JP2018143621A - 運動解析システム、解析装置、計測装置、および運動解析プログラム - Google Patents

運動解析システム、解析装置、計測装置、および運動解析プログラム Download PDF

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政樹 鵜川
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Abstract

【課題】計測装置と運動解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減し、長時間使用の可能な計測装置や運動解析装置を提供する。
【解決手段】運動解析システム1は、運動を計測する慣性センサー11を含む計測装置(センサーユニット10)と、慣性センサーの出力を取得して解析を行う解析部(スイング解析部211)を含む解析装置(スイング解析装置20)とを備え、解析装置は、ユーザー2の設定に基づき計測装置との間の通信条件を計測装置に送信し、計測装置は、通信条件に基づき慣性センサーの出力を解析装置に送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、運動解析システム、解析装置、計測装置、および運動解析プログラムに関する。
従来、運動解析装置として、例えばゴルフクラブなどに装着した加速度センサーなどの慣性センサーを含む計測装置によって計測された計測データに基づいて、プレーヤーのスイング状態を示す指標を検出(算出)し、ゴルフスイングを解析する装置が開示されている。このような計測装置や運動解析装置では、長時間の使用を可能とするために、解析目的に応じたモード毎にデータ取得のサンプリングレートを設定することによって、高サンプリングレートでのデータ取得が不要な場合の消費電力を抑制し、低消費電力化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−73549号公報
しかしながら、計測装置や運動解析装置を長時間使用する場合には、計測装置と運動解析装置との間で行われる通信によって消費される電力が大きく、上述のようなサンプリングレートの制御だけでは、所望の使用時間を満足できない虞を有していた。そのため、更なる低消費電力で長時間使用の可能な計測装置や運動解析装置が要望されていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る運動解析システムは、スイングを計測する慣性センサーを含む計測装置と、前記慣性センサーの出力を取得して解析を行う解析装置と、を備え、前記解析装置は、ユーザーの設定に基づき、前記計測装置との間の通信条件を前記計測装置に送信し、前記計測装置は、前記通信条件に基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする。
本適用例の運動解析システムによれば、計測装置から解析装置に対して行う慣性センサーの出力(通信)を、ユーザーによって設定された通信条件に基づいて行うため、常に慣性センサーの出力(通信)を行わなくてもよい。したがって、計測装置と解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能な計測装置や解析装置を含む運動解析システムを提供することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記通信条件は、位置情報、使用時間、および前記スイングの回数の、少なくともいずれかに基づいた条件であることが好ましい。
本適用例によれば、通常行われる動作に基づいて求めることができる位置情報、使用時間、およびスイングの回数の、少なくともいずれかから通信条件を求めることができる。そして、この通信条件によって、計測装置から解析装置に対して行う慣性センサーの出力(通信)を行うことができる。
[適用例3]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記計測装置は、前記スイングの回数をカウントするカウント部を備え、前記カウント部のカウントした前記スイングの回数と、前記スイングの回数に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、スイングの回数をカウントするカウント部のカウントしたスイングの回数と、スイングの回数に係り設定された通信条件とに基づき、慣性センサーの出力を解析装置に送信することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記計測装置は、前記慣性センサーの使用時間を計測する第1の計時部を備え、前記第1の計時部によって計測された使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、慣性センサーの使用時間を計測する第1の計時部によって計測された使用時間データと、使用時間に係り設定された通信条件とに基づき、慣性センサーの出力を解析装置に送信することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記計測装置は、前記慣性センサーの出力を記憶する記憶部を備え、前記通信条件に基づき、前記記憶部に記憶されている前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、慣性センサーの出力を一旦記憶部に記憶しておき、設定された通信条件に基づいて記憶部に記憶されている慣性センサーの出力をまとめて解析装置に送信することができるため通信回数を減らすことができる。これによって、計測装置と解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができ、より長時間の使用が可能な計測システムとすることができる。
[適用例6]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記解析装置は、位置情報取得部を備え、前記位置情報取得部の取得した位置情報を前記計測装置に送信し、前記計測装置は、前記位置情報と、前記位置情報に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、解析装置の位置情報取得部が取得し、計測装置に送信した位置情報と、位置情報に係り設定された通信条件、例えば当該ホールの終了判定などとに基づき、慣性センサーの出力を解析装置に送信することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の運動解析システムにおいて、前記解析装置は、前記計測装置の使用時間を計測する第2の計時部を備え、前記第2の計時部によって計測された使用時間データを前記計測装置に送信し、前記計測装置は、前記第2の計時部から送信された前記使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、計測装置は、解析装置の第2の計時部により計時された計測装置の使用時間データと、使用時間に係り設定された通信条件、例えば使用時間が10分経過したときなどに基づき、慣性センサーの出力を解析装置に送信することができる。
[適用例8]本適用例に係る解析装置は、ユーザーのスイングを計測する慣性センサーを含む計測装置から前記慣性センサーの出力を取得する取得部と、前記出力を解析する解析部と、前記計測装置との通信条件を設定し、前記通信条件を前記計測装置に送信する通信条件処理部と、を備えていることを特徴とする。
本適用例の解析装置によれば、計測装置から解析装置に対して行われる慣性センサーの出力(通信)を、通信条件処理部から出力される通信条件に基づいて取得し、解析を行うことができる。これにより、慣性センサーの出力(通信)を常時取得することが無くなり、計測装置と解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能な解析装置を提供することが可能となる。
[適用例9]上記適用例に記載の解析装置において、前記通信条件は、前記ユーザーによって設定されることが好ましい。
本適用例によれば、ユーザーによって、適時、的確な通信条件の設定を行うことができる。
[適用例10]上記適用例に記載の解析装置において、位置情報取得部を備え、前記位置情報取得部の取得した位置情報を前記計測装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、位置情報取得部によって取得した位置情報を、適時計測装置に送信することができる。
[適用例11]上記適用例に記載の解析装置において、前記計測装置の使用時間を計測する計時部を備え、前記計時部によって計測された使用時間データを前記計測装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、計時部によって計測された使用時間データを、適時計測装置に送信することができる。
[適用例12]本適用例に係る計測装置は、スイングを計測する慣性センサーと、解析装置との通信条件を取得し、前記慣性センサーの出力を制御する出力制御部と、前記出力制御部から送信された前記出力を記憶する記憶部と、を備え、前記出力制御部は、前記通信条件に基づき、前記記憶部に記憶されている前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする。
本適用例の計測装置によれば、出力制御部によって慣性センサーの出力を一旦記憶部に記憶しておき、設定された通信条件に基づいて記憶部に記憶されている慣性センサーの出力をまとめて解析装置に送信することができるため通信回数を減らすことができる。これによって、計測装置と解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができ、より長時間の使用が可能な計測装置を提供することが可能となる。
[適用例13]上記適用例に記載の計測装置において、前記スイングの回数をカウントするカウント部を備え、前記出力制御部は、前記カウント部のカウントした前記スイングの回数と、前記スイングの回数に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、カウント部のカウントしたスイングの回数と、スイングの回数に係り設定された通信条件とに基づき、慣性センサーの出力を送信回数を減じて解析装置に送信することができる。
[適用例14]上記適用例に記載の計測装置において、前記慣性センサーの使用時間を計測する計時部を備え、前記出力制御部は、計時部によって計測された使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、計時部によって計測された使用時間データと、使用時間に係り設定された通信条件とに基づき、慣性センサーの出力を通信回数を減じて解析装置に送信することができる。
[適用例15]上記適用例に記載の計測装置において、位置情報取得部を備え、前記出力制御部は、前記位置情報取得部の取得した位置情報と、前記位置情報に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することが好ましい。
本適用例によれば、位置情報取得部の取得した位置情報と、位置情報に係り設定された通信条件とに基づき、適時慣性センサーの出力を解析装置に送信することができる。
[適用例16]本適用例に係る運動解析プログラムは、スイングを計測する慣性センサーを含む計測装置に対して、前記慣性センサーの出力に係る通信条件を設定するステップと、前記通信条件を前記計測装置に送信するステップと、前記通信条件に基づいて前記計測装置から前記送信された前記出力を取得し、前記スイングの解析を行うステップと、を解析装置に実行させる。
本適用例の運動解析プログラムによれば、解析装置は、ユーザーの設定に基づき、計測装置と解析装置との間の通信条件を計測装置に送信し、その通信条件に基づいて計測装置から送信される慣性センサーの出力を取得して解析を行う。したがって、常に慣性センサーの出力(通信)を行わなくてもよく、計測装置と解析装置との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能な運動解析システムを駆動させることができる。
第1実施形態に係る運動解析システムの構成例を示す図。 第1実施形態に係る計測装置としてのセンサーユニットおよび解析装置としてのスイング解析装置を示す図。 センサーユニットの装着位置および向きの一例を示す図。 ユーザーが打球するまでに行う動作の手順を示す図。 スイング動作についての説明図。 第1実施形態に係るセンサーユニットおよびスイング解析装置の構成例を示す図。 運動解析方法の手順の概要を示すフローチャート。 運動解析方法の具体例1の手順を示すタイミングチャート。 運動解析方法の具体例2の手順を示すタイミングチャート。 運動解析方法の具体例3の手順を示すタイミングチャート。 第2実施形態に係る運動解析システムの構成例を示す図。 第2実施形態に係る解析装置としてのスイング解析装置を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
(第1実施形態)
1−1.運動解析システムの構成
以下、図1、図2、および図3を参照し、運動計測および運動解析の一例として、ゴルフのスイング(以下、ゴルフスイングという)の計測および解析を例に挙げて、第1実施形態に係る運動解析システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る運動解析システムの構成例を示す図である。図2は、第1実施形態に係る計測装置としてのセンサーユニットおよび解析装置としてのスイング解析装置を示す図である。図3は、センサーユニットの装着位置および向きの一例を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態の運動解析システム1は、運動を計測する計測装置としてのセンサーユニット(慣性センサー11(図6参照)を含む)10、および運動を解析する解析装置としてのスイング解析装置20を含む。なお、図1に示すように、運動解析システム1には、GPS衛星(位置情報出力部)8と、スイング解析装置20に含まれる位置情報取得部としての第2の位置情報取得部43(図6参照)とを含み、GPS衛星8からの電波(衛星信号)に含まれる位置に係る情報を受信して測位計算(位置情報の取得)する機能を含むことができる。センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信は、無線通信でもよいし、有線通信でもよい。図2に示すように、スイング解析装置20は、パーソナルコンピューター20aの他、スマートフォンやタブレット等の携帯機器20b、あるいはヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)やリスト機器等のウェアラブル端末等の各種情報端末(クライアント端末)で実現される。
運動解析システム1は、スイング解析装置20とは別にスイング診断装置30を含んで構成されても良い。ただし、スイング診断装置30はスイング解析装置20に含まれても良い。スイング診断装置30は、スイング解析装置20からの要求を処理するサーバーで実現されてもよい。スイング解析装置20とスイング診断装置30とは、ネットワーク40を介して接続されても良い。ネットワーク40は、インターネット等のワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)でもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)でもよい。あるいは、スイング解析装置20とスイング診断装置30とは、例えば、近距離無線通信や有線通信により、ネットワーク40を介さずに通信してもよい。
センサーユニット10は、例えば互いに直交関係の3軸の各軸方向の加速度と、例えば互いに直交関係の3軸の各軸回りの角速度とを計測可能であり、図2に示すように、運動器具としての、例えばゴルフクラブ3に装着される。
センサーユニット10は、例えば図3に示すように、互いに交差する(理想的には直交する)3つの検出軸(x軸、y軸、z軸)の向きが合わせられてゴルフクラブ(運動器具の一例)3に装着される。図3では、例えばy軸をゴルフクラブ3のシャフトの長手方向(ゴルフクラブ3の長手方向)に、例えばx軸を打球のターゲット方向(打撃目標方向)に合わせるようにして、シャフトの一部に取り付けられる。好ましくは、センサーユニット10は、打球時の衝撃が伝わりにくく、スイング時に遠心力がかかりにくいグリップに近い位置に取り付けられる。シャフトは、ゴルフクラブ3のヘッド(打撃部)3aを除いた柄の部分であり、グリップも含まれる。ただし、センサーユニット10は、ユーザー2の部位(例えば、手やグローブなど)に取り付けられてもよいし、腕時計などのアクセサリー(携帯機器)に取り付けられてもよい。
ユーザー2は、あらかじめ決められた手順に従って、ゴルフボール4を打球(ショット)するスイング動作または素振りによるスイング動作を行う。なお、このスイング動作は、例えば練習場で行うスイング動作であったり、ゴルフ場においてのラウンド中におけるスイング動作であったりする。
図4は、本実施形態においてユーザー2が打球するまでに行う動作の手順を示す図である。図4に示すように、ユーザー2は、まず、スイング解析装置20を介してユーザー2の身体に係る情報とユーザー2が使用するゴルフクラブ3に関する情報(ゴルフクラブ情報)などの入力操作を行う(S1)。
ユーザー2は、図4のステップS1において、入力画面(不図示)上で身長、性別、年齢、国などの身体に係る情報を入力し、クラブ長(シャフトの長さ)、番手などのゴルフクラブの情報を入力する。なお、身体に係る情報は、これに限られず、例えば、身長に代えてまたは身長とともに腕の長さおよび脚の長さの少なくとも一方の情報を含んでもよい。同様に、ゴルフクラブの情報に含まれる情報は、これに限られず、例えば、ゴルフクラブ情報は、クラブ長と番手のいずれか一方の情報を含まなくてもよいし、他の情報を含んでもよい。
次に、ユーザー2は、スイング解析装置20を介して計測開始操作(センサーユニット10に計測を開始させるための操作)を行う(S2)。ユーザー2は、スイング解析装置20からアドレス姿勢(スイング開始前の基本姿勢)をとるように指示する通知(例えば音声による通知)を受けた後(S3がY)、ゴルフクラブ3のシャフトの長手方向がターゲットライン(打球の目標方向)に対して垂直となるようにアドレスの姿勢をとり、所定時間以上静止する(S4)。次に、ユーザー2は、スイング解析装置20からスイングを許可する通知(例えば音声による通知)を受けた後(S5がY)、スイング動作を行い、ゴルフボール4を打球する(S6)。なお、本実施形態は必ずしも打球するものに限らず、素振りにも適用でき、打球に相当するタイミングを検出する機能を有していてもよい。
ユーザー2が図4のステップS2の計測開始操作を行うと、スイング解析装置20はセンサーユニット10に計測開始コマンドを送信し、センサーユニット10は計測開始コマンドを受信して慣性センサー11(図6参照)における3軸加速度と3軸角速度の計測を開始する。センサーユニット10は、所定の計測サンプリングレート(例えば周期1ms)で3軸加速度と3軸角速度を計測し、計測したデータを順次、スイング解析装置20に送信する。
スイング解析装置20は、図4のステップS5に示したスイング開始の許可をユーザー2に通知し、その後、センサーユニット10の計測データに基づいて、ユーザー2がゴルフクラブ3を用いて打球したスイング動作(図4のステップS6)を解析する。
図5に示すように、ユーザー2が図4のステップS6で行うスイング動作は、アドレス姿勢(静止状態)からスイング(バックスイング)を開始した後、バックスイング中にゴルフクラブ3のシャフトが水平になるハーフウェイバック、バックスイングからダウンスイングに切り替わるトップ、ダウンスイング中にゴルフクラブ3のシャフトが水平になるハーフウェイダウンの各状態を経て、ゴルフボール4を打球するインパクト(打球)に至る動作を含んでいる。そして、スイング解析装置20は、スイングが行われた時刻(日時)、ユーザー2の識別情報や性別、ゴルフクラブ3の種類、スイング動作の解析結果の情報を含むスイング解析データを生成し、ネットワーク40(図1参照)を介して、スイング診断装置30に送信する。
スイング診断装置30は、スイング解析装置20が送信したスイング解析データを、ネットワーク40を介して受信して保存する。従って、ユーザー2が図4の手順に従ってスイング動作を行う度に、スイング解析装置20により生成されたスイング解析データがスイング診断装置30に保存され、スイング解析データリストが構築される。
本実施形態では、ユーザー2は、スイング解析装置20の操作部23(図6参照)を介してスイング診断アプリケーションを起動させると、スイング解析装置20はスイング診断装置30と通信し、スイング解析装置20の表示部25(図6参照)にスイング解析データの選択画面(不図示)が表示される。この選択画面には、スイング診断装置30に保存されているスイング解析データリストに含まれるユーザー2の各スイング解析データについて、時刻(日時)、使用されたゴルフクラブ3の種類およびスイングの解析結果としての一部の指標の値が含まれている。
また、この選択画面には、各スイング解析データに対応づけられたチェックボックスがあり、ユーザー2は、スイング解析装置20の操作を介して、いずれか一つのチェックボックスをチェックなどにより、スイング解析装置20の表示部25に、例えばスイング診断の対象となる入力データ編集画面(不図示)が表示される。なお、入力データ編集画面には、性別、ゴルフクラブ3の種類(ドライバーとアイアンのいずれであるか)およびスイングの各指標に関して、選択されたスイング解析データに基づいて得られる値が初期値として含まれている。
入力データ編集画面における、性別、ゴルフクラブ3の種類および各指標値からなる入力データは、編集可能であり、ユーザー2は、スイング解析装置20の操作部23(図6参照)を介して、入力データを編集することができる。また、ユーザー2は、入力データ編集画面からの入力データとして、例えばホールごとのゴルフのスコアを入力することができる。また、ユーザー2は、ゴルフ場情報としコース地図情報や地形情報などを取得して入力することができる。
スイング診断装置30は、この入力データ(入力結果)を受信し、当該入力データを用いて、複数の項目のレベルを算出する。例えば、スイング診断装置30は、「Vゾーン」、「回転」、「スピード」、「インパクト」、「スイングのテンポ」、および「スイング効率」の各項目について、それぞれレベルを算出してもよい。なお、「レベル」は、例えば、「1,2,3,4,5」などの点数で表現されてもよい。
スイング解析装置20は、複数の項目のレベルおよび総合点の情報を受信し、表示部25に、スイング診断画面を表示させる。ユーザー2は、スイング診断の一例として、このスイング診断画面により、入力データに対する診断結果として、複数の項目のレベルと総合点を把握することができる。特に、ユーザー2は、スイング診断画面より、自分のスイングについて長所や弱点を把握することができる。また、ユーザー2は、例えば、弱点を克服するためにはどの指標をどの程度改善すれば良いかを把握することもできる。
1−2.センサーユニット(計測装置)およびスイング解析装置(解析装置)の構成
以下、図6を参照し、第1実施形態に係る計測装置としてのセンサーユニットおよび解析装置としてのスイング解析装置について説明する。図6は、第1実施形態に係るセンサーユニットおよびスイング解析装置の構成例を示す図である。
1−2−1.センサーユニット(計測装置)
第1実施形態に係るセンサーユニット10は、図6に示すように、加速度センサー12および角速度センサー13を含む慣性センサー11と、位置情報取得部としての第1の位置情報取得部14と、カウント部15を含む出力制御部16と、記憶部としての出力データ記憶部17と、通信部18と、第1の計時部(計時部)19と、を含んで構成されている。ただし、センサーユニット10は、適宜、これらの構成要素の一部が削除または変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
慣性センサー11を構成する加速度センサー12は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々に生じる加速度を計測し、計測した3軸方向の各々の加速度の大きさおよび向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する。
慣性センサー11を構成する角速度センサー13は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸の各々の軸回りに生じる角速度を計測し、計測した3軸方向の各々の角速度の大きさおよび向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する。
位置情報取得部としての第1の位置情報取得部14は、例えば、位置情報出力部としてのGPS衛星8からの電波(衛星信号)に含まれる位置に係る情報を受信して測位計算(位置情報の取得)を行い、センサーユニット10の現在位置データなどの位置情報として取得(算出)する。第1の位置情報取得部14によって取得された位置情報は、入力されているゴルフ場のコース配置などを含むコース情報(ゴルフコースの情報)と対応させた通信条件の一例である、例えば当該ホールの終了判定などとして適用することができる。なお、後述するスイング解析装置20に第2の位置情報取得部43が設けられていて、この第2の位置情報取得部43によって取得された位置情報を通信条件に適用する場合は、第1の位置情報取得部14をセンサーユニット10に設けなくてもよい。
出力制御部16は、慣性センサー11の出力に基づいてスイングの回数をカウントするカウント部15を含んでいる。なお、カウント部15によってカウントされたスイングの回数は、通信条件の一例であるスイング回数データとして適用される。
出力制御部16は、加速度センサー12、および角速度センサー13から、それぞれ加速度データ、および角速度データを受け取って時刻情報を付して出力データ記憶部17に記憶する。また、出力制御部16は、スイング解析装置20との通信条件をスイング解析装置20から取得する。そして、出力制御部16は、取得した通信条件に基づいて、出力データ記憶部17から、記憶された計測データ(加速度データ、および角速度データ)を読み出し、通信用のフォーマットに合わせたパケットデータを生成し、通信部18に出力する。
また、加速度センサー12および角速度センサー13は、それぞれ3軸が、センサーユニット10に対して定義される直交座標系(センサー座標系)の3軸(x軸、y軸、z軸)と一致するようにセンサーユニット10に取り付けられるのが理想的だが、実際には取り付け角の誤差が生じる。そこで、出力制御部16は、取り付け角誤差に応じてあらかじめ算出された補正パラメーターを用いて、加速度データおよび角速度データをxyz座標系のデータに変換する処理を行う。
なお、加速度センサー12および角速度センサー13は、アナログ信号を出力するものであってもよく、この場合は、出力制御部16が、加速度センサー12の出力信号と角速度センサー13の出力信号をそれぞれA/D変換して計測データ(加速度データと角速度データ)を生成し、これらを用いて通信用のパケットデータを生成すればよい。
通信部18は、出力制御部16から受け取ったパケットデータをスイング解析装置20に送信する処理や、スイング解析装置20から計測開始コマンド等の各種の制御コマンドや通信条件を受信して出力制御部16に送る処理等を行う。出力制御部16は、制御コマンドや通信条件に応じた各種処理を行う。
計時部としての第1の計時部19は、慣性センサー11の使用時間を計測する。第1の計時部19によって計測された慣性センサー11の使用時間は、通信条件の一例である使用時間データとして適用される。なお、後述するスイング解析装置に20に第2の計時部(計時部)216が設けられていて、この第2の計時部216によって計測された慣性センサー11の使用時間を通信条件において適用する場合は、第1の計時部19をセンサーユニット10に設けなくてもよい。
上述した計測装置としてのセンサーユニット10によれば、出力制御部16によって慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力を、一旦出力データ記憶部17に記憶しておき、設定された通信条件に基づき、出力データ記憶部17に記憶されている加速度センサー12および角速度センサー13の出力をまとめてスイング解析装置20に送信することができる。したがって、センサーユニット10と、スイング解析装置20との通信回数を減らすことができ、この通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能なセンサーユニット10を提供することができる。
1−2−2.スイング解析装置(解析装置)
第1実施形態に係るスイング解析装置20は、図6に示すように、処理部21と、通信部22と、操作部23と、記憶部24と、表示部25と、音出力部26と、通信部27と、第2の位置情報取得部43と、を備えて構成されている。ただし、スイング解析装置20は、適宜、これらの構成要素の一部が削除または変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
通信部22は、センサーユニット10から送信されたパケットデータを受信し、処理部21に送る処理や、処理部21からの制御コマンドをセンサーユニット10に送信する処理等を行う。また、通信部22は、ネットワーク40を介してゴルフ場のコース配置などを含むコース情報を受信する処理を行う。
操作部23は、ユーザー2の操作に応じたデータを取得し、処理部21に送る処理を行う。操作部23は、例えば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどであってもよい。
記憶部24は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種ICメモリーやハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。記憶部24は、処理部21が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
本実施形態では、記憶部24には、処理部21によって読み出され、スイング解析処理を実行するためのスイング解析プログラム240が記憶されている。スイング解析プログラム240は、あらかじめ不揮発性の記録媒体(コンピューターが読み取り可能な記録媒体)に記憶されていてもよいし、処理部21がネットワーク40を介して不図示のサーバーあるいはスイング診断装置30からスイング解析プログラム240を受信して記憶部24に記憶させてもよい。
また、本実施形態では、記憶部24には、ゴルフクラブ情報242、身体情報244、センサー装着位置情報246、ゴルフコース情報247、およびスイング解析データ248が記憶される。例えば、ユーザー2が、操作部23を操作して、入力画面から、使用するゴルフクラブ3の仕様情報(例えば、シャフトの長さ、重心の位置、ライ角、フェース角、ロフト角等の情報などの少なくとも一部の情報)を入力し、入力された仕様情報をゴルフクラブ情報242としてもよい。あるいは、ユーザー2が、図4のステップS1において、ゴルフクラブ3の型番を入力(あるいは、型番リストから選択)し、記憶部24にあらかじめ記憶されている型番毎の仕様情報のうち、入力された型番の仕様情報をゴルフクラブ情報242としてもよい。
また、例えば、ユーザー2が、操作部23を操作して、入力画面から、身体に係る情報を入力し、入力された身体に係る情報を身体情報244としてもよい。また、例えば、図4のステップS1において、ユーザー2が操作部23を操作してセンサーユニット10の装着位置とゴルフクラブ3のグリップエンドとの間の距離を入力し、入力された距離の情報をセンサー装着位置情報246としてもよい。あるいは、センサーユニット10を決められた所定位置(例えば、グリップエンドから20cmの距離など)に装着するものとして、当該所定位置の情報がセンサー装着位置情報246としてあらかじめ記憶されていてもよい。また、ユーザー2は、操作部23を操作し、ネットワーク40を介してプレーするゴルフ場の情報をゴルフコース情報247としてあらかじめ記憶させてもよい。
スイング解析データ248は、スイングが行われた時刻(日時)、ユーザー2の識別情報や性別、ゴルフクラブ3の種類とともに、処理部21(スイング解析部211)によるスイング動作の解析結果の情報を含むデータである。
また、記憶部24は、処理部21の作業領域として用いられ、操作部23が取得したデータ、処理部21が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。さらに、記憶部24は、処理部21の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶してもよい。
表示部25は、処理部21の処理結果を文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部25は、例えば、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)などであってもよい。なお、一つのタッチパネル型ディスプレイで操作部23と表示部25の機能を実現するようにしてもよい。
表示部25に表示される第1の解析情報は、相対フェース角およびクラブパス(入射角)に基づくインパクトと、ゴルフクラブ3のグリップにおける減速量およびタイミングに基づく効率と、トップ時のシャフト軸の回転角およびフェース角に基づく回転と、打球時におけるゴルフクラブ3の速度に基づくヘッドスピードと、アドレス開始、スイング開始、トップおよびインパクトのタイミングに基づくスイングのテンポと、の少なくとも一つに係る情報を含んでいることが好ましい。なお、複数のスイングに関しての実力(レベル)を示す重要な指標の解析データとしては、上述に限らず、例えば打球時およびアドレス時のライ角に基づくハンドアップやフェース角およびアタック角に基づくダウンブローなどの指標を含んでいてもよい。これにより、ユーザー2は、複数のスイングに関しての実力(レベル)を示す重要な指標の解析データとして、インパクト、Vゾーン、効率、回転、ヘッドスピード、スイングのテンポの少なくとも一つに係る情報を、詳細データとして得ることができる。
音出力部26は、処理部21の処理結果(解析情報)を音声やブザー音等の音情報として提示するために出力するものである。音出力部26は、例えば、スピーカーやブザーなどであってもよい。
通信部27は、ネットワーク40を介してスイング診断装置30との間でデータ通信を行うものである。例えば、通信部27は、スイング解析処理の終了後、処理部21からスイング解析データ248を受け取って、スイング診断装置30に送信する処理を行う。また、例えば、通信部27は、選択画面の表示に必要な情報をスイング診断装置30から受信して処理部21に送る処理や、該選択画面において選択された情報を処理部21から受け取ってスイング診断装置30に送信する処理を行う。また、例えば、通信部27は、入力データ編集画面の表示に必要な情報をスイング診断装置30から受信して処理部21に送る処理を行う。また、例えば、通信部27は、処理部21から、該入力データ編集画面における診断開始ボタンが押下されたときの入力データを受け取ってスイング診断装置30に送信する処理を行う。また、例えば、通信部27は、スイング診断画面の表示に必要な情報(入力データに基づく診断結果の情報(複数の項目の点数や総合点))をスイング診断装置30から受信して処理部21に送る処理を行う。
位置情報取得部としての第2の位置情報取得部43は、例えば、位置情報出力部としてのGPS衛星8からの電波(衛星信号)に含まれる位置に係る情報を受信して測位計算(位置情報の取得)を行い、スイング解析装置20の現在位置データなどの位置情報として取得(算出)する。取得された位置情報は、センサーユニット10に送信される。
処理部21は、各種プログラムに従い、通信部22を介してセンサーユニット10に制御コマンドを送信する処理や、通信部22を介してセンサーユニット10から受信したデータに対する各種の計算処理を行う。また、処理部21は、各種プログラムに従い、記憶部24からスイング解析データ248を読み出して、通信部27を介してスイング診断装置30に送信する処理を行う。処理部21は、求められたユーザー2のプレー状態を表す画像に対応する画像データとして出力することができる。また、処理部21は、各種プログラムに従い、通信部27を介して、スイング診断装置30に各種の情報を送信し、スイング診断装置30から受信した情報に基づいて、ユーザー2のプレー状態を求め、該ユーザー2のプレー状態を表す画像に対応する画像データとして出力することができる。
また、処理部21は、通信部22を介して入力されたゴルフ場のコース配置や標高などをゴルフコース情報247として記憶部24に記憶させることができる。また、処理部21は、後述する第2の位置情報取得部43から送られた現在位置データに基づいて、ユーザー2の位置情報を算出する。なお、位置情報には、ユーザー2の動きの状態やコース内における移動軌跡などの情報を含んでいる。また、処理部21は、その他の各種の制御処理を行う。
処理部21は、運動解析プログラムの一例としてのスイング解析プログラム240を実行することにより、データ取得部210、スイング解析部211、画像データ生成部212、記憶処理部213、表示処理部214、音出力処理部215、第2の計時部(計時部)216、および通信条件処理部217として機能する。なお、処理部21は、コンピューターとしての機能を有している。
また、処理部21は、スイング解析プログラム240を実行することにより、取得部としてのデータ取得部210、解析部としてのスイング解析部211、画像データ生成部212、記憶処理部213、表示処理部214、音出力処理部215、第2の計時部216、および通信条件処理部217として機能し、ユーザー2のスイング動作を解析する処理(スイング解析処理)やユーザー2のゴルフスイングや移動などを含む動作の実態、および強み、弱みを示すプレー状態を求めて出力する処理を行う。
データ取得部210は、センサーユニット10に含まれる慣性センサー11の出力を取得する取得部として機能する。データ取得部210は、通信部22がセンサーユニット10から受信したパケットデータを受け取り、受け取ったパケットデータから時刻情報および計測データを取得し、記憶処理部213に送る処理を行う。また、データ取得部210は、通信部27がスイング診断装置30から受信した各種の画面の表示に必要な情報を受け取って、画像データ生成部212に送る処理を行う。
記憶処理部213は、記憶部24に対する各種プログラムや各種データのリード/ライト処理を行う。例えば、記憶処理部213は、データ取得部210から受け取った時刻情報と計測データとを対応づけて記憶部24に記憶させる処理や、スイング解析部211が算出した各種の情報やスイング解析データ248等を記憶部24に記憶させる処理を行う。
解析部としてのスイング解析部211は、センサーユニット10が出力する計測データ(記憶部24に記憶されている計測データ)や操作部23からのデータなどを用いて、ユーザー2のスイング動作(複数のスイング)を解析し、スイングが行われた時刻(日時)、ユーザー2の識別情報や性別、ゴルフクラブ3の種類、スイング動作の解析結果の情報を含む第1の解析情報としてスイング解析データ248を生成する処理を行う。特に、本実施形態では、スイング解析部211は、スイング動作の解析結果の情報の少なくとも一部として、ゴルフのスイングの各指標の値を算出する。なお、第1の解析情報としてのスイング解析データ248には、インパクト、Vゾーン、効率(スイング効率)、回転、ヘッドスピード、スイングのテンポの少なくとも一つに係る情報が含まれている。
スイング解析部211は、スイングの指標として、以下に示すような指標を算出することができる。ただし、スイング解析部211は、適宜、以下に示す指標の一部の値を算出しなくてもよいし、その他の指標の値を算出してもよい。
(1)少なくとも一つの仮想面を示す指標である「シャフトプレーンSP」および「ホーガンプレーンHP」。
(2)バックスイング中の第1のタイミングやダウンスイング中の第2のタイミングでのヘッド3aの位置を示す指標である「ハーフウェイバック時のヘッド3aの位置」。
(3)インパクト(打球時)におけるヘッド3aの入射角や傾きに基づく指標、もしくはヘッド3aの速度に基づく指標である「ヘッドスピード」。
(4)シャフトの長手方向を回転軸として、バックスイングの開始時からインパクト(打球時)までの間の所定のタイミングにおけるゴルフクラブ3のシャフトの回転軸回り(以下、長軸回りと称す)の回転角に基づく指標である「トップ時のシャフト軸回転角」。
(5)ダウンスイングにおけるゴルフクラブ3のグリップの減速量に基づく指標である「ナチュラルアンコック」もしくは「ナチュラルアンコック率」とも言われる「グリップ減速率」。
(6)ダウンスイングにおけるゴルフクラブ3における、グリップの減速期間に基づく指標「グリップ減速時間率」およびグリップの減速タイミングに基づく指標である、ナチュラルアンコックのタイミング(「ナチュラルリリースタイミング」)。なお、ナチュラルアンコックのタイミングとは、トップスイングで蓄積したエネルギーが解放へと切り替わり、ゴルフクラブ3へ伝わっていく状態における切り替わりのタイミングを示す指標である。
(7)「Vゾーン」と呼ばれるシャフトプレーンSP(第1仮想面)とホーガンプレーンHP(第2仮想面)とにより挟まれる領域において、ハーフウェイバック(HWB)時のヘッド3aの位置に係る指標およびハーフウェイダウン(HWD)時のヘッド3aの位置に係る指標。
(8)また、ゴルフクラブ3のヘッド3aにおける打球時の「ライ角」およびアドレス時の「ライ角」、もしくは「フェース角」および「アタック角」に基づく指標。
画像データ生成部212は、表示部25に表示される画像に対応する画像データを生成する処理を行う。例えば、画像データ生成部212は、データ取得部210が受け取った各種の情報に基づき、選択画面、入力データ編集画面、スイング診断画面に対応する画像データを生成する。
表示処理部214は、表示部25に対して各種の画像(画像データ生成部212が生成した画像データに対応する画像の他、文字や記号等も含む)を表示させる処理を行う。例えば、表示処理部214は、画像データ生成部212が生成した画像データに基づき、表示部25に、選択画面、入力データ編集画面、スイング診断画面等を表示させる。また、例えば、画像データ生成部212は、図4のステップS5において、ユーザー2にスイングの開始の許可を通知するための画像や文字等を表示部25に表示させてもよい。また、例えば、表示処理部214は、ユーザー2のスイング動作が終了した後、自動的に、あるいは、ユーザー2の入力操作に応じて、スイング解析部211による解析結果を示す文字や記号等のテキスト情報を表示部25に表示させてもよい。あるいは、センサーユニット10に表示部を設けておいて、表示処理部214は、通信部22を介してセンサーユニット10に画像データを送信し、センサーユニット10の表示部に各種の画像や文字等を表示させてもよい。
音出力処理部215は、音出力部26に対して各種の音(音声やブザー音等も含む)を出力させる処理を行う。例えば、音出力処理部215は、図4のステップS5において、ユーザー2にスイングの開始の許可を通知するための音を音出力部26から出力させてもよい。また、例えば、音出力処理部215は、ユーザー2のスイング動作が終了した後、自動的に、あるいは、ユーザー2の入力操作に応じて、スイング解析部211による解析結果を示す音や音声を音出力部26から出力させてもよい。あるいは、センサーユニット10に音出力部を設けておいて、音出力処理部215は、通信部22を介してセンサーユニット10に各種の音データや音声データを送信し、センサーユニット10の音出力部に各種の音や音声を出力させてもよい。
なお、スイング解析装置20あるいはセンサーユニット10に振動機構を設けておいて、当該振動機構により各種の情報を振動情報に変換してユーザー2に通知してもよい。
計時部としての第2の計時部216は、センサーユニット10の慣性センサー11の出力から、慣性センサー11の使用時間(センサーユニット10の使用時間)を計測する。第2の計時部216によって計測された慣性センサー11の使用時間は、通信条件処理部217に送信され、通信条件の一例である使用時間データとして適用される。なお、第2の計時部216によって計測された慣性センサー11の使用時間は、通信部22からセンサーユニット10に送信され、出力制御部16において通信条件の一例である使用時間データとして適用されることがある。また、第1の計時部19によって計測された慣性センサー11の使用時間を通信条件において適用する場合は、第2の計時部216をスイング解析装置20に設けない構成とすることができる。
通信条件処理部217は、センサーユニット10との通信条件、例えばどのような条件が整ったらセンサーユニット10から慣性センサー11の出力(通信)を行うかの通信接続の条件を通信条件として設定し、設定した通信条件をセンサーユニット10に送信する処理を行う。通信条件処理部217によって設定される通信条件は、位置情報、使用時間、およびスイングの回数の、少なくともいずれかに基づいて求めることができる。このように、通常行われる動作に基づいて求めることができる位置情報、使用時間、およびスイングの回数の、少なくともいずれかから容易に通信条件を求めることができる。
なお、通信条件処理部217によって設定される通信条件は、例えば操作部23をユーザー2が操作し、入力することによって設定されることが好ましい。このように通信条件を設定することにより、適時、的確な設定を行うことができる。以下、具体的に、通信条件処理部217によって設定される通信条件について説明する。
位置情報に係る通信条件は、第1の位置情報取得部14、もしくは第2の位置情報取得部43によって取得された位置情報と、入力されているゴルフ場のコース配置などを含むゴルフコース情報247とを対比させて判定された、例えば当該ホールの終了判定(当該ホールが終了して、次ホールに向かっている状態)などを、通信を開始する条件(通信条件)として設定する。
使用時間に係る通信条件は、第1の計時部19、もしくは第2の計時部216によって取得された慣性センサー11の使用時間(センサーユニット10の使用時間)に基づいて、例えば使用時間10分ごとに通信を行うなどの条件(通信条件)として設定する。
請求項3
スイングの回数に係る通信条件は、センサーユニット10のカウント部15によってカウントされたスイングの回数に基づいて、例えば10スイングの終了ごとに通信を行うなどの条件(通信条件)として設定する。
上述した解析装置としてのスイング解析装置20によれば、計測装置としてのセンサーユニット10からスイング解析装置20に対して行われる慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力(通信)を、通信条件処理部217から出力される通信条件に基づいて取得し、スイングの解析を行うことができる。これにより、加速度センサー12および角速度センサー13の出力(通信)を常時取得しなくても、スイングの解析に必要なときだけ取得することができ、センサーユニット10とスイング解析装置20との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能なスイング解析装置20およびセンサーユニット10を提供することが可能となる。
1−3.運動解析方法
1−3−1.運動解析方法(スイング解析方法)に係る手順
次に、上述したセンサーユニット10、およびスイング解析装置20を備える運動解析システム1を用いた運動解析方法(スイング解析方法)に係る手順について、図7、図8、図9、および図10を参照して説明する。以下では、先ず図7を参照して概要について説明し、その後図8〜図10を参照しながら通信条件の具体例(運動解析方法の具体例)を挙げて説明する。なお、図7は、運動解析方法(スイング解析方法)の手順の概要を示すフローチャートである。図8は、運動解析方法の具体例1の手順を示すタイミングチャートである。図9は、運動解析方法の具体例2の手順を示すタイミングチャートである。図10は、運動解析方法の具体例3の手順を示すタイミングチャートである。
ここで、上述したスイング解析装置20の処理部21は、記憶部24に記憶されているスイング解析プログラム240を実行することにより、例えば図7に示すフローチャートの手順でスイング解析処理を実行する。なお、上述した運動解析システム1を構成する要素については、同符号を用いて説明する。以下、図7のフローチャートに沿って、運動解析方法(スイング解析方法)の手順の概要を説明する。
先ず、ユーザー2は、センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信、具体的には、加速度センサー12および角速度センサー13)の出力をスイング解析装置に送信する条件を、操作部23から入力する。スイング解析装置20の処理部21は、ユーザー2から入力された条件を通信条件処理部217によって処理し、通信条件として設定する(ステップS110)。
次に、処理部21(通信条件処理部217)は、設定した通信条件を、通信部22からセンサーユニット10の通信部18に送信する(ステップS120)。センサーユニット10は、通信部18の受信した通信条件を出力制御部16によって処理し、送信のタイミングである通信接続の条件(通信条件)として設定する。なお、通信条件処理部217の設定する通信条件は、位置情報、使用時間、およびスイングの回数の、少なくともいずれかから求められることができる。
センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信条件が設定されたことを確認したユーザー2は、スイング動作を行い、当該スイング動作に係る加速度センサー12および角速度センサー13による検出を行う(ステップS130)。センサーユニット10は、検出されたスイング毎の加速度センサー12および角速度センサー13の出力(検出データ)を、出力データ記憶部17に記憶する(ステップS140)。なお、このステップS130のおけるスイング動作は、繰り返し行われ、その都度、加速度センサー12および角速度センサー13の出力(検出データ)が、出力データ記憶部17に記憶される。
次に、センサーユニット10の出力制御部16は、設定されている通信接続の条件(通信条件)に達したか否かを判定する(ステップS150)。そして、出力制御部16は、通信接続の条件(通信条件)に達したと判定(ステップS150:Yes)した場合、次のステップに進み、出力データ記憶部17に記憶されている、それまでのスイングにおいて加速度センサー12および角速度センサー13によって検出された出力(検出データ)を読み出し、スイング解析装置20に、通信部18を介して送信する(ステップS160)。なお、ステップS150において、出力制御部16が、通信接続の条件(通信条件)に達していないと判定(ステップS150:No)した場合は、前のステップS130に戻り、以降の手順を繰り返す。
次に、スイング解析装置20は、処理部21(スイング解析部211)において、ステップS160で送信された、加速度センサー12および角速度センサー13によって検出された出力(検出データ)に基づいて、ユーザー2によるスイングの解析を行い、解析結果を表示部25に出力して表示を行い(ステップS170)、一連の手順を終了する。そして、ユーザー2は、表示部25に表示された解析結果を知ることができる。
なお、表示部25における表示は、設定された通信条件によって送信された加速度センサー12および角速度センサー13によって検出された出力(検出データ)に基づいて解析された解析結果をそのまま表示したり、「GOODスイング」や「BADスイング」と判定した解析結果を抽出し、抽出した解析結果だけを表示したりすることができる。
1−3−2.通信条件の具体例
以下、通信条件の具体例(運動解析方法の具体例)について、図8〜図10を参照して説明する。なお、上述で説明した概要と同様の手順は、その説明を簡略して行うことがある。
1−3−2−1.通信条件の具体例1
図8を参照しながら通信条件の具体例1(運動解析方法の具体例1)について説明する。先ず、ユーザー2は、図8のフローチャートに示すように、センサーユニット10において検出した加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するか否かの判断基準としての通信接続の条件(通信条件)を、操作部23から入力する。本具体例1では、通信接続の条件(通信条件)として、スイングの回数に基づいて設定する。スイング解析装置20の処理部21は、ユーザー2から入力された通信接続の条件として、例えばスイングの回数10回毎に、加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するように、スイングの回数を通信条件として設定する(ステップS210)。
次に、処理部21(通信条件処理部217)は、設定した通信条件として「スイングの回数10回」を、通信部22からセンサーユニット10の通信部18に送信する(ステップS220)。センサーユニット10は、通信部18の受信した通信条件を出力制御部16によって処理し、送信のタイミングである通信接続の条件(通信条件)を、「スイングの回数10回」とし、スイングの回数10回を経過する毎に送信することとして設定する。
センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信条件が設定されたことを確認したユーザー2は、スイング動作を行い、当該スイング動作に係る加速度センサー12および角速度センサー13による検出を行う(ステップS230)。センサーユニット10は、検出されたスイング毎の加速度センサー12および角速度センサー13の出力(検出データ)を、出力データ記憶部17に記憶する(ステップS240)。また、センサーユニット10は、カウント部15によって、スイングの回数をカウントする。
次に、センサーユニット10の出力制御部16は、カウント部15によってカウントされているスイングの回数が、設定されているスイングの回数(10回)に達したか否かを判定する(ステップS250)。そして、出力制御部16は、スイングのカウント数が設定されたスイングの回数(通信条件)である10回に達したと判定(ステップS250:Yes)した場合は、次のステップに進み、出力データ記憶部17に記憶されている、それまでのスイングにおいて加速度センサー12および角速度センサー13によって検出された出力(検出データ)、換言すれば前回の送信の後に行われた10回分のスイングの出力(検出データ)を読み出し、スイング解析装置20に、通信部18を介して送信する(ステップS260)。なお、ステップS250において、出力制御部16が、スイングのカウント数が、設定されたスイングの回数(10回)に達していないと判定(ステップS250:No)した場合は、前のステップS230に戻り、以降の手順を繰り返す。
次に、スイング解析装置20は、加速度センサー12および角速度センサー13によって検出され、ステップS260で送信された出力(検出データ)に基づいて、処理部21(スイング解析部211)において、ユーザー2によるスイングの解析を行い、解析結果を表示部25に出力して表示を行い(ステップS270)、一連の手順を終了する。このようにして、ユーザー2は、表示部25に表示された解析結果を知ることができる。
なお、上述では、スイングの回数を10回とする例で説明したが、スイングの回数はこれに限らず、出力データ記憶部17の記憶容量の範囲内であれば設定する回数は問わず、例えばスイングの回数を30回、100回などとすることができる。
1−3−2−2.通信条件の具体例2
図9を参照しながら通信条件の具体例2(運動解析方法の具体例1)について説明する。先ず、ユーザー2は、図9のフローチャートに示すように、センサーユニット10において検出した加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するか否かの判断基準としての通信接続の条件(通信条件)を、操作部23から入力する。本具体例2では、通信接続の条件(通信条件)として、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間を入力し、その使用時間に基づいて設定する。スイング解析装置20の処理部21は、ユーザー2から入力された通信接続の条件として、例えばセンサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間に係る通信条件として、通信間隔(通信レート)を「10分」として設定する。このように、処理部21は、センサーユニット10(慣性センサー11)の「使用時間10分」を経過する毎に、加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するように設定する(ステップS310)。
次に、処理部21(通信条件処理部217)は、設定した通信条件として、「使用時間10分」を、通信部22からセンサーユニット10の通信部18に送信する(ステップS320)。センサーユニット10は、通信部18の受信した通信条件を出力制御部16によって処理し、送信のタイミングである通信接続の条件(通信条件)を「使用時間10分」とし、使用時間10分を経過する毎に送信することとして設定する。
センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信条件が設定されたことを確認したユーザー2は、スイング動作を行い、当該スイング動作に係る加速度センサー12および角速度センサー13による検出を行う(ステップS330)。センサーユニット10は、検出されたスイング毎の加速度センサー12および角速度センサー13の出力(検出データ)を、出力データ記憶部17に記憶する(ステップS340)。また、センサーユニット10は、第1の計時部19によって、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間を計時する。
なお、本例では、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間を、センサーユニット10の第1の計時部19で計時する例で説明したが、この構成に限らない。センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間の計時は、スイング解析装置20に設けられている第2の計時部216によって行い、計時情報をセンサーユニット10に送信することができる。
次に、センサーユニット10の出力制御部16は、第1の計時部19によって計時されているセンサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間が、設定されている使用時間10分に達したか否かを判定する(ステップS350)。そして、出力制御部16は、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間が設定された使用時間(通信条件)である10分に達したと判定(ステップS350:Yes)した場合は、次のステップに進み、出力データ記憶部17に記憶されている、それまでのスイングにおいて加速度センサー12および角速度センサー13によって検出された、既に行われた10分間のスイングの出力(検出データ)を読み出し、スイング解析装置20に、通信部18を介して送信する(ステップS360)。なお、ステップS350において、出力制御部16が、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間が設定された使用時間(10分)に達していないと判定(ステップS350:No)した場合は、前のステップS330に戻り、以降の手順を繰り返す。
次に、スイング解析装置20は、加速度センサー12および角速度センサー13によって検出され、ステップS360で送信された出力(検出データ)に基づいて、処理部21(スイング解析部211)において、ユーザー2によるスイングの解析を行い、解析結果を表示部25に出力して表示を行い(ステップS370)、一連の手順を終了する。このようにして、ユーザー2は、表示部25に表示された解析結果を知ることができる。
なお、上述では、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間を10分とする例で説明したが、使用時間はこれに限らず、出力データ記憶部17の記憶容量の範囲内であれば設定時間は問わず、例えば使用時間を30分、1時間、3時間などとすることができる。
1−3−2−3.通信条件の具体例3
図10を参照しながら通信条件の具体例3(運動解析方法の具体例1)について説明する。先ず、ユーザー2は、図10のフローチャートに示すように、センサーユニット10において検出した加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するか否かの判断基準としての通信接続の条件(通信条件)を、操作部23から入力する。本具体例3では、通信接続の条件(通信条件)として、位置情報に係る情報である「移動開始」の検知などによって設定する。
位置情報に係る通信条件は、第1の位置情報取得部14、もしくは第2の位置情報取得部43によって取得された位置情報である「移動開始」の検知と、入力されているゴルフ場のコース配置などを含むゴルフコース情報247とを対比させて判定された、例えば当該ホールの終了判定(当該ホールが終了して、次ホールに向かっている状態)を、通信を開始する通信接続の条件(通信条件)として設定する。
スイング解析装置20の処理部21は、ユーザー2から入力された通信接続の条件として、例えば位置情報に係る通信条件として、「当該ホールの終了判定のタイミング」として設定する。このように、処理部21は、「当該ホールの終了判定のタイミング」を判定する毎に、加速度センサー12および角速度センサー13の出力を、センサーユニット10からスイング解析装置20に送信するように設定する(ステップS410)。
次に、処理部21(通信条件処理部217)は、設定した通信条件として、「当該ホールの終了判定のタイミング」を、通信部22からセンサーユニット10の通信部18に送信する(ステップS420)。センサーユニット10は、通信部18の受信した通信条件を出力制御部16によって処理し、送信のタイミングである通信接続の条件(通信条件)を「当該ホールの終了判定のタイミング」とし、当該ホールの終了を判定する毎に送信することとして設定する。
次に、センサーユニット10は、GPS衛星8からの衛星信号を第1の位置情報取得部14で受信を開始し(ステップS430)、出力制御部16に位置情報として送信する。出力制御部16は、ユーザー2の現在位置の状態が変わった「移動開始」の検知と、入力されているゴルフ場のコース配置などを含むゴルフコース情報247とを対比させ、例えば当該ホールが終了したかを監視する。
なお、本例では、GPS衛星8からの衛星信号を第1の位置情報取得部14で受信する例で説明したが、この構成に限らない。GPS衛星8からの衛星信号の受信は、スイング解析装置20に設けられている第2の位置情報取得部43によって行い、受信した位置情報をセンサーユニット10に送信することができる。
センサーユニット10とスイング解析装置20との間の通信条件が設定されたことを確認したユーザー2は、スイング動作を行い、当該スイング動作に係る加速度センサー12および角速度センサー13による検出を行う(ステップS440)。センサーユニット10は、検出されたスイング毎の加速度センサー12および角速度センサー13の出力(検出データ)を、出力データ記憶部17に記憶する(ステップS450)。
次に、センサーユニット10の出力制御部16は、ユーザー2の現在位置の状態が変わった「移動開始」の検知と、入力されているゴルフ場のコース配置などを含むゴルフコース情報247との対比から、当該ホールの終了が検知されたか否かを判定する(ステップS460)。そして、出力制御部16は、当該ホールの終了が検知されたと判定(ステップS460:Yes)した場合は、次のステップに進み、出力データ記憶部17に記憶されている、1ホール分のスイングにおいて加速度センサー12および角速度センサー13によって検出されたスイングの出力(検出データ)を読み出し、スイング解析装置20に、通信部18を介して送信する(ステップS470)。ここで、出力データ記憶部17は、少なくとも1ホールの打席分のスイングにおける加速度センサー12および角速度センサー13の検出データを記憶する記憶容量を有している。なお、ステップS460において、出力制御部16が、当該ホールの終了が検知されないと判定(ステップS460:No)した場合は、前のステップS440に戻り、以降の手順を繰り返す。
次に、スイング解析装置20は、加速度センサー12および角速度センサー13によって検出され、ステップS470で送信された出力(検出データ)に基づいて、処理部21(スイング解析部211)において、ユーザー2によるスイングの解析を行い、解析結果を表示部25に出力して表示を行い(ステップS480)、一連の手順を終了する。このようにして、ユーザー2は、表示部25に表示された解析結果を知ることができる。
なお、上述の具体例3では、通信接続の条件(通信条件)を、「当該ホールの終了判定のタイミング」とし、当該ホールの終了を判定する毎に送信することとして設定し、GPS衛星8からの位置情報に基づいて、当該ホールの終了を検知することとして説明したが当該ホールの終了判定のタイミング」の検知は、これに限らない。当該ホールの終了判定のタイミング」の検知は、ユーザー2が手動で行うこととすることができる。即ち、ユーザー2は、当該ホールのプレーが終了した時点で、操作部23から、当該ホールのプレーの終了を示す入力を行う。そして、スイング解析装置20は、この入力を処理部21によって処理した後、終了信号をセンサーユニット10に送信する。センサーユニット10は、送信されたプレーの終了を示す終了信号に基づいて、出力制御部16によるステップS460に係る当該ホールの終了の判定を行なうことができる。
以上説明した第1実施形態に係る計測装置としてのセンサーユニット10、および解析装置としてのスイング解析装置20を含む運動解析システム1によれば、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力(通信)を、ユーザー2によって設定された通信条件に基づいて行うため、常に慣性センサー11の出力(通信)を行わなくてもよい。したがって、センサーユニット10からスイング解析装置20との間で行われる通信によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能なセンサーユニット10からスイング解析装置20を含む運動解析システム1を提供することが可能となる。
(第2実施形態)
2−1.運動解析システムの構成
以下、図11、および図12を参照し、運動計測および運動解析の一例として、ゴルフのスイング(以下、ゴルフスイングという)の計測および解析を例に挙げて、実施形態2に係る運動解析システムについて説明する。図11は、第2実施形態に係る運動解析システムの構成例を示す図である。図12は、第2実施形態に係る解析装置としてのスイング解析装置を示す図である。
図11に示すように、第2実施形態の運動解析システム100は、解析装置としてのスイング解析装置200を有している。前述の第1実施形態に係る運動解析システム1では、センサーユニット10とスイング解析装置20とが別体で構成されていたが、本実施形態のスイング解析装置200では、図11に示すように、計測装置の機能および解析装置の機能を含んでいる。スイング解析装置200は、例えばユーザー2の手首などに装着されるリスト機器などによって構成することができる。なお、図11に示すように、運動解析システム100には、GPS衛星(位置情報出力部)8と、スイング解析装置200に含まれる第2の位置情報取得部43(図12参照)とを含み、GPS衛星8からの電波(衛星信号)に含まれる位置に係る情報を受信して測位計算(位置情報の取得)する機能を含むことができる。また、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については、同符号を付してその説明を省略する。
運動解析システム100は、スイング解析装置200とは別にスイング診断装置30を含んで構成されても良い。ただし、スイング診断装置30はスイング解析装置200に含まれても良い。スイング診断装置30は、スイング解析装置200からの要求を処理するサーバーで実現されてもよい。スイング解析装置200とスイング診断装置30とは、ネットワーク40を介して接続されても良い。ネットワーク40は、インターネット等のワイドエリアネットワーク(WAN:Wide Area Network)でもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)でもよい。あるいは、スイング解析装置200とスイング診断装置30とは、例えば、近距離無線通信や有線通信により、ネットワーク40を介さずに通信してもよい。
2−2.スイング解析装置(解析装置)の構成
以下、図12を参照し、第2実施形態に係る解析装置としてのスイング解析装置について説明する。第2実施形態に係るスイング解析装置200は、図12に示すように、慣性センサー11と、出力制御部16と、出力データ記憶部17と、処理部21と、通信部22と、操作部23と、記憶部24と、表示部25と、音出力部26と、通信部27と、第2の位置情報取得部43と、を備えて構成されている。ただし、スイング解析装置200は、適宜、これらの構成要素の一部が削除または変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)、出力制御部16、および通信部18は、前述した第1実施形態のセンサーユニット10(図6参照)に備えられていた部位と同様な機能を有する。また、処理部21、通信部22、操作部23、記憶部24、表示部25、音出力部26、通信部27、および第2の位置情報取得部43は、前述した第1実施形態のスイング解析装置20(図6参照)に備えられていた部位と同様な機能を有する。そして、これらの計測装置の機能を有する構成部位と、解析装置の機能を有する構成部位とが、一つにまとめられて第2実施形態に係る解析装置としてのスイング解析装置200を構成している。
したがって、スイング解析装置200を構成する加速度センサー12および角速度センサー13を含む慣性センサー11と、出力制御部16と、出力データ記憶部17と、処理部21と、通信部22と、操作部23と、記憶部24と、表示部25と、音出力部26と、通信部27と、第2の位置情報取得部43とは、第1実施形態と同様であるので、以下での説明を省略する。
以上説明した第2実施形態に係る解析装置としてのスイング解析装置200を含む運動解析システム100によれば、第1実施形態と同様に、慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力(通信)を、ユーザー2によって設定された通信条件に基づいて行うため、常に慣性センサー11の出力(通信)を行わなくてもよい。したがって、出力制御部16から処理部21に対して行うデータ送信(通信)によって消費される電力を低減することができるため、より長時間の使用が可能なスイング解析装置200を含む運動解析システム100を提供することが可能となる。
なお、上述した第2実施形態に係る運動解析システム100、およびスイング解析装置200においても、上述した運動解析方法(スイング解析方法)に係る手順を適用することができる。
また、上述した実施形態において、通信接続の条件として設定される通信条件を、たとえば、スイングの回数の設定を多くしたり、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間を長く設定したりするような場合は、出力データ記憶部17の記憶容量が不足することが考えられる。このような場合の対処としては、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力(通信)を間引いて行うことができる。換言すれば、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う慣性センサー11の出力(通信)を、予め設定した所定の条件範囲内に絞って行い、条件範囲外の検出データの出力を行わないこととすることができる。
具体的には、例えば出力(通信)を行うスイングの回数の上限となる閾値を予め設定しておき、その閾値を超えるスイングの回数が通信条件として設定された場合、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う出力(通信)を、閾値として設定されたスイングの回数に相当する検出データを抽出して行う。即ち、閾値を超えるスイングの回数に相当する検出データを間引いてセンサーユニット10からスイング解析装置20に対して出力(通信)する。また、同様に、例えば出力(通信)を行う使用時間の上限を示す閾値を予め設定しておき、その閾値を超える使用時間が通信条件として設定された場合、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う出力(通信)を、閾値として設定された使用時間内に行われたスイングに相当する検出データを抽出して行う。即ち、閾値を超える使用時間に相当する検出データを間引いてセンサーユニット10からスイング解析装置20に対して出力(通信)する。
このような手法によれば、センサーユニット10からスイング解析装置20に対して行う慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)の出力(通信)を設定した閾値に基づいて間引いて行うため、慣性センサー11(加速度センサー12および角速度センサー13)から出力される検出データ量が過剰になることを防ぐことができる。これにより、仮に、通信条件としてのスイングの回数の設定が多くなり過ぎたり、センサーユニット10(慣性センサー11)の使用時間の設定が長くなり過ぎたりした場合でも、出力データ記憶部17の記憶容量が不足してしまうことを防止することができる。
また、上述では、全地球的航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)が備える位置情報衛星としてGPS衛星8を用いたGPSを例示して説明したが、これはあくまで一例である。全地球的航法衛星システムは、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、北斗(中国)などの他のシステムや、SBASなどの静止衛星や準天頂衛星などの衛星信号を発信する位置情報衛星を備えるものであればよい。なお、全地球的航法衛星システムは、地域航法衛星システム(RNSS:Regional Navigation Satellite System)とすることができる。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成、または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1,100…運動解析システム、2…ユーザー、3…ゴルフクラブ、3a…ヘッド、4…ゴルフボール、8…GPS衛星(位置情報出力部)、10…計測装置としてのセンサーユニット、11…慣性センサー、12…加速度センサー、13…角速度センサー、14…位置情報取得部としての第1の位置情報取得部、15…カウント部、16…出力制御部、17…記憶部としての出力データ記憶部、18…通信部、19…第1の計時部、20,200…解析装置としてのスイング解析装置、21…処理部、22…通信部、23…操作部、24…記憶部、25…表示部、26…音出力部、27…通信部、30…スイング診断装置、40…ネットワーク、43…位置情報取得部としての第2の位置情報取得部、210…データ取得部、211…スイング解析部、212…画像データ生成部、213…記憶処理部、214…表示処理部、215…音出力処理部、216…第2の計時部、217…通信条件処理部、240…スイング解析プログラム、242…ゴルフクラブ情報、244…身体情報、246…センサー装着位置情報、247…ゴルフコース情報、248…スイング解析データ。

Claims (16)

  1. スイングを計測する慣性センサーを含む計測装置と、
    前記慣性センサーの出力を取得して解析を行う解析装置と、を備え、
    前記解析装置は、ユーザーの設定に基づき、前記計測装置との間の通信条件を前記計測装置に送信し、
    前記計測装置は、前記通信条件に基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする運動解析システム。
  2. 前記通信条件は、位置情報、使用時間、および前記スイングの回数の、少なくともいずれかに基づく条件であることを特徴とする請求項1に記載の運動解析システム。
  3. 前記計測装置は、前記スイングの回数をカウントするカウント部を備え、
    前記カウント部のカウントした前記スイングの回数と、前記スイングの回数に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の運動解析システム。
  4. 前記計測装置は、前記慣性センサーの使用時間を計測する第1の計時部を備え、
    前記第1の計時部によって計測された使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の運動解析システム。
  5. 前記計測装置は、前記慣性センサーの出力を記憶する記憶部を備え、
    前記通信条件に基づき、前記記憶部に記憶されている前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の運動解析システム。
  6. 前記解析装置は、位置情報取得部を備え、
    前記位置情報取得部の取得した位置情報を前記計測装置に送信し、
    前記計測装置は、前記位置情報と、前記位置情報に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の運動解析システム。
  7. 前記解析装置は、前記計測装置の使用時間を計測する第2の計時部を備え、
    前記第2の計時部によって計測された使用時間データを前記計測装置に送信し、
    前記計測装置は、前記第2の計時部から送信された前記使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の運動解析システム。
  8. ユーザーのスイングを計測する慣性センサーを含む計測装置から前記慣性センサーの出力を取得する取得部と、
    前記出力を解析する解析部と、
    前記計測装置との通信条件を設定し、前記通信条件を前記計測装置に送信する通信条件処理部と、を備えていることを特徴とする解析装置。
  9. 前記通信条件は、前記ユーザーによって設定されることを特徴とする請求項8に記載の解析装置。
  10. 位置情報取得部を備え、
    前記位置情報取得部の取得した位置情報を前記計測装置に送信することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の解析装置。
  11. 前記計測装置の使用時間を計測する計時部を備え、
    前記計時部によって計測された使用時間データを前記計測装置に送信することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか一項に記載の解析装置。
  12. スイングを計測する慣性センサーと、
    解析装置との通信条件を取得し、前記慣性センサーの出力を制御する出力制御部と、
    前記出力制御部から送信された前記出力を記憶する記憶部と、を備え、
    前記出力制御部は、前記通信条件に基づき、前記記憶部に記憶されている前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする計測装置。
  13. 前記スイングの回数をカウントするカウント部を備え、
    前記出力制御部は、前記カウント部のカウントした前記スイングの回数と、前記スイングの回数に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の計測装置。
  14. 前記慣性センサーの使用時間を計測する計時部を備え、
    前記出力制御部は、前記計時部によって計測された使用時間データと、前記使用時間に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の計測装置。
  15. 位置情報取得部を備え、
    前記出力制御部は、前記位置情報取得部の取得した位置情報と、前記位置情報に係る前記通信条件とに基づき、前記出力を前記解析装置に送信することを特徴とする請求項12に記載の計測装置。
  16. スイングを計測する慣性センサーを含む計測装置に対して、前記慣性センサーの出力に係る通信条件を設定するステップと、
    前記通信条件を、前記計測装置に送信するステップと、
    前記通信条件に基づき前記計測装置から前記送信された前記出力を取得し、前記スイングの解析を行うステップと、
    を解析装置に実行させる運動解析プログラム。
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