JP2018147753A - 電気接続箱 - Google Patents

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祐貴 伏見
成正 山根
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成正 山根
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Abstract

【課題】コネクタホルダの破損や変形を防止しつつ、小型化及び軽量化を図ることができる電気接続箱を提供する。【解決手段】電気接続箱1は、電気部品が配設されたブロック体2と、コネクタ10と、コネクタ10を保持してブロック体2に固定するコネクタホルダ20とを備える。コネクタ10は、下側コネクタ部材11と、コネクタ嵌合方向において下側コネクタ部材11に接続される上側コネクタ部材12と、レバー軸周りに回動自在に下側コネクタ部材11に取り付けられるレバー13とを含む。下側コネクタ部材11は、下側コネクタ部材11から当接方向に沿って延びる突出部16A,16Bを含む。ブロック体2は、コネクタ10の突出部16A,16Bを支持可能な支持壁32Aを含む。コネクタホルダ20とブロック体2との間には、突出部16A,16Bが当接方向に沿って通過してブロック体2の支持壁32Aに当接することを可能にする空間が形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、電気接続箱に係り、特に内部にレバー付コネクタを含む電気接続箱に関するものである。
自動車などにおいては、ヒューズやリレーなどの電気部品との効率的な電気的接続を実現するために、内部に多くの電気部品が配設された電気接続箱が用いられている。この電気接続箱の内部では、ワイヤハーネス同士を電気的に接続するためにコネクタが用いられるが、このようなコネクタとして、ワイヤハーネスが接続された2つのコネクタ部材をレバー操作により嵌合させてワイヤハーネス間の電気的接続を容易にしたレバー付コネクタが知られている。より具体的には、このようなレバー付コネクタは、回動可能なレバーが取り付けられた第1のコネクタ部材と、第1のコネクタ部材に接続される第2のコネクタ部材とを含んでおり、第1のコネクタ部材に取り付けられたレバーを回動させることによって第2のコネクタ部材を第1のコネクタ部材側に押圧し、これによって第2のコネクタ部材を第1のコネクタ部材に嵌合させている。
上述したレバー付コネクタを電気接続箱内で固定する際には、コネクタホルダと呼ばれる枠体の内部にコネクタを収容し、このコネクタホルダを電気接続箱に取り付けることでコネクタを電気接続箱に固定している(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に開示されたコネクタホルダは、枠体に形成された係合爪をコネクタに係合させることによってコネクタを内部に保持しているが、上述したレバー付コネクタのレバー操作の際には、レバーから第2のコネクタ部材に大きな押圧力が作用し、コネクタが係合しているコネクタホルダの係合爪にも大きな力が作用する。このため、コネクタのレバー操作に伴って、係合爪が破損したり、コネクタホルダ全体が変形してしまったりすることが考えられる。このような観点から、コネクタホルダの枠体の厚さを大きくして剛性を高めることも考えられるが、コネクタホルダ及び電気接続箱に対する小型化及び軽量化の要請から、コネクタホルダを大きくすることなく、コネクタホルダの破損や変形を防止できる技術が求められている。
特開2005−322541号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、コネクタホルダの破損や変形を防止しつつ、小型化及び軽量化を図ることができる電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、コネクタホルダの破損や変形を防止しつつ、小型化及び軽量化を図ることができる電気接続箱が提供される。この電気接続箱は、電気部品が配設されたブロック体と、コネクタと、上記コネクタを保持して上記ブロック体に固定するコネクタホルダとを備える。上記コネクタは、第1のコネクタ部材と、コネクタ嵌合方向において上記第1のコネクタ部材に接続される第2のコネクタ部材と、上記コネクタ嵌合方向に垂直な方向に沿ったレバー軸周りに回動自在に上記第1のコネクタ部材に取り付けられ、上記コネクタ嵌合方向に上記第2のコネクタ部材を押圧して上記第2のコネクタ部材を上記第1のコネクタ部材に嵌合させるレバーとを含んでいる。上記第1のコネクタ部材は、上記第1のコネクタ部材から上記コネクタ嵌合方向及び上記レバー軸に沿った方向の双方に垂直な当接方向に沿って延びる少なくとも1つの突出部を含んでいる。上記ブロック体は、上記コネクタの上記突出部を支持可能な支持壁を含んでいる。上記コネクタホルダと上記ブロック体との間には、上記第1のコネクタ部材の上記突出部が上記当接方向に沿って通過して上記ブロック体の上記支持壁に当接することを可能にする空間が形成されている。
このような構成により、コネクタのレバーにより第2のコネクタ部材を第1のコネクタ部材に嵌合させる際に、コネクタに作用する当接方向の力を剛性の高いブロック体の支持壁で受けることができるため、コネクタホルダに作用する当接方向の力を軽減することができる。したがって、レバー操作によりコネクタホルダが破損したり変形したりすることが防止される。また、コネクタホルダに大きな力が作用しないため、コネクタホルダの側壁を薄くすることができ、コネクタホルダ、ひいては電気接続箱の小型化及び軽量化を図ることができる。
上記少なくとも1つの突出部は、上記第1のコネクタ部材の上記当接方向における両側の側面から延び、それぞれの側面において上記レバー軸に沿った方向における両縁部の近傍に形成されていてもよい。このような突出部を形成することにより、コネクタが当接方向の両側かつレバー軸に沿った方向の両側で支持壁と当接することとなるため、コネクタをブロック体に取り付けた際のコネクタのがたつきを低減することができ、コネクタをブロック体に安定的に取り付けることができる。
上記少なくとも1つの突出部は、上記第1のコネクタ部材の上記コネクタ嵌合方向に沿った端部であって、上記第2のコネクタ部材とは反対側の端部に形成されていてもよい。コネクタのレバーにより第2のコネクタ部材を第1のコネクタ部材に嵌合させる際には、第1のコネクタ部材のコネクタ嵌合方向に沿った端部に最も力が作用するので、このような端部に突出部を形成することにより、第1のコネクタ部材に作用する当接方向の力の大部分を支持壁で受けることができる。
本発明によれば、コネクタのレバーにより第2のコネクタ部材を第1のコネクタ部材に嵌合させる際に、コネクタに作用する当接方向の力を剛性の高いブロック体の支持壁で受けることができるため、コネクタホルダに作用する当接方向の力を軽減することができる。したがって、レバー操作によりコネクタホルダが破損したり変形したりすることが防止される。また、コネクタホルダに大きな力が作用しないため、コネクタホルダの側壁を薄くすることができ、コネクタホルダ、ひいては電気接続箱の小型化及び軽量化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態における電気接続箱を示す斜視図である。 図2は、図1に示される電気接続箱における一部のブロック体とコネクタ組立体を示す斜視図でる。 図3は、図2に示されるコネクタ組立体を図2とは別の方向から見た斜視図である。 図4は、図3に示されるコネクタ組立体のコネクタにおいて上側コネクタ部材を下側コネクタ部材に嵌合させた状態を示す斜視図である。 図5Aは、図3に示されるコネクタ組立体のコネクタホルダを示す斜視図である。 図5Bは、図5Aに示されるコネクタホルダの平面図である。 図6は、図3に示されるコネクタ組立体の組立工程を説明するための斜視図である。 図7は、図2に示されるブロック体を図2とは別の方向から見た斜視図である。 図8は、図2に示されるブロック体にコネクタ組立体が取り付けられた状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る電気接続箱の実施形態について図1から図8を参照して詳細に説明する。なお、図1から図8において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図8においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
図1は、本発明の一実施形態における電気接続箱1を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態における電気接続箱1は、ヒューズやリレーなどの電気部品が搭載された複数のブロック体2と、ブロック体2の側面に取り付けられたコネクタ組立体3と、ブロック体2及びコネクタ組立体3の周囲を覆う下カバー4とを有している。なお、図1においては、理解を容易にするために、ブロック体2に搭載された電気部品やワイヤハーネス、ブロック体2及びコネクタ組立体3の上方を覆う上カバーなどの図示を省略している。
図2は、一部のブロック体2とコネクタ組立体3を示す斜視図である。図2に示すように、コネクタ組立体3は、電気接続箱1の内部でワイヤハーネス同士を電気的に接続するためのコネクタ10と、コネクタ10を保持して電気接続箱1の内部に固定するためのコネクタホルダ20とを含んでいる。コネクタホルダ20がブロック体2の側面に取り付けられることによってコネクタ10が電気接続箱1内に固定される。このコネクタホルダ20は、後述するようにブロック体2に対して着脱自在となっている。
図3は、コネクタ組立体3を図2とは別の方向から見た斜視図である。図3に示すように、コネクタ10は、一方のワイヤハーネス(図示せず)が接続される下側コネクタ部材(第1のコネクタ部材)11と、他方のワイヤハーネス(図示せず)が接続される上側コネクタ部材(第2のコネクタ部材)12と、下側コネクタ部材11に回動自在に連結されたレバー13とを含んでいる。上側コネクタ部材12と下側コネクタ部材11とはZ方向において嵌合接続されることにより互いに電気的に接続され、それぞれに接続されたワイヤハーネス同士が電気的に接続されるようになっている。なお、以下の説明では、上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に嵌合させる方向であるZ方向をコネクタ嵌合方向ということがある。
コネクタ10のレバー13は、下側コネクタ部材11に連結され、Y方向に沿ったレバー軸周りに回動可能な軸部14と、レバー13の回動によって上側コネクタ部材12を下方(−Z方向)に押圧する押圧部15とを含んでいる。上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に載置した状態でレバー13を図3に示す状態から矢印で示す方向に回動させると、レバー13の押圧部15が上側コネクタ部材12の上面12Aに接触し、さらにレバー13を回動させると、押圧部15が上側コネクタ部材12を下方(−Z方向)に押圧することとなる。この押圧により上側コネクタ部材12が下側コネクタ部材11に嵌合するようになっている。図4は、このようにして上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に嵌合させた状態を示している。本実施形態では、このようにレバー13を回動させることにより上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に嵌合させることができるので、上側コネクタ部材12と下側コネクタ部材11との間の電気的接続が容易になる。
図4に示すように、下側コネクタ部材11の−Z方向の端部(下端部)には、+X方向の側面11Aから+X方向に突出する突出部16A,16Bが形成されている。これらの突出部16A,16Bは、Y方向における側面11Aの両縁部の近傍に形成されている。また、本実施形態における突出部16A,16Bは側面11Aの下端部にそれぞれ形成されている。これらの突出部16A,16Bの間にはX方向に凹んだ凹部17が形成されている。図示はしないが、−X方向の側面11Bにも同様の突出部と凹部が形成されている。この場合において、下側コネクタ部材11の向きを視認しやすくするために、下側コネクタ部材11の側面11A,11Bに形成される突出部の長さを側面11Aと側面11Bとで変えてもよい。
図5Aはコネクタホルダ20を示す斜視図、図5Bは平面図である。図5A及び図5Bに示すように、コネクタホルダ20は、3つの側壁21,22,23と、上述したブロック体2に連結可能な連結部24,24とを含んでいる。連結部24,24は側壁21,23の+Y方向側の端部に形成されている。コネクタホルダ20は、弾性的に変形可能な材料、例えば樹脂により形成される。
側壁21,22,23は、図5Bの平面図において略コ字状の形状をなしており、図3に示すように、下側コネクタ部材11のZ方向に平行な4つの側面のうち3つの側面を取り囲むものである。このように、下側コネクタ部材11を取り囲む側壁21,22,23を平面視において略コ字状の形状とすることで、側壁21,22,23の内側には下側コネクタ部材11を収容する収容空間Rが形成され、連結部24,24の間には+Y方向に開放された開放空間Sが形成される。したがって、このような開放空間Sを通して下側コネクタ部材11をコネクタホルダ20の収容空間Rに容易に挿入することができるとともに、コネクタホルダ20に装着された下側コネクタ部材11を+Y方向に開放された開放空間Sを通して容易に取り外すことができる。なお、以下の説明では、コネクタホルダ20に対して下側コネクタ部材11を着脱できる方向であるY方向をコネクタ着脱方向ということがある。
このように、本実施形態においては、連結部24,24の間に形成された開放空間Sを通して下側コネクタ部材11をコネクタ着脱方向に沿ってコネクタホルダ20内の収容空間Rに出し入れすることが可能であるので、コネクタ10のレバー13に邪魔されることなく、コネクタ10を容易に着脱することが可能となる。
図5A及び図5Bに示すように、コネクタホルダ20は、コネクタ10の下側コネクタ部材11のZ方向の端面(下面)を支持するコネクタ支持部25を有している。このコネクタ支持部25は側壁22から内側(+Y方向)に延出している。図5Aに示すように、このコネクタ支持部25のX方向の両端からはガイド部26が+Y方向に延びている。このガイド部26は側壁21,23の下方に位置しており、ガイド部26と側壁21,23のそれぞれとの間にはガイド溝Gが形成されている。また、コネクタホルダ20の側壁21,23には、側壁21,23の下端部からX方向内側に突出する突起27が形成されている。この突起27は、+Y方向に向かって高さが低くなる傾斜面27Aを有している。突起27は、上述した下側コネクタ部材11の凹部17に係合するように構成されている。
図6は、コネクタ10をコネクタホルダ20に装着する工程を説明するための斜視図である。なお、図6においては、下側コネクタ部材11の内部が中空になっているが、実際には下側コネクタ部材11の内部にはワイヤハーネスに接続された多数の端子が収容されている。
コネクタ10をコネクタホルダ20に装着する際は、図6に示すように、−Y方向に沿って下側コネクタ部材11をコネクタホルダ20の開放空間Sから収容空間Rに向かって挿入していく(矢印1)。コネクタホルダ20の連結部24,24の間の距離は、側壁21と側壁23との距離よりも狭くなっているため、下側コネクタ部材11を挿入する際には、コネクタホルダ20が弾性変形して連結部24,24の間が広がり、収容空間R内の所定の収容位置に下側コネクタ部材11が位置するとコネクタホルダ20の形状が元に戻るようになっている。
上述したように、コネクタホルダ20には、側壁22から+Y方向に延びるコネクタ支持部25が形成されており、下側コネクタ部材11がコネクタホルダ20の収容空間R内の所定の収容位置にある状態では、このコネクタ支持部25が下側コネクタ部材11の下方に位置するようになっている。したがって、レバー13の操作によって上側コネクタ部材12がコネクタ嵌合方向(Z方向)に押圧されて下側コネクタ部材11に嵌合されるときに、下側コネクタ部材11はコネクタ支持部25によってしっかりと支持され、嵌合の際の押圧力をコネクタ支持部25で受けることができる。
また、上述したように、コネクタホルダ20のガイド部26と側壁21,23のそれぞれとの間にはガイド溝Gが形成されており、図6の矢印1で示す挿入工程においては、下側コネクタ部材11の突出部16Aがガイド溝Gに案内されるようになっている。このように、コネクタホルダ20のガイド部26によって、下側コネクタ部材11を収容空間R内の収容位置に案内することができるので、下側コネクタ部材11をコネクタホルダ20に装着する作業が容易になる。特に、本実施形態では、上記ガイド部26がコネクタ支持部25のX方向の両側から延びているため、ガイド部26によって下側コネクタ部材11をコネクタ支持部25の上方に案内することができ、コネクタ支持部25による下側コネクタ部材11の支持を確実なものとすることができる。さらに、下側コネクタ部材11がコネクタホルダ20の収容空間R内の所定の収容位置にある状態では、下側コネクタ部材11の突出部16Aの下方にコネクタホルダ20のガイド部26が位置することとなるので、上側コネクタ部材12の嵌合の際に下側コネクタ部材11に作用するZ方向の押圧力をコネクタ支持部25だけではなくガイド部26でも受けることができる。したがって、下側コネクタ部材11に作用するZ方向の押圧力を分散してコネクタホルダ20で受けることができるため、コネクタホルダ20の耐久性が向上する。
また、下側コネクタ部材11がコネクタホルダ20の収容空間R内の所定の収容位置にある状態では、コネクタホルダ20に形成された突起27が下側コネクタ部材11に形成された凹部17と係合するようになっている。すなわち、図6の矢印1で示す挿入工程において、下側コネクタ部材11をコネクタホルダ20の開放空間Sから収容空間Rに向かって挿入していくと、コネクタホルダ20の側壁21,23に形成された突起27の傾斜面27Aと下側コネクタ部材11の側面11A,11Bとが接触し、さらに下側コネクタ部材11を−Y方向に挿入すると、コネクタホルダ20の突起27が下側コネクタ部材11の側面11A,11Bにより押されてコネクタホルダ20の側壁21,23が弾性変形する。さらに下側コネクタ部材11を−Y方向に挿入すると、コネクタホルダ20の突起27が下側コネクタ部材11の凹部17に至り、コネクタホルダ20の側壁21,23が元の形状に戻る。これにより、コネクタホルダ20の突起27が下側コネクタ部材11の凹部17に嵌まり込み係合するようになっている。したがって、下側コネクタ部材11がコネクタホルダ20の収容空間R内の所定の収容位置に至ったときには、コネクタホルダ20の突起27が下側コネクタ部材11の凹部17に係合した状態となっているため、この係合によって下側コネクタ部材11がコネクタ着脱方向(Y方向)に移動することが規制され、下側コネクタ部材11がコネクタホルダ20から不意に外れてしまうことが防止される。このように、本実施形態におけるコネクタホルダ20の突起27は、下側コネクタ部材11の被係合部としての凹部17に係合してコネクタ着脱方向への移動を規制するものである。なお、突起27の傾斜面27Aによって下側コネクタ部材11の側面11A,11Bが滑らかにガイドされる。
次に、このようにして下側コネクタ部材11が装着されたコネクタホルダ20を後述するようにブロック体2に取り付ける。コネクタホルダ20をブロック体2に取り付けた後、下側コネクタ部材11に上側コネクタ部材12を載置して(矢印2)、図3に示す状態とする。そして、上述したように、下側コネクタ部材11に連結されたレバー13を回動させることにより(矢印3)、レバー13の押圧部15が上側コネクタ部材12を下方に押圧して上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に嵌合させる。これにより、コネクタホルダ20に装着されたコネクタ10とコネクタホルダ20とからなるコネクタ組立体3がブロック体2に取り付けられた状態となる。
次に、コネクタホルダ20をブロック体2に取り付ける構造について説明する。図7は、ブロック体2を図2とは別の方向から見た斜視図である。図7に示すように、ブロック体2は、上述したコネクタ組立体3のコネクタ10を下方から支持するコネクタ支持部30と、コネクタ組立体3のX方向の両側に設けられた支持壁32A,32Bと、支持壁32A,32BのX方向内側に形成されたレール34とを備えている。レール34は、XY平面において略T字状の形状を有する部材であり、コネクタ支持部30から上方(Z方向)に延びている。
図5Aに戻って、コネクタホルダ20の連結部24,24には、XY平面において略コ字状の形状を有するレールガイド28が形成されている。このレールガイド28の内部空間にはブロック体2のレール34を収容できるようになっており、コネクタホルダ20のレールガイド28がブロック体2のレール34上を摺動できるようになっている。
また、図7に示すように、ブロック体2は、コネクタ支持部30から上方(Z方向)に延びる弾性片36をレール34の近傍に有している。この弾性片36は、弾性的に変形可能な材料、例えば樹脂により形成されており、この例ではX方向に弾性変形可能となっている。弾性片36は、その上部にX方向に突出した突起37を有している。この突起37は、上方(Z方向)に向かって高さが低くなる傾斜面37Aを有している。
図5Aに戻って、コネクタホルダ20の連結部24,24には、上述したブロック体2の弾性片36の突起37に対応して、X方向内側に突出する係合部29が形成されている。この係合部29は、下方(Z方向)に向かって高さが低くなる傾斜面29Aを有している。
上述のようにして組み立てられたコネクタ組立体3をブロック体2に取り付ける際には、コネクタ組立体3をブロック体2のコネクタ支持部30の上方に位置させ、コネクタホルダ20のレールガイド28の内側にブロック体2のレール34を挿入する。そして、コネクタホルダ20のレールガイド28をブロック体2のレール34に沿ってZ方向に摺動させ、コネクタ組立体3を下方に移動させる。このとき、コネクタホルダ20の連結部24,24に形成された係合部29の傾斜面29Aとブロック体2の弾性片36に形成された突起37の傾斜面37Aとが接触し、さらにコネクタ組立体3を下方に移動すると、ブロック体2の弾性片36がコネクタホルダ20の係合部29に押されて弾性片36がX方向に弾性変形する。そして、コネクタホルダ20の係合部29が弾性片36の突起37を乗り越えると弾性片36の形状が元に戻る。これにより、コネクタホルダ20の係合部29と弾性片36の突起37とが互いに係合することとなる。このコネクタホルダ20の係合部29と弾性片36の突起37との係合によってコネクタ組立体3のZ方向の移動が規制され、この結果、コネクタ組立体3がブロック体2に取り付けられる。
このようにしてコネクタ組立体3をブロック体2に取り付けた後、例えばコネクタ10内の端子を検査する必要が生じた場合などであっても、弾性片36が上方(コネクタ嵌合方向)に沿って延びているため、コネクタ組立体3をブロック体2から容易に取り外すことが可能である。すなわち、コネクタホルダ20の係合部29と弾性片36の突起37との間に上方から例えばドライバなどの工具を挿入することで、コネクタホルダ20の係合部29と弾性片36の突起37との間の係合を解除することが可能である。このようにコネクタホルダ20の係合部29と弾性片36の突起37との間の係合を解除した状態でコネクタ組立体3をブロック体2から上方に引き上げることで、コネクタ組立体3をブロック体2から容易に取り外すことができる。
さらに、ブロック体2から取り外したコネクタ組立体3のコネクタホルダ20からコネクタ10を取り外すことも容易である。すなわち、コネクタホルダ20の連結部24,24をX方向外側に広げることで、コネクタホルダ20の突起27と下側コネクタ部材11の凹部17との間の係合を解除することが可能である。このようにコネクタホルダ20の突起27と下側コネクタ部材11の凹部17との間の係合を解除した状態でコネクタ10を+Y方向(コネクタ着脱方向)に引き出すことで、コネクタ10をコネクタホルダ20から容易に取り外すことができる。
図8は、ブロック体2にコネクタ組立体3が取り付けられた状態を示す縦断面図である。図8に示すように、下側コネクタ部材11の突出部16Aは、コネクタホルダ20の側壁21の下端の下方を通過し、ブロック体2の支持壁32Aに当接するようになっている。すなわち、図3に示すように、コネクタホルダ20の側壁21の下方は開放された空間となっており、コネクタ組立体3をブロック体2に取り付けた際に、コネクタホルダ20の側壁21とブロック体2のコネクタ支持部30との間に隙間が形成されるようになっている。そして、図8に示すように、このコネクタホルダ20の側壁21とブロック体2のコネクタ支持部30との間の隙間を下側コネクタ部材11の突出部16AがX方向に沿って延び、支持壁32Aに当接するようになっている。
上述したように、コネクタ10のレバー13を回動させて押圧部15により上側コネクタ部材12を押圧した場合には、このレバー操作によってコネクタ10に力が作用するが、このときコネクタ10には、下向き(−Z方向)の力だけではなく、図8の矢印で示すような+X方向の力も作用する。したがって、下側コネクタ部材11の突出部16Aをブロック体2の支持壁32Aに当接するように構成することで、突出部16Aが支持壁32Aによって支持され、この+X方向の力を支持壁32Aで受けることができる。一般的に、ブロック体2はコネクタホルダ20に比べて大きく、高い剛性を維持することができるので、ブロック体2の支持壁32Aが押圧部15による+X方向の力を受けても、破損や変形などの問題が生じにくい。
このように、コネクタ10のレバー操作によって生じる+X方向の力を主として剛性の高いブロック体2の支持壁32Aで受けることができるため、コネクタホルダ20に作用する+X方向の力を軽減することができる。したがって、コネクタホルダ20の側壁21〜23を薄くすることができ、コネクタ組立体3、ひいては電気接続箱1の小型化及び軽量化を図ることができる。
特に、コネクタ10のレバー操作によって上側コネクタ部材12を下側コネクタ部材11に嵌合させる際には、下側コネクタ部材11の下端部に最も力が作用するが、本実施形態では、下側コネクタ部材11の下端部に上記突出部16A,16Bを形成しているため、下側コネクタ部材11に作用する当接方向の力の大部分を支持壁32Aで受けることができる。
また、本実施形態においては、図8に示すように、下側コネクタ部材11の側面11Aとは反対側の側面11Bにも、上述した突出部16A,16Bに対応して、−X方向に突出する突出部16C,16Dが形成されている(突出部16Cについては図示せず)。これらの突出部16C,16Dは、コネクタホルダ20の側壁23の下端の下方を通過し、ブロック体2の支持壁32Bに当接するようになっている。このように、下側コネクタ部材11が、X方向の両側かつY方向の両側で支持壁32A,32Bと当接することとなるため、コネクタ10をブロック体2に取り付けた際のコネクタ10のがたつきを低減することができ、コネクタ10をブロック体2に安定的に取り付けることができる。
なお、上述した実施形態においては、コネクタホルダ20が平面視において略コ字状の側壁21,22,23を有するものとしたが、コネクタホルダ20の形態は図示のものに限られない。例えば、コネクタホルダ20が、平面視において略ロの字状の側壁、すなわちコネクタ10の四方を囲む4つの側壁を有していてもよい。
なお、本明細書において使用した用語「下方」、「上方」、「上側」、「下側」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 電気接続箱
2 ブロック体
3 コネクタ組立体
4 下カバー
10 コネクタ
11 下側コネクタ部材
12 上側コネクタ部材
13 レバー
14 軸部
15 押圧部
16A,16B,16C,16D 突出部
17 凹部
20 コネクタホルダ
21〜23 側壁
24 連結部
25 コネクタ支持部
26 ガイド部
27 突起
28 レールガイド
29 係合部
30 コネクタ支持部
32A,32B 支持壁
34 レール
36 弾性片
37 突起
G ガイド溝
R 収容空間
S 開放空間

Claims (3)

  1. 電気部品が配設されたブロック体と、
    第1のコネクタ部材と、コネクタ嵌合方向において前記第1のコネクタ部材に接続される第2のコネクタ部材と、前記コネクタ嵌合方向に垂直な方向に沿ったレバー軸周りに回動自在に前記第1のコネクタ部材に取り付けられ、前記コネクタ嵌合方向に前記第2のコネクタ部材を押圧して前記第2のコネクタ部材を前記第1のコネクタ部材に嵌合させるレバーとを含むコネクタと、
    前記コネクタを保持して前記ブロック体に固定するコネクタホルダと
    を備え、
    前記第1のコネクタ部材は、前記第1のコネクタ部材から前記コネクタ嵌合方向及び前記レバー軸に沿った方向の双方に垂直な当接方向に沿って延びる少なくとも1つの突出部を含み、
    前記ブロック体は、前記コネクタの前記突出部を支持可能な支持壁を含み、
    前記コネクタホルダと前記ブロック体との間には、前記第1のコネクタ部材の前記突出部が前記当接方向に沿って通過して前記ブロック体の前記支持壁に当接することを可能にする空間が形成される、
    電気接続箱。
  2. 前記少なくとも1つの突出部は、前記第1のコネクタ部材の前記当接方向における両側の側面から延び、それぞれの側面において前記レバー軸に沿った方向における両縁部の近傍に形成されている、請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記少なくとも1つの突出部は、前記第1のコネクタ部材の前記コネクタ嵌合方向に沿った端部であって、前記第2のコネクタ部材とは反対側の端部に形成されている、請求項1又は2に記載の電気接続箱。
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