JP2018151915A - 電気機器および受信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない配線数で、動作素子に関する信号の送信または受信とデータ信号の送信とを行う電気機器を実現する。【解決手段】電気機器(6)は、1対の信号線(21、22)が接続される第1端子(11)および第2端子(12)と、第1端子と第2端子との間に接続される動作素子(13)と、第1端子と第2端子との間の電圧を電源として動作する送信回路(15)とを備える。第2端子は、動作素子の状態に応じた出力信号を外部に送信し、送信回路は、データ信号を、出力信号に重畳させて第2端子から外部に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は電気機器および受信機器に関する。
従来、検出情報に加えて通信データの送受信を行う3線式の電気機器(センサ等)があった。このような電気機器は、電源の供給および信号の入出力のために、電源線2本と信号線1本とを少なくとも必要とした。3線式の通信方法の1つに、IO-Link(登録商標)がある。非特許文献1はIO-Linkの仕様書である。
"IO-Link Interface and System Specification"、version 1.1.2、July 2013、IO-Link Community、Order No:10.002、4 Overview of SDCI、p32-p37
しかしながら、非特許文献1の技術では、配線数が多くなるという問題がある。また、非特許文献1の技術では、例えば、センサの検出信号をセンサが通信データに変換して外部に送信する。それゆえ、変換処理のために、外部機器が検出信号を認識するまでの時間が長くなる、または、センサおよび外部機器の回路構成が複雑になるという問題がある。
本発明の一態様は、少ない配線数で、動作素子に関する信号の送信または受信とデータ信号の送信とを行う電気機器を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る電気機器は、1対の信号線が接続される第1端子および第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間に接続される動作素子と、前記第1端子と前記第2端子との間の電圧を電源として動作する送信回路とを備え、前記第1端子には、所定の電位が入力され、前記第2端子は前記動作素子の状態に応じた動作信号を外部に送信し、または、前記第2端子には前記動作素子を制御する動作信号が外部から入力され、前記送信回路は、データ信号を、前記動作信号に重畳させて前記第2端子から外部に送信する構成である。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記第2端子は、前記動作素子の状態に応じた動作信号を外部に送信する構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記動作素子は、スイッチであり、前記動作信号は、前記スイッチのON/OFFの状態を表す信号である構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器は、前記送信回路は、前記スイッチがONおよびOFFのいずれか一方の状態のときのみ、前記データ信号を外部に送信する構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記送信回路は、前記スイッチがONであってもOFFであっても、前記データ信号を外部に送信する構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器は、前記動作素子は、センシング素子であり、前記動作信号は、前記センシング素子によるセンシング結果を表す信号である構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記第2端子には、前記動作素子を制御する動作信号が外部から入力される構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記動作素子は、コイル、半導体スイッチング素子、または発光素子である構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記動作素子は、リレー、電磁バルブ、または電動アクチュエータを動作させるコイルである構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記第1端子および前記第2端子の間の通電経路において、前記動作素子に対して直列に接続される電位差発生回路を備え、前記送信回路は、前記電位差発生回路の両端に生じた電位差によって動作する構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記電位差発生回路は、抵抗器、トランジスタ、またはダイオードを含む構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記送信回路は、前記電位差発生回路の両端に生じた電位差を、所定の電圧に降圧してデータ生成回路に出力する降圧回路と、送信される送信データを生成する前記データ生成回路と、前記送信データを前記データ信号として前記動作信号に重畳させる重畳回路とを含む構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、外部から接続される配線は、前記1対の信号線のみである構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記送信回路は、前記第1端子と前記第2端子との間の電圧を電源として動作し、別の電源を必要としない構成としてもよい。
本発明の一態様に係る電気機器では、前記データ信号は、前記電気機器に固有の識別子、または電気機器の診断情報を表す構成としてもよい。
本発明の一態様に係る受信機器は、前記電気機器に、前記1対の信号線を介して接続される受信機器であって、前記受信機器は、前記電気機器から、前記動作信号に重畳された前記データ信号を受信し、前記受信機器は、前記動作信号と前記データ信号とが重畳した信号から、前記データ信号を抽出する抽出回路を備える構成としてもよい。
本発明の一態様に係る受信機器では、前記受信機器は、抽出された前記データ信号に対して誤り検出を行う誤り検出回路を備える構成としてもよい。
本発明の一態様によれば、少ない配線数で、動作素子に関する動作信号の送信または受信とデータ信号の送信とを行う電気機器を実現することができる。
本発明の一態様の電気機器と入力ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の一態様の制御システムの構成を示すブロック図である。 電気機器の構成を示す回路図である。 入力ユニットの構成を示す回路図である。 信号波形の一例を模式的に示す図である。 送信データのフォーマットを示す図である。 電気機器と入力ユニットとの通信動作シーケンスを示す図である。 製造ラインを構築するときに識別子を利用して製造ラインの検査を行うフローを示す図である。 製造ラインが休止している間に電気機器の検査を行うフローを示す図である。 電気機器と出力ユニットの構成を示すブロック図である。 電気機器の構成を示す回路図である。 出力ユニットの構成を示す回路図である。 電気機器の変形例を示す回路図である。 電気機器の変形例を示す回路図である。
(制御システム1の構成)
図2は、本実施形態の制御システムの構成を示すブロック図である。制御システム1は、PC2(パーソナルコンピュータ、情報処理装置)、コントローラ3、入力ユニット4、出力ユニット5、および、電気機器6〜10を備える。PC2は、コントローラ3に接続されている。PC2は、コントローラ3から電気機器6〜10の関する情報を受信し、かつ、コントローラ3に制御命令を送信する。コントローラ3は、入力ユニット4および出力ユニット5に接続されている。コントローラ3は、制御命令に従って、電気機器6〜10を動作させるまたは制御するための信号を入力ユニット4および出力ユニット5に送信する。コントローラ3は、入力ユニット4または出力ユニット5を介して受信した電気機器6〜10からの信号を、PC2に送信する。
入力ユニット4(受信機器)は、電気機器6、7に接続されている。電気機器6、7のそれぞれは、1対の信号線によって入力ユニット4に接続されている。入力ユニット4は、電気機器6、7を動作させ、かつ、電気機器6、7から受信した信号をコントローラ3に送信する。
電気機器6、7は、入力ユニット4から供給される電力によって動作し、かつ、電気機器6、7に含まれる動作素子の状態に応じた信号を入力ユニット4に送信する。ここでは、電気機器6は、動作素子としてスイッチを含むリミットスイッチである。電気機器7は、動作素子としてセンシング素子を含むセンサである。
出力ユニット5(受信機器)は、電気機器8〜10に接続されている。電気機器8〜10のそれぞれは、1対の信号線によって出力ユニット5に接続されている。出力ユニット5は、PC2およびコントローラ3からの指示に基づき、電気機器8〜10を動作させ、かつ、電気機器8〜10を制御する。また、出力ユニット5は、電気機器8〜10から受信した信号をコントローラ3に送信する。
電気機器8〜10は、出力ユニット5から供給される電力によって動作し、かつ、出力ユニット5から受信する制御信号によって制御される。ここでは、電気機器8は、動作素子としてコイルを含むリレー装置である。電気機器9は、動作素子としてコイルを含む電磁バルブである。電気機器10は、動作素子としてコイルを含む電動アクチュエータである。
(電気機器6と入力ユニット4の構成)
図1は、電気機器6と入力ユニット4の構成を示すブロック図である。ここでは、電気機器6(リミットスイッチ)と入力ユニット4とを例に挙げて説明する。電気機器6と入力ユニット4とは、1対の信号線21、22によって互いに接続されている。信号線21は、入力ユニット4の第1入力端子31と、電気機器6の第1端子11とに接続される。信号線22は、入力ユニット4の第2入力端子32と、電気機器6の第2端子12とに接続される。信号線21の経路には、電源20が設けられている。電源20は、所定の電圧(ここでは24V)を発生させる直流電源である。
電気機器6は、第1端子11、第2端子12、動作素子13、電位差発生回路14、および送信回路15を備える。送信回路15は、降圧回路16、データ生成回路17、重畳回路18、および診断回路19を備える。動作素子13は、第1端子11と第2端子12との間に接続される。電位差発生回路14は、第1端子11と第2端子12との間の通電路において、動作素子13に対して直列に接続される。第2端子12の電位は、動作素子13の状態に応じて変化する。すなわち、第2端子12は、動作素子13の状態に応じた出力信号(動作信号)を外部(信号線22)に出力する。
送信回路15は、第1端子11と第2端子12との間に接続される。送信回路15は、第1端子11と第2端子12との間の電圧を電源として動作する。降圧回路16は、第1端子11と第2端子12との間の電圧を所定の電圧に降圧して、データ生成回路17に所定の電圧を出力する。データ生成回路17は、降圧回路16から印加された電圧によって動作し、入力ユニット4に送信されるべき送信データを生成する。送信データは、例えば、電気機器6に固有の識別子(ID情報)を含む。データ生成回路17は、重畳回路18に送信データを出力する。重畳回路18は、受け取った送信データを、データ信号として上記出力信号に重畳させる。これにより、送信回路15は、データ信号を出力信号に重畳させた重畳信号を、第2端子12から信号線22に出力する。
診断回路19は、降圧回路16から印加された電圧によって動作し、電気機器6の診断情報を表す診断データを生成する。診断回路19は、電気機器6の素子(例えば動作素子13)に関するチェック回路を備え、チェック回路の出力が正常か否かに応じて、電気機器6が正常か否かを示す診断データを生成する。診断回路19は、診断データ(診断情報)をデータ生成回路17に出力する。データ生成回路17は、診断データを送信データに含めてもよい。
入力ユニット4は、第1入力端子31、第2入力端子32、入力回路33、抽出回路34、誤り検出回路35、およびユニット制御回路36を備える。図1ではコントローラ3への送信部分の構成の図示を省略している。第1入力端子31の電位は一定(例えばGND)に維持される。第2入力端子32には、信号線22から重畳信号が入力される。
入力回路33は、重畳信号から出力信号を抽出し、出力信号をユニット制御回路36に出力する。抽出回路34は、重畳信号からデータ信号を抽出し、データ信号を誤り検出回路35に出力する。誤り検出回路35は、CRCチェック(巡回冗長検査)またはマンチェスタ符号チェック等の任意のデータチェック方法を用いて、データ信号に対して誤り検出を行う。誤り検出回路35は、データ信号および誤り検出結果をユニット制御回路36に出力する。なお、誤り検出回路35は、データ信号から誤りが検出された場合、該データ信号をユニット制御回路36に出力しなくてもよい。ユニット制御回路36は、出力信号およびデータ信号を、コントローラ3に出力する。誤り検出回路35およびユニット制御回路36は、例えば、1つの集積回路または複数の集積回路によって構成され得る。
(電気機器6の回路構成)
図3は、電気機器6の構成を示す回路図である。図3では診断回路19の図示を省略している。電位差発生回路14は、ダイオードD1を含む。ダイオードD1は、ツェナーダイオードである。ここでは、動作素子13は、機械式のスイッチSWである。第1端子11と第2端子12との間の通電経路において、ダイオードD2、ダイオードD1、およびスイッチSWが、この順で直列に配置されている。ダイオードD2のアノードは第1端子11に接続されている。ダイオードD1のカソードはダイオードD2を介して第1端子11に接続されている。
降圧回路16は、第1端子11と第2端子12との間に、ダイオードD1、およびスイッチSWに対して並列に配置されている。
データ生成回路17は、MPU(micro processing unit)および出力切替回路17aを含む。降圧回路16からMPUおよび出力切替回路17aに、電源として、降圧された一定の電圧(例えば2.5V)が供給される。MPUは、送信データを生成し、送信データを出力切替回路17aを介して重畳回路18に出力する。出力切替回路17aには、スイッチSWとダイオードD1との間のノードの電圧が入力される。出力切替回路17aは、該電圧から、スイッチSWがONであるかOFFであるかを判定する。出力切替回路17aは、スイッチSWのON/OFFに応じて、送信データの出力先を変更する。出力切替回路17aは、スイッチSWがONである場合、トランジスタTR1のベース端子に送信データを出力する。出力切替回路17aは、スイッチSWがOFFである場合、抵抗器R1に送信データを出力する。
重畳回路18は、抵抗器R1、ダイオードD3、およびトランジスタTR1を含む。ダイオードD3はツェナーダイオードである。抵抗器R1の一端は出力切替回路17aに接続され、抵抗器R1の他端は第2端子12に接続されている。
トランジスタTR1のベース端子は、出力切替回路17aに接続されている。トランジスタTR1のエミッタ端子は、ダイオードD2を介して第1端子11に接続され、トランジスタTR1のコレクタ端子は、ダイオードD3のカソードに接続されている。ダイオードD3のアノードは、スイッチSWとダイオードD1との間のノードに接続されている。
ダイオードD2は保護素子であり、省略することができる。
(入力ユニット4の回路構成)
図4は、入力ユニット4の構成を示す回路図である。ここでは入力ユニット4のうち、入力回路33および抽出回路34を図示している。保護素子であるダイオードD11のアノードが第2入力端子32に接続されている。
入力回路33は、抵抗器R41〜R42、ダイオードD41、トランジスタTR41、検知回路33aを含む。ダイオードD41はツェナーダイオードである。トランジスタTR41のコレクタ端子は、ダイオードD11のカソードに接続され、トランジスタTR41のエミッタ端子は、抵抗器R41の一端に接続されている。抵抗器R41の他端は、第1入力端子31に接続されている。抵抗器R42の一端は、ダイオードD11のカソードに接続され、抵抗器R42の他端は、ダイオードD41のカソードに接続されている。ダイオードD41のアノードは、第1入力端子31に接続されている。トランジスタTR41のベース端子は、抵抗器R42の他端に接続されている。抵抗器R41〜R42、ダイオードD41、およびトランジスタTR41は、定電流回路を構成している。この定電流回路の両端に所定以上の電圧が印加されると、定電流回路を流れる電流が一定になる。なお、抵抗器R42、ダイオードD41、およびトランジスタTR41を省略し、抵抗器R41だけを検知回路33aに対して並列に接続してもよい。なお、定電流回路を検知回路33aに直列に接続してもよいし、抵抗器R41だけを検知回路33aに直列に接続してもよい。
検知回路33aは、第1入力端子31および第2入力端子32の間の電圧から、スイッチSWのON/OFFを判定する。検知回路33aは、判定結果(スイッチSWのON/OFFの情報)を出力する。
抽出回路34は、容量C21、ダイオードD21、およびオペアンプAMP21を含む。ダイオードD21は、ツェナーダイオードである。容量C21の一端は、ダイオードD11のカソードに接続され、容量C21の他端は、オペアンプAMP21の反転入力端子に接続されている。ダイオードD21のカソードは、オペアンプAMP21の非反転入力端子に接続されている。ダイオードD21のアノードは、第1入力端子31に接続されている。
(電気機器6および入力ユニット4の動作)
電気機器6はリミットスイッチである。スイッチSWは、対象物の位置に応じて機械的にON/OFFが切り替わる。入力ユニット4の第1入力端子31を0Vとして、第1端子11には、一定の電位(24V)が入力される。スイッチSWのON/OFF(導通/遮断)の状態に応じて、第2端子12の電位は変化する。
スイッチSWがONの場合、導通状態のスイッチSWの両端の電位差は0である。そのため、第2端子12の電位は、第1端子11の電位から、電位差発生回路14(ダイオードD1)によって電圧降下した値となる。
スイッチSWがOFFの場合、スイッチSWおよび電位差発生回路14には電流は流れない。そのため、スイッチSWがOFFの場合、スイッチSWがONの場合よりも、第2端子12の電位は低い値になる。
このように第2端子12は、スイッチSWのON/OFFの状態に応じた出力信号を外部に送信する。なお、出力信号の電位がH(High)であれば、スイッチがONである状態を表し、出力信号の電位がL(Low)であれば、スイッチがOFFである状態を表す。出力信号の電位の高さ自体がスイッチの状態(ON/OFF)を表すため、出力信号はアナログの信号であるといえる。
一方、スイッチSWの状態に関わらず、電位差発生回路14の両端には電位差が生じる。そのため、スイッチSWがONであってもOFFであっても、降圧回路16には、ある値(例えば2.5V)以上の電圧が印加される。それゆえ、降圧回路16は、スイッチSWがONであってもOFFであっても、少なくともデータ生成回路17が動作可能な電圧(2.5V)を出力することができる。よって、データ生成回路17および重畳回路18は、スイッチSWがONであってもOFFであっても、動作可能である。
MPUは、送信データを生成する。送信データは、デジタルデータである。出力切替回路17aは、スイッチSWのON/OFFに応じた出力端子から、送信データをH/L電圧として出力する。
スイッチSWがOFFの場合、出力切替回路17aは、送信データを抵抗器R1に出力する。出力切替回路17aから出力される電圧に応じて抵抗器R1を流れる電流が変化する。これにより、送信データのH/Lに応じて、第2端子12の電位も変化する。結果的に、送信データは、データ信号として出力信号に重畳される。
スイッチSWがONの場合、出力切替回路17aは、送信データをトランジスタTR1のベース端子に出力する。トランジスタTR1は、送信データのH/Lに応じてONまたはOFF状態になる。このとき、送信データのH/Lに応じてダイオードD3を流れる電流が変化する。これにより、送信データのH/Lに応じて、第2端子12の電位も変化する。結果的に、送信データは、データ信号として出力信号に重畳される。電気機器6は、第2端子12から、出力信号とデータ信号とが重畳された信号である重畳信号を出力する。
図5は、信号波形の一例を模式的に示す図である。図5における(a)は、出力信号の周期がデータ信号の周期より長い場合を示し、(b)は、出力信号の周期がデータ信号の周期より短い場合を示す。出力信号とデータ信号とが重畳されたものが重畳信号である。重畳信号の波形は、出力信号の波形と、データ信号の波形とを重畳したものになる。出力信号の振幅は、データ信号の振幅より大きい。そのため、重畳信号から、元の出力信号の値およびデータ信号の値を知ることができる。スイッチSWがONの場合、出力信号はHとなり、スイッチSWがOFFの場合、出力信号はLとなる。
重畳信号の値は、低い方からL1、L2、H1、H2に分けられる。重畳信号が、L範囲内であれば、出力信号はLである。L範囲は、L1およびL2を含む。重畳信号が、L範囲より高いH範囲内であれば、出力信号はHである。H範囲は、H1およびH2を含む。重畳信号がL1またはH1の場合、データ信号はLである。重畳信号がL2またはH2の場合、データ信号はHである。
入力ユニット4は、第2入力端子32で電気機器6からの重畳信号を受信する。入力回路33は、重畳信号から出力信号がHであるかLであるか(スイッチSWがONであるかOFFであるか)を判定し、判定結果をユニット制御回路36に出力する。具体的には、検知回路33aが、判定結果を出力する。抽出回路34は、容量C21を介して重畳信号からデータ信号を抽出し、データ信号を誤り検出回路35に出力する。具体的には、オペアンプAMP21が、データ信号(送信データ)を出力する。ダイオードD21は、オペアンプAMP21がデータ信号がHであるかLであるかを判定するための閾値電圧を設定する。
抵抗器R41〜R42、ダイオードD41、およびトランジスタTR41は、定電流回路を構成している。この定電流回路は、第2入力端子32に入力される電流を制限する。また、この定電流回路は、電気機器5が出力する出力信号の振幅を設定する。この定電流回路の代わりに抵抗器R41を用いる場合も抵抗器R41は同様に機能する。
図6は、送信データのフォーマットを示す図である。送信データはフレーム毎に生成され、電気機器6から入力ユニット4へ送信される。1フレームの送信データは、Startコードで始まり、Stopコードで終了する。送信データは、CF部分に、制御コードを含む。制御コードは、Dataの内容が、識別子のみを含むか、または、識別子に加えて診断データを含むかを示す。Dataの長さは不定である。送信データは、Data部分に、電気機器6に固有の識別子および/または診断データ等を含む。送信データは、FCS部分に、誤り制御(CRCチェック)用のデータを含む。送信データにおいて、CF、Data、およびFCSの部分はマンチェスタ符号化されている。ここでは、複数のフレームの送信データは、フレーム間ギャップなしに、連続して送信される。この送信データのフォーマットは一例であり、これに限らず任意のフォーマットを用いることができる。
図7は、電気機器6と入力ユニット4との通信動作シーケンスを示す図である。入力ユニット4および電気機器6の電源がONになると、データ生成回路17は、識別子を含む送信データを、繰り返し入力ユニット4に送信する。入力ユニット4の誤り検出回路35は、送信データに対してマンチェスタ符号およびCRCチェックを行う。誤り検出回路35は、エラー(誤り)がなければ、送信データをユニット制御回路36に出力する。
スイッチSWがONからOFF、または、OFFからONに変化したとき、スイッチSWの状態を示す出力信号が大きく変化する。そのため、スイッチSW(動作素子13)が変化して間もない期間に送信された送信データは、エラーを含む可能性が高い。誤り検出回路35は、エラーがあれば、送信データを破棄する。
(効果)
電気機器6では、出力信号を送信するための1対の信号線21、22の電圧を電源として用いて、送信回路15が動作する。送信回路15は、動作素子13の状態を示す出力信号とは別の情報を示すデータ信号を生成し、入力ユニット4に送信することができる。そのため、送信回路15を動作させるための別の電源を電気機器6に設ける必要も、電源を供給するための別の配線を電気機器6に接続する必要もない。それゆえ、電気機器6は、従来の電気機器より少ない配線で(1対の信号線21、22で)、出力信号とデータ信号とを送信することができる。本実施形態の例では、電気機器6に外部から接続される配線は1対の信号線21、22のみである。
送信回路15は、動作素子13に対して直列に接続された電位差発生回路14の両端に生じた電圧によって動作する。そのため、動作素子13の状態によらず(スイッチSWがONでもOFFでも)、送信回路15は、データ信号を入力ユニット4に送信することができる。入力ユニット4は、データ信号(送信データ)を上流の機器(コントローラ3、PC2)に送信することができる。
また、電気機器6は、スイッチSWのON/OFFに対応した電位の出力信号を送信する。それゆえ、ON/OFF信号をデジタルの通信データに変換する従来の技術(IO-Link)とは異なり、スイッチSWのON/OFFの情報を早く入力ユニット4、コントローラ3、およびPC2に伝えることができる。また、通信データに変換する必要がないので、電気機器6および入力ユニット4の回路を小さくかつ簡素にすることができる。
電気機器6が診断回路19を備えている場合、送信データに含まれる診断データから、PC2またはコントローラ3は、電気機器6に生じた異常を検知することができる。PC2は、電気機器6がまだ正常に動いている場合でも、診断データ(例えばスイッチSWのON/OFFの切り替えの速さ等)から、電気機器6の故障の予兆を検知することができる。PC2は、検知した異常(故障の予兆含む)を、ユーザに表示/音声で報知する。これにより、ユーザは、製造ラインが異常停止する前に、電気機器6を交換することができる。
電気機器6が診断回路19を備えていない場合でも、制御システム1では以下のようにして異常の検知を行うことができる。例えば、リミットスイッチ(電気機器6)のON/OFFがコントローラ3側で検知できない異常が発生した場合、信号線21、22に異常(断線/短絡)が発生しているのか、電気機器6自体に異常が発生しているのか、PC2またはコントローラ3で判断することができる。電気機器6は、送信データとして電気機器6の識別子を定期的に(継続的に)入力ユニット4に送信する。例えば、PC2またはコントローラ3は、識別子の受信ができなければ、信号線21、22に異常があると判断してもよい。PC2またはコントローラ3は、識別子を受信することはできるが、リミットスイッチ(電気機器6)のON/OFFを検知できない場合、電気機器6自体に異常があると判断してもよい。PC2は、どこに異常があるのかを示す情報を、ユーザに表示または音声で報知できる。これにより、ユーザは復旧作業の準備および実行を迅速に行い、製造ラインがストップする時間を短縮することができる。
(識別子の利用例)
図8は、製造ラインを構築するときに識別子を利用して製造ラインの検査を行うフローを示す図である。製造ラインでは、所定の場所に所定の電気機器を設置しなければならない。PC2には、入力ユニット4に接続されるべき電気機器の識別子が予め登録されている。ここでの識別子は、電気機器の型式に対応するものである。
電気機器6が、所定の場所に設置され、入力ユニット4に接続された後、PC2は、コントローラ3および入力ユニット4を介して、電気機器6から電気機器6の識別子を受信する(S1)。PC2は、受信した識別子が、予め登録されている接続されるべき電気機器の識別子と一致するか判定する(S2)。
識別子が一致しない場合(S2でNo)、入力ユニット4に接続された電気機器6は正しいものではない(型式が異なる)。そのため、PC2は、入力ユニット4に接続された電気機器6が誤ったものである旨を、ユーザに表示/音声で報知する(S3)。これにより、制御システム1は、ユーザに電気機器6の交換を促すことができる。ユーザは、電気機器6を適切なものに交換する。新たな電気機器6が入力ユニット4に接続されると、PC2は、S1に戻り、再度識別子の確認を行う。
識別子が一致する場合(S2でYes)、入力ユニット4に接続された電気機器6は正しいものである。それゆえ、PC2は、入力ユニット4に接続された電気機器6が正しいものである旨を、ユーザに表示/音声で報知する(S4)。これにより、ユーザは、接続された電気機器6が正しいことを確認することができる。なお、他の電気機器が入力ユニット4に接続された場合、制御システム1は、同様にして該電気機器が正しいものか否かを検査する。
図9は、製造ラインが休止している間に電気機器6の検査を行うフローを示す図である。ここでは、製造ラインが稼働した後のケースを考える。製造ラインが休止している間に、ユーザは、PC2を検査モードにし、試験的に電気機器6(リミットスイッチ)のスイッチSWのON/OFFを切り換える(S11)。電気機器6は、スイッチSWのON/OFFに応じて、入力ユニット4に重畳信号(出力信号+データ信号)を送信する。データ信号は識別子を含む。検査モードのPC2は、スイッチSWのON/OFFの切り換えに対応した出力信号を正常に受信できたか否かを判定する(S12)。
出力信号を正常に受信できた場合(S12でYes)、PC2は、電気機器6および信号線21、22が正常である旨を、ユーザに表示/音声で報知する(S13)。
出力信号を正常に受信できなかった場合(S12でNo)、PC2は、受信した識別子が、予め登録されている電気機器の識別子と一致するか判定する(S14)。
識別子が一致する場合(S14でYes)、PC2は、電気機器6に異常があると判定する。識別子を含むデータ信号が正常に伝送されているため、信号線21、22は正常であると判断できる。また、電気機器6の送信回路15は正常であるが、電気機器6の動作素子13に異常があると判断できる。PC2は、電気機器6(特に動作素子13)に異常が発生している旨を、ユーザに表示/音声で報知する(S15)。
識別子が一致しない場合(S14でNo)、PC2は、信号線21、22に異常があると判定する。PC2は、信号線21、22に異常が発生している旨を、ユーザに表示/音声で報知する(S16)。
このようにして、制御システム1では、電気機器6が送信する識別子を利用して、異常が発生している装置または配線を特定することができる。それゆえ、ユーザは、迅速に故障の修理を行うことができる。
(変形例)
なお、送信回路は、スイッチSWがONおよびOFFのいずれか一方の状態のときのみ、データ信号の送信をする構成であってもよい。
送信回路は、送信データとして任意の情報を送信することができる。
また、電位差発生回路は、インピーダンス素子として、抵抗器、トランジスタ、および/またはダイオードを含む。電位差発生回路は、電位差発生回路に流れる電流によって両端に電位差を発生させる。または、電位差発生回路は、動作素子の動作に応じて電位差発生回路を通過する電流を遮断することにより、両端に電位差を発生させる。
上記の電気機器6では、スイッチSWがONのときの送信データの重畳を電圧出力で行い、スイッチSWがOFFのときの送信データの重畳を電流出力で行っている。これに限らず、電圧出力と電流出力とを入れ替えてもよいし、両方を電圧出力または電流出力としてもよい。
図13は、変形例の電気機器6aの構成を示す回路図である。ここでは、重畳回路18bは、重畳回路18の抵抗器R1(電流出力)の代わりに、ダイオードD8、D9、抵抗器R5、R6、およびトランジスタTR2(電圧出力)を備える。また、重畳回路18bは、トランジスタTR1のベース端子と第1端子11との間に抵抗器R3を備え、ベース端子に接続される抵抗器R4を備える。ダイオードD1、D3、抵抗器R3、R4、およびトランジスタTR1の組と、ダイオードD8、D9、抵抗器R5、R6、およびトランジスタTR2の組とは、同様の回路構成である。出力切替回路17aは、スイッチSWがONのとき抵抗器R4を介してトランジスタTR1のベース端子に送信データを出力する。出力切替回路17aは、スイッチSWがOFFのとき抵抗器R6を介してトランジスタTR2のベース端子に送信データを出力する。ダイオードD1、D3、D8、D9は、定電圧源として機能する。ダイオードD1、D3、D8、D9として、ツェナーダイオードまたは基準電圧IC(集積回路)を用いることができる。定電圧源の電圧は以下の条件を満たす。
VREF1>VREF2+VCETR1、
VREF3>VREF4+VCETR2、
VREF3>VREF4≫VREF1>VREF2。
ここで、VREF1〜VREF4は、それぞれ、ダイオードD1、D3、D8、D9が定電圧源として与える基準電圧である。VCETR1、VCETR2は、トランジスタTR1、TR2のコレクタ−エミッタ間電圧である。抵抗器R3〜R6は、トランジスタTR1、TR2の分圧および電流制限のための抵抗である。トランジスタTR1、TR2は、データ信号のH/Lを切り換えるスイッチ素子として働く。データ信号の波形の振幅は、スイッチSWがONのときVppON、スイッチSWがOFFのときVppOFFになる。
VppON=VREF1−(VREF2+VCETR1)、
VppOFF=VREF3−(VREF4+VCETR2)。
図14は、変形例の電気機器6aの構成を示す回路図である。ここでは、重畳回路18cは、重畳回路18のトランジスタTR1、ダイオードD3(電圧出力)の代わりに、抵抗器R2(電流出力)を備える。データ信号の波形の振幅Vppおよび電流Iは、以下のようになる。
Vpp=I・Ri、
I=Vm/(R1orR2)。
ここで、Riは入力ユニット4(または出力ユニット5)側の抵抗値、Vmは出力切替回路17aからの出力電圧(降圧回路16が供給する一定電圧からMPUでの降下電圧を引いた値)である。抵抗器R1、R2の抵抗値をR1、R2で表している。なお、入力ユニット4において第2入力端子32に接続された抵抗器を設ける場合、電気機器6b側でデータ信号の電流値をON/OFFで異ならせる必要はなく、抵抗器R1、R2を省略することができる。
なお、電気機器6において出力切替回路17aを省略し、スイッチSWのON/OFに応じて重畳回路18aが、動作させる回路を切り換えてもよい。
なお、電気機器6の構成を変えずに、入力ユニットを、電気機器6の第2端子12に負の一定電位を入力する構成にすることもできる。この場合、電源20は、信号線22の経路に配置される。電気機器6は、第1端子11から重畳信号を送信し、入力ユニットは第1入力端子31から重畳信号を受信する。この場合、容量C21の一端は、第1入力端子31に接続される。
以上のことは、他の電気機器でも同様である。
電気機器7(センサ)の場合、図1の電気機器6のスイッチSWをセンシング素子に置き換えたブロック構成になる。出力信号は、センシング素子によるセンシング結果を表す信号となる。例えば、センシング素子がフォトダイオード等の光電素子であれば、センシング結果は受光の有無を示す。他の回路の働きは上で説明したものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
(電気機器8と出力ユニット5の構成)
以下に電気機器8と出力ユニット5について説明する。なお、説明の便宜上、上述した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10は、電気機器8と出力ユニット5の構成を示すブロック図である。ここでは、電気機器8(リレー)と出力ユニット5とを例に挙げて説明する。電気機器8と出力ユニット5とは、1対の信号線21、22によって互いに接続されている。信号線21は、出力ユニット5の第1出力端子41と、電気機器8の第1端子11とに接続される。信号線22は、出力ユニット5の第2出力端子42と、電気機器8の第2端子12とに接続される。出力ユニット5の第1出力端子41と第3出力端子43とは、信号線23によって互いに接続されている。信号線23の経路には、電源20が設けられている。電源20は、所定の電圧(ここでは24V)を発生させる直流電源である。
電気機器8は、第1端子11、第2端子12、動作素子13a、電位差発生回路14a、および送信回路15aを備える。送信回路15aは、降圧回路16、データ生成回路17、重畳回路18a、および診断回路19を備える。動作素子13aは、第1端子11と第2端子12との間に接続される。電位差発生回路14aは、第1端子11と第2端子12との間の通電路において、動作素子13aに対して直列に接続される。第2端子12の電位は、動作素子13aを制御する制御信号(動作信号)に応じて変化する。制御信号は、外部(出力ユニット5)から第2端子12に入力される。
送信回路15aは、第1端子11と第2端子12との間に接続される。送信回路15aは、第1端子11と第2端子12との間の電圧を電源として動作する。降圧回路16は、第1端子11と第2端子12との間の電圧を所定の電圧に降圧して、データ生成回路17に所定の電圧を出力する。データ生成回路17は、降圧回路16から印加された電圧によって動作し、出力ユニット5に送信されるべき送信データを生成する。送信データは、例えば、電気機器8に固有の識別子を含む。データ生成回路17は、重畳回路18aに送信データを出力する。重畳回路18aは、受け取った送信データを、データ信号として上記制御信号に重畳させる。これにより、送信回路15aは、データ信号を、制御信号に重畳させて、第2端子12から信号線22に出力する。
診断回路19は、降圧回路16から印加された電圧によって動作し、電気機器8の診断情報を表す診断データを生成する。
出力ユニット5は、第1出力端子41、第2出力端子42、第3出力端子43、出力回路37、振幅設定回路38、抽出回路34、誤り検出回路35、およびユニット制御回路36を備える。図10ではコントローラ3への送信部分の構成の図示を省略している。第3出力端子43の電位は一定(例えばGND)に維持される。第2出力端子42から、制御信号が信号線22に出力される。第1出力端子41の電位は電源20によって所定の電位(24V)に維持される。
ユニット制御回路36は、PC2およびコントローラ3からの指示に基づき、電気機器8の制御に関する信号(ON/OFF信号)を出力回路37に出力する。また、ユニット制御回路36は、データ信号を、コントローラ3に出力する。出力回路37は、ユニット制御回路36から受け取った信号に基づき、電気機器8を制御するための制御信号を生成し、制御信号を振幅設定回路38に出力する。振幅設定回路38は、制御信号のH/Lに応じて第2出力端子42に出力する電位を変更することにより、制御信号の振幅を設定する。抽出回路34は、重畳信号からデータ信号を抽出し、データ信号を誤り検出回路35に出力する。
(電気機器8の回路構成)
図11は、電気機器8の構成を示す回路図である。図11では診断回路19の図示を省略している。電位差発生回路14aは、ダイオードD61、抵抗器R61、およびトランジスタTR61を含む。ダイオードD61は、ツェナーダイオードである。ここでは、動作素子13aは、リレーを動作させるリレーコイルRCと、リレーコイルRCに対して並列に接続されるダイオードD62とを含む。第1端子11と第2端子12との間の通電経路に、ダイオードD2、リレーコイルRC、トランジスタTR61(コレクタ端子−エミッタ端子)、およびダイオードD7が、この順で直列に配置されている。ダイオードD61のカソードはダイオードD2のカソードに接続されている。抵抗器R61の一端は、ダイオードD61のアノードおよびトランジスタTR61のベース端子に接続されている。抵抗器R61の他端は、ダイオードD7のアノードに接続されている。ダイオードD5のアノードは、第2端子12に接続され、ダイオードD5のカソードはダイオードD2のカソードに接続されている。ダイオードD6のカソードは、第1端子11に接続され、ダイオードD6のアノードはダイオードD7のアノードに接続されている。
ダイオードD2、D5〜D7は保護素子であり、省略することができる。
重畳回路18aは、抵抗器R1、定電流回路i、およびトランジスタTR1を含む。トランジスタTR1のエミッタ端子は、ダイオードD2を介して第1端子11に接続され、トランジスタTR1のコレクタ端子は、定電流回路iのアノードに接続されている。トランジスタTR1のベース端子は、出力切替回路17aに接続されている。定電流回路iのカソードは、トランジスタTR61のコレクタ端子に接続されている。
(出力ユニット5の回路構成)
図12は、出力ユニット5の構成を示す回路図である。ここでは出力ユニット5のうち、出力回路37、振幅設定回路38、および抽出回路34を図示している。抽出回路34は、入力ユニット4の抽出回路34と同じである。
出力回路37は、抵抗器R71〜R72、トランジスタTR71、フォトトランジスタPHCを含む。ダイオードD11のアノードが第1出力端子41に接続されている。ダイオードD11のカソードと第3出力端子43との間に、フォトトランジスタPHC、および抵抗器R71、R72が、この順に直列に配置されている。トランジスタTR71のベース端子は、抵抗器R71と抵抗器R72との間のノードに接続されている。トランジスタTR71のエミッタ端子は、第3出力端子43に接続されている。トランジスタTR71のコレクタ端子は、抵抗器R81を介して第2出力端子42に接続されている。フォトトランジスタPHCには、ユニット制御回路36からON/OFF信号(動作素子13aのON/OFFを指示する信号)が光信号として入力される。
振幅設定回路38は、インピーダンス素子として、抵抗器R81、R91、およびダイオードD91を含む。ダイオードD91はツェナーダイオードである。第2出力端子42と第3出力端子43との間に、抵抗器R81およびトランジスタTR71が、この順に直列に配置されている。抵抗器R91の一端は、第2出力端子42に接続されている。抵抗器R91の他端は、ダイオードD91のカソードに接続されている。ダイオードD91のアノードは、第3出力端子43に接続されている。
(電気機器8および出力ユニット5の動作)
電気機器8はリレーである。リレーコイルRCに流れる電流が閾値以上であるか否かに応じて、電気接点のON/OFF(導通/遮断)が切り替わる。出力ユニット5の第3出力端子43を0Vとして、第1端子11には、一定の電位(24V)が入力される。出力ユニット5から送信される制御信号に応じて、第2端子12の電位は変化する。
リレーをONにする場合、出力回路37において、ON信号がフォトトランジスタPHCに入力される。これにより、トランジスタTR71がONになり、抵抗器R81に電流が流れる。このとき、第2出力端子42の電位がLとなる。それゆえ、第2出力端子42と第1出力端子41との間の電圧は大きい第1電圧となる。第2出力端子42のL電位は、信号線22を介して制御信号として電気機器8の第2端子12に入力される。
電気機器8において、第1電圧が第1端子11と第2端子12との間に加わることにより、トランジスタTR61がON(導通)となる。そのため、閾値以上の電流がリレーコイルRCに流れる。これにより、リレーがONとなる。
リレーをOFFにする場合、出力回路37において、OFF信号がフォトトランジスタPHCに入力される。これにより、トランジスタTR71がOFFになり、第2出力端子42の電位がHとなる。ただし、抵抗器R91およびダイオードD91の経路を電流が流れるため、第2出力端子42の電位は、第1出力端子41の電位より低い値となる。それゆえ、第2出力端子42と第1出力端子41との間の電圧は第1電圧より小さい(ただし0より大きい)第2電圧となる。第2電圧は、送信回路15aが動作可能な電圧(例えば5V)である。第2出力端子42のH電位は、信号線22を介して制御信号として電気機器8の第2端子12に入力される。このように、振幅設定回路38は、制御信号がOFFのときに電気機器8に電源供給を行うための電圧を生成する。
電気機器8において、第2電圧が第1端子11と第2端子12との間に加わることにより、ダイオードD61には電流が流れず、トランジスタTR61がOFF(遮断)となる。そのため、リレーコイルRCには電流は流れない。これにより、リレーがOFFとなる。
このように、第2端子12は、リレーコイルRCを制御するための制御信号を外部から受信する。制御信号の電圧が閾値以上であれば(例えば第1電圧)リレーがONに制御される。制御信号の電圧が閾値より小さければ(例えば第2電圧)リレーがOFFに制御される。制御信号の電圧の大きさ自体でリレーのON/OFFが制御されるため、制御信号はアナログの信号であるといえる。
一方、制御信号の電圧に関わらず、電位差発生回路14aの両端には電位差が生じる。そのため、リレーがONであってもOFFであっても、降圧回路16には、ある値以上の電圧が印加される。それゆえ、降圧回路16は、リレーコイルRCの動作状態によらず、少なくともMPUおよび出力切替回路17aが動作可能な電圧(2.5V)を出力することができる。よって、データ生成回路17および重畳回路18aは、リレーコイルRCの動作状態によらず、動作可能である。
ダイオードD61と抵抗器R61との間のノードの電位が出力切替回路17aに入力される。出力切替回路17aは、該電位から、制御信号がONであるかOFFであるか(リレーがONであるかOFFであるか)を判定する。
リレーがOFFの場合、出力切替回路17aは、送信データを抵抗器R1に出力する。結果的に、送信データは、データ信号として制御信号に重畳される。電気機器8は、第2端子12から、制御信号に重畳させてデータ信号を出力する。
リレーがONの場合、出力切替回路17aは、送信データをトランジスタTR1のベース端子に出力する。トランジスタTR1は、送信データのH/Lに応じてONまたはOFF状態になる。このとき、送信データのH/Lに応じて定電流回路iに電流が流れるか否かが変化する。これにより、送信データのH/Lに応じて、第2端子12の電位も変化する。結果的に、送信データは、データ信号として制御信号に重畳される。なお。データ信号の振幅は、制御信号の振幅よりも小さい。
出力ユニット5は、第2出力端子42から、制御信号に重畳されたデータ信号を受信する。抽出回路34は、重畳信号からデータ信号を抽出し、データ信号を誤り検出回路35に出力する。
(効果)
電気機器8においても、電気機器6と同様の効果が得られる。電気機器8では、制御信号を受信するための1対の信号線21、22の電圧を電源として用いて、送信回路15aが動作する。送信回路15aは、制御信号とは別の情報を示すデータ信号を生成し、出力ユニット5に送信することができる。そのため、送信回路15aを動作させるための別の電源を電気機器8に設ける必要も、電源を供給するための別の配線を電気機器8に接続する必要もない。それゆえ、電気機器8は、従来の電気機器より少ない配線で(1対の信号線21、22で)、制御信号の受信とデータ信号の送信とを同時に行うことができる。
(変形例)
電気機器8においても、電気機器6〜6bのように、電圧出力と電流出力とを入れ替えてもよいし、両方を電圧出力または電流出力としてもよい。
また、上記の電気機器8では、制御信号がONの場合もOFFの場合も、1つの抽出回路34でデータ信号の抽出を行っている。これに限らず、制御信号がONのときに動作する抽出回路と、制御信号がOFFのときに動作する抽出回路とを分けてもよい。製品の条件により、抵抗器R81の抵抗値を抵抗器R91の抵抗値より大幅に小さくする必要が生じることがある。この場合、抵抗器R81を通るときの(制御信号がONのときの)データ信号の振幅は小さくなる。制御信号がONのときとOFFのときとでデータ信号の振幅が異なる場合、抽出回路の誤動作を回避するため、それぞれのデータ信号に合わせた閾値を有する複数の抽出回路を互いに並列に設けてもよい。
なお、出力ユニット5においてフォトトランジスタPHCのコレクタ端子は第1出力端子41に接続されているが、これに限らず、該コレクタ端子を抵抗器R81の他端に接続してもよい。この場合、第1出力端子41と抵抗器R71とを省略することができる。
なお、電気機器8の構成を変えずに、出力ユニットを、電気機器8の第2端子12に負の一定電位を入力する構成にすることもできる。この場合、電源20は、第1出力端子41と第3出力端子43とを接続する信号線の経路に配置され、第2端子12と第3出力端子43とは別の信号線で接続される。電気機器8は、第1端子11から重畳信号を送信し、出力ユニットは第2出力端子42から重畳信号を受信する。
電気機器9(電磁バルブ)、および電気機器10(電動アクチュエータ)の場合でも、同様の構成とすることができる。
リレーが無接点リレー(例えばソリッドステートリレー)である場合、電気機器は、リレーコイルRCの代わりに、半導体スイッチング素子を備える。制御信号によって、半導体スイッチング素子のON/OFFが制御される。または、動作素子としてフォトカプラを備えてもよい。この場合、制御信号のON/OFFの情報をフォトカプラがスイッチング素子に伝え、スイッチング素子がON/OFFする。
電気機器は、発光装置(例えば警告灯、表示灯等)であってもよい。この場合、動作素子として発光ダイオード等の発光素子を備える。制御信号に応じて、発光装置の発光/非発光が切り替わる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
PC2(情報処理装置)、データ生成回路17、診断回路19、誤り検出回路35、およびユニット制御回路36の処理は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、PC2、データ生成回路17、診断回路19、誤り検出回路35、およびユニット制御回路36は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 制御システム
2 PC
3 コントローラ
4 入力ユニット
5 出力ユニット
6〜6b、7、8、9、10 電気機器
11 第1端子
12 第2端子
13、13a 動作素子
14、14a 電位差発生回路
15、15a 送信回路
16 降圧回路
17 データ生成回路
17a 出力切替回路
18、18a〜18c 重畳回路
19 診断回路
21、22、23 信号線
33 入力回路
33a 検知回路
34 抽出回路
35 検出回路
36 ユニット制御回路
37 出力回路
38 振幅設定回路

Claims (17)

  1. 1対の信号線が接続される第1端子および第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に接続される動作素子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間の電圧を電源として動作する送信回路とを備え、
    前記第1端子には、所定の電位が入力され、
    前記第2端子は前記動作素子の状態に応じた動作信号を外部に送信し、または、前記第2端子には前記動作素子を制御する動作信号が外部から入力され、
    前記送信回路は、データ信号を、前記動作信号に重畳させて前記第2端子から外部に送信することを特徴とする電気機器。
  2. 前記第2端子は、前記動作素子の状態に応じた動作信号を外部に送信することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記動作素子は、スイッチであり、
    前記動作信号は、前記スイッチのON/OFFの状態を表す信号であることを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記送信回路は、前記スイッチがONおよびOFFのいずれか一方の状態のときのみ、前記データ信号を外部に送信することを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
  5. 前記送信回路は、前記スイッチがONであってもOFFであっても、前記データ信号を外部に送信することを特徴とする請求項3に記載の電気機器。
  6. 前記動作素子は、センシング素子であり、
    前記動作信号は、前記センシング素子によるセンシング結果を表す信号であることを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
  7. 前記第2端子には前記動作素子を制御する動作信号が外部から入力されることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  8. 前記動作素子は、コイル、半導体スイッチング素子、または発光素子であることを特徴とする請求項7に記載の電気機器。
  9. 前記動作素子は、リレー、電磁バルブ、または電動アクチュエータを動作させるコイルであることを特徴とする請求項8に記載の電気機器。
  10. 前記第1端子および前記第2端子の間の通電経路において、前記動作素子に対して直列に接続される電位差発生回路を備え、
    前記送信回路は、前記電位差発生回路の両端に生じた電位差によって動作することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電気機器。
  11. 前記電位差発生回路は、抵抗器、トランジスタ、またはダイオードを含むことを特徴とする請求項10に記載の電気機器。
  12. 前記送信回路は、前記電位差発生回路の両端に生じた電位差を、所定の電圧に降圧してデータ生成回路に出力する降圧回路と、
    送信される送信データを生成する前記データ生成回路と、
    前記送信データを前記データ信号として前記動作信号に重畳させる重畳回路とを含むことを特徴とする請求項10または11に記載の電気機器。
  13. 外部から接続される配線は、前記1対の信号線のみであることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の電気機器。
  14. 前記送信回路は、前記第1端子と前記第2端子との間の電圧を電源として動作し、別の電源を必要としないことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の電気機器。
  15. 前記データ信号は、前記電気機器に固有の識別子、または電気機器の診断情報を表すことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の電気機器。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の電気機器に、前記1対の信号線を介して接続される受信機器であって、
    前記受信機器は、前記電気機器から、前記動作信号に重畳された前記データ信号を受信し、
    前記受信機器は、前記動作信号と前記データ信号とが重畳した信号から、前記データ信号を抽出する抽出回路を備えることを特徴とする受信機器。
  17. 前記受信機器は、抽出された前記データ信号に対して誤り検出を行う誤り検出回路を備えることを特徴とする請求項16に記載の受信機器。
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