JP2018145450A - 熱処理された金属板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 鋼板等の金属板を、短時間かつ均一に加熱することが可能な、熱処理された金属板の製造方法を提供すること。【解決手段】 赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、工程Aの後、雰囲気加熱炉により金属板を加熱する工程Bとを備え、工程A開始時の温度を温度X、工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、工程Aを、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで行う、熱処理された金属板の製造方法。【選択図】 図1
Description
本発明は、熱処理された金属板の製造方法に関する。
近年、自動車の軽量化や衝突時の安全性向上の観点から、熱処理により強靭性を増した高強度鋼板が用いられている。このような高強度鋼板の成形法としては、ホットプレスと呼ばれる成形方法が実用化されている。ホットプレスは、900℃〜1000℃に加熱された鋼板を、常温の金型でプレス加工することで、鋼板を焼入れしつつ成形させる手法であり、この手法を用いることにより鋼板強度を高めることができる。
鋼板を900℃〜1000℃域に加熱する手法としては、従来、雰囲気加熱炉と呼ばれる炉に入れて熱処理する方法や、赤外線による光加熱(例えば、特許文献1参照)や、誘導加熱(例えば、特許文献2参照)といった手法が存在する。
雰囲気加熱炉は、炉内が目的とする温度に設定されており、加熱対象物を炉内温度にまで加熱するものである。雰囲気加熱炉を用いれば、加熱対象物の形状によらず、鋼板全体に、温度ムラのない状態で均一に加熱することができる。例えば、常温(25℃)から1000℃まで加熱する場合、鋼板全体での温度偏差(最も温度の低い箇所と最も温度の高い箇所との温度差)は、数10℃〜数℃程度である。なお、雰囲気加熱炉としては、例えば、ガス炉、電気炉が挙げられる。
しかしながら、雰囲気加熱炉を用いた加熱では、目的温度に到達するまでに時間がかかるといった問題がある。一例として、雰囲気加熱炉の昇温速度は、1000℃/5分(すなわち、3.3℃/秒)程度である。特に、自動車用の高強度鋼板の製造においては、鋼板のホットプレスを短時間に行う要請がある。
また、他の問題として、雰囲気加熱炉を用いた加熱では、トンネル炉の場合、炉長が10〜40m程度となり、大がかりなものとなり、設置面積が大きいといった問題がある。また、大がかりであるため、メンテナンス時のダウンタイムが長くなるといった問題がある。例えば、数十メートルあるトンネル炉の一部のみを修理する場合、炉全体を冷やし、その後、修理し、再び電源を入れて、1000℃まで加熱し、さらに、安定させるまでに非常に時間がかかるといった問題がある。
なお、雰囲気加熱炉としては、トンネル炉以外には多段炉が存在する。多段炉によれば、それほど大がかりとはならないが、上段と下段で温度差が生じる等の問題があり、温度ムラのない状態で均一に加熱できない場合がある。また、目的温度に到達するまでに時間がかかるといった問題が残る。
一方、赤外線を用いた加熱や誘導加熱では、急速に加熱することができる。例えば、昇温速度として、20℃/秒程度とすることができる。しかしながら、赤外線を用いた加熱や誘導加熱では、雰囲気加熱炉による加熱に比較すると、均一性は一般的に悪くなることが知られている。例えば、特に厚みが異なる鋼板の場合、常温(25℃)から1000℃まで加熱する場合、鋼板全体での温度偏差(最も温度の低い箇所と最も温度の高い箇所との温度差)は、100度を超える場合がある。
さらに詳細に説明すると、近年、鋼板の形状は、多種多様であり、厚みの異なる部分を有する差厚鋼板(例えば、テーラードブランク材、特開2013−184221号公報参照)が存在する。赤外線を用いた加熱や誘導加熱では、このような鋼板に対しての均一な加熱処理は、困難であり、温度ムラを抑えることが困難である。例えば、差厚鋼板のように厚さの異なる部分があると、厚い部分では昇温しにくい一方で薄い部分は昇温し易いため、昇温速度差に由来する温度ムラが発生する。そして、温度ムラが発生すると、ホットプレス後の鋼板の強度がばらついたり、所定の品質が得られないといった問題が生ずる。例えば、加熱不足の箇所の焼入れがうまく行われず、強度低下を招くといった問題が生ずる。
さらに詳細に説明すると、近年、鋼板の形状は、多種多様であり、厚みの異なる部分を有する差厚鋼板(例えば、テーラードブランク材、特開2013−184221号公報参照)が存在する。赤外線を用いた加熱や誘導加熱では、このような鋼板に対しての均一な加熱処理は、困難であり、温度ムラを抑えることが困難である。例えば、差厚鋼板のように厚さの異なる部分があると、厚い部分では昇温しにくい一方で薄い部分は昇温し易いため、昇温速度差に由来する温度ムラが発生する。そして、温度ムラが発生すると、ホットプレス後の鋼板の強度がばらついたり、所定の品質が得られないといった問題が生ずる。例えば、加熱不足の箇所の焼入れがうまく行われず、強度低下を招くといった問題が生ずる。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼板等の金属板を、短時間かつ均一に加熱することが可能な、熱処理された金属板の製造方法を提供することにある。
本発明者は鋼板等の金属板を、短時間かつ均一に加熱する方法について鋭意検討した。その結果、下記構成を採用することにより、鋼板等の金属板を、短時間かつ均一に加熱することが可能であることに想到し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る熱処理された金属板の製造方法は、
赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱する工程Bと
を備え、
前記工程A開始時の温度を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、前記工程Aを、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで行うことを特徴とする。
赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱する工程Bと
を備え、
前記工程A開始時の温度を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、前記工程Aを、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで行うことを特徴とする。
前記構成によれば、まず、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱するため、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱するため、ある程度の温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、前記構成によれば、雰囲気加熱炉のみによる加熱よりも短時間で金属板を目的温度(温度Y)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
特に、前記構成では、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を急速に加熱する。つまり、加熱開始時の温度Xと、加熱終了時の温度Yとの間の半分以上の加熱を、急速加熱にて行う。赤外線加熱や、誘導加熱は、雰囲気加熱炉による加熱以外の加熱方法の中では、比較的、温度ムラを抑えた状態で加熱できる方法である。従って、温度ムラをある程度抑制できるとともに、加熱時間の短縮化の実効が得られる。
特に、前記構成では、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を急速に加熱する。つまり、加熱開始時の温度Xと、加熱終了時の温度Yとの間の半分以上の加熱を、急速加熱にて行う。赤外線加熱や、誘導加熱は、雰囲気加熱炉による加熱以外の加熱方法の中では、比較的、温度ムラを抑えた状態で加熱できる方法である。従って、温度ムラをある程度抑制できるとともに、加熱時間の短縮化の実効が得られる。
前記構成において、前記金属板は、基体金属板と、前記基体金属板に施された金属メッキとを備え、
前記工程Aを、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで行うことが好ましい。
前記工程Aを、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで行うことが好ましい。
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、金属板を赤外線加熱にて急速加熱すると、金属メッキが溶け始める温度前後において、温度偏差が小さくなる現象を発見した。本発明者らはその理由として、溶けた金属メッキが流動した結果によるものと推察している。
前記構成によれば、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで赤外線加熱行うため、金属メッキが溶け始める温度前後において、赤外線加熱であるにも関わらず、ある程度温度ムラが緩和される。赤外線光加熱の特長として、ランプ等から放射されたエネルギーが対象物の表面で吸収される。そのため、エネルギーの吸収される面が、溶けた金属メッキの表面であると、現象として、温度ムラがつきにくくなると考えられる。
また、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで誘導加熱を行った場合にも、金属メッキが溶け始める温度前後において、ある程度温度ムラが緩和されると推察される。
そして、その後、雰囲気加熱炉による加熱を行う。つまり、温度ムラが予め緩和された状態で、雰囲気加熱炉による加熱が開始される。その結果、より温度ムラの抑制が短時間で図れる。
また、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで誘導加熱を行った場合にも、金属メッキが溶け始める温度前後において、ある程度温度ムラが緩和されると推察される。
そして、その後、雰囲気加熱炉による加熱を行う。つまり、温度ムラが予め緩和された状態で、雰囲気加熱炉による加熱が開始される。その結果、より温度ムラの抑制が短時間で図れる。
前記構成において、前記金属メッキは、アルミニウムを含有しており、
前記工程Aを、前記金属板の表面が少なくとも700℃となるまで行っても構わない。
前記工程Aを、前記金属板の表面が少なくとも700℃となるまで行っても構わない。
アルミニウムを含有する金属メッキは、アルミニウムの融点が約660℃であるため、通常、700℃未満で溶け始める。従って、金属メッキがアルミニウムを含有する場合は、少なくとも700℃となるまで急速加熱を行うと、金属メッキが溶けることによる温度ムラの緩和効果が得られる。
前記構成において、前記赤外線加熱は、ハロゲンヒータランプによる加熱であること好ましい。
ハロゲンヒータランプは、赤外線の中でも近赤外を主として放射する。金属板の種類にもよるが、一般的に金属板は、近赤外領域の放射熱や輻射熱を効率よく吸収する。従って、ハロゲンヒータランプにより赤外線加熱を行えば、効率よく加熱することができる。
また、ハロゲンヒータランプによる光加熱では、誘導加熱に比較して、温度ムラの発生を抑制する対応をとり得る。例えば、複数のハロゲンヒータランプのうち、鋼板の昇温しやすい部分(例えば、差厚鋼板であれば、厚さの薄い部分)を加熱するランプの出力を他のランプよりも弱くするといったように、各ハロゲンヒータランプの出力を制御する方法が挙げられる。また、他の例として、複数のランプの配置を、ワークの形状に適した配置とする方法が挙げられる。従って、ハロゲンヒータランプにより赤外線加熱を行えば、より温度ムラの抑制が図れる。
また、ハロゲンヒータランプによる光加熱では、誘導加熱に比較して、温度ムラの発生を抑制する対応をとり得る。例えば、複数のハロゲンヒータランプのうち、鋼板の昇温しやすい部分(例えば、差厚鋼板であれば、厚さの薄い部分)を加熱するランプの出力を他のランプよりも弱くするといったように、各ハロゲンヒータランプの出力を制御する方法が挙げられる。また、他の例として、複数のランプの配置を、ワークの形状に適した配置とする方法が挙げられる。従って、ハロゲンヒータランプにより赤外線加熱を行えば、より温度ムラの抑制が図れる。
本発明によれば、鋼板等の金属板を、短時間かつ均一に加熱することが可能な、熱処理された金属板の製造方法を提供することができる。
本実施形態に係る熱処理された金属板の製造方法について、図面を参照しつつ、以下説明する。
本発明に係る熱処理された金属板の製造方法は、
赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱する工程Bと
を備え、
前記工程A開始時の温度を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、前記工程Aを、少なくとも[温度X+(温度Y−温度X)/2]となるまで行う。
赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱する工程Bと
を備え、
前記工程A開始時の温度を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、前記工程Aを、少なくとも[温度X+(温度Y−温度X)/2]となるまで行う。
以下では、一例として、工程A開始時の温度Xが25℃であり、工程B終了時の温度Yを1000℃であり、前記金属板が、鋼板と、前記鋼板に施されたアルミニウムメッキとを有する構成であり、前記工程Aを、700℃になるまで行う場合について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る熱処理された金属板の製造方法を説明するための模式図である。図2は、赤外線加熱を行う様子を模式的に示す斜視図である。図3Aは、図2に示した金属板の正面図である。図3Bは、図2に示した金属板の平面図である。
図1は、第1実施形態に係る熱処理された金属板の製造方法を説明するための模式図である。図2は、赤外線加熱を行う様子を模式的に示す斜視図である。図3Aは、図2に示した金属板の正面図である。図3Bは、図2に示した金属板の平面図である。
第1実施形態に係る熱処理された金属板の製造方法は、
赤外線加熱により差厚金属板20(以下、単に「金属板20」ともいう)を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉30により金属板20を加熱する工程Bと
を備え、
金属板20が、鋼板と、前記鋼板に施されたアルミニウムメッキとを有する構成であり、
前記工程Aを、金属板20の表面が700℃となるまで行う。
赤外線加熱により差厚金属板20(以下、単に「金属板20」ともいう)を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉30により金属板20を加熱する工程Bと
を備え、
金属板20が、鋼板と、前記鋼板に施されたアルミニウムメッキとを有する構成であり、
前記工程Aを、金属板20の表面が700℃となるまで行う。
金属板20は、本発明の金属板に相当するものである。また、前記鋼板は、本発明の基体金属板に相当するものである。また、前記アルミニウムメッキは、本発明の金属メッキに相当するものである。前記アルミニウムメッキは、少なくともアルミニウムを含有するものであれば、特に限定されないが、アルミニウム合金層(アルミニウムが鋼板と合金化された層)の成長を抑制する観点から、珪素を含有することが好ましい。
本実施形態では、一例として、金属板20をおよそ60秒で常温(25℃)から1000℃にまで加熱する場合について説明する。なお、本実施形態では、およそ60秒で常温(25℃)から1000℃にまで加熱する場合について説明するが、60秒に限定されず、適宜設定可能である。
本実施形態に係る熱処理された金属板の製造方法では、まず、金属板20を準備する。
本実施形態において、金属板20は、長板形状であり、厚みの厚い矩形板状部22と厚みの薄い矩形板状部24を有する。
次に、準備した金属板20を赤外線加熱により加熱する(工程A)。具体的には、まず、赤外線加熱用のランプ14(以下、単に「ランプ14」ともいう)の下部に、鋼板20を配置する。その後、ランプ14を点灯し、金属板20の表面が700℃となるまで加熱する。
鋼板20のランプ14下部への配置は、複数のローラーが配設されたローラーシステムを用いて所定位置に搬送することとしてもよく、ロボットアーム等により所定位置に載置することとしてもよい。
なお、ランプ14による赤外線加熱は、ランプ14を常時点灯状態としておき、金属板20がランプ14の下部に配置されたことを以て開始されることとしてもよい。
ランプ14としては、赤外線により金属板20を加熱することができるものであれば、特に限定されない。このようなランプ14としては、赤外又は近赤外領域で発光するランプを好適に使用することができ、なかでも、ハロゲンヒータランプが好ましい。ハロゲンヒータランプは、赤外線の中でも近赤外を主として放射する。金属板20の種類にもよるが、一般的に金属板は、近赤外領域の放射熱や輻射熱を効率よく吸収する。従って、ハロゲンヒータランプにより赤外線加熱を行えば、効率よく加熱することができる。
ただし、本発明に係る赤外線加熱用光源としては、この例に限定されず、中赤外又は遠赤外を主発光とする光源を、加熱対象となる材料に応じて適宜選択してもよい。
ただし、本発明に係る赤外線加熱用光源としては、この例に限定されず、中赤外又は遠赤外を主発光とする光源を、加熱対象となる材料に応じて適宜選択してもよい。
ランプ14の形状、個数、配置、出力等は、所定温度(本実施形態では、700℃)まで昇温する際に許容される時間を考慮して決定すればよい。例えば、雰囲気加熱炉30において、700℃の金属板20を1000℃まで加熱するのに、30秒程度かかることが想定される。そこで、本実施形態では、25℃の金属板20を30秒で700℃まで加熱できるように決定すればよい。
ランプ14による光加熱では、後に第2実施形態として説明する誘導加熱に比較して、温度ムラの発生をより抑制する対応をとり得る。例えば、複数のランプ14のうち、金属板20の昇温しやすい部分(例えば、厚さの薄い部分)を加熱するランプの出力を他のランプよりも弱くするといったように、各ランプ14の出力を制御する方法が挙げられる。また、他の例として、複数のランプ14の配置を、ワークの形状に適した配置とする方法が挙げられる。従って、ハロゲンヒータランプにより赤外線加熱を行えば、より温度ムラの抑制が図れる。
なお、金属板20の表面のうちどの部分が700℃となるまで加熱するかについては、一番昇温されにくい箇所とすることが好ましい。どこが一番昇温されにくい箇所であるかについては、例えば、事前に、非接触式の温度センサー(例えば、サーモビュア)、又は、接触式の温度センサーにて金属板20全体の温度をモニタリングして決定すればよい。金属板20の一番温度の低い箇所Xは、ランプの配置や反射板の設置具合によって決定するが、例えば、本実施形態では、図3Bに示すように、厚みの厚い矩形板状部22の左端部である。
アルミニウムの融点は、約660℃であり、アルミニウムメッキは、通常、700℃未満で溶け始めている。本発明者らは、金属板を赤外線加熱にて急速加熱すると、金属メッキが溶け始める温度前後において、金属板の温度偏差が小さくなる現象を発見している。本実施形態では、上述の通り、赤外線加熱により、金属板20の表面が700℃となるまで加熱する。従って、700℃となるまで赤外線加熱を行うと、アルミニウムメッキが溶けることによる温度ムラの緩和効果が得られる。
金属板20の表面が700℃となった後、雰囲気加熱炉30により金属板20を加熱する(工程B)。
雰囲気加熱炉30は、図1に示すように、入口32と出口34と金属板20を搬送する搬送部としての複数のローラー36とを備えるトンネル炉である。雰囲気加熱炉30は、約1000℃となるように設定されている。トンネル炉の構成としては、従来公知のものを採用できるが、本実施形態では、700℃の金属板20を1000℃まで加熱できればよいので、炉長は、比較的短いものを採用できる。すなわち、従来と比較して、室温から赤外線加熱を開始する温度(本実施形態では、700℃)まで上昇させるのに必要な長さ分だけ炉長を短くでき、ハロゲンヒータの設置面積程度とることができる。従って、設置面積の大幅な削減や、炉のメンテナンスを大幅に削減することができる。
本実施形態では、700℃となった金属板20を入口32からトンネル炉に入れ、出口34から出てくるまでの間に1000℃となるように炉長や、搬送部による搬送速度が設定されている。
その後、ホットプレス等により金属板20を所望の形状に成形する。
以上により、熱処理された金属板20を製造することができる。以上、第1実施形態について説明した。
第1実施形態では、工程Aとして、赤外線加熱により金属板を加熱する場合について説明した。しかしながら、本発明における工程Aは、この例に限定されず、誘導加熱により金属板を加熱する工程であってもよい。以下工程Aが、誘導加熱により金属板を加熱する工程である場合について説明する。
[第2実施形態]
図4は、誘導加熱を行う様子を模式的に示す斜視図である。第2実施形態では、まず、金属板20を誘導加熱により加熱する(工程A)。具体的には、まず、金属板20をコイル12の内部に配置する。その後、コイル12に交流電圧を印加し、金属板20の表面が700℃となるまで加熱する。なお、コイル12は、図示しない電源装置に接続されている。
図4は、誘導加熱を行う様子を模式的に示す斜視図である。第2実施形態では、まず、金属板20を誘導加熱により加熱する(工程A)。具体的には、まず、金属板20をコイル12の内部に配置する。その後、コイル12に交流電圧を印加し、金属板20の表面が700℃となるまで加熱する。なお、コイル12は、図示しない電源装置に接続されている。
コイル12の形状としては、特に限定されず、金属板20の大きさ等に応じて適宜選択すればよい。例えば、図4に示すように、コイル12の形状は、側面視で円形状に巻かれていてもよく、楕円状に巻かれていてもよく、矩形状に巻かれていてもよい。
コイル12の長さは、金属板20の長辺よりも長いことが好ましい。金属板20全体をコイル12の内部に配置することができ、均一に昇温し易くなる。
前記交流電圧の周波数や電圧は、所定温度(本実施形態では、700℃)まで昇温する際に許容される時間や、許容される温度ムラ等を考慮して決定すればよい。
この例では、金属板20をコイル12の内部に配置するが、本発明において、金属板の配置位置は、この例に限定されない。コイル12による誘導加熱を行うことができる箇所であればよい。
金属板20の表面が700℃となった後、雰囲気加熱炉30により金属板20を加熱する(工程B)。なお、工程B以降については、第1実施形態と同様であるから、ここでの説明は省略することとする。以上、第2実施形態について説明した。
以上、本実施形態(第1実施形態、及び、第2実施形態)によれば、まず、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板20を加熱するため、700℃となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉30により金属板20を加熱するため、さらに温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、本実施形態によれば、雰囲気加熱炉30のみによる加熱よりも短時間で金属板20を目的温度(温度Y:1000℃)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみ又は誘導加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
特に、本実施形態では、700℃となるまで、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板20を急速に加熱する。つまり、加熱開始時の温度X(25℃)と、加熱終了時の温度Y(1000℃)との間の半分以上の加熱を、急速加熱にて行う。赤外線加熱や、誘導加熱は、雰囲気加熱炉30による加熱以外の加熱方法の中では、比較的、温度ムラを抑えた状態で加熱できる方法である。従って、温度ムラをある程度抑制できるとともに、加熱時間の短縮化の実効が得られる。
特に、本実施形態では、700℃となるまで、赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板20を急速に加熱する。つまり、加熱開始時の温度X(25℃)と、加熱終了時の温度Y(1000℃)との間の半分以上の加熱を、急速加熱にて行う。赤外線加熱や、誘導加熱は、雰囲気加熱炉30による加熱以外の加熱方法の中では、比較的、温度ムラを抑えた状態で加熱できる方法である。従って、温度ムラをある程度抑制できるとともに、加熱時間の短縮化の実効が得られる。
上述した本実施形態では、金属板20の表面が700℃となるまで工程Aを行う場合について説明したが、この例に限定されず、金属板20の表面が少なくとも700℃となるまで工程Aを行えばよい。例えば、金属板20の表面が750℃や800℃となるまで工程Aを行ってもよい。金属板20の表面を700℃以上となるまで加熱すれば、アルミニウムメッキが確実に溶けるため、温度ムラの緩和効果が得られるからである。また、加熱時間の短縮化の実効が得られるからである。
ただし、アルミニウムメッキは、溶融した後、鋼板と合金化される。そして、合金化された後は、温度偏差の緩和効果が得られにくくなる。本発明者らは、この理由として、合金化された後は、アルミニウムの流動が妨げられるからであると推察している。
以上の観点から、赤外線加熱、又は、誘導加熱による加熱(工程A)は、金属板の表面の温度が900℃以上とならない範囲(900℃未満)で終了し、雰囲気加熱炉による加熱(工程B)を開始することが好ましい。
ただし、アルミニウムメッキは、溶融した後、鋼板と合金化される。そして、合金化された後は、温度偏差の緩和効果が得られにくくなる。本発明者らは、この理由として、合金化された後は、アルミニウムの流動が妨げられるからであると推察している。
以上の観点から、赤外線加熱、又は、誘導加熱による加熱(工程A)は、金属板の表面の温度が900℃以上とならない範囲(900℃未満)で終了し、雰囲気加熱炉による加熱(工程B)を開始することが好ましい。
上述した実施形態では、本発明における金属メッキが、アルミニウムメッキである場合について説明した。すなわち、アルミニウムメッキを鋼板(基体金属板)に施す場合について説明した。しかしながら、本発明における金属メッキは、アルミニウムメッキに限定されない。金属メッキとして、アルミニウムメッキ以外を採用する場合、工程Aは、少なくとも当該金属メッキが溶け始める温度となるまで行えばよい。工程Aを、少なくとも金属メッキが溶け始める温度となるまで行えば、金属板の温度偏差を小さくできるからである。
ここで、金属メッキが溶け始める温度とは、明確な融点を持つ場合は融点をいう。また、明確な融点を持たず、範囲がある場合、その下限値をいう。金属メッキが溶け始めたか否かは、例えば、先鋭な形状のもので表面を擦った場合に、常温(25℃)ではつかなかった傷がつくか否かで、判別することができる。
ここで、金属メッキが溶け始める温度とは、明確な融点を持つ場合は融点をいう。また、明確な融点を持たず、範囲がある場合、その下限値をいう。金属メッキが溶け始めたか否かは、例えば、先鋭な形状のもので表面を擦った場合に、常温(25℃)ではつかなかった傷がつくか否かで、判別することができる。
上述した実施形態では、本発明における基体金属板が鋼板である場合について説明した。しかしながら、本発明における基体金属板は、鋼板に限定されず、例えば、ステンレス、銅、アルミニウム等が挙げられる。
上述した実施形態では、前記工程Aを、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで行う場合(特に、前記工程Aを、金属板の表面が少なくとも700℃となるまで行う場合)について説明した。しかしながら、本発明においてはこの例に限定されず、前記工程Aは、前記工程A開始時の温を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで行う構成としてもよい。具体的には、例えば、工程A開始時の温度Xが25℃であり、工程B終了時の温度Yを1000℃である場合、工程Aは、少なくとも512.5℃となるまで行う構成となる。この場合、金属メッキの溶融による温度ムラ抑制の効果が得られない場合もある。
しかしながら、当該構成であっても、まず、赤外線加熱により金属板を加熱するため、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱するため、ある程度の温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、当該構成によれば、雰囲気加熱炉のみによる加熱よりも短時間で金属板を目的温度(温度Y)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
しかしながら、当該構成であっても、まず、赤外線加熱により金属板を加熱するため、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱するため、ある程度の温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、当該構成によれば、雰囲気加熱炉のみによる加熱よりも短時間で金属板を目的温度(温度Y)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
上述した実施形態では、本発明の金属板が、基体金属板(特に、鋼板)と、前記基体金属板に施された金属メッキ(特に、アルミニウムメッキ)とを備える場合について説明した。しかしながら、本発明の金属板はこの例に限定されない。本発明の金属板は、金属メッキが施されていない単体の金属の板であってもよい。
本発明の金属板が、金属メッキが施されていない単体の金属の板である場合、上記にて説明したような、金属メッキの溶融に基づく温度ムラ抑制の効果は、得られない。しかしながら、当該構成であっても、まず、赤外線加熱により金属板を加熱するため、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱するため、ある程度の温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、当該構成によれば、雰囲気加熱炉のみによる加熱よりも短時間で金属板を目的温度(温度Y)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
本発明の金属板が、金属メッキが施されていない単体の金属の板である場合、上記にて説明したような、金属メッキの溶融に基づく温度ムラ抑制の効果は、得られない。しかしながら、当該構成であっても、まず、赤外線加熱により金属板を加熱するため、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで、急速に加熱することができる。そして、その後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱するため、ある程度の温度ムラの抑制をすることができる。すなわち、当該構成によれば、雰囲気加熱炉のみによる加熱よりも短時間で金属板を目的温度(温度Y)にまで加熱でき、かつ、赤外線加熱のみによる加熱よりも温度ムラを抑制することができる。
上述した実施形態では、本発明の金属板が厚みの異なる部分を有する差厚鋼板である場合について説明した。しかしながら、本発明の金属板の形状は、この例に限定されず、厚さは均一であってもよい。また、平面視の形状は、矩形であってもよく、部分的に鋭角な部位等が存在する異形状であってもよい。本発明の構成によれば、どのような形状の金属板であっても、短時間かつ均一に加熱することが可能であるからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
12 コイル
14 ランプ
20 鋼板(金属板)
22 厚みの厚い矩形板状部
24 厚みの薄い矩形板状部
30 雰囲気加熱炉
14 ランプ
20 鋼板(金属板)
22 厚みの厚い矩形板状部
24 厚みの薄い矩形板状部
30 雰囲気加熱炉
Claims (4)
- 赤外線加熱、又は、誘導加熱により金属板を加熱する工程Aと、
前記工程Aの後、雰囲気加熱炉により前記金属板を加熱する工程Bと
を備え、
前記工程A開始時の温度を温度X、前記工程B終了時の温度を温度Yとしたとき、前記工程Aを、少なくとも[温度X+[(温度Y−温度X)/2]]となるまで行うことを特徴とする、熱処理された金属板の製造方法。 - 前記金属板は、基体金属板と、前記基体金属板に施された金属メッキとを備え、
前記工程Aを、少なくとも前記金属メッキが溶け始める温度となるまで行うことを特徴とする請求項1に記載の熱処理された金属板の製造方法。 - 前記金属メッキは、アルミニウムを含有しており、
前記工程Aを、前記金属板の表面が少なくとも700℃となるまで行うことを特徴とする請求項2に記載の熱処理された金属板の製造方法。 - 前記赤外線加熱は、ハロゲンヒータランプによる加熱であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の熱処理された金属板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017038650A JP2018145450A (ja) | 2017-03-01 | 2017-03-01 | 熱処理された金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017038650A JP2018145450A (ja) | 2017-03-01 | 2017-03-01 | 熱処理された金属板の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018145450A true JP2018145450A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63590838
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018145450A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6431921A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-02 | Nippon Ajiyatsukusu Magunesaam | Heating method |
JP2009285728A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-12-10 | Nippon Steel Corp | 熱間プレス成形用鋼板の加熱装置及び加熱方法 |
JP2011099567A (ja) * | 2009-11-03 | 2011-05-19 | Ken Kk | 赤外線加熱装置、赤外線照射装置、赤外線照射方向調整装置 |
-
2017
- 2017-03-01 JP JP2017038650A patent/JP2018145450A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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