である。樹脂材料で形成された基板100に可撓性を持たせる場合、基板100の材料は、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、及びポリイミドの少なくとも一つである。なお、基板100が樹脂材料で形成されている場合、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも発光面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されているのが好ましい。
なお、発光部140がトップエミッション型である場合、基板100は透光性を有していなくてもよい。
発光部140は、上記したように基板100の第1面100aに形成されており、第1電極110、有機層120、及び第2電極130を有している。以下、発光部140がボトムエミッション型である場合について、説明する。
第1電極110は透明導電膜で形成されている。この透明導電膜は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。透明電極の材料の屈折率は、例えば1.5以上2.2以下である。透明電極の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。透明電極は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、透明電極は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよいし、薄い金属電極であってもよい。
有機層120は、第1電極110と第2電極130の間に位置しており、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、及び電子注入層を有している。ただし、正孔注入層及び正孔輸送層の一方は形成されていなくてもよい。また、電子輸送層及び電子注入層の一方は形成されていなくてもよい。有機層120は、さらに他の層を有していてもよい。有機層120は、例えばマスクを用いた蒸着法を用いて形成されるが、少なくとも一部の層が塗布法により形成されていてもよい。有機層120は、後述する絶縁膜150の上、及び第1電極110のうち発光部140となるべき領域のそれぞれに連続して形成されている。
第2電極130は、例えば金属層を有しており、透光性を有していない。第2電極130が有する金属層は、例えば、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属からなる層、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる層である。
また、第1電極110の上には絶縁膜150が形成されている。絶縁膜150は、第1電極110のうち発光部140となるべき領域に開口を有している。言い換えると、絶縁膜150は発光部140を画定している。絶縁膜150は、例えばポリイミドなどに感光性の物質を含ませた材料を用いて形成されている。絶縁膜150は、第1電極110が形成された後、かつ有機層120が形成される前に形成されている。
発光装置10は遮光部102、及び透光部104,106を有している。上記した透光領域142は、透光部104及び透光部106を合わせた領域である。遮光部102は第2電極130と重なる領域である。透光部104は、複数の遮光部102の間の領域のうち絶縁膜150を含む領域である。透光部106は、複数の遮光部102の間の領域のうち絶縁膜150を含まない領域である。また、透光部106は第1電極110とも重なっていない。本図に示す例において、有機層120は透光部106の少なくとも一部には形成されていない。そして透光部104の幅は、透光部106の幅よりも狭い。また透光部106の幅は遮光部102の幅よりも広くてもよいし、狭くてもよい。遮光部102の幅を1とした場合、透光部104の幅は例えば0以上(又は0超)0.2以下であり、透光部106の幅は例えば0.3以上2以下である。また遮光部102の幅は、例えば50μm以上500μm以下であり、透光部104の幅は例えば0μm以上(又は0μm超)100μm以下であり、透光部106の幅は例えば15μm以上1000μm以下である。
発光装置10は透光領域142を複数有している。このため、発光装置10は透光性を有している。また、発光部140は、遮光部102と重なっている。このため、発光部140からの発光の大部分は、基板100のうち発光部140が形成されていない面から、外部に放射される。
発光装置10は、さらに第1端子112(導電層)及び第1配線114を有している。第1端子112は、第1電極110を発光装置10外部の駆動回路に接続するための端子であり、フレキシブルプリント配線板などの外部の配線が接続される。第1配線114は第1端子112を第1電極110に接続している。第1端子112及び第1配線114は、いずれも第1面100aに形成されている。第1端子112及び第1配線114の少なくとも一部は、第1電極110と一体になっていてもよい。この場合、第1端子112及び第1配線114の少なくとも一部は、第1電極110と同じ透明導電膜であり、第1電極110と同一の工程で同時に形成される。
なお、第1端子112及び第2端子132は、発光部140と交わる方向(例えば直交する方向であり、図1におけるx方向:以下、第1方向と記載)に延在している。そして、第1端子112は、複数の第1電極110に接続しており、第2端子132は複数の第2電極130に接続している。
発光装置10は、さらに第1被覆膜200を有している。第1被覆膜200は発光部140を封止するために設けられており、発光部140及び透光領域142のいずれも被覆している。
第1被覆膜200は、無機材料からなる膜(以下、無機膜と記載)を少なくとも一つ(好ましくは複数)有している。この無機材料は、例えば酸化アルミニウムまたは酸化チタンなどの金属酸化物である。例えば第1被覆膜200は、酸化アルミニウムからなる第1層と酸化チタンからなる第2層とを繰り返し積層した積層膜を有している。この場合、積層膜の厚さは、例えば1nm以上300nm以下である。また、第1層及び第2層は、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成されている。この場合、第1層の厚さ、及び第2層の厚さは、例えば1nm以上100nm以下である。なお、上記した無機層は、他の成膜法、例えばCVD法やスパッタリング法を用いて形成されていてもよい。この場合、無機層は、例えばSiO層又はSiN層である。また無機層の膜厚は、例えば100nm以上300nm以下である。
そして、透光領域142には貫通部160が設けられている。貫通部160は、第1被覆膜200から基板100の第2面100bに渡って形成されている。言い換えると、貫通部160は発光装置10を厚さ方向に貫通している。このため、貫通部160において基板100の端部は第1被覆膜200の端部と重なっている。
貫通部160は、例えば刃を用いて発光装置10の一部を切断することによって形成されている。ただし、貫通部160は打ち抜きやレーザーなどの他の方法によって形成されていてもよい。
本図に示す例において、複数の透光領域142のそれぞれに貫通部160が線状に形成されている。ただし、少なくとも一つの貫通部160は、基板100の縁につながっていない。そしていずれの貫通部160も、発光部140と平行に延在している。ただし、貫通部160は第1端子112及び第2端子132のいずれにも接していない。言い換えると、貫通部160の第1端子112側の端部は第1端子112よりも第2端子132の近くに位置しており、貫通部160の第2端子132側の端部は第2端子132よりも第1端子112の近くに位置している。
図2に示すように、有機層120は透光領域142のうち少なくとも貫通部160の周囲に位置する部分には形成されていない。このため、貫通部160に面している部分、すなわち貫通部160の側面162において、第1被覆膜200と基板100の間には有機層120が位置していない。言い換えると、有機層120は貫通部160の側面162から露出していない。従って、貫通部160を設けても発光部140は十分に封止されている。
また、第1電極110は発光部140から透光領域142に渡って連続して形成されている。このため、貫通部160の側面162において、基板100の端部は第1電極110の端部と重なっている。そして、側面162において、基板100の第1面100aには第1電極110が接しており、第1電極110のうち基板100とは逆側の面には第1被覆膜200が接している。基板100と第1電極110の密着性は高く、第1電極110と第1被覆膜200の密着性も高い。従って、貫通部160を設けても発光部140は十分に封止されている。
次に、発光装置10の製造方法について説明する。まず、基板100に第1電極110を、例えばスパッタリング法およびフォトリソグラフィー法を用いて形成する。次いで、絶縁膜150をフォトリソグラフィー法を用いて形成する。次いで、有機層120を形成する。次いで、第2電極130を、例えばマスクを用いた蒸着法を用いて形成する。これにより、基板100に複数の発光部140及び透光領域142が形成される。そして、第1被覆膜200を形成する。その後、貫通部160を形成する。なお、発光部140及び透光領域142を形成した後、第1被覆膜200を形成する前に、貫通部160を形成してもよい。この場合、貫通部160が形成された後に第1被覆膜200は形成される。
本実施形態において、発光装置10は貫通部160を有している。このため、貫通部160に交わる方向(例えば図1におけるX方向)に発光装置10を変形させることができる。従って、発光装置10を様々な形状の基材に沿わせることができる。例えば図10に示す発光システムでは、発光装置10は、接着層30を用いて、曲面を有する基材20の第1面に固定されている。なお、基材20は、例えば移動体(例えば車両)や建物の窓などである。
また、貫通部160は透光領域142に形成されている。透光領域142には発光部140が形成されていない。従って、発光装置10の発光特性は低下しない。また、発光装置10を基材に沿わせた後には貫通部160の幅が広がるため、透光領域142の可視光透過率は向上する。
(変形例1)
図3は、変形例1に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、実施形態の図2に対応している。本変形例に係る発光装置10は、導電層170を有している点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
導電層170は、基板100と第1被覆膜200の間、具体的には第1電極110のうち絶縁膜150で覆われている部分の上に位置している。導電層170は、第1電極110の補助電極として機能し、例えば、Mo又はMo合金などの第1金属層、Al又はAl合金などの第2金属層、及びMo又はMo合金などの第3金属層をこの順に積層させた構成を有している。これら3つの金属層のうち第2金属層が最も厚い。導電層170は、第1端子112及び第1配線114の上に位置していてもよい。この場合、導電層170は、第1端子112の上から第1配線114の上を経由して第1電極110の上まで延在している。また、導電層170は、第2端子132及び第2配線134の上に位置していてもよい。
本変形例によっても、発光装置10は貫通部160を有しているため、実施形態と同様に、発光装置10を様々な形状の基材に沿わせることができる。また、貫通部160は透光領域142に形成されているため、発光装置10の発光特性は低下しない。また、発光装置10を基材に沿わせた後には貫通部160の幅が広がるため、透光領域142の可視光透過率は向上する。
(変形例2)
図4は、変形例2に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1に対応している。図5は、図4のA−A断面図であり、実施形態の図2に対応している。本変形例に係る発光装置10は、以下の点を除いて実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例において、貫通部160は、幅を持っている。ただし、実施形態と同様に、基板100の縁にはつながっていない。そして、第2電極130は透光部106の上まで延在しており、その端部は貫通部160の縁と重なっている。このため、透光部106は実質的に、基板100を有さない領域(貫通部160)となっている。一方、第1電極110は140及びその周囲にのみ形成されているため、第1電極110の端部は第1被覆膜200で覆われることになる。そして、第1電極110の端部は絶縁膜150で覆われている。このため、第1電極110と第2電極130は短絡しない。また、貫通部160の側面162において、基板100の第1面100aには第2電極130が接しており、第2電極130のうち第1面100aとは逆側の面には第1被覆膜200が接している。言い換えると、側面162において、基板100の端部は第2電極130の端部と重なっている。
なお、貫通部160の幅は、隣り合う発光部140の間隔の、例えば30%以上60%以下である。
本変形例によっても、発光装置10は貫通部160を有しているため、実施形態と同様に、発光装置10を様々な形状の基材に沿わせることができる。また、貫通部160は透光領域142に形成されているため、発光装置10の発光特性は低下しない。また、発光装置10を基材に沿わせた後には貫通部160の幅が広がるため、透光領域142の可視光透過率は向上する。
さらに、貫通部160の側面162において、基板100の第1面100aの上には第2電極130及び第1被覆膜200がこの順に形成されている。第2電極130は金属膜である。従って、貫通部160の側面162から発光部140に向けて水分等が侵入することを十分に抑制できる。
なお、本変形例において、図6に示すように、隣り合う発光部140の第2電極130は互いに繋がっていてもよい。この場合、発光部140それぞれに対して第2電極130を個別に形成する必要がなくなるため、第2電極130を形成するときに第2電極130を形成するためのマスクの位置合わせが容易になる。
この場合、図7のA−A断面図に示すように、貫通部160の側面162は、第2被覆膜210に被覆されていてもよい。第2被覆膜210は、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成されている。このようにすると、貫通部160の側面162を第2被覆膜210で被覆することができる。従って、貫通部160の側面162から発光部140に向けて水分等が侵入することをさらに抑制できる。なお、第2被覆膜210の厚さは、例えば1nm以上300nm以下である。第2被覆膜210の厚さは、貫通部160の幅の1/2よりも薄い。
(変形例3)
図8は、変形例3に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施形態の図1に対応している。本変形例に係る発光装置10は、貫通部160の位置を除いて、実施形態及び上記した変形例のいずれかと同様の構成を有している。
本変形例において貫通部160は、第1端子112及び第2端子132と同じ方向に延在している。そして貫通部160の一方の端部は、基板100の縁につながっている。言い換えると、貫通部160は、基板100の縁から基板100の内側に向けて延在している。
なお、基板100が矩形の場合、第1端子112及び第1配線114は互いに対向する2辺(第1辺及び第2辺)に沿って形成されている。そして、貫通部160は、残りの2辺(第3辺及び第4辺)のそれぞれから反対側に向けて延在している。なお、第1端子112に直交する方向(図中x方向)において、第3辺につながっている貫通部160と、第4辺につながっている貫通部160は、互いに同じ位置にあっていてもよいし、異なる位置にあってもよい。
本変形例によっても、発光装置10は貫通部160を有しているため、実施形態と同様に、発光装置10を様々な形状の基材に沿わせることができる。また、貫通部160は透光領域142に形成されているため、発光装置10の発光特性は低下しない。また、発光装置10を基材に沿わせた後には貫通部160の幅が広がるため、透光領域142の可視光透過率は向上する。
(変形例4)
図9は、変形例4に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、変形例3の図6に対応している。本変形例に係る発光装置10は、基板100の縁につながる貫通部160と、基板100の縁につながらない貫通部160とが交互に並んでいる点を除いて、変形例6に係る発光装置10と同様の構成である。
本変形例によっても、発光装置10は貫通部160を有しているため、実施形態と同様に、発光装置10を様々な形状の基材に沿わせることができる。また、貫通部160は透光領域142に形成されているため、発光装置10の発光特性は低下しない。また、発光装置10を基材に沿わせた後には貫通部160の幅が広がるため、透光領域142の可視光透過率は向上する。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
20 基材
30 接着層
100 基板
110 第1電極
120 有機層
130 第2電極
140 発光部
142 透光領域
150 絶縁膜
160 貫通部
162 側面
170 導電層
200 第1被覆膜
210 第2被覆膜

Claims (14)

  1. 基板の第1面側に位置し、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、
    互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域と、
    少なくとも一つの前記透光領域に位置していて前記基板に設けられた貫通部と、
    を備える発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記貫通部は線状に延在している発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記発光部は線状に延在しており、
    前記透光領域を複数有し、
    前記貫通部は前記複数の透光領域に設けられている発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記複数の貫通部は互いに平行に延在している発光装置。
  5. 請求項3又は4かに記載の発光装置において、
    前記複数の発光部及び前記複数の透光領域は、第1方向に延在し、
    前記第1方向に交わる方向に延在し、前記複数の発光部の前記第1電極を電気的に接続する導電層をさらに備える発光装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の発光装置において、
    前記複数の発光部のそれぞれを被覆する無機膜をさらに備える発光装置。
  7. 請求項6に記載の発光装置において、
    前記貫通部において、前記基板の端部は前記無機膜の端部と重なる発光装置。
  8. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記貫通部に面している部分において、前記基板と前記無機膜の間には前記有機層が位置していない発光装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の発光装置において、
    前記貫通部において、前記基板の端部は前記第1電極の端部と重なる発光装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の発光装置において、
    前記第1電極の端部を覆う絶縁膜をさらに備え、
    前記貫通部において、前記基板の端部は前記第2電極の端部と重なる発光装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の発光装置において、
    前記基板は、フレキシブル基板である発光装置。
  12. 曲率を有する基材と、
    前記基材の第1面側に位置し、基板と、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域と、少なくとも一つの前記透光領域に位置していて前記基板に設けられた貫通部と、を備える発光装置と、
    前記基材及び発光装置を接着する接着層と、を備える発光システム。
  13. 基板の第1面側に、第1電極、有機層、及び第2電極を含む発光部を複数形成するとともに、互いに隣り合う前記発光部の間に位置する少なくとも一つの透光領域を形成する工程と、
    少なくとも一つの前記透光領域に位置している前記基板に貫通部を形成する工程と、を含む発光装置の製造方法。
  14. 基板の第1面側に位置し、第1電極、有機層、及び第2電極をそれぞれが含む複数の発光部と、
    互いに隣り合う前記発光部の間に位置し、前記基板を有さない透光領域と、
    を備える発光装置。
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