JP2018149213A - 紫外線照射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線LEDの熱を流体中のウイルス等の殺菌のために有効利用でき、エネルギーの利用効率が高い紫外線照射装置を提供する。【解決手段】紫外線照射装置1は、流路3の途中に形成された流体溜まり2と、流体溜まり2の流体導入口4を開閉する第1開閉弁5と、流体溜まり2の流体排出口6を開閉する第2開閉弁7と、流体溜まり2の内部中央の下方に配置され、流体溜まり2の上方へ向けて紫外線を照射する紫外線LED17と、を有している。流体溜まり2は、内部壁面が紫外線反射面になっている。そして、紫外線LED17は、第1開閉弁5が流体導入口4を閉じ、第2開閉弁7が流体排出口6を閉じて、流体溜まり2内に流体を閉じ込めた状態で、紫外線を照射するようになっている。【選択図】図1
Description
この発明は、流体中のバクテリアやウイルスを紫外線で殺菌する紫外線照射装置に関するものである。
従来から、紫外線を流体に照射し、流体中のバクテリアやウイルスを紫外線で殺菌する紫外線照射装置が知られている(特許文献1及び2参照)。
このような紫外線照射装置は、紫外線光源として紫外線LEDを使用するものが多い。そして、紫外線光源として紫外線LEDを使用する紫外線照射装置は、紫外線LEDの温度上昇を抑えて、紫外線LEDの長寿命化を図るため、紫外線LEDの放熱用のヒートシンクを流路中に配置し、紫外線LEDの熱を流動する流体にヒートシンクを介して効率的に放熱し、紫外線LEDを冷却する技術が採用されている(特許文献3参照)。
しかしながら、紫外線LEDの熱を流体中に放熱する従来の紫外線照射装置は、紫外線LEDの熱を流体中のウイルス等の殺菌のために有効利用することができず、エネルギーの利用効率が低かった。
そこで、本発明は、紫外線LEDの熱を流体中のウイルス等の殺菌のために有効利用でき、エネルギーの利用効率が高い紫外線照射装置の提供を目的とする。
本発明は、流体に紫外線を照射する紫外線照射装置1に関するものである。この発明に係る紫外線照射装置1は、流路3の途中に形成された流体溜まり2,31,37,43と、流体溜まり2,31,37,43の流体導入口4を開閉する第1開閉弁5と、流体溜まり2,31,37,43の流体排出口6を開閉する第2開閉弁7と、流体溜まり2,31,37,43の内部中央の下方に配置され、流体溜まり2,31,37,43の上方へ向けて紫外線を照射する紫外線LED17と、を有している。また、流体溜まり2,31,37,43は、内部壁面が紫外線反射面になっている。そして、紫外線LED17は、第1開閉弁5が流体導入口4を閉じ、第2開閉弁7が流体排出口6を閉じて、流体溜まり2,31,37,43内に流体を閉じ込めた状態で、紫外線を照射するようになっている。
本発明に係る紫外線照射装置は、紫外線LEDの熱を流体溜まりの流体に放熱し、流体溜まり内の流体を対流させることにより、紫外線LEDから出射された紫外線を流体に均一に照射することができ、エネルギー利用効率を高めることができると共に、流体中のウイルス等の殺菌効果を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る紫外線照射装置1を示す図である。また、図2は、本発明の実施形態に係る紫外線照射装置1を構成する流体溜まり2を示す図である。この図2において、図2(a)は流体溜まり2の平面図であり、図2(b)は流体溜まり2の正面図であり、図2(c)は流体溜まり2の右側面図である。なお、図1及び図2において、+Z方向は上方を示し、−Z方向は下方を示している。また、図1及び図2において、+X方向は流路3内の流体(液体又は気体)の流動方向と逆方向(上流側へ向かう方向)を示し、−X方向は流路3内の流体の流動方向に沿う方向(下流側へ向かう方向)を示している。
図1に示すように、紫外線照射装置1は、流路3の途中に流体溜まり2が形成され、流体溜まり2の流体導入口4が第1開閉弁5によって開閉され、流体溜まり2の流体排出口6が第2開閉弁7によって開閉されるようになっている。
流路3は、流体溜まり2の流体導入口4に接続される上流側流路3Aと、流体溜まり2の流体排出口6に接続される下流側流路3Bと、に大別される。上流側流路3Aは、流体貯蔵容器8内に収容された被処理流体(液体又は気体)が流体供給手段10(例えば、チュービングポンプ)によって送り込まれるようになっている。
第1開閉弁5は、丸穴状の流体導入口4を開閉する矩形形状の第1弁体5Aと、この第1弁体5AをZ軸方向(+Z方向、又は−Z方向)に移動させる第1弁体駆動部5Bと、を有している。また、第2開閉弁7は、丸穴状の流体排出口6を開閉する矩形形状の第2弁体7Aと、この第2弁体7AをZ軸方向(+Z方向、又は−Z方向)に移動させる第2弁体駆動部7Bと、を有している。なお、第1開閉弁5及び第2開閉弁7は、ノーマルクローズ型の直動式電磁弁を例示しているが、これに限られず、流体溜まり2の流体導入口4と流体排出口6のそれぞれを後述するコントローラ11で作動制御されることによって確実に開閉できるものであればよい。
流体溜まり2は、上流側流路接続部12及び下流側流路接続部13を除き、平面視した形状が円形である。そして、上流側流路接続部12は、流体溜まり2の側壁14から+X方向に沿って突出するように形成されている。また、下流側流路接続部13は、流体溜まり2の側壁14から−X方向に沿って突出するように形成されている。また、流体溜まり2の上壁(天井壁)15は、上凸の滑らか曲線が流体溜まり2の中心軸16(紫外線LED17の光軸18)を中心にして回転させられることにより形作られたような曲面壁であり、中心20と径方向外方端21とがほぼ同一の高さに位置し(ほぼ同一の+Z方向の高さに位置し)、中心20と径方向外方端21との中間位置が最も高くなっている。また、流体溜まり2の下壁(底壁)22は、下凸の滑らかな曲線が中心軸16を中心にして回転させられることにより形作られたような曲面壁であり、中心23と径方向外方端24とがほぼ同一の高さに位置し(ほぼ同一の−Z軸方向の高さに位置し)、中心23と径方向外方端24との中間位置が最も低くなっている。そして、流体溜まり2は、上壁15と下壁22とが中心軸16を中心とする円筒状の側壁14によって接続されており、流路中心線25が上壁15の中心20の高さ位置と下壁22の中心23の高さ位置の中間に位置し、上壁15と下壁22とが流路中心線25を対称軸とする線対称の断面形状になっている(図1(a)参照)。また、この流体溜まり2は、上壁15の内部壁面(天井面)、下壁22の内部壁面(底面)、及び側壁14の内部壁面(内側面)が紫外線を反射する紫外線反射面(例えば、紫外線反射部材で覆われた面)になっている。また、流体溜まり2は、発光素子取付台座26が下壁22の底面に設置され、紫外線LED17の光軸18が中心軸16上に位置するように、紫外線LED17が発光素子取付台座26に取り付けられている。なお、流体溜まり2の中心軸16とは、流体溜まり2の重心を通り、Z軸(3次元空間の直交座標系におけるZ軸)方向に延びる仮想軸をいうものとする。また、紫外線LED17の光軸18とは、紫外線LED17からの立体的な出射光束の中心における光の進行方向をいうものとする。
また、流体溜まり2は、発光素子取付台座26のLED取付面27(紫外線LED17を取り付ける面)が直交座標系のXY平面と平行に設けられ、この発光素子取付台座26のLED取付面27にヒートシンク28が設けられている。ヒートシンク28は、発光素子取付台座26と同様に熱伝導度の良い金属材料(例えば、アルミニウム)で形成されており、複数の板状のフィン29が流路中心線25と平行に配置されている。このヒートシンク28は、流体溜まり2を平面視した際に、流路中心線25を対称軸として線対称となるように形成されており、紫外線LED17からの立体的な出射光束を妨げることがないように、紫外線LED17からの距離及び発光素子取付台座26からの高さ寸法が決定されている。このようなヒートシンク28は、流体溜まり2の内部下方に位置している。
この紫外線照射装置1は、第1開閉弁5、第2開閉弁7、流体供給手段10、及び紫外線LED17の作動がコントローラ11によって制御されるようになっている。この紫外線照射装置1は、作動停止状態において、第1開閉弁5が流体溜まり2の流体導入口4を閉じ、第2開閉弁7が流体溜まり2の流体排出口6を閉じている。そして、紫外線照射装置1は、図外のスタートボタンが押されると、第1開閉弁5の第1弁体駆動部5Bがコントローラ11からの制御信号に基づいて通電させられ、第1弁体5Aが流体溜まり2の流体導入口4を開く位置まで移動させられる。その後、紫外線照射装置1は、流体供給手段10がコントローラ11からの制御信号に基づいて通電させられて作動し、流体貯蔵容器8内に収容された被処理流体が流体供給手段10によって上流側流路3A及び流体導入口4を介して流体溜まり2の内部に送り込まれる。
紫外線照射装置1は、所定量の被処理流体が流体供給手段10によって流体溜まり2内に送り込まれると、第1開閉弁5の第1弁体駆動部5Bへの通電がコントローラ11からの制御信号に基づいて遮断され、第1弁体5Aが流体溜まり2の流体導入口4を閉じると共に、流体供給手段10への通電がコントローラ11からの制御信号に基づいて遮断される(流体供給手段10が停止させられる)。これにより、紫外線照射装置1は、流体溜まり2の流体導入口4が第1弁体5Aで閉じられると共に、流体溜まり2の流体排出口6が第2弁体7Aで閉じられ、流体溜まり2の内部に所定量の被処理流体が閉じ込められる。
次に、紫外線照射装置1は、通電スイッチ30がコントローラ11によってオンされ、紫外線LED17が通電されて、紫外線が紫外線LED17から流体溜まり2の上方へ向けて照射される。紫外線LED17から出射された紫外線は、流体溜まり2の内部壁面で反射を繰り返し、流体溜まり2内に閉じ込められた被処理流体に満遍なく照射され、被処理流体が紫外線によって効率的に殺菌される。
また、紫外線照射装置1は、紫外線LED17が通電されて紫外線を出射している間に、紫外線LED17が発熱する。この紫外線LED17の熱は、発光素子取付台座26及びヒートシンク28に伝熱され、発光素子取付台座26及びヒートシンク28から流体溜まり2内の被処理流体に放熱される。その結果、流体溜まり2内の被処理流体は、発光素子取付台座26及びヒートシンク28の近傍で暖められ、発光素子取付台座26及びヒートシンク28から離れた上壁15及び側壁14で冷やされるため、上壁15、側壁14、下壁22に沿う流れ、及び下壁22側から上壁15側へ向かう流れから対流(旋回流)が生じ、流体溜まり2内で均一に撹拌される。その結果、紫外線照射装置1は、紫外線LED17から出射された紫外線が流体溜まり2内の反射部材で反射されて被処理流体に満遍なく照射される効果と、流体溜まり2内の被処理流体が紫外線LED17から生じる熱で撹拌される効果とが相俟って、被処理流体の殺菌をより一層効率的に行うことができる。
また、紫外線照射装置1は、流体溜まり2の内部に被処理流体の対流が生じ、紫外線LED17から生じる熱が発光素子取付台座26及びヒートシンク28を介して被処理流体に効率的に熱伝達される。その結果、紫外線LED17は、流体溜まり2の内部を対流する被処理流体によって効果的に冷却され、発熱に起因する寿命の低下を防止できる。
以上のように、本実施形態に係る紫外線照射装置1は、紫外線LED17の熱を流体溜まり2内の被処理流体に放熱し、流体溜まり2内の被処理流体を対流させることにより、紫外線LED17から出射された紫外線を被処理流体に均一に照射することができ、エネルギー利用効率を高めることができると共に、被処理流体中のウイルス等の殺菌効果を向上させることができる。
(第1変形例)
図3は、上記実施形態の第1変形例に係る紫外線照射装置1を示す図である。また、図4は、本変形例に係る紫外線照射装置1を構成する流体溜まり31を示す図である。この図4において、図4(a)は流体溜まり31の平面図であり、図4(b)は流体溜まり31の正面図であり、図4(c)は流体溜まり31の右側面図である。なお、図3及び図4において、+Z方向は上方を示し、−Z方向は下方を示している。また、図3及び図4において、+X方向は流路3内の流体の流動方向と逆方向(上流側へ向かう方向)を示し、−X方向は流路3内の流体の流動方向に沿う方向(下流側へ向かう方向)を示している。
図3は、上記実施形態の第1変形例に係る紫外線照射装置1を示す図である。また、図4は、本変形例に係る紫外線照射装置1を構成する流体溜まり31を示す図である。この図4において、図4(a)は流体溜まり31の平面図であり、図4(b)は流体溜まり31の正面図であり、図4(c)は流体溜まり31の右側面図である。なお、図3及び図4において、+Z方向は上方を示し、−Z方向は下方を示している。また、図3及び図4において、+X方向は流路3内の流体の流動方向と逆方向(上流側へ向かう方向)を示し、−X方向は流路3内の流体の流動方向に沿う方向(下流側へ向かう方向)を示している。
図3及び図4に示す本変形例に係る紫外線照射装置1は、流体溜まり31が上記実施形態に係る流体溜まり2の第1変形例であり、流体溜まり31の形状が上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と相違するが、流体溜まり31以外の構成が上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と同様である。従って、図3及び図4に示す本変形例に係る紫外線照射装置1は、図1及び図2に示す上記実施形態に係る紫外線照射装置1と同様の構成部分に同一符号を付し、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の説明と重複する説明を省略する。
本変形例において、紫外線照射装置1の流体溜まり31は、上流側流路接続部12及び下流側流路接続部13を除き、平面視した形状が円形である。流体溜まり31の上壁(天井壁)32は、上凸の滑らか曲線が流体溜まり31の中心軸16(紫外線LED17の光軸18)を中心にして回転させられることにより形作られたような曲面壁(球面の一部を切り取ったような壁)であり、中心軸16上の位置が最も高く、径方向外方端21の位置が最も低く位置するように形成されている。また、流体溜まり31の下壁(底壁)33は、下凸の滑らかな曲線が中心軸16を中心にして回転させられることによって形作られたような曲面壁であり、中心軸16上の位置が最も低く、径方向外方端24の位置が最も高く位置するように形成されている。そして、流体溜まり31は、上壁32と下壁33とが中心軸16を中心とする円筒状の側壁34によって接続されており、流路中心線25が上壁32の中心35の高さ位置と下壁33の中心36の高さ位置の中間に位置し、上壁32と下壁33とが流路中心線25を対称軸とする線対称の断面形状になっている(図3参照)。また、この流体溜まり31は、上壁32の内部壁面(天井面)、下壁33の内部壁面(底面)、及び側壁34の内部壁面(内側面)が紫外線反射面になっている。また、流体溜まり31は、発光素子取付台座26が底面の中央に設置され、紫外線LED17の光軸18が中心軸16上に位置するように、紫外線LED17が発光素子取付台座26に取り付けられている。
また、流体溜まり31は、発光素子取付台座26のLED取付面27が直交座標系のXY平面と平行に設けられ、この発光素子取付台座26のLED取付面27にヒートシンク28が設けられている。ヒートシンク28は、熱伝導度の良い金属材料(例えば、アルミニウム)で形成されており、流体溜まり31の内部下方に位置している。このような流体溜まり31を備えた本変形例に係る紫外線照射装置1は、紫外線LED17から生じる熱が発光素子取付台座26及びヒートシンク28を介して流体溜まり31内の被処理流体に熱伝達され、上記実施形態に係る紫外線照射装置1と同様に、流体溜まり31の内部の被処理流体に対流が生じる。
本変形例に係る紫外線照射装置1は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1と同様に、紫外線LED17の熱を流体溜まり31内の被処理流体に放熱し、流体溜まり31内の被処理流体を対流させることにより、紫外線LED17から出射された紫外線を被処理流体に均一に照射することができ、エネルギー利用効率を高めることができると共に、被処理流体中のウイルス等の殺菌効果を向上させることができる。
(第2変形例)
図5は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2の第2変形例に係る流体溜まり37を示す図である。そして、この図5において、図5(a)は流体溜まり37の平面図であり、図5(b)は流体溜まり37の正面図であり、図5(c)は流体溜まり37の右側面図である。なお、本変形例に係る流体溜まり37は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と共通する構成部分に同一符号を付し、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と重複する説明を省略する。
図5は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2の第2変形例に係る流体溜まり37を示す図である。そして、この図5において、図5(a)は流体溜まり37の平面図であり、図5(b)は流体溜まり37の正面図であり、図5(c)は流体溜まり37の右側面図である。なお、本変形例に係る流体溜まり37は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と共通する構成部分に同一符号を付し、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と重複する説明を省略する。
図5に示すように、本変形例に係る流体溜まり37は、上壁38が頂点40を上にした円錐状に形成され、円錐の頂点40が中心軸16(紫外線LED17の光軸18)上に位置するように形成されている。また、本変形例に係る流体溜まり37は、下壁41が頂点42を下にした円錐状に形成され、円錐の頂点42が中心軸16(紫外線LED17の光軸18)上に位置するように形成されている。そして、流体溜まり37は、紫外線LED17が下壁41の内面の中央部に発光素子取付台座26を介して取り付けられ(紫外線LED17の光軸18が流体溜まり37の中心軸16と同心に位置するように取り付けられ)、紫外線LED17が流体溜まり37内の下方(流路中心線25よりも下方)に位置し、紫外線LED17から上方へ向けて紫外線が照射されるようになっている。また、流体溜まり37は、発光素子取付台座26のLED取付面27にヒートシンク28が設けられている。
本変形例に係る流体溜まり37を備えた紫外線照射装置1は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1と同様に、紫外線LED17の熱を流体溜まり37の被処理流体に放熱し、流体溜まり37内の被処理流体を対流させることにより、紫外線LED17から出射された紫外線を被処理流体に均一に照射することができ、エネルギー利用効率を高めることができると共に、被処理流体中のウイルス等の殺菌効果を向上させることができる。
(第3変形例)
図6は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2の第3変形例に係る流体溜まり43を示す図である。そして、この図6において、図6(a)は流体溜まり43の平面図であり、図6(b)は流体溜まり43の正面図であり、図6(c)は流体溜まり43の右側面図である。なお、本変形例に係る流体溜まり43は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と共通する構成部分に同一符号を付し、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と重複する説明を省略する。
図6は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2の第3変形例に係る流体溜まり43を示す図である。そして、この図6において、図6(a)は流体溜まり43の平面図であり、図6(b)は流体溜まり43の正面図であり、図6(c)は流体溜まり43の右側面図である。なお、本変形例に係る流体溜まり43は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と共通する構成部分に同一符号を付し、上記実施形態に係る紫外線照射装置1の流体溜まり2と重複する説明を省略する。
図6に示すように、本変形例に係る流体溜まり43は、立方体形状であり、上壁44と下壁45がXY平面と平行に形成され、4側壁(正面側側壁26a、左側側壁26b、背面側側壁26c、及び右側側壁26d)が上壁44及び下壁45に直交するように形成されている。そして、右側側壁46dの中央には上流側流路接続部12が形成され、左側側壁46bの中央には下流側流路接続部13が形成されている。そして、流体溜まり43は、紫外線LED17が下壁45の内面の中央に発光素子取付台座26を介して取り付けられ(紫外線LED17の光軸18が流体溜まり43の中心軸16と同心に位置するように取り付けられ)、紫外線LED17が流体溜まり43内の下方(流路中心線25よりも下方)に位置し、紫外線LED17から上方へ向けて紫外線が照射されるようになっている。また、流体溜まり43は、発光素子取付台座26のLED取付面27にヒートシンク28が設けられている。
本変形例に係る流体溜まり43を備えた紫外線照射装置1は、上記実施形態に係る紫外線照射装置1と同様に、紫外線LED17の熱を流体溜まり43内の被処理流体に放熱し、流体溜まり43内の被処理流体を対流させることにより、紫外線LED17から出射された紫外線を被処理流体に均一に照射することができ、エネルギー利用効率を高めることができると共に、被処理流体中のウイルス等の殺菌効果を向上させることができる。
1……紫外線照射装置、2,31,37,43……流体溜まり、3……流路、4……流体導入口、5……第1開閉弁、6……流体排出口、7……第2開閉弁、17……紫外線LED
Claims (3)
- 流体に紫外線を照射する紫外線照射装置において、
流路の途中に形成された流体溜まりと、
前記流体溜まりの流体導入口を開閉する第1開閉弁と、
前記流体溜まりの流体排出口を開閉する第2開閉弁と、
前記流体溜まりの内部中央の下方に配置され、前記流体溜まりの上方へ向けて紫外線を照射する紫外線LEDと、を有し、
前記流体溜まりは、内部壁面が紫外線反射面になっており、
前記紫外線LEDは、前記第1開閉弁が前記流体導入口を閉じ、前記第2開閉弁が前記流体排出口を閉じて、前記流体溜まり内に前記流体を閉じ込めた状態で、紫外線を照射する、
ことを特徴とする紫外線照射装置。 - 前記流体溜まりは、前記紫外線LEDの熱を前記流体に放熱するヒートシンクが内部下方に設置された、
ことを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。 - 前記流体溜まりは、前記紫外線LEDが設置される側を下面側とすると、前記下面側に対向するように上面側が位置し、
前記流体溜まりの前記上面側は、前記紫外線LEDの光軸の回りに曲線を回転させることによって形成される曲面形状である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線照射装置。
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