JP2018150118A - ハンドレールおよび耳部布 - Google Patents

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JP2018150118A JP2017046643A JP2017046643A JP2018150118A JP 2018150118 A JP2018150118 A JP 2018150118A JP 2017046643 A JP2017046643 A JP 2017046643A JP 2017046643 A JP2017046643 A JP 2017046643A JP 2018150118 A JP2018150118 A JP 2018150118A
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宏 岩渕
Hiroshi Iwabuchi
宏 岩渕
関 育雄
Ikuo Seki
育雄 関
正樹 小松
Masaki Komatsu
正樹 小松
昌之 佐藤
Masayuki Sato
昌之 佐藤
公弥 松川
Kimiya Matsukawa
公弥 松川
靖行 竹中
Yasuyuki Takenaka
靖行 竹中
寛史 坂口
Hiroshi Sakaguchi
寛史 坂口
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Abstract

【課題】ガイド部材と干渉することによる耳部布の剥がれを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】ハンドレールは、長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、エラストマ層の内面側に配置され、長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、長手方向に無端状に構成された布層と、耳部に、接続部と重なりを持つよう布層の前記両側の端部にまたがって配置された耳部布と、を有し、耳部布の長手方向の端部の縁と、耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハンドレールおよび耳部布に関する。
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの手摺として、長手方向に無端状に構成されたハンドレールが用いられている。ハンドレールは、所定長さの長尺状のハンドレール用部材の両側端部を接続することで、無端状に構成されている。ハンドレールとしては例えばゴム製のものが用いられている(例えば特許文献1を参照)。
特開平11−79639号公報
ところで、ハンドレールは幅方向の両側の端部に湾曲形状の耳部を有している。ハンドレールでは接続部分を保護するとともに接続部分の強度を向上させるため、接続部分における耳部の内側に、つまりハンドレールが取り付けられる乗客コンベアのガイド部材側に布材が配置されることがある。
しかしながら、本願発明者の検討によれば、詳細は後述するように、耳部に配置された布材(耳部布)が、乗客コンベアのガイド部材と干渉することで、耳部布が剥がれることがあることがわかった。
本発明の一目的は、ガイド部材と干渉することによる耳部布の剥がれを抑制することができる技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、
長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置された耳部布と、
を有し、
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状に構成されているハンドレール
が提供される。
本発明の他の観点によれば、
長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
を有するハンドレールの前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置される耳部布であって、
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状に構成されている耳部布
が提供される。
ガイド部材と干渉することによる耳部布の剥がれを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるハンドレールが乗客コンベアに取り付けられている状態を示す、乗客コンベアの概略構成図である。 図2は、実施形態によるハンドレールの長手方向に交差する概略的な断面図である。 図3は、図2において紙面下側からハンドレールの内側を見たときの概略的な平面図である。 図4(a)は、実施形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図であり、図4(b)は、比較形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図である。 図5(a)および図5(b)は、実施形態の第1変形形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図であり、図5(c)は、比較形態の第1変形形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図である。 図6(a)および図6(b)は、実施形態の第2変形形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図であり、図6(c)は、比較形態の第2変形形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図である。 図7は、実施形態のその他の変形形態による耳部布を平面状に伸ばした状態の概略図である。
本発明の一実施形態によるハンドレール(移動手摺)100について説明する。ハンドレール100は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベア10の手摺として好ましく用いられる。
図1は、ハンドレール100が乗客コンベア10に取り付けられている状態を示す、乗客コンベア10の概略構成図である。
ハンドレール100は、その長手方向に無端状(環状)に構成され、乗客コンベア10の欄干11の外周に沿って周回できるように取り付けられている。ハンドレール100は、乗客コンベア10の駆動装置のローラ部材により挟圧されることで駆動され、欄干11の外周部に設けられたガイド部材に沿って移動する。
ハンドレール100は、所定長さの長尺状のハンドレール用部材の両側端部を接続することで、無端状に構成されている。
以下、ハンドレール100の構造について、より具体的に説明する。図2は、ハンドレール100の長手方向に交差する概略的な断面図である。なお、以下、ハンドレール100の長手方向を単に「長手方向」と呼び、長手方向と直交する幅方向(短手方向)を単に「幅方向」と呼ぶことがある。
ハンドレール100は、エラストマ層110と、抗張体120と、布層130と、耳部布140とを有する。エラストマ層110は、乗客により把持される把持部を構成し、エラストマ材料から構成される。エラストマ材料は、ゴム弾性を有するポリマであり、適当なものを選択して用いることができる。例えばクロロスルフォン化ポリエチレン(CSM)を用いることができる。また、エラストマ層110は、芯材層と化粧層との積層構造を有していてもよい。エラストマ層110は、長手方向の両側の端部が例えばプレス架橋により一体的に接続されることで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。なお、エラストマ層110の接続はプレスによる熱融着で行うこともできる。
エラストマ層110は、幅方向の両側の端部に湾曲形状の耳部111を有し、C字形状の断面を有する。以下、エラストマ層110のC字形状の内面側を単に「内面側」と呼ぶことがある。
エラストマ層110の内部に、抗張体120が配置されている。抗張体120は、ハンドレール100に加わる引張応力や曲げ応力を分担し、例えば、並列に配置された複数本のスチールコードにより構成される。抗張体120は、長手方向の両側の端部が突き合わせ接続またはラップ接続されることで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。
エラストマ層110の内面側に、布層130が配置されている。布層130は、ハンドレール100の内面側でローラ部材に挟圧される被挟圧部を構成するとともに、ガイド部材と摺動する摺動部を構成し、綾織や平織等の布材(帆布)で構成される。布層130は、長手方向の両側の端部131が重なり合って接着されることで、つまり、長手方向の両側の端部131が重なり合って接続された接続部132を有することで、長手方向に無端状(環状)に構成されている。図2は、布層130の接続部132を横切る断面を示している。
両側の耳部111のそれぞれに、耳部布140が配置されている。耳部布140は、応力の掛かりやすい耳部111において布層130の接続を補強するために、布層130上に接着されて設けられており、綾織や平織等の布材(帆布)で構成される。
図3は、図2において紙面下側からハンドレール100の内側を見たときの概略的な平面図であり、耳部布140の配置を模式的に示している。それぞれの耳部布140は、接続部132と重なりを持つよう布層130の両側の端部131にまたがって配置されている。図示を容易にするため、耳部布140の配置されている位置を左上りのハッチングで示す。
図4(a)は、実施形態による耳部布140の形状を概略的、概念的に示す平面図である。布層130に接着された状態では、耳部布140は、耳部111の湾曲形状に沿った曲面状に配置されるが、説明を容易にするため、図4(a)は、耳部布140を平面状に伸ばした状態で示す。
ここで、図2に矢印101で示すように、(長手方向と直交して直線状に延在する通常の幅方向とは別に、)ハンドレール100の(エラストマ層110の)内面に沿って延在する(長手方向と直交して曲線状に延在する)幅方向を定める。ハンドレール100の内面に沿って延在する幅方向を、以下「内面に沿った幅方向」と呼ぶことがある。内面に沿った幅方向について、ハンドレール100の(エラストマ層110の)中心軸側を「内面に沿った幅方向内側」あるいは単に「内側」と呼び、ハンドレール100の中心軸側と反対側を「内面に沿った幅方向外側」あるいは単に「外側」と呼ぶことがある。なお、中心軸とは、図2に示すハンドレール100の断面の中心を長手方向に沿って伸びる軸を示す。
図4(a)において、耳部布140は、紙面左方側が内面に沿った幅方向内側に配置され、紙面右方側が内面に沿った幅方向外側に配置される。紙面上下方向が長手方向を示す。なお、図2に例示するように、耳部布140の外側端部は、耳部111の下面上まで延在して配置されていてもよい。
耳部布140は、長手方向の両側の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bと、内面に沿った幅方向外側の端部の縁143cとを有する。図4(a)は、概ね、四角形状(長手方向に長い長方形状)の耳部布140を例示しているが、この形状は概念的な例示であり、図4(a)は、長手方向の両側の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bと、内面に沿った幅方向外側の端部の縁143cとを有する形状の耳部布140を代表的に示している。
併せて、比較形態について説明する。図4(b)は、比較形態の耳部布140の形状を概略的、概念的に示す平面図である。なお、図4(b)では、説明の煩雑さを避けるため、図4(a)の実施形態と対応する構造や部材について、比較形態についても同一の参照番号を用いて説明を進める。
耳部布140は、布層130上に接着されているため、布層130から厚さ方向に微小に出っ張っている。このため、ハンドレール100がガイド部材に沿って移動する際、ガイド部材が耳部布140に干渉する(引っ掛かる)ことがある。ガイド部材が耳部布140に引っ掛かることが繰り返されることで、耳部布140が剥がれることがある。
本願発明者は、長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bとが出会うコーナー部144aが、図4(b)に示す比較形態のように、折れ線で構成され耳部布140の外周側に凸状の角部を構成していると、ガイド部材がコーナー部144aに引っ掛かりやすく、コーナー部144aで耳部布140の剥がれが生じやすいとの知見を得た。
そこで、図4(a)に示す実施形態の耳部布140では、長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bとが出会うコーナー部144aを、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成している。これにより、ガイド部材が耳部布140に引っ掛かることが抑制され、コーナー部144aでの耳部布140の剥がれを抑制することができる。
以下、上述の実施形態の変形形態として、耳部布140のより具体的な形状について例示的に説明する。
まず、第1変形形態について説明する。図5(a)および図5(b)は、それぞれ、上述の実施形態の第1変形形態による耳部布140を概略的に示す平面図である。図5(a)が第1例を示し、図5(b)が第2例を示す。
併せて、上述の比較形態の第1変形形態について説明する。図5(c)は、上述の比較形態の第1変形形態による耳部布140を概略的に示す平面図である。
図5(c)に示す、比較形態の第1変形形態による耳部布140は、四角形状を有する内側部分と、外側に向かって長手方向の寸法が広くなる台形状を有する外側部分とで構成された形状を有する。
図5(c)に示す、比較形態の第1変形形態による耳部布140は、長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bとが出会うコーナー部144aが、折れ線で構成され耳部布140の外周側に凸状の角部を構成しており、ガイド部材がコーナー部144aに引っ掛かりやすく、コーナー部144aで耳部布140の剥がれが生じやすい。
図5(a)および図5(b)に示す、実施形態の第1変形形態による耳部布140では、第1例および第2例とも、コーナー部144aが丸められた形状に構成されているので、コーナー部144aでの耳部布140の剥がれを抑制することができる。
図5(c)に示す、比較形態の第1変形形態による耳部布140は、さらに、長手方向の端部の縁143aが、当該縁143aの途中に折れ線で構成された角部145aを有する。つまり、縁143aは、当該縁143aの途中に当該縁143aの延在方向が不連続に変化する位置145aを有する。角部145aは、耳部布140の内周側に凸状(外周側から凹んだ凹状)であり、外周側に凸状ではないので、外周側に凸状の角部と比べるとガイド部材は引っ掛かりにくい。ただし、折れ線で構成された角部であるので、応力の集中が生じやすい。
図5(b)に示す、実施形態の第1変形形態による耳部布140の第2例では、長手方向の端部の縁143aの途中に配置された角部145aが、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成されている。つまり、長手方向の端部の縁143aが、当該縁143aの途中に折れ線で構成された角部を有しない(当該縁143の延在方向が不連続に変化する位置を有しない)形状に構成されている。
実施形態の第1変形形態による耳部布140の第2例では、このようにして、コーナー部144aでの耳部布140の剥がれを抑制するとともに、長手方向の端部の縁143aの途中に配置された角部145aにおける応力の集中を抑制することができる。なお、長手方向の端部の縁143aは、直線と曲線とが組み合わされた形状に構成されていてもよく、また、全体が曲線形状に構成されていてもよい。
次に、第2変形形態について説明する。図6(a)および図6(b)は、それぞれ、上述の実施形態の第2変形形態による耳部布140を概略的に示す平面図である。図6(a)が第1例を示し、図6(b)が第2例を示す。
併せて、上述の比較形態の第2変形形態について説明する。図6(c)は、上述の比較形態の第2変形形態による耳部布140を概略的に示す平面図である。
図6(c)に示す、比較形態の第2変形形態による耳部布140は、図5(c)に示す、比較形態の第1変形形態による耳部布140と逆のパターンの形状を有する。つまり、四角形状を有する内側部分と、外側に向かって長手方向の寸法が狭くなる台形状を有する外側部分とで構成された形状を有する。
図6(c)に示す、比較形態の第2変形形態による耳部布140は、長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向内側の端部の縁143bとが出会うコーナー部144aが、折れ線で構成され耳部布140の外周側に凸状の角部を構成しており、ガイド部材がコーナー部144aに引っ掛かりやすく、コーナー部144aで耳部布140の剥がれが生じやすい。
図6(a)および図6(b)に示す、実施形態の第2変形形態による耳部布140では、第1例および第2例とも、コーナー部144aが丸められた形状に構成されているので、コーナー部144aでの耳部布140の剥がれを抑制することができる。
図6(c)に示す、比較形態の第2変形形態による耳部布140は、さらに、長手方向の端部の縁143aが、当該縁143aの途中に折れ線で構成された角部145bを有する。つまり、縁143aは、当該縁143aの途中に当該縁143aの延在方向が不連続に変化する位置145bを有する。角部145bは、耳部布140の外周側に凸状であり、ガイド部材が引っ掛かりやすくなっている。
図6(b)に示す、実施形態の第2変形形態による耳部布140の第2例では、長手方向の端部の縁143aの途中に配置された角部145bが、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成されている。つまり、長手方向の端部の縁143aが、当該縁143aの途中に折れ線で構成された角部を有しない(当該縁143の延在方向が不連続に変化する位置を有しない)形状に構成されている。
実施形態の第2変形形態による耳部布140の第2例では、このようにして、コーナー部144aでの耳部布140の剥がれを抑制するとともに、長手方向の端部の縁143aの途中に配置された角部145bにおける耳部布140の剥がれを抑制することができる。なお、長手方向の端部の縁143aは、直線と曲線とが組み合わされた形状に構成されていてもよく、また、全体が曲線形状に構成されていてもよい。
なお、上述の説明(図2参照)では、耳部布140の外側端部が、耳部111の下面上まで延在している配置を例示した。このような例では、長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向外側の端部の縁143cとが出会うコーナー部144bには、ガイド部材が接触しないので、コーナー部144bは丸められた形状に構成しなくともよい。
耳部布140の外側端部が、耳部111の下面上までは延在しない形状であり、耳部布140の長手方向の端部の縁143aと、内面に沿った幅方向外側の端部の縁143cとが出会うコーナー部144bに、ガイド部材が接触する可能性がある場合、コーナー部144bを丸められた形状に構成してもよい。
図7に、上述の実施形態のその他の変形形態として、長手方向の端部の縁143aの全体が曲線(例えば、耳部布140の外周側に凸状である曲線)で構成され、コーナー部144bが丸められた形状に構成されている耳部布140を、概念的に例示する。なお、縁143aを、耳部布140の外周側に凸状である曲線部分を有する形状に構成することで、コーナー部144aを丸められた形状に構成しやすくなる。
なお、長手方向の移動の向きが一方向に限定されてハンドレール100が運用されるのであれば、つまり、耳部布140の長手方向の両端部の縁143aうち、一方側の端部の縁143aのみが固定的にガイド部材と出会う側(ガイド部材が最初に通過する側)となるように運用が行われるならば、ガイド部材と出会う縁143a側のコーナー部144aのみを、丸められた形状に構成するようにしてもよい。
実際には、状況に応じて、長手方向の移動の向きが反転するようにハンドレール100が運用されることがある。このような場合にも対応可能とする観点からは、耳部布140の長手方向の両端部の縁143aの両側について、コーナー部144aを丸められた形状に構成することが好ましい。
なお、両側の耳部111のそれぞれに配置される耳部布140のうち、少なくとも一方側の耳部布140に、上述のようなコーナー部144aを丸められた形状とする等の構成を適用することで、比較形態の耳部布140を用いた場合と比べて、耳部布140の剥がれ抑制等の効果を得ることができる。ただし、効果を高めるために、両側の耳部布140への適用が、より好ましい。
なお、耳部布140の形状としては、上述の例示のものに制限されず、必要に応じて適当なものを選択して用いることができる。また、耳部布140の大きさや厚さ、材質等についても、必要に応じて適当なものを選択して用いることができる。
以上説明したように、実施形態による耳部布140をハンドレール100に用いることで、ガイド部材と干渉することによる耳部布140の剥がれを抑制することができる。
以上、実施形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の好ましい形態について付記する。
(付記1)
長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置された耳部布と、
を有し、
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成されているハンドレール。
(付記2)
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁の途中に配置された角部が、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成されている付記1に記載のハンドレール。
(付記3)
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁は、前記耳部布の外周側に凸状である曲線部分を有する形状に構成されている付記1または2に記載のハンドレール。
(付記4)
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁は、直線と曲線とが組み合わされた形状に構成されているか、または、全体が曲線形状に構成されている付記1〜3のいずれか1つに記載のハンドレール。
(付記5)
長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
を有するハンドレールの前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置される耳部布であって、
前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状(R形状、角丸形状)に構成されている耳部布。
10 乗客コンベア
100 ハンドレール
110 エラストマ層
111 耳部
120 抗張体
130 布層
131 布層の端部
132 布層の接続部
140 耳部布
143a 耳部布の長手方向の端部の縁
143b 耳部布の内面に沿った幅方向内側の端部の縁
143c 耳部布の内面に沿った幅方向外側の端部の縁
144a 耳部布の縁143aと縁143bとが出会うコーナー部
144b 耳部布の縁143aと縁143cとが出会うコーナー部
145a、145b 耳部布の長手方向の端部の縁が有する角部

Claims (5)

  1. 長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
    前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
    前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置された耳部布と、
    を有し、
    前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状に構成されているハンドレール。
  2. 前記耳部布の前記長手方向の端部の縁の途中に配置された角部が、丸められた形状に構成されている請求項1に記載のハンドレール。
  3. 前記耳部布の前記長手方向の端部の縁は、前記耳部布の外周側に凸状である曲線部分を有する形状に構成されている請求項1または2に記載のハンドレール。
  4. 前記耳部布の前記長手方向の端部の縁は、直線と曲線とが組み合わされた形状に構成されているか、または、全体が曲線形状に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のハンドレール。
  5. 長手方向に無端状に構成され、幅方向の端部に耳部を有するエラストマ層と、
    前記エラストマ層の内面側に配置され、前記長手方向の両側の端部が重なり合って接続された接続部を有することで、前記長手方向に無端状に構成された布層と、
    を有するハンドレールの前記耳部に、前記接続部と重なりを持つよう前記布層の前記両側の端部にまたがって配置される耳部布であって、
    前記耳部布の前記長手方向の端部の縁と、前記耳部布の前記エラストマ層の内面に沿って延在する幅方向の内側の端部の縁とが出会うコーナー部が、丸められた形状に構成されている耳部布。
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