JP2018145725A - 道路縁石排水構造 - Google Patents

道路縁石排水構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018145725A
JP2018145725A JP2017043226A JP2017043226A JP2018145725A JP 2018145725 A JP2018145725 A JP 2018145725A JP 2017043226 A JP2017043226 A JP 2017043226A JP 2017043226 A JP2017043226 A JP 2017043226A JP 2018145725 A JP2018145725 A JP 2018145725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curb
road
substrate
lid
curbstone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017043226A
Other languages
English (en)
Inventor
昌裕 金子
Masahiro Kaneko
昌裕 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawagure Co Ltd
Original Assignee
Kawagure Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawagure Co Ltd filed Critical Kawagure Co Ltd
Priority to JP2017043226A priority Critical patent/JP2018145725A/ja
Publication of JP2018145725A publication Critical patent/JP2018145725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/60Planning or developing urban green infrastructure

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

【課題】交換作業が容易な道路縁石排水構造を提供する。【解決手段】縁石部5と、この縁石部5の道路6側に設けられた基板部4と、この基板部4に設けられた基板側排水口11と、縁石部5の前面部5Mに設けられた縁石側排水口21とを備えた道路縁石排水構造1において、縁石側排水口21に、基板側排水口11の基板側蓋体15とは別体の縁石側蓋体31を設け、この縁石側蓋体31は複数の通水孔35,36,37を有する。また、縁石部5と基板部4とを一体に有する縁石ブロック3を備え、基板側排水口11に複数の通水孔70を有する基板側蓋体15を設け、縁石側排水口21に縁石側蓋体31を着脱可能に設けたから、基板側蓋体15と縁石側蓋体31により排水性を確保することができ、しかも、一方のみを交換することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、道路の縁石に排水構造を設ける道路縁石排水構造に関する。
従来、この種のものとして、道路の路肩部分に布設されるL型排水側溝または歩車道境界ブロックの適所に所定の間隔をおいて設置される集水部分の通水口に取付けられる格子状の蓋で、道路横断方向の断面形状がL字の形をして、道路部分と例えば歩道部分の境界に平行した立ち上がりをもつ落葉対策用L型格子蓋を取付けた側溝ブロックの流水構造(例えば特許文献1)や、複数の任意形状をした排水孔を有した水平部の路肩側端部を垂直方向に折曲げて垂直部を一体に形成し、前記垂直部の横幅は、水平部の横幅より幅狭に形成してその両側端に切欠部をそれぞれ形成して縁石の凹溝部との間に排水スペースを設けると共に、前記垂直部の上部を背面方向に折曲げた傾斜部を一体に形成し、該垂直部に、縁石の路面側に設けた凹溝部から排水する任意形状をした複数の垂直排水孔を設けた道路集水枡用蓋板(例えば特許文献2)がある。
上記特許文献1の流水構造では、排水口となる開口部がブロックの立ち上り部分の途中までしか形成されていないため、落ち葉やゴミ等が溜まると、前記立上り部分の排水口も詰まり易くなり、水位が上がると、十分な排水量を確保できないという問題がある。
また、特許文献2の道路集水枡用蓋板では、蓋板の垂直部の上部を背面方向に折曲げて傾斜部を形成し、この傾斜部に垂直排水孔が形成されているが、傾斜部は斜めで縁石の上面に達しておらず、上記特許文献1と同様に排水量を十分確保することが難しい。また、前記傾斜部が第1縁石の上面に達していないと共に、第1縁石の上面より傾斜部が下がった位置で自由端になっているため、その傾斜部は上からの荷重に弱く、さらに、第1縁石の上面位置と傾斜部との間の凹み部分や第1縁石の上面の道路側角部に自転車の部品や通行人の靴が引っ掛かり易いという問題がある。
さらに、特許文献2では、垂直部上部の斜め部分に垂直排水孔の上部が位置し、上部から見て垂直排水孔及び排水スペースが表れるため(例えば特許文献2の図4)、その垂直排水孔に歩行者の靴が引っ掛かったり、ハイヒールが嵌ったり、或いは道路の縁石沿いを走る自転車のペダル等が垂直排水孔に引っ掛かったりする虞がある。
さらに、上記L型格子蓋は道路部分と立上り部分が一体に形成されているため、一方が壊れても、全体を交換しなければならず、また、道路部分の蓋体は比較的重たいグレーチングからなるため、交換作業に手間が掛かるという問題がある。
また、上記特許文献2の道路集水枡用蓋板も、水平部と垂直部が一体に形成されているため、一方が壊れても全体を交換しなければならず、交換作業に手間が掛かるという問題がある。
特開2008―75430号公報 特開2013―83055号公報
解決しようとする課題は、交換作業が容易な道路縁石排水構造を提供することを目的とし、加えて、排水性の高い道路縁石排水構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、縁石部と、この縁石部の道路側に設けられた基板部と、この基板部に設けられた基板側排水口と、前記縁石部の道路側面に設けられた縁石側排水口とを備えた道路縁石排水構造において、前記基板側排水口に設ける基板側蓋体を備え、前記縁石側排水口に、前記基板側排水口の基板側蓋体とは別体の縁石側蓋体を設け、この縁石側蓋体が複数の通水孔を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記縁石部と前記基板部とを一体に有する縁石ブロックを備え、前記基板側排水口に複数の通水孔を有する基板側蓋体を設け、前記縁石側排水口に前記縁石側蓋体を着脱可能に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記縁石側排水口は、前記縁石部の上面部の道路側に開口する上面開口部を有し、前記縁石側蓋体の上部に、前記上面開口部に設ける上蓋部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記上蓋部側に設けられた前記通水孔には、斜め方向の斜片部が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記縁石側蓋体の内側に固定部を設けると共に、この固定部に透孔を設け、この透孔に挿通した固定部材により前記固定部を前記縁石部に着脱可能に取付けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、前記透孔が前記縁石側蓋体の前記通水孔に対応した位置に設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記縁石部には、前記縁石側排水口の内側に縦面部を有し、この縦面部に前記固定部が当接することを特徴とする。
請求項1の構成によれば、縁石側蓋体を基板側蓋体と別体に設けたため、縁石側蓋体の交換や補修作業が容易となる。
請求項2の構成によれば、基板側蓋体と縁石側蓋体により排水性を確保することができ、しかも、一方のみを交換することが可能となる。
請求項3の構成によれば、縁石側蓋体が縁石部の上面開口部に設ける上蓋部を有するため、縁石部の上面部に引っ掛かり部分がなく、また、高い位置に通水孔を設けることができるため、排水性が向上する。
請求項4の構成によれば、上蓋部側の通水孔部分にものが引っ掛かったり、嵌ったりすることを防止できる。
請求項5の構成によれば、固定部の透孔に固定部材を挿通し、この透孔に挿通した固定部材により前記固定部を前記縁石部に着脱可能に取付けことにより、縁石部への縁石側蓋体の取付及び取外が可能となる。
請求項6の構成によれば、通水孔から工具を挿入して固定部材に関する操作を行うことができる。
請求項7の構成によれば、縁石部の縦面部に縁石側蓋体の固定部が当接した状態で縁石側蓋体が固定されるため、安定した固定状態が得られる。
本発明の実施例1を示す縁石ブロックの正面図である。 同上、断面図である。 同上、平面図である。 同上、両蓋体を取り外した状態の斜視図である。 同上、縁石側蓋体の正面図である。 同上、固定部の斜視図である。 同上、縁石部の断面図である。 同上、道路縁石排水構造の斜視図である。 本発明の実施例2を示す縁石側蓋体の斜視図である。 同上、道路縁石排水構造の斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、図面を参照して、本発明の実施例1について説明する。図1〜図8に示すように、本実施例の道路縁石排水構造1は、地中に埋設された側溝2の上に配置される複数の縁石ブロック3を備え、この縁石ブロック3は鉄筋コンクリート製である。その縁石ブロック3は、前記側溝2の蓋となる基板部4と、この基板部4の反道路側に突設した縁石部5とを一体に備える。そして、基板部4は道路6側に設けられ、縁石部5側には道路6より一段高い歩道7が設けられる。
前記基板部4は平面略方形をなし、また、前記縁石部5は道路6側から見た正面視で、道路6の長さ方向に長い長方形形状をなす。尚、基板部4は正方形でもよい。そして、図8に示すように、複数の縁石ブロック3,3・・・が道路6の路肩に該道路6の長さ方向に複数並設され、また、所定間隔を置いて、後述する排水口を備えた縁石ブロック3が設けられる。
図2などに示すように、前記縁石ブロック3の下面部3Kは平坦で水平方向に形成されている。前記基板部4の上面部4Jは道路6の中央から路肩に位置する前記縁石部5に向かって低くなる傾斜面に形成され、前記基板部4の上面部4Jから縁石部5の道路側面である前面部5Mが立上って形成され、この前面部5Mは上方に向かって歩道7側に僅かに傾斜して設けられている。また、前面部5Mと縁石部5の上面部5Jとの間には湾曲部5Wが形成され、前記上面部5Jは略水平に設けられている。また、縁石部5の前面部5Mの反対側には後面部5Kが設けられ、この後面部5Kは略垂直に形成され、この後面部5Kの下部が前記下面部3Kと交差する。
図4などに示すように、前記基板部4には、平面方形の基板側排水口11が貫通形成され、この基板側排水口11の上部には、鋼製で方形の枠材12が固定され、この枠材12の下部で前記基板側排水口11の高さ方向中央側には、その左右に取付段部13,13を形成し、この取付段部13の上に鋼製帯板状の受枠14を設けている。そして、これら左右の受枠14,14は前記枠材12の下縁に一体に設けられている。
このように基板側排水口11の上部は、枠材12内により構成され、基板側排水口11の下部の左右には、上面部4Jより一段低い取付段部13,13が左右に設けられ、さらに、基板側排水口11の下部の前側内面11Mは、下側に向かって後側となる斜めに形成されている。
前記受枠14は上面部4Jと平行に配置され、前記受枠14の上面の前後には、基板側蓋体15を固定するための取付孔16,16が形成されている。
前記縁石部5の前面部5M側には縁石側排水口21が形成され、この縁石側排水口21は、前記縁石部5の上面部5Jの道路6側に開口する上面開口部22を有する。また、図3に示すように、縁石側排水口21の左,右側面部23,23の間隔は、前記基板側排水口11の左右幅より広く形成され、左,右側面部23,23の後方には、略垂直な縦面部24が設けられ、この縦面部24の下部左右には、左,右底面部25,25を設け、この左,右底面部25,25の間に、縁石側排水口21の下部21Kが開口し、この下部21Kは前記下面部3Kに開口している。
前記左,右底面部25,25の上面は、前記基板部4の上面部4Jと面一に形成されている。また、前記縁石側排水口21の下部21Kと前記基板側排水口11との間に、前記枠材12の後枠部12Kが位置する。
前記縁石側排水口21の周囲の前面部5M側及び上面部5J側には、左,上,右の段部26L,26U,26Rが形成され、これら段部26L,26U,26Rの深さは、縁石側蓋体31の厚さに略対応して形成されている。また、前記縦面部24の左右には、上下に間隔を置いて固定部材受け部たる螺子受け孔27,27が設けられている。尚、この螺子受け孔27は縁石部5にナット体をインサート成形により固定して設けられる。また、前記縁石側蓋体31は前記基板側蓋体15と別体で前記縁石ブロック3に設けられている。
前記縁石側蓋体31は、鋼板に溶融亜鉛メッキを施してなり、縦蓋部32と、この縦蓋部32の上部に設けた上蓋部33とを一体に有し、これら縦蓋部32と上蓋部33の間に湾曲部34を有し、この湾曲部34は鋼板を折曲げ形成してなる。尚、前記湾曲部34は前記湾曲部5Wと略同形状に形成されている。
前記縁石側蓋体31には、左右に複数並んだ通水孔35,36,37が、上下に並んで穿設されていると共に、方形をなす通水孔35,36,37の間には縦桟部38と横桟部39が設けられ、縦桟部38と横桟部39はそれぞれが同一幅で等間隔に配置されている。下段の通水孔35は、前記縁石側蓋体31の下縁に形成され、下部が開口し、横長の方形をなす。尚、上段の通水孔37は他の通水孔35,36より左右が幅広に形成されると共に、縦桟部38は上段の通水孔37,37間において、下の部分より左右が幅狭に形成されている。
中央の通水孔35は複数段(二段)で左右方向に並んで形成され、方形をなし、この例では、正方形形状をなす。上部の通水孔37は、縦蓋部32と及び湾曲部34に渡って形成され、方形をなし、この例では、正方形形状をなしている。また、左右に並んだ前記通水孔37,37・・・には、図3などに示すように、向きの異なる斜めの斜片部37A,37Bが交互に設けられ、これら斜片部37A,37Bは通水孔37の対向する角部を結ぶように設けられている。そして、上段の通水孔37の上部は、前記上蓋部33に近接して開口すると共に、上面開口部22に位置している。そして、この例では、図7に示すように、上段の通水孔37の上縁37Fは、上蓋部33と湾曲部34の境目に位置する。尚、通水孔37を上部に延設し、前記上縁37Fを上蓋部33側に位置させるようにしても良い。
下段の前記縦桟部38の下端は自由端に形成されている。また、通水孔35,36,37の左右幅は縦桟部38の幅より大きく、通水孔36,37の上下幅は横桟部39の幅より大きい。さらに、取付状態で、前記縁石側蓋体31の上縁部40,左縁部41L,右縁部41Rの内面が前記段部26L,26U,26Rに当接した状態で収納される。尚、上縁部40,左縁部41L,右縁部41Rは前記段部26L,26U,26Rの幅に略対応している。また、上縁部40,左縁部41L,右縁部41Rの厚さ寸法は前記段部26L,26U,26Rの深さ寸法より僅かに小さく、収納状態で、上縁部40,左縁部41L,右縁部41Rが縁石部5の外面に出っ張ることがない。
前記縁石側蓋体31の内側には、縁石部5に固定する固定部51,51が左右に設けられている。この固定部51は、鋼製帯板からなる縦方向の当接部52と、鋼製帯板からなる前後方向の連結部53とを備え、前記当接部52の下端に前記連結部53の後端を溶着などにより固定し、前記当接部52の上端を前記縁石側蓋体31の上側内面に固定し、前記連結部53の前端を縦蓋部32の内面に固定している。前記当接部52は、前記通水孔36より僅かに幅広に形成され、その当接部52の後面が前記縦面部24に当接する。
また、前記当接部52には上下に透孔54,54を設け、これら透孔54,54は前記螺子受け孔27,27に対応して設けられている。尚、固定部51は縁石側蓋体31の左右に設けられ、左右方向外側から2つ目の通水孔36に対応する位置で、上下の通水孔36,36に対応した位置に前記透孔54,54が設けられている。そして、前側から通水孔36,36を通して前記透孔54,54が視認可能で、通水孔36から工具(図示せず)を用い、透孔54を通して螺子受け孔27に固定部材たる螺子55を螺合可能に構成している。
前記基板側蓋体15は、前記枠材12内に嵌る外枠61を備え、この外枠61内の四方に取付枠部62,62,62,62が設けられ、この取付枠部62の下板部63に透孔64を穿設し、この透孔64は前記取付孔16に対応して設けられている。そして、前記透孔64に固定手段たるボルト65を挿通し、このボルト65を前記取付孔16に螺合することにより、基板部4に基板側蓋体15が着脱可能に固定される。この場合、取付孔16を、インサート成形により設けたナットにより構成してもよい。
また、前記外枠61内には、左右方向の横桟部66,66・・・が前後に間隔を置いて複数設けられ、これら横桟部66,66・・・と外枠61の前,後枠部61M,61Uの間に斜め桟部67,68が複数設けられ、隣り合って向きの異なる斜め桟部67,68が複数配置されている。また、斜め桟部67,68の上縁には、滑り止め用の凹凸部69が設けられている。尚、横桟部66,66・・・,外枠61の前,後枠部61M,61U及び斜め桟部67,68の隙間が通水孔70である。また、図2に示すように、前記取付枠部62内には、ゴム製のキャップ71が着脱可能に設けられている。前記キャップ71は下部が開口し、鋼製でコ字形枠72に外嵌した状態で前記取付枠部62に嵌め入れられ、コ字形枠72の両下端が下板部63の上面に当接し、キャップ71の上面は基板側蓋体15の上面と略面一になる。また、前記コ字形枠72の左右方向の幅よりキャップ71の左右方向が幅広で、このキャップ71の左右が伸縮可能に構成され、取付状態で、キャップ71の左右側面が取付枠部62の左右内面に当接する。
次に、前記道路縁石排水構造1の使用方法について説明する。道路6に降った雨は、道路6の勾配により路肩の縁石ブロック3側に流れ、複数の縁石ブロック3のなかで、排水口11,21を設けた縁石ブロック3から側溝2に排水される。
雨水は主として基板側排水口11から排水され、雨水に含まれる落ち葉などの比較的大きなゴミは基板側蓋体15に捕捉される。縁石ブロック3上に沿って多量のゴミが流れ、ゴミが基板側蓋体15に溜まると、基板側排水口11からの排水性が低下し、縁石ブロック3に沿って流れる雨水の水位が上昇するが、この上昇した雨水が縁石側蓋体31の通水孔35,36,37を通り、縁石側排水口21から側溝2に排水されるため、排水性を確保することができる。
また、仮に想定を超えた降雨により、道路6の水位が上昇した場合や、仮に縁石部5の上部までゴミ等が堆積した場合は、縁石部5の上面部5J側に位置する通水孔37から雨水を排水することができる。
そして、晴天時などは、道路6の路肩側を走行する自転車が、基板側蓋体15の上を走行しても、横桟部66,66・・・と外枠61の前,後枠部61M,61Uの間に斜め桟部67,68が複数設けられると共に、横桟部66,66・・・と外枠61の前,後枠部61M,61Uと斜め桟部67,68により三角形を形成するように配置され、それら斜め桟部67,68に滑り止め用の凹凸部69が設けられているため、自転車の車輪が嵌ったり、落ち込んだり、スリップしたりすることがない。
また、最上部の通水孔37,37には斜片部37A,37Bが設けられているため、基板部4を走行する自転車のペダルが引っ掛かったり、歩行者の靴が引っ掛かったり、嵌ったりすることを防止できる。
蓋体15,31は、鋼製で、例えば溶融亜鉛メッキを施すことにより、耐久性に優れたものであるが、経時的に交換補修が必要になったら、それぞれ別々に取り外すことができる。縁石側蓋体31は、通水孔35から螺子55が視認可能であると共に、通水孔35から工具(図示せず)を差し入れて螺子55を操作可能であるから、取外を伴う交換補修作業を容易に行うことができる。この場合、縁石側蓋体31単体は板材からなり、比較的軽量であるから、作業も容易となる。尚、蓋体15,31は、鋼製に限らず、アルミニウム,ステンレスやそれらの合金など各種金属製のものを用いることができる。また、蓋体15,31には、溶融亜鉛メッキ等の耐腐食性に強い表面処理が施されているが、メッキによる表面処理は溶融アルミニウムメッキ等でも良い。
また、基板側蓋体15は4箇所のボルト65を外し、枠材12内から基板側蓋体15を単体で取り外すことができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、縁石部5と、この縁石部5の道路6側に設けられた基板部4と、この基板部4に設けられた基板側排水口11と、縁石部5の道路側面たる前面部5Mに設けられた縁石側排水口21とを備えた道路縁石排水構造1において、基板側排水口11に設ける基板側蓋体15を備え、縁石側排水口21に、基板側排水口11の基板側蓋体15とは別体の縁石側蓋体31を設け、この縁石側蓋体31が複数の通水孔35,36,37を有するから、縁石側蓋体31の交換や補修作業が容易となる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、縁石部5と基板部4とを一体に有する縁石ブロック3を備え、基板側排水口11に複数の通水孔70を有する基板側蓋体15を設け、縁石側排水口21に縁石側蓋体31を着脱可能に設けたから、基板側蓋体15と縁石側蓋体31により排水性を確保することができ、しかも、一方のみを交換することが可能となる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、縁石側排水口21は、縁石部5の上面部5Jの道路6側に開口する上面開口部22を有し、縁石側蓋体31の上部に、上面開口部22に設ける上蓋部33を設けたから、縁石側蓋体31が縁石部5の上面開口部22に設ける上蓋部33を有するため、縁石部5の上面に引っ掛かり部分がなく、また、高い位置に通水孔37を設けることができるため、排水が向上する。
このように本実施例では、請求項4に対応して、上蓋部33側に設けられた通水孔37には、斜め方向の斜片部37A,37Bが設けられているから、上蓋部33の通水孔37にものが引っ掛かったり、嵌ったりすることを防止できる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、縁石側蓋体31の内側に固定部51を設けると共に、この固定部51に透孔54を設け、この透孔54に挿通した固定部材たる螺子55により固定部51を縁石部5に着脱可能に取付けたから、縁石部5への縁石側蓋体31の取付及び取外が可能となる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、透孔54が縁石側蓋体31の通水孔36に対応した位置に設けられているから、通水孔36から工具を挿入して螺子55の操作を行うことができる。
このように本実施例では、請求項7に対応して、縁石部5には、縁石側排水口21の内側に縦面部24を有し、この縦面部24に固定部51の当接部52が当接するから、縁石部5の縦面部24に縁石側蓋体31の固定部51が当接した状態で縁石側蓋体31が固定されるため、安定した固定状態が得られる。
以下、実施例上の効果として、縦桟部38の下端は自由端に形成されているから、縁石側蓋体31の下端において、ゴミが詰まり難くなる。また、縁石側排水口21の前面部5M側及び上面部5J側には、段部26L,26U,26Rが形成され、これら段部26L,26U,26Rは、縁石側蓋体31の厚さに略対応して形成され、取付状態で、前記縁石側蓋体31の上縁部40,左縁部41L,右縁部41Rが段部26L,26U,26Rに収納されるから、出っ張りや凹み部分が無いと共に、上蓋部33に加わる荷重が段部26L,26U,26Rに分散され、上に載っても安定したものとなる。したがって、縁石側蓋体31を板材から形成しても、使用に耐える強度が得られ易くなる。さらに、縁石側排水口21は、縁石部5の上面部5Jの道路6側に開口する上面開口部22を有し、縁石側蓋体31の上部に、上面開口部22に設ける上蓋部33を有し、この上蓋部33に通水孔37の上部が設けられ、または近接して設けられているから、水位が縁石部5の上面部5Jまで上がっても、上蓋部33の通水孔37部分から排水することが可能となり、排水性が向上する。また、固定部51は、L形をなす当接部52と連結部53とを備えるから、縁石部5への縁石側蓋体31の取付強度を確保することができる。さらに、当接部52は縦面部24に沿う板状のものであるから、雨水の流れを損なわない。また、縁石側蓋体31の内側に固定部51を設けると共に、この固定部51に透孔54を設け、この透孔54に対応して縁石部5に螺子受け孔27を設け、透孔54に挿通した螺子55を螺子受け孔27に着脱可能に螺合したから、固定部51の透孔54に螺子55を挿通し、この螺子55を縁石部5の螺子受け孔27に螺合することにより、縁石部5への縁石側蓋体31の取付及び取外が可能となる。さらに、縁石側蓋体31には、通水孔35,36,37を左右に間隔を置いて複数設けると共に、上下多段に設けたから、ゴミを捕捉することができると共に、排水性を確保することができる。
図9〜図10は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。この例では、縁石側蓋体31を縁石部5に一体に設けており、前記固定部はなく、コンクリート成形時のインサート成形により縁石部5に縁石側蓋体31が一体に設けられ、前記縁石側蓋体31は縁石部5と左右の長さが略同一に形成されている。
また、前記通水孔36は1段のみ設けられており、それら通水孔36にも前記斜片部37A,37Bが設けられている。また、下段の通水孔35は縦長に形成されている。
このように本実施例においても、請求項1、請求項1に従属する請求項3、請求項4に対応して、上記実施例1と同様な作用・効果を奏し、また、この例では、中段の通水孔36にも前記斜片部37A,37Bを設けることにより、それら通水孔36に引っ掛かり難くなる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、請求項1においては、縁石部と基板部とが別体であってもよい。また、固定部材として縦面部に螺子棒を突設し、この固定部材たる螺子棒を当接部の透孔に挿通し、この挿通した螺子棒の先端にナットを螺合することにより、縁石部に縁石側蓋体を着脱可能に取り付けてもよい。
1 道路縁石排水構造
3 縁石ブロック
4 基板部
5 縁石部
5M 前面部(道路側面)
5J 上面部
6 道路
11 基板側排水口
15 基板側蓋体
21 縁石側排水口
22 上面開口部
24 縦面部
27 螺子受け孔(固定部材受け部)
31 縁石側蓋体
33 上蓋部
35 通水孔
36 通水孔
37 通水孔
37A,37B 斜片部
51 固定部
52 当接部
54 透孔
55 螺子(固定部材)
70 通水孔

Claims (7)

  1. 縁石部と、この縁石部の道路側に設けられた基板部と、この基板部に設けられた基板側排水口と、前記縁石部の道路側面に設けられた縁石側排水口とを備えた道路縁石排水構造において、前記基板側排水口に設ける基板側蓋体を備え、前記縁石側排水口に、前記基板側排水口の基板側蓋体とは別体の縁石側蓋体を設け、この縁石側蓋体が複数の通水孔を有することを特徴とする道路縁石排水構造。
  2. 前記縁石部と前記基板部とを一体に有する縁石ブロックを備え、前記基板側排水口に複数の通水孔を有する基板側蓋体を設け、前記縁石側排水口に前記縁石側蓋体を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の道路縁石排水構造。
  3. 前記縁石側排水口は、前記縁石部の上面部の道路側に開口する上面開口部を有し、前記縁石側蓋体の上部に、前記上面開口部に設ける上蓋部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の道路縁石排水構造。
  4. 前記上蓋部側に設けられた前記通水孔には、斜め方向の斜片部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の道路縁石排水構造。
  5. 前記縁石側蓋体の内側に固定部を設けると共に、この固定部に透孔を設け、この透孔に挿通した固定部材により前記固定部を前記縁石部に着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の道路縁石排水構造。
  6. 前記透孔が前記縁石側蓋体の前記通水孔に対応した位置に設けられていることを特徴とする請求項5記載の道路縁石排水構造。
  7. 前記縁石部には、前記縁石側排水口の内側に縦面部を有し、この縦面部に前記固定部が当接することを特徴とする請求項6記載の道路縁石排水構造。
JP2017043226A 2017-03-07 2017-03-07 道路縁石排水構造 Pending JP2018145725A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017043226A JP2018145725A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 道路縁石排水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017043226A JP2018145725A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 道路縁石排水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018145725A true JP2018145725A (ja) 2018-09-20

Family

ID=63589644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017043226A Pending JP2018145725A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 道路縁石排水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018145725A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101973983B1 (ko) * 2018-10-08 2019-04-30 전경근 트렌치뚜껑과 이것이 구비된 l형 콘크리트 블럭 그리고 l형 콘크리트 블럭의 시공방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624084U (ja) * 1992-05-20 1994-03-29 進栄株式会社 道路用集水装置
US20070086856A1 (en) * 2005-10-19 2007-04-19 Environmental Retrofit Solutions, Llc Catch basin curb inlet cover
JP2007100506A (ja) * 2007-01-22 2007-04-19 Ito Yogyo Co Ltd 集水桝とこれを用いた舗装道路の排水構造
JP2007303088A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Noboru Isogai 側溝用集水枡及び側溝の施工方法
JP2013083055A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Hikari Kairiku Sangyo Kk 道路集水桝用蓋板

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624084U (ja) * 1992-05-20 1994-03-29 進栄株式会社 道路用集水装置
US20070086856A1 (en) * 2005-10-19 2007-04-19 Environmental Retrofit Solutions, Llc Catch basin curb inlet cover
JP2007303088A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Noboru Isogai 側溝用集水枡及び側溝の施工方法
JP2007100506A (ja) * 2007-01-22 2007-04-19 Ito Yogyo Co Ltd 集水桝とこれを用いた舗装道路の排水構造
JP2013083055A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Hikari Kairiku Sangyo Kk 道路集水桝用蓋板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101973983B1 (ko) * 2018-10-08 2019-04-30 전경근 트렌치뚜껑과 이것이 구비된 l형 콘크리트 블럭 그리고 l형 콘크리트 블럭의 시공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7549820B1 (en) Curb opening filter
KR101802360B1 (ko) 그레이팅 안전덮개 장착 구조 및 방법
JP2018145725A (ja) 道路縁石排水構造
JP5537530B2 (ja) 道路集水桝用蓋板
KR102301318B1 (ko) 배수용 그레이팅 구조체
KR101400081B1 (ko) 경사 그레이팅을 구비한 배수모듈
US7556450B2 (en) Water collecting structure and drainage structure using the same
KR101365250B1 (ko) 스틸그레이팅
KR100744756B1 (ko) 공동주택의 단지 내 도로의 배수홈통 구조
JP2008121290A (ja) 地表面水と排水性舗装対応とした側溝コンクリート部体用の導水金具および側溝コンクリート部体
JP2019148156A (ja) 排水溝ユニット及びその施工方法
KR100922877B1 (ko) 배수로용 그레이팅
US9388559B2 (en) Device for filtering debris in a gutter downspout and related method
KR20090007408U (ko) 스틸그레이팅 용 배수캡
KR20100132223A (ko) 영구자석을 이용한 스틸 그레이팅 덮개
JP6901653B2 (ja) 歩車道境界ブロック
KR101780255B1 (ko) 배수용 그레이팅
CN212053119U (zh) 一种彩色沥青路面的排水结构
KR200348194Y1 (ko) 우, 오수받이용 뚜껑
JP4308980B2 (ja) コンクリート製側溝蓋
KR101029134B1 (ko) 수퍼 그레이팅
JP6675969B2 (ja) 水路兼用コンクリート製縁石及びその施工方法
JP2015081432A (ja) 泥溜部用土砂分離装置
KR200239951Y1 (ko) 우수받이뚜껑및받침틀
JP2012012826A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225