JP2018146185A - 加熱調理器及び加熱調理器等に用いられる浮遊物捕集構造 - Google Patents

加熱調理器及び加熱調理器等に用いられる浮遊物捕集構造 Download PDF

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【課題】食材等からでる油による調理室の内壁面等の汚れを抑制する加熱調理器を提供する。【解決手段】調理すべき食材が収容される調理室と、調理室内を加熱するヒータと、該調理室内の空気を循環させるファン3とを備えたものであって、ファン3の吹き出し口3bよりも外側において、空気の吹き出し方向に略延伸するオイル捕集板62を備えるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、コンベクション方式の加熱調理器等に関するものである。
近年、特許文献1に示すようなコンベクション方式の加熱調理器(例えば家庭用電気オーブンなど)が注目を集めている。
コンベクション方式とは、熱風を対流・循環させて調理室内の食材を加熱する方式のことであり、このような加熱調理器を用いれば、トーストやピザ、グラタンの他、油を使わない揚げ物といった様々な料理を作ることができる。
しかしながら、この種の加熱調理器においては、熱風が対流しているので、食材などからでた油分が、オイルミストとなって浮遊・循環し、調理室の内壁面に付着するだけでなく、その付着した油分が加熱によってこびりつくなどして、落としにくい汚れの原因ともなる。
もちろん、従来、調理室の内壁面等を撥油性のある材料でコーティングするなどして、付着した油を拭き取りやすくしているものもあるが、かなりの頻度で清掃しなければ付着したオイルミストが凝固し、見た目に汚くなって不衛生さを醸し出すだけでなく、付着油の再蒸発や臭気等によって食材調理に不具合がでる場合もある。
特表2008-522135号公報
本発明は、かかる不具合に鑑みてなされたものであって、コンベクション方式の加熱調理器において、調理室内を対流する気流を利用してオイルミストを捕集する構造を設けることにより、内壁面等に生じる油汚れを効果的に抑制するとともに、ひいては、空気などのガス中を浮遊する粒子状の浮遊物を捕集して、空気清浄などにも利用できるようにすべく図ったものである。
すなわち本発明に係る加熱調理器は、調理すべき食材が収容される調理室と、該調理室内を加熱するヒータと、該調理室内の空気を循環させるファンとを備えたものであって、前記ファンの吹き出し口よりも外側に配置された、空気の吹き出し方向に略延伸するオイル捕集板を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る加熱調理器は、調理すべき食材が収容される調理室と、該調理室内を加熱するヒータと、該調理室内の空気を循環させる遠心ファンとを備えたものであって、前記遠心ファンの吹き出し口よりも外側において、遠心方向に向かって延伸するとともに互いに間隔を空けて配置された複数のオイル捕集板を備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、加熱調理によって食材等から調理室内に放出されたオイルミストのほとんどは、調理室の内壁面に触れる前に、(遠心)ファンによって吸引され、そこから吹き出された後、最初にオイル捕集板に沿って流れ、あるいは衝突して、そこでオイル捕集板に付着する。その後、このようにオイルミストが捕集された後の空気が、調理室内を対流することになる。
したがって、オイルミスト等が除去された空気(熱風)が調理室内を循環することになるため、調理室の内壁面の油汚れを効果的に抑制できるようになり、清掃が楽になるとか、付着油による調理への悪影響を防止できるといった種々の効果を得られる。
また、オイル捕集板は、吹き出した空気の流れを大きく遮ることがないので、送風性能の劣化を防止できる。
さらに、原理的にいえばファンの吹き出し側にオイル捕集板を設けるだけでよいため、大型化や複雑化、高価格化などを回避することができる。
具体的な実施態様としては、前記各オイル捕集板が、互いに等しい角度間隔で回転対称に設けられているものを挙げることができる。
前記オイル捕集板は、遠心ファンの軸方向から視て、該軸を中心とした径方向とは角度をなしており、外周側が遠心ファンの回転方向に向かうように傾斜しているものが好ましい。
このようなものであれば、回転方向に旋回しながら遠心方向にファンから吹き出される気流の方向とオイル捕集板の方向が一致するため、遠心ファンの送風抵抗になりにくく、送風性能の劣化を可及的に抑えることができる。
より好ましくは、前記オイル捕集板が,外周方向に凸となるように湾曲しているものを挙げることができる。
このようなものであれば、回転方向に旋回しながら遠心方向にファンから吹き出される気流が、オイル捕集板の内周側の表面に押し付けられながら外周側へ流出していくため、オイルミストがオイル捕集板に付着しやすくなり、調理室内壁面の油汚れをより一層抑制することができる。
オイル捕集板による送風抵抗を減じて送風性能の担保を図る具体的な実施態様としては、遠心ファンの軸方向から視て、前記オイル捕集板の内周端部と、軸を中心として該内周端を通る仮想円の接線とのなす角度が、0°以上60°以下であるものを挙げることができる。
オイルミストは、気流に乗ってオイル捕集板に接触し捕集されるが、その他に、例えば遠心ファンの羽根等に接触し、そこで油滴となって付着するものもある。このような油滴は、大きさにもよるが、気流の影響をあまり受けず、遠心力により外周方向に直線的に飛散するものがある。
これを確実に捕集するには、前記オイル捕集板よりも径方向外側から内側を見たときに、全周に亘るどの位置においても、前記オイル捕集板によって、遠心ファンが見えないように構成されているものが望ましい。
オイル捕集板の他の実施態様としては、遠心ファンの軸方向から視て、ラジアル方向に延伸したものを挙げることができる。
オイル捕集板に触れずにその間を流れ、放出されるオイルミストをも捕集して、捕集効率を高め,庫内内壁面の油汚れをより一層、抑制するためには、隣り合うオイル捕集板の間に1枚以上の補助板が設けられており、遠心ファンの軸方向から視て、前記補助板の内周端が前記オイル捕集板の内周端よりも外側に位置するように構成されているものが好適である。
また、遠心ファンに一旦付着してミストから油滴となり、その後、この油滴が遠心ファンの遠心力で周囲に飛散する場合において、この飛散する油滴を確実に捕集するには、前記オイル捕集板よりも径方向外側から内側を見たときに、全周に亘るどの位置においても、前記オイル捕集板及び補助板によって、遠心ファンが見えないように構成されているものが望ましい。
前記オイル捕集板は、遠心ファンの軸方向と垂直な背面板上に配設しておくことが、オイル捕集効率を向上させるためには好ましい。なぜならば、背面板の表面でのオイル捕集も期待できるからである。
前記背面板の表面に複数の渦流生成体が設けられているものであれば、オイル捕集板および補助板の間を流れて、捕集されずに放出されようとするオイルミストを含んだ空気に対し、縦渦を形成することによって背面板に効率的にオイルミストを付着させて除去することができ、さらに効果的に、調理室内壁面の油汚れを防止することができる。
前記渦流生成体の具体的な構成としては、背面板の表面から突出する凸形状を有したものを挙げることができ、より具体的には、例えば、風上側に稜線を持つ三角錐または風上側に頂点があり背面板の表面側に起き上がった三角板を挙げることができる。
本発明は、加熱調理器のオイル捕集に限られず、空気清浄機などに適用して、ガス中に含まれる粒子や液体ミスト等の浮遊物を捕集することができる。
すなわち、本発明は、前記浮遊物を含んだガスを吸い込んで吹き出す遠心ファンと、前記浮遊物をその表面において捕集する複数の捕集板とを備え、前記各捕集板は、前記遠心ファンの吹き出し口よりも外側において、遠心方向に延伸するとともに互いに間隔を空けて配置されていることを特徴とする浮遊物捕集構造でもある。
本発明によれば、食材等から発されたオイルミストが、調理室の内壁面等に付着する前にオイル捕集板で捕集されるので、調理室の内壁面等の油汚れを大幅に抑制することができるようになる。
本発明の一実施形態における加熱調理器の内部構造を示す正面斜視図である。 同実施形態の加熱調理器の内部構造を示す側断面図である。 同実施形態のオイル捕集構造を示す正面図である。 同実施形態のオイル捕集構造を示す斜視図である。 図3の部分拡大図である。 本発明の他の実施形態におけるオイル捕集構造を示す正面図である。 同実施形態のオイル捕集構造を示す部分斜視図である。 同実施形態の渦流生成体を示す平面図及び側面図である。 本発明のさらに他の実施形態におけるオイル捕集構造を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施形態におけるオイル捕集構造を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施形態における渦流生成体を示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態における渦流生成体を示す斜視図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る加熱調理器100は、食材を加熱調理することができるコンベクション方式のものであり、図1、図2に示すように、筐体1と、この筐体1内に形成されている調理室S1を加熱するヒータ2と、前記調理室S1内の空気を循環させる遠心ファン3とを備えている。
以下に各部を説明する。
筐体1は、例えば、天板11、底板12、前板13、後板14、側板15を有する中空直方体状のものであり、前記前板13には食材を出し入れするための図示しない扉が設けられている。
筐体1における後板14のやや前方には、筐体1の内部空間を二分する間仕切板4が設けられている。この間仕切板4には複数の細径貫通孔5が設けられており、該間仕切板4によって仕切られた前方空間と後方空間との間で空気が循環できるように構成してある。
この前方空間が前記調理室S1であり、その高さ方向中間部位に設けられた棚板Tに食材を載置して加熱調理できるようにしてある。後方空間は、前記遠心ファン3等が配設される機器室S2となっている。
前記ヒータ2は、調理室S1内の食材を加熱するためのものであり、ここでは、一対のヒータ2が、調理室S1の上部及び下部に分かれてそれぞれ配置されている。
前記遠心ファン3は、図3に示すように、回転する軸体31と、この軸体31から外側に延伸する複数枚の羽根32と、前記軸体31を回転させるための図示しない電動モータとを具備したものであり、その一端面に形成された吸い込み口3aから空気を軸方向に吸い込み、各羽根32の外周端部である外側周面に形成された吹き出し口3bから、吸い込んだ空気を径方向外側に向かって吹き出す構造となっている。かかる遠心ファン3は、この実施形態においては、その吸い込み口3aを前方に向けた姿勢で前記機器室S2に配設されている。
前記細径貫通孔5は、間仕切板4における前記遠心ファン3の吸い込み口3aに対向する部位(ここでは略中央部位)と、間仕切板4の周縁部位とのそれぞれに多数が設けてある。そして、前記遠心ファン3の作動によって、調理室S1内の空気を中央部位の貫通孔5(以下、中央貫通孔5ともいう。)から機器室S2に吸い込む一方、機器室S2内の空気を周縁部位の貫通孔5(以下、周縁貫通孔5ともいう。)から調理室S1に吹き出すように構成してある。
しかして、この実施形態における加熱調理器100には、図1〜図4に示すように、食材の加熱調理に伴って発生し、調理室S1内を浮遊する浮遊物であるオイルミストを捕集するためのオイル捕集構造6がさらに設けられている。
このオイル捕集構造6は、遠心ファン3の他端面である背面から径方向外側に拡がる背面板61と、該背面板61に設けられたオイル捕集板62とを備えたものである。
各部を説明する。
前記背面板61は、図3、図4に示すように、ここでは、やや横長の薄肉矩形平板の四角を丸くした形状をなす金属製のものであり、筐体後板14の前面略中央に貼設されている。前記遠心ファン3は、この背面板61のおもて面略中央に取り付けられている。この背面板61は、遠心ファン3の軸方向(以下、単に軸方向ともいう。)から視て、遠心ファン3よりも大きく、当該遠心ファン3の外側周縁よりも外側に拡がっている。
前記オイル捕集板62は、帯状をなす金属製の薄板であり、その一方の長辺が前記背面板61のおもて面に、垂直に起立するように取り付けられている。
軸方向から視ると、このオイル捕集板62は、前記遠心ファン3の吹き出し口3bからさらに外側に延びるように配設されている。
このオイル捕集板62は、その内周端が軸方向から視て、遠心ファン3の吹き出し口3bに略接する又は近接するように配設されており、この内周端から外側に向かうにつれ、軸線を中心とした径方向とのなす角度が徐々に大きくなるように湾曲させてある。湾曲の向きは、外側に向かうにつれ、遠心ファン3の回転方向に向かって徐々に傾斜する向きである。
また、この実施形態においては、図5に示すように、軸方向から視たときのオイル捕集板62の内周端部の角度θ、より正確には、該内周端部に接する円の接線方向とのなす角度θが約30°となるように構成してある。なお、この角度θは0°以上60°以下が良く、より好ましくは、15°以上45°以下である。
このような構成のオイル捕集板62は、軸線を中心に複数(ここでは8つ)が、互いに等しい角度間隔(ここでは45°間隔)で設けてあり、隣り合うオイル捕集板62と背面板61のおもて面とによって、遠心ファン3から吹き出された空気が通る風路7が形成されるようにしてある。
さらに、この実施形態では、隣り合うオイル捕集板62の間にそれぞれ1枚の補助板63が設けてある。
前記補助板63は、オイル捕集板62と略同じ幅の帯状をなすもので、オイル捕集板62同様、その一方の長辺が背面板61のおもて面に取り付けられることによって、該背面板61から前に向かって起立させてあるとともに、軸方向から視て、オイル捕集板62と同様に湾曲するように構成してある。
この補助板63の長さ(長辺方向の長さ)は、オイル捕集板62の長さより短く、軸方向から視て、その内周端はオイル捕集板62の内周端よりも径方向外側に位置し、その外周端はオイル捕集板62の内周端よりも径方向内側に位置するようにしてある。
次にこのような加熱調理器によるオイル捕集機能について説明する。
食材を加熱調理すると、その際に添加した油や食材に含まれる油分が、気化したりオイルミストとなったりして調理室S1内を浮遊する。
浮遊した油分は、調理室S1の内壁面等に付着する前に、遠心ファン3の吸い込み口3aから吸い込まれ、吹き出し口3bから吹き出される。そして、最初に風路7を通過するが、このとき、オイル捕集板62の表面、補助板の表面あるいは背面板61のおもて面に触れた油分は、そこで凝集あるいは凝縮して捕集される。その後、油分が大幅に除去された空気が、周縁貫通孔5から調理室S1に流入し、循環する。
なお、捕集されたオイルは、オイル捕集板62、補助板63、背面板61を伝って重力で徐々に落下し、その下に配設されたオイルパン8(図1参照)に貯留される。
したがって、この加熱調理器100によれば、オイルミストや気化オイルなど、空気中に浮遊する油分の多くが、調理室S1の内壁面等に付着する前にオイル捕集構造6によって捕集されるので、従来の構造のものに比べ、前記内壁面等の油汚れを大幅に抑制することができるようになる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、図6〜図8に示すように、各風路7にそれぞれ複数の渦流生成体9を設けてもよい。
この渦流生成体9は、前記背面板61の表面から風路7側に突出した凸形状を有するもので、この実施形態では、風上側に頂点があり背面板61の表面側に斜めに起き上がった三角板がその機能を果たす。このようなものであれば、図8に示すように、縦渦が形成されるので背面板61に多くの空気が触れることになり、その結果、より効率的にオイルミストを付着させて除去することができるようになる。
また、図9、図10に示すように、オイル捕集板62は軸方向から視て、直線状のものでもよいし、ラジアル方向に延びるものでもよい。その枚数も8枚に限られない。さらに背面板61の形状は、多角形状、円形状、楕円形状、長円形状などでも構わない。
補助板は各風路に1枚以上設けてもよいし、設けなくともよい。その形状も、オイル捕集板同様、直線状の者でもよい。
オイル捕集板や背面板、補助板の表面を撥油コーティングしておけばなお好ましい。
渦流生成体は、背面板のみならず、例えばオイル捕集板や補助板の表面に設けてもよい。その形状も、縦渦を形成できるものであればよく、例えば、前記実施形態では、三角板を背面板61の表面に貼り付けて渦流生成体9としていたが、図11に示すように、背面板61を切り起こして渦流生成体9としてもよいし、図12に示すように、背面板61を後方うら面から凹ませたり、あるいは三角錐状の立体を背面板61のおもて面に張り付けるなどして、風上側に稜線を持つ三角錐を形成し、これを渦流生成体9としてもよい。その他、縦渦が生成可能な形状であれば、三角板や三角錐に限られない。
間仕切板は必ずしも必要なく、筐体の後板を背面板として用いてもよい。ただし、背面板を後板から取り外し可能に設けて、該背面板を含むオイル捕集構造を、筐体から脱着可能にしておけば、オイルを捕集するために汚れがちなオイル捕集構造を、単体で洗浄したり、交換したりすることが出来るようになる。
オイル捕集板や背面板、補助板の全部または一部に放熱機構等を設けて、その温度を、加熱調理に齟齬の出ない範囲、例えば庫内空気よりもやや低く保つようにしてもよい。これにより、気化したオイル等をも表面で凝縮させて効率的に捕集することができる。
遠心ファンは、筐体後部に配置する必要はなく、例えば側方に配置してもよい。
さらに、遠心ファンのみならず、軸流ファンなど他のタイプのファンにオイル捕集構造を適用することも可能である。
また、コンベクション方式以外のタイプの加熱調理器に本オイル捕集構造を適用してもよいし、加熱調理器にみならず、それ以外の家電製品、例えば空気清浄機などに、この捕集構造を適用して空気中の浮遊物質(例えばPMと称される粒子状物質やウォータミスト)などを捕集することも可能である。
その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
100・・・加熱調理器
S1・・・調理室
2・・・ヒータ
3・・・ファン(遠心ファン)
3b・・・吹き出し口
6・・・オイル捕集構造
62・・・オイル捕集板
63・・・補助板
61・・・背面板

Claims (15)

  1. 調理すべき食材が収容される調理室と、該調理室内を加熱するヒータと、該調理室内の空気を循環させるファンとを備えたものであって、
    前記ファンの吹き出し口よりも外側において、空気の吹き出し方向に略延伸するオイル捕集板を備えていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理すべき食材が収容される調理室と、該調理室内を加熱するヒータと、該調理室内の空気を循環させる遠心ファンとを備えたものであって、
    前記遠心ファンの吹き出し口よりも外側において、遠心方向に延伸するとともに互いに間隔を空けて配置された複数のオイル捕集板を備えていることを特徴とする加熱調理器。
  3. 前記各オイル捕集板が、互いに等しい角度間隔で回転対称に設けられていることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記オイル捕集板は、遠心ファンの軸方向から視て、該軸を中心とした径方向とは角度をなしており、その外周側が遠心ファンの回転方向に向かうように傾斜していることを特徴とする請求項2又は3記載の加熱調理器。
  5. 前記オイル捕集板が,外周方向に凸となるように湾曲していることを特徴とする請求項4の加熱調理器。
  6. 遠心ファンの軸方向から視て、前記オイル捕集板の内周端部と、軸を中心として該内周端を通る仮想円の接線とのなす角度が、0°以上60°以下であることを特徴とすることを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載の加熱調理器。
  7. 前記オイル捕集板よりも径方向外側から内側を見たときに、全周に亘るどの位置においても、前記オイル捕集板によって、遠心ファンが見えないように構成されていることを特徴とする請求項2乃至6いずれか記載の加熱調理器。
  8. 前記オイル捕集板は、遠心ファンの軸方向から視て、ラジアル方向に延伸していることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  9. 隣り合うオイル捕集板の間に1枚以上の補助板が設けられており、遠心ファンの軸方向から視て、前記補助板の内周端が前記オイル捕集板の内周端よりも外側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至8いずれか記載の加熱調理器。
  10. 前記オイル捕集板よりも径方向外側から内側を見たときに、全周に亘るどの位置においても、前記オイル捕集板及び補助板によって、遠心ファンが見えないように構成されていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  11. 遠心ファンの軸方向と垂直な背面板をさらに備え、該背面板の表面にオイル捕集板が配設されていることを特徴とする請求項2乃至10いずれか記載の加熱調理器。
  12. 前記背面板の表面に複数の渦流生成体が設けられていることを特徴とする請求項11記載の加熱調理器。
  13. 前記渦流生成体は、背面板の表面から突出する凸形状を有したものであることを特徴とする請求項12記載の加熱調理器。
  14. 前記渦流生成体は、風上側に稜線を持つ三角錐または風上側に頂点があり背面板の表面側に起き上がった三角板であることを特徴とする請求項13又は14記載の加熱調理器。
  15. ガス中に含まれる固体粒子や液体ミスト等の浮遊物を捕集するものであって、
    前記浮遊物を含んだガスを吸い込んで吹き出すファンと、
    前記浮遊物をその表面において捕集する捕集板とを備え、
    前記捕集板は、前記ファンの吹き出し口よりも外側に配置され、ガスの吹き出し方向に略沿って延伸するものであることを特徴とする浮遊物捕集構造。
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