JP2018144764A - ホーム柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】先方扉と後方扉の移動量を十分確保しつつ、従来に比べて戸袋部の正面幅を低減したホーム柵を提供すること。
【解決手段】後方扉30は、1)先端扉20に接続されたプッシュプルチェーン50と噛み合うスプロケット52と、2)スプロケット52より先方側のプッシュプルチェーン50を開閉方向に案内する開閉方向チェーンガイド34と、3)スプロケット52より後方側のプッシュプルチェーン50を後方扉30の上下方向(縦方向)に案内する縦方向チェーンガイド36と、4)スプロケット52と連動し、戸袋部40の底部に開閉方向に沿って設けられたラック72と噛み合うピニオン70と、を備える。ピニオン70とラック72との噛み合いにより後方扉30が戸袋部40に対して移動し、スプロケット52とプッシュプルチェーン50との噛み合いにより先方扉20が後方扉30に対して移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホーム柵に関する。
2段式やダブルドア等と称される引戸式2段扉のホーム柵であって、2つの扉を開閉する駆動機構にプッシュプルチェーンやベルトを用いたものとして特許文献1や特許文献2のホーム柵が知られている。
特許文献1の図1には、プッシュプルチェーン1本を先方扉に連結した構成が開示されている。当該構成のホーム柵は、扉を閉めるときはプッシュプルチェーンが先方側(突出側)に移動を開始すると先方扉から移動を開始し、先方扉が移動し終わった後に、後方扉が移動し始める動作となる。
特許文献1の図10には、図1の構成に、後方扉用のプッシュプルチェーン1本とスプロケットを追加した構成が開示されている。当該構成のホーム柵は、先方扉用のプッシュプルチェーンの歯数を2倍にし、同一回転軸に両スプロケットが取り付けられていることで、先方扉と後方扉が同時に移動を開始し、両扉が伸縮するように開閉移動する。
特許文献2の図1には、戸袋部と後方扉にプーリ2個とベルトを1組ずつ取り付け、戸袋部側のベルトと後方扉とを連結させた構成が開示されている。当該構成のホーム柵は、モータが駆動すると後方扉が移動を開始し、それと連動して先方扉が移動を開始し、両扉が伸縮するように開閉移動する。
また、特許文献2の図9には、後方扉を開閉するベルトと、先方扉を開閉するラック&ピニオンとを組み合わせた構成が開示されている。当該構成のホーム柵では、戸袋部に設けたベルトで後方扉を移動させると、戸袋部に取り付けたラックによって後方扉に取り付けピニオンが回転し、先方扉に取り付けたラックと噛合してラック及び先方扉を移動させる。これによって、後方扉が移動を開始すると先方扉も同時に移動を開始し、両扉が伸縮するように開閉移動する。なお、先方扉の移動量は、先方扉を移動させるラックの長さで決まる。
特開2014−189040号公報 特開2015−131525号公報
特許文献1の図1の構成では、先方扉が移動終了後に後方扉が移動開始する直列動作となり開閉に時間がかってしまう。一方、特許文献1の図10の構成では、先方扉と後方扉それぞれにプッシュプルチェーンを設けることで、先方扉と後方扉とで異なる速度で移動させることができるが、異なるピッチのプッシュプルチェーンが2本必要で、スプロケットも2種類必要となり、その1種類はスプロケットの径を大きくして歯数を2倍にすることになる。
引戸式2段扉のホーム柵を採用する目的は、車両の停止位置が多少ずれてもホーム柵の開口幅が大きいので乗降に差し支えないところにあるが、車両の扉間隔は変わらないので開口量が拡大した分、戸袋部の正面幅(プラットホーム側から見た左右幅)を狭める必要がある。ところが、特許文献1の図10の構成では、先方扉用プッシュプルチェーンのスプロケットの歯数を2倍にするには円周を2倍にしなければならないので、スプロケットの直径が2倍になり、戸袋部の正面幅が広がることになる。
特許文献2の図9の構成についても、車両の扉間隔は変わらないので、ホーム柵の扉の開口量を増やすとなると、その分、戸袋部の正面幅を狭めなければならない。特許文献2の図9の場合、先方扉の後方(戸尻)にラックが取り付けられているので、先方扉にラックを加えた長さの分を少なくとも戸袋部に収めることになる。車両の扉間隔が変わらないと戸袋部の正面幅を狭めるしかなく、狭めるにはラックの長さを制限するか扉の幅を狭めるかすることになり、いずれにしても広い開口量のホーム柵の実現は難しいという課題がある。
本発明は、こうした背景に基づくものであり、その目的とするところは、引戸式2段扉のホーム柵において、先方扉と後方扉の移動量を十分確保しつつ、従来に比べて戸袋部の正面幅を低減したホーム柵を提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、先方扉と、一端部が前記先方扉に接続されたプッシュプルチェーンと、後方扉と、を具備し、戸袋部から前記先方扉と前記後方扉とを開閉方向に連動して移動させるホーム柵であって、前記戸袋部は、前記開閉方向に沿って設けられたラック、を備え、前記後方扉は、回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸と連動して回転し、前記プッシュプルチェーンと噛み合うスプロケットと、前記プッシュプルチェーンの前記スプロケットより前記一端部側を、前記開閉方向に案内するチェーンガイドと、前記駆動軸と連動して回転し、前記ラックと噛み合うピニオンと、を備え、前記駆動軸が回転することで、前記ピニオンと前記ラックとの噛み合いにより前記後方扉が移動するとともに、前記スプロケットと前記プッシュプルチェーンとの噛み合いにより前記先方扉が移動するホーム柵である。
第2の発明は、前記先方扉の移動速度が、前記後方扉の移動速度の2倍又は略2倍となるように、前記スプロケット、前記ラック、および前記ピニオンの諸元が設定された、第1の発明のホーム柵である。
第3の発明は、前記後方扉が、前記駆動軸に結合された駆動歯車と、前記駆動歯車とのギア比が1:1に設定され、前記ピニオンに結合された従動歯車と、を備え、前記ピニオンの前記ラックとの噛み合い半径と、前記スプロケットの前記プッシュプルチェーンとの噛み合い半径とが1:1に設定された、第1の発明のホーム柵である。
第4の発明は、前記一端部が、前記先方扉の戸尻側の下部に接続されており、前記チェーンガイドは、前記後方扉の下部に横方向に設けられ、前記スプロケットは、前記後方扉の戸尻側の下部に設けられ、前記後方扉は、前記プッシュプルチェーンの前記スプロケットより他端部側を、縦方向に案内する縦方向チェーンガイドを、前記後方扉の戸尻側に備えた、第1〜第3の何れかの発明のホーム柵である。
第1の発明によれば、いわゆる引戸式2段扉のホーム柵において、先方扉と後方扉の移動量を十分確保しつつ、先方扉と後方扉を戸袋部に収納した状態で、戸袋部の奥(先方扉・後方扉の開閉方向に沿った奥側)の隙間を小さくできる。すなわち、戸袋部の正面幅を低減したホーム柵を実現できる。
第1の発明では、先方扉を後方扉に対して移動させるため1組のみプッシュプルチェーン及びスプロケットを備えればよいので、特許文献1の図10のホーム柵のように大径の2つ目のスプロケットを戸袋部に内蔵する必要が無く、戸袋部の奥(先方扉・後方扉の開閉方向に沿った奥側)の隙間を小さくすることができる。結果的に、戸袋部の正面幅を小さく抑えることができる。
また、先方扉を移動させる仕組みとしてプッシュプルチェーンを採用することで、特許文献2の図9のホーム柵のように先方扉の後方側(戸尻側)に設けられたラックを収容するスペースを戸袋部に確保する必要がない。
すなわち、プッシュプルチェーンは屈曲自在なので、先方扉を後方扉に対して移動させることで、後方扉側に引き寄せた分のプッシュプルチェーンは、取り回しの方向を適切に設定すれば、特許文献2の図9のホーム柵におけるラックのように戸袋部内に突出することが無く、戸袋部の奥行きの隙間を小さくできる。
第2の発明によれば、先方扉は後方扉の倍速で移動できるので、開閉の所要時間を短くできる。同様に、第3の発明によれば、先方扉は後方扉の倍速で移動できるので、開閉の所要時間を短くできる。
第4の発明によれば、先方扉が下側で押し/引きされるため先方扉を円滑に移動させることができる。また、後方扉も下側で押し/引きされるため、後方扉もまた円滑に移動させることができる。
本実施形態のホーム柵をプラットホーム側から見た正面断面図であって、図2のA−A断面図。 本実施形態のホーム柵の正面向かって左側から見た側面図。 本実施形態のホーム柵の上面図であって、図2のB−B断面図。 プッシュプルチェーンとスプロケットとの噛合部分をプラットホーム側から見た拡大図。 スプロケットの周囲の駆動系の構成例を示す拡大図であって、ホーム柵の正面向かって左から見た左側面における拡大図。 先方扉と後方扉とが戸袋部の内部へ収納完了したホーム柵の「全開状態」を示す図。 本実施形態のホーム柵の変形例を示すプラットホーム側から見た正面断面図。 本実施形態のホーム柵の変形例を示す正面向かって左側から見た側面図。 本実施形態のホーム柵の変形例を示す正面向かって左側から見た側面図。
本発明を適用したホーム柵の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のホーム柵をプラットホーム側から見た正面断面図あって、図2のA−A断面に該当する。
図2は、本実施形態のホーム柵の正面向かって左側から見た左側面図である。但し、戸袋部を断面で表している。
図3は、本実施形態のホーム柵の上面図であって、図2のB−B断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態のホーム柵10は、先方扉20と後方扉30との2つのドアパネルを戸袋部40に収容可能にした引戸式2段扉のホーム柵である。
なお、本実施形態のホーム柵10は、先方扉20と後方扉30とを戸袋部40の正面向かって左側方から出し入れし、プラットホーム3から見て車両乗降位置の右側に戸袋部40が設置される「右設置型」として例示されているが、構造を左右逆転させた「左設置型」、すなわち先方扉20と後方扉30とを戸袋部40の右側方から出し入れし、プラットホーム3から見て車両乗降位置の左側に戸袋部40が設置される構成とすることもできる。そして、プラットホーム3には、車両乗降位置の左右に「右設置型」と「左設置型」とを配置して使用する。或いは、車両乗降位置別に「右設置型」又は「左設置型」を単体で配置して使用することができる。
先方扉20は、上部後方側(上部戸尻側)に先方扉吊り下げローラ22を有する。本実施形態では、先方扉吊り下げローラ22は上下1組とした2組有り、各組のローラそれぞれで後方扉30の内部の上部に開閉方向に沿って設けられた先方扉ガイドレール32を上下から挟んでいる。つまり、先方扉20は、後方扉30に対して開閉方向に沿ってスライド自在に吊り下げ支持されている。
また、先方扉20の後方(戸尻側)の下端部には、プッシュプルチェーン50の先端側の端部を固定するチェーン固定具24が設けられている。つまり、先方扉20は上部で吊り下げされつつ、下部で押し/引きされるので、後方扉30に対してスムーズに移動する。
次に、後方扉30は、戸袋部40の先方側の上部内面に設けられた上部支持ローラ42と、先方側の下部内面に設けられた下部支持ローラ44との間で支持されている。つまり、後方扉30は、戸袋部40の内部を開閉方向へスライド自在である。
後方扉30は、先の先方扉ガイドレール32に加えて、1)プッシュプルチェーン50の先方側を開閉方向(横方向)へ案内する開閉方向チェーンガイド34と、2)プッシュプルチェーン50の後端側を上下方向(高さ方向)へ案内する縦方向チェーンガイド36と、3)後方側(戸尻側)の下部に設けられたプッシュプルチェーン50と噛み合うスプロケット52と、を備える。
図4は、プッシュプルチェーン50とスプロケット52との噛合部分をプラットホーム側から見た拡大図である。
図1及び図4に示すように、開閉方向チェーンガイド34は、後方扉30の先方側の下端部より開閉方向に沿って後方側の下端部にかけて、後方扉30の軌道側内側面よりプラットホーム側へ向けて延設されている。プッシュプルチェーン50のうちスプロケット52よりも先端側の部分は、開閉方向チェーンガイド34の上面を開閉方向にスライドし、開閉方向に沿って支持・案内される。
スプロケット52は、開閉方向チェーンガイド34の後方端部よりも更に後方位置に設けられている。
縦方向チェーンガイド36は、スプロケット52よりも更に後方位置に、後方扉30の後端縁に沿った上下方向に、後方扉30の軌道側内側面よりプラットホーム側へ向けて延設されており、スプロケット52より後方側のプッシュプルチェーン50を後方扉30の上下方向(縦方向)に案内する。プッシュプルチェーン50は、スプロケット52と噛み合うことで横方向から縦方向へチェーンの方向が変更された後、縦方向チェーンガイド36内をスライド自在に案内・収容される。
つまり、プッシュプルチェーン50は、プラットホーム側から見ると、後方扉30の下部と後端縁とに沿ったL字状の経路に沿って押し/引きされる。先方扉20の移動如何に係わらず、プッシュプルチェーン50が後方扉30の後方端より戸袋部40の内部に飛び出すことはない。
図5は、スプロケット52の周囲の駆動系の構成例を示す拡大図であって、ホーム柵10の正面向かって左から見た左側面における拡大図である。
図1及び図5に示すように、スプロケット52は、後方扉30に対して軌道〜プラットホーム方向(図1に対する図面奥行き方向、図5における図面左右方向)を向いた従動軸54に回転可能に固定されている。
従動軸54の軌道側は、後方扉30の軌道側の内側面にて軸受56にて回転自在に支持されている。対して従動軸54のプラットホーム側には、従動歯車60が固定されている。
従動歯車60は、これより下方位置に設けられた駆動歯車62と噛み合っており、この駆動歯車62は、従動軸54の下方位置にある駆動軸64に固定されている。そして、駆動軸64は、後方扉30の軌道側の内側面に固定された減速機構66に連結されている。つまり、駆動軸64は、後方扉30に対して回転自在に支持されている。
減速機構66は、後方扉30の後端外側面に設けられた電動モータ68(図1参照)の出力軸の回転を減速しつつ、その駆動力を駆動軸64へ伝達する。減速機構66の構成は、適宜設定可能である。例えば、複数のギアによって実現するとしても良いし、歯付ベルトとプーリを採用するとしてもよい。チェーンとスプロケットを採用するとしてもよい。
そして、駆動軸64には、ピニオン70が固定されている。
ピニオン70は、戸袋部40の底部(又は戸袋部40に底面が無い構成ではプラットホーム3に固定するための台座(不図示)の上面)に開閉方向に沿って設けられたラック72と噛み合うように構成されている(図1参照)。
なお、本実施形態では、プッシュプルチェーン50、スプロケット52、従動歯車60、駆動歯車62、ピニオン70の各諸元は、プッシュプルチェーン50とスプロケット52との噛合位置における周速と、ピニオン70とラック72との噛合位置における周速とが同じ又は略同じになるように調整されている。換言すると、先方扉20の移動速度が、後方扉30の移動速度の2倍又は略2倍となるように、スプロケット52、ラック72、およびピニオン70の諸元が設定されている。
具体的に本実施形態では、従動歯車60と駆動歯車62とはギア比1:1を成している。そして、スプロケット52の回転軸からプッシュプルチェーン50とスプロケット52との噛合までの噛み合い半径と、ピニオン70の回転軸からラック72との噛合までの噛み合い半径とは、同径となるように設定されている。
次に、本実施形態のホーム柵10の動作について説明する。
図1は、先方扉20と後方扉30とが戸袋部40から突出完了したホーム柵10の「全閉状態」を示している。対して図6は、先方扉20と後方扉30とが戸袋部40の内部へ収納完了したホーム柵10の「全開状態」を示している。
ホーム柵10を全閉状態から全開状態へ状態遷移させるには、電動モータ68を駆動させて、ピニオン70をプラットホーム側から見て「時計回り」に回転させる。すると、ピニオン70がラック72と噛み合って回転することで、後方扉30が戸袋部40へ向けて移動する。
そして、ピニオン70が時計回りするとともに回転力は、駆動歯車62・従動歯車60の順に伝動し、スプロケット52がプラットホーム側から見て「反時計回り」に回転する。このスプロケット52の回転により、開閉方向チェーンガイド34でガイドされていたプッシュプルチェーン50の先端側部分が戸袋部40の戸尻方向(後方側)へ引かれ、先方扉20が後方扉30の方へ移動する。戸尻方向へ引かれた分のプッシュプルチェーン50は、縦方向チェーンガイド36により案内されるので、プッシュプルチェーン50が後方扉30よりも戸袋部40の内部へ出ることはなく、その分、本実施形態の戸袋部40は、従来よりも正面幅を小さくできる。
そして、後方扉30を所定距離だけ移動させると、或いは電動モータ68やスプロケット52、ピニオン70などの駆動系のギア類を所定回転数だけ回転させると、全開状態に至る。
ホーム柵10を全開状態から全閉状態に戻すには、電動モータ68を逆回転させればよい。すなわち、スプロケット52が「時計回り」に回転して、プッシュプルチェーン50を縦方向チェーンガイド36から引き出して、開閉方向チェーンガイド34に沿って送り出す。先方扉20はプッシュプルチェーン50により先方へ押され、先方扉20が後方扉30に対して先行するように移動する。それと連動して、ピニオン70は「反時計回り」してラック72を先方方向へ向けて転動するので、後方扉30は戸袋部40に対して先方側(戸先側)へ移動する。
以上、本実施形態によれば、引戸式2段扉のホーム柵において、先方扉と後方扉の移動量を十分確保しつつ、先方扉と後方扉を戸袋部に収納した状態で、戸袋部の奥行きの隙間を小さくして、戸袋部の正面幅を低減したホーム柵を実現できる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な形態は、上記実施形態に限らず、適宜構成要素の追加・省略・変更を施すことができる。
例えば、上記実施形態では、電動モータ68を後方扉30の後端面に固定するように例示したが(図1参照)、例えば、図7及び図8のホーム柵10Bのように、後方扉30の下部、開閉方向チェーンガイド34より下側の軌道側外側面に設けることとしてもよい。より具体的には、貫通孔38(図8参照)を設けて、当該貫通孔38を通じて減速機構66と駆動軸64とを連通させ、電動モータ68を後方扉30の軌道側外側面に横に寝かせるように設けるとしてもよい。
また、上記実施形態における従動軸54と駆動軸64の関係が逆の構成も可能である。具体的には、図9のホーム柵10Cに示すように、スプロケット52の軸を駆動軸64として、その軌道側に減速機構66を接続し、プラットホーム側に固定される歯車を駆動歯車62とする。そして、ピニオン70の軸を従動軸54とし、そのプラットホーム側の歯車を従動歯車60とする構成も可能である。
3…プラットホーム
10、10B、10C…ホーム柵
20…先方扉
22…先方扉吊り下げローラ
24…チェーン固定具
30…後方扉
32…先方扉ガイドレール
34…開閉方向チェーンガイド
36…縦方向チェーンガイド
38…貫通孔
40…戸袋部
42…上部支持ローラ
44…下部支持ローラ
50…プッシュプルチェーン
52…スプロケット
54…従動軸
56…軸受
60…従動歯車
62…駆動歯車
64…駆動軸
66…減速機構
68…電動モータ
70…ピニオン
72…ラック

Claims (4)

  1. 先方扉と、一端部が前記先方扉に接続されたプッシュプルチェーンと、後方扉と、を具備し、戸袋部から前記先方扉と前記後方扉とを開閉方向に連動して移動させるホーム柵であって、
    前記戸袋部は、
    前記開閉方向に沿って設けられたラック、
    を備え、
    前記後方扉は、
    回転駆動する駆動軸と、
    前記駆動軸と連動して回転し、前記プッシュプルチェーンと噛み合うスプロケットと、
    前記プッシュプルチェーンの前記スプロケットより前記一端部側を、前記開閉方向に案内するチェーンガイドと、
    前記駆動軸と連動して回転し、前記ラックと噛み合うピニオンと、
    を備え、
    前記駆動軸が回転することで、前記ピニオンと前記ラックとの噛み合いにより前記後方扉が移動するとともに、前記スプロケットと前記プッシュプルチェーンとの噛み合いにより前記先方扉が移動するホーム柵。
  2. 前記先方扉の移動速度が、前記後方扉の移動速度の2倍又は略2倍となるように、前記スプロケット、前記ラック、および前記ピニオンの諸元が設定された、
    請求項1に記載のホーム柵。
  3. 前記後方扉は、
    前記駆動軸に結合された駆動歯車と、
    前記駆動歯車とのギア比が1:1に設定され、前記ピニオンに結合された従動歯車と、
    を備え、
    前記ピニオンの前記ラックとの噛み合い半径と、前記スプロケットの前記プッシュプルチェーンとの噛み合い半径とが1:1に設定された、
    請求項1に記載のホーム柵。
  4. 前記一端部は、前記先方扉の戸尻側の下部に接続されており、
    前記チェーンガイドは、前記後方扉の下部に横方向に設けられ、
    前記スプロケットは、前記後方扉の戸尻側の下部に設けられ、
    前記後方扉は、
    前記プッシュプルチェーンの前記スプロケットより他端部側を、縦方向に案内する縦方向チェーンガイドを、前記後方扉の戸尻側に備えた、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のホーム柵。
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