JP2018147577A - コネクタ - Google Patents

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岳秀 寺澤
Takehide Terasawa
岳秀 寺澤
健志 増田
Kenji Masuda
健志 増田
大谷 弘
Hiroshi Otani
弘 大谷
知之 坂田
Tomoyuki Sakata
知之 坂田
洋治郎 橋本
Yojiro Hashimoto
洋治郎 橋本
慎平 杉本
Shimpei Sugimoto
慎平 杉本
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Abstract

【課題】電線からの振動をコネクタハウジングに逃しつつ、浸入した水を容易に排出することができることができる。
【解決手段】コネクタ10は、芯線27の外周を絶縁被覆29で覆った被覆電線25の端末に接続された端子20と、前記端子20を収容するキャビティ31が設けられたコネクタハウジング30と、前記被覆電線25の外周面と前記キャビティ31の内壁33Aの一部に密着可能な弾性部材50と、前記弾性部材50と前記キャビティ31の内壁33Aの間に設けられ、前記端子20挿通方向に沿って貫通した水抜き孔57とを備えた。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示される技術はコネクタに関する。
従来、コネクタハウジングのキャビティ内に電線の端末に接続された端子を収容するコネクタがある。コネクタでは、端子とキャビティの内壁との間にクリアランスが存在し、電線等から伝わってくる振動によって、端子のガタつきが発生する。その結果として、嵌合端子が摺動して摩耗し、接続信頼性が低下する虞があった。
そこで、特開2011−175775号公報(下記特許文献1)に開示されたコネクタでは、電線がガタつくことを防ぐために、電線を固定するシールリテーナが、コネクタハウジングの後方から延出した固定片に固定されている。シールリテーナには、電線の延びる方向に沿って延出して、ボルトを締めこむことで、電線を挟み込むように締め付けられる電線挿通筒が設けられている。そして、シールリテーナで電線を挟み込み、そのシールリテーナをコネクタハウジングの後端に固定することで、電線のがたつきにより端子の摺動摩耗を抑制している。
特開2011−175775号公報
しかしながら、特開2011−175775号公報(上記特許文献1)のコネクタでは、ボルトで電線挿通筒を強く締めこみすぎると、電線を強く挟み込むことになり、電線の絶縁被覆が傷つく虞がある。また、キャビティ内にゴム栓を設けていないコネクタにこのようなリテーナを取り付けると、キャビティ内に水が浸入した際に、水が排出されにくくなり、水が滞留する虞がある。
本明細書で開示されるコネクタは、芯線の外周を絶縁被覆で覆った被覆電線の端末に接続された端子と、前記端子を収容するキャビティが設けられたコネクタハウジングと、前記被覆電線の外周面と前記キャビティの内壁の一部に密着可能な弾性部材と、前記弾性部材と前記キャビティの内壁の間に設けられ、前記端子挿通方向に貫通した水抜き孔とを備えた。
このコネクタでは、被覆電線とキャビティの内壁の間に弾性部材を設けることで、被覆電線の振動を弾性部材が吸収しつつ、コネクタハウジングに逃がすことで、被覆電線の振動が端子に伝わって、嵌合端子が摺動して摩耗することを抑制する。また、被覆電線の外周面に密着するのは弾性部材のため、被覆電線の絶縁被覆を傷つける虞がない。さらに、弾性部材とキャビティの内壁との間に水抜き孔を設けることで、浸入した水を容易に排出することができる。
本明細書に開示されるコネクタの実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記弾性部材の前記キャビティの内壁側の一部を切り欠くことで前記水抜き孔とされている構成としても良い。
弾性部材の形状を変更するだけで良いため、簡単に水抜き孔を形成することができる。
前記弾性部材は、前記被覆電線を中心に配した十字状となっており、前記十字状の突出端面が前記キャビティの内壁に密着するとともに、前記弾性部材と前記キャビティの内壁との間に形成された隙間が前記水抜き孔となる構成としても良い。
弾性部材が十字状となり、その突出端面がキャビティの内壁に密着することで、キャビティの四隅と弾性部材との間に隙間が設けられることになる。そして、四隅に水抜き孔が設けられているため、浸入した水の排出が容易になる。
前記キャビティの内壁の一部が、前記弾性部材から離間する方向に凹むことで、前記水抜き孔が設けられている構成としても良い。
キャビティの内壁の一部を凹ませることで、水抜き孔としている。この場合には、弾性部材を一般的なものを用いることができる。
前記水抜き孔が前記キャビティの内壁の四つ角に設けられている構成としても良い。
水抜き孔がキャビティの内壁の四つ角に設けられることで、排水効果がより高まる。
前記コネクタは、非防水とされている構成としても良い。
非防水コネクタでは、キャビティ内に水が浸入する可能性が高いため、水抜き孔を設ける構成が好適である。
本明細書に開示されるコネクタによれば、電線からの振動をコネクタハウジングに逃しつつ、浸入した水を容易に排出することができる。
実施形態1にかかるコネクタの断面図 コネクタのキャビティ周縁部の背面図 実施形態2に係るコネクタのキャビティ周縁部の背面図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図2の図面を参照しながら説明する。
本実施形態のコネクタ10は、非防水コネクタであって、図1及び図2に示すように、端子20と、コネクタハウジング30と、ゴム栓50(「弾性部材」の一例)とを備えている。このコネクタ10は、雌コネクタであって、相手側コネクタである雄コネクタに嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、図1の左側(コネクタ10の嵌合方向)を前側とし、図2の右側を後側とする。また、上下方向については、図1及び図2を基準とし、図1の上側を上側、図1の下側を下側とする。
端子20は、図1に示すように、導電性の金属板を曲げ加工等して形成された前後方向に細長い形状の雌端子である。端子20は、被覆電線25の端末に接続されている。被覆電線25は、導電性の芯線27と、その芯線27を覆う絶縁被覆29とを備えている。端子20は、角筒状の接続部21と、被覆電線25に接続されるバレル部23とを備えている。バレル部23は、被覆電線25の端末に露出した芯線27をカシメ付けるワイヤバレル部23Aと、被覆電線25の絶縁被覆29とゴム栓50を一緒にカシメ付けるインシュレーションバレル部23Bとを備えている。
コネクタハウジング30は合成樹脂製であって、図1に示すように、全体として角筒状をなしている。このコネクタハウジング30内には、高さ方向(上下方向)に一段でかつ幅方向(左右方向)に複数のキャビティ31が並んで設けられている。各キャビティ31は、前後方向に貫通しており、キャビティ31の後方から端子20が挿入可能とされ、相手端子は前方から挿入可能となっている。また、キャビティ31の後端部は、前側よりもその内寸法が大きい拡大キャビティ部33となっている。より具体的には、端子20を収容した際に、インシュレーションバレル部23Bを収容する位置から後方の内寸法が大きい拡大キャビティ部33となることで、拡大キャビティ部33に端子20及びゴム栓50が収容されるようになっている。なお、キャビティ31及び拡大キャビティ部33は、背面視矩形状となっている。
また、各キャビティ31の下面には、図1に示すように、正規位置に挿入された端子20を一次係止するためのランス35が設けられている。ランス35は、各キャビティ31の前後方向の略中央位置から前方に向けて片持ち状に延出され、上下方向に弾性変形可能となっている。
そして、コネクタハウジング30の下面には、図1に示すように、リテーナ39を装着するためのリテーナ装着部37が設けられている。リテーナ装着部37は、ランス35の後方で、端子20のワイヤバレル部23Aが配される位置に設けられており、幅方向に並ぶ各キャビティ31を連通する。リテーナ39は、合成樹脂製であって、リテーナ装着部37の下面開口から上方に差し込まれ、端子20を二次係止する。リテーナ39は、リテーナ装着部37にほぼ緊密に装着される。
ゴム栓50は、シリコンゴム等により構成され、図1及び図2に示すように、コネクタハウジング30の拡大キャビティ部33内に後方から嵌合可能とされており、被覆電線25の絶縁被覆29に外嵌している。ゴム栓50は、インシュレーションバレル部23Bが圧着される端子圧着部51と、端子圧着部51の後方に連設されたゴム栓本体部55とを備えている。
端子圧着部51は、円筒状となっており、被覆電線25の外周面に密着して固定されるようにインシュレーションバレル部23Bが圧着されている。インシュレーションバレル部23Bが圧着された状態の端子圧着部51の外径寸法は、ゴム栓本体部55の外寸法よりも小さく設定されている。また、端子圧着部51の前端縁には、端子圧着部51にかしめ圧着されたインシュレーションバレル部23Bが前方に抜けるのを防止するフランジ53が周設されている。
ゴム栓本体部55は、図2に示すように、全体として、背面視十字状となっている。また、ゴム栓本体部55は、角柱状のゴム栓の四隅を矩形状に切り欠くことで、拡大キャビティ部33(キャビティ31)との間の水抜き孔57としている。水抜き孔57は、拡大キャビティ部33内を前後方向に貫通しており、後方に開口することで、キャビティ31内の水を排出可能となっている。
ゴム栓本体部55の十字状の中央には、被覆電線25を挿通するための挿通孔59が設けられている。挿通孔59の内径は、被覆電線25の外径と同じか若干小さくなっており、被覆電線25の外周面に密着する。また、ゴム栓本体部55では、挿通孔59を中心として上下及び左右に延びた各密着部55Aが拡大キャビティ部33の各内壁33Aに密着する。ゴム栓本体部55の上下方向の外寸法は、拡大キャビティ部33の上下方向の内寸法より若干大きく、ゴム栓本体部55の左右方向の外寸法は、拡大キャビティ部33の左右方向の内寸法より若干大きく、各密着部55Aが拡大キャビティ部33の各内壁33Aに密着する。さらに、ゴム栓本体部55の各密着部55Aは、上下にある密着部55Aは互いに同じ形状となっており、左右にある密着部55Aも同じ形状となっている。ゴム栓本体部55は、挿通孔59を通る線を中心として、上下左右ともに対称となっている。
次に、コネクタ10の組み付け手順の一例について説明する。
まず、被覆電線25にゴム栓50を先通しする。次に、被覆電線25の端末において、絶縁被覆29を皮剥ぎして、芯線27を露出させ、端子20のバレル部23に接続する。ワイヤバレル部23Aを芯線27にカシメ圧着するとともに、インシュレーションバレル部23Bをゴム栓50の端子圧着部51にカシメ圧着する。被覆電線25の端末に、端子20とゴム栓50とが前後に並んで固定される。端子圧着部51ではインシュレーションバレル部23Bによってカシメ圧着されることで、ゴム栓50は被覆電線25の外周面に密着し、ゴム栓本体部55では、挿通孔59の内径が被覆電線25の外径と同じか若干小さくなっていることで、被覆電線25の外周面に密着する。
被覆電線25の端末に端子20とゴム栓50とが固定された状態で、コネクタハウジング30のキャビティ31に端子20とゴム栓50とを後方から挿入する。端子20がキャビティ31の正規位置に至ると、ランス35が端子20の端子接続部21に係止される。続いて、リテーナ装着部37にリテーナ39を装着することで、リテーナ39が端子接続部21の後方に位置して、端子20を二次係止する。
また、端子20が正規位置まで挿入されたことに伴い、ゴム栓50が拡大キャビティ部33内に挿入される。ゴム栓本体部55の上下方向の外寸法は、拡大キャビティ部33の上下方向の内寸法より若干大きく、ゴム栓本体部55の左右方向の外寸法は、拡大キャビティ部33の左右方向の内寸法より若干大きいことから、ゴム栓本体部55の各密着部55Aが拡大キャビティ部33の内壁33Aに密着する。一方で、ゴム栓本体部55は十字状になっており、四隅に切り欠きが設けられていることから、ゴム栓本体部55と拡大キャビティ部33との間に水抜き孔57が設けられる。
この状態で、例えば、被覆電線25が振動した場合、ゴム栓本体部55は、被覆電線25の外周面と拡大キャビティ部33の内壁33Aに密着してしっかりと固定された状態になっているから、被覆電線25の振動を、ゴム栓50が吸収しつつ、ゴム栓本体部55を介してコネクタハウジング30に逃がすことができるため、端子20が相手端子との間で摩耗することを抑制できる。なお、ゴム栓本体部55は、挿通孔59を通る線を中心として、上下左右ともに対称となっているため、どの方向に振れる振動であっても、ゴム栓50が吸収してコネクタハウジング30に逃がすことができる。
また、ゴム栓本体部55と拡大キャビティ部33との間に、端子20挿通方向(前後方向に)貫通した水抜き孔57が設けられている。そして、拡大キャビティ部33の各角部(四隅)に水抜き孔57が設けられることで、キャビティ31内に浸入した水を容易に排出することができる。
以上のように、本実施形態では、被覆電線25と拡大キャビティ部33(キャビティ31)の内壁33Aの間にゴム栓50を設けることで、被覆電線25の振動をゴム栓50が吸収しつつ、コネクタハウジング30に逃がすことで、被覆電線25の振動が端子20に伝わって、端子20と相手端子との接続部分が摺動して摩耗することを抑制する。そして、被覆電線25の外周面に密着するのはゴム栓50のため、被覆電線25の絶縁被覆29を傷つける虞がない。また、ゴム栓50のゴム栓本体部55が十字状となり、その密着部55Aの突出端面が拡大キャビティ部33の内壁33Aに密着することで、拡大キャビティ部33の四隅とゴム栓本体部55との間に隙間が設けられ、この隙間が水抜き孔57となる。そして、四隅に水抜き孔57が設けられているため、浸入した水の排出が容易になる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図3によって説明する。
実施形態2のコネクタ110では、拡大キャビティ部133の形状と、ゴム栓本体部155の形状が、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、同一の符号を付すことで、説明を省略しまたは簡略化する。また、上下前後方向については、実施形態1と同じ方向とする。
コネクタハウジング130については、拡大キャビティ部133の形状以外については、実施形態1と同じであるため、拡大キャビティ部133以外の説明を省略する。拡大キャビティ部133は、背面視矩形状の四隅に、背面視矩形状の水抜き孔141が設けられている。水抜き孔141は、拡大キャビティ部133の角部(四隅)がゴム栓本体部155から離間する方向に凹むことで、設けられており、端子20挿通方向(前後方向)に貫通している。
ゴム栓150は、端子圧着部51と、端子圧着部51の後方に連設されたゴム栓本体部155とを備えている。ゴム栓本体部155は、図3に示すように、全体として、端子圧着部51と同心の円筒状となっている。ゴム栓本体部155の外径は、拡大キャビティ部133の最大内寸法よりも大きく、拡大キャビティ部133の各内壁133Aに密着する。また、ゴム栓本体部155の内径は、被覆電線25の外径と同じか若干小さくなっており、被覆電線25の外周面に密着する。なお、ゴム栓150は、端子圧着部51とゴム栓本体部155とが同心の円筒状となっているため、一般的な防水用のゴム栓を用いることで、コストを低減することができる。
次に、コネクタ110の組み付け手順の一例について説明する。
まず、被覆電線25にゴム栓150を先通しして、端子20に被覆電線25を接続して、端子20にゴム栓150を固定する。被覆電線25の端末に端子20とゴム栓50とが固定された状態で、コネクタハウジング30のキャビティ31に端子20とゴム栓150とを後方から挿入する。そして、端子20がランス35とリテーナ39によって係止される。
また、端子20が正規位置まで挿入されたことに伴い、ゴム栓150が拡大キャビティ部133内に挿入される。ゴム栓本体部155の外径は、拡大キャビティ部133の最大内寸法よりも大きいことから、ゴム栓本体部155の一部が押し潰されて拡大キャビティ部133の内壁133Aに密着する。一方で、コネクタハウジング130の拡大キャビティ部133の四隅が矩形状に外側に切り欠かれて水抜き孔141となっていることで、ゴム栓本体部155が拡大キャビティ部133の内壁133Aに密着しても、確実に水抜き孔141が確保される。
この状態で、例えば、被覆電線25が振動した場合、ゴム栓本体部155は、被覆電線25の外周面と拡大キャビティ部133の内壁133Aに密着してしっかりと固定された状態になっているから、被覆電線25の振動を、ゴム栓150が吸収しつつ、ゴム栓本体部155を介してコネクタハウジング30に逃がすことができるため、端子20が相手端子との間で摩耗することを抑制できる。なお、ゴム栓本体部155は、拡大キャビティ部133のどの内壁133Aにも密着していることから、どの方向に振れる振動であっても、ゴム栓150が吸収してコネクタハウジング30に逃がすことができる。
また、拡大キャビティ部133の一部が外側に切り欠かれることで、ゴム栓本体部55と拡大キャビティ部33との間に水抜き孔141が設けられている。拡大キャビティ部133の四隅に水抜き孔141が設けられることで、キャビティ31内に浸入した水を容易に排出することができる。また、四隅に水抜き孔141を設けることで、水抜き孔141内にゴム栓本体部155が進入しにくく、またゴム栓本体部155と拡大キャビティ部133との密着面積も確保しやすくなる。
以上のように、本実施形態では、被覆電線25と拡大キャビティ部133(キャビティ31)の内壁133Aの間にゴム栓150を設けることで、被覆電線25の振動をゴム栓150が吸収しつつ、コネクタハウジング130に逃がすことで、被覆電線25の振動が端子20に伝わって、端子20と相手端子との接続部分が摺動して摩耗することを抑制する。そして、被覆電線25の外周面に密着するのはゴム栓150のため、被覆電線25の絶縁被覆29を傷つける虞がない。また、拡大キャビティ部133の内壁133Aの一部を凹ませることで、水抜き孔141としているため、ゴム栓150を一般的なものを用いることができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1、2では、コネクタ10、110は非防水コネクタとしたが、防水コネクタであっても良い。
(2)上記実施形態1、2では、弾性部材としてゴム栓50、150を用いたが振動を吸収して密着する弾性部材であれば他の弾性部材でも良い。
(3)上記実施形態1、2では、ゴム栓50、150は、端子圧着部51で端子20によって被覆電線25に固定されていたが、被覆電線25に外嵌するだけでも良い。
(4)上記実施形態1、2では、拡大キャビティ部33、133は背面視矩形状となっていたが、背面視円形状でも良い。
(5)上記実施形態1では、ゴム栓本体部55は、背面視十字状となっていたが、他の形状であっても良い。例えば、円筒状のゴム栓本体部の一部を切り欠く形状であっても良い。また、水抜き孔57が4か所設けられていたが、3か所以下でも良い。
(6)上記実施形態1では、ゴム栓本体部55は、挿通孔59を中心とした対称な形状となっていたが、非対称であっても良い。
(7)上記実施形態2では、水抜き孔141は、拡大キャビティ部133の四隅に設けられていたが、他の位置に設けられていても良い。また、水抜き孔141は4か所とも設けられていたが、3か所以下でも良い。
10、110…コネクタ
20…端子
21…接続部
23…バレル部
25…被覆電線
27…芯線
29…絶縁被覆
30、130…コネクタハウジング
31…キャビティ
33、133…拡大キャビティ部
33A、133A…内壁
141…水抜き孔
50、150…ゴム栓(弾性部材)
51…端子圧着部
55、155…ゴム栓本体部
55A…密着部
57…水抜き孔
59…挿通孔

Claims (6)

  1. 芯線の外周を絶縁被覆で覆った被覆電線の端末に接続された端子と、
    前記端子を収容するキャビティが設けられたコネクタハウジングと、
    前記被覆電線の外周面と前記キャビティの内壁の一部に密着可能な弾性部材と、
    前記弾性部材と前記キャビティの内壁の間に設けられ、前記端子挿通方向に貫通した水抜き孔とを備えたコネクタ。
  2. 前記弾性部材の前記キャビティの内壁側の一部を切り欠くことで前記水抜き孔とされている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記弾性部材は、前記被覆電線を中心に配した十字状となっており、前記十字状の突出端面が前記キャビティの内壁に密着するとともに、前記弾性部材と前記キャビティの内壁との間に形成された隙間が前記水抜き孔となる請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記キャビティの内壁の一部が、前記弾性部材から離間する方向に凹むことで、前記水抜き孔が設けられている請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記水抜き孔が前記キャビティの内壁の四つ角に設けられている請求項4に記載のコネクタ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコネクタであって、非防水とされているコネクタ。
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