JP2018145738A - 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内で乗員が誤って睡眠をとった場合に受ける不利益が小さい構成を実現することができる制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ECU24において、制御部44は、車両が停止している状態で、車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定する。睡眠動作が行われていると制御部44が判定した場合、出力部41は、車両が備えるドアにおいて、施錠を行わせるドア制御信号をドア制御部25に出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
車両には、ドアの施錠及び解錠を行うドア制御部と、ドアの施錠又は解錠をドア制御部に指示する制御装置とが搭載されている(例えば、特許文献1を参照)。この制御装置は、ドアの施錠を指示する施錠指示と、ドアの解錠を指示する解錠指示とを受け付ける。
特許文献1に記載の制御装置は、施錠指示を受け付けた場合、ドア制御部にドアの施錠を指示する。これにより、ドア制御部はドアを施錠する。また、特許文献1に記載の制御装置は、解錠指示を受け付けた場合、ドア制御部にドアの解錠を指示する。これにより、ドア制御部はドアを解錠する。
特開2011−69194号公報
高速道路のサービスエリア又はデパート等の施設に設けられている駐車場では、駐車している車両内で乗員が睡眠をとっている光景が見られる。車両のドアが解錠されている状態で乗員が誤って睡眠をとった場合、第三者が車両に侵入する虞があり、車両の乗員又は所有者が不利益を受ける可能性がある。
車両の乗員又は所有者が不利益を受ける場合は、車両のドアが解錠されている状態で乗員が誤って睡眠をとる場合に限定されない。例えば、窓が十分に開いている状態で乗員が誤って睡眠をとった場合、第三者が車両に侵入する虞、又は、雨が車両内に入る虞があり、乗員が不利益を受ける可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両内で乗員が誤って睡眠をとった場合に受ける不利益が小さい構成を実現することができる制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る制御装置は、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定する睡眠判定部と、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力する信号出力部とを備える。
本発明の一態様に係る制御方法は、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力するステップとを含む。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号の出力を指示するステップとを実行させる。
なお、本発明を、このような特徴的な処理部を備える制御装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする制御方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。また、本発明を、制御装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、制御装置を含む制御システムとして実現したりすることができる。
上記の態様によれば、車両内で乗員が誤って睡眠をとった場合に受ける不利益が小さい構成を実現することができる。
実施形態1における車両の内部を示す概略図である。 車載システムの要部構成を示すブロック図である。 ECUの要部構成を示すブロック図である。 第2ドア制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2ドア制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2における第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2における第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2における第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列挙して説明する。以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る制御装置は、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定する睡眠判定部と、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力する信号出力部とを備える。
(2)本発明の一態様に係る制御装置では、前記車載機器はドアであり、前記特定動作は該ドアの施錠である。
(3)本発明の一態様に係る制御装置は、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記ドアの解錠に関する無線通信を行う無線端末が前記車両の外側にあるか否かを判定する端末位置判定部を備え、前記信号出力部は、前記端末位置判定部によって、前記無線端末が前記車両の外側にあると判定した場合に前記制御信号を出力する。
(4)本発明の一態様に係る制御装置は、前記車両が停止した場合に前記乗員の数を検出する第1検出部と、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記乗員の数を検出する第2検出部とを備え、前記信号出力部は、該第2検出部が検出した数が、前記第1検出部が検出した数以上である場合に前記制御信号を出力する。
(5)本発明の一態様に係る制御装置は、前記車載機器は、前記車両の窓であり、前記特定動作は、該窓を閉める動作、又は、該窓の開き度合を、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された時点の前記開き度合よりも低下させる動作である。
(6)本発明の一態様に係る制御装置は、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に前記窓を挿通している物体が存在するか否かを判定する存在判定部を備え、前記信号出力部は、該挿通判定部によって、前記窓を挿通している物体が存在していないと判定された場合に前記制御信号を出力する。
(7)本発明の一態様に係る制御装置は、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に前記開き度合が所定レベル以上であるか否かを判定する度合判定部を備え、前記信号出力部は、該度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定された場合に前記制御信号を出力する。
(8)本発明の一態様に係る制御装置は、前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、前記車両の外側の温度が所定温度未満であるか否かを判定する温度判定部を備え、前記信号出力部は、該温度判定部によって、前記車両の外側の温度が前記所定温度未満であると判定された場合に前記制御信号を出力する。
(9)本発明の一態様に係る制御装置は、前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、該空気調和機は前記車両内の空気を調和させる空気調和機が作動しているか否かを判定する作動判定部を備え、前記信号出力部は、前記作動判定部によって、前記空気調和が作動していると判定された場合、前記制御信号を出力する。
(10)本発明の一態様に係る制御装置は、前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、雨が降っているか否かを判定する降雨判定部を備え、前記信号出力部は、該降雨判定部によって、雨が降っていると判定された場合に前記制御信号を出力する。
(11)本発明の一態様に係る制御方法は、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力するステップとを含む。
(12)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号の出力を指示するステップとを実行させる。
上記の一態様に係る制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、車両が停止している状態で車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合、制御信号を出力し、車載機器において特定動作を行わせる。これにより、車両内で乗員が誤って睡眠をとった場合に受ける不利益が小さい構成を実現することができる。
例えば、制御信号が出力されることによって、車両のドアにおいて施錠が行われる場合、車両内への第三者の侵入が難しくなるので、誤った睡眠を行うことによって受ける不利益は小さい。
例えば、制御信号が出力されることによって、車両の窓において閉鎖が行われる場合、車両内への第三者の侵入が難しくなり、かつ、雨が車両内に入らないので、誤った睡眠をとることによって受ける不利益は小さい。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われている場合、車両のドアを施錠させる制御信号が出力される。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合において、ドアを解錠するために必要な無線端末が車両の外側にあると判定したとき、ドアを施錠させる制御信号を出力する。従って、ドアが施錠されたことによって、無線端末を保持せずに車両の外側に一時的に出た人物が車両から締め出されることはない。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合、車両の乗員の数を検出する。ここで、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合に検出した乗員の数が、車両が停止した場合に検出した乗員の数以上である場合、車両の外側に出ている人物はいないとして、車両のドアを施錠させる制御信号を出力する。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合、窓を閉めさせるか、又は、窓の開き度合を低下させる制御信号が出力される。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合において、窓を挿通している物体が存在していないと判定したとき、制御信号が出力される。このため、窓を閉める動作、又は、窓の開き度合を低下させる動作が安全に行われる。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合、窓の開き度合が所定レベル以上であるか否かを判定する。所定レベルは、例えば、車両の外側にいる人物が手の全体を車両の内側に挿入することが可能な開き度合の最小レベルである。窓の開き度合が所定レベル以上である判定した場合、第三者が車両内に侵入するか、又は、雨が車両1内に入る可能性があるとして、窓を閉める動作、又は、窓の開き度合を低下させる動作を行わせる制御信号を出力する。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合において、窓の開き度合が所定レベル以上とであると判定したとき、車両の外側の温度が所定温度未満であるか否かを判定する。車両の外側の温度が所定温度未満であると判定した場合、乗員の体温が低下しないように、窓を閉める動作、又は、窓の開き度合を低下させる動作を行わせる制御信号を出力する。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合において、窓の開き度合が所定レベル以上とであると判定したとき、空気調和機、例えばエアーコンディショナーが作動しているか否かを判定する。そして、空気調和機が作動していると判定した場合、空気調和機が効率的に機能するように、窓を閉める動作、又は、窓の開き度合を低下させる動作を行わせる制御信号を出力する。
上記の一態様に係る制御装置にあっては、車両の乗員によって睡眠動作が行われていると判定した場合において、窓の開き度合が所定レベル以上とであると判定したとき、雨が降っているか否かを判定する。そして、雨が降っていると判定した場合、雨が車両内に入らないように、窓を閉める動作、又は、窓の開き度合を低下させる動作を行わせる制御信号を出力する。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る制御装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における車両1の内部を示す概略図である。図1に示すように、車両1内では、K(K:2以上の整数)個の座席10,10,・・・,10が設置されている。図1の例ではKは2である。K個の座席10,10,・・・,10夫々には、乗員Pが座る。各座席10は、乗員Pの臀部に接触する底部10aと、乗員Pの背中に接触する背もたれ10bと、乗員Pの頭部に接触するヘッドレスト10cとを有する。
各座席10では、底部10aの後側から背もたれ10bが上側に突出しており、背もたれ10bの上側にヘッドレスト10cが配置されている。背もたれ10bは、底部10a及び背もたれ10bの接続部分を軸として、前後方向に回転することが可能である。各座席10において、底部10aに対する背もたれ10bの角度は、例えば、モータによって調整される。乗員Pは、車両1内の図示しない角度操作部を操作することによって、例えば、モータに底部10aに対する背もたれ10bの角度を調整させる。
図2は、車載システム2の要部構成を示すブロック図である。車載システム2は、好適に車両1に搭載されている。車載システム2は、撮像部20、K個の座席圧力センサ21,21,・・・,21、温度センサ22、レインセンサ23、ECU(Electronic Control Unit)24、M(M:2以上の整数)個のドア制御部25,25,・・・,25、N(N:2以上の整数)個の窓制御部26,26,・・・,26、空気調和機27、報知部28、M個のドア29,29,・・・,29、N個の窓30,30,・・・,30、無線端末31、車内アンテナA1及び車外アンテナA2を有する。
なお、無線端末31の数は、1に限定されず、2以上であってもよい。
撮像部20、K個の座席圧力センサ21,21,・・・21、温度センサ22及びレインセンサ23は、ECU24に各別に接続されている。ECU24には、更に、M個のドア制御部25,25,・・・,25、N個の窓制御部26,26,・・・,26、空気調和機27、報知部28、車内アンテナA1及び車外アンテナA2が各別に接続されている。M個のドア制御部25,25,・・・,25夫々には、更に、ドア29が接続されている。N個の窓制御部26,26,・・・,26夫々には、更に、窓30が接続されている。
撮像部20は、例えば、カメラであり、図1に示すように、車両1内において、上側の前方に配置されている。撮像部20は、車両1の内部を周期的に撮像する。撮像部20は、車両1の内部を撮像する都度、撮像した画像に係る画像データをECU24に出力する。
K個の座席10,10,・・・,10夫々の底部10aの内部に座席圧力センサ21が配置されている。各座席圧力センサ21は、自身が配置されている底部10aにおいて、上側から加えられた圧力を検出し、検出した圧力を示す圧力データをECU24に出力する。従って、1つの座席10において、乗員Pの着座又は荷物の載置が行われた場合、この座席10の内部に配置された座席圧力センサ21は、ゼロを超える圧力を検出する。各座席圧力センサ21は、周期的に、圧力データをECU24に出力する。出力される圧力データが示す圧力は、圧力データの出力時に検出された圧力と略一致する。
温度センサ22は、車両1の外側の温度である車外温度を検出し、検出した車外温度を示す車外温度データをECU24に出力する。温度センサ22は、周期的に、車外温度データをECU24に出力する。温度センサ22から出力される車外温度データが示す車外温度は、車外温度データの出力時に検出された車外温度と略一致する。
レインセンサ23は、車両1の外側の周辺において、雨が降っているか否かを検知する。レインセンサ23は、例えば、車両1の内側から、図1に示す車両1のフロントガラス11に向けて光を出射し、フロントガラス11で反射した反射光を受光する。フロントガラス11において、レインセンサ23が出射した光が当たる部分に水滴がある場合における反射光の強度は、フロントガラス11において、レインセンサ23が出射した光が当たる部分に水滴がない場合における反射光の強度と異なる。レインセンサ23は、反射光の強度に基づいて、フロントガラス11に水滴があるか否か、即ち、車両1の外側で雨が降っているか否かを検知する。
レインセンサ23は、雨が降っているか否かを示す降雨データをECU24に出力する。レインセンサ23は、周期的に、降雨データをECU24に出力する。レインセンサ23から出力される降雨データが示す内容は、降雨データの出力時における車両1周辺の天候状況と略一致する。
ECU24には、車両1の速度を示す車速データが周期的に入力される。車両データが示す速度は、この車両データが入力された時点における車両1の速度と略一致している。
ECU24には、K個の座席10,10,・・・,10夫々の背もたれ10bの角度を示す角度データが周期的に入力される。角度データが示すK個の角度は、この角度データが入力された時点におけるK個の背もたれ10b,10b,・・・,10bの角度と略一致している。各座席10において、前述した例のように、底部10aに対する背もたれ10bの角度がモータによって調整される場合、モータの回転数に基づいて、背もたれ10bの角度が検出される。
ECU24には、車両1の位置を示す車両位置データが周期的に入力される。車両位置データが示す車両1の位置は、この車両位置データが入力された時点における車両1の位置と略一致する。例えば、車両1が図示しないGPS(Global Positioning System)受信機を備える場合、GPS受信機は複数のGPS衛星から受信した信号に基づいて、車両1の位置を周期的に算出する。GPS受信機は、車両1の位置を算出する都度、算出した位置を示す車両位置データをECU24に出力する。
ECU24は、M個のドア制御部25,25,・・・,25夫々に施錠又は解錠を指示するドア制御信号を出力する。各ドア制御部25は、ECU24からドア制御信号が入力された場合、入力されたドア制御信号の指示に従って、自身に接続されているドア29の施錠又は解錠を行う。各ドア制御部25は、例えば、施錠及び解錠を行うためのモータである。
ECU24には、M個のドア29,29,・・・,29夫々について、施錠されているか否かを示すドア状態データが記憶されている。M個のドア29,29,・・・,29夫々において、施錠又は解錠が行われる都度、ドア状態データが示す内容は更新される。
ECU24には、N個の窓30,30,・・・,30夫々の開き度合を示す開き度合データが記憶されている。開き度合は、窓30において、開口している部分の面積が大きい程、大きく、窓30において、開口している部分の面積が小さい程、小さい。
ECU24は、N個の窓制御部26,26,・・・,26夫々に開き度合の低下又は上昇を指示する窓制御信号を出力する。各窓制御部26は、開き度合の低下を指示する窓制御信号が入力されている間、自身に接続されている窓30の開き度合を低下させる。各窓制御部26は、開き度合の上昇を指示する窓制御信号が入力されている間、自身に接続されている窓30の開き度合を上昇させる。ECU24は、窓制御信号を出力している時間と、出力している窓制御信号の指示と、開き度合データが示す開き度合とに基づいて、各窓30の現在の開き度合を検知することができる。各窓制御部26は、例えば、開き度合の低下及び上昇を行うためのモータである。ECU24は、窓制御信号の出力を停止する都度、開き度合データが示す開き度合を更新する。
ECU24は、動作条件、又は、動作の停止を示す動作信号を空気調和機27に出力する。空気調和機27は、例えば、エアーコンディショナーである。空気調和機27は、ECU24から動作信号が示す内容に従って、冷房又は暖房等を行い、車両1内の空気を調和させる。ECU24には、空気調和機27が作動しているか否かを示す動作状態データが記憶されている。ECU24は、動作信号を出力する都度、動作状態データが示す内容を更新する。
ECU24は報知を指示する報知信号を報知部28に出力する。報知部28は、ECU24から報知信号が入力された場合、報知を行う。報知部28は、図示しない音声出力部からの音声出力、図示しない表示部へのメッセージの表示、又は、ランプの点灯等によって、報知を行う。
車内アンテナA1は車両1の内部へ信号を無線で出力し、車内アンテナA1には、車両1の内部から信号が無線で入力される。車外アンテナA2は車両1の外部へ信号を無線で出力し、車外アンテナA2には、車両1の外部から信号が無線で入力される。
無線端末31は、車両1専用の端末であり、所謂電子キーである。ECU24は、車内アンテナA1又は車外アンテナA2を介して、応答信号の送信を要求する送信要求信号を無線で無線端末31に送信する。無線端末31は、ECU24から送信要求信号を受信した場合、応答信号をECU24に無線で送信する。ECU24は、車内アンテナA1又は車外アンテナA2を介して応答信号を受信する。
また、無線端末31は、M個のドア29,29,・・・,29の施錠又は解錠を指示する指示信号を無線でECU24に送信する。ECU24は車外アンテナA2を介して指示信号を受信する。ECU24は、施錠を指示する指示信号を受信した場合、M個のドア29,29,・・・,29夫々に施錠を指示するドア制御信号を出力する。これにより、M個のドア29,29,・・・,29は施錠される。ECU24は、解錠を指示する解錠信号を受信した場合、M個のドア29,29,・・・,29夫々に解錠を指示するドア制御信号を出力する。これにより、M個のドア29,29,・・・,29は解錠される。
以上のように、無線端末31は、M個のドア29,29,・・・,29夫々の施錠及び解錠に関する無線通信を行う。
ECU24は、外部から入力される種々のデータと、自身に記憶されている記憶内容とに基づいて、ドア制御信号及び窓制御信号を出力し、M個のドア29,29,・・・,29と、N個の窓30,30,・・・,30とに関する制御を行う。ECU24は制御装置として機能する。
図3は、ECU24の要部構成を示すブロック図である。ECU24は、入力部40、出力部41、無線通信部42、記憶部43及び制御部44を有する。これらはバス45に各別に接続されている。入力部40には、更に、撮像部20、K個の座席圧力センサ21,21,・・・,21、温度センサ22及びレインセンサ23が各別に接続されている。出力部41は、更に、M個のドア制御部25,25,・・・,25、N個の窓制御部26,26,・・・,26、空気調和機27及び報知部28が各別に接続されている。無線通信部42は、更に、車内アンテナA1及び車外アンテナA2に各別に接続されている。
撮像部20から入力部40に画像データが入力され、K個の座席圧力センサ21,21,・・・,21夫々から入力部40に圧力データが入力される。温度センサ22から入力部40に車外温度データが入力される。レインセンサ23から入力部40に降雨データが入力される。入力部40には、車速データ、角度データ及び車両位置データが入力される。制御部44は、入力部40から、画像データ、K個の圧力データ、車外温度データ、降雨データ、車速データ、角度データ及び車両位置データを取得する。
出力部41は、制御部44の指示に従って、M個のドア制御部25,25,・・・,25夫々にドア制御信号を出力し、N個の窓制御部26,26,・・・,26夫々に窓制御信号を出力する。更に、出力部41は、制御部44の指示に従って、空気調和機27に動作信号を出力し、報知部28に報知信号を出力する。
無線通信部42は、制御部44の指示に従って、車内アンテナA1又は車外アンテナA2を介して送信要求信号を無線端末31に無線で送信する。無線通信部42は、車内アンテナA1又は車外アンテナA2を介して応答信号を無線端末31から無線で受信すると共に、車外アンテナA2を介して指示信号を無線端末31から無線で受信する。
記憶部43は、例えば、不揮発性メモリである。記憶部43には、ドア状態データ、開き度合データ及び動作状態データが記憶されている。これらのデータが示す内容は、制御部44によって更新される。また、記憶部43には、車両1に乗っている乗員Pの数である乗員数を示す乗員数データが記憶されている。乗員数データが示す乗員数も制御部44によって更新される。更に、記憶部43には、地図を示す地図データが記憶されている。地図データが示す地図には、車両1が駐車することが可能な駐車可能位置が示されている。駐車可能位置は例えば駐車場内の位置である。
記憶部43には、更に、コンピュータプログラムC1に記憶されている。制御部44はCPU(Central Processing Unit)を有する。制御部44のCPUは、コンピュータプログラムC1を実行することによって、動作制御処理、第1ドア制御処理、第2ドア制御処理、第1窓制御処理及び第2窓制御処理を実行する。動作制御処理は、空気調和機27の動作を制御する処理である。第1ドア制御処理は、ドアを制御するための通常のドア制御処理である。第2ドア制御処理は、車両1が駐車可能位置で停止している場合にドアを制御するためのドア制御処理である。第1窓制御処理は、窓を制御するための通常の窓制御処理である。第2窓制御処理は、車両1が駐車可能位置に停止している場合に窓を制御するための窓制御処理である。コンピュータプログラムC1は、制御部44のCPUに、動作制御処理、第1ドア制御処理、第2ドア制御処理、第1窓制御処理及び第2窓制御処理を実行するために用いられる。
なお、コンピュータプログラムC1は、コンピュータが読み取り可能に、記憶媒体E1に記憶されていてもよい。この場合、図示しない読み出し装置によって記憶媒体E1から読み出されたコンピュータプログラムC1が記憶部43に記憶される。記憶媒体E1は、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気ディスク、磁気光ディスク又は半導体メモリ等である。光ディスクは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、又は、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等である。磁気ディスクは、例えばハードディスクである。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部装置からコンピュータプログラムC1をダウンロードし、ダウンロードしたコンピュータプログラムC1を記憶部43に記憶してもよい。
図示しない動作操作部の操作によって、空気調和機27の動作条件の入力と、空気調和機27の作動指示及び停止指示とが受け付けられる。作動指示又は停止指示が受け付けられた場合、制御部44は動作制御処理を実行する。作動指示が受け付けられて実行された動作制御処理では、制御部44は、入力されている動作条件を示す動作信号を空気調和機27に出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は、制御部44の指示に従って、動作信号を空気調和機27に出力し、空気調和機27は、動作操作部の操作によって入力された動作条件で作動する。
また、停止指示が入力されて実行された動作制御処理では、動作の停止を示す動作信号を空気調和機27に出力することを出力部41に指示する。これにより、空気調和機27は動作を停止する。制御部44は、動作信号を出力することを出力部41に指示する都度、動作状態データが示す内容を更新する。
制御部44は、無線通信部42が車外アンテナA2を介して、無線端末31から指示信号を受信した場合に第1ドア制御処理を実行する。指示信号が受信されたことによって実行された第1ドア制御処理では、制御部44は、無線通信部42が受信した指示信号が施錠を指示する場合、M個のドア制御部25,25,・・・,25夫々に、施錠を指示するドア制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は、制御部44の指示に従ってドア制御信号を出力し、M個のドア制御部25,25,・・・,25は、M個のドア29,29,・・・,29を施錠する。
また、制御部44は、無線通信部42が受信した指示信号が解錠を指示する場合、M個のドア制御部25,25,・・・,25夫々に、解錠を指示するドア制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は、制御部44の指示に従ってドア制御信号を出力し、M個のドア29,29,・・・,29は解錠される。
車両1の内部には、M個のドア29,29,・・・,29夫々に対応するM個の図示しないドア操作部が設けられている。車両1の乗員Pは、ドア操作部を操作することによって、このドア操作部に対応するドア29の施錠又は解錠の指示を受け付ける。制御部44は、M個のドア操作部中の1つが操作された場合も、第1ドア制御処理を実行する。
M個のドア操作部中の1つが操作されることによって実行された第1ドア制御処理では、制御部44は、施錠の指示を受け付けた場合、操作されたドア操作部に対応するドア29に接続されているドア制御部25に、施錠を指示するドア制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は制御部44の指示に従ってドア制御信号を出力し、ドア制御信号が入力されたドア制御部25は、操作されたドア操作部に対応するドア29を施錠する。
また、制御部44は、解錠の指示を受け付けた場合、操作されたドア操作部に対応するドア29に接続されているドア制御部25に、解錠を指示するドア制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は制御部44の指示に従ってドア制御信号を出力し、ドア制御信号が入力されたドア制御部25は、操作されたドア操作部に対応するドア29を解錠する。
第1ドア制御処理において、制御部44は、出力部41に指示して、ドア制御信号を出力させる都度、ドア状態データが示す内容を更新する。
図4及び図5は第2ドア制御処理の手順を示すフローチャートである。制御部44は、入力部40に入力された車速データが示す車両1の速度がゼロであり、かつ、入力部40に入力された車両位置データが示す車両1の位置が、地図データの地図が示す駐車可能位置である場合に第2ドア制御処理を実行する。言い換えると、車両1が駐車可能位置に停止した場合に制御部44は第2ドア制御処理を実行する。
まず、制御部44は、入力部40に入力された画像データ又はK個の圧力データに基づいて、車両1の乗員数を検出する(ステップS1)。ここで、制御部44は、例えば、画像データに係る画像に写っている人物の数を、車両1の乗員数として検出する。また、制御部44は、例えば、入力部40に入力されたK個の圧力データの中で、所定の圧力範囲内の圧力を示す圧力データの数を乗員数として検出する。次に、制御部44は、乗員数データが示す乗員数を、ステップS1で検出した乗員数に更新する(ステップS2)。従って、乗員数データは、車両1が駐車可能位置に停止した場合における車両1の乗員数を示す。制御部44は第1検出部として機能する。
次に、制御部44は、入力部40に入力された画像データに基づいて、車両1に乗っている全ての乗員P,P,・・・,Pによって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定する(ステップS3)。睡眠動作は、乗員Pが睡眠をとろうとしている動作、又は、乗員Pが睡眠をとっている動作である。制御部44は、睡眠判定部としても機能する。
ステップS3では、制御部44は、例えば入力部40に連続して入力された複数の画像データに係る複数の画像において、複数の画像夫々に写っている全ての乗員P,P,・・・,Pに動きがなく、かつ、画像に写っている乗員P,P,・・・,P夫々について、頭部を座席10のヘッドレスト10cに接触しているか、又は、横になっている場合、車両1の全ての乗員P,P,・・・,Pによって、睡眠動作が行われていると判定する。従って、頭を座席10のヘッドレスト10cに接触させている状態で一定時間動いていない乗員P、又は、横になった状態で一定時間動いていない乗員Pは、睡眠動作を行っていると制御部44によって判定される。
なお、ステップS3では、制御部44は、入力部40から入力された角度データに基づいて、車両1の全ての乗員P,P,・・・,Pによって睡眠動作が行われているか否かを判定してもよい。制御部44は、例えば、乗員P,P,・・・,Pが座っている全ての座席10,10,・・・,10の背もたれ10b,10b,・・・,10bの角度が所定角度以上である場合、車両1の全ての乗員P,P,・・・,Pによって睡眠動作が行われていると判定してもよい。
また、車両1の乗員数が1である場合、ステップS3では、制御部44は、車両1に乗っている乗員Pによって睡眠動作が行われているか否かを判定する。
制御部44は、車両1の全ての乗員P,P,・・・,Pによって睡眠動作が行われていない、即ち、乗員P,P,・・・,Pの少なくとも1人が睡眠動作を行っていないと判定した場合(S3:NO)、ステップS1と同様に車両1の乗員数を検出する(ステップS4)。
なお、車両1の乗員数が1である場合においては、制御部44は、ステップS3で車両1の乗員Pによって睡眠動作が行われていないと判定したときにステップS4を実行する。
次に、制御部44は、ステップS4で検出した乗員数が1以上であるか否かを判定する(ステップS5)。制御部44は、乗員数がゼロであると判定した場合(S5:NO)、第2ドア制御処理を終了する。
制御部44は、乗員数が1以上であると判定した場合(S5:YES)、入力部40に入力された車速データが示す車両1の速度がゼロであるか否かを判定する(ステップS6)。制御部44は、車両1の速度がゼロではない、即ち、車両1の速度がゼロを超えていると判定した場合(S6:NO)、車両1が走行を開始したとして第2ドア制御処理を終了する。制御部44は、車両1の速度がゼロであると判定した場合(S6:YES)、ステップS3を再び実行する。このとき、制御部44は、車両1の速度がゼロであると判定してから一定時間が経過した後にステップS3を実行してもよい。
前述したように、車両1が駐車可能位置に停止した場合に第2ドア制御処理が実行される。また、ステップS6で車両1の速度がゼロであると判定された場合にステップS3が実行される。このため、ステップS3は車両1が停止している状態で実行される。
制御部44は、車両1に乗っている全ての乗員P,P,・・・,Pによって睡眠動作が行われると判定した場合(S3:YES)、ドア状態データに基づいて、M個のドア29,29,・・・,29が施錠されているか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7では、制御部44は、ドア状態データが、M個のドア29,29,・・・,29夫々について施錠されていることを示す場合、M個のドア29,29,・・・,29が施錠されていると判定する。制御部44は、ドア状態データが、M個のドア29,29,・・・,29中の少なくとも1つについて施錠されていないことを示す場合、M個のドア29,29,・・・,29が施錠されていないと判定する。
なお、車両1の乗員数が1である場合においては、制御部44は、ステップS3で車両1に乗っている乗員Pによって睡眠動作が行われていると判定したときにステップS7を実行する。
制御部44は、M個のドア29,29,・・・,29が施錠されていると判定した場合(S7:YES)、第2ドア制御処理を終了する。
制御部44は、M個のドア29,29,・・・,29が施錠されていないと判定した場合(S7:NO)、無線端末31が車両1の外側にあるか否かを判定する(ステップS8)。制御部44は、端末位置判定部としても機能する。
無線端末31の数が1である場合、ステップS8では、制御部44は、無線通信部42に指示して、車内アンテナA1を介して送信要求信号を無線で送信させる。制御部44は、無線通信部42が車内アンテナA1を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車内アンテナA1を介して応答信号を受信した場合、無線端末31が車両1の外側にないと判定する。制御部44は、無線通信部42が車内アンテナA1を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車内アンテナA1を介して応答信号を受信しなかった場合、無線端末31が車両1の外側にあると判定する。
無線端末31の数が2以上である場合、ステップS8では、制御部44は、無線通信部42に指示して、車内アンテナA1を介して送信要求信号を無線で送信させる。制御部44は、無線通信部42が車内アンテナA1を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車内アンテナA1を介して応答信号を受信しなかった場合、無線端末31が車両1の外側にあると判定する。
制御部44は、無線通信部42が車内アンテナA1を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車内アンテナA1を介して応答信号を受信した場合、無線通信部42に指示して、車外アンテナA2を介して送信要求信号を無線で送信させる。
制御部44は、無線通信部42が車外アンテナA2を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車外アンテナA2を介して応答信号を受信した場合、無線端末31が車両1の外側にあると判定する。制御部44は、無線通信部42が車外アンテナA2を介して送信要求信号を送信してから、一定時間が経過するまでに、無線通信部42が無線端末31から車外アンテナA2を介して応答信号を受信しなかった場合、無線端末31が車両1の外側にないと判定する。
制御部44は、無線端末31が車両1の外側にないと判定した場合(S8:NO)、ステップS1と同様に車両1の乗員数を検出する(ステップS9)。制御部44は第2検出部としても機能する。次に、制御部44は、車両1の乗員数が第2ドア制御処理の開始時点の乗員数から減少したか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10では、制御部44は、ステップS9で検出した乗員数が、乗員数データが示す乗員数未満である場合に車両1の乗員数が減少したと判定し、ステップS9で検出した乗員数が、乗員数データが示す乗員数以上である場合に車両1の乗員数が減少していないと判定する。
制御部44は、無線端末31が車両1の外側にあると判定した場合(S8:YES)、又は、車両1の乗員数が減少していないと判定した場合(S10:NO)、施錠を指示するドア制御信号をM個のドア制御部25,25,・・・,25に出力することを出力部41に指示する(ステップS11)。これにより、出力部41は、施錠を指示するドア制御信号をM個のドア制御部25,25,・・・,25に出力し、M個のドア29,29,・・・,29において、施錠が行われる。制御部44は、ステップS11を実行した後、第2ドア制御処理を終了する。出力部41は、信号出力部として機能する。
制御部44は、車両1の乗員数が減少していると判定した場合(S10:YES)、車両1の乗員Pが無防備に睡眠をとっている旨の報知を指示する報知信号を出力することを出力部41に指示する(ステップS12)。これにより、報知部28は報知を行う。制御部44は、ステップS12を実行した後、再び、ステップS3を実行する。
第2ドア制御処理では、ステップS3で睡眠動作が行われていると判定された場合、ステップS11が実行され、出力部41は、M個のドア29,29,・・・,29夫々において、施錠を行わせるドア制御信号を出力する。これにより、車両1内への第三者の侵入が難しくなるので、誤った睡眠がとられた場合に受ける不利益が小さい。ドア29は車載機器に相当し、ドア29の施錠は特定動作に相当する。
第2ドア制御処理では、制御部44は、ステップS8で、ドア29を解錠するために必要な無線端末31が車両1の外側にあると判定した場合に、ステップS11を実行する。このため、N個のドア29,29,・・・,29が施錠されたことによって、無線端末31を保持せずに車両1から一時的に出た人物が車両1から締め出されることはない。
また、制御部44は、睡眠動作が行われると判定してステップS10で検出した車両1の乗員数が、車両1が駐車可能位置に停止した場合に検出した乗員数以上であるとき、車両1の外側に出ている人物はいないとして、ステップS11を実行する。これにより、出力部41は、施錠を指示するドア制御信号をM個のドア制御部25,25,・・・,25に出力し、M個のドア29,29,・・・,29夫々において施錠が行われる。
車両1の内部には、N個の窓30,30,・・・,30夫々に対応するN個の図示しない窓操作部が設けられている。車両1の乗員Pは、窓操作部を操作することによって、この窓操作部に対応する窓の開き度合の低下又は上昇の指示を受け付ける。制御部44は、N個の窓操作部中の1つが操作された場合、第1窓制御処理を実行する。
第1窓制御処理では、1つの窓操作部が操作されて、この窓操作部に対応する窓30の開き度合の低下の指示を受け付けている間、制御部44は、この窓30に接続されている窓制御部26に、開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は、窓30の開き度合の低下の指示が受け付けられている間、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、操作された窓操作部に対応する窓30に接続されている窓制御部26に出力し続け、この窓30の開き度合が低下し続ける。
同様に、1つの窓操作部が操作されて、この窓操作部に対応する窓30の開き度合の上昇の指示を受け付けている間、制御部44は、この窓30に接続されている窓制御部26に、開き度合の上昇を指示する窓制御信号を出力することを出力部41に指示する。これにより、出力部41は、窓30の開き度合の上昇の指示が受け付けられている間、開き度合の上昇を指示する窓制御信号を、操作された窓操作部に対応する窓30に接続されている窓制御部26に出力し続け、この窓30の開き度合が上昇し続ける。制御部44は、出力部41が窓制御信号の出力を停止する都度、開き度合データが示す開き度合を更新する。
図6及び図7は、第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。制御部44は、第2ドア制御処理と同様に、入力部40に入力された車速データが示す車両1の速度がゼロであり、かつ、入力部40に入力された車両位置データが示す車両1の位置が、地図データの地図が示す駐車可能位置である場合に第2窓制御処理を実行する。言い換えると、車両1が駐車可能位置に停止した場合に制御部44は第2窓制御処理を実行する。
第2窓制御処理のステップS21〜S26夫々は、第2ドア制御処理のステップS1〜S6と同様である。このため、ステップS21〜S26の詳細な説明を省略する。第2窓制御処理のステップS23は、第2ドア制御処理のステップS3と同様に、車両1が停止している状態で行われる。
なお、車両1が駐車可能位置に停止してから、第2ドア制御処理が第2窓制御処理よりも早く実行された場合、第2窓制御処理では、制御部44は、ステップS21,S22を実行せず、ステップS23から処理を開始する。同様に車両1が駐車可能位置に停止してから、第2窓制御処理が第2ドア制御処理よりも早く実行された場合、第2ドア制御処理では、制御部44は、ステップS1,S2を実行せず、ステップS3から処理を開始する。
車両1の乗員数が1である場合、ステップS23では、制御部44は、車両1の乗員Pによって睡眠動作が行われているか否かを判定する。制御部44は、睡眠動作が行われていないと判定した場合、ステップS24を実行する。
制御部44は、車両1の全ての乗員P,P,・・・,Pによって睡眠動作が行われていると判定した場合(S23:YES)、開き度合データに基づいて、N個の窓30,30,・・・,30が閉まっているか否かを判定する(ステップS27)。ここで、制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30夫々の開き度合が上限レベルであることが開き度合データによって示されている場合、N個の窓30,30,・・・,30が閉まっていると判定する。また、制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30中の少なくとも1つの開き度合が上限レベル未満であることが開き度合データによって示されている場合、N個の窓30,30,・・・,30が閉まっていないと判定する。
なお、車両1の乗員数が1である場合においては、制御部44は、ステップS23で車両1の乗員Pによって睡眠動作が行われていると判定したときにステップS27を実行する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30が閉まっていると判定した場合(S27:YES)、第2窓制御処理を終了する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30が閉まっていないと判定した場合(S27:NO)、入力部40に入力された画像データに基づいて、N個の窓30,30,・・・,30の1つを挿通している物体が存在するか否かを判定する(ステップS28)。ここで、制御部44は、画像データに係る画像において、N個の窓30,30,・・・,30の1つを挿通している物体が写っている場合、N個の30,30,・・・,30の1つを挿通している物体が存在すると判定する。また、制御部44は、画像データに係る画像において、N個の窓30,30,・・・,30の1つを挿通している物体が写っていない場合、N個の30,30,・・・,30を挿通している物体が存在していないと判定する。制御部44は存在判定部としても機能する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30の1つを挿通している物体が存在すると判定した場合(S28:YES)、N個の窓30,30,・・・,30中の少なくとも1つに物体が挿通している旨の報知を指示する報知信号を出力することを出力部41に指示する(ステップS29)。これにより、出力部41は、制御部44の指示に従って報知信号を報知部28に出力し、報知部28は報知を行う。制御部44は、ステップS29を実行した後、再び、ステップS23を実行する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30を挿通している物体が存在しないと判定した場合(S28:NO)、開き度合データに基づいて、N個の窓30,30,・・・,30の少なくとも1つの開き度合が所定レベル以上であるか否かを判定する(ステップS30)。所定レベルは、例えば、車両の外側にいる人物が手の全体を車両1の内側に挿入することが可能な開き度合の最小レベルである。制御部44は度合判定部としても機能する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合が所定レベル未満であると判定した場合(S30:NO)、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合を調整することなく、第2窓制御処理を終了する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30の少なくとも1つの開き度合が所定レベル以上であると判定した場合(S30:YES)、入力部40に入力された車外温度データが示す車外温度が所定温度未満であるか否かを判定する(ステップS31)。制御部44は、車外温度が所定温度以上であると判定した場合(S31:NO)、動作状態データに基づいて、空気調和機27が作動しているか否かを判定する(ステップS32)。ここで、制御部44は、空気調和機27が作動していることを動作状態データが示している場合、空気調和機27が作動していると判定し、空気調和機27が作動していないことを動作状態データが示している場合、空気調和機27が作動していないと判定する。制御部44は、温度判定部及び作動判定部としても機能する。
制御部44は、空気調和機27が作動していないと判定した場合(S32:NO)、入力部40に入力された降雨データに基づいて、雨が降っているか否かを判定する(ステップS33)。ここで、制御部44は、雨が降っていることを降雨データが示している場合、雨が降っていると判定し、雨が降っていないことを降雨データが示している場合、雨が降っていないと判定する。制御部44は、降雨判定部としても機能する。
制御部44は、雨が降っていないと判定した場合(S33:NO)、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合を調整することなく、第2窓制御処理を終了する。
制御部44は、車外温度が所定温度未満であると判定した場合(S31:YES)、空気調和機27が作動していると判定した場合(S32:YES)、又は、雨が降っていると判定した場合(S33:YES)、開いている窓30を閉めるため、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、開いている窓30に対応する窓制御部26に出力することを出力部41に指示する(ステップS34)。これにより、出力部41は、開いている窓30に対応する窓制御部26に開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力し、窓制御信号が入力された窓制御部26は、自身に接続されている窓30を閉める。結果、N個の窓30,30,・・・,30が閉まる。
制御部44は、ステップS34を実行した後、第2窓制御処理を終了する。
なお、ステップS34では、制御部44は、睡眠動作が行われていると判定された時点の開き度合が所定レベル以上である窓30の開き度合を所定レベル未満の開き度合に低下させるため、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、開き度合が所定レベル以上である窓30に接続されている窓制御部26に出力することを指示してもよい。これにより、出力部41は、開き度合が所定レベル以上である窓30に対応する窓制御部26に開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力し、開き度合が所定レベル以上であった窓30の開き度合は所定レベル未満の開き度合となる。
第2窓制御処理では、ステップS23で睡眠動作が行われていると判定された場合、ステップS34が実行され、出力部41は、N個の窓30,30,・・・,30夫々において、窓を閉める動作、又は、睡眠動作が行われていると判定された時点の開き度合よりも低下させる動作を行わせる窓制御信号を出力する。これにより、車両1内への第三者の侵入が難しくなり、かつ、雨が車両1内に入らないので、誤った睡眠をとることによって受ける不利益は小さい。窓30も車載機器に相当し、窓30を閉める動作、及び、睡眠動作が行われていると判定された時点の開き度合よりも低下させる動作夫々も特定動作に相当する。
制御部44は、ステップS28で、N個の窓30,30,・・・,30に挿通している物体が存在していないと判定した場合にステップS34を実行する。このため、窓30を閉める動作、又は、窓30の開き度合を低下させる動作が安全に行われる。
また、ステップS30で、N個の窓30,30,・・・,30の少なくとも1つの開き度合が所定レベル以上であると制御部44が判定した場合、出力部41は、第三者が車両1内に侵入するか、又は、雨が車両1内に入る可能性があるとして、窓30を閉める動作、又は、窓30の開き度合を低下させる動作を行わせる窓制御信号を出力する。
更に、ステップS31で車外温度が所定温度未満であると制御部44が判定した場合、出力部41は、車両1の乗員Pの体温が低下しないように、窓30を閉める動作、又は、窓30の開き度合を低下させる動作を行わせる窓制御信号を出力する。
また、ステップS32で空気調和機27が作動していると制御部44が判定した場合、空気調和機27が効率的に機能するように、窓30を閉める動作、又は、窓30の開き度合を低下させる動作を行わせる窓制御信号を出力する。
更に、ステップS33で雨が降っていると判定した場合、雨が車両1内に入らないように、窓30を閉める動作、又は、窓30の開き度合を低下させる動作を行わせる窓制御信号を出力する。
睡眠動作が行われていると制御部44が判定した場合に特定動作を行わせる車載機器は、ドア29及び窓30に限定されない。睡眠動作が行われていると制御部44が判定した場合、防盗性を向上させるため、出力部41は、車両1のテールゲート、トランク、エンジンフード又はフューエルリッドにおいて、施錠を行わせる制御信号を出力してもよい。
また、睡眠動作が行われていると制御部44が判定した場合、車両1のバッテリの消耗を防止するため、出力部41は、車両1のライト、ワイパ、オーディオ機器若しくは室内照明の動作を停止させる制御信号、又は、イグニッションスイッチをオフに切替えさせる制御信号を出力してもよい。
更に、睡眠動作が行われていると制御部44が判定した場合、車両1の燃料を節約するため、出力部41は、車両1の空気調和機27若しくはシートヒータ等の冷暖房機器、又はエンジンの動作を停止させる制御信号を出力してもよい。この場合、第2窓制御装置と同様に、制御信号を出力するか否かの判定に車外温度が考慮されることが好ましい。出力部41が空気調和機27の動作を停止させる制御信号を出力する構成では、制御部44は、第2窓制御処理のステップS31で車外温度が所定温度以上であると判定した場合、ステップS32を実行せず、ステップS33を実行する。
(実施形態2)
図8、図9及び図10は、実施形態2における第2窓制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下では、実施形態2について、実施形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施形態1と共通しているため、実施形態1と共通する構成部には実施形態1と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
実施形態2を実施形態1と比較した場合、第2窓制御処理が異なる。実施形態2では、制御部44は、実施形態1と同様に、入力部40に入力された車速データが示す車両1の速度がゼロであり、かつ、入力部40に入力された車両位置データが示す車両1の位置が、地図データの地図が示す駐車可能位置である場合に第2窓制御処理を実行する。実施形態2における第2窓制御処理のステップS41〜S50,S54〜S56夫々は、実施形態1における第2窓制御処理のステップS21〜S30,S31〜S33と同様である。このため、ステップS41〜S50,S54〜S56の詳細な説明を省略する。
制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合が所定レベル未満であると判定した場合(S50:NO)、実施形態1における第2窓制御処理のステップS32と同様に、空気調和機27が作動しているか否かを判定する(ステップS51)。制御部44は、空気調和機27が作動していないと判定した場合(S51:NO)、実施形態1における第2窓制御処理のステップS33と同様に、雨が降っているか否かを判定する(ステップS52)。
制御部44は、空気調和機27が作動していると判定した場合(S51:YES)、又は、雨が降っていると判定した場合(S52:YES)、開いている窓30を閉めるため、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、開いている窓30に対応する窓制御部26に出力することを出力部41に指示する(ステップS53)。これにより、出力部41は、開いている窓30に対応する窓制御部26に開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力し、窓制御信号が入力された窓制御部26は、自身に接続されている窓30を閉める。結果、N個の窓30,30,・・・,30が閉まるので、空気調和機27が効率的に機能し、雨が車両1内に入っていることが確実に防止される。
制御部44は、雨が降っていないと判定した場合(S52:NO)、又は、ステップS53を実行した後、第2窓制御処理を終了する。
制御部44は、車外温度が所定温度未満であると判定した場合(S54:YES)、空気調和機27が作動していると判定した場合(S55:YES)、又は、雨が降っていると判定した場合(S56:YES)、開いている窓30を閉めるため、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、開いている窓30に対応する窓制御部26に出力することを出力部41に指示する(ステップS57)。これにより、出力部41は、開いている窓30に対応する窓制御部26に開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力し、窓制御信号が入力された窓制御部26は、自身に接続されている窓30を閉める。結果、N個の窓30,30,・・・,30が閉まる。
制御部44は、雨が降っていないと判定した場合(S56:NO)、睡眠動作が行われていると判定された時点の開き度合が所定レベル以上である窓30の開き度合を所定レベル未満の開き度合に低下させるため、開き度合の低下を指示する窓制御信号を、開き度合が所定レベル以上である窓30に接続されている窓制御部26に出力することを指示する(ステップS58)。これにより、出力部41は、開き度合が所定レベル以上である窓30に対応する窓制御部26に開き度合の低下を指示する窓制御信号を出力し、開き度合が所定レベル以上であった窓30の開き度合は所定レベル未満の開き度合となる。結果、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合は所定レベル未満となる。
以上のように、N個の窓30,30,・・・,30の1つの開き度合が所定レベル以上である場合において、車外温度が所定温度以上であり、空気調和機27が作動しておらず、かつ、雨が降っていないとき、開き度合が所定レベル以上であった窓30の開き度合は所定レベル未満の開き度合に調整される。これにより、第三者が車両1内に侵入することが防止される。
制御部44は、ステップS57,S58の一方を実行した後、第2窓制御処理を終了する。
実施形態2における車載システム2及びECU24夫々は、実施形態1における車載システム2及びECU24が奏する効果を同様に奏する。
なお、実施形態2において、制御部44は、N個の窓30,30,・・・,30の開き度合が所定レベル未満であると判定した場合(S50:NO)、ステップS51〜S53を実行せずに、実施形態1と同様に第2窓制御処理を終了してもよい。
なお、実施形態1,2において、K、即ち、座席10の数は、2以上の整数に限定されず、1であってもよい。また、M、即ち、ドア29の数も、2以上の整数に限定されず、1であってもよい。更に、N、即ち、窓30の数も、2以上の整数に限定されず、1であってもよい。
また、撮像部20の数も1つに限定されず、車両1内の複数の箇所夫々に撮像部20が配置されてもよい。この場合、複数の撮像部20,20,・・・,20が撮像した画像に基づいて、乗員数の検出、睡眠動作が行われているか否かの判定、及び、窓30を挿通している物体が存在するか否かの判定等をより正確に行うことができる。
開示された実施形態1,2はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
10 座席
10a 底部
10b 背もたれ
10c ヘッドレスト
11 フロントガラス
2 車載システム
20 撮像部
21 座席圧力センサ
22 温度センサ
23 レインセンサ
24 ECU
25 ドア制御部
26 窓制御部
27 空気調和機
28 報知部
29 ドア
30 窓
31 無線端末
40 入力部
41 出力部(信号出力部)
42 無線通信部
43 記憶部
44 制御部(睡眠判定部、端末位置判定部、第1検出部、第2検出部、存在判定部、度合判定部、温度判定部、作動判定部、降雨判定部)
A1 車内アンテナ
A2 車外アンテナ
C1 コンピュータプログラム
E1 記憶媒体
P 乗員

Claims (12)

  1. 車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定する睡眠判定部と、
    該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力する信号出力部と
    を備える制御装置。
  2. 前記車載機器はドアであり、
    前記特定動作は該ドアの施錠である
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記ドアの解錠に関する無線通信を行う無線端末が前記車両の外側にあるか否かを判定する端末位置判定部を備え、
    前記信号出力部は、前記端末位置判定部によって、前記無線端末が前記車両の外側にあると判定した場合に前記制御信号を出力する
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記車両が停止した場合に前記乗員の数を検出する第1検出部と、
    前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記乗員の数を検出する第2検出部と
    を備え、
    前記信号出力部は、該第2検出部が検出した数が、前記第1検出部が検出した数以上である場合に前記制御信号を出力する
    請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記車載機器は、前記車両の窓であり、
    前記特定動作は、該窓を閉める動作、又は、該窓の開き度合を、前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された時点の前記開き度合よりも低下させる動作である
    請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に前記窓を挿通している物体が存在するか否かを判定する存在判定部を備え、
    前記信号出力部は、該挿通判定部によって、前記窓を挿通している物体が存在していないと判定された場合に前記制御信号を出力する
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に前記開き度合が所定レベル以上であるか否かを判定する度合判定部を備え、
    前記信号出力部は、該度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定された場合に前記制御信号を出力する
    請求項5又は請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、前記車両の外側の温度が所定温度未満であるか否かを判定する温度判定部を備え、
    前記信号出力部は、該温度判定部によって、前記車両の外側の温度が前記所定温度未満であると判定された場合に前記制御信号を出力する
    請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、該空気調和機は前記車両内の空気を調和させる空気調和機が作動しているか否かを判定する作動判定部を備え、
    前記信号出力部は、前記作動判定部によって、前記空気調和が作動していると判定された場合、前記制御信号を出力する
    請求項7又は請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記度合判定部によって、前記開き度合が前記所定レベル以上であると判定した場合に、雨が降っているか否かを判定する降雨判定部を備え、
    前記信号出力部は、該降雨判定部によって、雨が降っていると判定された場合に前記制御信号を出力する
    請求項7から請求項9のいずれか1つに記載の制御装置。
  11. 車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、
    該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号を出力するステップと
    を含む制御方法。
  12. コンピュータに、
    車両が停止している状態で、該車両に乗っている乗員によって、睡眠に係る睡眠動作が行われているか否かを判定するステップと、
    該睡眠判定部によって、前記睡眠動作が行われていると判定された場合に、前記車両が備える車載機器にて特定動作を行わせる制御信号の出力を指示するステップと
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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