JP2018148725A - 直流電圧変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大容量負荷に適用される際に、高効率の変換効率を維持できる直流電圧変換装置を提供する。【解決手段】直流電圧変換装置10は、内部電源線Lsに接続された第1スイッチ素子SW1と、ローパスフィルタ13と、直列接続された補助スイッチ素子SAと補助リアクトルLAとを含み、補助リアクトルLAの一端La1が第1スイッチ素子SW1とローパスフィルタ13との接続点である第1接続点N1に接続された補助共振回路20と、第1スイッチ素子SW1をゼロ電圧スイッチングし、補助スイッチ素子SAをゼロ電流スイッチングするスイッチ制御部11とを備える。補助共振回路20は、補助スイッチ素子SAの第2端子Dと、グランド線Lgまたは内部電源線Lsとの間に接続された補助コンデンサCAを含む。【選択図】図1
Description
本明細書に開示される技術は、直流電圧変換装置に関し、詳しくは、補助共振回路を備えた直流電圧変換装置に関する。
従来、スイッチング素子をいわゆるソフトスイッチングさせることによって、スイッチングによるスイッチング損失と高周波ノイズとを抑制するために、直流電圧変換装置に補助共振回路を備える方法が幅広く行われている。このような補助共振回路を備えた直流電圧変換装置として、例えば、特許文献1に開示されたDC−DCコンバータ(直流電圧変換装置)が知られている。この文献のDC−DCコンバータでは、平滑リアクトルに流れる電流に基づいて、第2の主スイッチ(ローサイドスイッチ)と補助共振回路に含まれる補助スイッチとが同時にオンされる期間を最適化することによって、無駄な電力損失の発生を防止するものである。
しかしながら、上記文献のDC−DCコンバータは、補助共振回路のエネルギー源、すなわち、電源は出力電圧Voutになっている。この出力電圧Voutは入力電圧Vinが変換されたものであるため、変換損失として補助共振回路での損失も上乗せされるこことなる。これは、コンバータの高効率化にとって有利であるとは言えなかった。また、このように出力電圧Voutを補助共振回路に印加する構成においては、入力電圧Vinを非常に低い出力電圧Voutに変換する場合、出力電圧Voutを補助共振回路に印加しても、文献1の図1のM点の電圧が入力電圧Vinに達せず、第1の主スイッチS1のソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)ができない虞があった。この場合、第1の主スイッチS1でのスイッチング損失が増加することとなる。
また、近年、直流電圧変換装置が、電気自動車等、大電流が必要とされるパワー回路として使用される場合、言い換えれば大容量負荷に使用される場合、微小な変換効率の低下が大きな変換損失となってしまう。そのため、大容量負荷に適用される際であっても高効率の変換効率を維持できる直流電圧変換装置が所望されていた。
本明細書に開示される技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、大容量負荷に適用される際に、高効率の変換効率を維持できる直流電圧変換装置を提供する。
本明細書に開示される直流電圧変換装置は、主電源から印加される直流の入力電圧を所定の電圧値を有する出力電圧に変換する直流電圧変換装置であって、前記主電源に接続される内部電源線と、前記内部電源線に接続された第1スイッチ素子と、一端が前記第1スイッチ素子の一端と接続されるローパスフィルタと、直列接続された補助スイッチ素子と補助リアクトルとを含み、前記補助リアクトルの一端が前記第1スイッチ素子と前記ローパスフィルタとの接続点である第1接続点に接続された補助共振回路と、前記第1接続点とグランド線との間に接続された還流部と、前記第1スイッチ素子をゼロ電圧スイッチングし、前記補助スイッチ素子をゼロ電流スイッチングするスイッチ制御部と、を備え、前記補助共振回路の前記補助スイッチ素子は、前記補助リアクトルの他端に接続された第1端子と、前記第1端子に対して接続がオンオフされる第2端子とを含み、前記補助共振回路は、前記補助スイッチ素子の前記第2端子と、グランド線または前記内部電源線との間に接続された補助コンデンサを含む。
本構成によれば、補助共振回路の補助スイッチ素子に補助コンデンサが接続されている。そのため、補助コンデンサから補助共振回路に補助共振に係るエネルギーを供給することができる。また、第1スイッチ素子はゼロ電圧スイッチングされ、補助スイッチ素子はゼロ電流スイッチングされる。そのため、本構成の直流電圧変換装置によれば、大容量負荷に適用される際であっても、高効率の変換効率を維持できる。
本構成によれば、補助共振回路の補助スイッチ素子に補助コンデンサが接続されている。そのため、補助コンデンサから補助共振回路に補助共振に係るエネルギーを供給することができる。また、第1スイッチ素子はゼロ電圧スイッチングされ、補助スイッチ素子はゼロ電流スイッチングされる。そのため、本構成の直流電圧変換装置によれば、大容量負荷に適用される際であっても、高効率の変換効率を維持できる。
上記直流電圧変換装置において、前記スイッチ制御部は、前記補助スイッチ素子をオンオフさせる制御信号を生成し、前記制御信号のオン期間は、少なくとも出力電流を超える前記第1スイッチ素子に流れる第1電流によって、前記補助コンデンサを充電する充電期間を含むようにしてもよい。
本構成によれば、電圧変換の際に生じる余剰エネルギーを用いて補助コンデンサが充電され、補助コンデンサに蓄えられたエネルギーによって補助共振回路を動作させることができる。それによって電圧変換に係る余剰エネルギーを効果的に利用でき、変換効率を向上させることができる。
本構成によれば、電圧変換の際に生じる余剰エネルギーを用いて補助コンデンサが充電され、補助コンデンサに蓄えられたエネルギーによって補助共振回路を動作させることができる。それによって電圧変換に係る余剰エネルギーを効果的に利用でき、変換効率を向上させることができる。
また、上記直流電圧変換装置において、前記スイッチ制御部は、前記制御信号の前記オン期間を、補助コンデンサを放電する放電期間と前記充電期間とに分けて生成するようにしてもよい。
本構成によれば、補助スイッチ素子のゲート制御信号のオン期間を、補助コンデンサを放電する放電期間と充電期間とに分けて生成することによって、補助スイッチ素子に流れる電流の期間を短くすることができる。それによって補助スイッチ素子の導通損失を低減できる。
また、上記直流電圧変換装置において、前記補助コンデンサは、前記補助スイッチ素子と前記グランド線との間に接続されているようにしてもよい。
本構成によれば、補助スイッチ素子のゲート制御信号のオン期間を、補助コンデンサを放電する放電期間と充電期間とに分けて生成することによって、補助スイッチ素子に流れる電流の期間を短くすることができる。それによって補助スイッチ素子の導通損失を低減できる。
また、上記直流電圧変換装置において、前記補助コンデンサは、前記補助スイッチ素子と前記グランド線との間に接続されているようにしてもよい。
本構成によれば、補助コンデンサの充放電制御が、補助コンデンサが補助スイッチ素子と内部電源線との間に接続される場合と比べて、簡易に行える。
また、上記直流電圧変換装置において、前記補助リアクトルと前記補助スイッチ素子との接続点である第2接続点と前記グランド線との間に接続された電圧安定化ダイオードをさらに備えるようにしてもよい。
本構成によれば、電圧安定化ダイオードによって、補助スイッチ素子がオフの期間における第2接続点の電位を安定化できる。すなわち、補助スイッチ素子がオフで第2スイッチ素子がオンの期間においては、補助スイッチ素子としてMOSFETが使用される場合、補助スイッチ素子の寄生容量を介して、第2接続点の電位が変動することが考えられる。その際、電圧安定化ダイオードによって第2接続点の電位の変動が抑制される。
本構成によれば、電圧安定化ダイオードによって、補助スイッチ素子がオフの期間における第2接続点の電位を安定化できる。すなわち、補助スイッチ素子がオフで第2スイッチ素子がオンの期間においては、補助スイッチ素子としてMOSFETが使用される場合、補助スイッチ素子の寄生容量を介して、第2接続点の電位が変動することが考えられる。その際、電圧安定化ダイオードによって第2接続点の電位の変動が抑制される。
また、上記直流電圧変換装置において、前記補助スイッチ素子は、直列に接続され、前記スイッチ制御部によって同一の制御信号によって制御される二個の補助スイッチ素子によって構成されるようにしてもよい。
本構成によれば、補助スイッチ素子を直列に接続された二個の補助スイッチ素子によって構成することによって、補助スイッチ素子としてのオン抵抗が増加する。それによって、補助スイッチ素子のオン時に流れるオン電流が低減されることによって、補助スイッチ素子のオン抵抗損失が、補助スイッチ素子が一個の場合と比べて低減される。なお、損失(電力)は電流の二乗に比例するため、この場合、オン抵抗の増加に伴うオン抵抗損失の増加量よりも、オン電流の低減によるオン抵抗損失の低下量の方が大きくなる。そのため、オン抵抗損失が低減される。
本構成によれば、補助スイッチ素子を直列に接続された二個の補助スイッチ素子によって構成することによって、補助スイッチ素子としてのオン抵抗が増加する。それによって、補助スイッチ素子のオン時に流れるオン電流が低減されることによって、補助スイッチ素子のオン抵抗損失が、補助スイッチ素子が一個の場合と比べて低減される。なお、損失(電力)は電流の二乗に比例するため、この場合、オン抵抗の増加に伴うオン抵抗損失の増加量よりも、オン電流の低減によるオン抵抗損失の低下量の方が大きくなる。そのため、オン抵抗損失が低減される。
また、上記直流電圧変換装置において、前記還流部は、前記スイッチ制御部によってゼロ電圧スイッチングされる第2スイッチ素子によって構成されるようにしてもよい。
本構成によれば、第2スイッチ素子のオンオフ制御によって還流期間の設定を適宜行えるとともに、ゼロ電圧スイッチングによって、第2スイッチ素子のスイッチング損失を抑制できる。
本構成によれば、第2スイッチ素子のオンオフ制御によって還流期間の設定を適宜行えるとともに、ゼロ電圧スイッチングによって、第2スイッチ素子のスイッチング損失を抑制できる。
また、上記直流電圧変換装置において、前記第1スイッチ素子に並列に接続された第1並列容量と、前記還流部に並列に接続された第2並列容量と、をさらに備えるようにしてもよい。
本構成によれば、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子がオフされた際、いわゆるデッドタイムにおける、第1接続点の電位変化の速度を調整することができる。
本構成によれば、第1スイッチ素子および第2スイッチ素子がオフされた際、いわゆるデッドタイムにおける、第1接続点の電位変化の速度を調整することができる。
本明細書に開示される直流電圧変換装置によれば、大容量負荷に適用される際に、高効率の変換効率を維持できる。
<実施形態1>
実施形態1に直流電圧変換装置10を、図1から図9を参照しつつ説明する。
1.直流電圧変換装置の構成
直流電圧変換装置10は、本実施形態では、いわゆるチョッパ型の降圧DC−DCコンバータであり、主電源40であるバッッテリーから印加される直流の入力電圧Vinを降圧して、所定の電圧値を有する直流の出力電圧Voutに変換する。入力電圧Vinは、例えば、48Vであり、出力電圧Voutは、例えば、24Vである。
実施形態1に直流電圧変換装置10を、図1から図9を参照しつつ説明する。
1.直流電圧変換装置の構成
直流電圧変換装置10は、本実施形態では、いわゆるチョッパ型の降圧DC−DCコンバータであり、主電源40であるバッッテリーから印加される直流の入力電圧Vinを降圧して、所定の電圧値を有する直流の出力電圧Voutに変換する。入力電圧Vinは、例えば、48Vであり、出力電圧Voutは、例えば、24Vである。
直流電圧変換装置10は、本実施形態、例えば、ガソリンエンジンと走行用モータとが搭載されたHV車用に配置され、走行用モータ等の大容量負荷50に電力を供給するパワー回路に適用される。なお、直流電圧変換装置10の適用は、HV車に限られず、また車両にも限られない。また、直流電圧変換装置10が適用される負荷は、必ずしも大容量負荷に限られない。さらには、降圧DC−DCコンバータにも限られず、後述するように昇圧DC−DCコンバータにも適用できる。
直流電圧変換装置10は、図1に示されるように、内部電源線Ls、第1スイッチ素子SW1、第1並列容量C1、スイッチ制御部11、ローパスフィルタ13、還流部14、および補助共振回路20を含む。
内部電源線Lsは、バッッテリーBaに接続され、バッッテリーBaからの電力を直流電圧変換装置10の各部に供給する。
第1スイッチ素子SW1は、本実施形態ではボディダイオードD1を含むNチャネルMOSFETによって構成されている。第1スイッチ素子SW1のドレイン端子Dが内部電源線Lsに接続されている。
第1並列容量C1は、第1スイッチ素子SW1に並列に接続されている。なお、第1並列容量C1は個別の素子に限られず、第1スイッチ素子SW1の寄生容量であってもよい。
ローパスフィルタ13は周知のものであり、図1に示されるように、例えば、平滑リアクトルLoおよび平滑コンデンサCoによって構成される。ローパスフィルタ13の入力端13a(ローパスフィルタの一端に相当)は第1スイッチ素子SW1のソース端子S(第1スイッチ素子の一端に相当)と接続され、その出力端13bは直流電圧変換装置10の出力端に接続される。ローパスフィルタ13は、第1接続点N1の電位Vn1、すなわち第1接続点電圧Vn1を入力し、第1接続点電圧Vn1が平滑された出力電圧Voutを出力する。
還流部14は第1接続点N1とグランド線Lgとの間に接続され、周知のものである。本実施形態では、還流部14は、図1に示されるように、第2スイッチ素子SW2によって構成される。第2スイッチ素子SW2は、ボディダイオードD2をNチャネルMOSFETによって構成され、スイッチ制御部11によってゼロ電圧スイッチングされる。
第2並列容量C2は、第2スイッチ素子SW2に並列に接続される。第2並列容量C2によって、第1スイッチ素子SW1および第2スイッチ素子SW2がオフ状態、いわゆるデッドタイムにおける、第1接続点電圧Vn1の変化速度を調整することができる。なお、第2並列容量C2は、第1並列容量C1と同様に、個別の素子に限られず、第1スイッチ素子SW1の寄生容量であってもよい。
このように、還流部14が第2スイッチ素子SW2によって構成されることによって、第2スイッチ素子SW2のオンオフ制御によって還流期間の設定を適宜行えるとともに、ゼロ電圧スイッチングによって、第2スイッチ素子SW2のスイッチング損失を抑制できる。なお、還流部14の構成はこれに限られず、例えば、一個の還流ダイオードによって構成されてもよい。
補助共振回路20は、直列接続された、補助スイッチ素子ASと補助リアクトルLA、補助コンデンサCA、および電圧安定化ダイオードD21を含む。補助共振回路20は、第1スイッチ素子SW1とローパスフィルタ13との接続点である第1接続点N1に接続されている。詳細には、補助スイッチ素子ASに接続されていない補助リアクトルLAの一端La1が、第1接続点N1に接続されている。なお、ここで補助リアクトルLAのリアクタンスは、平滑リアクトルLoに比べて、十分小さくなるように設定されている。
補助スイッチ素子SAは、本実施形態においてはNチャネルMOSFETによって構成されている。補助スイッチ素子SAは、寄生容量CpおよびボディダイオードD3を含む。補助スイッチ素子SAは、ドレイン端子D、ゲート端子G、およびソース端子Sを含む。そのソース端子Sは補助リアクトルの他端La2に接続され、そのドレイン端子Dは、ソース端子Sに対する接続が、ゲート端子Gに印加されるゲート制御信号GAによってオンオフされる。ここで、補助スイッチ素子SAのソース端子Sは「第1端子」の一例であり、補助スイッチ素子SAのドレイン端子Dは「第2端子」の一例である。
電圧安定化ダイオードD21は、補助リアクトルLAと補助スイッチ素子SAとの接続点である第2接続点N2とグランド線Lgとの間に接続されている。詳細には、電圧安定化ダイオードD21のカソードが第2接続点N2に接続され、電圧安定化ダイオードD21のアノードがグランド線Lgに接続されている。電圧安定化ダイオードD21は、補助スイッチ素子SAのオフ時に、補助スイッチ素子SAのドレイン−ソース間の電圧Vsaを安定化させる。
補助コンデンサCAは、補助スイッチ素子SAとグランド線Lgとの間に接続される。詳しくは、補助コンデンサCAの一端が補助スイッチ素子SAのドレイン端子Dに接続され、補助コンデンサCAの他端がグランド線Lgに接続される。ここで、補助スイッチ素子SAのドレイン端子Dは、「補助スイッチ素子の補助リアクトルに接続されていない側の一端」に相当する。補助コンデンサCAは、充放電によって補助共振回路20の共振時のエネルギーを供給する。補助コンデンサCAは、第1スイッチ素子SW1を流れる電流である第1電流Isw1、および第2スイッチ素子SW2を流れる電流である第2電流Isw2が、出力電流(負荷電流)Ioを上回る際のエネルキーを利用して充電される。
スイッチ制御部11は、各スイッチ素子(SW1、SW2、SA)に接続され、各スイッチ素子のオンオフのスイッチングを制御するゲート制御信号(G1、G2、GA)を生成する。詳細には、スイッチ制御部11は、ゲート制御信号(G1、G2)によって、第1、第2スイッチ素子(SW1、SW2)を、いわゆるゼロ電圧スイッチング(ZVS)によってスイッチングする。また、スイッチ制御部11は、ゲート制御信号GAによって、補助スイッチ素子SAを、いわゆるゼロ電流スイッチング(ZCS)によってスイッチングする。なお、各スイッチ素子(SW1、SW2、SA)は、NチャネルMOSFETに限られない。例えば、IGBT等であってもよい。
2.直流電圧変換装置の動作
次に、図2から図9を参照しつつ直流電圧変換装置10の動作を説明する。
次に、図2から図9を参照しつつ直流電圧変換装置10の動作を説明する。
図2に示されるように、第1スイッチ素子SW1がオフ状態で、第2スイッチ素子SW2はオン状態である還流状態、言い換えれば、同期整流状態の時刻t0において、補助スイッチ素子SAがゲート制御信号GAによってオンされると、すなわち、ゼロ電流スイッチング(ZCS)されると、補助共振回路20による共振動作が開始される。
すると、時刻t0から時刻t1までの期間である第1期間K1において、図3に示されように電流が流れる。すなわち、補助スイッチ素子SAおよび補助リアクトルLAに流れる電流である共振電流Irsが増加し、それに伴って第2スイッチ素子SW2に流れる電流である第2電流Isw2が減少する。共振電流Irsの増加速度は補助リアクトルLAのリアクタンスの大きさに依存する。第1期間K1において、平滑リアクトルLoを流れる電流である出力電流(負荷電流)Ioは一定である。なお、第1期間K1に限られず、出力電流Ioは、ほぼ一定とする。
第1期間K1内において、第2スイッチ素子SW2がオフされる。第2スイッチ素子SW2のオフに伴って、第2電流Isw2がさらに減少しゼロとなる。一方、共振電流Irsが増加して、時刻t1において出力電流Ioの大きさに達する。
図4には、時刻t1から第1接続点電圧Vn1が入力電圧Vinより大きくなる時刻t2までの期間(第2期間K2)における電流の流れが、示される。第2期間K2において、第1、第2スイッチ素子(SW1、SW2)がオフ状態(いわゆる、デッドタイム)であるため、共振電流Irsは、主に、第1並列容量C1および第2並列容量C2を介して流れる(図4の電流Ic1、Ic2参照)。このとき、第1並列容量C1は放電し、一方、第2並列容量C2は充電される。そのため、第1接続点電圧Vn1が上昇する。なお、ここで、第1接続点電圧Vn1と、第2スイッチ素子SW2のドレイン−ソース間電圧である第2電圧Vsw2とは等しい。そのため、図2に示されるように、第2期間K2において第2電圧Vsw2は上昇する。
そして、時刻t2において、第1接続点電圧Vn1(第2電圧Vsw2)が入力電圧Vinに達すると、第1スイッチ素子SW1のボディダイオードD1が導通して、第1スイッチ素子SW1のドレイン−ソース間電圧である第1電圧Vsw1がゼロとなる。図5に、ボディダイオードD1の導通期間である時刻t2から時刻t3(第3期間K3)の状態が示される。このとき、ボディダイオードD1を介して逆方向の第1電流Isw1が流れる。
そして、ボディダイオードD1の導通中に、第1スイッチ素子SW1がオンされる(時刻t3)。すなわち、第1スイッチ素子SW1がゼロ電圧スイッチング(ZVS)される。このとき、補助リアクトルLAには逆方向の電圧(入力電圧Vin−補助コンデンサ電圧(充電電圧)Vca)が印加される。すると、図2に示されるように、時刻t3以降において、第1スイッチ素子SW1に流れる電流である第1電流Isw1が増加するとともに、共振電流Irsが減少する。そして第1電流Isw1の値が出力電流Ioに達する時刻t4の後において、共振電流Irsがゼロとなる。図6の(a)には、時刻t3において第1スイッチ素子SW1がオンされた直後における電流の流れが示され、図6の(b)には、時刻t3から時刻t4までの期間(第4期間K4)における電流の流れが示される。
そして、共振電流Irsがゼロとなる時刻t4から所定時刻後の時刻t5において、第1スイッチ素子SW1がオフされる。図6の(c)には、時刻t4から時刻t5までの期間(第5期間K5)における電流の流れが示される。
時刻t5において第1スイッチ素子SW1がオフされると、第1電流Isw1が、第1並列容量C1および第2並列容量C2に転流される(図7の電流Ic1、Ic2参照)。このとき、第1接続点電圧Vn1(第2電圧Vsw2)が急激に降下する。そして、第1接続点電圧Vn1がゼロVに達する時刻t6以降において、ボディダイオードD2が導通(図8参照)し、第2電圧Vsw2がゼロVに維持される。このとき、ボディダイオードD2を介して第2電流Isw2が流れる。
そして、ボディダイオードD2が導通する時刻t6以降の時刻t7において、第2スイッチ素子SW2がオンされて、すなわち、ゼロ電圧スイッチングされて、いわゆる同期整流が開始される。このとき第2電流Isw2による補助コンデンサCAへの充電は継続される(図9参照)。そして補助コンデンサCAの充電電圧Vcaの上昇に伴い充電電流(逆方向の共振電流)Irsが減少する。
共振電流Irsがゼロに達する時刻t8において補助スイッチ素子SAがオフ、すなわち、ゼロ電流スイッチング(ZCS)される。時刻t8から次に第2スイッチ素子SW2がオフされる時刻t9までの期間は同期整流が継続される。時刻t9以降は、上記時刻t0からの動作が繰り返される。なお、時刻t0から時刻t9までの1周期は、例えば、10μs(マイクロ秒)である。
ここで、時刻t5から時刻t7までの期間は、いわゆるデッドタイムである。図7には、デッドタイムの前半である時刻t5から時刻t6までの期間(第6期間K6)における電流の流れが示され、図8には、デッドタイムの後半である時刻t6から時刻t7までの期間(第7期間K7)における電流の流れが示される。
また、時刻t0から時刻t4までが補助コンデンサCAの放電期間KHに相当し、時刻t4から時刻t8までが補助コンデンサCAの充電期間KJに相当する。なお、補助コンデンサCAの放電時の電圧Vcaは、補助コンデンサCAの容量によって決まる。
ここで、充電期間KJには、図2に示されるように、第1電流Isw1が出力電流Ioを超える期間(時刻t4から時刻t5までの期間)と、第2電流Isw2が出力電流Ioを超える期間(時刻t6から時刻t8までの期間)とが含まれる。そして、補助コンデンサCAのゲート制御信号(制御信号の一例)GAのオン期間(時刻t0から時刻t8)は、充電期間KJを含む。すなわち、補助コンデンサCAのゲート制御信号(制御信号の一例)GAのオン期間は、出力電流Ioを超える第1電流Isw1、および出力電流Ioを超える第2電流Isw2によって、補助コンデンサCAを充電する充電期間KJを含む。
なお、補助スイッチ素子SAがオフされ、補助スイッチ素子SAおよびボディダイオードD3に流れる電流がゼロとなった時刻t8以降において、補助スイッチ素子SAの寄生容量Cpを介して流れる電流によって、発振することが考えられる。詳しくは、補助リアクトルLA、寄生容量Cp、補助スイッチ素子SA、および第2スイッチ素子SW2によって形成される回路において、補助スイッチ素子SAのドレイン−ソース間の電圧Vsaが発振によって大きく振動することが考えられる。しかしながら、このような、電圧Vsaの振動の発生は、電圧安定化ダイオードD21によって抑制することができる
ここで、各ゲート制御信号(G1、G2、GA)のオンオフタイミングの決定は、周知の方法によって行われる。すなわち、オンオフタイミングは、例えば、共振電流Irs等の電気量を検知する検知回路(図示せず)からの検知信号と、基準値との比較に基づいて、スイッチ制御部11によって決定される。または、補助リアクトルLAのリアクタンス値、補助コンデンサCAの容量等の回路定数に基づく計算によって予め決定される。この場合、決定されたタイミングデータがスイッチ制御部11のメモリ等に格納され、スイッチ制御部11は、その格納データに基づいてオンオフタイミングを決定する。あるいは、オンオフタイミングは、検知信号と格納データの両方に基づいて決定される。
3.実施形態1の効果
実施形態1では、補助共振回路20の補助スイッチ素子SAに補助コンデンサCAが接続されている。そのため、補助コンデンサCAから補助共振回路20に補助共振に係るエネルギーを供給することができる。また、第1スイッチ素子SW1および第2スイッチ素子SW2はゼロ電圧スイッチングされ、補助スイッチ素子SAはゼロ電流スイッチングされる。そのため、実施形態1の直流電圧変換装置10によれば、大容量負荷に適用される際であっても、高効率の変換効率を維持できる。
実施形態1では、補助共振回路20の補助スイッチ素子SAに補助コンデンサCAが接続されている。そのため、補助コンデンサCAから補助共振回路20に補助共振に係るエネルギーを供給することができる。また、第1スイッチ素子SW1および第2スイッチ素子SW2はゼロ電圧スイッチングされ、補助スイッチ素子SAはゼロ電流スイッチングされる。そのため、実施形態1の直流電圧変換装置10によれば、大容量負荷に適用される際であっても、高効率の変換効率を維持できる。
また、スイッチ制御部11が生成する、補助スイッチ素子SAのケート制御信号GAのオン期間(図2の時刻t0から時刻t8まで)は、出力電流Ioを超える第1電流Isw1、および出力電流Ioを超える第2電流Isw2によって、補助コンデンサCAを充電する充電期間(図2の時刻t4から時刻t5まで、および時刻t6から時刻t8まで)を含む。そのため、電圧変換の際に生じる余剰エネルギーを用いて補助コンデンサCAを充電して、補助コンデンサCAに蓄えられたエネルギーによって補助共振回路20を動作させることができる。それによって電圧変換に係る余剰エネルギーを効果的に利用でき、変換効率を向上させることができる。
なお、ケート制御信号GAのオン期間には、出力電流Ioを超える第2電流Isw2によって、補助コンデンサCAを充電する充電期間(図2の時刻t6から時刻t8まで)は含まれなくてもよい。要は、ケート制御信号GAのオン期間には、少なくとも出力電流Ioを超える第1電流Isw1によって、補助コンデンサCAを充電する充電期間を含むものであればよい。
また、実施形態1では、第2接続点N2とグランド線Lgとの間に接続された電圧安定化ダイオードD21が設けられている。電圧安定化ダイオードD21によって、補助スイッチ素子SAがオフの期間における第2接続点N2の電位を安定化できる。すなわち、補助スイッチ素子SA21がオフで第2スイッチ素子SW2がオンの期間(第8期間K8)においては、実施形態1のように補助スイッチ素子SAとしてNチャネルMOSFETが使用される場合、補助スイッチ素子SAの寄生容量Cpを介した発振によって、第2接続点N2の電位が変動し、第2接続点N2の電位が入力電圧Vinより大きく上昇することも考えられる。しかしながら、その際、電圧安定化ダイオードD21によって第2接続点N2の電位の変動が抑制される。なお、電圧安定化ダイオードD21は、省略されてもよい。
また、各スイッチ素子(SW1、SW2、SA)に印加される電圧を入力電圧Vinとほぼ同一レベルにできる。そのため、各スイッチ素子を定格の小さい部品とすることができ、それによって導通損失を低減できる。
<実施形態2>
実施形態2を、図10を参照して説明する。実施形態1とはスイッチ制御部11が生成する各スイッチ素子(SW1、SW2、SA)のゲート制御信号(G1、G2、GA)のオンオフタイミングのみが異なる。そのため、以下において、ゲート制御信号(G1、G2、GA)のオンオフタイミングの相違点のみを説明する。
実施形態2を、図10を参照して説明する。実施形態1とはスイッチ制御部11が生成する各スイッチ素子(SW1、SW2、SA)のゲート制御信号(G1、G2、GA)のオンオフタイミングのみが異なる。そのため、以下において、ゲート制御信号(G1、G2、GA)のオンオフタイミングの相違点のみを説明する。
実施形態2では、スイッチ制御部は、特に、補助スイッチ素子SAのゲート制御信号GAのオン期間を、補助コンデンサCAを放電する放電期間KHと充電期間KJとに分けて生成する。
すなわち、実施形態1では、図2に示されるように、補助コンデンサCAの放電期間KHと充電期間KJとが連続するように、ゲート制御信号GAのオン期間が、図2の時刻t0から時刻t8の直後までの期間の一期間とされている。しかしながら、実施形態2では、図10に示されるように、ゲート制御信号GAのオン期間が、補助コンデンサCAの放電期間KHに相当する、図10の時刻t0から時刻t2までの期間と、充電期間KJにほぼ相当する、図10の時刻t3から時刻t5までの二つの期間に分けられている。
そして、図10の放電期間KH中の時刻t1において第1スイッチ素子SW1がオンされ、図10の充電期間KJ中の時刻t4において第1スイッチ素子SW1がオフされる。
また、放電期間KHにおける補助スイッチ素子SAのオンタイミングである図10のほぼ時刻t0において第2スイッチ素子SW2がオフされ、充電期間KJにおける補助スイッチ素子SAのオフタイミングである図10のほぼ時刻t5において第2スイッチ素子SW2がオンされる。
このように、補助スイッチ素子SAのゲート制御信号GAのオン期間を、補助コンデンサCAを放電する放電期間KHと充電期間KJとに分けて生成することによって、実施形態1の場合と比べて、補助スイッチ素子SAに流れる電流の期間を短くすることができる。それによって補助スイッチ素子SAの導通損失を低減できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、補助コンデンサを補助スイッチ素子と前記グランド線との間に接続されている補助コンデンサCAによって構成する例を示したが、これに限られない。例えば、補助コンデンサを、図11に示されるように、補助スイッチ素子SAとグランド線Lgとの間に接続された第1補助コンデンサCA1と、第1補助コンデンサCA1と補助スイッチ素子SAとの接続点N3と内部電源線Lsとの間に接続された第2補助コンデンサCA2とによって構成されるようにしてもよい。この場合、各コンデンサの容量は、ほぼ、CA=2×CA1=2×CA2とすることが好ましい。
あるいは、補助コンデンサを、図12に示されるように、補助スイッチ素子と内部電源線との間に接続されている補助コンデンサCAによって構成するようにしてもよい。これらの場合であっても、上記実施形態と同様な制御によって、補助コンデンサCAに蓄えられたエネルギーを利用した補助共振回路を構成することができる。
(2)上記実施形態では、補助スイッチ素子SAを、一個の補助スイッチ素子SAによって構成する例を示したが、これに限られない。例えば、補助スイッチ素子SAは、直列に接続され、スイッチ制御部によって同時に制御される二個の補助スイッチ素子によって構成されるようにしてもよい。
一個の補助スイッチ素子SA21によって構成されてもよい。
一個の補助スイッチ素子SA21によって構成されてもよい。
(3)上記実施形態では、還流部14が第2スイッチ素子SW2と第2並列容量C2とによって構成される例を示したがこれに限られない。例えば、還流部14は、一個の還流ダイオードによって構成されてもよい。
(4)上記実施形態では、直流電圧変換装置10をチョッパ型の降圧DC−DCコンバータに適用する例を示したが、これに限られず、例えば、直流電圧変換装置10をチョッパ型の昇圧DC−DCコンバータに適用することもできる。図11に、直流電圧変換装置10をチョッパ型の昇圧DC−DCコンバータに適用した際の、制御および動作の例を示す。
10…直流電圧変換装置
11…スイッチ制御部
13…ローパスフィルタ
14…還流部(第2スイッチ素子)
20…補助共振回路
40…主電源
C1…第1並列容量
C2…第2並列容量
CA…補助コンデンサ
D…第2スイッチ素子のドレイン端子(第2端子)
D21…電圧安定化ダイオード
LA…補助リアクトル
Lg…グランド線
Ls…内部電源線
N1…第1接続点
N2…第2接続点
S…第2スイッチ素子のソース端子(第1端子)
SA…補助スイッチ素子
SW1…第1スイッチ素子(NチャネルMOSFET)
SW2…第2スイッチ素子(NチャネルMOSFET)
11…スイッチ制御部
13…ローパスフィルタ
14…還流部(第2スイッチ素子)
20…補助共振回路
40…主電源
C1…第1並列容量
C2…第2並列容量
CA…補助コンデンサ
D…第2スイッチ素子のドレイン端子(第2端子)
D21…電圧安定化ダイオード
LA…補助リアクトル
Lg…グランド線
Ls…内部電源線
N1…第1接続点
N2…第2接続点
S…第2スイッチ素子のソース端子(第1端子)
SA…補助スイッチ素子
SW1…第1スイッチ素子(NチャネルMOSFET)
SW2…第2スイッチ素子(NチャネルMOSFET)
Claims (8)
- 主電源から印加される直流の入力電圧を所定の電圧値を有する出力電圧に変換する直流電圧変換装置であって、
前記主電源に接続される内部電源線と、
前記内部電源線に接続された第1スイッチ素子と
一端が前記第1スイッチ素子の一端と接続されるローパスフィルタと、
直列接続された補助スイッチ素子と補助リアクトルとを含み、前記補助リアクトルの一端が前記第1スイッチ素子と前記ローパスフィルタとの接続点である第1接続点に接続された補助共振回路と、
前記第1接続点とグランド線との間に接続された還流部と、
前記第1スイッチ素子をゼロ電圧スイッチングし、前記補助スイッチ素子をゼロ電流スイッチングするスイッチ制御部と、を備え、
前記補助共振回路の前記補助スイッチ素子は、前記補助リアクトルの他端に接続された第1端子と、前記第1端子に対して接続がオンオフされる第2端子とを含み、
前記補助共振回路は、
前記補助スイッチ素子の前記第2端子と、グランド線または前記内部電源線との間に接続された補助コンデンサを含む、直流電圧変換装置。 - 請求項1に記載の直流電圧変換装置において、
前記スイッチ制御部は、前記補助スイッチ素子をオンオフさせる制御信号を生成し、
前記制御信号のオン期間は、少なくとも出力電流を超える前記第1スイッチ素子に流れる第1電流によって、前記補助コンデンサを充電する充電期間を含む、直流電圧変換装置。 - 請求項2に記載の直流電圧変換装置において、
前記スイッチ制御部は、前記制御信号のオン期間を、補助コンデンサを放電する放電期間と前記充電期間とに分けて生成する、直流電圧変換装置。 - 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の直流電圧変換装置において、
前記補助コンデンサは、前記補助スイッチ素子と前記グランド線との間に接続されている、直流電圧変換装置。 - 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の直流電圧変換装置において、
前記補助リアクトルと前記補助スイッチ素子との接続点である第2接続点と前記グランド線との間に接続された電圧安定化ダイオードをさらに備える、直流電圧変換装置。 - 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の直流電圧変換装置において、
前記補助スイッチ素子は、直列に接続され、前記スイッチ制御部によって同一の制御信号によって制御される二個の補助スイッチ素子によって構成される、直流電圧変換装置。 - 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の直流電圧変換装置において、
前記還流部は、前記スイッチ制御部によってゼロ電圧スイッチングされる第2スイッチ素子によって構成される、直流電圧変換装置。 - 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の直流電圧変換装置において、
前記第1スイッチ素子に並列に接続された第1並列容量と、
前記還流部に並列に接続された第2並列容量と、をさらに備える、直流電圧変換装置。
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