JP2018151352A - 光センサおよびセンサシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】さまざまなワーク構成色から1または複数の目的の色を識別することが可能な光センサおよびセンサシステムを提供する。【解決手段】光センサ1は、光源3a〜3cを含む投光部3と、投光部3から投光され、かつ投光された領域において反射した光を受光する受光部4と、受光部4の受光量と、受光量に対して設定された閾値との間の大小関係を判定する判定部9と、受光量の閾値を設定する閾値設定部7とを備える。閾値設定部7は、互いに異なる複数の波長域の各々について、ワーク表面の検出対象に投光した時の受光量とワーク表面の背景に投光した時の受光量との間の差であるコントラスト差を算出し、複数の波長域のうちコントラスト差が最大の波長域について、コントラスト差に基づいて閾値を更新する。【選択図】図1

Description

本発明は光センサおよびセンサシステムに関する。
色の識別に用いられる光センサが知られている。たとえば特開平10−65511号公報(特許文献1)は、色のばらつきあるいは色むらのあるワークから、対象ワークを確実に選別するための光センサを開示する。この光センサは、設定モードにおいて同一ワークの複数点もしくは複数の同種ワークをサンプリングすることにより複数回サンプル受光量を取得し、複数回のサンプル受光量の最大値と最小値とを求めてメモリ部に格納する。光センサは、その最大値および最小値に基づいて、最適な閾値を設定する。
たとえば特開平11−14459号公報(特許文献2)は、検出物体の同色判定を行う色識別センサを開示する。色識別センサは、投光波長成分から、基準色値と検出色値との近似性値(差)を求めて、その差が最大となる波長成分を、同色判定を行うための判定波長成分として決定する。色識別センサは、この基準色値と検出色値との差を判定量として決定し、その判定波長成分の判定量に基づいて同色判定処理を行う。
特開平10−65511号公報 特開平11−14459号公報
同種類のワークであっても、マーク色が異なっている場合、あるいは背景色が異なっている場合がある。また、デザイン等の理由により、たとえば、ワークに付すべきマークの色を薄くする、あるいはマークの色を背景色と同色系の色にするといった場合がある。本明細書では「マーク」とは、センサがワーク表面において検出すべき検出対象を意味し、「背景」とは、判別対象領域のうちマーク以外の領域を意味するものとする。
上記文献に記載のセンサの場合、異なる構成色のワークを製造ラインに流すためには、ユーザがセンサの判定閾値を設定し直す必要がある。さまざまなマーク色および背景色の組み合わせごとに、ユーザがセンサの判定閾値を設定し直すのは、ユーザにとって負担である。センサの設定の追加あるいは変更のための工数をできるだけ少なくしながら、センサがマーク色と背景色とを判別可能であることが好ましい。
本発明の目的は、ワーク表面のマーク色および背景色の組み合わせによらず、マーク色あるいは背景色を安定的に判別可能な光センサおよびセンサシステムを提供することである。
本発明の一態様に係る光センサは、光源を含む投光部と、投光部から投光され、かつ投光された領域において反射した光を受光する受光部と、受光部の受光量と、受光量に対して設定された閾値との間の大小関係を判定する判定部と、受光量の閾値を設定する閾値設定部とを備える。閾値設定部は、互いに異なる複数の波長域の各々について、ワーク表面の検出対象に投光した時の受光量とワーク表面の背景に投光した時の受光量との間の差であるコントラスト差を算出し、複数の波長域のうちコントラスト差が最大の波長域について、コントラスト差に基づいて閾値を更新する。
好ましくは、光センサは、複数の波長域の各々の受光量の閾値を記憶する記憶部をさらに備える。判定部は、受光部による受光量を、記憶部に記憶された閾値と比較する。
好ましくは、閾値設定部は、閾値を、マーク値と背景値との中間に設定する。
好ましくは、閾値設定部は、取得された新しいマーク値が、閾値の決定に関与したマーク値よりも閾値に近い場合には、閾値を、現在の値から、新しいマーク値と閾値を現在の値に決定するために関与した背景値との中間へと更新し、取得された新しいマーク値が閾値の決定に関与したマーク値よりも閾値から離れている場合には、閾値を更新しない。
好ましくは、閾値設定部は、取得された新しい背景値が、閾値の決定に関与した背景値よりも閾値に近い場合には、閾値を、現在の値から、マーク値と新しい背景値との中間へと更新し、取得された新しい背景値が閾値の決定に関与した背景値よりも閾値から離れている場合には、閾値を更新しない。
好ましくは、複数の波長域のすべてについて、受光部の受光量が、閾値に基づいて定められた判定領域に入る場合に、判定部は、検出対象を検出したことを表す判定結果を出力する。
本発明の一態様に係るセンサシステムは、光を投光し、かつ投光された領域において反射した光を受光して、受光量を示す信号を出力するセンサ部と、センサ部からの信号によって表される受光量と閾値との大小関係を判定する判定部と、センサ部および判定部とは別に設けられるか、または、センサ部および判定部の少なくとも一方に含まれて、受光量の閾値を設定する閾値設定部とを備える。閾値設定部は、互いに異なる複数の波長域の各々について、ワーク表面の検出対象に投光した時の受光量であるマーク値と、ワーク表面の背景に投光した時の受光量である背景値との間の差であるコントラスト差を算出し、複数の波長域のうちコントラスト差が最大の波長域について、コントラスト差に基づいて閾値を更新する。
本発明によれば、さまざまなワーク構成色から1または複数の目的の色を識別することが可能な光センサおよびセンサシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る光センサの1つの構成例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る光センサの別の構成例を示した図である。 ワーク表面のマーク色および背景色の想定例を示した図である。 本発明の実施の形態に係るティーチの比較例を示した図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第1の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第2の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第3の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第4の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第5の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第6の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態によるティーチの第7の例を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る判定方法の概略を説明するための第1の図である。 本発明の実施の形態に係る判定方法の概略を説明するための第2の図である。 本発明の実施の形態に係る判定方法の概略を説明するための第3の図である。 本発明の実施の形態に係る、マークおよび背景の判定のパターンを例示した図である。 本発明の実施の形態に係るティーチによって、各色について設定されたマーク領域および背景領域の取り得る状態の例を示した図である。 本発明の実施の形態に係るセンサシステムの構成例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る光センサの1つの構成例を示した図である。図1を参照して、光センサ1は、光電センサ型の光センサとして実現される。光センサ1は、投光部3と、受光部4と、制御部5と、外部入力部11と、外部出力部12と、表示出力部13とを備える。
投光部3は、光源3a,3b,3cを含む。光源3a,3b,3cは、異なる波長域の光を時分割で投光する。以下においては特に区別する必要がない限り、「波長域」を「色」と言い換えて説明する。一例として、光源3a,3b,3cは、それぞれ、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を発する。それらの光はワーク2に向けて時分割に投光される。
受光部4は、ワーク2において反射された光を受光する。たとえば受光部4はフォトダイオードを含み、受光量を示す信号を出力する。受光部4からの信号は制御部5に送られる。
制御部5は、受光量取得部6と、閾値設定部7と、メモリ8と、判定部9と、表示処理部10とを備える。
受光量取得部6は、受光部4からの信号を受けて、色ごとに受光部4の受光量を取得する。上記の通り、投光部3は、3つの色の光をワーク2に向けて時分割に投光するので、受光量取得部6は、受光部4における各色の受光量を時分割で取得することができる。
閾値設定部7は、判定部9による判定のための閾値を設定する。閾値の設定については後に詳細に説明する。
メモリ8は、閾値設定部7によって設定された閾値を記憶する。判定部9による判定の際に、閾値はメモリ8から読み出される。メモリ8は、不揮発性メモリおよび揮発性メモリのいずれであってもよい。この実施の形態によれば、検出値である受光量をメモリ8に保持し続ける必要なく、受光量と閾値との間の大小関係を判定することができる。したがって、メモリ8の記憶容量が小さい場合にも、リアルタイムで判定処理を実行することができる。
判定部9は、メモリ8に記憶された閾値を読み出して、受光量取得部6によって取得された受光量をその閾値と比較する。判定部9は、受光量と閾値との比較(大小関係の判定)に基づく判定結果を出力する。たとえばワーク2の表面に、背景色と異なる色を有する検出対象(マーク)が付されている場合には、判定部9は、その背景色およびマーク色を判別することができる。判定部9の判定結果は、外部出力部12に出力される。
表示処理部10は、判定部9による判定結果を表示出力部13に表示させるための処理を実行する。外部入力部11は、ユーザによって操作されて、制御部5への入力を受け付ける。外部入力部11、外部出力部12、表示処理部10および表示出力部13は、本発明の実施の形態において、任意選択的な構成要素である。外部入力部11、外部出力部12、表示処理部10および表示出力部13が、光センサ1から省略されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る光センサの別の構成例を示した図である。図2を参照して、光センサ1は、ファイバセンサ型の光センサとして実現される。この構成において、光センサ1は、ファイバユニット14と、ファイバアンプ15と、投光用ファイバ16aと、受光用ファイバ16bとを含む。ファイバアンプ15は、投光部3と、受光部4と、制御部5と、外部入力部11と、外部出力部12と、表示出力部13とを備える。
投光部3は、光源3dとして、白色LEDを含み、白色光を投光する。白色光は投光用ファイバ16aを通り、ファイバユニット14からワーク2に投光される。ワーク2からの反射光(ワーク2を透過した光でもよい)は、ファイバユニット14に入射されて、受光用ファイバ16bを通り、受光部4に入射する。受光部4は、R、G、Bの3色の光をそれぞれ受光する受光素子4a,4b,4cを有する。このような構成において、受光量取得部6は、受光素子4a,4b,4cのそれぞれからの信号によって色ごとの受光量を取得することができる。
図1および図2のいずれかの構成において、投光部3が、R、G、Bの3色の光を時分割で投光する光源3a,3b,3cを含み、受光部4が、R、G、Bの光をそれぞれ受光する受光素子4a,4b,4cを有してもよい。
本発明の実施の形態では、各色の光をワーク2に投光したときの光センサ1の受光量に基づいてマーク色および背景色を判別するためのユーザ設定が実行される。このユーザ設定を、本明細書では「ティーチ」と呼ぶ。「ティーチ」のための手段は特に限定されない。図示しないが、たとえばマーク色の情報と、背景色の情報とを入力するためのボタン(複数可)が光センサ1に設けられてもよい。光センサ1へのティーチ入力は、外部入力(たとえば信号電圧)、通信コマンド等であってもよい。
<B.マーク色および背景色の想定例>
以下に説明する図面においては、色をハッチングにより表現する。
図3は、ワーク表面のマーク色および背景色の想定例を示した図である。図3(A)に示した第1の例では、マーク21の色ができるだけ目立たないように、マーク21の色には、背景22の色と同系色の色が用いられる。この例では、ワークに応じてマーク21および背景22の色に、さまざまな色が使用される可能性がある。しかしながらマーク21の色と背景22の色との間の色差が少ない。
図3(B)に示した第2の例では、マーク21aがデザインの一部である。ワークにおける判別対象領域(判別ライン)上の背景22a,23a,24aの色が異なる。マーク25aおよび背景26a,27a,28aは、マーク21aおよび背景22a,23a,24aのそれぞれと比べて薄い色である。このように、判別ライン上に複数の色が存在する可能性がある。
1つの製造ラインに、色の異なる複数種類のワークが流れる場合に、ワークの種類ごとに光センサ1の設定を変えることは、ユーザの工数が増大するために好ましくない。本発明の実施の形態によれば、光センサ1に、判別ライン上のすべての色について、それぞれの色の持つ情報(マークあるいは背景)を記憶させることができる。これにより、マークと背景とを判別可能なように光センサを設定することができる。この設定により、光センサ1は、判別ライン上のマークおよび背景を安定的に判別できる。
<C.ティーチの比較例>
図4は、本発明の実施の形態に係るティーチの比較例を示した図である。たとえば、ユーザが赤色と緑色を検出し、青色を非検出とするように光センサ1を設定したいとする。図4(A)の例では、赤色の受光量と青色の受光量との中間値が閾値Thに設定される。赤色の受光量は閾値Thから離れている。一方、緑色の受光量が閾値Thに近い。このような場合には、ワーク表面の色を検出する際に、緑色については、検出が不安定になる可能性がある。
図4(B)の例では、緑色の受光量(または赤色の受光量)に基づいて、上下の閾値(Tha,Thb)が設定される。このときの閾値の設定次第では、赤色(または緑色)の検出が不安定になる可能性がある。
一方、図4(B)の例において、青色の受光量に基づいて上下の閾値を設定した場合には、赤色および緑色が非検出となる。この場合、光センサ1の判定結果を判定させることによって、判別自体は可能である。しかし、ユーザの設定操作が複雑になるだけでなく、必ずしも最適な閾値を設定することはできない。
<D.本発明の実施の形態によるティーチ>
以下においては、図3(B)の例に基づいて、本発明の実施の形態による光センサ1のティーチを説明する。ティーチに関する処理は、主として図1および図2に示す制御部5(特に閾値設定部7)により実行される。なお、本発明の実施の形態では、3色の投光(受光)が行なわれるが、簡略化のため、以下では、2色(色Aおよび色B)の投光(受光)が例示される。色A,Bは、赤、緑、青のうちのいずれの2色でもよい。
以下の説明において、「コントラスト差」とは受光量の差を意味する。閾値は、マークと背景との間のコントラスト差に基づいて定められる。ワークごとのマークあるいは背景の色の変動に対しても、マークと背景とを安定的に判別することが求められる。コントラスト差が大きいほど、マークと背景との判別が容易である。したがって本発明の実施の形態では、閾値は次のルールに従って設定および更新される。
(1)色A,Bのうち、マークと背景との間のコントラスト差が大きいほうの色が選択される。
(2)選択された色において、閾値の値はマークの受光量(マーク値)と背景の受光量(背景値)との中間値に設定される。
図5は、本発明の実施の形態によるティーチの第1の例を説明するための模式図である。図5を参照して、色A,Bの各々について、マーク21aの受光量および背景22aの受光量が取得される。色Aにおけるコントラスト差が色Bにおけるコントラスト差よりも大きい。したがって、色Aにおいて下側の閾値A1が設定される。閾値により、色Aの受光量に関して、マーク領域31aと、背景領域32aとが設定される。「領域」とは、マークおよび背景の判別のための受光量の範囲を意味する。
次に、マーク色または背景色が追加される場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態によるティーチの第2の例を説明するための模式図である。図6を参照して、色A,Bの各々について、背景23aの受光量が取得される。この場合、色Bにおけるマーク21aと背景23aとの間のコントラスト差のほうが、色Aにおけるマーク21aと背景23aとの間のコントラスト差よりも大きい。したがって、色Bにおいて、マーク21aのマーク値と背景23aの背景値との中間値が上側の閾値B2に設定される。色Bの受光量に関して、閾値B2により、マーク領域31bと、背景領域32bとが設定される。なお、色Aに関して、閾値A1は変更されない。
図7は、本発明の実施の形態によるティーチの第3の例を説明するための模式図である。図7を参照して、色A,Bの各々について、背景24aの受光量が取得される。この場合、色Bにおけるマーク21aと背景24aとの間のコントラスト差のほうが、色Aにおけるマーク21aと背景22cとの間のコントラスト差よりも大きい。したがって、色Bにおいて、マーク21aのマーク値と背景24aの背景値との中間値が下側の閾値B1に設定される。これにより背景領域33bが設定される。なお、閾値A1,B2は変更されない。
図8は、本発明の実施の形態によるティーチの第4の例を説明するための模式図である。図8を参照して、色A,Bの各々について、マーク25aの受光量が取得される。
色Aに関しては、マーク25aのマーク値がマーク21aのマーク値よりも小さい。したがって、マーク21aのマーク値と背景22aの背景値との間のコントラスト差よりも、マーク25aのマーク値と背景22aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。
この場合、マーク25aのマーク値と、閾値A1の現在の値(破線で示す)の決定に関与した背景22aの背景値との間のコントラスト差に基づいて、閾値A1が現在の値から変更される。具体的には、マーク25aのマーク値と背景22aの背景値との中間値が新しい閾値A1に設定される。
色Bに関しては、マーク25aのマーク値がマーク21aのマーク値よりも大きい。したがって、マーク21aのマーク値と背景23aの背景値との間のコントラスト差よりも、マーク25aのマーク値と背景23aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。この場合、マーク25aのマーク値と、閾値B2の現在の値(破線で示す)の決定に関与した背景23aの背景値との間のコントラスト差に基づいて、閾値B2が現在の値から変更される。具体的には、マーク25aのマーク値と背景23aの背景値との中間値が新しい閾値B2に設定される。
このように、図8に示された例では、色Aにおいて、閾値A1を現在の値に決定するのに関与したマーク値(マーク21aのマーク値)および背景値(背景22aの背景値)との間のコントラスト差よりも、取得された新しいマーク値(マーク25aのマーク値)と背景22aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。したがって閾値A1が現在の値から、マーク25aのマーク値と背景22aの背景色との中間値へと更新される。同様に、色Bにおいても、閾値B2を現在の値に決定するのに関与したマーク値(マーク21aのマーク値)および背景値(背景23aの背景値)との間のコントラスト差よりも、取得された新しいマーク値(マーク25aのマーク値)と背景23aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。したがって閾値B2が現在の値から、マーク25aのマーク値と背景23aの背景色との中間値へと更新される。
一方、色Bについて、取得された新しいマーク値(マーク25aのマーク値)が、閾値B1の決定に関与したマーク値(マーク21aのマーク値)よりも閾値B1から離れている。したがって、閾値B1は更新されない。
図9は、本発明の実施の形態によるティーチの第5の例を説明するための模式図である。図9を参照して、色A,Bの各々について、背景26aの受光量が取得される。
色Aに関しては、マーク21aのマーク値のほうが、マーク25aのマーク値よりも背景26aの背景値に近い。同様に、色Bに関しても、マーク21aのマーク値のほうが、マーク25aのマーク値よりも背景26aの背景値に近い。したがって、色Aおよび色Bともに、マーク21aのマーク値と背景23aの背景値と間のコントラスト差が採用される。
ここで色Bのほうが色Aよりも、マーク21aのマーク値と背景23aの背景値と間のコントラスト差が大きい。したがって、色Bに関して、マーク21aのマーク値と背景23aの背景値と間のコントラスト差に基づいて閾値B1の現在の値(破線で示す)が変更される。具体的には、マーク25aのマーク値と背景23aの背景値との中間値が新しい閾値B1に設定される。このように、取得された新しい背景値(背景26aの背景値)が、閾値B1の決定に関与した背景値(背景24aの背景値)よりも閾値B1に近い場合には、閾値B1が、現在の値から、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値との中間へと更新される。なお、閾値A1,B2は変更されない。
図10は、本発明の実施の形態によるティーチの第6の例を説明するための模式図である。図10を参照して、色A,Bの各々について、背景27aの受光量が取得される。
次に、色Aについて、マーク25aのマーク値と背景27aの背景値との間のコントラスト差が算出されるとともに、色Bについて、マーク21aのマーク値と背景27aの背景値との間のコントラスト差が算出される。この場合、コントラスト差の大きいほうの色は、色Bであるので、色Bについて算出されたコントラスト差が選択される。
色Bについて閾値を考えた場合、現在の閾値B1は、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値との中間値である。追加される背景値(背景27aの背景値)は、マーク21aのマーク値に対して背景26aの背景値より遠くに位置する。したがって、閾値B1は更新されない。なお、図10の例では、閾値A1,B2も更新されない。
図11は、本発明の実施の形態によるティーチの第7の例を説明するための模式図である。図11を参照して、色A,Bの各々について、背景28aの受光量が取得される。
色Aに関しては、追加される背景値(背景28aの背景値)は、マーク21aのマーク値とマーク25aのマーク値との間にある。このため、色Aについては、コントラスト差は算出されない。つまり、色Aは、閾値変更の対象から外される。
色Bに関しては、マーク21aのマーク値のほうが、マーク25aのマーク値よりも背景28aの背景値に近い。この場合、閾値B1は、マーク21aのマーク値と背景28aの背景値との中間値である。したがって色Bに関して、閾値B1の現在の値(破線で示す)が変更される。具体的には、閾値B1は、マーク21aのマーク値と背景28aの背景値との中間値である。
<E.本発明の実施の形態による判定の例>
図12は、本発明の実施の形態に係る判定方法の一例を説明するための第1の図である。図13は、本発明の実施の形態に係る判定方法の一例を説明するための第2の図である。図14は、本発明の実施の形態に係る判定方法の一例を説明するための第3の図である。
図12〜図14を参照して、図5〜図11と同様に、単純化のため2色(色Aおよび色B)の投光(受光)が例示される。本発明の実施の形態では、マークおよび背景の判定に、各色の受光量に基づくAND判定が用いられる。
本発明の実施の形態では、光センサ1は、以下に説明する2通りの判定方法を搭載することができる。光センサ1は、これらの判定方法を状況に応じて使い分けることができる。ただし、以下の2通りの判定方法のうちのいずれか一方のみを搭載した光センサも本発明の実施の形態に含めることができる。一方の判定方法は、すべての色の受光量がマーク領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域をマークと判別し、少なくとも1つの色の受光量が背景領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域を背景と判別する方法である。この判定方法を以下では「マークAND」と呼ぶ。他方の判定方法は、すべての色の受光量が背景領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域を背景と判別し、少なくとも1つの色の受光量がマーク領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域をマークと判別する方法である。この判定方法を以下では「背景AND」と呼ぶ。
まず、マークANDについて、図12〜図14を参照しながら説明する。図12に示されるように、色Aについての受光量がマーク領域31a内にあり、かつ、色Bについての受光量がマーク領域31b内にある。この場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域がマークであると判別する。
図13に示されるように、色Aについての受光量が背景領域32a内にあり、かつ、色Bについての受光量がマーク領域31b内にある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。
図14に示されるように、色Aについての受光量が背景領域32a内にあり、かつ、色Bについての受光量が背景領域33bにある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。なお、図14において、色Bについての受光量が背景領域32b内にある場合にも、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。
背景ANDについて、同じく図12〜図14を参照しながら説明する。図12に示されるように、色Aについての受光量がマーク領域31a内にあり、かつ、色Bについての受光量がマーク領域31b内にある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域がマークであると判別する。
図13に示されるように、色Aについての受光量が背景領域32a内にあり、かつ、色Bについての受光量がマーク領域31b内にある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域がマークであると判定する。
図14に示されるように、色Aについての受光量が背景領域32a内にあり、かつ、色Bについての受光量が背景領域33bにある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。なお、図14において、色Bについての受光量が背景領域32b内にある場合にも、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。
図15は、本発明の実施の形態に係る、マークおよび背景の判定のパターンを例示した図である。図15の例では、複数の色は赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3つである。図15(A)では、マークANDについて、それぞれの色の受光量が存在する領域(マーク領域または背景領域)と判定結果との関係が示される。図15(B)では、背景ANDについて、それぞれの色の受光量が存在する領域(マーク領域または背景領域)と判定結果との関係が示される。図15(A)のマークANDの例では、R,G,Bのすべての色の受光量がマーク領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域がマークと判定され、R,G,Bのうち少なくとも1つの色の受光量が背景領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域が背景と判定される。図15(B)の背景ANDの例では、R,G,Bのうち少なくとも1つの色の受光量がマーク領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域がマークと判定され、R,G,Bのすべての色の受光量が背景領域に存在するときに、投光されたワーク上の領域が背景と判定される。
図16は、本発明の実施の形態に係るティーチによって、各色について設定されたマーク領域および背景領域の取り得る状態の例を示した図である。図16(A)の例では、マーク領域41のみが設定される。図16(B)の例では、背景領域42のみが設定される。
図16(C)の例では、閾値C1よりも上側の領域がマーク領域41であり、閾値C1よりも下側の領域が背景領域42である。図16(D)の例では、図16(C)の例とは逆に、閾値C1よりも上側の領域がマーク領域41であり、閾値C1よりも下側の領域が背景領域42である。
図16(D)の例では、閾値C1と閾値C2との間の領域がマーク領域41であり、閾値C1よりも下側の領域および閾値C2よりも上側の領域が背景領域(背景領域42,43)である。図16(E)の例では、図16(D)の例とは逆に、閾値C1と閾値C2との間の領域が背景領域42であり、閾値C1よりも下側の領域および閾値C2よりも上側の領域がマーク領域(マーク領域41,44)である。
<F.センサシステムとしての構成例>
上記の実施形態では、センサが、投光部、受光部、判定部および閾値設定部を含むよう構成される。しかし本発明は、このように限定されるものではない。図17は、本発明の実施の形態に係るセンサシステムの構成例を示す図である。図17に示されるように、本発明は、センサ部1a〜1cおよび判定部9aを含むシステムとして実現されてもよい。
センサ部1a〜1cは、それぞれ、赤(R)、緑(G)、青(B)を検出するためのセンサである。センサ部1a〜1cの各々は、投光部3および受光部4を含む。センサ部1a〜1cの各々は、受光部4の受光量を示す信号を出力してもよい。あるいは、センサ部1a〜1cの各々は、受光量と閾値との大小を示す信号を出力してもよい。
閾値設定部7は、センサ部1a〜1cの各々に設けられてもよく、判定部9aに設けられてもよい。あるいは閾値設定部7は、センサ部1a〜1cおよび判定部9aとは別個に設けられてもよい。閾値設定部7は、受光量の比較対象値と受光量との差であるコントラスト差を算出し、コントラスト差に基づいて閾値を設定する。判定部9aは、たとえばPLCあるいはPCにより実現可能である。判定部9aは、各センサによって検出された受光量と閾値との大小関係を判定する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 光センサ、1a〜1c センサ部、2 ワーク、3 投光部、3a,3b,3c,3d 光源、4 受光部、4a,4b,4c 受光素子、5 制御部、6 受光量取得部、7 閾値設定部、8 メモリ、9,9a 判定部、10 表示処理部、11 外部入力部、12 外部出力部、13 表示出力部、14 ファイバユニット、15 ファイバアンプ、16a 投光用ファイバ、16b 受光用ファイバ、21,21a,25a マーク、22,22a,22c,23a,24a,26a,27a,28a 背景、31a,31b,41,44 マーク領域,32a,32b,33b,42,43 背景領域、A,B 色、A1,A2,B1,B2,C1,C2,Th,Tha,Thb 閾値。
図7は、本発明の実施の形態によるティーチの第3の例を説明するための模式図である。図7を参照して、色A,Bの各々について、背景24aの受光量が取得される。この場合、色Bにおけるマーク21aと背景24aとの間のコントラスト差のほうが、色Aにおけるマーク21aと背景24aとの間のコントラスト差よりも大きい。したがって、色Bにおいて、マーク21aのマーク値と背景24aの背景値との中間値が下側の閾値B1に設定される。これにより背景領域33bが設定される。なお、閾値A1,B2は変更されない。
このように、図8に示された例では、色Aにおいて、閾値A1を現在の値に決定するのに関与したマーク値(マーク21aのマーク値)および背景値(背景22aの背景値)との間のコントラスト差よりも、取得された新しいマーク値(マーク25aのマーク値)と背景22aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。したがって閾値A1が現在の値から、マーク25aのマーク値と背景22aの背景値との中間値へと更新される。同様に、色Bにおいても、閾値B2を現在の値に決定するのに関与したマーク値(マーク21aのマーク値)および背景値(背景23aの背景値)との間のコントラスト差よりも、取得された新しいマーク値(マーク25aのマーク値)と背景23aの背景値との間のコントラスト差のほうが小さい。したがって閾値B2が現在の値から、マーク25aのマーク値と背景23aの背景値との中間値へと更新される。
色Aに関しては、マーク21aのマーク値のほうが、マーク25aのマーク値よりも背景26aの背景値に近い。同様に、色Bに関しても、マーク21aのマーク値のほうが、マーク25aのマーク値よりも背景26aの背景値に近い。したがって、色Aおよび色Bともに、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値と間のコントラスト差が採用される。
ここで色Bのほうが色Aよりも、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値と間のコントラスト差が大きい。したがって、色Bに関して、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値と間のコントラスト差に基づいて閾値B1の現在の値(破線で示す)が変更される。具体的には、マーク25aのマーク値と背景26aの背景値との中間値が新しい閾値B1に設定される。このように、取得された新しい背景値(背景26aの背景値)が、閾値B1の決定に関与した背景値(背景24aの背景値)よりも閾値B1に近い場合には、閾値B1が、現在の値から、マーク21aのマーク値と背景26aの背景値との中間へと更新される。なお、閾値A1,B2は変更されない。
図13に示されるように、色Aについての受光量が背景領域32a内にあり、かつ、色Bについての受光量がマーク領域31b内にある場合には、光センサ1は、投光されたワーク上の領域が背景であると判定する。
図16(C)の例では、閾値C1よりも上側の領域がマーク領域41であり、閾値C1よりも下側の領域が背景領域42である。図16(D)の例では、図16(C)の例とは逆に、閾値C1よりも上側の領域が背景領域42であり、閾値C1よりも下側の領域がマーク領域41である。
図16()の例では、閾値C1と閾値C2との間の領域がマーク領域41であり、閾値C1よりも下側の領域および閾値C2よりも上側の領域が背景領域(背景領域42,43)である。図16()の例では、図16()の例とは逆に、閾値C1と閾値C2との間の領域が背景領域42であり、閾値C1よりも下側の領域および閾値C2よりも上側の領域がマーク領域(マーク領域41,44)である。

Claims (7)

  1. 光源を含む投光部と、
    前記投光部から投光され、かつ投光された領域において反射した光を受光する受光部と、
    前記受光部の受光量と、前記受光量に対して設定された閾値との間の大小関係を判定する判定部と、
    前記受光量の前記閾値を設定する閾値設定部とを備え、
    前記閾値設定部は、互いに異なる複数の波長域の各々について、ワーク表面の検出対象に投光した時の受光量であるマーク値と、前記ワーク表面の背景に投光した時の受光量である背景値との間の差であるコントラスト差を算出し、前記複数の波長域のうち前記コントラスト差が最大の波長域について、前記コントラスト差に基づいて前記閾値を更新する、光センサ。
  2. 前記複数の波長域の各々の前記受光量の前記閾値を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記判定部は、前記受光部による前記受光量を、前記記憶部に記憶された前記閾値と比較する、請求項1に記載の光センサ。
  3. 前記閾値設定部は、前記閾値を、前記マーク値と前記背景値との中間に設定する、請求項1または請求項2に記載の光センサ。
  4. 前記閾値設定部は、取得された新しいマーク値が、前記閾値の決定に関与したマーク値よりも前記閾値に近い場合には、前記閾値を、現在の値から、前記新しいマーク値と前記閾値を前記現在の値に決定するために関与した背景値との中間へと更新し、前記取得された新しいマーク値が前記閾値の決定に関与したマーク値よりも前記閾値から離れている場合には、前記閾値を更新しない、請求項3に記載の光センサ。
  5. 前記閾値設定部は、取得された新しい背景値が、前記閾値の決定に関与した背景値よりも前記閾値に近い場合には、前記閾値を、現在の値から、前記マーク値と前記新しい背景値との中間へと更新し、前記取得された新しい背景値が前記閾値の決定に関与した背景値よりも前記閾値から離れている場合には、前記閾値を更新しない、請求項3または請求項4に記載の光センサ。
  6. 前記複数の波長域のすべてについて、前記受光部の前記受光量が、前記閾値に基づいて定められた判定領域に入る場合に、前記判定部は、前記検出対象を検出したことを表す判定結果を出力する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光センサ。
  7. 光を投光し、かつ投光された領域において反射した光を受光して、受光量を示す信号を出力するセンサ部と、
    前記センサ部からの信号によって表される前記受光量と閾値との大小関係を判定する判定部と、
    前記センサ部および前記判定部とは別に設けられるか、または、前記センサ部および前記判定部の少なくとも一方に含まれて、前記受光量の前記閾値を設定する閾値設定部とを備え、
    前記閾値設定部は、互いに異なる複数の波長域の各々について、ワーク表面の検出対象に投光した時の受光量であるマーク値と、前記ワーク表面の背景に投光した時の受光量である背景値との間の差であるコントラスト差を算出し、前記複数の波長域のうち前記コントラスト差が最大の波長域について、前記コントラスト差に基づいて前記閾値を更新する、センサシステム。
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